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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-25
(45)【発行日】2024-04-02
(54)【発明の名称】立体駐車装置
(51)【国際特許分類】
   E04H 6/42 20060101AFI20240326BHJP
   E04H 6/06 20060101ALI20240326BHJP
【FI】
E04H6/42 H
E04H6/06 B
E04H6/42 C
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2020026271
(22)【出願日】2020-02-19
(65)【公開番号】P2021036120
(43)【公開日】2021-03-04
【審査請求日】2023-01-19
(31)【優先権主張番号】P 2019126712
(32)【優先日】2019-07-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2019152334
(32)【優先日】2019-08-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】516313900
【氏名又は名称】株式会社日本パーキングシステムズ
(74)【代理人】
【識別番号】100098545
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100189717
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 貴章
(72)【発明者】
【氏名】遠山 恒幸
【審査官】河内 悠
(56)【参考文献】
【文献】実開平06-022467(JP,U)
【文献】特開2017-193845(JP,A)
【文献】特開2009-167725(JP,A)
【文献】実開昭59-131454(JP,U)
【文献】特開平10-102800(JP,A)
【文献】特開2001-032564(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105370077(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 6/00-6/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、
前記パレットにはそれぞれ車両を積載でき、
前記パレットは少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット上の前記車両が入出庫でき、
地表面に位置する列方向の前記パレット間には歩廊を有し、
前記パレットの両側には、パレット端部立ち上がりを形成し、
一対の前記パレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成された立体駐車装置であって、
前記歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、
前記パレット端部立ち上がりの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、
前記歩廊前端部を、前記パレット端部立ち上がり前端部よりも前記車両入出庫側に位置させ、
前記歩廊前端部に発光源を設け
前記歩廊前端部が、
前記歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、
前記歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と、
前記歩廊前端部天面の前側に形成される歩廊前端部前面と
を有し、
前記発光源を、前記歩廊前端部天面と前記歩廊前端部前面とに配置した
ことを特徴とする立体駐車装置。
【請求項2】
複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、
前記パレットにはそれぞれ車両を積載でき、
前記パレットは少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット上の前記車両が入出庫でき、
地表面に位置する列方向の前記パレット間には歩廊を有し、
前記パレットの両側には、パレット端部立ち上がりを形成し、
一対の前記パレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成された立体駐車装置であって、
前記歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、
前記パレット端部立ち上がりの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、
前記歩廊前端部を、前記パレット端部立ち上がり前端部よりも前記車両入出庫側に位置させ、
前記歩廊前端部に発光源を設け、
前記歩廊前端部が、
前記歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、
前記歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と、
前記歩廊前端部天面の前側に形成される歩廊前端部前面と
を有し、
前記発光源を、前記歩廊前端部側面と前記歩廊前端部前面とに配置した
ことを特徴とする立体駐車装置。
【請求項3】
複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、
前記パレットにはそれぞれ車両を積載でき、
前記パレットは少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット上の前記車両が入出庫でき、
地表面に位置する列方向の前記パレット間には歩廊を有し、
前記パレットの両側には、パレット端部立ち上がりを形成し、
一対の前記パレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成された立体駐車装置であって、
前記歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、
前記パレット端部立ち上がりの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、
前記歩廊前端部を、前記パレット端部立ち上がり前端部よりも前記車両入出庫側に位置させ、
前記歩廊前端部に発光源を設け、
前記歩廊前端部が、
前記歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、
前記歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と、
前記歩廊前端部天面の前側に形成される歩廊前端部前面と、
前記歩廊前端部天面の前記車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面と
を有し、
前記発光源を、前記歩廊前端部天面であって、前記歩廊前端部傾斜面より反車両入出庫側に配置した
ことを特徴とする立体駐車装置。
【請求項4】
複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、
前記パレットにはそれぞれ車両を積載でき、
前記パレットは少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット上の前記車両が入出庫でき、
地表面に位置する列方向の前記パレット間には歩廊を有し、
前記パレットの両側には、パレット端部立ち上がりを形成し、
一対の前記パレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成された立体駐車装置であって、
前記歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、
前記パレット端部立ち上がりの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、
前記歩廊前端部を、前記パレット端部立ち上がり前端部よりも前記車両入出庫側に位置させ、
前記歩廊前端部に発光源を設け、
前記歩廊前端部が、
前記歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、
前記歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と、
前記歩廊前端部天面の前側に形成される歩廊前端部前面と、
前記歩廊前端部天面の前記車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面と
を有し、
前記発光源を、前記歩廊前端部天面と前記歩廊前端部傾斜面とに配置した
ことを特徴とする立体駐車装置。
【請求項5】
複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、
前記パレットにはそれぞれ車両を積載でき、
前記パレットは少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット上の前記車両が入出庫でき、
地表面に位置する列方向の前記パレット間には歩廊を有し、
前記パレットの両側には、パレット端部立ち上がりを形成し、
一対の前記パレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成された立体駐車装置であって、
前記歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、
前記パレット端部立ち上がりの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、
前記歩廊前端部を、前記パレット端部立ち上がり前端部よりも前記車両入出庫側に位置させ、
前記歩廊前端部に発光源を設け、
前記歩廊前端部が、
前記歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、
前記歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と、
前記歩廊前端部天面の前側に形成される歩廊前端部前面と、
前記歩廊前端部天面の前記車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面と
を有し、
前記発光源を、前記歩廊前端部側面に配置した
ことを特徴とする立体駐車装置。
【請求項6】
複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、
前記パレットにはそれぞれ車両を積載でき、
前記パレットは少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット上の前記車両が入出庫でき、
地表面に位置する列方向の前記パレット間には歩廊を有し、
前記パレットの両側には、パレット端部立ち上がりを形成し、
一対の前記パレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成された立体駐車装置であって、
前記歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、
前記パレット端部立ち上がりの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、
前記歩廊前端部を、前記パレット端部立ち上がり前端部よりも前記車両入出庫側に位置させ、
前記歩廊前端部に発光源を設け、
前記歩廊前端部が、
前記歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、
前記歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と、
前記歩廊前端部天面の前側に形成される歩廊前端部前面と、
前記歩廊前端部天面の前記車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面と
を有し、
前記発光源を、前記歩廊前端部側面と前記歩廊前端部傾斜面とに配置した
ことを特徴とする立体駐車装置。
【請求項7】
複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、
前記パレットにはそれぞれ車両を積載でき、
前記パレットは少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット上の前記車両が入出庫でき、
地表面に位置する列方向の前記パレット間には歩廊を有し、
前記パレットの両側には、パレット端部立ち上がりを形成し、
一対の前記パレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成された立体駐車装置であって、
前記歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、
前記パレット端部立ち上がりの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、
前記歩廊前端部を、前記パレット端部立ち上がり前端部よりも前記車両入出庫側に位置させ、
前記歩廊前端部に発光源を設け、
前記歩廊前端部が、
前記歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、
前記歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と
を有し、
前記歩廊前端部天面が、前記車両入出庫側が前記歩廊面より低くなるように傾斜面で形成され、
前記発光源を、前記歩廊前端部天面に配置した
ことを特徴とする立体駐車装置。
【請求項8】
複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、
前記パレットにはそれぞれ車両を積載でき、
前記パレットは少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット上の前記車両が入出庫でき、
地表面に位置する列方向の前記パレット間には歩廊を有し、
前記パレットの両側には、パレット端部立ち上がりを形成し、
一対の前記パレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成された立体駐車装置であって、
前記歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、
前記パレット端部立ち上がりの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、
前記歩廊前端部を、前記パレット端部立ち上がり前端部よりも前記車両入出庫側に位置させ、
前記歩廊前端部に発光源を設け、
前記歩廊前端部が、
前記歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、
前記歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と
を有し、
前記歩廊前端部天面が、前記車両入出庫側が前記歩廊面より低くなるように傾斜面で形成され、
前記発光源を、前記歩廊前端部側面に配置した
ことを特徴とする立体駐車装置。
【請求項9】
複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、
前記パレットにはそれぞれ車両を積載でき、
前記パレットは少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット上の前記車両が入出庫でき、
地表面に位置する列方向の前記パレット間には歩廊を有し、
前記パレットの両側には、パレット端部立ち上がりを形成し、
一対の前記パレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成された立体駐車装置であって、
前記歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、
前記パレット端部立ち上がりの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、
前記歩廊前端部を、前記パレット端部立ち上がり前端部よりも前記車両入出庫側に位置させ、
前記歩廊前端部に発光源を設け、
前記歩廊前端部が、
前記歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、
前記歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と
を有し、
前記歩廊前端部天面が、前記車両入出庫側が前記歩廊面より低くなるとともに前記歩廊面より狭くなる傾斜面で形成され、
前記発光源を、前記歩廊前端部天面に配置した
ことを特徴とする立体駐車装置。
【請求項10】
複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、
前記パレットにはそれぞれ車両を積載でき、
前記パレットは少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット上の前記車両が入出庫でき、
地表面に位置する列方向の前記パレット間には歩廊を有し、
前記パレットの両側には、パレット端部立ち上がりを形成し、
一対の前記パレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成された立体駐車装置であって、
前記歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、
前記パレット端部立ち上がりの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、
前記歩廊前端部を、前記パレット端部立ち上がり前端部よりも前記車両入出庫側に位置させ、
前記歩廊前端部に発光源を設け、
前記歩廊前端部が、
前記歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、
前記歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と
を有し、
前記歩廊前端部天面が、前記車両入出庫側が前記歩廊面より低くなるとともに前記歩廊面より狭くなる傾斜面で形成され、
前記発光源を、前記歩廊前端部側面に配置した
ことを特徴とする立体駐車装置。
【請求項11】
前記地表面に位置する前記パレットの前記車両入出庫側には前面ゲートを設け、
前記前面ゲートの両側にはゲートガイド支柱を設け、
前記ゲートガイド支柱の前記車両入出庫側に支柱用発光源を設けた
ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の立体駐車装置。
【請求項12】
前記前面ゲートを少なくとも2つ有し、
前記ゲートガイド支柱を少なくとも3つ有し、
前記車両が入出庫する前記パレットに対応する前記前面ゲートの前記両側の前記ゲートガイド支柱に設けた前記支柱用発光源を発光させる
ことを特徴とする請求項11に記載の立体駐車装置。
【請求項13】
前記地表面に位置する前記パレットの前記車両入出庫側には前面ゲートを設け、
前記前面ゲートを少なくとも2つ有し、
前記車両が入出庫する前記パレットの前記両側のそれぞれの前記歩廊前端部に設けた前記発光源を発光させる
ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の立体駐車装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、立体駐車場として利用される立体駐車装置に関する。
【背景技術】
【0002】
立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレットを備え、パレットにはそれぞれ車両を積載でき、パレットは昇降・横行動作することで、それぞれのパレット上の車両が入出庫できる(例えば、特許文献1から特許文献3)。
パレットは、両側にパレット端部立ち上がりを形成し、一対のパレット端部立ち上がりの間にパレットタイヤ踏み板が形成されている。
両側にパレット端部立ち上がりを形成したパレットにおいて、パレット上に車両を入出庫しやすいように、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側に傾斜面を形成するものが提案されている(例えば、特許文献4から特許文献6)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2013-15002号公報
【文献】特開2016-211321号公報
【文献】特開2018-66255号公報
【文献】特開平7-293022号公報
【文献】実開平6-76556号公報
【文献】実開平2-2453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、最近の自動車メーカーは横幅の広い車両を多く販売しているため、パレットの横幅を広げないと入出庫時に何回も切り返さなければならない状況が多く見受けられる。
従って、パレットタイヤ踏み板の有効幅を拡げる必要があるが、パレットタイヤ踏み板を拡げると、拡げたパレットタイヤ踏み板に比例して1台分の間口寸法が大きくなり、立体駐車装置の全体寸法が大きくなってしまう。
立体駐車装置の全体寸法が大きくなると、既設の立体駐車装置に代えて設置する場合には、例えば新たに掘削作業が必要となってしまう。
そこで、1台分の間口寸法を変えずにパレット上に車両を入出庫しやすくするには、特許文献4から特許文献6で提案されているように、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側に傾斜面を形成することが有効である。
また、パレット上に車両を入出庫しやすくするには、パレット端部立ち上がりの幅を狭くすることも効果的である。
しかし、パレット端部立ち上がりの幅を狭くする場合には、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側に傾斜面を形成することによる効果は低下する。
ところで、特にパレットが複数段に配置される立体駐車装置にあっては、パレットの側方には歩廊を有しており、人が歩く歩廊の幅は狭くすることができない。
【0005】
そこで本発明は、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が広く、更に車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいために、パレット上に車両を入出庫しやすい立体駐車装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明の立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備え、前記パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、前記パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット10上の前記車両Aが入出庫でき、地表面tに位置する列方向の前記パレット10間には歩廊20を有し、前記パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対の前記パレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成された立体駐車装置であって、前記歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、前記パレット端部立ち上がり10Xの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成し、前記歩廊前端部20Fを、前記パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも前記車両入出庫側に位置させ、前記歩廊前端部20Fに発光源50を設け、前記歩廊前端部20Fが、前記歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、前記歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fと、前記歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fとを有し、前記発光源50を、前記歩廊前端部天面22Fと前記歩廊前端部前面23Fとに配置したことを特徴とする。
請求項2記載の本発明の立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備え、前記パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、前記パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット10上の前記車両Aが入出庫でき、地表面tに位置する列方向の前記パレット10間には歩廊20を有し、前記パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対の前記パレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成された立体駐車装置であって、前記歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、前記パレット端部立ち上がり10Xの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成し、前記歩廊前端部20Fを、前記パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも前記車両入出庫側に位置させ、前記歩廊前端部20Fに発光源50を設け、前記歩廊前端部20Fが、前記歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、前記歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fと、前記歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fとを有し、前記発光源50を、前記歩廊前端部側面21Fと前記歩廊前端部前面23Fとに配置したことを特徴とする。
請求項3記載の本発明の立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備え、前記パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、前記パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット10上の前記車両Aが入出庫でき、地表面tに位置する列方向の前記パレット10間には歩廊20を有し、前記パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対の前記パレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成された立体駐車装置であって、前記歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、前記パレット端部立ち上がり10Xの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成し、前記歩廊前端部20Fを、前記パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも前記車両入出庫側に位置させ、前記歩廊前端部20Fに発光源50を設け、前記歩廊前端部20Fが、前記歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、前記歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fと、前記歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fと、前記歩廊前端部天面22Fの前記車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面24Fとを有し、前記発光源50を、前記歩廊前端部天面22Fであって、前記歩廊前端部傾斜面24Fより反車両入出庫側に配置したことを特徴とする。
請求項4記載の本発明の立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備え、前記パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、前記パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット10上の前記車両Aが入出庫でき、地表面tに位置する列方向の前記パレット10間には歩廊20を有し、前記パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対の前記パレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成された立体駐車装置であって、前記歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、前記パレット端部立ち上がり10Xの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成し、前記歩廊前端部20Fを、前記パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも前記車両入出庫側に位置させ、前記歩廊前端部20Fに発光源50を設け、前記歩廊前端部20Fが、前記歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、前記歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fと、前記歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fと、前記歩廊前端部天面22Fの前記車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面24Fとを有し、前記発光源50を、前記歩廊前端部天面22Fと前記歩廊前端部傾斜面24Fとに配置したことを特徴とする。
請求項5記載の本発明の立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備え、前記パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、前記パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット10上の前記車両Aが入出庫でき、地表面tに位置する列方向の前記パレット10間には歩廊20を有し、前記パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対の前記パレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成された立体駐車装置であって、前記歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、前記パレット端部立ち上がり10Xの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成し、前記歩廊前端部20Fを、前記パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも前記車両入出庫側に位置させ、前記歩廊前端部20Fに発光源50を設け、前記歩廊前端部20Fが、前記歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、前記歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fと、前記歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fと、前記歩廊前端部天面22Fの前記車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面24Fとを有し、前記発光源50を、前記歩廊前端部側面21Fに配置したことを特徴とする。
請求項6記載の本発明の立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備え、前記パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、前記パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット10上の前記車両Aが入出庫でき、地表面tに位置する列方向の前記パレット10間には歩廊20を有し、前記パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対の前記パレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成された立体駐車装置であって、前記歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、前記パレット端部立ち上がり10Xの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成し、前記歩廊前端部20Fを、前記パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも前記車両入出庫側に位置させ、前記歩廊前端部20Fに発光源50を設け、前記歩廊前端部20Fが、前記歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、前記歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fと、前記歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fと、前記歩廊前端部天面22Fの前記車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面24Fとを有し、前記発光源50を、前記歩廊前端部側面21Fと前記歩廊前端部傾斜面24Fとに配置したことを特徴とする。
請求項7記載の本発明の立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備え、前記パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、前記パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット10上の前記車両Aが入出庫でき、地表面tに位置する列方向の前記パレット10間には歩廊20を有し、前記パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対の前記パレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成された立体駐車装置であって、前記歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、前記パレット端部立ち上がり10Xの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成し、前記歩廊前端部20Fを、前記パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも前記車両入出庫側に位置させ、前記歩廊前端部20Fに発光源50を設け、前記歩廊前端部20Fが、前記歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、前記歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fとを有し、前記歩廊前端部天面22Fが、前記車両入出庫側が前記歩廊面22より低くなるように傾斜面で形成され、前記発光源50を、前記歩廊前端部天面22Fに配置したことを特徴とする。
請求項8記載の本発明の立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備え、前記パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、前記パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット10上の前記車両Aが入出庫でき、地表面tに位置する列方向の前記パレット10間には歩廊20を有し、前記パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対の前記パレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成された立体駐車装置であって、前記歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、前記パレット端部立ち上がり10Xの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成し、前記歩廊前端部20Fを、前記パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも前記車両入出庫側に位置させ、前記歩廊前端部20Fに発光源50を設け、前記歩廊前端部20Fが、前記歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、前記歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fとを有し、前記歩廊前端部天面22Fが、前記車両入出庫側が前記歩廊面22より低くなるように傾斜面で形成され、前記発光源50を、前記歩廊前端部側面21Fに配置したことを特徴とする。
請求項9記載の本発明の立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備え、前記パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、前記パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット10上の前記車両Aが入出庫でき、地表面tに位置する列方向の前記パレット10間には歩廊20を有し、前記パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対の前記パレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成された立体駐車装置であって、前記歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、前記パレット端部立ち上がり10Xの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成し、前記歩廊前端部20Fを、前記パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも前記車両入出庫側に位置させ、前記歩廊前端部20Fに発光源50を設け、前記歩廊前端部20Fが、前記歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、前記歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fとを有し、前記歩廊前端部天面22Fが、前記車両入出庫側が前記歩廊面22より低くなるとともに前記歩廊面22より狭くなる傾斜面で形成され、前記発光源50を、前記歩廊前端部天面22Fに配置したことを特徴とする。
請求項10記載の本発明の立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備え、前記パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、前記パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれの前記パレット10上の前記車両Aが入出庫でき、地表面tに位置する列方向の前記パレット10間には歩廊20を有し、前記パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対の前記パレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成された立体駐車装置であって、前記歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、前記パレット端部立ち上がり10Xの前記車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成し、前記歩廊前端部20Fを、前記パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも前記車両入出庫側に位置させ、前記歩廊前端部20Fに発光源50を設け、前記歩廊前端部20Fが、前記歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、前記歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fとを有し、前記歩廊前端部天面22Fが、前記車両入出庫側が前記歩廊面22より低くなるとともに前記歩廊面22より狭くなる傾斜面で形成され、前記発光源50を、前記歩廊前端部側面21Fに配置したことを特徴とする。
請求項11記載の本発明は、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の立体駐車装置において、前記地表面tに位置する前記パレット10の前記車両入出庫側には前面ゲート41を設け、前記前面ゲート41の両側にはゲートガイド支柱42を設け、前記ゲートガイド支柱42の前記車両入出庫側に支柱用発光源60を設けたことを特徴とする。
請求項12記載の本発明は、請求項11に記載の立体駐車装置において、前記前面ゲート41を少なくとも2つ有し、前記ゲートガイド支柱42を少なくとも3つ有し、前記車両Aが入出庫する前記パレット10に対応する前記前面ゲート41の前記両側の前記ゲートガイド支柱42に設けた前記支柱用発光源60を発光させることを特徴とする。
請求項13記載の本発明は、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の立体駐車装置において、前記地表面tに位置する前記パレット10の前記車両入出庫側には前面ゲート41を設け、前記前面ゲート41を少なくとも2つ有し、前記車両Aが入出庫する前記パレット10の前記両側のそれぞれの前記歩廊前端部20Fに設けた前記発光源50を発光させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、パレット端部立ち上がり前端部が歩廊前端部より反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部に発光源を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいため、車両を入出庫しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施例による立体駐車装置の外観構成図
図2】同立体駐車装置の動作を示す正面図
図3】同立体駐車装置の要部外観構成図
図4】本発明の他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図5】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図6】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図7】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図8】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図9】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図10】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図11】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図12】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図13】前面ゲートを設けた本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図14】本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
図15】地表面に支柱を設けた本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の実施の形態による立体駐車装置は、歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、歩廊前端部を、パレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部に発光源を設け、歩廊前端部が、歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と、歩廊前端部天面の前側に形成される歩廊前端部前面とを有し、発光源を、歩廊前端部天面と歩廊前端部前面とに配置したものである。
本実施の形態によれば、パレット端部立ち上がり前端部が歩廊前端部より反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部に発光源を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいため、車両を入出庫しやすい。また、車両の入出庫を行う際に、歩廊前端部を把握しやすく、歩廊前端部によるタイヤの損傷を防ぐことができる。
【0010】
本発明の第2の実施の形態による立体駐車装置は、歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、歩廊前端部を、パレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部に発光源を設け、歩廊前端部が、歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と、歩廊前端部天面の前側に形成される歩廊前端部前面とを有し、発光源を、歩廊前端部側面と歩廊前端部前面とに配置したものである。
本実施の形態によれば、パレット端部立ち上がり前端部が歩廊前端部より反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部に発光源を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいため、車両を入出庫しやすい。また、歩廊前端部側面に配置した発光源によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすく、歩廊前端部前面に配置した発光源によって歩廊前端部の出っ張りを把握でき、歩廊前端部によるタイヤの損傷を防ぐことができる。
【0011】
本発明の第3の実施の形態による立体駐車装置は、歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、歩廊前端部を、パレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部に発光源を設け、歩廊前端部が、歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と、歩廊前端部天面の前側に形成される歩廊前端部前面と、歩廊前端部天面の車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面とを有し、発光源を、歩廊前端部天面であって、歩廊前端部傾斜面より反車両入出庫側に配置したものである。
本実施の形態によれば、パレット端部立ち上がり前端部が歩廊前端部より反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部に発光源を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいため、車両を入出庫しやすい。また、歩廊前端部傾斜面によって、歩廊前端部へのタイヤの乗り上げを可能として、歩廊前端部によるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部天面であって、歩廊前端部傾斜面より反車両入出庫側に配置した発光源によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいため、車両を入出庫しやすい。
【0012】
本発明の第4の実施の形態による立体駐車装置は、歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、歩廊前端部を、パレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部に発光源を設け、歩廊前端部が、歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と、歩廊前端部天面の前側に形成される歩廊前端部前面と、歩廊前端部天面の車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面とを有し、発光源を、歩廊前端部天面と歩廊前端部傾斜面とに配置したものである。
本実施の形態によれば、パレット端部立ち上がり前端部が歩廊前端部より反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部に発光源を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいため、車両を入出庫しやすい。また、歩廊前端部傾斜面によって、歩廊前端部へのタイヤの乗り上げを可能として歩廊前端部によるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部天面に配置した発光源によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすい。また、歩廊前端部傾斜面に発光源を配置することで、斜め上方に向けて発光させることができ、歩廊前端部の出っ張りを視認しやすい。
【0013】
本発明の第5の実施の形態による立体駐車装置は、歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、歩廊前端部を、パレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部に発光源を設け、歩廊前端部が、歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と、歩廊前端部天面の前側に形成される歩廊前端部前面と、歩廊前端部天面車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面とを有し、発光源を、歩廊前端部側面に配置したものである。
本実施の形態によれば、パレット端部立ち上がり前端部が歩廊前端部より反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部に発光源を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいため、車両を入出庫しやすい。また、歩廊前端部傾斜面によって、歩廊前端部へのタイヤの乗り上げを可能として、歩廊前端部によるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部側面に配置した発光源によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすい。
【0014】
本発明の第6の実施の形態による立体駐車装置は、歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、歩廊前端部を、パレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部に発光源を設け、歩廊前端部が、歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面と、歩廊前端部天面の前側に形成される歩廊前端部前面と、歩廊前端部天面の車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面とを有し、発光源を、歩廊前端部側面と歩廊前端部傾斜面とに配置したものである。
本実施の形態によれば、パレット端部立ち上がり前端部が歩廊前端部より反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部に発光源を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいため、車両を入出庫しやすい。また、歩廊前端部傾斜面によって、歩廊前端部へのタイヤの乗り上げを可能として、歩廊前端部によるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部側面に配置した発光源によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすい。また、歩廊前端部傾斜面に発光源を配置することで、斜め上方に向けて発光させることができ、歩廊前端部の出っ張りを視認しやすい。
【0015】
本発明の第7の実施の形態による立体駐車装置は、歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、歩廊前端部を、パレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部に発光源を設け、歩廊前端部が、歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面とを有し、歩廊前端部天面が、車両入出庫側が歩廊面より低くなるように傾斜面で形成され、発光源を、歩廊前端部天面に配置したものである。
本実施の形態によれば、パレット端部立ち上がり前端部が歩廊前端部より反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部に発光源を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいため、車両を入出庫しやすい。また、車両入出庫側が歩廊面より低くなるように歩廊前端部天面が傾斜面で形成されているので、歩廊前端部へのタイヤの乗り上げを可能として歩廊前端部によるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部天面に配置した発光源によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすい。また、歩廊前端部天面が傾斜面で形成されているので、発光源を斜め上方に向けて発光させることができ、歩廊前端部の出っ張りを視認しやすい。
【0016】
本発明の第8の実施の形態による立体駐車装置は、歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、歩廊前端部を、パレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部に発光源を設け、歩廊前端部が、歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面とを有し、歩廊前端部天面が、車両入出庫側が歩廊面より低くなるように傾斜面で形成され、発光源を、歩廊前端部側面に配置したものである。
本実施の形態によれば、パレット端部立ち上がり前端部が歩廊前端部より反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部に発光源を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいため、車両を入出庫しやすい。また、車両入出庫側が歩廊面より低くなるように歩廊前端部天面が傾斜面で形成されているので、歩廊前端部へのタイヤの乗り上げを可能として歩廊前端部によるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部側面に配置した発光源によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすい。
【0017】
本発明の第9の実施の形態による立体駐車装置は、歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、歩廊前端部を、パレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部に発光源を設け、歩廊前端部が、歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面とを有し、歩廊前端部天面が、車両入出庫側が歩廊面より低くなるとともに歩廊面より狭くなる傾斜面で形成され、発光源を、歩廊前端部天面に配置したものである。
本実施の形態によれば、パレット端部立ち上がり前端部が歩廊前端部より反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部に発光源を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいため、車両を入出庫しやすい。また、車両入出庫側が歩廊面より低くなるように歩廊前端部天面が傾斜面で形成されているので、歩廊前端部へのタイヤの乗り上げを可能として歩廊前端部によるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部天面に配置した発光源によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすい。また、車両入出庫側が歩廊面より狭くなる傾斜面で歩廊前端部天面が形成されているため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が更に広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすい。また、歩廊前端部天面が傾斜面で形成されているので、発光源を斜め上方に向けて発光させることができ、歩廊前端部の出っ張りを視認しやすい。
【0018】
本発明の第10の実施の形態による立体駐車装置は、歩廊の車両入出庫側には、歩廊前端部を形成し、パレット端部立ち上がりの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部を形成し、歩廊前端部を、パレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部に発光源を設け、歩廊前端部が、歩廊の歩廊面に連続する歩廊前端部天面と、歩廊前端部天面の両側に形成される歩廊前端部側面とを有し、歩廊前端部天面が、車両入出庫側が歩廊面より低くなるとともに歩廊面より狭くなる傾斜面で形成され、発光源を、歩廊前端部側面に配置したものである。
本実施の形態によれば、パレット端部立ち上がり前端部が歩廊前端部より反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部よりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部に発光源を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすいため、車両を入出庫しやすい。また、車両入出庫側が歩廊面より低くなるように歩廊前端部天面が傾斜面で形成されているので、歩廊前端部へのタイヤの乗り上げを可能として歩廊前端部によるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部側面に配置した発光源によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅を視認しやすい。また、車両入出庫側が歩廊面より狭くなる傾斜面で歩廊前端部天面が形成されているため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板の幅が更に広くなり、パレット上に車両を入出庫しやすい。
【0019】
本発明の第11の実施の形態は、第1から第10の実施の形態による立体駐車装置において、地表面に位置するパレットの車両入出庫側には前面ゲートを設け、前面ゲートの両側にはゲートガイド支柱を設け、ゲートガイド支柱の車両入出庫側に支柱用発光源を設けたものである。
本実施の形態によれば、夜間の入庫操作を行う運転者にゲートガイド支柱を認識させることができる。
【0020】
本発明の第12の実施の形態は、第11の実施の形態による立体駐車装置において、前面ゲートを少なくとも2つ有し、ゲートガイド支柱を少なくとも3つ有し、車両が入出庫するパレットに対応する前面ゲートの両側のゲートガイド支柱に設けた支柱用発光源を発光させるものである。
本実施の形態によれば、運転者に対して車両が入出庫するパレットに誘導することができる。
【0021】
本発明の第13の実施の形態は、第1から第10の実施の形態による立体駐車装置において、地表面に位置するパレットの車両入出庫側には前面ゲートを設け、前面ゲートを少なくとも2つ有し、車両が入出庫するパレットの両側のそれぞれの歩廊前端部天面に設けた発光源を発光させるものである。
本実施の形態によれば、運転者に対して車両が入出庫するパレットに誘導することができる。
【実施例
【0022】
以下本発明の一実施例による立体駐車装置について説明する。
図1は本実施例による立体駐車装置の外観構成図であり、図1(a)は同立体駐車装置の正面図、図1(b)は同立体駐車装置の側面図である。
【0023】
本実施例による立体駐車装置は、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備えている。図1では、3段2列の立体駐車装置を示している。
上下3段に配列されるパレット10は、一対の前側固定柱1Fと一対の後側固定柱1Rとで囲まれる空間に配置され、一対の前側固定柱1F及び一対の後側固定柱1Rに対して昇降動作する。また、上下3段に配列されるパレット10は、4本のパレット支柱2に固定されている。昇降動作は、昇降用モータ3によって行われる。
【0024】
図2は同立体駐車装置の動作を示す正面図であり、図2(a)は上段のパレットが入出庫状態、図2(b)は中段のパレットが入出庫状態、図2(c)は下段のパレットが入出庫状態にあることを示している。
【0025】
図2に示すように、本実施例は、地表面tから掘削したピット内に、一対の前側固定柱1Fと一対の後側固定柱1Rとを配置する立体駐車装置である。
上下3段に配列されるパレット10は、4本のパレット支柱2に固定されているため、共に昇降動作を行う。
パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、パレット10は少なくとも昇降動作することで、それぞれのパレット10上の車両Aが入出庫できる。
【0026】
図3は同立体駐車装置の要部外観構成図であり、図3(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図3(b)は同歩廊の歩廊前端部を示す正面図、図3(c)は同歩廊前端部の上面図である。
【0027】
地表面tに位置する列方向のパレット10の間、又はパレット10の側方には歩廊20を有し、パレット10と歩廊20との間には隙間を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
歩廊20に形成される歩廊面22は、パレット端部立ち上がり10Xの高さ以上である。
【0028】
歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成している。
パレット端部立ち上がり前端部10Fは、車両入出庫側がパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間するように形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、車両入出庫側が踏み板中心線10Ycから離間させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させている。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
なお、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、下端に対して上端を踏み板中心線10Ycから離間させるように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0029】
歩廊前端部20Fは、パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部20Fには発光源50を設けている。
このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fが歩廊前端部20Fより反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅が広くなり、パレット10上に車両Aを入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部20Fに発光源50を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすいため、車両Aを入出庫しやすい。
【0030】
歩廊前端部20Fは、歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fと、歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fとを有している。
発光源50は、歩廊前端部天面22Fと歩廊前端部前面23Fとに配置している。
歩廊前端部天面22Fに配置している発光源52は、歩廊前端部天面22Fの両側部にそれぞれ直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
歩廊前端部前面23Fに配置している発光源53は、歩廊前端部天面22Fの両側部にLEDを埋め込んでいる。
このように、発光源50を歩廊前端部天面22Fと歩廊前端部前面23Fとに配置することで、車両Aの入出庫を行う際に、歩廊前端部20Fを把握しやすく、歩廊前端部20Fによるタイヤの損傷を防ぐことができる。
【0031】
図4は本発明の他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図4(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図4(b)は同歩廊の歩廊前端部を示す正面図、図4(c)は同歩廊前端部の側面図である。なお、本実施例における立体駐車装置においても図1及び図2に示す構成及び動作を行う。以下に説明する更に他の実施例についても同様である。
【0032】
地表面tに位置する列方向のパレット10の間、又はパレット10の側方には歩廊20を有し、パレット10と歩廊20との間には隙間を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
歩廊20に形成される歩廊面22は、パレット端部立ち上がり10Xの高さ以上である。
【0033】
歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成している。
パレット端部立ち上がり前端部10Fは、車両入出庫側がパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間するように形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、車両入出庫側が踏み板中心線10Ycから離間させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させている。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
なお、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、下端に対して上端を踏み板中心線10Ycから離間させるように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0034】
歩廊前端部20Fは、パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部20Fには発光源50を設けている。
このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fが歩廊前端部20Fより反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅が広くなり、パレット10上に車両Aを入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部20Fに発光源50を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすいため、車両Aを入出庫しやすい。
【0035】
歩廊前端部20Fは、歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fと、歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fとを有している。
発光源50は、歩廊前端部側面21Fと歩廊前端部前面23Fとに配置している。
歩廊前端部側面21Fに配置している発光源51は、歩廊前端部側面21Fの下部に直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
歩廊前端部前面23Fに配置している発光源53は、歩廊前端部天面22Fの両側部にLEDを埋め込んでいる。
このように、発光源50を歩廊前端部側面21Fと歩廊前端部前面23Fとに配置することで、歩廊前端部側面21Fに配置した発光源51によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすく、歩廊前端部前面23Fに配置した発光源53によって歩廊前端部20Fの出っ張りを把握でき、歩廊前端部20Fによるタイヤの損傷を防ぐことができる。
【0036】
図5は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図5(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図5(b)は同歩廊の歩廊前端部を示す正面図、図5(c)は同歩廊前端部の上面図である。
【0037】
地表面tに位置する列方向のパレット10の間、又はパレット10の側方には歩廊20を有し、パレット10と歩廊20との間には隙間を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
歩廊20に形成される歩廊面22は、パレット端部立ち上がり10Xの高さ以上である。
【0038】
歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成している。
パレット端部立ち上がり前端部10Fは、車両入出庫側がパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間するように形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、車両入出庫側が踏み板中心線10Ycから離間させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させている。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
なお、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、下端に対して上端を踏み板中心線10Ycから離間させるように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0039】
歩廊前端部20Fは、パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部20Fには発光源50を設けている。
このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fが歩廊前端部20Fより反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅が広くなり、パレット10上に車両Aを入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部20Fに発光源50を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすいため、車両Aを入出庫しやすい。
【0040】
歩廊前端部20Fは、歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fと、歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fと、歩廊前端部天面22Fの車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面24Fとを有している。
発光源50は、歩廊前端部天面22Fであって、歩廊前端部傾斜面24Fより反車両入出庫側に配置している。
歩廊前端部天面22Fに配置している発光源52は、歩廊前端部天面22Fの両側部にそれぞれ直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
このように、歩廊前端部傾斜面24Fによって、歩廊前端部20Fへのタイヤの乗り上げを可能として、歩廊前端部20Fによるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部天面22Fであって、歩廊前端部傾斜面24Fより反車両入出庫側に配置した発光源52によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすいため、車両Aを入出庫しやすい。
【0041】
図6は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図6(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図6(b)は同歩廊の歩廊前端部を示す正面図、図6(c)は同歩廊前端部の上面図である。
【0042】
地表面tに位置する列方向のパレット10の間、又はパレット10の側方には歩廊20を有し、パレット10と歩廊20との間には隙間を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
歩廊20に形成される歩廊面22は、パレット端部立ち上がり10Xの高さ以上である。
【0043】
歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成している。
パレット端部立ち上がり前端部10Fは、車両入出庫側がパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間するように形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、車両入出庫側が踏み板中心線10Ycから離間させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させている。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
なお、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、下端に対して上端を踏み板中心線10Ycから離間させるように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0044】
歩廊前端部20Fは、パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部20Fには発光源50を設けている。
このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fが歩廊前端部20Fより反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅が広くなり、パレット10上に車両Aを入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部20Fに発光源50を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすいため、車両Aを入出庫しやすい。
【0045】
歩廊前端部20Fは、歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fと、歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fと、歩廊前端部天面22Fの車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面24Fとを有している。
発光源50は、歩廊前端部天面22Fと歩廊前端部傾斜面24Fとに配置している。
歩廊前端部天面22Fに配置している発光源52は、歩廊前端部天面22Fの両側部にそれぞれ直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
歩廊前端部傾斜面24Fに配置している発光源54は、歩廊前端部傾斜面24Fの上部に直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
このように、歩廊前端部傾斜面24Fによって、歩廊前端部20Fへのタイヤの乗り上げを可能として歩廊前端部20Fによるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部天面22Fであって、歩廊前端部傾斜面24Fより反車両入出庫側に配置した発光源52によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすい。また、歩廊前端部傾斜面24Fに発光源54を配置することで、斜め上方に向けて発光させることができ、歩廊前端部20Fの出っ張りを視認しやすい。
【0046】
図7は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図7(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図7(b)は同歩廊の歩廊前端部を示す正面図、図7(c)は同歩廊前端部の側面図である。
【0047】
地表面tに位置する列方向のパレット10の間、又はパレット10の側方には歩廊20を有し、パレット10と歩廊20との間には隙間を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
歩廊20に形成される歩廊面22は、パレット端部立ち上がり10Xの高さ以上である。
【0048】
歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成している。
パレット端部立ち上がり前端部10Fは、車両入出庫側がパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間するように形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、車両入出庫側が踏み板中心線10Ycから離間させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させている。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
なお、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、下端に対して上端を踏み板中心線10Ycから離間させるように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0049】
歩廊前端部20Fは、パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部20Fには発光源50を設けている。
このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fが歩廊前端部20Fより反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅が広くなり、パレット10上に車両Aを入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部20Fに発光源50を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすいため、車両Aを入出庫しやすい。
【0050】
歩廊前端部20Fは、歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fと、歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fと、歩廊前端部天面22Fの車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面24Fとを有している。
発光源50は、歩廊前端部側面21Fに配置している。
歩廊前端部側面21Fに配置している発光源51は、歩廊前端部側面21Fの下部に直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
このように、歩廊前端部傾斜面24Fによって、歩廊前端部20Fへのタイヤの乗り上げを可能として歩廊前端部20Fによるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部側面21Fに配置した発光源51によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすい。
【0051】
図8は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図8(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図8(b)は同歩廊の歩廊前端部を示す正面図、図8(c)は同歩廊前端部の側面図である。
【0052】
地表面tに位置する列方向のパレット10の間、又はパレット10の側方には歩廊20を有し、パレット10と歩廊20との間には隙間を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
歩廊20に形成される歩廊面22は、パレット端部立ち上がり10Xの高さ以上である。
【0053】
歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成している。
パレット端部立ち上がり前端部10Fは、車両入出庫側がパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間するように形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、車両入出庫側が踏み板中心線10Ycから離間させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させている。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
なお、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、下端に対して上端を踏み板中心線10Ycから離間させるように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0054】
歩廊前端部20Fは、パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部20Fには発光源50を設けている。
このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fが歩廊前端部20Fより反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅が広くなり、パレット10上に車両Aを入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部20Fに発光源50を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすいため、車両Aを入出庫しやすい。
【0055】
歩廊前端部20Fは、歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fと、歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fと、歩廊前端部天面22Fの車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面24Fとを有している。
発光源50は、歩廊前端部天面22Fと歩廊前端部傾斜面24Fとに配置している。
歩廊前端部側面21Fに配置している発光源51は、歩廊前端部側面21Fの下部に直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
歩廊前端部傾斜面24Fに配置している発光源54は、歩廊前端部傾斜面24Fの上部に直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
このように、歩廊前端部傾斜面24Fによって、歩廊前端部20Fへのタイヤの乗り上げを可能として歩廊前端部20Fによるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部側面21Fに配置した発光源51によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすい。また、歩廊前端部傾斜面24Fに発光源54を配置することで、斜め上方に向けて発光させることができ、歩廊前端部20Fの出っ張りを視認しやすい。
なお、本実施例では、歩廊前端部傾斜面24Fに発光源54を、歩廊前端部側面21Fに発光源51を設けているが、歩廊前端部側面21Fに発光源51を設けることなく、歩廊前端部傾斜面24Fに発光源54だけを設けてもよい。また、歩廊前端部側面21Fに発光源51を設けることなく、歩廊前端部傾斜面24Fに発光源54を設けるとともに、パレット端部立ち上がり前端部10Fに発光源を更に設けてもよい。
【0056】
図9は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図9(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図9(b)は同歩廊の歩廊前端部を示す正面図、図9(c)は同歩廊前端部の上面図である。
【0057】
地表面tに位置する列方向のパレット10の間、又はパレット10の側方には歩廊20を有し、パレット10と歩廊20との間には隙間を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
歩廊20に形成される歩廊面22は、パレット端部立ち上がり10Xの高さ以上である。
【0058】
歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成している。
パレット端部立ち上がり前端部10Fは、車両入出庫側がパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間するように形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、車両入出庫側が踏み板中心線10Ycから離間させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させている。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
なお、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、下端に対して上端を踏み板中心線10Ycから離間させるように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0059】
歩廊前端部20Fは、パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部20Fには発光源50を設けている。
このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fが歩廊前端部20Fより反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅が広くなり、パレット10上に車両Aを入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部20Fに発光源50を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすいため、車両Aを入出庫しやすい。
【0060】
歩廊前端部20Fは、歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fとを有している。
歩廊前端部天面22Fは、車両入出庫側が歩廊面22より低くなるように傾斜面で形成されている。
発光源50は、歩廊前端部天面22Fに配置している。
歩廊前端部天面22Fに配置している発光源52は、歩廊前端部天面22Fの両側部にそれぞれ直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
このように、車両入出庫側が歩廊面22より低くなるように歩廊前端部天面22Fが傾斜面で形成されているので、歩廊前端部20Fへのタイヤの乗り上げを可能として歩廊前端部20Fによるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部天面22Fに配置した発光源52によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすい。また、歩廊前端部天面22Fが傾斜面で形成されているので、発光源52を斜め上方に向けて発光させることができ、歩廊前端部20Fの出っ張りを視認しやすい。
なお、本実施例では、歩廊前端部天面22Fに発光源52を設けているが、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fに発光源を設けてもよい。
【0061】
図10は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図10(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図10(b)は同歩廊の歩廊前端部を示す正面図、図10(c)は同歩廊前端部の側面図である。
【0062】
地表面tに位置する列方向のパレット10の間、又はパレット10の側方には歩廊20を有し、パレット10と歩廊20との間には隙間を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
歩廊20に形成される歩廊面22は、パレット端部立ち上がり10Xの高さ以上である。
【0063】
歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成している。
パレット端部立ち上がり前端部10Fは、車両入出庫側がパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間するように形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、車両入出庫側が踏み板中心線10Ycから離間させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させている。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
なお、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、下端に対して上端を踏み板中心線10Ycから離間させるように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0064】
歩廊前端部20Fは、パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部20Fには発光源50を設けている。
このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fが歩廊前端部20Fより反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅が広くなり、パレット10上に車両Aを入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部20Fに発光源50を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすいため、車両Aを入出庫しやすい。
【0065】
歩廊前端部20Fは、歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fとを有している。
歩廊前端部天面22Fは、車両入出庫側が歩廊面22より低くなるように傾斜面で形成されている。
発光源50は、歩廊前端部側面21Fに配置している。
歩廊前端部側面21Fに配置している発光源51は、歩廊前端部側面21Fの下部に直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
このように、車両入出庫側が歩廊面22より低くなるように歩廊前端部天面22Fが傾斜面で形成されているので、歩廊前端部20Fへのタイヤの乗り上げを可能として歩廊前端部20Fによるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部側面21Fに配置した発光源51によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすい。
なお、本実施例では、歩廊前端部側面21Fに発光源51を設けているが、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fに発光源を設けてもよい。
【0066】
図11は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図11(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図11(b)は同歩廊の歩廊前端部を示す正面図、図11(c)は同歩廊前端部の上面図である。
【0067】
地表面tに位置する列方向のパレット10の間、又はパレット10の側方には歩廊20を有し、パレット10と歩廊20との間には隙間を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
歩廊20に形成される歩廊面22は、パレット端部立ち上がり10Xの高さ以上である。
【0068】
歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成している。
パレット端部立ち上がり前端部10Fは、車両入出庫側がパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間するように形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、車両入出庫側が踏み板中心線10Ycから離間させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させている。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
なお、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、下端に対して上端を踏み板中心線10Ycから離間させるように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0069】
歩廊前端部20Fは、パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部20Fには発光源50を設けている。
このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fが歩廊前端部20Fより反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅が広くなり、パレット10上に車両Aを入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部20Fに発光源50を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすいため、車両Aを入出庫しやすい。
【0070】
歩廊前端部20Fは、歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fとを有している。
歩廊前端部天面22Fは、車両入出庫側が歩廊面22より低くなるとともに歩廊面22より狭くなる傾斜面で形成されている。
発光源50は、歩廊前端部天面22Fに配置している。
歩廊前端部天面22Fに配置している発光源52は、歩廊前端部天面22Fの両側部にそれぞれ直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
このように、車両入出庫側が歩廊面22より低くなるように歩廊前端部天面22Fが傾斜面で形成されているので、歩廊前端部20Fへのタイヤの乗り上げを可能として歩廊前端部20Fによるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部天面22Fに配置した発光源52によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすい。また、車両入出庫側が歩廊面22より狭くなる傾斜面で歩廊前端部天面22Fが形成されているため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅が更に広くなり、パレット10上に車両Aを入出庫しやすい。また、歩廊前端部天面22Fが傾斜面で形成されているので、発光源52を斜め上方に向けて発光させることができ、歩廊前端部20Fの出っ張りを視認しやすい。
なお、本実施例では、歩廊前端部20Fに発光源52を設けているが、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fに発光源を設けてもよい。
【0071】
図12は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図12(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図12(b)は同歩廊の歩廊前端部を示す正面図、図12(c)は同歩廊前端部の側面図である。
【0072】
地表面tに位置する列方向のパレット10の間、又はパレット10の側方には歩廊20を有し、パレット10と歩廊20との間には隙間を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
歩廊20に形成される歩廊面22は、パレット端部立ち上がり10Xの高さ以上である。
【0073】
歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成している。
パレット端部立ち上がり前端部10Fは、車両入出庫側がパレットタイヤ踏み板10Yの踏み板中心線10Ycから離間するように形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、車両入出庫側が踏み板中心線10Ycから離間させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
また、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させている。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、歩廊前端部20Fよりも反車両入出庫側に位置させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができる。
なお、パレット端部立ち上がり前端部10Fは、下端に対して上端を踏み板中心線10Ycから離間させるように傾斜させることで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
【0074】
歩廊前端部20Fは、パレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させ、歩廊前端部20Fには発光源50を設けている。
このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fが歩廊前端部20Fより反車両入出庫側に位置するため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅が広くなり、パレット10上に車両Aを入出庫しやすく、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fよりも車両入出庫側に位置させた歩廊前端部20Fに発光源50を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすいため、車両Aを入出庫しやすい。
【0075】
歩廊前端部20Fは、歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、歩廊前端部天面22Fの両側に形成される歩廊前端部側面21Fとを有している。
歩廊前端部天面22Fは、車両入出庫側が歩廊面22より低くなるとともに歩廊面22より狭くなる傾斜面で形成されている。
発光源50は、歩廊前端部側面21Fに配置している。
歩廊前端部側面21Fに配置している発光源51は、歩廊前端部側面21Fの下部に直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
このように、車両入出庫側が歩廊面22より低くなるように歩廊前端部天面22Fが傾斜面で形成されているので、歩廊前端部20Fへのタイヤの乗り上げを可能として歩廊前端部20Fによるタイヤの損傷を防ぐことができるとともに、歩廊前端部側面21Fに配置した発光源51によって、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすい。また、車両入出庫側が歩廊面22より狭くなる傾斜面で歩廊前端部天面22Fが形成されているため、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅が更に広くなり、パレット10上に車両Aを入出庫しやすい。
なお、本実施例では、歩廊前端部側面21Fに発光源51を設けているが、更にパレット端部立ち上がり前端部10Fに発光源を設けてもよい。
【0076】
図13は、前面ゲートを設けた本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図13(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図13(b)は同歩廊の歩廊前端部を示す上面図、図13(c)は同歩廊前端部の前方に配置したゲートガイド支柱を示す正面図である。なお、本実施例では、図11で説明した歩廊20を示しているが、図3から図10、又は図12で説明した歩廊20を用いてもよい。
【0077】
それぞれのパレット10の車両入出庫側には、前面ゲート41を設けている。前面ゲート41は、図2で図示したピット内に格納することができ、前面ゲート41をピット内に格納することで、パレット10上の車両Aを入出庫することができる。
それぞれの前面ゲート41の両側にはゲートガイド支柱42を設けている。
図13に示すゲートガイド支柱42は、ピット内に立設され、地表面から所定高さまで延出させている。
ゲートガイド支柱42は、歩廊20の車両入出庫側に配置する。
【0078】
図13に示すように前面ゲート41の両側にゲートガイド支柱42を設けている場合にも、歩廊前端部20Fに発光源50を設けることが好ましい。
図13では、更にゲートガイド支柱42の車両入出庫側に支柱用発光源60を設けている。ゲートガイド支柱42に支柱用発光源60を設けることで、夜間の入庫操作を行う運転者にゲートガイド支柱42を認識させることができる。
また、ゲートガイド支柱42を少なくとも3つ有する場合には、車両Aが入出庫するパレット10の両側のそれぞれの歩廊前端部20Fに設けた発光源50を発光させるとともに、車両Aが入出庫するパレット10に対応する前面ゲート41の両側のゲートガイド支柱42に設けた支柱用発光源60を発光させることで、運転者に対して車両Aが入出庫するパレット10に誘導することができる。
なお、本実施例では、歩廊前端部20Fに発光源50を設けているが、歩廊前端部20Fに代えてパレット端部立ち上がり前端部10Fに発光源を設けてもよい。本実施例のように、支柱用発光源60を設けている場合には、反車両入出庫側に位置するパレット端部立ち上がり前端部10Fに発光源を設けることで、奥行きを実感しやすく、車両Aをパレット10に誘導しやすい。
【0079】
図14は本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図14(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図14(b)は同パレットのパレット端部立ち上がり前端部及び同歩廊の歩廊前端部を示す斜視図、図14(c)は同歩廊前端部の前方に配置したゲートガイド支柱を示す正面図である。
【0080】
それぞれのパレット10の車両入出庫側には、前面ゲート41を設けている。前面ゲート41は、図2で図示したピット内に格納することができ、前面ゲート41をピット内に格納することで、パレット10上の車両Aを入出庫することができる。
それぞれの前面ゲート41の両側にはゲートガイド支柱42を設けている。
図14に示すゲートガイド支柱42は、ピット内に立設され、地表面から所定高さまで延出させている。
ゲートガイド支柱42は、歩廊20の車両入出庫側に配置する。
【0081】
図14に示すように前面ゲート41の両側にゲートガイド支柱42を設けている場合にも、パレット端部立ち上がり前端部10F及び歩廊前端部20Fのいずれかに発光源50を設けることが好ましい。
図13では、更にゲートガイド支柱42の車両入出庫側に支柱用発光源60を設けている。ゲートガイド支柱42に支柱用発光源60を設けることで、夜間の入庫操作を行う運転者にゲートガイド支柱42を認識させることができる。
また、ゲートガイド支柱42を少なくとも3つ有する場合には、車両Aが入出庫するパレット10の両側のそれぞれの歩廊前端部20Fに設けた発光源50を発光させるとともに、車両Aが入出庫するパレット10に対応する前面ゲート41の両側のゲートガイド支柱42に設けた支柱用発光源60を発光させることで、運転者に対して車両Aが入出庫するパレット10に誘導することができる。
【0082】
地表面tに位置する列方向のパレット10の間、又はパレット10の側方には歩廊20を有し、パレット10と歩廊20との間には隙間を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
歩廊20に形成される歩廊面22は、パレット端部立ち上がり10Xの高さ以上である。
【0083】
歩廊20の車両入出庫側には、歩廊前端部20Fを形成し、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成している。
パレット端部立ち上がり前端部10Fは、車両入出庫側が低くなるように傾斜させて形成している。このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fを、車両入出庫側が低くなるように傾斜させて形成することで、パレット端部立ち上がり前端部10Fへのタイヤの接触を少なくすることができ、パレット10上に車両Aを入出庫しやすくなる。
パレット端部立ち上がり前端部10Fに配置している発光源55は、直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。
【0084】
歩廊前端部20Fは、歩廊20の歩廊面22に連続する歩廊前端部天面22Fと、歩廊前端部天面22Fの前側に形成される歩廊前端部前面23Fと、歩廊前端部天面22Fの車両入出庫側を狭めることで形成する歩廊前端部傾斜面24Fとを有している。
発光源50は、歩廊前端部前面23F又は歩廊前端部傾斜面24Fに配置している。
【0085】
歩廊前端部前面23Fに配置している発光源53は、歩廊前端部前面23Fの両側に直線上に複数個のLEDを埋め込んでいる。発光源54は、歩廊前端部傾斜面24Fに配置している。
このように、歩廊前端部前面23Fに配置している発光源53、歩廊前端部傾斜面24Fに配置している発光源54、及びパレット端部立ち上がり前端部10Fに配置している発光源55の少なくともいずれかを備えることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすい。
【0086】
図15は、地表面に支柱を設けた本発明の更に他の実施例による立体駐車装置の要部外観構成図であり、図15(a)は同立体駐車装置における地表面に位置するパレット及び歩廊を示す斜視図、図15(b)は同パレットの要部を示す平面図、図15(c)は同歩廊の前方に配置した支柱を示す正面図である。
【0087】
支柱43は、歩廊20の車両入出庫側に配置する。
図15では、支柱43の車両入出庫側に支柱用発光源60を設けている。支柱43に支柱用発光源60を設けることで、夜間の入庫操作を行う運転者に支柱43を認識させることができる。なお、図示は省略しているが、支柱43はゲートガイド支柱としても機能し、支柱43の間には前面ゲートが配置される。
【0088】
本実施例による立体駐車装置においても、複数段及び複数列に配置されるパレット10を備え、パレット10にはそれぞれ車両Aを積載でき、地表面tに位置する列方向のパレット10の間、又はパレット10の側方には歩廊20を有している。
パレット10の両側には、パレット端部立ち上がり10Xを形成し、一対のパレット端部立ち上がり10Xの間にパレットタイヤ踏み板10Yが形成されている。
本実施例による立体駐車装置は、パレット10は昇降横行動作することで、それぞれのパレット10上の車両Aが入出庫できる。パレット10が横行動作するため、歩廊20に形成される歩廊面22は、パレット端部立ち上がり10Xの高さより低くなっている。
【0089】
本実施例による立体駐車装置は、パレット端部立ち上がり10Xの車両入出庫側には、パレット端部立ち上がり前端部10Fを形成し、パレット端部立ち上がり前端部10Fの前端面に発光源55を設けている。
このように、パレット端部立ち上がり前端部10Fに発光源55を設けることで、車両入出庫側でのパレットタイヤ踏み板10Yの幅を視認しやすいため、車両Aを入出庫しやすい。
なお、本実施例に示すパレット10及び歩廊20に代えて、図3から図12で説明したパレット10及び歩廊20を用いてもよい。
【0090】
図13から図15に示すように、複数の前面ゲート41を備えている場合には、以下の動作によって発光源50は点灯及び消灯する。
運転者は、入出庫を希望するパレット番号を呼び出す。この呼び出し操作をトリガーとしてパレット10は移動を開始する。この呼び出し操作によって、パレット10が入出庫される前面ゲート41の両側のゲートガイド支柱42に設けた支柱用発光源60が点灯又は点滅を開始する。なお、支柱用発光源60の点灯又は点滅の開始は、呼び出し操作直後でもよいが、タイムラグを設けて開始してもよく、少なくとも前面ゲート41の開動作終了前までには開始することが好ましい。
一方、歩廊前端部20F及びパレット端部立ち上がり前端部10Fに設けたいずれかの発光源50についても、この呼び出し操作によって、点灯又は点滅を開始する。なお、発光源50の点灯又は点滅の開始は、呼び出し操作直後でもよいが、タイムラグを設けて開始することが好ましく、少なくとも前面ゲート41の開動作終了時には点灯又は点滅していることが好ましい。
発光源50の点灯又は点滅の開始は、支柱用発光源60の点灯又は点滅と同一のタイミングでもよいが、支柱用発光源60の点灯又は点滅よりもタイムラグを設けて遅らせることが好ましい。
入出庫するパレット10の発光源50、及び入出庫するパレット10の位置に対応する支柱用発光源60が点灯又は点滅することで、運転者は開閉される前面ゲート41の位置を認識することができる。
運転者は、入出庫の完了時には前面ゲート41の閉とする操作を行う。このゲート閉操作をトリガーとして、発光源50及び支柱用発光源60は消灯する。発光源50及び支柱用発光源60の消灯は、ゲート閉操作直後でもよいが、前面ゲート41の閉動作終時までタイムラグを設けてもよい。
発光源50の消灯は、支柱用発光源60の消灯と同一のタイミングでもよいが、支柱用発光源60の消灯よりも前であることが好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0091】
本発明は、地下1段地上1段昇降式立体駐車装置、地下2段地上1段昇降式立体駐車装置、地下3段地上1段昇降式立体駐車装置、地下1段地上1段以上の昇降横行式立体駐車装置、地下2段地上1段以上の昇降横行式立体駐車装置、地上2段式以上の昇降横行式立体駐車装置に適用できる。
【符号の説明】
【0092】
1F 前側固定柱
1R 後側固定柱
2 パレット支柱
3 昇降用モータ
10 パレット
10F パレット端部立ち上がり前端部
10X パレット端部立ち上がり
10Y パレットタイヤ踏み板
10Yc 踏み板中心線
20 歩廊
20F 歩廊前端部
21F 歩廊前端部側面
22 歩廊面
22F 歩廊前端部天面
23F 歩廊前端部前面
24F 歩廊前端部傾斜面
41 前面ゲート
42 ゲートガイド支柱
43 支柱
50、51、52、53、54、55 発光源
60 支柱用発光源
A 車両
t 地表面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15