(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-21
(45)【発行日】2024-03-29
(54)【発明の名称】電装品モジュール
(51)【国際特許分類】
F24F 1/24 20110101AFI20240322BHJP
F24F 1/22 20110101ALI20240322BHJP
F25B 1/00 20060101ALI20240322BHJP
H01L 23/40 20060101ALI20240322BHJP
H05K 7/20 20060101ALI20240322BHJP
【FI】
F24F1/24
F24F1/22
F25B1/00 321L
H01L23/40 A
H05K7/20 E
(21)【出願番号】P 2018121263
(22)【出願日】2018-06-26
【審査請求日】2021-05-27
【審判番号】
【審判請求日】2022-12-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000006611
【氏名又は名称】株式会社富士通ゼネラル
(74)【代理人】
【識別番号】110002653
【氏名又は名称】弁理士法人アズテックIP
(72)【発明者】
【氏名】三浦 宏之
【合議体】
【審判長】間中 耕治
【審判官】竹下 和志
【審判官】槙原 進
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-76008(JP,A)
【文献】特開2009-79854(JP,A)
【文献】特開2010-145054(JP,A)
【文献】特開2016-109314(JP,A)
【文献】特開2012-132637(JP,A)
【文献】特開2009-299974(JP,A)
【文献】特開2013-224785(JP,A)
【文献】国際公開第2017/094198(WO,A1)
【文献】特開2007-271212(JP,A)
【文献】特開2017-199778(JP,A)
【文献】特開平10-75079(JP,A)
【文献】国際公開第2014/034564(WO,A1)
【文献】特開2002-291261(JP,A)
【文献】特開平10-227489(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 1/20 - 1/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気調和機の内部に、前記空気調和機の上下方向に平行に配置される仕切板により区画して形成された機械室に、冷媒配管とともに配置される電装品モジュールにおいて、
前記空気調和機の制御を行う制御回路のパワーデバイスが下面に搭載されるプリント基板と、前記パワーデバイスを冷却するヒートシンクと、該ヒートシンクが前記冷媒配管に熱的に結合するよう取り付けられる固定板とを備え、
前記固定板は前記仕切板に直交し且つ前記機械室の前後方向に平行に前記仕切板の前記機械室側に取り付けられ、
前記プリント基板は前記固定板の上方に前記固定板に平行に配置され、
前記プリント基板に搭載された前記パワーデバイスが前記ヒートシンクに結合されることで前記プリント基板が前記固定板に搭載されること
、前記パワーデバイスと対向する前記固定板が前記ヒートシンクを間に挟むこと
、および、前記プリント基板は、前記下面の前側領域に外部接部用コネクタを含む弱電系の電子部品が搭載され、前記下面の後側領域に入力ACフィルタを含む強電系の電子部品が搭載され、前記下面の前記前側領域と前記後側領域の間の中間領域に前記パワーデバイスが搭載されていることを特徴とする電装品モジュール。
【請求項2】
請求項
1に記載の電装品モジュールにおいて、
前記プリント基板は、前記下面と反対側の上面が基板ホルダによって覆われていることを特徴とする電装品モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機の室外機の正面のサービスパネルの奥側の機械室に取り付けられる電装品モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な空気調和機は、
図6に示すように、室外に設置される室外機10と室内に設置される室内機20を備えている。室外機10と室内機20は、冷媒配管30によって接続され蒸気圧縮式冷凍サイクルを形成している。
【0003】
室外機10には、室外空気と冷媒を熱交換する室外熱交換器11、送風ファン11F、冷媒を圧縮する圧縮機12、圧縮機12から吐き出された潤滑油及び冷媒の混合流体から潤滑油を分離する油分離器13、流入した冷媒を膨張させて所定の圧力に減圧させる膨張弁14、流入した冷媒を気液分離するアキュムレータ15、暖房運転と冷房運転を切り替える四方弁16などが設けられている。また、室内機20には、室内空気と冷媒を熱交換する室内熱交換器21、送風ファン21Fなどが設けられている。そして、冷媒配管30は、これら室外熱交換器11、圧縮機12、油分離器13、膨張弁14、アキュムレータ15、四方弁16、室内熱交換器21を接続している。冷媒配管30は、液側冷媒配管30Lとガス側冷媒配管30Gとを含む。
【0004】
室外機10は、
図7に示すように、仕切板171によって、筐体17の内部が左右方向に熱交換器室10Aと機械室10Bに区画され、熱交換器室10Aには前述した室外熱交換器11と送風ファン11Fが配置されている。機械室10Bには、前述した圧縮機12、油分離器13、膨張弁14、アキュムレータ15、四方弁16などが収容され、これらは筐体17の前面の図示しないサービスパネルを取り外すことにより、
図7に示すように外部から視認可能となっている。
【0005】
この機械室10Bには、さらに、その上下方向のほぼ中間位置に電装品モジュール40が配置されている。この電装品モジュール40は、空気調和機の全体の動作を制御する制御回路、空気調和機の各種設定を行うための設定回路、空気調和機の動作状態を表示する表示回路、外部から供給される交流電力を直流電力に変換して出力するコンバータ回路、コンバータ回路から出力された直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路、その他の回路などを搭載したモジュールであり、プリント基板41にそれらの回路を実現するための複数の電子部品が搭載されている。プリント基板41は、機械室10Bの奥側に配管スペースを確保できるように1枚で構成され、機械室10B内に起立した姿勢で取り付けられている。
【0006】
図8にプリント基板41の正面を示す。このプリント基板41は上下方向が弱電領域41Aと強電領域41Bに分けられている。弱電領域41Aには、例えば、前記した制御回路の一部を構成するマイコン等の電子部品41A1、設定回路を構成するスイッチ41A2、プラグを抜き差しする小電力用コネクタ41A3、表示器としてのLED41A4等の弱電系の電子部品が搭載される。また、強電領域41Bには、前記した制御回路の残りを構成する電力変換を行うための強電系の複数の電子部品、例えばコンバータ回路のICやインバータ回路のICなどのパワーデバイス41B1、平滑用の大容量電解コンデンサ41B2、コンバータ用のリアクトル41B3、大電力用コネクタ41B4、その他の図示しない電子部品が搭載される。
【0007】
強電領域41Bには、さらに、パワーデバイス41B1で発生する熱を冷却するための冷却器50が配置されている。この冷却器50は冷媒配管30の液側冷媒配管30Lに取り付けられる図示しないヒートシンクを備える。そのヒートシンクはパワーデバイス41B1が発生する熱が伝わるようにプリント基板41の正面側に配置されている。液側冷媒配管30Lには、冷房運転時には室外熱交換器11で凝縮した冷媒が流れ暖房運転時には室内熱交換器21で凝縮され膨張弁14で減圧された冷媒が流れるので、その冷媒温度によって冷却器50のヒートシンクが冷却され、パワーデバイス41B1の温度が所定値以下に保持される。以上説明した空気調和機については、特許文献1に記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、上記のようにプリント基板41を上下方向に平行に配置する構造では、機械室10Bの上下方向サイズを大きくする必要があり、室外機自体の高さが高くなる。近年の空気調和機には、設置の自由度が高いコンパクトな室外機が要請されおり、室外機の高さが高くなる構造はその要請に逆行することになる。
【0010】
そこで、プリント基板41を、前記した弱電領域41Aに配置される電子部品を搭載したメイン基板と、前記した強電領域41Bに配置される電子部品を搭載したパワー基板に分けて形成し、機械室10B内に上下方向に平行な固定板を取り付けて、この固定板の一方の面にメイン基板を取り付け、他方の面にパワー基板を取り付けることが考えられる。これによれば、メイン基板とパワー基板のそれぞれの上下方向のサイズを、それらメイン基板とパワー基板を上下方向に並べた場合に相当する1枚のプリント基板41の上下方向のサイズよりも小さくできるので、室外機の上下方向サイズを小型化ができる。
【0011】
しかし、このようにメイン基板とパワー基板という2枚のプリント基板を使用する場合は、それらメイン基板とパワー基板の間の接続ワイヤの増加や組立工数の増加によってコスト高を招く問題がある。
【0012】
本発明の目的は、コスト高を招くことなく室外機の上下方向のサイズを小さくできるようにし、且つパワーデバイスを冷媒配管を流れる冷媒によって冷却できるようにした電装品モジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、空気調和機の内部に、前記空気調和機の上下方向に平行に配置される仕切板により区画して形成された機械室に、冷媒配管とともに配置される電装品モジュールにおいて、前記空気調和機の制御を行う制御回路のパワーデバイスが下面に搭載されるプリント基板と、前記パワーデバイスを冷却するヒートシンクと、該ヒートシンクが熱的に結合するよう取り付けられる固定板とを備え、前記固定板は前記仕切板に直交し且つ前記機械室の前後方向に平行に前記仕切板の前記機械室側に取り付けられ、前記プリント基板は前記固定板の上方に前記固定板に平行に配置され、前記プリント基板に搭載された前記パワーデバイスが前記ヒートシンクに結合されることで前記プリント基板が前記固定板に搭載されること、前記パワーデバイスと対向する前記固定板が前記ヒートシンクを間に挟むこと、および、前記プリント基板は、前記下面の前側領域に外部接部用コネクタを含む弱電系の電子部品が搭載され、前記下面の後側領域に入力ACフィルタを含む強電系の電子部品が搭載され、前記下面の前記前側領域と前記後側領域の間の中間領域に前記パワーデバイスが搭載されていることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の電装品モジュールにおいて、前記プリント基板は、前記下面と反対側の上面が基板ホルダによって覆われていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、プリント基板が機械室内に前後方向に配置されることになり、室外機の上下方向のサイズを小さくできる。また、プリント基板は1枚であるので、メイン基板とパワー基板という2枚のプリント基板を使用する場合に比べて、接続ワイヤの増加や組立工数の増加を押えてコスト安を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図2】筺体を底面パネルのみとした同室外機の斜視図である。
【
図3】筺体を底面パネルのみとし且つ電装品モジュールを分解した同室外機の斜視図である。
【
図4】電装品モジュールのプリント基板の平面図である。
【
図7】従来の室外機のサービスパネルを取り外した正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施例を説明する。
図6~
図8で説明したものと同じものには同じ符号を付けた。室外機100は、
図1に示すように、その筐体110が、前面パネル111、その前面パネル111の右横のサービスパネル112、右側面パネル113、左側面パネル114、天面パネル115、背面パネル116、底面パネル117を備え、底面パネル117には脚118が取り付けられている。
【0017】
以下の説明では、前面パネル111側を前、背面パネル116側を後、右側面パネル113側を右、左側面パネル114側を左、天面パネル116側を上、底面パネル117側を下とする。
【0018】
図2、
図3に、筐体110の前面パネル111、サービスパネル112、右側面パネル113、左側面パネル114、天面パネル115、背面パネル116を取り去った図を示す。室外機100は、前面パネル111の後側が熱交換器室110Aになり、サービスパネル112の後側が機械室110Bになるように、筐体110の上下方向に平行な仕切板119によってその内部が左右方向に区画されている。
【0019】
熱交換器室110Aには、
図6で説明した室外熱交換器11や送風ファン11Fが配置されている。61は送風ファン11Fが取り付けられるファン支持フレームであり、その下端が底面パネル117に取り付けられ、その上端は取付金具62で室外熱交換器11に支持されるともに取付金具63で前面パネル111に支持されている。
【0020】
機械室110Bには、
図6、
図7で説明した冷媒配管30、圧縮機12、油分離器13、膨張弁14、アキュムレータ15、四方弁16などが収容されているが、
図2、
図3ではその一部のみを示している。機械室110Bは、サービスパネル112を取り外すことにより、室外機100の前面側から視認可能となっている。
【0021】
200は電装品モジュールであり、プリント基板210と、そのプリント基板210の上面210aを覆うようにそのプリント基板210に着脱自在に取り付けられる基板ホルダ220と、プリント基板210に搭載されたパワーデバイス212を冷却するヒートシンク240と、ヒートシンク240が取り付けられる固定板230を備える。
【0022】
プリント基板210は、
図5に示すように、その上面210aが基板ホルダ220に覆われている。
図4に示すように、プリント基板210の下面210bには、中央領域210b1にパワーデバイス211が搭載され、後側領域210b2に図示しない入力ACフィルタなどを含む強電系の電子部品が搭載され、前側領域210b3に図示しない外部接部用コネクタなどを含む弱電系の電子部品が搭載される。このように、プリント基板210の下面210bは、前側から後側にかけて、前側領域210b3、中央領域210b1、後側領域210b2が並んで配置されている。そして、中央領域210b1のパワーデバイス211が搭載される箇所には開口212が形成されている。
【0023】
基板ホルダ220は、上蓋221と、アーム222と、アーム222を囲む枠板を備える。基板ホルダ220は、上蓋221を取り外した状態では、
図3に示すように格子形状に配置されたアーム222を介してプリント基板210の上面210aが上面から視認できるようになっている。そして、
図5に示すように、枠板223の下端223aの内側に設けられた爪224がプリント基板210の下面210bの縁部に係止し、アーム222がプリント基板210の上面210aを押圧することで、そのプリント基板210が基板ホルダ220に保持されている。基板ホルダ220の爪224を矢印で示すように外側に押せば、枠板223が外側に撓んで爪224がプリント基板210から外れ、そのプリント基板210を取り外すことができる。基板ホルダ220にプリント基板210を保持させるときは、プリント基板210の縁部を爪224に押し当ててからアーム222に当接するまで、そのプリント基板210を押し込めばよい。
【0024】
固定板230は板金製であり、仕切板119の機械室110B側に取り付けられている。この固定板230は、縦板231と横板232から形成され、縦板231が仕切板119に取り付けられ、縦板231は仕切板119と垂直に伸び、横板232は右側パネル113の方向に伸びている。そして、横板232の上面232aには、前後方向に並ぶ2本の冷媒配管30Lが左右方向に平行に並ぶように配置されている。この冷媒配管30Lは仕切板119を向く側の部分31がU字形状に曲折されている。また、この冷媒配管30Lは横板232における取付片231と反対側、つまり
図3における右側の先端において曲折部32により下方向に折り曲げられている。
【0025】
ヒートシンク240は、溝形状の湾曲凹部241を有し、固定板230の横板232の上面232aに配置された冷媒配管30Lを、その湾曲凹部241で横板232に押さえ付けるように、ネジB1,B2によって横板232に取り付けられている。前記したパワーデバイス211はリード211aによってプリント基板210に搭載されており、ヒートシンク240に熱的に結合させる際は、プリント基板210に形成された開口212からドライバを挿入してネジB3でそのヒートシンク240にネジ止めされる。パワーデバイス211とヒートシンク240の間に図示しない伝熱シートを介在させれば、パワーデバイス211とヒートシンク240の熱的な結合が良好となる。
【0026】
以上から本実施例の電装品モジュール200によれば、プリント基板210を備える電装品モジュール200が、天面パネル115や底面パネル117に対して平行な姿勢、つまり前後方向に平行に機械室110B内に取り付けられるので、サービスパネル112や背面パネル116に平行な姿勢、つまり上下方向に平行に機械室110B内に取り付けられる場合と比較して、その電装品モジュール200が室外機100の上下方向に占めるサイズを大幅に小さくすることができ、室外機100を小型化し易くなる。
【0027】
また、プリント基板210は1枚であるので、2枚のプリント基板を使用する場合と比較して、2枚のプリント基板の間の接続ワイヤの増加や組立工数の増加を防ぎ、コスト安を実現することができる。
【0028】
また、プリント基板210のパワーデバイス211はヒートシンク240によって冷却され、ヒートシンク240は冷媒配管30Lを流れる冷媒によって冷却される。これにより、充分冷却されるので、そのパワーデバイス211を熱交換器室110Aの送風ファン11Fで生じる風を利用して空冷する必要はない。このため、ヒートシンク240を含めた電装品モジュール200の全体を機械室110Bに配置することができ、熱交換器室110Aの送風性能を低下させることはない。
【0029】
また、プリント基板210には、後側領域210b2に入力ACフィルタなどを含む強電系の電子部品が搭載され、前側領域210b3には外部接部用コネクタなどを含む弱電系の電子部品が搭載される。したがって、手前のサービスパネル112側に外部接続部品が配置されることで、アクセスが容易となって組立時やメンテナンス時の作業性が良好となる。また、手前のサービスパネル112側に弱電系の電子部品が配置され背面パネル116側に高電圧が加わる強電系の電子部品が配置されるので、メンテナンス時の感電を防止することができる。さらに、サービスパネル112側に入力用の電子部品が配置され背面パネル116側に出力用の電子部品が配置されるので、自己発生ノイズが外部に漏洩することを抑制することができる。
【0030】
また、後側領域210b2と前側領域210b3の間の中央領域210aにパワーデバイス212が配置されるため、冷媒配管30Lを後側領域210b2や前側領域210b3を迂回することなくパワーデバイス212の下面に配管できるので、冷媒配管30Lの引き回し距離が短くなり、構造を簡素化できる。
【0031】
なお、以上説明した実施例では、熱交換器室110Aと機械室110Bを区画する仕切板119を、その上下方向の形状が、天面パネル115と底面パネル117の間で前方から見て直線形状となっている例で説明したが、これに限られるものではない。例えば、この仕切板119の天面パネル115の側を熱交換器室110A方向に、つまり左方向に折り曲げて左右方向に平行な固定板部を形成し、さらにその固定板部の熱交換器室110A側を天面パネル115の方向に、つまり上方向に折り曲げることで、前面からみるとクランク形状に変形して、天面パネル115の下面に機械室110Bを熱交換器室110Aの方向に拡張する拡張空間を設けることができる。
【0032】
仕切板119をこのようなクランク形状に形成すれば、固定板部を前記実施例の固定板230として機能させることができ、固定板230は不要となる。つまり、その固定板部の上面に冷媒配管30Lを左右方向に配管して、電装品モジュール200のパワーデバイスを冷媒配管30Lで冷却できるように、その拡張空間にヒートシンク240や電装品モジュール200を配置して取り付けることもできる。このため、電装品モジュール200が左右方向に長い場合であっても、機械室110Bに取り付けることができる。
【符号の説明】
【0033】
30L:冷媒配管
100:室外機、110:筐体、110A:熱交換器室、110B:機械室、111:正面パネル、112:サービスパネル、113:右側面パネル、114:左側面パネル、115:天面パネル、116:背面パネル、117:底面パネル、118:スタンド、119:仕切板、
200:電装品モジュール、210:プリント基板、212:パワーデバイス、220:基板ホルダ、230:固定板、240:ヒートシンク