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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-19
(45)【発行日】2024-03-28
(54)【発明の名称】灯器および信号灯器
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/095 20060101AFI20240321BHJP
【FI】
G08G1/095 M
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2019174420
(22)【出願日】2019-09-25
(65)【公開番号】P2021051580
(43)【公開日】2021-04-01
【審査請求日】2022-08-18
(73)【特許権者】
【識別番号】390010054
【氏名又は名称】コイト電工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100115048
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】柳井 英幸
【審査官】田中 将一
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-032163(JP,A)
【文献】特開2006-309494(JP,A)
【文献】特開2005-128665(JP,A)
【文献】特開2005-202897(JP,A)
【文献】特開2001-052503(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光方向を向いた表面、前記表面の反対側の面である裏面、および前記表面から前記裏面まで貫通した貫通孔を有した第1の板と、
前記貫通孔に挿入された第1の色の光を発光する第1の発光素子と、
前記第1の発光素子が配置された第2の板と、
前記第1の板と前記第2の板の間に配置され、前記第1の板の裏面側において、第2の色の光を発光する第2の発光素子と、を有する、灯器。
【請求項2】
前記第1の発光素子のうちの前記貫通孔に挿入されている部分は、透明な部分を含んでいる、請求項1に記載の灯器。
【請求項3】
前記第1の発光素子のうちの前記貫通孔に挿入されている部分と前記貫通孔との間には、隙間が存在する、請求項1または2に記載の灯器。
【請求項4】
前記第1の発光素子は、複数であり、
前記第2の発光素子は、前記複数の第1の発光素子間に配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の灯器。
【請求項5】
前記第2の発光素子は、前記第1の発光素子が配置された領域の外側に配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の灯器。
【請求項6】
前記第2の発光素子は、前記第1の発光素子が発光していないときに発光する、請求項1からのいずれか一項に記載の灯器。
【請求項7】
前記第2の色は、第1の色とは異なる色である、請求項1からのいずれか一項に記載の灯器。
【請求項8】
前記第2の色は、白である、請求項に記載の灯器。
【請求項9】
前記第1の色は、赤、黄、青のいずれかの色である、請求項1からのいずれか一項に記載の灯器。
【請求項10】
前記第1の色が赤である請求項1からのいずれか一項に記載の灯器と、
前記第1の色が黄である請求項1からのいずれか一項に記載の灯器と、
前記第1の色が青である請求項1からのいずれか一項に記載の灯器と、を有する、三灯式の信号灯器。
【請求項11】
前記第1の色が赤色である請求項1から8のいずれか一項に記載の第1の灯器と、
前記第1の色が黄色である請求項1から8のいずれか一項に記載の第2の灯器と、
前記第1の色が青色である請求項1から8のいずれか一項に記載の第3の灯器と、を有する三灯式の信号灯器であって、
前記第2の色は、赤、黄、青のいずれの色でもなく、
前記第1の灯器は、赤色を点灯していないときに、前記第2の色を点灯し、
前記第2の灯器は、黄色を点灯していないときに、前記第2の色を点灯し、
前記第3の灯器は、青色を点灯していないときに、前記第2の色を点灯する、三灯式の信号灯器。
【請求項12】
請求項1からのいずれ一項に記載の灯器を有する一灯式の信号灯器であって、
前記第1の色が、赤または黄である、一灯式の信号灯器。
【請求項13】
第1の灯器と、
第3の色を点滅する第2の灯器と、を有する一灯式の信号灯器であって、
前記第1の灯器は、請求項1から8のいずれか一項に記載の灯器であり、
前記第1の色は、赤、または黄であり、
前記第2の色は、赤、黄とは異なる色であり、
前記第3の色は、第1の色が赤であるならば、黄であり、第1の色が黄であるならば、赤であり、
前記第1の灯器は、前記第1の色と前記第2の色を交互に点灯する、一灯式の信号灯器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、信号灯器に関する。
【背景技術】
【0002】
色覚異常には、P型色覚、D型色覚、T型色覚、A型色覚があり、色覚異常の大半は、P型色覚、D型色覚である。このP型色覚、D型色覚を持つ者には、赤と黄の識別が難しいところ、この赤と黄は、車両用交通信号灯器に使用されている。このため、色覚異常を持つ者でも、赤が点灯しているのか、黄が点灯しているのかを判別できるような信号灯器が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許3947825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在設置されている信号灯器の大半は、特許文献1に記載されたような機能を有していない。車両用交通信号灯器は、青(緑)、黄、赤の各々を点灯する3つの灯器が、横又は縦に並んで配列されているが、その3つの灯器の並び順は、道路交通法施行令第三条に規定されており、横に配列する場合は、左から青、黄、赤の順であり、縦に配列される場合は、上から赤、黄、青の順である。そこで、色覚異常を持つ者は、点灯している灯器が信号灯器のどの位置に配置されているのかを確認することで、赤が点灯しているか、黄が点灯しているのかを判別している。
【0005】
しかしながら、夜間は、点灯している灯器を視認できたとしても、信号灯器の全体を視認することができない。このため、色覚異常を持つ者は、夜間に、点灯している灯器が信号灯器のどの位置に配置されているのかを視認することができず、点灯している灯器の位置から、赤が点灯しているか、黄が点灯しているのかを判別することができない。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、夜間においても、点灯している灯器が信号灯器のどの位置に配置されているのかを確認することを可能することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明における灯器は、発光方向を向いた表面、前記表面の反対側の面である裏面、および前記表面から前記裏面まで貫通した貫通孔を有した板と、前記貫通孔に挿入された第1の色の光を発光する第1の発光素子と、前記板の裏面側において、第2の色の光を発光する第2の発光素子と、を有する。前記第1の発光素子のうちの前記貫通孔に挿入されている部分は、透明な部分を含んでいるようにしても良い。前記第1の発光素子のうちの前記貫通孔に挿入されている部分と前記貫通孔との間には、隙間が存在するようにしても良い。前記第1の発光素子は、複数であり、前記第2の発光素子は、前記複数の第1の発光素子間に配置されるようにしても良い。前記第2の発光素子は、前記第1の発光素子が配置された領域の外側に配置されるようにしても良い。
【0008】
また、本発明における灯器は、第1の色の光を発光する第1の発光素子と、前記第1の発光素子の発光方向に配置されたカバーと、第2の色の光を発光する第2の発光素子と、を有し、前記カバーは、導光板を含み、前記第2の発光素子から発光された光は、前記導光板に入射される。
【0009】
前記第2の発光素子は、前記第1の発光素子が発光していないときに発光するようにしても良い。前記第2の色は、第1の色とは異なる色にしても良い。前記第2の色は、白にしても良い。前記第1の色は、赤、黄、青のいずれかの色にしても良い。
【0010】
本発明における三灯式の信号灯器は、前記第1の色が赤である前記本発明における灯器と、前記第1の色が黄である前記本発明における灯器と、前記第1の色が青である前記本発明における灯器と、を有する。
【0011】
また、本発明における三灯式の信号灯器は、赤色および所定の色を点灯する第1の灯器と、黄色および前記所定の色を点灯する第2の灯器と、青色および前記所定の色を点灯する第3の灯器と、を有する三灯式の信号灯器であって、前記所定の色は、赤、黄、青のいずれの色でもなく、前記第1の灯器は、赤色を点灯していないときに、前記所定の色を点灯し、前記第2の灯器は、黄色を点灯していないときに、前記所定の色を点灯し、前記第3の灯器は、青色を点灯していないときに、前記所定の色を点灯する。
【0012】
本発明における一灯式の信号灯器は、前記本発明における灯器を有する一灯式の信号灯器であって、前記第1の色が、赤または黄である。
【0013】
また、本発明における一灯式の信号灯器は、第1の色および第2の色を点灯する第1の灯器と、第3の色を点滅する第2の灯器と、を有する一灯式の信号灯器であって、前記第1の色は、赤、または黄であり、前記第2の色は、赤、黄とは異なる色であり、前記第3の色は、第1の色が赤であるならば、黄であり、第1の色が黄であるならば、赤であり、前記第1の灯器は、前記第1の色と前記第2の色を交互に点灯する。
【発明の効果】
【0014】
本発明により、夜間においても、点灯している灯器が信号灯器のどの位置に配置されているのかを確認することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態に係る灯器100の正面図である。
図2図1の灯器100のAA断面の断面図である。
図3図2のBの領域の拡大図である。
図4】基板140上における第1のLED素子120の配置を示す図である。
図5】本発明の一実施形態に係る三灯式の信号灯器200を示す図である。
図6】本発明の一実施形態に係る一灯式の信号灯器300を示す図である。
図7】第2のLEDの位置の別の例を示す図である。
図8】第2のLEDの位置の別の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<灯器100>
図1は、本発明の一実施形態に係る灯器100の正面図であり、図2は、灯器100のAA断面の断面図であり、図3は、図2のBの領域の拡大図である。灯器100は、筐体110内に配置された複数の第1のLED素子120と複数の第2のLED素子130を有する。第1のLED素子120と第2のLED素子130は、基板140上に配置されている。
【0017】
第1のLED素子120は、第1の色の光を発光し、第2のLED素子130は、第2の色の光を発光する。第2の色は、第1の色とは異なる色である。
【0018】
灯器100は、反射防止板150と、カバー160と、を有している。反射防止板150は、反射防止機能を有する表面151と、裏面152と、表面151から裏面152まで貫通する貫通孔153と、を有する。カバー160は、反射防止板150の表面151側に配置されており、第1のLED素子120は、貫通孔153に挿入されている。このため、第1のLED素子120から発光された光は、図2に示したように、カバー160を透過し、筐体110の外側に達する。第1のLED素子は、基板140上に、例えば、図4に示すように、円形に配置される。
【0019】
一方、第2のLED素子130は、図2に示すように、反射防止板150の裏側で発光するように、基板140と反射防止板150との間に配置されている。一般に、LED素子は透明であり、また、第1のLED素子120の外周と貫通孔153の内周の間には、図3に示すように、隙間gがある。このため、第2のLED素子130から発光された光は、図2に示すように、この隙間g、もしくは、第1のLED素子120の透明部分を透過して、反射防止板150の表側に達する。第2のLED素子130から発光された光は、反射防止板150の表側に達した後、カバー160を透過し、筐体110の外側に達する。このため、本実施形態の灯器100は、第1の色に加え、第2の色も点灯することが可能である。
【0020】
反射防止板150の機能をできるだけ発揮させるためには、第1のLED素子120の外周と貫通孔153の内周の間の隙間gはできる限り小さい必要がある。このため、一般には、貫通孔153は、隙間gができる限り小さくなるように成型されている。よって、第2のLED素子130から発光された光のうちのほとんどは、反射防止板に遮蔽され、筐体110の外側に達することができず、第2のLED素子130から発光された光のうち筐体110に外側に達する光の割合は、第1のLED素子120から発光された光のうち筐体110に外側に達する光の割合に比べてかなり小さい。このため、灯器100の外部では、第1の色の光に比べ、第2の色の光がかなり暗く見え、第2の色のみが点灯しているとき、灯器100の発光領域は、淡く光っているように見える。結果として、本実施形態では、灯器100が第1の色を点灯しているのか、第2の色を点灯しているのか、を灯器100の発光領域の明るさにより判別することが可能である。
【0021】
<三灯式の信号灯器200>
図5は、3つの本実施形態に係る灯器100を有した三灯式の信号灯器200を示す図である。一般に、三灯式の信号灯器は、青、黄、赤の各々を発光する3つの灯器を有しており、いずれかの灯器を点灯する(つまり、青、黄、赤のいずれかの色を点灯する)ことにより、交差点での交通の安全を確保している。そこで、本実施形態の三灯式の信号灯器200において、図5の左端の灯器100の第1のLED素子120が発光する光の色(第1の色)は、青であり、図5の真ん中の灯器100の第1のLED素子120が発光する光の色(第1の色)は、黄であり、図5の右端の灯器100の第1のLED素子120が発光する光の色(第1の色)は、赤である。
【0022】
そして、本実施形態の三灯式の信号灯器200では、これらの3つの灯器100の第2のLED素子130が発光する光の色(第2の色)は、青、黄、青とは異なる色である。本実施形態では、3つの灯器100の第2のLED素子が発光する光の色(第2の色)は、青、黄、青との違いを識別しやすい色にすると良い。第2の色は、特に、色覚異常を持つ者が青、黄、青との違いを識別しやすい色(例えば、白)にすると良い。
【0023】
一般に、信号灯器は、常時、3つの灯器のうちの1つの灯器のみが点灯している。例えば、青の光を発光する灯器が点灯しているときは、黄の光を発光する灯器と赤の光を発光する灯器は点灯していない。このため、夜間など、信号灯器の周囲が暗いときは、点灯している灯器の発光領域しか視認することができず、点灯している灯器が信号灯器のどの位置に配置されているのかを確認することができない。
【0024】
そこで、本実施形態に係る信号灯器200では、3つの灯器100の各々が、第1の色(青、黄、赤)を点灯していないときに、第2の色(識別異常を持つ者が青、黄、青との違いを識別しやすい色、例えば、白)を点灯する。このため、本実施形態では、信号灯器の周囲が暗いときであっても、すべての灯器の発光領域を視認することが可能になる。このため、本実施形態では、識別異常を持つ者が、夜間であっても、第1の色(青、黄、赤)を点灯している灯器が信号灯器のどの位置に配置されているのかを確認することが可能になり、信号灯器が青、黄、赤のうちのどの色を点灯しているのかを確認することが可能になる。
【0025】
昼間は、色覚異常を有する者も、信号灯器全体を視認することができる。そこで、第2のLED素子130は、夜だけ発光するようにしても良い。夜の判定は、時刻により判定するようにしても良いし、信号灯器周辺の明るさにより判定しても良い。このとき、所定の時刻の間を夜であると判定しても良いし、信号灯器周辺の明るさが所定の明るさ以下になったときに夜であると判定しても良い。
【0026】
第1の色、第2の色を発光する素子は、LED素子に限定されない。赤、黄、青、白(または、識別異常を持つ者が青、黄、青との違いを識別しやすい色)を発光するものであればどのようなものであっても良い。
【0027】
図5では、3つの灯器100が横に並んで配置されているが、3つの灯器100は、縦に並んで配置されても良い。このとき、上端の灯器100の第1のLED素子が発光する光の色(第1の色)を赤にし、真ん中の灯器100の第1のLED素子が発光する光の色(第1の色)を黄にし、下端の灯器100の第1のLED素子が発光する光の色(第1の色)を青にする。
【0028】
<一灯式の信号灯器300>
図6は、4面のうちの2面に灯器100が配置された一灯式の信号灯器300を示す図である。図6(A)は、一灯式の信号灯器300の正面図であり、図6(B)は、一灯式の信号灯器300の平面図である。一般に、一灯式の信号灯器は、赤色を点滅する2つの灯器と黄色の光を点滅する2つの灯器を有しており、これらの灯器を常時点滅させることで、交差点での交通の安全を確保している。一灯式の信号灯器において、赤の点滅が「交差点での一時停止」を示し、黄の点滅が「交差点での注意」を示している。
【0029】
本実施形態の一灯式の信号灯器300では、4面のうち、対向する2面に灯器100を配置し、残りの2面には、従来の1つの色を点滅する灯器310を配置する。そして、第1の色を赤、または黄とし、第2の色を、識別異常を持つ者が青、黄との違いを識別しやすい色(例えば、白)とし、従来の灯器310は、第1の色が赤(黄)であれば、黄(赤)を点滅する。
【0030】
このようにすることで、第1の色が赤(黄)であれば、赤(黄)と第2の色が交互に点灯する灯器と、黄(赤)が点滅する灯器とから成る一灯式の信号灯器を構成することが可能になる。このとき、例えば、第1の色が赤で第2の色が白であるときは、色覚異常を持つ者に、一灯式の信号灯器では、灯器が赤と白を交互に点灯しているときは「交差点での一時停止」を示し、灯器が黄を点滅するときは「交差点での注意」を示していることを周知することで、色覚異常を持つ者であっても、一灯式の信号灯器の点灯に基づいて、交差点を安全に走行することが可能になる。
【0031】
<第2のLED素子130の位置>
第2のLED素子130の位置は、上記実施形態のものに限定されない。本発明において、第2のLED素子130がどの位置に配置されたとしても、灯器100が、第1の色に加え、第2の色を点灯することを可能にすることで、上記の実施形態と同様の効果が得られる。
【0032】
例えば、カバー160を導光板により構成し、第2のLED素子を、図7に示したように、カバー160に発光した光をカバー160に入射できる位置に配置するようにしても良い。このような形態においても、灯器100は、第1の色に加え、第2の色を点灯することが可能である。
【0033】
また、図2では、第2のLED素子130は、第1のLED素子120の間に配置されているが、図8に示すように、第1のLED素子120が配置されている領域の外側に配置するようにしても良い。このような形態においても、第1の色の光に比べ、第2の色の光がかなり暗くなり、灯器100が第1の色を点灯しているのか、第2の色を点灯しているのか、を灯器100の発光領域の明るさにより判別することが可能である。
【0034】
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に記載した本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更が可能である。
【符号の説明】
【0035】
100 灯器
110 筐体
120 第1のLED素子
130 第2のLED素子
140 基板
150 反射防止板
160 カバー
150 反射防止板
200 三灯式の信号灯器
300 一灯式の信号灯器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8