(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-26
(45)【発行日】2024-04-03
(54)【発明の名称】基板処理装置、基板処理設備、及び基板処理方法
(51)【国際特許分類】
H01L 21/027 20060101AFI20240327BHJP
H01L 21/324 20060101ALI20240327BHJP
H01L 21/677 20060101ALI20240327BHJP
【FI】
H01L21/30 567
H01L21/324 S
H01L21/324 Q
H01L21/68 A
(21)【出願番号】P 2022139807
(22)【出願日】2022-09-02
【審査請求日】2022-09-02
(31)【優先権主張番号】10-2021-0119934
(32)【優先日】2021-09-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0101051
(32)【優先日】2022-08-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518162784
【氏名又は名称】セメス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】ジュン,スン チュル
(72)【発明者】
【氏名】ハン,サン ボク
【審査官】植木 隆和
(56)【参考文献】
【文献】特開平07-297254(JP,A)
【文献】特開平09-017839(JP,A)
【文献】特開2008-292928(JP,A)
【文献】特開2015-076472(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/027
G03F 7/20
H01L 21/68
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の熱処理チャンバーを含む基板処理装置において、
前記複数の熱処理チャンバーの各々の裝着可否を判断することができる複数のセンサーと、
前記複数のセンサーの測定結果に応じて、交替される熱処理チャンバーの情報をリーディングすることができる信号を生成する制御部と、
前記複数の熱処理チャンバーに各々に付着されて熱処理チャンバーの情報を含む第1コードと、
前記複数の熱処理チャンバーの各々が付着される位置情報を含む第2コードと、
を含
み、
前記複数のセンサーは、前記複数の熱処理チャンバーの数に対応される数に提供され、
前記制御部で信号が生成されれば、前記第1コード及び前記第2コードを認識することができるスキャン装置を通じて、交替される熱処理チャンバーの情報をスキャンする、
基板処理装置。
【請求項2】
複数の熱処理チャンバーを含む基板処理装置において、
前記複数の熱処理チャンバーの各々の裝着可否を判断することができる複数のセンサーと、
前記複数のセンサーの測定結果に応じて、交替される熱処理チャンバーの情報をリーディングすることができる信号を生成する制御部と、
を含み、
前記複数のセンサーは、前記複数の熱処理チャンバーの数に対応される数に提供され、
前記制御部と前記複数の熱処理チャンバーは、IO接点を通じて連結されることを
特徴とす
る基板処理装置。
【請求項3】
前記センサーは、B接点センサーである、請求項1又は2に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記センサーは、前記熱処理チャンバーが装着されれば、オフされ、前記熱処理チャンバーが脱去されれば、オンされることを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。
【請求項5】
複数の第1熱処理チャンバーを含む第1基板処理装置と、
複数の第2熱処理チャンバーを含む第2基板処理装置と、
前記第1基板処理装置と前記第2基板処理装置の各々に含まれた複数の第1及び第2熱処理チャンバーの全体情報を収集して格納する格納サーバーと、
を含む基板処理設備において、
前記第1基板処理装置は、
前記複数の第1熱処理チャンバーの各々の裝着可否を判断することができる複数の第1センサーと、
前記複数の第1センサーの測定結果に応じて、交替される第1熱処理チャンバーの情報をリーディングすることができる信号を生成する第1制御部と、
前記複数の第1熱処理チャンバーに各々に付着されて第1熱処理チャンバーの情報を含む第1コードと、
前記複数の第1熱処理チャンバーの各々が付着される位置情報を含む第2コードと、
を含み、
前記第2基板処理装置は、
前記複数の第2熱処理チャンバーの各々の裝着可否を判断することができる複数の第2センサーと、
前記複数の第2センサーの測定結果に応じて、交替される第2熱処理チャンバーの情報をリーディングすることができる信号を生成する第2制御部と、
前記複数の第2熱処理チャンバーに各々に付着されて第2熱処理チャンバーの情報を含む第1コードと、
前記複数の第2熱処理チャンバーの各々が付着される位置情報を含む第2コードと、
を含み、
前記複数の第1センサーは、前記複数の第1熱処理チャンバーの数に対応される数に提供され、
前記複数の第2センサーは、前記複数の第2熱処理チャンバーの数に対応される数に提供され、
前記第1制御部又は前記第2制御部で信号が生成されれば、前記第1コード及び前記第2コードを認識することができるスキャン装置を通じて交替される第1熱処理チャンバー又は第2熱処理チャンバーの情報をスキャンする
基板処理設備。
【請求項6】
前記第1センサー及び前記第2センサーは、B接点センサーである請求項
5に記載の基板処理設備。
【請求項7】
前記第1制御部と前記複数の第1熱処理チャンバー、そして前記第2制御部と前記複数の第2熱処理チャンバーは各々IO接点を通じて連結されることをする請求項
5に記載の基板処理設備。
【請求項8】
前記交替される第1熱処理チャンバー又は第2熱処理チャンバーの情報は、スキャンされて前記格納サーバーに格納される請求項
5に記載の基板処理設備。
【請求項9】
複数の熱処理チャンバーを利用して基板を処理する方法において、
複数の熱処理チャンバーの各々の裝着可否を判断することができる複数のセンサーのオンオフ可否を確認する段階と、
前記複数のセンサーの中でオンされるセンサーに対応される熱処理チャンバーの情報を読み出すことができる信号を生成する段階と、
前記信号に応じて、前記対応される熱処理チャンバーに付着されて熱処理チャンバーの情報を含む第1コードと、前記対応される熱処理チャンバーが付着される位置情報を含む第2コードと、をスキャンする段階と、
を含む基板処理方法。
【請求項10】
スキャンした
前記熱処理チャンバーの情報及び
前記位置情報をサーバーに格納する段階と、を
さらに含む請求項
9に記載の基板処理方法。
【請求項11】
前記センサーは、B接点センサーである
、請求項
9又は請求項
10に記載の基板処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は基板処理装置、基板処理設備、及び基板処理方法に関する。より詳細には、本発明は熱処理チャンバーの交替可否を容易に把握することができる基板処理装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体素子を製造するためには洗浄、蒸着、写真、蝕刻、そしてイオン注入等のような多様な工程が遂行される。このような工程の中で写真工程は基板の表面にフォトレジストのような感光液を塗布して膜を形成する塗布工程、基板に形成された膜に回路パターンを転写する露光工程、露光処理された領域、又はその反対領域で選択的に基板上に形成された膜を除去する現像工程を含む。
【0003】
一例示によれば、塗布工程はスピナー設備を含むことができる。スピナー設備内には複数の熱処理チャンバーが装着され、該当熱処理チャンバーの問題が発生する時、該当熱処理チャンバーを解体し、新規なチャンバーを装着するか、又は熱処理チャンバーの改造アイテムがある場合、現場で改造が不可であり、改造アイテムが適用された新規熱処理チャンバーを装着しなければならない。
【0004】
スピナー設備の場合、装着される熱処理チャンバーが交替されることが多数あるが、変更された熱処理チャンバーのシリアルナンバー及び熱処理チャンバーが装着される位置を手動で入力するので、欠落されるか、或いは誤差が発生する場合がある。
【0005】
特に、熱処理チャンバーのタイプによって制御方式が異なる場合、ソフトウェアは各タイプの駆動ロジックを含み、熱処理チャンバーのタイプ情報を格納するのにこの情報をユーザが誤って入力すれば、誤動作する問題が発生することができる。
【0006】
図1A乃至
図1Bは既存の基板処理装置での熱処理チャンバーを示す図面である。
図1Aを参照すれば、熱処理チャンバー320には熱処理チャンバーの生産情報、タイプ、適用部品現状、修理回数等の情報がある各チャンバー別の固有のシリアルナンバーが付与されるが、現在はラベル付着で肉眼のみで確認可能な問題点があった。
図1Bを参照すれば、該当シリアルナンバーを設備から読み出すためには各熱処理チャンバー320の装着位置ごとにシリアルナンバーをリーディングするための装置(Scanner、RF Antenna)が装着されることが必要とするので、これは設備が複雑になる問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は熱処理チャンバーが交替される場合、ユーザ作業及びエラーを最小化しようとすることにある。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は以上で言及された課題に制限されない。言及されない他の技術的課題は以下の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
複数の熱処理チャンバーを含む基板処理装置が開示される。
【0011】
前記装置は、前記複数の熱処理チャンバーの各々の裝着可否を判断することができる複数のセンサーと、を含むことができる。
【0012】
一例示によれば、前記複数のセンサーは前記複数の熱処理チャンバーの数に対応される数に提供されることができる。
【0013】
一例示によれば、前記センサーはB接点センサーであり得る。
【0014】
一例示によれば、前記センサーは前記熱処理チャンバーが装着されれば、オフされ、前記熱処理チャンバーが脱去されれば、オンされることができる。
【0015】
一例示によれば、前記複数のセンサーの測定結果に応じて、交替される熱処理チャンバーの情報をリーディングすることができる信号を生成する制御部と、をさらに含むことができる。
【0016】
一例示によれば、前記複数の熱処理チャンバーに各々に付着されて熱処理チャンバーの情報を含む第1コード、及び前記複数の熱処理チャンバーの各々が付着される位置情報を含む第2コード、を含むことができる。
【0017】
一例示によれば、前記制御部で信号が生成されれば、前記第1コード及び前記第2コードを認識することができるスキャン装置を通じて交替される熱処理チャンバーの情報をスキャンすることができる。
【0018】
一例示によれば、前記制御部と前記複数の熱処理チャンバーはIO接点を通じて連結されることができる。
【0019】
本発明の他の一実施形態による複数の第1熱処理チャンバーを含む第1基板処理装置、及び複数の第2熱処理チャンバーを含む第2基板処理装置を含む基板処理設備が開示される。
【0020】
一例示によれば、前記第1基板処理装置は前記複数の第1熱処理チャンバーの各々の裝着可否を判断することができる複数の第1センサーと、を含み、前記第2基板処理装置は前記複数の第2熱処理チャンバーの各々の裝着可否を判断することができる複数の第2センサーと、を含み、前記基板処理設備は前記第1基板処理装置と前記第2基板処理装置の各々に含まれた複数の第1及び第2熱処理チャンバーの全体情報を収集して格納する格納サーバーと、をさらに含むことができる。
【0021】
一例示によれば、前記交替される第1熱処理チャンバー又は第2熱処理チャンバーの情報はスキャンされて前記格納サーバーに格納されることができる。
【0022】
本発明のその他の一実施形態によって複数の熱処理チャンバーを利用して基板を処理する方法が開示される。
【0023】
複数の熱処理チャンバーの各々の裝着可否を判断することができる複数のセンサーのオンオフ可否を確認する段階、及び前記複数のセンサーの中でオンされるセンサーに対応される熱処理チャンバーの情報を読み出すことができる信号を生成する段階、を含むことができる。
【0024】
一例示によれば、前記信号に応じて前記対応される熱処理チャンバーの情報及び位置情報をスキャンする段階、を含むことができる。
【0025】
一例示によれば、前記スキャンした熱処理チャンバーの情報及び位置情報をサーバーに格納する段階、を含むことができる。
【0026】
一例示によれば、前記センサーはB接点センサーであり得る。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、熱処理チャンバーが交替される場合、ユーザ作業及びエラーを最小化することができる。
【0028】
本発明の効果は上述した効果によって制限されない。上述されない効果は本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1A】既存の基板処理装置での熱処理チャンバーを示す図面である。
【
図1B】既存の基板処理装置での熱処理チャンバーを示す図面である。
【
図2】本発明の一実施形態による基板処理装置の構成を説明するための図面である。
【
図3】既存のセンサーでの動作構成を説明するための図面である。
【
図4】本発明によるセンサーでの動作構成を説明するための図面である。
【
図5】本発明の他の一実施形態による基板処理装置の構成を説明するための図面である。
【
図6】本発明の一実施形態による基板処理設備を示す図面である。
【
図7】本発明の一実施形態による制御部と熱処理チャンバーとの間の連結を説明するための図面である。
【
図8】本発明の一実施形態による基板処理装置を概略的に示す斜視図である。
【
図9】
図8の塗布ブロック又は現像ブロックを示す基板処理装置の断面図である。
【
図12】
図10の熱処理チャンバーの一例を概略的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下では添付した図面を参考として本発明の実施形態に対して本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかし、本発明は様々な異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施形態に限定されない。また、本発明の望ましい実施形態を詳細に説明することにおいて、関連された公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曖昧にすることができていると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。また、類似な機能及び作用をする部分に対しては図面の全体に亘って同一な符号を使用する。
【0031】
ある構成要素を‘含む’ということは、特別に反対になる記載がない限り、他の構成要素を除外することではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。具体的に、“含む”又は“有する”等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとすることがであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないことと理解されなければならない。
【0032】
単数の表現は文脈の上に明確に異なりに表現しない限り、複数の表現を含む。また、図面で要素の形状及びサイズ等はより明確な説明のために誇張されることができる。
【0033】
以下、本発明の実施形態を添付された図面を参照してさらに詳細に説明する。本発明の実施形態は様々な形態に変形することができ、本発明の範囲が以下の実施形態に限定されることとして解釈されてはならない。本実施形態は当業界で平均的な知識を有する者に本発明をさらに完全に説明するために提供されることである。したがって、図面での要素の形状はより明確な説明を強調するために誇張されている。
【0034】
本発明は熱処理チャンバー320が交替される場合、ユーザ作業及びエラーを最小化するために、熱処理チャンバー320の裝着位置に熱処理チャンバー320の裝着可否を知るセンサー330を装着して該当センサー330が変更されることと熱処理チャンバー320の交替可否を認知してユーザが交替される熱処理チャンバー320のシリアルナンバーの登録を欠落しないように認知させることができる。既存の場合、全体熱処理チャンバー320の各々のシリアルナンバーをリーディングすることができるリーダー器を装着しなければならなく、1つのリーダー器で人が直接リーディングする場合、欠落発生の恐れがあった。
【0035】
一例示によれば、熱処理チャンバー320に装着されるセンサー330はB接点センサーで構成することを通じて熱処理チャンバー320の交替のときのみにセンサー330がオンされるようにすることによって、効率的に交替可否を判断することができる。また、熱処理チャンバー320のシリアルナンバーをQRコードの方式に付着してユーザがスキャンできるようにし、該当熱処理チャンバー320が装着される位置とシリアルナンバーを同時に読み出すように二重QRコードを付着してユーザが該当熱処理チャンバー320がどの位置に裝着されるかも同時に認知されるようにする。
【0036】
以下では図面を通じて本発明の実施形態に対してより詳しく説明するようにする。
【0037】
図2は本発明の一実施形態による基板処理装置の構成を説明するための図面である。
【0038】
図2を参照すれば、複数の熱処理チャンバー320を含む基板処理装置が開示される。一例示によれば、複数の熱処理チャンバー320の各々の裝着可否を判断することができる複数のセンサー330を含むことができる。
【0039】
複数のセンサー330は複数の熱処理チャンバー320の数に対応される数に提供されることができる。一例示によれば、複数のセンサー330は複数の熱処理チャンバー320が装着される裝着ケース又は裝着位置に対応される数に提供されることができる。本明細書では、複数の熱処理チャンバー320が装着されるケースが提供されることができ、ケースなしで熱処理チャンバー320が定まれた裝着位置に置かれることを裝着であると看做すこともできる。以下では、後者のケースで説明する。
図2によれば、熱処理チャンバー320が裝着されることができる裝着位置は6つに提供され、センサー330も6つに提供されることができる。一例示によれば、センサー330はB接点センサーで提供されることができる。一例示によれば、センサー330は熱処理チャンバー320が装着されれば、オフされ、熱処理チャンバー320が脱去されれば、オンされることができる。ここで、脱去というのは熱処理チャンバー320が裝着位置を抜け出す場合を意味する。より詳細なセンサー330の動作特性は
図3乃至
図4で後述する。
【0040】
制御部331は、複数のセンサー330の測定結果に応じて、交替される熱処理チャンバー320の情報をリーディングすることができる信号を生成することができる。一例示によれば、制御部331は熱処理チャンバー320の裝着位置に熱処理チャンバー320を感知するためのB接点センサーを装着し、センサー330の変化によって熱処理チャンバー320の交替を認知して熱処理チャンバー320のシリアルナンバーのリーディングが必要であることをUIに表示することができる。一例示によれば、制御部331はSN登録を欠落しないようにこれと関連されたメッセージを出力することができる。
【0041】
図2を参照すれば、中央下部分に位置した熱処理チャンバー320が交替される状況を示す。
図2を参照すれば、本発明によるセンサー330は熱処理チャンバー320が脱去されて該当スロットが空いた場合、センサー330をオンすることによって熱処理チャンバー320が交替されることを迅速に知らせることができ、これを制御部331に伝達して交替される熱処理チャンバー320の情報を読み出すことができる効果がある。
【0042】
図2によれば、熱処理チャンバー320が装着される場合、センサー330はオフされ、熱処理チャンバー320が装着されない場合、センサー330はオンされる。即ち、熱処理チャンバー320を交替しようとする場合、センサー330の状態変化はオフ->オン->オフであり得る。このようなセンサー330での変化を制御部331で感知し、連結されたディスプレー又はUIにスキャナリーディングが必要であるというメッセージをディスプレーすることができる。
【0043】
図3は既存のセンサーでの動作構成を説明するための図面である。
【0044】
図3によれば、既存のセンサーはA接点センサーを利用する場合を図示する。
【0045】
A接点センサーを利用する場合、熱処理チャンバー320が装着されている時、センサーがオンされ、熱処理チャンバー320が装着されていない時、センサーがオフされる。しかし、このような場合、熱処理チャンバー320の自体、或いは熱処理チャンバー320が含まれた基板処理装置の電源がオフされた場合にもセンサーがオフされるので、チャンバーの交替可否と電源オフを区別することができない問題点があった。
【0046】
図4は本発明によるセンサー330での動作構成を説明するための図面である。
【0047】
図4によれば、本発明によるセンサー330はB接点センサーを利用する。
【0048】
B接点センサーを利用する場合、熱処理チャンバー320が装着されている時、センサーがオフされ、熱処理チャンバー320が装着されていない時、センサーがオンされる。B接点センサーを利用する場合、熱処理チャンバー320の自体、或いは熱処理チャンバー320が含まれた基板処理装置の電源がオン又はオフされたと関わらず、センサーはオフされているので、電源オフを熱処理チャンバー320の解除として誤って認識することを防止することができる効果が存在する。
【0049】
図5は本発明の他の一実施形態による基板処理装置の構成を説明するための図面である。
【0050】
図5を参照すれば、複数の熱処理チャンバー320に各々に付着されて熱処理チャンバー320の情報を含む第1コード341、及び複数の熱処理チャンバー320の各々が付着される位置情報を含む第2コード342、を含む実施形態が開示される。第1コード341と第2コード342は複数の熱処理チャンバー320の数又は裝着位置の数に各々対応されるように提供されることができる。一例示によれば、第1コード341と第2コード342はQRコードであり得る。一例示によれば、第1コード341と第2コード342はQRコードに限定されなく、情報を含むことができるコードの形態であれば、様々な他の実施形態として提供されることができる。
【0051】
既存の場合、熱処理チャンバー320のシリアルナンバーには熱処理チャンバー320の位置情報は含まれていないので、熱処理チャンバー320の位置を変更する時、シリアルナンバーを毎度に変更しなければならない問題点があった。
【0052】
本発明では熱処理チャンバー320の裝着位置情報を含む第2コード342を追加装着してスキャン装置343で2つのQRコードを同時にリーディングすることを通じて、基板処理装置に含まれた複数の熱処理チャンバー320にスキャン装置343を装着しなく、1つのスキャン装置343のみを利用してシリアルナンバー及び裝着位置を把握することができる効果が存在する。制御部331では熱処理チャンバー320の交替信号が生成されれば、第1コード341及び第2コード342を認識することができるスキャン装置343を通じて交替される熱処理チャンバー320の情報をスキャンすることができる。スキャン装置343は第1コード341及び第2コード342の情報を認識することができるスキャナであり得る。
【0053】
図6は本発明の一実施形態による基板処理設備を示す図面である。
【0054】
一例示によれば、複数の第1熱処理チャンバー320を含む第1基板処理装置10、及び複数の第2熱処理チャンバー320を含む第2基板処理装置10’を含む基板処理設備1が開示されることができる。
【0055】
第1基板処理装置10は複数の第1熱処理チャンバーの各々の裝着可否を判断することができる複数の第1センサーを含み、第2基板処理装置10’は複数の第2熱処理チャンバーの各々の裝着可否を判断することができる複数の第2センサーを含むことができる。基板処理設備1は第1基板処理装置10と第2基板処理装置10’の各々に含まれた複数の第1及び第2熱処理チャンバーの全体情報を収集して格納する格納サーバー11をさらに含むことができる。
【0056】
各々の基板処理装置10、10’が含む熱処理チャンバー320及びセンサー330、制御部331に対しては
図2乃至
図5で叙述したことと同一な部分に対しては説明を省略する。
【0057】
図6を参照すれば、複数の基板処理装置10、10’の各々が含む熱処理チャンバー320の情報を格納する格納サーバー11が開示される。格納サーバー11は交替される第1熱処理チャンバー又は第2熱処理チャンバーがある場合、該当情報をスキャンして格納することができる。
【0058】
一例示によれば、いずれか1つの基板処理装置に設置された熱処理チャンバーが故障が発生した場合、新しい熱処理チャンバーで交替されれば、故障した熱処理チャンバーは修理の後に既存基板処理装置ではない異なる基板処理装置に装着されなければならない。
図6を参照すれば、ライン内の全体基板処理装置の各々に含まれた熱処理チャンバーの情報を収集するサーバー11を構築して収集された情報をまとめることを通じて、熱処理チャンバーの移動履歴を確認することが可能することができる。
【0059】
図7は本発明の一実施形態による制御部331と熱処理チャンバー320との間の連結を説明するための図面である。一例示によれば、制御部331と複数の熱処理チャンバー320はIO接点を通じて連結されることができる。即ち、本発明によれば、シリアルナンバー情報のように複雑な情報ではない単純な熱処理チャンバー320のタイプ情報を自動にIO接点を通じて認識するようにすることができる。制御部331は熱処理チャンバー320のIO接点を通じて熱処理チャンバー320を駆動することができる。一例示によれば、IO接点に熱処理チャンバー320のタイプ情報を追加することができる。熱処理チャンバー320が交替される時、制御部331で該当IOを確認して熱処理チャンバー320のタイプに合わせて制御することができる。一例示によれば、制御部331は上位制御器であり得る。即ち、本発明によれば、基板処理装置に装着された熱処理チャンバー320の詳細情報、例えばシリアルナンバー等を装置の上位制御器に記録及び格納して変更履歴を管理するデータベースを構築することができる。また、熱処理チャンバー320 IOに熱処理チャンバー320タイプ情報を示すIOを追加して該当IOを上位SWでリーディングして熱処理チャンバー320のタイプに合わせたSW処理を自動遂行することができる。
【0060】
一例示によれば、熱処理チャンバー320を交替する時、該当IO確認して熱処理チャンバー320のタイプに合わせたパラメーター変更及び制御ロジックを変更するように制御することができる。
【0061】
本発明の他の一実施形態による複数の熱処理チャンバー320を利用して基板を処理する方法が開示される。
【0062】
前記方法は複数の熱処理チャンバー320の各々の裝着可否を判断することができる複数のセンサー330のオンオフ可否を確認する段階、及び前記複数のセンサー330の中でオンされるセンサー330に対応される熱処理チャンバー320の情報を読み出すことができる信号を生成する段階を含むことができる。前記生成された信号に応じて前記対応される熱処理チャンバー320の情報及び位置情報をスキャンする段階を含むことができる。この時、スキャンは第1コード341及び第2コード342を通じて行われることができる。前記スキャンした熱処理チャンバー320の情報及び位置情報をサーバーに格納する段階を含むことができる。これを通じて交替される熱処理チャンバー320の情報及び位置情報に対して格納サーバーに格納して効率的な管理が可能であることができる。
【0063】
本実施形態の装置は円形の基板に対して写真工程を遂行するのに使用されることができる。特に本実施形態の装置は露光装置に連結されて基板に対してフォトレジストを塗布する塗布工程を遂行するのに使用されることができる。しかし、本発明の技術的思想はこれに限定されなく、フォトレジスト以外に他の処理液を回転される基板に供給する多様な種類の工程に適用されることができる。例えば、処理液は現像液、ケミカル、リンス液、そして有機溶剤等であり得る。また、本発明の技術的思想は処理液の供給なしで、基板が提供された空間を排気しながら、基板が回転される工程にも適用されることができる。
【0064】
以下では、
図8乃至
図13を参照して本発明の実施形態に対して説明する。
【0065】
図8は本発明の一実施形態による基板処理装置を概略的に示す斜視図であり、
図9は
図8の塗布ブロック又は現像ブロックを示す基板処理装置の断面図であり、
図10は
図8の基板処理装置の平面図である。
【0066】
図8乃至
図10を参照すれば、本発明の一実施形態による基板処理装置10はインデックスモジュール100(index module)、処理モジュール300(processing module)、そしてインターフェイスモジュール500(interface module)を含む。一実施形態によれば、インデックスモジュール100、処理モジュール300、そしてインターフェイスモジュール500は順次的に一列に配置される。以下で、インデックスモジュール100、処理モジュール300、そしてインターフェイスモジュール500が配列された方向を第1方向12とし、上部から見る時、第1方向12と垂直になる方向を第2方向14とし、第1方向12及び第2方向14と全て垂直になる方向を第3方向16と定義する。
【0067】
インデックスモジュール100は基板Wが収納された容器Fから基板Wを処理モジュール300に搬送し、処理が完了された基板Wを容器Fに収納する。インデックスモジュール100の長さ方向は第2方向14に提供される。インデックスモジュール100はロードポート110とインデックスフレーム130を有する。インデックスフレーム130を基準にロードポート110は処理モジュール300の反対側に位置される。基板Wが収納された容器Fはロードポート110に置かれる。ロードポート110は複数に提供されることができ、複数のロードポート110は第2方向14に沿って配置されることができる。
【0068】
容器Fとしては前面開放一体型ポッド(Front Open Unified Pod:FOUP)のような密閉用容器Fが使用されることができる。容器Fはオーバーヘッドトランスファー(Overhead Transfer)、オーバーヘッドコンベア(Overhead Conveyor)、又は自動案内車両(Automatic Guided Vehicle)のような移送手段(図示せず)や作業者によってロードポート110に置かれることができる。
【0069】
インデックスフレーム130の内部にはインデックスロボット132が提供される。インデックスフレーム130内には長さ方向が第2方向14に提供されたガイドレール136が提供され、インデックスロボット132はガイドレール136上で移動可能に提供されることができる。インデックスロボット132は基板Wが置かれるハンドを含み、ハンドは前進及び後進移動、第3方向16を軸とする回転、そして第3方向16に沿って移動可能に提供されることができる。
【0070】
処理モジュール300は基板Wに対して塗布工程及び現像工程を遂行する。処理モジュール300は容器Fに収納された基板Wが伝達されて基板処理工程を遂行することができる。処理モジュール300は塗布ブロック300a及び現像ブロック300bを有する。塗布ブロック300aは基板Wに対して塗布工程を遂行し、現像ブロック300bは基板Wに対して現像工程を遂行する。塗布ブロック300aは複数が提供され、これらは互いに積層されるように提供される。現像ブロック300bは複数が提供され、これらは互いに積層されるように提供される。
図8の実施形態によれば、塗布ブロック300aと現像ブロック300bは各々2ずつ提供される。塗布ブロック300aは現像ブロック300bの下に配置されることができる。一例によれば、2つの塗布ブロック300aは互いに同一な工程を実行し、互いに同一な構造で提供されることができる。また、2つの現像ブロック300bは互いに同一な工程を実行し、互いに同一な構造で提供されることができる。
【0071】
図10を参照すれば、塗布ブロック300aは熱処理チャンバー320、搬送チャンバー350、液処理チャンバー360、そしてバッファチャンバー312、316を有する。熱処理チャンバー320は基板Wに対して熱処理工程を遂行する。熱処理工程は冷却工程及び加熱工程を含むことができる。液処理チャンバー360は基板W上に液を供給して液膜を形成する。液膜はフォトレジスト膜又は反射防止膜であり得る。搬送チャンバー350は塗布ブロック300a内で熱処理チャンバー320と液処理チャンバー360との間に基板Wを搬送する。
【0072】
搬送チャンバー350はその長さ方向が第1方向12と平行に提供される。搬送チャンバー350には搬送ロボット352が提供される。搬送ロボットは352は熱処理チャンバー320、液処理チャンバー360、そしてバッファチャンバー312、316の間に基板を搬送する。一例によれば、搬送ロボット352は基板Wが置かれるハンドを有し、ハンドは前進及び後進移動、第3方向16を軸とする回転、そして第3方向16に沿って移動可能に提供されることができる。搬送チャンバー350内にはその長さ方向が第1方向12と平行に提供されるガイドレール356が提供され、搬送ロボット352はガイドレール356上で移動可能に提供されることができる。
【0073】
図11は搬送ロボット352のハンド354の一例を示す図面である。
図11を参照すれば、ハンド354はベース354a及び支持突起354bを有する。ベース354aは円周の一部が切断された環状のリング形状を有することができる。ベース354aは基板Wの直径より大きい内径を有する。支持突起354bはベース354aからその内側に延長される。支持突起354bは複数が提供され、基板Wの縁領域を支持する。一例によれば、支持突起354bは等間隔に4つが提供されることができる。
【0074】
熱処理チャンバー320は複数に提供される。熱処理チャンバー320は第1の方向12に沿って配置される。熱処理チャンバー320は搬送チャンバー350の一側に位置される。
【0075】
【0076】
図12と
図13を参照すれば、熱処理チャンバー320はハウジング321、冷却ユニット322、加熱ユニット323、そして搬送プレート324を有する。
【0077】
ハウジング321は大体に直方体の形状に提供される。処理容器321の側壁には、基板Wが出入される搬入口(図示せず)が形成される。搬入口は開放された状態に維持されることができる。選択的に、搬入口を開閉するようにドア(図示せず)が提供されることができる。冷却ユニット322、加熱ユニット323、そして搬送プレート324はハウジング321内に提供される。冷却ユニット322及び加熱ユニット323は第2方向14に沿って配列される。一例によれば、冷却ユニット322は加熱ユニット323に比べて搬送チャンバー350にさらに近く位置されることができる。
【0078】
冷却ユニット322は冷却板322aを有する。冷却板322aは上部から見る時、大体に円形の形状を有することができる。冷却板322aには冷却部材322bが提供される。一実施形態によれば、冷却部材322bは冷却板322aの内部に形成され、冷却流体が流れる流路として提供されることができる。
【0079】
加熱ユニット323は加熱板323a、カバー323c、そしてヒーター323bを有する。加熱板323aは上部から見る時、大体に円形の形状を有する。加熱板323aは基板Wより大きい直径を有する。加熱板323aにはヒーター323bが設置される。ヒーター323bは電流が印加される発熱抵抗体で提供されることができる。加熱板323aには第3方向16に沿って上下方向に駆動可能なリフトピン323eが提供される。リフトピン323eは加熱ユニット323外部の搬送手段から基板Wを引き受けて加熱板323a上に置くか、或いは加熱板323aから基板Wを持ち上げて加熱ユニット323の外部の搬送手段に引き渡す。一例によれば、リフトピン323eは3つが提供されることができる。カバー323cは内部に下部が開放された空間を有する。
【0080】
カバー323cは加熱板323aの上部に位置され、駆動器3236dによって上下方向に移動される。カバー323cが移動されてカバー323cと加熱板323aが形成する空間は基板Wを加熱する加熱空間に提供される。
【0081】
搬送プレート324は大体に円板形状を提供され、基板Wと対応される直径を有する。搬送プレート324の縁にはノッチ324bが形成される。ノッチ324bは上述した搬送ロボット352のハンド354に形成された突起3543と対応される形状を有することができる。また、ノッチ324bはハンド354に形成された突起3543と対応される数で提供され、突起3543と対応される位置に形成される。ハンド354と搬送プレート324が上下方向に整列された位置でハンド354と搬送プレート324の上下位置が変更すれば、ハンド354と搬送プレート324との間に基板Wの伝達が行われる。搬送プレート324はガイドレール324d上に装着され、駆動器324cによってガイドレール324dに沿って第1領域3212と第2領域3214との間に移動されることができる。搬送プレート324にはスリット形状のガイド溝324aが複数が提供される。ガイド溝324aは搬送プレート324の終端から搬送プレート324の内部まで延長される。ガイド溝324aはその長さ方向が第2方向14に沿って提供され、ガイド溝324aは第1方向12に沿って互いに離隔されるように位置される。ガイド溝324aは搬送プレート324と加熱ユニット323との間に基板Wの引受引渡が行われる時、搬送プレート324とリフトピン323eが互いに干渉されることを防止する。
【0082】
基板Wの冷却は基板Wが置かれた搬送プレート324が冷却板322aに接触された状態で行われる。冷却板322aと基板Wとの間に熱伝達がよく行われるように搬送プレート324は熱伝達率が高い材質で提供される。一例によれば、搬送プレート324は金属材質で提供されることができる。
【0083】
熱処理チャンバー320の中で一部の熱処理チャンバー320に提供された加熱ユニット323は基板Wの加熱中にガスを供給して基板上にフォトレジストの付着率を向上させることができる。一例によれば、ガスはヘキサメチルジシラン(HMDS、hexamethyldisilane)ガスであり得る。
【0084】
液処理チャンバー360は複数に提供される。液処理チャンバー360の中で一部は互いに積層されるように提供されることができる。液処理チャンバー360は搬送チャンバー350の一側に配置される。液処理チャンバー360は第1の方向12に沿って平行に配列される。液処理チャンバー360の中でいずれかの一部はインデックスモジュール100と隣接する位置に提供される。以下、インデックスモジュール100に隣接するように位置した液処理チャンバー360を前段液処理チャンバー362(front liquid processing chamber)と称する。液処理チャンバー360の中で他の一部はインターフェイスモジュール500と隣接する位置に提供される。以下、インターフェイスモジュール500に隣接するように位置した液処理チャンバー360を後段液処理チャンバー364(rear heat processing chamber)と称する。
【0085】
前段液処理チャンバー362は基板W上に第1液を塗布し、後段液処理チャンバー364は基板W上に第2液を塗布する。第1液と第2液は互いに異なる種類の液であり得る。一実施形態によれば、第1液は反射防止膜であり、第2液はフォトレジストである。フォトレジストは反射防止膜が塗布された基板W上に塗布されることができる。選択的に、第1液はフォトレジストであり、第2液は反射防止膜であり得る。この場合、反射防止膜はフォトレジストが塗布された基板W上に塗布されることができる。選択的に、第1液と第2液は同一な種類の液であり、これらは全てフォトレジストであり得る。
【0086】
現像ブロック300bは塗布ブロック300aと同一な構造を有し、現像ブロック300bに提供された液処理チャンバーは基板上に現像液を供給する。
【0087】
インターフェイスモジュール500は処理モジュール300を外部の露光装置700と連結する。インターフェイスモジュール500はインターフェイスフレーム510、付加工程チャンバー520、インターフェイスバッファ530、そしてインターフェイスロボット550を有する。
【0088】
インターフェイスフレーム510の上端には内部に下降気流を形成するファンフィルターユニットが提供されることができる。付加工程チャンバー520、インターフェイスバッファ530、そしてインターフェイスロボット550はインターフェイスフレーム510の内部に配置される。付加工程チャンバー520は塗布ブロック300aで工程が完了された基板Wが露光装置700に搬入される前に所定の付加工程を遂行することができる。選択的に、付加工程チャンバー520は露光装置700で工程が完了された基板Wが現像ブロック300bに搬入される前に所定の付加工程を遂行することができる。一実施形態によれば、付加工程は基板Wのエッジ領域を露光するエッジ露光工程、又は基板Wの上面を洗浄する上面洗浄工程、又は基板Wの下面を洗浄する下面洗浄工程であり得る。付加工程チャンバー520は複数が提供され、これらは互いに積層されるように提供されることができる。付加工程チャンバー520は全て同一な工程を遂行するように提供されることができる。選択的に、付加工程チャンバー520の中で一部は互いに異なる工程を遂行するように提供されることができる。
【0089】
インターフェイスバッファ530は塗布ブロック300a、付加工程チャンバー520、露光装置700、そして現像ブロック300bの間に搬送される基板Wが搬送途中に一時的に留まる空間を提供する。インターフェイスバッファ530は複数が提供され、複数のインターフェイスバッファ530は互いに積層されるように提供されることができる。
【0090】
一例によれば、搬送チャンバー350の長さ方向の延長線を基準に一側面には付加工程チャンバー520が配置され、他の側面にはインターフェイスバッファ530が配置されることができる。
【0091】
インターフェイスロボット550は塗布ブロック300a、付加工程チャンバー520、露光装置700、そして現像ブロック300bの間に基板Wを搬送する。インターフェイスロボット550は基板Wを搬送する搬送ハンドを有することができる。インターフェイスロボット550は1つ又は複数のロボット提供されることができる。一例によれば、インターフェイスロボット550は第1ロボット552及び第2ロボット554を有する。第1ロボット552は塗布ブロック300a、付加工程チャンバー520、そしてインターフェイスバッファ530の間に基板Wを搬送し、第2ロボット554はインターフェイスバッファ530と露光装置700との間に基板Wを搬送し、第2ロボット554はインターフェイスバッファ530と現像ブロック300bとの間に基板Wを搬送するように提供されることができる。
【0092】
第1ロボット552及び第2ロボット554は各々基板Wが置かれる搬送ハンドを含み、ハンドは前進及び後進移動、第3方向16と平行である軸を基準とした回転、そして第3方向16に沿って移動可能に提供されることができる。
【0093】
以上の実施形態は本発明の理解を助けるために提示されたことであって、本発明の範囲を制限しなく、これから多様な変形可能な実施形態も本発明の範囲に属することであることを理解しなければならない。本発明の技術的保護範囲は特許請求範囲の技術的思想によって定められなければならないものであり、本発明の技術的保護範囲は特許請求範囲の文言的記載そのものに限定されることではなく、実質的には技術的価値が均等な範疇の発明に対してまで及ぶことであるを理解しなければならない。
【符号の説明】
【0094】
1 基板処理設備
10 第1基板処理装置
10’ 第2基板処理装置
11 格納サーバー
320 熱処理チャンバー
330 センサー
331 制御部
341 第1コード
342 第2コード
343 スキャン装置