(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-22
(45)【発行日】2024-04-01
(54)【発明の名称】受取人情報取得用の方法及び装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20240325BHJP
【FI】
G06Q30/0601
(21)【出願番号】P 2021566045
(86)(22)【出願日】2020-03-26
(86)【国際出願番号】 CN2020081319
(87)【国際公開番号】W WO2020200022
(87)【国際公開日】2020-10-08
【審査請求日】2021-11-05
(31)【優先権主張番号】201910250055.0
(32)【優先日】2019-03-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201910455946.X
(32)【優先日】2019-05-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】520223893
【氏名又は名称】ベイジン・ジンドン・ゼンシ・インフォメーション・テクノロジー・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ ▲凱▼
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ ▲潤▼杰
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 建▲輝▼
(72)【発明者】
【氏名】曾 美玲
【審査官】青柳 光代
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-160766(JP,A)
【文献】国際公開第2013/008849(WO,A1)
【文献】特開2002-169918(JP,A)
【文献】特表2019-505878(JP,A)
【文献】特開2013-193856(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端末により実行される、受取人情報を取得する方法であって、
ターゲットリンクについての、ユーザからの共有命令を受信することであって、前記ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、発送注文に関連する
注文情報を記入するための注文記入インターフェース
へのリンクであり、前記共有命令は、前記ターゲットリンクを受取人に共有する
共有操作を前記第1の端末が実行するように指示する
命令であり、前記ターゲット発送アプリケーションは、前記第1の端末にインストールされ、品物の発送を注文するためのアプリケーションである、ことと、
前記共有命令に基づく共有操作を実行することであって、前記共有操作は、
前記ターゲットリンクを、前記第1の端末と前記受取人が利用する第2の端末と共にインストされている所定のアプリケーションにより前記第2の端末に送信して、前記第2の端末の前記所定のアプリケーションに、前記ターゲットリンクを表示させ、前記受取人に対して、共有される前記ターゲットリンク
を介して前記ターゲットリンクのリンク先となる注文記入インターフェース
にアクセスして受取人情報を記入するように促すことを含み、前記受取人情報は、前記ターゲット発送アプリケーション
の実行をサポートする第1のサーバにサブミットされ、
前記受取人情報は、品物の発送に用いられる受取人の名前及び住所を含む宛先である、ことと、
前記第1のサーバから送信された受取人情報を受信することとを含む、受取人情報を取得する方法。
【請求項2】
前記発送注文は一括発送注文であり、前記一括発送注文は、少なくとも2人の受取人に
同時に発送する注文であり、前記共有命令は、
前記所定のアプリケーションであるターゲットソーシャルアプリケーションにおけるターゲットグループチャット
により、前記ターゲットグループチャットのグループメンバーに前記ターゲットリンクを共有する
共有操作を実行するように指示し、前記ターゲットグループチャットのグループメンバーは、前記少なくとも2人の受取人を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のサーバから送信された受取人情報を受信する前、前記方法は、
前記ターゲットリンク
のリンク先となる注文記入インターフェースに対するユーザの閲覧命令に応答して、前記少なくとも2人の受取人に関連する受取人情報取得要求を前記第1のサーバに送信することをさらに含み、
前記第1のサーバから送信された受取人情報を受信した後、前記方法は、
受信された受取人情報を、前記ターゲットリンク
のリンク先となる注文記入インターフェース
において対応する位置に入力し、前記受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示することをさらに含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のサーバから送信された受取人情報は、前記第1のサーバによりマスキング処理された後の情報
であり、前記マスキング処理は、受取人情報における一部の内容を所定の特殊文字に置き換える処理である請求項3に記載の方法。
【請求項5】
受信された受取人情報を、前記ターゲットリンク
のリンク先となる注文記入インターフェース
において対応する位置に入力することは、
受信された受取人情報をマスキング処理し、マスキング処理された後の受取人情報を取得することと、
前記マスキング処理された後の受取人情報を、前記ターゲットリンク
のリンク先となる注文記入インターフェース
において対応する位置に入力することを含む請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信する前、前記方法は、
前記ターゲットリンクを取得することをさらに含む請求項2-5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記ターゲット発送アプリケーションは、前記ターゲットソーシャルアプリケーションに統合されたアプレットであり、前記ターゲットソーシャルアプリケーション
の実行をサポー
トする第2のサーバは、リンク生成機能を有し、
前記ターゲットリンクを取得することは、
前記第2のサーバに前記ターゲットリンクの生成要求を送信することと、
前記第2のサーバから送信された前記ターゲットリンクを受信することとを含む請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ターゲットリンクを取得することは、
前記第1のサーバに前記ターゲットリンクの生成要求を送信することと、
前記第1のサーバから送信された前記ターゲットリンクを受信することとを含む請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記注文記入インターフェースには発送人情報が記入されており、
前記方法は、
前記一括発送注文についての前記ユーザの発注命令に応じて、前記第1のサーバに前記一括発送注文の発注要求を送信することをさらに含み、
前記一括発送注文の発注要求は、前記発送人情報と、前記少なくとも2人の受取人の受取人情報とを、発送注文を生成するための第3のサーバに送信するように指示する、請求項2-5のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
前記ターゲットリンクはカテゴリ識別子に対応し、前記カテゴリ識別子は、前記ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースが一括発送注文の記入に使用されることを示し、且つ、前記ターゲットソーシャルアプリケーションにおいて前記ターゲットリンクを転送することが許可されないこと、1人の受取人が受取人情報を事前に設定された回数しかサブミットできないことの少なくとも1つを示すことに使用される請求項2-5のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信する前、前記方法は、
前記ターゲットソーシャルアプリケーションを介して前記ユーザによってトリガーされる、
前記ユーザと前記2人の受取人とをグループメンバーとする前記ターゲットグループチャット
を作成し、グループメンバーの会話インタフェースを生成するための作成命令を受信することであって、前記作成命令には前記ユーザと前記少なくとも2人の受取人の識別子とが含まれることと、
前記作成命令に基づいて、前記ターゲットソーシャルアプリケーションにサポートを提供する第2のサーバに前記ターゲットグループチャットの作成要求を送信することとをさらに含み、
前記ターゲットグループチャットの作成要求は、前記作成要求に基づいて前記ターゲットグループチャットを作成するように指示する、請求項2-5のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
第1の端末に設けられる、受取人情報を取得する装置であって、
ターゲットリンクについての、ユーザからの共有命令を受信するように構成される第1の受信ユニットであって、前記ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、発送注文に関連する
注文情報を記入するための注文記入インターフェース
へのリンクであり、前記共有命令は、前記ターゲットリンクを受取人に共有する
共有操作を前記第1の端末が実行するように指示する
命令であり、前記ターゲット発送アプリケーションは、前記第1の端末にインストールされ、品物の発送を注文するためのアプリケーションである、第1の受信ユニットと、
前記共有命令に基く共有操作を実行して、前記共有操作は、
前記ターゲットリンクを、前記第1の端末と前記受取人が利用する第2の端末と共にインストされている所定のアプリケーションにより前記第2の端末に送信して、前記第2の端末の前記所定のアプリケーションに、前記ターゲットリンクを表示させ、前記受取人に対して、共有される前記ターゲットリンク
を介して前記ターゲットリンクのリンク先となる注文記入インターフェース
にアクセスして受取人情報を記入するように促すことを含み、前記受取人情報は、前記ターゲット発送アプリケーション
の実行をサポー
トする第1のサーバにサブミットされ、
前記受取人情報は、品物の発送に用いられる受取人の名前及び住所を含む宛先である、共有ユニットと、
前記第1のサーバから送信された受取人情報を受信するように構成される第2の受信ユニットとを含む、受取人情報を取得する装置。
【請求項13】
前記発送注文は一括発送注文であり、前記一括発送注文は、少なくとも2人の受取人に
同時に発送する注文であり、前記共有命令は、
前記所定のアプリケーションであるターゲットソーシャルアプリケーションにおけるターゲットグループチャット
により、前記ターゲットグループチャットのグループメンバーに前記ターゲットリンクを共有する
共有操作を実行するように指示し、前記ターゲットグループチャットのグループメンバーは、前記少なくとも2人の受取人を含む請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記装置は、
前記第2の受信ユニットが前記第1のサーバから送信された受取人情報を受信する前、前記ターゲットリンク
のリンク先となる注文記入インターフェースに対するユーザの閲覧命令に応答して、前記少なくとも2人の受取人に関連する受取人情報取得要求を前記第1のサーバに送信するように配置される第1の送信ユニットと、
前記第2の受信ユニットが前記第1のサーバから送信された受取人情報を受信した後、受信された受取人情報を、前記ターゲットリンク
のリンク先となる注文記入インターフェース
において対応する位置に入力し、前記受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示するように配置される表示ユニットとを更に含む請求項13に記載の装置。
【請求項15】
1つ又は複数のプロセッサと、
前記1つ又は複数のプロセッサによって実行される場合、前記1つ又は複数のプロセッサに請求項1-11のいずれかに記載の方法を実現させる1つ又は複数のプログラムが記憶されている記憶装置と、を含む電子機器。
【請求項16】
プロセッサによって実行される場合、請求項1-11のいずれかに記載の方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、出願番号が201910250055.0であり、出願日が2019年03月29日であり、発明の名称が「受取人情報取得用の方法及び装置」である中国特許出願の優先権を主張する。
【0002】
本出願の実施例はコンピュータ技術分野に関し、具体的には受取人情報取得用の方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
モバイルインターネットの急速な発展に伴い、既存の発送アプリケーションのような様々なアプリケーションが出現してきた。ユーザは、発送アプリケーションを介して単一発送発注及び一括発送発注を行うことができる。
ユーザが単一発送発注を行う場合、対応する注文記入インターフェースに発送人情報及び受取人情報を手動で入力できる。ユーザが一括発送発注を行う前、まず発送アプリケーションに複数の受取人の受取人情報を入力し、その後、一括発送発注を行う時、対応する注文記入インターフェースに発送人情報を手動で入力し、前に入力した受取人情報を選択することができる。
【発明の概要】
【0004】
本出願の実施例は、受取人情報取得用の方法及び装置を提供する。
【0005】
第1の形態では、本出願の実施例は受取人情報取得用の方法が提供され、第1の端末に適用されており、当該方法は、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信することであって、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、対応する受取人の発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すことに使用され、共有命令は、ターゲットリンクを当該受取人に共有するように指示することに使用されることと、共有命令に基づいて対応する共有操作を実行して、当該受取人が、共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバにサブミットすることと、第1のサーバから返された受取人情報を受信することとを含む。
【0006】
いくつかの実施例では、上記発送注文は一括発送注文であり、一括発送注文は、少なくとも2人の受取人に対応し、共有命令は、ターゲットソーシャルアプリケーションにおけるターゲットグループチャットにターゲットリンクを共有するように指示することに使用され、ターゲットグループチャットのグループメンバーは、上記少なくとも2人の受取人を含む。
【0007】
いくつかの実施例では、第1のサーバから返された受取人情報を受信する前、上記方法は、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースに対するユーザの閲覧命令に応答して、上記少なくとも2人の受取人に関連する受取人情報取得要求を第1のサーバに送信することをさらに含み、第1のサーバから返された受取人情報を受信した後、上記方法は、受信された受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースの対応する位置に入力し、受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示することをさらに含む。
【0008】
いくつかの実施例では、第1のサーバから返された受取人情報はマスキング処理された後の情報である。
【0009】
いくつかの実施例では、受信された受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースの対応する位置に入力することは、受信された受取人情報をマスキング処理し、マスキング処理された後の受取人情報を取得することと、マスキング処理された後の受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースの対応する位置に入力することとを含む。
【0010】
いくつかの実施例では、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信する前、上記方法は、ターゲットリンクを取得することをさらに含む。
【0011】
いくつかの実施例では、ターゲット発送アプリケーションは、ターゲットソーシャルアプリケーションに関連する小さなプログラムに属しており、ターゲットソーシャルアプリケーションにサポートする第2のサーバは、リンク生成機能を有し、ターゲットリンクを取得することは、第2のサーバにターゲットリンクの生成要求を送信することと、第2のサーバから返されたターゲットリンクを受信することとを含む。
【0012】
いくつかの実施例では、ターゲットリンクを取得することは、第1のサーバにターゲットリンクの生成要求を送信することと、第1のサーバから返されたターゲットリンクを受信することとを含む。
【0013】
いくつかの実施例では、注文記入インターフェースは発送人情報が記入されており、上記方法は、第1のサーバは、発送人情報と、上記少なくとも2人の受取人の受取人情報とを、発送注文を生成するための第3のサーバに送信するように、一括発送注文に対するユーザの発注命令に応じて、発注命令に基づいて第1のサーバに一括発送注文の発注要求を送信することをさらに含む。
【0014】
いくつかの実施例では、ターゲットリンクはカテゴリ識別子に対応し、カテゴリ識別子は、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースが一括発送注文の記入に使用されることを示すことに使用されており、且つ、ターゲットソーシャルアプリケーションにおいてターゲットリンクを転送することが許可されないこと、1人の受取人が受取人情報を事前に設定された回数しかサブミットできないことの少なくとも1つを示すことに使用される。
【0015】
いくつかの実施例では、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信する前、上記方法は、ターゲットソーシャルアプリケーションを介してユーザによってトリガーされる、ターゲットグループチャットに対する作成命令を受信することであって、作成命令にはユーザと上記少なくとも2人の受取人的識別子とが含まれることと、作成命令に基づいて、ターゲットソーシャルアプリケーションにサポートを提供する第2のサーバにターゲットグループチャットの作成要求を送信して、第2のサーバが作成要求に基づいてターゲットグループチャットを作成することとをさらに含む。
【0016】
第2の形態では、本出願の実施例は受取人情報取得用の装置が提供され、第1の端末に適用されており、当該装置は、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信するように配置される第1の受信ユニットであって、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、対応する受取人の発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すことに使用され、共有命令は、ターゲットリンクを当該受取人に共有するように指示することに使用される第1の受信ユニットと、共有命令に基づいて対応する共有操作を実行して、当該受取人が、共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバにサブミットするように配置される共有ユニットと、第1のサーバから返された受取人情報を受信するように配置される第2の受信ユニットとを含む。
【0017】
いくつかの実施例では、上記発送注文は一括発送注文であり、一括発送注文は、少なくとも2人の受取人に対応し、共有命令は、ターゲットソーシャルアプリケーションにおけるターゲットグループチャットにターゲットリンクを共有するように指示することに使用され、ターゲットグループチャットのグループメンバーは、上記少なくとも2人の受取人を含む。
【0018】
いくつかの実施例では、上記装置は、第2の受信ユニットが第1のサーバから返された受取人情報を受信する前、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースに対するユーザの閲覧命令に応答して、上記少なくとも2人の受取人に関連する受取人情報取得要求を第1のサーバに送信するように配置される第1の送信ユニットと、第2の受信ユニットが第1のサーバから返された受取人情報を受信した後、 受信された受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースの対応する位置に入力し、受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示するように配置される表示ユニットとをさらに含む。
【0019】
いくつかの実施例では、第1のサーバから返された受取人情報はマスキング処理された後の情報である。
【0020】
いくつかの実施例では、表示ユニットは、受信された受取人情報をマスキング処理し、マスキング処理された後の受取人情報を取得し、マスキング処理された後の受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースの対応する位置に入力するようにさらに配置される。
【0021】
いくつかの実施例では、上記装置は、第1の受信ユニットがターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信する前、ターゲットリンクを取得するようにさらに配置される取得ユニットをさらに含む。
【0022】
いくつかの実施例では、ターゲット発送アプリケーションは、ターゲットソーシャルアプリケーションに関連する小さなプログラムに属しており、ターゲットソーシャルアプリケーションにサポートする第2のサーバは、リンク生成機能を有し、取得ユニットは、第2のサーバにターゲットリンクの生成要求を送信し、第2のサーバから返されたターゲットリンクを受信するようにさらに配置される。
【0023】
いくつかの実施例では、取得ユニットは、第1のサーバにターゲットリンクの生成要求を送信し、第1のサーバから返されたターゲットリンクを受信するようにさらに配置される。
【0024】
いくつかの実施例では、注文記入インターフェースは発送人情報が記入されており、上記装置は、第1のサーバは、発送人情報と、上記少なくとも2人の受取人の受取人情報とを、発送注文を生成するための第3のサーバに送信するように、一括発送注文に対するユーザの発注命令に応じて、発注命令に基づいて第1のサーバに一括発送注文の発注要求を送信する発注ユニットをさらに含む。
【0025】
いくつかの実施例では、ターゲットリンクはカテゴリ識別子に対応し、カテゴリ識別子は、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースが一括発送注文の記入に使用されることを示すことに使用されており、且つ、ターゲットソーシャルアプリケーションにおいてターゲットリンクを転送することが許可されないこと、1人の受取人が受取人情報を事前に設定された回数しかサブミットできないことの少なくとも1つを示すことに使用される。
【0026】
いくつかの実施例では、上記装置は、第1の受信ユニットがターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信する前、ターゲットソーシャルアプリケーションを介してユーザによってトリガーされる、ターゲットグループチャットに対する作成命令を受信するように配置される第3の受信ユニットであって、作成命令にはユーザと上記少なくとも2人の受取人的識別子とが含まれる第3の受信ユニットと、作成命令に基づいて、ターゲットソーシャルアプリケーションにサポートを提供する第2のサーバにターゲットグループチャットの作成要求を送信して、第2のサーバが作成要求に基づいてターゲットグループチャットを作成するように配置される第2の送信ユニットとをさらに含む。
【0027】
第3の形態では、本出願の実施例は、1つ又は複数のプロセッサ、当該1つ又は複数のプロセッサによって実行される場合、当該1つ又は複数のプロセッサに第1の形態のいずれかに記載の方法を実現させる1つ又は複数のプログラムが記憶されている記憶装置と、を含む電子機器を提供する。
【0028】
第4の形態では、本出願の実施例は、プロセッサによって実行される場合、第1の形態のいずれかに記載の方法を実現させるコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読媒体を提供する。
【0029】
本出願の実施例に係る受取人情報取得用の方法及び装置は、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信し、そのうち、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、対応する受取人の発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すことに使用され、共有命令は、ターゲットリンクを当該受取人に共有するように指示することに使用され、次に、共有命令に基づいて対応する共有操作を実行して、当該受取人が、共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバにサブミットし、その後、第1のサーバから返された受取人情報を受信することにより、ユーザが手動で受取人情報を記入する必要がないため、ユーザの操作コストを節約しながら、受取人情報をすばやく取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
以下の図面を参照して非限定的な実施形態に対し行う詳細な説明を読むことにより、本出願の他の特徴、目的、および利点がより明らかになる。
【
図1】本出願のいくつかの実施例が適用可能な例示的なシステムアーキテクチャ図である。
【
図2】本出願に係る受取人情報取得用の方法の一実施例のフローチャートである。
【
図3】本出願に係る受取人情報取得用の方法の他の実施例のフローチャートである。
【
図4】本出願に係る受取人情報取得用の方法の1つのアプリケーションシーンの模式図である。
【
図5】本出願に係る受取人情報取得用の方法の更に他の実施例のフローチャートである。
【
図6】本出願に係る受取人情報取得用の装置の一実施例の構造模式図である。
【
図7】本出願のいくつかの実施例の電子機器を実現することに適したコンピュータシステムの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、図面及び実施例を参照しながら本出願を更に詳細説明する。ここに説明される具体的な実施例は係る発明を解釈するためのものであり、当該発明を限定するためのものではない。ただし、説明の便宜上、図面には係る発明に関連する部分のみを示す。
【0032】
ただし、衝突がない場合、本出願における実施例及び実施例における特徴は互いに組み合わせることができる。以下、図面を参照して実施例を結合することにより本出願を詳しく説明する。
【0033】
図1は、本出願の受取人情報取得用の方法又は受取人情報取得用の装置の実施例が適用可能な例示的なシステムアーキテクチャ100を示す。
【0034】
図1に示すように、システムアーキテクチャ100は、第1の端末101、102、103、ネットワーク104及び第1のサーバ105を含んでもよい。ネットワーク104は、第1の端末101、102、103と第1のサーバ105との間に通信リンクを提供するための媒体である。ネットワーク104は様々な接続タイプを含んでもよく、例えば、有線、無線通信リンク又は光ファイバケーブル等が挙げられる。
【0035】
メッセージ等を送受信するように、ユーザは、第1の端末101、102、103を用いてネットワーク104を介して第1のサーバ105とインタラクティブする。例えば、第1のサーバ105から返された受取人情報を受信する。第1の端末101、102、103には、ソーシャルアプリケーション、発送アプリケーション、ショートメッセージアプリケーション、メールアプリケーションなどがインストールされてもよい。
【0036】
第1の端末101、102、103は、ハードウェアであってもよく、ソフトウェアであってもよい。第1の端末101、102、103はハードウェアである場合、様々な電子機器であってもよく、スマートフォン、タブレット、ラップトップコンピュータなどが含まれるが、これらに限定されない。第1の端末101、102、103がソフトウェアである場合、上記に挙げられる電子機器にインストールされることができる。複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール(たとえば、分散サービスを提供するためのもの)として実現されてもよく、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここでは、具体的に限定されない。
【0037】
第1のサーバ105は、例えば、第1の端末101、102、103にインストールされた発送アプリケーションにサポートを提供するバックグラウンドサーバなどの、様々なサービスを提供するサーバであってもよく、バックグラウンドサーバは、第1の端末に必要な受取人情報を記憶することができ、当該受取人情報を第1の端末に返すこともできる。そのうち、当該受取人情報は、属する受取人によって当該バックグラウンドサーバにサブミットされるものであってもよい。
【0038】
ただし、本出願のいくつかの実施例に係る受取人情報取得用の方法は、普通、第1の端末101、102、103によって実行され、それに応じて、受取人情報取得用の装置は、普通、第1の端末101、102、103に設置される。
【0039】
サーバがハードウェアである場合、複数のサーバからなる分散サーバクラスターとして実現されてもよく、単一のサーバとして実現されてもよい。サーバがソフトウェアである場合、複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール(例えば、分散サービスを提供するためのもの)として実現されてもよく、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここでは、具体的に限定されない。
【0040】
図1における第1の端末、ネットワーク及び第1のサーバの数は、単なる例示であることが理解できる。実現のニーズに応じて、任意の数の第1の端末、ネットワーク及び第1のサーバを有することができる。
【0041】
図2を引き続き参照すると、本出願に係る受取人情報取得用の方法の一実施例のフロー200が示されている。当該受取人情報取得用の方法のフロー200、は、ステップ201~ステップ203を含む。
【0042】
ステップ201では、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信し、そのうち、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、対応する受取人の発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すことに使用され、共有命令は、ターゲットリンクを受取人に共有するように指示することに使用される。
【0043】
本実施例では、受取人情報取得用の方法の実行機関は第1の端末(例えば
図1に示す第1の端末101、102、103)であってもよい。第1の端末は、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令をリアルタイムで受信することができる。そのうち、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、対応する受取人の発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すすることができる。当該ターゲット発送アプリケーションは、第1の端末にインストールされる発送アプリケーションであってもよい。共有命令は、ターゲットリンクを当該受取人に共有するように指示することに使用することができる。
【0044】
例として、第1の端末上には、メールアプリケーション、ショートメッセージアプリケーション、ソーシャルアプリケーションのうちのいずれかのアプリケーションがインストールされ、且つ当該受取人はユーザの当該アプリケーションでの連絡先であると、共有命令は、例えばターゲットリンク、当該アプリケーションのアプリケーション識別子、当該受取人の当該アプリケーションでの識別子などを含んでもよい。
【0045】
ただし、上記発送注文は、1人の受取人に対応する単一発送注文であってもよく、少なくとも2人の受取人に対応する一括発送注文であってもよく、ここでは、具体的に限定されない。
【0046】
ステップ202では、共有命令に基づいて対応する共有操作を実行して、受取人が、共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバにサブミットする。
【0047】
本実施例では、第1の端末は、受信された共有命令基づいて対応する共有操作を実行して、受取人が、共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバ(例えば、
図1に示す第1のサーバ105)にサブミットすることができる。
【0048】
例として、共有命令はターゲットリンクと、アプリケーション識別子と、受取人の当該アプリケーション識別子が指すアプリケーションでの識別子とを含むと、第1の端末は、ターゲットリンクを、当該アプリケーションにサポートを提供するサーバに送信し、このように、当該サーバは、ターゲットリンクを、受取人が使用する第2の端末に送信し、当該第2の端末はインストールされた当該アプリケーションを介して受取人にターゲットリンクを表示する。受取人は、共有されるターゲットリンクを見ると、ターゲットリンクをトリガーすることで、対応する注文記入インターフェースを開くことができる。受取人は、当該注文記入インターフェース上に、対応する受取人情報を記入し、その後事前設定された受取人情報サブミット操作を実行することにより、受取人情報を第1のサーバにサブミットすることができる。第1のサーバは、例えば、受信した受取人情報を第1の端末に能動的に送信することができる。オプションとして、第1のサーバは、第1の端末から送信された、受取人に関連する受取人情報取得要求を受信することに応答して、受信した受取人情報を第1の端末に送信することもできる。
【0049】
ただし、受取人情報は、例えば受取人の名前、電話番号、受取人の住所などを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0050】
ステップ203では、第1のサーバから返された受取人情報を受信する。
【0051】
本実施例では、第1の端末は、第1のサーバから返された受取人情報を受信することができる。
【0052】
オプションとして、第1の端末は、受信した受取人情報をユーザに自動的に表示することもできる。例えば、第1の端末は、受信した受取人情報を注文記入インターフェースの対応する位置に入力して、受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示することができる。
【0053】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、第1の端末が第1のサーバから受信した受取人情報はマスキング処理された後の情報であってもよい。例えば、受取人情報における一部の内容が「*」、「#」などの特殊文字に置き換えられている。なお、受取人情報をマスキング処理することにより、受取人の情報のセキュリティを確保し、受取人の情報の漏洩を防ぐことができる。
【0054】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、第1のサーバから受信された受取人情報はマスキング処理されていない情報である場合、第1の端末は、まず、事前設定されたマスキングルールに基づいて、受信された受取人情報をマスキング処理し、次に、マスキング処理された後の受取人情報を注文記入インターフェースの対応する位置に入力し、受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示してもよい。
【0055】
本出願の上記実施例に係る方法は、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信し、そのうち、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、対応する受取人の一括発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すことに使用され、共有命令は、ターゲットリンクを当該受取人に共有するように指示することに使用され、次に、共有命令に基づいて対応する共有操作を実行して、当該受取人が、共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバにサブミットし、その後、第1のサーバから返された受取人情報を受信することにより、ユーザが手動で受取人情報を記入する必要がないため、ユーザの操作コストを節約しながら、受取人情報をすばやく取得することができる。
【0056】
更に
図3を参照すると、本出願に係る受取人情報取得用の方法の他の実施例のフロー300が示されている。当該受取人情報取得用の方法のフロー300は、ステップ301~ステップ303を含む。
【0057】
ステップ301では、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信し、そのうち、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、少なくとも2人の受取人に対応する一括発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すことに使用され、共有命令は、ターゲットソーシャルアプリケーションにおけるターゲットグループチャットにターゲットリンクを共有するように指示することに使用され、ターゲットグループチャットのグループメンバーは、上記少なくとも2人の受取人を含む。
【0058】
本実施例では、受取人情報取得用の方法は、実行機関は、第1の端末(例えば
図1に示す第1の端末101、102、103)であってもよい。第1の端末は、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令をリアルタイムに受信することができる。そのうち、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、少なくとも2人の受取人に対応する一括発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すことに使用することができる。当該ターゲット発送アプリケーションは、第1の端末にインストールされている発送アプリケーションであってもよい。共有命令は、ターゲットソーシャルアプリケーションにおけるターゲットグループチャットにターゲットリンクを共有することに使用することができ、ターゲットグループチャットのグループメンバーは上記少なくとも2人の受取人を含んでもよい。
【0059】
ただし、共有命令は、例えば、ターゲットリンク、ソーシャルアプリケーション識別子、グループチャット識別子等を含んでもよいが、これらに限定されない。ターゲットソーシャルアプリケーションは、第1の端末上にインストールされている、当該ソーシャルアプリケーション識別子が指すソーシャルアプリケーションであってもよい。ターゲットグループチャットは、例えば、ターゲットソーシャルアプリケーションにおける、当該グループチャット識別子が指すグループチャットであってもよい。なお、ターゲットグループチャットは、例えば、ターゲットリンクに対する共有命令がトリガーされる前にユーザによって作成されるものであってもよい。
【0060】
例として、ターゲットグループチャットに対応するグループチャット会話インターフェースは、メッセージ表示領域、メッセージ送信領域等を含んでもよいが、これらに限定されない。メッセージ送信領域は、メッセージテキストボックス及び送信ボタンを含んでもよい。ユーザは、ターゲットリンクをメッセージテキストボックス内にコピーし、次に送信ボタンをクリックすることで、ターゲットリンクに対する共有命令をトリガーすることができる。
【0061】
他の例として、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバ(例えば、
図1に示す第1のサーバ105)は、ターゲットソーシャルアプリケーションに対応する共有入り口情報を第1の端末に提供することができる。ユーザは、ターゲットリンクに対して共有入り口情報をトリガーして、対応する共有インターフェースを開いてから、当該共有インターフェースを介してターゲットグループチャットを選択し、次に事前設定された共有命令トリガー操作を実行して、ターゲットリンクに対する共有命令を第1の端末に送信することができる。そのうち、当該共有入り口情報は、例えば、当該共有インターフェースに関連する共有ボタンを含んでもよい。当該共有ボタンは、属性open-type=「share」、及びonShareAppMessageイベントが設定されてもよい。属性値「share」は、ユーザ転送をトリガーすることに使用できる。onShareAppMessageイベントは、ユーザが当該共有ボタンをクリックする行為を監視し、転送コンテンツをカスタマイズすることに使用できる。また、当該属性及び当該イベントは、ターゲットソーシャルアプリケーションにサポートを提供する第2のサーバの、オープンAPI(Application Program Interface、アプリケーションプログラムインターフェース)を介して設定できる。ユーザは、当該共有ボタンをクリックすることでonShareAppMessageイベントをトリガーでき、これにより、当該共有インターフェースを呼び出すことができる。
ただし、ターゲット発送アプリケーションは、第1の端末上に個別にインストールされたアプリケーションであってもよく、ターゲットソーシャルアプリケーションに統合された小さなプログラムであってもよく、ここでは、具体的に限定されない。
【0062】
ステップ302では、上記少なくとも共有命令に基づいて対応する共有操作を実行して、2人の受取人が、ターゲットグループチャットに共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバにサブミットする。
【0063】
本実施例では、第1の端末は、受信された共有命令に基づいて、対応する共有操作を実行し、上記少なくとも2人の受取人が、ターゲットグループチャットに共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバにサブミットすることができる。
【0064】
例として、第1の端末は、当該共有命令に応答して、ターゲットソーシャルアプリケーションにサポートを提供する第2のサーバに、対応する共有要求を送信して、第2のサーバは、当該ターゲットリンクを、上記少なくとも2人の受取人が使用する第2の端末に送信し、当該第2の端末は、インストールされているターゲットソーシャルアプリケーションにおける、ターゲットグループチャットに対応するグループチャット会話インターフェースのメッセージ表示領域にターゲットリンクを表示する。
【0065】
上記少なくとも2人の受取人における受取人は、ターゲットグループチャットに共有されたターゲットリンクを見ると、ターゲットリンクをトリガーすることで、対応する注文記入インターフェースを開くことができる。受取人は、当該注文記入インターフェースに、対応する受取人情報を記入し、次に事前設定された受取人情報サブミット操作を実行することにより、受取人情報を第1のサーバにサブミットすることができる。第1のサーバは、例えば、受信した受取人情報を第1の端末に能動的に送信することができる。オプションとして、第1のサーバは、第1の端末から送信された、上記少なくとも2人の受取人に関連する受取人情報取得要求を受信することに応答して、受信した受取人情報を第1の端末に送信することもできる。
【0066】
ただし、受取人情報は、例えば受取人の名前、電話番号、受取人の住所などを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0067】
ただし、第1のサーバが、例えばターゲットグループチャットのグループ名、ターゲットグループチャット内のグループメンバーのユーザニックネーム、ユーザアバター、ユーザの性別及び記入された受取人情報等の、ターゲットグループチャットに関連する情報を取得するようにするために、第2のサーバのオープンAPIにより属性withShareTicketをtrueに設定することができる。このように、ターゲットリンクがターゲットグループチャットに共有された後、ターゲットグループチャット内のグループメンバーがターゲットリンクを開く時、第1のサーバは、1つの共有チケット(shareTicket)を取得することができ、第1のサーバは、当該共有チケットに基づいて、ターゲットグループチャットに関連する情報を取得することができる。そのうち、共有チケットは、毎回の共有の一意の識別子として理解できる。
【0068】
ステップ303では、第1のサーバから返された受取人情報を受信する。
【0069】
本実施例では、第1の端末は、第1のサーバから返された受取人情報を受信することができる。
【0070】
オプションとして、第1の端末は、受信した受取人情報をユーザに自動的に表示することもできる。例えば、第1の端末は、受信した受取人情報を注文記入インターフェースの対応する位置に入力して、受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示することができる。
【0071】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、第1の端末が第1のサーバから受信した受取人情報はマスキング処理された後の情報であってもよい。例えば、受取人情報における一部の内容が「*」、「#」などの特殊文字に置き換えられている。なお、受取人情報をマスキング処理することにより、受取人の情報のセキュリティを確保し、受取人の情報の漏洩を防ぐことができる。
【0072】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、第1のサーバから受信された受取人情報はマスキング処理されていない情報である場合、第1の端末は、まず、事前設定されたマスキングルールに基づいて、受信された受取人情報をマスキング処理し、次に、マスキング処理された後の受取人情報を注文記入インターフェースの対応する位置に入力し、受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示してもよい。
【0073】
図4を参照し続けると、
図4は、本実施例の受取人情報取得用の方法のアプリケーションシーンの1つの模式図である。
図4のアプリケーションシーンでは、第1の端末にはソーシャルアプリケーションAがインストールすることができる。ソーシャルアプリケーションAには発送アプリケーションBが統合することができる。また、第1の端末には、発送アプリケーションBにおける、少なくとも2人の受取人に対応する一括発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すためのターゲットリンクが記憶することができる。ここでは、当該少なくとも2人の受取人が受取人P1、P2を含むと仮定している。なお、ソーシャルアプリケーションAにはターゲットグループチャットが存在し、ターゲットグループチャットのグループメンバーは受取人P1、P2を含む。また、ターゲットグループチャットはグループチャット識別子に対応する。
【0074】
本アプリケーションシーンでは、第1の端末が属するユーザ(番号401で示される)は、上記一括発送注文の発注を完了したい場合、ターゲットリンクに対して、事前設定された共有命令トリガー操作を実行して、ターゲットリンクに対する共有命令を第1の端末に送信することができ、そのうち、共有命令は、ターゲットリンクを上記ターゲットグループチャットに共有するように指示することに使用される。次に、第1の端末は、共有命令に基づいて、ソーシャルアプリケーションAにサポートを提供する第2のサーバに、ターゲットリンクに対する共有要求を送信することができる。その後、第2のサーバは、共有要求に基づいて、受取人P1が使用する第2の端末C1、及び受取人P2が使用する第2の端末C2に、ターゲットリンクに対する表示命令をそれぞれ送信することができ、表示命令は、例ええばターゲットリンク及びターゲットグループチャットのグループチャット識別子を含んでもよい。次に、第2の端末C1、C2は、表示命令に基づいて、ターゲットリンクを、ターゲットグループチャットに対応するグループチャット会話インターフェースに表示することができる。次に、受取人P1、P2は、それぞれの当該グループチャット会話インターフェース上で、ターゲットリンクをトリガーすることで、対応する注文記入インターフェースを開き、当該インターフェース上で受取人情報を記入し、その後事前設定された受取人情報サブミット操作を実行し、使用する第2の端末によって受取人情報を、発送アプリケーションBにサポートを提供する第1のサーバに送信することができる。次に、第1のサーバは、受信した受取人情報を第1の端末に返すことができる。最後に、ユーザは、受取人P1、P2の受取人情報を取得した後、事前設定された発注操作を実行して、上記一括発送注文の発注を完了することができる。
【0075】
本出願の上記実施例に係る方法は、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信し、そのうち、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、少なくとも2人の受取人に対応する一括発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すことに使用され、共有命令は、ターゲットソーシャルアプリケーションにおけるターゲットグループチャットにターゲットリンクを共有するように指示することに使用され、ターゲットグループチャットのグループメンバーは、当該少なくとも2人の受取人を含み、次に、当該少なくとも共有命令に基づいて対応する共有操作を実行して、2人の受取人が、ターゲットグループチャットに共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバにサブミットし、その後、第1のサーバから返された受取人情報を受信することにより、ユーザが手動で受取人情報を記入する必要がないため、ユーザの操作コストを節約しながら、受取人情報をすばやく取得することができ、更に迅速で簡単な一括発注を実現することができる。
【0076】
更に
図5を参照すると、受取人情報取得用の方法の更に他の実施例のフロー500を含む。当該受取人情報取得用の方法のフロー500は、ステップ501~505を含む。
【0077】
ステップ501では、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信し、そのうち、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、少なくとも2人の受取人に対応する一括発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すことに使用され、共有命令は、ターゲットソーシャルアプリケーションにおけるターゲットグループチャットにターゲットリンクを共有するように指示することに使用され、ターゲットグループチャットのグループメンバーは、上記少なくとも2人の受取人を含む。
【0078】
ステップ502では、上記少なくとも共有命令に基づいて対応する共有操作を実行して、2人の受取人が、ターゲットグループチャットに共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバにサブミットする。
【0079】
本実施例では、ステップ501、502 の説明については、
図3に示す実施例におけるステップ301、302の関連する説明を参照してもよいため、ここでは繰り返さない。
【0080】
ステップ503では、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースに対するユーザの閲覧命令に応答して、上記少なくとも2人の受取人に関連する受取人情報取得要求を第1のサーバに送信する。
【0081】
本実施例では、受取人情報取得用の方法の実行機関は第1の端末(例えば
図1に示す第1の端末101、102、103)であってもよい。ユーザが受取人情報の記入状態を閲覧したい場合、ターゲットリンクをトリガーすることにより、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースに対する閲覧命令を第1の端末に送信することができる。第1の端末は、当該閲覧命令に応答して、第1のサーバ(例えば
図1に示す第1のサーバ105)に、上記少なくとも2人の受取人に関連する受取人情報取得要求を送信することができる。
【0082】
ステップ504では、第1のサーバから返された受取人情報を受信する。
【0083】
本実施例では、第1の端末は、上記少なくとも2人の受取人に関連する受取人情報取得要求を第1のサーバに送信した後、第1のサーバから返された受取人情報を受信することができる。
【0084】
ただし、第1のサーバから返された受取人情報は、マスキング処理された後の情報であってもよく、マスキングされていない情報であってもよい。
【0085】
ステップ505では、受信された受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースの対応する位置に入力し、受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示する。
【0086】
本実施例では、第1の端末は、受信された受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースの対応する位置に入力し、受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示することができる。
【0087】
例として、受信された受取人情報がマスキングされた後の情報であるかどうかに関係なく、第1の端末は、受信した受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースに直接入力することができる。
【0088】
他の例として、第1の端末が第1のサーバから受信した受取人情報はマスキングされていない情報である場合、受取人情報のセキュリティを確保し、受取人の情報の漏洩を防ぐために、第1の端末は、事前設定されたマスキングルールで、受信された受取人情報をマスキング処理し、マスキング処理された後の受取人情報を取得することができる。次に、第1の端末は、マスキング処理された後の受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースの対応する位置に入力することができる。
【0089】
図5から分かるように、
図3に対応する実施例と比較して、本実施例における受取人情報取得用の方法のフロー500は、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースに対するユーザの閲覧命令に応答して、上記少なくとも2人の受取人に関連する受取人情報取得要求を第1のサーバに送信するステップと、受信された受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースの対応する位置に入力し、受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示するステップとを強調している。これにより、本実施例で説明する技術案は、受取人情報取得の多様性を実現することができる。また、受信された受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースの対応する位置に入力し、受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示することにより、受取人情報の自動入力を実現し、ユーザの操作コストを節約し、ユーザが受取人情報の記入状態を理解しやすくすることができる。
【0090】
本出願の各実施例に係る、受取人情報を取得するための代替的な実現方法では、第1の端末は、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信する前、ターゲットリンクを取得することができる。ここでは、第1の端末は、ターゲットリンクに対するユーザの取得命令に応答して、ターゲットリンクを取得することができる。又は、第1の端末は、発送注文に関連する注文記入インターフェース上での、発送人情報に対するユーザの入力操作に応答して、ターゲットリンクを自動的に取得することができる。
【0091】
例として、ターゲット発送アプリケーションは、ターゲットソーシャルアプリケーションに関連する小さなプログラムに属してもよい。ターゲットソーシャルアプリケーションにサポートを提供する第2のサーバは、リンク生成機能を有してもよい。第1の端末は、第2のサーバにターゲットリンクの生成要求を送信し、第2のサーバから返されたターゲットリンクを受信することができる。
【0092】
他の例として、第1の端末は、第1のサーバにターゲットリンクの生成要求を送信し、第1のサーバから返されたターゲットリンクを受信することができる。
【0093】
更に他の例として、第1の端末上では、リンクを生成するためのスレッドが実行することができる。第1の端末は、上記注文記入インターフェースのパラメータ情報に基づいて、当該スレッドでターゲットリンクを生成することができる。
【0094】
本出願の各実施例に係る、受取人情報を取得するための代替的な実現方法では、注文記入インターフェースには発送人情報が記入されている。第1の端末は、一括発送注文に対するユーザの発注命令に応答して、発注命令に基づいて第1のサーバに一括発送注文の発注要求を送信して、第1のサーバは、発送人情報と、一括発送注文に対応する少なくとも2人の受取人の受取人情報とを、発送注文を生成するための第3のサーバに送信することができる。ここでは、第3のサーバは、第1のサーバに一括発注インターフェースを提供することができる。第1のサーバは、当該一括発注インターフェースを呼び出すことにより、発送人情報と、一括発送注文に対応する少なくとも2人の受取人の受取人情報とを第3のサーバに送信することができる。
【0095】
本出願の各実施例に係る、受取人情報を取得するための代替的な実現方法では、ターゲットリンクは、カテゴリ識別子に対応することができる。当該カテゴリ識別子は、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースが一括発送注文の記入に使用されることを示し、且つターゲットソーシャルアプリケーションにおいてターゲットリンクを転送することが許可されないこと、1人の受取人が受取人情報を事前に設定された回数(例えば1回)しかサブミットできないことの少なくとも1つを示すことに使用することができる。
【0096】
ターゲットリンクのカテゴリ識別子は、ターゲットソーシャルアプリケーションにおいてターゲットリンクを転送することが許可されないことを示す場合、第2のサーバは、当該カテゴリ識別子に基づいて、ターゲットグループチャット内のグループメンバーがターゲットリンクを使用することのみが許可され、ターゲットグループチャット内のグループメンバーがターゲットリンクを他の人やグループチャットに転送することが許可されないように制御することができる。例えば、ターゲットグループチャット内のグループメンバーがターゲットリンクを長押ししてオプションリストを呼び出すと、ターゲットグループチャット内のグループメンバーによるターゲットリンクの転送を制限するように、転送オプションを非表示にし、当該転送オプションを含まないオプションリストを当該グループメンバーに表示することができる。このように、受取人以外の者が無駄な情報をサブミットしたり、発送人の情報が漏洩したりするのを防ぐことができる。
【0097】
ターゲットリンクのカテゴリ識別子は、1人の受取人が受取人情報を事前に設定された回数(例えば1回)しかサブミットできないことを示す場合、第1のサーバは、当該カテゴリ識別子に基づいて、受取人が受取人情報を複数回サブミットすることを避けるように、受取人が受取人情報をサブミットする回数を制御する。例えば、第1のサーバが、受取人からサブミットされた受取人情報を受信すると、当該受取人からサブミットされた、ターゲットリンクに関連する受取人情報のサブミット回数、当該サブミット回数が当該事前に設定された回数より大きいかどうかを判断することができ、YESの場合、第1のサーバは、当該受取人が使用する第2の端末に、受取人情報の繰り返しサブミットを提示す提示情報を返すことができる。
【0098】
本出願の各実施例に係る、受取人情報を取得するための代替的な実現方法では、第1の端末は、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信する前、ユーザがターゲットソーシャルアプリケーションを介してトリガーした、ターゲットグループチャットに対する作成命令を受信することができる。作成命令は、例えばユーザと、少なくとも2人の受取人の識別子を含んでもよい。次に、第1の端末は、作成命令に基づいて、ターゲットソーシャルアプリケーションにサポートを提供する第2のサーバにターゲットグループチャットの作成要求を送信し、第2のサーバが作成要求に基づいてターゲットグループチャットを作成することができる。ここでは、第2のサーバは、ターゲットグループチャットを作成する場合、ターゲットグループチャットのグループチャット会話インターフェースを作成し、当該グループチャット会話インターフェースを第1の端末に返すこともできる。
【0099】
さらに
図6を参照すると、上記の各図に示す方法の実現として、本出願は、受取人情報取得用の装置の一実施例を提供し、当該装置の実施例は
図2に示す方法の実施例と対応し、当該装置は、具体的には様々な電子機器に適用可能である。
【0100】
図6に示すよう、本実施例の受取人情報取得用の装置600は、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信するように配置される第1の受信ユニット601であって、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、対応する受取人の発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すことに使用することができ、共有命令は、ターゲットリンクを当該受取人に共有するように指示することに使用することができる第1の受信ユニット601と、共有命令に基づいて対応する共有操作を実行して、当該受取人が、共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバにサブミットするように配置される共有ユニット602と、第1のサーバから返された受取人情報を受信するように配置される第2の受信ユニット603とを含む。
【0101】
本実施例では、受取人情報取得用の装置600では、第1の受信ユニット601、共有ユニット602及び第2の受信ユニット603の具体的な処理及びそれらによってもたらされる技術的効果については、
図2に対応する実施例におけるステップ201、ステップ202及びステップ203の関連する説明を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0102】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、上記発送注文は一括発送注文であってもよく、一括発送注文は、少なくとも2人の受取人に対応してもよく、共有命令は、ターゲットリンクを、ターゲットソーシャルアプリケーションにおけるターゲットグループチャットに共有するように指示することに使用することができ、ターゲットグループチャットのグループメンバーは、当該少なくとも2人の受取人を含む。
【0103】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、上記装置600は、第2の受信ユニット603が第1のサーバから返された受取人情報を受信する前、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースに対するユーザの閲覧命令に応答して、上記少なくとも2人の受取人に関連する受取人情報取得要求を第1のサーバに送信するように配置される第1の送信ユニット(未図示)と、第2の受信ユニット603が第1のサーバから返された受取人情報を受信した後、受信された受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースの対応する位置に入力し、受取人情報が入力された後の注文記入インターフェースをユーザに表示するように配置される表示ユニット(未図示)とを更に含んでもよい。
【0104】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、第1のサーバから返された受取人情報は、マスキング処理された後の情報であってもよい。
【0105】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、表示ユニットは、受信された受取人情報をマスキング処理し、マスキング処理された後の受取人情報を取得し、マスキング処理された後の受取人情報を、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースの対応する位置に入力するように更には配置されてもよい。
【0106】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、上記装置600は、第1の受信ユニット601がターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信する前、ターゲットリンクを取得する取得ユニット(未図示)を更に含んでもよい。
【0107】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、ターゲット発送アプリケーションは、ターゲットソーシャルアプリケーションに関連する小さなプログラムに属してもよく、ターゲットソーシャルアプリケーションにサポートを提供する第2のサーバは、リンク生成機能を有してもよく、取得ユニットは、第2のサーバにターゲットリンクの生成要求を送信し、第2のサーバから返されたターゲットリンクを受信するように更に配置されてもよい。
【0108】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、取得ユニットは、第1のサーバにターゲットリンクの生成要求を送信し、第1のサーバから返されたターゲットリンクを受信するように更には配置されてもよい。
【0109】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、注文記入インターフェースには発送人情報が記入されてもよく、上記装置600は、第1のサーバは、発送人情報と、上記少なくとも2人の受取人の受取人情報とを、発送注文を生成するための第3のサーバに送信するように、一括発送注文に対するユーザの発注命令に応じて、発注命令に基づいて第1のサーバに一括発送注文の発注要求を送信するように配置される発注ユニット(未図示)を更に含んでもよい。
【0110】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、ターゲットリンクはカテゴリ識別子に対応してもよく、カテゴリ識別子は、ターゲットリンクが指す注文記入インターフェースが一括発送注文の記入に使用されることを示すことに使用され、且つ、ターゲットソーシャルアプリケーションにおいてターゲットリンクを転送することが許可されないこと、1人の受取人が受取人情報を事前に設定された回数しかサブミットできないことの少なくとも1つを示すことに使用されてもよい。
【0111】
この実施例のいくつかの代替的な実現形態では、上記装置600は、第1の受信ユニット601がターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信する前、ターゲットソーシャルアプリケーションを介してユーザによってトリガーされる、ターゲットグループチャットに対する作成命令を受信するように配置される第3の受信ユニット(未図示)であって、作成命令にはユーザと上記少なくとも2人の受取人的識別子とが含まれる第3の受信ユニットと、作成命令に基づいて、ターゲットソーシャルアプリケーションにサポートを提供する第2のサーバにターゲットグループチャットの作成要求を送信して、第2のサーバが作成要求に基づいてターゲットグループチャットを作成するように配置される第2の送信ユニット(未図示)とを更に含む。
【0112】
本出願の上記実施例に係る装置は、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信し、そのうち、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、対応する受取人の発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すことに使用され、共有命令は、ターゲットリンクを当該受取人に共有するように指示することに使用され、次に、共有命令に基づいて対応する共有操作を実行して、当該受取人が、共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバにサブミットし、その後、第1のサーバから返された受取人情報を受信することにより、ユーザが手動で受取人情報を記入する必要がないため、ユーザの操作コストを節約しながら、受取人情報をすばやく取得することができる。
【0113】
以下、
図7を参照すると、本出願の実施例の電子機器(例えば
図1に示す第1の端末101、102、103)を実現することに適したコンピュータシステム700の構造模式図である。
図7に示す電子機器は、単なる例であり、本出願の実施例の機能および使用範囲にいかなる制限ももたらしてはならない。
【0114】
図7に示すように、コンピュータシステム700は、読み出し専用メモリ(ROM)702に記憶されたプログラム又は記憶部分708からランダムアクセスメモリ(RAM)703にロードされたプログラムに基づいて様々な適切なアクションと処理を実行することができる中央処理装置(CPU)701を含む。RAM 703には、システム700の操作に必要な様々なプログラム及びデータが更に記憶されている。CPU 701、ROM 702及びRAM 703は、バス704を介して互いに接続されている。入出力(I/O)インターフェース705もバス704に接続されている。
【0115】
キーボード、マウスなどを含む入力部分706と、ブラウン管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)など及びスピーカーなどを含む出力部分707と、ハードディスク等を含む記憶部分708と、LANカード、モデムなどのネットワークインターフェースカードを含む通信部分709とは、I/Oインターフェース705に接続されている。通信部分709は、インターネットなどのネットワークを介して通信処理を行う。ドライバ710はまた、必要に応じてI/Oインターフェース705に接続されている。磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブルメディア711は、リムーバブルメディア711から読み取られたコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部分708にインストールされるように、必要に応じて、ドライバ710に搭載される。
【0116】
特に、開示の実施例によれば、本開示の実施例によれば、以上にフローチャートを参照しながら説明された過程はコンピュータソフトウェアプログラムとして実現することができる。例えば、本開示の実施例は、コンピュータ可読媒体上に搭載されたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、当該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例では、当該コンピュータプログラムは、通信部分709を介してネットワークからウンロードおよびインストールされ、および/またはリムーバブル媒体711からインストールされることができる。当該コンピュータプログラムは中央処理装置(CPU)701よって実行されるとき、本出願のシステムに限定される上記機能が実行される。
【0117】
ただし、本出願で説明されるコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読媒体又はその2つの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読媒体は、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線、または半導体システム、装置、またはデバイス、あるいは上記の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能でプログラム可能な読み出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光ストレージデバイス、磁気ストレージデバイス、または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。本出願では、コンピュータ可読媒体は、プログラムを含むかまたは記憶する任意の有形媒体であってもよく、当該プログラムは、命令実行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれらと組み合わせて使用され得る。本出願では、コンピュータで読み取り可能な信号媒体は、ベースバンド内で、または搬送波の一部として伝搬されるデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータで読み取り可能なプログラムコードが担持されている。この伝搬されたデータ信号は多くの形態をとることができ、電磁信号、光信号、または前述の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータで読み取り可能な信号媒体は、コンピュータ可読媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、当該コンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスによって使用されまたはそれと組み合わせて使用するためのプログラムを送信、伝播、または伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体によって伝送することができ、無線、ワイヤ、光ケーブル、RFなど、または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0118】
本出願の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1つまたは複数のプログラミング言語またはそれらの組み合わせで記述することができる。前記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向のプログラミング言語と、 C言語や同様のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語とを含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータ上で実行したり、一部がユーザコンピュータ上で実行したり、1つのスタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行したり、一部がユーザコンピュータ上で一部がリモートコンピュータ上で実行したり、完全にリモートコンピュータ又はサーバ上で実行したりすることができる。リモートコンピュータの場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN) またはワイドエリアネットワーク(WAN)を含むあらゆる種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができ、又は、外部コンピュータに接続することができる(例えば、インターネットサービスプロバイダーによりインターネット経由で接続される)。
【0119】
図面中のフローチャート及びブロック図は、本出願の様々な実施例によるシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能、及び操作を例示する。この点において、フローチャート又はブロック図の各ブロックは、所定の論理機能を実現するための1つ以上の実行可能命令を含むモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を表してもよい。なお、いくつかの代替実現では、ブロックに記載された機能は、図面に記載された順序とは異なる順序で発生することもある。例えば、連続して表示される2つのブロックは、実際には、基本的に並行して実行されてもよく、機能によっては逆の順序で実行されることもある。なお、ブロック図又はフローチャート中の各ブロック、ならびにブロック図又はフローチャート中のブロックの組み合わせは、特定の機能又は操作を実行する専用ハードウェアベースのシステムによって実現されてもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現されてもよい。
【0120】
本出願の実施例に係るユニットは、ソフトウェアの形態で実現されてもよく、ハードウェアの形態で実現されてもよい。説明するユニットはまた、プロセッサに配置されてもよく、例えば、プロセッサは、第1の受信ユニット、共有ユニット及び第2の受信ユニットを含むように記述されてもよい。ここで、これらのユニットの名称は、場合によって、当該ユニット自体を制限するものではなく、例えば、第1の受信ユニットは、「ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信するユニット」として記述されてもよい。
【0121】
別の態様として、本出願は、コンピュータ可読媒体をさらに提供し、当該コンピュータ可読媒体は、上記実施例に記載の電子機器に含まれるものであってもよく、当該電子装置に組み込まれずに単独で存在してもよい。上記コンピュータ可読媒体は、1つ以上のプログラムを担持しており、上記1つ以上のプログラムは、当該電子機器により実行されると、ターゲットリンクに対するユーザの共有命令を受信し、そのうち、ターゲットリンクは、ターゲット発送アプリケーションにおける、対応する受取人の発送注文に関連する注文記入インターフェースを指すことに使用することができ、共有命令は、ターゲットリンクを当該受取人に共有するように指示することに使用することができることと、共有命令に基づいて対応する共有操作を実行して、当該受取人が、共有されるターゲットリンクが指す注文記入インターフェースを介して受取人情報を記入するようにし、且つ受取人情報を、ターゲット発送アプリケーションにサポートを提供する第1のサーバにサブミットすることと、第1のサーバから返された受取人情報を受信することとを、当該電子機器に実行させる。
【0122】
以上の説明は、本出願の好適な実施例及び適用される技術原理の説明にすぎない。当業者にとって自明なように、本出願に係る発明の範囲は、上記の技術的特徴の特定の組合せからなる技術案に限定されるものではなく、上記の発明構想を逸脱することなく、上記の技術的特徴又はその同等の特徴の任意の組合せからなる他の技術案をもカバーする。例えば、上記の特徴と、本出願で開示された(ただし、これに限定されない)類似の機能を有する技術的特徴とを相互に置き換えて形成された技術案が挙げられる。