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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-26
(45)【発行日】2024-04-03
(54)【発明の名称】遊技システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20240327BHJP
【FI】
A63F7/02 328
A63F7/02 352L
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019234679
(22)【出願日】2019-12-25
(65)【公開番号】P2021101887
(43)【公開日】2021-07-15
【審査請求日】2022-11-29
(73)【特許権者】
【識別番号】504094822
【氏名又は名称】一般社団法人 電子認証システム協議会
(74)【代理人】
【識別番号】110000383
【氏名又は名称】弁理士法人エビス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】吉村 泰彦
(72)【発明者】
【氏名】小原 慎
(72)【発明者】
【氏名】増山 晴人
【審査官】篠崎 正
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-000433(JP,A)
【文献】特開2014-207960(JP,A)
【文献】特開2007-143879(JP,A)
【文献】特開2018-153271(JP,A)
【文献】特開2019-126563(JP,A)
【文献】特開2010-259714(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技媒体の貸出を行う貸機と、
遊技店に設置される管理装置と、
前記遊技店に設置されている遊技機から受信する前記遊技媒体の払出に関する遊技情報と、前記遊技媒体の貸出に係る情報、または会員カードに関する情報が含まれた貸出情報とからなる複合情報を前記管理装置から受信可能な通信サーバと、
からなる遊技システムにおいて、
前記貸機は、
前記管理装置に対して前記複合情報を一の電文で送信可能であり、
前記通信サーバは、
前記管理装置と双方向通信が可能に設けられており、
前記管理装置に対してサーバ情報を送信可能であり、
前記複合情報と、前記サーバ情報とに応じて通信先、通信方向、及び/または通信タイミングが異なり、
前記管理装置から受信した前記遊技情報、及び/または前記貸出情報の欠損を確認する欠損チェック処理と、
前記欠損チェック処理により欠損が確認された場合には、前記管理装置に対して前記複合情報の再送を要求する再送要求処理と、
を実行可能であり、
前記管理装置は、
前記通信サーバから前記複合情報の再送が要求された場合には、前記通信サーバに対して前記複合情報を再送する再送処理を実行可能であることを特徴とする遊技システム。
【請求項2】
前記通信サーバから前記遊技情報、及び/または前記貸出情報を受信する加工サーバを更に備え、
前記加工サーバは、
前記通信サーバから受信した前記遊技情報、及び/または前記貸出情報の加工を行うことにより加工データを生成することを特徴とする請求項に記載の遊技システム。
【請求項3】
前記加工サーバから前記加工データを受信する転送サーバを更に備え、
前記転送サーバは、
外部からの情報を受信可能であって、
前記加工サーバにより受信した前記加工データを転送する処理を実行可能であることを特徴とする請求項に記載の遊技システム。
【請求項4】
前記転送サーバから前記加工データが転送される集計サーバを更に備え、
前記集計サーバは、
前記転送サーバから転送された前記加工データを記憶する処理を行うことを特徴とする請求項に記載の遊技システム。
【請求項5】
前記集計サーバは、
前記転送サーバから転送された前記加工データの集計を行うことにより集計データを生成する処理を行い、前記集計データを記憶する処理を行うことを特徴とする請求項に記載の遊技システム。
【請求項6】
前記集計サーバは、
記憶した前記集計データを閲覧可能な形式で外部に出力可能であることを特徴とする請求項に記載の遊技システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、遊技店の店舗内には、遊技者が遊技を行うためのパチンコ遊技機や、スロットマシン等の遊技機が多数設置されている。また、遊技機の近傍には、遊技媒体を貸し出すための貸機が設けられており、遊技者は、貸機により貸し出された遊技媒体を用いて遊技を行うこととなる。
【0003】
ここで、特許文献1に示すように、遊技機と、貸機と、台情報表示装置とが接続されている台コンピュータを備えた遊技システムが知られている(例えば、特許文献1)。このような遊技システムにおいて、台コンピュータは、遊技機の情報と、貸機の情報とを受信し、これらの情報を島コンピュータに対して送信する。そして、島コンピュータは、遊技機の情報と、貸機の情報とを受信した場合に、これらの情報をホールコンピュータに対して送信することとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2017-213284号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような遊技システムにおいて、台コンピュータのような管理装置は、遊技機の情報や、貸機の情報のような各種情報を受信することとなる。このため、遊技機の情報を受信したか否かを判定する処理や、貸機の情報を受信したか否かを判定する処理を行う必要がある。これらのことから、管理装置の処理負担が増大してしまうという問題点があった。
【0006】
本発明は、係る問題点に鑑み、遊技機の情報と、貸機の情報とを受信する管理装置の処理負荷を軽減することが可能な遊技システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するために、本発明に係る遊技システムは、遊技媒体の貸出を行う貸機と、遊技店に設置される管理装置と、前記遊技店に設置されている遊技機から受信する前記遊技媒体の払出に関する遊技情報と、前記遊技媒体の貸出に係る情報、または会員カードに関する情報が含まれた貸出情報とからなる複合情報を前記管理装置から受信可能な通信サーバと、からなる遊技システムにおいて、前記貸機は、前記管理装置に対して前記複合情報を一の電文で送信可能であり、前記通信サーバは、前記管理装置と双方向通信が可能に設けられており、前記管理装置に対してサーバ情報を送信可能であり、前記複合情報と、前記サーバ情報とに応じて通信先、通信方向、及び/または通信タイミングが異なり、前記管理装置から受信した前記遊技情報、及び/または前記貸出情報の欠損を確認する欠損チェック処理と、前記欠損チェック処理により欠損が確認された場合には、前記管理装置に対して前記複合情報の再送を要求する再送要求処理と、を実行可能であり、前記管理装置は、前記通信サーバから前記複合情報の再送が要求された場合には、前記通信サーバに対して前記複合情報を再送する再送処理を実行可能であることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る遊技システムは、前記管理装置から前記遊技情報、及び前記貸出情報を受信する通信サーバを更に備え、前記通信サーバは、前記管理装置と双方向通信が可能に設けられており、通信する情報に応じて通信先、通信方向、及び/または通信タイミングが異なることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る遊技システムにおいて、前記通信サーバは、前記管理装置から受信した前記遊技情報、及び/または前記貸出情報の欠損を確認する処理を行うことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る遊技システムは、前記通信サーバから前記遊技情報、及び/または前記貸出情報を受信する加工サーバを更に備え、前記加工サーバは、前記通信サーバから受信した前記遊技情報、及び/または前記貸出情報の加工を行うことにより加工データを生成することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る遊技システムは、前記加工サーバから前記加工データを受信する転送サーバを更に備え、前記転送サーバは、外部からの情報を受信可能であって、前記加工サーバにより受信した前記加工データを転送する処理を実行可能であることを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る遊技システムは、前記転送サーバから前記加工データが転送される集計サーバを更に備え、前記集計サーバは、前記転送サーバから転送された前記加工データを記憶する処理を行うことを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る遊技システムにおいて、前記集計サーバは、前記転送サーバから転送された前記加工データの集計を行うことにより集計データを生成する処理を行い、前記集計データを記憶する処理を行うことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る遊技システムにおいて、前記集計サーバは、記憶した前記集計データを閲覧可能な形式で外部に出力可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、遊技機の情報と、貸機の情報とを受信する管理装置の処理負荷を軽減することが可能な遊技システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】遊技システムの全体を示す図である。
図2】データセンタの詳細を示す図である。
図3】加工データ記憶部、及び集計データ記憶部の各格納領域を示す図である。
図4】マスタデータ記憶部の各格納領域を示す図である。
図5】課金データ記憶部の各格納領域を示す図である。
図6】パチンコ遊技機における割込処理を示す図である。
図7】スロットマシンにおける処理を示す図である。
図8】貸機における処理を示す図である。
図9】管理装置における処理を示す図である。
図10】通信サーバにおける処理を示す図である。
図11】加工サーバにおける処理を示す図である。
図12】転送サーバにおける処理を示す図である。
図13】集計サーバにおける処理を示す図である。
図14】外部転送サーバにおける処理を示す図である。
図15】各サービスの表示態様の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明について図面を参照しながら具体的に説明する。
【0018】
(遊技システム1の全体)
まず、図1を用いて、遊技システム1の全体について説明を行う。
【0019】
(遊技店2)
遊技店2には、遊技者により遊技が行われる遊技機3が多数設置されている。また、遊技店2には、遊技機3に併設される貸機4と、管理装置6と、中継装置11と、ホールコンピュータ12と、第1VPNルータ13とが設置されている。
【0020】
(遊技機3)
遊技機3は、遊技店2に設置されており、遊技店2に来店した遊技者が遊技を行うために設置される。また、遊技機3は、遊技に係る遊技情報を貸機4に対して送信可能となっている。なお、ここでいう遊技機3は、パチンコ遊技機、スロットマシン、アレンジボール遊技機、じゃん球遊技機等を適用することができる。
【0021】
(貸機4)
貸機4は、遊技機3に併設して設けられており、遊技機3の遊技を行う際に用いられる遊技媒体(例えば、遊技球、メダル)の貸出を行うために設置されている。ここで、貸機4には、各種情報を表示するための表示部5が設けられている。また、貸機4は、遊技機3から遊技情報を受信可能となっており、遊技機3から受信した遊技情報と、貸機4が生成した貸機情報とを複合した「複合情報」を管理装置6や、中継装置11に対して送信可能となっている。
【0022】
(表示部5)
表示部5は、貸機4に設けられており、各種情報を表示するために設けられている。具体的には、表示部5には、投入された現金の残額や、貸機4の現在のステータス(例えば、貸出中、貸出可能、貸出不可能、エラー)等が表示される。
【0023】
(管理装置6)
管理装置6は、貸機4や、通信サーバ30と通信を行うために設置されている。また、管理装置6は、第1機能7、第2機能8、及び第3機能9を備えている。
【0024】
(第1機能7)
第1機能7は、管理装置6の主たるプログラムを実行するための機能である。また、第1機能7は、管理装置6に対して、様々な機能の追加、削除を実行可能な機能を有している。
【0025】
(第2機能8)
第2機能8は、貸機4と、通信サーバ30との通信を中継するための機能である。具体的には、第2機能8は、貸機4から通信サーバ30に対して情報を送信する場合と、通信サーバ30から貸機4に対して情報を送信する場合とで中継する機能を有する。また、第2機能8は、データセンタ20から遊技媒体の貸出レートに係る情報を受信し、この貸出レートに係る情報を貸機4に対して送信する処理を行う。
【0026】
(第3機能9)
第3機能9は、通信サーバ30から各種コンテンツに係る情報を受信する機能や、この受信した各種コンテンツに係る情報を貸機4に対して送信する機能である。ここで、各種コンテンツに係る情報が貸機4に対して送信されると、各種コンテンツに係る情報が表示部5に表示されることとなる。
【0027】
ここで、第2機能8により貸機4に対して送信される情報と、第3機能9により貸機4に対して送信される情報とは、通信先であるIP(Internet Protocol)アドレスを分けて送信されることとなる。
【0028】
(中継装置11)
中継装置11は、貸機4からホールコンピュータ12に対して複合情報を送信する際に、中継するための装置である。
【0029】
(ホールコンピュータ12)
ホールコンピュータ12は、遊技店2に設置されている複数の遊技機3を統括的に管理するために設置されている。また、ホールコンピュータ12は、遊技機3に設けられたデータ表示装置や、貸機4等を統括的に管理するために設置されている。
【0030】
(第1VPNルータ13)
第1VPNルータ13は、遊技店2と、データセンタ20とを結ぶ仮想的なプライベートネットワーク(Vertual Private Network)を実現するために、遊技店2に設置されたルータである。具体的には、遊技店2に設置されている管理装置6と、データセンタ20に設置されている通信サーバ30との通信を行う際に、第1VPNルータ13と、データセンタ20に設置されている第2VPNルータ21とにより、通信される情報が暗号化されることとなる。これにより、遊技店2と、データセンタ20との通信の安全性を担保している。
【0031】
(データセンタ20)
データセンタ20には、複数の遊技店2から受信した各種情報を処理するサーバが複数設置されている。具体的には、データセンタ20には、第2VPNルータ21と、通信サーバ30と、加工サーバ40と、転送サーバ50と、集計サーバ60とが設置されている。なお、データセンタ20の詳細については、後で図2を用いて詳述する。
【0032】
(第2VPNルータ21)
第2VPNルータ21は、遊技店2と、データセンタ20とを結ぶ仮想的なプライベートネットワークを実現するために、データセンタ20に設置されたルータである。具体的には、遊技店2に設置されている管理装置6と、データセンタ20に設置されている通信サーバ30との通信を行う際に、第1VPNルータ13と、データセンタ20に設置されている第2VPNルータ21とにより、通信される情報が暗号化されることとなる。これにより、これにより、遊技店2と、データセンタ20との通信の安全性を担保している。
【0033】
(通信サーバ30)
通信サーバ30は、管理装置6から複合情報を受信するために設置されている。また、通信サーバ30は、加工サーバ40に対して複合情報を送信するために設置されている。
【0034】
(加工サーバ40)
加工サーバ40は、通信サーバ30から受信した複合情報を加工することにより、加工データを生成するために設置されている。また、加工サーバ40は、加工データを転送サーバ50に対して送信するために設置されている。
【0035】
(転送サーバ50)
転送サーバ50は、加工サーバ40や、外部センタ80から加工データを受信するために設置されている。また、転送サーバ50は、加工サーバ40や、外部センタ80から受信した加工データを集計サーバ60に対して転送する処理や、加工サーバ40や、外部センタ80から受信した情報をストレージ70に対して送信する処理を行うために設置されている。
【0036】
(集計サーバ60)
集計サーバ60は、転送サーバ50から加工データを受信するために設置されている。また、集計サーバ60は、データセンタ20の外部に対して情報を送信するために設置されている。
【0037】
(ストレージ70)
ストレージ70は、集計サーバ60から受信した集計データを長期間保管しておくために設けられている。ここで、ストレージ70は、後述する月次データアーカイブ71と、後述するバックアップ72とを備えている。
【0038】
(外部センタ80)
外部センタ80は、データセンタ20とは異なるデータセンタである。ここで、外部センタ80は、後述する基盤サーバ81と、後述する外部転送サーバ82とを備えている。
【0039】
(データセンタ20の詳細)
次に、図2を用いて、データセンタ20の詳細について説明を行う。
【0040】
(加工データ記憶部61)
加工データ記憶部61は、転送サーバ50から受信した加工データを記憶するために設けられている。なお、加工データ記憶部61については、後で図3を用いて詳述する。
【0041】
(集計データ記憶部62)
集計データ記憶部62は、集計サーバ60により、転送サーバ50から受信した加工データに基づいて生成される集計データを記憶するために設けられている。なお、集計データ記憶部62については、後で図3を用いて詳述する。
【0042】
(マスタデータ記憶部63)
マスタデータ記憶部63は、集計サーバ60が集計データを生成するために必要な情報等を記憶するために設けられている。また、マスタデータ記憶部63に記憶される情報は、適宜追加及び削除可能となっている。なお、マスタデータ記憶部63については、後で図4を用いて詳述する。
【0043】
(課金データ記憶部64)
課金データ記憶部64は、遊技店2のオーナーが課金したデータである課金データを記憶するために設けられている。なお、課金データ記憶部64については、後で図5を用いて詳述する。
【0044】
(月次データアーカイブ71)
月次データアーカイブ71は、加工データ記憶部61に記憶されている加工データのうち、加工データ記憶条件を充足した加工データを記憶するために設けられている。ここで、「加工データ記憶条件」とは、例えば、所定の記憶期間(例えば、1ヶ月)を経過したことを適用することができる。また、加工データ記憶部61に記憶されている加工データの容量が所定の容量を超えた場合に、記憶されている期間の長い加工データから、月次データアーカイブ71に記憶することもできる。
【0045】
また、月次データアーカイブ71は、集計データ記憶部62に記憶されている集計データのうち、集計データ記憶条件を充足した集計データを記憶するために設けられている。ここで、「集計データ記憶条件」とは、例えば、所定の記憶期間(例えば、1ヶ月)を経過したことを適用することができる。また、集計データ記憶部62に記憶されている集計データの容量が所定の容量を超えた場合に、記憶されている期間の長い集計データから、月次データアーカイブ71に記憶することもできる。
【0046】
また、月次データアーカイブ71は、課金データ記憶部64に記憶されている課金データのうち、課金データ記憶条件を充足した課金データを記憶するために設けられている。ここで、「課金データ記憶条件」とは、例えば、所定の記憶期間(例えば、1ヶ月)を経過したことを適用することができる。また、課金データ記憶部64に記憶されている課金データの容量が所定の容量を超えた場合に、記憶されている期間の長い課金データから、月次データアーカイブ71に記憶することもできる。
【0047】
(バックアップ72)
バックアップ72は、月次データアーカイブ71に記憶されている集計データを記憶するために設けられている。
【0048】
(基盤サーバ81)
基盤サーバ81は、データセンタ20とは異なる外部の外部センタ80の管理を行うためのサーバである。また、基盤サーバ81は、加工サーバ40により生成される加工データと同様に加工データを生成し、外部転送サーバ82に対して加工データを送信するために設けられている。
【0049】
(外部転送サーバ82)
外部転送サーバ82は、基盤サーバ81から受信した加工データを転送サーバ50に対して転送するために設けられている。ここで、具体的には後述するが、集計サーバ60は、外部転送サーバ82から転送サーバ50を介して転送される加工データと、加工サーバ40から転送サーバ50を介して転送される加工データとを識別可能となっている。
【0050】
(第1サービス100)
第1サービス100は、遊技店2の経営者等が閲覧可能なサービスである。具体的には、第1サービス100は、自店の遊技機3の稼働情報の閲覧や、日本全国、地域別の稼働情報との比較を行うことができる稼働情報閲覧比較サービスと、遊技機3のエラーや、遊技機3に対する不正行為を検出した場合に通知が行われるエラー/不正行為通知サービスと、全国及び地域別の遊技機3の機種ごとの設置情報と、この機種ごとの稼働情報の閲覧が可能な機種別情報閲覧サービスと、自店舗会員のエリア分布や、来店分布の閲覧が可能な会員情報閲覧サービスとがある。
【0051】
(第1サービスDB101)
第1サービスDB101は、第1サービス100を行うために必要な情報を記憶するために設けられている。
【0052】
(第2サービス110)
第2サービス110は、遊技店に来店する遊技者等が閲覧可能なサービスである。具体的には、第2サービス110は、遊技者が遊技した遊技履歴の閲覧が可能な遊技履歴閲覧サービスと、遊技店2に設置されている遊技機3の稼働情報の閲覧が可能な稼働情報閲覧サービスとがある。
【0053】
(第2サービスDB111)
第2サービスDB111は、第2サービス110を行うために必要な情報を記憶するために設けられている。
【0054】
(第3サービス120)
第3サービス120は、遊技システム1に加盟しているメーカー等が閲覧可能なサービスである。具体的には、第3サービス120は、メーカーが製造及び/または販売した製品の情報を遊技店2ごとに閲覧可能な店舗毎閲覧サービスと、製品の設置情報の閲覧、及び/または提供が可能な設置情報閲覧サービスと、製品のメンテナンスや、障害情報の閲覧と提供が可能なメンテナンス情報閲覧サービスとがある。
【0055】
(第3サービスDB121)
第3サービスDB121は、第3サービス120を行うために必要な情報を記憶するために設けられている。
【0056】
(第4サービス130)
第4サービス130は、遊技店2に対して、貸機4の表示部5に表示するコンテンツを配信するサービスである。具体的には、第4サービス130は、遊技機3の遊技スペックの閲覧が可能な遊技スペック閲覧サービスがある。
【0057】
(第4サービスDB131)
第4サービスDB131は、第4サービス130を行うために必要な情報を記憶するために設けられている。
【0058】
(加工データ記憶部61、及び集計データ記憶部62の各格納領域)
次に、図3を用いて、加工データ記憶部61、及び集計データ記憶部62の各格納領域について説明を行う。
【0059】
図3(A)に示す通り、加工データ記憶部61には、加工サーバ40から受信した加工データであるか、外部転送サーバ82から受信した加工データであるかを識別するための識別情報が格納される第1加工データ格納領域61aと、遊技店2を識別するための遊技店情報が格納される第2加工データ格納領域61bと、遊技機3の台番号を識別するための台番号情報が格納される第3加工データ格納領域61cと、遊技機3の機種を識別するための機種情報が格納される第4加工データ格納領域61dとが設けられている。
【0060】
また、加工データ記憶部61には、遊技に使用した遊技媒体の数に係るIN情報が格納される第5加工データ格納領域61eと、払い出された遊技媒体の数に係るOUT情報が格納される第6加工データ格納領域61fと、大当りした回数に係る大当り情報が格納される第7加工データ格納領域61gと、会員カードに含まれている会員カード情報が格納される第8加工データ格納領域61hと、遊技に使用した金額に係る情報である使用金額情報が格納される第9加工データ格納領域61i等が設けられている。
【0061】
一方で、図3(B)に示す通り、集計データ記憶部62には、集計データが記憶されている。具体的には、集計データ記憶部62には、加工データ記憶部61に記憶されている加工データのうち、マスタデータ記憶部63に記憶されているマスタデータに基づいて、生成された集計データが記憶されている。
【0062】
ここで、図3(B)に示される集計データは、マスタデータ記憶部63に記憶されているカレンダー情報と、機種情報とに基づいて集計した集計データである。具体的には、カレンダー情報により日付が特定され、機種情報により遊技機3の機種が特定され、これにより、特定の日付の特定の機種についての情報が集計されて記憶されることとなる。
【0063】
そして、集計されて記憶される各格納領域について説明すると、特定の機種が設置されている遊技店に係る情報が格納される第1集計データ格納領域62aと、特定の日付における特定の機種のIN情報の集計値が格納される第2集計データ格納領域62bと、特定の日付における特定の機種のOUT情報の集計値が格納される第3集計データ格納領域62cと、特定の日付における特定の機種の大当り情報の集計値が格納される第4集計データ格納領域62dと、が設けられる。
【0064】
(マスタデータ記憶部63の各格納領域)
次に、図4を用いて、マスタデータ記憶部63の各格納領域について説明を行う。
【0065】
図4に示す通り、マスタデータ記憶部63には、集計データを生成するための情報や、遊技機の遊技性に係る情報などが格納されている第1マスタデータ格納領域63aと、マスタデータの削除の可否に係る情報を記憶する第2マスタデータ格納領域63bとが設けられている。
【0066】
具体的には、「00000001」に格納されている「地域情報」は、地域別の稼働状況や、設置状況などを特定するためのマスタデータである。また、「00000002」に格納されている「カレンダー情報」は、日付を特定するためのマスタデータである。
【0067】
また、「00000003」に格納されている「店舗情報」は、店舗を特定するためのマスタデータである。ここで、「店舗情報」は、店舗の新規オープンや、閉店、移転等に伴って、変更が可能となっている。
【0068】
また、「00000004」に格納されている「メーカー情報」は、メーカーを特定するためのマスタデータである。ここで、「メーカー情報」は、メーカーの新設、廃業、法人名の変更等に伴って、変更が可能となっている。
【0069】
また、「00000005」に格納されている「機種情報」は、遊技機3の機種を特定するためのマスタデータである。ここで、「機種情報」は、新しい遊技機3が販売された場合などに変更が可能となっている。
【0070】
(課金データ記憶部64の各格納領域)
次に、図5を用いて、課金データ記憶部64の各格納領域について説明を行う。
【0071】
図5に示す通り、課金データ記憶部64には、課金された日時に係る情報が格納される第1課金データ格納領域64aと、課金した者に係る情報が格納される第2課金データ格納領域64bと、課金する対象に係る情報が格納される第3課金データ格納領域64cと、課金した金額に係る情報が格納される第4課金データ格納領域64dと、が設けられている。
【0072】
ここで、具体的には、後で詳述するが、課金データ記憶部64に格納されている各情報は、外部に出力可能となっている。
【0073】
(パチンコ遊技機における割込処理)
次に、図6を用いて、パチンコ遊技機における割込処理について説明を行う。
【0074】
なお、パチンコ遊技機における割込処理は、パチンコ遊技機に設けられている主制御基板のリセット用クロックパルス発生回路によって、所定の周期(例えば、4ms)毎にクロックパルスが発生されることで実行される。
【0075】
(ステップS1)
ステップS1において、パチンコ遊技機は、レジスタ退避処理を行う。具体的には、パチンコ遊技機のメインCPUは、レジスタに格納されている情報をスタック領域に退避させる処理を行う。そして、ステップS1の処理が終了すると、ステップS2に処理を移行する。
【0076】
(ステップS2)
ステップS2において、パチンコ遊技機は、タイマカウンタ更新処理を行う。具体的には、パチンコ遊技機のメインCPUは、大入賞口の開放時間や、始動口の近傍に設けられた始動可動片の開放時間などを管理するための各種タイマカウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS2の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
【0077】
(ステップS3)
ステップS3において、パチンコ遊技機は、乱数更新処理を行う。具体的には、パチンコ遊技機のメインCPUは、特別図柄用の乱数値や、普通図柄用の乱数値を「1」加算して更新する処理を行う。そして、ステップS3の処理が終了すると、ステップS4に処理を移行する。
【0078】
(ステップS4)
ステップS4において、パチンコ遊技機は、入力制御処理を行う。具体的には、パチンコ遊技機のメインCPUは、一般入賞口、始動口、大入賞口、及びゲートの各種スイッチに入力があったか否か判定し、入力があった場合には所定のデータをセットする処理を行う。そして、ステップS4の処理が終了すると、ステップS5に処理を移行する。
【0079】
(ステップS5)
ステップS5において、パチンコ遊技機は、特別図柄制御処理を行う。具体的には、パチンコ遊技機のメインCPUは、大当りの抽選、特別図柄の表示制御、大入賞口の開閉制御、及び遊技状態の制御を行う。そして、ステップS5の処理が終了すると、ステップS6に処理を移行する。
【0080】
(ステップS6)
ステップS6において、パチンコ遊技機は、普通図柄制御処理を行う。具体的には、パチンコ遊技機のメインCPUは、普通図柄の抽選、普通図柄の表示制御、及び始動可動片の開閉制御を行う。そして、ステップS6の処理が終了すると、ステップS7に処理を移行する。
【0081】
(ステップS7)
ステップS7において、パチンコ遊技機は、払出制御処理を行う。具体的には、パチンコ遊技機のメインCPUは、各種入賞口に対応する払出個数を指定するコマンドを生成して、生成したコマンドを払出制御基板に対して送信する処理を行う。そして、ステップS7の処理が終了すると、ステップS8に処理を移行する。
【0082】
(ステップS8)
ステップS8において、パチンコ遊技機は、データ作成処理を行う。具体的には、パチンコ遊技機のメインCPUは、始動口開閉ソレノイドデータ、大入賞口開閉ソレノイドデータ、特別図柄表示装置データ、普通図柄表示装置データ、保留記憶数指定コマンドのデータを作成する処理を行う。そして、ステップS8の処理が終了すると、ステップS9に処理を移行する。
【0083】
(ステップS9)
ステップS9において、パチンコ遊技機は、出力制御処理を行う。具体的には、パチンコ遊技機のメインCPUは、ステップS8のデータ作成処理により作成された始動口開閉ソレノイドデータ、大入賞口開閉ソレノイドデータ、特別図柄表示装置データ、普通図柄表示装置データ、保留記憶数指定コマンド等を送信する処理を行う。
【0084】
また、ステップS9の出力制御処理においては、大当りに関する情報などを含む遊技情報を貸機4に対して送信する処理が行われる。そして、ステップS9の処理が終了すると、ステップS10に処理を移行する。
【0085】
(パチンコ遊技機における遊技情報)
ここで、パチンコ遊技機から出力される遊技情報には、遊技数に関する情報、賞球に関する情報、大当りに関する情報、エラーに関する情報等が含まれている。
【0086】
(ステップS10)
ステップS10において、パチンコ遊技機は、レジスタ復帰処理を行う。具体的には、パチンコ遊技機のメインCPUは、ステップS1のレジスタ退避処理により、スタック領域に退避させた情報をレジスタに復帰させる処理を行う。そして、ステップS10の処理が終了すると、パチンコ遊技機における割込処理を終了し、図示しないパチンコ遊技機におけるメイン処理に処理を移行する。
【0087】
(スロットマシンにおける処理)
次に、図7を用いて、スロットマシンにおける処理について説明を行う。
【0088】
(ステップS11)
ステップS11において、スロットマシンは、メダル受付処理を行う。具体的には、スロットマシンのメインCPUは、再遊技が作動していない場合に、メダルの受付を許可する処理や、メダル投入口にメダルが投入されたか否かをチェックする処理等を行う。そして、ステップS11の処理が終了すると、ステップS12に処理を移行する。
【0089】
(ステップS12)
ステップS12において、スロットマシンは、スタートレバーチェック処理を行う。具体的には、スロットマシンのメインCPUは、スタートレバーが操作されたか否かを判定する処理等を行う。そして、ステップS12の処理が終了すると、ステップS13に処理を移行する。
【0090】
(ステップS13)
ステップS13において、スロットマシンは、内部抽選処理を行う。具体的には、スロットマシンのメインCPUは、抽選により当選役を決定する処理等を行う。そして、ステップS13の処理が終了すると、ステップS14に処理を移行する。
【0091】
(ステップS14)
ステップS14において、スロットマシンは、リール回転開始処理を行う。具体的には、スロットマシンのメインCPUは、ステッピングモータを駆動することにより、リールを定速回転させるためのデータをセットする処理を行う。そして、ステップS14の処理が終了すると、ステップS15に処理を移行する。
【0092】
(ステップS15)
ステップS15において、スロットマシンは、リール停止処理を行う。具体的には、スロットマシンのメインCPUは、停止ボタンに対する停止操作を検出したことに基づいて、対応するリールの回転を停止させる処理等を行う。そして、ステップS15の処理が終了すると、ステップS16に処理を移行する。
【0093】
(ステップS16)
ステップS16において、スロットマシンは、入賞判定処理を行う。具体的には、スロットマシンのメインCPUは、入賞した図柄の組み合わせに応じて払出枚数を算定する処理等を行う。そして、ステップS16の処理が終了すると、ステップS17に処理を移行する。
【0094】
(ステップS17)
ステップS17において、スロットマシンは、メダル払出処理を行う。具体的には、スロットマシンのメインCPUは、ホッパーを駆動することによりメダルを払い出す処理等を行う。そして、ステップS17の処理が終了すると、ステップS18に処理を移行する。
【0095】
(ステップS18)
ステップS18において、スロットマシンは、遊技状態移行処理を行う。具体的には、スロットマシンのメインCPUは、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせに基づいて、遊技状態を移行させる処理等を行う。そして、ステップS18の処理が終了すると、ステップS19に処理を移行する。
【0096】
(ステップS19)
ステップS19において、スロットマシンは、遊技情報送信処理を行う。具体的には、スロットマシンのメインCPUは、大当りに関する情報などを含む遊技情報を貸機4に対して送信する処理を行う。そして、ステップS19の処理が終了すると、ステップS11に処理を移行する。
【0097】
(スロットマシンにおける遊技情報)
ここで、スロットマシンにおける遊技情報には、遊技数に関する情報、メダルの投入に関する情報、メダルの払出に関する情報、入賞に関する情報、大当りに関する情報、遊技状態の移行に関する情報、エラーに関する情報等が含まれている。
【0098】
(貸機4における処理)
次に、図8を用いて、貸機4における処理について説明を行う。
【0099】
(ステップS101)
ステップS101において、貸機4は、会員カードを受け付けたか否かを判定する処理を行う。具体的には、貸機4は、会員カード挿入口に会員カードが挿入されたか否かを判定する処理を行う。そして、会員カードを受け付けたと判定された場合には(ステップS101=YES)、ステップS102に処理を移行する。一方で、会員カードを受け付けていないと判定された場合には(ステップS101=NO)、ステップS103に処理を移行する。
【0100】
(ステップS102)
ステップS102において、貸機4は、会員カード受付時処理を行う。具体的には、貸機4は、会員カードに記憶されている情報を読み出して、貸機情報を生成し、一時記憶する処理等を行う。そして、ステップS102の処理が終了すると、ステップS113に処理を移行する。
【0101】
(ステップS103)
ステップS103において、貸機4は、入金を受け付けたか否かを判定する処理を行う。具体的には、貸機4は、紙幣挿入口に紙幣が挿入されることにより、入金を受け付けたか否かを判定する処理を行う。そして、入金を受け付けたと判定された場合には(ステップS103=YES)、ステップS104に処理を移行する。一方で、入金を受け付けていないと判定された場合には(ステップS103=NO)、ステップS105に処理を移行する。
【0102】
(ステップS104)
ステップS104において、貸機4は、入金受付時処理を行う。具体的には、貸機4は、入金された金額に係る情報を貸機情報として生成し、一時記憶する処理等を行う。そして、ステップS104の処理が終了すると、ステップS113に処理を移行する。
【0103】
(ステップS105)
ステップS105において、貸機4は、貸出操作を受け付けたか否かを判定する処理を行う。具体的には、貸機4は、貸出ボタンが操作されることにより、貸出操作を受け付けたか否かを判定する処理を行う。そして、貸出操作を受け付けたと判定された場合には(ステップS105=YES)、ステップS106に処理を移行する。一方で、貸出操作を受け付けていないと判定された場合には(ステップS105=NO)、ステップS107に処理を移行する。
【0104】
(ステップS106)
ステップS106において、貸機4は、遊技媒体貸出処理を行う。具体的には、貸機4は、設定されたレートで遊技媒体を貸し出す処理を行う。また、記憶されている金額に係る情報を更新して貸機情報を生成し、一時記憶する処理等を行う。そして、ステップS106の処理が終了すると、ステップS113に処理を移行する。
【0105】
(ステップS107)
ステップS107において、貸機4は、遊技情報受信時であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、貸機4は、パチンコ遊技機や、スロットマシンから遊技情報を受信したか否かを判定する処理を行う。そして、遊技情報受信時であると判定された場合には(ステップS107=YES)、ステップS108に処理を移行する。一方で、遊技情報受信時ではないと判定された場合には(ステップS107=NO)、ステップS109に処理を移行する。
【0106】
(ステップS108)
ステップS108において、貸機4は、遊技情報受信時処理を行う。具体的には、貸機4は、受信した遊技情報を記憶する処理等を行う。そして、ステップS108の処理が終了すると、ステップS113に処理を移行する。
【0107】
(ステップS109)
ステップS109において、貸機4は、サーバ情報を受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、貸機4は、データセンタ20の通信サーバ30から遊技媒体の貸出レートに係る情報や、各種コンテンツに係る情報を受信したか否かを判定する処理を行う。そして、サーバ情報を受信したと判定された場合には(ステップS109=YES)、ステップS110に処理を移行する。一方で、サーバ情報を受信していないと判定された場合には(ステップS109=NO)、ステップS111に処理を移行する。
【0108】
(ステップS110)
ステップS110において、貸機4は、サーバ情報受信時処理を行う。具体的には、貸機4は、通信サーバ30から受信した情報に応じた処理を行う。例えば、通信サーバ30からコンテンツ情報を受信した場合には、コンテンツ情報を記憶する処理を行う。なお、記憶したコンテンツ情報は、後述のステップS113の表示部制御処理によって表示部5に表示されることとなる。そして、ステップS110の処理が終了すると、ステップS113に処理を移行する。
【0109】
(ステップS111)
ステップS111において、貸機4は、複合情報送信時であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、貸機4は、複合情報を送信するタイミングであるか否かを判定する処理を行う。そして、複合情報送信時であると判定された場合には(ステップS111=YES)、ステップS112に処理を移行する。一方で、複合情報送信時ではないと判定された場合には(ステップS111=NO)、ステップS113に処理を移行する。
【0110】
(ステップS112)
ステップS112において、貸機4は、複合情報送信処理を行う。具体的には、貸機4は、一時記憶している遊技情報と、貸機4に係る貸機情報とを複合した複合情報を生成し、この複合情報を管理装置6に対して送信する処理を行う。そして、ステップS112の処理が終了すると、ステップS113に処理を移行する。
【0111】
ここで、貸機4から管理装置6に対して送信する複合情報は、例えば、遊技情報と、貸機情報とが一時記憶されていると判断された場合に送信することとなる。
【0112】
ここで、「貸機情報」には、貸機4が生成した貸機情報であって、会員カードに関する情報や、受け付けた入金に関する情報、受け付けた入金額から、遊技媒体を貸し出すことによりに使用した使用金額を減算した預かり金額に関する情報等が含まれている。
【0113】
また、貸機4は、管理装置6に対して複合情報を送信する処理を行うことにより、遊技情報と、貸機情報とが同一経路、電文で送信可能となっている。
【0114】
(ステップS113)
ステップS113において、貸機4は、表示部制御処理を行う。具体的には、貸機4は、表示部5に対してコンテンツ情報等を表示する処理を行う。そして、ステップS113の処理が終了すると、貸機4における処理を終了し、再度ステップS101から処理を実行する。
【0115】
なお、複合情報が生成されるタイミングは、ステップS112の複合情報送信処理となっているが、他のタイミングであってもよい。例えば、ステップS108の遊技情報受信時処理を実行するタイミングにおいて、複合情報を生成することとしてもよい。
【0116】
(管理装置6における処理)
次に、図9を用いて、管理装置6における処理について説明を行う。
【0117】
(ステップS201)
ステップS201において、管理装置6は、複合情報を受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、管理装置6は、貸機4から複合情報を受信したか否かを判定する処理を行う。そして、複合情報を受信したと判定された場合には(ステップS201=YES)、ステップS202に処理を移行する。一方で、複合情報を受信していないと判定された場合には(ステップS201=NO)、ステップS203に処理を移行する。
【0118】
(ステップS202)
ステップS202において、管理装置6は、複合情報記憶処理を行う。具体的には、管理装置6は、貸機4から受信した複合情報を記憶する処理を行う。そして、ステップS202の処理が終了すると、管理装置6における処理を終了し、再度ステップS201から処理を実行する。
【0119】
(ステップS203)
ステップS203において、管理装置6は、サーバ情報受信時であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、管理装置6は、データセンタ20の通信サーバ30から情報を受信したか否かを判定する処理を行う。そして、サーバ情報受信時であると判定された場合には(ステップS203=YES)、ステップS204に処理を移行する。一方で、サーバ情報受信時ではないと判定された場合には(ステップS203=NO)、ステップS205に処理を移行する。
【0120】
(ステップS204)
ステップS204において、管理装置6は、サーバ情報転送時処理を行う。具体的には、管理装置6は、データセンタ20の通信サーバ30から受信した遊技媒体の貸出レートに係る情報や、各種コンテンツに係る情報を貸機4に転送する処理を行う。そして、ステップS204の処理が終了すると、管理装置6における処理を終了し、再度ステップS201から処理を実行する。
【0121】
(ステップS205)
ステップS205において、管理装置6は、複合情報の送信時であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、管理装置6は、データセンタ20の通信サーバ30に対して複合情報を送信する処理を行う。そして、複合情報の送信時であると判定された場合には(ステップS205=YES)、ステップS206に処理を移行する。一方で、複合情報の送信時ではないと判定された場合には(ステップS205=NO)、ステップS207に処理を移行する。
【0122】
ここで、ステップS205の複合情報の送信時であるか否かを判定する処理について具体的に説明する。管理装置6は、通信サーバ30に対して複合情報の送信時である場合において、まず、通信サーバ30と通信を行うことにより、通信サーバ30が複合情報を受信可能なタイミングであるか否かを確認する処理を行う。そして、通信サーバ30が複合情報を受信可能なタイミングである場合には、管理装置6は、通信サーバ30に対して複合情報を送信可能であると判断する。
【0123】
一方で、例えば、通信サーバ30にアクセスが集中していることなどの理由により、通信サーバ30が複合情報を受信不可能である場合には、所定の時間をずらして、再度、通信サーバ30が複合情報を受信可能なタイミングであるか否かを確認する処理を行うこととなる。
【0124】
なお、遊技店2の閉店時などにおいては、通信サーバ30にアクセスが集中し、複合情報を受信不可能となる可能性が考えられる。この場合において、通信サーバ30は、管理装置6に対して、複合情報を送信する時間の指定を行い、管理装置6は、指定された時間になると、通信サーバ30に対して複合情報を送信する処理を行うこととしてもよい。これにより、管理装置6は、通信サーバ30に対して何度も複合情報を送信する必要がなくなる。
【0125】
ここで、管理装置6から通信サーバ30に対する複合情報の送信は、例えば、所定時間ごとに送信することとしてもよいし、一時記憶されている貸機情報のデータ量が所定のデータ量となった場合に送信することとしてもよい。また、一時記憶されている貸機情報のデータの個数が所定の個数となった場合に送信することとしてもよい。ここでいう所定時間、所定のデータ量、及び所定の個数については、データセンタ20の管理者が設定可能となっている。
【0126】
また、管理装置6から通信サーバ30に対して複合情報を送信する場合の通信速度は、待機制限となっているか否かによって異なる。例えば、データセンタ20は、通信サーバ30に障害が発生しているときに、遊技店2の管理装置6に対して待機制限を設定する処理を行う。これにより、遊技店2の管理装置6が待機制限となっている場合においては、待機制限となっていない場合と比較して複合情報の通信速度が遅くなる。
【0127】
(ステップS206)
ステップS206において、管理装置6は、複合情報送信処理を行う。具体的には、管理装置6は、データセンタ20の通信サーバ30に対して複合情報を送信する処理を行う。そして、ステップS206の処理が終了すると、管理装置6における処理を終了し、再度ステップS201から処理を実行する。
【0128】
ここで、遊技店2には、多数の遊技機3が設置されており、この多数の遊技機3に対して多数の貸機4が併設されている。そして、管理装置6は、多数の貸機4から複合情報を受信することとなる。そうすると、管理装置6から通信サーバ30に対して送信される複合情報のデータ量は大きな値となる。このため、管理装置6は、通信サーバ30に対して複合情報を送信する際には、複合情報を複数回に分割して送信することとなる。
【0129】
具体的には、管理装置6から通信サーバ30に対して複合情報を分割して送信する場合において、複合情報を送信する合計回数に係る合計回数情報と、通信サーバ30に対して何回目の送信であるかに係る回数情報とを複合情報に含めて送信することとなる。
【0130】
例えば、複合情報を「10」回に分けて送信する場合において、管理装置6が通信サーバ30に対して最初に送信する複合情報には、合計回数情報である「10」と、回数情報である「1」とが含まれている。また、管理装置6が通信サーバ30に対して次に送信する複合情報には、合計回数情報である「10」と、回数情報である「2」とが含まれている。そして、管理装置6が通信サーバ30に対して最後に送信する複合情報には、合計回数情報である「10」と、回数情報である「10」とが含まれている。
【0131】
(ステップS207)
ステップS207において、管理装置6は、複合情報の再送要求が有るか否かを判定する処理を行う。具体的には、管理装置6は、データセンタ20の通信サーバ30から複合情報の再送要求が有るか否かを判定する処理を行う。そして、複合情報の再送要求が有ると判定された場合には(ステップS207=YES)、ステップS208に処理を移行する。一方で、複合情報の再送要求が無いと判定された場合には(ステップS207=NO)、管理装置6における処理を終了し、再度ステップS201から処理を実行する。
【0132】
(ステップS208)
ステップS208において、管理装置6は、複合情報再送処理を行う。具体的には、貸機4は、データセンタ20の通信サーバ30に対して複合情報を再送する処理を行う。ここで、具体的には後で詳述するが、ステップS208の複合情報再送処理においては、欠損部分以降の複合情報を再送する処理を行うこととなる。これにより、データセンタ20の通信サーバ30は、再送要求を行う処理回数を減らすことができる。そして、ステップS208の処理が終了すると、管理装置6における処理を終了し、再度ステップS201から処理を実行する。
【0133】
ここで、サーバ情報は、通信サーバ30から管理装置6に対して送信される。一方で、複合情報は、管理装置6から通信サーバ30に対して送信される。このように、通信する情報によって、送信方向が異なる。また、サーバ情報と、複合情報とで送信タイミングが異なる。
【0134】
(通信サーバ30における処理)
次に、図10を用いて、通信サーバ30における処理について説明を行う。
【0135】
(ステップS301)
ステップS301において、通信サーバ30は、複合情報を受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、通信サーバ30は、管理装置6から複合情報を受信したか否かを判定する処理を行う。そして、複合情報を受信したと判定された場合には(ステップS301=YES)、ステップS302に処理を移行する。一方で、複合情報を受信していないと判定された場合には(ステップS301=NO)、通信サーバ30における処理を終了し、再度ステップS301から処理を実行する。
【0136】
(ステップS302)
ステップS302において、通信サーバ30は、欠損チェック処理を行う。具体的には、通信サーバ30は、管理装置6から受信した複合情報に欠損があるか否かを確認する処理を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。
【0137】
ここで、ステップS302における欠損チェック処理について具体的に説明する。通信サーバ30は、管理装置6から複合情報を複数回に分割して受信することとなる。例えば、複合情報を「10」回に分けて受信する場合には、合計回数情報は「10」となるので、回数情報が「1」の複合情報から「10」の複合情報を全て受信したか否かを判定する処理を行う。
【0138】
そして、何らかのエラーによって、回数情報が「1」の複合情報から「10」の複合情報を全て受信できなかったとする。この場合に、通信サーバ30は、管理装置6から受信した複合情報に欠損があったと判定する処理を行うこととなる。
【0139】
(ステップS303)
ステップS303において、通信サーバ30は、欠損があったか否かを判定する処理を行う。具体的には、通信サーバ30は、ステップS302の欠損チェック処理を行った結果、受信した複合情報に欠損があったか否かを判定する処理を行う。そして、欠損があったと判定された場合には(ステップS303=YES)、ステップS304に処理を移行する。一方で、欠損がないと判定された場合には(ステップS303=NO)、ステップS305に処理を移行する。
【0140】
(ステップS304)
ステップS304において、通信サーバ30は、複合情報再送要求処理を行う。具体的には、通信サーバ30は、受信した複合情報が欠損しているため、管理装置6に対して複合情報の再送を要求する処理を行う。そして、ステップS304の処理が終了すると、通信サーバ30における処理を終了し、再度ステップS301から処理を実行する。
【0141】
(ステップS305)
ステップS305において、通信サーバ30は、複合情報記憶処理を行う。具体的には、通信サーバ30は、管理装置6から受信した複合情報を記憶する処理を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
【0142】
(ステップS306)
ステップS306において、通信サーバ30は、複合情報送信処理を行う。具体的には、通信サーバ30は、管理装置6から受信した複合情報を加工サーバ40に対して送信する処理を行う。そして、ステップS306の処理が終了すると、通信サーバ30における処理を終了し、再度ステップS301から処理を実行する。
【0143】
(加工サーバ40における処理)
次に、図11を用いて、加工サーバ40における処理について説明を行う。
【0144】
(ステップS401)
ステップS401において、加工サーバ40は、複合情報を受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、加工サーバ40は、通信サーバ30から複合情報を受信したか否かを判定する処理を行う。そして、複合情報を受信したと判定された場合には(ステップS401=YES)、ステップS402に処理を移行する。一方で、複合情報を受信していないと判定された場合には(ステップS401=NO)、加工サーバ40における処理を終了し、再度ステップS401から処理を実行する。
【0145】
(ステップS402)
ステップS402において、加工サーバ40は、複合情報加工処理を行う。具体的には、加工サーバ40は、通信サーバ30から受信した複合情報を加工することにより、加工データを生成する処理を行う。そして、ステップS402の処理が終了すると、ステップS403に処理を移行する。
【0146】
(ステップS403)
ステップS403において、加工サーバ40は、加工データ送信処理を行う。具体的には、加工サーバ40は、転送サーバ50に対して加工データを送信する処理を行う。そして、ステップS403の処理が終了すると、加工サーバ40における処理を終了し、再度ステップS401から処理を実行する。
【0147】
(転送サーバ50における処理)
次に、図12を用いて、転送サーバ50における処理について説明を行う。
【0148】
(ステップS501)
ステップS501において、転送サーバ50は、加工データを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、転送サーバ50は、加工サーバ40や、外部転送サーバ82から加工データを受信したか否かを判定する処理を行う。そして、複合情報を受信したと判定された場合には(ステップS501=YES)、ステップS502に処理を移行する。一方で、複合情報を受信していないと判定された場合には(ステップS501=NO)、ステップS504に処理を移行する。
【0149】
(ステップS502)
ステップS502において、転送サーバ50は、加工データ記憶処理を行う。具体的には、転送サーバ50は、受信した加工データを記憶する処理を行う。ここで、加工データ記憶処理においては、加工サーバ40から受信した加工データと、外部転送サーバ82から受信した加工データとを識別可能な態様で加工データを記憶する処理を行う。そして、ステップS502の処理が終了すると、ステップS503に処理を移行する。
【0150】
(ステップS503)
ステップS503において、転送サーバ50は、加工データ転送処理を行う。具体的には、転送サーバ50は、集計サーバ60に対して加工データを転送する処理を行う。ここで、加工データ転送処理においては、加工サーバ40から受信した加工データを集計サーバ60に転送する場合と、外部転送サーバ82から受信した加工データを集計サーバ60に転送する場合とを識別可能な態様で加工データを転送する処理を行う。そして、ステップS503の処理が終了すると、転送サーバ50における処理を終了し、再度ステップS501から処理を実行する。
【0151】
(ステップS504)
ステップS504において、転送サーバ50は、所定期間が経過した加工データが有るか否かを判定する処理を行う。具体的には、転送サーバ50は、ステップS502の加工データ記憶処理により記憶された加工データのうち、所定期間(例えば、1ヶ月)が経過した加工データが有るか否かを判定する処理を行う。そして、所定期間が経過した加工データが有ると判定された場合には(ステップS504=YES)、ステップS505に処理を移行する。一方で、所定期間が経過した加工データが無いと判定された場合には(ステップS504=NO)、転送サーバ50における処理を終了し、再度ステップS501から処理を実行する。
【0152】
(ステップS505)
ステップS505において、転送サーバ50は、ストレージ転送処理を行う。具体的には、転送サーバ50は、記憶された加工データのうち、所定期間が経過した加工データを月次データアーカイブ71に対して転送する処理を行う。そして、ステップS505の処理が終了すると、ステップS506に処理を移行する。
【0153】
(ステップS506)
ステップS506において、転送サーバ50は、転送が完了したか否かを判定する処理を行う。具体的には、転送サーバ50は、月次データアーカイブ71に対する加工データの転送が完了したか否かを判定する処理を行う。そして、転送が完了したと判定された場合には(ステップS506=YES)、ステップS507に処理を移行する。一方で、転送が完了していないと判定された場合には(ステップS506=NO)、ステップS505に処理を移行する。
【0154】
(ステップS507)
ステップS507において、転送サーバ50は、ストレージ転送データ削除処理を行う。具体的には、転送サーバ50は、月次データアーカイブ71に対して送信した加工データを削除する処理を行う。そして、ステップS507の処理が終了すると、転送サーバ50における処理を終了し、再度ステップS501から処理を実行する。
【0155】
(集計サーバ60における処理)
次に、図13を用いて、集計サーバ60における処理について説明を行う。
【0156】
(ステップS601)
ステップS601において、集計サーバ60は、加工データを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、転送サーバ50から加工データを受信したか否かを判定する処理を行う。そして、加工データを受信したと判定された場合には(ステップS601=YES)、ステップS602に処理を移行する。一方で、加工データを受信していないと判定された場合には(ステップS601=NO)、ステップS603に処理を移行する。
【0157】
(ステップS602)
ステップS602において、集計サーバ60は、加工データ記憶処理を行う。具体的には、集計サーバ60は、受信した加工データを加工データ記憶部61に記憶する処理を行う。ここで、加工データ記憶処理においては、加工サーバ40から受信した加工データと、外部転送サーバ82から受信した加工データとを識別可能な態様で、加工データ記憶部61に記憶されることとなる。そして、ステップS602の処理が終了すると、集計サーバ60における処理を終了し、再度ステップS601から処理を実行する。
【0158】
(ステップS603)
ステップS603において、集計サーバ60は、集計データ生成時であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、集計サーバ60は、集計データ生成条件が充足しているか否かを判定する処理を行う。そして、集計データ生成時であると判定された場合には(ステップS603=YES)、ステップS604に処理を移行する。一方で、集計データ生成時ではないと判定された場合には(ステップS603=NO)、ステップS605に処理を移行する。
【0159】
ここで、集計データ生成条件は、どのような条件を適用してもよい。例えば、設定された時刻となったことを集計データ生成条件として適用してもよいし、集計データを生成する要求があったことを集計データ生成条件として適用してもよい。
【0160】
(ステップS604)
ステップS604において、集計サーバ60は、集計データ生成記憶処理を行う。具体的には、集計サーバ60は、マスタデータ記憶部63に記憶されているマスタデータに基づいて、集計データを生成する処理を行い、当該集計データを集計データ記憶部62に記憶する処理を行う。そして、ステップS604の処理が終了すると、集計サーバ60における処理を終了し、再度ステップS601から処理を実行する。
【0161】
(ステップS605)
ステップS605において、集計サーバ60は、集計データ出力時であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、集計サーバ60は、集計データ出力条件が充足しているか否かを判定する処理を行う。そして、集計データ出力時であると判定された場合には(ステップS605=YES)、ステップS606に処理を移行する。一方で、集計データ出力時ではないと判定された場合には(ステップS605=NO)、ステップS607に処理を移行する。
【0162】
ここで、集計データ出力条件は、どのような条件を適用してもよい。例えば、設定された時刻となったことを集計データ出力条件として適用してもよいし、集計データを出力する要求があったことを集計データ出力条件として適用してもよい。
【0163】
(ステップS606)
ステップS606において、集計サーバ60は、集計データ出力処理を行う。具体的には、集計サーバ60は、集計データを、第1サービス100、第2サービス110、第3サービス120、第4サービス130に対して出力する処理を行う。そして、ステップS606の処理が終了すると、集計サーバ60における処理を終了し、再度ステップS601から処理を実行する。
【0164】
(ステップS607)
ステップS607において、集計サーバ60は、課金データ入力時であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、集計サーバ60は、第1サービス100から課金データの入力があったか否かを判定する処理を行う。そして、課金データ入力時であると判定された場合には(ステップS607=YES)、ステップS608に処理を移行する。一方で、課金データ入力時ではないと判定された場合には(ステップS607=NO)、ステップS609に処理を移行する。
【0165】
(ステップS608)
ステップS608において、集計サーバ60は、課金データ記憶処理を行う。具体的には、集計サーバ60は、入力された課金データを課金データ記憶部64に記憶する処理を行う。そして、ステップS608の処理が終了すると、集計サーバ60における処理を終了し、再度ステップS601から処理を実行する。
【0166】
なお、集計サーバ60は、第2サービス110や、第3サービス120等の課金データを課金データ記憶部64に記憶する処理を行うこととしてもよい。この場合において、集計サーバ60は、ステップS607の処理にて、第2サービス110や、第3サービス120等から課金データの入力があったか否かを判定する処理を行い、第2サービス110や、第3サービス120等から課金データの入力があったと判定された場合に、第2サービス110や、第3サービス120等の課金データを課金データ記憶部64に記憶する処理を行うこととなる。
【0167】
(ステップS609)
ステップS609において、集計サーバ60は、課金データの出力要求が有ったか否かを判定する処理を行う。具体的には、集計サーバ60は、データセンタ20の外部から課金データの出力要求があったか否かを判定する処理を行う。そして、課金データの出力要求が有ったと判定された場合には(ステップS609=YES)、ステップS610に処理を移行する。一方で、課金データの出力要求が無いと判定された場合には(ステップS609=NO)、ステップS611に処理を移行する。
【0168】
(ステップS610)
ステップS610において、集計サーバ60は、課金データ出力処理を行う。具体的には、集計サーバ60は、課金データの出力要求が有った外部に対して課金データを出力する処理を行う。そして、ステップS610の処理が終了すると、集計サーバ60における処理を終了し、再度ステップS601から処理を実行する。
【0169】
ここで、課金データの出力要求を行う者の一例を挙げると、遊技店2のオーナーに対して、課金した金額の請求を行う請求代行会社が挙げられる。具体的には、まず、データセンタ20の管理者は、集計サーバ60から課金データの入力があった場合に、請求代行会社に対して課金データを出力することとなる。次に、請求代行会社は、集計サーバ60から課金データの入力があった場合に、課金データに基づいた請求を遊技店2のオーナーに対して行うこととなる。
【0170】
(ステップS611)
ステップS611において、集計サーバ60は、所定期間が経過したデータが有るか否かを判定する処理を行う。具体的には、集計サーバ60は、加工データ記憶部61に記憶されている加工データや、集計データ記憶部62に記憶されている集計データ、課金データ記憶部64に記憶されている課金データのうち、所定期間(例えば、1ヶ月)が経過した加工データや、集計データ、課金データが有るか否かを判定する処理を行う。そして、所定期間が経過したデータが有ると判定された場合には(ステップS611=YES)、ステップS612に処理を移行する。一方で、所定期間が経過したデータが無いと判定された場合には(ステップS611=NO)、集計サーバ60における処理を終了し、再度ステップS601から処理を実行する。
【0171】
(ステップS612)
ステップS612において、集計サーバ60は、ストレージ転送処理を行う。具体的には、集計サーバ60は、記憶された加工データや、集計データ、課金データのうち、所定期間が経過した加工データや、集計データ、課金データを月次データアーカイブ71に対して転送する処理を行う。そして、ステップS612の処理が終了すると、ステップS613に処理を移行する。
【0172】
(ステップS613)
ステップS613において、集計サーバ60は、転送が完了したか否かを判定する処理を行う。具体的には、転送サーバ50は、月次データアーカイブ71に対する加工データや、集計データ、課金データの転送が完了したか否かを判定する処理を行う。そして、転送が完了したと判定された場合には(ステップS613=YES)、ステップS614に処理を移行する。一方で、転送が完了していないと判定された場合には(ステップS613=NO)、ステップS612に処理を移行する。
【0173】
(ステップS614)
ステップS614において、集計サーバ60は、ストレージ転送データ削除処理を行う。具体的には、集計サーバ60は、月次データアーカイブ71に対して転送した加工データや、集計データ、課金データを削除する処理を行う。そして、ステップS614の処理が終了すると、集計サーバ60における処理を終了し、再度ステップS601から処理を実行する。
【0174】
(外部転送サーバ82における処理)
次に、図14を用いて、外部転送サーバ82における処理について説明を行う。
【0175】
(ステップS701)
ステップS701において、外部転送サーバ82は、複合情報を受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、外部転送サーバ82は、基盤サーバ81から複合情報を受信したか否かを判定する処理を行う。そして、複合情報を受信したと判定された場合には(ステップS701=YES)、ステップS702に処理を移行する。一方で、複合情報を受信していないと判定された場合には(ステップS701=NO)、外部転送サーバ82における処理を終了し、再度ステップS701から処理を実行する。
【0176】
(ステップS702)
ステップS702において、外部転送サーバ82は、加工データ生成処理を行う。具体的には、外部転送サーバ82は、基盤サーバ81から受信した複合情報を加工することにより、加工データを生成する処理を行う。そして、ステップS702の処理が終了すると、ステップS703に処理を移行する。
【0177】
(ステップS703)
ステップS703において、外部転送サーバ82は、加工データ送信処理を行う。具体的には、外部転送サーバ82は、転送サーバ50に対して加工データを送信する処理を行う。そして、ステップS703の処理が終了すると、外部転送サーバ82における処理を終了し、再度ステップS701から処理を実行する。
【0178】
なお、外部転送サーバ82は、加工データを生成する処理を行うが、例えば、基盤サーバ81が加工データを生成する処理を行い、外部転送サーバ82に送信する処理を行うこととしてもよい。
【0179】
また、外部転送サーバ82が複合情報を転送サーバ50に対して送信し、転送サーバ50が、加工データを生成する処理を行うこととしてもよいし、外部転送サーバ82が複合情報を加工サーバ40に対して送信し、加工サーバ40が、加工データを生成する処理を行うこととしてもよい。
【0180】
(各サービスの表示態様)
次に、図15を用いて、各サービスの表示態様について説明を行う。
【0181】
(第1サービス100の表示態様)
図15(A)は、第1サービス100の表示態様を示す概念図である。ここで、第1サービス100を利用することで、様々なサービスを受けることができる。具体的には、上述した稼働情報閲覧比較サービスと、エラー/不正行為通知サービスと、機種別情報閲覧サービスと、会員情報閲覧サービスとを受けることができる。
【0182】
例えば、稼働情報閲覧比較サービスを利用することで、オーナーが自ら経営する遊技店2に設置されている遊技機3の情報を閲覧することができる。具体的には、「○○」番台の本日のデータを閲覧する場合には、「○○」番台の本日のIN情報と、OUT情報と、大当り回数を閲覧可能となる。
【0183】
また、稼働情報閲覧比較サービスを利用することで、遊技店2の店舗単位の情報を閲覧することも可能となっている。具体的には、図示しないが、遊技機3の機種ごとの稼働率や、稼働台数等を閲覧することができる。
【0184】
また、稼働情報閲覧比較サービスを利用することで、遊技店2の島単位の情報や、機種単位の情報を閲覧することも可能となっている。具体的には、図示しないが、島単位の稼働率や、稼働台数、機種単位の可動率や、可動台数等を閲覧することができる。
【0185】
他にも、エラー/不正行為通知サービスを利用することで、遊技店2のオーナーは、自店舗に設置されている遊技機3でエラーが検出されたことや、不正行為が行われたことを知ることができる。
【0186】
また、機種別情報閲覧サービスを利用することで、遊技店2のオーナーは、自店舗に設置されている機種ごとの設置情報と、この機種ごとの稼働情報を全国及び地域別に閲覧することが可能となる。
【0187】
また、会員情報閲覧サービスを利用することで、遊技店2のオーナーは、自店舗の会員のエリア分布(例えば、年齢、性別)や、来店分布(例えば、来店回数や、来店時間、来店頻度)の閲覧が可能となる。
【0188】
(第2サービス110の表示態様)
図15(B)は、第2サービス110の表示態様を示す概念図である。ここで、第2サービス110を利用することで、様々なサービスを受けることができる。具体的には、上述した遊技履歴閲覧サービスと、稼働情報閲覧サービスとを受けることができる。
【0189】
例えば、遊技履歴閲覧サービスを利用することで、自ら遊技している、または遊技していた遊技機3のデータを閲覧することができる。具体的には、「○○」番台の自ら遊技している、または遊技していた遊技機3のデータを閲覧する場合には、大当り回数や、スランプグラフ等を閲覧することができる。
【0190】
他にも、稼働情報閲覧サービスを利用することで、遊技者は、自らが行く遊技店2に設置されている遊技機3の稼働情報の閲覧が可能となる。
【0191】
(第3サービス120の表示態様)
図15(C)は、第3サービス120の表示態様を示す概念図である。ここで、第3サービス120を利用することで、様々なサービスを受けることができる。具体的には、上述した店舗毎閲覧サービスと、設置情報閲覧サービスと、メンテナンス情報閲覧サービスとを受けることができる。
【0192】
例えば、設置情報閲覧サービスを利用することで、自メーカーが製造、及び/または販売した遊技機3の設置状況を閲覧することができる。具体的には、自メーカーが製造、及び/または販売した遊技機3、及び貸機4の設置状況を閲覧する場合には、図15(C)に示す通り、機種名、エリア、設置店舗数、設置店等を閲覧することができる。
【0193】
他にも、店舗毎閲覧サービスを利用することで、自メーカーの製造及び/または販売した遊技機3の稼働情報を遊技店2ごとに閲覧することができる。
【0194】
また、メンテナンス情報閲覧サービスを利用することで、自メーカーの製造及び/または販売した製品(遊技機3や、貸機4を含む)のメンテナンスや、障害情報の閲覧が可能となる。
【0195】
(第4サービス130の表示態様)
図15(C)は、第4サービス130の表示態様を示す概念図である。ここで、第4サービス130を利用することで、様々なサービスを受けることができる。具体的には、上述した遊技スペック閲覧サービスを受けることができる。
【0196】
例えば、遊技スペック閲覧サービスを利用することで、遊技機3の遊技スペックを閲覧することができる。具体的には、機種「ABC」の遊技スペックを閲覧する場合には、通常時の大当り確率、確変時の大当り確率、賞球数、確変確率等を閲覧することができる。
【0197】
(その他の実施形態)
以下において、その他の実施形態について説明を行う。
【0198】
(月次データアーカイブ71に記憶された各データの閲覧)
月次データアーカイブ71に記憶された各データについて閲覧する場合について説明を行う。例えば、遊技店2のオーナーが、月次データアーカイブ71に記憶された集計データを閲覧したい場合には、まず、第1サービス100を利用して、閲覧したい集計データを特定する。次に、遊技店2のオーナーは、特定された集計データを閲覧するのに必要となる金額を課金する。そして、遊技店のオーナーによる課金が完了すると、課金データ記憶部64に課金データが記憶されることとなる。そして、集計サーバ60は、月次データアーカイブ71に記憶されている対象の集計データを読み込み、遊技店2のオーナーに対して特定された集計データの閲覧を許容することとなる。
【0199】
(貸機4に対して遊技情報を送信しない遊技機)
上述した遊技機3は、貸機4に対して遊技情報を送信する処理を行っているが、このような処理を行わない遊技機3も存在する。このような遊技機3においては、外部集中端子板を介して、遊技機3ごとに設置され、遊技情報を表示するための遊技情報表示装置に対して遊技情報が送信され、遊技情報表示装置は、貸機4や、ホールコンピュータ12に対して遊技情報を送信することとなる。そして、貸機4は、遊技情報表示装置から受信した遊技情報と、貸機4が生成した貸機情報とを複合した複合情報を管理装置6に対して送信する処理を行う。
【0200】
このように、本発明によれば、遊技機3は、貸機4に対して遊技情報を送信する。また、貸機4は、会員カード挿入口に会員カードが挿入された場合や、入金を受け付けた場合、貸出操作を受け付けた場合等に貸機情報を生成する。そして、貸機4は、遊技情報と貸機情報を複合した複合情報を管理装置6に対して送信する。これにより、貸機4は、遊技機3から受信した遊技情報と、貸機4が生成した貸機情報とを同一の経路、電文で送信することとなることから、貸機4から情報を受信したか否かを監視すればよいので、管理装置6の処理負荷を軽減することが可能な遊技システムを提供することができる。
【0201】
また、本発明によれば、管理装置6から複合情報を受信する通信サーバ30を備えており、通信サーバ30は、管理装置6と双方向通信が可能に設けられている。また、通信サーバ30は、通信する情報に応じて通信先、通信方向、及び/または通信タイミングが異なる。これにより、状況に応じた通信を行うことができる。
【0202】
また、本発明によれば、通信サーバ30は、管理装置6から受信した複合情報に欠損があるか否かを確認する欠損チェック処理を行う。これにより、複合情報の欠損を確認することができる。
【0203】
また、本発明によれば、加工サーバ40は、複合情報を加工することにより、加工データを生成する処理を行う。これにより、加工データを受信する側で複合情報を加工する処理を行う
【0204】
また、本発明によれば、転送サーバ50は、加工サーバ40や、外部転送サーバ82から受信した加工データを転送する処理を行う。これにより、外部から受信した加工データを転送することができる。
【0205】
また、本発明によれば、集計サーバ60は、転送サーバ50から転送された加工データを記憶する処理を行う。これにより、記憶された加工データを用いて集計データを生成することができる。
【0206】
また、本発明によれば、集計サーバ60は、加工データの集計を行うことにより集計データを生成する処理を行い、生成された集計データを、集計データ記憶部62に記憶する処理を行う。これにより、再度集計データを生成する必要が無くなるので、集計サーバ60の処理負荷を軽減することができる。
【0207】
また、本発明によれば、集計サーバ60は、集計データを閲覧可能な形式で第1サービス100、第2サービス110、第3サービス120、第4サービス130に出力可能となっている。これにより、様々なサービスを行うことができる。
【0208】
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、遊技媒体(例えば、遊技球、メダル)の貸出を行う貸機(例えば、貸機4)と、遊技店(例えば、遊技店2)に設置される管理装置(例えば、管理装置6)と、からなる遊技システムにおいて、前記貸機は、前記遊技店に設置されている遊技機(例えば、遊技機3)から受信する遊技情報(例えば、大当たり情報)と、遊技媒体の貸出に係る貸出情報(例えば、使用金額情報)とを同一経路、電文で前記管理装置に対して送信可能であることを特徴とする遊技システムである。
【0209】
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明は、前記管理装置から前記遊技情報、及び前記貸出情報を受信する通信サーバ(例えば、通信サーバ30)を更に備え、前記通信サーバは、前記管理装置と双方向通信が可能に設けられており、通信する情報に応じて通信先、通信方向、及び/または通信タイミングが異なることを特徴とする請求項1に記載の遊技システムである。
【0210】
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明は、前記通信サーバは、前記管理装置から受信した前記遊技情報、及び/または前記貸出情報の欠損を確認する処理(例えば、ステップS302の欠損チェック処理)を行うことを特徴とする請求項2に記載の遊技システムである。
【0211】
(請求項4に係る発明)
請求項4に係る発明は、前記通信サーバから前記遊技情報、及び/または前記貸出情報を受信する加工サーバ(例えば、加工サーバ40)を更に備え、前記加工サーバは、前記通信サーバから受信した前記遊技情報、及び/または前記貸出情報の加工を行うことにより加工データを生成することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の遊技システムである。
【0212】
(請求項5に係る発明)
請求項5に係る発明は、前記加工サーバから前記加工データを受信する転送サーバ(例えば、転送サーバ50)を更に備え、前記転送サーバは、外部からの情報を受信可能であって、前記加工サーバにより受信した前記加工データを転送する処理(例えば、ステップS503の加工データ転送処理)を実行可能であることを特徴とする請求項4に記載の遊技システムである。
【0213】
(請求項6に係る発明)
請求項6に係る発明は、前記転送サーバから前記加工データが転送される集計サーバ(例えば、集計サーバ60)を更に備え、前記集計サーバは、前記転送サーバから転送された前記加工データを記憶する処理(例えば、ステップS602の加工データ記憶処理)を行うことを特徴とする請求項5に記載の遊技システムである。
【0214】
(請求項7に係る発明)
請求項7に係る発明は、
前記集計サーバは、前記転送サーバから転送された前記加工データの集計を行うことにより集計データ(例えば、集計データ記憶部62に記憶される集計データ)を生成する処理を行い、前記集計データを記憶する処理(例えば、ステップS604の集計データ生成記憶処理)を行うことを特徴とする請求項6に記載の遊技システムである。
【0215】
(請求項8に係る発明)
請求項8に係る発明は、前記集計サーバは、記憶した前記集計データを閲覧可能な形式で外部に出力可能であることを特徴とする請求項7に記載の遊技システムである。
【0216】
なお、本発明の実施について図面を用いて説明したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。また、各図面で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図面の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図面を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0217】
1 遊技システム
2 遊技店
3 遊技機
4 貸機
5 表示部
6 管理装置
7 第1機能
8 第2機能
9 第3機能
11 中継装置
12 ホールコンピュータ
13 第1VPNルータ
20 データセンタ
21 第2VPNルータ
30 通信サーバ
40 加工サーバ
50 転送サーバ
60 集計サーバ
61 加工データ記憶部
61a 第1加工データ格納領域
61b 第2加工データ格納領域
61c 第3加工データ格納領域
61d 第4加工データ格納領域
61e 第5加工データ格納領域
61f 第6加工データ格納領域
61g 第7加工データ格納領域
61h 第8加工データ格納領域
61i 第9加工データ格納領域
62 集計データ記憶部
62a 第1集計データ格納領域
62b 第2集計データ格納領域
62c 第3集計データ格納領域
62d 第4集計データ格納領域
63 マスタデータ記憶部
63a 第1マスタデータ格納領域
63b 第2マスタデータ格納領域
64 課金データ記憶部
64a 第1課金データ格納領域
64b 第2課金データ格納領域
64c 第3課金データ格納領域
64d 第4課金データ格納領域
70 ストレージ
71 月次データアーカイブ
72 バックアップ
80 外部センタ
81 基盤サーバ
82 外部転送サーバ
100 第1サービス
101 第1サービスDB
110 第2サービス
111 第2サービスDB
120 第3サービス
121 第3サービスDB
130 第4サービス
131 第4サービスDB
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15