(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-22
(45)【発行日】2024-04-01
(54)【発明の名称】SN RRCメッセージの処理方法、装置、機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/231 20230101AFI20240325BHJP
H04W 36/28 20090101ALI20240325BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20240325BHJP
H04W 16/32 20090101ALI20240325BHJP
【FI】
H04W72/231
H04W36/28
H04W72/0457 110
H04W16/32
(21)【出願番号】P 2021577830
(86)(22)【出願日】2019-09-30
(86)【国際出願番号】 CN2019109385
(87)【国際公開番号】W WO2021062606
(87)【国際公開日】2021-04-08
【審査請求日】2022-09-02
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100096921
【氏名又は名称】吉元 弘
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、ニン
【審査官】桑原 聡一
(56)【参考文献】
【文献】OPPO,Failure handling for conditional PScell change and addition[online],3GPP TSG RAN WG2 #108 R2-1915153,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_108/Docs/R2-1915153.zip>,2019年11月22日,第2節Proposal2
【文献】RAN2,NR Mobility Enhancements[online],3GPP TSG RAN #85 RP-192278,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/TSG_RAN/TSGR_85/Docs/RP-192278.zip>,2019年09月20日,第2.2.1.2節
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
SN RRCメッセージの処理方法であって、
トリガ条件を満たすと判断した場合、ユーザ機器(UE)が第1プライマリおよびセカンダリセル(PSCell)更新を実行することと、
前記第1PSCell更新の実行プロセスで、UEが、ソースセカンダリノード(SN)によって送信された第1SN RRCメッセージの受信を停止することとを含み、
前記トリガ条件を満たすと判断する前に、前記UEが、信号無線ベアラ(SRB)3で送信されるRRC再構成メッセージを受信し、前記RRC再構成メッセージは、
ターゲットPSCellの構成情報および前記第1PSCell更新のトリガ条件を運び、前記トリガ条件は、A3測定イベント、A5測定イベントまたはA6測定イベントのうちの少なくとも1つの測定イベントを含むことを特徴とする、前記SN RRCメッセージの処理方法。
【請求項2】
前記トリガ条件は、条件付きPSCell更新である前記第1PSCell更新のトリガ条件であることを特徴とする、
請求項1に記載のSN RRCメッセージの処理方法。
【請求項3】
前記第1SN RRCメッセージは、信号無線ベアラ(SRB)3で送信されるSN RRCメッセージであることを特徴とする、
請求項1に記載のSN RRCメッセージの処理方法。
【請求項4】
前記SN RRCメッセージの処理方法は、
前記第1PSCell更新の実行プロセスで、前記UEは、ソースマスタノード(MN)によって送信された第2SN RRCメッセージを受信することと、
前記第2SN RRCメッセージが、PSCell更新命令を含む場合、実行している前記第1PSCell更新を停止し、前記PSCell更新命令で指示されたターゲットPSCellに従ってアクセスを実行することと、をさらに含むことを特徴とする、
請求項1に記載のSN RRCメッセージの処理方法。
【請求項5】
前記第1PSCell更新は、事前に構成された条件トリガに基づくPSCell更新であることを特徴とする、
請求項1ないし4のいずれか1項に記載のSN RRCメッセージの処理方法。
【請求項6】
SN RRCメッセージの処理装置であって、
トリガ条件を満たすと判断した場合、第1プライマリおよびセカンダリセル(PSCell)更新を実行するように構成される更新モジュールと、
前記第1PSCell更新の実行プロセスで、ソースセカンダリノード(SN)によって送信された第1SN RRCメッセージの受信を停止するように構成される、受信モジュールとを備え、
前記受信モジュールはさらに、前記トリガ条件を満たすと判断する前に、信号無線ベアラ(SRB)3で送信されるRRC再構成メッセージを受信するように構成され、前記RRC再構成メッセージは、
ターゲットPSCellの構成情報および前記第1PSCell更新のトリガ条件を運び、前記トリガ条件は、A3測定イベント、A5測定イベントまたはA6測定イベントのうちの少なくとも1つの測定イベントを含むことを特徴とする、前記SN RRCメッセージの処理装置。
【請求項7】
前記トリガ条件は、条件付きPSCell更新である前記第1PSCell更新のトリガ条件であることを特徴とする、
請求項6に記載のSN RRCメッセージの処理装置。
【請求項8】
前記第1SN RRCメッセージは、信号無線ベアラ(SRB)3で送信されるSN RRCメッセージであることを特徴とする、
請求項6に記載のSN RRCメッセージの処理装置。
【請求項9】
前記第1PSCell更新は、事前に構成された条件トリガに基づくPSCell更新であることを特徴とする、
請求項6ないし8のいずれか1項に記載のSN RRCメッセージの処理装置。
【請求項10】
UEであって、
プロセッサと、
前記プロセッサに接続されたトランシーバと、
前記プロセッサの実行可能命令を記憶するように構成されるメモリと、を備え、
前記プロセッサは、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のSN RRCメッセージの処理方法を実現するために、前記実行可能命令をロードおよび実行するように構成されることを特徴とする、前記UE。
【請求項11】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体に実行可能命令が記憶され、前記実行可能命令は、前記プロセッサによってロードおよび実行されて、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のSN RRCメッセージの処理方法を実現することを特徴とする、前記コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、モバイル通信分野に関し、特に、プライマリおよびセカンダリセル(PSCell:Primary Secondary Cell)の更新プロセスにおけるSN RRCメッセージの処理の技術案に関する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:Third Generation Partnership Project)は、ニューラジオ(NR:New Radio)システムの研究を発展した。
【0003】
NRシステムでは、マルチRATデュアル接続(MR-DC:Multi-RAT Dual Connectivity)シナリオをサポートする。デュアル接続のとき、ユーザ機器(UE:User Equipment)は、マスターノード(ソースMN:Master Node)とセカンダリノード(SN:Secondary Node)の間にデュアル接続を同時に確立し、マスターノードはプライマリセル(PSCell)を提供し、セカンダリノードはセカンダリセル(PSCell)を提供する。ここで、PSCellの更新は、同じSN内部で発生してもよく、異なるSN(即ちソースSNおよびターゲットSN)の間に発生してもよい。
【0004】
PSCell更新プロセスでは、条件付きハンドオーバ(conditional handover)の概念が導入されているため、PSCell更新は、ネットワーク側によって完全に制御されなくなり、即ち、ネットワーク側(ソースMNおよびソースSN)は、ユーザ機器(UE:User Equipment)が、条件トリガのPSCell更新プロセスをいつ満たすかを正確に知らなく、そのため、ソースSNがUEにSN RRCメッセージを送信し続けるシナリオが存在し、UEがPSCell更新プロセスにおけるSN RRCメッセージをどのように処理するかが緊急に解決すべき問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願実施例は、SN RRCメッセージの処理方法、装置および記憶媒体を提供する。前記技術的解決策は、以下のようである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の一態様によれば、SN RRCメッセージの処理方法を提供し、前記方法は、
第1PSCell更新の実行プロセスで、ソースSNによって送信された第1SN RRCメッセージの受信を停止することを含む。
【0007】
本願の一態様によれば、SN RRCメッセージの処理方法を提供し、前記方法は、
第1プライマリおよびセカンダリ(PSCell)更新の実行プロセスで、ソースMNによって送信された第2SN RRCメッセージを受信することと、
前記第2SN RRCメッセージのタイプに従って、前記第2SN RRCメッセージを無視または実行することと、を含む。
【0008】
本願の一態様によれば、SN RRCメッセージの処理装置を提供し、前記装置は、
第1PSCell更新の実行プロセスで、ソースSNによって送信された第1SN RRCメッセージの受信を停止するように構成される、受信モジュールを備える。
【0009】
本願の一態様によれば、SN RRCメッセージの処理装置を提供し、前記装置は、
第1PSCell更新の実行プロセスで、ソースMNによって送信された第2SN RRCメッセージを受信するように構成される、受信モジュールと、
前記第2SN RRCメッセージのタイプに従って、前記第2SN RRCメッセージを無視または実行するように構成される、更新モジュールと、を備える。
【0010】
本願の一態様によれば、端末を提供し、前記端末は、プロセッサと、前記プロセッサに接続されているトランシーバと、前記プロセッサの実行可能命令を記憶するように構成されるメモリと、を備え、ここで、前記プロセッサは、上記のSN RRCメッセージの処理方法を実現するために、前記実行可能命令をロードおよび実行するように構成される。
【0011】
本願の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体には実行可能命令が記憶され、前記実行可能命令は、前記プロセッサによってロードおよび実行されて上記のSN RRCメッセージの処理方法を実現する。
【0012】
本願の一態様によれば、端末を提供し、前記端末は、プロセッサと、前記プロセッサに接続されているトランシーバと、前記プロセッサの実行可能命令を記憶するように構成されるメモリと、を備え、ここで、前記プロセッサは、上述した態様に記載のSN RRCメッセージの処理方法を実現するために、前記実行可能命令をロードおよび実行するように構成される。
【0013】
本願の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体に実行可能命令が記憶され、前記実行可能命令は、前記プロセッサによってロードおよび実行されて上述した態様に記載のSN RRCメッセージの処理方法を実現する。
【0014】
本願の一態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プログラマブル集積回路またはプログラム命令を備え、前記プログラマブル集積回路またはプログラム命令は、上述した態様に記載のSN RRCメッセージの処理方法を実現するように構成される。
【0015】
本願の一態様によれば、コンピュータプログラム製品を提供し、前記プログラム製品に実行可能命令が記憶され、前記実行可能命令は、前記プロセッサによってロードおよび実行されて上述した態様に記載のSN RRCメッセージの処理方法を実現する。
【発明の効果】
【0016】
本願実施例による技術的解決策は、少なくとも以下の有利な効果を含む。
【0017】
条件トリガに基づく第1PSCell更新の実行プロセスでは、UEは、ソースSNによって送信されたSN RRCメッセージを受信せず、ソースSNのSN RRCメッセージが、実行されている第1PSCell更新と競合することを回避できる。さらに、端末の無線周波数(RF)通路の一部がターゲットPSCellの同期を実行し始めたため、ソースSNのSN RRCメッセージをモニタリングしないことは、UEが、もう1つの無線周波数通路を増加してモニタリングすることを回避でき、UEのハードウェアの複雑さおよび電力消費を削減でき、UEに追加の能力を増加する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本願実施例の技術的解決策をより明確に説明するために、以下は、実施例の説明で使用される図面について簡単に紹介する。以下に説明される図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとっては、創造的な作業なしに、これらの図面に従って他の図面を得ることもできることは自明である。
【
図1】本願の一例示的な実施例による通信システムのブロック図である。
【
図2】本願の一例示的な実施例による通信システムのブロック図である。
【
図3】本願の一例示的な実施例による条件トリガに基づくPScell更新のフローチャートである。
【
図4】本願の一例示的な実施例によるSN RRCメッセージの処理方法のフローチャートである。
【
図5】本願の一例示的な実施例によるSN RRCメッセージの処理方法のフローチャートである。
【
図6】本願の一例示的な実施例によるSN RRCメッセージの処理方法のフローチャートである。
【
図7】本願の一例示的な実施例によるSN RRCメッセージの処理装置のブロック図である。
【
図8】本願の一例示的な実施例による通信機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本願の目的、技術的解決策および利点をより明確にするために、以下は、図面を参照して本願実施形態をさらに詳細に説明する。
【0020】
本願実施例で説明される通信システムおよびサービスシナリオは、本願実施例の技術的解決策をより明確に説明するためのものであり、本願実施例による技術的解決策に対して制限を構成するものではない。当業者は、通信システムの進化および新しいサービスシナリオの出現につれて、本願実施例による技術的解決策は、類似した技術的課題にも同様に適用可能であることを分かることができる。
【0021】
図1および
図2は、本願の一例示的な実施例による通信システムのブロック図を示し、当該通信システムは、第1アクセスネットワーク機器11、第2アクセスネットワーク機器12、第3アクセスネットワーク機器13およびUE14を備えることができる。ここで、
第1アクセスネットワーク機器11はソースMNである。第1アクセスネットワーク機器11は、プライマリセル(Primary Cell)に対応する基地局である。
【0022】
第2アクセスネットワーク機器12はソースSNである。第2アクセスネットワーク機器12は、ソースPSCellに対応する基地局である。
【0023】
第3アクセスネットワーク機器13はターゲットSNである。第3アクセスネットワーク機器13は、ターゲットPSCellに対応する基地局である。いくつかの実施例において、ソースSNおよびターゲットSNは同じSNであり得る。
【0024】
マルチRATデュアル接続(MR-DC:Multi-RAT Dual Connectivity)シナリオでは、
図2を参照して、マスターノード(ソースMN)およびセカンダリノード(SN)はコアネットワークに接続する。EN-DCシナリオを例として、マスターノードとコアネットワークとの間には、S1インターフェイスの制御プレーン接続およびS1インターフェイスのユーザプレーン接続が確立されており、セカンダリノードとコアネットワークとの間には、S1インターフェイスのユーザプレーン接続が確立されている。マスターノードとセカンダリノードとの間には、ユーザプレーン接続も確立されており、制御プレーン接続も選択的に確立されている。
【0025】
MR-DCシナリオでは、以下の複数の種類のデュアル接続形態をサポートする。
【0026】
1、E-UTRAおよびNRのデュアル接続(EN-DC:E-UTRA-NR Dual Connectivity)
コアネットワークは4Gコアネットワークであり、即ち、進化したパケットコアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core)であり、マスターノードは、4GシステムにおけるeNBであり、セカンダリノードは、5GシステムにおけるgNBである。
【0027】
2、次世代のE-UTRAおよびNRのデュアル接続(NREN-DC:NG-RAN E-UTRA-NR Dual Connectivity )
コアネットワークは次世代のコアネットワーク(5GC)であり、マスターノードは、進化した4GシステムのeNB(eLTE eNB)であり、セカンダリノードは、5GシステムにおけるNR gNBである。
【0028】
3、NRおよびNRのデュアル接続(NR-DC:NR-E-UTRA Dual Connectivity )
コアネットワークは次世代コアネットワークであり、マスターノードはNR gNBであり、セカンダリノードは別のNR gNBである。
【0029】
4、NRおよびE-UTRAのデュアル接続(NE-DC:NR-E-UTRA Dual Connectivity)
コアネットワークは次世代コアネットワークであり、マスターノードはNR gNBであり、セカンダリノードは進化した4GシステムのeNB(eLTE eNB)である。
【0030】
初期状態では、UE14はソースMNと第1接続があり、ソースSNと第2接続が確立されており、即ち、デュアル接続である。条件トリガのPSCell更新の実行プロセスにおいて、UEは、ソースPSCellをターゲットPSCellに切り替える必要がある。
【0031】
条件トリガに基づくハンドオーバプロセス(conditional handover)
高速移動シナリオおよび高頻度配備シナリオに存在する頻繁な切り替えおよび切り替えが失敗しやすい問題に対して、3GPPは、LTEおよびNRシステムに対して条件トリガに基づくハンドオーバプロセスを導入する。その基本原理は、UEが、ネットワーク側で構成された条件に従ってターゲットセルに関連する条件トリガを評価するとき、事前に構成された切り替え命令に応じて当該ターゲットセルへの切り替え(即ち、ランダムアクセスプロセスのトリガおよび切り替え完了のメッセージの送信)を実行することを含み、カバレッジの悪いエリアへの高速移動による測定レポートの送信および切り替え命令の受信に遅すぎたり実行できなくなったりしない問題を回避する。
【0032】
図3に示されたように、当該プロセスは、以下のステップを含む。ソース基地局が、UEにターゲットセルの測定構成を送信することを含む。UEは、ソース基地局にターゲットセルの測定報告をレポートする。ソース基地局は、測定報告に従ってターゲット基地局に切り替え準備を送信する。ソース基地局は、UEに切り替え命令も送信し、当該切り替え命令は、ターゲットセル(またはビーム)に関するトリガ条件を含む。UEは、ターゲットセルに関するトリガ条件がトリガされた場合、ソースPSCellからターゲットPSCellへの切り替えをトリガする。
【0033】
図3によって分かるように、PSCell更新プロセスでは、条件付きハンドオーバ(conditional handover)の概念が導入されているため、PSCell更新は、ネットワーク側によって完全に制御されなくなり、即ち、ネットワーク側(ソースMNおよびソースSN)は、ユーザ機器(UE:User Equipment)が、条件トリガのPSCell更新プロセスをいつ満たすかを正確に知らなく、そのため、ソースSNが、UEにSN RRCメッセージを送信し続けるシナリオが存在し、UEがPSCell更新プロセスにおけるSN RRCメッセージをとのように処理するかが緊急に解決すべき問題である。
【0034】
本願は、条件トリガに基づくPScell更新に対して、UEがSN RRCメッセージ命令を処理する実施例を提案する。少なくとも以下の3つの処理方式のうちの少なくとも1つを含む。
【0035】
最初の処理方式において、第1PSCell更新の実行プロセスで、ソースSNによって送信された第1SN RRCメッセージの受信を停止する。
【0036】
二番目の処理方式において、第1PSCell更新の実行プロセスで、ソースMNによって送信されたPSCell更新命令を含む第2SN RRCメッセージを受信し、PSCell更新命令を実行する。
【0037】
三番目の処理方式において、第1PSCell更新の実行プロセスで、ソースMNによって送信されたソースPSCell再構成メッセージを含む第2SN RRCメッセージを受信し、PSCell再構成メッセージを無視する。
【0038】
ここで、最初の処理方式におけるSN RRCメッセージは、ソースSNによって信号無線ベアラ(SRB:Signal Radio Bearer)3で送信した第1SN RRCメッセージである。二番目の処理方式および三番目の処理方式におけるSN RRCメッセージは、ソースMNによってSRB1で送信した第2SN RRCメッセージであり、UEによって第2SN RRCメッセージのタイプに従って、当該第2SN RRCメッセージを無視するかまたは実行するかを决定する。
【0039】
上記の最初の処理方式(UEが、PSCell更新の実行プロセスで、SRB3におけるSN RRCメッセージの受信を停止する)に対して、以下の実施例を参照してください。
【0040】
図4は、本願の一例示的な実施例によるSN RRCメッセージの処理方法のフローチャートを示す。当該方法は、
図1に示された通信システムに使用でき、当該方法は、以下のステップを含む。
【0041】
ステップ401において、マスターノードが、UEにRRC再構成メッセージを送信し、当該RRC再構成メッセージには、ターゲットPSCellの構成情報およびトリガ条件が運ばれている。
【0042】
ターゲットPSCellの構成情報は、ターゲットPSCellの媒体アクセス制御(MAC:LMedium Access Control)パラメータ、ターゲットPSCellの無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)パラメータ、ターゲットPSCellのパケットデータ収束プロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)層のパラメータ、ターゲットPSCellの測定構成などのうちの少なくとも1つを含むがこれらに限定されない。
【0043】
トリガ条件は、条件トリガに基づく第1PSCell更新のトリガ条件であり、または、トリガ条件は、条件トリガに基づくターゲットPSCellに切り替えるトリガ条件である。例えば、トリガ条件は、A3測定イベント、A5測定イベントまたはA6測定イベントのうちの少なくとも1つの測定イベントを含む。
【0044】
ソースマスターノードは、SRB1で、接続状態のUEにターゲットPSCellの構成情報および第1PSCell更新のトリガ条件を構成する。
【0045】
別の例として、ソースSNによってSRB3で接続状態のUEにRRC再構成メッセージを送信することもでき、当該RRC再構成メッセージは、ターゲットPSCellの構成情報、および、第1PSCell更新のトリガ条件を運ぶ。
【0046】
ステップ402において、UEは、第1PSCell更新のトリガ条件を満たすか否かを判断する。
【0047】
トリガ条件を満たす場合、ステップ403に進入し、トリガ条件を満たさない場合、ステップ402を実行し続ける。
【0048】
ステップ403において、判断結果がトリガ条件を満たすことである場合、UEは、第1PScell更新(ターゲットPSCellにアクセスする)を実行する。
【0049】
トリガ条件を満たす場合、UEは、ソースPSCellからターゲットPSCellに更新するプロセスを実行し始める。
【0050】
ステップ404において、UEは、第1PSCell更新の実行プロセスで、ソースSNによって送信されたSN RRCメッセージの受信を停止する。
【0051】
即ち、UEは、ソースSNがSRB3を介して送信したSN RRCメッセージの受信を停止する。
【0052】
まとめると、本実施例による方法は、条件トリガに基づく第1PSCell更新の実行プロセスで、UEは、ソースSNがSRB3を介して送信したSN RRCメッセージを受信せず、ソースSNのSN RRCメッセージが、実行されている第1PSCell更新と競合することを回避できる。さらに、UEの無線周波数(RF)通路の一部がターゲットPSCellの同期を実行し始めたため、ソースSNがSRB3を介して送信したSN RRCメッセージをモニタリングしないことは、UEが、もう1つの無線周波数通路を増加してモニタリングすることを回避でき、UEのハードウェアの複雑さおよび電力消費を削減でき、UEに追加の能力を増加する必要がなくなる。
【0053】
上記の二番目の処理方式(UEは、PSCell更新の実行プロセスで、ソースMNによって送信されたPSCell更新命令を受信して実行する)に対して、以下の実施例を参照する。
【0054】
図5は、本願の一例示的な実施例によるSN RRCメッセージの処理方法のフローチャートを示す。当該方法は、
図1に示された通信システムに使用でき、当該方法は、以下のステップを含む。
【0055】
ステップ501において、ソースSNが、UEにRRC再構成メッセージを送信し、当該RRC再構成メッセージには、ターゲットPSCellの構成情報およびトリガ条件が運ばれている。
【0056】
ターゲットPSCellの構成情報は、ターゲットPSCellの媒体アクセス制御(MAC:LMedium Access Control)パラメータ、ターゲットPSCellの無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)パラメータ、ターゲットPSCellのパケットデータ収束プロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)層のパラメータ、ターゲットPSCellの測定構成などのうちの少なくとも1つを含むがこれらに限定されない。
【0057】
トリガ条件は、条件トリガに基づく第1PSCell更新のトリガ条件であり、または、トリガ条件は、条件トリガに基づくターゲットPSCellに切り替えるトリガ条件である。例えば、トリガ条件は、A3測定イベント、A5測定イベントまたはA6測定イベントのうちの少なくとも1つの測定イベントを含む。
【0058】
ソースSNが、SRB3で、接続状態のUEにRRC再構成メッセージを送信することができ、当該RRC再構成メッセージは、ターゲットPSCellの構成情報、および、第1PSCell更新のトリガ条件を運ぶ。
【0059】
別の例として、ソースマスターノードによってSRB1で接続状態のUEにRRC再構成メッセージを送信することもできる。
【0060】
ステップ502において、UEは、第1PSCell更新のトリガ条件を満たすか否かを判断する。
【0061】
トリガ条件を満たす場合、ステップ503に進入し、トリガ条件を満たさない場合、ステップ502を実行し続ける。
【0062】
ステップ503において、判断結果がトリガ条件を満たすことである場合、UEは、第1PScell更新(ターゲットPSCellにアクセスする)を実行する。
【0063】
トリガ条件を満たす場合、UEは、ソースPSCellからターゲットPSCellに切り替える更新プロセスを実行し始める。
【0064】
ステップ504において、ソースマスターノードはUEに第2SN RRCメッセージを送信する。
【0065】
ソースマスターノードは、SRB1でUEに第2SN RRCメッセージを送信する。第2SN RRCメッセージは、以下の2つのタイプに分ける。
【0066】
第1タイプ:PSCell更新命令であり、ソースPSCellから別の1つのPSCellに切り替えるように、UEを指示するために使用される。
【0067】
第2タイプ:ソースPSCell再構成メッセージであり、ソースPSCellの全てまたは一部のパラメータに対して再構成を実行するように、UEを指示するために使用される。
【0068】
ここで、第2SN RRCメッセージがターゲットフィールドを運ぶ場合、第1タイプに属し、第2SN RRCメッセージにターゲットフィールドが運ばれていない場合、第2タイプに属する。例示的に、ターゲットフィールドは、同期再構成(reconfiguration With Sync)フィールドである。
【0069】
ステップ505において、第1PSCell更新の実行プロセスで、UEは、ソースマスターノードによって送信された第2SN RRCメッセージを受信する。
【0070】
第1PSCell更新の実行プロセスにおいて、UEは、ソースMNがSRB1を介して送信したSN RRCメッセージをモニタリングし続ける。即ち、UEは、ソースマスターノードがSRB1で送信した第2SN RRCメッセージを受信する。
【0071】
第2SN RRCメッセージにターゲットフィールドが運ばれている場合、UEは、第2SN RRCメッセージがPSCell更新命令を含むと決定する。第2SN RRCメッセージにターゲットフィールドが運ばれていない場合、UEは、第2SN RRCメッセージがソースPSCell再構成メッセージであると決定する。
【0072】
ここで、ターゲットフィールドは、同期再構成(reconfiguration With Sync)フィールドである。
【0073】
ステップ506において、第2SN RRCメッセージがPSCell更新命令を含む場合、実行している第1PSCell更新を停止する。
【0074】
ステップ507において、PSCell更新命令で指示されたターゲットPSCellに従って第2PSCell更新を実行する。
【0075】
第1PSCell更新が、ソースPSCellから第1ターゲットPSCellに切り替えることであると仮定すると、第2PSCell更新は、ソースPSCellから第2ターゲットPSCellに切り替えることである。
【0076】
UEでPSCell更新命令を受信した後、ソースPSCellから第1ターゲットPSCellへの切り替えを停止し、PSCellに従って命令で指示されたターゲットPSCell(第2PSCell)を更新する。
【0077】
PSCell更新プロセスは、ソースMNによってトリガされることでもよく、ソースSNによってトリガされることでもよいことに留意されたい。
【0078】
まとめると、本実施例による方法は、条件トリガに基づくPScell更新の実行プロセスで、UEは、依然としてソースMNとの接続を維持し、そのため、ソースMNによって送信されたPSCell更新命令を受信して実行でき、PSCell更新はネットワーク側によって制御されており、即ちネットワーク側によってトリガされた第2PSCell更新の優先度は、UE側の条件トリガに基づく第1PSCell更新の優先度より高いことをより大幅に保証できる。
【0079】
他の可能な実施例において、UEは、ソースMNによって送信されたPSCell更新命令を無視し、実行している第1PSCell更新を続くことも可能であることに留意されたい。この場合、ネットワーク側によってトリガされた第2PScell更新の優先度は、UE側の条件トリガに基づく第1PSCell更新の優先度より低い。
【0080】
上記の三番目の処理方式(UEは、PSCell更新の実行プロセスで、ソースMNによって送信されたソースPSCell再構成命令を受信するが、実行しない)に対して、以下の実施例を参照し、
図6に示されたようである。
【0081】
ステップ501において、ソースSNが、UEにRRC再構成メッセージを送信し、当該RRC再構成メッセージには、ターゲットPSCellの構成情報およびトリガ条件が運ばれている。
【0082】
ステップ502において、UEは、第1PSCell更新のトリガ条件を満たすか否かを判断する。
【0083】
トリガ条件を満たす場合、ステップ503に進入し、トリガ条件を満たさない場合、ステップ502を実行し続ける。
【0084】
ステップ503において、判断結果がトリガ条件を満たすことである場合、UEは、第1PSCell更新(ターゲットPSCellにアクセスする)を実行する。
【0085】
ステップ504において、ソースマスターノードはUEに第2SN RRCメッセージを送信する。
【0086】
ステップ505において、第1PSCell更新の実行プロセスで、UEは、ソースマスターノードによって送信された第2SN RRCメッセージを受信する。
【0087】
上述したステップ501ないし505の説明は、
図5を参照し得、再び説明しない。
【0088】
ステップ508において、第2SN RRCメッセージがソースPSCell再構成メッセージである場合、UEは、実行している第1PSCell更新を続き、第2SN RRCメッセージを無視する。
【0089】
第2SN RRCメッセージは、ソースPSCellに対して再構成を実行したメッセージであり、ソースPSCellは、ターゲットPSCellに切り替えた後、UEにサービスを提供しないため、UEは、第2SN RRCメッセージを無視して実行しない。
【0090】
まとめると、本実施例による方法は、条件トリガに基づくPScell更新の実行プロセスで、UEは、依然としてソースMNとの接続を維持し、そのため、ソースMNによって送信されたRRCメッセージも受信できる。ソースMNによって送信されたソースPSCell再構成命令を受信するが実行しないことは、実行しているターゲットPSCellアクセスと競合するためであり、そのため、UEは、当該ソースPSCell再構成命令を無視して競合を回避する。
【0091】
上記の3つの実施例は、独立して実施してもよく、2つを組み合わせて実施してもよく、3つを組み合わせて実施してもよく、本願は、これらに限定されない。前記第1PSCell更新は、事前に構成された条件トリガに基づくPSCell更新である。「更新」は、追加(addition)または変更(change)を含む。
【0092】
図7は、本願の一例示的な実施例によるSN RRCメッセージの処理装置のブロック図を示す。前記装置は、
第1PSCell更新の実行プロセスで、ソースSNによって送信された第1SN RRCメッセージの受信を停止するように構成される、受信モジュール720を備える。
【0093】
代替実施例において、前記第1SN RRCメッセージは、SRB3で送信されたSN RRCメッセージである。
【0094】
代替実施例において、前記装置は、さらに、更新モジュール740を備え、
前記受信モジュール720は、さらに、前記第1PSCell更新の実行プロセスで、ソースMNによって送信された第2SN RRCメッセージを受信するように構成され、
前記更新モジュール740は、前記第2SN RRCメッセージが、PSCell更新命令を含む場合、実行している前記第1PSCell更新を停止し、前記PSCell更新命令で指示されたターゲットPSCellに従って第2PSCell更新を実行するように構成される。
【0095】
代替実施例において、前記装置は、さらに、
前記第2SN RRCメッセージにターゲットフィールドが運ばれている場合、前記第2SN RRCメッセージが前記PSCell更新命令を含むと決定するように構成される、決定モジュール760を備える。
【0096】
代替実施例において、前記装置は、さらに、更新モジュール740を備え、
前記受信モジュール720は、前記第1PSCell更新の実行プロセスで、ソースMNによって送信された第2SN RRCメッセージを受信するように構成され、
前記更新モジュール740は、前記第2SN RRCメッセージがソースPSCell再構成メッセージである場合、実行している前記第1PSCell更新を続き、前記第2SN RRCメッセージを無視するように構成される。
【0097】
代替実施例において、前記装置は、さらに、
前記第2SN RRCメッセージにターゲットフィールドが運ばれていない場合、前記第2SN RRCメッセージが前記ソースPSCell再構成メッセージであると決定するように構成される、決定モジュール760を備える。
【0098】
代替実施例において、前記第2SN RRCメッセージはSRB1で送信されたSN RRCメッセージである。
【0099】
代替実施例において、ターゲットフィールドはreconfiguration With Syncフィールドである。
【0100】
代替実施例において、前記第1PSCell更新は事前に構成された条件トリガに基づくPSCell更新である。
【0101】
前記各モジュールが異なる(3つ)SN RRCメッセージに対する処理機能は、独立してまたは組み合わせて、異なる実施例に実現でき、本願実施例は、これに限定されないことに留意されたい。例えば:
受信モジュール720は、第1プライマリおよびセカンダリセル(PSCell)更新の実行プロセスで、ソースMNによって送信された第2SN RRCメッセージを受信するように構成され、
更新モジュール740は、前記第2SN RRCメッセージのタイプに従って、前記第2SN RRCメッセージを無視または実行するように構成される。
【0102】
代替実施例において、前記更新モジュール740は、前記第2SN RRCメッセージが、PSCell更新命令を含む場合、実行している前記第1PSCell更新を停止し、前記PSCell更新命令で指示されたターゲットPSCellに従って第2PSCell更新を実行するように構成され、または、前記第2SN RRCメッセージがソースPSCell再構成メッセージである場合、実行している前記第1PSCell更新を続き、前記第2SN RRCメッセージを無視するように構成される。
【0103】
代替実施例において、前記第2SN RRCメッセージは信号無線ベアラ(SRB)1で送信されたSN RRCメッセージである。
【0104】
代替実施例において、決定モジュール760は、前記第2SN RRCメッセージにターゲットフィールドが運ばれている場合、前記第2SN RRCメッセージが前記PSCell更新命令を含むと決定し、前記第2SN RRCメッセージに前記ターゲットフィールドが運ばれていない場合、前記第2SN RRCメッセージが前記ソースPSCell再構成メッセージであると決定するように構成される。
【0105】
図8は、本願の一例示的な実施例による通信機器(UEまたはアクセスネットワーク機器)の例示的な構造図を示し、当該UEは、プロセッサ101、受信器102、送信機103、メモリ104およびバス105を備える。
【0106】
プロセッサ101は、1つまたは1つ以上の処理コアを備え、プロセッサ101は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行することを介して、様々な機能の適用および情報処理を実行する。
【0107】
受信器102および送信機103は、1つの通信コンポーネントとして実現でき、当該通信コンポーネントは、1つの通信チップであり得る。
【0108】
メモリ104は、バス105を介してプロセッサ101に接続する。
【0109】
上述の方法実施例における各ステップを実現するために、メモリ104は、少なくとも1つの命令を記憶するように構成でき、プロセッサ101は、当該少なくとも1つの命令を実行するように構成できる。
【0110】
なお、メモリ104は、任意のタイプの揮発性または不揮発性記憶機器またはそれらの組み合わせで実現でき、揮発性または不揮発性記憶機器は、磁気ディスクまたは光ディスク、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)などを含むがこれらに限定されない。
【0111】
例示的な実施例において、さらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体には、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセットまたは命令セットが含まれ、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセットまたは命令セットは、前記プロセッサによってロードおよび実行されて、上記の各方法実施例によるUEによって実行されるSN RRCメッセージの処理方法を実現する。
【0112】
例示的な実施例において、さらに、コンピュータプログラム製品を提供し、前記プログラム製品には、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセットまたは命令セットが含まれ、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセットまたは命令セットは、前記プロセッサによってロードおよび実行されて、上記の各方法実施例によるUEによって実行されるSN RRCメッセージの処理方法を実現する。
【0113】
上述の実施例の全てまたは一部のステップは、ハードウェアを介して完了してもよく、プログラムによって、関連するハードウェアに命令することにより完了してもよいことを当業者なら自明である。前記プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、上記で言及された記憶媒体は、読み取り専用メモリ、磁気ディスク、または光ディスクであり得る。
【0114】
上記は、本願の選択的な実施例に過ぎず、本願を限定することを意図するものではなく、本願の精神および原則内で行われるあらゆる修正、均等の置換、改善などは、すべて本願の保護範囲に含まれるべきである。