(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-19
(45)【発行日】2024-03-28
(54)【発明の名称】ゲーム方法、ゲームシステム及びゲームプログラム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/533 20140101AFI20240321BHJP
A63F 13/30 20140101ALI20240321BHJP
A63F 13/655 20140101ALI20240321BHJP
A63F 13/80 20140101ALI20240321BHJP
A63F 9/30 20060101ALI20240321BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240321BHJP
【FI】
A63F13/533
A63F13/30
A63F13/655
A63F13/80 Z
A63F9/30 502C
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2020027621
(22)【出願日】2020-02-20
【審査請求日】2022-12-13
(31)【優先権主張番号】P 2019223305
(32)【優先日】2019-12-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】519043615
【氏名又は名称】株式会社GENDA
(74)【代理人】
【識別番号】100182154
【氏名又は名称】吉田 淳一
(72)【発明者】
【氏名】片岡 尚
(72)【発明者】
【氏名】申 真衣
(72)【発明者】
【氏名】松井 俊昭
【審査官】前地 純一郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-098112(JP,A)
【文献】特開2019-092647(JP,A)
【文献】特開2019-129854(JP,A)
【文献】特開2011-065632(JP,A)
【文献】24時間クレーンゲームを楽しめる“カプとれ”を体験。景品を入手して読者プレゼントすることはできるか!?,電撃オンライン[online],2018年11月26日,インターネット<URL:https://dengekionline.com/elem/000/001/839/1839067/>,[2023年11月10日検索]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00-13/98
A63F 9/00-11/00
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
獲得できる獲得可能景品をユーザ端末に表示する景品表示工程と、
前記ユーザ端末に表示された獲得可能景品の中から、ユーザが希望する希望景品を前記ユーザ端末から受け付ける希望景品受付工程と、
前記ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、ネットワークを介した遠隔操作が可能な複数の獲得装置の中から、前記ユーザ端末による遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を決定する遠隔操作装置決定工程と
、
前記獲得装置の稼働状況を識別する稼働状況識別工程とを備え、
前記遠隔操作装置決定工程は、前記稼働状況識別工程が識別した前記稼働状況に応じて、前記遠隔操作の対象となる前記遠隔操作装置を決定し、
前記ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、前記稼働状況識別工程が識別した前記稼働状況を前記ユーザ端末に表示させる稼働状況表示工程と、
前記稼働状況は、前記獲得装置が稼働している状況を文字、図形、記号又は前記獲得装置を撮影した装置映像の少なくとも1つを表示する情報であり、
前記稼働状況識別工程が識別した前記稼働状況に応じて、稼働する前記獲得装置の中から複数の候補装置を抽出する候補装置抽出工程とを備え、
前記稼働状況表示工程は、前記候補装置抽出工程により抽出された候補装置の前記稼働状況を前記ユーザ端末に表示させ、
前記ユーザ端末に前記装置映像を表示させる場合に、ユーザの切替操作に応じて表示させる前記装置映像を切り替える画像切替工程とを備え、
前記画像切替工程による、ユーザの前記切替操作に応じて、前記装置映像を抽選する抽選値を算出する抽選処理工程とを備え、
前記画像切替工程は、前記抽選処理工程により算出した前記抽選値に応じて、前記装置映像を切り替える
ことを特徴とするゲーム方法。
【請求項2】
請求項
1に記載されたゲーム方法であって、
前記ユーザ端末に表示された前記装置映像の中から、前記ユーザが使用を希望する希望装置を前記ユーザ端末から受け付ける希望装置受付工程とを備え、
前記遠隔操作装置決定工程は、前記希望装置受付工程で受け付けた前記希望装置に応じて、前記遠隔操作の対象となる前記遠隔操作装置を決定する
ことを特徴とするゲーム方法。
【請求項3】
請求項1
又は2に記載されたゲーム方法であって、
前記ユーザ端末からの要求に応じて、前記ユーザが獲得した獲得景品を前記ユーザ端末に表示する獲得景品一覧画面表示工程と、
前記ユーザ端末に表示された前記獲得景品の中から、前記ユーザが発送を依頼する発送依頼景品を前記ユーザ端末から受け付ける発送依頼受付工程と、
前記ユーザ端末から受け付けた発送依頼景品に応じて、発送依頼を生成して、前記発送依頼を送信する発送依頼工程と
を備えることを特徴とするゲーム方法。
【請求項4】
請求項
3に記載されたゲーム方法であって、
前記獲得景品を表示する獲得景品表示工程と、
前記獲得景品に応じて、交換可能な交換景品が表示される景品交換画面表示工程と
を備えることを特徴とするゲーム方法。
【請求項5】
請求項
3又は
4に記載されたゲーム方法であって、
前記ユーザ端末から発送依頼景品としてカタログギフトを受け付けた場合に、選択景品を表示させるカタログギフト画面を生成して前記ユーザ端末に送信するカタログギフト画面送信工程と
を備えることを特徴とするゲーム方法。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載されたゲーム方法であって、
獲得装置の種類を表す機種情報を前記ユーザ端末に表示する機種表示工程と、
前記ユーザ端末に表示された機種情報の中から、ユーザが希望する希望機種を前記ユーザ端末から受け付ける希望機種受付工程と、
前記ユーザ端末から受け付けた希望機種に応じて、ネットワークを介した遠隔操作が可能な複数の獲得装置の中から、前記ユーザ端末による遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を切り替える機種切替工程と
を備えることを特徴とするゲーム方法。
【請求項7】
獲得できる獲得可能景品をユーザ端末に表示する景品表示手段と、
前記ユーザ端末に表示された獲得可能景品の中から、ユーザが希望する希望景品を前記ユーザ端末から受け付ける希望景品受付手段と、
前記ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、ネットワークを介した遠隔操作が可能な複数の獲得装置の中から、前記ユーザ端末による前記遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を決定する遠隔操作装置決定手段と
、
前記獲得装置の稼働状況を識別する稼働状況識別手段とを備え、
前記遠隔操作装置決定手段は、前記稼働状況識別手段が識別した前記稼働状況に応じて、前記遠隔操作の対象となる前記遠隔操作装置を決定し、
前記ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、前記稼働状況識別手段が識別した前記稼働状況を前記ユーザ端末に表示させる稼働状況表示手段と、
前記稼働状況は、前記獲得装置が稼働している状況を文字、図形、記号又は前記獲得装置を撮影した装置映像の少なくとも1つを表示する情報であり、
前記稼働状況識別手段が識別した前記稼働状況に応じて、稼働する前記獲得装置の中から複数の候補装置を抽出する候補装置抽出手段とを備え、
前記稼働状況表示手段は、前記候補装置抽出手段により抽出された候補装置の前記稼働状況を前記ユーザ端末に表示させ、
前記ユーザ端末に前記装置映像を表示させる場合に、ユーザの切替操作に応じて表示させる前記装置映像を切り替える画像切替手段とを備え、
前記画像切替手段による、ユーザの前記切替操作に応じて、前記装置映像を抽選する抽選値を算出する抽選処理手段とを備え、
前記画像切替手段は、前記抽選処理手段により算出した前記抽選値に応じて、前記装置映像を切り替える
を備えることを特徴とするゲームシステム。
【請求項8】
獲得できる獲得可能景品をユーザ端末に表示する景品表示機能と、
前記ユーザ端末に表示された獲得可能景品の中から、ユーザが希望する希望景品を前記ユーザ端末から受け付ける希望景品受付機能と、
前記ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、ネットワークを介した遠隔操作が可能な複数の獲得装置の中から、前記ユーザ端末による前記遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を決定する遠隔操作装置決定機能と
、
前記獲得装置の稼働状況を識別する稼働状況識別機能とを備え、
前記遠隔操作装置決定機能は、前記稼働状況識別機能が識別した前記稼働状況に応じて、前記遠隔操作の対象となる前記遠隔操作装置を決定し、
前記ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、前記稼働状況識別機能が識別した前記稼働状況を前記ユーザ端末に表示させる稼働状況表示機能と、
前記稼働状況は、前記獲得装置が稼働している状況を文字、図形、記号又は前記獲得装置を撮影した装置映像の少なくとも1つを表示する情報であり、
前記稼働状況識別機能が識別した前記稼働状況に応じて、稼働する前記獲得装置の中から複数の候補装置を抽出する候補装置抽出機能とを備え、
前記稼働状況表示機能は、前記候補装置抽出機能により抽出された候補装置の前記稼働状況を前記ユーザ端末に表示させ、
前記ユーザ端末に前記装置映像を表示させる場合に、ユーザの切替操作に応じて表示させる前記装置映像を切り替える画像切替機能とを備え、
前記画像切替機能による、ユーザの前記切替操作に応じて、前記装置映像を抽選する抽選値を算出する抽選処理機能とを備え、
前記画像切替機能は、前記抽選処理機能により算出した前記抽選値に応じて、前記装置映像を切り替える
をコンピュータに実現させるゲームプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム方法、ゲームシステム及びゲームプログラムに関する。さらに詳しく説明すると、本発明は、例えば、ユーザの希望した景品の種類の如何を問わず、ネットワークを介して遠隔操作の対象となる複数の獲得装置の中から効率的にゲームを開始できるゲーム方法、ゲームシステム及びゲームプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
獲得装置は、ゲームセンター等に配置されており、ユーザがゲームセンターに出向いて遊ぶのが一般的であった。しかし、近年、ネットワーク技術の発展と、スマートフォンに代表されるユーザ端末の機能向上から、ユーザは、ゲームセンターに行くことなしに、獲得装置をネットワークを介して遠隔操作して遊ぶことができる。
【0003】
運営者は、ネットワークを介して獲得装置を遠隔操作できるサービスを提供する場合、様々なユーザの要求に応えるため、多くの種類の景品や獲得装置を用意する。そして、運営者は、ユーザがどの獲得装置で遊ぶかを選択する自由度を高めている。
【0004】
例えば、ネットワークを介して業務用ゲーム装置を遠隔操作できるサービスを提供する上で、ユーザが希望する種類の業務用ゲーム装置を選択する自由度を向上させるコンピュータシステム及び景品遠隔獲得システムの技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ユーザが希望する景品及びゲーム装置でプレイすることを可能とするゲーム管理サーバ及びゲームシステムの技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
しかし、特許文献1に示されたコンピュータシステム及び景品遠隔獲得システムは、ユーザが希望景品と獲得装置を選択しなければならず、ゲームを開始するまでに手間がかかるという問題点があった。また、特許文献2に示されたゲーム管理サーバ及びゲームシステムは、景品情報記憶部の景品情報に対応付けてゲーム装置情報が記憶され、景品を獲得するためのゲーム装置が決められている。このため、ユーザは、希望する景品があったとしても、その景品に対応付けられたゲーム装置を見つけないと、ゲームができないという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2019-98112号公報
【文献】特開2016-13273号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、ユーザの希望した景品の種類の如何を問わず、ネットワークを介して遠隔操作の対象となる複数の獲得装置の中から効率的にゲームを開始できることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
(1)本発明1のゲーム方法は、獲得できる獲得可能景品をユーザ端末に表示する景品表示工程と、前記ユーザ端末に表示された獲得可能景品の中から、ユーザが希望する希望景品を前記ユーザ端末から受け付ける希望景品受付工程と、前記ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、ネットワークを介した遠隔操作が可能な複数の獲得装置の中から、前記ユーザ端末による遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を決定する遠隔操作装置決定工程と、前記獲得装置の稼働状況を識別する稼働状況識別工程とを備え、
前記遠隔操作装置決定工程は、前記稼働状況識別工程が識別した前記稼働状況に応じて、前記遠隔操作の対象となる前記遠隔操作装置を決定し、前記ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、前記稼働状況識別工程が識別した前記稼働状況を前記ユーザ端末に表示させる稼働状況表示工程と、前記稼働状況は、前記獲得装置が稼働している状況を文字、図形、記号又は前記獲得装置を撮影した装置映像の少なくとも1つを表示する情報であり、前記稼働状況識別工程が識別した前記稼働状況に応じて、稼働する前記獲得装置の中から複数の候補装置を抽出する候補装置抽出工程とを備え、前記稼働状況表示工程は、前記候補装置抽出工程により抽出された候補装置の前記稼働状況を前記ユーザ端末に表示させ、前記ユーザ端末に前記装置映像を表示させる場合に、ユーザの切替操作に応じて表示させる前記装置映像を切り替える画像切替工程とを備え、前記画像切替工程による、ユーザの前記切替操作に応じて、前記装置映像を抽選する抽選値を算出する抽選処理工程とを備え、前記画像切替工程は、前記抽選処理工程により算出した前記抽選値に応じて、前記装置映像を切り替えることを特徴とする。
(2)本発明2のゲーム方法は、本発明1であって、前記ユーザ端末に表示された前記装置映像の中から、前記ユーザが使用を希望する希望装置を前記ユーザ端末から受け付ける希望装置受付工程とを備え、前記遠隔操作装置決定工程は、前記希望装置受付工程で受け付けた前記希望装置に応じて、前記遠隔操作の対象となる前記遠隔操作装置を決定することを特徴とする。
(3)本発明3のゲーム方法は、本発明1又は2のいずれかであって、前記ユーザ端末からの要求に応じて、前記ユーザが獲得した獲得景品を前記ユーザ端末に表示する獲得景品一覧画面表示工程と、前記ユーザ端末に表示された前記獲得景品の中から、前記ユーザが発送を依頼する発送依頼景品を前記ユーザ端末から受け付ける発送依頼受付工程と、前記ユーザ端末から受け付けた発送依頼景品に応じて、発送依頼を生成して、前記発送依頼を送信する発送依頼工程とを備えることを特徴とする。
(4)本発明4のゲーム方法は、本発明3であって、前記獲得景品を表示する獲得景品表示工程と、前記獲得景品に応じて、交換可能な交換景品が表示される景品交換画面表示工程とを備えることを特徴とする。
(5)本発明5のゲーム方法は、本発明3又は4であって、前記ユーザ端末から発送依頼景品としてカタログギフトを受け付けた場合に、選択景品を表示させるカタログギフト画面を生成して前記ユーザ端末に送信するカタログギフト画面送信工程とを備えることを特徴とする。
(6)本発明6のゲーム方法は、本発明1から5のいずれかであって、獲得装置の種類を表す機種情報を前記ユーザ端末に表示する機種表示工程と、前記ユーザ端末に表示された機種情報の中から、ユーザが希望する希望機種を前記ユーザ端末から受け付ける希望機種受付工程と、前記ユーザ端末から受け付けた希望機種に応じて、ネットワークを介した遠隔操作が可能な複数の獲得装置の中から、前記ユーザ端末による遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を切り替える機種切替工程とを備えることを特徴とする。
本発明のゲーム方法は、獲得装置の種類を表す機種情報をユーザ端末に表示する機種表示工程と、前記ユーザ端末に表示された機種情報の中から、ユーザが希望する希望装置を前記ユーザ端末から受け付ける希望装置受付工程と、前記ユーザ端末から前記希望装置を受け付けた場合に、ネットワークを介した遠隔操作が可能な複数の獲得装置の中から、前記ユーザ端末による遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を決定する遠隔操作装置決定工程とを備えることを特徴とする。
(7)獲得できる獲得可能景品をユーザ端末に表示する景品表示手段と、前記ユーザ端末に表示された獲得可能景品の中から、ユーザが希望する希望景品を前記ユーザ端末から受け付ける希望景品受付手段と、前記ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、ネットワークを介した遠隔操作が可能な複数の獲得装置の中から、前記ユーザ端末による前記遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を決定する遠隔操作装置決定手段と、前記獲得装置の稼働状況を識別する稼働状況識別手段とを備え、前記遠隔操作装置決定手段は、前記稼働状況識別手段が識別した前記稼働状況に応じて、前記遠隔操作の対象となる前記遠隔操作装置を決定し、前記ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、前記稼働状況識別手段が識別した前記稼働状況を前記ユーザ端末に表示させる稼働状況表示手段と、前記稼働状況は、前記獲得装置が稼働している状況を文字、図形、記号又は前記獲得装置を撮影した装置映像の少なくとも1つを表示する情報であり、前記稼働状況識別手段が識別した前記稼働状況に応じて、稼働する前記獲得装置の中から複数の候補装置を抽出する候補装置抽出手段とを備え、前記稼働状況表示手段は、前記候補装置抽出手段により抽出された候補装置の前記稼働状況を前記ユーザ端末に表示させ、
前記ユーザ端末に前記装置映像を表示させる場合に、ユーザの切替操作に応じて表示させる前記装置映像を切り替える画像切替手段とを備え、前記画像切替手段による、ユーザの前記切替操作に応じて、前記装置映像を抽選する抽選値を算出する抽選処理手段とを備え、前記画像切替手段は、前記抽選処理手段により算出した前記抽選値に応じて、前記装置映像を切り替えるを備えることを特徴とする。
(8)本発明15のゲームプログラムは、獲得できる獲得可能景品をユーザ端末に表示する景品表示機能と、前記ユーザ端末に表示された獲得可能景品の中から、ユーザが希望する希望景品を前記ユーザ端末から受け付ける希望景品受付機能と、前記ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、ネットワークを介した遠隔操作が可能な複数の獲得装置の中から、前記ユーザ端末による前記遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を決定する遠隔操作装置決定機能と、前記獲得装置の稼働状況を識別する稼働状況識別機能とを備え、前記遠隔操作装置決定機能は、前記稼働状況識別機能が識別した前記稼働状況に応じて、前記遠隔操作の対象となる前記遠隔操作装置を決定し、前記ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、前記稼働状況識別機能が識別した前記稼働状況を前記ユーザ端末に表示させる稼働状況表示機能と、前記稼働状況は、前記獲得装置が稼働している状況を文字、図形、記号又は前記獲得装置を撮影した装置映像の少なくとも1つを表示する情報であり、前記稼働状況識別機能が識別した前記稼働状況に応じて、稼働する前記獲得装置の中から複数の候補装置を抽出する候補装置抽出機能とを備え、
前記稼働状況表示機能は、前記候補装置抽出機能により抽出された候補装置の前記稼働状況を前記ユーザ端末に表示させ、前記ユーザ端末に前記装置映像を表示させる場合に、ユーザの切替操作に応じて表示させる前記装置映像を切り替える画像切替機能とを備え、前記画像切替機能による、ユーザの前記切替操作に応じて、前記装置映像を抽選する抽選値を算出する抽選処理機能とを備え、前記画像切替機能は、前記抽選処理機能により算出した前記抽選値に応じて、前記装置映像を切り替えるをコンピュータに実現させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、本発明は、ユーザの希望した景品の種類の如何を問わず、ネットワークを介して遠隔操作の対象となる複数の獲得装置の中から効率的にゲームを開始できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】ゲームシステムLが提供するサービスの概要を示す図である。
【
図2】ゲームシステムLの構成を示すブロック図である。
【
図4】ユーザデータベース108の論理的な構成の一例を示した図である。
【
図5】景品データベース109の論理的な構成の一例を示した図である。
【0011】
【
図6】獲得装置データベース110の論理的な構成の一例を示した図である。
【
図7】稼働状況データベース112の論理的な構成の一例を示した図である。
【
図9】
図9は、希望景品選択画面の一例を示す図である。
【0012】
【
図14】
図14は、ユーザがゲームシステムLに対して実行する初期処理の手順を説明するためのシーケンスチャートである。
【
図15】
図15は、獲得装置の稼働状況を識別する処理の手順を説明するためのシーケンスチャートである。
【0013】
【
図16】
図16は、ユーザが希望する景品を選択するための手順を説明するためのシーケンスチャートである。
【
図17】
図17は、獲得装置を遠隔操作するための手順を説明するためのシーケンスチャートである。
【
図18】
図18は、獲得した景品に関する手順を説明するためのシーケンスチャートである。
【
図19】
図19は、第三獲得景品一覧画面の一例を示す図である。
【
図20】
図20は、カタログギフトを選択する手順を説明するためのシーケンスチャートである。
【0014】
【
図21】
図21は、第三実施形態のゲームシステムL3が提供するサービスの概要を示す図である。
【
図22】
図22は、第四実施形態のゲームシステムL4が提供するサービスの概要を示す図である。
【
図23】
図23は、第五実施形態のゲームシステムL5が提供するサービスの概要を示す図である。
【
図24】
図24は、第六実施形態のゲームシステムL6が提供するサービスの概要を示す図である。
【
図25】
図25は、希望ポイント選択画面の一例を示す図である。
【0015】
【
図27】
図27は、たこ焼き台機種切替画面の一例を示す図である。
【
図28】
図28は、つかみ台機種切替画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
〔実施形態の概要〕
本実施形態のゲーム方法は、まず、獲得装置から獲得できる獲得可能景品を、ユーザ端末に表示する景品表示工程を経る。
次に、ユーザ端末に表示された獲得可能景品の中から、ユーザが希望する希望景品をユーザ端末から受け付ける希望景品受付工程を経る。
次に、ユーザ端末から前記希望景品を受け付けた場合に、ネットワークを介した遠隔操作が可能な複数の獲得装置の中から、ユーザ端末による遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を決定する遠隔操作装置決定工程を経る。
本実施形態によれば、ユーザの希望した景品の種類の如何を問わず、ネットワークを介して遠隔操作の対象となる複数の獲得装置の中から効率的にゲームを開始できる。
【0017】
〔実施形態の詳細〕
〔第一実施形態〕
本発明の第一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、ゲームシステムLが提供するサービスの概要を示す図である。本発明の第一実施形態のゲームシステムLは、ユーザが要求した希望景品から遠隔操作できる獲得装置2を決定するためのシステムである。ゲームシステムLは、例えば、提供者端末1、獲得装置2(2a~2d)、ユーザ端末3(3a~3d)、配送者端末4とがインターネット等の通信ネットワークを介して接続されて構成されている。通信ネットワークは、例えば、インターネットを用いて構成されており、SSL(Secure Sockets Layer)などの適当な暗号プロトコルを用いて外部から秘匿された通信を行うことができる。また、これらの装置や端末は、インターネットを介して接続されるため、立地の制約を受けずに、国境を越えて世界中の人や法人が利用することができる。
【0018】
〔提供者端末1〕
図1に示すように、提供者端末1は、ゲームシステムLを運営する提供者Mの組織内に設置されており、ゲームシステムLを提供するサーバとして機能する。提供者端末1は、提供者Mの組織内に設置されても良いが、提供者端末1を提供するサービス会社が管理するASP(Application Service Provider)やクラウド内に設置されていても良い。
【0019】
提供者端末1は、獲得装置2a~2dから獲得できる獲得可能景品や機種情報等を受け付けて記憶、管理すると共に、獲得可能景品に応じて例えばユーザAが希望する希望景品を受け付ける等各種の情報処理を行う。提供者端末1は、獲得装置2a~2dと通信して稼働状況を集めて記憶、管理すると共に、受け付けた希望景品に応じて遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を決定する等各種の情報処理を行う。
【0020】
提供者端末1は、獲得景品の発送の手配も行っており、例えばユーザ端末3aから獲得景品の発送要求のアクセスを受け付けて、配送者DEに対して発送要求のあった獲得景品を送信し、配送者DE通じて、ユーザAに対して景品の配送を行う。提供者端末1は、決済処理の支援も行っており、例えばユーザ端末3aからのポイントの獲得依頼を受け付けて、決済サーバとユーザ端末との間で代金の決算処理の支援をする。また、提供者端末1は、会員サイトの運営も行っており、例えばユーザ端末3aからのアクセスを受け付け、ユーザAが既会員の場合には、会員用のサービスを提供し、ユーザAが未会員の場合には、入会を促して新規ユーザ登録を受け付ける。
【0021】
提供者端末1は、単一のサーバにより構成されているが、例えば、メインサーバ及びDBサーバの2つの独立した別々のサーバで構成されても良い。提供者端末1は、単一の装置構成でも実現できるし、さらに複数の装置に分散した構成でも実現できる。また、提供者端末1は、一定の機能(処理)を一つの装置に担当させているが、サーバのどの機能(処理)をどの装置に担当させるか自由に変更することができる。
【0022】
図2(a)は、提供者端末1のハードウェア的な構成を説明するためのブロック図である。提供者端末1は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、通信制御部104、入力部105、出力部106及び記憶部107などがバスラインで接続されて構成されている。CPU101は、中央処理装置であって、記憶部107が記憶する初期処理プログラム113、獲得装置切替プログラム114、ゲームプレイプログラム115、配送プログラム116等に従って動作し、ユーザへのゲームシステムLの提供するサービスに関連する情報処理を行う。
【0023】
RAM102は、読み書きが可能なメモリであって、CPU101が実行する各処理を行う際のワーキングメモリを提供する。ROM103は、読み出し専用のメモリであって、CPU101を動作させるための基本的なプログラムやパラメータを記憶している。通信制御部104は、提供者端末1をインターネットに接続する。提供者端末1は、通信制御部104を介して、獲得装置2a~2d、ユーザ端末3a~3d、配送者端末4と通信することができる。
【0024】
入力部105は、外部からデータを入力するデバイスであって、キーボードにより入力を受け付けるハードキー、所定の画像を読み込む外部カメラや、ソフトキーによるデータ入力を受け付けるタッチパネル等を備えている。出力部106は、メニュー画面、記事の画像等を表示する液晶ディスプレイや、指示や警告音を発するスピーカなどを備えている。記憶部107は、ハードディスクやソリッドステートドライブなどの大容量の記憶媒体を用いて構成されており、ユーザデータベース108、景品データベース109、獲得装置データベース110、配送者データベース111、稼働状況データベース112、初期処理プログラム113、獲得装置切替プログラム114、ゲームプレイプログラム115、配送プログラム116等を記憶している。
【0025】
〔獲得装置2〕
獲得装置2a、2b、2c、2d(以降において、獲得装置2と総称する。)は、例えばユーザAがユーザ端末3aを通じてクレーン等を遠隔から操り、筐体内に配置された景品を獲得するための装置である。
図2(b)は、獲得装置2のハードウェア的な構成を説明するためのブロック図である。獲得装置2は、CPU201、RAM202、ROM203、通信制御部204、獲得機構部205、入力部206、出力部207及び記憶部208などがバスラインで接続されて構成されている。CPU201は、中央処理装置であって、記憶部208が記憶する獲得機構制御プログラム210等に従って動作し、提供者端末1との通信や、獲得機構部205の動作の制御などの情報処理を行う。
【0026】
RAM202は、読み書きが可能なメモリであって、CPU201が実行する各処理を行う際のワーキングメモリを提供する。ROM203は、読み出し専用のメモリであって、CPU201を動作させるための基本的なプログラムやパラメータを記憶している。通信制御部204は、獲得装置2をインターネットに接続する。獲得装置2は、通信制御部204を介して、提供者端末1、ユーザ端末3a~3d、配送者端末4と通信することができる。
【0027】
獲得機構部205は、獲得機構部205を駆動する駆動系と、これを制御する制御系から構成されており、これらを用いて獲得装置2に備えられた獲得部32を動かす。入力部206は、外部からデータを入力するデバイスであって、キーボードにより入力を受け付けるハードキー、獲得装置2を撮影するカメラ37、景品を獲得したか否かを検出する獲得検出部36a、ソフトキーによるデータ入力を受け付けるタッチパネル等を備えている。出力部207は、メニュー画面、景品の画像等を表示する液晶ディスプレイや、指示、警告音又は音楽を発するスピーカなどを備えている。記憶部208は、ハードディスクやソリッドステートドライブなどの大容量の記憶媒体を用いて構成されており、データベース209や獲得機構制御プログラム210を記憶している。
【0028】
図1に示すように、獲得装置2は、異なる二種類の機種が用意されている。獲得装置2は、獲得できる景品や遊び方等に応じて、機種を変えることができる。提供者Mは、獲得装置2として、例えば、異なる種類の景品を入れたもの、景品の積み方に工夫をしたもの、高額の景品の代わりに代替景品g1を入れたもの、遊技媒体g2を使用した所定のゲームをクリアしたら景品を獲得できるもの等を用意することができる。本例において、第一獲得装置2aと第三獲得装置2cとは同一の機種であり、第二獲得装置2bと第四獲得装置2dとは同一の機種である。
【0029】
図3(a)は、第一獲得装置2aを示す図である。第一獲得装置2aは、高額の景品の代わりに代替景品g1を入れた機種である。第一獲得装置2aは、代替景品g1を把持部33aでつかみ取って獲得する、いわゆる「つかみ台」や「UFO台」と呼ばれる機種である。第一獲得装置2aは、筐体31、獲得部32a、把持部33a、景品投入口34a、景品取出口35a、獲得検出部36a、カメラ37などがバスラインで接続されて構成されている。筐体31は、透明な仕切で覆われた収容空間が区画され、この収容空間内に一又は複数の代替景品g1が配置されている。筐体31には、例えばユーザAがユーザ端末3aを通じて操作できる獲得部32aが配置されている。
【0030】
獲得部32aは、収納空間内を上下左右に操作することができる。獲得部32aには、例えばユーザAがユーザ端末3aを通じて操作できる二本の把持部33aが取り付けられている。把持部33aは、収容空間内で、開閉可能に操作することができ、代替景品g1を把持することができる。景品投入口34aは、把持部33aが把持した代替景品g1を投入できる部位であり、投入された代替景品g1は景品取出口35aに排出される。
【0031】
景品投入口34aや景品取出口35aには、獲得検出部36aが配置されている。獲得検出部36aは、例えば景品取出口35aに配置される赤外線センサであり、代替景品g1が景品投入口34aに投入されたことや、代替景品g1が景品取出口35aに排出されたことを検知する。カメラ37は、筐体31の外側に配置され、筐体31の収容空間の動画を撮影するカメラである。カメラ37は、収容空間内における、獲得部32aや把持部33aの動きや、代替景品g1の状態を撮影することができる。カメラ37は、撮影する動画に応じて、台数、設置位置、撮影角度等を適宜変更することができる。
【0032】
図3(b)は、第二獲得装置2bを示す図である。第二獲得装置2bは、遊技媒体g2を使用した所定のゲームをクリアしたら景品を獲得できる機種である。第二獲得装置2bは、遊技媒体g21を当選収容部35cに収容することで景品を獲得する、いわゆる「たこ焼き台」と呼ばれる機種である。第二獲得装置2bは、筐体31、獲得部32b、把持部33b、景品投入口34a、収容部35b、収容検出部36b、カメラ37などがバスラインで接続されて構成されている。筐体31は、透明な仕切で覆われた収容空間が区画され、この収容空間内に一又は複数の遊技媒体g2が配置されている。筐体31には、例えばユーザAがユーザ端末3aを通じて操作できる獲得部32bが配置されている。
【0033】
獲得部32bは、収納空間内を上下左右に操作することができる。獲得部32bには、例えばユーザAがユーザ端末3aを通じて操作できる三本の把持部33bが取り付けられている。把持部33bは、収容空間内で、開閉可能に操作することができ、一又は複数の遊技媒体g2を把持することができる。遊技媒体投入台34bは、把持部33bが把持した遊技媒体g2が投下される台であり、遊技媒体g2が収容できる収容部35bが複数形成されている。収容部35bは、遊技媒体投入台34bを貫通するように形成された貫通孔である。
【0034】
複数形成された収容部35bの一つは、収容検出部36bが配置された当選収容部35cである。当選収容部35cは、どの収容部35bに遊技媒体g2を収容すると当選になるかがわかるように、例えば、縁を赤く塗ってあると良い。収容検出部36bは、例えば景品取出口35aの一つに配置される赤外線センサであり、遊技媒体g2の一つが当選収容部35cに収容されたことを検知する。カメラ37は、筐体31の外側に配置され、筐体31の収容空間の動画を撮影するカメラである。カメラ37は、収容空間内における、獲得部32bや把持部33bの動きや、遊技媒体g2の状態を撮影することができる。カメラ37は、撮影する動画に応じて、台数、設置位置、撮影角度等を適宜変更することができる。遊技媒体容器39は、遊技媒体g2をあらかじめ貯めておく容器である。
【0035】
〔ユーザ端末3a、3b、3c、3d〕
ユーザ端末3a、3b、3c、3d(以降において、ユーザ端末3と総称する。)は、ユーザA、B、C、Dが遠隔にある獲得装置2a、2b、2c、2dを操作するための端末である。ユーザ端末3aは、ブラウザや所定のアプリケーションソフトウェアを備えたスマートフォン、携帯電話、パーソナルコンピュータ等で構成されている。本実施の形態では、一例として、ユーザ端末3aをゲームシステムLのポータルサイトに接続する専用アプリケーションソフトウェア309をインストールしたスマートフォンとする。ユーザ端末3aは、専用アプリケーションソフトウェア309から提供される機能により、提供者端末1と通信することで、例えば獲得装置2aを表示し、遠隔から獲得装置2aを操作することができる。
【0036】
図2(c)は、ユーザ端末3aのハードウェア的な構成を説明するためのブロック図である。ユーザ端末3aは、CPU301、RAM302、ROM303、通信制御部304、入力部305、出力部306及び記憶部307などがバスラインで接続されて構成されている。CPU301は、中央処理装置であって、記憶部307が記憶する専用アプリケーションソフトウェア309等に従って動作し、ユーザAにゲームシステムLの提供するサービスに関連する情報処理を行う。
【0037】
RAM302は、読み書きが可能なメモリであって、CPU301が実行する各処理を行う際のワーキングメモリを提供する。ROM303は、読み出し専用のメモリであって、CPU301を動作させるための基本的なプログラムやパラメータを記憶している。通信制御部304は、ユーザ端末3aをインターネットに接続する。ユーザ端末3aは、通信制御部304を介して、提供者端末1、獲得装置2a~2d、配送者端末4と通信することができる。
【0038】
入力部305は、外部からデータを入力するデバイスであって、キーボードにより入力を受け付けるハードキー、所定の画像を読み込む外部カメラや、ソフトキーによるデータ入力を受け付けるタッチパネル等を備えている。出力部306は、メニュー画面、操作の画像等を表示する液晶ディスプレイや、指示や警告音を発するスピーカなどを備えている。記憶部307は、ハードディスクやソリッドステートドライブなどの大容量の記憶媒体を用いて構成されており、データベース308、専用アプリケーションソフトウェア309等を記憶している。
【0039】
〔配送者端末4〕
配送者端末4は、提供者端末1からの要求に応じて、ユーザA、B、C、Dに対して、獲得景品の配送手配をするための端末である。配送者端末4は、ブラウザや所定のアプリケーションソフトウェアを備えたスマートフォン、携帯電話、パーソナルコンピュータ等で構成されている。本実施の形態では、一例として、配送者端末4をゲームシステムLのポータルサイトに接続する専用アプリケーションソフトウェア409をインストールしたパーソナルコンピュータとする。配送者端末4は、専用アプリケーションソフトウェア409から提供される機能により、提供者端末1やユーザ端末3a、3b、3c、3dと通信することで、例えばユーザAが獲得した獲得景品情報やユーザAの所在地情報を表示し、獲得景品の配送先等を特定することができる。
【0040】
図2(d)は、配送者端末4のハードウェア的な構成を説明するためのブロック図である。配送者端末4は、CPU401、RAM402、ROM403、通信制御部404、入力部405、出力部406及び記憶部407などがバスラインで接続されて構成されている。CPU401は、中央処理装置であって、記憶部407が記憶する専用アプリケーションソフトウェア409等に従って動作し、ユーザAにゲームシステムLの提供するサービスに関連する情報処理を行う。
【0041】
RAM402は、読み書きが可能なメモリであって、CPU401が実行する各処理を行う際のワーキングメモリを提供する。ROM403は、読み出し専用のメモリであって、CPU401を動作させるための基本的なプログラムやパラメータを記憶している。通信制御部404は、配送者端末4をインターネットに接続する。配送者端末4は、通信制御部404を介して、提供者端末1、獲得装置2a~2d、ユーザ端末3a~3dと通信することができる。
【0042】
入力部405は、外部からデータを入力するデバイスであって、キーボードにより入力を受け付けるハードキー、所定の画像を読み込む外部カメラや、ソフトキーによるデータ入力を受け付けるタッチパネル等を備えている。出力部406は、メニュー画面、操作の画像等を表示する液晶ディスプレイや、指示や警告音を発するスピーカなどを備えている。記憶部407は、ハードディスクやソリッドステートドライブなどの大容量の記憶媒体を用いて構成されており、データベース308、専用アプリケーションソフトウェア409等を記憶している。
【0043】
〔ユーザデータベース108〕
図4(a)は、ユーザデータベース108の論理的な構成の一例を示した図である。なお、この図は説明のための一例であって、実際のユーザデータベース108は、他のデータベース等と論理的に関係づけられたリレーショナルデータベースで構成されている。
【0044】
ユーザデータベース108は、「ユーザID」、「氏名」、「ニックネーム」、「郵便番号」、「都道府県」、「市町村」、「町名・番地」、「建物名」、「電話番号」、「メールアドレス」等の項目から構成されている。「ユーザID」は、ゲームシステムLに登録されたユーザを一意に識別する項目であって、ゲームシステムLがユーザ毎に付与した一意のID情報が登録されている。「氏名」は、ゲームシステムLに登録されたユーザの氏名を登録する項目であって、ユーザが入力した氏名が登録されている。「ニックネーム」は、ゲームシステムLに登録されたユーザのニックネームを登録する項目であって、ユーザが入力したニックネームが登録されている。
【0045】
「郵便番号」は、ゲームシステムLに登録されたユーザの郵便番号を登録する項目であって、ユーザが入力した郵便番号が登録されている。「都道府県」は、ゲームシステムLに登録されたユーザの都道府県を登録する項目であって、ユーザが入力した都道府県が登録されている。「市町村」は、ゲームシステムLに登録されたユーザの市町村を登録する項目であって、ユーザが入力した市町村が登録されている。「建物名」は、ゲームシステムLに登録されたユーザの建物名を登録する項目であって、ユーザが入力した建物名が登録されている。
【0046】
「電話番号」は、ゲームシステムLに登録されたユーザの電話番号を登録する項目であって、ユーザが入力した電話番号が登録されている。「メールアドレス」は、ゲームシステムLに登録されたユーザの電話番号を登録する項目であって、ユーザが入力した電話番号が登録されている。
【0047】
この他に、ユーザデータベース108に登録されている記事情報に関するものには、ユーザに関連する画像、年齢、性別、ゲームシステムLの事業者にシステム使用料などを支払うためのクレジットカード情報、個人ウェブサイト(ホームページ)のURL(Uniform Resource Locator)、SNS(Social Networking Service)のアドレス等がある。
【0048】
〔景品獲得履歴データベース108_2〕
図4(b)は、景品獲得履歴データベース108_2の論理的な構成の一例を示した図である。なお、この図は説明のための一例であって、実際の景品獲得履歴データベース108_2は、他のデータベース等と論理的に関係づけられたリレーショナルデータベースで構成されている。
【0049】
ユーザデータベース108は、「ID」、「ユーザID」、「獲得景品ID」、「獲得装置ID」、「獲得日時」、「発送状況」、「発送依頼ID」等の項目から構成されている。「ID」は、獲得された景品を一意に識別する項目であって、ゲームシステムLが獲得された景品毎に付与した一意のID情報が登録されている。「ユーザID」は、景品を獲得したユーザのユーザIDを示す項目であって、ゲームシステムLを利用して景品を獲得したユーザのユーザID情報が登録されている。「獲得景品ID」は、獲得された景品のIDを示す項目であって、ゲームシステムLを利用して獲得された景品の景品ID情報が登録されている。
【0050】
「獲得装置ID」は、獲得された景品を収容していた獲得装置2のIDを示す項目であって、ゲームシステムLを利用して動作する獲得装置2の獲得装置ID情報が登録されている。「獲得日時」は、景品が獲得された日時を登録する項目であって、獲得装置2が景品を獲得した日時が登録されている。「発送状況」は、獲得された景品の発送状況を示す項目であって、ユーザの要求に応じて、「発送中」や「発送済」等の情報が登録されている。「発送依頼ID」は、発送する景品の発送依頼IDを示す項目であって、ゲームシステムLが発送する景品毎に付与した一意のID情報が登録されている。
【0051】
〔景品データベース109〕
図5(a)は、景品データベース109の論理的な構成の一例を示した図である。なお、この図は説明のための一例であって、実際の景品データベース109は、他のデータベース等と論理的に関係づけられたリレーショナルデータベースで構成されている。
【0052】
景品データベース109は、「景品ID」、「景品名称」、「必要ポイント」、「在庫」、「獲得数」、「販売元」、「原作名」、「物品分類」等の項目から構成されている。「景品ID」は、ゲームシステムLに登録された景品を一意に識別する項目であって、ゲームシステムLが景品毎に付与した一意のID情報が登録されている。「景品名称」は、ゲームシステムLに登録された景品の名称を登録する項目であって、提供者Mが入力した景品名称が登録されている。「必要ポイント」は、ゲームシステムLに登録された景品取得に必要なポイント数を登録する項目であって、提供者Mが入力したポイント数が登録されている。
【0053】
「在庫」は、ゲームシステムLに登録された景品の在庫を登録する項目であって、提供者Mが入力した在庫数が登録されている。「販売元」は、ゲームシステムLに登録された景品の販売元を登録する項目であって、提供者Mが入力した販売元が登録されている。「原作名」は、ゲームシステムLに登録された景品の原作名を登録する項目であって、提供者Mが入力した原作名が登録されている。「物品分類」は、ゲームシステムLに登録された景品の物品分類を登録する項目であって、提供者Mが入力した物品分類が登録されている。
【0054】
〔選択景品データベース109_2〕
図5(b)は、選択景品データベース109_2の論理的な構成の一例を示した図である。なお、この図は説明のための一例であって、実際の選択景品データベース109_2は、他のデータベース等と論理的に関係づけられたリレーショナルデータベースで構成されている。
【0055】
選択景品データベース109_2は、「景品ID」、「景品名称」、「在庫」、「獲得数」、「販売元」、「原作名」、「物品分類」等の項目から構成されている。「景品ID」は、ゲームシステムLに登録された景品を一意に識別する項目であって、ゲームシステムLが景品毎に付与した一意のID情報が登録されている。「景品名称」は、ゲームシステムLに登録された景品の名称を登録する項目であって、提供者Mが入力した景品名称が登録されている。選択景品データベース109_2の「在庫」、「獲得数」、「販売元」、「原作名」、「物品分類」は、景品データベース109の「在庫」、「獲得数」、「販売元」、「原作名」、「物品分類」と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0056】
〔獲得装置データベース110〕
図6は、獲得装置データベース110の論理的な構成の一例を示した図である。なお、この図は説明のための一例であって、実際の獲得装置データベース110は、他のデータベース等と論理的に関係づけられたリレーショナルデータベースで構成されている。
【0057】
獲得装置データベース110は、「獲得装置ID」、「獲得装置名」、「アクセス情報」、「遊び方」、「当選判定」、「収容景品」、「収容景品数」、「メンテナンス」、「表示景品」、「掲載広告」等の項目から構成されている。「獲得装置ID」は、ゲームシステムLに登録された獲得装置を一意に識別する項目であって、ゲームシステムLが獲得装置毎に付与した一意のID情報が登録されている。「獲得装置名」は、ゲームシステムLに登録された獲得装置の名称を登録する項目であって、提供者Mが入力した獲得装置名が登録されている。「アクセス情報」は、ゲームシステムLに登録された獲得装置にアクセスする情報を登録する項目であって、提供者Mが入力したアクセス情報が登録されている。
【0058】
「遊び方」は、ゲームシステムLに登録された獲得装置の遊び方に応じた機種情報を登録する項目であって、提供者Mが入力した遊び方「つかみ」や「たこ焼き」が登録されている。「当選判定」は、ゲームシステムLに登録された獲得装置の当選判定の方法を登録する項目であって、提供者Mが入力した当選判定が登録されている。「収容景品」は、ゲームシステムLに登録された獲得装置が収容している景品を登録する項目であって、提供者Mが入力した収容景品が登録されている。「メンテナンス」は、ゲームシステムLに登録された獲得装置がメンテナンス状態か否かを示す項目であって、獲得装置2から送信されたメンテナンス情報が登録されている。「表示景品」は、ゲームシステムLに収納された収容景品の画像示す項目であって、提供者Mが入力した表示景品の画像が登録されている。「掲載広告」は、ゲームシステムLに登録された獲得装置がメンテナンス状態か否かを示す項目であって、獲得装置2から送信されたメンテナンスが登録されている。
【0059】
〔稼働状況データベース112〕
図7は、稼働状況データベース112の論理的な構成の一例を示した図である。なお、この図は説明のための一例であって、実際の稼働状況データベース112は、他のデータベース等と論理的に関係づけられたリレーショナルデータベースで構成されている。
【0060】
稼働状況データベース112は、「ID」、「獲得装置ID」、「予約順」、「プレイ中」、「メンテナンス」等の項目から構成されている。「ID」は、可動している獲得装置2を一意に識別する項目であって、ゲームシステムLが稼働している獲得装置毎に付与した一意のID情報が登録されている。「獲得装置ID」は、ゲームシステムLで稼働している獲得装置2を識別する項目であって、ゲームシステムLが稼働状況を識別した獲得装置2の獲得装置ID情報が登録されている。「予約順」は、獲得装置2のプレイを予約したユーザを登録する項目であって、予約した順にユーザIDが登録されている。
【0061】
「プレイ中」は、ゲームシステムLで稼働している獲得装置2がプレイ中か否かを識別する項目であって、ゲームシステムLが稼働状況を識別した獲得装置2の状況に応じてプレイ中か否かが登録されている。「メンテナンス」は、ゲームシステムLで稼働している獲得装置2がメンテナンス中か否かを識別する項目であって、ゲームシステムLが稼働状況を識別した獲得装置2の状況に応じてメンテナンス中か否かが登録されている。
【0062】
〔初期画面〕
図8は、初期画面の一例を示す図である。初期画面は、ゲームシステムLの事業者がインターネット上に開設しているウェブサイト(ポータルサイト)の画面である。初期画面は、ユーザに対して、獲得したい景品を確認させ、ゲーム画面に遷移するように導き、ログインに導くための画面でもある。
【0063】
初期画面は、タブ表示領域8aと希望景品選択領域8bとで構成され、タブ表示領域8aは希望景品選択領域8bの上部に表示されている。タブ表示領域8aは、「すべて」、「人形」、「おもちゃ」、「雑貨」、「限定」等の項目に分類され、これらをすべてタブT1、人形タブT2、おもちゃタブT3、雑貨タブT4、限定タブT5として表示している。初期画面は、すべてタブT1の選択をわかりやすく表示するため、例えば、すべてタブT1と希望景品選択領域8bとが太枠で囲まれて表示されている。ユーザは、タブ表示領域8aのタブを選択することで、選択した項目に応じた景品見本8cを表示させることができる。例えば、ユーザが人形タブT2を選択すると、一又は複数の人形の景品見本8cが表示される。
【0064】
希望景品選択領域8bには、一又は複数の景品見本8cが表示されている。景品見本8cは、例えばユーザAが獲得したい景品の内容が確認し易いようにまとめられた欄であり、タイトル8d、サムネイル画像6e、必要ポイント数8f、第一獲得装置アイコン8g、第二獲得装置アイコン8h、プレイ中アイコン8i、メンテナンス中アイコン8j、ログインアイコン8k及びユーザ登録アイコン8mが表示される。
【0065】
タイトル8dは、景品の名称を表す項目である。サムネイル画像8eは、景品を撮影した画像を表す項目である。必要ポイント数8fは、景品を獲得するために必要なポイント数を表す項目である。第一獲得装置アイコン8gは、第一獲得装置2aであることを表す項目である。第二獲得装置アイコン8hは、第二獲得装置2bであることを表す項目である。プレイ中アイコン8iは、獲得装置がプレイ中であることを表す項目である。メンテナンス中アイコン8jは、獲得装置がメンテナンス中であることを表す項目である。ログインアイコン8kは、ログイン画面に遷移するための項目である。ユーザ登録アイコン8mは、ユーザ登録画面に遷移するための項目である。
【0066】
ユーザが、第一獲得装置アイコン8gを含む景品見本8cを選択すると、第一ゲーム画面(
図10(a)参照)に遷移する。ユーザが、第二獲得装置アイコン8hを含む景品見本8cを選択すると、第二ゲーム画面(
図10(b)参照)に遷移する。ユーザが、ログインアイコン8kを選択すると、ログイン画面(図示せず)に遷移する。ログイン画面では、メールアドレス及びパスワードを入力できる。ユーザが、メールアドレス及びパスワードを入力して、ゲームシステムLにログインすると、希望景品選択画面(
図9参照)に遷移する。ユーザが、ユーザ登録アイコン8mを選択すると、ユーザ登録画面(図示せず)に遷移する。ユーザ情報入力画面では、ユーザ情報として、「氏名」、「郵便番号」、「都道府県」、「市町村」、「町名・番地」、「建物名」、「電話番号」、「メールアドレス」等を入力できる。ユーザが、ユーザ情報を入力すると、ユーザ情報をゲームシステムLに対して登録できる。
【0067】
ユーザによる景品見本8c、ログインアイコン8k及びユーザ登録アイコン8mの選択は、スマートフォンの場合は、指先でタッチすることにより行い、パーソナルコンピュータでは、マウス操作でクリックすることにより行う。本例において、希望景品選択領域8bに表示できる景品見本8cの数は8個である。このため、ユーザが入力した文字に関連する記事が9個以上ある場合は、希望景品選択領域8bを例えば上下にスクロールさせることで、すべての景品見本8cを閲覧することができる。
【0068】
〔希望景品選択画面〕
図9は、希望景品選択画面の一例を示す図である。希望景品選択画面は、ゲームシステムLにログインした状態の画面である。希望景品選択画面は、ユーザに対して、有しているポイント数を確認させ、獲得したい景品を確認させ、ゲーム画面に遷移するように導き、ポイントの購入するように導き、各種情報の入力を促すための画面である。希望景品選択画面は、タブ表示領域9a、希望景品選択領域9b、入力欄領域9c、ユーザ情報領域9d及びポイント購入領域9eとで構成されている。タブ表示領域9aはタブ表示領域8aとほぼ同様の構成であり、希望景品選択領域9bは希望景品選択領域8bとほぼ同様の構成であるため、説明を省略する。
【0069】
入力欄領域9cは、ユーザに必要な情報を入力してもらうための選択肢が表示されている領域である。入力欄領域9cには、ユーザ情報9f、ニックネーム編集9g、クレジットカード編集9h、パスワード変更9i、獲得した景品9j、電話番号認証9k、お知らせ9m、お問い合わせ9n、ログアウト9p等が表示される。
【0070】
ユーザ情報9fは、ユーザがユーザ情報入力画面(図示せず)に遷移するための項目である。ユーザ情報入力画面では、ユーザ情報として、「氏名」、「郵便番号」、「都道府県」、「市町村」、「町名・番地」、「建物名」、「電話番号」、「メールアドレス」等を入力又は更新できる。ニックネーム編集9gは、ユーザがニックネーム編集画面(図示せず)に遷移するための項目である。ニックネーム編集画面では、ユーザ情報として、「ニックネーム」等を入力又は更新できる。
【0071】
クレジットカード編集9hは、ユーザがクレジットカード編集画面(図示せず)に遷移するための項目である。クレジットカード編集画面では、ユーザ情報として、「カード番号」、「有効期限」、「カード名義人」等を入力又は更新できる。パスワード変更9iは、ユーザがパスワード変更画面(図示せず)に遷移するための項目である。パスワード変更画面では、ユーザ情報として、「現在のパスワード」、「新しいパスワード」、「新しいパスワード再入力」等を入力又は更新できる。
【0072】
獲得した景品9jは、ユーザが獲得景品一覧画面(例えば、
図12(b)参照。)に遷移するための項目である。獲得景品一覧画面では、ユーザが獲得してきた「獲得景品」の一覧を確認できる。ユーザが、電話番号認証9kを選択すると、電話番号認証画面(図示せず)に遷移する。電話番号認証画面では、ユーザ情報として、「電話番号」等を入力でき、電話番号の認証ができる。ユーザは、電話番号認証で本人確認を行い、ユーザ以外の者のなりすましによるゲームシステムLの不正利用を防ぐことができる。お知らせ9mは、ユーザがお知らせ画面(図示せず)に遷移するための項目である。ユーザ情報入力画面では、ゲームシステムLに関する「お知らせ」が表示される。
【0073】
お問い合わせ9nは、ユーザがお問い合わせ画面(図示せず)に遷移するための画面である。お問い合わせ画面では、ゲームシステムLに関する過去の問い合わせ内容が表示され、お問い合わせフォームが表示される。お問い合わせフォームでは、「お問い合わせ内容」、「メールアドレス」、「お問い合わせ詳細」等を入力できる。ログアウト9pは、ユーザがログアウト画面(図示せず)に遷移するための項目である。ログアウト画面では、ゲームシステムLからログアウトするか否かが表示される。
【0074】
ユーザ情報領域9dは、ユーザ情報の一部が表示されている領域である。ユーザ情報領域9dには、ユーザ情報のうち、ニックネーム、所有ポイント、所有チケットが表示されている。ポイント購入領域9eは、ポイント購入のためのサイトに遷移させるための領域である。ユーザが、ポイント購入領域9eを選択すると、4に対する操作によってコイン購入のためのサイトに遷移して、必要なポイントを購入する手続きをすることができる。
【0075】
〔第一ゲーム画面〕
図10は、第一ゲーム画面の一例を示す図である。第一ゲーム画面は、第一獲得装置2aを遠隔操作して、景品を獲得するためのゲーム画面である。例えば、ユーザAは、ユーザ端末3aに表示された第一ゲーム画面を見ながら、第一獲得装置2aを操作することできる。
図10(a)に示すように、希望景品表示領域10a、撮影画像表示領域10b及び操作領域10cとで構成され、左から右にかけて希望景品表示領域10a、撮影画像表示領域10b及び操作領域10cの順に表示されている。
【0076】
希望景品表示領域10aには、希望景品画像10dが表示されている。希望景品画像10dは、初期画面又は希望景品選択画面でユーザが選択した希望景品の画像である。撮影画像表示領域10bには、撮影画像10e、プレイ対価10f及び希望景品名10gが表示されている。撮影画像10eは、カメラ37が撮影している第一獲得装置2aの画像である。プレイ対価10fは、希望景品を獲得するために必要な対価である。希望景品名10gは、ユーザが獲得を希望している希望景品の名称である。
【0077】
操作領域10cには、予約人数10h、視聴人数10i、プレイ予約アイコン10j、横操作キー10k、縦操作キー10m、カメラ切替アイコン10n、音量調整アイコン10p、お問い合わせアイコン10q及びよびだしアイコン10rが表示されている。予約人数10hは、第一獲得装置2aで遊ぶことを予約しているユーザの人数である。提供者端末1は、ユーザ端末3から獲得装置2の予約があった場合、その予約順を管理し、プレイ開始可能なユーザ端末3にその旨を通知する。視聴人数10iは、カメラ37が撮影している第一獲得装置2aの画像を見ているユーザの人数である。プレイ予約アイコン10jは、撮影画像92に表示されている第一獲得装置2aを予約するためのアイコンである。ユーザが、プレイ予約アイコン10jを1回選択することで、予約人数が1増える。
【0078】
横操作キー10kは、獲得部32aを横方向に移動させるためのアイコンである。縦操作キー10mは、獲得部32aを縦方向に移動させるためのアイコンである。カメラ切替アイコン10nは、獲得装置2を異なる方向から撮影するカメラ37が二以上ある場合に、カメラ37に応じた撮影画像10eに切り替えるためのアイコンである。音量調整アイコン10pは、ユーザ端末3から発せられる音等を調整するためのアイコンである。お問い合わせアイコン10qは、例えばユーザAが提供者Mに問い合わせをするためのお問い合わせフォームを呼び出すためのアイコンである。よびだしアイコン10rは、例えばユーザAが提供者Mを呼び出すためのアイコンである。
【0079】
第一ゲーム画面は、ユーザが使用しているユーザ端末3のウィンドウ幅に対応して、見やすい表示に自動で切り替わるレスポンシブデザインを使用すると良い。例えば、
図1に示すように、ユーザAが使用するユーザ端末3aがパーソナルコンピュータの場合は、
図10(a)に示すように、希望景品表示領域10a、撮影画像表示領域10b及び操作領域10cが横並びに表示される。一方、
図1に示すように、ユーザBが使用するユーザ端末3bがスマートフォンの場合は、
図10(b)に示すように、撮影画像表示領域10bの下に希望景品表示領域10a及び操作領域10cが横並びに表示される。このように、第一ゲーム画面は、ユーザ端末3の種類(例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン及びタブレット)に応じて、ユーザが見やすい表示に自動で切り替わる。
【0080】
〔第二ゲーム画面〕
図11は、第二ゲーム画面の一例を示す図である。第二ゲーム画面は、第一獲得装置2aを遠隔操作して、景品を獲得するためのゲーム画面である。例えば、ユーザBは、ユーザ端末3aに表示された第二ゲーム画面を見ながら、第二獲得装置2bを操作することできる。
図11(a)に示すように、希望景品表示領域11a、撮影画像表示領域11b及び操作領域11cとで構成され、左から右にかけて希望景品表示領域11a、撮影画像表示領域11b及び操作領域11cの順に表示されている。
【0081】
希望景品表示領域11aには、希望景品画像11dが表示されている。希望景品画像11dは、初期画面又は希望景品選択画面でユーザが選択した希望景品の画像である。撮影画像表示領域11bには、撮影画像11e、プレイ対価11f及び希望景品名11gが表示されている。撮影画像11eは、カメラ37が撮影している第一獲得装置2aの画像である。プレイ対価11fは、希望景品を獲得するために必要な対価である。希望景品名11gは、ユーザが獲得を希望している希望景品の名称である。
【0082】
操作領域11cは、操作領域10cと同様の構成であるので、予約人数11h、視聴人数11i、プレイ予約アイコン11j、横操作キー11k、縦操作キー11m、カメラ切替アイコン11n、音量調整アイコン11p、お問い合わせアイコン11q及びよびだしアイコン11rについては、説明を省略する。
図10(b)に示すように、第二ゲーム画面も第一ゲーム画面と同様に、ユーザが使用しているユーザ端末3のウィンドウ幅に対応して、見やすい表示に自動で切り替わるレスポンシブデザインを使用すると良い。
【0083】
〔第一景品獲得画面〕
図12(a)は第一景品獲得画面の一例を示す図である。第一景品獲得画面は、ゲームシステムLを利用したユーザが景品を獲得した状態を示す画面である。本例において、第一景品獲得画面は、第一ゲーム画面に獲得報知部12aが表示されて構成されている。獲得報知部12aは、ユーザが景品投入口34aに代替景品g1を投入して、景品取出口35aに排出されると表示される。本例において、獲得報知部12aには、「CONGRATULATIONS!」と祝福のメッセージのみが表示されているが、ユーザ端末3から効果音や音楽等を再生しても良い。また、第一ゲーム画面に獲得報知部12aが表示されるのではなく、画面全体が獲得報知部12aを表示するように切り替えても良い。
【0084】
〔第一獲得景品一覧画面〕
図12(b)は、第一獲得景品一覧画面の一例を示す図である。第一獲得景品一覧画面は、ゲームシステムLを利用したユーザが獲得した景品の一覧を示す画面である。第一獲得景品一覧画面は、獲得景品一覧表示部12bが表示され、獲得景品一覧表示部12bは、獲得景品名称12c、配送アイコン12d、保管期間表示部12e、注意書部12f、配送注意部12g、チェックボックス12hで構成されている。獲得景品名称12cは、獲得した景品の名称を表す項目である。配送アイコン12dは、配送手配画面に遷移するための項目である。保管期間表示部12eは、獲得した景品の保管期間を表す項目である。注意書部12fは、獲得した景品の注意を表す項目である。配送注意部12gは、獲得した景品の配送に関する注意を表す項目である。チェックボックス12hは、獲得した景品のうち配送するものを選択するための項目である。
【0085】
〔第二景品獲得画面〕
図13(a)は第二景品獲得画面の一例を示す図である。第二景品獲得画面は、ゲームシステムLを利用したユーザが景品を獲得した状態を示す画面である。本例において、第二景品獲得画面は、第二ゲーム画面に獲得報知部13aが表示されて構成されている。獲得報知部13aは、ユーザが当選収容部35cに遊技媒体g2を投入すると表示される。本例において、獲得報知部13aには、「CONGRATULATIONS!」と祝福のメッセージのみが表示されているが、ユーザ端末3から効果音や音楽等を再生しても良い。また、第一ゲーム画面に獲得報知部13aが表示されるのではなく、画面全体が獲得報知部13aを表示するように切り替えても良い。
【0086】
〔第二獲得景品一覧画面〕
図13(b)は、第二獲得景品一覧画面の一例を示す図である。第二獲得景品一覧画面は、ゲームシステムLを利用したユーザが獲得した景品の一覧を示す画面である。第二獲得景品一覧画面は、獲得景品一覧表示部13bが表示され、獲得景品一覧表示部13bは、獲得景品名称13c、配送アイコン13d、保管期間表示部13e、注意書部13f、配送注意部13g、チェックボックス13hで構成されている。獲得景品名称13cは、獲得した景品の名称を表す項目である。配送アイコン13dは、配送手配画面に遷移するための項目である。保管期間表示部13eは、獲得した景品の保管期間を表す項目である。注意書部13fは、獲得した景品の注意を表す項目である。配送注意部13gは、獲得した景品の配送に関する注意を表す項目である。チェックボックス13hは、獲得した景品のうち配送するものを選択するための項目である。
【0087】
〔各種処理〕
次に、ゲームシステムLによって実行される各種処理について説明する。以下の処理は、提供者端末1のCPU101、獲得装置2のCPU201、ユーザ端末3のCPU301及び配送者端末4のCPU401がそれぞれ所定のプログラムに従って実行されるものである。
【0088】
〔初期処理〕
図14は、ユーザがゲームシステムLに対して実行する初期処理の手順を説明するためのシーケンスチャートである。本例において、初期処理は、ユーザ登録処理、ログイン処理、ユーザ情報入力処理、ニックネーム編集処理、クレジットカード編集処理、パスワード変更処理、電話番号認証処理等がある。
【0089】
〔ユーザ登録処理〕
図14(a)に示すように、ユーザ登録処理は、ゲームシステムLのサービスの利用者であることを、提供者M側に登録するための処理である。ユーザ端末3のCPU301は、ユーザのブラウザ操作によってゲームシステムLを提供する提供者端末1のポータルサイトの初期画面にアクセスする(SC1)。すると、提供者端末1は、通信制御部104を介して当該アクセスを受け付け、RAM102に初期画面を表示する初期画面データを生成して、これをユーザ端末3に送信する(SC2)。ユーザ端末3のCPU301は、初期画面データを受信すると、これをRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイに初期画面(
図8参照)を表示する。
図8に示すように、ユーザ端末3のディスプレイには、初期画面データを用いて、タイトル8d、サムネイル画像8e、ポイント数、第一獲得装置アイコン8g等から構成される景品見本8cが複数表示される。
【0090】
ユーザAから会員登録アイコンの選択を受け付けると、ユーザ端末3のCPU301は、提供者端末1に対して、ユーザ登録画面の要求を送信する(SC3)。提供者端末1のCPU101は、当該要求を受けると、RAM102にユーザ登録画面データを生成してユーザ端末3に送信する(SC4)。ユーザ端末3のCPU301は、提供者端末1からユーザ登録画面データを受信するとRAMに記憶し、これを用いてディスプレイにユーザ登録画面(図示せず)を表示する。ユーザによってユーザ登録画面(図示せず)に登録情報(メールアドレス、パスワード及びニックネーム)が入力されると、ユーザ端末3のCPUは、登録情報をRAMに記憶する。
【0091】
ユーザによって登録ボタンが選択されると、ユーザ端末3のCPU301は、RAMに記憶した登録情報を提供者端末1に送信する(SC5)。提供者端末1のCPU101は、ユーザ端末3から登録情報を受信すると、これをユーザデータベースに登録する(SC6)。以上の処理により、ユーザは、ゲームシステムLにログインできるようになる。ユーザ登録処理が完了すると、提供者端末1は、RAM102に希望景品選択画面を表示する希望景品選択画面データを生成して、これをユーザ端末3に送信する(SC7)。ユーザ端末3のCPU301は、希望景品選択画面データを受信すると、これをRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイに希望景品選択画面(
図9参照)を表示する(SC8)。
【0092】
本例において、提供者端末1は、タブ表示領域8aに表示されるタブに応じて、希望景品選択画面データを生成している。しかし、提供者端末1は、ユーザ端末3から推測される位置情報、年齢情報、性別情報、在庫情報、ユーザの興味関心情報その他の情報に応じて、希望景品選択画面データを生成してもよい。
【0093】
〔ログイン処理〕
図14(b)に示すように、ログイン処理は、ユーザ登録が完了しているユーザが、ゲームシステムLにログインするための処理である。ゲームシステムLからログアウトしているユーザが、ブラウザ操作により初期画面(
図8)において、メールアドレス欄とパスワード欄にメールアドレスとパスワードを入力してログインボタンを選択すると、ユーザ端末3のCPU301は、これらメールアドレスとパスワードを提供者端末1に送信し、当該ユーザのマイページへのログインを要求する(SC9)。
【0094】
提供者端末1のCPU101は、メールアドレスとパスワードをRAM102に記憶し、これをユーザデータベースに記憶してあるメールアドレスとパスワードを照合(SC10)することによりログイン処理を行う。ログイン処理が完了すると、提供者端末1は、RAM102に希望景品選択画面を表示する希望景品選択画面データを生成して、これをユーザ端末3に送信する(SC11)。ユーザ端末3のCPU301は、希望景品選択画面データを受信すると、これをRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイに希望景品選択画面(
図9参照)を表示する(SC12)。
【0095】
〔ユーザ情報入力処理〕
図14(c)に示すように、ユーザ情報入力処理は、ゲームシステムLに対して、ユーザの情報を登録するための処理である。ゲームシステムLにログインしているユーザが、ブラウザ操作により希望景品選択画面(
図9)において、ユーザ情報を選択すると、ゲームシステムLを提供する提供者端末1のポータルサイトのユーザ情報入力画面にアクセスする(SC13)。すると、提供者端末1は、通信制御部104を介して当該アクセスを受け付け、RAM102にユーザ情報入力画面を表示するユーザ情報入力画面データを生成して、これをユーザ端末3に送信する(SC14)。
【0096】
ユーザ端末3のCPU301は、提供者端末1からユーザ情報入力画面データを受信するとRAMに記憶し、これを用いてディスプレイにユーザ情報入力画面(図示せず)を表示する。ユーザ情報入力画面では、ユーザが入力するユーザ情報として、「氏名」欄、「郵便番号」欄、「都道府県」欄、「市町村」欄、「町名・番地」欄、「建物名」欄、「電話番号」欄、「メールアドレス」欄等が設けられ、ユーザ情報を入力又は更新ができる。ユーザによってユーザ情報入力画面(図示せず)にユーザ情報が入力されると、ユーザ端末3のCPUは、ユーザ情報をRAMに記憶する。ユーザによって決定ボタンが選択されると、ユーザ端末3のCPU301は、RAMに記憶したユーザ情報を提供者端末1に送信する(SC15)。
【0097】
提供者端末1のCPU101は、ユーザ端末3からユーザ情報を受信すると、これをユーザデータベース108に登録する(SC16)。以上の処理により、ユーザは、ユーザ情報をゲームシステムLに対して登録できる。ユーザ情報データベースに登録されるユーザ情報には、ユーザの顔写真や自己紹介(プロフィール)、個人ウェブサイト(ホームページ)のURL(Uniform Resource Locator)、SNS(Social Networking Service)のアドレス等のその他の情報があっても良い。
【0098】
なお、ユーザは、ゲームシステムLを利用することで、ニックネーム編集処理、クレジットカード編集処理、パスワード変更処理、電話番号認証処理等ができる。ニックネーム編集処理は、ユーザが登録しているニックネームを編集する処理である。クレジットカード編集処理は、ユーザがゲームシステムLを利用するためのポイント料などを購入するためのクレジットカード情報の管理や決済等をする処理である。パスワード変更処理は、ユーザが登録しているパスワードを編集する処理である。電話番号認証処理は、ゲームシステムLを利用するユーザが本人であることを電話を使用して認証する処理である。
【0099】
〔獲得装置稼働状況識別処理〕
図15は、獲得装置の稼働状況を識別する処理の手順を説明するためのシーケンスチャートである。
図15に示すように、獲得装置稼働状況識別処理は、獲得装置の稼働状況や機種情報を識別するためにゲームシステムLが実行する処理である。提供者端末1のCPU101は、所定のタイミングになると、第一獲得装置2aに稼働状況情報や機種情報を要求する(SC101)。第一獲得装置2aのCPU201は、通信制御部204を介して当該要求を受け付けると、RAM202に稼働状況情報や機種情報を生成して、これを提供者端末1に送信する(SC102)。
【0100】
第一獲得装置2aのCPU201は、稼働状況情報として、第一獲得装置2aがプレイ中であるか否か、メンテナンス中(故障中、整備中、保守中、点検中、景品の在庫の補充中等)であるか否かのデータを生成する。第一獲得装置2aのCPU201は、機種情報として、第一獲得装置2aの遊び方が「つかみ」や「たこ焼き」のいずれかであるかのデータを生成する。提供者端末1のCPU101は、第一獲得装置2aから稼働状況情報や機種情報を受信するとRAMに記憶し、これを用いてユーザ端末に対して使用できる獲得装置2か否か等を識別して稼働状況データベース112に登録する(SC103)。
【0101】
なお、提供者端末1は、第二獲得装置2b、第三獲得装置2c、第四獲得装置2dに対しても、同様に稼働状況情報や機種情報を要求(SC104、SC107、SC110)する。第二獲得装置2b、第三獲得装置2c、第四獲得装置2dは、提供者端末1に対して稼働状況情報や機種情報を送信(SC105、SC108、SC111)する。提供者端末1は、第二獲得装置2b、第三獲得装置2c、第四獲得装置2dから稼働状況情報や機種情報を受信すると、これらを用いてユーザ端末に対して使用できる獲得装置2か否か等を識別して稼働状況データベース112に登録する(SC106、SC109、SC112)する。
【0102】
〔希望景品選択処理〕
図16は、ユーザが希望する景品を選択するための手順を説明するためのシーケンスチャートである。
図16(a)に示すように、希望景品選択処理は、ユーザから初期画面や希望景品選択画面から希望する希望景品を受け付けるために、ゲームシステムLが実行する処理である。ユーザによって初期画面や希望景品選択画面から景品見本8cが選択されると、ユーザ端末3のCPU301は、希望景品情報をRAM302に記憶し、RAM302に記憶した希望景品情報を提供者端末1に送信する(SC201)。提供者端末1のCPU101は、ユーザ端末3から希望景品情報を受信するとRAM102に記憶し、希望景品情報と稼働状況データベース112とを照合する(SC202)。提供者端末1のCPU101は、希望景品情報とを稼働状況データベース112と照合することで、希望景品を獲得できる獲得装置2の内で、稼働可能なものがあるか否かを判断する。
【0103】
提供者端末1のCPU101は、希望景品を獲得できる獲得装置2の内で稼働可能なものがある場合には、その獲得装置2に対してのみ獲得装置画像情報を要求する。本例において、ユーザが景品見本8cの中から「Nゲーム機」を選択して(
図8参照)、第一獲得装置2aが稼働可能な場合(例えば、メンテナンス中でない場合)、提供者端末1のCPUは、第一獲得装置2aに対して獲得装置画像情報を要求する(SC203)。第一獲得装置2aのCPU201は、通信制御部204を介して当該要求を受け付けると、RAM202にカメラ37が撮影している動画を獲得装置画像情報として生成して、これを提供者端末1に送信する(SC204)。
【0104】
提供者端末1のCPU101は、第一獲得装置2aから獲得装置画像情報を受信するとRAM102に記憶し、獲得装置画像情報、希望景品情報、操作領域情報等及び使用可能装置情報等を用いて第一ゲーム画面情報を生成(SC205)して、これをユーザ端末3に送信する(SC206)。ユーザ端末3のCPU301は、第一ゲーム画面情報を受信すると、これをRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイに第一ゲーム画面(
図10参照)を表示する(SC207)。
【0105】
図10に示すように、ユーザ端末3のディスプレイには、希望景品情報を用いて希望景品表示領域10aが構成され、獲得装置画像情報を用いて撮影画像表示領域10bが構成され、操作領域情報を用いて操作領域10cが構成され、使用可能な獲得装置に関する使用可能装置情報等が第一ゲーム画面として表示される。なお、例えば、獲得装置2のうち、第一獲得装置2aが稼働中、第二獲得装置2bが稼働中であるがユーザDがプレイ中、第三獲得装置2cがメンテナンス中、第四獲得装置2dがメンテナンス中の場合、第一ゲーム画面は、第一獲得装置2aと第二獲得装置2bとを切り替えられるとよい。
【0106】
なお、提供者端末1のCPU101は、希望景品情報と稼働状況データベース112とを照合することなく、稼働可能な獲得装置2があるか否かだけを判断しても良い。提供者端末1は、稼働状況データベース112のみを照合することで、獲得装置2がどのような景品を収容しているかに関わらず、ユーザが遠隔操作できる獲得装置2を捜すことができる。ゲームシステムL1は、ユーザの希望した景品の種類の如何を問わず、ネットワークを介して遠隔操作の対象となる複数の獲得装置の中から効率的にゲームを開始できる。
【0107】
〔希望装置予約処理〕
図16(b)に示すように、希望装置予約処理は、ユーザからゲームをすることを希望する装置の予約を受け付けるために、ゲームシステムLが実行する処理である。ユーザによって第一ゲーム画面からプレイ予約アイコン10jが選択されると、ユーザ端末3のCPU301は、ユーザが希望した第一獲得装置2aを希望装置として希望装置情報をRAM302に記憶し、RAM302に記憶した希望装置情報を提供者端末1に送信する(SC208)。提供者端末1のCPU101は、ユーザ端末3から希望装置情報を受信するとRAM102に記憶し、希望装置情報と稼働状況データベース112とを照合する(SC209)。提供者端末1のCPU101は、希望装置情報と稼働状況データベース112とを照合することで、ユーザが希望する装置である第一希望の獲得装置2aが、他のユーザによってプレイ中であるか否かを判断する。
【0108】
提供者端末1のCPU101は、ユーザの希望装置が他のユーザによってプレイ中である場合には、稼働状況データベース112の予約順を更新し、その予約順にプレイを許可するよう管理する。提供者端末1のCPU101は、例えば、遠隔操作の条件が成立していないことを示すフラグを立て、ユーザ端末3による獲得装置2の遠隔操作が有効にならず、遠隔操作が禁止される。本例において、ユーザの希望装置が第一獲得装置2aの場合、提供者端末1のCPUは、第一獲得装置2aに対して獲得装置画像情報を要求する(SC210)。第一獲得装置2aのCPU201は、通信制御部204を介して当該要求を受け付けると、RAM202にカメラ37が撮影している動画を獲得装置画像情報として生成して、これを提供者端末1に送信する(SC211)。
【0109】
提供者端末1のCPU101は、第一獲得装置2aから獲得装置画像情報を受信するとRAM102に記憶し、獲得装置画像情報、希望景品情報、操作領域情報等及び使用可能装置情報等を用いて、ユーザ端末3aに対して順番待ちになった旨を通知する順番待ち画面データを生成して、これをユーザ端末3に送信する(SC212)。ユーザ端末3のCPU301は、順番待ち画面データを受信すると、これをRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイに順番待ち画面(図示せず)を表示する(SC213)。提供者端末1のCPU101は、ユーザ端末3が予約した順番になるまで、順番待ち画面を表示し続ける。例えば、ユーザAの前に3人が予約していた場合、提供者端末1のCPU101は、予約している3人がゲームを終えるまで、ユーザ端末3に順番待ち画面を表示し続ける。
【0110】
提供者端末1のCPU101は、ユーザの希望装置が他のユーザによってプレイ中でない場合には、第一獲得装置2aをユーザ端末3aによる遠隔操作の対象とする。提供者端末1のCPU101は、例えば、遠隔操作の条件が成立したことを示すフラグを立て、ユーザ端末3による獲得装置2の遠隔操作を有効にする。提供者端末1のCPU101は、RAM102にユーザ端末3aに対して遠隔操作の対象となった旨を通知する順番通知画面データを生成して、これをユーザ端末3に送信する(SC214)。ユーザ端末3のCPU301は、順番通知画面データを受信すると、これをRAM302に記憶し、これを用いてユーザ端末3のディスプレイに順番通知画面(図示せず)を表示する(SC215)。ユーザは、順番通知画面を確認すると、遠隔にある獲得装置2をユーザ端末3で確認しながら遠隔から操作することができる。
【0111】
〔獲得装置画像提供処理〕
図17は、獲得装置を遠隔操作するための手順を説明するためのシーケンスチャートである。
図17(a)に示すように、獲得装置画像提供処理は、獲得装置2の画像をユーザ端末3に提供するために、ゲームシステムLが実行する処理である。ユーザ端末3aに対して遠隔操作の対象となった装置が第一獲得装置2aの場合、ユーザ端末3のCPU301は、提供者端末1に対して獲得装置画像情報を要求する(SC301)。提供者端末1のCPU101は、通信制御部104を介して当該要求を受け付けると、第一獲得装置2aに対して獲得装置画像情報を要求する(SC302)。第一獲得装置2aのCPU201は、通信制御部204を介して当該要求を受け付けると、RAM202にカメラ37が撮影している動画を獲得装置画像情報として生成して、これを提供者端末1に送信する(SC303)。
【0112】
提供者端末1のCPU101は、第一獲得装置2aから獲得装置画像情報を受信するとRAM102に記憶し、獲得装置画像情報、希望景品情報、操作領域情報等及び使用可能装置情報等を用いて第一ゲーム画面情報を生成して、これをユーザ端末3に送信する(SC304)。ユーザ端末3のCPU301は、第一ゲーム画面情報を受信すると、これをRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイに第一ゲーム画面(
図10参照)を表示する(SC305)。ユーザAは、第一ゲーム画面を通じて第一獲得装置2aに配置された代替景品g1を確認することができる。なお、カメラ37が複数ある場合、ユーザがカメラ切替アイコンを選択することで、第一ゲーム画面を異なる角度から撮影した他の画面に切り替えることができる。
【0113】
〔獲得装置操作処理〕
図17(b)に示すように、獲得装置操作処理は、ユーザ端末3を通じて遠隔から獲得装置2を操作するために、ゲームシステムLが実行する処理である。ユーザ端末3aに対して遠隔操作の対象となった装置が第一獲得装置2aの場合、ユーザ端末3のCPU301は、提供者端末1に対して獲得装置操作指示を要求する(SC306)。提供者端末1のCPU101は、通信制御部104を介して当該要求を受け付けると、第一獲得装置2aに対して獲得装置操作指示を送信する(SC307)。第一獲得装置2aのCPU201は、通信制御部204を介して当該要求を受け付けると、獲得機構部205を駆動制御して獲得部32を操作する(SC308)。
【0114】
ユーザ端末3による遠隔操作が有効な場合、ユーザAは、獲得部32を移動させたい方向のキー(
図10参照)を選択する。例えば、獲得部32aをユーザから見て左右方向に移動させたい場合には、横操作キー10kを選択する。同様に、獲得部32aを操作者から見て手前奥方向に移動させたい場合には、縦操作キー10mを選択する。
【0115】
本実施形態に係るユーザ端末3aのようなパーソナルコンピュータの場合は、横操作キー10kや縦操作キー10mによる移動方向の指示のみでなく、獲得部32aの移動をテンキーによる入力で指示することができる。例えば、獲得部31aをユーザAから見て右方向に移動させたい場合、ユーザAは、方向キーの右方向(→)キーを押下すればよい。
【0116】
本実施形態に係るユーザ端末3bのようなスマートフォンの場合は、横操作キー10kや縦操作キー10mによる移動方向の指示のみでなく、ディスプレイをフリックやスワイプすることにより入力で指示することができる。例えば、獲得部31aをユーザAから見て右方向に移動させたい場合、ユーザAは、方向にユーザ端末3bのディスプレイを右方向にフリックすればよい。
【0117】
〔景品管理処理〕
図18は、獲得した景品に関する手順を説明するためのシーケンスチャートである。
図18(a)に示すように、景品管理処理は、ユーザがゲームシステムLを介して景品を獲得したときに、獲得した景品の情報を管理するための処理である。第一獲得装置2aは、ユーザ端末3aからの遠隔操作によって、代替景品g1が景品投入口34aに投入されると、獲得検出部36aが検知して(
図12(a)参照)、RAM202に獲得情報を生成して、これを提供者端末1に送信する(SC401)。提供者端末1は、通信制御部104を介して獲得情報を受け付け、RAM102に景品獲得履歴情報を生成する(SC402)。
【0118】
提供者端末1は、ユーザID、景品ID、装置ID、獲得日時等を取得して、これらを景品獲得履歴情報として管理する。提供者端末1は、ユーザからの発送依頼があったときや、所定の時間(例えば、2週間)の経過により景品獲得情報を更新又は削除する。提供者端末1は、景品獲得履歴情報の入力、更新、削除等を景品獲得履歴データベース108_2に登録する。
【0119】
〔獲得景品一覧画面表示処理〕
獲得景品一覧画面表示処理は、ユーザがゲームシステムLを介して獲得した景品の一覧を表示するための処理である。
図18(b)に示すように、ユーザAから獲得した景品9j(
図9参照)の選択を受け付けると、ユーザ端末3のCPU301は、提供者端末1に対して、獲得景品一覧画面データの要求を送信する(SC403)。提供者端末1のCPU101は、当該要求を受けると、景品獲得履歴データベース108_2に応じて、RAM102に獲得景品一覧画面データを生成してユーザ端末3に送信する(SC404)。ユーザ端末3のCPU301は、提供者端末1から獲得景品一覧画面データを受信するとRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイに獲得景品一覧画面(
図12(b)、
図13(b)参照)を表示する。
【0120】
〔発送依頼処理〕
図18(c)に示すように、発送依頼処理は、ユーザがゲームシステムLを介して獲得した景品の一部又は全部の発送を依頼するための処理である。ユーザは、獲得景品一覧画面(
図12(b)、
図13(b)参照)で、獲得した景品の中から、配送を希望するもののチェックボックスに印を入れて、配送アイコン12dを選択する。配送アイコン12dが選択されると、ユーザ端末3のCPU301は、ユーザが発送を希望した発送依頼景品として発送依頼情報をRAM302に記憶し、RAM302に記憶した発送依頼情報を提供者端末1に送信する(SC405)。提供者端末1のCPU101は、ユーザ端末3から発送依頼情報を受信するとRAM102に記憶し、発送依頼情報とユーザ情報に応じて発送先確認画面情報を生成し、ユーザ端末3に送信する(SC406)。
【0121】
ユーザ端末3のCPU301は、提供者端末1から発送先確認画面情報を受信するとRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイに発送先確認画面(図示せず)を表示する(SC407)。発送先確認画面には、「氏名」、「郵便番号」、「都道府県」、「市町村」、「町名・番地」、「建物名」、「電話番号」、「獲得景品」及び確認アイコン等が表示される。例えば、ユーザAが、
図12(b)に示すように、「Nゲーム機」を選択した場合、発送先確認画面情報の「獲得景品」欄には、「Nゲーム機」が表示される。例えば、ユーザAが、
図13(b)に示すように、「Nゲーム機」と「Dフィギュア」を選択した場合、発送先確認画面情報の「獲得景品」欄には、「Nゲーム機」と「Dフィギュア」が表示される。
【0122】
ユーザが、発送先確認画面(図示せず)で、発送を依頼する景品やその配送先を確認して確認アイコンが選択されると、ユーザ端末3のCPU301は、ユーザが確認した情報である確認済依頼情報をRAM302に記憶し、RAM302に記憶した確認済依頼情報を提供者端末1に送信する(SC408)。提供者端末1のCPU101は、ユーザ端末3から確認済依頼情報を受信するとRAM102に記憶し、RAM102に記憶した確認済依頼情報に応じて、RAM102に発送依頼書画面データを生成する(SC409)。提供者端末1のCPU101は、RAM102に生成した発送依頼書画面データを配送者端末4に送信する(SC410)。
【0123】
配送者端末4は、提供者端末1から発送依頼書画面データを受信すると、これをRAM402に記憶し、これを用いてディスプレイに発送依頼書画面を表示する(SC411)。配送者DEは、配送者端末4に表示された発送依頼書画面を確認して、ユーザAから依頼のあった景品を倉庫から取り出して配送する(SC412)。配送者端末4は、配送者DEによって景品の配送が完了した旨が入力されると、配送者端末4のCPU401は配送完了情報をRAM402に記憶し、RAM402に記憶した配送完了情報を提供者端末1に送信する(SC413)。
【0124】
提供者端末1のCPU101は、配送者端末4から配送完了情報を受信すると、RAM102に記憶し、これに応じて景品獲得情報を更新する(SC414)。本例の場合、提供者端末1のCPU101は、配送が完了した景品の情報を景品獲得情報から削除する。なお、提供者端末1は、配送の状況に応じて、ユーザ端末3に「出荷準備中」、「発送済み」、「輸送中」、「X月X日にお届け予定」等の配送状況情報を送信し、ユーザ端末3に表示させても良い。このように提供者Mは、ゲームシステムLを採用することで、景品を自ら在庫としてもつことなく、ゲームを提供することができる。また、ユーザは、ゲームシステムLを使用することで、代替景品g1を獲得すれば希望景品を得ることができるため、希望景品が収容された獲得装置2を捜す手間を省くことができる。さらに、ユーザは、ゲームシステムLを使用することで、獲得装置2がメンテナンス中であるか否かを意識することがなく、すぐにゲームを開始できる獲得装置2を捜しだすことができる。
【0125】
〔第二実施形態〕
本発明の第二実施形態のゲームシステムL2を図面に基づいて説明する。
図19(a)は、第三獲得景品一覧画面の一例を示す図である。第三獲得景品一覧画面は、ゲームシステムL2を利用したユーザが獲得した景品の一覧を示す画面である。なお、第三獲得景品一覧画面を構成する獲得景品一覧表示部19bからチェックボックス19hは、第二獲得景品一覧画面を構成する獲得景品一覧表示部13bからチェックボックス19hと同様であるため、詳細な説明は省略する。選択アイコン19iは、カタログギフト画面19jを表示するための項目である。ゲームシステムL2は、ユーザの希望した景品の種類の如何を問わず、ネットワークを介して遠隔操作の対象となる複数の獲得装置の中から効率的にゲームを開始できる。
【0126】
図19(b)は、カタログギフト画面の一例を示す図である。カタログギフト画面19jは、ゲームシステムL2を利用してユーザが獲得した景品がカタログギフトの場合その一覧を示す画面である。選択景品名称19kは、選択する景品の名称を表す項目である。選択景品画像19m、選択する景品の画像を表す項目である。ラジオボタン19nは、カタログギフトのうち配送するものを選択するための項目である。ユーザは、ゲームシステムL2を通じて獲得したカタログギフトに応じて、複数の選択景品の中から好みの選択景品を選択することができる。
【0127】
図20は、カタログギフトを選択する手順を説明するためのシーケンスチャートである。
図20に示すように、カタログギフト選択処理は、ユーザがゲームシステムL2を介してカタログギフトを景品として獲得したときに、カタログギフトから好みの景品の情報を管理するための処理である。ユーザは、獲得景品一覧画面(
図19(a)参照)で、獲得した景品の中にカタログギフトがある場合、選択アイコンを選択する。ユーザAから配送アイコン12dの選択を受け付けると、ユーザ端末3のCPU301は、選択景品データベース109_2からカタログギフト情報を読み込んでRAM302に記憶し、RAM302に記憶したカタログギフト情報を提供者端末1に送信する(SC501)。
【0128】
提供者端末1のCPU101は、ユーザ端末3からカタログギフト情報を受信するとRAM102に記憶し、カタログギフト情報に応じたカタログギフト画面データを生成して、これをユーザ端末3に送信する(SC502)。ユーザ端末3のCPU301は、カタログギフト画面データを受信すると、これをRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイにカタログギフト画面(
図19(b)参照)を表示する(SC503)。
【0129】
ユーザは、カタログギフト画面(
図19(b)参照)で、好みのカタログギフトがある場合、配送を希望するもののラジオボタン19nに印を入れて、決定アイコン19pを選択する。決定アイコン19pが選択されると、ユーザ端末3のCPU301は、ユーザが配送を希望した選択依頼景品として選択依頼情報をRAM302に記憶し、カタログギフト画面を閉じる(SC504)。
【0130】
本発明の第二実施形態では、景品をはじめから選択するのではなく、景品獲得後に例えば、価格帯等に応じて、ユーザに景品を選択させることができる。提供者端末1は、カタログギフト情報として価格帯(例えば、2000円台)に応じて、カタログギフト画面データを生成している。しかし、提供者端末1は、ユーザ端末3から推測される位置情報、年齢情報、性別情報、在庫情報、ユーザの興味関心情報その他の情報に応じて、カタログギフト画面データを生成してもよい。なお、本例においては、カタログギフト情報は、提供者端末1に用意されたものから選択できるが、提供者が提携する他の業者の端末から選択できるようにしても良い。
【0131】
〔第三実施形態〕
本発明の第三実施形態のゲームシステムL3を図面に基づいて説明する。
図21は、第三実施形態のゲームシステムL3が提供するサービスの概要を示す図である。ゲームシステムL3は、提供者Mが配送者DEに獲得装置2の管理を委託する場合である。提供者Mは、配送者DEに獲得装置2のメンテナンス、景品の在庫管理、景品情報の入出力等を委託することで、自ら管理することなく、ゲームシステムL3の企画、運営、実行に専念できる。
【0132】
〔第四実施形態〕
本発明の第四実施形態のゲームシステムL4を図面に基づいて説明する。
図22は、第四実施形態のゲームシステムL4が提供するサービスの概要を示す図である。ゲームシステムL4は、提供者MがA国で実行しているサービスを、他国であるB国やC国のユーザに提供することができる。ユーザが景品を獲得した場合、B国のユーザが獲得した景品はB国の配送者DEから配送され、C国のユーザが獲得した景品はC国の配送者DEから配送される。このように、ゲームシステムL4は、国を跨いでサービスを提供することができる。また、提供者端末1は、ユーザ端末3から推測される国に応じて、提供する景品やサービスを変えても良い。
【0133】
〔第五実施形態〕
本発明の第五実施形態のゲームシステムL5を図面に基づいて説明する。
図23は、第五実施形態のゲームシステムL5が提供するサービスの概要を示す図である。ゲームシステムL5は、提供者Mが提携している業者の商品をユーザに提供することができる。例えば、発送者Sがお菓子屋である場合、ゲームシステムL5で取り扱う景品にお菓子が含まれる。ユーザが景品としてお菓子を獲得して、発送の要求をした場合、ゲームシステムL5は、発送者Sに発送依頼を要求する。発送依頼を要求された発送者Sは、発送依頼に応じたお菓子を、配送者DEを通じてユーザに配送する。このように、ゲームシステムL5は、提供者Mが様々な業種の発送者Sと提携することで、ユーザに様々な景品を提供することができる。
【0134】
〔第六実施形態〕
本発明の第六実施形態のゲームシステムL6を図面に基づいて説明する。
図24は、第六実施形態のゲームシステムL6が提供するサービスの概要を示す図である。ユーザによって希望ポイント選択画面(
図24(a))から希望ポイントが選択されると、ユーザ端末3のCPU301は、希望ポイント情報をRAM302に記憶し、RAM302に記憶した希望ポイント情報を提供者端末1に送信する。提供者端末1のCPU101は、ユーザ端末3から希望ポイント情報を受信するとRAM102に記憶し、希望ポイント情報と稼働状況データベース112とを照合する。提供者端末1のCPU101は、希望ポイント情報とを稼働状況データベース112と照合することで、希望ポイントを獲得できる獲得装置2の内で、稼働可能なものがあるか否かを判断する。
【0135】
提供者端末1のCPU101は、希望ポイントを獲得できる獲得装置2の内で稼働可能なものがある場合には、その獲得装置2に対してのみ獲得装置画像情報を要求する。本例において、ユーザがポイントの中から「1PLAY 600LP」を選択して(
図24(b)参照)、第一獲得装置2aから第四獲得装置2dが稼働可能な場合(例えば、メンテナンス中でない場合)、提供者端末1のCPUは、第一獲得装置2aから第四獲得装置2dに対して獲得装置画像情報を要求する。第一獲得装置2aから第四獲得装置2dのCPU201は、通信制御部204を介して当該要求を受け付けると、RAM202にカメラ37が撮影している動画を獲得装置画像情報として生成して、これを提供者端末1に送信する。
【0136】
提供者端末1のCPU101は、第一獲得装置2aから第四獲得装置2dの獲得装置画像情報を受信するとRAM102に記憶し、獲得装置画像情報、希望景品情報、操作領域情報等及び使用可能装置情報等を用いて希望装置選択画面情報を生成して、これをユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3のCPU301は、希望装置選択画面情報を受信すると、これをRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイに希望装置選択画面(
図24(b)参照)を表示する。ゲームシステムL6は、ゲームシステムLと異なり、まずユーザに獲得装置を選択させるサービスを提供することができる。つまり、ユーザは、様々な獲得装置を確認することで、どれが一番景品を獲得しやすいかを判断することができる。ユーザは、獲得したポイントに応じた景品を獲得することができる。
【0137】
〔第七実施形態〕
本発明の第七実施形態のゲームシステムL7を図面に基づいて説明する。
図25(a)は、たこ焼き台の希望ポイント選択画面の一例を示す図であり、
図25(b)は、つかみ台の希望ポイント選択画面の一例を示す図である。
図26は、希望装置選択画面の一例を示す図である。
図25(a)又は
図25(b)に示すように、ユーザによって希望ポイント選択画面から希望ポイントが選択されると、ユーザ端末3のCPU301は、希望ポイント情報をRAM302に記憶し、RAM302に記憶した希望ポイント情報を提供者端末1に送信する。提供者端末1のCPU101は、ユーザ端末3から希望ポイント情報を受信するとRAM102に記憶し、稼働状況データベース112を照合する。提供者端末1のCPU101は、稼働状況データベース112を照合することで、稼働可能な獲得装置2があるか否かを判断する。
【0138】
提供者端末1のCPU101は、稼働可能な獲得装置2がある場合には、その獲得装置2を選択するための獲得装置選択情報を要求する。本例において、ユーザがポイントの中から「1PLAY 2000LP」を選択して(
図26参照)、15台の獲得装置2が稼働可能な場合(例えば、メンテナンス中でない場合)、提供者端末1のCPUは、獲得装置2に対して獲得装置選択情報を要求する。15台の獲得装置2のCPU201は、通信制御部204を介して当該要求を受け付けると、RAM202にカメラ37が撮影している動画を獲得装置画像情報として生成して、これを提供者端末1に送信する。
【0139】
提供者端末1のCPU101は、15台の獲得装置2の獲得装置画像情報を受信するとRAM102に記憶する。提供者端末1のCPU101は、15台の獲得装置2に応じて文字、図形及び記号等を使用して15台分の獲得装置アイコン画像情報を生成して、これをユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3のCPU301は、獲得装置アイコン画像情報を受信すると、これをRAM302に記憶し、
図26に示すように、ディスプレイに15台分の獲得装置アイコン画像からなる希望装置選択画面を表示する。ユーザによって希望装置選択画面からプレイを希望する装置が選択されると、ユーザ端末3のCPU301は、ユーザが希望した獲得装置2を希望装置として希望装置情報をRAM302に記憶し、RAM302に記憶した希望装置情報を提供者端末1に送信する。
【0140】
提供者端末1のCPU101は、ユーザの希望装置が他のユーザによってプレイ中でない場合には、その獲得装置2を希望ポイントを獲得できる装置として記憶して、ユーザ端末3aによる遠隔操作の対象とする。ゲームシステムL7は、ゲームシステムL6と異なり、ユーザ端末3が動画である複数の獲得装置画像情報を受信しないため、通信量が少なくて済む。ゲームシステムL7は、ユーザの希望したポイントを問わず、ネットワークを介して遠隔操作の対象となる複数の獲得装置の中から効率的にゲームを開始できる。
【0141】
〔第八実施形態〕
本発明の第八実施形態のゲームシステムL8を図面に基づいて説明する。
図27は、たこ焼き台機種切替画面の一例を示す図である。
図28は、つかみ台機種切替画面の一例を示す図である。ゲームシステムL8は、ユーザの操作に応じて、遊びたい装置や機種を容易に変更することができる。例えば、提供者端末1のCPU101が、獲得装置2a、2b、2c、2dの獲得装置画像情報を受信して、RAM102に記憶している場合において、ユーザの操作に応じて、ユーザが遊びたい装置や機種(例えば、つかみ台又はたこ焼き台)を切り替えることができる。
【0142】
図27に示すように、ユーザ端末3が、獲得装置2bを表示している場合、ユーザが矢印キー27aを押すことで、獲得装置2dに表示を切り替えることができる。つまり、ユーザが矢印キー27aを押すことで、ユーザ端末3のCPU301は、提供者端末1に対して獲得装置2dの獲得装置画像情報を要求する。提供者端末1のCPU101は、通信制御部104を介して当該要求を受け付けると、獲得装置画像提供処理(
図17参照)を通じて、ゲーム画面情報を生成して、これをユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3のCPU301は、ゲーム画面情報を受信すると、これをRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイに獲得装置2dを使用したゲーム画面を表示する。このように、ゲームシステムL8は、一のたこ焼き台から他のたこ焼き台へ、又は一のつかみ台から他のつかみ台へというように、同じ機種の間で異なる獲得装置2に切り替えることができる。
【0143】
図27に示すように、ユーザ端末3が、たこ焼き台を機種としている獲得装置2bを表示している場合、切替ボタン27bを押すことで、つかみ台を機種としている獲得装置2cに表示を切り替えることができる(
図28参照)。つまり、ユーザが切替ボタン27bを押すことで、ユーザ端末3のCPU301は、提供者端末1に対して獲得装置2cの獲得装置画像情報を要求する。提供者端末1のCPU101は、通信制御部104を介して当該要求を受け付けると、獲得装置画像提供処理(
図17参照)を通じて、ゲーム画面情報を生成して、これをユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3のCPU301は、ゲーム画面情報を受信すると、これをRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイに獲得装置2cを使用したゲーム画面を表示する。このように、ゲームシステムL8は、たこ焼き台からつかみ台へというように、異なる機種の獲得装置2に切り替えることができる。
【0144】
図28に示すように、ユーザ端末3が、つかみ台を機種としている獲得装置2cを表示している場合、切替ボタン28bを押すことで、たこ焼き台を機種としている獲得装置2bに表示を切り替えることができる(
図27参照)。つまり、ユーザが切替ボタン28bを押すことで、ユーザ端末3のCPU301は、提供者端末1に対して獲得装置2bの獲得装置画像情報を要求する。提供者端末1のCPU101は、通信制御部104を介して当該要求を受け付けると、獲得装置画像提供処理(
図17参照)を通じて、ゲーム画面情報を生成して、これをユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3のCPU301は、ゲーム画面情報を受信すると、これをRAM302に記憶し、これを用いてディスプレイに獲得装置2bを使用したゲーム画面を表示する。このように、ゲームシステムL8は、つかみ台からたこ焼き台へというように、異なる機種の獲得装置2に切り替えることができる。このように、ゲームシステムL8は、ユーザが提供者Mが、遊びたい獲得装置2や機種に容易に切り替えることができる。
【0145】
〔第九実施形態〕
本発明の第九実施形態のゲームシステムL9を図面に基づいて説明する。
図29は、第九実施形態のゲームシステムL9が提供する景品交換画面の一例を示す図である。ゲームシステムL8では、景品獲得時や景品獲得後に価格帯等に応じて、ユーザに景品を交換させることができる。例えば、ユーザは、第一獲得装置2aは、ユーザ端末3aからの遠隔操作によって、代替景品g1が景品投入口34aに投入されると、獲得検出部36aが検知して(
図12(a)参照)、RAM202に獲得情報と景品交換画面情報を生成して、これを提供者端末1に送信する(SC401)。景品交換画面情報は、獲得景品画像29a、交換景品画像29b、29c、29d等から生成される。
【0146】
図29に示すように、ユーザが獲得景品として、アクションフィギュアを獲得した場合、提供者端末1は、アクションフィギュアの価格帯(例えば、2000円台)に応じて、交換景品画面情報を生成して、ユーザ端末3に交換景品画面を表示させる。交換景品画面には、獲得景品画像29aの他に、ユーザが交換できる交換景品として交換景品画像29b、29c、29dが表示される。提供者端末1は、ユーザ端末3から推測される位置情報、年齢情報、性別情報、在庫情報、ユーザの興味関心情報その他の情報に応じて、交換景品画面情報を生成してもよい。ユーザが、交換景品画面から獲得景品ではなく、交換景品を選択すると、選択された交換景品が獲得景品となる。ゲームシステムL9は、獲得景品を交換できることで、ユーザの興味関心情報を取得することができ、獲得装置で獲得できる景品の分析に使用できる。
【0147】
以上、本発明の実施の形態の説明を行ったが、本発明は、この実施の形態に限定されることはなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内で変更ができる。本発明は、テーブル形式によって各データを格納することについて説明をしたが、これらのデータは必ずしもテーブルによるデータ構造で表現されていなくても良い。例えば、リスト、DB、キュー等のデータ構造やそれ以外の方法で表現されていても良い。
【符号の説明】
【0148】
1 :提供者端末
2 :獲得装置
3 :ユーザ端末
4 :配送者端末
101 :CPU
102 :RAM
103 :ROM
104 :通信制御部
105 :入力部
106 :出力部
107 :記憶部