(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-26
(45)【発行日】2024-04-03
(54)【発明の名称】遊技台
(51)【国際特許分類】
A63F 5/04 20060101AFI20240327BHJP
【FI】
A63F5/04 603B
A63F5/04 601B
A63F5/04 601C
(21)【出願番号】P 2023198904
(22)【出願日】2023-11-24
【審査請求日】2023-12-08
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】597044139
【氏名又は名称】株式会社大都技研
(74)【代理人】
【識別番号】100107102
【氏名又は名称】吉延 彰広
(74)【代理人】
【識別番号】100164242
【氏名又は名称】倉澤 直人
(72)【発明者】
【氏名】木原 海俊
【審査官】佐藤 洋允
(56)【参考文献】
【文献】特許第7390076(JP,B1)
【文献】特開2014-233548(JP,A)
【文献】特開2008-200362(JP,A)
【文献】特許第7390077(JP,B1)
【文献】特許第7411302(JP,B1)
【文献】特開2007-330581(JP,A)
【文献】特開2013-121405(JP,A)
【文献】特開2011-083452(JP,A)
【文献】特開2006-141569(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定部品を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、或るコネクタを含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、複数の貫通孔が形成された部材であり、
前記第一の部材は、複数の棒状の突出部が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記複数の貫通孔のそれぞれに挿通された前記複数の棒状の突出部のそれぞれの先端部において、該貫通孔の径よりも大きく変形し
た変形先端部
(以下、「複数の変形先端部」という。)が形成された部材であり、
前記或るコネクタは、前記特定部品における前記変形先端部が形成された側に設けられ、
前記変形先端部は、第一の形状であり、
前記或るコネクタは、第二の形状であり、
前記第一の形状は、前記第二の形状に対して非相似形状であり、
前記変形先端部は、第一の色であり、
前記或るコネクタは、前記第一の色とは異なる第二の色であり、
前記複数の貫通孔の径は、前記複数の棒状の突出部のそれぞれにおける貫通孔内に位置する部分の径よりも大きい径であり、
前記複数の変形先端部のうちの一つは、前記第二の部材における第一の位置にある第一の変形先端部であり、
前記複数の変形先端部のうちの一つは、前記第二の部材における第二の位置にある第二の変形先端部であり、
前記第二の位置は、前記第一の位置よりも前記第二の部材の平面視における中央からの距離が近い位置であり、
前記
複数の変形先端部と前記第二の部材の間には空隙がある、
ことを特徴とする遊技台。
【請求項2】
特定部品を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、或るコネクタを含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、複数の貫通孔が形成された部材であり、
前記第一の部材は、複数の棒状の突出部が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記複数の貫通孔のそれぞれに挿通された前記複数の棒状の突出部のそれぞれの先端部において、該貫通孔の径よりも大きく変形した変形先端部(以下、「複数の変形先端部」という。)が形成された部材であり、
前記或るコネクタは、前記特定部品における前記変形先端部が形成された側に設けられ、
前記変形先端部は、略円形状であり、
前記或るコネクタは、多角形状であり、
前記変形先端部は、前記或るコネクタに対して非相似形状であり、
前記変形先端部は、第一の色であり、
前記或るコネクタは、前記第一の色とは異なる第二の色であり、
前記複数の貫通孔の径は、前記複数の棒状の突出部のそれぞれにおける貫通孔内に位置する部分の径よりも大きい径であり、
前記複数の変形先端部のうちの一つは、前記第二の部材における第一の位置にある第一の変形先端部であり、
前記複数の変形先端部のうちの一つは、前記第二の部材における第二の位置にある第二の変形先端部であり、
前記第二の位置は、前記第一の位置よりも前記第二の部材の平面視における中央からの距離が近い位置であり、
前記複数の変形先端部と前記第二の部材の間には空隙がある、
ことを特徴とする遊技台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回胴遊技機(スロットマシン)や弾球遊技機(パチンコ機)に代表される遊技台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、遊技台は、様々な部品が取り付けられており、これらの部品によって多種多様な表示や演出を行うものがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、遊技台の部品の構成には改良の余地がある。
【0005】
本発明は、部品の構成に特徴を有する遊技台の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の遊技台は、
特定部品を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、或るコネクタを含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、複数の貫通孔が形成された部材であり、
前記第一の部材は、複数の棒状の突出部が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記複数の貫通孔のそれぞれに挿通された前記複数の棒状の突出部のそれぞれの先端部において、該貫通孔の径よりも大きく変形した変形先端部(以下、「複数の変形先端部」という。)が形成された部材であり、
前記或るコネクタは、前記特定部品における前記変形先端部が形成された側に設けられ、
前記変形先端部は、第一の形状であり、
前記或るコネクタは、第二の形状であり、
前記第一の形状は、前記第二の形状に対して非相似形状であり、
前記変形先端部は、第一の色であり、
前記或るコネクタは、前記第一の色とは異なる第二の色であり、
前記複数の貫通孔の径は、前記複数の棒状の突出部のそれぞれにおける貫通孔内に位置する部分の径よりも大きい径であり、
前記複数の変形先端部のうちの一つは、前記第二の部材における第一の位置にある第一の変形先端部であり、
前記複数の変形先端部のうちの一つは、前記第二の部材における第二の位置にある第二の変形先端部であり、
前記第二の位置は、前記第一の位置よりも前記第二の部材の平面視における中央からの距離が近い位置であり、
前記複数の変形先端部と前記第二の部材の間には空隙がある、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の遊技台によれば、部品の構成に特徴を有する遊技台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】スロットマシン100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
【
図2】入賞役(作動役を含む)の種類、各入賞役に対応する図柄組み合わせ、各入賞役の払出を示す図である。
【
図3】LEDユニット120を正面側から見た斜視図である。
【
図5】表示シール121を剥がした状態のLEDユニット120の右端部分を正面から撮影した写真である。
【
図6】(a)は、LEDユニット120の背面側斜視図であり、(b)は、LEDユニット120を上面側から見た場合の各部品の位置関係を示す図である。
【
図7】
図4および
図5に示す文字列用照射空間122LAの構造を示す断面図である。
【
図8】
図4および
図5に示すセグメント用照射空間122LBの構造を示す断面図である。
【
図9】(a)は、LED基板123が収納されていない状態のリフレクタ122を背面側から撮影した写真であり、(b)は、LED基板123を背面側から撮影した写真である。
【
図10】(a)は、LED基板123がリフレクタ122に固定された状態を示す断面模式図であり、(b)は、(a)に示すカシメピン122SPの頭部の形状の変形例を示す図である。
【
図11】(a)は、LED基板123の表面(LEDユニット120の正面側になる面)を示す図であり、(b)は、LED基板123の裏面(LEDユニット120の背面側になる面)を示す図である。
【
図12】LED素子1231の回路を示す図である。
【
図13】LED基板123の裏面(LEDユニット120の背面側になる面)のカシメ孔およびコネクタの位置を示す図である。
【
図14】(a)はLED基板の変形例を示す図であり、(b)は(a)のコネクタ224の設置状態を示す拡大図である。
【
図15】LED基板123がリフレクタ122に固定された状態を示す断面模式図である。
【
図16】基板の裏側を保護するカバー123CVを備えたLED基板123がリフレクタ122に固定された状態を示す断面模式図である。
【
図17】スロットマシン100を側面側から見た状態を示す断面模式図である。
【
図18】ぱちんこ機1000を正面側(遊技者側)から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下説明する基本実施形態のスロットマシンは、所定数の遊技媒体が投入され、且つ、複数種類の図柄がそれぞれ施された複数のリールが所定の回転開始指示操作を受け付けたことで回転を開始するとともに、その回転開始指示操作を受け付けたことに基づいて複数種類の役の内部当選の当否を抽選(内部抽選)により判定し、その複数のリールそれぞれが、所定の回転停止指示操作を受け付けることで回転を個別に停止し、その抽選の結果に基づく役およびその複数のリールが停止したときの図柄組み合わせによって決まる条件が所定の払い出し条件に、合致していれば遊技媒体を払い出して終了となり、合致していなければ遊技媒体を払い出さずに終了となる一連の遊技を進行する遊技台である。
【0010】
まず、
図1を用いてスロットマシン100の基本構成を説明する。
図1は、スロットマシン100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
【0011】
図1に示すスロットマシン100は、本体101と、本体101の前面側に取り付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の上部には、外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110~112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
【0012】
基本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110~112が構成されている。リール110~112上の図柄は、遊技者から見ると、表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。具体的に説明すると、左リール110の上段に表示される図柄を左リール上段図柄、左リール110の中段に表示される図柄を左リール中段図柄、左リール110の下段に表示される図柄を左リール下段図柄、中リール111の上段に表示される図柄を中リール上段図柄、左リール111の中段に表示される図柄を中リール中段図柄、中リール111の下段に表示される図柄を中リール下段図柄、右リール112の上段に表示される図柄を右リール上段図柄、右リール112の中段に表示される図柄を右リール中段図柄、右リール112の下段に表示される図柄を右リール下段図柄とそれぞれ呼び、各リール110~112のそれぞれの図柄は表示窓113を通して各リール110~112にそれぞれ縦方向に3つ、合計9つ表示される。そして、各リール110~112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合わせが変動することとなる。つまり、各リール110~112は複数種類の図柄の組み合わせを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、基本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の上部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
【0013】
各々のリール110~112の背面には、表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライトが配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110~112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。この光学式センサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110~112を停止させる。
【0014】
ここで、入賞ラインとは、入賞役に対応する図柄組み合わせが表示されたか否かが判定されるラインのことであり、基本実施形態では左リール上段図柄、中リール中段図柄および右リール下段図柄で構成される右下がり入賞ラインの1ラインのみが設けられている。有効となる入賞ライン(以下、単に「有効ライン」と称する場合がある)は、遊技媒体としてベットされたメダルの枚数によって予め定まっている。
図1に示すスロットマシン100は3枚のメダルが必要となり、メダルの投入枚数が3未満のときはどの入賞ラインも有効にはならず、メダルが3枚ベットされたときに、入賞ラインが有効になる。入賞ラインが有効になると、スタートレバー135を操作して遊技を開始することができるようになる。なお、入賞ラインの数については1ラインに限定されるものではない。例えば、右下がり入賞ラインの他に、左リール中段図柄、中リール中段図柄および右リール中段図柄で構成される中段入賞ラインや、左リール下段図柄、中リール中段図柄および右リール上段図柄で構成される右上がり入賞ラインの計3ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよく、ベット数に応じた数の入賞ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよい。
【0015】
LEDユニット120および3つの7セグ表示器125は、スロットマシン100の各種情報を表示するための表示手段である。なお、LEDユニット120は特定部品の一例に相当するものであり、ここでいう部品とは様々なもので構成された構成体である。ここでは、LEDユニット120の表示面は概ね水平な状態となっているが、遊技者に対向するように前面側に向けて配置してもよく、また、鉛直方向に対して表示面が傾いた状態となるように配置してもよい。このLEDユニット120の構成については
図3を用いて後述する。
【0016】
ベットボタン130~132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。基本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている(上限3枚)。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。
【0017】
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130~132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口141から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。
【0018】
スタートレバー135は、リール110~112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口141に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130~132を操作して必要枚数のメダルを投入した後(再遊技の場合を除く)、スタートレバー135を操作すると、リール110~112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
【0019】
ストップボタンユニット136には、左ストップボタン137、中ストップボタン138および右ストップボタン139で構成されるストップボタン137~139が設けられている。ストップボタン137~139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110~112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110~112に対応付けられている。より具体的に言えば、左ストップボタン137を操作することによって左リール110を停止させることができ、中ストップボタン138を操作することによって中リール111を停止させることができ、右ストップボタン139を操作することによって右リール112を停止させることができる。以下、ストップボタン137~139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第一停止操作、次の停止操作を第二停止操作、最後の停止操作を第三停止操作という。また、これらの停止操作に対応して停止されるリールを順に第一停止リール、第二停止リール、第三停止リールと称する。さらに、回転中の各リール110~112を全て停止させるためにストップボタン137~139を停止操作する順序を操作順序または押し順という。さらに、第一停止操作を左リール110の停止操作とする操作順序を「順押し操作順序」または単に「順押し」と呼び、第一停止操作を右リール112の停止操作とする停止操作を「逆押し操作順序」または単に「逆押し」と呼ぶ。なお、各ストップボタン137~139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137~139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
【0020】
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
【0021】
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受け皿161が設けられている。
【0022】
音孔143はスロットマシン100の上部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。音孔145はスロットマシン100内部の下部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。
【0023】
前面扉102の中央部には演出画像表示装置157(液晶表示装置)が設けられている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能な表示装置であればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。基本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は基本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
【0024】
<制御部の回路構成>
次に、スロットマシン100の制御部の回路構成について説明する。
【0025】
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部と、主制御部が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて演出の制御を行う副制御部と、によって構成されている。
【0026】
<入賞役の種類>
次に、
図2を用いて、スロットマシン100の入賞役の種類について説明する。同図は、入賞役(作動役を含む)の種類、各入賞役に対応する図柄組み合わせ、各入賞役の払出(付与数)を示す図である。
【0027】
スロットマシン100の入賞役には、BB1、BB2、RB、チェリー、スイカ、ベル、リプレイがある。なお、入賞役の種類は、これらの役に限定されるものではなく、任意に採用することができる。
【0028】
基本実施形態における入賞役のうち、BB1、BB2、RBは、入賞により遊技者に所定の利益が付与される特別遊技状態に移行する役(作動役)である。また、リプレイは、新たにメダルを投入することなく再遊技が可能となる役である。これらBB1、BB2、RB、リプレイは「作動役」と呼ばれる場合がある。また、基本実施形態における「入賞」には、メダルの配当を伴わない(メダルの払い出しを伴わない)作動役の図柄組み合わせが有効ライン上に表示される場合も含まれ、例えば、BB1、BB2、RB、リプレイの入賞が含まれる。なお、BB1、BB2、RBは、入賞と判定されなかった場合に次の遊技に持ち越される特別役であり、それ以外の役は、入賞と判定されなかった場合に次の遊技に持ち越されない一般役である。
【0029】
BB1、BB2、RBは、入賞により特別遊技状態に移行する役(作動役)である。ただし、これらの役自身に入賞したことよるメダルの払出は行われない。対応する図柄組み合わせは、BB1が「赤四角-赤四角-赤四角」であり、BB2が「青四角-青四角-青四角」であり、RBが「黒四角-黒四角-黒四角」である。
【0030】
BB1、BB2、RBに内部当選すると、この内部当選した特別役に対応する内部当選フラグがオンに設定される。これらのフラグがオンに設定されていると、主制御部は、遊技の状態を特別役内部当選状態に移行させる。このフラグは、対応する作動役に入賞するまでオンの状態が維持され、次回以降の遊技においてもこれらの作動役に入賞しやすい状態となる。例えば、BB1に内部当選した遊技においてその役に入賞しなくとも、次回以降の遊技でもBB1に内部当選した状態と同様の状態となり、対応する図柄組み合わせが揃って入賞しやすい状態になる。
【0031】
特別役内部当選状態において、特別役以外の他の役に内部当選している場合には、この他の役を構成する図柄が優先的に揃うように、リールの停止制御が実行される。
【0032】
リプレイは、入賞により次回の遊技でメダル(遊技媒体)の投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払い出しは行われない。すなわち、前回投入枚数と同数の賭け数で遊技が再度実行可能になる。対応する図柄組み合わせは、「青丸-青丸-青丸」である。
【0033】
上記リプレイは、遊技者がメダルを投入することなく、次回の遊技を行うことができる役であればよい。したがって、例えば、リプレイに入賞すると次回遊技でメダルの投入が自動的に投入されるものであってもよいし、リプレイに入賞した遊技で投入されたメダルをそのまま次回の遊技に持ち越して使用できるものであってもよい。
【0034】
チェリー、スイカ、ベルは、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役である。対応する図柄組み合わせは、チェリーが「赤三角-ANY-ANY」であり、スイカが「緑四角-緑四角-緑四角」であり、ベルが「黄三角-黄三角-黄三角」である。また、対応する払出枚数は
図2に示す通りである。なお、「赤三角-ANY-ANY」の場合、左リール110の中リール上段図柄が「赤三角」であればよく、中リール111と右リール112の図柄はどの図柄でもよい。なお、チェリーを除く役に対応する図柄組み合わせは、構成する3つの図柄を全て同じ図柄としなくてもよく、3つの図柄が概ね同一と視認できる程度に形状や色を異ならせてもよく、また、概ね同一と視認できない3つの図柄組み合わせとしてもよい。
【0035】
[LEDユニット120の構成について]
図3は、LEDユニット120を正面側から見た斜視図である。このLEDユニット120には、計五箇所の7セグメントの表示部があり、左から順に第一7セグランプ1201、第二7セグランプ1205、第三7セグランプ1207、第四7セグランプ1210、第五7セグランプ1211と称する。このうち第二7セグランプ1205と第三7セグランプ1207は隣接しており、2桁の数字を表示することが可能になっている。また、第四7セグランプ1210と第五7セグランプ1211も隣接しており、こちらも2桁の数字を表示することが可能になっている。第一7セグランプ1201の右下には、第一ドットランプ1202が隣接して設けられている。第二7セグランプ1205の右下には、第二ドットランプ1206が隣接して設けられており、第三7セグランプ1207の右下には、第三ドットランプ1208が隣接して設けられている。なお、第四7セグランプ1210、第五7セグランプ1211にはドットランプは隣接して設けられていない。
【0036】
また、第一7セグランプ1201と第二7セグランプ1205の間には、二つのランプが上下に並んで設けられている。このうち上側のランプを上ランプ1203と称し、下側のランプを下ランプ1204と称する。
【0037】
また、第三7セグランプ1207と第四7セグランプ1210の間には、ベット数ランプ1209が設けられている。このベット数ランプ1209は、「3BET」、「2BET」、「1BET」のそれぞれの文字に対応し、これらの文字を点灯可能な表示領域が上から下に向かって順に設けられた構成となっている。
【0038】
また、第五7セグランプ1211の右側には、「INSERT」の文字を点灯可能なベット可能ランプ1212、「START」の文字を点灯可能なスタートランプ1213、「REPLAY」の文字を点灯可能なリプレイランプ1214の3つの表示部が上から下に向かって順に設けられている。
【0039】
本実施形態では、第一7セグランプ1201は押し順を報知する表示手段として用いられる場合がある。また、第一ドットランプ1202は、有利区間の報知に用いられる。上ランプ1203は外部機器に対してBB信号やRB信号を出力しているときに点灯する。下ランプ1204は、エラー発生時に点灯することでエラーを報知する表示器として用いられる。第二7セグランプ1205と第三7セグランプ1207は、何らかの入賞役に入賞して遊技者にメダルが払出される場合に、その数を表示するための払出枚数表示器として用いられる。ベット数ランプ1209は、ベットされたメダル数に対応する文字が点灯することで現在のベット数を表示する。第四7セグランプ1210と第五7セグランプ1211は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。ベット可能ランプ1212は、遊技者が遊技メダルを投入可能であること、各種ベットボタンを用いてベット数を設定可能であることを知らせるためのランプである。スタートランプ1213は、規定枚数のメダルの投入があった場合や再遊技に入賞した場合に、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせるためのランプである。リプレイランプ1214は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技役に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。
【0040】
なお、上記各ランプの役割は一例であり、これらの役割に加えて(あるいは代えて)各種の内部情報(例えば、特別遊技状態中のメダル払出枚数)を表示する場合があり、またその際に複数のランプを組み合わせて用いる場合があってもよい。例えば、押し順を報知する構成を有しない場合には、第一7セグランプ1201では押し順を報知する必要がないため、他の情報を表示する表示手段として用いることが考えられる。また例えば、所謂ボーナスの内部当選状態やボーナス遊技状態であることを示す表示手段として用いてもよい。
【0041】
また例えば、本実施形態の7セグ表示器125のようにLEDユニット120の他に別途表示手段を設け、様々な情報の表示に用いてもよい。例えば、7セグ表示器125のうち、中央の表示器では払出枚数を表示し、両サイドの表示器では操作情報を表示する、といった構成としてもよい。
【0042】
[LEDユニット120の構成について(1)]
図4は、LEDユニット120の分解斜視図であり、
図5は、表示シール121を剥がした状態のLEDユニット120の右端部分を正面から撮影した写真である。
図5では、第五7セグランプ1211、ベット可能ランプ1212、スタートランプ1213、リプレイランプ1214に相当する範囲が示されている。
【0043】
LEDユニット120は
図4に示すように、正面側から順に表示シール121、リフレクタ122、LED基板123が重ねられた構成となっている。なお、リフレクタ122およびLED基板123は部材の一例に相当するものであり、ここでいう部材とは部品を構成するものである。このうち最背面にあるLED基板123はLEDユニット120の各ランプに対応する箇所にLED素子1231が設けられたものである。また、リフレクタ122は、LED素子1231からの光を表示シール121に到達させるための経路(以下、照射空間)が形成されたものである。本実施形態ではリフレクタ122が光を拡散しやすくなるように白色のものを採用している。表示シール121は、点灯させる箇所では光を透過し、それ以外の箇所は光を遮蔽する素材で構成されている。本実施形態では、光を遮蔽する部分を黒色にすることで、より光を遮蔽したり、外部の光を吸収したりして、透過した光が見やすくなるように構成している。LED素子1231が点灯すると、その光がリフレクタ122に形成された照射空間を通過して表示シール121に当たり、LED素子1231に対応するランプが点灯した状態になる。なお、本実施形態では表示シール121のうち、「3BET」、「2BET」、「1BET」、「INSERT」、「START」、「REPLAY」の各文字の内部を光が透過し、それ以外は光が透過しない構成となっている(文字自体が点灯することで文字を認識させる)が、例えば各文字の内部を光が透過せず、その周囲を光が透過する(文字自体は点灯しないがその周囲が点灯することで文字を認識させる)構成としてもよい。
【0044】
本実施形態では、第一7セグランプ1201、第二7セグランプ1205、第三7セグランプ1207、第四7セグランプ1210、第五7セグランプ1211の各セグメントに対しては、それぞれに1つのLED素子1231が設けられている。また、第一ドットランプ1202、第二ドットランプ1206、第三ドットランプ1208、上ランプ1203、下ランプ1204のそれぞれに対して1つのLED素子1231が設けられている。
図5では、第五7セグランプ1211の各セグメントに対してLED素子1231が1つずつ設けられていることが示されている。
【0045】
また本実施形態では、ベット数ランプ1209の「3BET」、「2BET」、「1BET」の各文字列、ベット可能ランプ1212の「INSERT」の文字列、スタートランプ1213の「START」の文字列、リプレイランプ1214の「REPLAY」の文字列のそれぞれに対しては2つのLED素子1231が設けられている。
図5では、ベット可能ランプ1212、スタートランプ1213、リプレイランプ1214に対応する領域のそれぞれに対してLED素子1231が2つずつ設けられていることが示されている。
【0046】
なお、第四7セグランプ1210、第五7セグランプ1211の下にある「CREDIT」の文字列については、常時受け付けられているクレジットに関してあえて有効であることを表示する必要がないことから、LED素子1231は設けられていない。仮に、LED素子1231を設けた場合は常時点灯させることが考えられるが、クレジットが有効であるにも関わらずLEDユニット120に不具合が生じて非点灯状態になってしまうと、クレジットが無効であると誤認させてしまう可能性がある。本実施形態ではこうした問題についても生じないようにすることができる。
【0047】
[LEDユニット120の構成について(2)]
図6(a)は、LEDユニット120の背面側斜視図である。この
図6(a)には、LED基板123がリフレクタ122にはめ込まれ、裏面以外はリフレクタ122によって視認できない状態となっていることが示されている。また、LED基板123の背面には、ハーネスを接続するためのコネクタ124が設けられていることが示されている。このLEDユニット120を上下方向、あるいは左右方向のいずれかから見た場合、コネクタ124は視認できるがLED基板123は視認することができない状態となっている。このようにリフレクタ122には、LED基板123を収納するための空間(以下、収納空間)が背面側に形成されており、
図4、
図5で説明した照射空間がこの収納空間に繋がる構成となっている。
図6(b)には、LEDユニット120を上面側から見た場合の各部品の位置関係(コネクタ124は不図示)が示されている。この図では、収納空間にあって視認できないLED基板123が左下がりのハッチングで示されている。なお、この
図6(b)に示すように、表示シール121の厚さをL1、LED基板123の厚さをL2、リフレクタ122の厚さをL3とした場合、これらの厚さは、L1<L2<L3の関係になっている。
【0048】
[LEDユニット120の構成について(3)]
以下、
図7を用いて、文字列を表示する箇所の構造について説明する。
図7は、
図4および
図5に示す文字列用照射空間122LAの構造を示す断面図である。なお、この図において左右方向は文字列用照射空間122LAの長手方向であり、且つLED基板123の水平面と一致する。この
図7においては、リフレクタ122が右下がりのハッチングで示されており、LED基板123が左下がりのハッチングで示されている。
【0049】
文字列用照射空間122LAは、表示シート121側に開口したすり鉢状の文字列用第一空間122LA1と、この文字列用第一空間122LA1とLED基板123側に設けられた収納空間122ASとを繋ぐ2つの文字列用第二空間122LA2によって構成されている。なお、2つの文字列用第二空間122LA2は、それぞれにLED素子1231が収納される空間となっている。
【0050】
文字列用第一空間122LA1は、LED基板123の水平面に対して角度θAだけ傾いた側壁と、この側壁の下端からLED基板123の水平面に沿った底面によって区画された空間である。なお、この底面においては文字列用第二空間122LA2に連結する部分が開口している。
【0051】
ここで、底面の長手方向の長さについて、側壁から開口までの長さをW5、開口部分の長さをW3、一方の開口部分から他方の開口部分までの長さをW7とすると、底面の長手方向の長さは2×(W5+W3)+W7となる(
図7参照)。
図7に示すようにこの底面の長手方向の長さは、表示シート121側の開口部分の長手方向の長さW1よりも短い。このことから、W3、W5、W7は、いずれもW1よりも小さいことが言える。また、
図7に示すように、W7はW5よりも大きくなっている。なお
図7では、W3>W7の関係になっていることが示されているが、W3=W7であってもよいし、W3<W7であってもよい。
【0052】
また、各部分の高さについて
図7に示すように、文字列用第一空間122LA1の高さをH5、文字列用第二空間122LA2の高さをH2、収納空間122ASの高さをH6、とすると、リフレクタ122の高さH4は、H5+H2+H6となる。このことから、H5、H2、H6は、いずれもH4よりも小さいことが言える。
【0053】
また、
図7に示すようにLED基板123の表面(LEDユニット120の正面側になる面)とリフレクタ122との間に高さG1の隙間がある場合、LED基板123から文字列用第一空間122LA1の底面までの高さH1はH2+G1になる。このH1についてもH4よりも小さくなっている。なお、このG1が0の場合(隙間がない場合)にはH1とH2は同じになる。
【0054】
また、LED素子1231の高さをH3とすると、H2やH1、そしてH4のいずれも、このH3よりも大きく設計されている。また、文字列用第一空間122LA1の高さH5は、収納空間122ASの高さH6よりも大きく設計されている。
【0055】
二つのLED素子1231をそのまま点灯させた場合、これらの光が中央で重なることでとムラが生じ、文字列全体が均等に光りにくくなってしまう。上記の構成では二つのLED素子1231のそれぞれに文字列用第二空間122LA2が区画されているため、光のムラが生じにくくすることができる。
【0056】
[LEDユニット120の構成について(4)]
以下、
図8を用いて、7セグの各セグメントを表示する箇所の構造について説明する。
図8は、
図4および
図5に示すセグメント用照射空間122LBの構造を示す断面図である。なお、この図において左右方向はセグメント用照射空間122LBの長手方向であり、且つLED基板123の水平面と一致する。この
図8においては、リフレクタ122が右下がりのハッチングで示されており、LED基板123が左下がりのハッチングで示されている。
【0057】
セグメント用照射空間122LBは、表示シート121側に開口したすり鉢状のセグメント用第一空間122LB1と、このセグメント用第一空間122LB1とLED基板123側に設けられた収納空間122ASとを繋ぐセグメント用第二空間122LB2によって構成されている。なお、セグメント用第二空間122LB2は、LED素子1231が収納される空間となっている。
【0058】
セグメント用第一空間122LB1は、LED基板123の水平面に対して角度θBだけ傾いた側壁と、この側壁の下端からLED基板123の水平面に沿った底面によって区画された空間である。なお、この底面においてはセグメント用第二空間122LB2に連結する部分が開口している。
【0059】
ここで、底面の長手方向の長さについて、側壁から開口までの長さをW6、開口部分の長さをW4とすると、底面の長手方向の長さは2×W6+W4となる(
図8参照)。
図8に示すようにこの底面の長手方向の長さは、表示シート121側の開口部分の長手方向の長さW2よりも短い。このことから、W4、W6は、いずれもW2よりも小さいことが言える。なお、W6については0であってもよい。
【0060】
また、各部分の高さについては、
図7の文字列用第一空間122LA1の高さと
図8のセグメント用第一空間122LB1の高さは同じであり、
図7の文字列用第二空間122LA2の高さと
図8のセグメント用第二空間122LB2の高さは同じである。
図8では、
図7において説明した高さと同じ高さの箇所については同じ符号を用いている。なお、
図7で説明した高さの関係はこの
図8でも同様の関係となる。
【0061】
なお、
図7では文字列を表示するための文字列用照射空間122LAの長手方向の長さについて、表示シート121側の開口部分の長さW1と、開口部分の長さW3と、側壁から開口までの長さW5について説明したが、
図8におけるセグメントを表示するためのセグメント用照射空間122LBの長手方向の長さと比較すると、W1>W2、W3>W4、W5>W6、の関係になっている。
【0062】
また、
図7では文字列を表示するための文字列用照射空間122LAを形成する側壁の角度がLED基板123の水平面に対して角度θAだけ傾いていることについて説明したが、
図8におけるセグメントを表示するためのセグメント用照射空間122LBを形成する側壁の角度θBと比較すると、θA<θBの関係になっている。
【0063】
[リフレクタ122にLED基板123を固定する構成について]
図6(a)では、LED基板123がリフレクタ122の収納空間に収納された状態となっていることについて説明したが、この状態でLED基板123をリフレクタ122に固定する構成について説明する。
【0064】
図9(a)は、LED基板123が収納されていない状態のリフレクタ122を背面側から撮影した写真であり、
図9(b)は、LED基板123を背面側から撮影した写真である。
図9(a)には、リフレクタ122に設けられた10箇所のカシメピン122SPが示されており、
図9(b)には、これらのカシメピン122Pに対応する箇所にカシメ孔123SHが形成されていることが示されている。LED基板123をリフレクタ122に収納するにあたっては、これらのカシメピン122SPを対応するカシメ孔123SHに通した後、LED基板123の背面側に突出したカシメピン122SPの頭部を加熱して扁平形状に変形させることで、LED基板123がリフレクタ122に固定される。なお、本実施形態ではLED基板123の裏面の黒色に対し、扁平形状に変形したカシメ箇所が白色(リフレクタ122が白色)であるため、固定箇所が見分けやすくなっている。
【0065】
なお、本実施形態ではカシメピン122SPおよびカシメ孔123SHがLED基板123の外周に沿って設けられているものの他に、LED基板123の内側の領域(
図9(a)および
図9(b)に示す領域A1参照)に設けられているものがある。この領域A1においてLED基板123が固定されない場合、LED基板123の内側の領域がリフレクタ122から浮いた状態になってしまうことがあるが、LED基板123の内側の領域でリフレクタ122に固定することで、このような状態になりにくくすることができる。
【0066】
また、本実施形態では、リフレクタ122に対してLED基板123の裏表や上下が逆の位置関係(位置関係が正しくない状態)となることを防止するため、位置関係が正しくない場合にカシメピン122SPとカシメ孔123SHの位置が合わないように構成されている。
【0067】
図10(a)は、LED基板123がリフレクタ122に固定された状態を示す断面模式図である。この
図10(a)には、LED基板123のカシメ孔123SHを通ったリフレクタ122のカシメピン122SP(径の太さをW8とする)について、その頭部122SPHが扁平形状になっている(径の太さがW8よりも大きいW9になっている)ことが示されている。なお、カシメピン122SPの頭部122SPHを変形させる際にLED基板123に密着させるようにしてもよいが、後でLED基板123をリフレクタ122から外す必要が生じた場合にはこの取り外し作業が困難になる。このため本実施形態では取り外し作業を容易に行うことができるように、LED基板123と扁平形状の頭部122SPHとの間に隙間を設けた構成となっている。なお、この隙間の大きさをH7とすると、このH7の大きさはニッパー等の刃先が入る程度の大きさであることが好ましい。また、この隙間があることで基板上のスルーホールや配線パターン等に接触しないことになり、LED基板123の導電性に悪影響が及びにくくすることができる。また、リフレクタ122はASAやPPO等の樹脂で構成されているところ、変形後の頭部122SPHはリフレクタ122の本体部分(LED基板123と表示シール121の間に位置する部分)よりも厚みが薄くなるので、本体部分を破壊するよりも容易に頭部122SPHを破壊することができる。
【0068】
なお、カシメピン122SPの頭部122SPHを変形させた際、その形状については
図10(a)に示す形状に限られるものではなく、例えば
図10(b)に示すような先端に向かうにつれて広がる逆テーパー状であってもよい。
図10(b)では、カシメピン122SPの頭部122SPHの径がカシメ孔123SHから突出するに従って拡大した形状となっていることが示されている。なお、カシメピン122SPの頭部122SPHはこの断面図において台形形状となっており、カシメピン122SPの頭部122SPHが根元部分122SPBから先端に向かって傾斜した形状となっている。そして、カシメピン122SPの頭部122SPHとLED基板123との間の空隙については、カシメピン122SPの根元部分122SPBに近いほど狭くなっており(α>β)、これによりリフレクタ122に対するLED基板123のガタツキを抑制することができる。また、
図10(b)で図示した例では、カシメピン122SPがLED基板123の貫通孔から先端に向けて広がっている(貫通孔から棒状の部分が延出せずに逆テーパー状の先端が形成されている)が、
図10(a)の例と同様に、LED基板123の貫通孔から棒状の部分が延出していて、その先で逆テーパー状の先端が形成されていてもよい。
【0069】
なお、この
図10(a)に示すように、LED素子1231の長手方向の長さをW10、LED基板123のスルーホール123THの径の太さをW11とした場合、W9>W8>W10>W11の関係になっている。また、LED素子1231の高さをH3とした場合、H7>H3の関係になっている。なお、本実施例ではスルーホールを例としたが、これに限らず、ビアホールであったり、テストポイントであったりしてもよく、スルーホール同様にカシメピン122SPおよびカシメ孔123SHの方がビアホール、テストポイントよりも径を大とすることで同様の効果を得ることができる。このように、基板上において電気的に導通可能な穴の径よりも、カシメピンやカシメ孔の径を大とすることで、間違えて挿入しないように組み立て時のミスを軽減できる。なお、変形された後の先端部分であるカシメピン122SPの頭部122SPHと、スルーホールやビアホール、テストポイント等の層間導通部とは平面視では重畳しないようになっている。これは、カシメピン122SPで層間導通部を塞いでしまい導電性が低下してしまったり、層間導通部を視認できなくなってしまったりすることを防ぐためである。なお、平面視で一部重畳しても、空隙が形成されるため層間導通部で接することがないので導電性を低下することを防ぐことができる。
【0070】
[LED基板123について]
図11(a)は、LED基板123の表面(LEDユニット120の正面側になる面)を示す図であり、
図11(b)は、LED基板123の裏面(LEDユニット120の背面側になる面)を示す図である。
【0071】
図11(a)に示す面は基板の緑色がグレーの配色で示されており、この基板上の配線パターンが白い線で示されている。また、この配線パターンに繋がる長方形はLED素子1231を示し、配線パターン上の白い丸はスルーホールTHを示している。一方、
図11(b)に示す面は、左下の型番を表示する箇所およびコネクタ124が設けられた箇所が基板の緑色となっており、それ以外は黒色に塗装されている。このLED基板123の裏面を黒色にすることで、LED基板123以外の発光手段からの光を吸収させ、他の光による影響が及びにくくすることができる。なお、上記の型番については、LEDユニット120を分解せずに視認できる位置(例えば、リフレクタ122の外周、LED基板123の裏面)に設けることで、作業負担を軽減できる場合がある。また、
図11(a)に対応する箇所にあるカシメ孔123SHとスルーホールTHと、コネクタ124が示されている。なお、基板の表面も黒色で塗装されていても差し障りなく、表面も黒色で塗装されている場合は、LEDの発光色(例えば赤色)とのコントラストを強調できる。また、消灯時でも微量の電流が生じるところ、このような微電流によるLEDの微点灯(いわゆるゴースト点灯)を目立ちにくくすることができ、誤った発光によって遊技者に誤解を与えるような事態を回避することができる。また、基板の表面は白色や乳白色で塗装されても差し障りなく、この場合はLEDの発光をより目立たせることができる。
【0072】
図11(a)では、7セグの各セグメントに対応するLED素子1231同士の間隔(図中のS1参照)よりも、文字列を表示する箇所に対応するLED素子1231同士の間隔(図中のS2参照)の方が大きくなっている。
【0073】
本実施形態では、外周にあるカシメ孔123SHのうち、周囲の配線パターンがカシメ孔123SHを迂回してLED基板123の内側を通る構成となっている箇所がある(例えば、下段の左から2番目のカシメ孔123SH)。このように、カシメ孔が基板端部に近い場合に、配線パターンは該カシメ孔の外側ではなく内側にしており、これにより、外周にカシメ孔123SHが設けられた箇所では基板自体の強度が弱まるためにヒビなどの破損が生じやすいが、上記のような構成では外周側に破損が生じた場合であっても通電に影響が生じにくくすることができる。なお、カシメ孔が基板端部ではない箇所(基板の中央付近に位置する場合)であれば、この限りではない。つまり、カシメ孔が基板端部に近い場合は、配線パターンは基板端部から離れるようにカシメ孔を迂回して構成されるが、カシメ孔が基板端部ではない箇所(基板の中央付近の箇所)の場合は、基板端部に近づくようにカシメ孔を迂回して構成してもよく、基板のさらに中央に近づくようにカシメ孔を迂回構成してもよい。
【0074】
[LED素子1231の回路について]
図12は、LED素子1231の回路を示す図である。この
図12では、左から順に第一列C1、第二列C2、第三列C3、第四列C4、第五列C5、第六列C6、の6列のLED素子1231が示されている。
【0075】
第一列C1のLED素子1231のグループは、第一7セグランプ1201に対応する7つのLED素子1231と、第一ドットランプ1202に対応する1つのLED素子1231で構成されており、これらの発光手段のまとまりによって一つの領域(点灯領域)を形成するものとなっている。
【0076】
また、第二列C2のLED素子1231のグループは、第二7セグランプ1205に対応する7つのLED素子1231と、第二ドットランプ1206に対応する1つのLED素子1231で構成されており、これらの発光手段のまとまりによって一つの領域(点灯領域)を形成するものとなっている。
【0077】
また、第三列C3のLED素子1231のグループは、第三7セグランプ1207に対応する7つのLED素子1231と、第三ドットランプ1208に対応する1つのLED素子1231で構成されており、これらの発光手段のまとまりによって一つの領域(点灯領域)を形成するものとなっている。
【0078】
また、第四列C4のLED素子1231のグループは、第四7セグランプ1210に対応する7つのLED素子1231と、上ランプ1203に対応する1つのLED素子1231で構成されている。これらの発光手段は他の点灯領域を挟んで配置されており、複数の点灯領域(第四7セグランプ1210の領域と上ランプ1203の領域)を形成するものとなっている。
【0079】
また、第五列C5のLED素子1231のグループは、第五7セグランプ1211に対応する7つのLED素子1231と、下ランプ1204に対応する1つのLED素子1231で構成されている。これらの発光手段は他の点灯領域を挟んで配置されており、複数の点灯領域(第五7セグランプ1211の領域と下ランプ1204の領域)を形成するものとなっている。
【0080】
また、第六列C6のLED素子1231のグループは、ベット数ランプ1209に対応する6つのLED素子1231(「3BET」、「2BET」、「1BET」のそれぞれの文字に対して2つずつ)と、ベット可能ランプ1212に対応する2つのLED素子1231と、スタートランプ1213に対応する2つのLED素子1231と、リプレイランプ1214に対応する2つのLED素子1231で構成されている。これらの発光手段は他の点灯領域を挟んで配置されており、複数の点灯領域(ベット数ランプ1209の領域と、ベット可能ランプ1212、スタートランプ1213、およびリプレイランプ1214からなる領域)を形成するものとなっている。なお、この第六列C6では、各文字列に対して2つのLED素子1231が直列に接続された構成となっている。第六列C6全体では、2つのLED素子1231が直列となった部分が複数並列に接続された構成となっている。
【0081】
LEDユニット120は、遊技の進行を制御する主制御部によって制御される駆動回路120Cにコネクタ124を介して接続される。
図12には、この駆動回路120CとLED素子1231との配線の状態が示されている。例えば、第一列C1~第六列C6の各列に対し、アノード側の配線がコモン線となっている。また、カソード側の配線についても第一列C1~第六列C6のLED素子1231に対してコモン線となっている箇所がある。駆動回路120Cでは、第一列C1~第六列C6の各列に対する電源供給を所定周期毎に順に行う構成となっている。
【0082】
図12に示す回路では、第一列C1~第三列C3の電源供給を担うコモン線が破損した場合、対応する7セグランプおよびこれに隣接するドットランプに異常が生じることになる。一方、第四列C4、第五列C5の電源供給を担うコモン線が破損した場合、対応する第四7セグランプ1210、第五7セグランプ1211と、そこから離れた箇所にある上ランプ1203あるいは下ランプ1204で異常が生じることになる。これらの第四列C4、第五列C5のように、離れた箇所での発光素子に対してコモン線が存在するように配線する構成では、異常が生じる箇所が分散することになり、異常に気付きやすくすることができる。
【0083】
また、第四列C4に対応する第四7セグランプ1210と上ランプ1203は、前者がクレジットの情報を表示するために用いられるものであり、後者がBB信号やRB信号を出力していることを表示するために用いられるものである。この構成は、異なる情報を表示するために用いられる発光素子に対してコモン線が存在するように配線されたものであるとも言える。なお、第五列C5に対応する第五7セグランプ1211と下ランプ1204についても同様の構成である。この構成では、コモン線が破損している場合に、異なる情報のそれぞれの表示の際に異常が生じるため、異常に気付きやすくすることができる。なお、本実施形態では異なる情報を表示するための発光素子が離れて設けられた構成となっているが、これらの発光素子が隣接して設けられた構成であってもよい。
【0084】
また、第一列C1では、第一7セグランプ1201およびこれに隣接する第一ドットランプ1202の計8つのLED素子1231に一つのコモン線が設けられた構成となっている。これに対し、第四列C4に対応する第四7セグランプ1210にはドットランプが隣接していないため、計7つのLED素子1231に一つのコモン線が設けられた構成としてもよい。しかしながら、基板のスペースの関係からよりコンパクトな配線が望まれる場合があり、このような観点から本実施形態では、第四列C4に示すように、第四7セグランプ1210と上ランプ1203の計8つのLED素子1231に一つのコモン線が設けられた構成を採用している。なお、第五列C5についても同様である。
【0085】
上記の構成とするにあたっては、表示領域A(例えば、第一7セグランプ1201およびこれに隣接する第一ドットランプ1202、あるいは第三7セグランプ1207およびこれに隣接する第三ドットランプ1208)の発光素子の個数Naと、表示領域B(例えば、第四7セグランプ1210)の発光素子の個数Nbとを比較し、Na>Nbである場合に表示領域Aに対応する発光素子に一つのコモン線Aを設けるとともに、表示領域Bに対応する発光素子については、他の発光素子(例えば、上ランプ1203)を加えて一つのコモン線Bを設けた構成とすることで、上記の要望を満たすことができる場合がある。なお、コモン線に対する発光素子の数が多くなることで光量が低下する可能性があるが、こうした発光素子の光量を調整しなくてもすむように(あるいは簡単にするために)、コモン線Bに繋がる発光素子の数が、コモン線Aに繋がる発光素子の数を超えないようにすることが好ましい。なお例えば、上ランプ1203や下ランプ1204について、第六列C6に追加することも考えられるが、この場合一つのコモン線に対する発光素子の数が多くなってしまい光量が低下する懸念がある。また、第六列C6では各文字列に対して直列に接続された二つのLED素子1231を用いており、この第六列C6に上ランプ1203や下ランプ1204のような一つのLED素子1231を並列に接続すると光量を調整する必要が生じ作業負担が増加する虞がある。例えば、電流の回り込みによって第六列C6の発光素子が意図せず光ってしまうような場合に、これを別途調整する作業が必要になる。よって、発光素子を追加する場合には、単に一つのコモン線に対する発光素子の合計数だけでなく、並列に接続されることになる他の発光素子の個数に合わせた構成とすることが好ましい。
【0086】
なお、上記の説明では、コモン線を設けるにあたり、対応する発光素子を離間して配置する、異なる情報を担う発光素子を用いる、表示領域Aより少ない発光素子を有する表示領域Bについて他の発光素子を加える、といった異なる観点からの構成について説明したが、これらの構成は互いに組み合わせてもよい。
【0087】
[カシメ孔、カシメピンの位置等について(1)]
図13は、LED基板123の裏面(LEDユニット120の背面側になる面)のカシメ孔およびコネクタの位置を示す図である。なお、図面は付番や仮想延長線等を分かりやすく表記するために白色で掲載しているが、LED基板123の裏面は
図11に示す例と同様に黒色であってもよい。
【0088】
LEDユニット120では、LED基板123に形成された10箇所のカシメ孔123SHが、リフレクタ122の10箇所のカシメピン122SPによって固定されている。すなわち、カシメ孔123SHが形成された箇所がLED基板123の固定箇所である。
【0089】
これらの固定箇所については、基板の中心に近い方(内方)に位置するものと、基板の中心から遠い方(外方)に位置するものとがある。なお、外方については、基板の中心から遠い方とも言えるし、基板の角に近い方とも言える。例えば、カシメ孔SHa1~4のうちのいずれか一つは、カシメ孔SHb1~4のうちのいずれか一つよりも内方に位置している。また例えば、カシメ孔SHc1~2のうちのいずれか一つは、カシメ孔SHb1~4のうちのいずれか一つよりも内方に位置している。このようにLED基板123の固定箇所には、第一の固定箇所と、これよりも基板の中心に近い方(内方)にある第二の固定箇所の位置関係となっているものがある。コネクタ124のケーブルの挿抜の際にはLED基板123の固定箇所にガタツキが生じるが、固定箇所が上記の位置関係となっていることでこのガタツキを抑制することができる。なお、これらの固定箇所の位置関係は、基板の周縁(外側寄り)に沿って位置するものと、基板の周縁に沿って位置する固定箇所よりも内側に(中心寄り)位置するものとも言える。このように、外側寄りに基板の外周に寄って位置する固定箇所でLEDユニット120の全体的な固定を担保しつつ、中心よりに位置する固定箇所でコネクタ124におけるケーブル挿抜時のガタツキを抑制することができる。
【0090】
また、基板の長手方向に対して中心に近い方を内方、中心から遠い(端部に近い)方を外方として上記第一の固定箇所と第二の固定箇所の位置関係を採用してもよい。本例ではLED基板123の長手方向に沿って、カシメ孔SHa1、SHa4が最も内方にあり、カシメ孔SHb1~4が最も外方に位置している。このような位置関係を採用した場合もガタツキを抑制することができる。
【0091】
また、基板の短手方向に対して中心に近い方を内方、中心から遠い(縁に近い)方を外方として上記第一の固定箇所と第二の固定箇所の位置関係を採用してもよい。本例ではLED基板123の短手方向に沿って、カシメ孔SHc1、SHc2が最も内方にあり、カシメ孔SHa1~4、SHb1~4が最も外方に位置している。このような位置関係を採用した場合もガタツキを抑制することができる。
【0092】
また、上記説明した固定箇所の位置関係は基板の中心に対して内方と外方を区別しているが、基板に設けられたコネクタを基準とする位置関係についても同様である。以下具体的に説明する。
【0093】
LED基板123の固定箇所については、基板のコネクタ124に近い方(内方)に位置するものと、コネクタ124から遠い方(外方)に位置するものとがある。例えば、カシメ孔SHa1~4のうちのいずれか一つは、カシメ孔SHb1~4のうちのいずれか一つよりもコネクタ124に近い方(内方)に位置している(例えば、距離x1>x2、x3)。このようにLED基板123の固定箇所には、第一の固定箇所と、これよりもコネクタ124に近い方(内方)にある第二の固定箇所の位置関係となっているものがある。コネクタ124のケーブルの挿抜の際にはLED基板123の固定箇所にガタツキが生じるが、コネクタ124の近傍に固定箇所があることでこのガタツキを抑制したり、ケーブル挿抜を確実に行ったりすることができる。また、コネクタ124から遠い固定位置においては、カシメピン122SPによる固定がされていることを把握しやすくすることができる。なお、こうした位置関係を判断する際に用いる固定箇所とコネクタ124との距離は、コネクタ124の辺のうち固定箇所に最も近い辺の延長線上からの距離であってもよい。例えば
図13では、距離x1、x2に代えて距離X1、X2を用いてもよい。
【0094】
次に、LED基板123におけるコネクタ124の位置について説明する。
図13には、コネクタ124が長手方向の中心から右側にずれた位置に設けられていることが示されている。このようにコネクタ124をLED基板123の長手方向に対して偏心して配置することで、LED基板123をリフレクタ122から外しやすくできる場合がある。例えば、コネクタ124が設けられた側(
図13では右側)のカシメピン122SPを外すと、コネクタ124をつまむことでLED基板123の一方(
図13では右側)を持ち上げることができる。このとき、コネクタ124が設けられていない側(
図13では左側)のカシメピン122SPが外されていなくとも、持ち上げたLED基板123をそのまま引きはがす(カシメピン122SPが破壊される)ことでLED基板123をリフレクタ122から外すことができる。このように、LED基板123に対してコネクタ124を、中央から長手方向または短手方向の少なくともいずれか一方に偏心して配置することで、LED基板123を取り外す際の作業時間の短縮を図ることができる。
【0095】
次に、コネクタ124とカシメピン122SPの頭部との大きさ及び形状の違いについて説明する。LED基板123では、カシメピン122SPの先端が円形状であるのに対し、コネクタ124は矩形状であり、これらの形状は非相似形となっている。このようにカシメピン122SPの先端とコネクタ124の形状を非相似形(例えば、略円形状と多角形状)にすることで、分解時の作業者に対して「丸いのだけ切断して」というように、形状を限定して指示することができる。また、作業者にとってはコネクタ124とカシメピン122SPの見分けがつきやすく、作業ミスを生じにくくすることができる。また、カシメピン122SPの先端よりもコネクタ124の方が大きいため、「小さいものだけ切断して」というように大きさを限定して指示することができ、また作業者にとってカシメピン122SPの見分けがつきやすく、作業ミスを生じにくくすることができる。特に、コネクタ124のピン数が少ない場合はコネクタのサイズが小さくなってしまうため、作業者によってはカシメピン122SPとの見分けが付き難くなってしまう可能性があるところ、カシメピン122SPの形状をコネクタ124と非相似形にして、サイズを小さくすることで見分けをしやすくしている。
【0096】
[カシメ孔、カシメピンの位置等について(2)]
図14(a)は、LED基板の変形例を示す図である。
【0097】
図14(a)に示すLED基板223は、
図13に示すLED基板123とは縦横の比率が異なる。また、LED基板223に設けられたコネクタ224は、
図13のコネクタ124よりも小さく、形状も異なる。なお、カシメ孔223SHおよびこれに挿通されたカシメピン222SPによるカシメの構成については
図10等で説明したLED基板123の構成と同じである。
【0098】
図14(a)に示すLED基板223は、
図13に示すLED基板123と同様にコネクタ224の近傍に固定箇所(カシメ孔223SH)があり、ガタツキを抑制することができる。さらにこの例では、LED基板223を縦横で4分割したときに、コネクタ224がある領域における固定箇所が他の領域よりも多くなっており、よりガタツキを抑制することができるように構成されている。また、ここで言う「他の領域」とは、コネクタ224が配置されている長手方向または短手方向の少なくともいずれか一方側に対する他方側(長手方向または短手方向の少なくともいずれか他方側)を意味している。具体的には、縦横で4分割された領域のうちコネクタ224が配置されている領域(右上領域)に対して、長手方向で他方側の領域(左上領域)でもよく、短手方向で他方側の領域(右下領域)でもよく、長手方向かつ短手方向での他方側の領域(左下領域)でもよい。なお、この例に限らず、LED基板223を長手方向で2分割したときにコネクタ224がある領域における固定箇所が他の領域よりも多い構成や、LED基板223を短手方向で2分割したときにコネクタ224がある領域における固定箇所が他の領域よりも多い構成の場合も、ガタツキを抑制することができる。
【0099】
なお、
図14(a)の例とは異なり、コネクタ224がある領域における固定箇所が他の領域よりも少ない構成とした場合には、分解するときにコネクタ周囲の固定箇所のみ破壊することで基板を引きはがすことができ、作業時間の短縮を図ることができる。
【0100】
また
図13の例ではコネクタ124をLED基板123の長手方向に対して偏心して配置することで、LED基板123をリフレクタ122から外しやすくできることについて説明したが、
図14(a)に示すLED基板223は、長手方向(横方向)だけでなく短手方向(縦方向)についてもコネクタ224が偏心して配置されている。この
図14(a)のようにコネクタ224を配置した場合も、LED基板223を外しやすくすることができる。なお、
図14(a)に示した例では、長手方向にも短手方向にも偏心して配置されているがこれに限らず、少なくとも一方に偏心して配置されていればよく、長手方向においては一方側に偏心しているが、短手方向では中央部に位置するようにしてもよく、あるいは、この逆の配置(短手方向では一方側に偏心し、長手方向では中央部に位置する)にしてもよい。
【0101】
また
図13の例では、カシメとコネクタ124の形状が非相似形であることと、カシメよりもコネクタ124の方が大きいことにより、分解時の作業者に対して指示がしやすくなることと、作業者が作業ミスを生じにくくすることができることについて説明したが、
図14(a)に示すLED基板223も同様の構成を有するものであり、同様の効果を奏するものである。
図13に示したコネクタ124のピン数は14であるが、
図14(a)に示すコネクタ224はピン数が2になっており小さいコネクタになっているところ、より効果が奏しやすくなっている。
【0102】
図14(a)に示すコネクタ224は、LED基板223にはんだ付けされている。このはんだ付けの箇所は、端子部分だけでなく両側面の一部も含まれており、これはコネクタ単体に対するケーブル挿抜時の強度補強のためである。
図14(b)には、はんだ付けされた側面の一部が符号PAで示されている。なお、この部分を除いてはコネクタ224とLED基板223の間には隙間があり、
図14(b)ではこの部分を点線の丸で囲んだ領域PBが示されている。
図14(b)に示すコネクタ224は
図13のコネクタ124よりも小さく、はんだ付けによる固定箇所が少ないことから、ケーブル挿抜時の強度を補強するために両側面の一部をはんだ付けする構成を採用している。
【0103】
すなわち、
図14(a)の例では、変形されたカシメピン222SPの先端は全周に亘って空隙があり、コネクタ224は全周の一部(
図14(b)の符号PAの箇所)に空隙がない。この構成では、変形されたカシメピン222SPの先端に対しては空隙に刃物を容易に入れることができる一方で、コネクタ224に対しては刃物を容易に入れることができないため、コネクタ224を間違えて切断しようとした場合に間違いに気づきやすくすることができる。また、基板と変形されたカシメピン222SPの先端との隙間(基板と変形されたカシメピン222SPの先端との間の寸法A)よりも、コネクタ224とLED基板223との間の隙間(コネクタ224とLED基板223との間の寸法B)の方を小さくすることで、より一層、コネクタ224に対しては刃物等を挿入し難くすることができる。なお、これらの寸法の大小関係は逆でもよく、寸法Bよりも寸法Aの方が小さくてもよく、この場合、変形されたカシメピン222SPの先端を破壊するための精密工具ではコネクタ224を破壊するには至ることが難しくなるので結果的にコネクタ224を誤って破壊してしまうことを防ぐことができる。
【0104】
[カシメ孔、カシメピンの位置等について(3)]
図9、
図10等では、カシメピン122SPとカシメ孔123SHを用いてリフレクタ122とLED基板123とを固定する構成について説明した。以下、カシメピン122SPとカシメ孔123SHの構成の一例について
図15を用いて説明する。
図15は、LED基板123がリフレクタ122に固定された状態を示す断面模式図である。
図15の下部には、カシメピン122SPの軸方向から見たカシメピン122SPとカシメ孔123SHの位置関係が示されている。
【0105】
この例では
図15の下図に示すように、カシメ孔123SHの径がカシメピン122SPの径(カシメピン122SPの軸部の径)よりも大きいものとなっている。この構成の場合、カシメ孔123SHに対してカシメピン122SPを容易に抜き差しすることができる。また、カシメピン122SPの頭部122SPHを変形させるにあたって加熱した場合に、熱膨張した部分によってLED基板123が損傷してしまうことを防止することができる。また、リフレクタ122に振動が加えられた場合に、この振動がカシメピン122SPを経由してLED基板123を撓ませるといったようにLED基板123にストレスを与えたり破損が生じたりするといった問題がある。しかし上記の例では、カシメピン122SPとカシメ孔123SHの間に隙間があることによってカシメピン122SPが移動するためLED基板123に力が伝わりにくく、上記の問題を生じにくくすることができる。
【0106】
なお、カシメピン122SPとカシメ孔123SHは複数あり、これらの位置関係によっては、カシメ孔123SHにカシメピン122SPを挿通させたときにいずれかのカシメピン122SPがカシメ孔123SHに常に接した状態となる場合がある。例えば、二か所のカシメ孔123SHの中心間距離が、これらに対応する二か所のカシメピン122SPの中心間距離よりも長い場合に、カシメ孔123SHにカシメピン122SPを挿通させるとカシメピン122SPが二つともカシメ孔123SHの内壁に接した状態になり、リフレクタ122にかかる力がLED基板123に伝わってストレスや破損の可能性が生じてしまう。このため、カシメ孔123SHの中心とこれに対するカシメピン122SPの中心が一致していることが好ましいが、これらの位置に多少のずれがあってもよく、全体としてカシメピン122SPがカシメ孔123SHの内部において軸方向と直交する方向に移動可能となっていればよい。この場合、リフレクタ122に対してLED基板123が移動可能な状態となり、LED基板123にストレスを与えたり破損が生じたりするといった問題を生じにくくすることができる。また、リフレクタ122に対してLED基板123が移動可能とは、カシメ孔123SHの径の大きさの範囲内で移動可能であって、つまり、LED基板123は所定の範囲内(カシメ孔123SHの径の大きさの範囲内)でリフレクタ122との相対的な位置関係が可変すると言える。また、カシメピン122SPの頭部122SPHとLED基板123との間には空隙があることから、LED基板123は空隙の大きさの範囲内で移動可能であるとも言え、つまり、LED基板123は特定の範囲内(LED基板123と変形先端部122SPHとの空隙の範囲内)でリフレクタ122との相対的な位置関係が可変するとも言える。
【0107】
なお、カシメ孔123SHは、カシメ用の孔であり、孔の周囲および内面のいずれにも銅箔は施されていない。このため、テストポイントやランドなどとの誤認が生じにくくなっている。特に、カシメピン122SPがカシメ孔123SHの内径よりも細い構成では、カシメピン122SPの挿通時にも銅箔が施されていないことがより把握しやすく、より誤認を生じにくくすることができる。
【0108】
[LED基板の外周の枠について]
以下、LED基板123の外周を囲む枠部について説明する。
【0109】
図6の例で説明したように、LEDユニット120ではリフレクタ122にLED基板123を収納するための空間が背面側に形成されており、LED基板123がリフレクタ122にはめ込まれた状態では、LEDユニット120を上下方向、あるいは左右方向のいずれかから見た場合、コネクタ124は視認できるがLED基板123は視認することができない状態となる。このときLED基板123は、リフレクタ122に形成された枠部によって外周が囲まれた状態となっている。この枠部はLED基板123よりも背面側に壁状に突出した部分である。
図7では、この突出分が符号S1で示されている。この構成について、再度
図15を用いて具体的に説明する。
【0110】
図15には、リフレクタ122に形成され、LED基板123の外周を囲む枠部122FRが示されている。この枠部122FRの高さについて
図15に示すように、LED基板123の裏面からの枠部122FRの高さを(a)、カシメピン122SPの先端からの枠部122FRの高さを(b)、LED基板123の裏面からカシメピン122SPの先端までの高さを(c)、LED基板123とカシメピン122SPの扁平形状の頭部122SPHとの間の隙間の高さを(d)、とすると、(a)>(b)>(c)>(d)の関係になっている。
【0111】
図15に示すように枠部122FRは、LED基板123よりも高く(背面側に突出している)、さらにカシメピン122SPの頭部122SPHよりも高くなっている。この構成では、スロットマシン100の組立時あるいは解体時に、LED基板123とカシメピン122SPの扁平形状の頭部122SPHとの隙間にハーネスやケーブルが引っかかったりするトラブルを生じにくくすることができる。
【0112】
なお、上記の例ではリフレクタ122の一部に枠部122FRが形成された例について説明したが、枠部がカシメピン122SPの頭部122SPHよりも高くなっているものであればよい。したがって例えば、枠部がリフレクタ122とは別部材であってもよく、また例えば、LEDユニット120の全体を収納可能な透明のカバー部材の一部がこうした枠部122FRの役割を担う構成であってもよい。
【0113】
[LED基板のカバーについて]
図9、
図10等では、カシメピン122SPとカシメ孔123SHを用いてリフレクタ122とLED基板123とを固定する構成について説明した。ここで、LED基板123については、基板の裏側を保護するカバーを備えたものであってもよい。以下、基板の裏側を保護するカバーを備えたLED基板123の構成の一例について
図16を用いて説明する。
図16は、基板の裏側を保護するカバー123CVを備えたLED基板123がリフレクタ122に固定された状態を示す断面模式図である。
【0114】
図16の例では、コネクタ124が設けられた箇所を除くLED基板123の裏側がカバー123CVで覆われている。なお、カバー123CVは部材の一例に相当するものである。またこの例では、カシメ孔123SHがLED基板123とカバー123CVを貫通して形成されている。カバー123CVのうち、カシメ孔123SHが形成された箇所の周囲は、カバー123CVの高さが一段低く、凹部123DEが形成されている。
図10等で説明したようにカシメ孔123SHから突出したカシメピン122SPの頭部122SPHは扁平形状に変形されるが、この例では変形したカシメピン122SPの頭部122SPHが凹部123DEに収納された状態となっている。つまり、カバー123CVは、カシメピン122SPが挿通される箇所においては、カシメピン122SPの変形後の先端(頭部122SPH)を全周に亘って囲む陥没形状の凹部123DEが形成されており、後述する隙間の箇所にケーブルが容易に入り込んでしまわないようになっている。この凹部123DE内においては、カシメピン122SPの扁平形状の頭部122SPHとの間に隙間を設けた構成となっている。LED基板123をリフレクタ122から外す必要が生じた場合には、この隙間にマイナスドライバ等を挿入することで取り外し作業を容易にすることができる。
【0115】
なお
図16では、凹部123DEの最奥からカシメピン122SPの扁平形状の頭部122SPHとの間の隙間の寸法を(x)、凹部123DEの高さ(深さ)からカシメピン122SPの扁平形状の頭部122SPHまでの高さを除いた寸法を(y)、カバー123CVから枠部122FRまでの高さ寸法を(z)、として示している。このうち(x)と(y)は(y)>(x)の関係になっているが、(y)<(x)でもよい。また(z)については、(z)=0であってもよい。なおコネクタ124は、枠部122FRよりも高い寸法になっている。なお、
図16において、カシメピン122SPの扁平形状の頭部122SPHの高さはアルファベットの付番を省略して寸法を示している。
【0116】
[LEDユニットの配色について]
上記の説明では、リフレクタ122が白色であり、LED基板123の裏側は黒色である例について説明したが、以下、LED基板123やコネクタ124の配色について
図17を用いて説明する。
図17は、スロットマシン100を側面側から見た状態を示す断面模式図である。
【0117】
スロットマシン100では、内部のメンテナンスを行うにあたり前面扉102が開放される。例えば、
図17(a)、
図17(b)に示す主制御基板は前面扉102を開放した奥側にあって薄暗い状態ではあるものの、作業員に正対する位置にあるためケーブルの挿抜作業にはそこまでの困難性はない。これに対して
図17(a)のLEDユニット120は背面(コネクタ124が設けられた面)が斜め下方向を向いた状態となっているため、ケーブルも斜め下方向から挿入されることになる。このLEDユニット120に対しては、開放された前面扉102を下方向から覗き込みながらの作業となり、さらに設置角度によっては光が当たりにくくなるため、対象箇所が視認しにくい。なお、
図17(b)のLEDユニット120の場合、開放した前面扉102の裏側において作業員に正対する位置にあるため、
図17(a)と比較するとケーブルの挿抜作業は容易である。
【0118】
図17(a)の場合、コネクタの色に、白色や乳白色といった明度の高い色を採用することで、対象箇所を視認しやすくできる場合がある。一方、コネクタの色が黒色や灰色といった明度の低い色である場合、視認し難くなるために推奨されない。少なくとも、黒色や灰色といった色よりも明度の高い色であれば、例えば、赤色、青色、黄色、緑色であってもよく、これらの色でも視認しやすくできる場合がある。また、コネクタの色がより視認しやすくなるように、例えばLED基板123(あるいはカバー123CV)の色と比較して明度が高い色を採用してもよい。また、例えば主制御基板のコネクタの色と比較して明度が高い色を採用してもよい。なお、
図17(b)に示す位置に設けられている場合には上記のような配色を採用しなくてもよいが、採用した場合には視認性を高めて作業効率を高めることができる。
【0119】
また、コネクタ124とカシメピン122SP(頭部122SPH)との色を異ならせてもよいし、さらにコネクタ124とカシメピン122SP(頭部122SPH)とLED基板123(あるいはカバー123CV)の裏面との色を異ならせてもよく、これらの場合、カシメピン122SP(頭部122SPH)の見分けがつきやすく、LED基板123を取り外す際の作業ミスを生じにくくすることができる。さらに、コネクタ124の色よりもカシメピン122SP(頭部122SPH)の色の方が明度が高い構成としてもよい。この構成ではカシメピン122SPが目立つことによりカシメピン122SPによる封止の存在を不正者に印象付け、不正行為の抑止力とすることができる。
【0120】
[その他]
なお、本実施形態においては、LEDユニット120を設けた遊技台の一例として、メダル(コイン)を遊技媒体としたスロットマシン100を示したが、これに限定されるものではなく、遊技媒体を使用しないスロットマシンにも適用できるし、例えば
図18に示すぱちんこ機1000のような遊技台にも適用可能である。ぱちんこ機に適用する場合、普通図柄表示装置、特別図柄表示装置、保留ランプ、電サポ中ランプ、右打ち表示ランプ、ラウンド表示ランプ、カードの残り度数を表示する度数表示装置、遊技球数表示装置(封入式ぱちんこ機の場合)、等に適宜適用できる。
【0121】
≪実施形態に対応する技術的思想≫
以下、上記説明に記載されている技術的思想について、対応する構成を参照しつつ記載する。
【0122】
上記の説明では、
表示手段(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、発光基板(例えば、LED基板123)、区画部材(例えば、リフレクタ122)、および透過部材(例えば、表示シール121)を有するものであり、
前記発光基板は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられたものであり、
前記区画部材は、前記発光手段からの光が通る光路空間(例えば、文字列用照射空間122LA、セグメント用照射空間122LB)を区画するものであり、
前記透過部材は、前記光路空間を通った光が照射される照射範囲において、照射された光が透過する領域(例えば、表示シール121では点灯させる箇所が光を透過する)を有するものである、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0123】
この遊技台では、遊技者が視認しやすい表示手段を用いることで情報を把握しやすくすることができる。
【0124】
また、上記記載の遊技台であって、
前記光路空間は、前記発光手段と一対一で対応する素子側開口(例えば、文字列用第二空間122LA2、セグメント用第二空間122LB2)を有する空間であり、
前記光路空間は、前記照射範囲と一対一で対応する照射側開口(例えば、文字列用第一空間122LA1、セグメント用第一空間122LB1)を有する空間であり、
一の前記光路空間が、一の前記照射側開口と複数の前記素子側開口を有する場合がある(例えば、文字列用照射空間122LAでは、一つの文字列用第一空間122LA1に対して二つの文字列用第二空間122LA2がある)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0125】
この遊技台では、表示手段の発光ムラを低減できる場合がある。
【0126】
また、上記記載の遊技台であって、
一の前記光路空間が、一の前記照射側開口と一の前記素子側開口を有する場合がある(例えば、セグメント用照射空間122LBでは、一つのセグメント用第一空間122LB1に対して一つのセグメント用第二空間122LB2がある)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0127】
この遊技台では、発光手段を表示内容に合わせて用いることができる。
【0128】
また、上記記載の遊技台であって、
前記透過部材は、前記照射範囲とは異なる領域において文字が施されているもの(例えば、表示シール121の「CREDIT」の文字列は対応するLED素子1231がなく、照射範囲と異なる領域に施されている)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0129】
この遊技台では、文字情報に合わせて発光手段を用いないようにすることができる。
【0130】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の前記照射範囲によって遊技価値に関する表示を行う第一の表示領域(例えば、第二7セグランプ1205、第三7セグランプ1207、第四7セグランプ1210、第五7セグランプ1211)と、一の前記照射範囲によって前記遊技台の状態に関する表示を行う第二の表示領域(例えば、上ランプ1203、下ランプ1204、ベット可能ランプ1212、スタートランプ1213、リプレイランプ1214)と、を有する、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0131】
この遊技台では、一の表示手段で遊技価値や遊技台の状態に関する表示を行うことができる。
【0132】
また、上記記載の遊技台であって、
前記第一の表示領域に対応する前記発光手段と、前記第二の表示領域に対応する前記発光手段は、同一の前記発光基板に設けられている(例えば、
図11参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0133】
この遊技台では、発光基板を一つにまとめて点灯制御を簡易にすることができる。
【0134】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、表示面が鉛直方向に対して傾いた状態となるように配置されている(例えば、
図1のLEDユニット120の説明参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0135】
この遊技台では、遊技者に表示面を見やすくすることができる。
【0136】
また、上記の説明では、
表示手段(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、発光基板(例えば、LED基板123)、区画部材(例えば、リフレクタ122)、および透過部材(例えば、表示シール121)を有するものであり、
前記発光基板は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられたものであり、
前記区画部材は、前記発光手段からの光が通る光路空間(例えば、文字列用照射空間122LA、セグメント用照射空間122LB)を区画するものであり、
前記透過部材は、前記光路空間を通った光が照射される照射範囲において、照射された光が透過する文字領域(例えば、表示シール121の「3BET」、「2BET」、「1BET」、「INSERT」、「START」、「REPLAY」の文字列は光が透過する領域である)を有するものである、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0137】
この遊技台では、遊技者が視認しやすい表示手段を用いることで情報を把握しやすくすることができる。
【0138】
また、上記記載の遊技台であって、
前記光路空間は、前記発光手段と一対一で対応する素子側開口(例えば、文字列用第二空間122LA2、セグメント用第二空間122LB2)を有する空間であり、
前記光路空間は、前記照射範囲と一対一で対応する照射側開口(例えば、文字列用第一空間122LA1、セグメント用第一空間122LB1)を有する空間であり、
前記文字領域に対応する一の前記光路空間が、一の前記照射側開口と複数の前記素子側開口を有する(例えば、文字列用照射空間122LAでは、一つの文字列用第一空間122LA1に対して二つの文字列用第二空間122LA2がある)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0139】
この遊技台では、表示手段の発光ムラを低減できる場合がある。
【0140】
また、上記記載の遊技台であって、
前記透過部材は、前記照射範囲とは異なる領域において文字が施されているもの(例えば、表示シール121の「CREDIT」の文字列は対応するLED素子1231がなく、照射範囲と異なる領域に施されている)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0141】
この遊技台では、文字情報に合わせて発光手段を用いないようにすることができる。
【0142】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の前記照射範囲によって遊技価値に関する表示を行う第一の表示領域(例えば、第二7セグランプ1205、第三7セグランプ1207、第四7セグランプ1210、第五7セグランプ1211)と、一の前記照射範囲によって前記遊技台の状態に関する表示を行う第二の表示領域(例えば、上ランプ1203、下ランプ1204、ベット可能ランプ1212、スタートランプ1213、リプレイランプ1214)と、を有する、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0143】
この遊技台では、一の表示手段で遊技価値や遊技台の状態に関する表示を行うことができる。
【0144】
また、上記記載の遊技台であって、
前記第一の表示領域に対応する前記発光手段と、前記第二の表示領域に対応する前記発光手段は、同一の前記発光基板に設けられている(例えば、
図11参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0145】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、表示面が鉛直方向に対して傾いた状態となるように配置されている(例えば、
図1のLEDユニット120の説明参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0146】
この遊技台では、遊技者に表示面を見やすくすることができる。
【0147】
また、上記の説明では、
表示手段(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が表示部本体(例えば、リフレクタ122)に取り付けられたものであり、
前記発光基板は、貫通孔(例えば、カシメ孔123SH)が形成されたものであり、
前記表示部本体は、棒状の突出部(例えば、カシメピン122SP)が形成されたものであり、
前記表示部本体は、前記貫通孔に挿通された前記突出部の先端部が、該貫通孔を通過できない大きさに変形した状態となっているもの(例えば、
図6(a)参照)であり、
前記発光基板と前記表示部本体は、互いの色が異なるもの(例えば、LED基板123は黒と緑の配色、リフレクタ122は白色)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0148】
この遊技台では、固定箇所を見分けやすく、改造等に気付きやすくすることができる。
【0149】
また、上記記載の遊技台であって、
前記先端部が加熱されて前記貫通孔の径よりも大きく変形した状態となっている(例えば、
図6(a)参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0150】
この遊技台では、固定箇所を見分けやすく、改造等に気付きやすくすることができる。
【0151】
また、上記記載の遊技台であって、
前記発光基板は、電気的に導通可能な導通穴(例えば、スルーホールTH)が形成されたものであり、
前記貫通孔よりも大きく変形した前記先端部は、前記導通穴の径よりも大きい(例えば、
図10(a)参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0152】
この遊技台では、固定箇所を見分けやすく、改造等に気付きやすくすることができる。
【0153】
また、上記記載の遊技台であって、
前記発光基板は、電気的に導通可能な導通穴(例えば、スルーホールTH)が形成されたものであり、
前記突出部の径は、前記導通穴の径よりも大きい(例えば、
図10(a)参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0154】
この遊技台では、折れた突出部が誤って電気的に導通可能な導通穴に入るといったトラブルが生じないようにすることができる。
【0155】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記発光手段からの光を用いて遊技価値に関する表示(例えば、貯留されているメダルの枚数や払出枚数の表示)を行うものである、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0156】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記発光手段からの光を用いて遊技の状態に関する表示(例えば、有利区間やエラー発生の状態、メダル投入の可否、遊技開始の可否、再遊技の可否、についての状態表示)を行うものである、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0157】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記発光手段からの光を用いて遊技の状態に関する表示(例えば、有利区間やエラー発生の状態、メダル投入の可否、遊技開始の可否、再遊技の可否、についての状態表示)を行うものであり、
前記遊技価値に関する表示に対応する前記発光手段と、前記遊技の状態に関する表示に対応する前記発光手段は、同一の前記発光基板に設けられている(例えば、
図11参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0158】
この遊技台では、発光基板を一つにまとめて点灯制御を簡易にすることができる。
【0159】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、表示面が鉛直方向に対して傾いた状態となるように配置されている(例えば、
図1のLEDユニット120の説明参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0160】
この遊技台では、遊技者に表示面を見やすくすることができる。
【0161】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示部本体は、前記突出部が複数設けられたもの(例えば、
図9(a)参照)であり、
前記発光基板は、前記突出部に対応する複数の前記貫通孔が形成されたもの(例えば、
図9(b)参照)であり、
複数の前記突出部を対応する前記貫通孔に挿通することによって前記表示部本体と前記発光基板の位置関係が正しい位置関係となるものであり、
前記表示部本体と前記発光基板が前記正しい位置関係ではない場合には、複数の前記突出部を対応する前記貫通孔に通すことができないものである、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0162】
この遊技台では、表示手段の組み立て作業が容易且つ確実になり、不良が生じにくくすることができる。
【0163】
また、上記の説明では、
表示手段(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が表示部本体(例えば、リフレクタ122)に取り付けられたものであり、
前記発光基板は、配線パターンよりも外周側に貫通孔(例えば、カシメ孔123SH)が形成されたもの(例えば、
図11(a)参照)であり、
前記表示部本体は、前記貫通孔に所定の部材(例えば、カシメピン122SP)を挿通した状態となっているもの(例えば、
図6(a))である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0164】
この遊技台では、配線パターンを破損しにくくすることができる。
【0165】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示部本体は、棒状の突出部(例えば、例えば、カシメピン122SP)が形成されたものであり、
前記所定の部材は、前記突出部であり、
前記表示部本体は、前記貫通孔に挿通された前記突出部の先端部が、該貫通孔を通過できない大きさに変形した状態となっているもの(例えば、
図6(a)参照)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0166】
この遊技台では、固定箇所を見分けやすく、改造等に気付きやすくすることができる。
【0167】
また、上記記載の遊技台であって、
前記先端部が加熱されて前記貫通孔の径よりも大きく変形した状態となっている(例えば、
図6(a)参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0168】
この遊技台では、固定箇所を見分けやすく、改造等に気付きやすくすることができる。
【0169】
また、上記記載の遊技台であって、
前記発光基板は、電気的に導通可能な導通穴(例えば、スルーホールTH)が形成されたものであり、
前記貫通孔よりも大きく変形した前記先端部は、前記導通穴の径よりも大きい(例えば、
図10(a)参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0170】
この遊技台では、固定箇所を見分けやすく、改造等に気付きやすくすることができる。
【0171】
また、上記記載の遊技台であって、
前記発光基板は、電気的に導通可能な導通穴(例えば、スルーホールTH)が形成されたものであり、
前記突出部の径は、前記導通穴の径よりも大きい(例えば、
図10(a)参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0172】
この遊技台では、折れた突出部が誤って電気的に導通可能な導通穴に入るといったトラブルが生じないようにすることができる。
【0173】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記発光手段からの光を用いて遊技価値に関する表示(例えば、貯留されているメダルの枚数や払出枚数の表示)を行うものである、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0174】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記発光手段からの光を用いて遊技の状態に関する表示(例えば、有利区間やエラー発生の状態、メダル投入の可否、遊技開始の可否、再遊技の可否、についての状態表示)を行うものである、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0175】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記発光手段からの光を用いて遊技の状態に関する表示(例えば、有利区間やエラー発生の状態、メダル投入の可否、遊技開始の可否、再遊技の可否、についての状態表示)を行うものであり、
前記遊技価値に関する表示に対応する前記発光手段と、前記遊技の状態に関する表示に対応する前記発光手段は、同一の前記発光基板に設けられている(例えば、
図11参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0176】
この遊技台では、発光基板を一つにまとめて点灯制御を簡易にすることができる。
【0177】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、表示面が鉛直方向に対して傾いた状態となるように配置されている(例えば、
図1のLEDユニット120の説明参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0178】
この遊技台では、遊技者に表示面を見やすくすることができる。
【0179】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示部本体は、前記突出部が複数設けられたもの(例えば、
図9(a)参照)であり、
前記発光基板は、前記突出部に対応する複数の前記貫通孔が形成されたもの(例えば、
図9(b)参照)であり、
複数の前記突出部を対応する前記貫通孔に挿通することによって前記表示部本体と前記発光基板の位置関係が正しい位置関係となるものであり、
前記表示部本体と前記発光基板が前記正しい位置関係ではない場合には、複数の前記突出部を対応する前記貫通孔に通すことができないものである、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0180】
この遊技台では、表示手段の組み立て作業が容易且つ確実になり、不良が生じにくくすることができる。
【0181】
また、上記の説明では、
表示手段(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、
第一の情報(例えば、貯留枚数の数字の一部)を表示する第一の表示領域(例えば、第四7セグランプ1210の表示領域)、および第二の情報(例えば、BB信号やRB信号の出力の有無)が表示される第二の表示領域(例えば、上ランプ1203の表示領域)を有し、
前記第一の表示領域における表示に用いられる第一の発光手段、および前記第二の表示領域における表示に用いられる第二の発光手段を有し(例えば、
図12の第四列C4の8つのLED素子1231)、
前記第一の発光手段の回路と前記第二の発光手段の回路のいずれにも共通する所定のコモン線(例えば、
図12の第四列C4のアノード側の配線)が設けられた基板(例えば、
図12の第四列C4の8つのLED素子1231の回路参照)を有するものである、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0182】
この遊技台では、コモン線周りに生じた異常について気付きやすくすることができる場合がある。
【0183】
また、上記記載の遊技台であって、
表示手段(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、
第一の表示領域(例えば、第四7セグランプ1210による表示領域)、および該第一の表示領域と離間して配置された第二の表示領域(例えば、上ランプ1203の表示領域)を有し、
前記第一の表示領域における表示に用いられる第一の発光手段、および前記第二の表示領域における表示に用いられる第二の発光手段を有し(例えば、
図12の第四列C4の8つのLED素子1231)、
前記第一の発光手段の回路と前記第二の発光手段の回路のいずれにも共通する所定のコモン線(例えば、
図12の第四列C4のアノード側の配線)が設けられた基板(例えば、
図12の第四列C4の8つのLED素子1231の回路参照)を有するものである、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0184】
この遊技台では、コモン線周りに生じた異常について気付きやすくすることができる場合がある。
【0185】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、
前記第一の表示領域と前記第二の表示領域の間にある第三の表示領域(例えば、第三7セグランプ1207および第三ドットランプ1208による表示領域)を有し、
前記第三の表示領域における表示に用いられる第三の発光手段(例えば、
図12の第三列C3の8つのLED素子1231)を有し、
前記第三の発光手段の回路には前記所定のコモン線が含まれないもの(例えば、
図12の第四列C4のアノード側の配線は、第三列C3とは異なる)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0186】
この遊技台では、コモン線周りに異常が生じた場合に第三の表示領域を挟む二つの領域で不具合が確認でき、異常に気付きやすくすることができる場合がある。
【0187】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第三の表示領域において第三の情報(例えば、払出枚数の数字の一部)を表示するものである、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0188】
この遊技台では、コモン線周りに異常が生じた場合に第三の表示領域を挟む二つの領域で不具合が確認でき、異常に気付きやすくすることができる場合がある。
【0189】
また、上記記載の遊技台であって、
前記第一の情報は、遊技価値に関する情報(例えば、貯留枚数に関する情報)であり、
前記第二の情報は、前記遊技台の状態に関する情報(例えば、BB信号やRB信号の出力の有無)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0190】
また、上記記載の遊技台であって、
前記第一の発光手段と前記第二の発光手段は、同一の基板に設けられたものである(例えば、
図11参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0191】
この遊技台では、基板を一つにまとめて点灯制御を簡易にすることができる。
【0192】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、表示面が鉛直方向に対して傾いた状態となるように配置されている(例えば、
図1のLEDユニット120の説明参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0193】
この遊技台では、遊技者に表示面を見やすくすることができる。
【0194】
また、上記の説明では、
表示手段(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、
第一の表示領域(例えば、第四7セグランプ1210による表示領域)、第二の表示領域(例えば、上ランプ1203の表示領域)、および第三の表示領域(例えば、第三7セグランプ1207および第三ドットランプ1208による表示領域)を有し、
前記第一の表示領域における表示に用いられる第一の発光手段、前記第二の表示領域における表示に用いられる第二の発光手段、および前記第三の表示領域における表示に用いられる第三の発光手段を有し(例えば、
図12の第三列C3の8つのLED素子1231、第四列C4の8つのLED素子1231)、
前記第一の発光手段の回路と前記第二の発光手段の回路のいずれにも共通する第一のコモン線(例えば、
図12の第四列C4のアノード側の配線)が設けられた基板(例えば、
図12の第四列C4の8つのLED素子1231の回路参照)を有するものであり、
前記第一の発光手段の個数(例えば、7)は、前記第三の発光手段の個数(例えば、8)よりも少ない、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0195】
この遊技台では、コモン線周りに生じた異常について気付きやすくすることができる場合がある。
【0196】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、
前記第一の表示領域において第一の情報(例えば、貯留枚数の数字の一部)を表示し、
前記第二の表示領域において第二の情報(例えば、BB信号やRB信号の出力の有無)を表示し、
前記第三の表示領域において第三の情報(例えば、払出枚数の数字の一部)を表示し、
前記第一の表示領域と前記第二の表示領域の間に前記第三の表示領域を有するもの(例えば、
図3参照)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0197】
この遊技台では、コモン線周りに異常が生じた場合に第三の表示領域を挟む二つの領域で不具合が確認でき、異常に気付きやすくすることができる場合がある。
【0198】
また、上記記載の遊技台であって、
前記第三の発光手段の回路には、前記第一のコモン線とは異なる第二のコモン線(例えば、
図12の第三列C3のアノード側の配線)が設けられており、
前記第一の発光手段の個数と前記第二の発光手段の個数の合計値は、前記第三の発光手段の個数以下の値である(例えば、「コモン線Bに繋がる発光素子の数が、コモン線Aに繋がる発光素子の数を超えないようにする」との記載参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0199】
この遊技台では、コモン線周りに生じた異常について気付きやすくすることができる場合がある。また、光量調整を容易にすることができる。
【0200】
また、上記記載の遊技台であって、
前記第一の表示領域は、7セグの表示領域(例えば、第四7セグランプ1210による表示領域)であり、
前記第二の表示領域は、ドットの表示領域(例えば、上ランプ1203の表示領域)であり、
前記第三の表示領域は、7セグとドットの表示領域(例えば、第三7セグランプ1207および第三ドットランプ1208による表示領域)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0201】
また、上記記載の遊技台であって、
前記第一の情報は、遊技価値に関する情報(例えば、貯留枚数に関する情報)であり、
前記第二の情報は、前記遊技台の状態に関する情報(例えば、BB信号やRB信号の出力の有無)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0202】
また、上記記載の遊技台であって、
前記第一の発光手段と前記第二の発光手段は、同一の基板に設けられたものである(例えば、
図11参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0203】
この遊技台では、基板を一つにまとめて点灯制御を簡易にすることができる。
【0204】
また、上記記載の遊技台であって、
前記表示手段は、表示面が鉛直方向に対して傾いた状態となるように配置されている(例えば、
図1のLEDユニット120の説明参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0205】
この遊技台では、遊技者に表示面を見やすくすることができる。
【0206】
また、上記の説明では、
特定部品(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材(例えば、リフレクタ122)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材(例えば、LED基板123、カバー123CV)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、或るコネクタ(例えば、コネクタ124)を含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、貫通孔(例えば、カシメ孔123SH)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、棒状の突出部(例えば、カシメピン122SP)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記貫通孔に挿通された前記突出部の先端部において該貫通孔の径よりも大きく変形した変形先端部(例えば、頭部122SPH)が形成された部材であり、
前記或るコネクタは、前記特定部品における前記変形先端部が形成された側に設けられ、
前記変形先端部は、第一の形状(例えば、円形状)であり、
前記或るコネクタは、第二の形状(例えば、四角形状)であり、
前記第一の形状は、前記第二の形状に対して非相似形状であり([カシメ孔、カシメピンの位置等について(1)]の記載参照)、
前記変形先端部と前記第二の部材の間には空隙がある(例えば、
図10参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0207】
また、上記記載の遊技台であって、
前記第一の形状は、略円形状であり、
前記第二の形状は、多角形状である([カシメ孔、カシメピンの位置等について(1)]の記載参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0208】
また、上記記載の遊技台であって、
前記変形先端部は、第一の色であり、
前記或るコネクタは、前記第一の色とは異なる第二の色である([LEDユニットの配色について]の記載参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0209】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0210】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板を覆うカバー部材(例えば、カバー123CV)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0211】
また、上記の説明では、
特定部品(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材(例えば、リフレクタ122)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材(例えば、LED基板123、カバー123CV)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、或るコネクタ(例えば、コネクタ124)を含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、貫通孔(例えば、カシメ孔123SH)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、棒状の突出部(例えば、カシメピン122SP)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記貫通孔に挿通された前記突出部の先端部において該貫通孔の径よりも大きく変形した変形先端部(例えば、頭部122SPH)が形成された部材であり、
前記或るコネクタは、前記特定部品における前記変形先端部が形成された側に設けられ、
前記或るコネクタは、前記第二の部材における前記変形先端部が形成された側の色よりも明度が高い色であり([LEDユニットの配色について]の記載参照)、
前記変形先端部と前記第二の部材の間には空隙がある(例えば、
図10参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0212】
また、上記記載の遊技台であって、
前記変形先端部は、第一の色であり、
前記或るコネクタは、前記第一の色とは異なる第二の色であり、
前記第一の色は、前記第二の色よりも明度が高い色である、
ことを特徴とする遊技台([LEDユニットの配色について]の記載参照)、について説明した。
【0213】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0214】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板を覆うカバー部材(例えば、カバー123CV)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0215】
また、上記の説明では、
特定部品(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材(例えば、リフレクタ122)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材(例えば、LED基板123、カバー123CV)を含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、貫通孔(例えば、カシメ孔123SH)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、棒状の突出部(例えば、カシメピン122SP)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記貫通孔に挿通された前記突出部の先端部において該貫通孔の径よりも大きく変形した変形先端部(例えば、頭部122SPH)が形成された部材であり、
前記貫通孔の径は、前記突出部における該貫通孔内に位置する部分の径よりも大きい径であり([カシメ孔、カシメピンの位置等について(3)]の記載参照)、
前記変形先端部と前記第二の部材の間には空隙がある(例えば、
図10参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0216】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0217】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板を覆うカバー部材(例えば、カバー123CV)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0218】
また、上記の説明では、
特定部品(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材(例えば、リフレクタ122)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材(例えば、LED基板123、カバー123CV)を含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、複数の貫通孔(例えば、カシメ孔123SH)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、複数の棒状の突出部(例えば、カシメピン122SP)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記複数の貫通孔のそれぞれに挿通された前記複数の棒状の突出部のそれぞれの先端部において、該貫通孔の径よりも大きく変形した複数の変形先端部(例えば、頭部122SPH)が形成された部材であり、
前記複数の変形先端部のうちの一つは、前記第二の部材における第一の位置にある第一の変形先端部であり、
前記複数の変形先端部のうちの一つは、前記第二の部材における第二の位置にある第二の変形先端部であり、
前記第二の位置は、前記第一の位置よりも前記第二の部材の平面視における中央からの距離が近い位置であり([カシメ孔、カシメピンの位置等について(1)]の記載参照)、
前記変形先端部と前記第二の部材の間には空隙がある(例えば、
図10参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0219】
また、上記記載の遊技台であって、
前記第一の変形先端部は、第一の形状であり、
前記第二の変形先端部は、第二の形状であり、
前記第一の形状と前記第二の形状は、同様の形状である(例えば、
図15参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0220】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0221】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板を覆うカバー部材(例えば、カバー123CV)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0222】
また、上記の説明では、
特定部品(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材(例えば、リフレクタ122)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材(例えば、LED基板123)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、前記第二の部材を覆う第三の部材(例えば、カバー123CV)を含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、貫通孔(以下、「第二の部材の貫通孔」という、例えば、カシメ孔123SH)が形成された部材であり、
前記第三の部材は、貫通孔(以下、「第三の部材の貫通孔」という、例えば、カシメ孔123SH)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、棒状の突出部(例えば、カシメピン122SP)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記第二の部材の貫通孔及び前記第三の部材の貫通孔に挿通された前記突出部の先端部において該貫通孔の径よりも大きく変形した変形先端部(例えば、頭部122SPH)が形成された部材である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0223】
また、上記記載の遊技台であって、
前記変形先端部と前記第三の部材の間には空隙がある(例えば、
図16参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0224】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板であり、
前記第三の部材は、前記発光基板を覆うカバー部材である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0225】
また、上記の説明では、
特定部品(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材(例えば、リフレクタ122)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材(例えば、LED基板123、223、カバー123CV)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、或るコネクタ(例えば、コネクタ124、224)を含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、貫通孔(例えば、カシメ孔123SH)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、棒状の突出部(例えば、カシメピン122SP)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記貫通孔に挿通された前記突出部の先端部において該貫通孔の径よりも大きく変形した変形先端部(例えば、頭部122SPH)が形成された部材であり、
前記或るコネクタは、前記特定部品における前記変形先端部が形成された側に設けられ、
前記或るコネクタと前記第二の部材の間には、該或るコネクタの外周の一部において空隙があり、
前記変形先端部と前記第二の部材の間には、該変形先端部の全周において空隙がある、
ことを特徴とする遊技台([カシメ孔、カシメピンの位置等について(2)]の記載参照)、について説明した。
【0226】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0227】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板を覆うカバー部材(例えば、カバー123CV)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0228】
また、上記の説明では、
特定部品(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材(例えば、リフレクタ122)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材(例えば、LED基板123、カバー123CV)を含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、貫通孔(例えば、カシメ孔123SH)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、棒状の突出部(例えば、カシメピン122SP)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記貫通孔に挿通された前記突出部の先端部において該貫通孔の径よりも大きく変形した変形先端部(例えば、頭部122SPH)が形成された部材であり、
前記変形先端部は、前記第二の部材の周囲を囲む壁部(例えば、枠部122FR)よりも突出しておらず([LED基板の外周の枠について]の記載、
図15参照)、
前記変形先端部と前記第二の部材の間には空隙がある(例えば、
図10参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0229】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記特定部品は、カバー部材によって覆われた部品であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板であり、
前記壁部は、前記カバー部材における前記第二の部材の周囲を囲む部分である([LED基板の外周の枠について]の記載参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0230】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板を覆うカバー部材(例えば、カバー123CV)であり、
前記壁部は、前記第一の部材における前記第二の部材の周囲を囲む部分である([LED基板の外周の枠について]の記載、
図16参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0231】
また、上記の説明では、
特定部品(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材(例えば、リフレクタ122)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材(例えば、LED基板123、カバー123CV)を含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、貫通孔(例えば、カシメ孔123SH)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、棒状の突出部(例えば、カシメピン122SP)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記貫通孔に挿通された前記突出部の先端部において該貫通孔の径よりも大きく変形した変形先端部(例えば、頭部122SPH)が形成された部材であり、
前記変形先端部は、先端に向かうにつれて広がる逆テーパー状のものであり(例えば、
図10(b)参照)、
前記変形先端部と前記第二の部材の間には空隙がある(例えば、
図10参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0232】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0233】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板を覆うカバー部材(例えば、カバー123CV)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0234】
また、上記の説明では、
特定部品(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材(例えば、リフレクタ122)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材(例えば、LED基板123、カバー123CV)を含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、貫通孔(例えば、カシメ孔123SH)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、棒状の突出部(例えば、カシメピン122SP)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記貫通孔に挿通された前記突出部の先端部において該貫通孔の径よりも大きく変形した変形先端部(例えば、頭部122SPH)が形成された部材であり、
前記第二の部材は、前記変形先端部が形成された状態で前記第一の部材との相対的な位置関係が変化可能な部材であり([カシメ孔、カシメピンの位置等について(3)]の記載参照)、
前記変形先端部と前記第二の部材の間には空隙がある(例えば、
図10参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0235】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0236】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板を覆うカバー部材(例えば、カバー123CV)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0237】
また、上記の説明では、
特定部品(例えば、LEDユニット120)を備えた遊技台であって、
前記特定部品は、第一の部材(例えば、リフレクタ122)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、第二の部材(例えば、LED基板123、カバー123CV)を含んで構成された部品であり、
前記特定部品は、或るコネクタ(例えば、コネクタ124)を含んで構成された部品であり、
前記第二の部材は、貫通孔(例えば、カシメ孔123SH)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、棒状の突出部(例えば、カシメピン122SP)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記貫通孔に挿通された前記突出部の先端部において該貫通孔の径よりも大きく変形した変形先端部(例えば、頭部122SPH)が形成された部材であり、
前記或るコネクタは、前記特定部品における前記変形先端部が形成された側に設けられ、
前記或るコネクタは、前記特定部品における長手方向または短手方向の少なくとも一方側に偏心して設けられ(例えば、
図13、
図14参照)、
前記変形先端部と前記第二の部材の間には空隙がある(例えば、
図10参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0238】
また、上記記載の遊技台であって、
前記第二の部材は、複数の前記貫通孔(以下、「複数の貫通孔」という)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、複数の前記棒状の突出部(以下、「複数の棒状の突出部」という)が形成された部材であり、
前記第一の部材は、前記複数の貫通孔のそれぞれに挿通された前記複数の棒状の突出部のそれぞれの先端部において、複数の前記変形先端部(以下、「複数の変形先端部」という)が形成された部材であり、
前記複数の変形先端部は、前記特定部品における前記一方側に位置する個数の方が、前記特定部品における長手方向または短手方向の少なくとも他方側に位置する個数の方よりも多い([カシメ孔、カシメピンの位置等について(2)]の記載、
図14(a)参照)、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0239】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【0240】
また、上記記載の遊技台であって、
前記特定部品は、発光手段(例えば、LED素子1231)が設けられた発光基板(例えば、LED基板123)が本体部(例えば、リフレクタ122)に取り付けられて構成された部品であり、
前記特定部品は、前記発光手段の発光により遊技に関する情報を表示する部品(例えば、
図3参照)であり、
前記第一の部材は、前記本体部であり、
前記第二の部材は、前記発光基板を覆うカバー部材(例えば、カバー123CV)である、
ことを特徴とする遊技台、について説明した。
【符号の説明】
【0241】
100 スロットマシン
110~112 リール
113 図柄表示窓
120 LEDユニット
130~132 ベットボタン
135 スタートレバー
137~139 ストップボタン
157 演出画像表示装置(液晶表示装置)
【要約】
【課題】部品の構成に特徴を有する遊技台を提供する。
【解決手段】特定部品を備えた遊技台であって、特定部品は、第一の部材を含んで構成された部品であり、特定部品は、第二の部材を含んで構成された部品であり、第二の部材は、複数の貫通孔が形成された部材であり、第一の部材は、複数の棒状の突出部が形成された部材であり、第一の部材は、複数の貫通孔のそれぞれに挿通された複数の棒状の突出部のそれぞれの先端部において、該貫通孔の径よりも大きく変形した複数の変形先端部が形成された部材であり、複数の変形先端部のうちの一つは、第二の部材における第一の位置にある第一の変形先端部であり、複数の変形先端部のうちの一つは、第二の部材における第二の位置にある第二の変形先端部であり、第二の位置は、第一の位置よりも第二の部材の平面視における中央からの距離が近い位置であり、変形先端部と第二の部材の間には空隙がある、ことを特徴とする。
【選択図】
図10