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特許7457868情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-19
(45)【発行日】2024-03-28
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240321BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2023200010
(22)【出願日】2023-11-27
(62)【分割の表示】P 2022096061の分割
【原出願日】2022-06-14
(65)【公開番号】P2024020544
(43)【公開日】2024-02-14
【審査請求日】2023-11-27
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514020389
【氏名又は名称】TIS株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大森 美和
(72)【発明者】
【氏名】小林 慶介
【審査官】田上 隆一
(56)【参考文献】
【文献】特開2021-136040(JP,A)
【文献】特開2021-108051(JP,A)
【文献】特開2021-165899(JP,A)
【文献】我が社の構想 3社のジョイントベンチャー・まちのわ デジタル通貨で地域経済を活性化,月刊事業構想,日本,学校法人先端教育機構事業構想大学院大学出版部,2022年03月01日,通巻第114号,p.54~55
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00ー99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定の地域の住民を識別する住民識別情報であって、前記特定の地域で利用可能な地域バリューによる決済機能を備えた地域ウォレットサービスを利用する利用者を識別する利用者識別情報と紐づけられた前記利用者の住民識別情報を取得した場合、前記特定の地域に対応する地方自治体の都市ОSの住民情報データベースを参照して、取得した前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在するか否かを判定し、前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在すると判定した場合、前記利用者が前記特定の地域の住民であると判定し、前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在しないと判定した場合、前記利用者が前記特定の地域の住民でないと判定し、前記利用者が前記特定の地域の住民でないと判定された場合、前記利用者の位置情報を取得し、前記利用者の位置情報に基づいて、前記利用者が前記特定の地域に位置するか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって前記利用者が前記特定の地域に位置すると判定された場合、前記特定の地域を訪れた訪問者向けのサービスを前記利用者の端末装置に表示させるよう制御する処理部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記処理部は、
前記訪問者向けのサービスとして、前記特定の地域とは異なる他の地域で利用可能な地域バリューであって、前記特定の地域で利用可能な地域バリューと連携可能な地域バリューによる決済手段を前記利用者の端末装置に表示させるよう制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記処理部は、
前記訪問者向けのサービスとして、前記特定の地域を観光のために訪れた観光者向けのサービスを前記利用者の端末装置に表示させるよう制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記判定部は、
前記利用者の位置情報として、前記利用者の端末装置に搭載されたGPS(Global Positioning System)の位置情報に基づいて、前記利用者が前記特定の地域に位置するか否かを判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記判定部は、
前記利用者の位置情報として、前記利用者の交通機関の利用履歴に関する利用情報に基づいて、前記利用者が前記特定の地域に位置するか否かを判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
特定の地域の住民を識別する住民識別情報であって、前記特定の地域で利用可能な地域バリューによる決済機能を備えた地域ウォレットサービスを利用する利用者を識別する利用者識別情報と紐づけられた前記利用者の住民識別情報を取得した場合、前記特定の地域に対応する地方自治体の都市ОSの住民情報データベースを参照して、取得した前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在するか否かを判定し、前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在すると判定した場合、前記利用者が前記特定の地域の住民であると判定し、前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在しないと判定した場合、前記利用者が前記特定の地域の住民でないと判定し、前記利用者が前記特定の地域の住民でないと判定された場合、前記利用者の位置情報を取得し、前記利用者の位置情報に基づいて、前記利用者が前記特定の地域に位置するか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程によって前記利用者が前記特定の地域に位置すると判定された場合、前記特定の地域を訪れた訪問者向けのサービスを前記利用者の端末装置に表示させるよう制御する処理工程と、
を含む情報処理方法。
【請求項7】
特定の地域の住民を識別する住民識別情報であって、前記特定の地域で利用可能な地域バリューによる決済機能を備えた地域ウォレットサービスを利用する利用者を識別する利用者識別情報と紐づけられた前記利用者の住民識別情報を取得した場合、前記特定の地域に対応する地方自治体の都市ОSの住民情報データベースを参照して、取得した前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在するか否かを判定し、前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在すると判定した場合、前記利用者が前記特定の地域の住民であると判定し、前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在しないと判定した場合、前記利用者が前記特定の地域の住民でないと判定し、前記利用者が前記特定の地域の住民でないと判定された場合、前記利用者の位置情報を取得し、前記利用者の位置情報に基づいて、前記利用者が前記特定の地域に位置するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記利用者が前記特定の地域に位置すると判定された場合、前記特定の地域を訪れた訪問者向けのサービスを前記利用者の端末装置に表示させるよう制御する処理手段と、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートシティの実現を目指す地域や、キャッシュレスと活性化を実現したい地域のための、さまざまなサービスをつなぐキャッシュレスプラットフォームに関する技術が知られている。例えば、地域住民が固有に持つ住民IDでの決済を行うウォレット機能を持つスマートフォンアプリ(以下、地域ウォレットアプリ)に関する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】“地域ウォレットサービス/ID決済プラットフォーム”、[online]、[令和4年3月28日検索]、インターネット<URL:https://www.tis.jp/service_solution/payment-platform/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
地域ウォレットサービスを利用する利用者のユーザビリティを向上させることを可能とする技術が望まれている。例えば、特定の地域における地域ウォレットサービスを利用する他の地域の住民である利用者が、特定の地域を訪れた際のユーザビリティを向上させる技術が望まれている。
【0005】
そこで、本開示では、特定の地域における地域ウォレットサービスを利用する他の地域の住民である利用者が、特定の地域を訪れた際のユーザビリティを向上させることができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、特定の地域の住民を識別する住民識別情報であって、前記特定の地域で利用可能な地域バリューによる決済機能を備えた地域ウォレットサービスを利用する利用者を識別する利用者識別情報と紐づけられた住民識別情報を取得した場合、前記特定の地域に対応する地方自治体の都市ОSの住民情報データベースを参照して、取得した前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在するか否かを判定し、前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在すると判定した場合、前記利用者が前記特定の地域の住民であると判定し、前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在しないと判定した場合、前記利用者が前記特定の地域の住民でないと判定し、前記利用者が前記特定の地域の住民でないと判定された場合、前記利用者の位置情報を取得し、前記利用者の位置情報に基づいて、前記利用者が前記特定の地域に位置するか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記利用者が前記特定の地域に位置すると判定された場合、前記特定の地域を訪れた訪問者向けのサービスを前記利用者の端末装置に表示させるよう制御する処理部と、を備える。
【0007】
本発明の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが実行する情報処理方法であって、特定の地域の住民を識別する住民識別情報であって、前記特定の地域で利用可能な地域バリューによる決済機能を備えた地域ウォレットサービスを利用する利用者を識別する利用者識別情報と紐づけられた前記利用者の住民識別情報を取得した場合、前記特定の地域に対応する地方自治体の都市ОSの住民情報データベースを参照して、取得した前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在するか否かを判定し、前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在すると判定した場合、前記利用者が前記特定の地域の住民であると判定し、前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在しないと判定した場合、前記利用者が前記特定の地域の住民でないと判定し、前記利用者が前記特定の地域の住民でないと判定された場合、前記利用者の位置情報を取得し、前記利用者の位置情報に基づいて、前記利用者が前記特定の地域に位置するか否かを判定する判定工程と、前記判定工程によって前記利用者が前記特定の地域に位置すると判定された場合、前記特定の地域を訪れた訪問者向けのサービスを前記利用者の端末装置に表示させるよう制御する処理工程と、を含む。
【0008】
本発明の一態様に係る情報処理プログラムは、特定の地域の住民を識別する住民識別情報であって、前記特定の地域で利用可能な地域バリューによる決済機能を備えた地域ウォレットサービスを利用する利用者を識別する利用者識別情報と紐づけられた前記利用者の住民識別情報を取得した場合、前記特定の地域に対応する地方自治体の都市ОSの住民情報データベースを参照して、取得した前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在するか否かを判定し、前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在すると判定した場合、前記利用者が前記特定の地域の住民であると判定し、前記利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在しないと判定した場合、前記利用者が前記特定の地域の住民でないと判定し、前記利用者が前記特定の地域の住民でないと判定された場合、前記利用者の位置情報を取得し、前記利用者の位置情報に基づいて、前記利用者が前記特定の地域に位置するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記利用者が前記特定の地域に位置すると判定された場合、前記特定の地域を訪れた訪問者向けのサービスを前記利用者の端末装置に表示させるよう制御する処理手段と、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、特定の地域における地域ウォレットサービスを利用する他の地域の住民である利用者が、特定の地域を訪れた際のユーザビリティを向上させることを可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理装置による処理手順を示すフローチャートである。
図4図4は、変形例に係る情報処理装置による処理手順を示すフローチャートである。
図5図5は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0012】
(実施形態)
〔1.情報処理システムの構成例〕
図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。情報処理システム1は、端末装置10と、情報処理装置100を備える。端末装置10と、情報処理装置100とは所定のネットワーク(図示略)を介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す情報処理システム1には、任意の数の端末装置10と、任意の数の情報処理装置100が含まれてもよい。
【0013】
端末装置10は、利用者によって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、端末装置10には、特定の地域で利用可能な地域バリューによる決済機能を備えた地域ウォレットサービス(以下、「特定地域における地域ウォレットサービス」と記載する)用のアプリケーション(以下、「特定地域における地域ウォレットアプリ」と記載する)がインストールされている。ここで、地域バリューとは、例えば、特定の地域で利用可能な電子マネー、ポイント、商品券またはクーポンである。端末装置10は、情報処理装置100によって配信される特定地域における地域ウォレットサービスに関する情報を、特定地域における地域ウォレットアプリにより表示する。なお、図1に示す例では、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。
【0014】
情報処理装置100は、利用者に各種のサービスを提供する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。具体的には、情報処理装置100は、特定地域における地域ウォレットサービスを提供する。例えば、情報処理装置100は、特定地域における地域ウォレットサービスを利用する利用者を識別する利用者識別情報(利用者IDともいう)と、特定の地域の住民を識別する住民識別情報(住民IDともいう)とを紐づけて管理する。また、情報処理装置100は、地域バリューのチャージ機能を提供する。また、情報処理装置100は、各種決済事業者とAPIにより連携し、各種決済事業者によって提供される電子決済、および、地域バリューによる決済の中から利用者が所望する決済手段を選択できる機能を提供する。また、情報処理装置100は、各種決済事業者によって提供される電子決済、および、地域バリューによる決済をまたいだ決済履歴に関する情報を提供する。また、情報処理装置100は、特定の地域における生活をサポートするための生活情報を提供する地域ポータル、および、スマートレシートなどのミニアプリを提供する。また、情報処理装置100は、利用者の購買行動情報の分析レポートを提供するサービスを提供する。
【0015】
ここで、スマートレシート、および、スマートレシート情報について説明する。店舗に設置されたPOS(Point of Sales)用の端末装置(以下、POS端末ともいう)は、利用者が購入しようとしている商品ごとのバーコードを読み取る。POS端末は、全商品のバーコードの読み取りが完了した場合、各商品のバーコードに埋め込まれた商品情報およびPOS端末を識別するPOS端末識別情報を情報処理装置100に送信する。例えば、POS端末は、商品情報として、商品の種類(例えば、「食品」など)、商品の名称(例えば、「A市産玉ねぎ」など)、および、商品の金額に関する情報を送信する。また、端末装置10は、特定地域における地域ウォレットアプリによりスマートレシート用のバーコードを画面に表示する。POS端末は、端末装置10の画面に表示されたスマートレシート用のバーコードを読み取る。続いて、POS端末は、スマートレシート用のバーコードに埋め込まれた利用者識別情報およびスマートレシートを識別するスマートレシート識別情報を情報処理装置100に送信する。情報処理装置100の取得部131は、スマートレシート情報として、利用者識別情報、スマートレシート識別情報、商品情報、および、POS端末識別情報をPOS端末から取得する。
【0016】
また、情報処理装置100は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現する。例えば、情報処理装置100は、各地方自治体の都市ОS、デジタル通貨プラットフォーム、各種決済事業者、購買行動やその他外部データ、および決済機能やデータの提供先とAPI連携する。
【0017】
〔2.情報処理装置の構成例〕
図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示させるための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を備えてもよい。
【0018】
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
【0019】
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。具体的には、記憶部120は、地域ウォレットサービスを利用する利用者を識別する利用者識別情報と、利用者の住民識別情報とを紐づけた情報であるID管理情報を記憶する。ここで、利用者識別情報は、例えば、地域ウォレットサービスの登録時に利用者が登録した情報(例えば、メールアドレス、氏名、任意のアカウント名、生年月日、性別、住所、職場(通学先)情報等)や、登録時に発行される識別ID(あるいは、利用者自身が登録したID)を含んでよい。また、利用者識別情報は、公知の画像認識の技術を用いて、利用者の身分証の情報を含む画像から読み取った利用者の身分証の情報を含んでよい。また、住民識別情報とは、特定の地域(例えば、都道府県や市区町村などの各地方自治体)の住民を識別する識別情報である。住民識別情報は、例えば、都市ОSに紐づく情報であってもよいし、地方自治体等が保有する情報(例えば、住民票、個人番号等の登録情報)であってもよい。住民識別情報は、都市ОSに紐づく情報として、例えば、利用者が都市ОSにアカウントを作成した際に発行される住民IDであってもよいし、住民IDに紐づく利用者の属性を示す属性情報であってもよい。また、記憶部120は、利用者が地域ウォレットサービスを利用して決済を行った決済対象に関するスマートレシート情報を記憶する。
【0020】
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0021】
図2に示すように、制御部130は、取得部131と、判定部132と、処理部133を有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0022】
取得部131は、特定地域における地域ウォレットサービスに関する情報の配信要求を端末装置10から受け付けた場合、記憶部120のID管理情報を参照して、配信要求の送信元である端末装置10の利用者の利用者識別情報と紐づけられた住民識別情報(以下、利用者の住民識別情報ともいう)を取得する。
【0023】
判定部132は、特定地域における地域ウォレットサービスを利用する利用者を識別する利用者識別情報と、特定の地域の住民を識別する住民識別情報であって、利用者識別情報と紐づけられた住民識別情報とに基づいて、利用者が特定の地域の住民であるか否かを判定する。具体的には、判定部132は、取得部131によって利用者の住民識別情報が取得された場合、特定の地域に対応する地方自治体の都市ОSをAPIで呼び出す。続いて、判定部132は、特定の地域に対応する地方自治体の都市ОSの住民情報データベースを参照して、取得部131が取得した利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在するか否かを判定する。判定部132は、利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在すると判定した場合、利用者が特定の地域の住民であると判定する。一方、判定部132は、利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在しないと判定した場合、利用者が特定の地域の住民でないと判定する。判定部132は、利用者が特定の地域の住民でないと判定した場合、利用者が特定の地域を訪れた訪問者であると判定してもよい。
【0024】
また、判定部132は、利用者が特定の地域の住民でないと判定された場合、利用者の位置情報を取得する。具体的には、判定部132は、利用者の位置情報として、利用者の端末装置に搭載されたGPS(Global Positioning System)の位置情報を取得する。続いて、判定部132は、利用者の位置情報に基づいて、利用者が特定の地域に位置するか否かを判定する。
【0025】
処理部133は、判定部132によって利用者が特定の地域に位置すると判定された場合、特定の地域を訪れた訪問者向けのサービスを利用者の端末装置10に表示させるよう制御する。具体的には、処理部133は、訪問者向けのサービスとして、他の地域で利用可能な地域バリューであって、特定の地域で利用可能な地域バリューと連携可能な地域バリューによる決済手段を利用者の端末装置10に表示させるよう制御する。より具体的には、処理部133は、他の地域で利用可能な電子マネーであって、特定の地域で利用可能な電子マネーと連携可能な電子マネーによる決済手段を利用者の端末装置10に表示させるよう制御する。例えば、処理部133は、他の地域で利用可能な電子マネーであって、特定の地域で利用可能な電子マネーと連携可能な電子マネーによる決済手段を優先的に表示するよう指示する制御情報を端末装置10に送信する。あるいは、処理部133は、他の地域で利用可能な電子マネーであって、特定の地域で利用可能な電子マネーと連携可能な電子マネーによる決済手段を利用者に対してレコメンドするよう指示する制御情報を端末装置10に送信してもよい。
【0026】
〔3.情報処理手順〕
図3は、実施形態に係る情報処理装置による処理手順を示すフローチャートである。図3に示す例では、特定の地域(例えば、福島県のA市)で利用可能な地域バリューによる決済機能を備えた地域ウォレットサービス(以下、A市の地域ウォレットサービスと記載する)を利用する他の地域(例えば、岐阜県のM市)の住民である利用者が、特定の地域(例えば、福島県のA市)を訪れ、訪問者と判定される。このとき、情報処理装置100は、他の地域の住民である利用者が、特定の地域(例えば、福島県のA市)で特定の地域の地域ウォレットサービス(例えば、A市の地域ウォレットサービス)を利用する際に、利用者に対して観光者向けのサービスに関する情報を提供する場合について説明する。
【0027】
図3では、取得部131は、地域ウォレットサービスに関する情報の配信要求を端末装置10から受け付けた場合、記憶部120のID管理情報を参照して、端末装置10の利用者の利用者識別情報と紐づけられた住民識別情報を取得する(ステップS101)。判定部132は、特定の地域に対応する地方自治体の都市ОSの住民情報データベースを参照して、取得部131が取得した利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在するか否かを判定する(ステップS102)。
【0028】
判定部132は、利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在すると判定した場合(ステップS102;Yes)、利用者が特定の地域の住民であると判定する(ステップS103)。一方、判定部132は、利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在しないと判定した場合(ステップS102;No)、利用者が特定の地域の住民でないと判定する。判定部132は、利用者が特定の地域の住民でないと判定した場合、利用者の端末装置10に搭載されたGPSの位置情報を取得する。続いて、判定部132は、GPSの位置情報に基づいて、利用者が特定の地域に最後に位置したのが所定時間内であるか否かを判定する(ステップS104)。
【0029】
判定部132は、利用者が特定の地域に最後に位置したのが所定時間内でないと判定した場合(ステップS104;No)、利用者が過去に特定の地域を訪れた元訪問者であると判定する(ステップS105)。一方、判定部132は、利用者が特定の地域に最後に位置したのが所定時間内であると判定した場合(ステップS104;Yes)、利用者が特定の地域を訪れた訪問者であると判定する(ステップS106)。判定部132によって、利用者が特定の地域を訪れた訪問者であると判定された場合、処理部133は、訪問者向けのサービスとして、特定の地域を観光のために訪れた観光者向けのサービスを利用者の端末装置10に表示させる。例えば、処理部133は、観光者向けのサービスとして、観光者向けのアプリケーション(以下、ミニアプリともいう)を端末装置10の画面に表示させる(ステップS107)。例えば、処理部133は、ミニアプリの一例として、観光者向けのスタンプラリーを利用可能なアプリケーションを端末装置10の画面に表示させる。
【0030】
〔4.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置100の他の実施形態について説明する。なお、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0031】
〔4-1.連携可能な他の地域の地域バリューによる決済手段の表示〕
上述した実施形態では、処理部133が、訪問者向けのサービスとして、特定の地域で利用可能な地域バリューによる決済機能を備えた地域ウォレットサービスを利用する他の地域の住民である利用者が、特定の地域を訪れて特定の地域の地域ウォレットサービスを利用する際に、観光客(訪問者)向けのサービスを利用者の端末装置10に表示させるよう制御する場合について説明した。変形例では、処理部133が、訪問者向けのサービスとして、特定の地域の地域ウォレットサービスを利用する他の地域の住民である利用者が、さらに、特定の地域の地域ウォレットサービスと連携している他の地域の地域ウォレットサービスを利用している場合、利用者が特定の地域を訪れて特定の地域の地域ウォレットサービスを利用する際に、他の地域の地域バリューによる決済手段を利用者の端末装置10に表示させるよう制御する場合について説明する。
【0032】
図4は、変形例に係る情報処理装置による処理手順を示すフローチャートである。図4に示す例では、図3と同様、特定の地域(例えば、福島県のA市)で利用可能な地域バリュー(以下、A市地域バリューと記載する)による決済機能を備えた地域ウォレットサービス(以下、A市の地域ウォレットサービスと記載する)を利用する他の地域(例えば、岐阜県のM市)の住民である利用者が、特定の地域(例えば、福島県のA市)を訪れ、訪問者であると判定される。この他の地域の住民である利用者は、他の地域で利用可能な地域バリュー(以下、M市地域バリューと記載する)による決済機能を備えた地域ウォレットサービス(以下、M市の地域ウォレットサービスと記載する)の他の地域の地域バリュー(例えば、M市地域バリュー)を所持している。また、他の地域の地域バリュー(例えば、M市地域バリュー)と特定の地域の地域バリュー(例えば、A市地域バリュー)は連携しているため、利用者は、特定の地域の地域ウォレットサービス(例えば、A市の地域ウォレットサービス)経由で他の地域の地域バリュー(例えば、M市地域バリュー)を利用することができる。このとき、他の地域(例えば、岐阜県のM市)の住民である利用者が、特定の地域(例えば、福島県のA市)で特定の地域の地域ウォレットサービス(例えば、A市の地域ウォレットサービス)経由で他の地域の地域バリュー(例えば、M市地域バリュー)を利用する場合について説明する。このように、各自治体の地域ウォレットサービスは、提携している自治体の間で相互に連携可能である。例えば、特定の地域と他の地域が相互に連携している自治体である場合、特定の地域の地域バリューは、他の地域で利用することができる。同様に他の地域の地域バリューは、特定の地域で利用することができる。図4では、特定の地域の地域バリューが特定の地域で利用可能な電子マネーであり、他の地域の地域バリューが他の地域で利用可能な電子マネーである場合について説明する。
【0033】
なお、特定の地域の地域ウォレットサービス(例えば、A市の地域ウォレットサービス)を経由して他の地域の地域バリュー(例えば、M市地域バリュー)を利用するとは、例えば、他の地域の地域バリューを優先的に画面に表示させたり、画面に表示させた他の地域の地域バリューが選択された場合に、他の地域の地域ウォレットサービス(例えば、M市の地域ウォレットサービス)のアプリケーションを立ち上げるまたはWebページに遷移することを含む。また、他の地域の地域ウォレットサービスに直接飛ばなくても、特定の地域の地域ウォレットサービス上に集約しておいた他の地域の地域バリューを消費することも含む。
【0034】
図4では、取得部131は、地域ウォレットサービスに関する情報の配信要求を端末装置10から受け付けた場合、記憶部120のID管理情報を参照して、端末装置10の利用者の利用者識別情報と紐づけられた住民識別情報を取得する(ステップS201)。判定部132は、特定の地域に対応する地方自治体の都市ОSの住民情報データベースを参照して、取得部131が取得した利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在するか否かを判定する(ステップS202)。
【0035】
判定部132は、利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在すると判定した場合(ステップS202;Yes)、利用者が特定の地域の住民であると判定する(ステップS203)。一方、判定部132は、利用者の住民識別情報と一致する住民識別情報が存在しないと判定した場合(ステップS202;No)、利用者が特定の地域の住民でない、つまり、利用者が特定の地域を訪れた訪問者であると判定する(ステップS204)。続いて、判定部132は、利用者が特定の地域を訪れた訪問者であると判定した場合、利用者の端末装置10に搭載されたGPS(Global Positioning System)の位置情報を取得する(ステップS205)。判定部132は、GPSの位置情報に基づいて、利用者が特定の地域に位置するか否かを判定する(ステップS206)。
【0036】
判定部132によって、利用者が特定の地域に位置しないと判定された場合(ステップS206;No)、処理部133は、利用者が使用可能な決済手段を端末装置10の画面に表示させる(ステップS207)。一方、判定部132は、利用者が特定の地域に位置すると判定した場合(ステップS206;Yes)、利用者が特定の地域で利用可能な電子マネーに連携可能な他の地域の電子マネーを持っており、かつ、利用者が特定の地域で利用可能な電子マネーを持っていないか否かを判定する(ステップS208)。
【0037】
判定部132によって、利用者が特定の地域で利用可能な電子マネーに連携可能な他の地域の電子マネーを持っていない、または、利用者が特定の地域で利用可能な電子マネーを持っていると判定された場合(ステップS208;No)、処理部133は、利用者が使用可能な決済手段を端末装置10の画面に表示させる(ステップS207)。例えば、処理部133は、特定の地域で利用可能な電子マネーによる決済手段を画面に表示させてよい。一方、判定部132によって、利用者が特定の地域で利用可能な電子マネーに連携可能な他の地域の電子マネーを持っており、かつ、利用者が特定の地域で利用可能な電子マネーを持っていないと判定された場合(ステップS208;Yes)、処理部133は、訪問者向けのサービスとして、特定の地域で利用可能な電子マネーに連携可能な他の地域の電子マネーを決済手段として優先的に端末装置10の画面に表示させる(ステップS209)。例えば、処理部133は、複数の決済手段を示すアイコンを端末装置10の画面に表示させる場合、特定の地域で利用可能な電子マネーに連携可能な他の地域の電子マネーを上位に表示させる。
【0038】
〔4-2.交通機関の利用履歴〕
上述した実施形態では、判定部132は、利用者の端末装置10に搭載されたGPSの位置情報に基づいて、利用者が特定の地域に位置するか否かを判定する場合について説明したが、判定部132は、利用者の交通機関の利用履歴に関する利用情報に基づいて、利用者が特定の地域に位置するか否かを判定してもよい。具体的には、判定部132は、電車や飛行機など各種交通機関のチケットや切符の購入履歴、または、各種交通機関の利用履歴に基づいて、利用者が特定の地域に位置するか否かを判定する。例えば、判定部132は、各種交通機関のチケットや切符の購入履歴または各種交通機関の利用履歴に基づいて、利用者が所定時間内に特定の地域に所在する駅で降車したか否かを判定する。判定部132は、利用者が所定時間内に特定の地域に所在する駅で降車したと判定した場合、利用者が特定の地域に位置すると判定してよい。
【0039】
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、判定部132と処理部133を備える。判定部132は、特定の地域で利用可能な地域バリューによる決済機能を備えた地域ウォレットサービスを利用する利用者を識別する利用者識別情報と、特定の地域の住民を識別する住民識別情報であって、利用者識別情報と紐づけられた住民識別情報とに基づいて、利用者が特定の地域の住民であるか否かを判定し、利用者が特定の地域の住民でないと判定された場合、利用者の位置情報を取得し、利用者の位置情報に基づいて、利用者が特定の地域に位置するか否かを判定する。処理部133は、判定部132によって利用者が特定の地域に位置すると判定された場合、特定の地域を訪れた訪問者向けのサービスを利用者の端末装置10に表示させるよう制御する。
【0040】
これにより、情報処理装置100は、地域ウォレットサービスを利用する利用者が特定の地域の住民であるか否かを判定したうえで、利用者が特定の地域の住民でない訪問者である場合は、訪問者向けのサービスを提供することができる。したがって、情報処理装置100は、特定の地域における地域ウォレットサービスを利用する他の地域の住民である利用者が、特定の地域を訪れた際のユーザビリティを向上させることができる。
【0041】
また、処理部133は、訪問者向けのサービスとして、特定の地域とは異なる他の地域で利用可能な地域バリューであって、特定の地域で利用可能な地域バリューと連携可能な地域バリューによる決済手段を利用者の端末装置10に表示させるよう制御する。
【0042】
これにより、情報処理装置100は、特定の地域における地域ウォレットサービスを利用する他の地域の住民である利用者が、特定の地域を訪れた際は、利用者が他の地域で利用可能な地域バリューを使って決済を行うことを可能とすることができる。
【0043】
また、処理部133は、訪問者向けのサービスとして、特定の地域を観光のために訪れた観光者向けのサービスを利用者の端末装置10に表示させるよう制御する。
【0044】
これにより、情報処理装置100は、特定の地域における地域ウォレットサービスを利用する他の地域の住民である利用者が、特定の地域を訪れた際は、利用者に対して観光者向けのサービスを提供することができる。
【0045】
また、判定部132は、利用者の位置情報として、利用者の端末装置10に搭載されたGPS(Global Positioning System)の位置情報に基づいて、利用者が特定の地域に位置するか否かを判定する。
【0046】
これにより、情報処理装置100は、GPSの位置情報に基づいて、利用者が特定の地域に位置するか否かを適切に判定することができる。
【0047】
また、判定部132は、利用者の位置情報として、利用者の交通機関の利用履歴に関する利用情報に基づいて、利用者が特定の地域に位置するか否かを判定する。
【0048】
これにより、情報処理装置100は、利用者の交通機関の利用履歴に関する利用情報に基づいて、利用者が特定の地域に位置するか否かを適切に判定することができる。
【0049】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図5に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図5は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を備える。
【0050】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0051】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
【0052】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0053】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0054】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0055】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0056】
〔7.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0057】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0058】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【符号の説明】
【0059】
1 情報処理システム
10 端末装置
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
130 制御部
131 取得部
132 判定部
133 処理部
図1
図2
図3
図4
図5