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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-18
(45)【発行日】2024-03-27
(54)【発明の名称】飲料容器保持装置
(51)【国際特許分類】
   B60N 3/10 20060101AFI20240319BHJP
【FI】
B60N3/10 A
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2023014944
(22)【出願日】2023-02-03
(62)【分割の表示】P 2021105265の分割
【原出願日】2019-08-19
(65)【公開番号】P2023052871
(43)【公開日】2023-04-12
【審査請求日】2023-02-03
(73)【特許権者】
【識別番号】508309887
【氏名又は名称】森六テクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100067356
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 容一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100160004
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 憲雅
(74)【代理人】
【識別番号】100120558
【弁理士】
【氏名又は名称】住吉 勝彦
(74)【代理人】
【識別番号】100148909
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧澤 匡則
(72)【発明者】
【氏名】小辻 祐介
【審査官】寺澤 忠司
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-167192(JP,A)
【文献】特開2010-215073(JP,A)
【文献】特開2015-136976(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0007315(US,A1)
【文献】独国実用新案第202017101027(DE,U1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 3/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部開口部及び下部開口部を有し、
前記上部開口部から挿入される飲料容器を収納する収納部材と、
この収納部材に上下移動可能に取付けられ前記飲料容器の底を支える可動床と、
この可動床を上方へ付勢するために前記収納部材と前記可動床に渡した可動床付勢部材と、
この可動床付勢部材に抗して前記可動床を所定の高さに留める可動床ロック機構と、
前記下部開口部を塞ぐ底部材とを有する飲料容器保持装置であって、
前記底部材には、水抜き筒部材が設けられ、
前記可動床ロック機構は、ロック機構支持部材で支持され、
前記水抜き筒部材は、前記ロック機構支持部材の下方まで延設されていることを特徴とする飲料容器保持装置。
【請求項2】
請求項記載の飲料容器保持装置であって、
前記水抜き筒部材には、係合片が形成され、前記係合片が前記ロック機構支持部材に係合していることを特徴とする飲料容器保持装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カップホルダーとも呼ばれる飲料容器保持装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両、特に乗用車では、乗員の手が届く範囲に、カップホルダーが装備されている。例えば、350mlの飲料容器をレギュラーサイズ容器、500mlの飲料容器をロングサイズ容器とした場合、カップホルダーがレギュラーサイズ容器に対応した深さであれば、ロングサイズ容器が上へ大きく突出し不安定となる。また、ロングサイズ容器に対応した深さであれば、レギュラーサイズ容器が取り出しにくくなる。
【0003】
そこで、サイズ違いの飲料容器に対応可能なカップホルダーが、各種提案されてきた(例えば、特許文献1参照(図7図8))。
【0004】
特許文献1を図8に基づいて説明する。
図8(a)は従来の飲料容器保持装置の断面図であり、図8(b)は、(a)のb-b矢視図である。
図8(a)に示すように、飲料容器保持装置100は、筒部101と、この筒部101内を昇降する可動床102と、操作ロッド103とを主要素とする。
可動床102の下面に、爪付きリング105が回転自在に取付けられ、この爪付きリング105に爪104が設けられている。
【0005】
図8(b)に示すように、筒部101に、縦に延びるガイド溝106が設けられており、このガイド溝106に沿って、爪104が上下動可能とされる。
ガイド溝106の一側にロック凹部107、108が設けられており、ロック凹部107、108の一方に爪104が嵌まると、可動床102は上下動不能にロックされる。
【0006】
図8(a)で、想像線で示す位置に可動床102があるときに、人為的に操作ロッド103が押されると、爪付きリング105がトーションばね109の付勢力に抗してロック解除方向へ回転する。すると、図8(b)において、ロック凹部108に嵌っている爪104が外れ、ガイド溝106を上昇し、ロック凹部107に嵌まり、図8(a)で、実線で示す位置に至る。
【0007】
飲料容器111を、人為的に下げると、実線で示す可動床102は、想像線の位置まで下がり、その位置でロックされる。
ところで、飲料容器保持装置100は、乗用車に搭載されることから、車体の振動の影響を受ける。すると、ある頻度又は確率で、飲料容器111から液体飲料がこぼれる。また、飲料容器111の出し入れの際に間違って液体飲料をこぼしてしまうこともある。こぼれる量が多くなると、液体飲料は、可動床102の縁からこぼれ、筒部101と可動床102の間の隙間112を流下する。
【0008】
流下する流体飲料の一部は、図8(b)に示すガイド溝106に沿って流下する。多くの液体飲料には粘着性に富む糖分が含まれる。この糖分が、ロック凹部107、108と爪104との間に介在し、両部材を接着する。結果、ロックを解除することが困難になる。
【0009】
また、隙間112を流下する液体飲料の残部は、可動床102の底面に回り込み、可動床102に爪付きリング105を接着する。結果、ロックを解除することがますます困難になる。
このように、特許文献1に開示される飲料容器保持装置100は、液体飲料のこぼれに強い構造であるとはいえない。
【0010】
しかし、飲料容器保持装置100の使われ方が多様化する中、液体飲料のこぼれに強い構造の飲料容器保持装置、すなわち、飲料容器から液体飲料がこぼれても、ロック解除困難などの操作不良が起こりにくい飲料容器保持装置が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【文献】特許第6071003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、飲料容器から液体飲料がこぼれても、操作不良が起こりにくい飲料容器保持装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
請求項に係る発明は、上部開口部及び下部開口部を有し、
前記上部開口部から挿入される飲料容器を収納する収納部材と、
この収納部材に上下移動可能に取付けられ前記飲料容器の底を支える可動床と、
この可動床を上方へ付勢するために前記収納部材と前記可動床に渡した可動床付勢部材と、
この可動床付勢部材に抗して前記可動床を所定の高さに留める可動床ロック機構と、
前記下部開口部を塞ぐ底部材とを有する飲料容器保持装置であって、
前記底部材には、水抜き筒部材が設けられ、
前記可動床ロック機構は、ロック機構支持部材で支持され、
前記水抜き筒部材は、前記ロック機構支持部材の下方まで延設されていることを特徴とする。
【0016】
請求項に係る発明は、請求項記載の飲料容器保持装置であって、
前記水抜き筒部材には、係合片が形成され、前記係合片が前記ロック機構支持部材に係合していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
請求項に係る発明では、底部材に、水抜き筒部材が設けられており、水抜き筒部材で底部材上に溜まる液体飲料を速やかに排出することができる。加えて、水抜き筒部材はロック機構支持部材の下方まで延設されているため、より液体飲料がロック機構支持部材へ回り込むことはない。
よって、本発明によれば、飲料容器から液体飲料がこぼれても、操作不良が起こりにくい飲料容器保持装置が提供される。
【0020】
請求項に係る発明では、係合片がロック機構支持部材と係合するため、ロック機構支持部材のガタツキを抑制しながら、仮固定をすることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明に係る飲料容器保持装置の斜視図である。
図2】飲料容器保持装置(上部)の分解図である。
図3】飲料容器保持装置(下部)の分解図である。
図4】可動床ロック機構の斜視図である。
図5】飲料容器保持装置の断面図である。
図6図1の6-6線断面図である。
図7図1の7-7線断面図である。
図8】(a)は従来の飲料容器保持装置の断面図であり、(b)は(a)のb-b矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
【実施例
【0023】
図1に示すように、飲料容器保持装置10は、上部に、ひょうたん形の上部開口部11を有し、この上部開口部11を通じて、円筒状の飲料容器(図5、符号15)を出し入れすることができるカップホルダーである。なお、本発明の飲料容器保持装置10は、1本の飲料容器を保持するカップホルダーであってもよい。この場合は、上部開口部11は、円形となる。
【0024】
また、円筒状の飲料容器(図5、符号15)は、角筒状であってもよく、この場合は、上部開口部は、2つの四角形の途中がくびれたような角ひょうたん形となる。角筒状の飲料容器保持装置10は、1本の飲料容器を保持するカップホルダーであってもよい。この場合、上部開口部11は、四角形となる。
【0025】
上部開口部11を囲うように飾りリング12が嵌められ、この飾りリング12の下に上部パネル13が置かれ、この上部パネル13にロック解除部材としてのロック解除ボタン72が配置される。このロック解除ボタン72の作用は、後述の図7で説明する。
【0026】
以下、図2図7に基づいて、各部の構造を説明する。
図2に示すように、収納部材20は、上部筒体21と、下部筒体22とからなる。
下部筒体22は、本例では、二つ割で成形された半体22aと半体22bとで構成される。すなわち、半体22aに半体22bを合わせ、第1ビス24で止めることにより、1個の円筒とされる。なお、半体22aと半体22bとの結合は係合爪と係合穴にて固定してもよく、また、下部筒体22は、1個の筒体であっても差し支えない。
下部筒体22は、縦に延びる3本のガイド溝23を有する。
【0027】
円筒状の下部筒体22は、上部筒体21に合わせ、第2ビス25で固定される。以上により、上部開口部11及び下部開口部26を有する収納部材20が、得られる。
このような収納部材20に、可動床40が上下移動可能に収納される。
【0028】
可動床40は、円板部41と、この円板部41から径外方へ水平に延びる枝部42と、これらの枝部から延びる爪部43と、枝部42から上へ延びる縦長のマスク部44とからなる。爪部43は、円板部41の外縁に略平行に延びている。
【0029】
可動床40と上部筒体21とに、可動床付勢部材46としての引張りばねが掛け渡される。すなわち、枝部42がガイド溝23を貫通した状態で、可動床40は上へ付勢される。
なお、可動床付勢部材46は、引張りばねの他、ゴム紐、トーションばね、圧縮ばねであってもよく、要は可動床40を上へ付勢する部材であれば種類は問わない。
また、ガイド溝23、枝部42及び可動床付勢部材46の数、位置は任意である。
【0030】
図3に示すように、下部筒体22の下部開口部26は、底部材48で塞がれる。底部材48は、第3ビス49により、下部筒体22に固定される。
また、下部筒体22は、上縁に径外方へ張出す張出し片27を有し、この張出し片27に円弧長穴28を有している。
【0031】
可動床ロック機構60は、後述の図4で構造を詳しく説明するが、上面にピン61を有し、下部に環状部材62を有している。
このような可動床ロック機構60は、カバー部材を兼ねるロック機構支持部材50で回転自在に支持される。具体的には、ロック機構支持部材50に、円環状の周壁部51が設けられており、この周壁部51に環状部材62を回転可能に嵌められる。
【0032】
可動床ロック機構60は、トーションばね53により、所定方向(ロック方向)へ付勢される。
そして、ピン61が円弧長穴28に嵌るようにして、可動床ロック機構60を下部筒体22に嵌め、次に、第4ビス54でロック機構支持部材50を底部材48に固定する。
【0033】
図4に基づいて、可動床ロック機構60の構造を説明する。
図4(a)に示すように、可動床ロック機構60は、環状部材62と、この環状部材62から上へ延びる3本の柱部材63と、これらの柱部材63の各々に一体形成されるロック片64、65と、柱部材63の上端同士を結ぶ連結部材66と、柱部材63の上面に立てたピン61とからなる。
【0034】
なお、連結部材66は、本実施例ではC形状を呈するが、収納部材20が単なる円筒であるときは〇形状とする。
また、ロック片64、65は、本実施例では2個にしたが、1個のみ、又は3個以上の複数でも差し支えない。
【0035】
また、図4(a)から連結部材66を省いて軽量化を図ることは差し支えない。連結部材66を省いた可動床ロック機構60Bを、図4(b)で説明する。
すなわち、図4(b)に示すように、可動床ロック機構60Bは、環状部材62と、この環状部材62から上へ延びる柱部材63と、この柱部材63に一体形成されるロック片64、65と、柱部材63の上面に立てたピン61とからなる。
【0036】
この可動床ロック機構60Bは、連結部材66を備えていない分だけ、軽量化が図れる。反面、柱部材63が片持ち梁であるため、柱部材63の上端の撓みが大きくなりやすい。
この点、図4(a)の構造であれば、連結部材66で、柱部材63の上端の撓みを抑制することができる。
【0037】
図5に示すように、上部筒体21と下部筒体22とからなる収納部材20に、可動床40が上下移動可能に収納されている。可動床40は、いわゆるロングサイズの飲料容器15の底を支えている。
周壁部51周りを環状部材62が回転し、下部筒体22周りを連結部材66が回転する。
なお、実施例では収納部材20を上下に分割したが、成形が可能であれば収納部材20は一個の円筒であってもよい。
【0038】
図6に示すように、可動床40は、可動床付勢部材46で上方に付勢されている。ガイド溝23は、縦長のマスク部44でマスクされる。
【0039】
図7に示すように、外から見て、ガイド溝23から離れた位置に、爪部43及び可動床ロック機構60が置かれている。すなわち、図面奥に、収納部材20の中心があるため、収納部材20の中心から(図面奥から図面手前を)見たときに、ガイド溝23を通じて見えない位置に、爪部43及び可動床ロック機構60が、配置されている。
【0040】
また、可動床ロック機構60は、複数の柱部材63のうち一つの柱部材63の近傍に、(図では右上がりに)傾斜したカム面67を備えている。
また、カム面67の近傍に、上へ延びる解除ロッド70が配置されている。
この解除ロッド70は、下部にカム面67に載るカム部71が形成され、下端がロック機構支持部材50で上下動可能に支持され、上部が上部筒体21で上下動可能に支持され、上端にロック解除ボタン72が嵌められ、圧縮ばねなどの付勢部材73で上方へ付勢されている。
【0041】
なお、ロック解除部材72は、ロック解除ボタン72に限定されるものではなく、解除ロッド70自体であってもよい。
ロック解除ボタン72が人為的に押し下げられると、カム部71でカム面67が押され、可動床ロック機構60はロック解除方向(図面では右側)へ移動する。
なお、ロック解除ボタン72は、上部筒体21の側壁に設けてもよい。ロック解除ボタンの動きは水平方向になるが、リンク等を介して、水平運動を上下運動に変換する機構を設ければよい。
【0042】
図では、爪部43は、下のロック片65に噛み合っている。すなわち、ロック片65が爪部43の上面を抑えている。結果、可動床付勢部材46で上方へ付勢されている可動床(図6、符合40)は、その位置でロックされる。
【0043】
次に、ロック解除ボタン72を押し下げると、可動床ロック機構60が、ロック解除方向(図面では右側)へ移動し、爪部43から下のロック片65が離れる。すると、可動床付勢部材46により、爪部43は、上へ移動し、ガイド溝23の上縁にまで移動する。結果、図5に示す飲料容器15は、上部が大きく突出して、掴みやすくなる。
【0044】
図面は省略するが、飲料容器15がレギュラーサイズである場合、爪部43は上のロック片64に掛けられる。この場合もロック解除ボタン72を押し下げると、爪部43は、上へ移動し、ガイド溝23の上縁にまで移動する。
【0045】
ところで、飲料容器には、上面の全てが解放された紙コップ(又はプラスチックコップ)が含まれる。紙コップでは、満たした液体飲料が、こぼれやすい。こぼれた液体飲料の一部は、ガイド溝23を通って、図7の奥から手前へ流出する。このとき、爪部43とロック片64、65は、ガイド溝23から離れた位置にある。結果、こぼれた液体飲料が、爪部43やロック片64、65に触れることはない。
【0046】
そして、こぼれた液体飲料は、ガイド溝23の下端に繋がる竪樋部75を流下する。
図6において、竪樋部75の存在により、こぼれた液体飲料が、底部材48の下面に回り込むことが防止される。加えて、竪樋部75がロック機構支持部材50及び可動床ロック機構の環状部材62より外側にあるため、竪樋部75を流下する液体飲料が、ロック機構支持部材50及び環状部材62へ回り込むことはない。
【0047】
なお、図5に示すように、底部材48には、水抜き筒部材55が設けられており、液体飲料を速やかに排出することができ、ロック機構支持部材50の下方まで延設されているため、より液体飲料がロック機構支持部材50及び環状部材62へ回り込むことはない。
また、水抜き筒部材55には、係合片56が形成されている。係合片56がロック機構支持部材50と係合するため、ロック機構支持部材50のガタツキを抑制しながら、仮固定をすることが可能となっている。
【0048】
粘着性のある液体飲料が、爪部43やロック片64、65に触れることはなく、且つ、ロック機構支持部材50及び環状部材62へ回り込むこともないため、可動床ロック機構60の作動が円滑になり、ロック及びロック解除が円滑に行われる。
【0049】
可動床ロック機構60が回転するときに、ピン61が円弧長穴28でガイドされるため、可動床ロック機構60は、揺れることなく、旋回する。よって、可動床ロック機構60の良好な作動が維持される。
【0050】
なお、ピン61を下部筒体22に設け、柱部材63側に円弧長穴28を設けることは差し支えない。また、ピン61が貫通する円弧長穴28は、ピン61が嵌るだけの円弧溝であってもよい。
また、ピン61は、円柱状だけでなく、円弧長穴28に摺動可能に形成されていればよい。
【0051】
尚、本発明の飲料容器保持装置10は、乗用車に好適であるが、トラックやバスなどの陸上乗り物、航空機、船舶に適用することは差し支えない。ただし、急発進や急制動が想定される車両により好適である。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明の飲料容器保持装置は、車両に好適である。
【符号の説明】
【0053】
10…飲料容器保持装置、11…上部開口部、15…飲料容器、20…収納部材、23…ガイド溝、26…下部開口部、40…可動床、46…可動床付勢部材、48…底部材、50…ロック機構支持部材、55…水抜き筒部材、56…係合片、60、60B…可動床ロック機構、62…環状部材、75…竪樋部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8