(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-22
(45)【発行日】2024-04-01
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/04 20120101AFI20240325BHJP
【FI】
G06Q30/04
(21)【出願番号】P 2021201381
(22)【出願日】2021-12-13
【審査請求日】2023-04-28
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】501032951
【氏名又は名称】株式会社クローバー・ネットワーク・コム
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】吉田 正敏
(72)【発明者】
【氏名】周藤 英介
【審査官】永野 一郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-073671(JP,A)
【文献】特開2021-051465(JP,A)
【文献】特開2002-260094(JP,A)
【文献】特開2003-250013(JP,A)
【文献】特開2008-210144(JP,A)
【文献】特開2021-163291(JP,A)
【文献】特開2017-151710(JP,A)
【文献】特開2015-114774(JP,A)
【文献】特開2014-222441(JP,A)
【文献】特開2006-281701(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2021/0192476(US,A1)
【文献】特開2015-127911(JP,A)
【文献】国際公開第2019/088242(WO,A1)
【文献】特開2021-033624(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
複数の請求データと、前記複数の請求データのそれぞれに対応付けられた送信先情報を含むメッセージデータとを取得する取得部と、
前記複数の請求データを含むファイルに基づいて、前記請求データの登録の処理と、前記請求データ毎に対応する支払用コード情報をユーザー端末で表示するための識別データの作成とを外部装置に対して依頼する処理を実行する依頼処理部と、
前記依頼処理部が依頼して作成された前記複数の識別データと、前記外部装置への前記請求データの登録結果データとを受け取る処理を実行する受取部と、
前記受取部が受け取った前記複数の識別データのそれぞれを、前記支払用コード情報を前記ユーザー端末で表示するために、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する出力処理部と、
を備え、
前記取得部は、前記支払用コード情報に基づく支払いが完了したことの支払い完了情報を前記外部装置から取得し、
前記出力処理部は、前記支払い完了情報に基づいて前記支払用コード情報に対する支払いが完了したことのメッセージを前記送信先へ出力する処理を実行する、情報処理装置。
【請求項2】
前記出力処理部は、端末からのリクエストに基づいて、前記請求データ、前記メッセージデータ、前記請求データの登録結果データ又は前記支払い完了情報を出力する処理を実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
情報処理装置であって、
複数の請求データと、前記複数の請求データのそれぞれに対応付けられた送信先情報を含むメッセージデータとを取得する取得部と、
前記複数の請求データを含むファイルに基づいて、前記請求データの登録の処理と、前記請求データ毎に対応する支払用コード情報をユーザー端末で表示するための識別データの作成とを外部装置に対して依頼する処理を実行する依頼処理部と、
前記依頼処理部が依頼して作成された前記複数の識別データと、前記外部装置への前記請求データの登録結果データとを受け取る処理を実行する受取部と、
前記受取部が受け取った前記複数の識別データのそれぞれを、前記支払用コード情報を前記ユーザー端末で表示するために、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する出力処理部と、
を備え、
前記出力処理部は、前記複数の識別データを前記メッセージデータに合体させ、前記メッセージデータに基づいて前記複数の識別データのそれぞれを、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する、情報処理装置。
【請求項4】
前記支払い用コード情報を前記ユーザー端末で表示する前に、本人の本人認証処理を実行する認証処理部と、を備える
、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記取得部は、前記複数の請求データと、前記メッセージデータを一つのファイルとして取得し、
前記依頼処理部は、前記取得部が取得した一つのファイル内の前記請求データと前記メッセージデータを分離し、前記複数の請求データを含むファイルを作成し、作成した前記ファイルに基づいて前記識別データの作成の処理を前記外部装置に対して依頼する処理を実行する、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記取得部は、前記複数の請求データと、前記メッセージデータを別のファイルとして取得し、
前記依頼処理部は、前記複数の請求データを含むファイルを作成し、作成した前記ファイルに基づいて前記識別データの作成の処理を前記外部装置に対して依頼する処理を実行する、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記受取部が受け取る前記識別データは、前記支払い用コード情報を表示するためのURLである、
請求項1から
請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記出力処理部は、電話番号に基づくショートメッセージサービス(SMS)、Social Networking Service(SNS)による通知、通信回線を通じた端末内のアプリへの通知又は電子メールへの通知により前記識別データを前記送信先へ出力する、
請求項1から
請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
情報処理装置のコンピュータによって実行される情報処理プログラムであって、
複数の請求データと、前記複数の請求データのそれぞれに対応付けられた送信先情報を含むメッセージデータとを取得する取得手段と、
前記複数の請求データを含むファイルに基づいて、前記請求データの登録の処理と、前記請求データ毎に対応する支払用コード情報をユーザー端末で表示するための識別データの作成とを外部装置に対して依頼する処理を実行する依頼処理手段と、
前記依頼処理手段が依頼して作成された前記複数の識別データと、前記外部装置への前記請求データの登録結果データとを受け取る処理を実行する受取手段と、
前記受取手段が受け取った前記複数の識別データのそれぞれを、前記支払用コード情報を前記ユーザー端末で表示するために、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する出力処理手段として前記コンピュータに実行させ
、
前記取得手段は、前記支払用コード情報に基づく支払いが完了したことの支払い完了情報を前記外部装置から取得し、
前記出力処理手段は、前記支払い完了情報に基づいて前記支払用コードに対する支払いが完了したことのメッセージを前記送信先へ出力する処理を実行する、情報処理プログラム。
【請求項10】
情報処理装置のコンピュータによって実行される情報処理プログラムであって、
複数の請求データと、前記複数の請求データのそれぞれに対応付けられた送信先情報を含むメッセージデータとを取得する取得手段と、
前記複数の請求データを含むファイルに基づいて、前記請求データの登録の処理と、前記請求データ毎に対応する支払用コード情報をユーザー端末で表示するための識別データの作成とを外部装置に対して依頼する処理を実行する依頼処理手段と、
前記依頼処理手段が依頼して作成された前記複数の識別データと、前記外部装置への前記請求データの登録結果データとを受け取る処理を実行する受取手段と、
前記受取手段が受け取った前記複数の識別データのそれぞれを、前記支払用コード情報を前記ユーザー端末で表示するために、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する出力処理手段として前記コンピュータに実行させ
、
前記出力処理手段は、前記複数の識別データを前記メッセージデータに合体させ、前記メッセージデータに基づいて前記複数の識別データのそれぞれを、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する、情報処理プログラム。
【請求項11】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
複数の請求データと、前記複数の請求データのそれぞれに対応付けられた送信先情報を含むメッセージデータとを取得する取得ステップと、
前記複数の請求データを含むファイルに基づいて、前記請求データの登録の処理と、前記請求データ毎に対応する支払用コード情報をユーザー端末で表示するための識別データの作成とを外部装置に対して依頼する処理を実行する依頼処理ステップと、
前記依頼処理ステップで依頼して作成された前記複数の識別データと、前記外部装置への前記請求データの登録結果データとを受け取る処理を実行する受取ステップと、
前記受取ステップで受け取った前記複数の識別データのそれぞれを、前記支払用コード情報を前記ユーザー端末で表示するために、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する出力処理ステップと、
前記支払用コード情報に基づく支払いが完了したことの支払い完了情報を前記外部装置から取得する支払い完了情報取得ステップと、
前記支払い完了情報に基づいて前記支払用コード情報に対する支払いが完了したことのメッセージを前記送信先へ出力する処理を実行するメッセージ送信ステップと、
を有する情報処理方法。
【請求項12】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
複数の請求データと、前記複数の請求データのそれぞれに対応付けられた送信先情報を含むメッセージデータとを取得する取得ステップと、
前記複数の請求データを含むファイルに基づいて、前記請求データの登録の処理と、前記請求データ毎に対応する支払用コード情報をユーザー端末で表示するための識別データの作成とを外部装置に対して依頼する処理を実行する依頼処理ステップと、
前記依頼処理ステップで依頼して作成された前記複数の識別データと、前記外部装置への前記請求データの登録結果データとを受け取る処理を実行する受取ステップと、
前記受取ステップで受け取った前記複数の識別データのそれぞれを、前記支払用コード情報を前記ユーザー端末で表示するために、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する出力処理ステップと、
を有し、
前記出力処理ステップにおいては、前記複数の識別データを前記メッセージデータに合体させ、前記メッセージデータに基づいて前記複数の識別データのそれぞれを、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する、情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スマートフォンの画面にバーコードを表示させる技術が提案されている(特許文献1)。
特許文献1記載のシステムでは、ローカルサーバは携帯情報端末から受信した商品コードに対応する商品情報を店舗サーバから受信する。ローカルサーバは当該買い物に対してトランザクションIDを発行する。トランザクションIDは、当該買い物に係る全商品に関する商品情報に関連付けられる。トランザクションIDは携帯情報端末に送信され、バーコードとして表示される。レジスタでトランザクションIDを表すバーコードを読み取り、ローカルサーバにトランザクションIDを送信する。ローカルサーバからレジスタにトランザクションIDに関連付けられる全商品情報が返信される。レジスタでは全商品情報により決済処理をすることができる、というものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来、個々のユーザーに対して個別の請求のためのメッセージを一括して提供することができなかった。
【0005】
そこで、本発明は、個々のユーザー端末に対して個別の請求のためのメッセージを一括して提供することができる情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために以下によって把握される。
【0007】
本発明は、情報処理装置であって、複数の請求データと、前記複数の請求データのそれぞれに対応付けられた送信先情報を含むメッセージデータとを取得する取得部と、前記複数の請求データを含むファイルに基づいて、前記請求データの登録の処理と、前記請求データ毎に対応する支払用コード情報をユーザー端末で表示するための識別データの作成とを外部装置に対して依頼する処理を実行する依頼処理部と、前記依頼処理部が依頼して作成された前記複数の識別データと、前記外部装置への前記請求データの登録結果データとを受け取る処理を実行する受取部と、前記受取部が受け取った前記複数の識別データのそれぞれを、前記支払用コード情報を前記ユーザー端末で表示するために、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する出力処理部と、を備える。
【0008】
上記構成において、前記支払い用コード情報を前記ユーザー端末で表示する前に、本人の本人認証処理を実行する認証処理部と、を備える。
【0009】
上記構成において、前記取得部は、前記支払用コードに基づく支払いが完了したことの支払い完了情報を前記外部装置から取得し、前記出力処理部は、前記支払い完了情報に基づいて前記支払用コードに対する支払いが完了したことのメッセージを前記送信先へ出力する処理を実行する。
【0010】
上記構成において、前記出力処理部は、端末からのリクエストに基づいて、前記請求データ、前記メッセージデータ、前記請求データの登録結果データ又は前記支払い完了情報を出力する処理を実行する。
【0011】
上記構成において、前記取得部は、前記複数の請求データと、前記メッセージデータを一つのファイルとして取得し、前記依頼処理部は、前記取得部が取得した一つのファイル内の前記請求データと前記メッセージデータを分離し、前記複数の請求データを含むファイルを作成し、作成した前記ファイルに基づいて前記識別データの作成の処理を前記外部装置に対して依頼する処理を実行する。
【0012】
上記構成において、前記取得部は、前記複数の請求データと、前記メッセージデータを別のファイルとして取得し、前記依頼処理部は、前記複数の請求データを含むファイルを作成し、作成した前記ファイルに基づいて前記識別データの作成の処理を前記外部装置に対して依頼する処理を実行する。
【0013】
上記構成において、前記出力処理部は、前記複数の識別データを前記メッセージデータに合体させ、前記メッセージデータに基づいて前記複数の識別データのそれぞれを、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する。
【0014】
上記構成において、前記受取部が受け取る前記識別データは、前記支払い用コード情報を表示するためのURLである。
【0015】
上記構成において、前記出力処理部は、電話番号に基づくショートメッセージサービス(SMS)、Social Networking Service(SNS)による通知、通信回線を通じた端末内のアプリへの通知又は電子メールへの通知により前記識別データを前記送信先へ出力する。
【0016】
本発明は、情報処理装置のコンピュータによって実行される情報処理プログラムであって、複数の請求データと、前記複数の請求データのそれぞれに対応付けられた送信先情報を含むメッセージデータとを取得する取得手段と、前記複数の請求データを含むファイルに基づいて、前記請求データの登録の処理と、前記請求データ毎に対応する支払用コード情報をユーザー端末で表示するための識別データの作成とを外部装置に対して依頼する処理を実行する依頼処理手段と、前記依頼処理手段が依頼して作成された前記複数の識別データと、前記外部装置への前記請求データの登録結果データとを受け取る処理を実行する受取手段と、前記受取手段が受け取った前記複数の識別データのそれぞれを、前記支払用コード情報を前記ユーザー端末で表示するために、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する出力処理手段として前記コンピュータに実行させる。
【0017】
本発明は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、複数の請求データと、前記複数の請求データのそれぞれに対応付けられた送信先情報を含むメッセージデータとを取得する取得ステップと、前記複数の請求データを含むファイルに基づいて、前記請求データの登録の処理と、前記請求データ毎に対応する支払用コード情報をユーザー端末で表示するための識別データの作成とを外部装置に対して依頼する処理を実行する依頼処理ステップと、前記依頼処理ステップで依頼して作成された前記複数の識別データと、前記外部装置への前記請求データの登録結果データとを受け取る処理を実行する受取ステップと、前記受取ステップで受け取った前記複数の識別データのそれぞれを、前記支払用コード情報を前記ユーザー端末で表示するために、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する出力処理ステップと、を有する。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、個々のユーザー端末に対して個別の請求のためのメッセージを一括して提供することができる情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】
図1は本発明の実施形態に係る情報処理システムのブロック図である。
【
図2】
図2は本発明の実施形態に係る情報処理システムのスマホ収納の流れを説明する図である。
【
図3】
図3は本発明の実施形態に係る情報処理システムのフローを説明する図である。
【
図4】
図4はユーザー端末にURLを表示するための画面を示す図である。
【
図5】
図5はユーザー端末に表示する本人認証画面を示す図である。
【
図6】
図6はユーザー端末にバーコードを表示する例を示す図である。
【
図7】
図7は本発明の実施形態に係る企業端末4の処理フローチャートである。
【
図8】
図8は本発明の実施形態に係るサーバ装置2の処理フローチャートである。
【
図9】
図9は本発明の実施形態に係るユーザー端末5の処理フローチャートである。
【
図10】
図10は本発明の実施形態に係るサーバ装置2の他の処理フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
【0021】
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムのブロック図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、サーバ装置2、サーバ装置3、企業端末4、複数のユーザー端末5、コンビニ端末6を備え、これらはインターネットを通じて接続されている。サーバ装置3とコンビニ端末6の間は、直接の回線により接続されていてもよい。
【0022】
サーバ装置2は、企業端末4からの依頼の受付、サーバ装置3への支払いコード情報の発行の依頼と受け取り、ユーザー端末5への通知等の処理を行う。
サーバ装置2は、サーバ通信部21、サーバ記憶部22、サーバ制御部23、取得部24、依頼処理部25、受取部26、出力処理部27、認証処理部28を備える。
サーバ通信部21は外部と通信を実行する。
サーバ記憶部22は例えばハードディスク及びメモリ等により構成される。
サーバ制御部23はCPU(Central Processing Unit)、メモリ等により構成され、所定のプログラムを実行することで、サーバ装置2の全体を制御する。
【0023】
取得部24は、請求ファイルを企業端末4から取得する。請求ファイルは、複数の請求データと、複数の請求データのそれぞれに対応付けられた送信先情報を含むメッセージデータとを含む。
請求データは、処理区分、請求内容、請求金額、支払期限又は企業リンクURL等を含む。
メッセージデータは、ユーザー情報、送信先電話番号(送信先情報)、承諾日又は本人認証項目等を含む。
ここで、本実施形態では、メッセージデータ内の送信先情報として、送信先の電話番号を用いる例について説明するが、メールアドレスやユーザー端末5内のアプリの識別情報なども送信先情報に含まれる。
【0024】
依頼処理部25は、複数の請求データを含む送送信請求ファイルに基づいて、請求データの登録の処理と、請求データ毎に対応する支払用コード情報をユーザー端末5で表示するためのURL(識別データ)の作成とをサーバ装置(外部装置)3に対して依頼する処理を実行する。
【0025】
ここで、支払用コード情報は、バーコードや二次元バーコード等のコード情報を含む。本実施形態ではバーコードの例について説明する。
識別データには、例えば、インターネット上に存在するデータやサービスなどの情報資源の位置を記述するURL(Uniform Resource Locator)等を含む。本実施形態では、URLを用いる例について説明するが、識別データは、支払用コード情報をユーザー端末5で表示するためのものであれば、URLに限られない。
【0026】
ここで、依頼処理部25は、取得部24が、複数の請求データと、メッセージデータを一つのファイルとして取得する場合、取得部24が取得した一つのファイル内の請求データとメッセージデータを分離し、複数の請求データを含む送信用請求ファイルを作成し、作成した送信用請求ファイルに基づいてURLの作成の処理をサーバ装置3に対して依頼する処理を実行する。
依頼処理部25は、取得部24が複数の請求データと、メッセージデータを別のファイルとして取得する場合、複数の請求データを含む送信用請求ファイルを作成し、作成した送信用請求ファイルに基づいてURLの作成の処理をサーバ装置3に対して依頼する処理を実行する。
【0027】
受取部26は、依頼処理部が依頼して作成された複数のURLと、サーバ装置3への請求データの登録結果データとを含む登録結果ファイルを受け取る処理を実行する。登録結果ファイルは、支払用バーコードを表示するためのURLを含んだ請求データと、サーバ装置3への請求データの登録結果データとを含むファイルである。
【0028】
出力処理部27は、受取部が受け取った登録結果ファイル内の複数のURLのそれぞれを、支払用コード情報をユーザー端末5で表示するために、電話番号(送信先情報)に基づく送信先のユーザー端末5へ出力する処理を実行する。
出力処理部27は、登録結果ファイル内の作成された複数のURLをメッセージデータに合体させ、メッセージデータに基づいて登録結果ファイル内の複数のURLのそれぞれを、電話番号に基づく送信先のユーザー端末5へ出力する処理を実行する。ここで、出力処理部27は、携帯キャリアごとにメッセージを付加してURLを出力する。
【0029】
出力処理部27は、電話番号に基づくSMS、SNSによる通知、通信回線を通じた端末内のアプリへの通知又は電子メールへの通知によりURLを送信先へ出力する。本実施形態では、電話番号に基づくSMS、SNSを利用してユーザー端末5に通知する場合について説明するが、これには限定されず、通信回線を通じた端末内のアプリへの通知又は電子メール等での通知の場合についても本実施形態を提供することができる。
認証処理部28は、支払い用コード情報をユーザー端末5で表示する前に、本人の本人認証処理を実行する。
【0030】
取得部24、依頼処理部25、受取部26、出力処理部27及び認証処理部28は、CPUなどのコンピュータに実行させる情報処理プログラムの機能によって実現される。
このコンピュータは、サーバ制御部23のコンピュータと同じであってもよいし、別のコンピュータであってもよい。
【0031】
サーバ装置2で用いる電話番号は、使用履歴について定期的に調査が行われ、なりすまし等が判定されているものを使用することができる。
【0032】
サーバ装置3は、支払い用コード情報の発行、支払い管理、サーバ装置2に対する支払い報告等の処理を実行する。サーバ装置3は、サーバ通信部31、サーバ記憶部32、サーバ制御部33、請求DB34、収納DB35を備える。
サーバ通信部31は外部と通信を実行する。
サーバ記憶部32は、例えばハードディスク及びメモリ等により構成される。
サーバ制御部33は、CPU、メモリ等により構成され、所定のプログラムを実行することでサーバ装置3の全体を制御する。
【0033】
請求DB34は、サーバ装置2からバーコードの発行の依頼を受けた請求データを蓄積する。
収納DB35は、コンビニ端末6から取得する速報の収納情報と確報の収納情報を請求DB34の請求データと対応付けて記憶している。
この収納DB35の速報の収納情報と確報の収納情報は、サーバ装置2に提供される。
【0034】
企業端末4は、例えばパーソナルコンピュータによって構成される。企業端末4は、通信部41、記憶部42、表示部43、入力部44、制御部45を備える。
通信部41は外部と通信を行う。
記憶部42は、例えばハードディスク及びメモリ等により構成される。
表示部43は、例えばディスプレイ装置から構成され、所定の情報を表示する。
入力部44は、マウス又はキーボード等により構成され、所定の情報の入力を受け付ける。
制御部45は、CPU、メモリ等により構成され、所定のプログラムを実行することで企業端末4の全体を制御する。
【0035】
複数のユーザー端末5は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等によって構成され、それぞれのユーザーによって所有される。
ユーザー端末5は、通信部51、記憶部52、表示部53、入力部54、制御部55を備える。
通信部51は、外部と通信を実行する。
記憶部52は、例えばハードディスク及びメモリ等により構成される。
表示部53は、例えばディスプレイ装置から構成され、所定の情報を表示する。
入力部54は、例えばタッチパネル等により構成されている。
制御部55は、CPU、メモリ等により構成され、所定のプログラムを実行することで企業端末4の全体を制御する。
【0036】
コンビニ端末6は、コンビニに設置されるものである。コンビニ端末6は、通信部61、記憶部62、表示部63、入力部64、制御部65を備える。
通信部61は、外部との通信を行う。
記憶部62は、例えばハードディスク及びメモリ等により構成される。
表示部63は、例えばディスプレイ装置により構成される。
入力部64は、例えば、ユーザー端末5の表示部52に表示されるバーコードを読み取るための読取装置等により構成される。
制御部65は、CPU、メモリ等により構成され、所定のプログラムを実行することでコンビニ端末6の全体を制御する。
【0037】
図2は、本発明の実施形態に係る情報処理システムのスマホ収納の流れを説明する図である。
図2に示すように、企業担当者は、企業端末4により請求対象者を登録し、請求の準備を行う(A1)。
サーバ装置2は、SMSにてユーザー端末5に対してバーコードを表示するためのURLを付けて請求を行う(A2)。
サーバ装置2は、本人認証キーにて本人であることを認証し、ユーザー端末5を使用するユーザーの本人認証処理を行う(A3)。
ユーザー端末5を使用するユーザーは、コンビニの店舗を訪れ、ユーザー端末5の画面にバーコードを表示し、コンビニ端末6によりユーザー端末5に表示されているバーコードを読み取り、支払を行う(A4)。
【0038】
サーバ装置2の取得部24は、バーコードに基づく支払いが完了したことの支払い完了情報をサーバ装置3から取得する。サーバ装置2の出力処理部27は、支払い完了情報に基づいて支払用コードに対する支払いが完了したことのメッセージを送信先のユーザー端末5へ出力する処理を実行する。ユーザー端末5は、SMSで入金情報の通知を受け、領収が完了する(A5)。
【0039】
図3は、本発明の実施形態に係る情報処理システムのフローを説明する図である。
図3に示すように、企業端末4は、サーバ装置2に対して請求データ・送信リストを含む請求ファイルの登録を行う(1)。
サーバ装置2は、複数の請求データを含む送信用請求ファイルを作成し、サーバ装置3に対して請求データの登録を行う(2)。
サーバ装置3は、支払用コード情報をユーザー端末5で表示するためのURLを生成し、バーコードを発行し、複数のURLを含む登録結果ファイルをサーバ装置2へ送る(3)。
サーバ装置2は、サーバ装置3からの登録結果ファイル内の複数のURLのそれぞれを、電話番号に基づく送信先へSMSを送信する(4)。
【0040】
ユーザー端末5は、サーバ装置2にアクセスして、本人認証処理を行う(5)。
ユーザー端末5は、SMSのメッセージ内のURLがクリックされると、表示部53は、バーコードを表示する(6)。
コンビニ端末6は、ユーザー端末5の表示部53に表示されているバーコードを読み取り装置である入力部64で読み取って、決済を完了し、収納結果をサーバ装置3へ送信する(7)。
【0041】
サーバ装置3は、サーバ装置2へ速報の収納情報を通知すると、サーバ装置2は、企業端末4に、速報の収納情報の通知が可能となり、サーバ装置2は、企業端末4のリクエストにより、速報の収納情報を通知する(8)。
サーバ装置2は、ユーザー端末5に対して支払い完了通知をSMSで送信する(9)。
サーバ装置3は、コンビニ端末6から確報の収納情報を受け取り後、収納DB35へ登録後、サーバ装置2へ通知すると、サーバ装置2は、企業端末4に確報の収納情報の通知が可能となり、サーバ装置2は、企業端末4のリクエストにより、確報の収納情報を通知する(10)。
【0042】
図4は、ユーザー端末にURLを表示するための画面を示す図である。
図4に示すように、ユーザー端末5の表示部53には、サーバ装置2から送信されたメッセージが表示され、このメッセージには、URL又は短縮されたURLが表示される。ユーザーは、ユーザー端末5の入力部54を操作し、URLをクリックすると、通信回線を介して、
図5に示すような次の画面を表示することができる。
【0043】
図5は、ユーザー端末に表示する本人認証画面を示す図である。
図5に示すように、URLをクリックすると、ユーザー端末5の表示部53には、本人認証のための入力画面が表示される。ユーザーは、ユーザー端末5の入力部54を操作し、電話番号の下4桁や顧客番号等の認証項目情報を入力して、送信ボタンをクリックすると、サーバ装置2の認証処理部28の本人認証処理によって、認証が得られた場合、
図6に示すような次の画面を表示する。
なお、本人認証処理は、企業端末4により本人認証の設定が行われた場合にのみ実行される。
【0044】
図6は、ユーザー端末にバーコードを表示する例を示す図である。
図6に示すように、ユーザー端末5の表示部53には、URLをクリックすることにより表示されるバーコードが表示される。バーコードの他には、支払い金額、バーコード有効期限又は支払い期限などが表示される。
【0045】
図7は、本発明の実施形態に係る企業端末4の処理フローチャートである。
企業端末4により、サーバ装置2が提供する管理画面サイトにアクセスし、ログインする。企業端末4により、管理画面サイトの個人設定のメニューを選択し、所定の形式の請求ファイルの入力順登録、ダウンロードデータの出力項目の選択を行う(ステップS11)。
企業端末4により、請求ファイルを作成し、任意の場所に保存する。作成された請求ファイルは、メッセージデータ及び請求データを含む。企業端末4により、メッセージ登録画面より、メッセージ名称入力、短縮URLをチェックし、携帯キャリアごとにメッセージを入力のうえ、「新規作成」ボタンを押下する(ステップS12)。
【0046】
企業端末4により、「ファイル送信登録」の画面を開き、作成した請求ファイルを選択する(ステップS13)。
企業端末4により、見出し行ありの項目、承諾日省略の項目、履歴判定の項目又は短縮URLの項目欄に必要に応じチェックを入れる(ステップS14)。
企業端末4により、作成したメッセージを選択する。企業端末4により、ペイメントありの項目をチェックし、必要に応じ、本人確認ありの項目又は支払通知SMSありの項目をチェックする(ステップS16)。
企業端末4上で表示された画面を確認し、件数等を確認、エラーがなければ、「送信実行」ボタンを押下する(ステップS17)。
【0047】
図8は、本発明の実施形態に係るサーバ装置2の処理フローチャートである。
図8に示すように、サーバ装置2は、企業端末4が登録した請求ファイルを取得し(ステップS21)、メッセージデータと請求データを分離し(ステップS22)、予め企業端末4から提示を受けたペイメント用企業ID、パスワードを付与し、送信用請求ファイルを作成する(ステップS23)。
【0048】
送信用請求ファイルを、サーバ装置2の接続プログラムからサーバ装置3が指定するURLに対しPOSTすると、サーバ装置3から受領結果が通知される。サーバ2の依頼処理部25により、複数の請求データを含む送信用請求ファイルに基づいて、請求データの登録の処理と、請求データ毎に対応する支払用コード情報を表示するためのURLの作成とをサーバ装置3に対して依頼する処理が完了する(ステップS24)。
サーバ装置3は、請求データ登録処理を行う。
【0049】
サーバ装置3は、処理パラメータ及び登録結果ファイルを、サーバ装置2の接続プログラムに通知する。これにより、サーバ装置2は、処理パラメータ及び登録結果ファイルをサーバ装置3から受け取ることができる(ステップS25)。
ここで、登録結果ファイルは、上述したように、支払用バーコードを表示するためのURLを含んだ請求データのファイルである。
【0050】
サーバ装置2の接続プログラムは、サーバ装置3へ結果レスポンスを通知する。企業端末4は、バーコード表示用URLを含んだファイルを、サーバ装置2が提供する管理画面からダウンロードが可能となる。
ここでのダウンロードデータは、メッセージデータ、請求データ又は請求登録結果データ等を含む。請求登録結果データは、処理結果コード又はバーコード表示URL等を含む。
サーバ装置2の出力処理部27は、サーバ装置3から受領した登録結果ファイル内の各請求データを、元のメッセージデータと自動的に合体させ(ステップS26)、SMS送信を行い、出力処理を実行する(ステップS27)。
サーバ装置2は、送信日時の指定がある場合は、その日時に自動的にSMS送信を実行する。
【0051】
図9は、本発明の実施形態に係るユーザー端末5の処理フローチャートである。
図9に示すように、ユーザー端末5はショートメッセージを受信し(ステップS31)、
図4で示したように、ユーザーは送られたURLをタップする(ステップS32)。
企業端末4が「本人認証あり」を選択した場合は、ユーザー端末5のスマートフォン画面に、
図5で示したように、企業端末4が予め設定した認証項目が表示される。
【0052】
ユーザー端末5により、認証項目内容を入力し、認証処理を要求する(ステップS33)。ユーザー端末5は、企業端末4が設定した情報と合致した場合のみ、ペイメントの支払画面に遷移し、
図6で示したように、支払用のバーコードを表示する(ステップS34)。
ユーザー端末5のスマートフォンに表示されたバーコードを、ペイメント提携するコンビニ端末6のレジに提示し、支払いすることで、コンビニ決済が完了する(ステップS35)。
サーバ装置3からサーバ装置2が速報の収納情報を受信すると、サーバ装置2は、支払完了のSMSをユーザー端末5に送信し、ユーザー端末5は、これを受信する(ステップS36)。
【0053】
図10は、本発明の実施形態に係るサーバ装置2の他の処理フローチャートである。
ユーザーがユーザー端末5によりコンビニ端末6で支払いすると、速報の収納結果が各コンビニのコンビニ端末6とサーバ装置3との間に接続された回線を通じ、リアルタイムでサーバ装置3に送達される。
サーバ装置3に送達された速報は、サーバ装置2の接続プログラムにリアルタイムに通知され、サーバ装置3に結果レスポンスを通知する(ステップS41)。
【0054】
サーバ装置2は、通知された速報の収納情報を企業端末4に提供する。企業端末4が、サーバ装置2が提供する管理画面のファイル送信画面に表示される「速報ダウンロード」ボタンを押下し、ファイルを取得することで内容を確認することができる(ステップS42)。ここでのダウンロードデータは、ユーザー情報、送信先電話番号、収納ステータス、お問合せ番号、収納金額、収納日時、コンビニコード、コンビニ名又は店舗コード等を含む。
【0055】
企業端末4が、請求データ・送信リスト登録時に、サーバ装置2が提供する管理画面にて、支払通知SMSありの項目を選択した場合、サーバ装置2が速報を受信するのと同時に、ユーザー端末5に対し、支払完了のSMSを送信する(ステップS43)。
サーバ装置2は、バーコード支払のコンビニ収納サービスにおいて、支払がなされると直ちに企業端末4がメッセージ送信単位に登録した支払完了メッセージをSMS送信できる。
【0056】
ユーザーがユーザー端末5により、コンビニ端末6でお支払いをした後、各コンビニ本部等で、1件毎の収納の精査を行い、サーバ装置3への代金支払いが確定すると、サーバ装置3に確報の収納情報が配信される。
コンビニ端末6は、確報の収納情報を、支払がなされた日のおおむね4~10営業日後に、各コンビニ端末6との回線を通じ、 サーバ装置3に送信する。
サーバ装置3は、各コンビニ端末6から受信した確報の収納情報を企業端末4毎に取り纏め、データを作成する。サーバ装置2は、毎日所定の時刻に、サーバ装置2の接続プログラムより、サーバ装置3指定のURLに処理パラメータ(認証情報)をPOSTし、そのレスポンスで確報の収納情報を受領し、所定のデータベースに反映する(ステップS44)。
【0057】
企業端末4は、サーバ装置2が提供する管理画面のファイル送信画面に表示される「ダウンロード」ボタンを押下することで、ファイルを取得し、確報情報を確認することで、一連の請求作業が完了する。ここでのダウンロードデータは、メッセージデータ、請求データ又は請求登録結果データ等を含む。
確報データは、収納ステータス、お問合せ番号、収納金額、収納日時、コンビニコード、コンビニ名、店舗コード又は振込予定日等を含む。
【0058】
サーバ装置2の出力処理部27は、企業端末4からのリクエストに基づいて、請求データ、メッセージデータ、請求データの登録結果データ又は支払い完了情報(確報データ)を出力する処理を実行し、メッセージデータ、請求データ、請求登録結果データ、または確報データ等をまとめて企業端末4に提供可能とする(ステップS45)。
【0059】
本実施形態によれば、個々のユーザー端末に対して個別の請求のためのメッセージを一括して提供することができる。
【0060】
サーバ装置(情報処理装置)2のコンピュータによって実行される情報処理プログラムは、複数の請求データと、前記複数の請求データのそれぞれに対応付けられた送信先情報を含むメッセージデータとを取得する取得手段と、前記複数の請求データを含むファイルに基づいて、前記請求データの登録の処理と、前記請求データ毎に対応する支払用コード情報(例えばバーコード)をユーザー端末で表示するための識別データ(例えばURL)の作成とを外部装置に対して依頼する処理を実行する依頼処理手段と、前記依頼処理手段が依頼して作成された前記複数の識別データと、前記外部装置への前記請求データの登録結果データとを受け取る処理を実行する受取手段と、前記受取手段が受け取った前記複数の識別データのそれぞれを、前記支払用コード情報を前記ユーザー端末で表示するために、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する出力処理手段として前記コンピュータに機能させる。
【0061】
コンピュータを有するサーバ装置(情報処理装置)2が実行する情報処理方法は、複数の請求データと、前記複数の請求データのそれぞれに対応付けられた送信先情報を含むメッセージデータとを取得する取得ステップと、前記複数の請求データを含むファイルに基づいて、前記請求データの登録の処理と、前記請求データ毎に対応する支払用コード情報(例えばバーコード)をユーザー端末で表示するための識別データ(例えばURL)の作成とを外部装置に対して依頼する処理を実行する依頼処理ステップと、前記依頼処理ステップで依頼して作成された前記複数の識別データと、前記外部装置への前記請求データの登録結果データとを受け取る処理を実行する受取ステップと、前記受取ステップで受け取った前記複数の識別データのそれぞれを、前記支払用コード情報を前記ユーザー端末で表示するために、前記送信先情報に基づく前記送信先へ出力する処理を実行する出力処理ステップと、を有する。
【0062】
以上、実施形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施形態の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
【符号の説明】
【0063】
1 情報処理システム
2 サーバ装置(情報処理装置)
24 取得部
25 依頼処理部
26 受取部
27 出力処理部
28 認証処理部
3 サーバ装置
4 企業端末
5 ユーザー端末
6 コンビニ端末