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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-22
(45)【発行日】2024-04-01
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G16H 10/00 20180101AFI20240325BHJP
   H04L 67/02 20220101ALI20240325BHJP
   H04L 67/303 20220101ALI20240325BHJP
   H04L 67/12 20220101ALI20240325BHJP
【FI】
G16H10/00
H04L67/02
H04L67/303
H04L67/12
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2023018463
(22)【出願日】2023-02-09
【審査請求日】2023-05-31
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】518440833
【氏名又は名称】株式会社BiPSEE
(74)【代理人】
【識別番号】100176072
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 功
(72)【発明者】
【氏名】小松 尚平
(72)【発明者】
【氏名】松村 雅代
(72)【発明者】
【氏名】上木原 広平
【審査官】吉田 誠
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-154949(JP,A)
【文献】特開2006-318308(JP,A)
【文献】特開2022-006681(JP,A)
【文献】特開2009-020713(JP,A)
【文献】特開2017-174469(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G16H 10/00 - 80/00
H04L 67/02
H04L 67/303
H04L 67/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの端末から、第1カテゴリに区分されているユーザを識別するための第1識別情報及び前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリに区分されているユーザを識別するための第2識別情報のうちいずれかと前記端末の種別を示す端末情報を含むログイン要求を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記ログイン要求が前記第1識別情報を含みかつ前記端末情報が第1種別を示す場合に医療に関する第1コンテンツを前記端末に出力し、当該端末情報が前記第1種別とは異なる第2種別を示す場合に前記第1コンテンツを前記端末に出力するためのボタンを有する第2コンテンツを前記端末に出力し、前記ログイン要求が前記第2識別情報を含みかつ当該端末情報が前記第1種別を示しさらに前記第1カテゴリに区分されているユーザの端末に前記第1コンテンツを出力している場合に前記第2識別情報に対応するユーザの端末に当該第1コンテンツを出力する出力部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記第1コンテンツは、前記ユーザの症状を治療するための動画を含む、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
コンピュータを、
ユーザの端末から、第1カテゴリに区分されているユーザを識別するための第1識別情報及び前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリに区分されているユーザを識別するための第2識別情報のうちいずれかと前記端末の種別を示す端末情報を含むログイン要求を受け付ける受付部、
前記受付部が受け付けた前記ログイン要求が前記第1識別情報を含みかつ前記端末情報が第1種別を示す場合に医療に関する第1コンテンツを前記端末に出力し、当該端末情報が前記第1種別とは異なる第2種別を示す場合に前記第1コンテンツを前記端末に出力するためのボタンを有する第2コンテンツを前記端末に出力し、前記ログイン要求が前記第2識別情報を含みかつ当該端末情報が前記第1種別を示しさらに前記第1カテゴリに区分されているユーザの端末に前記第1コンテンツを出力している場合に前記第2識別情報に対応するユーザの端末に当該第1コンテンツを出力する出力部、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、患者ユーザの端末にコンテンツを出力する技術が知られている。
【0003】
これに関し、特許文献1には、治療コンテンツを患者ユーザの端末に出力する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2021-183015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、患者ユーザが端末において治療コンテンツを実行するためには、患者ユーザの端末に出力されるトップページからボタンを押下したりリンクを辿ったりするなどの幾つかの工程を経る必要があった。したがって、特許文献1に記載の技術は、患者ユーザがすぐにでも治療コンテンツを実行したい場合において、手間がかかってしまうという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザがコンテンツを実行する手間を抑制できる情報処理装置及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、ユーザの端末から、前記端末の種別を示す端末情報を含むログイン要求を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた前記ログイン要求に含まれる前記端末情報が第1種別を示す場合に医療に関する第1コンテンツを前記端末に出力し、当該端末情報が前記第1種別とは異なる第2種別を示す場合に前記第1コンテンツにリンク可能な第2コンテンツを前記端末に出力する出力部と、を備える。
【0008】
また、前記ログイン要求は、第1カテゴリに区分されているユーザを識別するための第1識別情報及び前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリに区分されているユーザを識別するための第2識別情報のうちいずれかを含み、前記出力部は、前記ログイン要求が前記第1識別情報及び前記第2識別情報のうちいずれを含むかと、前記ログイン要求に含まれる前記端末情報とに基づいて、前記第1コンテンツ及び前記第2コンテンツのうちいずれかを前記端末に出力する。
【0009】
また、前記出力部は、前記ログイン要求が前記第2識別情報を含みかつ前記端末情報が前記第1種別を示し、さらに前記第1カテゴリに区分されているユーザの端末に前記第1コンテンツを出力している場合、前記第2識別情報に対応するユーザの端末に当該第1コンテンツを出力する。
【0010】
また、本発明の情報処理装置は、ユーザの端末から第1カテゴリに区分されているユーザを識別するための第1識別情報及び前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリに区分されているユーザを識別するための第2識別情報のうちいずれかを含むログイン要求を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた前記ログイン要求が前記第1識別情報を含む場合、前記第1識別情報に対応するユーザの端末に医療に関する第1コンテンツを出力し、前記ログイン要求が前記第2識別情報を含む場合、前記第1識別情報に対応するユーザの端末に出力されている前記第1コンテンツを前記第2識別情報に対応するユーザの端末に出力する出力部と、を備える。
【0011】
また、前記ログイン要求は、端末の種別を示す端末情報を含み、前記出力部は、前記ログイン要求が前記第1識別情報を含みかつ前記端末情報が第1種別を示す場合、前記第1識別情報に対応するユーザの端末に前記第1コンテンツを出力し、前記ログイン要求が前記第1識別情報を含みかつ前記端末情報が前記第1種別とは異なる第2種別を示す場合、前記第1識別情報に対応するユーザの端末に前記第1コンテンツにリンク可能な第2コンテンツを出力する。
【0012】
また、前記出力部は、前記ログイン要求が前記第2識別情報を含みかつ前記端末情報が前記第2種別を示す場合、前記第2識別情報に対応するユーザの端末に前記第2コンテンツを出力し、前記ログイン要求が前記第2識別情報を含みかつ前記端末情報が前記第1種別を示し、さらに前記第1カテゴリに区分されているユーザの端末に前記第1コンテンツを出力している場合、前記第2識別情報に対応するユーザの端末に当該第1コンテンツを出力する。
【0013】
また、前記第1コンテンツは、前記ユーザの症状を治療するための動画を含む。
【0014】
また、前記第2コンテンツは、前記第1コンテンツにリンクするボタンを有するメニューページを含む。
【0015】
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、ユーザの端末から、前記端末の種別を示す端末情報を含むログイン要求を受け付ける受付部、及び前記受付部が受け付けた前記ログイン要求に含まれる前記端末情報が第1種別を示す場合に医療に関する第1コンテンツを前記端末に出力し、当該端末情報が前記第1種別とは異なる第2種別を示す場合に前記第1コンテンツにリンク可能な第2コンテンツを前記端末に出力する出力部として機能させる。
【0016】
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、ユーザの端末から第1カテゴリに区分されているユーザを識別するための第1識別情報及び前記第1カテゴリとは異なる第2カテゴリに区分されているユーザを識別するための第2識別情報のうちいずれかを含むログイン要求を受け付ける受付部、及び前記受付部が受け付けた前記ログイン要求が前記第1識別情報を含む場合、前記第1識別情報に対応するユーザの端末に医療に関する第1コンテンツを出力し、前記ログイン要求が前記第2識別情報を含む場合、前記第1識別情報に対応するユーザの端末に出力されている前記第1コンテンツを前記第2識別情報に対応するユーザの端末に出力する出力部として機能させる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、情報処理装置及びプログラムは、ユーザがコンテンツを実行する手間を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明に係るコンテンツ出力システムの全体構成の一例を示す図である。
図2図1に示すサーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3A図1に示す患者ユーザの端末からサーバ装置にログインする場合におけるログイン先の一例を示す図である。
図3B図1に示す医療者ユーザの端末からサーバ装置にログインする場合におけるログイン先の一例を示す図である。
図4図1に示すサーバ装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図5A図4に示す患者ユーザ情報の一例を示す図である。
図5B図4に示す医療者ユーザ情報の一例を示す図である。
図6図4に示すログインコンテンツの一例を示す図である。
図7図4に示す第2コンテンツの一例を示す図である。
図8図4に示す第1コンテンツの一例を示す図である。
図9図1に示すサーバ装置が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態(以下、「本実施形態」という。)について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0020】
<全体構成>
図1は、本実施形態に係るコンテンツ出力システム1の構成を概略的に示す図である。図1に示すように、コンテンツ出力システム1は、例えば、サーバ装置10と、第1カテゴリ(すなわち患者カテゴリ)に区分されているユーザであり患者に関する患者ユーザの端末20及び30と、第2カテゴリ(すなわち医療者カテゴリ)に区分されているユーザであり医者や医療従事者に関する医療者ユーザの端末40及び50とを含んで主要部が構成される。
【0021】
サーバ装置10は、例えば、デスクトップパソコンやノートパソコン、スマートフォン、タブレットなどの情報処理装置である。サーバ装置10は、医療者ユーザ及び患者ユーザに関する種々の情報を記憶する。また、サーバ装置10は、患者の治療に用いるためのコンテンツを記憶する。サーバ装置10は、通信ネットワークNTを介して、医療者ユーザの端末40及び50並びに患者ユーザの端末20及び30からのログイン要求を受け付けて、ログイン要求を行った端末に対してコンテンツを出力する。
【0022】
患者ユーザの端末20及び医療者ユーザの端末40は、例えば、デスクトップパソコンやノートパソコン、スマートフォン、タブレットなどの情報処理装置である。患者ユーザの端末20及び医療者ユーザの端末40は、通信ネットワークNTを介して、サーバ装置10が記憶するコンテンツを患者ユーザ及び医療者ユーザが利用するためのログイン要求をサーバ装置10に送信する。また、患者ユーザの端末20及び医療者ユーザの端末40は、通信ネットワークNTを介して、サーバ装置10から提供されるコンテンツを出力する。
【0023】
患者ユーザの端末30及び医療者ユーザの端末50は、例えば、VR(Virtual Reality)ゴーグルであり、患者ユーザ及び医療者ユーザが利用するコンテンツをユーザに提供する装置である。患者ユーザの端末30及び医療者ユーザの端末50は、通信ネットワークNTを介して、サーバ装置10が記憶するコンテンツを患者ユーザ及び医療者ユーザが利用するためのログイン要求をサーバ装置10に送信する。また、患者ユーザの端末30及び医療者ユーザの端末50は、通信ネットワークNTを介して、サーバ装置10から提供されるコンテンツを出力する。
【0024】
<ハードウェア構成>
図2は、図1に示すサーバ装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、サーバ装置10は、例えば、記憶装置11と、CPU(Central Processing Unit)12と、メモリ13と、通信装置14とを主に備えて構成される。
【0025】
記憶装置11は、ハードディスク等で構成される。この記憶装置11は、CPU12における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
【0026】
CPU12は、メモリ13又は記憶装置11等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能的構成として機能する。この機能的構成の詳細については後述する。
【0027】
通信装置14は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置14は、例えば、患者ユーザの端末20及び30、並びに医療者ユーザの端末40及び50との間で各種の情報を送受信する。
【0028】
なお、サーバ装置10は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて実現することができる。また、サーバ装置10は、単一の情報処理装置より構成されるものであっても、通信ネットワークNT上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。また、図2は、サーバ装置10が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、サーバ装置10は、サーバが一般的に備える他の構成を備えても良い。
【0029】
<概要>
患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50からサーバ装置10にログインした場合のログイン先について、図3A及び図3Bを参照しつつ説明する。図3Aは、図1に示す患者ユーザの端末20及び30からサーバ装置10にログインする場合におけるログイン先の一例を示す図である。
【0030】
図3Aにおいて、コンテンツ群103は、サーバ装置10に記憶されているコンテンツの一群であり、メニューページと、動画コンテンツと、その他のコンテンツやページなどとを含む。メニューページは、例えば、コンテンツ群103に含まれるウェブページのトップページであり、コンテンツ群103に含まれるメニューページ以外のコンテンツ及びページに直接的又は間接的にリンク可能に構成されている。動画コンテンツは、患者ユーザが患者ユーザの症状を治療するために用いるコンテンツであり、ユーザの入力によって操作が可能なオブジェクトを含むように構成されている。動画コンテンツは、例えば、ユーザの入力によって操作が可能なオブジェクトを含むように構成されているアプリケーションであっても良い。その他のコンテンツやページは、例えば、コンテンツ群103における患者ユーザ及び医療者ユーザの設定を閲覧又は変更するコンテンツであったり、問い合わせを行うためのページであったり、外部コンテンツへのリンクを表示するページであったりする。
【0031】
図3Aに示すように、サーバ装置10は、患者ユーザの端末20からログインされた場合、コンテンツ群103のうちメニューページを患者ユーザの端末20に最初に出力する。また、サーバ装置10は、患者ユーザの端末30からログインされた場合、コンテンツ群103のうちメニューページではなく動画コンテンツを最初に患者ユーザの端末20に出力する。
【0032】
図3Bは、図1に示す医療者ユーザの端末40及び50からサーバ装置10にログインする場合におけるログイン先の一例を示す図である。なお、図3Bでは、医療者ユーザの端末40及び50がサーバ装置10にログインする前に、患者ユーザの端末20及び30が先にサーバ装置10にログインしており、さらに動画コンテンツがログイン済の患者ユーザの端末20及び30に出力されているものとする。
【0033】
図3Bに示すように、サーバ装置10は、医療者ユーザの端末40からログインされた場合、コンテンツ群103のうちメニューページを医療者ユーザの端末40に最初に出力する。また、サーバ装置10は、医療者ユーザの端末50からログインされた場合、コンテンツ群103のうちメニューページではなく、先にサーバ装置10にログインしている患者ユーザの端末20及び30に出力されている動画コンテンツを患者ユーザによる操作の状況も含めて出力する。
【0034】
<機能的構成>
図4は、図1に示すサーバ装置10の機能的構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、サーバ装置10は、機能的構成として、例えば、記憶部100と、受付部110と、出力部120とを備える。記憶部100以外の機能的構成は、記憶装置11等に格納されたプログラムをCPU12が実行することにより実現される。なお、上記機能的構成の全部又は一部は、サーバ装置10ではなく、患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50が備えていてもよい。
【0035】
記憶部100は、患者ユーザ情報101や医療者ユーザ情報102、コンテンツ群103などを記憶する機能的構成である。
【0036】
患者ユーザ情報101は、サーバ装置10に記憶されているコンテンツ群103を利用する患者ユーザに関する情報であり、記憶部100に記憶されている。
【0037】
図5Aを参照して患者ユーザ情報101の詳細について説明する。図5Aは、図4に示す患者ユーザ情報101の一例を示す図である。図5Aに示すように、患者ユーザ情報101は、患者ユーザ毎に、第1識別情報と名前とを含む。
【0038】
第1識別情報は、第1カテゴリに区分されているユーザである患者ユーザを識別するための情報であり、例えば、ユーザIDである。また、名前は、第1識別情報に対応する患者ユーザの名前を示す情報である。
【0039】
図4に戻って、医療者ユーザ情報102は、サーバ装置10に記憶されているコンテンツ群103を利用する医療者ユーザに関する情報であり、記憶部100に記憶されている。
【0040】
図5Bを参照して医療者ユーザ情報102の詳細について説明する。図5Bは、図4に示す医療者ユーザ情報102の一例を示す図である。図5Bに示すように、医療者ユーザ情報102は、医療者ユーザ毎に、第2識別情報と名前とを含む。
【0041】
第2識別情報は、第2カテゴリに区分されているユーザである医療者ユーザを識別するための情報であり、例えば、ユーザIDである。また、名前は、第2識別情報に対応する医療者ユーザの名前を示す情報である。
【0042】
図4に戻って、コンテンツ群103は、患者ユーザ及び医療者ユーザが利用する医療に関する治療用のコンテンツであり、例えば、動画を含むウェブページである。コンテンツ群103は、ログインコンテンツ103Aと、第1コンテンツ103B~第nコンテンツ103Mとを含む。
【0043】
ログインコンテンツ103Aは、患者ユーザ及び医療者ユーザがサーバ装置10にログイン要求を送信するにあたって必要事項を入力するためのコンテンツであり、例えばログインページである。
【0044】
第1コンテンツ103Bは、患者ユーザ及び医療者ユーザがサーバ装置10にログインした際に、患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50に最初に出力されるコンテンツの一つであり、例えば、患者ユーザの治療に使用される医療に関する動画を含むコンテンツである。また、第1コンテンツ103は、例えば、ユーザの入力によって操作が可能なオブジェクトを含むように構成されているアプリケーションであっても良い。第1コンテンツ103Bは、第2コンテンツ103C、及び第3コンテンツ103D~第nコンテンツ103Mに対して直接的に又は間接的にリンク可能に構成されている。
【0045】
第2コンテンツ103Cは、患者ユーザ及び医療者ユーザがサーバ装置10にログインした際に、患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50に最初に出力されるコンテンツの一つであり、例えば、メニューページを含むコンテンツである。第2コンテンツ103Cは、第1コンテンツ103B、第3コンテンツ103D~第nコンテンツ103Mに対して直接的に又は間接的にリンク可能に構成されている。
【0046】
第3コンテンツ103D~第nコンテンツ103Mは、第1コンテンツ103B及び第2コンテンツ103Cから直接的に又は間接的にリンクされているコンテンツの一つであり、例えば、設定のためのページやコンテンツ群103の管理者への問い合わせのためのページ、患者ユーザの治療の履歴を出力するためのページを含むコンテンツである。
【0047】
図6を参照しつつ、ログインコンテンツ103Aについて説明する。図6は、図4に示すログインコンテンツ103Aの一例を示す図である。図6に示すように、ログインコンテンツ103Aは、入力欄601と、ボタン602とを含む。
【0048】
入力欄601は、ユーザがサーバ装置10へのログインに使用する第1識別情報又は第2識別情報を入力するためのテキストボックスである。
【0049】
ボタン602は、ユーザが入力欄601に第1識別情報又は第2識別情報を入力して、ログイン要求をサーバ装置10に送信するためのボタンである。患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50において、ユーザによりボタン602が押下されると、当該ユーザが操作する端末から入力欄601に入力された第1識別情報又は第2識別情報と端末の種別を示す端末情報とを含むログイン要求がサーバ装置10に送信される。端末情報の詳細については、追って説明するためここではその説明を省略する。
【0050】
図8を参照しつつ、第1コンテンツ103Bについて説明する。図8は、図4に示す第1コンテンツ103Bの一例を示す図である。図8に示すように、第1コンテンツ103Bは、動画800と、ボタン801とを含む。
【0051】
動画800は、例えば、ユーザの操作を受け付け可能な音楽や効果音を伴う画像や動画などである。具体的には、動画800は、例えば、VR(Virtual Reality)用コンテンツやAR(Augmented Reality)用コンテンツ、MR(Mixed Reality)用コンテンツ、映像、動画などであり、患者ユーザの治療に使用にされる。
【0052】
ボタン801は、動画800の再生を中断するためのボタンであり、例えば、第2コンテンツ103Cにリンクされている。患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50においてユーザによりボタン801が押下されると、サーバ装置10は、ボタン801の押下を受け付け、当該ユーザが操作している端末への第1コンテンツ103Bの出力を中断し、当該端末に第2コンテンツ103Cを出力する。
【0053】
図7を参照しつつ、第2コンテンツ103Cについて説明する。図7は、図4に示す第2コンテンツ103Cの一例を示す図である。図7に示すように、第2コンテンツ103Cは、ボタン701~705を含む。
【0054】
ボタン701は、第1コンテンツ103Bを出力するためのボタンであり、第1コンテンツ103Bにリンクされている。ボタン701は、患者ユーザが治療を始めるためか、又は医療者ユーザが治療を実行中の患者ユーザの様子を閲覧するために押下される。具体的には、患者ユーザの端末20及び30においてユーザによりボタン701が押下されると、サーバ装置10は、ボタン701の押下を受け付け、当該ユーザが操作している端末に第1コンテンツ103Bを出力する。
【0055】
また、医療者ユーザの端末40及び50においてユーザによりボタン701が押下されると、サーバ装置10は、ボタン701の押下を受け付ける。サーバ装置10は、ボタン701の押下を受け付けた後、患者ユーザの端末20及び30のうちいずれかに既に第1コンテンツ103Bが出力されている場合、医療者ユーザの端末40及び50のうちボタン701を押した端末に患者ユーザの端末20及び30のうちいずれかに出力されている第1コンテンツ103Bを出力する。なお、サーバ装置10は、ボタン701の押下を受け付けた後、患者ユーザの端末20及び30のうちいずれかに第1コンテンツ103Bが出力されていない場合、医療者ユーザの端末40及び50のうちボタン701を押した端末に、患者ユーザが現在治療を行っていない旨のメッセージを出力するとともに、第1コンテンツ103Bを出力する。
【0056】
ボタン702は、例えば、第3コンテンツ103Dを出力するためのボタンであり、第3コンテンツ103Dにリンクされている。ボタン702は、患者ユーザの治療の履歴を閲覧するために押下される。患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50においてユーザによりボタン702が押下されると、サーバ装置10は、ボタン702の押下を受け付け、当該ユーザが操作している端末に第3コンテンツ103Dを出力する。
【0057】
ボタン703は、例えば、第4コンテンツ103Eを出力するためのボタンであり、第4コンテンツ103Eにリンクされている。ボタン703は、患者ユーザや医療者ユーザのコンテンツ群103における設定を閲覧又は変更するために押下される。患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50においてユーザによりボタン703が押下されると、サーバ装置10は、ボタン703の押下を受け付け、当該ユーザが操作している端末に第4コンテンツ103Eを出力する。
【0058】
ボタン704は、例えば、第5コンテンツ103Fを出力するためのボタンであり、第5コンテンツ103Fにリンクされている。ボタン704は、患者ユーザや医療者ユーザがコンテンツ群103の管理者に対して問い合わせを行うために押下される。患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50においてユーザによりボタン704が押下されると、サーバ装置10は、ボタン704の押下を受け付け、当該ユーザが操作している端末に第5コンテンツ103Fを出力する。
【0059】
ボタン705は、例えば、コンテンツ群103からログアウトするためのボタンであり、ログインコンテンツ103Aにリンクされている。患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50においてユーザによりボタン705が押下されると、サーバ装置10は、ボタン705の押下を受け付け、当該ユーザをコンテンツ群103からログアウトさせ、当該ユーザが操作している端末にログインコンテンツ103Aを出力する。
【0060】
図4に戻って、受付部110は、患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50からログイン要求を受け付ける。受付部110は、例えば、ログインコンテンツ103Aの入力欄601に識別情報が入力された状態においてボタン602が押下された場合に、患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50のうち当該操作が行われた端末からログイン要求を受け付ける。
【0061】
ログイン要求は、第1識別情報又は第2識別情報と、患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50のうちログイン要求を行う端末の種別を示す端末情報とを含む。
【0062】
端末情報は、患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50の種別を示す情報であり、患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50の種別が第1種別であるか又は第1種別とは異なる第2種別であるかを示す。
【0063】
第1種別は、端末の種別がVR(Virtual Reality)ゴーグルであることを示す。端末情報が第1種別を示す場合、端末は、患者ユーザの端末30及び医療者ユーザの端末50のうちいずれかである。
【0064】
第2種別は、端末の種別がVR(Virtual Reality)ゴーグル以外の情報処理装置であることを示す。具体的には、第2種別は、端末の種別がデスクトップパソコンやノートパソコン、スマートフォン、タブレットなどであることを示す。端末情報が第2種別を示す場合、端末は、患者ユーザの端末20及び医療者ユーザの端末40のうちいずれかである。
【0065】
出力部120は、受付部110が受け付けたログイン要求に含まれる端末情報が第1種別を示す場合、患者ユーザの端末30及び医療者ユーザの端末50のうちログイン要求を行った端末に第1コンテンツ103Bを出力する。また、出力部120は、端末情報が第2種別を示す場合、患者ユーザの端末20及び医療者ユーザの端末40のうちログイン要求を行った端末に、第1コンテンツ103Bにリンク可能な第2コンテンツ103Cを出力する。
【0066】
また、出力部120は、受付部110が受け付けたログイン要求に含まれる端末情報が第1種別でありかつログイン要求が第1識別情報を含む場合、第1識別情報に対応するユーザの端末である患者ユーザの端末20及び30のうちログイン要求を行った端末に第1コンテンツ103Bを出力する。また、出力部120は、ログイン要求に含まれる端末情報が第1種別でありかつログイン要求が第2識別情報を含む場合、患者ユーザの端末20及び30に出力されている第1コンテンツ103Bを第2識別情報に対応するユーザの端末である医療者ユーザの端末40及び50のうちログイン要求を行った端末に出力する。なお、出力部120の動作のさらなる詳細については、図8を参照しつつ追って説明するため、ここではその説明を省略する。
【0067】
<一連の処理の流れ>
以上、サーバ装置10の機能的構成について説明した。次に、サーバ装置10の一連の処理の流れについて詳しく説明する。図8は、図1に示すサーバ装置10が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0068】
(ステップSP10)
サーバ装置10は、受付部110によって、ログイン要求を受け付ける。具体的には、サーバ装置10は、受付部110によって、通信ネットワークNTを介して、患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50のうちいずれかから送信されるログイン要求を受け付ける。そして、処理はステップSP12の処理に移行する。
【0069】
(ステップSP12)
サーバ装置10は、出力部120によって、ログイン要求が第2識別情報を含むか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定である場合、処理は、ステップSP14の処理に移行し、当該判定が否定判定である場合、処理は、ステップSP24の処理に移行する。
【0070】
(ステップSP14)
サーバ装置10は、出力部120によって、ログイン要求に含まれる端末情報が第1種別を示すか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定である場合、処理は、ステップSP16の処理に移行し、当該判定が否定判定である場合、処理は、ステップSP22の処理に移行する。
【0071】
(ステップSP16)
サーバ装置10は、出力部120によって、患者ユーザの端末20及び30に第1コンテンツ103Bを出力中であるか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定である場合、処理は、ステップSP18の処理に移行し、当該判定が否定判定である場合、処理は、ステップSP20の処理に移行する。
【0072】
(ステップSP18)
サーバ装置10は、出力部120によって、医療者ユーザの端末50のうちログイン要求を行った端末に対して、患者ユーザの端末20及び30に出力している第1コンテンツ103Bを出力する。具体的には、サーバ装置10は、例えば、ログイン要求を行った医療者ユーザの端末50に、患者ユーザが操作又は視聴している第1コンテンツ103Bを患者ユーザによる操作の状況も含めて出力する。そして、図8に示す一連の処理は、終了する。
【0073】
(ステップSP20)
サーバ装置10は、出力部120によって、医療者ユーザの端末50のうちログイン要求を行った端末に第1コンテンツ103Bを出力する。ステップSP20の処理において、医療者ユーザは、医療者ユーザの端末50を介して第1コンテンツ103Bを操作及び視聴できる。そして、図8に示す一連の処理は、終了する。
【0074】
(ステップSP22)
サーバ装置10は、出力部120によって、医療者ユーザの端末40のうちログイン要求を行った端末に第2コンテンツ103Cを出力する。ステップSP22の処理において、医療者ユーザは、そして、医療者ユーザの端末50を介して第2コンテンツ103Cを操作できる。図8に示す一連の処理は、終了する。
【0075】
(ステップSP24)
サーバ装置10は、出力部120によって、ログイン要求に含まれる端末情報が第1種別を示すか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定である場合、処理は、ステップSP26の処理に移行し、当該判定が否定判定である場合、処理は、ステップSP28の処理に移行する。
【0076】
(ステップSP26)
サーバ装置10は、出力部120によって、患者ユーザの端末30のうちログイン要求を行った端末に第1コンテンツ103Bを出力する。ステップSP26の処理において、患者ユーザは、そして、患者ユーザの端末30を介して第1コンテンツ103Bを操作及び視聴できる。そして、図8に示す一連の処理は、終了する。
【0077】
(ステップSP28)
サーバ装置10は、出力部120によって、患者ユーザの端末50のうちログイン要求を行った端末に第2コンテンツ103Cを出力する。ステップSP26の処理において、患者ユーザは、そして、患者ユーザの端末30を介して第2コンテンツ103Cを操作できる。そして、図8に示す一連の処理は、終了する。
【0078】
<効果>
以上、本実施形態では、サーバ装置10(情報処理装置)は、患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50(ユーザの端末)から、端末の種別を示す端末情報を含むログイン要求を受け付ける受付部110を備える。また、サーバ装置10は、受付部110が受け付けたログイン要求に含まれる端末情報が第1種別を示す場合に第1コンテンツ103Bを端末に出力し、当該端末情報が第1種別とは異なる第2種別を示す場合に第1コンテンツ103Bにリンク可能な第2コンテンツ103Cを端末に出力する出力部120を備える。
【0079】
これにより、サーバ装置10は、端末の種別がVRゴーグルなどの第2種別である端末でログイン要求を行った場合、メニュー画面などを含む第2コンテンツ103Cでなく直接動画を含む第1コンテンツ103Bを端末に出力する。したがって、サーバ装置10は、ユーザがコンテンツを実行する手間を抑制できる。
【0080】
また、本実施形態では、ログイン要求は、患者ユーザ(第1カテゴリに区分されているユーザ)を識別するための第1識別情報及び医療者ユーザ(第1カテゴリとは異なる第2カテゴリに区分されているユーザ)を識別するための第2識別情報のうちいずれかを含む、また、出力部120は、ログイン要求が第1識別情報及び第2識別情報のうちいずれを含むかと、ログイン要求に含まれる端末情報とに基づいて、第1コンテンツ103B及び第2コンテンツ103Cのうちいずれかをログイン要求を行った端末に出力する。
【0081】
したがって、サーバ装置10は、ユーザが区分されているカテゴリ及びユーザの端末の種別に応じて、当該カテゴリ及び当該端末の種別に適したコンテンツをユーザの端末に出力できる。
【0082】
また、本実施形態では、出力部120は、ログイン要求が第2識別情報を含みかつ端末情報が第1種別を示し、さらに患者ユーザの端末20及び30(第1カテゴリに区分されているユーザの端末)に第1コンテンツ103Bを出力している場合、医療者ユーザの端末50(第2識別情報に対応するユーザの端末)のうちログイン要求を行った端末に当該第1コンテンツ103Bを出力する。
【0083】
したがって、サーバ装置10は、患者ユーザが患者ユーザの端末20及び30に出力されている第1コンテンツ103Bによって治療を行っている場合に、患者ユーザが第1コンテンツ103Bにおいて行っている操作や様子などを医療者ユーザが確認するにあたって、医療者ユーザの手間を抑制しつつ医療者ユーザが確認できる。
【0084】
また、本実施形態では、サーバ装置10(情報処理装置)は、患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50(ユーザの端末)から患者ユーザ(第1カテゴリに区分されているユーザ)を識別するための第1識別情報及び医療者ユーザ(第1カテゴリとは異なる第2カテゴリに区分されているユーザ)を識別するための第2識別情報のうちいずれかを含むログイン要求を受け付ける受付部110と、出力部120とを備える。出力部120は、受付部110が受け付けたログイン要求が第1識別情報を含む場合、患者ユーザの端末20及び30(第1識別情報に対応するユーザの端末)のうちログイン要求を行った端末に第1コンテンツ103Bを出力する。また、出力部120は、ログイン要求が第2識別情報を含む場合、患者ユーザの端末20及び30(第1識別情報に対応するユーザの端末)に出力されている第1コンテンツ103Bを医療者ユーザの端末40及び50(第2識別情報に対応するユーザの端末)のうちログイン要求を行った端末に出力する。
【0085】
したがって、サーバ装置10は、患者ユーザが患者ユーザの端末20及び30に出力されている第1コンテンツ103Bによって治療を行っている場合、患者ユーザが第1コンテンツ103Bにおいて行っている操作や様子を医療者ユーザが確認できる。
【0086】
また、本実施形態では、ログイン要求は、端末の種別を示す端末情報を含む。また、出力部120は、ログイン要求が第1識別情報を含みかつ端末情報が第1種別を示す場合、患者ユーザの端末30(第1識別情報に対応するユーザの端末)に第1コンテンツ103Bを出力する。また、出力部120は、ログイン要求が第1識別情報を含みかつ端末情報が第1種別とは異なる第2種別を示す場合、患者ユーザの端末20(第1識別情報に対応するユーザの端末)に第1コンテンツ103Bにリンク可能な第2コンテンツ103Cを出力する。
【0087】
これにより、サーバ装置10は、患者ユーザの端末20及び30のうち端末の種別がVRゴーグルなどの第2種別である端末からログイン要求を受け付けた場合、メニュー画面などを含む第2コンテンツ103Cでなく直接動画を含む第1コンテンツ103Bを当該端末に出力する。したがって、サーバ装置10は、患者ユーザがコンテンツを実行する手間を抑制できる。さらに、サーバ装置10は、患者ユーザが患者ユーザの端末20及び30に出力されている第1コンテンツ103Bによって治療を行っている場合に、患者ユーザが第1コンテンツ103Bにおいて行っている操作や様子などを医療者ユーザが確認できる。
【0088】
また、本実施形態では、出力部120は、ログイン要求が第2識別情報を含みかつ端末情報が第2種別を示す場合、医療者ユーザの端末40(第2識別情報に対応するユーザの端末)に第2コンテンツ103Cを出力する。また、出力部120は、ログイン要求が第2識別情報を含みかつ端末情報が第1種別を示し、さらに患者ユーザの端末20及び30(第1カテゴリに区分されているユーザの端末)に第1コンテンツ103Bを出力している場合、医療者ユーザの端末50(第2識別情報に対応するユーザの端末)に当該第1コンテンツ103Bを出力する。
【0089】
したがって、サーバ装置10は、患者ユーザが患者ユーザの端末20及び30に出力されている第1コンテンツ103Bによって治療を行っている場合に、患者ユーザが第1コンテンツ103Bにおいて行っている操作や様子などを医療者ユーザが確認するにあたって、医療者ユーザの手間を抑制しつつ医療者ユーザが確認できる。
【0090】
また、本実施形態では、第1コンテンツ103Bは、患者ユーザの症状を治療するための動画800を含む。
【0091】
したがって、サーバ装置10は、患者ユーザが患者ユーザの症状を治療するためのコンテンツを実行する手間を抑制できる。
【0092】
また、本実施形態では、第2コンテンツ103Cは、第1コンテンツ103Bにリンクするボタン701を有するメニューページを含む。
【0093】
したがって、サーバ装置10は、ユーザが第1コンテンツ103Bを実行したい場合に、メニューページを介することなく第1コンテンツ103Bを実行できる。
【0094】
<変形例>
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、上記の実施形態に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、上記実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【0095】
例えば、本実施形態では、サーバ装置10は、患者ユーザの症状を治療するためのコンテンツ群103を患者ユーザの端末20及び30並びに医療者ユーザの端末40及び50に出力するがこれに限られるものではない。サーバ装置10は、患者ユーザに代えて一般ユーザが様々な目的で利用するコンテンツ群を一般ユーザの端末と、医療者ユーザに代えて管理者ユーザの端末とに出力しても良い。コンテンツ群としては、例えば、VRゴーグルを用いるゲームなどVRゴーグルを用いるサービス全般が挙げられる。この構成によれば、サーバ装置10は、患者ユーザの治療を行うためのコンテンツ以外のコンテンツに対しても、ユーザがコンテンツを実行する手間を抑制できる。
【0096】
また、本実施形態では、サーバ装置10は、患者ユーザの端末20及び30のいずれかに第1コンテンツ103Bを出力している場合、医療者ユーザの端末40及び50の端末に一の当該第1コンテンツ103Bを出力するが、これに限られるものではない。サーバ装置10は、複数の患者ユーザの端末20及び30に第1コンテンツ103Bを出力している場合、それぞれの端末に出力されている第1コンテンツ103Bを各患者ユーザの操作状況を含めて医療者ユーザの端末40及び50に出力しても良い。この場合、サーバ装置10は、例えば、医療者ユーザの端末40及び50の出力領域を分割し、分割した各領域に各患者ユーザの端末20及び30を対応付けることによって医療者ユーザの端末40及び50に第1コンテンツ103Bを出力する。この構成によれば、複数の患者ユーザの端末20及び30に第1コンテンツ103Bを出力している場合においても、患者ユーザが第1コンテンツ103Bにおいて行っている操作や様子などを医療者ユーザが確認できる。
【0097】
また、本実施形態では、端末の種別は、第1種別及び第2種別の2種類であるがこれに限られるものではない。端末の種別は、3種類以上あっても良い。この場合において、サーバ装置10は、端末の種別に応じて、出力させるコンテンツを変えても良い。この構成によれば、サーバ装置10は、端末の種別が3種類以上ある場合においても、ユーザがコンテンツを実行する手間を抑制できる。
【符号の説明】
【0098】
1…コンテンツ出力システム、10…サーバ装置(情報処理装置)、20…患者ユーザの端末、30…患者ユーザの端末、40…医療者ユーザの端末、50…医療者ユーザの端末、110…受付部、120…出力部

【要約】
【課題】ユーザがコンテンツを実行する手間を抑制できる情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、ユーザの端末から端末の種別を示す端末情報を含むログイン要求を受け付ける受付部と、受付部が受け付けたログイン要求に含まれる端末情報が第1種別を示す場合に医療に関する第1コンテンツを端末に出力し、当該端末情報が第1種別とは異なる第2種別を示す場合に第1コンテンツにリンク可能な第2コンテンツを前記端末に出力する出力部と、を備える。
【選択図】図9

図1
図2
図3A
図3B
図4
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9