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特許7459296ステーションおよびこれを含むダスト除去システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-22
(45)【発行日】2024-04-01
(54)【発明の名称】ステーションおよびこれを含むダスト除去システム
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/00 20060101AFI20240325BHJP
   A47L 5/24 20060101ALI20240325BHJP
【FI】
A47L9/00 105Z
A47L5/24
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2022562748
(86)(22)【出願日】2021-04-15
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-06
(86)【国際出願番号】 KR2021004752
(87)【国際公開番号】W WO2021210930
(87)【国際公開日】2021-10-21
【審査請求日】2022-11-22
(31)【優先権主張番号】10-2020-0046879
(32)【優先日】2020-04-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】パク,ヒュンウ
(72)【発明者】
【氏名】ウィ,ジェヒュク
(72)【発明者】
【氏名】バク,ヘリム
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヨンス
【審査官】大内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-189453(JP,A)
【文献】特開2017-158806(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0132685(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第110325088(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0296051(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 9/00~ 9/32
A47L 5/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダストビンと、前記ダストビンの下部を選択的に開閉する本体カバーと、を備えた掃除機が結合されるステーションであって、
前記ダストビンが結合されて、地面と所定の角度を形成する結合体;
前記本体カバーを前記ダストビンから分離させる分離ユニット;
前記結合体を回転し、前記結合体を前記地面に対して水平に配置する駆動ユニット;
前記結合体の下方に配置されたダスト貯留ユニット;を備えてな、ステーション。
【請求項2】
前記ダストビンが前記結合体に結合されているか否かを検出する検知ユニット;備え、
前記ダストビンが前記結合体に結合されたとき、前記駆動ユニットは前記結合体を回転し、前記結合体を前記地面に対して水平に配置する、請求項1に記載のステーション。
【請求項3】
前記駆動ユニットに連結された回転シャフト;
前記回転シャフトと連動して回転する第1のギヤ;
前記結合体に連結されており、かつ前記第1のギヤと係合する第2のギヤ;を備える、請求項1に記載のステーション。
【請求項4】
前記第1のギヤが一方の方向に回転したとき、前記結合体を回転し、前記結合体を前記地面に対して水平に配置し
前記第2のギヤが他方の方向に回転したとき、前記結合体が、前記地面と前記所定の角度を形成するように回転する、請求項3に記載のステーション。
【請求項5】
前記結合体は、
前記地面と前記所定の角度を形成し、かつ、前記ダストビンの下面が結合される結合面と、
前記本体カバーの下方に配置され、かつ、前記結合面の少なくとも一部を選択的に開閉する開閉部材と、を備える、請求項1に記載のステーション。
【請求項6】
前記駆動ユニットに連結された回転シャフトと、
前記回転シャフトと連動して回転する第1のギヤと、
前記開閉部材に連結されており、かつ、前記第1のギヤと係合する第3のギヤと、を備える、請求項5に記載のステーション。
【請求項7】
前記第1のギヤが一方の方向に回転したとき、前記開閉部材が、前記結合面と前記所定の角度を形成する方向に回転し、
前記第1のギヤが他方の方向に回転したとき、前記開閉部材を回転し、前記開閉部材を前記結合面に対して水平に配置する、請求項6に記載のステーション。
【請求項8】
前記第1のギヤが前記他方の方向に回転したとき、前記開閉部材が、前記本体カバーを前記ダストビンに結合する、請求項7に記載のステーション。
【請求項9】
前記分離ユニットは、前記ステーションの内側面から内側に突出する分離部材を備え、
前記結合体を回転し、前記結合体を前記地面に対して水平に配置するとき、前記掃除機の前記本体カバーを前記ダストビンに結合する結合レバーが、前記分離ユニットに捕捉されて前記ダストビンから分離される、請求項1に記載のステーション。
【請求項10】
前記分離ユニットは、前記結合体上に形成されており、かつ、前記分離部材と前記掃除機の前記結合レバーとの間に配置される伝達部材を備え、
前記伝達部材の一方の側は、前記分離部材の下方に配置されており、
前記伝達部材の他方の側は、前記掃除機の前記結合レバーの上方に配置される、請求項9に記載のステーション。
【請求項11】
前記伝達部材の前記他方の側の下部は、前記掃除機の前記結合レバーの上側との接触状態を維持し、
前記結合体を回転し、前記結合体を前記地面に対して水平に配置するとき、
前記伝達部材の前記一方の側の上部は、前記分離部材の前記下部に接触し、
前記伝達部材の前記他方の側は、前記結合レバーを下方に押圧して前記本体カバーを前記ダストビンから分離させる、請求項10に記載のステーション。
【請求項12】
前記伝達部材は、前記一方の側と前記他方の側とを連結する垂直部分を備える、請求項10に記載のステーション。
【請求項13】
前記伝達部材の前記垂直部分の下部が、上部よりも前記分離部材に隣接して配置された段差部分を備える、請求項12に記載のステーション。
【請求項14】
前記結合体は、前記地面と前記所定の角度を形成し、かつ、前記ダストビンの下面が結合される結合面を備え、
前記結合体が前記地面に対して水平に配置されているとき、前記分離部材は前記結合面の下方に配置されている、請求項10に記載のステーション。
【請求項15】
前記結合体は、
前記地面と前記所定の角度を形成し、かつ、前記ダストビンの下面が結合される結合面と、
前記結合面に連結されており、かつ、前記ダストビンの外面に対応する形状に形成されたガイド部と、を備え、
前記分離ユニットは、前記ガイド部の内側面から内側に突出する、請求項1に記載のステーション。
【請求項16】
掃除機と、ステーションと、を備えてなる、ダスト除去システムであって、
前記掃除機は、
吸引ユニット、
前記吸引ユニットに沿って空気を吸引する吸引力を発生させる吸引モータ、
前記吸引ユニットを介して導入された空気からダストを分離するダスト分離器、
前記ダスト分離器から分離された前記ダストを貯留するダストビン、
前記ダストビンの下部を選択的に開閉する本体カバー、及び、
前記ダストビンの内部空間を移動して前記ダストビン内の前記ダストを下方に圧縮する圧縮ユニット、を備え、
前記ステーションは、
前記ダストビンが結合され、かつ、地面と所定の角度を形成する結合体、
前記本体カバーを前記ダストビンから分離させる分離ユニット、
前記結合体を回転し、前記結合体を前記地面に対して水平に配置する駆動ユニット、及び、
前記結合体の下方に配置されたダスト貯留ユニット、を備える、ダスト除去システム。
【請求項17】
前記ダストビンが前記結合体に結合されているか否かを検出する検知ユニット;を備え、
前記ダストビンが前記結合体に結合されたとき、前記駆動ユニットは前記結合体を回転し、前記結合体を前記地面に対して水平に配置する、請求項16に記載のダスト除去システム。
【請求項18】
前記駆動ユニットに連結された回転シャフトと、
前記回転シャフトと連動して回転する第1のギヤと、
前記結合体に連結されており、かつ、前記第1のギヤと係合する第2のギヤと、を備える、請求項16に記載のダスト除去システム。
【請求項19】
前記第1のギヤが一方の方向に回転したとき、前記結合体を回転し、前記結合体を前記地面に対して水平に配置し
前記第2のギヤが他方の方向に回転したとき、前記結合体が、前記地面と前記所定の角度を形成するように回転する、請求項18に記載のダスト除去システム。
【請求項20】
前記結合体は、
前記地面と前記所定の角度を形成し、かつ、前記ダストビンの下面が結合される結合面と、
前記本体カバーの下方に配置され、かつ、前記結合面の少なくとも一部を選択的に開閉する開閉部材と、
前記開閉部材に連結されており、かつ、前記第1のギヤと係合する、第3のギヤと、を備え、
前記第1のギヤが一方の方向に回転したとき、前記開閉部材は、前記結合面と所定の角度を形成する方向に回転し、
前記第1のギヤが他方の方向に回転したとき、前記開閉部材を回転し、前記開閉部材を前記地面に対して水平に配置する、請求項18に記載のダスト除去システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ドッキングステーションおよびこれを含むダスト除去システムに関し、特に、掃除用装置に貯留されたダストを収集するドッキングステーションおよびこれを含むダスト除去システムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、掃除機は、電気エネルギーを用いて、空気を吸い込むことによって、機械のダストビンに小さなゴミまたはダストを吸引する家電機器であり、一般に電気掃除機と呼ばれている。
【0003】
掃除機は、ユーザが直接機械を移動させながら掃除する手動型掃除機と、自ら運転しながら掃除する自律型掃除機と、に分類され得る。手動型掃除機は、掃除機の形状に応じて、キャニスタ型電気掃除機、アップライト型掃除機、ハンディ型電気掃除機、およびスティック型電気掃除機に分類され得る。
【0004】
従来、家庭用の電気掃除機としては、キャニスタ型電気掃除機が広く用いられてきたが、近年では、ダストビンおよび掃除機本体を設けることで使いやすさを向上させたハンディ型電気掃除機やスティック型電気掃除機がトレンドとなっている。
【0005】
キャニスタ型電気掃除機では、本体と吸込口とがゴムホースまたはパイプで連結されており、場合によっては、吸込口にブラシが挿入されていることがある。
【0006】
ハンディ型電気掃除機は携帯性を最大にすることができるが、それらは軽量で長さが短いため、着座して掃除するエリアが限られている可能性がある。そのため、机、ソファ、または車内などの局所の掃除に一般的に使用されている。
【0007】
スティック型電気掃除機は、立ったまま使用することができるため、ユーザは、自身のウエストを曲げずにスティック型電気掃除機を操縦することができる。そのため、広いエリアの移動および掃除に使用することができる。ハンディ型電気掃除機は狭い空間を掃除するが、スティック型電気掃除機はそれより広い空間を掃除することができ、かつ手の届かない高所を掃除することができる。近年、モジュール式スティック型電気掃除機が提供されており、そのようなモジュール式は様々な対象物を掃除するために能動的に変更可能である。
【0008】
また、近年、ユーザの操作によらずに自動で掃除を実行するロボット掃除機が使用されている。ロボット掃除機は、自走しながら床からダストなどの異物を吸い込むことで、自動的に掃除対象エリアを掃除する。
【0009】
ロボット掃除機は、掃除エリアに位置する家具、事務用品、または壁などの障害物と、ロボット掃除機を移動させるための左右の車輪との間の距離を検知するための距離センサを含む。
【0010】
左車輪および右車輪は、それぞれ左モータおよび右モータによって回転するように構成されており、ロボット掃除機は、自身で方向を変え、左右車輪モータの駆動に従って屋内の掃除を実行する。
【0011】
しかしながら、従来のハンディ型電気掃除機、スティック型電気掃除機、およびロボット掃除機は、収集されたダストを貯留するためのダストビンの容量が小さいため、ユーザは頻繁にダストビンを空にしなければならない。
【0012】
さらに、ダストビンを排出している間にダストが飛散する可能性があり、これはユーザの健康に悪影響を及ぼす場合がある。
【0013】
またさらに、ダストビン内の残留ダストが除去されない場合、電気掃除機の吸引力は低下する場合がある。
【0014】
またさらに、ダストビン内の残留ダストが除去されない場合、残留物に起因して臭気が発生する可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本開示は、ユーザが毎回ダストビンを空にする手間を省くことができるステーションおよびこれを有するダスト除去システムを提供する。
【0016】
さらに、本開示は、ダストビンを空にする際のダスト飛散を防止することができるステーションおよびこれを有するダスト除去システムを提供する。
【0017】
またさらに、本開示は、ユーザが別途操作することなく、ダストビン内のダストを除去することができ、ユーザの利便性を提供することができる、ステーションおよびこれを有するダスト除去システムを提供する。
【0018】
またさらに、本開示は、スティック型電気掃除機とロボット掃除機とを同時にドッキングさせて、スティック型電気掃除機およびロボット掃除機のダストビン内のダストを必要に応じて選択的に除去することができる、ステーションおよびこれを有するダスト除去システムを提供する。
【0019】
またさらに、本開示は、残留ダストがダストビン内に残留することを防止して、掃除機の吸引力を向上させることができる、ステーションおよびこれを有するダスト除去システムを提供する。
【0020】
またさらに、本開示は、ダストビン内にダストが残留することを防止して、残留物によって発生する臭気を除去することができる、ステーションおよびこれを有するダスト除去システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0021】
本明細書の一態様によるステーションは、ダストビンと、ダストビンの下部を選択的に開閉する本体カバーと、を含む掃除機が結合されるステーションであって、ダストビンが結合されて、地面と所定の角度を形成する結合体と、本体カバーをダストビンから分離させる分離ユニットと、結合体を地面に対して水平に回転させる駆動ユニットと、結合体の下方に配置されたダスト貯留ユニットと、を備える(含む;構成する;構築する;設定する;包接する;包含する;含有する)、ステーションである。
【0022】
この場合、本体カバーがダストビンから分離されたとき、ダストビン内のダストは重力によってダスト貯留ユニットに収集され得る。
【0023】
これにより、ユーザが別途操作することなく、ダストビン内のダストを除去することができるため、ユーザの利便性を提供することができる。
【0024】
また、ユーザが毎回ダストビンを空にしなければならない手間を取り除くことができる。
【0025】
また、ダストビンを空にする際に、ダストの飛散を防止することができる。
【0026】
また、ステーションは、ダストビンが結合体に結合されているかどうかを検出する検知ユニットを備え得る。ダストビンが結合体に結合されたとき、駆動ユニットが、結合体を地面に対して水平に回転させ得る。
【0027】
これにより、別途操作することなく、自動的にダストビン内のダストを除去することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0028】
さらに、ステーションは、駆動ユニットに連結された回転シャフトと、回転シャフトと連動して回転する第1のギヤと、結合体に連結されており、かつ第1のギヤと係合する、第2のギヤと、を備え得る。
【0029】
この場合、第1のギヤが一方の方向に回転したとき、結合体が、地面に対して水平に回転し得る。第2のギヤが他方の方向に回転したとき、結合体が、地面と所定の角度を形成するように回転し得る。
【0030】
また、結合体が、地面と所定の角度を形成し、かつダストビンの下面が結合される、結合面と、本体カバーの下方に配置され、かつ結合面の少なくとも一部を選択的に開閉する、開閉部材と、を含み得る。
【0031】
この場合、ステーションは、駆動ユニットに連結された回転シャフトと、回転シャフトと連動して回転する第1のギヤと、開閉部材に連結されており、かつ第1のギヤと係合する、第3のギヤと、を備え得る。
【0032】
また、第1のギヤが一方の方向に回転したとき、開閉部材が、結合面と前記所定の角度を形成する方向に回転し得る。第1のギヤが他方の方向に回転したとき、開閉部材が、結合面に対して水平な方向に回転し得る。
【0033】
また、第1のギヤが他方の方向に回転したとき、開閉部材が、本体カバーをダストビンに結合し得る。
【0034】
また、分離ユニットが、ステーションの内側面から内側に突出する分離部材を含み得る。結合体が地面に対して水平な方向に回転したとき、掃除機の本体カバーをダストビンに結合する結合レバーが、分離ユニットに捕捉されてダストビンから分離され得る。
【0035】
また、分離ユニットが、結合体上に形成され得、かつ分離部材と掃除機の結合レバーとの間に配置される伝達部材を含み得る。伝達部材の一方の側が、分離部材の下方に配置され得、伝達部材の他方の側が、掃除機の結合レバーの上方に配置され得る。
【0036】
また、伝達部材の他方の側の下部が、掃除機の結合レバーの上側との接触状態を維持し得る。結合体が地面に対して水平な方向に回転したとき、伝達部材の一方の側の上部が、分離部材の下部に接触し得、伝達部材の他方の側が、結合レバーを下方に押圧して本体カバーをダストビンから分離させ得る。
【0037】
また、伝達部材が、一方の側と他方の側とを連結する垂直部分を含み得る。
【0038】
また、伝達部材の垂直部分の下部が、上部よりも分離部材に隣接して配置された段差部分を含み得る。
【0039】
また、結合体が、地面と所定の角度を形成し、かつダストビンの下面が結合される、結合面を含み得る。結合体が地面に対して水平に配置されているとき、分離部材が、結合面の下方に配置され得る。
【0040】
また、結合体が、地面と所定の角度を形成し、かつダストビンの下面が結合される、結合面と、結合面に連結されており、かつダストビンの外面に対応する形状に形成された、ガイド部と、を含み得る。分離ユニットが、ガイド部の内側面から内側に突出し得る。
【0041】
本明細書の一態様によるダスト除去システムは、吸引ユニット、吸引ユニットに沿って空気を吸引する吸引力を発生させる吸引モータ、吸引ユニットを介して導入された空気からダストを分離するダスト分離器、ダスト分離器から分離されたダストを貯留するダストビン、ダストビンの下部を選択的に開閉する本体カバー、およびダストビンの内部空間を移動してダストビン内のダストを下方に圧縮する圧縮ユニットを含む、掃除機と、ダストビンが結合され、かつ地面と所定の角度を形成する、結合体、本体カバーをダストビンから分離させる分離ユニット、結合体を前面に対して水平に回転させる駆動ユニット、および結合体の下方に配置されたダスト貯留ユニットを含む、ステーションと、を備え得る。
【0042】
この場合、本体カバーがダストビンから分離されたとき、ダストビン内のダストは重力によってダスト貯留ユニットに収集され得る。
【0043】
これにより、ユーザが別途操作することなく、ダストビン内のダストを除去することができるため、ユーザの利便性を提供することができる。
【0044】
また、ユーザが毎回ダストビンを空にしなければならない手間を取り除くことができる。
【0045】
また、ダストビンを空にする際に、ダストの飛散を防止することができる。
【0046】
また、システムは、ダストビンが結合体に結合されているかどうかを検出する検知ユニットを含むことができる。ダストビンが結合体に結合されたとき、駆動ユニットが、結合体を地面に対して水平に回転させ得る。
【0047】
また、システムは、駆動ユニットに連結された回転シャフトと、回転シャフトと連動して回転する第1のギヤと、結合体に連結されており、かつ第1のギヤと係合する、第2のギヤと、を備え得る。
【0048】
また、第1のギヤが一方の方向に回転したとき、結合体が、地面に対して水平に回転し得る。第2のギヤが他方の方向に回転したとき、結合体が、地面と所定の角度を形成するように回転し得る。
【0049】
また、結合体が、地面と所定の角度を形成し、かつダストビンの下面が結合される、結合面と、本体カバーの下方に配置され、かつ結合面の少なくとも一部を選択的に開閉する、開閉部材と、開閉部材に連結されており、かつ第1のギヤと係合する、第3のギヤと、を含み得る。第1のギヤが一方の方向に回転したとき、開閉部材が、結合面と所定の角度を形成する方向に回転し得る。第1のギヤが他方の方向に回転したとき、開閉部材が、結合面に対して水平な方向に回転し得る。
【発明の効果】
【0050】
本開示は、ユーザが毎回ダストビンを空にする手間を省くことができるステーションおよびこれを有するダスト除去システムを提供し得る。
【0051】
さらに、本開示は、ダストビンを空にする際に発生するダスト飛散を防止することができるステーションおよびこれを有するダスト除去システムを提供し得る。
【0052】
またさらに、本開示は、ユーザが別途操作することなく、ダストビン内のダストを除去することができ、ユーザの利便性を提供することができる、ステーションおよびこれを有するダスト除去システムを提供し得る。
【0053】
またさらに、本開示は、スティック型電気掃除機とロボット掃除機とを同時にドッキングさせて、スティック型電気掃除機およびロボット掃除機のダストビン内のダストを必要に応じて選択的に除去することができる、ステーションおよびこれを有するダスト除去システムを提供し得る。
【0054】
またさらに、本開示は、残留ダストがダストビン内に残留することを防止して、掃除機の吸引力を向上させることができる、ステーションおよびこれを有するダスト除去システムを提供し得る。
【0055】
またさらに、本開示は、ダストビン内にダストが残留することを防止して、残留物によって発生する臭気を除去することができる、ステーションおよびこれを有するダスト除去システムを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【0056】
図1】本開示の一実施形態によるダスト除去システムの斜視図である。
図2】本開示の一実施形態によるダスト除去システムの断面図である。
図3】本開示の一実施形態によるステーションの斜視図である。
図4図3に示す第1のドア部材の開状態を示す斜視図である。
図5】本開示の一実施形態によって、第1の掃除機の本体がステーションに結合されることを示す動作図である。
図6】本開示の一実施形態によって、第1の掃除機の本体がステーションに結合されることを示す動作図である。
図7】本開示の一実施形態によるステーションの結合体の斜視図である。
図8】本開示の一実施形態によるステーションの結合体に結合された第1の掃除機の本体を示す斜視図である。
図9】本開示の一実施形態によって、第1の掃除機の本体がステーションの結合体に固定されることを示す動作図である。
図10】本開示の一実施形態によって、第1の掃除機の本体がステーションの結合体に固定されることを示す動作図である。
図11】本開示の一実施形態によって、ステーションの結合体に結合された第1の掃除機の本体が回転されることを示す動作図である。
図12】本開示の一実施形態によって、ステーションの結合体に結合された第1の掃除機の本体が回転されることを示す動作図である。
図13】本開示の一実施形態によって、ステーションの結合体に結合された第1の掃除機の本体が回転されることを示す動作図である。
図14】本開示の一実施形態によるダスト除去システムの断面図である。
図15】本開示の一実施形態による第1の掃除機の圧縮ユニットの動作を示す動作図である。
図16】本開示の一実施形態による第1の掃除機の圧縮ユニットの動作を示す動作図である。
図17】本開示の別の実施形態によるダスト除去システムの断面図である。
図18】本開示の別の実施形態によるダスト除去システムの断面図である。
図19】本開示の別の実施形態によるダスト除去システムの断面図である。
図20】本開示の別の実施形態によるダスト除去システムの断面図である。
図21】本開示の別の実施形態によるダスト除去システムの断面図である。
図22】本開示の一実施形態によって、ロールビニルがステーションに取り付けられることを示す動作図である。
図23】本開示の一実施形態によって、ロールビニルがステーションに取り付けられることを示す動作図である。
図24】本開示の一実施形態によるステーションの斜視図である。
図25】本開示の一実施形態によるダスト除去システムの斜視図である。
図26】本開示の一実施形態によるステーションの部分的な構成の斜視図である。
図27】本開示の一実施形態によるステーションの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0057】
以下、添付図面を参照しながら本開示の実施形態について詳細に説明するが、符号にかかわらず、同一または類似の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0058】
しかしながら、本開示の技術的原理は、説明するいくつかの実施形態に限定されるものではなく、様々な異なる形態で実装されてもよく、かつ本開示の技術的原理の範囲内で、1つ以上の構成要素が選択的に組み合わされてもよく、実施形態間で置換されてもよい。
【0059】
また、本開示の実施形態で使用される用語(技術的および科学的用語を含む)は、明示的に定義および説明されない限り、本開示の当業者によって一般に理解される。辞書で定義されている用語などの一般的に使用される用語は、関連技術の文脈の意味を考慮して解釈され得る。
【0060】
また、本開示の実施形態で使用される用語は、例示的な実施形態を示すためのものであり、本発明の発明を限定することを意図するものではない。
【0061】
本開示において、単数形は、句において具体的に述べられていない限り、複数形を含み得、「A、(ならびに)B、およびCのうちの少なくとも1つ(または2つ以上)」と記載されている場合、A、B、およびCのすべての可能な組合せの1つ以上を含み得る。
【0062】
また、本開示の実施形態の構成要素を説明する際に、第1の、第2の、A、B、(a)、および(b)などの用語が使用される場合がある。これらの用語は、構成要素を他の構成要素と区別するためのものにすぎず、対応する構成要素の性質、順序、または一連のものは、これらの用語によって限定されない。
【0063】
また、ある構成要素が別の構成要素に「連結」、「結合」、または「接続」されていると記載されている場合、その構成要素は、他の構成要素に直接「連結」、「結合」、または「接続」されてもよく、構成要素は、構成要素と他の構成要素との間の別の構成要素によって他の構成要素に「連結」、「結合」、または「接続」されてもよい。
【0064】
また、各構成要素の「上部(上方)」または「下部(下方)」に形成または配置されると記載されている場合、「上部(上方)」または「下部(下方)」の意味は、2つの構成要素が直接接触する場合だけでなく、2つの構成要素間に1つ以上の他の構成要素が形成または配置される場合も含む。また、「上部(上方)」または「下部(下方)」と表現される場合には、1つの構成要素を基準とした上方向だけでなく下方向もという意味が含まれ得る。
【0065】
一方、本開示の用語は、文献、明細書、または説明などの用語で置き換えることができる。
【0066】
図1は、本開示の一実施形態によるダスト除去システムの斜視図である。図2は、本開示の一実施形態によるダスト除去システムの断面図である。図3は、本開示の一実施形態によるステーションの斜視図である。図4は、図3に示す第1のドア部材の開状態を示す斜視図である。図5および図6は、本開示の一実施形態によって、第1の掃除機の本体がステーションに結合されることを示す動作図である。図7は、本開示の一実施形態によるステーションの結合体の斜視図である。図8は、本開示の一実施形態によるステーションの結合体に結合された第1の掃除機の本体を示す斜視図である。図9および図10は、本開示の一実施形態によって、第1の掃除機の本体がステーションの結合体に固定されることを示す動作図である。図11図13は、本開示の一実施形態によって、ステーションの結合体に結合された第1の掃除機の本体が回転されることを示す動作図である。図14は、本開示の一実施形態によるダスト除去システムの断面図である。図15および図16は、本開示の一実施形態による第1の掃除機の圧縮ユニットの動作を示す動作図である。図17図21は、本開示の別の実施形態によるダスト除去システムの断面図である。図22および図23は、本開示の一実施形態によって、ロールビニルがステーションに取り付けられることを示す動作図である。図24は、本開示の一実施形態によるステーションの斜視図である。図25は、本開示の一実施形態によるダスト除去システムの斜視図である。図26は、本開示の一実施形態によるステーションの部分的な構成の斜視図である。図27は、本開示の一実施形態によるステーションの斜視図である。
【0067】
図1図27を参照すると、本開示の一実施形態によるダスト除去システム10は、ステーション100と、第1の掃除機200と、第2の掃除機300と、を含み得る。しかしながら、本開示の一実施形態では、これらの構成要素のうちの一部が除外されてもよく、あるいは追加の構成要素が含まれてもよい。
【0068】
ダスト除去システム10は、ステーション100を含み得る。第1の掃除機200および第2の掃除機300は、ステーション100に配置され得る。第1の掃除機200は、ステーション100の上部上に結合され得る。特に、ステーション100の上部上に、第1の掃除機200の本体が結合され得る。第2の掃除機300は、ステーションの下部の下方に結合され得る。ステーション100は、第1の掃除機200のダストビン215のダストを除去し得る。ステーション100は、第2の掃除機300のダストビン(図示せず)のダストを除去し得る。
【0069】
ステーション100は、ハウジング110を含み得る。ハウジング110は、ステーション100の外観を形成することができる。ハウジング110の上部上には、第1の掃除機200が結合される結合体120が配置され得る。第2の掃除機300は、ハウジング110の下部の下方に結合され得る。ハウジング110の内部には、ダスト貯留ユニット130、第1の流路140、第2の流路150、バルブ160、および吸気器170が配置され得る。本開示の一実施形態では、一例としてハウジング110が六面体形状に形成されている場合を説明するが、ハウジング110の形状はこれに限定されず、ハウジング110の形状は種々変更されてもよい。
【0070】
ハウジング110は、第1のドア部材112を含み得る。第1のドア部材112は、ハウジング110の上面上に配置され得る。第1のドア部材112は、ハウジング100の上部上に配置された結合体120を選択的に外部に露出させ得る。第1のドア部材112は、ユーザがステーション100に接近したときに開かれ得、第1のドア部材112は、ステーション100上に結合された第1の掃除機200がステーション100から分離されたときに閉じられ得る。よって、ステーション100の内部にダスト等の異物が侵入することを防止することができる。
【0071】
ハウジング110は、第1の検知ユニット113を含み得る。第1の検知ユニット113は、ハウジング110上に配置され得る。第1の検知ユニット113は、ユーザがステーション100に接近したか否かを検出し得る。第1の検知ユニット113は、非接触センサを含み得る。一例として、第1の検知ユニット113は、赤外線検知ユニット(IRセンサ)を含み得る。第1の検知ユニット113は、接触センサを含み得る。一例として、第1の検知ユニット113は、マイクロスイッチを含み得る。本開示の一実施形態では、第1の検知ユニット113は、一例として、ハウジングの上面上に配置されている。しかしながら、第1の検知ユニット113の位置は、ユーザが接近しているか否かを検出できれば、種々変更されてもよい。
【0072】
ステーション100は、結合体120を含み得る。結合体120は、ステーション100の上部上に配置され得る。結合体120は、ハウジング110の上部上に配置され得る。結合体120は、第1のドア部材112によって選択的に開閉され得る。第1の掃除機200は、結合体120に結合され得る。第1の掃除機200の本体210は、結合体120上に結合され得る。
【0073】
結合体120は、地面と所定の角度を形成し得る。これにより、ユーザが第1の掃除機200の本体210をステーション100に結合する際に、第1の掃除機200の本体210が結合体120に対して正しい位置に摺動して結合する。
【0074】
本明細書の一実施形態では、地面と形成された結合体120の所定の角度は、20度~30度であり得る。
【0075】
地面と形成された結合体120の所定の角度が30度を超える場合、ダストビン215の傾斜が切断され、重力によりダストビン215内のダストが残留するおそれがある。
【0076】
また、地面と形成された結合体120の所定の角度が20度未満である場合、ダストビン215の下面と結合体120の上面との間の静止摩擦力に達しない場合があり、ダストビン215が結合体120を摺動させない場合がある。
【0077】
本明細書の一実施形態では、ダストビン215の下面は、ポリカーボネート(PM)プラスチック材料で形成され得、結合体120の上面は、ポリオキシメチレン(POM)プラスチック材料で形成され得る。この場合、ポリオキシメチレンプラスチック材料に対するポリカーボネートプラスチック材料の静止摩擦係数は、約0.22であり得る。また、ダストビン215の下面と結合体120の上面との間の異物により1.5倍の補正が加えられた場合、tanθは0.33となり得る。すなわち、地面と形成された結合体120の所定角度が20度未満であると、ダストビン215の下面と結合体120の上面との間の静止摩擦力に達しないため、ダストビン215は結合体120を摺動させない場合がある。
【0078】
好ましくは、地面と形成された結合体120の所定の角度は、23度~30度であり得る。第1の掃除機200の本体210の重量および平均的な女性の身体状況を考慮すると、地面と形成された結合体120の所定の角度が23度未満であると、ユーザの手首に負担がかかる場合がある。
【0079】
結合体120は、結合面121を含み得る。結合面121は、ハウジング110の上面上に配置され得る。第1の掃除機200は、結合面121上に結合され得る。具体的には、第1の掃除機200の本体210が、結合面121上に結合され得る。例えば、第1の掃除機200のダストビン215が、結合面121上に配置され得る。結合面121は、地面と所定の角度を形成し得る。例えば、結合面121が地面と形成する角度は鋭角であり得る。よって、第1の掃除機200の本体210が結合面121上で結合されることは便利である。ここで、結合面121と第1の掃除機200の本体210との結合とは、第1の掃除機200とステーション100とが結合されかつ固定される物理的な結合を意味し得る。
【0080】
結合体120は、第1のガイド部122を含み得る。第1のガイド部122は、ハウジング110の上部上に配置され得る。第1のガイド部122は、ハウジング110の上面に連結され得る。第1のガイド部122は、結合面121に連結され得る。第1のガイド部122は、地面と所定の角度を形成し得る。例えば、第1のガイド部122が地面と形成する角度は、鈍角であり得る。第1のガイド部122は、ダストビン215の外面に対応する形状に形成され得る。ダストビン215の外面は、第1のガイド部122上に結合され得る。よって、第1の掃除機200の本体210が結合面121上に結合されるという利便性がある。
【0081】
結合体120は、第2のガイド部123を含み得る。第2のガイド部123は、結合面121に配置され得る。第2のガイド部123は、結合面121から上方に突出し得る。第2のガイド部123は、互いに離間した第1および第2のガイド部材を含み得る。第1のガイド部材と第2のガイド部材との距離は、第1の掃除機200の本体210の幅に対応し得る。具体的には、第1のガイド部材と第2のガイド部材との距離は、第1の掃除機200のバッテリハウジング220の幅に対応し得る。よって、第1の掃除機200の本体210が結合面121上に結合されるという利便性がある。
【0082】
結合体120は、固定部124を含み得る。固定部124は、結合面121上に配置され得る。固定部124は、第2のガイド部123上に配置され得る。固定部124は、結合面121上に結合された第1の掃除機200を固定し得る。具体的には、固定部124は、結合面121上に結合された第1の掃除機200の本体210を固定し得る。固定部124は、第1の掃除機200の本体210を固定する固定部材129と、固定部材129を駆動する第5の駆動ユニット1291と、を含み得る。本発明の一実施形態では、固定部材129を上下に移動させる一例として第5の駆動ユニット1291を説明するが、第1の掃除機200の本体210が結合体120に固定される限り、固定部材129の形状および第5の駆動ユニット1291の種類は種々変更されてもよい。
【0083】
固定部材129は、結合体120に結合された第1の掃除機200の本体210の底面の両側に配置され得る。固定部材129の幅は、第1の掃除機200の本体210の幅に対応していてもよく、また、第1の掃除機200の本体210の幅よりも小さくてもよい。固定部材129は、第2のガイド部123上に配置され得る。具体的には、図4図7図9、および図10を参照すると、固定部材129は、第1および第2のガイド部材の互いに対向する面上に配置され得る。これにより、第2のガイド部123にガイドされた第1の掃除機200の本体210を正しい位置に固定し得る。
【0084】
本発明の一実施形態では、固定部材129を上下に移動させる一例として第5の駆動ユニット1291を説明するが、第1の掃除機200の本体210が結合体120に固定される限り、固定部材129の形状および第5の駆動ユニット1291の種類は種々変更されてもよい。
【0085】
結合体120は、第2の検知ユニット125を含み得る。第2の検知ユニット125は、ハウジング110内に配置され得る。第2の検知ユニット125は、第1の掃除機200が結合体120に結合されているか否かを検出し得る。第2の検知ユニット125は、第1の掃除機200の本体210に対向し得る。第2の検知ユニット125は、非接触センサを含み得る。例えば、第2の検知ユニット125は、赤外線センサユニット(IRセンサ)を含み得る。第2の検知ユニット125は、接触センサを含み得る。例えば、第2の検知ユニット125は、マイクロスイッチを含み得る。
【0086】
結合体120は、開閉部材126を含み得る。開閉部材126は、ハウジング110内に配置され得る。開閉部材126は、結合面121上に配置され得る。開閉部材126は、結合面121の少なくとも一部を選択的に開閉して、結合体120の上部と第1の流路140および/またはダスト貯留ユニット130とを連通させ得る。開閉部材126は、第1の掃除機200の本体カバー240が開放されたときに開放され得る。開閉部材126は、第2の軸線1261を基準に下方に回転し得る。開閉部材126は、連結部材191および第3の駆動ユニット190によって閉鎖され得る。例えば、開閉部材126は、第3の駆動ユニット190によって一方に回転され得る。開閉部材126は、開閉部材126を閉鎖することにより、第1の掃除機200の本体カバー240を閉鎖し得る。
【0087】
これとは異なり、開閉部材126は、第1の駆動ユニット(図示せず)によって第2の回転シャフト184を基準に開閉されてもよい。これにより、第1の掃除機200のダストビン215と第1の流路140とが流路で結合され得、その結果、流体が流れる。
【0088】
結合体120は、第1の駆動ユニット(図示せず)を含み得る。第1の駆動ユニットは、ハウジング110内に配置され得る。第1の駆動ユニットは、結合面121を回転させ得る。ダストビン215が結合面121に結合されたとき、第1の駆動ユニットは、結合面121を地面に対して水平に回転させ得る。したがって、ダストビン215の内部のダストがダストの自重によりダスト貯留ユニット130に収集される収集効率を向上させることができる。
【0089】
ダストビン215が結合体120に結合されたとき、第1の駆動ユニットは、結合体120を地面に対して水平に回転させ得る。具体的には、結合体120がダストビン215に結合されたことを第2の検知ユニット125が検出したとき、第1の駆動ユニットは、結合体120を地面に対して水平に回転させ得る。
【0090】
ステーション100は、第1の回転シャフト181を含み得る。第1の回転シャフト181は、第1の駆動ユニットに連結され得る。第1の回転シャフト181は、第1のギヤ182と噛み合い得る。第1の回転シャフト181は、第1のギヤ182を一方の方向または一方の方向とは反対の他方の方向に回転させ得る。
【0091】
ステーション100は、第1のギヤ182を含み得る。第1のギヤ182は、第1の回転シャフト181に連結され得る。第1のギヤ182は、第1の回転シャフト181と連動して回転し得る。第1のギヤ182は、第1の駆動ユニットによって一方の方向または他方の方向に回転され得る。第1のギヤ182は第2のギヤ183と係合し得る。
【0092】
図11図13を参照して、第1の駆動ユニットによって第1のギヤ182が一方の方向に回転したとき、第1のギヤ182は第2のギヤ183を一方の方向に回転させ得る。第1の駆動ユニットによって第1のギヤ182が他方の方向に回転したとき、第1のギヤ182は第2のギヤ183を他方の方向に回転させ得る。これにより、第1のギヤ182は、結合体120を一方の方向または他方の方向に回転させ得る。
【0093】
ステーション100は、第2のギヤ183を含み得る。第2のギヤ183は、結合体120に連結され得る。具体的には、第2のギヤ183は、結合面121に連結され得る。第2のギヤ183は、第1のギヤ182と係合し得る。
【0094】
図11図13を参照して、第1のギヤ182が第1の駆動ユニットによって一方の方向に回転されたとき、第2のギヤ183が第1のギヤ182によって一方の方向に回転されて、結合体120を一方の方向に回転させ得る。これにより、結合体120が地面に対して水平に配置され得る。すなわち、図13に示すように、ダストビン215が地面に対して水平に配置されるため、ステーション100の頂部からユーザに対してダストビン215の内部を露出させることができ、ユーザは、ダストビン215内のダストの有無を視認しやすい。
【0095】
第1のギヤ182が第1の駆動ユニットによって他方の方向に回転されたとき、第2のギヤ183が第1のギヤ182によって他方の方向に回転されて、結合体120を他方の方向に回転させ得る。これにより、結合体120が地面と所定の角度を形成するように配置され得る。
【0096】
ステーション100は、第2の回転シャフト184を含み得る。第2の回転シャフト184は、開閉部材126に連結され得る。第2の回転シャフト184は、第3のギヤ185に連結され得る。
【0097】
ステーション100は、第3のギヤ185を含み得る。第3のギヤ185は、第2の回転シャフト184に連結され得る。第3のギヤ185は、開閉部材126に連結され得る。第3のギヤ185は、第2の回転シャフト184を介して開閉部材126に連結され得る。あるいは、第3のギヤ185は、開閉部材126に直接連結され得る。第3のギヤ185は、第1のギヤ182と係合し得る。
【0098】
図11図13を参照して、第1のギヤ182が第1の駆動ユニットによって一方の方向に回転されたとき、第1のギヤ182によって第3のギヤ185が他方の方向に回転して、開閉部材126を他方の方向に回転させ得る。これにより、開閉部材126は、結合面121に対して所定の角度を形成するように回転し得る。第1の駆動ユニットによって第1のギヤ182が他方の方向に回転したとき、第1のギヤ182によって第3のギヤ185が一方の方向に回転して、開閉部材126を一方の方向に回転させ得る。これにより、開閉部材126は、結合面121に対して水平な方向に回転され得る。開閉部材126が結合面121に対して水平な方向に回転したとき、開閉部材126は本体カバー240をダストビン215に結合させ得る。
【0099】
結合体120は、第3のガイド部127を含み得る。第3のガイド部127は、ハウジング110の上部上に配置され得る。第3のガイド部127は、第2のガイド部122に連結され得る。吸引ユニット214が、第3のガイド部127に結合され得る。第3のガイド部127の形状は、吸引ユニット214の形状に対応する形状に形成され得る。これにより、第1の掃除機200の本体210が結合面121に結合される利便性が提供され得る。
【0100】
ステーション100は、分離ユニット128を含み得る。結合面121が地面と所定の角度を形成するとき、分離ユニット128は結合面121の上部上に配置され得る。分離ユニット128は、第2のガイド部122に隣接して配置され得る。分離ユニット128は、第2のガイド部122上に配置され得る。第1の掃除機200の本体210が結合体120に結合されたとき、分離ユニット128は、本体カバー240をダストビン215から分離し得る。
【0101】
分離ユニット128は、分離部材1283を含み得る。分離部材1283は、ステーション100の内側面上に配置され得る。分離部材1283は、ステーション100の内側面から内側に突出し得る。分離部材1283は、結合体120の内側面上に配置され得る。分離部材1283は、結合体120の内側面から内側に突出し得る。分離部材1283は、第2のガイド部122上に配置され得る。分離部材1283は、第2のガイド部122から内側に突出し得る。
【0102】
図11図13では、伝達部材1284を含む一例を示しているが、これとは異なり、伝達部材1284は、第2のガイド部122と結合レバー241との間に配置されなくてもよい。この場合、結合体120が地面に対して水平な方向に回転したとき、第1の掃除機200の結合レバー241が分離部材1283に直接捕捉されて、ダストビン215から分離され得る。これにより、本体カバー240がダストビン215から分離され、その結果、ダストビン215内のダストがダスト貯留ユニット130に移動され得る。
【0103】
分離ユニット128は、伝達部材1284を含み得る。伝達部材1284は、結合体120上に形成され得る。伝達部材1284は、結合面121上に形成され得る。伝達部材1284は、結合面121と同様に、一方の方向または他方の方向に回転し得る。伝達部材1284は、分離部材1283と第1の掃除機200の結合レバー241との間に配置され得る。具体的には、伝達部材1284の一方の側が分離部材1283の下方に配置され得、伝達部材1284の他方の側が結合レバー241の上方に配置され得る。この場合、伝達部材1284の他方の側は、結合レバー241との接触状態を維持し得るか、または離間状態を維持し得る。
【0104】
結合体120が地面に対して水平な方向に回転したとき、伝達部材1284の一方の側の上部または上面が分離部材1283の下部または下面に接触し得る。この場合、伝達部材1284の他方の側が結合レバー241を下方に押圧して本体カバー240をダストビン215から分離させ得る。
【0105】
伝達部材1284は、一方の側と他方の側とを連結する垂直部分を含み得る。結合体120が地面に対して水平に配置されているとき、伝達部材1284の垂直部分は、図13に示すように垂直方向に延在し得る。これにより、分離部材1283が結合体120の結合面121の下方に配置されるため、ステーション100の内部の空間効率を向上させることができる。
【0106】
また、伝達部材1284の垂直部分は、下部が上部よりも分離部材1283に隣接して配置された段差部分を含み得る。具体的には、図13を参照すると、伝達部材1284の垂直部分の下部領域は、伝達部材1284の垂直部の上部領域よりも分離部材1283に隣接して配置され得る。これにより、ステーション100の内部の空間効率を向上させることができる。
【0107】
本体カバー240は、ダストビン125の底面が地面に対して水平な状態で、分離ユニット128を介してダストビン215から分離されるため、ダストビン215の内部をその自重によりダスト貯留ユニット130内に収集する効率を向上させることができる。
【0108】
本明細書の例示的な実施形態では、分離部材1283が固定状態に維持される一例を説明している。これとは異なり、分離部材1283は、第2の駆動ユニット(図示せず)を介して垂直方向に移動されてもよい。
【0109】
ステーション100は、ダスト貯留ユニット130を含み得る。ダスト貯留ユニット130は、ハウジング110内に配置され得る。ダスト貯留ユニット130は、結合体120の下方に配置され得る。したがって、本体カバー240がダストビン215から分離されたとき、ダストビン215内のダストが重力によってダスト貯留ユニット130に収集され得る。
【0110】
ステーション100は、第1の流路140を含み得る。第1の流路140は、第1の掃除機200のダストビン215とダスト貯留ユニット130とを連結し得る。第1の流路140は、第1の掃除機200のダストビン215とダスト貯留ユニット130との間の空間を指し得る。図2とは異なり、第1の流路140は、垂直に延在する直線エリアを表してもよい。第1の掃除機200のダストビン215内のダストは、第1の流路140を通ってダスト貯留ユニット130に移動し得る。
【0111】
ステーション100は、第2の流路150を含み得る。第2の流路150は、第2の掃除機300とダスト貯留ユニット130とを連結し得る。第2の掃除機300のダストは、第2の流路150を通ってダスト貯留ユニット130に移動し得る。
【0112】
ステーション100は、バルブ160を含み得る。バルブ160は、ダスト貯留ユニット130、第1の流路140、および第2の流路150の間に配置され得る。バルブ160は、ダスト貯留ユニット130に連結された第1の流路140および第2の流路150を選択的に開閉し得る。よって、複数の流路140および150を開放することによる吸引力の低下を防止することができる。
【0113】
例えば、第1の掃除機200のみがステーション100に結合されたとき、バルブ160は、第1の流路140とダスト貯留ユニット130とを連結し、第2の流路150とダスト貯留ユニット130とを分離し得る。
【0114】
他の例として、第2の第1の掃除機300のみがステーション100に結合されたとき、バルブ160は、第1の流路140とダスト貯留ユニット130との連結を切り離し、第2の流路150とダスト貯留ユニット130とを連結し得る。
【0115】
他の例として、第1の掃除機200および第2の掃除機300の両方がステーション100に結合されたとき、バルブ160は、第1の流路140とダスト貯留ユニット130とを連結し、第2の流路150とダスト貯留ユニット130とを分離し、それによって、第1の掃除機200からダストビン215内のダストを除去し得る。その後、バルブ160は、第1の流路140とダスト貯留ユニット130との連結を切り離し、第2の流路150とダスト貯留ユニット130とを連結し、それによって、第2の掃除機300からダストを除去し得る。よって、手動操縦される第1の掃除機200のユーザの利便性を高めることができる。
【0116】
ステーション100は、吸気器170を含み得る。吸気器170は、ダスト貯留ユニット130中に配置され得る。あるいは、吸気器170は、ダスト貯留ユニット130の外部に配置されてもよく、かつダスト貯留ユニット130に連結されてもよい。吸気器170は、第1の流路140および第2の流路150内に吸引力を発生させ得る。よって、吸気器170は、第1の掃除機200のダストビン215内のダストおよび第2の掃除機300内のダストを吸引可能な吸引力を提供し得る。
【0117】
ステーション100は、充電ユニット(図示せず)を含み得る。充電ユニットは、結合体120上に配置された第1の充電器(図示せず)を含み得る。第1の充電器は、結合体120上に結合された第1の掃除機200に電気的に接続され得る。第1の充電器は、結合体120上に結合された第1の掃除機200のバッテリに電力を供給し得る。また、充電ユニットは、ハウジング110の下部領域上に配置された第2の充電器(図示せず)を含み得る。第2の充電器は、ハウジング110の下部エリア上に結合された第2の掃除機300に電気的に接続され得る。第2の充電器は、ハウジング110の下部エリア上に結合された第2の掃除機300のバッテリに電力を供給し得る。
【0118】
ステーション100は、サイドドア(図示せず)を含み得る。サイドドアは、ハウジング110上に配置され得る。サイドドアは、ダスト貯留ユニット130を選択的に外部に露出させ得る。そのため、ユーザは、ダスト貯留ユニット130をゴミ箱として使用することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。また、ユーザは、ダスト貯留ユニット130をステーション100から容易に取り外すことができる。
【0119】
ダスト除去システム10は、第1の掃除機200を含み得る。第1の掃除機200は、ユーザにより手動操縦される掃除機を含み得る。例えば、第1の掃除機200は、ハンディ型電気掃除機であってもよいし、スティック型電気掃除機であってもよい。
【0120】
第1の掃除機200は、ステーション100の上に結合され得る。第1の掃除機200はステーション100によって支持され得る。第1の掃除機200は、ステーション100上に結合され得る。第1の掃除機200は、ハウジング110の上部上に結合され得る。具体的には、第1の掃除機200の本体210が、結合体120上に結合され得る。第1の掃除機200のダストビン215のダストは、ステーション100のダスト貯留ユニット130内に重力によって収集され得る。よって、ユーザが別途操作することなく、ダストビン内のダストを除去することができるので、ユーザの利便性を提供することができる。また、ユーザが毎回ダストビンを空にしなければならない手間を取り除くことができる。また、ダストビンを空にする際に、ダストの飛散を防止することができる。
【0121】
第1の掃除機200は、本体210を含み得る。本体210は、吸引モータ205を含み得る。本体210は、延在管280に連結され得る。本体210は、延在管280を介して掃除モジュール290に連結され得る。本体210は、吸引モータ205を介して吸引力を発生させ得、かつ延在管280を介して掃除モジュール290に吸引力を提供し得る。外部のダストは、掃除モジュール290および延在管280を通って本体210に流入し得る。
【0122】
ヒンジ282が延在管280上に配置され得る。具体的には、延在管280の少なくとも一部が、ヒンジ282を基準に回転され得る。よって、第1の掃除機200の本体210がステーション100に結合されたとき、延在管280が本体210を支持し得る。
【0123】
本体210は、吸引ユニット214を含み得る。吸引ユニット214は、本体210から外方に突出し得る。吸引ユニット214は、内部が開口した円筒形状に形成され得る。吸引ユニット214は、延在管280と連通し得る。吸引ユニット214は、ダストを有する空気を吸引し得る。吸引ユニット214は、結合体120上に結合され得る。具体的には、吸引ユニット214は、結合体120の第3のガイド部217上に結合され得る。
【0124】
本体210は、ダスト分離器211を含み得る。ダスト分離器211は、吸引ユニット214と連通し得る。ダスト分離器211は、吸引ユニット214を介して内部に吸引されたダストを分離し得る。ダスト分離器211は、ダストビン215と連通し得る
例えば、ダスト分離器211は、サイクロン流によってダストを分離してもよい。サイクロン流を発生させるサイクロンユニットが、ダスト分離器211およびダストビン215のうちの少なくとも一方の内部に配置され得る。サイクロンユニットは、吸引ユニット214と連通し得る。吸引ユニット214を介して吸引された空気およびダストは、サイクロンユニットの内周面に沿って螺旋状に流れる。サイクロンユニットのサイクロン流の軸線は、垂直方向に延在し得る。
【0125】
本体210は、ダストビン215を含み得る。ダストビン215は、ダスト分離器211と連通し得る。ダストビン215は、ダスト分離器211によって分離されたダストを貯留し得る。
【0126】
本体210は、吸引モータ205から空気が排出される空気排出口212を有する排出カバー209を含み得る。空気を濾過するためのHEPAフィルタが、排出カバー209中に収容され得る。フローガイドが、排出カバー209上に配置され得る。フローガイドは、空気排出流出口212を通って排出される空気の流れをガイドし得る。
【0127】
第1の掃除機200は、ハンドル216を有し得る。ハンドル216は、ユーザによって保持されることができる。ハンドル216は、吸引モータ205の後方に配置され得る。すなわち、吸引モータ205のシャフトは、吸引ユニット214とハンドル216との間に配置され得る。本明細書の例示的な実施形態では、前方とは吸引モータ205に対して吸引ユニット214が配置されている方向を指し、後方とはハンドル216が配置されている方向を指し得る。ハンドル216の上面は、第1の掃除機200の上面の一部の外見を形成し得る。そのため、ユーザがハンドル216を握ったときに、第1の掃除機200の一構成要素がユーザの腕に接触することを防止できる。
【0128】
第1の掃除機200は、延在部218を有してもよい。延在部218は、ハンドル216から吸引モータ205に向かって延在し得る。延在部218の少なくとも一部は、水平方向に延在し得る。
【0129】
第1の掃除機200は、移動制限部217を有し得る。移動制限部217は、ハンドル216上に配置され得る。移動制限部217は、ハンドル216の本体210に面する一方の側上に配置され得る。移動制限部217は、ユーザの手がハンドル216の長手方向または垂直方向に移動するのを防止するように機能し得る。移動制限部217は、延在部218から離間し得る。すなわち、ハンドル216を保持している状態で、ユーザの一部の指が移動制限部217の上方に位置し得、他の指が移動制限部217の下方に位置し得る。例えば、移動制限部217は、人差し指と中指との間に位置決めされ得る。
【0130】
第1の掃除機200は、第1の制御ユニット219を含み得る。第1の制御ユニット219は、ハンドル216上に配置され得る。第1の制御ユニット219は、ハンドル216の上部エリアに形成された傾斜面上に配置され得る。ユーザは、第1の制御ユニット219を介して、第1の掃除機200の動作または停止指令を入力し得る。
【0131】
第1の掃除機200は、バッテリハウジング220を含み得る。バッテリ230が、バッテリハウジング220内に収容され得る。バッテリハウジング220は、ハンドル216の下方に配置され得る。バッテリハウジング220は、下部が開いている六面体形状を有し得る。バッテリハウジング220の後面は、ハンドル216に連結され得る。
【0132】
バッテリハウジング220は、バッテリ230から発生した熱を外部に排出するための排熱孔(図示せず)を含み得る。熱が排熱孔によってバッテリハウジング220の外部に排出されるため、バッテリ230の円滑な冷却によりバッテリ230の寿命が延び得る。バッテリハウジング220は、下方に開口する受容部を含み得る。バッテリ230は、バッテリハウジング220の受容部内に受容され得る。
【0133】
第1の掃除機200は、延在管280を含み得る。延在管280は、掃除モジュール290と連通し得る。延在管280は、本体210と連通し得る。延在管280は、本体210の吸引ユニット214と連通し得る。延在管は、長い円筒形状に形成され得る。
【0134】
第1の掃除機200は、掃除モジュール290を含み得る。掃除モジュール290は、延在管280と連通し得る。第1の掃除機200の本体210により発生された吸引力により、掃除モジュール290および延在管280を介して、第1の掃除機200の本体210に外気が流入し得る。
【0135】
第1の掃除機200は、バッテリ230を含み得る。バッテリ230は、第1の掃除機200に着脱可能に結合され得る。バッテリ230は、バッテリハウジング220に着脱可能に結合され得る。例えば、バッテリ230は、バッテリハウジング220の下方からバッテリハウジング220内に挿入され得る。バッテリ230は、第1の掃除機200の吸引モータ205に電力を供給し得る。
【0136】
バッテリ230は、ハンドル216の下方に配置され得る。バッテリ230は、ダストビン215の後方に配置され得る。すなわち、吸引モータ205とバッテリ230とが垂直方向に重ならないように配列され得、配列高さは異なり得る。ハンドル216を基準として、重量の大きい吸引モータ205がハンドル216の前方に配置され、重量の大きいバッテリ230がハンドル216の下方に配置され、それによって、第1の掃除機200全体で全重量を均等に配分することができる。そのため、ユーザがハンドル216を保持して掃除する際に、ユーザの手首に負担がかかることを防止できる。
【0137】
バッテリ230がバッテリハウジング220に結合されたとき、バッテリ230の下面は外部に露出し得る。第1の掃除機200を床に置く場合には、バッテリ230は床に置かれ得、それによって、バッテリ230をバッテリハウジング220から直接分離することができる。また、バッテリ230の下面が外部に露出してバッテリ230の外気と直接接触するため、バッテリ230の冷却性能が向上され得る。
【0138】
本体210は、本体カバー240を含み得る。本体カバー240は、ダストビン215の下部の下方に配置され得る。本体カバー240は、下方に開口するダストビン215の下部を選択的に開閉し得る。本体カバー240は、ヒンジ部242を基準に下方に回転し得る。ヒンジ部242は、バッテリハウジング220に隣接して配置され得る。本体カバー240は、結合レバー241を介してダストビン215に結合され得る。結合レバー241は、本体210の前方に結合され得る。具体的には、結合レバー241は、ダストビン215の前側外面に結合され得る。
【0139】
本体210は、圧縮ユニット250を含み得る。圧縮ユニット250は、ダストビン215内に配置され得る。圧縮ユニット250は、ダストビン215の内部空間を移動し得る。具体的には、圧縮ユニット250は、ダストビン215内を上下に移動し得る。そのため、圧縮ユニット250は、ダストビン215内のダストを下方に圧縮し得る。また、本体カバー240がダストビン215か分離されて、ダストビン215の下部が開かれたとき、圧縮ユニット250は、ダストビン215の上部から下部に移動して、ダストビン215内の残留ダスト等の異物を除去する。そのため、ダストビン内に残留ダストが残留するのを防止することによって、掃除機の吸引力が向上され得る。また、ダストビン内に残留ダストが残留するのを防止することによって、残留物により発生する臭気を除去することができる。
【0140】
本体210は、第2の制御ユニット251を含み得る。第2の制御ユニット251は、本体210の外部に突出し得る。第2の制御ユニット251は、ダストビン215またはダスト分離器211の外側に配置され得る。第2の制御ユニット251は、ダストビン215またはダスト分離器211の外側を上下に移動するように配置され得る。第2の制御ユニット251は、圧縮ユニット250に連結され得る。ユーザの外力によって第2の制御ユニット251が下方に移動したとき、圧縮ユニット250も下方に移動し得る。よって、ユーザの利便性を提供することができる。圧縮ユニット250および第2の制御ユニット251は、弾性部材(図示せず)によってそれらの元の位置に戻され得る。具体的には、第2の制御ユニット251に加えられた外力が取り除かれたとき、弾性部材は、第2の制御ユニット251および圧縮ユニット250を上方に移動させ得る。
【0141】
ダスト除去システム10は、第2の掃除機300を含み得る。第2の掃除機300は、ロボット掃除機を含み得る。第2の掃除機300は、自ら掃除対象エリアを運転しながら、床からダスト等の異物を吸い込むことによって掃除対象エリアを自動的に掃除し得る。第2の掃除機300は、掃除エリアに設置された家具、事務用品、または壁などの障害物までの距離を検知する距離センサと、ロボット掃除機を移動させるための左車輪および右車輪と、を含み得る。
【0142】
第2の掃除機300は、第2の掃除機300内のダスト貯留空間が流路内でステーション100の第2の流路150に連結され得るようにステーションに結合され得る。
【0143】
第2の掃除機300内のダストは、第2の流路150を介してダスト貯留ユニット130内に収集され得る。
【0144】
図3および図4を参照すると、ユーザがステーション100に接近したとき、第1のドア部材112は上方に移動し得、結合体120が上方に露出され得る。この場合、ユーザがステーション100に接近しているか否かは、第1の検知ユニット113によって検出され得る。したがって、ユーザは、第1のドア部材112を別途開閉する必要がないため、ユーザの利便性を提供することができる。
【0145】
図5および図6を参照すると、ユーザが第1の掃除機200をステーション100の結合体120上に装着したとき、第1の掃除機200の本体210は、結合面121および第1~第3のガイド部122、123、および127の傾きによって結合体120上に安定して配置され得る。したがって、第1の掃除機200の本体210が結合面121上で結合されることは便利である。
【0146】
図8および図10を参照すると、第1の掃除機200の本体210が結合体120上に配置されたとき、固定部124は、第1の掃除機200の本体210を移動させることができる。具体的には、第1の掃除機200の本体210がステーション100の結合体120上に結合されたことを第2の検知ユニット125が検出したとき、第5の駆動ユニット1291は、固定部材129を上方に移動させて、第1の掃除機200の本体210を固定する。
【0147】
したがって、固定された第1の掃除機200の本体210の本体カバー240がダストビン215から分離された際に発生する振動および衝撃の量が大きくなり、ダストビン215内に貯留されたダストをステーション100のダスト貯留ユニット130に移動させる効率が向上し得る。つまり、ダストビン内に残留ダストが残留するのを防止することによって、掃除機の吸引力が向上し得る。また、ダストビン内に残留ダストが残留するのを防止することによって、残留物により発生する臭気を除去することができる。
【0148】
本明細書の例示的な実施形態では、第5の駆動ユニット1291をソレノイドアクチュエータの一例として説明するが、これに限らず、電磁力アクチュエータに種々変更されてもよい。
【0149】
図11図13を参照して、第1の掃除機200の本体210が結合体120に固定されたとき、第2の駆動ユニット1111は、本体カバー240をダストビン215から分離できるように、分離部材111を下方に移動させる。本体カバー240がダストビン215から分離されると、重力および荷重によってダストビン215内のダストがダスト貯留ユニット130によって収集され得る。このとき、ダストビン215から分離されたダストビン215の重量により開閉部材126が下方に回転し、その結果、ダストビン215の下部とダスト貯留ユニット130とが連通し得る。あるいは、本明細書の例示的な実施形態では、開閉部材126を除いて実装されてもよい。
【0150】
したがって、ユーザが別途操作することなく、ダストビン内のダストを除去することができるため、ユーザの利便性を提供することができる。また、ユーザが毎回ダストビンを空にしなければならない手間を取り除くことができる。また、ダストビンを空にする際に、ダストの飛散を防止することができる。
【0151】
図12および図13を参照すると、第1の掃除機200の本体210が結合体120に固定されたとき、第1の駆動ユニット(図示せず)は結合面121を回転させ得る。この場合、結合面121が地面に対して水平に位置決めされるため、ダストビン215の内部のダストがダストの自重によりダスト貯留ユニット130に収集される効率を向上させることができる。
【0152】
結合面121が回転しても、本体カバー240は、図11に示すように、第2の駆動ユニット1111によってダストビン215から分離され得る。一方、結合体の内面上に別個の突起が形成されており、かつ結合面121が地面に対して水平である場合、結合体の内面上に形成された突起が結合レバー241に接触して、本体カバー240をダストビン215から分離する。
【0153】
以下、図14図21では、結合体120が地面と所定の状態にある状態を一例として説明するが、図13に示すように、結合体120が地面に対して水平な状態であってもよいことが理解できる。
【0154】
図14を参照すると、ダスト貯留ユニット130は、ロールビニル132を含み得る。ロールビニル132は、ハウジング110に固定されており、ダストビン215から落下するダストの荷重によって下方に広げることができる。
【0155】
図22および図23を参照すると、ステーション100は、接合部134、135を含み得る。接合部134、135は、ハウジング110上に配置され得る。接合部134、135は、ダスト貯留ユニット130の上部エリア上に配置され得る。接合部134、135は、ダストがその中に収集されたロールビニル132の上部エリアを切断して接合し得る。具体的には、接合部134、135は、ロールビニル132を中央領域に収集して、ロールビニル132の上部領域を熱線によって接着し得る。接合部134、135は、第1の接合部材134および第2の接合部材135を含み得る。第1の接合部材134は第6の駆動ユニット(図示せず)を介して第1の方向に移動し得、第2の接合部材135は第7の駆動ユニット(図示せず)を介して第1の方向と直交する第2の方向に移動し得る。
【0156】
図15および図16を参照すると、制御ユニット251が下方に移動したとき、圧縮ユニット250は下方に移動して、ダストビン215内のダストを下方に移動させ得る。本明細書の一実施形態では、本体カバー240が、ダストビン215から分離され、ダストビン215内のダストは、重力によりダスト分離器130によって一次的に収集され、その後、ダストビン215内の残留ダストは、圧縮ユニット250によりダスト分離器211によって二次的に収集され得る。一方、本体カバー240がダストビン215に結合された状態で、圧縮ユニット250がダストビン215内のダストを下方に圧縮し、本体カバー240がダストビン215から分離され、ダストビン215内のダストがダスト分離器130によって収集されてもよい。
【0157】
図17を参照すると、本明細書の別の実施形態によるステーション100は、第1の流動部172を含み得る。第1の流動部172は、第1の掃除機200の吸引ユニット214に空気を流動させ得る。第1の掃除機200の吸引ユニット214に流動した空気は、ダストビン215内に残留しているダストを下方に移動させて、ダスト貯留ユニット130内に収集し得る。よって、ダストビン215内に残留ダストが残留するのを防止することによって、第1の掃除機200の吸引力が向上され得る。また、ダストビン215内に残留ダストが残留するのを防止することによって、残留物により発生する臭気が除去され得る。
【0158】
図18を参照すると、本明細書の別の実施形態によるステーション100は、結合体120上に結合された第1の掃除機200の本体210の吸引ユニット214を封止する封止部材2142と、ダストビン215からダストを吸引して、ダストをダスト貯留ユニット130内に収集する吸気器174と、を含み得る。よって、ダストビン215内に残留ダストが残留するのを防止することによって、第1の掃除機200の吸引力が向上され得る。また、ダストビン215内に残留ダストが残留するのを防止することによって、残留物により発生する臭気が除去され得る。
【0159】
図19を参照すると、本明細書の別の実施形態によるステーション100は、結合体120上に結合された第1の掃除機200の本体210の吸引ユニット214を封止する封止部材2142と、空気をダストビン215に流入させるための第2の流動部176と、を含み得る。第2の流動部176は、第1の流動部172と同じものであると理解されてもよい。第2の流動部176は、吸引ユニット214に代えて、空気をダストビン215に流入させ得る。第1の掃除機200のダストビン215に流入した空気は、ダストビン215内に残留しているダストを下方に移動させてダスト貯留ユニット130内に収集し得る。よって、ダストビン215内に残留ダストが残留するのを防止することによって、第1の掃除機200の吸引力が向上され得る。また、ダストビン215内に残留ダストが残留するのを防止することによって、残留物により発生する臭気が除去され得る。
【0160】
第2の流動部176は、空気を排出する排出部1762と、排出部1762を第1の軸線1761に対して回転させる第4の駆動ユニット(図示せず)と、を含み得る。排出部1762は、第1の軸線1761を中心に回転して、ダストビン215の様々なエリアに空気を流動させるため、ダストビン215内の残留ダストを効率的に除去することができる。
【0161】
図20および図21を参照すると、本明細書の別の例示的な実施形態によるステーション100は、ダストビン215の内部に移動して、ダストビン215の内部の残留しているダストを除去する、除去部を含み得る。
【0162】
図20を参照すると、除去部は、第1の除去部材177を含み得る。第1の除去部材177は、ダストビン215の中央エリアを基準に回転して、ダストビン215内の残留ダストを掻き取り得る。
【0163】
図21を参照すると、除去部は、第2の除去部材178を含み得る。第2の除去部材178は、ダストビン215の頂部から底部に移動して、ダストビン215内の残留ダストを掻き取り得る。
【0164】
よって、ダストビン215内に残留ダストが残留するのを防止することによって、第1の掃除機200の吸引力が向上され得る。また、ダストビン215内に残留ダストが残留するのを防止することによって、残留物により発生する臭気が除去され得る。
【0165】
図24および図25を参照すると、本明細書の一実施形態によるステーション100は、ホルダ400を含み得る。ホルダ400は、垂直方向に延在し得る。ホルダ400は、ハウジング110に着脱可能に結合され得る。あるいは、ホルダ400は、ハウジング110と一体に形成されてもよい。第1の掃除機200は、ホルダ400によって保持され得る。ホルダ400は、第1の掃除機200を支持し得る。
【0166】
ホルダ400は、主部410を含み得る。主部410は、支持部420上に配置され得る。主部410は、支持部420上に配置され得る。主部410は、支持部420によって支持され得る。主部410は、支持部420に着脱可能に結合され得る。第1の掃除機200は、主部410に結合され得る。主部410は、第1の掃除機200のバッテリ230を充電し得る。
【0167】
ホルダ400は、支持部420を含み得る。支持部420は、ハウジング110に着脱可能に結合され得る。あるいは、支持部420は、ハウジング110と一体に形成されてもよい。支持部420は、主部410を支持し得る。本明細書の例示的な実施形態では、支持部420はハウジング110の側方上に形成されているものとして説明するが、本開示はこれに限定されず、支持部420はハウジング110の上面上に配置されてもよい。また、本明細書の一実施形態では、支持部420は、一例として垂直方向に延在する六面体形状に形成されるように説明されるが、支持部420の形状は、主部410を支持可能であれば種々変更可能である。
【0168】
ホルダ400は、係止部430を含み得る。係止部430は、主部410の上部上に配置され得る。係止部430は、第1の掃除機200と結合して、第1の掃除機200を安定的に固定し得る。係止部430は、水平方向に間隔をあけて配置された複数の係止部材を含み得る。第1の掃除機200の本体210は、複数の係止部材の間の空間に上方から嵌め込まれ得る。この場合、係止部430の内面は、第1の掃除機200の本体210の外面に摺動可能に結合され得る。係止部430の内面上に摺動溝が形成され得、第1の掃除機200の本体210の外面上に、係止部430の摺動溝に摺動可能に結合される摺動突起が形成され得る。あるいは、係止部430の内面上に摺動突起が形成されてもよく、第1の掃除機200の本体210の外面上に摺動溝が形成されてもよい。
【0169】
追加の掃除モジュール500が、ホルダ400上に配置され得る。追加の掃除モジュール500は、ホルダ400に着脱可能に結合され得る。一般に、第1の掃除機200は、用途に応じて交換可能な掃除モジュール290、510、および520を種々に含み得る。よって、使用していない余分な掃除モジュール510および520をホルダ400に結合された状態で保管して、損失のリスクを低減し得る。追加の掃除モジュール510および520は「付属品」と呼ばれる場合がある。
【0170】
図26を参照すると、本明細書の一実施形態によるステーション100の結合体120は、分離され得る。具体的には、ステーション100の結合体120および第1のドア部材112は、ハウジング110に着脱可能に結合され得る。結合体120が取り外された際、ハウジング110内に配置されたダスト貯留ユニット130が上方に露出され得、ユーザはステーション100を一般的なゴミ箱として使用し得る。また、ダスト貯留ユニット130にダストで一杯である場合、ユーザは、ダスト貯留ユニット130の取り外しおよび/または交換を容易に行うことができ、それによってユーザに利便性を提供する。
【0171】
図27を参照すると、本明細書の一実施形態によるステーション100は、第2のドア部材195を含み得る。第2のドア部材195は、ステーション100の側方上に配置され得る。第2のドア部材195は、ダスト貯留ユニット130と連通し得る。具体的には、第2のドア部材195が開かれた際、ダスト貯留ユニット130が外部に露出され得るため、ユーザはステーション100を一般的なゴミ箱として使用し得る。また、ダスト貯留ユニット130にダストで一杯である場合、ユーザは、ダスト貯留ユニット130の取り外しおよび/または交換を容易に行うことができ、それによってユーザに利便性を提供する。
【0172】
上記において、添付図面を参照して本明細書の実施形態を説明したが、本明細書が関係する当業者であれば、本明細書の実施形態は、技術的思想または本質的な特徴を変更することなく、他の特定の形態で実装することができることを理解することができる。したがって、上記の実施形態は、すべての点において例示であって制限的なものではないと理解すべきである。
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