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特許7458719電流検出回路、およびトランジスタ駆動回路
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-22
(45)【発行日】2024-04-01
(54)【発明の名称】電流検出回路、およびトランジスタ駆動回路
(51)【国際特許分類】
   H02M 1/00 20070101AFI20240325BHJP
【FI】
H02M1/00 H
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2019141874
(22)【出願日】2019-08-01
(65)【公開番号】P2021027630
(43)【公開日】2021-02-22
【審査請求日】2022-07-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000116024
【氏名又は名称】ローム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001933
【氏名又は名称】弁理士法人 佐野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】森田 智章
【審査官】白井 孝治
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-131764(JP,A)
【文献】国際公開第2010/134516(WO,A1)
【文献】特開2008-061390(JP,A)
【文献】特開2005-176587(JP,A)
【文献】特開2016-174453(JP,A)
【文献】国際公開第2005/122373(WO,A1)
【文献】特開2008-021345(JP,A)
【文献】特開2006-209827(JP,A)
【文献】特開2013-258549(JP,A)
【文献】特開2010-226789(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M 1/00~ 3/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1電源電圧の印加端が接続されるドレインを有し、第1ゲート信号によりゲートを駆動される第1駆動対象トランジスタを流れる電流を検出する電流検出回路であって、
前記第1電源電圧の印加端が接続されるドレインを有する第1トランジスタと、
前記第1トランジスタを流れる定電流を生成する定電流源と、
オンである前記第1駆動対象トランジスタのソースに発生する電圧が電流検出信号として入力される第1入力端と、前記第1トランジスタのソースに接続される第2入力端と、を有するコンパレータと、
2電源電圧の印加端が接続されるドレインと、前記第1トランジスタのゲートが接続されるソースと、を有し、前記ドレインとショートされるゲートと、を有する第2トランジスタと、
を備える、電流検出回路と、
前記第1駆動対象トランジスタのソースが接続されるアノードを有するツェナーダイオードと、
前記ツェナーダイオードのカソードが接続されるゲートと、前記第2電源電圧の印加端が接続されるドレインと、を有する第5トランジスタと、
を備え、
前記第5トランジスタのソース電圧が前記第1ゲート信号となる場合と前記第1駆動対象トランジスタのソース電圧が前記第1ゲート信号となる場合とが第1ゲート制御信号によって切替えられる、トランジスタ駆動回路。
【請求項2】
前記第1トランジスタは、前記第1駆動対象トランジスタと同じ組成のデバイスである、請求項1に記載のトランジスタ駆動回路。
【請求項3】
前記第1トランジスタのサイズは、前記第1駆動対象トランジスタのサイズより小さい、請求項2に記載のトランジスタ駆動回路。
【請求項4】
前記第2トランジスタのソースから流す電流を生成する第1カレントミラーをさらに備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のトランジスタ駆動回路。
【請求項5】
前記第1カレントミラーと前記第2トランジスタのソースとの間に配置される第3トランジスタをさらに備える、請求項4に記載のトランジスタ駆動回路。
【請求項6】
前記第1電源電圧の印加端に一端が接続される第1抵抗と、
前記第1抵抗の他端に接続されるドレインと、前記第1駆動対象トランジスタのソースが接続されるソースと、前記第1駆動対象トランジスタのゲートが接続されるゲートと、を有する第4トランジスタと、
をさらに備え、
前記第1抵抗の他端と前記第4トランジスタのドレインとが接続される第1接続ノードは、前記第1入力端に接続される、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のトランジスタ駆動回路。
【請求項7】
前記第5トランジスタは、前記第2トランジスタと同じ組成のデバイスである、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のトランジスタ駆動回路。
【請求項8】
前記第1トランジスタのサイズは、前記第1駆動対象トランジスタのサイズより小さく、
前記第2トランジスタのサイズは、前記第5トランジスタのサイズより小さい、請求項
に記載のトランジスタ駆動回路。
【請求項9】
前記第5トランジスタのソースから流す電流を生成する第2カレントミラーをさらに備え、
前記第2トランジスタのソースから流す電流は、前記第2カレントミラーにより生成される電流よりも電流量が小さい、請求項に記載のトランジスタ駆動回路。
【請求項10】
前記第2カレントミラーと前記第5トランジスタのソースとの間に配置される第6トランジスタをさらに備える、請求項に記載のトランジスタ駆動回路。
【請求項11】
前記第1ゲート制御信号が印加されるゲートを有し、前記第2カレントミラーのオンオフを切り替える第7トランジスタと、
前記第5トランジスタのソースと接続される第1端と、前記第2カレントミラーと接続される第2端と、を有する第2抵抗と、
前記第2抵抗の前記第1端に接続される高電位端と、前記第1駆動対象トランジスタのソースに接続される低電位端と、前記第2抵抗の前記第2端に接続される入力端と、を有するインバータと、
をさらに備え、
前記インバータの出力は前記第1ゲート信号である、請求項に記載のトランジスタ駆動回路。
【請求項12】
請求項から請求項11のいずれか1項に記載のトランジスタ駆動回路と、
前記トランジスタ駆動回路により駆動される前記第1駆動対象トランジスタと、
前記第1駆動対象トランジスタのソースと接続されるドレインと、グランド電位の印加端に接続されるソースと、を有する第2駆動対象トランジスタと、
を備える、電源IC。
【請求項13】
ホスト電圧を監視し、前記ホスト電圧の立下りを検出すると前記ホスト電圧の印加端が接続されるアイソレーションスイッチをオフとして前記第1駆動対象トランジスタおよび前記第2駆動対象トランジスタの駆動を開始させる減電圧検出回路をさらに備える、請求項12に記載の電源IC。
【請求項14】
請求項13に記載の電源ICと、
前記減電圧検出回路によりオンオフを制御される前記アイソレーションスイッチと、
前記第1駆動対象トランジスタのソースと前記第2駆動対象トランジスタのドレインとが接続される第2接続ノードに接続される第1端を有するインダクタと、
前記インダクタの第2端および前記アイソレーションスイッチに接続される第1端を有するコンデンサと、
を備える、電源装置。
【請求項15】
請求項14に記載の電源装置と、
前記電源装置から電力を供給されるボイスコイルモータとスピンドルモータの少なくともいずれかと、
を備える、HDD(ハードディスクドライブ)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電流検出回路に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、トランジスタを流れる電流を検出する電流検出回路が種々の用途で用いられている。例えば、このような電流検出回路は、スイッチング電源回路のハイサイドトランジスタを流れる電流を検出することに用いられる(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-175746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、電流検出回路は、トランジスタの温度特性の影響により電流検出精度が低下する虞があった。
【0005】
上記状況に鑑み、本発明は、温度特性の影響を抑制して電流検出精度を向上させる電流検出回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る電流検出回路は、
第1電源電圧の印加端が接続されるドレインを有し、第1ゲート信号によりゲートを駆動される第1駆動対象トランジスタを流れる電流を検出する電流検出回路であって、
前記第1電源電圧の印加端が接続されるドレインを有する第1トランジスタと、
前記第1トランジスタを流れる定電流を生成する定電流源と、
オンである前記第1駆動対象トランジスタのソースに発生する電圧が電流検出信号として入力される第1入力端と、前記第1トランジスタのソースに接続される第2入力端と、を有するコンパレータと、
第2電源電圧の印加端が接続されるドレインと、前記第1トランジスタのゲートが接続されるソースと、を有し、前記ドレインとショートされるゲートと、を有する第2トランジスタと、
を備える構成としている(第1の構成)。
【0007】
また、上記第1の構成において、前記第1トランジスタは、前記第1駆動対象トランジスタと同じ組成のデバイスであることとしてもよい(第2の構成)。
【0008】
また、上記第2の構成において、前記第1トランジスタのサイズは、前記第1駆動対象トランジスタのサイズより小さいこととしてもよい(第3の構成)。
【0009】
また、上記第1から第3のいずれかの構成において、前記第2トランジスタのソースから流す電流を生成する第1カレントミラーをさらに備えることとしてもよい(第4の構成)。
【0010】
また、上記第4の構成において、前記第1カレントミラーと前記第2トランジスタのソースとの間に配置される第3トランジスタをさらに備えることとしてもよい(第5の構成)。
【0011】
また、上記第1から第5のいずれかの構成において、前記第1電源電圧の印加端に一端が接続される第1抵抗と、前記第1抵抗の他端に接続されるドレインと、前記第1駆動対象トランジスタのソースが接続されるソースと、前記第1駆動対象トランジスタのゲートが接続されるゲートと、を有する第4トランジスタと、をさらに備え、前記第1抵抗の他端と前記第4トランジスタのドレインとが接続される第1接続ノードは、前記第1入力端に接続されることとしてもよい(第6の構成)。
【0012】
また、本発明の一態様に係るトランジスタ駆動回路は、
上記いずれかの構成の電流検出回路と、
前記第1駆動対象トランジスタのソースが接続されるアノードを有するツェナーダイオードと、
前記ツェナーダイオードのカソードが接続されるゲートと、第3電源電圧の印加端が接続されるドレインと、を有する第5トランジスタと、
を備え、
前記第5トランジスタのソース電圧が前記第1ゲート信号となる構成としている(第7の構成)。
【0013】
また、上記第7の構成において、前記第5トランジスタは、前記第2トランジスタと同じ組成のデバイスであることとしてもよい(第8の構成)。
【0014】
また、上記第8の構成において、前記第1トランジスタのサイズは、前記第1駆動対象トランジスタのサイズより小さく、前記第2トランジスタのサイズは、前記第5トランジスタのサイズより小さいこととしてもよい(第9の構成)。
【0015】
また、上記第9の構成において、前記第5トランジスタのソースから流す電流を生成する第2カレントミラーをさらに備え、前記第2トランジスタのソースから流す電流は、前記第2カレントミラーにより生成される電流よりも電流量が小さいこととしてもよい(第10の構成)。
【0016】
また、上記第10の構成において、前記第2カレントミラーと前記第5トランジスタのソースとの間に配置される第6トランジスタをさらに備えることとしてもよい(第11の構成)。
【0017】
また、上記第10または第11の構成において、第1ゲート制御信号が印加されるゲートを有し、前記第2カレントミラーのオンオフを切り替える第7トランジスタと、
前記第5トランジスタのソースと接続される第1端と、前記第2カレントミラーと接続される第2端と、を有する第2抵抗と、
前記第2抵抗の前記第1端に接続される高電位端と、前記第1駆動対象トランジスタのソースに接続される低電位端と、前記第2抵抗の前記第2端に接続される入力端と、を有するインバータと、
をさらに備え、
前記インバータの出力は前記第1ゲート信号であることとしてもよい(第12の構成)。
【0018】
また、本発明の一態様に係る電源ICは、
上記いずれかの構成のトランジスタ駆動回路と、
前記トランジスタ駆動回路により駆動される前記第1駆動対象トランジスタと、
前記第1駆動対象トランジスタのソースと接続されるドレインと、グランド電位の印加端に接続されるソースと、を有する第2駆動対象トランジスタと、
を備える構成としている(第13の構成)。
【0019】
また、上記第13の構成において、ホスト電圧を監視し、前記ホスト電圧の立下りを検出すると前記ホスト電圧の印加端が接続されるアイソレーションスイッチをオフとして前記第1駆動対象トランジスタおよび前記第2駆動対象トランジスタの駆動を開始させる減電圧検出回路をさらに備えることとしてもよい(第14の構成)。
【0020】
また、本発明の一態様に係る電源装置は、
上記第14の構成の電源ICと、
前記減電圧検出回路によりオンオフを制御される前記アイソレーションスイッチと、
前記第1駆動対象トランジスタのソースと前記第2駆動対象トランジスタのドレインとが接続される第2接続ノードに接続される第1端を有するインダクタと、
前記インダクタの第2端および前記アイソレーションスイッチに接続される第1端を有するコンデンサと、
を備える構成としている(第15の構成)。
【0021】
また、本発明の一態様に係るHDD(ハードディスクドライブ)は、
上記電源装置と、
前記電源装置から電力を供給されるボイスコイルモータとスピンドルモータの少なくともいずれかと、
を備える構成としている。
【発明の効果】
【0022】
本発明の電流検出回路によると、温度特性の影響を抑制して電流検出精度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の例示的な実施形態に係る電源装置の構成を示す図である。
図2】電源装置を備えるHDD(ハードディスクドライブ)の一例を示す概略構成図である。
図3】比較例に係るハイサイド駆動回路および電流検出回路の具体的な構成を示す回路図である。
図4図3に示す回路構成における動作の一例を示すタイミングチャートである。
図5】本発明の例示的な実施形態に係るハイサイド駆動回路および電流検出回路の具体的な構成を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下に本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。
【0025】
<1.電源装置の構成>
図1は、本発明の例示的な実施形態に係る電源装置20の構成を示す図である。図1に示す電源装置20は、一例としてHDD(ハードディスクドライブ)に備えられるものとしている。
【0026】
図1に示すように、電源装置20は、半導体集積回路として構成される電源IC1と、アイソレーションスイッチ15と、インダクタL1と、コンデンサC1と、を備えている。アイソレーションスイッチ15、インダクタL1、およびコンデンサC1は、電源IC1に対する外付けの素子である。
【0027】
アイソレーションスイッチ15は、図1では一例としてnチャネルMOSFETにより構成される。アイソレーションスイッチ15のドレインは、ホスト電圧Vhostの印加端に接続される。ホスト電圧Vhostは、例えば5Vである。アイソレーションスイッチ15のソースは、コンデンサC1の一端に接続される。アイソレーションスイッチ15は、ホスト電圧Vhostの印加端とコンデンサC1の一端との間の経路の導通/遮断を切替えるスイッチである。
【0028】
電源IC1は、減電圧検出回路2と、ロジック部3と、ハイサイド駆動回路4と、ローサイド駆動回路5と、電流検出回路6と、ハイサイドトランジスタ(第1駆動対象トランジスタ)QHと、ローサイドトランジスタ(第2駆動対象トランジスタ)QLと、を集積化して有している。また、電源IC1は、外部との電気的接続を確立するための外部端子として、端子T1~T4を有している。
【0029】
減電圧検出回路2は、端子T2を介してホスト電圧Vhostの印加端に接続されるとともに、端子T1を介してアイソレーションスイッチ15のゲートに接続される。これにより、減電圧検出回路2は、端子T1を介してアイソレーションスイッチ15のゲートを駆動することで、アイソレーションスイッチ15のオンオフを制御する。また、減電圧検出回路2は、端子T2を介してホスト電圧Vhostの状態を監視できる。
【0030】
ロジック部3は、電源IC1を制御する制御部であり、特に後述する降圧DC/DCコンバータ10の制御を行う。
【0031】
ハイサイドトランジスタQHは、nチャネルMOSFETにより構成される。ハイサイドトランジスタQHのドレインは、端子T3を介して入力電圧(第1電源電圧)Vinの印加端に接続される。入力電圧Vinは、例えば12Vである。ハイサイドトランジスタQHのソースは、ローサイドトランジスタQLのドレインに接続ノードN1にて接続される。ローサイドトランジスタQLのソースは、グランド電位の印加端に接続される。
【0032】
接続ノードN1は、端子T4を介してインダクタL1の一端に接続される。インダクタL1の他端は、コンデンサC1の一端に接続される。
【0033】
このような接続関係により、ハイサイドトランジスタQH、ローサイドトランジスタQL、インダクタL1、およびコンデンサC1により降圧DC/DCコンバータ10が構成される。
【0034】
ロジック部3は、ハイサイドトランジスタQHのゲートを制御するためのハイサイドゲート制御信号HGCTRをハイサイド駆動回路4に出力する。ハイサイド駆動回路4は、ハイサイドゲート制御信号HGCTRに基づいてハイサイドゲート信号HGを生成してハイサイドトランジスタQHのゲートに印加させる。
【0035】
また、ロジック部3は、ローサイドトランジスタQLのゲートを制御するためのローサイドゲート制御信号LGCTRをローサイド駆動回路5に出力する。ローサイド駆動回路5は、ローサイドゲート制御信号LGCTRに基づいてローサイドゲート信号LGを生成してローサイドトランジスタQLのゲートに印加させる。
【0036】
これにより、ロジック部3によりハイサイドトランジスタQHおよびローサイドトランジスタQLそれぞれのオンオフ制御が行われ、入力電圧Vinに基づきインダクタL1の他端には出力電圧Voutが生成される。出力電圧Voutは、入力電圧Vinを降圧した電圧であり、例えば12Vの入力電圧Vinに対して5Vとなる。なお、このとき、接続ノードN1には、ハイサイドトランジスタQHおよびローサイドトランジスタQLのスイッチングによるスイッチング電圧Vswが生成される。
【0037】
また、電流検出回路6は、ハイサイドトランジスタQHを流れる電流を検出するための回路である。より具体的には、電流検出回路6は、ハイサイドトランジスタQHを流れる電流が所定の制限値に達したことを検出し、制限電流検出信号ILIMIT_detをロジック部3に出力する。
【0038】
なお、ハイサイド駆動回路4、および電流検出回路6の構成の詳細については、後述する。
【0039】
ここで、電源装置20の動作について説明する。ここでは、ホスト電圧Vhostが5V、入力電圧Vinが12Vであるとして説明する。ホスト電圧Vhostが5Vである間は、減電圧検出回路2はアイソレーションスイッチ15をオンとし、降圧DC/DCコンバータ10は停止状態としておく。これにより、ホスト電圧Vhostがアイソレーションスイッチ15を介して、負荷の一例としてのボイスコイルモータ30、スピンドルモータ31等に供給される。
【0040】
停電状態となってホスト電圧Vhostが5Vより立ち下がった場合、減電圧検出回路2はこれを検出し、アイソレーションスイッチ15をオフとする。これにより、コンデンサC1が放電して負荷へ供給される電圧が低下することを抑制する。このとき、減電圧検出回路2は、ロジック部3に降圧DC/DCコンバータ10を起動するように指令する。
【0041】
これにより、ロジック部3は、ハイサイドゲート制御信号HGCTRおよびローサイドゲート制御信号LGCTRの出力によるハイサイドトランジスタQHおよびローサイドトランジスタQLのスイッチング制御を開始し、降圧DC/DCコンバータ10は12Vの入力電圧Vinに基づき5Vの出力電圧Voutの生成を開始する。従って、停電状態となっても、継続して5Vの電源電圧を負荷に供給することができる。
【0042】
<2.HDDの構成>
ここで、本発明の例示的な実施形態に係る電源装置20を備えるHDDの構成について説明する。図2は、電源装置20を備えるHDDの一例を示す概略構成図である。
【0043】
図2に示すHDD40は、筐体35内部に収容される構成として、ボイスコイルモータ30、スピンドルモータ31、磁気ディスク32、スイングアーム33、および磁気ヘッド34を有している。
【0044】
磁気ディスク32は、表面に磁性体を有した硬質のディスクである。磁気ディスク32は、複数枚数でも、単数枚数でもよい。スピンドルモータ31は、磁気ディスク32を高速に回転させる。磁気ヘッド34は、磁界を発生させることで磁気ディスク32に対してデータの読み書きを行う。磁気ヘッド34は、スイングアーム33の先端に取り付けられる。
【0045】
スイングアーム33は、回転する磁気ディスク32に対して軸周りに揺動する。ボイスコイルモータ30は、スイングアーム33を駆動するアクチュエータである。ボイルコイルモータ30は、電流を流されるコイルとマグネットとの磁界作用により駆動される。
【0046】
電源IC1、および図2では図示しない電源装置20の構成は、筐体35内部に収容される。
【0047】
<3.ハイサイド駆動回路および電流検出回路>
次に、電源IC1に含まれるハイサイド駆動回路4および電流検出回路6の詳細について説明する。ここではまず、本発明の実施形態について説明する前に、比較例およびその課題についての説明を行う。
【0048】
図3は、比較例に係るハイサイド駆動回路4および電流検出回路6の具体的な構成を示す回路図である。なお、図3では、降圧DC/DCコンバータ10およびローサイド駆動回路5の構成も併せて示す。また、ハイサイド駆動回路4と電流検出回路6とからハイサイドトランジスタQHを駆動するトランジスタ駆動回路が構成される。
【0049】
ハイサイド駆動回路4は、抵抗R4、ツェナーダイオードZ4、トランジスタM4、およびインバータIV4に加えて、レベルシフト回路41を有している。
【0050】
抵抗R4の一端は、ハイサイド電圧VHSDの印加端が接続される。抵抗R4の他端は、ツェナーダイオードZ4のカソードに接続ノードN41にて接続される。ツェナーダイオードZ4のアノードは、接続ノードN1に接続される。ハイサイド電圧VHSDは、入力電圧VinにツェナーダイオードZ4のツェナー電圧Vzを加えた電圧としている。例えば、入力電圧Vinが12Vで、ツェナー電圧Vzが5Vである場合、ハイサイド電圧VHSD=12V+5V=17Vである。
【0051】
接続ノードN41は、nチャネルMOSFETにより構成されるトランジスタM4のゲートに接続される。トランジスタM4のドレインは、ハイサイド電圧(第3電源電圧)VHSDの印加端に接続される。このような接続関係により、トランジスタM4のソースに生じるソース電圧Vsm4は、Vsm4=Vsw+Vz-Vgs4となる。但し、Vgs4はトランジスタM4のドレイン・ソース間電圧である。
【0052】
レベルシフト回路41は、抵抗R41,R42、およびトランジスタM42~M45を有している。抵抗R41の一端は、ローサイド電圧VLSDの印加端が接続される。図3に示すように、ローサイド電圧VLSDは、ローサイド駆動回路5の電源電圧であり、例えば5Vである。
【0053】
抵抗R41の他端は、nチャネルMOSFETにより構成されるトランジスタM42のドレインに接続される。トランジスタM42のゲートは、ハイサイドゲート制御信号HGCTRの印加端に接続される。トランジスタM42の他端は、nチャネルMOSFETにより構成されるトランジスタM43のドレインに接続される。トランジスタM43のドレイン・ゲート間はショートされる。トランジスタM43のソースは、グランド電位の印加端に接続される。
【0054】
トランジスタM43のゲートは、nチャネルMOSFETにより構成されるトランジスタM44のゲートに接続される。トランジスタM44のソースは、グランド電位の印加端に接続される。トランジスタM44のドレインは、nチャネルMOSFETにより構成されるトランジスタM45のソースに接続される。トランジスタM45のゲートは、ハイサイドゲート制御信号HGCTRの印加端に接続される。トランジスタM43,M44により、カレントミラーCM4が構成される。
【0055】
抵抗R42の一端は、トランジスタM4のソースに接続される。抵抗R42の他端は、トランジスタM45のドレインに接続ノードN42にて接続される。トランジスタM45は、高耐圧トランジスタであり、トランジスタM45のソース側の素子を保護する機能を有する。
【0056】
このようなレベルシフト回路41の構成により、ハイサイドゲート制御信号HGCTRは、接続ノードN42に生じるレベルシフト電圧Vshtにレベルシフトされる。
【0057】
また、インバータIV4の高電位端は、抵抗R42の一端とトランジスタM4のソースとが接続される接続ノードN43に接続される。インバータIV4の低電位端は、ツェナーダイオードZ4のアノードと接続ノードN1とが接続される接続ノードN44に接続される。インバータIV4の入力端は、接続ノードN42に接続され、レベルシフト電圧Vshtが入力される。インバータIV4の出力端は、ハイサイドトランジスタQHのゲートに接続される。
【0058】
ハイサイドゲート制御信号HGCTRは、例えばハイレベルとして1.5Vとなり、ローレベルとして0Vとなる。ハイサイドゲート制御信号HGCTRがハイレベルとなると、トランジスタM42,M45がオンとなる。これにより、ローサイド電圧VLSDおよび抵抗R41により生じるトランジスタM43に流れる電流は、カレントミラーCM4によってトランジスタM44に流れる電流I44となる。電流I44は、抵抗R42にも流れるので、接続ノードN42には、接続ノードN43の電圧であるソース電圧Vsm4から抵抗R42での電圧降下分だけ低下した電圧であるレベルシフト電圧Vshtが生成される。
【0059】
これにより、インバータIV4は、ハイレベルとしてのソース電圧Vsm4を出力する。インバータIV4の出力は、ハイサイドトランジスタQHのゲートに印加されるハイサイドゲート信号HGであるので、HG=Vsm4となる。先述のように、Vsm4=Vsw+Vz-Vgs4であるから、ハイサイドトランジスタQHはオンとされる。
【0060】
一方、ハイサイドゲート制御信号HGCTRがローレベルの場合、トランジスタM42,M45はオフとなる。すると、抵抗R42には電流が流れないので、レベルシフト電圧Vshtは、ソース電圧Vsm4と一致する。これにより、インバータIV4は、ローレベルとしてのスイッチング電圧Vswを出力する。従って、ハイサイドゲート信号HG=Vswとなるので、ハイサイドトランジスタQHはオフとされる。
【0061】
このように、ハイサイドゲート制御信号HGCTRのハイレベル・ローレベルに応じて、ハイサイドトランジスタQHをオンオフすることができる。
【0062】
次に、図3に示す電流検出回路6の構成について説明する。電流検出回路6は、抵抗R6、トランジスタM61,M62、定電流源CI6、およびコンパレータCP6を有している。
【0063】
抵抗R6の一端は、端子T3に接続され、入力電圧Vinが印加される。抵抗R6の他端は、nチャネルMOSFETにより構成されるトランジスタM61のドレインに接続される。トランジスタM61のソースは、接続ノードN1に接続される。抵抗R6の他端とトランジスタM61のドレインとが接続される接続ノードN61は、コンパレータCP6の反転入力端(-)に接続される。トランジスタM61のゲートは、インバータIV4の出力端に接続される。すなわち、トランジスタM61は、ハイサイドゲート信号HGによりハイサイドトランジスタQHと同期してオンオフされる。
【0064】
また、nチャネルMOSFETにより構成されるトランジスタM62のドレインは、端子T3に接続され、入力電圧Vinが印加される。トランジスタM62のゲートは、ハイサイド電圧VHSDの印加端が接続される。トランジスタM62のソースは、定電流源CI6に接続されるとともに、コンパレータCP6の非反転入力端(+)に接続される。
【0065】
トランジスタM62および定電流源CI6は、コンパレータCP6の非反転入力端に印加させる参照電圧Vrefを生成するために設けられる。コンパレータCP6は、抵抗R6とトランジスタM61とが接続される接続ノードN61に生じる電流検出信号Videtと参照電圧Vrefとを比較し、比較結果として制限電流検出信号ILIMIT_detを出力する。
【0066】
次に、このような図3に示す回路構成における動作について、図4に示すタイミングチャートを参照して説明する。図4には、上段より順に、スイッチング電圧Vsw、電流検出信号Videt、インダクタL1を流れるインダクタ電流IL、制限電流検出信号ILIMIT_det、ハイサイドゲート制御信号HGCTR、およびローサイドゲート制御信号LGCTRを示す。
【0067】
まず、タイミングt1の直前では、ハイサイドゲート制御信号HGCTRがローレベル、ローサイドゲート制御信号LGCTRがハイレベルであるので、ハイサイドトランジスタQHはオフ、ローサイドトランジスタQLはオンであり、スイッチング電圧Vswは0Vとなり、グランドからローサイドトランジスタQL、および端子T4を介してインダクタL1を流れるインダクタ電流ILは減少してゆく。
【0068】
このとき、トランジスタM61はオフであるので、電流検出信号Videtは入力電圧Vinと一致する。ここで、参照電圧Vrefは、Vref=Vin-(Rdson2×Ic)で表される。但し、Rdson2:トランジスタM62のオン抵抗、Ic:定電流源CI6による定電流である。従って、電流検出信号Videtは参照電圧Vrefよりも高くなり、制限電流検出信号ILIMIT_detはローレベルとなる。
【0069】
そして、タイミングt1で、インダクタ電流ILが0Aに達し、ハイサイドゲート制御信号HGCTRがハイレベル、ローサイドゲート制御信号LGCTRがローレベルに切替えられると、ハイサイドトランジスタQHはオン、ローサイドトランジスタQLはオフとなる。これにより、スイッチング電圧Vswは入力電圧Vinまで立ち上り、端子T3からハイサイドトランジスタQH、および端子T4を介してインダクタL1を流れるインダクタ電流ILは0Aから増加を開始する。
【0070】
ここで、スイッチング電圧Vsw=Vin-(Rdson1×IL)(但し、Rdson1:ハイサイドトランジスタQHのオン抵抗)となるので、インダクタ電流ILが増加するにつれて、スイッチング電圧Vswは入力電圧Vinから低下する。このとき、トランジスタM61はオンであり、抵抗R6はトランジスタM61のオン抵抗に比して十分に抵抗値が高いので、電流検出信号Videtは、ほぼスイッチング電圧Vswと一致する。従って、図4に示すように、スイッチング電圧Vswと同様に電流検出信号Videtも入力電圧Vinから低下する。
【0071】
そして、タイミングt2で、インダクタ電流ILが所定の制限電流値Ilimitに達すると、スイッチング電圧Vswは、閾値電圧Vth=Vin-(Rdson1×Ilimit)に達する。ここで、参照電圧Vrefを閾値電圧Vthと一致するように設定すれば、タイミングt2で電流検出信号Videtは参照電圧Vrefに達するので、制限電流検出信号ILIMIT_detはハイレベルとなる。
【0072】
ロジック部3は、制限電流検出信号ILIMIT_detがハイレベルになったことを受けて、ハイサイドゲート制御信号HGCTRをローレベル、ローサイドゲート制御信号LGCTRをハイレベルに切替える。すると、ハイサイドトランジスタQHがオフ、ローサイドトランジスタQLがオンとなり、スイッチング電圧Vswは0Vまで立ち下がる。このとき、トランジスタM61はオフとなるので、電流検出信号Videtは入力電圧Vinまで立ち上がる。これにより、制限電流検出信号ILIMIT_detはローレベルとなる。インダクタ電流ILは制限電流値Ilimitから減少してゆく。
【0073】
ここで、上記のように、閾値電圧Vth=Vin-(Rdson1×Ilimit)であり、参照電圧Vref=Vin-(Rdson2×Ic)であるから、オン抵抗Rdson1,Rdson2の温度特性を合せるべく、ハイサイドトランジスタQHとトランジスタM62は、同じ組成のデバイスとしてペアをとっている。但し、トランジスタM62のサイズは、ハイサイドトランジスタQHのサイズよりも小さくして、省スペース化を図っている。これにより、ハイサイドトランジスタQHとトランジスタM62とでオン抵抗の温度特性の影響をキャンセルして制限電流の検出精度を向上させることができる。
【0074】
しかしながら、図3の構成では、ハイサイドトランジスタQHがオンのときにハイサイドトランジスタQHのゲートに印加されるハイサイドゲート信号HGは、HG=Vsm4=Vsw+Vz-Vgs4であるが、トランジスタM62のゲートに印加される電圧はハイサイド電圧VHSDである。トランジスタのゲートに印加させる電圧はトランジスタのオン抵抗に影響するが、トランジスタM62のゲートに印加される電圧には、ハイサイドゲート信号HGのようなVgsの要素が欠けている。Vgsは温度特性を有するので、ハイサイドトランジスタQHとトランジスタM62とでオン抵抗の温度特性の影響を十分にキャンセルできているとは言えない。
【0075】
このような本願発明者によって独自に見出された課題を解決すべく、以下説明するような本発明の実施形態が考案された。
【0076】
<4.本発明の実施形態>
図5は、本発明の例示的な実施形態に係るハイサイド駆動回路4および電流検出回路60の具体的な構成を示す回路図であり、先述した比較例に係る図3に対応する図である。図5に示す本実施形態に係る回路構成の図3との相違点は、電流検出回路60の構成である。
【0077】
電流検出回路60は、図3に示した電流検出回路6と比べて、トランジスタM63~M66、および抵抗R61を追加している。
【0078】
nチャネルMOSFETにより構成されるトランジスタM63のドレインは、ハイサイド電圧(第2電源電圧)VHSDの印加端に接続され、トランジスタM63のゲートとショートされる。トランジスタM63のソースは、トランジスタM62のゲートに接続される。
【0079】
これにより、トランジスタM62のゲートには、トランジスタM63のソース電圧Vsm63が印加される。ソース電圧Vsm63は、Vsm63=VHSD-Vgs63となる。但し、Vgs63:トランジスタM63のゲート・ソース間電圧である。
【0080】
先述したように、ハイサイドトランジスタQHがオンのときにハイサイドトランジスタQHのゲートに印加されるハイサイドゲート信号HGは、HG=Vsm4=Vsw+Vz-Vgs4であり、Vsm63は上記の通りであるので、ハイサイドトランジスタQHのゲートに印加させるHGおよびトランジスタM63のゲートに印加させるVsm63ともにVgsの要素を含めることができる。これにより、ハイサイドトランジスタQHのオン抵抗Rdson1、トランジスタM62のオン抵抗Rdson2の温度特性の影響をよりキャンセルすることができる。
【0081】
また、トランジスタM4とトランジスタM63は、Vgsの温度特性を合せるべく、同じ組成のデバイスとしてペアをとっている。また、トランジスタM62のサイズをハイサイドトランジスタQHのサイズより小さくしていることに対応して、トランジスタM63のサイズはトランジスタM4のサイズより小さくしている。これにより、省スペース化につなげている。
【0082】
さらに、本実施形態では、抵抗R61の一端は、ローサイド電圧VLSDの印加端に接続される。抵抗R61の他端は、nチャネルMOSFETにより構成されるトランジスタM64のドレインに接続される。トランジスタM64のドレイン・ゲート間はショートされる。トランジスタM64のソースは、グランド電位の印加端に接続される。
【0083】
トランジスタM64のゲートは、nチャネルMOSFETにより構成されるトランジスタM65のゲートに接続される。トランジスタM65のソースは、グランド電位の印加端に接続される。トランジスタM65のドレインは、nチャネルMOSFETにより構成されるトランジスタM66のソースに接続される。トランジスタM66のゲートは、ハイサイド電圧VHSDの印加端に接続される。トランジスタM66のドレインは、トランジスタM63のソースとトランジスタM62のゲートとが接続される接続ノードN62に接続される。トランジスタM64,M65により、カレントミラーCM60が構成される。トランジスタM66は、高耐圧トランジスタであり、トランジスタM66のソース側の素子を保護する機能を有する。
【0084】
これにより、ローサイド電圧VLSDおよび抵抗R61により生じるトランジスタM64に流れる電流は、カレントミラーCM60によってトランジスタM65に流れる電流I65となる。電流I65は、接続ノードN62からトランジスタM66を介して流れる。そして、トランジスタM63のサイズがトランジスタM4のサイズより小さいことに対応して、カレントミラーCM4により流れる電流I44よりも電流I65は電流量を小さくしている。これにより、トランジスタM4のVgs4に対してトランジスタM63のVgs63を調整している。
【0085】
このように、本実施形態であれば、温度特性の影響をより抑制して、コンパレータCP6による制限電流の検出精度をより向上させることができる。
【0086】
<5.その他>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変形が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0087】
本発明は、例えば、スイッチング電源回路における電流検出に利用することができる。
【符号の説明】
【0088】
1 電源IC
2 減電圧検出回路
3 ロジック部
4 ハイサイド駆動回路
5 ローサイド駆動回路
6、60 電流検出回路
10 降圧DC/DCコンバータ
15 アイソレーションスイッチ
20 電源装置
30 ボイスコイルモータ
31 スピンドルモータ
32 磁気ディスク
33 スイングアーム
34 磁気ヘッド
35 筐体
40 HDD(ハードディスクドライブ)
図1
図2
図3
図4
図5