(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-22
(45)【発行日】2024-04-01
(54)【発明の名称】NR V2Xにおけるリソース選択及びHARQ動作を運営する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 92/18 20090101AFI20240325BHJP
H04W 72/04 20230101ALI20240325BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20240325BHJP
【FI】
H04W92/18
H04W72/04
H04W28/04 110
(21)【出願番号】P 2022548442
(86)(22)【出願日】2021-02-15
(86)【国際出願番号】 KR2021001883
(87)【国際公開番号】W WO2021162509
(87)【国際公開日】2021-08-19
【審査請求日】2022-09-02
(32)【優先日】2020-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-02-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-02-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-02-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100174137
【氏名又は名称】酒谷 誠一
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】リ,スンミン
(72)【発明者】
【氏名】ソ,ハンビュル
【審査官】吉江 一明
(56)【参考文献】
【文献】特表2022-551889(JP,A)
【文献】Lenovo, Motorola Mobility,Discussion on resource allocation for NR sidelink Mode 1,3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1912323,2019年11月08日
【文献】LG Electronics,Discussion on NR sidelink resource allocation for Mode 1,3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1912587,2019年11月09日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1装置が無線通信を行う方法において、
基地局からCG(configured grant)を受信するが、
前記CGはサイドリンク
で用いられるPUCCH(physical uplink control channel)リソースに対する情報を含むステップ;
前記CGに基づいて
、PSCCH(physical sidelink control channel)を
介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)をスケジュールするためのSCIを第2装置へ送信するステップ;
前記CGに基づいて
、前記PSSCHを介してデータを前記第2装置へ送信するステップ;及び
前記データに対してSL HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックがディセーブルされ、及び前記PSSCH
の再送が要求されなかったことに基づいて、前記PUCCHリソースを介して前記基地局にACK(acknowledgement)を送信するステップ;を含む方法。
【請求項2】
SL HARQフィードバックがイネーブルされたことに基づいて、前記PSSCHに対する第1SL HARQフィードバック情報を前記第2装置から受信するステップ;及び
前記第1SL HARQフィードバック情報をPUCCHを介して前記基地局に送信するステップ;をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記CGは
前記CGに含まれるリソースの周期情報を含み、
前記SCIまたは前記データは第1周期内CGリソースを介して送信され、
前記第1周期は前記CGに
含まれるリソースの周期情報に基づいて決定される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1SL HARQフィードバック情報がNACK(negative acknowledgement)であることに基づいて前記基地局から第1DG(DYNAMIC GRANT)及び前記第1DG
のPUCCH情報を受信するステップ;及び
前記第1周期の後であって、初期送信が行われる前記第1周期における前記CGリソースのHARQプロセスIDと同じHARQプロセスIDを有する送信リソースを含む第2周期の前の期間を含む、事前設定された時間ウィンドウ内において
前記第1DG内に含まれるリソースに基づいて前記SCIまたは前記データを前記第2装置に再送するステップ;をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
SL HARQフィードバックがイネーブルされ、前記第1装置が前記第2装置からACKを受信し、及び前記第1装置がPUCCHを介してACKを前記基地局に送信したことに基づいて、前記基地局からDG及び前記DG
のPUCCH情報を受信するステップ;をさらに含むが、
前記DG
に含まれるリソースに基づいて
前記SCIまたは前記データが前記第2装置に再送されない、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記DG
に含まれるPUCCHリソースに基づいてACKを前記基地局に送信するステップ;をさらに含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
無線通信を行う第1装置において、
命令を格納する1つ以上のメモリ;
1つ以上の送受信機;及び
前記1つ以上のメモリと前記1つ以上の送受信機を接続する1つ以上のプロセッサを含むが、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、
1つ以上の送受信機を制御して、基地局からCG(configured grant)を受信するが、前記CGはサイドリンク
で用いられるPUCCH(physical uplink control channel)リソースに対する情報を含み、
1つ以上の送受信機を制御して、前記CGに基づいて
、PSCCH(physical sidelink control channel)
を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)をスケジュールするためのSCIを第2装置へ送信し、
1つ以上の送受信機を制御して、前記CGに基づいて
、前記PSSCHを介してデータを前記第2装置へ送信し、及び
前記データに対してSL HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックがディセーブルされ、及び前記PSSCH
の再送が要求されなかったことに基づいて、1つ以上の送受信機を制御して、前記PUCCHリソースを介して前記基地局にACK(acknowledgement)を送信する、第1装置。
【請求項8】
前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、さらに
1つ以上の送受信機を制御して、SL HARQフィードバックがイネーブルされたことに基づいて、前記PSSCHに対する第1SL HARQフィードバック情報を前記第2装置から受信し;
1つ以上の送受信機を制御して、前記第1SL HARQフィードバック情報をPUCCHを介して前記基地局に送信する、請求項
7に記載の第1装置。
【請求項9】
前記CGは
前記CGに含まれるリソースの周期情報を含み、
前記SCIまたは前記データは第1周期内CGリソースを介して送信され、
前記第1周期は前記CGに
含まれるリソースの周期情報に基づいて決定される、請求項
8に記載の第1装置。
【請求項10】
前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、さらに
1つ以上の送受信機を制御して、前記第1SL HARQフィードバック情報がNACK(negative acknowledgement)であることに基づいて前記基地局から第1DG(DYNAMIC GRANT)及び前記第1DG
のPUCCH情報を受信し;
1つ以上の送受信機を制御して、
前記第1周期の後であって、初期送信が行われる前記第1周期における前記CGリソースのHARQプロセスIDと同じHARQプロセスIDを有する送信リソースを含む第2周期の前の期間を含む、事前設定された時間ウィンドウ内において
前記第1DG内に含まれるリソースに基づいて前記SCIまたは前記データを前記第2装置に再送する、請求項
9に記載の第1装置。
【請求項11】
第1装置を制御するように設定された装置(apparatus)において、前記装置は、
1つ以上のプロセッサ;及び
前記1つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する1つ以上のメモリを含むが、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、
基地局からCG(configured grant)を受信するが、
前記CGはサイドリンク
で用いられるPUCCH(physical uplink control channel)リソースに対する情報を含み、
前記CGに基づいてPSCCH(physical sidelink control channel)
介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)をスケジュールするためのSCIを第2装置に送信し、
前記CGに基づいて
、前記PSSCHを介してデータを前記第2装置に送信し、及び
前記データに対してSL HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックがディセーブルされ、及び前記PSSCH
の再送が要求されなかったことに基づいて、前記PUCCHリソースを介して前記基地局にACK(acknowledgement)を送信する、装置。
【請求項12】
前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、さらに
SL HARQフィードバックがイネーブルされたことに基づいて、前記PSSCHに対する第1SL HARQフィードバック情報を前記第2装置から受信し;
前記第1SL HARQフィードバック情報をPUCCHを介して前記基地局に送信する、請求項
11に記載の装置。
【請求項13】
前記CGは
前記CGに含まれるリソースの周期情報を含み、
前記SCIまたは前記データは第1周期内CGリソースを介して送信され、
前記第1周期は前記CGに
含まれるリソースの周期情報に基づいて決定される、請求項
12に記載の装置。
【請求項14】
前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、さらに
前記第1SL HARQフィードバック情報がNACK(negative acknowledgement)であることに基づいて前記基地局から第1DG(DYNAMIC GRANT)及び前記第1DG
のPUCCH情報を受信し;
前記第1周期の後であって、初期送信が行われる前記第1周期における前記CGリソースのHARQプロセスIDと同じHARQプロセスIDを有する送信リソースを含む第2周期の前の期間を含む、事前設定された時間ウィンドウ内において
前記第1DG内に含まれるリソースに基づいて前記SCIまたは前記データを前記第2装置に再送する、請求項
13に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
サイドリンク(sidelink、SL)とは、端末(User Equipment、UE)間に直接的なリンクを設定し、基地局(Base Station、BS)を経ずに、端末間に音声またはデータなどを直接やり取りする通信方式を意味する。SLは、急速に増加するデータトラフィックによる基地局の負担を解決することができる一つの方案として考慮されている。
【0003】
V2X(vehicle-to-everything)は、有/無線通信を介して他の車両、歩行者、インフラが構築されたモノなどと情報を交換する通信技術を意味する。V2Xは、V2V(vehicle-to-vehicle)、V2I(vehicle-to-infrastructure)、V2N(vehicle-to-network)、及びV2P(vehicle-to-pedestrian)のような四つの類型に区分されることができる。V2X通信は、PC5インターフェース及び/またはUuインターフェースを介して提供されることができる。
【0004】
一方、一層多くの通信機器が一層大きい通信容量を要求するにつれて、既存の無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)に比べて向上したモバイル広帯域(mobile broadband)通信に対する必要性が台頭されている。それによって、信頼度(reliability)及び遅延(latency)に敏感なサービスまたは端末を考慮した通信システムが論議されており、改善された移動広帯域通信、マッシブMTC(Machine Type Communication)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)などを考慮した次世代無線接続技術を新しいRAT(new radio access technology)またはNR(new radio)と称することができる。NRでもV2X(vehicle-to-everything)通信がサポートされることができる。
【0005】
図1は、NR以前のRATに基づくV2X通信とNRに基づくV2X通信を比較して説明するための図面である。
図1の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0006】
V2X通信と関連して、NR以前のRATではBSM(Basic Safety Message)、CAM(Cooperative Awareness Message)、DENM(Decentralized Environmental Notification Message)のようなV2Xメッセージに基づいて、安全サービス(safety service)を提供する方案が主に論議された。V2Xメッセージは、位置情報、動的情報、属性情報などを含むことができる。例えば、端末は、周期的なメッセージ(periodic message)タイプのCAM、及び/またはイベントトリガメッセージ(event triggered message)タイプのDENMを他の端末に送信できる。
【0007】
例えば、CAMは、方向及び速度のような車両の動的状態情報、寸法のような車両静的データ、外部照明状態、経路内訳など、基本車両情報を含むことができる。例えば、端末は、CAMを放送することができ、CAMの遅延(latency)は、100msより小さい。例えば、車両の故障、事故などの突発的な状況が発生する場合、端末は、DENMを生成して他の端末に送信できる。例えば、端末の送信範囲内にある全ての車両は、CAM及び/またはDENMを受信することができる。この場合、DENMは、CAMより高い優先順位を有することができる。
【0008】
以後、V2X通信と関連して、多様なV2XシナリオがNRで提示されている。例えば、多様なV2Xシナリオは、車両プラトー二ング(vehicle platooning)、向上したドライビング(advanced driving)、拡張されたセンサ(extended sensors)、リモートドライビング(remoted riving)などを含むことができる。
【0009】
例えば、車両プラトー二ングに基づいて、車両は、動的にグループを形成して共に移動できる。例えば、車両プラトー二ングに基づくプラトーン動作(platoon operations)を実行するために、前記グループに属する車両は、先頭車両から周期的なデータを受信することができる。例えば、前記グループに属する車両は、周期的なデータを利用することで、車両間の間隔を減らしたり増やしたりすることができる。
【0010】
例えば、向上したドライビングに基づいて、車両は、半自動化または完全自動化されることができる。例えば、各車両は、近接車両及び/または近接ロジカルエンティティ(logical entity)のローカルセンサ(local sensor)で取得されたデータに基づいて、軌道(trajectories)または機動(maneuvers)を調整することができる。また、例えば、各車両は、近接した車両とドライビングインテンション(driving intention)を相互共有することができる。
【0011】
例えば、拡張センサに基づいて、ローカルセンサを介して取得された生データ(raw data)または処理されたデータ(processed data)、またはライブビデオデータ(live video data)は、車両、ロジカルエンティティ、歩行者の端末及び/またはV2X応用サーバ間に相互交換されることができる。したがって、例えば、車両は、自体センサを利用して検知できる環境より向上した環境を認識することができる。
【0012】
例えば、リモートドライビングに基づいて、運転ができない人または危険な環境に位置したリモート車両のために、リモートドライバまたはV2Xアプリケーションは、前記リモート車両を動作または制御することができる。例えば、公共交通のように経路を予測することができる場合、クラウドコンピューティングベースのドライビングが前記リモート車両の動作または制御に利用されることができる。また、例えば、クラウドベースのバックエンドサービスプラットフォーム(cloud-based back-end service platform)に対するアクセスがリモートドライビングのために考慮されることができる。
【0013】
一方、車両プラトー二ング、向上したドライビング、拡張されたセンサ、リモートドライビングなど、多様なV2Xシナリオに対するサービス要求事項(service requirements)を具体化する方案がNRに基づくV2X通信で論議されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
その一方で、NR V2X通信またはNRサイドリンク通信において、基地局が送信端末に、モード1グラント(grant)をシグナリングするとき、連動されたPUCCHリソースが送信端末に対して割り当てまたはスケジューリングされる。以後、例えば、送信端末がモード1送信リソースを介して受信端末からサイドリンクHARQフィードバックを要求または受信しない送信を実行する場合、送信端末が追加の再送リソースが必要である場合基地局にリソースを要求する方法が必要である。また、例えば、送信端末がモード1送信リソースを介して受信端末からサイドリンクHARQフィードバックを要求または受信しない送信を実行する場合、追加の再送リソースが必要でなければ、基地局に追加の再送リソースが必要でないことを通知する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
一実施形態において、第1装置が無線通信を行う方法が提案される。前記方法は、基地局からCG(configured grant)を受信するが、前記CGはサイドリンクに関連するPUCCH(physical uplink control channel)リソースに対する情報を含み、前記CGに基づいてPSCCH(physical sidelink control channel)を第2装置へ送信し、前記CGに基づいて前記PSCCHに関連するPSSCH(physical sidelink shared channel)を前記第2装置へ送信し、SL HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックがディセーブルされ、及び前記PSSCHに関連する再送が要求されなかったことに基づいて、前記PUCCHリソースを介して前記基地局にACK(acknowledgement)を送信するステップを含むことができる。
【発明の効果】
【0016】
端末がSL通信を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】NR以前のRATに基づくV2X通信とNRに基づくV2X通信を比較して説明するための図面である。
【
図2】本開示の一実施例に係る、NRシステムの構造を示す。
【
図3】本開示の一実施例に係る、NG-RANと5GCとの間の機能的分割を示す。
【
図4】本開示の一実施例に係る、無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。
【
図5】本開示の一実施例に係る、NRの無線フレームの構造を示す。
【
図6】本開示の一実施例に係る、NRフレームのスロット構造を示す。
【
図7】本開示の一実施例に係る、BWPの一例を示す。
【
図8】本開示の一実施例に係る、SL通信のための無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。
【
図9】本開示の一実施例に係る、V2XまたはSL通信を実行する端末を示す。
【
図10】本開示の一実施例によって、端末が送信モードによってV2XまたはSL通信を実行する手順を示す。
【
図11】本開示の一実施例に係る、三つのキャストタイプを示す。
【
図12】本開示の一実施例によって、送信リソースを予約した端末が送信リソースに関連する情報を他の端末に知らせる方法を示す。
【
図13】本開示の一実施形態によって、送信端末がサイドリンクHARQフィードバックをPUCCHを介して基地局に送信する手順を示す。
【
図14】本開示の一実施形態によって、送信端末が第1送信リソースを再選択する方法を示す。
【
図15】本開示の一実施形態によって、第1送信リソースが他の端末によって送信される第2送信リソースと重複することに基づいて、送信端末が第1送信リソースを再選択する例を示す。
【
図16】本開示の一実施形態によって、送信端末がサイドリンクHARQフィードバックをPUCCHを介して基地局へ送信し、基地局からDGを受信する手順を示す。
【
図17】本開示の一実施形態によって、送信端末が事前設定された時間ウィンドウ内においてCGを介して割り当てられたリソースを介して再送を実行する一例を示す。
【
図18】本開示の一実施形態によって、送信端末がDGを受信したことに基づいて基地局にACKを送信する手順を示す。
【
図19】本開示の一実施形態によって、第1装置がCGリソースに関連する情報に基づいて異なる送信ブロックを送信する方法を示す。
【
図20】本開示の一実施形態によって、第2装置が第1装置から異なる送信ブロックを受信する方法を示す。
【
図21】本開示の一実施例に係る、通信システム1を示す。
【
図22】本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
【
図23】本開示の一実施例に係る、送信信号のための信号処理回路を示す。
【
図24】本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
【
図25】本開示の一実施例に係る、携帯機器を示す。
【
図26】本開示の一実施例に係る、車両または自律走行車両を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本明細書において“AまたはB(A or B)”は“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“AまたはB(A or B)”は“A及び/またはB(A and/or B)”と解釈されることができる。例えば、本明細書において“A、BまたはC(A、B or C)”は“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。
【0019】
本明細書で使われるスラッシュ(/)や読点(comma)は“及び/または(and/or)”を意味することができる。例えば、“A/B”は“A及び/またはB”を意味することができる。それによって、“A/B”は“ただA”、“ただB”、または“AとBの両方とも”を意味することができる。例えば、“A、B、C”は“A、BまたはC”を意味することができる。
【0020】
本明細書において“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”は、“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“少なくとも一つのAまたはB(at least one of A or B)”や“少なくとも一つのA及び/またはB(at least one of A and/or B)”という表現は“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”と同じく解釈されることができる。
【0021】
また、本明細書において“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”は、“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。また、“少なくとも一つのA、BまたはC(at least one of A、B or C)”や“少なくとも一つのA、B及び/またはC(at least one of A、B and/or C)”は“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”を意味することができる。
【0022】
また、本明細書で使われる括弧は“例えば(for example)”を意味することができる。具体的に、“制御情報(PDCCH)”で表示された場合、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。また、本明細書の“制御情報”は“PDCCH”に制限(limit)されずに、“PDDCH”が“制御情報”の一例として提案されたものである。また、“制御情報(即ち、PDCCH)”で表示された場合も、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。
【0023】
本明細書において、一つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に具現されることもでき、同時に具現されることもできる。
【0024】
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような多様な無線通信システムに使われることができる。CDMAは、UTRA(universal terrestrial radio access)やCDMA2000のような無線技術で具現されることができる。TDMAは、GSM(global system for mobile communications)/GPRS(general packet radio service)/EDGE(enhanced data rates for GSM evolution)のような無線技術で具現されることができる。OFDMAは、IEEE(institute of electrical and electronics engineers)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802-20、E-UTRA(evolved UTRA)などのような無線技術で具現されることができる。IEEE802.16mは、IEEE802.16eの進化であって、IEEE802.16eに基づくシステムとの下位互換性(backward compatibility)を提供する。UTRAは、UMTS(universal mobile telecommunications system)の一部である。3GPP(登録商標)(3rd generation partnership project)LTE(long term evolution)は、E-UTRA(evolved-UMTS terrestrial radio access)を使用するE-UMTS(evolved UMTS)の一部として、ダウンリンクでOFDMAを採用し、アップリンクでSC-FDMAを採用する。LTE-A(advanced)は、3GPP LTEの進化である。
【0025】
5G NRは、LTE-Aの後続技術であって、高性能、低遅延、高可用性などの特性を有する新しいClean-slate形態の移動通信システムである。5G NRは、1GHz未満の低周波帯域から1GHz~10GHzの中間周波帯域、24GHz以上の高周波(ミリ波)帯域など、使用可能な全てのスペクトラムリソースを活用することができる。
【0026】
説明を明確にするために、5G NRを中心に記述するが、本開示の一実施例に係る技術的思想がこれに制限されるものではない。
【0027】
図2は、本開示の一実施例に係る、NRシステムの構造を示す。
図2の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0028】
図2を参照すると、NG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)は、端末10にユーザ平面及び制御平面のプロトコル終端(termination)を提供する基地局20を含むことができる。例えば、基地局20は、gNB(next generation-NodeB)及び/またはeNB(evolved-NodeB)を含むことができる。例えば、端末10は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、MS(Mobile Station)、UT(User Terminal)、SS(Subscriber Station)、MT(Mobile Terminal)、無線機器(Wireless Device)等、他の用語とも呼ばれる。例えば、基地局は、端末10と通信する固定局(fixed station)であり、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語とも呼ばれる。
【0029】
図2の実施例は、gNBのみを含む場合を例示する。基地局20は、相互間にXnインターフェースで連結されることができる。基地局20は、5世代コアネットワーク(5G Core Network:5GC)とNGインターフェースを介して連結されることができる。より具体的に、基地局20は、NG-Cインターフェースを介してAMF(access and mobility management function)30と連結されることができ、NG-Uインターフェースを介してUPF(user plane function)30と連結されることができる。
【0030】
図3は、本開示の一実施例に係る、NG-RANと5GCとの間の機能的分割を示す。
図3の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0031】
図3を参照すると、gNBは、インターセル間の無線リソース管理(Inter Cell RRM)、無線ベアラ管理(RB control)、連結移動性制御(Connection Mobility Control)、無線許容制御(Radio Admission Control)、測定設定及び提供(Measurement configuration&Provision)、動的リソース割当(dynamic resource allocation)などの機能を提供することができる。AMFは、NAS(Non Access Stratum)セキュリティ、アイドル状態移動性処理などの機能を提供することができる。UPFは、移動性アンカリング(Mobility Anchoring)、PDU(Protocol Data Unit)処理などの機能を提供することができる。SMF(Session Management Function)は、端末IP(Internet Protocol)アドレス割当、PDUセッション制御などの機能を提供することができる。
【0032】
端末とネットワークとの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の階層は、通信システムで広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection、OSI)基準モデルの下位3個階層に基づいてL1(第1の階層)、L2(第2の階層)、L3(第3の階層)に区分されることができる。このうち、第1の階層に属する物理階層は、物理チャネル(Physical Channel)を利用した情報転送サービス(Information Transfer Service)を提供し、第3の階層に位置するRRC(Radio Resource Control)階層は、端末とネットワークとの間に無線リソースを制御する役割を遂行する。そのために、RRC階層は、端末と基地局との間のRRCメッセージを交換する。
【0033】
図4は、本開示の一実施例に係る、無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。
図4の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、
図4の(a)は、ユーザ平面(user plane)に対する無線プロトコル構造を示し、
図4の(b)は、制御平面(control plane)に対する無線プロトコル構造を示す。ユーザ平面は、ユーザデータ送信のためのプロトコルスタック(protocol stack)であり、制御平面は、制御信号送信のためのプロトコルスタックである。
【0034】
図4を参照すると、物理階層(physical layer)は、物理チャネルを利用して上位階層に情報転送サービスを提供する。物理階層は、上位階層であるMAC(Medium Access Control)階層とはトランスポートチャネル(transport channel)を介して連結されている。トランスポートチャネルを介してMAC階層と物理階層との間にデータが移動する。トランスポートチャネルは、無線インターフェースを介してデータがどのようにどんな特徴に送信されるかによって分類される。
【0035】
互いに異なる物理階層間、即ち、送信機と受信機の物理階層間は、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式に変調されることができ、時間と周波数を無線リソースとして活用する。
【0036】
MAC階層は、論理チャネル(logical channel)を介して上位階層であるRLC(radio link control)階層にサービスを提供する。MAC階層は、複数の論理チャネルから複数のトランスポートチャネルへのマッピング機能を提供する。また、MAC階層は、複数の論理チャネルから単数のトランスポートチャネルへのマッピングによる論理チャネル多重化機能を提供する。MAC副階層は、論理チャネル上のデータ転送サービスを提供する。
【0037】
RLC階層は、RLC SDU(Service Data Unit)の連結(concatenation)、分割(segmentation)、及び再結合(reassembly)を実行する。無線ベアラ(Radio Bearer、RB)が要求する多様なQoS(Quality of Service)を保障するために、RLC階層は、透明モード(Transparent Mode、TM)、非確認モード(Unacknowledged Mode、UM)、及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)の三つの動作モードを提供する。AM RLCは、ARQ(automatic repeat request)を介してエラー訂正を提供する。
【0038】
RRC(Radio Resource Control)階層は、制御平面でのみ定義される。RRC階層は、無線ベアラの設定(configuration)、再設定(re-configuration)、及び解除(release)と関連して論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために第1の階層(physical階層またはPHY階層)及び第2の階層(MAC階層、RLC階層、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)階層)により提供される論理的経路を意味する。
【0039】
ユーザ平面でのPDCP階層の機能は、ユーザデータの伝達、ヘッダ圧縮(header compression)、及び暗号化(ciphering)を含む。制御平面でのPDCP階層の機能は、制御平面データの伝達及び暗号化/完全性保護(integrity protection)を含む。
【0040】
SDAP(Service Data Adaptation Protocol)階層は、ユーザ平面でのみ定義される。SDAP階層は、QoSフロー(flow)とデータ無線ベアラとの間のマッピング、ダウンリンク及びアップリンクパケット内のQoSフロー識別子(ID)マーキングなどを実行する。
【0041】
RBが設定されるとは、特定サービスを提供するために無線プロトコル階層及びチャネルの特性を規定し、各々の具体的なパラメータ及び動作方法を設定する過程を意味する。また、RBは、SRB(Signaling Radio Bearer)とDRB(Data Radio Bearer)の二つに分けられる。SRBは、制御平面でRRCメッセージを送信する通路として使われ、DRBは、ユーザ平面でユーザデータを送信する通路として使われる。
【0042】
端末のRRC階層と基地局のRRC階層との間にRRC接続(RRC connection)が確立されると、端末は、RRC_CONNECTED状態にあるようになり、そうでない場合、RRC_IDLE状態にあるようになる。NRの場合、RRC_INACTIVE状態が追加で定義され、RRC_INACTIVE状態の端末は、コアネットワークとの連結を維持し、それに対して、基地局との連結を解約(release)することができる。
【0043】
ネットワークから端末にデータを送信するダウンリンクトランスポートチャネルには、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)と、その以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するダウンリンクSCH(SharedChannel)とがある。ダウンリンクマルチキャストまたはブロードキャストサービスのトラフィックまたは制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信されることもでき、または別途のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信されることもできる。一方、端末からネットワークにデータを送信するアップリンクトランスポートチャネルには、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、その以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)とがある。
【0044】
トランスポートチャネルの上位において、トランスポートチャネルにマッピングされる論理チャネル(Logical Channel)では、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
【0045】
物理チャネル(Physical Channel)は、時間領域で複数個のOFDMシンボルと周波数領域で複数個の副搬送波(sub-carrier)とで構成される。一つのサブフレーム(sub-frame)は、時間領域で複数のOFDMシンボル(symbol)で構成される。リソースブロックは、リソース割当単位であって、複数のOFDMシンボルと複数の副搬送波(sub-carrier)とで構成される。また、各サブフレームは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、即ち、L1/L2制御チャネルのために該当サブフレームの特定OFDMシンボル(例えば、1番目のOFDMシンボル)の特定副搬送波を利用することができる。TTI(Transmission Time Interval)は、サブフレーム送信の単位時間である。
【0046】
図5は、本開示の一実施例に係る、NRの無線フレームの構造を示す。
図5の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0047】
図5を参照すると、NRにおいて、アップリンク及びダウンリンク送信で無線フレームを使用することができる。無線フレームは、10msの長さを有し、2個の5msハーフ-フレーム(Half-Frame、HF)に定義されることができる。ハーフ-フレームは、5個の1msサブフレーム(Subframe、SF)を含むことができる。サブフレームは、一つ以上のスロットに分割されることができ、サブフレーム内のスロット個数は、副搬送波間隔(Subcarrier Spacing、SCS)によって決定されることができる。各スロットは、CP(cyclic prefix)によって12個または14個のOFDM(A)シンボルを含むことができる。
【0048】
ノーマルCP(normal CP)が使われる場合、各スロットは、14個のシンボルを含むことができる。拡張CPが使われる場合、各スロットは、12個のシンボルを含むことができる。ここで、シンボルは、OFDMシンボル(または、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMA(Single Carrier-FDMA)シンボル(または、DFT-s-OFDM(Discrete Fourier Transform-spread-OFDM)シンボル)を含むことができる。
【0049】
以下の表1は、ノーマルCPが使われる場合、SCS設定(u)によってスロット別シンボルの個数(Nslot
symb)、フレーム別スロットの個数(Nframe,u
slot)とサブフレーム別スロットの個数(Nsubframe,u
slot)を例示する。
【0050】
【0051】
表2は、拡張CPが使用される場合、SCSによって、スロット別シンボルの個数、フレーム別スロットの個数とサブフレーム別スロットの個数を例示する。
【0052】
【0053】
NRシステムでは、一つの端末に併合される複数のセル間にOFDM(A)ヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)が異なるように設定されることができる。それによって、同じ数のシンボルで構成された時間リソース(例えば、サブフレーム、スロットまたはTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と通称)の(絶対時間)区間が併合されたセル間に異なるように設定されることができる。
【0054】
NRにおいて、多様な5Gサービスをサポートするための多数のヌメロロジー(numerology)またはSCSがサポートされることができる。例えば、SCSが15kHzである場合、伝統的なセルラーバンドでの広い領域(wide area)がサポートされることができ、SCSが30kHz/60kHzである場合、密集した-都市(dense-urban)、より低い遅延(lower latency)、及びより広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)がサポートされることができる。SCSが60kHzまたはそれより高い場合、位相雑音(phase noise)を克服するために24.25GHzより大きい帯域幅がサポートされることができる。
【0055】
NR周波数バンド(frequency band)は、二つのタイプの周波数範囲(frequency range)に定義されることができる。前記二つのタイプの周波数範囲は、FR1及びFR2である。周波数範囲の数値は、変更されることができ、例えば、前記二つのタイプの周波数範囲は、以下の表3の通りである。NRシステムで使われる周波数範囲のうち、FR1は“sub 6GHz range”を意味することができ、FR2は“above 6GHz range”を意味することができ、ミリ波(millimeter wave、mmW)と呼ばれることができる。
【0056】
【0057】
前述したように、NRシステムの周波数範囲の数値は、変更されることができる。例えば、FR1は、以下の表4のように410MHz乃至7125MHzの帯域を含むことができる。即ち、FR1は、6GHz(または、5850、5900、5925MHz等)以上の周波数帯域を含むことができる。例えば、FR1内で含まれる6GHz(または、5850、5900、5925MHz等)以上の周波数帯域は、非免許帯域(unlicensed band)を含むことができる。非免許帯域は、多様な用途で使われることができ、例えば、車両のための通信(例えば、自律走行)のために使われることができる。
【0058】
【0059】
図6は、本開示の一実施例に係る、NRフレームのスロット構造を示す。
図6の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0060】
図6を参照すると、スロットは、時間領域で複数のシンボルを含む。例えば、ノーマルCPの場合、一つのスロットが14個のシンボルを含み、拡張CPの場合、一つのスロットが12個のシンボルを含むことができる。または、ノーマルCPの場合、一つのスロットが7個のシンボルを含み、拡張CPの場合、一つのスロットが6個のシンボルを含むことができる。
【0061】
搬送波は、周波数領域で複数の副搬送波を含む。RB(Resource Block)は、周波数領域で複数(例えば、12)の連続した副搬送波に定義されるうことができる。BWP(Bandwidth Part)は、周波数領域で複数の連続した(P)RB((Physical)Resource Block)に定義されることができ、一つのヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)に対応されることができる。搬送波は、最大N個(例えば、5個)のBWPを含むことができる。データ通信は、活性化されたBWPを介して実行されることができる。各々の要素は、リソースグリッドでリソース要素(Resource Element、RE)と呼ばれ、一つの複素シンボルがマッピングされることができる。
【0062】
一方、端末と端末との間の無線インターフェースまたは端末とネットワークとの間の無線インターフェースは、L1階層、L2階層、及びL3階層で構成されることができる。本開示の多様な実施例において、L1階層は、物理(physical)階層を意味することができる。また、例えば、L2階層は、MAC階層、RLC階層、PDCP階層、及びSDAP階層のうち少なくとも一つを意味することができる。また、例えば、L3階層は、RRC階層を意味することができる。
【0063】
以下、BWP(Bandwidth Part)及びキャリアに対して説明する。
【0064】
BWP(Bandwidth Part)は、与えられたヌメロロジーでPRB(physical resource block)の連続的な集合である。PRBは、与えられたキャリア上で与えられたヌメロロジーに対するCRB(common resource block)の連続的な部分集合から選択されることができる。
【0065】
BA(Bandwidth Adaptation)を使用すると、端末の受信帯域幅及び送信帯域幅は、セルの帯域幅ほど大きい必要がないし、端末の受信帯域幅及び送信帯域幅は、調整されることができる。例えば、ネットワーク/基地局は、帯域幅調整を端末に知らせることができる。例えば、端末は、帯域幅調整のための情報/設定をネットワーク/基地局から受信することができる。この場合、端末は、前記受信された情報/設定に基づいて帯域幅調整を実行することができる。例えば、前記帯域幅調整は、帯域幅の縮小/拡大、帯域幅の位置変更または帯域幅のサブキャリアスペーシングの変更を含むことができる。
【0066】
例えば、帯域幅は、パワーをセイブするために活動が少ない期間の間に縮小されることができる。例えば、帯域幅の位置は、周波数ドメインで移動できる。例えば、帯域幅の位置は、スケジューリング柔軟性(scheduling flexibility)を増加させるために周波数ドメインで移動できる。例えば、帯域幅のサブキャリアスペーシング(subcarrier spacing)は、変更されることができる。例えば、帯域幅のサブキャリアスペーシングは、異なるサービスを許容するために変更されることができる。セルの総セル帯域幅のサブセットは、BWP(Bandwidth Part)と称することができる。BAは、基地局/ネットワークが端末にBWPを設定し、基地局/ネットワークが設定されたBWPのうち現在活性状態であるBWPを端末に知らせることによって実行されることができる。
【0067】
例えば、BWPは活性(active)BWP、イニシャル(initial)BWP及び/またはデフォルト(default)BWPのうち、少なくともいずれか1つである。例えば、端末はPCell(primary cell)上の活性(active)DL BWP以外のDL BWPにおいてダウンリンク無線リンク品質(downlink radio link quality)をモニタリングしない場合がある。例えば、端末は活性DL BWPの外部においてPDCCH、PDSCHまたはCSI-RS(channel state information reference signal)(ただし、RRM除外)を受信しない。例えば、端末は非活性DL BWPに対するCSI(Channel State Information)報告をトリガーしない場合がある。例えば、端末は活性UL BWP外部においてPUCCHまたはPUSCHを送信しない場合がある。例えば、ダウンリンクの場合、イニシャルBWPは(PBCHによって設定された)RMSI CORESETに対する連続のRBセットとして与えられる。例えば、アップリンクの場合、イニシャルBWPはランダムアクセス手順のためにSIB(system information block)によって与えられる。例えば、デフォルトBWPは上位層によって設定される。例えば、デフォルトBWPの初期値はイニシャルDL BWPである。省エネのために、端末が一定期間のDCI(downlink control information)を検出しなければ、端末は前記端末の活性BWPをデフォルトBWPにスイッチすることができる。
【0068】
一方、BWPは、SLに対して定義されることができる。同じSL BWPは、送信及び受信に使われることができる。例えば、送信端末は、特定BWP上でSLチャネルまたはSL信号を送信することができ、受信端末は、前記特定BWP上でSLチャネルまたはSL信号を受信することができる。免許キャリア(licensed carrier)で、SL BWPは、Uu BWPと別途に定義されることができ、SL BWPは、Uu BWPと別途の設定シグナリング(separate configuration signalling)を有することができる。例えば、端末は、SL BWPのための設定を基地局/ネットワークから受信することができる。SL BWPは、キャリア内でout-of-coverage NR V2X端末及びRRC_IDLE端末に対して(あらかじめ)設定されることができる。RRC_CONNECTEDモードの端末に対して、少なくとも一つのSL BWPがキャリア内で活性化されることができる。
【0069】
図7は、本開示の一実施例に係る、BWPの一例を示す。
図7の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図7の実施例において、BWPは、3個と仮定する。
【0070】
図7を参照すると、CRB(common resource block)は、キャリアバンドの一側端から他側端まで番号が付けられたキャリアリソースブロックである。そして、PRBは、各BWP内で番号が付けられたリソースブロックである。ポイントAは、リソースブロックグリッド(resource block grid)に対する共通参照ポイント(common reference point)を指示することができる。
【0071】
BWPは、ポイントA、ポイントAからのオフセット(Nstart
BWP)及び帯域幅(Nsize
BWP)により設定されることができる。例えば、ポイントAは、全てのヌメロロジー(例えば、該当キャリアでネットワークによりサポートされる全てのヌメロロジー)のサブキャリア0が整列されるキャリアのPRBの外部参照ポイントである。例えば、オフセットは、与えられたヌメロロジーで最も低いサブキャリアとポイントAとの間のPRB間隔である。例えば、帯域幅は、与えられたヌメロロジーでPRBの個数である。
【0072】
以下、V2XまたはSL通信に対して説明する。
【0073】
図8は、本開示の一実施例に係る、SL通信のための無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。
図8の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、
図8の(a)は、ユーザ平面プロトコルスタックを示し、
図8の(b)は、制御平面プロトコルスタックを示す。
【0074】
以下、SL同期信号(Sidelink Synchronization Signal、SLSS)及び同期化情報について説明する。
【0075】
SLSSは、SL特定的なシーケンス(sequence)であって、PSSS(Primary Sidelink Synchronization Signal)と、SSSS(Secondary Sidelink Synchronization Signal)とを含むことができる。前記PSSSは、S-PSS(Sidelink Primary Synchronization Signal)と称し、前記SSSSは、S-SSS(Sidelink Secondary Synchronization Signal)と称することができる。例えば、長さ-127M-シーケンス(length-127 M-sequences)がS-PSSに対して使われることができ、長さ-127ゴールド-シーケンス(length-127 Gold sequences)がS-SSSに対して使われることができる。例えば、端末は、S-PSSを利用して最初信号を検出(signal detection)することができ、同期を取得することができる。例えば、端末は、S-PSS及びS-SSSを利用して細部同期を取得することができ、同期信号IDを検出することができる。
【0076】
PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)はSL信号送受信の前に端末が真っ先に知るべき基本となる(システム)情報が送信される(放送)チャネルである。例えば、前記基本となる情報はSLSSに関連する情報、デュプレックスモード(Duplex Mode、DM)、TDDUL/DL(Time Division Duplex Uplink/Downlink)構成、リソースプール関連情報、SLSSに関連するアプリケーションの種類、サブフレームオフセット、放送情報などである。例えば、PSBCH性能の評価のために、NR V2Xにおいて、PSBCHのペイロードの大きさは24ビットのCRC(Cyclic Redundancy Check)を含んで56ビットである。
【0077】
S-PSS、S-SSS、及びPSBCHは、周期的送信をサポートするブロックフォーマット(例えば、SLSS(Synchronization Signal)/PSBCHブロック、以下、S-SSB(Sidelink-Synchronization Signal Block ))に含まれることができる。前記S-SSBは、キャリア内のPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)/PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と同じヌメロロジー(即ち、SCS及びCP長さ)を有することができ、送信帯域幅は、(あらかじめ)設定されたSL BWP(Sidelink Bandwidth Part)内にある。例えば、S-SSBの帯域幅は、11RB(Resource Block)である。例えば、PSBCHは、11RBにわたっている。そして、S-SSBの周波数位置は、(あらかじめ)設定されることができる。したがって、端末は、キャリアでS-SSBを見つけるために周波数で仮設検出(hypothesis detection)を実行する必要がない。
【0078】
図9は、本開示の一実施例に係る、V2XまたはSL通信を実行する端末を示す。
図9の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0079】
図9を参照すると、V2XまたはSL通信における端末という用語は、主にユーザの端末を意味することができる。しかしながら、基地局のようなネットワーク装備が端末間の通信方式によって信号を送受信する場合、基地局も一種の端末と見なされることもできる。例えば、端末1は、第1の装置100であり、端末2は、第2の装置200である。
【0080】
例えば、端末1は、一連のリソースの集合を意味するリソースプール(resource pool)内で特定のリソースに該当するリソース単位(resource unit)を選択することができる。そして、端末1は、前記リソース単位を使用してSL信号を送信することができる。例えば、受信端末である端末2は、端末1が信号を送信することができるリソースプールの設定を受けことができ、前記リソースプール内で端末1の信号を検出することができる。
【0081】
ここで、端末1が基地局の連結範囲内にある場合、基地局は、リソースプールを端末1に知らせることができる。それに対して、端末1が基地局の連結範囲外にある場合、他の端末がリソースプールを知らせ、または端末1は、事前に設定されたリソースプールを使用することができる。
【0082】
一般に、リソースプールは、複数のリソース単位で構成されることができ、各端末は、一つまたは複数のリソース単位を選定し、自分のSL信号の送信に使用することができる。
【0083】
以下、SLでリソース割当(resource allocation)に対して説明する。
【0084】
図10は、本開示の一実施例によって、端末が送信モードによってV2XまたはSL通信を実行する手順を示す。
図10の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。本開示の多様な実施例において、送信モードは、モードまたはリソース割当モードと称することができる。以下、説明の便宜のために、LTEにおいて、送信モードは、LTE送信モードと称することができ、NRにおいて、送信モードは、NRリソース割当モードと称することができる。
【0085】
例えば、
図10の(a)は、LTE送信モード1またはLTE送信モード3と関連した端末動作を示す。または、例えば、
図10の(a)は、NRリソース割当モード1と関連した端末動作を示す。例えば、LTE送信モード1は、一般的なSL通信に適用されることができ、LTE送信モード3は、V2X通信に適用されることができる。
【0086】
例えば、
図10の(b)は、LTE送信モード2またはLTE送信モード4と関連した端末動作を示す。または、例えば、
図10の(b)は、NRリソース割当モード2と関連した端末動作を示す。
【0087】
図10の(a)を参照すると、LTE送信モード1、LTE送信モード3またはNRリソース割当モード1で、基地局は、SL送信のために端末により使われるSLリソースをスケジューリングすることができる。例えば、基地局は、端末1にPDCCH(より具体的にDCI(Downlink Control Information))を介してリソーススケジューリングを実行することができ、端末1は、前記リソーススケジューリングによって端末2とV2XまたはSL通信を実行することができる。例えば、端末1は、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)を介してSCI(Sidelink Control Information)を端末2に送信した後、前記SCIに基づくデータをPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)を介して端末2に送信できる。
【0088】
図10の(b)を参照すると、LTE送信モード2、LTE送信モード4またはNRリソース割当モード2で、端末は、基地局/ネットワークにより設定されたSLリソースまたはあらかじめ設定されたSLリソース内でSL送信リソースを決定することができる。例えば、前記設定されたSLリソースまたはあらかじめ設定されたSLリソースは、リソースプールである。例えば、端末は、自律的にSL送信のためのリソースを選択またはスケジューリングすることができる。例えば、端末は、設定されたリソースプール内でリソースを自体的に選択し、SL通信を実行することができる。例えば、端末は、センシング(sensing)及びリソース(再)選択手順を実行し、選択ウィンドウ内で自体的にリソースを選択することができる。例えば、前記センシングは、サブチャネル単位で実行されることができる。そして、リソースプール内でリソースを自体的に選択した端末1は、PSCCHを介してSCIを端末2に送信した後、前記SCIに基づくデータをPSSCHを介して端末2に送信できる。
【0089】
図11は、本開示の一実施例に係る、三つのキャストタイプを示す。
図11の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、
図11の(a)は、ブロードキャストタイプのSL通信を示し、
図11の(b)は、ユニキャストタイプのSL通信を示し、
図11の(c)は、グループキャストタイプのSL通信を示す。ユニキャストタイプのSL通信の場合、端末は、他の端末と一対一通信を実行することができる。グループキャストタイプのSL通信の場合、端末は、自分が属するグループ内の一つ以上の端末とSL通信を実行することができる。本開示の多様な実施例において、SLグループキャスト通信は、SLマルチキャスト(multicast)通信、SL一対多(one-to-many)通信などに代替されることができる。
【0090】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、送信端末(TX UE)は(ターゲット)受信端末(RX UE)にデータを送信する端末である。例えば、TX UEはPSCCH及び/またはPSSCH送信を実行する端末である。そして/または、例えば、TX UEは(ターゲット)RX UEにSL CSI-RS及び/またはSL CSI報告要求インジケーターを送信する端末である。そして/または、例えば、TX UEは(ターゲット)RX UEのSL RLM(radio link monitoring)及び/またはSL RLF(radio link failure)動作に用いられる、(制御)チャネル(例えば、PSCCH、PSSCHなど)及び/または前記(制御)チャネル上の基準信号(例えば、DM-RS、CSI-RSなど)を送信する端末である。
【0091】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、受信端末(RX UE)は送信端末(TX UE)から受信されたデータのデコーディング(decoding)の成功有無及び/またはTX UEが送信した(PSSCHスケジューリングに関連する)PSCCHの検出/デコーディングの成功有無によってTX UEにSL HARQフィードバックを送信する端末である。そして/または、例えば、RX UEはTX UEから受信されたSL CSI-RS及び/またはSL CSI報告要求インジケーターに基づいてTX UEにSL CSI送信を実行する端末である。そして/または、例えば、RX UEはTX UEから受信された(事前に定義された)基準信号及び/またはSL(L1(layer1))RSRP(reference signal received power)報告要求インジケーターに基づいて測定されたSL(L1)RSRP測定値をTX UEへ送信する端末である。そして/または、例えば、RX UEはTX UEにRX UE自身のデータを送信する端末である。そして/または、例えば、RX UEはTX UEから受信された(事前設定された)(制御)チャネル及び/または前記(制御)チャネル上の基準信号に基づいて、SL RLM及び/またはSL RLF動作を実行する端末である。
【0092】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、RX UEがTX UEから受信したPSSCH及び/またはPSCCHに対するSL HARQフィードバック情報を送信するとき、以下の方法または以下の方法のうち、一部が考慮される。ここで、例えば、以下の方法または以下の方法のうち、一部はRX UEがPSSCHをスケジューリングするPSCCHを正常にデコーディング/検出した場合にのみ限定して適用される。
【0093】
(1)グループキャストオプション1:RX UEがTX UEから受信したPSSCHデコーディング/受信に失敗した場合にのみNACK(no acknowledgement)情報をTX UEへ送信することができる。
【0094】
(2)グループキャストオプション2:RX UEがTX UEから受信したPSSCHデコーディング/受信に成功した場合、TX UEにACK情報を送信し、PSSCHデコーディング/受信に失敗した場合、TX UEにNACK情報を送信することができる。
【0095】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、TX UEはSCIを介して、以下の情報または以下の情報のうち、一部をRX UEへ送信することができる。ここで、例えば、TX UEは以下の情報のうち、一部または全部を第1SCI(FIRST SCI)及び/または第2SCI(SECOND SCI)を介してRX UEへ送信することができる。
【0096】
-PSSCH(及び/またはPSCCH)関連リソース割り当て情報(例えば、時間/周波数リソース位置/数、リソース予約情報(例えば、周期))
【0097】
-SL CSI報告要求インジケーターまたはSL(L1)RSRP(reference signal received power)(及び/またはSL(L1)RSRQ(reference signal received quality)及び/またはSL(L1)RSSI(reference signal strength indicator))報告要求インジケーター
【0098】
-(PSSCH上の)SL CSI送信インジケーター(またはSL(L1)RSRP(そして/またはSL(L1)RSRQそして/またはSL(L1)RSSI)情報送信インジケーター)
【0099】
-MCS情報
【0100】
-TX POWER情報
【0101】
-L1 DESTINATION ID情報及び/またはL1 SOURCE ID情報
【0102】
-SL HARQ PROCESS ID情報
【0103】
-NDI(new data indicator)情報
【0104】
-RV(redundancy version)情報
【0105】
-(送信TRAFFIC/PACKET関連)QoS情報(例えば、PRIORITY情報)
【0106】
-SL CSI-RS送信インジケーターまたは(送信される)SL CSI-RSアンテナポートの数情報
【0107】
-TX UE位置情報または(SL HARQフィードバックが要求される)ターゲットRX UEの位置(または距離領域)情報
【0108】
-PSSCHを介して送信されるデータのデコーディング(及び/またはチャネル推定)に関連する基準信号(例えば、DM-RSなど)情報。例えば、DM-RSの(時間-周波数)マッピングリソースのパターンに関連する情報、RANK情報、アンテナポートインデックス情報、アンテナポート数情報などである。
【0109】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、TX UEがPSCCHを介してSCI、第1SCI(FIRST SCI)及び/または第2SCI(SECOND SCI)をRX UEへ送信することができるため、PSCCHはSCI、第1SCI及び/または第2SCIのうち、少なくともいずれか1つに代替/置換される。そして/または、例えば、SCIはPSCCH、第1SCI及び/または第2SCIに代替/置換される。そして/または、例えば、TX UEはPSSCHを介して第2SCIをRX UEへ送信することができるため、PSSCHは第2SCIに代替/置換される。
【0110】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、(比較的)高いSCIペイロード(payload)サイズを考慮してSCI構成フィールドを2つのグループに分けた場合、第1SCI構成フィールドグループを含む第1SCIを1stSCIと称し、第2SCI構成フィールドグループを含む第2SCIを2nd SCIと称することができる。また、例えば、1stSCIはPSCCHを介して受信端末に送信される。また、例えば、2nd SCIは(独立した)PSCCHを介して受信端末に送信されるか、PSSCHを介してデータとともにピギーバックされ送信される。
【0111】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、「設定」または「定義」は、基地局またはネットワークからの(事前に定義されたシグナリング(例えば、SIB、MAC、RRCなど)を介して)(リソースプール特定に)(PRE)CONFIGURATIONを意味する。
【0112】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、RLFはOUT-OF-SYNCH(OOS)インジケーターまたはIN-SYNCH(IS)インジケーターに基づいて決定できるため、OUT-OF-SYNCH(OOS)またはIN-SYNCH(IS)に代替/置換される。
【0113】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、RBはSUBCARRIERに代替/置換される。また、一例として、本発明においてパケット(PACKET)またはトラフィック(TRAFFIC)は送信される階層によってTBまたはMAC PDUに代替/置換される。
【0114】
その一方で、本開示の様々な実施例において、CBGはTBに代替/置換される。
【0115】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、SOURCE IDはDESTINATION IDに代替/置換される。
【0116】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、L1 IDはL2 IDに代替/置換される。例えば、L1 IDはL1SOURCE IDまたはL1 DESTINATION IDである。例えば、L2 IDはL2SOURCE IDまたはL2 DESTINATION IDである。
【0117】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、送信端末が再送リソースを予約/選択/決定する動作は送信端末が受信端末から受信したSL HARQフィードバック情報に基づいて実際使用有無が決定される潜在的な(POTENTIAL)再送リソースを予約/選択/決定する動作を意味する。
【0118】
その一方で、本開示の様々な実施例において、SUB-SELECTION WINDOWはSELECTION WINDOW及び/またはSELECTION WINDOW内の事前設定された数のリソースセットに相互代替/置換される。
【0119】
その一方で、本開示の様々な実施例において、SL MODE 1は端末のサイドリンク送信(SL TX)リソースを基地局が事前に定義されたシグナリング(例えば、DCI)を介して直接スケジューリングするリソース割り当て方法または通信方法を意味する。また、例えば、SL MODE 2は端末がSL TXリソースを基地局またはネットワークから設定されるか事前設定されたリソースプール(Resource Pool)内において独立して選択するリソース割り当て方法または通信方法を意味する。例えば、SL MODE 1に基づいてSL通信を行う端末をMODE 1 UEまたはMODE 1 TX UEと称することができ、SL MODE 2に基づいてSL通信を行う端末をMODE 2 UEまたはMODE 2 TX UEと称することができる。
【0120】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、動的グラント(DYNAMIC GRANT,DG)は設定されたグラント(CONFIGURED GRANT,CG)及び/またはSPSグラント(SPS GRANT)と相互代替/置換される。例えば、動的グラント(DYNAMIC GRANT)は設定されたグラント(CONFIGURED GRANT)及びSPSグラント(SPS GRANT)の組み合わせと相互代替/置換される。本開示の様々な実施例において、設定されたグラントは設定されたグラントタイプ1(CONFIGURED GRANTTYPE 1)及び/または設定されたグラントタイプ2(CONFIGURED GRANTTYPE 2)のうち、少なくともいずれか1つを含むことができる。例えば、設定されたグラントタイプ1において、グラントはRRCシグナリングによって提供され、設定されたグラントに格納される。例えば、設定されたグラントタイプ2において、グラントはPDCCHによって提供され、グラントの活性化または非活性化を示すL1シグナリングに基づいて設定されたグラントに格納または削除される。
【0121】
その一方で、本開示の様々な実施例において、チャネルは信号(signal)に相互代替/置換することができる。例えば、チャネルの送受信は信号の送受信を含む。例えば、信号の送受信はチャネルの送受信を含む。又、例えば、キャストはユニキャスト、グループキャスト及び/又はブロードキャストのうち少なくともいずれか一つに相互代替/置換することができる。例えば、キャストタイプはユニキャスト、グループキャスト及び/又はブロードキャストのうち少なくともいずれか一つに相互代替/置換することができる。
【0122】
その一方で、本開示の様々な実施例において、リソースはスロット又はシンボルに相互代替/置換される。例えば、リソースはスロット及び/又はシンボルを含む。
【0123】
その一方で、本開示の様々な実施例において、優先順位はLCP(logical channel priority)、遅延(latency)、信頼度(reliability)、最小要求通信範囲(minimum required communication range)、PPPP(proseper-packetpriority)、SLRB(sidelink radio bearer)、QoSプロファイル(profile)/パラメータ(parameter)及び/または要件(requirement)に相互代替/置換される。
【0124】
その一方で、本開示の様々な実施例において、予約リソース及び/または選択リソースはSL GRANT(sidelink grant)に相互代替/置換される。
【0125】
その一方で、本開示の様々な実施例において、遅延(latency)はPDB(packet delay budget)に相互代替/置換される。
【0126】
その一方で、本開示の様々な実施例において、サイドリンクチャネル状態情報/サイドリンクチャネル品質情報(以下、SL_CSI情報)に対する報告をトリガーするためのメッセージはサイドリンクCSI-RS(channel state information reference signal)受信に相互代替/置換される。
【0127】
その一方で、本開示の様々な実施例において、ブラインド再送は、TX UEがRX UEからSL HARQフィードバック情報受信なしに、再送を実行することを意味する。例えば、SL HARQフィードバックベースの再送は、TX UEがRX UEから受信されたSL HARQフィードバック情報に基づいて、再送実行有無を決定することを意味する。例えば、TX UEがRX UEからNACK及び/またはDTX情報を受信すれば、TX UEはRX UEに再送を実行することができる。
【0128】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、説明の便宜上、RX UEが以下の情報のうち少なくとも一つをTX UEへ送信するとき用いる(物理的)チャネルをPSFCHと言える。
【0129】
-SL HARQフィードバック、SL CSI、SL(L1) RSRP
【0130】
その一方で、本開示の様々な実施例において、UuチャネルはULチャネル及び/又はDLチャネルを含む。例えば、ULチャネルはPUSCH、PUCCH、SRS(Sounding Refernece Signal)などを含む。例えば、DLチャネルはPDCCH、PDSCH、PSS/SSSなどを含む。例えば、SLチャネルはPSCCH、PSSCH、PSFCH、PSBCH、PSSS/SSSSなどを含む。
【0131】
その一方で、本開示の様々な実施例において、サイドリンク情報はサイドリンクメッセージ、サイドリンクパケット、サイドリンクサービス、サイドリンクデータ、サイドリンク制御情報、及び/又はサイドリンクTB(Transport Block)のうち少なくともいずれか一つを含む。例えば、サイドリンク情報はPSSCH及び/又はPSCCHを介して送信される。
【0132】
その一方で、NR V2X通信又はNRサイドリンク通信において、送信端末はサイドリンク送信(例えば、初期送信及び/又は再送)のための一つ以上の送信リソースを予約/選択することができ、送信端末は前記一つ以上の送信リソースの位置に関する情報を受信端末に知らせることができる。
【0133】
その一方で、サイドリンク通信実行のとき、送信端末が受信端末に対する送信リソースを予約又は事前に決定する方法は代表的に以下の形態である。
【0134】
例えば、送信端末はチェーン(chain)ベースに送信リソースの予約を実行することができる。具体的に、例えば、送信端末がK個の送信リソースの予約を実行するとき、送信端末は任意の(又は特定の)送信時点又は時間リソースにおいて受信端末へ送信するSCIを介してK個より少ない送信リソースの位置情報を受信端末へ送信するか知らせることができる。すなわち、例えば、前記SCIは前記K個より少ない送信リソースの位置情報を含む。又は、例えば、送信端末が特定のTBに関連するK個の送信リソースの予約を実行するとき、送信端末は任意の(又は特定の)送信時点又は時間リソースにおいて受信端末へ送信するSCIを介してK個より少ない送信リソースの位置情報を受信端末に知らせるか送信することができる。すなわち、前記SCIは前記K個より少ない送信リソースの位置情報を含む。このとき、例えば、送信端末が任意の(又は特定の)送信時点又は時間リソースにおいて送信される一つのSCIを介してK個より小さい送信リソースの位置情報だけを受信端末にシグナリングすることで、SCIペイロード(payload)の過渡な増加による性能低下を防ぐことができる。
【0135】
図12は本開示の一実施例によって、送信リソースを予約した端末が送信リソースに関連する情報を他の端末に知らせる方法を示す。
図12の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0136】
具体的に、例えば、
図12の(a)はK値が4であるとき、送信端末が一つのSCIを介して(最大)2個の送信リソースの位置情報を受信端末へ送信/シグナリングすることで、チェーンベースのリソース予約を実行する方法を示す。例えば、
図12の(b)はK値が4であるとき、送信端末が一つのSCIを介して(最大)3個の送信リソース位置情報を受信端末へ送信/シグナリングすることで、チェーンベースのリソース予約を実行する方法を示す。例えば、
図12の(a)及び(b)を参照すると、送信端末は4番目(又は最後)送信関連PSCCHを介して、4番目の送信関連リソース位置情報だけを受信端末へ送信/シグナリングすることができる。例えば、
図12の(a)を参照すると、送信端末は4番目(又は最後)の送信関連PSCCHを介して、4番目の送信関連リソース位置情報だけでなく、3番目の送信関連リソース位置情報を追加に受信端末へ送信/シグナリングすることができる。例えば、
図12の(b)を参照すると、送信端末は4番目(又は最後)の送信関連PSCCHを介して、4番目の送信関連リソース位置情報だけでなく、2番目の送信関連リソース位置情報及び3番目の送信関連リソース位置情報を追加に受信端末へ送信/シグナリングすることができる。このとき、例えば、
図12の(a)及び(b)において、送信端末が4番目(又は最後)の送信関連PSCCHを介して4番目の送信関連リソース位置情報だけを受信端末へ送信/シグナリングするとき、送信端末は用いられないか残りの送信リソースの位置情報フィールド/ビットを事前に設定された値(例えば、0)に設定又は指定することができる。例えば、
図12の(a)及び(b)において、送信端末が4番目(又は最後)の送信関連PSCCHを介して4番目の送信関連リソース位置情報だけを受信端末へ送信/シグナリングするとき、送信端末は用いられないか残りの送信リソースの位置情報フィールド/ビットが(4個の送信のうち)最後送信であることを示す事前に設定された状態/ビット値を指示するように設定又は指定することができる。
【0137】
その一方で、例えば、送信端末はブロック(block)ベースに送信リソースの予約を実行することができる。具体的に、例えば、送信端末がK個の送信リソースの予約を実行するとき、送信端末は任意の(又は特定の)送信時点又は時間リソースにおいて受信端末へ送信するSCIを介してK個の送信リソースに関連する位置情報を全部受信端末へ送信するか又は知らせることができる。すなわち、前記SCIは前記K個の送信リソースの位置情報を含む。例えば、送信端末が特定のTBに関連するK個の送信リソースの予約を実行するとき、送信端末は任意の(又は特定の)送信時点又は時間リソースにおいて受信端末へ送信するSCIを介してK個の送信リソースに関連する位置情報を全部受信端末へ送信するか又は知らせることができる。すなわち、前記SCIは前記K個の送信リソースの位置情報を含む。例えば、
図12の(c)はK値が4であるとき、送信端末が一つのSCIを介して4個の送信リソース位置情報を受信端末にシグナリングすることで、ブロックベースのリソース予約を実行する方法を示す。
【0138】
その一方で、例えば、基地局はモード1送信端末がHARQフィードバックがディセーブルされたMAC PDU送信にいくつかのリソースを必要とするかが把握できないため、モード1リソース割り当て/スケジューリングが非効率的である。
【0139】
本開示の様々な実施例によって、モード1送信端末がHARQフィードバックがディセーブルされたMAC PDU送信を実行するとき、追加の再送リソースが必要でなければ、送信端末は基地局にPUCCHリソースを介してACK情報を報告することができる。ここで、例えば、PUCCHリソースは以前モード1リソースに関連するPUCCHリソースである。
【0140】
その一方で、例えば、端末のデコーディング及び/または受信性能のため、SCI上のリソース予約周期フィールドサイズ(以下、RSV_BITNUM)が限られているため、リソースプール特定に端末に設定/許可された選択可能な候補リソースの予約周期値とリソースの予約周期フィールドに対するビット値の間のマッピング関係が曖昧になる場合がある。
【0141】
本開示の様々な実施例によって、基地局/ネットワークは2^{RSV_BITNUM}個を超えない範囲内において、リソースプール内で使用/選択可能な候補リソース予約周期値を端末に対して設定することができる。このとき、例えば、端末に対して設定された候補リソース予約周期値は、1番目の候補リソース予約周期から順次、RSV_BITNUMビットの10進値の昇順状態(status)にマッピングされる。
【0142】
その一方で、例えば、送信端末がモード1CGリソースに基づいて初期送信を実行し、送信端末はCGに関連するPUCCHリソースを介して基地局にNACKを報告することができる。以後、送信端末がDG DCIを介して再送リソースをスケジューリングする場合、送信端末が該当サイドリンクHARQプロセスに関連する再送リソーススケジューリングをいつまで期待できるかまたは連動されたバッファーをいつフラッシュ(flush)できるかが曖昧になる場合がある。
【0143】
または、例えば、送信端末がモード1CGリソースに基づいて初期送信を実行し、送信端末はCGに関連するPUCCHリソースを介して基地局にNACKを報告することができる。以後、送信端末が基地局から受信したDG DCIに基づいて再送を実行することができる。このとき、例えば、送信端末が再送リソースをスケジューリングするDGに関連するPUCCHリソースを介して基地局にNACKを報告した後、DG DCIを介して追加の再送リソースをスケジューリングする場合、送信端末が該当サイドリンクHARQプロセスに関連するDGベース再送リソーススケジューリングをいつまで期待できるかまたは連動されたバッファーをいつフラッシュ(flush)できるかが曖昧になる場合がある。
【0144】
本開示の様々な実施例によって、初期送信が実行された特定周期のCGリソースから事前設定された時間ウィンドウまでのみ、送信端末に対してDG DCIベースの再送リソースがスケジューリングされる。例えば、送信端末は、初期送信が実行された特定周期のCGリソースから事前設定された時間ウィンドウまで、関連するサイドリンクHARQプロセスに対するDG DCIベースの再送を実行することができる。ここで、例えば、関連するサイドリンクHARQプロセスは送信端末が特定周期のCGリソースを介して実行した初期送信に関連するサイドリンクHARQプロセスである。
【0145】
また、例えば、前記事前設定された時間ウィンドウ以後連動されたサイドリンクHARQプロセスに関連するバッファーをフラッシュするように送信端末に対して設定されるか、または連動されたサイドリンクHARQプロセスに関連するバッファーのフラッシュが送信端末に対して許可されることに設定される。ここで、例えば、連動されたサイドリンクHARQプロセスは送信端末が特定周期のCGリソースを介して実行した初期送信に関連するサイドリンクHARQプロセスである。すなわち、例えば、送信端末は、受信端末からNACK情報を受信することとは関係なく、連動されたサイドリンクHARQプロセスに関連するバッファーをフラッシュすることができる。
【0146】
その一方で、例えば、モード1送信端末が受信端末からPSFCHを介してACK情報を受信した後、モード1送信端末が基地局にPUCCHを介してACK情報を報告したにも関わらず、モード1送信端末は基地局から該当サイドリンクHARQプロセスに関連する再送リソースをスケジューリングするDG DCIを受信することができる。このとき、モード1送信端末が前記再送リソース上においてPSCCH/PSSCH送信または再送を実行する必要があるか及びDGに関連するPUCCHリソースを介してどの情報を基地局に報告する必要があるかが曖昧になる場合がある。
【0147】
本開示の様々な実施例によって、モード1送信端末が受信端末からPSFCHを介してACK情報を受信した後、モード1送信端末が基地局にPUCCHを介してACK情報を報告したにも関わらず、基地局がACKをNACKに誤認したことに基づいてモード1送信端末は基地局から該当サイドリンクHARQプロセスに関連する再送リソースをスケジューリングするDG DCIを受信することができる。このような場合、例えば、モード1送信端末は該当再送リソース上においてPSCCH/PSSCH送信を実行しない場合がある。例えば、また、モード1送信端末はDGに関連するPUCCHリソースを介してACK情報を基地局に報告することができる。
【0148】
その一方で、例えば、モード2送信端末がセンシングベースに送信リソースを選択し、送信リソースに関連する予約情報をSCIにシグナリングすることができる。このとき、アップリンク/サイドリンク優先順位化(UL/SL prioritization)、LTE/NRサイドリンク優先順位化などの原因のため、実際パケット送信が実行されない場合、事前設定された閾値が上の優先順位を持つ他の端末のパケット送信リソースと該当送信リソースが重複すれば、プリエンプションチェック及び送信リソースの再選択実行有無が曖昧になる場合がある。
【0149】
本開示の様々な実施例によって、送信端末がSCIにシグナリングした予約リソース上において実際パケット送信が実行されない場合、該当予約リソースの選択に関連するセンシング実行時、考慮されたパケット/データの優先順位に基づいて、送信端末は実際パケット送信が実行されない予約リソースに対するプリエンプションチェック及びリソース再選択の有無判断を実行することができる。または、例えば、SCIにシグナリングした予約リソースに対するプリエンプションチェック及びリソース再選択の有無判断は該当予約リソースを介して送信されるパケット(例えば、MAC PDU)が利用可能な場合に実行される。すなわち、例えば、送信端末はSCIにシグナリングした予約リソースに対するプリエンプションチェック及びリソース再選択の有無判断は該当予約リソースを介して送信されるパケット(例えば、MAC PDU)が利用可能な場合に実行することができる。
【0150】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、サイドリンク通信に関連するCR(channel occupancy ratio)計算が実行されるように端末に対して設定される。例えば、端末はサイドリンク通信に関連するCR計算を実行することができる。
【0151】
一実施形態によれば、端末は内部的にセンシングに基づいて送信リソースを選択することができる。以後、端末は選択された送信リソースに関連する情報をSCIを介して他の端末に送信する前に、端末は選択された送信リソースが他の端末の送信リソースと全部または一部が重複するかを決定することができる。例えば、選択された送信リソースが他の端末の送信リソースと全部または一部が重複する場合、端末は送信リソースを再選択することができる。例えば、端末が送信リソースを再選択する場合、既存の選択された送信リソースはCR計算に含まれないように端末に対して設定される。例えば、端末が送信リソースを再選択する場合、既存の選択された送信リソースはCR計算に含まれるように端末に対して設定される。
【0152】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、SCI上に予約リソースの周期情報に関連するフィールドが定義される。例えば、SCIは予約リソースの周期情報に関連するフィールドを含むことができる。
【0153】
一実施形態によれば、SCIに含まれた予約リソースの周期情報に関連するフィールドのサイズはXビットに設定される。基地局またはネットワークは端末にリソースプール内の使用または選択可能な候補周期値を設定することができる。例えば、リソースプール内の使用または選択可能な候補周期値は2x個より多い候補周期値のうち、2x個を超えない範囲の値を含むことができる。例えば、基地局またはネットワークは2x個より多い候補周期値のうち、2x個を超えない範囲において端末にリソースプール内の使用または選択可能な候補周期値を設定することができる。ここで、例えば、基地局またはネットワークはN個(例えば、N<2x+1)の予約リソースの周期(例えば、P1、P2、P3、…、PN)を端末に設定することができる。このとき、例えば、1番目の周期(P1)から順次、Xビットの10進値(例えば、0、1、…、2x-1)の昇順状態(status)にマッピングされる。例えば、P1は0状態、P2は1状態、…、PNは2x-1状態にそれぞれマッピングされる。
【0154】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、モード(mode)1CG及び/またはDGに関連する動作の場合、端末は事前設定されたPUCCHを介してサイドリンクHARQフィードバック情報を基地局に報告することができる。以後、基地局が追加の再送リソースをDGを介して端末に割り当てる場合、下記様々な実施例によって、端末は初期送信が実行されたCGインデックス及び/またはCGリソースとDGを介して割り当てられた再送リソース間のリンケージを把握することができる。例えば、端末が事前設定されたPUCCHを介してNACK情報を基地局に報告し、基地局が追加の再送リソースをDGを介して端末に割り当てる場合、下記様々な実施例によって、端末は、初期送信が実行されたCGインデックス及び/またはCGリソースとDGを介して割り当てられた再送リソース間のリンケージを介して、CGインデックス及び/またはCGリソースと連動されたDG再送リソースを決定することができる。
【0155】
一実施形態によれば、再送リソースが割り当てられるDG DCI上に、PUCCHリソースインデックスインジケーターフィールド(PRI_FD)が定義される。ここで、例えば、PUCCHリソースインデックスは周期的に現れるCGリソースまたはCGリソースセットによって設定されたPUCCHリソースに対してそれぞれ割り当てられる。具体的には、例えば、端末が特定周期のCGリソースまたはCGリソースセットベースの初期送信を実行した場合、端末は連動されたPUCCHリソースを介してNACKを基地局に報告することができる。このような場合、再送リソースが割り当てられるDG DCI上のPRI_FD値は連動されたPUCCHリソースのインデックスに表記される。例えば、端末が特定周期のCGリソースまたはCGリソースセットベースの初期送信を実行した場合、端末は特定周期のCGリソースまたはCGリソースセットと連動されたPUCCHリソースを介してNACKを基地局に報告することができる。例えば、前記連動されたPUCCHリソースインデックスがXである場合、再送リソースが割り当てられるDG DCI上のPRI_FD値はXに表記される。
【0156】
一実施形態によれば、端末がCGリソースを介して初期送信を実行し、追加の再送リソースがDGを介して端末に割り当てられた場合、前記DGに関連するDCI上にはCGインデックスフィールドではない、HARQプロセスIDフィールドが定義される。例えば、前記DGに関連するDCIはDGと連動されたCGのインデックス情報を示すCGインデックスフィールドを含めず、HARQプロセスIDフィールドを含むことができる。ここで、例えば、CG DCI上にはCGインデックスフィールドとHARQプロセスIDフィールドが全て存在し、異なるCG間にHARQプロセスID値が重複しない場合がある。例えば、CG DCIはCGインデックスフィールドとHARQプロセスIDフィールドを含むことができ、異なるCG間にHARQプロセスID値が重複しない場合がある。例えば、CGリソースと連動されたDG再送リソース間のリンケージに対する曖昧性を除去するために、異なるCG間にHARQプロセスID値が重複しないように設定される。
【0157】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、端末がプリエンプション(pre-emption)動作を実行する場合、下記の様々な実施例によって、端末は送信リソースを再選択することができる。例えば、プリエンプション動作は、端末がSCIを介して選択または予約した送信リソースに関連する情報を他の端末と共有した場合、比較的より高い優先順位のパケット送信と関連リソースが前記選択または予約した送信リソースと重複する場合、端末が前記選択または予約したリソースを再選択するか、前記選択または予約したリソースの送信を省略する動作である。
【0158】
一実施形態によれば、端末がSCIを介して共有した特定送信リソース上において実際にパケット送信が実行されない場合、他の端末が送信する比較的高い優先順位のパケットのリソースと前記特定送信リソースの全部または一部が重複すれば、重複する送信リソースを再選択することができる。例えば、実際送信パケットがない場合、端末が他の端末のパケットに関連する優先順位と比べる参照優先順位は、SCIを介して共有された選択または予約されたリソース上において最も最近送信されたパケットの優先順位に見なされる。または、例えば、実際送信パケットがない場合、端末が他の端末のパケットに関連する優先順位と比べる参照優先順位は、端末がSCIを介して共有された選択または予約されたリソースに関連するセンシングを実行するとき考慮されたパケットの優先順位に見なされる。または、例えば、実際送信パケットがない場合、端末が他の端末のパケットに関連する優先順位と比べる参照優先順位は、端末がSCIを介して共有された選択または予約されたリソースに関連するサービスの最も高い優先順位に見なされる。または、例えば、実際送信パケットがない場合、端末が他の端末のパケットに関連する優先順位と比べる参照優先順位は、事前設定された優先順位に見なされる。
【0159】
一実施形態によれば、端末がSCIを介して共有した特定送信リソース上において実際にパケット送信が実行されない場合、他の端末が送信する比較的高い優先順位のパケットのリソースと前記特定送信リソースの全部または一部が重複すれば、端末は重複する送信リソースに対する解除(release)動作を実行し、端末はバッファーにパケットが生成または到達したことによって実際送信リソースを再選択することができる。例えば、端末がSCIを介して共有した特定送信リソース上において実際にパケット送信が実行されない場合、他の端末が送信する比較的高い優先順位のパケットのリソースと前記特定送信リソースの全部または一部が重複すれば、端末は既存のサイドリンクグラントに対する取り消し(cancel)動作を実行し、端末はバッファーにパケットが生成または到達したことによって実際送信リソースを再選択することができる。
【0160】
一実施形態によれば、プリエンプション動作は、初期センシング動作を介して比較的低い優先順位のパケット送信が既にリソースを占有または予約した場合、比較的高い優先順位のパケット送信が前記占有または予約されたリソースと全部または一部が重複するリソースを占有または予約することで、比較的高い優先順位のパケット送信を保護する動作である。すなわち、例えば、プリエンプションに関連するRSRP閾値がセンシングに関連するサイドリンクRSRP閾値と異なるように設定される。ここで、例えば、プリエンプションに関連するRSRP閾値はプリエンプショントリガーに関連するRSRP閾値を含むことができる。ここで、例えば、センシングに関連するサイドリンクRSRP閾値は初期センシングに関連する最終サイドリンクRSRP閾値であるか基地局またはネットワークから設定されたサイドリンクRSRP閾値である。
【0161】
または、例えば、プリエンプション動作は、比較的低い優先順位のパケット送信を実行する端末が初期センシングを実行する場合、端末が比較的高い優先順位のパケット送信に対する検出またはセンシングに失敗し、以後、端末が比較的高い優先順位のパケット送信と自身の送信リソースが全部または一部が重複することを把握することで、比較的高い優先順位のパケット送信を保護する動作である。すなわち、例えば、プリエンプションに関連するRSRP閾値がセンシングに関連するサイドリンクRSRP閾値と同じく設定される。ここで、例えば、プリエンプションに関連するRSRP閾値はプリエンプショントリガーに関連するRSRP閾値を含むことができる。ここで、例えば、センシングに関連するサイドリンクRSRP閾値は初期センシングに関連する最終サイドリンクRSRP閾値であるか基地局またはネットワークから設定されたサイドリンクRSRP閾値である。
【0162】
一実施形態によれば、端末がプリエンプションベースのリソース再選択を実行する場合、端末は初期センシングのとき、使用された最終サイドリンクRSRP閾値を使用することで、リソース再選択を実行することができる。例えば、最終サイドリンクRSRP閾値は、選択ウィンドウ内において事前設定された数または事前設定された比率が上の選択可能な送信リソースの候補数を確保するために、サイドリンクRSRP閾値を増やした値(例えば、サイドリンクRSRP閾値を3DBだけ増やした値)である。
【0163】
または、例えば、端末がプリエンプションベースのリソース再選択を実行する場合、端末は基地局またはネットワークから事前設定された初期センシングに関連するサイドリンクRSRP閾値を使用することで、リソース再選択を実行することができる。例えば、端末がプリエンプションベースのリソース再選択を実行する場合、端末は初期センシングに関連する最終サイドリンクRSRP閾値ではない基地局またはネットワークから事前設定された初期センシングに関連するサイドリンクRSRP閾値を使用することで、リソース再選択を実行することができる。
【0164】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、サイドリンクBWPに関連するRB数(BW_RBNUM)が、リソースプールの周波数リソースに設定可能なRB数(RP_RBNUM)より大きい場合、リソース使用率を高めるために、下記様々な実施例が適用される。ここで、例えば、RP_RBNUM値はサブチャネルを構成するRB数(SUB_RBNUM)とリソースプール内サブチャネルの数(SUB_NUM)の積(すなわち、RP_RBNUM=SUB_RBNUMXSUB_NUM)である。また、本開示において説明の便宜上、BW_RBNUMとRP_RBNUM間の差分値をX_VALと称することができる。
【0165】
一実施形態によれば、低いインデックスのサブチャネルがX_VALに該当するRBを全て含むことができる。高いインデックスのサブチャネルがX_VALに該当するRBを全て含むことができる。例えば、事前設定されたインデックスのサブチャネルがX_VALに該当するRBを全て含むことができる。または、例えば、最も低いインデックスのサブチャネルからインデックスの昇順方向に、サブチャネルがFLOOR(X_VAL/SUB_NUM)数またはCEILING(X_VAL/SUB_NUM)数のRBを含むように設定される。例えば、最も高いインデックスのサブチャネルからインデックスの降順方向に、サブチャネルがFLOOR(X_VAL/SUB_NUM)数またはCEILING(X_VAL/SUB_NUM)数のRBを含むように設定される。
【0166】
例えば、上述な実施例が適用される場合、リソースプール内に、RB数が異なるサブチャネルが存在し、TBS値はSUB_RBNUMのサブチャネルベースに導出されるように設定される。また、例えば、初期送信と再送間に使用されるサブチャネルサイズが異なる場合、TBS値は常に初期送信関連パラメータ(例えば、RB数、MCS)に導出または仮定されるように設定される。例えば、TBS値はMCSとRB数の組み合わせに決定される。例えば、TBS値はRB数が追加されないSUB_RBNUMのサブチャネルベースに常に導出または仮定されるように設定される。または、例えば、初期送信と再送間に使用されるサブチャネルサイズが異なる場合、TBS値は初期送信と再送関連サブチャネルのうち、最も小さいRB数のサブチャネルを基準に導出または仮定されるように設定される。または、例えば、初期送信と再送間に使用されるサブチャネルサイズが異なる場合、TBS値は初期送信と再送関連サブチャネルのうち、最も大きいRB数のサブチャネルを基準に導出または仮定されるように設定される。または、例えば、初期送信と再送間に使用されるサブチャネルサイズが異なる場合、TBS値は初期送信と再送関連サブチャネルの平均RB数を基準に導出または仮定されるように設定される。
【0167】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、SL CSI報告に関連するPDBまたはレイテンシーバジェット(latency budget)値が、端末間に事前定義されたシグナリング(例えば、PC5 RRC)を介して決定または選択される。例えば、T_VALはSL CSI報告に関連するPDBまたはレイテンシーバジェット(latency budget)を含むことができる。このとき、例えば、SL CSI報告動作を実行するモード1端末の基地局はT_VAL値に対する情報がないため、基地局はT_VAL値を満足させるモード1リソース割り当てが不可能になる場合がある。このような問題を解決するために、例えば、SL CSI報告動作を実行するモード1端末は端末ペア間に決定または選択されたSL SCI報告に関連するT_VAL情報を、事前定義されたシグナリング(例えば、SL UE補助情報(assistance information)を介して、基地局に報告することができる。
【0168】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、SL CSI MACCEの場合、SCI上においてシグナリングされる優先順位情報と上位層(例えば、MAC、RLC、PDCP)において見なされる優先順位情報が異なる場合がある。このような場合、下記実施例によって、輻輳制御(congestion control)ベースのPHYパラメータ調整(parameter adjustment)(例えば、最大許容送信電力、再送許容回数、選択可能なMCS範囲、送信関連許容RB数など)が実行または適用される。
【0169】
一実施形態によれば、SL CSI MACCEの場合、PSSCH/PSCCHと異なって上位層(例えば、MAC、RLC、PDCP)において見なされる優先順位情報に基づいて輻輳制御(congestion control)ベースのPHYパラメータ調整(parameter adjustment)が適用される。または、例えば、SCI上においてシグナリングされる優先順位情報に基づいて輻輳制御(congestion control)ベースのPHYパラメータ調整(parameter adjustment)が適用される。
【0170】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、モード1CG動作の場合、下記様々な実施例によって、端末は初期送信に対する再送を実行することができる。ここで、例えば、CG別に1つのHARQプロセスまたはHARQプロセスIDのみが運営または使用されるように設定される。例えば、CG別に1つのサイドリンクHARQプロセスまたはHARQプロセスIDのみが運営または使用されるように設定される。例えば、CG及び/またはDG別に運営または使用可能なHARQプロセスまたはHARQプロセスID数が基地局/ネットワークから設定される。例えば、CG及び/またはDG別に運営または使用可能な最大サイドリンクHARQプロセスまたはHARQプロセスID数が基地局/ネットワークから設定される。例えば、CGとDG間にHARQプロセスIDまたはサイドリンクHARQプロセスIDが重複しないように設定される。
【0171】
一実施形態によれば、端末が特定周期のCGリソース上において初期送信を実行した場合、端末は初期送信と関連再送動作(例えば、端末がPUCCHを介して、SL HARQフィードバック情報を基地局に報告し、端末はDGを介して基地局から再送リソースが割り当てられる)を次の周期のCGリソースが現れる前まで実行することができる。または、例えば、端末が特定周期のCGリソース上において初期送信を実行した場合、端末は初期送信と関連再送動作を事前設定された時間ウィンドウまでまたは事前設定されたタイマーが完了されるときまで実行することができる。または、例えば、端末が特定周期のCGリソース上において初期送信を実行した場合、端末は初期送信と関連再送動作を事前設定された回数/区間(例えば、再送リソースを割り当てるためのDGの送信回数、またはCG周期数)だけ実行することができる。例えば、前記実施例が適用される場合、CG別優先順位別最大許容再送回数は再送動作が実行される区間までのみカウントされ、再び初期化される。例えば、前記実施例が適用される場合、CG別最大許容再送回数及び/または優先順位別最大許容再送回数は再送動作が実行される区間までのみカウントされ、再び初期化される。ここで、例えば、再送動作が実行される区間が過ぎると、送信端末は自身のバッファーをフラッシュ(flush)することができる。例えば、再送動作が実行される区間が過ぎると、送信端末は受信端末からNACKを受信することとは関係なく自身のバッファーをフラッシュ(flush)することができる。
【0172】
一実施形態によれば、モード1CGの場合、基地局がDGを介して追加の再送リソースを送信端末に割り当て、送信端末が受信端末からACK情報を受信することで、送信端末の再送リソースが解除(release)される。例えば、解除された再送リソースは次のCG周期において示されない/有効しない場合がある。また、例えば、特定CG周期のリソースに対して、基地局がDGを介して追加の再送リソースを送信端末に割り当てた場合、前記再送リソースは後続のCG周期のリソースに対してもそれぞれ示す場合がある。または、例えば、前記再送リソースは該当CG周期のリソースに対してのみ限定して示す場合がある。
【0173】
一実施形態によれば、CGリソースに基づいて複数のサイドリンクHARQプロセスが運営される場合、送信端末はPUCCHを介してサイドリンクHARQフィードバック情報を基地局に報告するとき、連動されたサイドリンクHARQプロセスID情報もともに報告することができる。例えば、CGリソースに基づいて複数のサイドリンクHARQプロセスが運営される場合、送信端末はPUCCHを介してサイドリンクHARQフィードバック情報及びサイドリンクHARQプロセスID情報を基地局に報告することができる。ここで、例えば、再送リソースを割り当てるためのDG DCI上に、CGインデックス情報フィールドとサイドリンクHARQプロセスID情報フィールドが定義される。例えば、再送リソースを割り当てるためのDG DCIはCGインデックス情報に関連するフィールドとサイドリンクHARQプロセスID情報に関連するフィールドを含むことができる。別の一実施形態によれば、DG DCIを介して割り当てられた再送リソースは複数のサイドリンクHARQプロセス間に共有される。例えば、特に、端末がPUCCHを介して1ビットのみを基地局に報告することで、複数のサイドリンクHARQプロセスに関連するSL HARQフィードバック情報がバンドル(bundling)される場合、DG DCIを介して割り当てられた再送リソースは複数のサイドリンクHARQプロセス間に共有される。例えば、上述な実施例が適用される場合またはCGリソースに基づいて複数のサイドリンクHARQプロセスが運営される場合、DG DCIを介して割り当てられた再送リソースはNACKが報告された複数のサイドリンクHARQプロセス(例えば、同じCGに関連するサイドリンクHARQプロセスに限定される)間に共有される。例えば、特に、端末がPUCCHを介して1ビットのみを基地局に報告することで、複数のサイドリンクHARQプロセスに関連するSL HARQフィードバック情報がバンドル(bundling)される場合に適用される。
【0174】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、モード1送信端末が事前設定されたPUCCHリソースを介して、受信端末から受信したACK情報を基地局に報告した場合、ACK-TO-NACKエラー(error)発生のため、基地局がACK情報をNACK情報に誤認し、DGに再送リソースを送信端末に割り当てれば、下記実施例が適用される。
【0175】
一実施形態によれば、送信端末は、DGを介して割り当てられた再送リソースを介して、実際再送は実行しないようにするが、前記DG DCIが指示するPUCCHリソースを介して、ACK情報を基地局に報告することができる。
【0176】
一実施形態によれば、送信端末は、DGを介して割り当てられた再送リソースを新しいTB送信に利用することができる。例えば、受信端末はSCI上のサイドリンクHARQプロセスID情報とNDI情報に基づいて新しいTB送信有無を区別することができる。
【0177】
一実施形態によれば、送信端末がPUCCHベースのサイドリンクHARQフィードバック報告が設定された場合、送信端末がPSFCHを介して受信端末からACK情報を受信したとしても、送信端末は事前設定された期間/タイマーの間は自身のバッファーをフラッシュ(flush)しないように設定される。または、例えば、送信端末がPUCCHベースのサイドリンクHARQフィードバック報告が設定された場合、送信端末がPSFCHを介して受信端末からACK情報を受信したとしても、同じHARQプロセスID及び/またはCGインデックス情報とトグル(toggle)されたNDI情報が含まれた(再送リソースを割り当てるための)DGを受信する前まで、送信端末は自身のバッファーをフラッシュ(flush)しないように設定される。例えば、ACK-TO-NACKエラーのため、不要な再送リソースがDGを介して送信端末に割り当てられた場合も、送信端末が受信端末に再送を実行するようにするために、送信端末は事前設定された期間/タイマーの間は自身のバッファーをフラッシュ(flush)しない場合がある。または、同じHARQプロセスID及び/またはCGインデックス情報とトグル(toggle)されたNDI情報が含まれた(再送リソースを割り当てるための)DGを受信する前まで、送信端末は自身のバッファーをフラッシュ(flush)しない場合がある。
【0178】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、潜在的な(potential)再送動作のために、送信端末が複数の再送リソースを予約した場合、送信端末が受信端末からACK情報を受信することができる。このとき、送信端末が残りの再送リソースを解除(release)すれば、下記様々な実施例によって、送信端末はTB別の再送回数カウントまたは優先順位別再送回数カウントを実行することができる。
【0179】
一実施形態によれば、送信端末は残りの送信再送リソース上でも再送動作が実行されたことに仮定し、送信端末は解除された残りの送信再送リソースを考慮してTB別再送回数カウントまたは優先順位別再送回数カウントを実行することができる。または、例えば、送信端末は、解除された残りの再送リソースをTB別再送回数カウントまたは優先順位別再送回数カウントに考慮しない場合がある。例えば、送信端末が他の端末にSCIを介して自身が該当リソースを予約したと既にシグナリングしたため、残りの送信再送リソース上でも再送動作が実行されたこととして仮定し、送信端末は解除された残りの送信再送リソースを考慮してTB別再送回数カウントまたは優先順位別再送回数カウントを実行することができる。
【0180】
別の一実施形態によれば、送信端末が特定TBに対して、アップリンク送信及び/またはサイドリンク送信間の衝突などのため、予約または選択されたリソース上において実際送信または再送を実行できなかった場合、送信端末は予約または選択されたリソース上において実際送信または再送を実行できなかったことをTB別再送回数カウントまたは優先順位別再送回数カウントに反映することができる。または、例えば、送信端末が特定TBに対して、アップリンク送信及び/またはサイドリンク送信間の衝突などのため、予約または選択されたリソース上において実際送信または再送を実行できなかった場合、送信端末は予約または選択されたリソース上において実際送信または再送を実行できなかったことをTB別再送回数カウントまたは優先順位別再送回数カウントに反映しない場合がある。
【0181】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、端末が運営できる全体のサイドリンクHARQプロセス数(例えば、K個)は、SCI上のサイドリンクHARQプロセスIDフィールドが示すことができる状態(status)の数より多い場合がある。このような場合、下記様々な実施例によって、サイドリンクHARQプロセスを運営するように端末に対して設定される。
【0182】
一実施形態によれば、端末が複数のセッションを運営しているとき、1つのセッションに使用/割り当てできる最大サイドリンクHARQプロセス数はSCI上のサイドリンクHARQプロセスIDフィールドが示すことができる状態の数に限られるが、事前設定された最大数値に限られる。
【0183】
一実施形態によれば、端末が運営できる全体のサイドリンクHARQプロセスに関連するインデックスは0から(K-1)までの値を持つことができるが、SCI上のサイドリンクHARQプロセスIDフィールド(例えば、3ビット)に表現できるサイドリンクHARQプロセスインデックス及び/またはサイドリンクHARQプロセス数(例えば、0から7までのインデックスを表現可能)は端末が運営できる全体のサイドリンクHARQプロセスに関連するインデックスより小さいため、MOD(X、8)の演算を介して、SCI上のサイドリンクHARQプロセスIDフィールド値が決定される。ここで、例えば、Xは0から(K-1)までのインデックスを意味する。例えば、MOD(A、B)はAをBに割った余りの値を導出する関数である。
【0184】
一実施形態によれば、モード1端末は、基地局に、運営可能な全体のサイドリンクHARQプロセス数に対する情報及び/または自身のサイドリンク通信に関連するソフトバッファーのサイズに対する情報を能力(capability)情報として報告することができる。ここで、例えば、前記能力情報に基づいて、モード1DCI(例えば、DGまたはCG)上のHARQプロセスIDフィールドのサイズが決定または設定される。
【0185】
一実施形態によれば、モード1CG動作が実行される場合、端末に対してPUCCHベースのサイドリンクHARQフィードバック情報を報告するように設定(例えば、特に、PUCCHを介して1ビットのみが報告される場合)されれば、CG当り1つのサイドリンクHARQプロセスまたはサイドリンクHARQプロセスIDが運営または利用される。例えば、モード1CG動作が実行される場合、端末に対してPUCCHベースのサイドリンクHARQフィードバック情報を報告するように設定(例えば、特に、PUCCHを介して1ビットのみが報告される場合)されないと、CG別サイドリンクHARQプロセスまたはサイドリンクHARQプロセスIDが運営または利用される数は端末の実装によって決定される。すなわち、例えば、端末は特定CGに対して複数のサイドリンクHARQプロセスまたはサイドリンクHARQプロセスIDを運営または利用するか独自に決定することができる。または、例えば、CG当り最大許容サイドリンクHARQプロセスまたはサイドリンクHARQプロセスIDが運営または利用される数が事前設定される。
【0186】
その一方で、本開示の一実施形態によって、端末がCR評価(evaluation)を実行する場合、基地局またはネットワークは事前設定されたCR評価ウィンドウ(CR evaluation window)のうち、将来時間区間及び/または過去時間区間を少なくともどの程度含めるかに対する情報を端末にシグナリングすることができる。例えば、端末がCR評価(evaluation)を実行する場合、基地局またはネットワークは事前設定されたCR評価ウィンドウ(CR evaluation window)のうち、端末が予約したリソースに関連する将来時間区間及び/または端末が予約したリソースに関連する過去時間区間を少なくともどの程度含めるかに対する情報を端末にシグナリングすることができる。または、例えば、端末がCR評価(evaluation)を実行する場合、基地局またはネットワークは事前設定されたCR評価ウィンドウ(CR evaluation window)のうち、将来時間区間及び/または過去時間区間を最大どの程度含めるかに対する情報を端末にシグナリングすることができる。例えば、端末がCR評価(evaluation)を実行する場合、基地局またはネットワークは事前設定されたCR評価ウィンドウ(CR evaluation window)のうち、端末が予約したリソースに関連する将来時間区間及び/または端末が予約したリソースに関連する過去時間区間を最大どの程度含めるかに対する情報を端末にシグナリングすることができる。ここで、例えば、時間区間の長さはサービスタイプ、サービスの優先順位、キャストタイプ(例えば、ユニキャスト(unicast)、グループキャスト(groupcast)、ブロードキャスト(broadcast))、メッセージ生成タイプ(例えば、周期的、非周期的)、QoS要件(例えば、レイテンシー(latency)、信頼度(reliability))のうち、少なくとも1つに対して特定してまたは独立して設定される。
【0187】
例えば、基地局またはネットワークは事前設定されたCR評価ウィンドウ(CR evaluation window)のうち、最小将来時間区間及び/または最小過去時間区間に対する情報を端末にシグナリングすることができる。または、例えば、基地局またはネットワークは事前設定されたCR評価ウィンドウ(CR evaluation window)のうち、最大将来時間区間及び/または最大過去時間区間に対する情報を端末にシグナリングすることができる。
【0188】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、端末が追加の送信リソースまたは再送リソースを予約する場合、以前のSCIにシグナリングされた最後の送信リソースまたは事前設定されたX番目のリソースを基準に、端末は追加の送信リソースまたは再送リソースを選択するための選択ウィンドウを構成することができる。ここで、例えば、前記選択ウィンドウは事前設定されたサイズ(例えば、31個のスロットまたは32個のスロット内の範囲)である。ここで、例えば、端末は追加の送信リソースまたは再送リソースを以前のSCIにシグナリングされた最後の送信リソースの時点または事前設定されたX番目のリソース時点以後の選択ウィンドウ内リソースのうち、選択することができる。また、例えば、端末は追加の送信リソースまたは追加の再送リソースを以前のSCIにシグナリングされた送信リソースに関連するスロット(slot)を除外し、選択ウィンドウ内において選択することができる。
【0189】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、端末が3個の送信リソースを選択するとき、端末は選択ウィンドウ内センシングベースの選択可能な候補リソースのうち、1番目の送信リソースを優先的にランダム選択することができる。以後、端末は選択された1番目の送信リソースを基準に事前設定された時間ウィンドウ(例えば、32個のスロット)内において2個の送信リソースをさらに選択することができる。ここで、例えば、端末が2個の送信リソースをさらに選択するとき、選択された1番目の送信リソースに関連するスロットを除いた、選択ウィンドウ内の残りのスロット上の選択可能な候補リソースのうち、選択された1番目の送信リソースと残りの2個の送信リソースが全て事前設定された時間ウィンドウ内に含めるときまで、端末は2個の送信リソースに対するランダム選択を繰り返すことができる。また、例えば、前記ルールベースに、端末が3個の送信リソースに対する選択を完了した後、端末はSCIにシグナリングされた2番目の送信リソースまたは最後のリソースまたは事前設定されたX番目の送信リソースを基準に追加の送信リソースを選択することができる。このとき、さらに選択される送信リソースはSCIにシグナリングされた3番目の送信リソースより以前に位置することができる。例えば、低いレイテンシー(low latency)を要求するサービスの場合、前記ルールベースに、端末が3個の送信リソースに対する選択を完了した後、端末はSCIにシグナリングされた2番目の送信リソースまたは最後のリソースまたは事前設定されたX番目の送信リソースを基準に追加の送信リソースを選択することができる。このとき、さらに選択される送信リソースの一部はSCIにシグナリングされた3番目の送信リソースより以前に位置することができる。
【0190】
ここで、例えば、端末が選択する送信リソース(例えば、送信リソースA、送信リソースB)間にPSFCHリソースまたはPSFCHスロットを含めるため、端末は送信リソースAをランダム選択した後、送信リソースAの時点を基準に事前設定されたM個のスロット以後に現れる最も近いPSFCHリソースまたはPSFCHスロットから事前設定されたN個のスロットまたは事前設定されたN個のシンボル以後のリソースにおいて送信リソースBを選択することができる。例えば、事前設定されたM個のスロットはPSSCH/PSCCH受信のためのプロセス時間及びPSFCH送信のための準備時間を含むことができる。例えば、事前設定されたN個のスロットまたは事前設定されたN個のシンボルはPSFCH受信のためのプロセス時間及びPSSCH/PSCCH再送のための準備時間を含むことができる。または、例えば、端末はPSFCHリソースまたはPSFCHスロットを基準に事前設定された時間ウィンドウ(例えば、32)内において、PSFCHリソースまたはPSFCHスロットからM個のスロット以前のリソースにおいて送信リソースAを選択することができる。以後、端末はPSFCHリソースまたはPSFCHスロットからN個のスロットまたはN個のシンボル以後のリソースにおいて送信リソースBを選択することができる。ここで、例えば、選択された送信リソースAまたは送信リソースBとPSFCHリソースまたはPSFCHスロットは事前設定された時間ウィンドウ(例えば、32)内に含まれる。例えば、選択された送信リソースA及び送信リソースBとPSFCHリソースまたはPSFCHスロットは事前設定された時間ウィンドウ(例えば、32)内に全て含まれる。
【0191】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、モード1送信端末が基地局からスケジューリングされるサイドリンク送信リソース上において特定TB送信を実行する場合、事前定義されたルールによって、前記TB送信に関連する動作が省略される。このとき、例えば、モード1送信端末はPUCCHリソースを介して、NACK情報を基地局に報告することができ、基地局から追加の再送リソースを割り当てられる。ここで、例えば、前記ルールは、アップリンク送信及び/またはダウンリンク受信とサイドリンク送信#Xが時間領域上において重複する場合、連動された論理チャネル(logical channel)の優先順位(priority)を比較することに基づいてサイドリンク送信#Xに関連する動作が省略される。そして/または、例えば、異なるキャリア(carrier)上のアップリンク送信及び/またはサイドリンク送信#Xとサイドリンク送信#Yが時間領域上において重複し、及び連動された論理チャネル(logical channel)の優先順位(priority)を比較することに基づいてアップリンク送信及び/またはサイドリンク送信#Xに送信電力が先に割り当てられる場合、サイドリンク送信#Yのために割り当てられる送信電力が残っていないため、前記サイドリンク送信#Yに関連する動作が省略される。ここで、例えば、前記ルールはモード1SL送信リソース上において、端末がTB関連初期送信を正常に実行し、再送動作を省略する場合に適用される。例えば、端末がPUCCHベースのNACK情報報告を介して割り当てられるリソースは省略された再送をさらに実行するためであると見なされる。例えば、前記ルールは、事前設定された閾値より高い優先順位及び/または事前設定された閾値よりタイト(tight)なQoS要件(例えば、レイテンシー(latency)、信頼度(reliability))のパケット送信またはサービス送信及び/またはモード1CG/DGベースのパケット送信またはサービス送信に対して適用される。例えば、前記ルールは、リソースプールの輻輳レベル(congestion level)(例えば、CBR測定値)が事前設定された閾値より低い場合に適用される。例えば、前記ルールは、リソースプールの輻輳レベル(congestion level)(例えば、CBR測定値)が事前設定された閾値より高い場合に適用される。
【0192】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、最小通信範囲(minimum communication range)の要件を持つサービスを効率的にサポートするために、TX-RX距離(distance)ベースのNACKのみを送信するフィードバック動作が実行または設定される。例えば、最小通信範囲(minimum communication range)の要件を持つサービスを効率的にサポートするために、端末は送信端末と受信端末間の距離に基づくグループキャストオプション1(例えば、受信端末が送信端末から受信したPSSCHデコーディング/受信に失敗した場合にのみNACK(no acknowledgement)情報を送信端末に送信したこと)を実行することができる。このような場合、例えば、受信端末が自身の位置情報がわからない場合及び/または自身の位置情報に対する正確さが事前設定された閾値より低い場合、受信端末は送信端末にPSFCH送信(すなわち、サイドリンクHARQフィードバック情報送信)を実行しない場合がある。ここで、例えば、グループキャストオプション1の動作が適用される場合、前記ルールによって、PSFCH送信が実行されないことは、受信端末が送信端末にACK情報を送信することに見なされる。
【0193】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、基地局が送信端末に、モード1グラント(grant)をシグナリングするとき、連動されたPUCCHリソースが送信端末に対して割り当てまたはスケジューリングされる。以後、送信端末がモード1送信リソースを介して受信端末からサイドリンクHARQフィードバックを要求または受信しない送信を実行する場合、送信端末はサービスに関連する要件(例えば、レイテンシー(latency)、信頼度(reliability))を満足させるために追加の再送リソースが必要であれば、PUCCHを介してNACK情報を基地局に報告することができる。その一方で、例えば、追加の再送リソースが必要でない場合、送信端末はPUCCHを介してACK情報を基地局に報告することができる。または、例えば、送信端末はPUCCH送信を実行しない場合がある。例えば、送信端末がモード1送信リソースを介してブラインド再送を実行する場合、送信端末は追加の再送リソースが必要であることに基づいてPUCCHを介してNACK情報を基地局に報告することができる。または、例えば、送信端末がモード1送信リソースを介してブラインド再送を実行する場合、送信端末は追加の再送リソースが必要でないことに基づいてPUCCHを介してACK情報を基地局に報告することができる。
【0194】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、スロット#N時点においてリソース再選択がトリガーされる場合、送信端末はスロット#(N-offset1)からスロット#(N-SEN_WIN)までの区間内において獲得されたセンシング結果に基づいて、スロット#(N+offset2)からスロット#(N+offset3)までの選択ウィンドウ区間内において送信リソースを選択することができる。例えば、SEN_WINはoffset1より大きい値である。例えば、offset3はoffset2より大きい値である。ここで、例えば、SEN_WINはセンシングウィンドウの長さである。また、センシングウィンドウの長さは基地局/ネットワークから事前設定される。また、例えば、offset3は送信パケットのPDB(packet delay budget)より小さいか等しい値に選択される。すなわち、例えば、offset3は送信パケットのPDB(packet delay budget)より小さいか等しい値である。例えば、前記説明した手順によって、送信端末が選択ウィンドウ内において送信リソース(例えば、スロット#(N+offset2+K))を選択した後、前記送信リソースに関連するSCIに対するシグナリングが実行される前に他の端末の送信リソースと前記送信リソースが重複する場合、送信端末は既存の選択された送信リソースを再選択するようにすることができる。このような動作を再評価手順(re-evaluation procedure)と称することができる。ここで、例えば、再評価手順に関連するセンシング動作は前記説明したスロット#N以後からスロット#(N+offset2+K-T1)までのみ実行またはトリガーされるように設定される。または、例えば、再評価手順に関連するセンシング動作は前記説明したスロット#(N-offset1)以後からスロット#(N+offset2+K-T1)までのみ実行またはトリガーされるように設定される。または、例えば、再評価手順に関連するセンシング動作は前記説明したスロット#(N-SEN_WIN)以後からスロット#(N+offset2+K-T1)までのみ実行またはトリガーされるように設定される。または、例えば、再評価手順に関連するセンシング動作は前記説明したスロット#(N+offset2)以後からスロット#(N+offset2+K-T1)までのみ実行またはトリガーされるように設定される。ここで、例えば、T1は再評価センシングベースのリソース再選択に要求されるプロセスタイムである。
【0195】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、異なる基地局またはネットワークに属した送信端末がシグナリングするSCI上のリソース予約周期は曖昧に解釈される。したがって、例えば、SCI上のリソース予約周期に関連するフィールドのサイズは設定可能な最大周期数(例えば、N)に基づいて定義(例えば、CEILING(log2N))される。また、例えば、N個の周期の昇順値が、それぞれのフィールドに関連するビット値の昇順状態(status)にマッピングされる。例えば、送信端末はSCI上のリソース予約周期に関連するフィールドのサイズを設定可能な最大周期数(例えば、N)に基づいて決定(例えば、CEILING(log2N))することができる。ここで、例えば、常に実施例が適用される場合、異なる基地局またはネットワークがリソースプール別に許容するリソースの予約周期値または予約周期数を互い異なるように設定したとしても、異なる基地局またはネットワークに属した送信端末は曖昧性なしにSCI上のリソース予約周期を決定することができる。
【0196】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、ユニキャストとグループキャスト間にPSFCH送信に関連するリソースが決定されるルールが異なるように設定される。具体的には、例えば、グループキャストの場合、ユニキャストと違って、グループ内のメンバー数(NUM_GP)が受信されたPSSCH/PSCCHに関連するPSFCH送信リソースを決定するパラメータに使用される。例えば、ユニキャストの場合、NUM_GPが0に仮定される。例えば、ユニキャストの場合、NUM_GPは0である。以下の説明の便宜上、例えば、ユニキャストHARQフィードバック方法はUN_HARQに、グループキャストHARQフィードバック方法をGP_HARQにそれぞれ称することができる。前記説明した実施例が適用される場合、例えば、PSSCHに関連するSCI上においてUN_HARQとGP_HARQのうち、どのフィードバック方法を要求するかが指示/区別されないと、受信端末側面において曖昧性が発生する。例えば、ユニキャスト/グループキャスト及び/またはUN_HARQ/GP_HARQが同じSCIフォーマットまたは2nd SCIフォーマットを用いる場合、PSSCHに関連するSCI上においてUN_HARQとGP_HARQのうち、どのフィードバック方法を要求するかが指示/区別されないと、受信端末側面において曖昧性が発生する。例えば、ユニキャスト/グループキャスト及び/またはUN_HARQ/GP_HARQに関連するSCI上のL1目的地(destination)ID及び/またはL1ソース(source)IDが同じである場合、PSSCHに関連するSCI上においてUN_HARQとGP_HARQのうち、どのフィードバック方法を要求するかが指示/区別されないと、受信端末側面において曖昧性が発生する。例えば、このような問題を解決するために、受信端末は、下記様々な実施例によって、適用されるサイドリンクHARQフィードバック方法を決定することができる。
【0197】
一実施形態によれば、受信端末が自身のPC5 RRC接続(connection)において決定されたL1目的地(destination)ID(例えば、L2目的地(destination)IDのLSB16ビット)が指示されたSCIを受信する場合、受信端末はUN_HARQまたはGP_HARQ方法に前記SCIに関連するPSSCHに対するサイドリンクHARQフィードバックを送信することができる。
【0198】
別の一実施形態によれば、受信端末が自身のPC5 RRC接続(connection)において決定されたL1目的地(destination)IDが指示されたSCIを受信する場合、受信端末はさらにSCI上のL1ソース(source)IDを確認することができる。このとき、例えば、自身のPC5 RRC接続において決定されたL1ソース(source)ID(例えば、L2ソース(source)IDのLSB8ビット)と一致すれば、受信端末はUN_HARQまたはGP_HARQ方法に前記SCIに関連するPSSCHに対するサイドリンクHARQフィードバックを送信することができる。例えば、前記説明した場合以外には、受信端末がGP_HARQまたはUN_HARQ方法に前記SCIに関連するPSSCHに対するサイドリンクHARQフィードバックを送信することができる。すなわち、例えば、PC5 RRC接続において決定されたL1 IDとSCI上のL1 IDが一致されない場合、受信端末はGP_HARQまたはUN_HARQ方法に前記SCI関連PSSCHに対するサイドリンクHARQフィードバックを送信することができる。例えば、受信端末は自身のPC5 RRC接続において決定されたL1ソース(source)ID(例えば、L2ソース(source)IDのLSB8ビット)と一致すれば、受信端末はUN_HARQ方法に前記SCIに関連するPSSCHに対するサイドリンクHARQフィードバックを送信することができる。例えば、受信端末は自身のPC5 RRC接続において決定されたL1ソース(source)ID(例えば、L2ソース(source)IDのLSB8ビット)と不一致すれば、受信端末がGP_HARQ方法に前記SCIに関連するPSSCHに対するサイドリンクHARQフィードバックを送信することができる。例えば、前記説明したルールは、PC5 RRC接続において決定または使用されるL1 IDとSCI上のL1 IDが同じであるか否かによって、UN_HARQ方法とGP_HARQ方法のうち、1つが選択されることである。
【0199】
別の一実施形態によれば、受信端末がPC5 RRC接続をしなかった場合、受信端末はUN_HARQまたはGP_HARQ)方法にSCIに関連するPSSCHに対するサイドリンクHARQフィードバックを送信することができる。
【0200】
一方、一実施形態によれば、TX-RX距離ベースのサイドリンクHARQフィードバック動作(例えば、グループキャストオプション1)の場合、下記実施例によって、TX-RX距離に対する考慮のないサイドリンクHARQフィードバック動作が端末に対して指示される。例えば、TX-RX距離ベースのサイドリンクHARQフィードバック動作(例えば、グループキャストオプション1)の場合、下記実施例によって、TX-RX距離ベースのサイドリンクHARQフィードバック動作のディセーブル(disable)を指示することができる。
【0201】
一実施形態によれば、SCI上に定義された最小通信範囲(minimum communication range)フィールド及び/または送信端末に関連するゾーン(zone)IDフィールドが事前設定された特定状態(status)または値(value)を指示する場合、TX-RX距離に対する考慮のないサイドリンクHARQフィードバック動作が端末に対してトリガーされたことである。例えば、SCI上に定義された最小通信範囲フィールド及び/または送信端末に関連するゾーン(zone)IDフィールドが事前設定された特定状態(status)または値(value)を指示する場合、TX-RX距離ベースのサイドリンクHARQフィードバック動作が端末に対してディセーブルされたことである。例えばSCIは2nd SCIである。具体的には、例えば、最小通信範囲フィールドが事前設定された無限の値を指示する場合、前記SCIを受信した受信端末は、TX-RX距離に対する考慮なしで、PSSCHデコーディングを失敗すれば、NACK情報を送信端末に送信することができる。または、例えば、受信端末はPSSCHデコーディングを失敗しても、送信端末にサイドリンクHARQフィードバック(例えば、NACK)を送信しない場合がある。または、例えば、最小通信範囲フィールドが事前設定された0の値を指示する場合、前記SCIを受信した受信端末は、TX-RX距離に対する考慮なしで、PSSCHデコーディングを失敗すれば、NACK情報を送信端末に送信することができる。または、例えば、受信端末はPSSCHデコーディングを失敗しても、送信端末にサイドリンクHARQフィードバック(例えば、NACK)を送信しない場合がある。
【0202】
その一方で、本開示の一実施形態によれば、異なるRAT間にサイドリンク送信をスケジューリングする場合、下記様々な実施例を適用することができる。ここで、異なるRATはLTEとNRである。
【0203】
一実施形態によれば、LTE基地局(例えば、eNB)がNRサイドリンクをスケジューリング(例えば、CGタイプ(type)1ベースのサイドリンク送信リソースをスケジューリング)する場合、NRサイドリンクがNRライセンスされたキャリア(licensed carrier)において実行されれば、NR基地局(例えば、gNB)と端末間のTA/2(例えば、TAはタイミングアドバンス(timing advance)を指す)値に基づいてNRサイドリンクの1番目の送信タイミングが決定される。例えば、NRサイドリンク1番目の送信タイミングは
【数1】
または
【数2】
に基づいて決定される。また、例えば、NRサイドリンクがITS専用キャリア(dedicated carrier)において実行されれば、LTE基地局と端末間のTA/2値に基づいてNRサイドリンクの1番目の送信タイミングが決定される。ここで、例えば、TA値は0または事前設定された値である。ここで、例えば、T
DCIはクロス(cross)-RATスケジューリングDCIが受信されたスロットの開始時点である。例えば、X値はクロス-RATスケジューリングDCI上において指示されるタイミングオフセット値である。例えば、M値はLTE基地局が端末にモード3サイドリンク送信をスケジューリングする場合、使用されるDCI上のタイミングオフセット値である。
【0204】
一実施形態によれば、NR基地局(例えば、gNB)がLTEサイドリンクをスケジューリング(例えば、モード3 SL SPSベースの送信リソースをスケジューリング)する場合、LTEサイドリンクがLTEライセンスされたキャリア(licensed carrier)において実行されれば、LTE基地局(例えば、eNB)と端末間のTA/2値に基づいてLTEサイドリンクの1番目の送信タイミングが決定される。例えば、1番目の送信タイミングは
【数3】
に基づいて決定される。また、例えば、LTEサイドリンクがITS専用キャリア(dedicated carrier)において実行される場合、NR基地局(例えば、gNB)と端末間のTA/2値に基づいてNRサイドリンクの1番目の送信タイミングが決定される。ここで、例えば、TA値は0または事前設定された値である。ここで、例えば、T
S値は1/30720である。例えば、N
TA値はアップリンク及び/またはダウンリンク無線フレーム間のタイミングオフセットである。
【0205】
図13は本開示の一実施形態によって、送信端末がサイドリンクHARQフィードバックをPUCCHを介して基地局に送信する手順を示す。
図13の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0206】
図13を参照すると、ステップS1310において、送信端末は基地局からCGを受信することができる。例えば、CGはサイドリンクに関連するPUCCHリソースに対する情報を含むことができる。ステップS1320において、送信端末はCGに基づいてPSCCHを受信端末に送信することができる。ステップS1330において、送信端末はCGに基づいてPSCCHに関連するPSSCHを受信端末に送信することができる。例えば、SCIがPSCCHまたは前記PSSCHに関連するPSSCHを介して送信される。例えば、送信端末はPSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを介してSCIを受信端末に送信することができる。例えば、SCIはサイドリンクに関連する予約リソースの周期情報を含むことができる。例えば、サイドリンクに関連する予約リソースの周期情報は事前設定されたビット値に設定される。例えば、複数の候補周期値のうち、リソースプール内の使用可能な候補周期値が送信端末に対して設定される。例えば、送信端末に設定された候補周期値と事前設定されたビット値間のマッピング関係が決定される。例えば、送信端末に設定された候補周期値は前記事前設定されたビット値に基づく最大候補周期数以下の値に決定される。例えば、送信端末に設定された候補周期値は、1番目の候補周期値から事前設定されたビットの10進値の昇順に前記事前設定されたビットに対してマッピングされる。
【0207】
ステップS1340において、送信端末はサイドリンクHARQフィードバック情報をPUCCHを介して基地局に送信することができる。例えば、HARQフィードバックがディセーブルされ、及びPSSCHに関連する再送が要求されないことに基づいて、送信端末はPUCCHリソースを介して基地局にサイドリンクHARQフィードバック情報を送信することができる。例えば、サイドリンクHARQフィードバック情報はACK情報またはNACK情報を含むことができる。例えば、HARQフィードバックがディセーブルされ、及びPSSCHに関連する再送が要求されないことに基づいて、送信端末はPUCCHリソースを介して基地局にACKを送信することができる。
【0208】
図14は本開示の一実施形態によって、送信端末が第1送信リソースを再選択する方法を示す。
図15は本開示の一実施形態によって、第1送信リソースが他の端末によって送信される第2送信リソースと重複することに基づいて、送信端末が第1送信リソースを再選択する例を示す。
図14及び
図15の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0209】
図14を参照すると、ステップS1410において、送信端末は第1優先順位に基づいて送信リソースをセンシングすることができる。ステップS1420において、送信端末は前記センシングに基づいて第1送信リソースを選択することができる。例えば、SCIは第1送信リソースを他の端末と共有するための情報を含むことができる。例えば、送信端末はPSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを介してSCIを他の端末に送信することができる。
【0210】
ステップS1430において、第1送信リソースが他の端末によって送信される第2送信リソースと重複することに基づいて、送信端末は第1送信リソースを再選択することができる。例えば、第2送信リソースに関連するパケットの優先順位が事前設定された優先順位より高い場合がある。例えば、第1送信リソースに関連するパケットが送信されないことに基づいて、送信端末は前記第2送信リソースに関連するパケットの優先順位と前記第1優先順位を比較することができる。ここで、例えば、前記第2送信リソースに関連するパケットの優先順位が前記第1優先順位より高いことに基づいて、送信端末は第1送信リソースを再選択することができる。
【0211】
具体的には、
図15を参照すると、送信端末は送信リソースに関連するセンシングウィンドウ内において第1優先順位に基づいて送信リソースをセンシングし、前記センシングに基づいて選択ウィンドウ内において第1送信リソースを選択することができる。このとき、例えば、他の端末からSCIを介して受信した送信リソースに関連する情報に基づいて、送信端末は第1送信リソースと第2送信リソースが重複することを確認することができる。例えば、第1送信リソースと重複する第2送信リソースに関連するパケットの優先順位が事前設定された優先順位より高い場合、送信端末は第1送信リソースを再選択することができる。
【0212】
図16は本開示の一実施形態によって、送信端末がサイドリンクHARQフィードバックをPUCCHを介して基地局に送信し、基地局からDGを受信する手順を示す。
図17は本開示の一実施形態によって、送信端末が事前設定された時間ウィンドウ内においてCGを介して割り当てられたリソースを介して再送を実行する一例を示す。
図16及び
図17の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0213】
図16を参照すると、ステップS1610において、送信端末は基地局からCGを受信することができる。例えば、CGはサイドリンクに関連するPUCCHリソースに対する情報またはCGに関連するリソースの周期情報のうち、少なくとも1つを含むことができる。ステップS1620において、送信端末はCGに基づいて第1周期内においてPSCCHを受信端末に送信することができる。例えば、第1周期はCGに関連するリソースの周期情報に基づいて決定される。ステップS1630において、送信端末はCGに基づいて第1周期内においてPSCCHに関連するPSSCHを受信端末に送信することができる。
【0214】
ステップS1640において、送信端末は受信端末からサイドリンクHARQフィードバック情報を受信することができる。例えば、送信端末はサイドリンクHARQフィードバックがイネーブルされたことに基づいて、前記PSSCHに対するサイドリンクHARQフィードバックを受信端末から受信することができる。例えば、サイドリンクHARQフィードバック情報はACK情報またはNACK情報を含むことができる。例えば、送信端末はサイドリンクHARQフィードバックがイネーブルされたことに基づいて、前記PSSCHに対するNACKを受信端末から受信することができる。
【0215】
ステップS1650において、送信端末はサイドリンクHARQフィードバック情報をPUCCHを介して基地局に送信することができる。例えば、送信端末はPSSCHに対するNACK情報をPUCCHを介して基地局に送信することができる。ステップS1660において、送信端末はDGを基地局から受信することができる。例えば、基地局はNACK情報に基づいて端末にDGを送信することができる。
【0216】
ステップS1670において、送信端末はDGに基づいてPSSCHを受信端末に再送することができる。例えば、送信端末はDGによって割り当てられたリソースを介して事前設定された時間ウィンドウ内においてPSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを受信端末に再送することができる。例えば、送信端末はCGに関連する事前設定された時間ウィンドウ内においてDGを介して割り当てられたリソースに基づいてPSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを受信端末に再送することができる。例えば、事前設定された時間ウィンドウは、第1周期以後、第1周期の初期送信が実行されたリソースに関連するHARQプロセスIDと同じHARQプロセスIDを持つ送信リソースが現れる周期前までの区間を含むことができる。
【0217】
例えば、送信端末は前記DG(以下、第1DG)に基づいて再送されたPSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHに対するサイドリンクHARQフィードバックを受信端末から受信することができる。例えば、再送されたPSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHに対するサイドリンクHARQフィードバックがNACKであることに基づいて、送信端末は第1DGに関連するPUCCHを介してNACKを基地局に送信することができる。例えば、送信端末は基地局から第2DGを受信し、送信端末はCGに関連する事前設定されたウィンドウ内において前記第2DGを介して割り当てられたリソースに基づいて、PSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを受信端末に再送することができる。
【0218】
具体的には、
図17を参照すると、例えば、送信端末は第1周期内第1CGリソースを介して初期送信を実行することができる。以後、例えば、送信端末は受信端末から前記初期送信に対するNACKを受信することができる。例えば、送信端末はNACKを受信したことに基づいて事前設定された時間ウィンドウ内において再送を実行することができる。例えば、事前設定されたウィンドウはCGに関連する事前設定されたウィンドウである。例えば、送信端末は第1CGリソースと同じHARQプロセスIDを持つ第2CGリソースが現れる周期前まで再送を実行することができる。すなわち、例えば、事前設定された時間ウィンドウは第1CGリソースと同じHARQプロセスIDを持つ第2CGリソースが現れる周期前までの区間を含むことができる。
【0219】
例えば、事前設定された時間ウィンドウ以後サイドリンクHARQプロセスに関連するバッファーが送信端末によってフラッシュされる。例えば、送信端末は事前設定された時間ウィンドウ以後PSSCHに関連するサイドリンクHARQプロセスに対するバッファーをフラッシュすることができる。例えば、サイドリンクHARQプロセスはPSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHに基づくHARQプロセスである。
【0220】
図18は本開示の一実施形態によって、送信端末がDGを受信したことに基づいて基地局にACKを送信する手順を示す。
図18は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0221】
図18を参照すると、ステップS1810において、送信端末は基地局からCGを受信することができる。例えば、CGはサイドリンクに関連するPUCCHリソースに対する情報またはCGに関連するリソースの周期情報のうち、少なくとも1つを含むことができる。ステップS1820において、送信端末はCGに基づいてPSCCHを受信端末に送信することができる。ステップS1830において、送信端末はCGに基づいてPSCCHに関連するPSSCHを受信端末に送信することができる。ステップS1840において、送信端末は受信端末からサイドリンクHARQフィードバック情報を受信することができる。例えば、送信端末はサイドリンクHARQフィードバックがイネーブルされたことに基づいて、前記PSSCHに対するサイドリンクHARQフィードバックを受信端末から受信することができる。例えば、サイドリンクHARQフィードバック情報はACK情報またはNACK情報を含むことができる。例えば、送信端末はサイドリンクHARQフィードバックがイネーブルされたことに基づいて、前記PSSCHに対するACKを受信端末から受信することができる。
【0222】
ステップS1850において、送信端末はサイドリンクHARQフィードバック情報をPUCCHを介して基地局に送信することができる。例えば、送信端末はPSSCHに対するACK情報をPUCCHを介して基地局に送信することができる。ステップS1860において、送信端末はDGを基地局から受信することができる。例えば、基地局はACK情報をNACK情報に誤認したことに基づいて、送信端末にDGを送信することができる。例えば、送信端末は前記DGを介して割り当てられたリソースに基づいてPSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを受信端末に送信しない場合がある。ステップS1870において、送信端末はDGを受信したことに基づいてACK情報をPUCCHを介して基地局に送信することができる。
【0223】
例えば、サイドリンクHARQフィードバックがイネーブルされ、送信端末が受信端末からACKを受信し、及び送信端末がPUCCHを介してACKを前記基地局に送信したことに基づいて、送信端末は前記基地局からDG及び前記DGに関連するPUCCH情報を受信することができる。以後、例えば、送信端末はDGを介して割り当てられたリソースに基づいて前記PSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを受信端末に再送しない場合がある。また、例えば、送信端末はDGを介して割り当てられたPUCCHリソースに基づいてACKを前記基地局に送信することができる。
【0224】
一実施形態によれば、送信端末は初期送信に関連するリソースを基地局からDGを介して割り当てられる。このような場合、例えば、送信端末は基地局から第1DG及び第1DGに関連するPUCCH情報を受信することができる。ここで、例えば、第1DGは初期送信に関連するリソースを送信端末に割り当てるためのDGである。例えば、送信端末は第1DGに基づいてPSCCHを受信端末に送信することができる。例えば、送信端末は第1DGに基づいてPSCCHに関連するPSSCHを受信端末に送信することができる。例えば、送信端末は受信端末からサイドリンクHARQフィードバック情報を受信することができる。例えば、送信端末はサイドリンクHARQフィードバックがイネーブルされたことに基づいて、前記PSSCHに対するサイドリンクHARQフィードバックを受信端末から受信することができる。例えば、サイドリンクHARQフィードバック情報はACK情報またはNACK情報を含むことができる。例えば、送信端末はサイドリンクHARQフィードバックがイネーブルされたことに基づいて、前記PSSCHに対するACKを受信端末から受信することができる。例えば、送信端末はPSSCHに対するACK情報をPUCCHを介して基地局に送信することができる。例えば、送信端末は第2DGを基地局から受信することができる。ここで、例えば、第2DGは再送に関連するリソースを送信端末に割り当てるためのDGである。例えば、基地局はACK情報をNACK情報に誤認したことに基づいて、送信端末に第2DGを送信することができる。例えば、送信端末は第2DGを介して割り当てられたリソースに基づいてPSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを受信端末に送信しない場合がある。送信端末は第2DGを受信したことに基づいてACK情報をPUCCHを介して基地局に送信することができる。
【0225】
図19は本開示の一実施形態によって、第1装置がサイドリンクHARQフィードバックをPUCCHを介して基地局に送信する方法を示す。
図19の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0226】
図19を参照すると、ステップS1910において、第1装置100は基地局からCGを受信することができる。例えば、CGはサイドリンクに関連するPUCCH(physical uplink control channel)リソースに対する情報を含むことができる。例えば、CGはCGに関連するリソースの周期情報を含むことができる。
【0227】
ステップS1920において、第1装置100はCGに基づいてPSCCH(physical sidelink control channel)を第2装置200へ送信することができる。ステップS1930において、第1装置100はCGに基づいて前記PSCCHに関連するPSSCH(physical sidelink shared channel)を第2装置200へ送信することができる。例えば、第1装置100は前記PSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHは第1周期内CGリソースを介して送信することができる。例えば、第1周期は前記CGに関連するリソースの周期情報に基づいて決定される。
【0228】
ステップS1940において、第1装置100はSL HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックがディセーブルされ、及び前記PSSCHに関連する再送が要求されなかったことに基づいて、PUCCHリソースを介して基地局にACK(acknowledgement)を送信することができる。
【0229】
例えば、第1装置100はSL HARQフィードバックがイネーブルされたことに基づいて、前記PSSCHに対する第1SL HARQフィードバック情報を第2装置200から受信することができる。例えば、第1装置100は前記第1SL HARQフィードバック情報をPUCCHを介して基地局に送信することができる。例えば、第1装置100は第1SL HARQフィードバック情報がNACK(negative acknowledgement)であることに基づいて前記基地局から第1DG(DYNAMIC GRANT)及び前記第1DGに関連するPUCCH情報を受信することができる。例えば、第1装置100は前記CGに関連する事前設定された時間ウィンドウ内において前記第1DGを介して割り当てられたリソースに基づいて前記PSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを第2装置200に再送することができる。
【0230】
例えば、第1装置100は第2装置200から前記再送されたPSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHに対する第2SL HARQフィードバックを受信することができる。例えば、第2SL HARQフィードバック情報がNACKであることに基づいて、第1装置100は第1DGに関連するPUCCHを介してNACKを基地局に送信することができる。例えば、第1装置100は基地局から第2DG及び前記第2DGに関連するPUCCH情報を受信することができる。例えば、第1装置100はCGに関連する事前設定された時間ウィンドウ内において第2DGを介して割り当てられたリソースに基づいて前記PSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを第2装置200に再送することができる。
【0231】
例えば、前記CGに関連する事前設定された時間ウィンドウ以後、SL HARQプロセスに関連するバッファーが第1装置100によってフラッシュされる。例えば、SL HARQプロセスは前記再送されたPSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHに基づくHARQプロセスである。
【0232】
例えば、第1装置100はSL HARQフィードバックがイネーブルされ、第1装置100が第2装置200からACKを受信し、及び第1装置100がPUCCHを介してACKを基地局に送信したことに基づいて、基地局からDG及び前記DGに関連するPUCCH情報を受信することができる。例えば、基地局は第1装置100がPUCCHを介して送信したACK情報をNACK情報に誤認する場合がある。例えば、基地局がACK情報をNACK情報に誤認したことに基づいて、基地局は第1装置100にDGを送信することができる。例えば、第1装置100はDGを介して割り当てられたリソースに基づいて前記PSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHが第2装置200に再送されない場合がある。例えば、第1装置100はDGを介して割り当てられたPUCCHリソースに基づいてACKを基地局に送信することができる。
【0233】
上述な実施例は以下で説明される様々な装置に対して適用される。例えば、第1装置100のプロセッサ102は基地局からCGを受信するように送受信機106を制御することができる。そして、第1装置100のプロセッサ102はCGに基づいてPSCCHを第2装置200へ送信するように送受信機106を制御することができる。そして、第1装置100のプロセッサ102はCGに基づいて前記PSCCHに関連するPSSCHを第2装置200へ送信するように送受信機106を制御することができる。そして、第1装置100のプロセッサ102はSL HARQフィードバックがディセーブルされ、及び前記PSSCHに関連する再送が要求されなかったことに基づいて、前記PUCCHリソースを介して前記基地局にACKを送信するように送受信機106を制御することができる。
【0234】
本開示の一実施形態によれば、無線通信を行う第1装置が提供される。例えば、第1装置は命令を格納する1つ以上のメモリ;1つ以上の送受信機;及び前記1つ以上のメモリと前記1つ以上の送受信機を接続する1つ以上のプロセッサを含むことができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、基地局からCG(configured grant)を受信し、CGに基づいてPSCCH(physical sidelink control channel)を第2装置へ送信し、CGに基づいて前記PSCCHに関連するPSSCH(physical sidelink shared channel)を前記第2装置へ送信し、及びSL HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックがディセーブルされ、及び前記PSSCHに関連する再送が要求されなかったことに基づいて、前記PUCCHリソースを介して前記基地局にACK(acknowledgement)を送信することができる。例えば、CGはサイドリンクに関連するPUCCH(physical uplink control channel)リソースに対する情報を含むことができる。
【0235】
本開示の一実施形態によれば、第1端末を制御するように設定された装置(apparatus)が提供される。例えば、1つ以上のプロセッサ;及び前記1つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する1つ以上のメモリを含むことができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、基地局からCG(configured grant)を受信し、CGに基づいてPSCCH(physical sidelink control channel)を第2端末へ送信し、CGに基づいて前記PSCCHに関連するPSSCH(physical sidelink shared channel)を前記第2端末へ送信し、及びSL HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックがディセーブルされ、及び前記PSSCHに関連する再送が要求されなかったことに基づいて、前記PUCCHリソースを介して前記基地局にACK(acknowledgement)を送信することができる。例えば、CGはサイドリンクに関連するPUCCH(physical uplink control channel)リソースに対する情報を含むことができる。
【0236】
本開示の一実施形態によれば、命令を記録している非一時的コンピューター可読記憶媒体が提供される。例えば、前記命令は、実行されるとき、第1装置に:基地局からCG(configured grant)を受信するようにし、CGに基づいてPSCCH(physical sidelink control channel)を第2装置へ送信するようにし、CGに基づいて前記PSCCHに関連するPSSCH(physical sidelink shared channel)を前記第2装置へ送信するようにし、及びSL HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックがディセーブルされ、及び前記PSSCHに関連する再送が要求されなかったことに基づいて、前記PUCCHリソースを介して前記基地局にACK(acknowledgement)を送信するようにすることができる。例えば、CGはサイドリンクに関連するPUCCH(physical uplink control channel)リソースに対する情報を含むことができる。
【0237】
図20は本開示の一実施形態によって、第1装置が前記PSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを介してSCIを第2装置へ送信する方法を示す。
図20の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0238】
図20を参照すると、ステップS2010において、第1装置100はPSCCH(physical sidelink control channel)を第2装置200へ送信することができる。ステップS2020において、第1装置100はPSCCHに関連するPSSCH(physical sidelink shared channel)を第2装置200へ送信することができる。例えば、第1装置100はSCIを前記PSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを介して送信することができる。例えば、SCIはサイドリンクに関連する予約リソースの周期情報を含むことができる。例えば、サイドリンクに関連する予約リソースの周期情報は事前設定されたビット値に設定される。例えば、複数の候補周期値のうち、リソースプール内の使用可能な候補周期値が第1装置100に対して設定される。例えば、第1装置100に設定された候補周期値と前記事前設定されたビット値間のマッピング関係が決定される。例えば、第1装置100に設定された候補周期値は前記事前設定されたビット値に基づく最大候補周期数以下の値に決定される。例えば、第1装置100に設定された候補周期値は、1番目の候補周期値から前記事前設定されたビットの10進値の昇順に前記事前設定されたビットに対してマッピングされる。
【0239】
例えば、第1装置100は第1優先順位に基づいて送信リソースをセンシングすることができる。例えば、第1装置100は前記センシングに基づいて第1送信リソースを選択することができる。例えば、第1装置100は第1送信リソースが第2装置200によって送信される第2送信リソースと重複することに基づいて、第1送信リソースを再選択することができる。例えば、SCIは第1送信リソースを他の装置と共有するための情報を含むことができる。例えば、第2送信リソースは第2装置200によって送信されるリソースに、第1送信リソースと重複するリソースである。例えば、第2送信リソースに関連するパケットの優先順位が事前設定された優先順位より高い場合がある。例えば、第1送信リソースに関連するパケットが送信されないことに基づいて、第1装置100は前記第2送信リソースに関連するパケットの優先順位と前記第1優先順位を比較することができる。例えば、第2送信リソースに関連するパケットの優先順位が前記第1優先順位より高いことに基づいて、第1装置100は第1送信リソースを再選択することができる。例えば、第1送信リソースに関連するパケットが送信されない場合、第2送信リソースに関連するパケットの優先順位が事前設定された優先順位及び第1優先順位より高いことに基づいて、第1装置100は第1送信リソースを再選択することができる。
【0240】
上述な実施例は以下で説明される様々な装置に対して適用される。例えば、第1装置100のプロセッサ102はPSCCHを第2装置200へ送信するように送受信機106を制御することができる。そして、第1装置100のプロセッサ102は前記PSCCHに関連するPSSCHを第2装置200へ送信するように送受信機106を制御することができる。
【0241】
本開示の一実施形態によれば、無線通信を行う第1装置が提供される。例えば、第1装置は命令を格納する1つ以上のメモリ;1つ以上の送受信機;及び前記1つ以上のメモリと前記1つ以上の送受信機を接続する1つ以上のプロセッサを含むことができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、PSCCH(physical sidelink control channel)を第2装置へ送信し、前記PSCCHに関連するPSSCH(physical sidelink shared channel)を前記第2装置へ送信することができる。例えば、SCIが前記PSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを介して送信される。例えば、前記SCIはサイドリンクに関連する予約リソースの周期情報を含むことができる。例えば、前記サイドリンクに関連する予約リソースの周期情報は事前設定されたビット値に設定される。例えば、複数の候補周期値のうち、リソースプール内の使用可能な候補周期値が前記第1装置に対して設定される。例えば、前記第1装置に設定された候補周期値と前記事前設定されたビット値間のマッピング関係が決定される。
【0242】
本開示の一実施形態によれば、無線通信を行う第1装置が提供される。例えば、第1装置は命令を格納する1つ以上のメモリ;1つ以上の送受信機;及び前記1つ以上のメモリと前記1つ以上の送受信機を接続する1つ以上のプロセッサを含むことができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、PSCCH(physical sidelink control channel)を第2装置へ送信し、前記PSCCHに関連するPSSCH(physical sidelink shared channel)を前記第2装置へ送信することができる。例えば、SCIが前記PSCCHまたは前記PSCCHに関連するPSSCHを介して送信される。例えば、前記SCIはサイドリンクに関連する予約リソースの周期情報を含むことができる。例えば、前記サイドリンクに関連する予約リソースの周期情報は事前設定されたビット値に設定される。例えば、複数の候補周期値のうち、リソースプール内の使用可能な候補周期値が前記第1装置に対して設定される。例えば、前記第1装置に設定された候補周期値と前記事前設定されたビット値間のマッピング関係が決定される。
【0243】
本開示の一実施形態によれば、基地局は第1装置にCG(configured grant)を送信することができ、前記CGはサイドリンクに関連するPUCCH(physical uplink control channel)リソースに対する情報を含むことができる。例えば、前記CGに基づいてPSCCH(physical sidelink control channel)が前記第1装置から第2装置へ送信される。例えば、前記CGに基づいて前記PSCCHに関連するPSSCH(physical sidelink shared channel)が前記第1装置から前記第2装置へ送信される。例えば、基地局はSL HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックがディセーブルされ、及び前記PSSCHに関連する再送が要求されなかったことに基づいて、前記PUCCHリソースを介して前記第1装置からACK(acknowledgement)を受信することができる。
【0244】
本開示の一実施形態によれば、無線通信を行う基地局が提供される。例えば、基地局は命令を格納する1つ以上のメモリ;1つ以上の送受信機;及び前記1つ以上のメモリと前記1つ以上の送受信機を接続する1つ以上のプロセッサを含むことができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、第1装置にCG(configured grant)を送信するが、前記CGはサイドリンクに関連するPUCCH(physical uplink control channel)リソースに対する情報を含み、前記CGに基づいてPSCCH(physical sidelink control channel)が前記第1装置から第2装置へ送信され、前記CGに基づいて前記PSCCHに関連するPSSCH(physical sidelink shared channel)が前記第1装置から前記第2装置へ送信され、SL HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックがディセーブルされ、及び前記PSSCHに関連する再送が要求されなかったことに基づいて、前記PUCCHリソースを介して前記第1装置からACK(acknowledgement)を受信することができる。
【0245】
以下、本開示の多様な実施例が適用されることができる装置に対して説明する。
【0246】
これに制限されるものではなく、本文書に開示された多様な説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、機器間に無線通信/連結(例えば、5G)を必要とする多様な分野に適用されることができる。
【0247】
以下、図面を参照してより具体的に例示する。以下の図面/説明で同じ図面符号は、異なるように記述しない限り、同じ、または対応されるハードウェアブロック、ソフトウェアブロックまたは機能ブロックを例示することができる。
【0248】
図21は、本開示の一実施例に係る、通信システム1を示す。
【0249】
図21を参照すると、本開示の多様な実施例が適用される通信システム1は、無線機器、基地局、及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を利用して通信を実行する機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ばれる。これに制限されるものではなく、無線機器は、ロボット100a、車両100b-1、100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f、AI機器/サーバ400を含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能が備えられた車両、自律走行車両、車両間の通信を実行することができる車両などを含むことができる。ここで、車両は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器は、AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態で具現されることができる。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートブック等)などを含むことができる。家電は、TV、冷蔵庫、洗濯機などを含むことができる。IoT機器は、センサ、スマートメーターなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは、無線機器で具現されることができ、特定無線機器200aは、他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作することもできる。
【0250】
ここで、本明細書の無線機器100a~100fにおいて実装される無線通信技術は、LTE、NR、6Gだけでなく、低電力通信のためのNarrowband Internet of Thingsを含めることができる。このとき、例えばNB-IoT技術はLPWAN(Low Power Wide Area Network)技術の一例であり、LTE Cat NB1及び/又はLTE Cat NB2などの規格として実装することができ、上述した名称に限定するものではない。さらに又は、大概、本明細書の無線機器100a~100fで実装される無線通信技術は、LTE-M技術に基づいて通信を行うことができる。このとき、一例として、LTE-M技術はLPWAN技術の一例であり、eMTC(enhanced Machine Type Communication)などの様々な名称で呼ばれる。例えば、LTE-M技術は1)LTE CAT 0、2)LTE Cat M1、3)LTE Cat M2、4)LTE non-BL(non-Bandwidth Limited)、5)LTE-MTC、6)LTE Machine Type Communication、及び/又は 7)LTE Mなどの様々な規格のうちの少なくともいずれか一つで実装することができ、上述した名称に限定するものではない。さらに、又は大概、本明細書の無線機器100a~100fで実装される無線通信技術は、低電力通信を考慮したジグビー(ZigBee)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)、及び低消費電力広域無線ネットワーク(Low Power Wide Area Network,LPWAN)の少なくともいずれか一つを含むことができ、上記の名称に限定するものではない。一例として、Zigbee技術はIEEE 802.15.4などの様々な規格をベースにして、小型/低電力デジタル通信に関連するPAN(personal area networks)を生成することができ、様々な名称で呼ばれる。
【0251】
無線機器100a~100fは、基地局200を介してネットワーク300と連結されることができる。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用されることができ、無線機器100a~100fは、ネットワーク300を介してAIサーバ400と連結されることができる。ネットワーク300は、3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワークまたは5G(例えば、NR)ネットワークなどを利用して構成されることができる。無線機器100a~100fは、基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信することもできるが、基地局/ネットワークを介することなく、直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication))することもできる。例えば、車両100b-1、100b-2は、直接通信(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything)communication)をすることができる。また、IoT機器(例えば、センサ)は、他のIoT機器(例えば、センサ)または他の無線機器100a~100fと直接通信をすることができる。
【0252】
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200間には無線通信/連結150a、150b、150cが行われることができる。ここで、無線通信/連結は、アップリンク/ダウンリンク通信150a、サイドリンク通信150b(または、D2D通信)、及び基地局間の通信150c(例えば、relay、IAB(Integrated Access Backhaul)のような多様な無線接続技術(例えば、5G NR)を介して行われることができる。無線通信/連結150a、150b、150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は、互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/連結150a、150b、150cは、多様な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。そのために、本開示の多様な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための多様な構成情報設定過程、多様な信号処理過程(例えば、チャネルエンコーディング/デコーディング、変調/復調、リソースマッピング/デマッピング等)、リソース割当過程などのうち少なくとも一部が実行されることができる。
【0253】
図22は、本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
【0254】
図22を参照すると、第1の無線機器100と第2の無線機器200は、多様な無線接続技術(例えば、LTE、NR)を介して無線信号を送受信することができる。ここで、{第1の無線機器100、第2の無線機器200}は、
図21の{無線機器100x、基地局200}及び/または{無線機器100x、無線機器100x}に対応することができる。
【0255】
第1の無線機器100は、一つ以上のプロセッサ102及び一つ以上のメモリ104を含み、追加的に一つ以上の送受信機106及び/または一つ以上のアンテナ108をさらに含むことができる。プロセッサ102は、メモリ104及び/または送受信機106を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を具現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ102は、メモリ104内の情報を処理して第1の情報/信号を生成した後、送受信機106を介して第1の情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ102は、送受信機106を介して第2の情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2の情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に格納することができる。メモリ104は、プロセッサ102と連結されることができ、プロセッサ102の動作と関連した多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ104は、プロセッサ102により制御されるプロセスのうち一部または全部を実行し、または本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを格納することができる。ここで、プロセッサ102とメモリ104は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機106は、プロセッサ102と連結されることができ、一つ以上のアンテナ108を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。送受信機106は、送信機及び/または受信機を含むことができる。送受信機106は、RF(Radio Frequency)ユニットと混用されることができる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0256】
第2の無線機器200は、一つ以上のプロセッサ202、一つ以上のメモリ204を含み、追加的に一つ以上の送受信機206及び/または一つ以上のアンテナ208をさらに含むことができる。プロセッサ202は、メモリ204及び/または送受信機206を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を具現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ202は、メモリ204内の情報を処理して第3の情報/信号を生成した後、送受信機206を介して第3の情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ202は、送受信機206を介して第4の情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4の情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に格納することができる。メモリ204は、プロセッサ202と連結されることができ、プロセッサ202の動作と関連した多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ204は、プロセッサ202により制御されるプロセスのうち一部または全部を実行し、または本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを格納することができる。ここで、プロセッサ202とメモリ204は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機206は、プロセッサ202と連結されることができ、一つ以上のアンテナ208を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。送受信機206は、送信機及び/または受信機を含むことができる送受信機206は、RFユニットと混用されることができる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0257】
以下、無線機器100、200のハードウェア要素に対してより具体的に説明する。これに制限されるものではなく、一つ以上のプロトコル階層が一つ以上のプロセッサ102、202により具現されることができる。例えば、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の階層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPのような機能的階層)を具現することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、一つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/または一つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、メッセージ、制御情報、データまたは情報を生成することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された機能、手順、提案及び/または方法によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成し、一つ以上の送受信機106、206に提供できる。一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を取得することができる。
【0258】
一つ以上のプロセッサ102、202は、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータと呼ばれる。一つ以上のプロセッサ102、202は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせにより具現されることができる。一例として、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、一つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、一つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、一つ以上のPLD(Programmable Logic Device)または一つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が一つ以上のプロセッサ102、202に含まれることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、ファームウェアまたはソフトウェアを使用して具現されることができ、ファームウェアまたはソフトウェアは、モジュール、手順、機能などを含むように具現されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、実行するように設定されたファームウェアまたはソフトウェアが一つ以上のプロセッサ102、202に含まれ、または一つ以上のメモリ104、204に格納されて一つ以上のプロセッサ102、202により駆動されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、コード、命令語及び/または命令語の集合形態でファームウェアまたはソフトウェアを使用して具現されることができる。
【0259】
一つ以上のメモリ104、204は、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができ、多様な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/または命令を格納することができる。一つ以上のメモリ104、204は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスタ、キャッシュメモリ、コンピュータ読み取り格納媒体及び/またはこれらの組み合わせで構成されることができる。一つ以上のメモリ104、204は、一つ以上のプロセッサ102、202の内部及び/または外部に位置できる。また、一つ以上のメモリ104、204は、有線または無線連結のような多様な技術を介して、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができる。
【0260】
一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上の他の装置に本文での方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信することができる。一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上の他の装置から本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができ、無線信号を送受信することができる。例えば、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206が一つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報または無線信号を送信するように制御できる。また、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206が一つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報または無線信号を受信するように制御できる。また、一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のアンテナ108、208と連結されることができ、一つ以上のアンテナ108、208を介して本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定されることができる。本文書で、一つ以上のアンテナは、複数の物理アンテナであり、または複数の論理アンテナ(例えば、アンテナポート)である。一つ以上の送受信機106、206は、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを一つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換(Convert)できる。一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換できる。そのために、一つ以上の送受信機106、206は、(アナログ)オシレータ及び/またはフィルタを含むことができる。
【0261】
図23は、本開示の一実施例に係る、送信信号のための信号処理回路を示す。
【0262】
図23を参照すると、信号処理回路1000は、スクランブラ1010、変調器1020、レイヤマッパ1030、プリコーダ1040、リソースマッパ1050、信号生成器1060を含むことができる。これに制限されるものではなく、
図23の動作/機能は、
図22のプロセッサ102、202及び/または送受信機106、206で実行されることができる。
図23のハードウェア要素は、
図22のプロセッサ102、202及び/または送受信機106、206で具現されることができる。例えば、ブロック1010~1060は、
図22のプロセッサ102、202で具現されることができる。また、ブロック1010~1050は、
図22のプロセッサ102、202で具現され、ブロック1060は、
図22の送受信機106、206で具現されることができる。
【0263】
コードワードは、
図23の信号処理回路1000を経て、無線信号に変換されることができる。ここで、コードワードは、情報ブロックの符号化されたビットシーケンスである。情報ブロックは、送信ブロック(例えば、UL-SCHの送信ブロック、DL-SCHの送信ブロック)を含むことができる。無線信号は、多様な物理チャネル(例えば、PUSCH、PDSCH)を介して送信されることができる。
【0264】
具体的に、コードワードは、スクランブラ1010によりスクランブルされたビットシーケンスに変換されることができる。スクランブルに使われるスクランブルシーケンスは、初期化値に基づいて生成され、初期化値は、無線機器のID情報などが含まれることができる。スクランブルされたビットシーケンスは、変調器1020により変調シンボルシーケンスに変調されることができる。変調方式は、pi/2-BPSK(pi/2-Binary Phase Shift Keying)、m-PSK(m-Phase Shift Keying)、m-QAM(m-Quadrature Amplitude Modulation)などを含むことができる。複素変調シンボルシーケンスは、レイヤマッパ1030により一つ以上の送信レイヤにマッピングされることができる。各送信レイヤの変調シンボルは、プリコーダ1040により該当アンテナポート(ら)にマッピングされることができる(プリコーディング)。プリコーダ1040の出力zは、レイヤマッパ1030の出力yをN*Mのプリコーディング行列Wと掛けて得られる。ここで、Nはアンテナポートの個数であり、Mは送信レイヤの個数である。ここで、プリコーダ1040は、複素変調シンボルに対するトランスフォーム(transform)プリコーディング(例えば、DFT変換)を実行した以後にプリコーディングを実行することができる。また、プリコーダ1040は、トランスフォームプリコーディングを実行せずにプリコーディングを実行することができる。
【0265】
リソースマッパ1050は、各アンテナポートの変調シンボルを時間-周波数リソースにマッピングできる。時間-周波数リソースは、時間ドメインで複数のシンボル(例えば、CP-OFDMAシンボル、DFT-s-OFDMAシンボル)を含み、周波数ドメインで複数の副搬送波を含むことができる。信号生成器1060は、マッピングされた変調シンボルから無線信号を生成し、生成された無線信号は、各アンテナを介して他の機器へ送信されることができる。そのために、信号生成器1060は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)モジュール及びCP(Cyclic Prefix)挿入器、DAC(Digital-to-Analog Converter)、周波数アップリンク変換器(frequency uplink converter)などを含むことができる。
【0266】
無線機器において、受信信号のための信号処理過程は、
図23の信号処理過程1010~1060の逆で構成されることができる。例えば、無線機器(例えば、
図22の100、200)は、アンテナポート/送受信機を介して外部から無線信号を受信することができる。受信された無線信号は、信号復元器を介してベースバンド信号に変換されることができる。そのために、信号復元器は、周波数ダウンリンク変換器(frequency downlink converter)、ADC(analog-to-digital converter)、CP除去器、FFT(Fast Fourier Transform)モジュールを含むことができる。以後、ベースバンド信号は、リソースデマッパ過程、ポストコーディング(postcoding)過程、復調過程、及びデスクランブル過程を経て、コードワードに復元されることができる。コードワードは、復号(decoding)を経て、元の情報ブロックに復元されることができる。したがって、受信信号のための信号処理回路(図示せず)は、信号復元器、リソースデマッパ、ポストコーダ、復調器、デスクランブラ、及び復号器を含むことができる。
【0267】
図24は、本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。無線機器は、使用-例/サービスによって多様な形態で具現されることができる(
図21参照)。
【0268】
図24を参照すると、無線機器100、200は、
図22の無線機器100、200に対応し、多様な要素(element)、成分(component)、ユニット/部(unit)、及び/またはモジュール(module)で構成されることができる。例えば、無線機器100、200は、通信部110、制御部120、メモリ部130、及び追加要素140を含むことができる。通信部は、通信回路112及び送受信機(ら)114を含むことができる。例えば、通信回路112は、
図22の一つ以上のプロセッサ102、202及び/または一つ以上のメモリ104、204を含むことができる。例えば、送受信機(ら)114は、
図22の一つ以上の送受信機106、206及び/または一つ以上のアンテナ108、208を含むことができる。制御部120は、通信部110、メモリ部130、及び追加要素140と電気的に連結され、無線機器の諸般動作を制御する。例えば、制御部120は、メモリ部130に格納されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて、無線機器の電気的/機械的動作を制御することができる。また、制御部120は、メモリ部130に格納された情報を通信部110を介して、外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースを介して送信し、または通信部110を介して、外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インターフェースを介して受信された情報をメモリ部130に格納することができる。
【0269】
追加要素140は、無線機器の種類によって多様に構成されることができる。例えば、追加要素140は、パワーユニット/バッテリ、入出力部(I/O unit)、駆動部、及びコンピューティング部のうち少なくとも一つを含むことができる。これに制限されるものではなく、無線機器は、ロボット(
図21の100a)、車両(
図21の100b-1、100b-2)、XR機器(
図21の100c)、携帯機器(
図21の100d)、家電(
図21の100e)、IoT機器(
図21の100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(または、金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、AIサーバ/機器(
図21の400)、基地局(
図21の200)、ネットワークノードなどの形態で具現されることができる。無線機器は、使用-例/サービスによって、移動可能であり、または固定された場所で使われることができる。
【0270】
図24において、無線機器100、200内の多様な要素、成分、ユニット/部、及び/またはモジュールは、全体が有線インターフェースを介して相互連結され、または少なくとも一部が通信部110を介して無線で連結されることができる。例えば、無線機器100、200内で制御部120と通信部110は有線で連結され、制御部120と第1のユニット(例えば、130、140)は、通信部110を介して無線で連結されることができる。また、無線機器100、200内の各要素、成分、ユニット/部、及び/またはモジュールは、一つ以上の要素をさらに含むことができる。例えば、制御部120は、一つ以上のプロセッサの集合で構成されることができる。例えば、制御部120は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application processor)、ECU(Electronic Control Unit)、グラフィック処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどの集合で構成されることができる。他の例として、メモリ部130は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、非-揮発性メモリ(non-volatile memory)及び/またはこれらの組み合わせで構成されることができる。
【0271】
以下、
図24の具現例に対して、他の図面を参照してより詳細に説明する。
【0272】
図25は、本開示の一実施例に係る、携帯機器を示す。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、携帯用コンピュータ(例えば、ノートブック等)を含むことができる。携帯機器は、MS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)またはWT(Wireless terminal)と呼ばれる。
【0273】
図25を参照すると、携帯機器100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、メモリ部130、電源供給部140a、インターフェース部140b、及び入出力部140cを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部で構成されることができる。ブロック110~130/140a~140cは、各々、
図24のブロック110~130/140に対応する。
【0274】
通信部110は、他の無線機器、基地局と信号(例えば、データ、制御信号等)を送受信することができる。制御部120は、携帯機器100の構成要素を制御し、多様な動作を実行することができる。制御部120は、AP(Application Processor)を含むことができる。メモリ部130は、携帯機器100の駆動に必要なデータ/パラメータ/プログラム/コード/命令を格納することができる。また、メモリ部130は、入/出力されるデータ/情報などを格納することができる。電源供給部140aは、携帯機器100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリなどを含むことができる。インターフェース部140bは、携帯機器100と他の外部機器の連結をサポートすることができる。インターフェース部140bは、外部機器との連結のための多様なポート(例えば、オーディオの入/出力ポート、ビデオの入/出力ポート)を含むことができる。入出力部140cは、映像情報/信号、オーディオ情報/信号、データ、及び/またはユーザから入力される情報の入力を受け、または出力することができる。入出力部140cは、カメラ、マイクロフォン、ユーザ入力部、ディスプレイ部140d、スピーカー及び/またはハプティックモジュールなどを含むことができる。
【0275】
一例として、データ通信の場合、入出力部140cは、ユーザから入力された情報/信号(例えば、タッチ、文字、音声、イメージ、ビデオ)を取得し、取得された情報/信号は、メモリ部130に格納されることができる。通信部110は、メモリに格納された情報/信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を他の無線機器に直接送信し、または基地局に送信できる。また、通信部110は、他の無線機器または基地局から無線信号を受信した後、受信された無線信号を元の情報/信号に復元できる。復元された情報/信号は、メモリ部130に格納された後、入出力部140cを介して多様な形態(例えば、文字、音声、イメージ、ビデオ、ハプティック)で出力されることができる。
【0276】
図26は、本開示の一実施例に係る、車両または自律走行車両を示す。車両または自律走行車両は、移動型ロボット、車両、汽車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle、AV)、船舶などで具現されることができる。
【0277】
図26を参照すると、車両または自律走行車両100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサ部140c、及び自律走行部140dを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部で構成されることができる。ブロック110/130/140a~140dは、各々、
図24のブロック110/130/140に対応する。
【0278】
通信部110は、他の車両、基地局(例えば、基地局、路辺基地局(Road Side unit)等)、サーバなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号等)を送受信することができる。制御部120は、車両または自律走行車両100の要素を制御し、多様な動作を実行することができる。制御部120は、ECU(Electronic Control Unit)を含むことができる。駆動部140aは、車両または自律走行車両100を地上で走行するようにすることができる。駆動部140aは、エンジン、モータ、パワートレイン、輪、ブレーキ、ステアリング装置などを含むことができる。電源供給部140bは、車両または自律走行車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリなどを含むことができる。センサ部140cは、車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサ部140cは、IMU(inertial measurement unit)センサ、衝突センサ、ホイールセンサ(wheel sensor)、速度センサ、傾斜センサ、重量検知センサ、ヘッディングセンサ(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両の前進/後進センサ、バッテリセンサ、燃料センサ、タイヤセンサ、ステアリングセンサ、温度センサ、湿度センサ、超音波センサ、照度センサ、ペダルポジションセンサなどを含むことができる。自律走行部140dは、走行中である車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように速度を自動で調節する技術、決められた経路に沿って自動で走行する技術、目的地が設定されると、自動で経路を設定して走行する技術などを具現することができる。
【0279】
一例として、通信部110は、外部サーバから地図データ、交通情報データなどを受信することができる。自律走行部140dは、取得されたデータに基づいて自律走行経路とドライビングプランを生成することができる。制御部120は、ドライビングプランによって車両または自律走行車両100が自律走行経路に沿って移動するように駆動部140aを制御することができる(例えば、速度/方向調節)。自律走行途中、通信部110は、外部サーバから最新の交通情報データを非/周期的に取得し、周辺車両から周辺交通情報データを取得することができる。また、自律走行途中、センサ部140cは、車両状態、周辺環境情報を取得することができる。自律走行部140dは、新しく取得されたデータ/情報に基づいて自律走行経路とドライビングプランを更新することができる。通信部110は、車両位置、自律走行経路、ドライビングプランなどに対する情報を外部サーバに伝達できる。外部サーバは、車両または自律走行車両から収集された情報に基づいて、AI技術などを利用して交通情報データをあらかじめ予測でき、予測された交通情報データを車両または自律走行車両に提供できる。
【0280】
本明細書に記載された請求項は、多様な方式に組み合わせ可能である。例えば、本明細書の方法請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で具現されることができ、本明細書の装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で具現されることができる。また、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で具現されることができ、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で具現されることができる。