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特許7461413飛翔昆虫を誘引し捕獲するための装置及び方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-26
(45)【発行日】2024-04-03
(54)【発明の名称】飛翔昆虫を誘引し捕獲するための装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   A01M 1/04 20060101AFI20240327BHJP
   A01M 1/14 20060101ALI20240327BHJP
【FI】
A01M1/04 A
A01M1/14 V
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2022105864
(22)【出願日】2022-06-30
(62)【分割の表示】P 2020195937の分割
【原出願日】2016-05-26
(65)【公開番号】P2022126863
(43)【公開日】2022-08-30
【審査請求日】2022-07-29
(31)【優先権主張番号】62/173,760
(32)【優先日】2015-06-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/168,320
(32)【優先日】2015-05-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510250467
【氏名又は名称】エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100146466
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 正俊
(74)【代理人】
【氏名又は名称】胡田 尚則
(74)【代理人】
【識別番号】100202418
【弁理士】
【氏名又は名称】河原 肇
(74)【代理人】
【識別番号】100191444
【弁理士】
【氏名又は名称】明石 尚久
(72)【発明者】
【氏名】ジャレッド フルーデンバーグ
(72)【発明者】
【氏名】エモリー エイチ.マッツ
(72)【発明者】
【氏名】ロナルド ディー.ジャングマン
(72)【発明者】
【氏名】ステイシー ジョンストン
(72)【発明者】
【氏名】マシュー ローズ
【審査官】吉田 英一
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-230258(JP,A)
【文献】特開2007-289122(JP,A)
【文献】特表2010-504092(JP,A)
【文献】特表2012-502662(JP,A)
【文献】登録実用新案第3114306(JP,U)
【文献】国際公開第2012/098484(WO,A1)
【文献】国際公開第2014/134371(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01M 1/04
A01M 1/14
A01M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラップであって、
(a)背壁と、前面カバーと、内部空間及び1つ又は複数の開口を画定する壁とを備えるハウジングであって、前記前面カバーが前記ハウジングに枢動可能に接続され、かつ反射性の隔壁を含む、ハウジングと;
(b)少なくとも1つのLEDライトを備える、第一の光源であって、前記第一の光源は、350~425nmの範囲の1つ又は複数の波長の光を放射し、光を前記隔壁から前記トラップの前記内部空間へと反射するように位置づけられた、第一の光源と;
(c)前記内部空間に据え付けられ、かつ節足動物を動けなくするか、殺傷するか、または封じ込めるように構成された、抑制要素と、を備える、トラップ。
【請求項2】
光を前記トラップの外側に向けるように位置づけられた第二の光源を更に含む、請求項1に記載のトラップ。
【請求項3】
前記光源に電力を送達するように適合された電源を更に備える、請求項1又は2に記載のトラップ。
【請求項4】
前記抑制要素が接着板又は電気抑制要素である、請求項1~3のいずれか一項に記載のトラップ。
【請求項5】
前記第一の光源が、帯型LEDライトを備える、請求項1に記載のトラップ。
【請求項6】
前記第二の光源が紫外光を放射する、請求項に記載のトラップ。
【請求項7】
前記第一の光源は、365nmの波長の光を放射するように構成された、請求項1に記載のトラップ。
【請求項8】
前記前面カバーがヒンジによって前記ハウジングに接続され、前記前面カバーが、開位置及び閉位置を有する、請求項1に記載のトラップ。
【請求項9】
前記前面カバーが着脱可能である、請求項1に記載のトラップ。
【請求項10】
前記背壁及び前記前面カバーが、1つ又は複数の開口を画定する、請求項1に記載のトラップ。
【請求項11】
前記ハウジングが、上端開口、1つ又は複数の側面開口、下端開口、またはそれらの組合せを更に備える、請求項1に記載のトラップ。
【請求項12】
前記ハウジングが、前記内部空間にフレームを更に備え、前記第一の光源及び前記第二の光源が前記フレーム上に据え付けられる、請求項に記載のトラップ。
【請求項13】
前記LEDライトが、イエバエ、ショウジョウバエ、又はガを誘引するように選択された波長を有する、請求項1~12のいずれか一項に記載のトラップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、国際出願として2016年5月26日に出願されており、2015年6月10日に出願された米国仮特許出願第62/173,760号、及び、2015年5月29日に出願された米国仮特許出願第62/168,320号の優先権の利益を主張し、それらの開示全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、一般的なのイエバエを含む飛翔昆虫を誘引し、捕獲し、かつ殺傷するための方法及び装置に関する。本開示は、飛翔昆虫を誘引し、動けなくするように構成された、1つ又は複数の光源を備える照明トラップを含む装置にさらに関する。
【背景技術】
【0003】
光源付き昆虫トラップは、飛翔昆虫を誘引し、捕獲し、動けなくし、かつ/または殺傷することが一般に知られている。多くのハエ及び他の飛翔昆虫などの走光性昆虫は、光に向かって移動し、光源を利用するトラップに誘引され得る。異なる昆虫は、異なる波長の光に誘引され得る。例えば、ハエ(例えば、一般的なハエ、汚物ハエ、及びイエバエ)は、350~370nmの範囲、または特に365nmの、紫外(UVまたはUVA)光を含む、光に誘引されることが知られている。他方、ショウジョウバエは、470nm~560nmの範囲の青色及び緑色の光に最も強く反応し、ガ(例えば、ノシメマダラメイガ)は、470~500nmの範囲の青色光に反応する。一部の光の波長は、一生の初期段階における飛翔害虫の死亡率も増加させ、成虫の寿命を減少させ得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発光ダイオード(LED)を利用する改良された光源は、さらに広範に利用可能になっている。しかし、LEDは、以前の昆虫トラップでの使用でそれら自体が役に立たない、従来の白熱光源及び蛍光光源とは異なる特性を有する。本開示がなされるのは、この背景に対してである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、壁及び少なくとも1つの開口を有するハウジングであって、壁が、内部空間を画定する、ハウジングと、内部空間に据え付けられた方向性光源を備える光源と、を備えるトラップに関する。光源は、350~500nmの範囲の1つ又は複数の波長の光を放射するように構成される。光源は、光源から放射された光の大部分が、内部空間における1つ又は複数の面に向けられるように、位置付けられる。トラップは、内部空間に据え付けられ、節足動物を動けなくするか、殺傷するか、または封じ込めるように構成された、抑制要素も備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】実施形態に従う、昆虫トラップの概略図である。
図2図1の昆虫トラップの部分切り出し図である。
図3図1の昆虫トラップの断面図である。
図4A】実施形態に従う、開放された前面カバー付き昆虫トラップの半透明斜視図である。
図4B】実施形態に従う、開放された前面カバー付き昆虫トラップの斜視図である。
図5】実施形態に従う、昆虫トラップの概略描写である。
図6】壁に据え付けられた図1の昆虫トラップの断面図である。
図7】実施形態に従う、昆虫トラップの概略図である。
図8】実施形態に従う、昆虫トラップの概略図である。
図9A】実施形態に従う、昆虫トラップ用の例示的なハウジングの正面図である。
図9B】実施形態に従う、昆虫トラップ用の例示的なハウジングの斜視図である。
図10】実施形態に従う、昆虫トラップ用の例示的なハウジングの斜視図である。
図11】実施例1の結果のグラフ式表現である。
図12A】実施例2における試験設定を示す。
図12B】実施例2における試験設定を示す。
図12C】実施例2における試験設定を示す。
図12D】実施例2における試験設定を示す。
図13】実施例2の結果のグラフ式表現である。
図14】実施例3の結果のグラフ式表現である。
図15】実施例5の結果のグラフ式表現である。
図16】実施例6の結果のグラフ式表現である。
図17】実施例7において試験された昆虫トラップの実施形態の写真である。
図18】実施例8の結果のグラフ式表現である。
図19】実施例9の結果のグラフ式表現である。
図20】実施例10の結果のグラフ式表現である。
図21】実施例11の結果のグラフ式表現である。
図22】実施例12の結果のグラフ式表現である。
図23】実施例13の結果のグラフ式表現である。
図24】実施形態に従う、開位置における昆虫トラップの正面斜視図である。
【0007】
様々な説明された特徴は、正確な縮尺率ではないが、本開示に関連した特定の特徴を描写している。参照番号は、図の全体を通して同じ特徴を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示は、一般のイエバエ及び他の昆虫などの飛翔節足動物を誘引し、捕獲し、かつ殺傷するための方法及び装置に関する。装置は、1つ又は複数の光源を備える照明トラップ、及び、節足動物を誘引し、動けなくするように構成された抑制要素を含む。
【0009】
用語「昆虫(insect)」は、本開示の方法及び装置の使用説明に使用されるが、方法及び装置は、他の節足動物を誘引し、捕獲し、殺傷するのにも使用されることができることを、当業者は容易に理解されるであろう。
【0010】
用語「約(about)」は、当業者によって期待された通りの測定における正常変動を含む、数値と併せてここで使用され、「およそ(approximately)」と同じ意味を有し、表示値の±5%などの、典型的な誤差を隠すことが、理解される。
【0011】
用語「方向性ライト(directional light)」は、多重方向に放射される光と対照的に、「方向性光源(directional light source)」から一方向に放射される光について本明細書において言及するのに使用される。本開示の目的のために、「方向性ライト(directional light)」は、狙いを付けられるつまり方向を持つことができる光ビームについて言及するのに使用される。このような光ビームは、180°未満(例えば、約90°未満)のビーム角を有する。ビーム角とは、角度で測定された、光源からの光のビームの幅のことである。パラボラ(「PAR」)電球から発するビーム角は、15°未満の場合は極狭スポット光、15°~30°の場合は狭スポット光、30°~60°の場合はスポット光、90°~120°の場合はフラッド光、120°~160°の場合は幅広フラッド光、及び、約160°の場合は極幅広フラッド光として、通常は説明される。方向性光源の例としてLEDがある。拡散器またはレンズと結合されていない単一LEDは、通常は約20°~24°のビーム角を有する。複合LEDユニットは、方向性ライトとして構成され得る電球において、または、電球の少なくとも一部が方向性ライトとして構成される電球においてグループ化され得る。通常、多重方向に光を放射する光源の例は、蛍光電球、白熱電球、ハロゲン電球などを含む。本開示の目的のために、円錐拡散器の使用によって集光された、蛍光、白熱、及びハロゲンの電球は、「方向性光源」として見なされない。
【0012】
同じまたは類似の参照番号は、図における同一部分またはその実施形態を表すのに使用される。例えば、参照番号100及び100’は、ハウジングの実施形態を表すのに使用される。
【0013】
多くの既存の昆虫トラップは、ハエを誘引する際のそれらの電気効率及び有効性のために、蛍光電球を利用する。実際は、捕食者を避ける方法として、ハエは紫外光を使用する。ハエを食べようとしている動物から逃れるために、ハエは高レベルの紫外光の方へ飛ぼうと試みるだろう。したがって、昆虫トラップは、ハエを誘引する紫外光をしばしば利用する。しかし、自然太陽光によく似ている蛍光紫外電球は、紫外線に加えて他の波長も放射する。他方、LEDは、通常、光の極狭い帯域を放射し、多くの他の波長を放射しない。したがって、自然光とは異なり、LED紫外光は、紫外線に加えて、他の波長をわずかしか放射しない。LEDライトは、昆虫が見るのに使用する非点光源(例えば、大気を通って拡散する太陽光)とは異なる、点光源を提供するという点において、LEDライトは自然太陽光(及び、ほとんどの他の人工光源)とも異なる。LEDは、それらを他のタイプの電球と望ましく交換させる、多くの特性を有するが(例えば、長い寿命及び低エネルギー使用)、LEDのいくつかの特性(例えば、方向性光ビーム、小型、狭い波長帯)は、LED電球の異なる特徴を考慮することなしには、それらを昆虫トラップに用いるのには役立たない。本開示は、LEDの性質を活用しながら、ハエの誘引に高い有効性を実現するように構成された昆虫トラップに関する。
【0014】
本開示の昆虫トラップは、光源、電源、抑制要素、及び随意な餌場所及びフェロモン剤を含む、昆虫トラップの作動要素を格納するためのフレームを含む。フレームは、筐体を画定するハウジングとして構成され得る。ハウジングは、昆虫を筐体に入れることができる、1つ又は複数の開口を含み得る。開口は、例えば、トラップから死骸昆虫を空にすることによって、また、餌、接着板、光源などの消耗品要素を交換することによって、昆虫トラップのメンテナンスも可能であるように、十分に大きくあり得る。あるいは、ハウジングは、内部に立ち入れるように開かれることができる、可動または着脱可能な部品を含むことができる。ハウジングは、昆虫トラップの作動要素を収容することができる、任意の適切なサイズまたは形状に構成されることができる。
【0015】
ハウジングは、光源によって放射された光の一部がハウジングの外の昆虫に見え、こうして、昆虫を筐体に入るように誘引するように、構成され得る。しかし、いくつかの実施形態においては、ハウジングは、光源からの光の大部分が筐体から漏れないように、構成される。例えば、光の一部はハウジングの1つ又は複数の開口を通って筐体から漏れ得るが、光の大部分は筐体の内部の面を照らす。いくつかの好ましい実施形態において、筐体から漏れる光は、昆虫トラップに隣接する(例えば、後方及び/または上方の)壁に向けられる。ハウジングは、筐体を出た光が隔壁に向けられるように、1つ又は複数の開口に隣接して位置付けられた1つ又は複数の隔壁も含むように構成され得る。
【0016】
光源によって放射され、昆虫トラップの近くの領域を照らす光は、昆虫をトラップに誘引する。いくつかの実施形態において、開口は、昆虫にとって誘引性のある着地パッドを作るように照らされる。ハウジングは、餌場所に提供された餌などの餌要素、または昆虫にさらなる誘因性を増進するフェロモン構成要素を随意に含み得る。餌が使用される場合、餌は殺虫剤をさらに含み得る。昆虫が筐体に入った後、昆虫は抑制要素(例えば、捕獲装置)によって捕獲及び/または殺傷されるようになり得る。抑制要素は、接着板または電気駆除装置などの任意の適切な装置を備えることができる。
【0017】
光源は、放射された光が昆虫を昆虫トラップに誘引するように選択されることができる。光源は、単一の波長つまり波長帯域で(例えば、紫外域において)、または複数の波長で(例えば、紫外光及び青色光、または紫外光及び緑色光、または任意の他の適切な組合せ)、または波長帯域にわたって(例えば、紫外光から緑色光まで)、光を放射するように構成されることができる。波長は、調整可能であり得、特定の昆虫を標的にするように選択され得る。通常、ハエ(例えば、一般的なハエ、汚物ハエ、及びイエバエ)は、350~370nmの範囲、または365nmの紫外光に誘引される一方で、ショウジョウバエは470~560nmの範囲の青色及び緑色光に最も強く反応し、また、ガ(例えば、ノシメマダラメイガ)は、470~500nmの範囲の青色光に反応する。
【0018】
いくつかの実施形態において、昆虫トラップは、イエバエを誘引し、動けなくするように構成される。いくつかの他の実施形態において、昆虫トラップは、イエバエ、例えば、ショウジョウバエ、ノミバエ、またはガに加え、または代わりに、他の飛翔昆虫を誘引し、動けなくするように構成される。理論に制約されるのを望むことなく、光が筐体の面(例えば、筐体の内部のまたは隣接した面)に向けられるような、光源の方向性及びそれらの配置は、例えば、汚物ハエ、イエバエ、ノミバエ、ショウジョウバエ、及びガなどの一般的なハエを含む、様々なタイプの飛翔昆虫を捕獲するのに効果的であることが、信じられている。
【0019】
1つの実施形態において、光源は少なくとも紫外光(例えば、長波UV、またはUVA)を放射する。例えば、光源は、約350~約450nm、約365~約425nm、約380~約410nm、または約385~約405nmの波長の光を放射することができる。いくつかの実施形態において、光源は、青色(波長は約450~500nm)または緑色(波長は約495~570nm)、または可視光と紫外光との間の中間帯域などの、1つ又は複数の他の波長の光も放射することができる。光源は、約360~380nm、約380~約385nm、約385~約410nm、約405~約440nm、約450~480nm、約490~530nm、及びそれらの任意の組合せで、光を放射するように選択されることができる。1つの実施形態において、昆虫トラップは、約405nm、または約400~約410nm、または約385~約425nmで、光を放射することができる、少なくとも1つの光LED源を含む。昆虫トラップは、このような電球の2つ、3つ、4つ、またはそれ以上を含み得、他の光源をさらに含み得る。光源は、複数の波長で光を放射することができるLEDライトを含み得、また、特定の昆虫を標的にする特定の波長を選択するための機構を含むことができる。
【0020】
ハウジングは、昆虫トラップの操作構成要素を収容する筐体を提供するように構成される。操作構成要素は、少なくとも1つの光源、電源、及び抑制要素、及び随意に餌構成要素を含む。しかし、電源などのいくつかの構成要素は、筐体の外側に位置付けられ得る。ハウジングは、任意の適切なサイズ及び形状であることができる。一般の箱型ハウジングは、図1~8に概略的に示されるが、もちろん他の形状も可能である。ハウジングの代わりの実施形態は、図9A、9B、10、及び24に示される。
【0021】
ここで図1~6を参照すると、昆虫トラップ1は、前壁110、側壁120、130、底部140、及び上部150によって概して画定される、ハウジング100を備える。ハウジング100は、前部及び側部が連続的に湾曲した形状を形作る場合、前壁110と、例えば、側壁120、130との間に明らかな区別は存在しないように、構成されることもできる。ハウジング100は、昆虫がハウジング100に入るのを可能にする、少なくとも1つの開口170を備える。少なくとも1つの開口170は、図1及び5~7に示されるような単一の開口か、または例えば、図10に示されるような複数の開口であり得る。開口170は、昆虫トラップ1の検査及び/またはメンテナンスを可能にする、ハウジング100の内部へのアクセスも提供し得、また、それ相応に寸法付けされ得る。
【0022】
いくつかの実施形態において、開口170は、ハウジング100の上部またはその近くに位置付けられる。ハウジング100は、ハウジング100の異なる側に配置され得る、2つ以上の開口を含む。いくつかの実施形態において、ハウジング100が2つ以上の開口を含む場合、開口170の少なくとも1つは、ハウジング100の上部またはその近くに位置付けられる。いくつかの実施形態において、壁(例えば、側壁120、130、上部150、または底部140)のうちの1つ又は複数は、欠落し、開口170を与える。昆虫トラップ1は、筐体を提供しないが、その上に作動要素(光源200、電源250、及び抑制要素300)が据え付けられることができる据え付けフレームを提供する、フレーム50でも構成され得る(図8を参照)。
【0023】
昆虫トラップ1は、昆虫がハウジング100上またはその傍に着地し、開口170を通って内部空間に這い入る、「ランドアンドクロール」トラップとして構成されることができる。昆虫トラップ1は、昆虫が開口170を通って内部空間に飛び入る、「フライイン」トラップとしても構成されることができる。別法として、昆虫トラップ1は、「ランドアンドクロール」と「フライイン」との組合せとして構成されることができる。通常は、「フライイン」トラップを促進するために、開口17は、ハエ(例えば、イエバエまたは同様サイズのハエ)を捕獲するために構成されたトラップにおいて、その最小寸法における少なくとも約3インチ(7.62cm)、または小さいハエ(例えば、ショウジョウバエまたは同様サイズのハエ)を捕獲するためにはより小さいであろう。「フライイン」トラップは、昆虫が着地するためのハウジング100の内部に据え付けられた着地面も含む。いくつかの実施形態において、接着板310は、着地面としての機能を果たすことができる。
【0024】
ハウジング100(すなわち、筐体)の内部は、昆虫トラップ1の操作構成要素を促進する大きさに作られ得る。いくつかの実施形態において、光源200は、白熱灯または蛍光灯より一般に小サイズであり、低電力で作動する、1つ又は複数のLEDライトを含む。いくつかの実施形態において、筐体はより小さく作られることができる。他方、昆虫トラップ1は、ハウジング100の内部に収納されることもできる、電源としての1つ又は複数のバッテリを装備されることができる。
【0025】
いくつかの実施形態において、ハウジング100、3100は、ハウジング100の内部にアクセスするための機構を備えている。例えば、ハウジング100、3100は、台座60、3060(例えば、背壁160、3160を備えている)、及び、台座60に可動及び着脱可能に取り付けられた前面カバー10(例えば、前壁110、3110を備えている)を備えることができる。例えば、前面カバー10、3010は、図4A及び4B、及び24に示されるように、ヒンジ111及び/または閉鎖機構によって台座60、3060と結合されることができる。前面カバー10、3010が、開位置(図24に示される)及び閉位置の中に枢動されることができるように、前面カバー10、3110は、台座60、3060と枢動可能に結合されることができる。抑制要素(例えば、接着板)、光源200、随意な餌場所、及び他の内部構成要素は、前面カバー10、3110が開位置にある場合、アクセスされることができる。閉鎖機構は、スナップクロージャ、ネジ、ばねクロージャ、磁気クロージャなどの任意の適切な機構であることができる。代わって、ハウジング100の別の部分、例えば、側壁120、130の1つは、着脱可能クロージャによって台座60と結合されることができる。
【0026】
昆虫トラップ1は、1つ又は複数の光源200を備える。光源200は、ソケット220、及びソケット220上に据え付けられた電球210を含むことができる。光源200は、複数の電球210を備え得る。いくつかの実施形態において、電球210はLEDライトを備える。電球210は、単一のLEDから構成され得るか、または、単一の電球に据え付けられた複数のLED付きの電球であり得る。複数のLEDにおけるそれぞれのLEDは、同じ波長かまたは異なる波長のいずれかの光を放射するように構成されることができる。電球210は、任意の適切な形状及びサイズのものであり得る。例えば、電球210は、従来の「電球形状」を有するか、または、プラグ状電球、管状電球、スポットライト型電球、帯型として、または単一のLED要素として、構成され得る。電球210の形状及びサイズは、所望のハウジング形状及びサイズにぴったり合うように選択されることができる。例えば、帯状電球210または単一のLEDは、ほっそりとした輪郭の小型ハウジングにおいて使用されることができるが、大型電球210は大型ハウジング用に選択されることができる。電球は、中心コアから多方向に向けられた複数のLED構成要素を含む、多方向LED電球でもあり得る。他の実施形態において、光源200は、白熱灯、蛍光灯、またはハロゲン灯などの、他のタイプのライトを備える。
【0027】
電球210は、特定波長の光を放射するように選択されることができる。例えば、電球210は、約340~約490nm、約365~約420nm、約380~約410nm、約385~約405nm、または約405nmの波長を有する光を放射することができる。光源200は、異なる波長の光を放射するように選択されることができる、複数の電球210を備えることができる。例えば、光源200は、380~400nm及び400~420nm、または約385nm及び約405nmの光を放射する、電球を備えることができる。昆虫トラップ1は、標的昆虫に対して最適の光源を合致させる、光源200の波長を調整または選択する、制御機構600(例えば、図7に示されるように、スイッチまたは他の制御)も含み得る。実施形態によれば、昆虫トラップ200は、異なる波長の光を放射する、複数のLEDライトを備える光源200を含み、また、光源200は、光源200によって放射された波長を制御するために、厳選したLEDライトを点けるかまたは消すように制御されることができる。
【0028】
いくつかの実施形態において、昆虫トラップ1は、制御システムによって制御されることができる。制御システムは、例えば、制御機構600、及び遠隔で光源200を制御する(例えば、赤外線またはBluetooth(登録商標)を用いて)のに使用されることができる、遠隔制御アクセスを含むことができる。遠隔制御アクセスは、昆虫トラップ1に結合された、エミッタ及び受信器601の使用によって提供されることができ(例えば、電源または光源200を使用して)、コンピュータまたはモバイルデバイスアプリケーション(「アプリ」)によって制御されることができる。いくつかの他の実施形態において、昆虫トラップ1は、自動的に光源200を点けかつ消すために、または、一定時間の間(例えば、夜間)光源200を減光するために、タイマーを備え得る。
【0029】
特定の実施形態において、光源200は方向性ライトを含む。例えば、方向性ライトはLEDであることができる。光源200は、ハウジング100またはフレームに、またはその上に据え付けられる。いくつかの実施形態において、光源200は、図1~3、6、及び7の例示的な実施形態に示されるように、ハウジング100の内部に据え付けられる。光源200は、光源200からの方向性ライトが面に向けられることができるように、据え付けられることが好ましい。例示的な実施形態において、光源200からの方向性ライトは、ハウジング100の内部の1つ又は複数の面に向けられる。例えば、方向性ライトの少なくとも一部は、抑制要素300(例えば、接着板)に向けられることができる。ライトの別の一部は、ハウジングの背壁160、側壁120、130、底部140、または上部150などの別の面に向けられることができる。光源200がフレームに据え付けられ、フレームが壁に据え付けられている場合、方向性ライトの一部は、壁に向けられることができる。昆虫トラップ1は、ハウジング100の面に向けられた方向性ライトの一部が面に反射し、ハウジング100の外側に見られることができるように、構成されることができる。
【0030】
昆虫トラップ1は、捕獲ゾーン11として定義される領域によって囲まれることができる(図5)。捕獲ゾーン11は、昆虫トラップ1の1m半径内、または、昆虫トラップ1の80cm半径内、半径60cm半径内、または40cm半径内の領域として定義されることができる。いくつかの実施形態において、捕獲ゾーンは、昆虫トラップ1が据え付けられる壁上の領域などの、昆虫トラップ1を囲んでいる領域として定義されることができる。いくつかの実施形態において、光源200によって放射された光の大部分は、筐体内または捕獲ゾーン内の面に選択的に向けられる。光が光源200によって放射される場合、その光は、一次光と呼ばれ得る。光が物質(例えば、面)に反射する場合、その反射光は二次光(または高次(例えば、三次、四次、五次))光と呼ばれ得る。いくつかの実施形態において、光源200によって放射された一次光の大部分は、筐体内または捕獲ゾーン内の面に選択的に向けられる。例えば、一次光の、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、または少なくとも98%は、筐体内または捕獲ゾーン内の面に向けられ得る。ある実施形態において、一次光の99%以上は、筐体内または捕獲ゾーン内の面に向けられ得る。
【0031】
単一の方向性光源(例えば、単一のLED)によって放射された光ビームは、図6に概略的に示される中心軸Aを有する。いくつかの実施形態において、光源200は、光ビームの中心軸Aがハウジングの内面を横切るように、向けられる。昆虫トラップ1が複数の方向性光源(例えば、LED)を含む場合、複数の光源の1つ又は複数の中心軸Aは、ハウジングの内面を横切る。さらなる実施形態において、複数の方向性光源200の中心軸Aのすべては、捕獲ゾーン11内の面を横切る。その面は、ハウジング100または壁の面であり得る。
【0032】
いくつかの実施形態において、光源200によって放射された一次光は、筐体101の内部に配置された接着板131に向けられる。光源200によって放射された一次光は、ハウジングの、背壁160、側壁120、130、底部140、または上部150にも向けられ得る。接着板131の面、背壁160、または筐体101の他の内面(側壁120、130、底部140、または上部150)に反射した、二次光または高次光の一部は、開口170を通って筐体101から漏れ出ることができる。
【0033】
図6に見られるように、光源200によって放射された光は、接着板310に向けられることができる。昆虫トラップ1がハエを捕獲するのに使用される場合、着地面(例えば、接着板310)の方に光源200から向かう光は、捕獲を増加させるのに役立ち得る。
【0034】
昆虫トラップ1は、光源200から放射された光を拡散させる、拡散器も含み得る。例えば、拡散器は、光を拡散させる半透明物質(例えば、半透明プラスチックまたはガラス膜)であり得る。拡散器は、光路が直接的に光源上かまたはさらに離れて設置されることができる。光源200はレンズも含み得る。レンズは、光の焦点を合わせるか、または光を望む方向に向かわせるのに、使用されることができる。
【0035】
壁(前壁110、側壁120、130、底部140、上部150、及び/または背壁160)の内面は、所望の反射特性を持つ色または面処理を有することができる。例えば、1つ又は複数の壁の内面は、反射材料で作られ得るか、または高反射材料(例えば、研磨された金属または鏡状のもの)または色などの反射特性を持つコーティングを有する。追加の反射面500は、光源200によって放射された光を向けるために、筐体内に、または開口の1つかまたはその近くに、位置付けられることができる。例えば、昆虫トラップ1の前にいる可能性のある者から離れて光を向けるために、隔壁は前向き開口の近くに位置付けられることができる。代わりに、内面は低反射率を有することができる。いくつかの実施形態において、壁の内面は、黒色、暗灰色、青色、茶色、緑色、または他の相対的に暗色などの、暗色を有する。昆虫トラップ1が接着板131を含む場合、接着板131は任意の適切な色であり得る。市販の色は白色及び黒色を含むが、他の色も使用されることができる。
【0036】
昆虫トラップ1の外面は、任意の適切な色を有することができ、部屋の装飾に適合させることができ、または、掛時計、標示、点灯装置、通気孔などの他の物体らしく見えるように、昆虫トラップ1を隠すように偽装されることができる。いくつかの実施形態において、昆虫トラップ1の外面は、黒色、暗灰色、青色、茶色、緑色、または他の相対的に暗色などの暗色を有する。
【0037】
昆虫トラップ1は、紫外光及び広く電気装置に関連した安全性欠陥を最小化するように構築されることができる。例えば、ハウジング100及び光源200は、昆虫トラップ1の外側に漏れるか、または昆虫トラップ1の付近の者に潜在的に到達する可能性がある、紫外線放射の量を最小化するように構成されることができる。昆虫トラップ1を出る紫外線放射の量は、ハウジング100の形状によって、光源200を適切に向けることによって、光がハウジング100の内部にほとんど残るように光を反射させることによって(例えば、反射面500の使用によって)、また、狭い波長の電球を使用することによって、最小化されることができる。ハウジングは、ほとんど人間がいない方向に、例えば、壁に沿って上方に、筐体から漏れる任意の放射を向けるように構築されることもできる。いくつかの実施形態において、昆虫トラップ1を出る紫外線放射の量は、光源200の方向、ビーム角、及び/または強度を制御することによって最小化される。このような制御は、例えば、LED電球の使用によって達成されることができる。昆虫トラップ1は、低電圧LED電球などの低電圧光源200も使用するように構成され得る。例示的な実施形態において、光源200は、12VのLEDライトを備える。
【0038】
昆虫トラップ1は、抑制要素300をさらに含む。抑制要素300は、昆虫が空間から取り除かれることができるように、昆虫を動けなくする接着面(例えば、接着板)であり得る。抑制要素300は、動かない死んだ昆虫が簡単に取り除くことができるように、着脱可能かつ交換可能であり得る。抑制要素300は、昆虫を気絶させるか、または昆虫の飛行経路を接着面に向ける、低電圧トラップ、または昆虫を感電死させる高電圧トラップなどの、電気トラップも含み得る。電気トラップは、昆虫トラップ1の電源250に接続されよう。
【0039】
昆虫トラップ1は電源250も含み得る。昆虫トラップ1(例えば、含まれる場合は、光源200、制御装置、及び電気トラップ)の作動要素に電力供給するのに十分である、任意の適切な電源250が使用されることができる。電源250は、昆虫トラップ1の電力供給される構成要素に、直流(DC)または交流(AC)のいずれかを送達することができる。例えば、電源250は、昆虫トラップ1を電源コンセント接続する電線、またはバッテリ装置であることができる。いくつかの実施形態において、昆虫トラップ1は、バッテリ及び家庭用電源への接続部を含み得る。いくつかの実施形態において、太陽電池及び/または充電式バッテリなどの、代わりの電源が使用されることができる。電源250は、作動要素によって必要とされる発電量を提供するように適合されることができる。例えば、昆虫トラップ1がLEDライトを含む場合、電源250は、低電圧(例えば、50V未満)を提供するように適合されることができる。昆虫トラップ1は、電源250と結合された変圧器も備え得る。
【0040】
図2に示されるように、昆虫トラップ1”は、例えば、ハウジング100の内部の餌場所400に据え付けられた、餌構成要素410を選択的に含み得る。餌構成要素410は、食料源またはフェロモンを含む、任意の適切な昆虫の餌または誘引剤、及び選択的に殺虫剤を含み得る。
【0041】
例示的な実施形態において、昆虫トラップ1は、ハウジング100の上部またはその近くの背壁160及び開口170、接着板131、及び、ハウジング100上に据え付けられた1つ又は複数の電球210を有する、ハウジング100を備える。1つ又は複数の電球210から放射された光は、接着板131及び背壁160に向けられる。接着板131、背壁160、及び、ハウジング100の内部の他の面から反射された光は、開口170を通って出ることができ、ハウジング100の周りの捕獲ゾーン11の一部を照らす。
【0042】
図9A、9B、及び10は、昆虫トラップ1001、2001及びハウジング1100、2100の代わりの実施形態を示す。図10の例示的なハウジング2100は、上部(2170)、底前部(2171)、及び側部(2172、2173)に位置付けられた、複数の開口2170、2171、2172、2173を含む。前部開口2171は、光源200からの光を反射する隔壁を含み得る。
【0043】
筐体の面(例えば、筐体の内部のまたは隣接した面)に向けられた光は、昆虫トラップが位置付けられる部屋にほぼ向けられた光よりも高い捕獲をもたらすことが、確認されている。光は筐体の内部の複数の面に向けられることができるが、接着板131及び任意選択で背壁160に向けられた光は、筐体全体を照らすよりも高い捕獲をもたらすことが、予想外に確認されている。さらに、電球が極近距離で接着板131に向けられた場合、筐体の内部の接着板131上に光の極度に照らされた領域をもたらし、高い捕獲が達成された。
【0044】
昆虫トラップ1は、ハウジング100の上部及びその近くの背壁160及び開口170、抑制要素300(例えば、接着板131)、及びハウジング100上に据え付けられた1つ又は複数の電球210を有する、ハウジング100を備える。ハウジング100は、ハウジング100の異なる側(例えば、第1の側、第2の側、前部、及び/または底部)上に位置され得る、2つ、3つ、4つ、またはそれ以上の開口も含み得る。いくつかの例において、壁(例えば、側壁120、130、上部150、または底部140)のうちの1つ又は複数は、欠落し、開口170を提供する。昆虫トラップ1は、光源200のうちの少なくとも1つが方向性光を含む、1つ又は複数の光源200をさらに備える。光源200は、ソケット220及びソケット220に据え付けられた電球210を含むことができる。電球210は、約340~約500nm、約365~約420nm、約380~約410nm、約385~約405nm、または約405nmの波長を有する光を放射することができる。光源200は、異なる波長の光を放射するように選択されることできる、複数の電球210を備えることができる。例えば、光源200は、360~400nm、400~450nm、450~500nm、385~405nm、約365nm、約385nm、約405nm、またはそれらの組合せの光を放射する、電球を備えることができる。少なくとも1つの電球210は、接着板131、背壁160、1つ又は複数の側壁、底部140、またはそれらの組合せに向けられる。昆虫トラップ1は、昆虫トラップ1の80cm半径、60cm半径、または40cm半径の内の捕獲ゾーン11として定義された範囲によって囲まれることができる。光源200によって放射された光の大部分(例えば、一次光の、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、または、少なくとも98%)は、筐体内または捕獲ゾーン内の面に選択的に向けられる。昆虫トラップ1は、電源250、ハウジング100の内部の餌場所400に据え付けられた任意選択の餌構成要素410、及び、電源200を遠隔で制御するのに使用されることができる制御機構600も含む。制御機構600は、遠隔制御及び/またはタイマーを含み得る。
【0045】
昆虫トラップ1は、従来技術の昆虫トラップを超えて複合的な利益を提供し得る。例えば、LED光源の使用により、昆虫トラップ1は、低エネルギー利用を有し、低電圧電源によって電力供給されることができ、それによって、安全性への懸念を減らす。LED光源は、熱もあまり生成せず、昆虫トラップ1のプラスチック部分及び接着板の寿命を増加させる。方向性LEDが、蛍光紫外光と同様かまたは時にはそれより良い効率でも、ハエを誘引するのに使用されることができるという、驚くべき発見のために、これらの利益が少なくとも部分的に可能となる。LED光源の実装は、時には近紫外線(またはUVA)帯域、または紫外光(例えば、約400nmを超える)と考えられる帯域の外部でさえもあり得る、より狭い波長帯域の使用も可能にし、昆虫トラップ1から漏れる紫外光への人間の潜在的被曝を低減させる。LED光源は、より小さいトラップの構築も可能にし、トラップを目立たないようにし、より小さい空間に収まるようにする。
【実施例
【0046】
イエバエを捕獲し動けなくする、様々な昆虫トラップの有効性が試験された。昆虫トラップは、開放された上部、光源、電源、及び接着板を有するハウジングを含む。ハウジングは、市販のハエ取り器、STEALTH(登録商標)Maxima(St.Paul,MNのEcolab Inc.,から購入可能)から入手された。ハウジングは、LEDライトを収容するように改造された。
【0047】
ハエ捕獲率は、標準試験プロトコルを使用して、半時間という期間に捕獲されたハエの数として評価された。およそ13~15日(幼生段階を含む)の成虫のイエバエ(Musica domestica Linnaeus)の人工飼育種が使用された。それぞれの試験期間中、100匹のハエが試験室に放出されたが、1m当たり約3.6匹の密集度という結果になった。試験室の寸法は、およそ19.5フィート(5.94m)×11フィート(3.35m)×7フィート(2.13m)だった。試験室は、試験中、80±5°F(26.7±-15℃)及び相対湿度35±10%で維持された。室内灯は、試験中に点灯され続けた。未使用の接着板がトラップに置かれた後、ハエは、部屋に1時間、順応するようにされた。30分後、接着板は取り除かれ、接着板に捕獲されたハエの数が数えられた。部屋のハエの数は、一次捕獲において捕獲されたハエと同じ数だけ補充された。新しい接着板がトラップに置かれ、捕獲されたハエが30分後に再び数えられた。二次捕獲が記録された。接着板を置き換えるこのプロセスは、統計的に代表データを実現するために、数度繰り返された。
【0048】
それぞれの例において、ハウジングには、説明されたようにLEDライトが装備されていた。LEDライトは、12V直流変圧器を使用して、所内電力によって電力供給された。
【0049】
実施例1
LEDライトを配向し、LEDから放射された光を指向する効果が評価された。試験の1セットにおいて、100個のLEDは、LEDからの光がハウジングの背壁に向けられ、試験室の中に出るように、配向された。試験の別のセットにおいて、1つの(1)LED構成要素は、ハウジングの筐体の内部の方に、放射された光を向けるように配向され、かつ、100個のLEDは、背壁に光を向け、室の中に出るように、配向された。平均捕獲が記録された。結果は図11に示される。
【0050】
筐体の内部に向けられた1つのLEDライトを含めて、100個のLEDによって達成された捕獲を増加させたことが、観察された。
【0051】
実施例2
LEDライトを配向し、LEDから放射された光を指向する効果が評価された。それぞれの試験において、ハウジングには、2つのLED光源、1つの放射紫外線ライト(約365nm)、及び、1つの放射青色ライト(約470nm)が装備された。ハウジングは、1つが前壁の内部にあり、もう1つが内部底部に沿ってある、2つの接着板と、ハウジングの背壁に沿って位置付けられた反射板を含む。
【0052】
第1の試験において、両方のLED光源は、ハウジングの背後及びその上の壁に向けられた。第2の試験において、両方のLED光源は、試験室の中に向けられた。第3の試験において、紫外線LEDは、ハウジングの背後及びその上の壁に向けられ、青色LEDは試験室の中に向けられた。第4の試験において、紫外線LEDは、ハウジングの背後及びその上の壁に向けられ、青色LEDはハウジングの内部の中に下方に向けられた。試験設定は、図12A~12Dに概略的に示される。
【0053】
結果は、図13の箱ひげ図に示される。試験室の中に向けられた両方のLEDは、最低の捕獲をもたらし、ハウジングの内部の方に1つのLEDを向けることは、最高の捕獲をもたらしたことが、観察された。
【0054】
実施例3
紫外線に加えて青色または緑色ライトの効果が評価された。ハウジングには、紫外線LED(約365nm)だけか、または、紫外線ライト及び青色ライト(約470nm)か緑色ライト(約510nm)かのいずれかを放射する、LED光源が装備された。ハウジングには1つの接着板が装備された。
【0055】
結果は、図14の箱ひげ図に示される。紫外線を加えた青色及び緑色ライトの両方は、紫外線だけよりも捕獲を増加させた。
【0056】
実施例4
紫外線に加えて青色ライトの効果が評価された。ハウジングには、紫外線ライト(約365nm)だけか、または、紫外線ライト及び青色ライト(約470nm)のいずれかを放射する、LED光源が装備された。ハウジングには1つの接着板が装備された。それぞれの試験において、2つのスポットライト型ライトが使用され、1つは接着板の方へ光を向けるように位置付けられ、もう1つは開口に向かって上方に背壁に沿って角度付けられた。スポットライトは、3つのLED構成要素を含んだ。
【0057】
結果は以下の表1に示される。青色ライトだけは、紫外線だけに比べて捕獲を減少させたが、紫外線及び青色ライト合わせては、紫外線だけに匹敵する結果を達成したことが、観察された。
【表1】
【0058】
実施例5
LED紫外光源を備えたハエ捕獲が、蛍光紫外光源と比較された。LED設定において、2つのスポットライト型ライトが使用され、1つは接着板の方へ光を向けるように位置付けられ、もう1つは開口に向かって上方に背壁に沿って角度付けられた。LEDライトは、黒色ハウジング及び白色ハウジングで試験された。蛍光ライトは、白色ハウジングのみにおいて試験された。蛍光設定において、2つの蛍光灯は、ハウジングの内部に水平に設置された。
【0059】
12の試験がそれぞれの設定で実行され、結果は、午前中及び午後中に実行された試験として別々に記録された。その結果は図15に示される。接着板及び背壁の方に向けられた、LED光源を使用した捕獲は、蛍光光源を使用した捕獲と匹敵することが、観察された。
【0060】
実施例6
光源を備えるいくつかの様々なハエ取り器が試験され、比較された。試験されたハエ取り器は、以下であった(図16に提示されている順番に):
Ecolabから入手可能な、2つの蛍光電球を使用したSTEALTH(登録商標)Maxima
2つのLEDスポットライト、タイプ1を使用した、STEALTH(登録商標)Maxima
Jonesboro,ARのGilbert Industriesから入手可能な、GILBERT(登録商標)2002GT
Horicon,WIのGardner Productsから入手可能な、GARDNER(商標)GT-200
Florham Park,NJのBASFから入手可能な、VECTOR(登録商標)CLASSIC(登録商標)
Columbus,NEのParaclipseから入手可能な、PARACLIPSE(登録商標)Insect Inn II
2つのLEDスポットライト、タイプ2を使用した、STEALTH(登録商標)Maxima
Gardner Productsから入手可能な、GARDNER(商標)WS-85
【0061】
STEALTH(登録商標)Maximaフレームが、市販の2つの蛍光電球構成とともに、LEDスポットライトの2つの異なるタイプ(タイプ1とタイプ2)で試験された。
【0062】
結果は、図16に示される。LEDを適合させるためのさらなる最適化なしに、STEALTH(登録商標)Maximaフレームにおける2つのタイプ1のLEDを使用した捕獲が、蛍光電球を備えたSTEALTH(登録商標)Maximaとほぼ同じくらい高く、また競合デバイスよりも高い捕獲をもたらすことが観察された。
【0063】
実施例7
光源を接着板の近くに置く効果が調べられた。昆虫トラップには、2つのLED紫外ライトが備えられた。1つのライトは、黒壁に据え付けられた接着板に向けられ、接着板から約2~3インチ(約5.08~7.62cm)内に位置付けされた。もう1つのライトは、接着板に向けられ、昆虫トラップの床に据え付けられた接着板から約3~4インチ(約7.62~10.16cm)内に位置付けされた。ライトの位置付けは、ハウジングの内部における非常に強いスポットライトをもたらした。
【0064】
図17は、試験後のハウジングの内部の写真を示す。最も強い照明範囲に、ハエの密集が確認できる。接着板に近い、またそれに向けた光源の位置付けによって、向上した捕獲が達成される可能性のあることが観察された。
【0065】
実施例8
様々な波長のLEDライトの様々な組合せの効果が評価された。365nm、385nm、及び405nmの組合せが、表2に従って試験された。実施例5においてトラップが設置され、そこでは、2つのスポットライトタイプの光が使用され、1つは、接着板に光を向けるように位置付けられ、もう1つは、開口に向けて上向きに、また背壁に沿って傾けられた。1つのみの波長が挙げられている試験では、2つの電球が使用された。3つの光源が挙げられている場合(例えば、組合せ1:2×405nmと1×365nm)、2つの電球が使用され、各電球には、表に示されているようなLEDの組合せが含まれた。試験のすべてにおいて、使用された総電力(ワット)は、電源個数に関係なく、同じであった。全体平均の結果は、図18に図表で示される。
【表2】
【0066】
最も高い捕獲が、405nmのLED電球で得られることが観察された。
【0067】
実施例9
本開示による405nmLED電球を備える銀色の昆虫トラップ(試作品)を使用したハエ捕獲が、蛍光紫外電球を備える市販の白色昆虫トラップ(STEALTH(登録商標)Maxima)と比較された。実施例5において試作品のトラップが設置され、そこでは、2つのスポットライトタイプの光が使用され、1つは、接着板に光を向けるように位置付けられ、もう1つは、開口に向けて上向きに、また背壁に沿って傾けられた。結果は、表3及び図19に示される。
【表3】
【0068】
405nmのLED電球を備える銀色の試作品が、市販の昆虫トラップと同様に機能することが観察された。
【0069】
実施例10
様々な波長のLEDライト(青色光、365nm、385nm、及び405nm)を使用したハエ捕獲が試験された。実施例5においてトラップが設置され、そこでは、2つのスポットライトタイプの光が使用され、1つは、接着板に光を向けるように位置付けられ、もう1つは、開口に向けて上向きに、また背壁に沿って傾けられた。結果は、表4及び図20に示される。
【表4】
【0070】
最も高い捕獲が、405nmのLED電球で得られ、僅差で385nmのLED電球がそれに続くことが観察された。捕獲が、365nmよりも385~405nmの範囲でわずかに高くなることがさらに観察された。
【0071】
実施例11
様々な波長のLEDライト(365nm、385nm、及び405nm)を使用したハエ捕獲が試験された。電球は、St Paul,MNのNexternから入手可能な、特別注文のNEXTERN電球であった。実施例5においてトラップが設置され、そこでは、2つのスポットライトタイプの光が使用され、1つは、接着板に光を向けるように位置付けられ、もう1つは、開口に向けて上向きに、また背壁に沿って傾けられた。結果は、表5及び図21に示される。
【表5】
【0072】
最も高い捕獲が、405nmのLED電球で得られ、僅差で385nmのLED電球がそれに続くことが観察された。
【0073】
実施例12
試作品のトラップ、及び蛍光紫外電球を備える市販の白色昆虫トラップ(STEALTH(登録商標)Maxima)における2つの異なるLED電球を使用して、ハエ捕獲が試験された。実施例5において試作品のトラップが設置され、そこでは、2つのスポットライトタイプの光が使用され、1つは、接着板に光を向けるように位置付けられ、もう1つは、開口に向けて上向きに、また背壁に沿って傾けられた。LED電球は、405nm電球(ChinaのShenzhen Exceed Electronicから入手可能なEXCEED電球とNEXTERN電球)であった。NEXTERN電球は、それが凍結カバーを有する点で、EXCEED電球とは異なる。結果は、表6及び図22に示される。
【表6】
【0074】
White Maximaトラップが、わずかに優れて機能したが、LED電球による試作品も、NEXTERN電球がEXCEED電球よりわずかに高い捕獲の結果をもたらして、うまく機能することが観察された。
【0075】
実施例13
様々な波長のLEDライト(青色光、365nm、385nm、及び405nm)を使用したノミバエのハエ捕獲が試験された。実施例5においてトラップが設置され、そこでは、2つのスポットライトタイプの光が使用され、1つは、接着板に光を向けるように位置付けられ、もう1つは、開口に向けて上向きに、また背壁に沿って傾けられた。ノミバエが他の実施例で使用されるイエバエよりも小さいことから、試験方法が調整された。この試験では、50匹のノミバエが、クリアアクリル製で、2フィート(60.98cm)×2フィート(60.98cm)×6.5フィート(198.12cm)のおよそのサイズを有するフライトボックスの中に放された。30分の間隔で、一度に1つずつトラップが試験され、試験順番は、無作為化された。試験されるトラップは、壁に付けられたフライトボックスの中に置かれ、トラップの上の壁を覆うのに白い紙が使用された。ハエは、フライトボックスの中に放され、30分後にトラップの接着板が調べられた。結果は、表7及び図23に示される。
【表7】
【0076】
最も高い捕獲が、青色(470nm)LED電球で得られ、405nmのLED電球がそれに続くことが観察された。波長を変えることによって、様々な昆虫の種類をターゲットとするように、昆虫トラップが調整され得ることが結論付けられた。
* * *
【0077】
本発明の特定の実施形態が説明されているが、その他の実施形態も存在し得る。本明細書は、発明を実施するための形態を含むが、本発明の範囲は、以下の請求項によって示される。さらに、本明細書は、構造的特徴及び/または方法論的動作に特有の言語で説明されているが、請求項は、上に説明された特徴または動作に限定されるものではない。むしろ、上に説明された特定の特徴及び動作は、本発明の例示的な態様及び実施形態として開示される。様々なその他の態様、実施形態、修正形態、及びそれらの均等物は、本明細書における発明を実施するための形態を読んだ後、本発明の趣旨、または請求項に記載された発明の対象の範囲から逸脱することなく、当業者にそれら自体を示唆し得る。以下、本発明の実施形態の例を列記する。
[1]
(a)壁及び少なくとも1つの開口を備え、前記壁が内部空間を画定する、ハウジングと;
(b)前記内部空間に据え付けられた方向性光源を備え、前記光源は、LEDライトを備え、前記光源は、前記光源から放射された光の大部分が前記内部空間における1つ又は複数の面に向けられるように位置付けられた、光源と;
(c)前記内部空間に据え付けられ、かつ節足動物を動けなくするか、殺傷するか、または封じ込めるように構成された、抑制要素と、を備える、トラップ。
[2]
(a)壁及び少なくとも1つの開口を備え、前記壁が内部空間を画定する、ハウジングと;
(b)前記内部空間に据え付けられた方向性光源を備え、前記光源は、350~500nmの範囲の1つ又は複数の波長で光を放射するように構成され、前記光源は、前記光源から放射された前記光の大部分が前記内部空間における1つ又は複数の面に向けられるように位置付けられた、光源と;
(c)前記内部空間に据え付けられ、かつ節足動物を動けなくするか、殺傷するか、または封じ込めるように構成された、抑制要素と、を備える、トラップ。
[3]
(a)面上に据え付け可能なフレームと;
(b)前記フレーム上に据え付けられた方向性光源を備え、前記光源が、紫外光、紫色光、青色光、緑色光、及びそれらの組合せから選択される1つ又は複数の波長の光を放射するように構成され、かつ前記光源は、前記光源から放射された前記光の大部分が前記面に向けられるように位置付けられた、光源と;
(c)前記光源に電力を送達するように適合された電源と、
(d)前記フレーム上に据え付けられ、節足動物を動けなくするか、殺傷するか、または封じ込めることが可能である、抑制要素と、を備える、トラップ。
[4]
前記抑制要素が接着板である、項目1~3のいずれか一項に記載のトラップ。
[5]
前記抑制要素が電気抑制要素である、項目1~4のいずれか一項に記載のトラップ。
[6]
前記方向性光源が、1つ又は複数のLEDを備える、項目1~5のいずれか一項に記載のトラップ。
[7]
前記方向性光源が紫外光を放射する、項目1~6のいずれか一項に記載のトラップ。
[8]
前記トラップが、バッテリ電源を備える電源を備える、項目1~7のいずれか一項に記載のトラップ。
[9]
前記トラップが、系統電力への接続を備える電源を備える、項目1~8のいずれか一項に記載のトラップ。
[10]
前記方向性光源によって放射された前記光の25%未満が、前記昆虫トラップの内面から反射することなく前記内部空間から漏れるように、前記方向性光源が位置付けられる、項目1~9のいずれか一項に記載のトラップ。
[11]
前記節足動物がハエを含み、前記波長が前記ハエを誘引するように選択される、項目1~10のいずれか一項に記載のトラップ。
[12]
前記フレームが、壁及び少なくとも1つの開口を備えるハウジングをさらに備え、前記壁が内部空間を画定し、前記光源及び前記抑制要素が、前記内部空間に据え付けられる、項目2に記載のトラップ。
[13]
前記光源が、380~420nmの範囲の波長の光を放射するように構成される、項目2~12のいずれか一項に記載のトラップ。
[14]
前記光源が、385~410nmの範囲の波長の光を放射するように構成される、項目2~13のいずれか一項に記載のトラップ。
[15]
前記トラップが、約405nmの波長の光を放射するように構成された、少なくとも1つの光源を備える、項目2~14のいずれか一項に記載のトラップ。
[16]
前記ハウジングが、前面カバーを備える、項目1、2、及び4~15のいずれか一項に記載のトラップ。
[17]
前記ハウジングが背壁を備え、前記前面カバーが前記背壁に枢動可能に接続される、項目16に記載のトラップ。
[18]
前記前面カバーがヒンジによって前記背壁に接続され、前記前面カバーが、開位置及び閉位置を有する、項目17に記載のトラップ。
[19]
前記前面カバーが着脱可能である、項目16に記載のトラップ。
[20]
前記ハウジングが、背壁及び前記背壁と結合された前面カバーを備え、前記背壁及び前記前面カバーが、1つ又は複数の開口を画定する、項目1、2、及び4~19のいずれか一項に記載のトラップ。
[21]
前記ハウジングが、上端開口、1つ又は複数の側面開口、下端開口、またはそれらの組合せを備える、項目1、2、及び4~20のいずれか一項に記載のトラップ。
[22]
前記ハウジングが、前記内部空間にフレームを備え、前記光源が前記フレーム上に据え付けられる、項目1、2、及び4~21のいずれか一項に記載のトラップ。
[23]
前記LEDライトが、イエバエを誘引するように選択された波長を有する、項目1~22のいずれか一項に記載のトラップ。
[24]
前記LEDライトが、ショウジョウバエを誘引するように選択された波長を有する、項目1~23のいずれか一項に記載のトラップ。
[25]
前記LEDライトが、ガを誘引するように選択された波長を有する、項目1~24のいずれか一項に記載のトラップ。
[26]
項目1~25のいずれか一項に記載のトラップの使用。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
図10
図11
図12A
図12B
図12C
図12D
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
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図24