(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-27
(45)【発行日】2024-04-04
(54)【発明の名称】学習装置、カタログ生産装置、学習方法、カタログの生産方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/015 20230101AFI20240328BHJP
【FI】
G06Q30/015
(21)【出願番号】P 2020024296
(22)【出願日】2020-02-17
【審査請求日】2022-12-26
(31)【優先権主張番号】P 2019164922
(32)【優先日】2019-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】503051888
【氏名又は名称】株式会社プロフィールド
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】植野 博
【審査官】樋口 龍弥
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-101861(JP,A)
【文献】特開2019-067244(JP,A)
【文献】特開2018-045455(JP,A)
【文献】特開2018-197893(JP,A)
【文献】特開2019-049943(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品を識別する商品識別子に対応付いており、商品に関する2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合が格納されている商品情報集合格納部と、
商品識別子に対応付いている2以上の各商品情報の配置に関する配置情報が格納されている配置情報格納部と、
前記2以上の商品情報と前記2以上の配置情報とを用いて、前記2以上の商品情報を入力として、前記2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する学習部と、
前記学習部が取得した学習器を蓄積する蓄積部とを具備し、
前記商品情報集合格納部には、
前記2以上の商品情報集合に代えて、または前記2以上の商品情報集合に加えて、
当該2以上の各商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値が商品情報集合ごとに格納されており、かつ前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値が格納されており、
前記配置情報格納部には、
2以上の各商品情報集合の配置に関するグループ配置情報と、2以上の各商品情報集合の中における当該2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の配置に関する商品情報配置情報とが格納されており、
前記学習部は、
前記2以上の各商品情報集合に対する1以上の商品情報集合属性値と前記グループ配置情報とを用いて、2以上の各商品情報集合に対する1以上の商品情報集合属性値を入力として、前記2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第一学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第一学習手段と、
前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値と前記商品情報配置情報とを用いて、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報または当該2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値を入力として、前記2以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第二学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第二学習手段とを具備し、
前記蓄積部は、
前記第一学習器と前記第二学習器とを蓄積する学習装置。
【請求項2】
前記商品情報集合格納部に格納されている2以上の各商品情報には、対応する商品情報集合を識別する商品情報集合識別子が対応付いており、
前記学習部は、
前記2以上の各商品情報と当該各商品情報に対応付いている商品情報集合識別子と前記2以上の配置情報とを用いて、前記2以上の各商品情報と当該各商品情報に対応付いている商品情報集合識別子とを入力として、前記2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第三学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第三学習手段をさらに具備し、
前記蓄積部は、
前記第三学習器とを蓄積する請求項1記載の学習装置。
【請求項3】
紙媒体または電子媒体のカタログであり、2以上の商品情報集合が表出したカタログが格納されるカタログ格納部と、
前記カタログを用いて、2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合を取得する商品情報集合取得部と、
前記商品情報集合格納部の2以上の商品情報集合は、前記商品情報集合取得部が取得した2以上の商品情報集合である請求項1記載の学習装置。
【請求項4】
前記カタログの中には、商品情報集合を切り出すための手がかり情報が存在し、
前記商品情報集合取得部は、
前記カタログから4以上の商品情報を取得する商品情報取得手段と、
前記手がかり情報を用いて、前記4以上の商品情報の少なくとも2以上をグループ化し、2以上の商品情報集合を取得する商品情報集合取得手段とを具備する請求項3記載の学習装置。
【請求項5】
2以上の商品情報を入力として、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器が格納される学習器格納部と、
カタログを構成する元になる2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合が格納される商品情報格納部と、
前記2以上の商品情報と前記学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、2以上の各商品情報の配置情報を取得する予測部と、
前記予測部が取得した配置情報であり、前記2以上の各商品情報に対応する配置情報に従い、前記2以上の各商品情報を配置し、カタログを構成するカタログ構成部と、
前記カタログ構成部が構成したカタログを出力するカタログ出力部とを具備し、
前記商品情報格納部の前記商品情報集合には、当
該商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値が対応付いており、
前記学習器格納部には、
2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値を入力として、前記2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第一学習器と、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報または当該2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値を入力として、前記2以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第二学習器とが格納され、
前記予測部は、
前記2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値と前記第一学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、前記2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を取得する第一予測手段と、
前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報または当該2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値と前記第二学習器とを用いて、前記各商品情報の商品情報配置情報を取得する第二予測手段とを具備し、
前記カタログ構成部は、
前記第二予測手段が取得した商品情報配置情報に従って商品情報集合内の2以上の各商品情報を配置し、かつ前記第一予測手段が取得したグループ配置情報に従って2以上の各商品情報集合を配置し、カタログを構成するカタログ生産装置。
【請求項6】
前記商品情報格納部に格納されている2以上の各商品情報には、対応する商品情報集合を識別する商品情報集合識別子に対応付いており、
前記学習器格納部には、
2以上の各商品情報と当該各商品情報に対応付いている商品情報集合識別子とを入力として、前記2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第三学習器がさらに格納され、
前記予測部は、
前記商品情報格納部の2以上の各商品情報と商品情報集合識別子と前記第三学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、前記2以上の各商品情報の配置情報を取得する第三予測手段をさらに具備し、
前記カタログ構成部は、
前記第三予測手段が取得した配置情報に従って前記2以上の各商品情報を配置し、カタログを構成する請求項5記載のカタログ生産装置。
【請求項7】
商品を識別する商品識別子に対応付いており、商品に関する2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合が格納されている商品情報集合格納部と、商品識別子に対応付いている2以上の各商品情報の配置に関する配置情報が格納されている配置情報格納部と、学習部と、蓄積部とにより実現される学習方法であって、
前記学習部が、前記2以上の各商品情報の属性値である1以上の商品情報属性値と前記2以上の配置情報とを用いて、前記2以上の商品情報を入力として、前記2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する学習ステップと、
前記蓄積部が、前記学習ステップで取得された学習器を蓄積する蓄積ステップとを具備し、
前記商品情報集合格納部には、
前記2以上の商品情報集合に代えて、または前記2以上の商品情報集合に加えて、
当該2以上の各商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値が商品情報集合ごとに格納されており、かつ前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値が格納されており、
前記配置情報格納部には、
2以上の各商品情報集合の配置に関するグループ配置情報と、2以上の各商品情報集合の中における当該2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の配置に関する商品情報配置情報とが格納されており、
前記学習ステップは、
前記2以上の各商品情報集合に対する1以上の商品情報集合属性値と前記グループ配置情報とを用いて、2以上の各商品情報集合に対する1以上の商品情報集合属性値を入力として、前記2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第一学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第一学習サブステップと、
前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値と前記商品情報配置情報とを用いて、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報または当該2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値を入力として、前記2以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第二学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第二学習サブステップとを具備し、
前記蓄積ステップにおいて、
前記第一学習器と前記第二学習器とを蓄積する学習方法。
【請求項8】
2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値を入力として、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器が格納される学習器格納部と、カタログを構成する元になる2以上の商品情報
を有する2以上の商品情報集合が格納される商品情報格納部と、予測部と、カタログ構成部と、カタログ出力部とにより実現されるカタログの生産方法であって、
前記予測部が、前記2以上の商品情報の1以上の商品情報属性値と前記学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、2以上の各商品情報の配置情報を取得する予測ステップと、
前記カタログ構成部が、前記予測ステップで取得された配置情報であり、前記2以上の各商品情報に対応する配置情報に従い、前記2以上の各商品情報を配置し、カタログを構成するカタログ構成ステップと、
前記カタログ出力部が、前記カタログ構成ステップで構成されたカタログを出力するカタログ出力ステップとを具備し、
前記商品情報格納部の前記商品情報集合には、当
該商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値が対応付いており、
前記学習器格納部には、
2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値を入力として、前記2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第一学習器と、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報または当該2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値を入力として、前記2以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第二学習器とが格納され、
前記予測ステップは、
前記2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値と前記第一学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、前記2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を取得する第一予測サブステップと、
前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報または当該2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値と前記第二学習器とを用いて、前記各商品情報の商品情報配置情報を取得する第二予測サブステップとを具備し、
前記カタログ構成ステップにおいて、
前記第二予測サブステップで取得された商品情報配置情報に従って商品情報集合内の2以上の各商品情報を配置し、かつ前記第一予測サブステップで取得されたグループ配置情報に従って2以上の各商品情報集合を配置し、カタログを構成するするカタログの生産方法。
【請求項9】
商品を識別する商品識別子に対応付いており、商品に関する2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合が格納されている商品情報集合格納部と、商品識別子に対応付いている2以上の各商品情報の配置に関する配置情報が格納されている配置情報格納部ととにアクセス可能なコンピュータを、
前記2以上の商品情報と前記2以上の配置情報とを用いて、前記2以上の商品情報を入力として、前記2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する学習部と、
前記学習部が取得した学習器を蓄積する蓄積部として機能させるためのプログラムであって、
前記商品情報集合格納部には、
前記2以上の商品情報集合に代えて、または前記2以上の商品情報集合に加えて、
当該2以上の各商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値が商品情報集合ごとに格納されており、かつ前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値が格納されており、
前記配置情報格納部には、
2以上の各商品情報集合の配置に関するグループ配置情報と、2以上の各商品情報集合の中における当該2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の配置に関する商品情報配置情報とが格納されており、
前記学習部は、
前記2以上の各商品情報集合に対する1以上の商品情報集合属性値と前記グループ配置情報とを用いて、2以上の各商品情報集合に対する1以上の商品情報集合属性値を入力として、前記2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第一学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第一学習手段と、
前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値と前記商品情報配置情報とを用いて、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報または当該2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値を入力として、前記2以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第二学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第二学習手段とを具備し、
前記蓄積部は、
前記第一学習器と前記第二学習器とを蓄積するものとして、前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項10】
2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値を入力として、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器が格納される学習器格納部と、カタログを構成する元になる2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合が格納される商品情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、
前記2以上の商品情報の1以上の商品情報属性値と前記学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、2以上の各商品情報の配置情報を取得する予測部と、
前記予測部が取得した配置情報であり、前記2以上の各商品情報に対応する配置情報に従い、前記2以上の各商品情報を配置し、カタログを構成するカタログ構成部と、
前記カタログ構成部が構成したカタログを出力するカタログ出力部として機能させるためのプログラムであって、
前記商品情報格納部の前記商品情報集合には、当
該商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値が対応付いており、
前記学習器格納部には、
2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値を入力として、前記2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第一学習器と、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報または当該2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値を入力として、前記2以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第二学習器とが格納され、
前記予測部は、
前記2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値と前記第一学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、前記2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を取得する第一予測手段と、
前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報または当該2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値と前記第二学習器とを用いて、前記各商品情報の商品情報配置情報を取得する第二予測手段とを具備し、
前記カタログ構成部は、
前記第二予測手段が取得した商品情報配置情報に従って商品情報集合内の2以上の各商品情報を配置し、かつ前記第一予測手段が取得したグループ配置情報に従って2以上の各商品情報集合を配置し、カタログを構成するものとして、前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カタログを生産するカタログ生産装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術において、商品に関する商品関連データをレコードとして検索可能に登録したデータベースと、商品に関する情報を掲載したカタログデータとを管理可能なカタログ作成方法があった(特許文献1参照)。
【0003】
かかる方法は、所定の商品関連データにより、カタログデータを所定の分割単位ごとに検索する検索工程と、前記検索工程により前記商品関連データが前記カタログデータ中で検索された場合、当該分割単位と、前記商品関連データを含む前記データベースのレコードとを関連づけた関連づけテーブルを生成する関連づけ工程とを備えることを特徴とするカタログ作成方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術においては、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できなかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本第一の発明の学習装置は、商品を識別する商品識別子に対応付いており、商品に関する2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合が格納されている商品情報集合格納部と、商品識別子に対応付いている2以上の各商品情報の配置に関する配置情報が格納されている配置情報格納部と、2以上の各商品情報の属性値である1以上の商品情報属性値と2以上の配置情報とを用いて、2以上の商品情報を入力として、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する学習部と、学習部が構成した学習器を蓄積する蓄積部とを具備する学習装置である。
【0007】
かかる構成により、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる学習器を取得できる。
【0008】
また、本第二の発明の学習装置は、第一の発明に対して、商品情報集合格納部の商品情報集合には、当商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値が対応付いており、配置情報格納部には、2以上の各商品情報集合の配置に関するグループ配置情報と、2以上の各商品情報集合の中における2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の配置に関する商品情報配置情報とが格納されており、学習部は、2以上の各商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値とグループ配置情報とを用いて、2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値を入力として、2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第一学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第一学習手段と、2以上の各商品情報集合が有する2以上の商品情報の属性値である1以上の商品情報属性値と商品情報配置情報とを用いて、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値を入力として、2以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第二学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第二学習手段とを具備し、蓄積部は、第一学習器と第二学習器とを蓄積する学習装置である。
【0009】
かかる構成により、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる学習器を取得できる。
【0010】
また、本第三の発明の学習装置は、第一の発明に対して、商品情報集合格納部に格納されている2以上の各商品情報には、対応する商品情報集合を識別する商品情報集合識別子が対応付いており、学習部は、2以上の各商品情報と各商品情報に対応付いている商品情報集合識別子と2以上の配置情報とを用いて、2以上の各商品情報と各商品情報に対応付いている商品情報集合識別子とを入力として、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第三学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第三学習手段を具備し、蓄積部は、第三学習器とを蓄積する学習装置である。
【0011】
かかる構成により、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる学習器を取得できる。
【0012】
また、本第四の発明の学習装置は、第一から第三いずれか1つの発明に対して、紙媒体または電子媒体のカタログであり、2以上の商品情報集合が表出したカタログが格納されるカタログ格納部と、カタログを用いて、2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合を取得し、2以上の各商品情報集合が有する各商品情報の配置情報を取得する商品情報集合取得部と、商品情報集合格納部の2以上の商品情報集合は、商品情報集合取得部が取得した2以上の商品情報集合であり、配置情報格納部の配置情報は、商品情報集合取得部が取得した2以上の配置情報である学習装置である。
【0013】
かかる構成により、実在するカタログから、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる学習器を取得できる。
【0014】
また、本第五の発明の学習装置は、第四の発明に対して、カタログの中には、商品情報集合を切り出すための手がかり情報が存在し、商品情報集合取得部は、カタログから4以上の商品情報を取得し、かつ各商品情報の配置情報である商品情報配置情報を取得する商品情報取得手段と、手がかり情報を用いて、4以上の商品情報の少なくとも2以上をグループ化し、2以上の商品情報集合を取得し、かつ2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を取得する商品情報集合取得手段とを具備する学習装置である。
【0015】
かかる構成により、実在するカタログから、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを容易に生成できる学習器を取得できる。
【0016】
また、本第六の発明のカタログ生産装置は、2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値を入力として、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器が格納される学習器格納部と、カタログを構成する元になる2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、2以上の商品情報の1以上の商品情報属性値と学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、2以上の各商品情報の配置情報を取得する予測部と、予測部が取得した配置情報であり、2以上の各商品情報に対応する配置情報に従い、2以上の各商品情報を配置し、カタログを構成するカタログ構成部と、カタログ構成部が構成したカタログを出力するカタログ出力部とを具備するカタログ生産装置である。
【0017】
かかる構成により、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる。
【0018】
また、本第七の発明のカタログ生産装置は、第六の発明に対して、商品情報集合格納部の商品情報集合には、当商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値が対応付いており、学習器格納部には、2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値を入力として、2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第一学習器と、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値を入力として、2以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第二学習器とが格納され、予測部は、2以上の各商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値と第一学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、各商品情報集合のグループ配置情報を取得する第一予測手段と、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である1以上の商品情報属性値と第二学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、各商品情報の商品情報配置情報を取得する第二予測手段とを具備し、カタログ構成部は、第二予測手段が取得した商品情報配置情報に従って商品情報集合内の2以上の各商品情報を配置し、かつ第一予測手段が取得したグループ配置情報に従って2以上の各商品情報集合を配置し、カタログを構成するカタログ生産装置である。
【0019】
かかる構成により、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる。
【0020】
また、本第八の発明のカタログ生産装置は、第六の発明に対して、商品情報集合格納部に格納されている2以上の各商品情報には、対応する商品情報集合を識別する商品情報集合識別子に対応付いており、学習器格納部には、2以上の各商品情報と各商品情報に対応付いている商品情報集合識別子とを入力として、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第三学習器が格納され、予測部は、商品情報集合格納部の2以上の各商品情報と商品情報集合識別子と第三学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、2以上の各商品情報の配置情報を取得する第三予測手段を具備し、カタログ構成部は、第三予測手段が取得した配置情報に従って2以上の各商品情報を配置し、カタログを構成するカタログ生産装置である。
【0021】
かかる構成により、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる。
【発明の効果】
【0022】
本発明による情報システムによれば、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】実施の形態1における情報システムAの概念図
【
図3】同情報システムAを構成するカタログ生産装置2のブロック図
【
図4】同学習装置1の動作例について説明するフローチャート
【
図5】同商品情報集合取得処理の例について説明するフローチャート
【
図6】同商品情報集合等蓄積処理の例について説明するフローチャート
【
図7】同学習処理の例について説明するフローチャート
【
図8】同カタログ生産装置2の動作例について説明するフローチャート
【
図9】同カタログ構成処理の例について説明するフローチャート
【
図10】同端末装置3の動作例について説明するフローチャート
【
図14】同オブジェクト属性の取得のためのルール例を説明する図
【
図17】実施の形態2における情報システムBのブロック図
【
図18】同学習装置4が行う学習処理の例について説明するフローチャート
【
図19】同カタログ生産装置5の動作例について説明するフローチャート
【
図20】同カタログ構成処理の例について説明するフローチャート
【
図21】上記実施の形態におけるコンピュータシステムの概観図
【
図23】同商品情報集合取得処理の第二の例について説明するフローチャート
【
図24】同学習装置1の別の構成例を示すブロック図
【
図25】同学習装置4の別の構成例を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、情報システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0025】
(実施の形態1)
本実施の形態において、2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合を入力とし、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする学習器を、機械学習のアルゴリズムにより構成し、蓄積する学習装置について説明する。特に、本実施の形態において、商品情報集合の配置を決定するために使用される第一学習器と、商品情報集合内の商品情報の配置を決定するために使用される第二学習器を構成し、蓄積する学習装置について説明する。
【0026】
また、本実施の形態において、紙または電子データのカタログから自動的に2以上の商品情報集合を取得するカタログ生産装置について説明する。なお、紙のカタログとは、電子ではない実体のあるカタログという意味に捕らえても良い。実体のあるカタログは、紙以外の材料のカタログ、例えば、布、樹脂等のカタログでも良い。
【0027】
さらに、本実施の形態において、2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合から、学習装置により構築された学習器を用いて、機械学習のアルゴリズムにより、配置情報を取得し、当該配置情報を用いて、2以上の商品情報を配置することにより、カタログを作成するカタログ生産装置について説明する。特に、本実施の形態において、第一学習器を用いて商品情報集合の配置を決定し、第二学習器を用いて商品情報集合内の商品情報の配置を決定することにより、カタログを作成するカタログ生産装置について説明する。なお、本実施の形態において、第一学習器を用いて商品情報集合の配置を決定する処理と、第二学習器を用いて商品情報集合内の商品情報の配置を決定する処理の順序は問わない。
【0028】
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、学習装置1、カタログ生産装置2、および1または2以上の端末装置3を備える。また、学習装置1、カタログ生産装置2、および1以上の各端末装置3とは、インターネット等のネットワークを介して、相互に通信可能である。
【0029】
学習装置1、およびカタログ生産装置2は、例えば、ここではいわゆるサーバ装置である。学習装置1、およびカタログ生産装置2は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。端末装置3は、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話等の携帯端末、いわゆるパソコン等であり、そのタイプは問わない。なお、学習装置1、およびカタログ生産装置2は、スタンドアロンで動作しても良い。つまり、学習装置1、およびカタログ生産装置2は、ユーザからの指示等を受け付け、情報を表示等しても良い。
【0030】
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。
図3は、情報システムAを構成するカタログ生産装置2のブロック図である。
【0031】
学習装置1は、学習格納部11、学習受付部12、および学習処理部13を備える。学習格納部11は、カタログ格納部111、商品情報集合格納部112、および配置情報格納部113を備える。学習処理部13は、商品情報集合取得部131、学習部132、および蓄積部133を備える。商品情報集合取得部131は、商品情報取得手段1311、および商品情報集合取得手段1312を備える。学習部132は、第一学習手段1321、および第二学習手段1322を備える。
【0032】
カタログ生産装置2は、格納部21、受付部22、処理部23、および出力部24を備える。格納部21は、学習器格納部211、および商品情報格納部212を備える。処理部23は、予測部231、およびカタログ構成部232を備える。予測部231は、第一予測手段2311、および第二予測手段2312を備える。出力部24は、カタログ出力部241を備える。
【0033】
端末装置3は、端末格納部31、端末受付部32、端末処理部33、端末送信部34、端末受信部35、端末出力部36を備える。
【0034】
学習装置1を構成する学習格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述するカタログ、後述する商品情報集合、後述する配置情報である。
【0035】
カタログ格納部111には、電子媒体のカタログが格納される。電子媒体のカタログは、2以上の商品情報集合が表出したカタログである。なお、電子媒体のカタログは、紙媒体のカタログが読み込まれて電子媒体となった情報であることは好適である。電子媒体のカタログは、通常、画像であるが、表示されるカタログを構成する情報の集合でも良い。電子媒体のカタログは、例えば、HTML、XML等で記述されていても良く、そのデータ構造、実現手段は問わない。カタログは、通常、後述する商品情報の集合である。カタログは、1または2以上の商品の情報が掲載されたものであり、パンフレットでも良く、チラシでも良く、広く解する。
【0036】
商品情報集合格納部112には、2以上の商品情報集合が格納される。一の商品情報集合は、一の商品についての情報の集合である。一の商品情報集合は、通常、2以上の商品情報を有する。商品情報集合は、商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値に対応付いていても良い。商品情報集合属性値に対応付いていることは、商品情報集合属性値を有することでも良い。商品情報集合属性値は、例えば、商品情報そのもの、商品の種類を特定する商品種類情報、フラグ(例えば、特売品か否かを示す特売フラグ、推薦品か否かを示す推薦フラグ等)である。
【0037】
一の商品情報集合が有する2以上の商品情報の各々の内容は、通常、異なる。商品情報は、商品に関する情報である。商品情報は、例えば、商品を表す画像である商品画像、商品に関する文字列である商品文字列、商品を紹介する動画である商品動画等である。商品文字列は、例えば、商品名を示す文字列、価格を示す文字列、商品の仕様を示す文字列等である。商品情報には、商品情報の属性値である1以上の商品情報属性値が対応付いていることは好適である。また、商品情報属性値が対応付いていることは、商品情報属性値を有していることでも良い。商品情報属性値は、例えば、データタイプ(文字列、画像、金額型等)、解像度、画像のサイズ、文字列長、フォントを識別するフォント識別子、フォントサイズ、フォントの色、上または下または左または右に隣接する各商品情報の商品情報属性値等である。
【0038】
商品情報集合格納部112に格納されている2以上の各商品情報集合には、例えば、商品識別子またはIDが対応付いている。商品識別子は、商品を識別する情報である。商品情報集合の中の商品情報は、商品情報識別子に対応付いている。商品識別子は、例えば、ID、商品名である。
【0039】
配置情報格納部113には、2以上の各商品情報の配置情報が格納されている。配置情報には、例えば、商品識別子が対応付いている。配置情報は、配置に関する情報である。商品情報の配置情報は、例えば、カタログ内の商品情報の配置を特定する情報、ページ内の商品情報の配置を特定する情報、商品情報集合の中の商品情報の配置を特定する情報などである。カタログ内の商品情報の配置を特定する情報は、例えば、ページを識別するページ識別子、カタログ内の商品情報の位置を特定する1以上の位置座標(x,y)、カタログ内の商品情報の相対的な位置を特定する「“上”“中”“下”」のうちのいずれか、カタログ内の商品情報の相対的な位置を特定する「“左上”“右上”“左中央”“右中央”“左下”“右下”」のうちのいずれか、カタログ内の商品情報が属するグループ番号、商品情報が配置されているカタログ内の象限のID(例えば、第一象限、第二象限、第三象限、第四象限のうちのいずれか)等である。また、ページ内の商品情報の配置を特定する情報は、例えば、ページ内の商品情報の位置を特定する1以上の位置座標(x,y)、ページ内の商品情報の相対的な位置を特定する「“上”“中”“下”」のうちのいずれか、ページ内の商品情報の相対的な位置を特定する「“左上”“右上”“左中央”“右中央”“左下”“右下”」のうちのいずれか、ページ内の商品情報が属するグループ番号、商品情報が配置されているページ内の象限のID(例えば、第一象限、第二象限、第三象限、第四象限のうちのいずれか)等である。なお、グループ番号とは、カタログまたはページを2以上の部分に区切った場合の各部分を特定する情報である。配置情報は、例えば、配置される場合のサイズを特定する情報であるサイズ情報を含んでも良い。配置情報は、例えば、商品情報の左上座標(x,y)とサイズ情報でも良い。また、1以上の位置座標(x,y)は、情報が配置される領域を特定する情報である。情報が配置される領域の形状が矩形であれば、その領域を特定する位置座標(x,y)は、通常、一つ(例えば、左上座標)であるが、2以上(例えば、左上座標と右下座標)でも良い。
【0040】
配置情報格納部113には、グループ配置情報と、商品情報配置情報とが格納されていることは好適である。
【0041】
配置情報格納部113の中のグループ配置情報は、商品情報集合に対応付いている。配置情報格納部113の中のグループ配置情報は、例えば、商品識別子またはIDが対応付いている。グループ配置情報は、例えば、商品情報集合を識別する商品情報集合識別子に対応付いている。なお、商品情報集合識別子は、商品識別子と同じでも良い。また、一の商品情報集合に、2または3以上のグループ配置情報が対応付いていても良い。つまり、一の商品情報集合がカタログ内で2箇所以上に表出していても良い。例えば、新発売または特売等の特別な商品の商品情報集合は、カタログ内の特別な領域および一般の領域の両方に表出することがあり得る。
【0042】
また、配置情報格納部113の中の商品情報配置情報は、商品情報に対応付いている。配置情報格納部113の中の商品情報配置情報は、例えば、商品情報識別子に対応付いている。なお、一の商品情報に、2または3以上の商品情報配置情報が対応付いていても良い。つまり、一の商品情報がカタログ内で2箇所以上に表出していても良い。
【0043】
グループ配置情報とは、商品情報集合の配置に関する情報である。なお、カタログに表出した商品情報集合の領域をグループとも言うこととする。グループは、例えば、カタログやチラシなどではブロック、コマ、小組等と言われることもあり、その名称は問わない。グループ配置情報は、例えば、カタログ内のグループ(商品情報集合と言っても良い。)の配置を特定する情報、ページ内のグループの配置を特定する情報である。カタログ内のグループの配置を特定する情報は、例えば、ページを識別するページ識別子、カタログ内のグループの位置を特定する1以上の位置座標(x,y)、カタログ内のグループの相対的な位置を特定する「“上”“中”“下”」のうちのいずれか、カタログ内グループの相対的な位置を特定する「“左上”“右上”“左中央”“右中央”“左下”“右下”」のうちのいずれか、カタログ内のグループ番号、カタログ内のグループが配置されている象限のID(例えば、第一象限、第二象限、第三象限、第四象限のうちのいずれか)等である。ページ内のグループの配置を特定する情報は、例えば、ページ内のグループの位置を特定する1以上の位置座標(x,y)、ページ内のグループの相対的な位置を特定する「“上”“中”“下”」のうちのいずれか、ページ内のグループの相対的な位置を特定する「“左上”“右上”“左中央”“右中央”“左下”“右下”」のうちのいずれか、ページ内のグループ番号、ページ内のグループが配置されている象限のID(例えば、第一象限、第二象限、第三象限、第四象限のうちのいずれか)等である。なお、グループ配置情報は、商品情報集合のサイズを特定する商品情報集合サイズ情報を含んでも良い。
【0044】
商品情報配置情報とは、商品情報の配置に関する情報である。商品情報配置情報は、通常、グループ内の商品情報の配置を特定する情報である。グループ内の商品情報の配置を特定する情報は、グループ内の商品情報の1以上の相対的な位置座標(x,y)、グループ内の商品情報の相対的な位置を特定する「“上”“中”“下”」のうちのいずれか、グループ内の商品情報の相対的な位置を特定する「“左上”“右上”“左中央”“右中央”“左下”“右下”」のうちのいずれか、グループ内の商品情報が配置されている象限のID(例えば、第一象限、第二象限、第三象限、第四象限のうちのいずれか)等である。相対的な位置座標(x,y)とは、例えば、グループの代表座標(例えば、左上の点、左下の点、右下の点、重心点)を原点とした座標である。なお、商品情報配置情報は、商品情報のサイズを特定する商品情報サイズ情報を含んでも良い。
【0045】
学習受付部12は、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等とは、学習指示、カタログ画像、商品情報集合、配置情報等である。学習指示とは、学習処理の開始の指示である。カタログ画像とは、カタログをスキャンして得られた画像である。
【0046】
ここで、受け付けとは、通常、端末装置3からの受信であるが、例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念であっても良い。
【0047】
学習処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、商品情報集合取得部131、学習部132、蓄積部133、商品情報取得手段1311、商品情報集合取得手段1312、第一学習手段1321、第二学習手段1322が行う処理である。
【0048】
商品情報集合取得部131は、カタログを用いて、2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合を取得し、当該2以上の各商品情報集合が有する各商品情報の配置情報を取得する。そして、商品情報集合取得部131は、例えば、取得した商品情報集合を商品情報集合格納部112に蓄積する。また、商品情報集合取得部131は、例えば、取得した配置情報を、対応する商品情報集合または商品情報と対応するように、配置情報格納部113に蓄積する。
【0049】
商品情報集合取得部131は、例えば、紙媒体のカタログを読み取り(スキャンし)、カタログ画像を取得する。そして、商品情報集合取得部131は、例えば、当該カタログ画像に対して画像認識処理を行い、2以上の商品情報集合の画像を切り出す。また、商品情報集合取得部131は、例えば、切り出した2以上の各商品情報集合のカタログ画像内での位置を特定するグループ配置情報を取得する。なお、画像認識処理とは、商品情報集合の区切りの手がかりになる図柄(例えば、商品情報集合の間を分ける線、商品情報集合を囲う枠線、背景色の変化など)を用いて、カタログ画像から2以上の商品情報集合の画像を切り出す。次に、商品情報集合取得部131は、例えば、商品情報の区切りの手がかりになる図柄(例えば、商品情報集合の間を分ける線、商品情報集合を囲う枠線、背景色の変化など)を用いて、2以上の各商品情報集合の画像から2以上の商品情報の画像を切り出す。また、商品情報集合取得部131は、例えば、切り出した2以上の各商品情報の位置を特定する商品情報配置情報を取得する。次に、商品情報集合取得部131は、例えば、2以上の各商品情報の画像が文字列の画像であるか否かを判断する。そして、商品情報集合取得部131は、例えば、文字列の画像に対して文字認識処理を行い、画像内の文字列を取得し、当該文字列を商品情報として取得する。また、文字列ではない画像は、当該画像を商品情報として取得する。
【0050】
なお、商品情報の画像が文字列の画像であるか否かを判断するアルゴリズムは何でも良い。かかる判断には、機械学習のアルゴリズムが使用可能である。機械学習のアルゴリズムは、深層学習が好適であるが、決定木、ランダムフォレスト、SVM等でも良い。また、機械学習において、学習器を構成するためには、例えば、機械学習の関数(例えば、Tensorflowの関数、TinySVM、各種のrandomForest関数等)に、入力となる情報群(例えば、商品情報の画像、商品情報の画像から取得した特徴量ベクトル)と出力させたい情報(例えば、文字列の画像であるか否かを示すフラグ)とを引数として与えると学習器が得られる。また、機械学習において、予測する場合、機械学習の関数に学習器と入力となる情報群(例えば、商品情報の画像、または商品情報の画像から取得した特徴量ベクトル)とを引数として与えると、予測された情報(例えば、文字列の画像であるか否かを示すフラグ)が得られる。なお、商品情報の画像から取得した特徴量ベクトルを構成する要素(素性)は、例えば、画素値の平均値、輝度、文字認識処理を行った結果の文字列等、何でも良い。なお、文字認識処理を行った結果の文字列は、NULLの場合があっても良い。
【0051】
また、商品情報集合取得部131は、商品情報の画像に対して文字認識処理を行い、文字列を取得できなかった場合は当該商品情報の画像は文字列の画像ではない、と判断し、文字列を取得できた場合は当該商品情報の画像は文字列の画像である、と判断しても良い。
【0052】
また、商品情報集合取得部131は、商品情報の画像に対して文字認識処理を行い、文字認識結果のスコアが閾値以下または閾値より小さい場合は文字列の画像ではない、と判断し、スコアが閾値以上または閾値より大きい場合は当該商品情報の画像は文字列の画像である、と判断しても良い。
【0053】
また、商品情報集合取得部131は、商品情報の画像から文字の領域を判断し、商品情報の画像全体の中に占める文字の領域の割合を算出し、当該割合が閾値以下または閾値より小さい場合は文字列の画像ではない、と判断し、割合が閾値以上または閾値より大きい場合は当該商品情報の画像は文字列の画像である、と判断する等しても良い。
【0054】
商品情報取得手段1311は、カタログから4以上の商品情報を取得する。商品情報取得手段1311は、カタログから2以上の各商品情報集合の2以上の商品情報を取得する。また、商品情報取得手段1311は、各商品情報の配置情報である商品情報配置情報を取得する。
【0055】
商品情報取得手段1311は、例えば、商品情報集合取得手段1312が切り出した商品情報集合の各画像から、2以上の商品情報の画像を切り出す。なお、商品情報取得手段1311は、例えば、商品情報集合取得手段1312が切り出した商品情報集合の画像ごとに、商品情報の区切りの手がかりになる図柄(例えば、商品情報の間を分ける線、商品情報を囲う枠線、背景色の変化など)を用いて、2以上の各商品情報集合の画像から2以上の商品情報の画像を切り出す。
【0056】
また、商品情報取得手段1311は、例えば、切り出した2以上の各商品情報の位置を特定する商品情報配置情報を取得する。なお、かかる位置は、通常、商品情報集合の画像内での相対的な位置である。次に、商品情報取得手段1311は、例えば、2以上の各商品情報の画像が文字列の画像であるか否かを判断する。そして、商品情報取得手段1311は、例えば、文字列の画像に対して文字認識処理を行い、画像内の文字列を取得し、当該文字列を商品情報として取得する。また、文字列ではない画像は、当該画像を商品情報として取得する。
【0057】
商品情報取得手段1311は、例えば、紙媒体のカタログを読み取り(スキャンし)、カタログ画像を取得する。そして、商品情報取得手段1311は、例えば、商品情報の区切りの手がかりになる図柄(例えば、商品情報の間を分ける線、商品情報を囲う枠線、背景色の変化、表などの予め決められたオブジェクト位置など)を用いて、当該カタログ画像から2以上の商品情報の画像を切り出す。商品情報取得手段1311は、例えば、予め決められたオブジェクトを含む、その上の領域の画像が一の商品情報の画像であり、予め決められたオブジェクトより下の領域の画像が他の商品情報の画像である、と判断する。
【0058】
また、商品情報取得手段1311は、例えば、切り出した2以上の各商品情報の位置を特定する商品情報配置情報を取得する。次に、商品情報取得手段1311は、例えば、2以上の各商品情報の画像が文字列の画像であるか否かを判断する。そして、商品情報取得手段1311は、例えば、文字列の画像に対して文字認識処理を行い、画像内の文字列を取得し、当該文字列を商品情報として取得する。また、文字列ではない画像は、当該画像を商品情報として取得する。
【0059】
商品情報集合取得手段1312は、手がかり情報(例えば、手がかりになる図柄)を用いて、4以上の商品情報の少なくとも2以上をグループ化し、2以上の商品情報集合を取得する。また、商品情報集合取得手段1312は、取得した2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を取得する。
【0060】
商品情報集合取得手段1312は、例えば、紙媒体のカタログを読み取り(スキャンし)、カタログ画像を取得する。そして、商品情報集合取得手段1312は、例えば、当該カタログ画像に対して画像認識処理を行い、2以上の商品情報集合の画像を切り出す。また、商品情報集合取得手段1312は、例えば、切り出した2以上の各商品情報集合のカタログ画像内での位置を特定するグループ配置情報を取得する。なお、使用するカタログ画像は、受信されたカタログ画像でも良いことは言うまでもない。
【0061】
また、商品情報集合取得手段1312は、例えば、商品情報取得手段1311が取得した4以上の商品情報から2以上の商品情報をグループ化し、商品情報集合を取得しても良い。かかる場合、商品情報集合は、例えば、グループ化された2以上の商品情報の商品情報識別子の集合である。また、商品情報集合は、例えば、グループ化された2以上の商品情報の集合である。
【0062】
なお、商品情報集合取得手段1312が2以上の商品情報をグループ化する方法は問わない。商品情報集合取得手段1312は、例えば、各商品情報と対になる商品情報配置情報が予め決められた条件を満たすほど近い距離にある2以上の商品情報配置情報を検知し、当該2以上の商品情報配置情報と対になる2以上の商品情報をグループ化しても良い。なお、2以上の商品情報をグループ化することは、2以上の商品情報が対応付くための処理であれば何でも良い。
【0063】
商品情報集合取得手段1312は、例えば、カタログ画像が有する商品情報集合の区切りの手がかりになる図柄(例えば、商品情報集合を囲う枠線など)を検知し、当該手がかりになる図柄(例えば、商品情報集合を囲う枠線など)を用いて、グループを構成する2以上の商品情報の画像を切り出しても良い。
【0064】
なお、商品情報取得手段1311と商品情報集合取得手段1312との処理順序、つまり、グループ化と商品情報の取得との処理順序等は問わない。
【0065】
学習部132は、2以上の商品情報と2以上の配置情報とを用いて、学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する。この学習器は、機械学習の予測処理で使用される学習器である。この予測処理は、2以上の商品情報を入力として、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする処理である。
【0066】
また、機械学習のアルゴリズムは、深層学習が好適であるが、決定木、ランダムフォレスト、SVM等でも良い。また、機械学習において、学習器を構成するためには、例えば、機械学習の関数(例えば、Tensorflowの関数、TinySVM、各種のrandomForest関数等)に、入力となる情報群(例えば、2以上の商品情報集合、4以上の商品情報、2以上の商品情報集合の商品情報集合属性値、または4以上の各商品情報の商品情報属性値のうちの1種類以上の情報)と出力させたい情報(例えば、4以上の各商品情報の配置情報)とを引数として与えると学習器が得られる。
【0067】
また、かかる4以上の商品情報と4以上の配置情報とは、商品情報集合格納部112、配置情報格納部113の中の情報である。また、4以上の商品情報を用いることは、2以上の商品情報集合属性値を用いることでも良い。
【0068】
第一学習手段1321は、2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値とグループ配置情報とを用いて、第一学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する。第一学習器は、機械学習の予測処理で使用される情報である。予測処理は、2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値を入力として、2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力する処理である。
【0069】
第一学習手段1321は、例えば、機械学習の関数(例えば、Tensorflowの関数、TinySVM、各種のrandomForest関数等)に、入力となる情報群(例えば、2以上の商品情報集合、または2以上の各商品情報集合の1以上の商品情報集合属性値)と出力させたい情報(例えば、2以上の各商品情報集合のグループ配置情報)とを引数として与え、当該関数における学習処理を実行し、第一学習器を得る。
【0070】
第一学習手段1321は、商品情報集合から1以上の商品情報集合属性値を自動取得することは好適である。
【0071】
第一学習手段1321が使用する1以上の商品情報集合属性値は、商品情報集合そのものでも良く、商品情報集合を含んでも良い。第一学習手段1321が使用する1以上の商品情報集合属性値は、商品情報集合に含まれる2以上の商品情報または2以上の各商品情報の商品情報属性値でも良い。商品情報集合属性値は、例えば、上または下または左または右に隣接する各商品情報集合の商品情報集合属性値を含んでも良い。また、商品情報集合属性値は、例えば、着目する商品情報集合と予め決められた関係を有するほど近い領域に配置されている(例えば、同一ページ内)他の1以上の各商品情報集合の商品情報集合属性値を含んでも良い。
【0072】
第二学習手段1322は、2以上の各商品情報集合が有する2以上の商品情報の属性値である1以上の商品情報属性値と商品情報配置情報とを用いて、第二学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する。第二学習器は、機械学習の予測処理で使用される情報である。予測処理は、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である1以上の商品情報属性値を入力として、2以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力する処理である。なお、商品情報配置情報は、商品情報集合の中における商品情報の相対的な位置を特定する情報であることは好適である。なお、第二学習手段1322が使用する1以上の商品情報属性値は、商品情報そのものでも良く、商品情報そのものを含んでも良い。
【0073】
第二学習手段1322は、例えば、機械学習の関数(例えば、Tensorflowの関数、TinySVM、各種のrandomForest関数等)に、入力となる情報群(例えば、2以上の各商品情報集合に含まれる2以上の各の1以上の商品情報属性値)と出力させたい情報(例えば、4以上の各商品情報の商品情報配置情報)とを引数として与え、当該関数における学習処理を実行し、第二学習器を得る。
【0074】
第二学習手段1322は、商品情報から1以上の商品情報属性値を自動取得することは好適である。商品情報属性値は、例えば、上または下または左または右の隣接する商品情報の商品情報属性値を含んでも良い。また、商品情報集合属性値は、例えば、着目する商品情報と予め決められた関係を有するほど近い領域に配置されている(例えば、同一の商品情報集合内)他の1以上の各商品情報の商品情報属性値を含んでも良い。
【0075】
蓄積部133は、学習部132が構成した学習器を蓄積する。蓄積部133は、例えば、第一学習手段1321が取得した第一学習器と、第二学習手段1322が取得した第二学習器とを蓄積する。学習器の蓄積先は、学習装置内のローカルな記憶媒体でも良いし、外部の装置でも良い。蓄積部133は、学習部132が構成した学習器を、例えば、学習格納部11に蓄積する。
【0076】
カタログ生産装置2を構成する格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、学習器、第一学習器、第二学習器、商品情報である。
【0077】
学習器格納部211には、機械学習の予測処理で使用される学習器が格納される。ここでの機械学習の予測処理は、4以上の商品情報を入力として、4以上の各商品情報の配置情報を出力とする処理である。学習器格納部211の学習器は、学習装置1が蓄積した学習器であることは好適である。この学習器は、第一学習器と第二第二学習器であることは好適である。
【0078】
学習器格納部211には、例えば、機械学習の予測処理で使用される第一学習器が格納される。ここでの機械学習の予測処理は、商品情報集合に関する情報を入力として、2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力とする処理である。商品情報集合に関する情報は、2以上の商品情報集合、または2以上の各商品情報集合の1以上の商品情報集合属性値、または2以上の商品情報集合と2以上の各商品情報集合の1以上の商品情報集合属性値である。
【0079】
また、学習器格納部211には、例えば、機械学習の予測処理で使用される第二学習器が格納される。ここでの機械学習の予測処理は、商品情報に関する情報を入力として、4以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力とする処理である。商品情報に関する情報は、2以上の各商品情報集合が有する2以上の商品情報、または2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値、または2以上の各商品情報集合が有する2以上の商品情報と2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値である。
【0080】
商品情報格納部212には、カタログを構成する元になる2以上の商品情報集合が格納される。商品情報格納部212には、カタログを構成する元になる4以上の商品情報が格納される。商品情報のデータ構造は問わない。商品情報は、データベースに格納されていても良いし、CSVファイルでも良いし、XML等により記述されていても良い。
【0081】
受付部22は、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等とは、予測指示等である。予測指示とは、後述する予測処理の開始の指示である。予測指示は、予測処理の際に使用する1または2以上の商品情報集合を有する。予測指示は、予測処理のための使用する学習器を特定する学習器識別子または学習器を有する。
【0082】
ここで、受け付けとは、通常、端末装置3からの受信であるが、例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念であっても良い。
【0083】
処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、予測部231、第一予測手段2311、第二予測手段2312、カタログ構成部232が行う処理である。
【0084】
予測部231は、予測処理を行う。予測部231は、4以上の商品情報と学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、4以上の各商品情報の配置情報を取得する。機械学習のアルゴリズムは、深層学習が好適であるが、決定木、ランダムフォレスト、SVM等でも良い。また、機械学習において、予測する場合、機械学習の関数に学習器と入力となる情報群(例えば、4以上の商品情報、2以上の商品情報集合、4以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値、または2以上の各商品情報集合の1以上の商品情報集合属性値のうちの1種類以上の情報)とを機械学習の関数(例えば、Tensorflowの関数、TinySVM、各種のrandomForest関数等)に引数として与えると、予測された情報(例えば、各商品情報の配置情報、各商品情報集合のグループ配置情報と各商品情報の商品情報配置情報)が得られる。なお、商品情報の画像から取得した特徴量ベクトルを構成する要素(素性)は、例えば、画素値の平均値、輝度等、何でも良い。なお、予測部231は、一の商品情報に対して、2または3以上の配置情報を取得しても良い。
【0085】
第一予測手段2311は、2以上の各商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値と第一学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を取得する。第一予測手段2311が使用する商品情報集合属性値は、商品情報集合そのものであっても良く、商品情報集合そのものを含んでも良い。なお、第一予測手段2311は、一の商品情報集合に対して、2または3以上のグループ配置情報を取得しても良い。
【0086】
第一予測手段2311は、機械学習の関数に、第一学習器と2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値とを引数として与え、当該関数を実行し、2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を取得する。
【0087】
第二予測手段2312は、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である1以上の商品情報属性値と第二学習器とを用いて、各商品情報の商品情報配置情報を取得する。第二予測手段2312は、機械学習の関数に第二学習器と2以上の各商品情報に対応付いている1以上の商品情報属性値とを引数として与え、当該関数を動作させ、2以上の各商品情報の商品情報配置情報を取得する。なお、第二予測手段2312は、一の商品情報に対して、2または3以上の商品情報配置情報を取得しても良い。
【0088】
カタログ構成部232は、予測部231が取得した配置情報であり、2以上の各商品情報に対応する配置情報に従い、2以上の各商品情報を配置し、カタログを構成する。
【0089】
カタログ構成部232は、第二予測手段2312が取得した商品情報配置情報に従って商品情報集合内の2以上の各商品情報を配置し、かつ第一予測手段2311が取得したグループ配置情報に従って2以上の各商品情報集合を配置し、カタログを構成する。
【0090】
なお、カタログ構成部232がカタログ内に商品情報集合を配置する処理と、商品情報集合内に商品情報を配置する処理の順序は問わないことは言うまでもない。
【0091】
出力部24は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、電子的なカタログである。電子的なカタログのデータ構造は、問わない。電子的なカタログのデータ構造は、例えば、HTML、XML、画像等である。
【0092】
カタログ出力部241は、カタログ構成部232が構成したカタログを出力する。カタログとは、例えば、電子的なカタログ、紙のカタログである。カタログ出力部241は、例えば、電子的なカタログを端末装置3に送信する。カタログ出力部241は、例えば、電子的なカタログを喜六媒体に蓄積する。カタログ出力部241は、例えば、紙のカタログを印刷する。
【0093】
端末装置3を構成する端末格納部31には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザを識別するユーザ識別子である。各種の情報は、例えば、端末受信部35が受信した情報である。なお、ユーザ識別子は、端末装置3を識別する情報でも良い。
【0094】
端末受付部32は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等とは、例えば、学習指示、予測指示、カタログ読込指示、カタログ画像、電子的なカタログ、商品情報集合と配置情報等である。カタログ読込指示とは、紙のカタログをスキャンする指示である。
【0095】
ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
【0096】
各種の指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部32は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0097】
端末処理部33は、各種の処理とは、例えば、端末受信部35が受信した情報を表示されるデータに構成する処理である。各種の処理とは、例えば、端末受付部32が受け付けた指示等を送信する指示等に構成する処理である。
【0098】
端末処理部33は、端末受付部32がカタログ読込指示を受け付けた場合に、紙のカタログをスキャンし、カタログ画像を取得する。
【0099】
端末送信部34は、各種の指示や情報等を学習装置1またはカタログ生産装置2に送信する。各種の指示や情報等とは、例えば、端末処理部33が構成した指示、端末受付部32が受け付けた指示や情報等である。
【0100】
端末送信部34は、例えば、学習指示、カタログ画像、電子的なカタログ、商品情報集合と配置情報のうちのいずれか1以上を学習装置1に送信する。端末送信部34は、例えば、予測指示をカタログ生産装置2に送信する。
【0101】
端末受信部35は、各種の情報を学習装置またはカタログ生産装置から受信する。各種の情報とは、例えば、電子的なカタログである。
【0102】
端末出力部36は、各種の情報を取得する。各種の情報とは、例えば、端末受付部32が受け付けた情報、端末受信部35が受信した情報、端末処理部33が構成した情報である。各種の情報とは、例えば、電子的なカタログ、紙のカタログである。
【0103】
端末出力部36は、例えば、電子的なカタログを表示する。また、端末出力部36は、例えば、紙のカタログを印刷する。
【0104】
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0105】
学習格納部11、カタログ格納部111、商品情報集合格納部112、配置情報格納部113、格納部21、学習器格納部211、商品情報格納部212、および端末格納部31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0106】
学習格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が学習格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が学習格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が学習格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0107】
学習受付部12、受付部22、および端末受信部35は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。
【0108】
学習処理部13、商品情報集合取得部131、学習部132、蓄積部133、商品情報取得手段1311、商品情報集合取得手段1312、第一学習手段1321、第二学習手段1322、処理部23、予測部231、カタログ構成部232、第一予測手段2311、第二予測手段2312、および端末処理部33は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。学習処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0109】
出力部24、カタログ出力部241、および端末送信部34は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0110】
端末受付部32は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0111】
端末出力部36は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部36は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0112】
次に、情報システムAの動作について説明する。まず、学習装置1の動作例について、
図4のフローチャートを用いて説明する。
【0113】
(ステップS401)学習受付部12は、カタログ画像を受け付けたか否かを判断する。カタログ画像を受け付けた場合はステップS402に行き、カタログ画像を受け付けなかった場合はステップS403に行く。
【0114】
(ステップS402)商品情報集合取得部131は、受け付けられたカタログ画像を用いて、商品情報集合取得処理を行う。商品情報集合取得処理の例について、
図5のフローチャートを用いて説明する。商品情報集合取得処理とは、カタログ画像から商品情報集合と配置情報とを取得し、蓄積する処理である。
【0115】
(ステップS403)学習受付部12は、商品情報集合等を受け付けたか否かを判断する。商品情報集合等を受け付けた場合はステップS404に行き、商品情報集合等を受け付けなかった場合はステップS405に行く。なお、ここでの商品情報集合等とは、通常、商品情報集合と配置情報である。
【0116】
(ステップS404)商品情報集合取得部131は、受け付けられた商品情報集合等を用いて、商品情報集合等蓄積処理を行う。商品情報集合等蓄積処理の例について、
図6のフローチャートを用いて説明する。商品情報集合等蓄積処理とは、商品情報集合と配置情報とを蓄積する処理である。
【0117】
(ステップS405)学習受付部12は、学習指示を受け付けたか否かを判断する。学習指示を受け付けた場合はステップS406に行き、学習指示を受け付けなかった場合はステップS401に戻る。
【0118】
(ステップS406)学習部132は、ステップS405で受け付けられた学習指示に従って、学習処理を行う。学習処理の例について、
図7のフローチャートを用いて説明する。
【0119】
なお、
図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0120】
また、
図4のフローチャートにおいて、学習装置1は、処理の結果を端末装置3に送信することは好適である。
【0121】
次に、ステップS402の商品情報集合取得処理の例について、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0122】
(ステップS501)商品情報集合取得部131は、カウンタiに1を代入する。
【0123】
(ステップS502)商品情報集合取得部131は、受け付けられたカタログ画像の中に、i番目のページ画像が存在するか否かを判断する。i番目のページ画像が存在する場合はステップS503に行き、i番目のページ画像が存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0124】
(ステップS503)商品情報集合取得部131は、受け付けられたカタログ画像の中からi番目のページ画像を取得する。
【0125】
(ステップS504)商品情報集合取得部131は、i番目のページ画像に対して、1以上の商品情報集合画像にカットする処理を行う。なお、かかる処理は、例えば、1以上の各商品情報集合画像を取得することでも良いし、1以上の各商品情報集合画像を代表する1または2以上の座標情報(x、y)を取得すること等でも良い。なお、1以上の各商品情報集合画像を代表する座標情報(x、y)は、例えば、矩形領域における左上座標と右下画像である。また、商品情報集合画像は、商品情報集合の元になる画像である。商品情報集合画像は、商品情報集合が表出した画像である。
【0126】
(ステップS505)商品情報集合取得部131は、カウンタjに1を代入する。
【0127】
(ステップS506)商品情報集合取得部131は、ステップS504でカットされ、取得され得る商品情報集合画像の中に、j番目の商品情報集合画像が存在するか否かを判断する。j番目の商品情報集合画像が存在する場合はステップS507に行き、j番目の商品情報集合画像が存在しない場合はステップS525に行く。
【0128】
(ステップS507)商品情報集合取得部131は、j番目の商品情報集合画像(j番目の商品情報集合と言っても良い)を識別する識別子である商品情報集合識別子を取得する。なお、商品情報集合取得部131は、ユニークな商品情報集合識別子を生成しても良いし、ユニークな商品情報集合識別子の集合が格納されている学習格納部11から一の商品情報集合識別子を取得しても良い。つまり、ユニークな商品情報集合識別子を取得する方法は問わない。
【0129】
(ステップS508)商品情報集合取得部131は、j番目の商品情報集合画像から1以上の商品情報集合属性値を取得する。なお、商品情報集合属性値は、例えば、商品の種類を特定する商品種類情報、フラグ(例えば、特売品か否かを示す特売フラグ、推薦品か否かを示す推薦フラグ等)、サイズ、文字認識処理を行い取得された文字列である。商品情報集合取得部131は、例えば、j番目の商品情報集合画像に対して文字認識処理を行い、商品の種類を特定する文字列である商品種類情報を取得する。また、商品情報集合取得部131は、例えば、j番目の商品情報集合画像に対して画像認識処理を行い、特売品を示す図柄が存在するか否かを判断し、特売品を示す図柄が存在すると判断した場合に、特売フラグを取得する。また、商品情報集合取得部131は、例えば、j番目の商品情報集合画像に対して画像認識処理を行い、推薦品を示す図柄が存在するか否かを判断し、推薦品を示す図柄が存在すると判断した場合に、推薦フラグを取得する。なお、特売品を示す図柄、推薦品を示す図柄は、例えば、予め学習格納部11に格納されている、とする。
【0130】
また、商品情報集合取得部131は、後述するステップS517またはステップS518で取得される商品情報、または後述するステップS519で取得される商品情報属性値をも商品情報集合属性値として取得しても良い。かかる場合、ステップS507からS511の処理は、ステップS517からステップS519の処理等の後に行っても良い。
【0131】
(ステップS509)商品情報集合取得部131は、ステップS507で取得した商品情報集合識別子に対応付けて、ステップS508で取得した1以上の商品情報集合属性値を商品情報集合格納部112に蓄積する。
【0132】
(ステップS510)商品情報集合取得部131は、カタログ画像の中で、j番目の商品情報集合画像が配置されている領域を特定するグループ配置情報を取得する。グループ配置情報は、例えば、カタログ画像の中の1または2以上の座標情報(x、y)である。グループ配置情報は、例えば、ページ識別子と1または2以上の座標情報(x、y)である。
【0133】
(ステップS511)商品情報集合取得部131は、ステップS507で取得した商品情報集合識別子に対応付けて、ステップS510で取得したグループ配置情報を配置情報格納部113に蓄積する。
【0134】
(ステップS512)商品情報集合取得部131は、j番目の商品情報集合画像に対して、1以上の商品情報画像にカットする処理を行う。なお、かかる処理は、例えば、1以上の各商品情報画像を取得することでも良いし、1以上の各商品情報画像を代表する1または2以上の座標情報(x、y)を取得すること等でも良い。なお、1以上の各商品情報画像を代表する座標情報(x、y)は、例えば、矩形領域における左上座標と右下画像である。また、商品情報画像は、商品情報の元になる画像である。商品情報画像は、商品情報が表出した画像である。
【0135】
(ステップS513)商品情報集合取得部131は、カウンタkに1を代入する。
【0136】
(ステップS514)商品情報集合取得部131は、ステップS512でカットされ、取得され得る商品情報画像の中に、k番目の商品情報画像が存在するか否かを判断する。k番目の商品情報画像が存在する場合はステップS515に行き、k番目の商品情報画像が存在しない場合はステップS524に行く。
【0137】
(ステップS515)商品情報集合取得部131は、k番目の商品情報画像(k番目の商品情報と言っても良い)を識別する識別子である商品情報識別子を取得する。なお、商品情報集合取得部131は、ユニークな商品情報識別子を生成しても良いし、ユニークな商品情報識別子の集合が格納されている学習格納部11から一の商品情報識別子を取得しても良い。つまり、ユニークな商品情報識別子を取得する方法は問わない。商品情報集合取得部131は、j番目の商品情報集合識別子を含む商品情報識別子を取得しても良い。商品情報識別子は、全体でユニークであっても良いし、商品情報集合の中でユニークであっても良い。商品情報集合の中でユニークである場合、商品情報識別子は、商品情報集合識別子を含む、または商品情報集合識別子に対応付いている。
【0138】
(ステップS516)商品情報集合取得部131は、k番目の商品情報画像が文字列の画像であるか否かを判断する。文字列の画像である場合はステップS517に行き、文字列の画像でない場合(商品画像等の画像である場合)はステップS518に行く。
【0139】
(ステップS517)商品情報集合取得部131は、商品情報集合取得部131は、k番目の商品情報画像に対して文字認識処理を行い、文字列を取得する。かかる文字列は、商品情報である。
【0140】
(ステップS518)商品情報集合取得部131は、k番目の商品情報画像を、画像の商品情報として取得する。
【0141】
(ステップS519)商品情報集合取得部131は、文字列の商品情報、または画像の商品情報から、1または2以上の商品情報属性値を取得する。商品情報が文字列である場合、取得される商品情報属性値は、例えば、文字列長、フォントを識別するフォント識別子、フォントサイズ、フォントの色、文字認識処理により取得された文字列、上または下または左または右に隣接する各商品情報の商品情報属性値等である。また、商品情報が画像である場合、取得される商品情報属性値は、例えば、解像度、画像のサイズ、画像認識の結果(例えば、画像内の商品の種類、画像内のオブジェクトの名称)上または下または左または右に隣接する各商品情報の商品情報属性値等である。
【0142】
(ステップS520)商品情報集合取得部131は、ステップS515で取得した商品情報識別子に対応付けて、ステップS519で取得した1または2以上の商品情報属性値を商品情報集合格納部112に蓄積する。なお、かかる1または2以上の商品情報属性値は、通常、j番目の商品情報集合識別子に対応付いている。
【0143】
(ステップS521)商品情報集合取得部131は、k番目の商品情報画像の商品情報集画像内の配置を特定する商品情報配置情報を取得する。なお、商品情報配置情報は、通常、商品情報集画像内の相対的は配置を特定する情報であるが、ページ内の配置を特定する情報でも良い。また、商品情報配置情報は、例えば、1または2以上の座標情報(x,y)である。
【0144】
(ステップS522)商品情報集合取得部131は、ステップS515で取得した商品情報識別子に対応付けて、ステップS521で取得した商品情報配置情報を配置情報格納部113に蓄積する。
【0145】
(ステップS523)商品情報集合取得部131は、カウンタkを1、インクリメントする。ステップS514に戻る。
【0146】
(ステップS524)商品情報集合取得部131は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS506に戻る。
【0147】
(ステップS525)商品情報集合取得部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS502に戻る。
【0148】
次に、ステップS404の商品情報集合等蓄積処理の例について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0149】
(ステップS601)商品情報集合取得部131は、カウンタiに1を代入する。
【0150】
(ステップS602)商品情報集合取得部131は、受け付けられた商品情報集合等の中に、i番目の商品情報集合が存在するか否かを判断する。i番目の商品情報画像が存在する場合はステップS603に行き、i番目の商品情報画像が存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0151】
(ステップS603)商品情報集合取得部131は、i番目の商品情報集合を識別する識別子である商品情報集合識別子を取得する。なお、商品情報集合取得部131は、ユニークな商品情報集合識別子を生成しても良いし、ユニークな商品情報集合識別子の集合が格納されている学習格納部11から一の商品情報集合識別子を取得しても良い。つまり、ユニークな商品情報集合識別子を取得する方法は問わない。
【0152】
(ステップS604)商品情報集合取得部131は、i番目の商品情報集合から1以上の商品情報集合属性値を取得する。なお、商品情報集合属性値はi番目の商品情報集合に対応付いている、またはi番目の商品情報集合に含まれていても良い。また、商品情報集合属性値は、例えば、商品の種類を特定する商品種類情報、フラグ(例えば、特売品か否かを示す特売フラグ、推薦品か否かを示す推薦フラグ等)である。
【0153】
また、商品情報集合取得部131は、例えば、商品情報集合に含まれる商品情報等であり、後述するステップS611で取得される商品情報等をも商品情報集合属性値として取得しても良い。
【0154】
(ステップS605)商品情報集合取得部131は、ステップS603で取得した商品情報集合識別子に対応付けて、ステップS604で取得した1以上の商品情報集合属性値を商品情報集合格納部112に蓄積する。
【0155】
(ステップS606)商品情報集合取得部131は、受け付けられた商品情報集合等の中に、i番目の商品情報集合と対になるグループ配置情報を取得する。
【0156】
(ステップS607)商品情報集合取得部131は、ステップS603で取得した商品情報集合識別子に対応付けて、ステップS605で取得したグループ配置情報を配置情報格納部113に蓄積する。
【0157】
(ステップS608)商品情報集合取得部131は、カウンタjに1を代入する。
【0158】
(ステップS609)商品情報集合取得部131は、i番目の商品情報集合と対になるj番目の商品情報が存在するか否かを判断する。j番目の商品情報が存在する場合はステップS510に行き、j番目の商品情報が存在しない場合はステップS616に行く。
【0159】
(ステップS610)商品情報集合取得部131は、j番目の商品情報を識別する識別子である商品情報識別子を取得する。なお、商品情報集合取得部131は、ユニークな商品情報識別子を生成しても良いし、ユニークな商品情報識別子の集合が格納されている学習格納部11から一の商品情報識別子を取得しても良い。つまり、ユニークな商品情報識別子を取得する方法は問わない。商品情報集合取得部131は、i番目の商品情報集合識別子を含む商品情報識別子を取得しても良い。商品情報識別子は、全体でユニークであっても良いし、商品情報集合の中でユニークであっても良い。商品情報集合の中でユニークである場合、商品情報識別子は、商品情報集合識別子を含む、または商品情報集合識別子に対応付いている。
【0160】
(ステップS611)商品情報集合取得部131は、j番目の商品情報の1以上の商品情報属性値を取得する。
【0161】
(ステップS612)商品情報集合取得部131は、ステップS610で取得した商品情報識別子に対応付けて、j番目の商品情報の1以上の商品情報属性値を商品情報集合格納部112に蓄積する。商品情報集合取得部131は、j番目の商品情報をも、ステップS610で取得した商品情報識別子に対応付けて、商品情報集合格納部112に蓄積しても良い。
【0162】
(ステップS613)商品情報集合取得部131は、受け付けられた商品情報集合等の中から、j番目の商品情報と対になる商品情報配置情報を取得する。
【0163】
(ステップS614)商品情報集合取得部131は、ステップS610で取得した商品情報識別子に対応付けて、ステップS613で取得した商品情報配置情報を配置情報格納部113に蓄積する。
【0164】
(ステップS615)商品情報集合取得部131は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS608に戻る。
【0165】
(ステップS616)商品情報集合取得部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS602に戻る。
【0166】
次に、ステップS406の学習処理の例について、
図7のフローチャートを用いて説明する。
【0167】
(ステップS701)第一学習手段1321は、は、カウンタiに1を代入する。
【0168】
(ステップS702)第一学習手段1321は、商品情報集合格納部112の中に、i番目の商品情報集合が存在するか否かを判断する。i番目の商品情報集合が存在する場合はステップS703に行き、i番目の商品情報集合が存在しない場合はステップS706に行く。
【0169】
(ステップS703)第一学習手段1321は、i番目の商品情報集合に対応する1以上の商品情報集合属性値を商品情報集合格納部112から取得する。
【0170】
(ステップS704)第一学習手段1321は、i番目の商品情報集合に対応するグループ配置情報を、配置情報格納部113から取得する。
【0171】
(ステップS705)第一学習手段1321は、は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS702に戻る。
【0172】
(ステップS706)第一学習手段1321は、ステップS703で取得された2以上の各商品情報集合に対応する1以上の商品情報集合属性値と、ステップS703で取得された2以上の各商品情報集合に対応するグループ配置情報であり、ステップS704で取得されたグループ配置情報とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、第一学習処理を行い、2以上の各商品情報集合に対応する1以上の商品情報集合属性値を入力とし、2以上の各商品情報集合に対応するグループ配置情報を出力とする予測処理に用いる学習器である第一学習器を取得する。なお、第一学習手段1321は、ステップS703で取得された2以上の各商品情報集合に対応する1以上の商品情報集合属性値と、ステップS703で取得された2以上の各商品情報集合に対応するグループ配置情報とを用いて、商品情報集合ごとに、ベクトルを構成し、当該2以上のベクトルを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、第一学習処理を行い、第一学習器を取得しても良い。なお、かかるベクトルは、商品情報集合の特徴量ベクトルと言っても良い。
【0173】
(ステップS707)蓄積部133は、ステップS706で取得された第一学習器を蓄積する。
【0174】
(ステップS708)第二学習手段1322は、カウンタiに1を代入する。
【0175】
(ステップS709)第一学習手段1321は、商品情報集合格納部112の中に、i番目の商品情報集合が存在するか否かを判断する。i番目の商品情報集合が存在する場合はステップS710に行き、i番目の商品情報集合が存在しない場合はステップS716に行く。
【0176】
(ステップS710)第二学習手段1322は、カウンタjに1を代入する。
【0177】
(ステップS711)第二学習手段1322は、i番目の商品情報集合に対応するj番目の商品情報が存在するか否かを判断する。j番目の商品情報が存在する場合はステップS712に行き、j番目の商品情報が存在しない場合はステップS715に行く。
【0178】
(ステップS712)第二学習手段1322は、j番目の商品情報の1以上の商品情報属性値を商品情報集合格納部112から取得する。
【0179】
(ステップS713)第二学習手段1322は、j番目の商品情報と対になる商品情報配置情報を配置情報格納部113から取得する。
【0180】
(ステップS714)第二学習手段1322は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS711に戻る。
【0181】
(ステップS715)第二学習手段1322は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS709に戻る。
【0182】
(ステップS716)第二学習手段1322は、ステップS712で取得された2以上の各商品情報に対応する1以上の商品情報属性値と、ステップS713で取得された2以上の各商品情報に対応する商品情報配置情報とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、第二学習処理を行い、2以上の各商品情報に対応する1以上の商品情報属性値を入力とし、2以上の各商品情報に対応する商品情報配置情報を出力とする予測処理に用いる学習器である第二学習器を取得する。第二学習手段1322は、例えば、ステップS712で取得された2以上の各商品情報に対応する1以上の商品情報属性値と、ステップS713で取得された2以上の各商品情報に対応する商品情報配置情報とを用いて、商品情報ごとにベクトルを構成し、当該ベクトルを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、第二学習処理を行い、第二学習器を取得する。なお、かかるベクトルは、商品情報特徴量ベクトルと言っても良い。
【0183】
(ステップS717)蓄積部133は、ステップS716で取得された第二学習器を蓄積する。上位処理にリターンする。
【0184】
次に、カタログ生産装置2の動作例について、
図8のフローチャートを用いて説明する。
【0185】
(ステップS801)受付部22は、予測指示を受け付けたか否かを判断する。予測指示を受け付けた場合はステップS802に行き、予測指示を受け付けなかった場合はステップS801に戻る。
【0186】
(ステップS802)第二予測手段2312は、カウンタiに1を代入する。
【0187】
(ステップS803)第二予測手段2312は、ステップS801で受け付けた予測指示により特定される商品情報集合の中に、i番目の商品情報集合が存在するか否かを判断する。i番目の商品情報集合が存在する場合はステップS804に行き、i番目の商品情報集合が存在しない場合はステップS812に行く。なお、予測指示により特定される商品情報集合は、例えば、商品情報格納部212に格納されている。
【0188】
(ステップS804)第二予測手段2312は、カウンタjに1を代入する。
【0189】
(ステップS805)第二予測手段2312は、i番目の商品情報集合に対応するj番目の商品情報が存在するか否かを判断する。j番目の商品情報が存在する場合はステップS806行き、j番目の商品情報が存在しない場合はステップS808に行く。
【0190】
(ステップS806)第二予測手段2312は、j番目の商品情報に対応する1以上の商品情報属性値を取得する。
【0191】
(ステップS807)第二予測手段2312は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS805に戻る。
【0192】
(ステップS808)第二予測手段2312は、ステップS801で受け付けた予測指示により特定される第二学習器を学習器格納部211から取得する。
【0193】
(ステップS809)第二予測手段2312は、ステップS806で取得した2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値を第二学習器に適用し、機械学習のアルゴリズムにより、予測処理を行い、2以上の各商品情報の配置を特定する商品情報配置情報を取得する。
【0194】
(ステップS810)第二予測手段2312は、2以上の各商品情報に対応付けて、ステップS809で取得した商品情報配置情報を図示しないバッファに蓄積する。
【0195】
(ステップS811)第二予測手段2312は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS803に戻る。
【0196】
(ステップS812)第一予測手段2311は、カウンタiに1を代入する。
【0197】
(ステップS813)第一予測手段2311は、ステップS801で受け付けた予測指示により特定される商品情報集合の中に、i番目の商品情報集合が存在するか否かを判断する。i番目の商品情報集合が存在する場合はステップS814に行き、i番目の商品情報集合が存在しない場合はステップS816に行く。
【0198】
(ステップS814)第一予測手段2311は、i番目の商品情報集合に対応する1以上の商品情報集合属性値を商品情報格納部212から取得する。
【0199】
(ステップS815)第一予測手段2311は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS813に戻る。
【0200】
(ステップS816)第一予測手段2311は、ステップS801で受け付けた予測指示により特定される第一学習器を学習器格納部211から取得する。
【0201】
(ステップS817)第一予測手段2311は、ステップS814で取得した2以上の各商品情報集合の1以上の商品情報集合属性値を第一学習器に適用し、機械学習のアルゴリズムにより、予測処理を行い、2以上の各商品情報集合の配置を特定するグループ配置情報を取得する。
【0202】
(ステップS818)第一予測手段2311は、2以上の各商品情報集合に対応付けて、ステップS817で取得したグループ配置情報を図示しないバッファに蓄積する。
【0203】
(ステップS819)カタログ構成部232は、2以上の各商品情報集合の2以上の商品情報と各商品情報に対応する商品情報配置情報、および2以上の各商品情報集合と当該各商品情報集合に対応するグループ配置情報とを用いて、カタログ構成処理を行う。カタログ構成処理の例について、
図9のフローチャートを用いて説明する。なお、商品情報配置情報、グループ配置情報は、図示しないバッファに格納されている。
【0204】
(ステップS820)カタログ出力部241は、ステップS819で構成されたカタログを出力する。ステップS801に戻る。
【0205】
なお、
図8のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0206】
次に、ステップS819のカタログ構成処理の例について、
図9のフローチャートを用いて説明する。
【0207】
(ステップS901)カタログ構成部232は、カウンタiに1を代入する。
【0208】
(ステップS902)カタログ構成部232は、カタログを構成する元になるi番目の商品情報集合が存在するか否かを判断する。i番目の商品情報集合が存在する場合はステップS903に行き、i番目の商品情報集合が存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0209】
(ステップS903)カタログ構成部232は、カウンタjに1を代入する。
【0210】
(ステップS904)カタログ構成部232は、i番目の商品情報集合の中に、j番目の商品情報が存在するか否かを判断する。j番目の商品情報が存在する場合はステップS905に行き、j番目の商品情報が存在しない場合はステップS909に行く。
【0211】
(ステップS905)カタログ構成部232は、i番目の商品情報集合に対応するj番目の商品情報を取得する。
【0212】
(ステップS906)カタログ構成部232は、j番目の商品情報に対応する商品情報配置情報を取得する。なお、かかる商品情報配置情報は、予測部231が取得した情報である。
【0213】
(ステップS907)カタログ構成部232は、ステップS906で取得した商品情報配置情報に従って、i番目のグループ(商品情報集合)の中に、ステップS905で取得したj番目の商品情報を配置する。
【0214】
(ステップS908)カタログ構成部232は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS904に戻る。
【0215】
(ステップS909)カタログ構成部232は、i番目の商品情報集合に対応するグループ配置情報を取得する。なお、かかるグループ配置情報は、予測部231が取得した情報である。
【0216】
(ステップS910)カタログ構成部232は、ステップS909で取得したグループ配置情報に従って、i番目の商品情報集合を配置する。なお、i番目の商品情報集合は、ステップS907で構成された商品情報集合であり、2以上の商品情報が配置された商品情報集合である。
【0217】
(ステップS911)カタログ構成部232は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS902に戻る。
【0218】
次に、端末装置3の動作例について、
図10のフローチャートを用いて説明する。
【0219】
(ステップS1001)端末受付部32は、学習指示を受け付けたか否かを判断する。学習指示を受け付けた場合はステップS1002に行き、学習指示を受け付けない場合はステップS1006に行く。
【0220】
(ステップS1002)端末処理部33は、送信する学習指示を構成する。
【0221】
(ステップS1003)端末送信部34は、ステップS1002で構成された学習指示を学習装置1に送信する。
【0222】
(ステップS1004)端末受信部35は、学習装置1から学習処理の結果である学習結果を受信したか否かを判断する。学習結果を受信した場合はステップS1005に行き、学習結果を受信しなかった場合はステップS1004に戻る。なお、学習結果とは、学習器が構成されたか否か、構成された学習器を特定する情報等である。
【0223】
(ステップS1005)端末処理部33は、ステップS1004で受信された学習結果から出力する学習結果を構成する。そして、端末出力部36は、構成された学習結果を出力する。ステップS1001に戻る。
【0224】
(ステップS1006)端末受付部32は、予測指示を受け付けたか否かを判断する。予測指示を受け付けた場合はステップS1007に行き、予測指示を受け付けない場合はステップS1011に行く。
【0225】
(ステップS1007)端末処理部33は、送信する予測指示を構成する。
【0226】
(ステップS1008)端末送信部34は、ステップS1007で構成された予測指示をカタログ生産装置2に送信する。
【0227】
(ステップS1009)端末受信部35は、カタログ生産装置2からカタログを受信したか否かを判断する。カタログを受信した場合はステップS1010に行き、カタログを受信しなかった場合はステップS1009に戻る。
【0228】
(ステップS1010)端末処理部33は、ステップS1009で受信されたカタログから出力するカタログを構成する。そして、端末出力部36は、構成されたカタログを出力する。ステップS1001に戻る。
【0229】
(ステップS1011)端末受付部32は、カタログ読込指示を受け付けたか否かを判断する。カタログ読込指示を受け付けた場合はステップS1012に行き、カタログ読込指示を受け付けない場合はステップS1016に行く。
【0230】
(ステップS1012)端末処理部33は、紙のカタログをスキャンし、カタログ画像を取得する。
【0231】
(ステップS1013)端末送信部34は、ステップS1012で取得されたカタログ画像を学習装置1に送信する。
【0232】
(ステップS1014)端末受信部35は、学習装置1から商品情報集合の蓄積処理の結果を受信したか否かを判断する。蓄積処理の結果を受信した場合はステップS1015に行き、蓄積処理の結果を受信しなかった場合はステップS1014に戻る。
【0233】
(ステップS1015)端末処理部33は、出力する蓄積処理の結果を構成する。そして、端末出力部36は、構成された蓄積処理の結果を出力する。ステップS1001に戻る。
【0234】
(ステップS1016)端末受付部32は、商品情報集合等を受け付けたか否かを判断する。商品情報集合等を受け付けた場合はステップS1017に行き、商品情報集合等を受け付けない場合はステップS1001に戻る。
【0235】
(ステップS1017)端末処理部33は、送信する商品情報集合等を構成する。
【0236】
(ステップS1018)端末送信部34は、ステップS1017で構成された商品情報集合等を学習装置1に送信する。ステップS1014に行く。
【0237】
なお、
図10のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0238】
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作について説明する。情報システムAの概念図は
図1である。なお、本具体例において、3つの具体例について説明する。具体例1は、紙のカタログから学習の元になる商品情報集合と配置情報とを自動的に取得し、蓄積する場合である。具体例2は、学習処理である。具体例3は、予測処理である。
【0239】
(具体例1)
今、
図11に示す用紙を有するカタログがスキャナにセットされている、とする。当該紙のカタログは、1以上のページを有する、とする。
【0240】
次に、ユーザは、端末装置3に、カタログ読込指示を入力した、とする。すると、端末装置3の端末受付部32は、カタログ読込指示を受け付ける。次に、端末処理部33は、紙のカタログをスキャンし、カタログ画像を取得する。そして、端末送信部34は、ステップS1012で取得されたカタログ画像を学習装置1に送信する。
【0241】
次に、学習装置1の学習受付部12は、1以上のページを有するカタログ画像を受信する。 次に、商品情報集合取得部131は、受け付けられたカタログ画像を用いて、以下のように、商品情報集合等蓄積処理を行う。なお、ここでは、一のページに対する商品情報集合等蓄積処理について説明する。
【0242】
まず、商品情報集合取得部131は、手がかり情報(ここでは、矩形の枠線)を用いて、カタログ画像に対して、枠線ごとにカットする処理を行い、16の商品情報集合画像を取得する。ここで、取得された商品情報集合画像の例は、
図12の(a)(b)である。
【0243】
次に、商品情報集合取得部131は、16の各商品情報集合画像を識別する商品情報集合識別子(グループID)を生成する。生成されたグループIDは、例えば、「001」「002」・・・「016」である。また、商品情報集合取得部131は、当該ページのページID「001」を生成する、とする。
【0244】
次に、商品情報集合取得部131は、16の各商品情報集合画像から1以上の商品情報集合属性値を取得する。ここで、商品情報集合取得部131は、例えば、商品情報集合画像に対して画像認識処理を行い、商品情報集合画像の中のオブジェクト名(ここでは、例えば、カテゴリ「電動工具」「ドリル」)を取得する。なお、
図12の(a)のカテゴリは「電動工具」、(b)のカテゴリは「ドリル」である。また、商品情報集合取得部131は、16の各商品情報集合画像から、オブジェクト属性、座標(x,y)、データタイプ「Image」、サイ(枠の大きさ,縦×横)等を取得した、とする。そして、商品情報集合取得部131は、
図13に示す商品情報集合を商品情報集合取得部131に蓄積する。なお、
図13に示す商品情報集合のうちの「座標」と「サイズ」は、グループ配置情報を構成する。つまり、商品情報集合取得部131は、
図13に示す商品情報集合のうちの「座標」と「サイズ」により構成されるグループ配置情報は、グループIDに対応付けて、配置情報格納部113に蓄積する。
【0245】
また、学習格納部11には、商品情報(パーツと言っても良い)の属性値であるオブジェクト属性を決定するためのルールが格納されている。かかるルールを示す図が
図14である。
図14において、文字列が表出した商品情報画像の中で、最もサイズが大きい文字列であり、グループの中の左上に表出している文字列のオブジェクト属性は「商品名」である(1401)。また、文字列が表出した商品情報画像の中で、当該文字列の先頭または最後に「¥」または「円」を含む文字列のオブジェクト属性は「価格」である。また、文字列が0または閾値数以下の文字しか表出していない商品情報画像であり、閾値より小さい画像のオブジェクト属性は「アイコン」である(1403)。また、文字列が0または閾値数以下の文字しか表出していない商品情報画像であり、閾値より大きい画像のオブジェクト属性は「商品画像」である(1404)。
【0246】
そして、商品情報集合取得部131は、
図14に示すルールを用いて、16の各商品情報集合画像の中の各商品情報画像の属性値である1以上の商品情報属性値を取得する。商品情報集合取得部131が取得する1以上の商品情報属性値は、ここでは、「オブジェクト属性」「内容(文字列)」「座標」「データタイプ」「サイズ」等である。具体的には、商品情報集合取得部131は、
図15に示す商品情報属性値を取得した、とする。なお、文字のサイズを取得する技術、文字認識技術、画像のサイズを取得する技術は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
【0247】
なお、「内容(文字列)」は、商品情報画像に対して文字認識処理を行って、取得された文字列である。また、「座標」は、商品情報集合の中の相対的な位置情報(x,y)である。また、「データタイプ」について、ここでは、「文字」または「画像」であり、文字の領域が商品情報画像の領域の中で占める割合が閾値以上であれば「文字」であり、閾値未満であれば「画像」である、と判断される、とする。「サイズ」について、データタイプが文字の場合はフォントサイズ、データタイプが画像の場合は画像のサイズ(縦×横)である。
【0248】
また、商品情報集合取得部131は、各商品情報画像が文字列の画像か否かを判断し、文字列の画像であれば文字認識処理を行った結果の文字列を商品情報として取得し、文字列の画像でなければ当該画像を商品情報として取得する。そして、商品情報集合取得部131は、取得した各商品情報を、1以上の商品情報属性値に対応付けて、商品情報集合格納部112に蓄積する。
【0249】
また、商品情報集合取得部131が取得した商品情報属性値の中で、「座標」と「サイズ」は商品情報配置情報を構成するので、商品情報集合取得部131は、「座標」と「サイズ」とを、パーツID(商品情報識別子)に対応付けて配置情報格納部113に蓄積する、とする。
【0250】
そして、学習処理部13は、端末装置3に、正常に商品情報集合等の蓄積が完了した旨を送信する。
【0251】
次に、端末装置3は、正常に商品情報集合等の蓄積が完了した旨を受信し、出力する。
【0252】
以上により、カタログ画像から、商品情報集合と配置情報等が蓄積された。
【0253】
(具体例2)
ユーザは、蓄積された商品情報集合等を用いた学習処理を行う学習指示を端末装置3に入力した、とする。すると、端末受付部32は、学習指示を受け付ける。そして、端末処理部33は、送信する学習指示を構成する。次に、端末送信部34は、構成された学習指示を学習装置1に送信する。
【0254】
次に、学習装置1の学習受付部12は、学習指示を受信する。そして、学習部132は、受信された学習指示に従って、以下のように学習処理を行う。
【0255】
つまり、第二学習手段1322は、商品情報集合格納部112の中の2以上の商品情報集合ごとに、各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値と2以上の各商品情報の商品情報配置情報とを用いて、上述したように、機械学習のアルゴリズムにより第二学習処理を行い、第二学習器を取得する。
【0256】
また、第一学習手段1321は、2以上の各商品情報集合に対応する1以上の商品情報集合属性値と、2以上の各商品情報集合に対応するグループ配置情報とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより第一学習処理を行い、一学習器を取得する。
【0257】
そして、蓄積部133は、取得された第二学習器と第一学習器とを学習格納部11に蓄積する。
【0258】
次に、学習処理部13は、学習が正常に完了した旨の情報を端末装置3に送信する。なお、学習が正常に完了した旨の情報は、第二学習器と第一学習器とを特定する情報を含むものとする。
【0259】
次に、端末装置3は、学習が正常に完了した旨の情報を受信し、出力する。
【0260】
以上、学習処理により、第二学習器と第一学習器とが学習格納部11に蓄積された。
【0261】
(具体例3)
今、端末装置3の端末格納部31には、
図16に示す多数の商品情報集合が格納されている、とする・
【0262】
そして、ユーザは、
図16に示す多数の商品情報集合を含む予測指示を端末装置3に入力した、とする。すると、端末装置3の端末受付部32は、予測指示を受け付ける。次に、端末処理部33は、送信する予測指示を構成する。そして、端末送信部34は、構成された予測指示をカタログ生産装置2に送信する。
【0263】
次に、カタログ生産装置2の受付部22は、予測指示を受信する。なお、予測指示は、
図16に示す多数の商品情報集合を含む。
【0264】
次に、第二予測手段2312は、2以上の各商品情報集合に対して、商品情報集合の中の商品情報の配置を決定する第二予測処理を行う。つまり、第二予測手段2312は、各商品情報集合に対応する2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値を予測指示から取得する。
【0265】
次に、第二予測手段2312は、予測指示により特定される第二学習器を学習器格納部211から取得する。
【0266】
次に、第二予測手段2312は、商品情報集合ごとに、当該商品情報集合に含まれる2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値を第二学習器に適用し、機械学習のアルゴリズムにより、予測処理を行い、2以上の各商品情報の配置を特定する商品情報配置情報を取得する。そして、第二予測手段2312は、商品情報集合ごとに、2以上の各商品情報に対応付けて、取得した商品情報配置情報を図示しないバッファに蓄積する。
【0267】
次に、第一予測手段2311は、2以上の各商品情報集合に対応する1以上の商品情報集合属性値を予測指示から取得する。
【0268】
次に、第一予測手段2311は、予測指示により特定される第一学習器を学習器格納部211から取得する。
【0269】
次に、第一予測手段2311は、取得した2以上の各商品情報集合の1以上の商品情報集合属性値を第一学習器に適用し、機械学習のアルゴリズムにより、予測処理を行い、2以上の各商品情報集合の配置を特定するグループ配置情報を取得する。
【0270】
次に、第一予測手段2311は、2以上の各商品情報集合に対応付けて、取得したグループ配置情報を図示しないバッファに蓄積する。
【0271】
次に、カタログ構成部232は、
図9のフローチャートを用いて説明した処理により電子的なカタログを構成する。
【0272】
次に、カタログ出力部241は、構成されたカタログを端末装置3に送信する。
【0273】
次に、端末装置3の端末受信部35は、カタログ生産装置2からカタログを受信する。次に、端末処理部33は、受信されたカタログから出力するカタログを構成する。そして、端末出力部36は、構成されたカタログを出力する。
【0274】
以上、本実施の形態によれば、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる学習器を取得できる。
【0275】
また、本実施の形態によれば、実在する紙のカタログから、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる学習器を取得できる。
【0276】
さらに、本実施の形態によれば、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる。
【0277】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における学習装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、商品を識別する商品識別子に対応付いており、商品に関する2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合が格納されている商品情報集合格納部と、商品識別子に対応付いている2以上の各商品情報の配置に関する配置情報が格納されている配置情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、前記2以上の各商品情報の属性値である1以上の商品情報属性値と前記2以上の配置情報とを用いて、前記2以上の商品情報を入力として、前記2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する学習部と、前記学習部が構成した学習器を蓄積する蓄積部として機能させるためのプログラムである。
【0278】
また、上記プログラムにおいて、前記商品情報集合格納部の商品情報集合には、当商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値が対応付いており、前記配置情報格納部には、2以上の各商品情報集合の配置に関するグループ配置情報と、2以上の各商品情報集合の中における当該2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の配置に関する商品情報配置情報とが格納されており、前記学習部は、前記2以上の各商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値と前記グループ配置情報とを用いて、2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値を入力として、前記2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第一学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第一学習手段と、前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の商品情報の属性値である1以上の商品情報属性値と前記商品情報配置情報とを用いて、前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値を入力として、前記2以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第二学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第二学習手段とを具備し、前記蓄積部は、前記第一学習器と前記第二学習器とを蓄積するものとして、前記コンピュータを動作させるためのプログラムであることは好適である。
【0279】
また、カタログ生産装置2を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値を入力として、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器が格納される学習器格納部と、カタログを構成する元になる2以上の商品情報が格納される商品情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、前記2以上の商品情報の1以上の商品情報属性値と前記学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、2以上の各商品情報の配置情報を取得する予測部と、前記予測部が取得した配置情報であり、前記2以上の各商品情報に対応する配置情報に従い、前記2以上の各商品情報を配置し、カタログを構成するカタログ構成部と、前記カタログ構成部が構成したカタログを出力するカタログ出力部として機能させるためのプログラムである。
【0280】
また、上記プログラムにおいて、前記商品情報集合格納部の商品情報集合には、当商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値が対応付いており、前記学習器格納部には、2以上の各商品情報集合に対応付いている1以上の商品情報集合属性値を入力として、前記2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第一学習器と、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値を入力として、前記2以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第二学習器とが格納され、前記予測部は、前記2以上の各商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値と前記第一学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、前記各商品情報集合のグループ配置情報を取得する第一予測手段と、前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である1以上の商品情報属性値と前記第二学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、前記各商品情報の商品情報配置情報を取得する第二予測手段とを具備し、前記カタログ構成部は、前記第二予測手段が取得した商品情報配置情報に従って商品情報集合内の2以上の各商品情報を配置し、かつ前記第一予測手段が取得したグループ配置情報に従って2以上の各商品情報集合を配置し、カタログを構成するものとして、前記コンピュータを機能させるためのプログラムであることは好適である。
【0281】
(実施の形態2)
実施の形態1では、学習器が第一学習器と第二学習器の2つであり、商品情報集合の中において商品情報の配置を決定する処理と、商品情報集合の配置を決定する処理とを行った。
【0282】
一方、本実施の形態において、学習器が一つであり、商品情報集合の中の商品情報の配置を決する処理のみを行い、カタログを構成する。
【0283】
本実施の形態における情報システムBの概念図は、符号の違いを除いて、
図1と同じであるので、省略する。情報システムBは、学習装置4、カタログ生産装置5、および1または2以上の端末装置3を備える。また、学習装置4、カタログ生産装置5、および1以上の各端末装置3とは、インターネット等のネットワークを介して、相互に通信可能である。
【0284】
学習装置4、およびカタログ生産装置5は、例えば、ここではいわゆるサーバ装置である。学習装置4、カタログ生産装置5は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。なお、学習装置4、およびカタログ生産装置5は、スタンドアロンで動作しても良い。
【0285】
図17は、本実施の形態における情報システムBのブロック図である。情報システムBを構成する学習装置4は、学習格納部41、学習受付部12、および商品情報集合格納部412、配置情報格納部413を備える。学習処理部43は、商品情報集合取得部131、学習部432、および蓄積部133を備える。学習部432は、第三学習手段4321を備える。
【0286】
カタログ生産装置5は、格納部51、処理部53、および出力部24を備える。格納部51は、学習器格納部511、および商品情報格納部212を備える。処理部53は、予測部531、およびカタログ構成部532を備える。予測部531は、第三予測手段5311を備える。
【0287】
学習装置4を構成する学習格納部41には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、カタログ、商品情報集合、配置情報である。
【0288】
商品情報集合格納部412には、2以上の商品情報集合が格納されている。商品情報集合は、通常、商品を識別する商品識別子に対応付いている。商品情報集合は、2以上の商品情報を有する。また、2以上の各商品情報は、商品情報集合識別子が対応付いている、または商品情報集合識別子を有する。また、商品情報集合には、1以上の商品情報集合属性値が対応付いていることは好適である。また、商品情報には、1以上の商品情報属性値が対応付いていることは好適である。
【0289】
配置情報格納部413には、商品識別子に対応付いている2以上の各商品情報の配置に関する配置情報が格納されている。この配置情報は、例えば、カタログ内の商品情報の配置を特定する情報、ページ内の商品情報の配置を特定する情報である。カタログ内の商品情報の配置を特定する情報は、例えば、ページを識別するページ識別子、カタログ内の商品情報の位置を特定する1以上の位置座標(x,y)、カタログ内の商品情報の相対的な位置を特定する「“上”“中”“下”」のうちのいずれか、カタログ内の商品情報の相対的な位置を特定する「“左上”“右上”“左中央”“右中央”“左下”“右下”」のうちのいずれか、カタログ内の商品情報が属するグループ番号、カタログ内の商品情報が配置される象限のID(例えば、第一象限、第二象限、第三象限、第四象限のうちのいずれか)等である。また、ページ内の商品情報の配置を特定する情報は、例えば、ページ内の商品情報の位置を特定する1以上の位置座標(x,y)、ページ内の商品情報の相対的な位置を特定する「“上”“中”“下”」のうちのいずれか、ページ内の商品情報の相対的な位置を特定する「“左上”“右上”“左中央”“右中央”“左下”“右下”」のうちのいずれか、ページ内の商品情報が属するグループ番号、ページ内の商品情報が配置されている象限のID(例えば、第一象限、第二象限、第三象限、第四象限のうちのいずれか)等である。配置情報は、例えば、配置される場合のサイズを特定する情報であるサイズ情報を含んでも良い。また、1以上の位置座標(x,y)は、情報が配置される領域を特定する情報である。情報が配置される領域の形状が矩形であれば、その領域を特定する位置座標(x,y)は、通常、一つ(例えば、左上座標)であるが、2以上(例えば、左上座標と右下座標)でも良い。なお、一の商品情報に対応して、2または3以上の配置情報が格納されていても良い。
【0290】
学習処理部43は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、商品情報集合取得部131、学習部432、蓄積部133、商品情報取得手段1311、商品情報集合取得手段1312、第三学習手段4321が行う処理である。
【0291】
学習部432は、2以上の商品情報と2以上の配置情報とを用いて、学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する。この学習器は、機械学習の予測処理で使用される学習器である。この予測処理は、2以上の商品情報を入力として、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする処理である。
【0292】
また、機械学習のアルゴリズムは、深層学習が好適であるが、決定木、ランダムフォレスト、SVM等でも良い。また、機械学習において、学習器を構成するためには、例えば、機械学習の関数(例えば、Tensorflowの関数、TinySVM、各種のrandomForest関数等)に、入力となる情報群(例えば、4以上の商品情報、および4以上の各商品情報の商品情報属性値のうち1種類以上の情報)と出力させたい情報(例えば、4以上の各商品情報の配置情報)とを引数として与えると学習器が得られる。
【0293】
第三学習手段4321は、4以上の各商品情報と各商品情報に対応付いている商品情報集合識別子と4以上の配置情報とを用いて、第三学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する。第三学習器は、4以上の各商品情報と各商品情報に対応付いている商品情報集合識別子とを入力として、4以上の各商品情報の配置情報を出力とする情報である。第三学習器は、機械学習の予測処理で使用される情報である。
【0294】
第三学習手段4321は、商品情報から1以上の商品情報属性値を自動取得することは好適である。商品情報属性値は、例えば、上または下または左または右に隣接する各商品情報の商品情報属性値を含んでも良い。また、商品情報属性値は、例えば、着目する商品情報と予め決められた関係を有するほど近い領域に配置されている(例えば、同一の枠内、同一ページ内)他の1以上の各商品情報の商品情報属性値を含んでも良い。
【0295】
蓄積部133は、学習部432が構成した学習器を蓄積する。蓄積部133は、第三学習器を蓄積する。第三学習器の蓄積先は、学習装置内のローカルな記憶媒体でも良いし、外部の装置でも良い。
【0296】
カタログ生産装置5を構成する格納部51には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、第三学習器、商品情報である。
【0297】
学習器格納部511には、機械学習の予測処理で使用される第三学習器が格納される。ここでの機械学習の予測処理は、2以上の商品情報を入力として、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする処理である。なお、ここでの商品情報は、通常、4以上である。
【0298】
処理部53は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、予測部531、第三予測手段5311、カタログ構成部532が行う処理である。
【0299】
予測部531は、予測処理を行う。予測部531は、2以上の商品情報と第三学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、2以上の各商品情報の配置情報を取得する。
【0300】
機械学習のアルゴリズムは、深層学習が好適であるが、決定木、ランダムフォレスト、SVM等でも良い。また、機械学習において、予測する場合、機械学習の関数に第三学習器と入力となる情報群(例えば、4以上の商品情報、4以上の各商品情報の商品情報属性値のうちの1種類以上の情報)とを機械学習の関数(例えば、Tensorflowの関数、TinySVM、各種のrandomForest関数等)に引数として与えると、予測された情報(例えば、各商品情報の配置情報)が得られる。
【0301】
第三予測手段5311は、商品情報集合格納部412の2以上の各商品情報と商品情報集合識別子と第三学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、2以上の各商品情報の配置情報を取得する。なお、第三予測手段5311は、一の商品情報に対して、2または3以上の商品情報配置情報を取得しても良い。
【0302】
カタログ構成部532は、予測部531が取得した配置情報であり、2以上の各商品情報に対応する配置情報に従い、2以上の各商品情報を配置し、カタログを構成する。
【0303】
カタログ構成部532は、第三予測手段5311が取得した配置情報に従って2以上の各商品情報を配置し、カタログを構成する。
【0304】
学習格納部41、商品情報集合格納部412、配置情報格納部413、格納部51、および学習器格納部511は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0305】
学習格納部41等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が学習格納部41等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が学習格納部41等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が学習格納部41等で記憶されるようになってもよい。
【0306】
学習処理部43、学習部432、第三学習手段4321、処理部53、予測部531、第三予測手段5311、およびカタログ構成部532は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。学習処理部43等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0307】
次に、情報システムBの動作例について説明する。まず、学習装置4の動作例について説明する。学習装置4の動作例において、学習装置1とは、ステップS406の学習処理のみ異なる。学習装置4が行う学習処理の例について、
図18のフローチャートを用いて説明する。
図18のフローチャートにおいて、
図7のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
【0308】
(ステップS1801)第三学習手段4321は、i番目の商品情報集合の商品情報集合識別子を取得する。
【0309】
(ステップS1802)第三学習手段4321は、j番目の商品情報の1以上の商品情報属性値を商品情報集合格納部112から取得する。また、第三学習手段4321は、ステップS1801で取得した商品情報集合識別子を1以上の商品情報属性値の中に含める。なお、j番目の商品情報の1以上の商品情報属性値には、通常、商品情報が属する商品情報集合の商品情報集合識別子が含まれる。
【0310】
(ステップS1803)第三学習手段4321は、j番目の商品情報と対になる商品情報配置情報を配置情報格納部113から取得する。また、j番目の商品情報と対になる商品情報配置情報が、i番目の商品情報集合の中における相対的な配置を特定する配置情報である場合、ページ内またはカタログ内の配置情報となるように、i番目の商品情報集合のグループ配置情報を用いて、j番目の商品情報と対になる商品情報配置情報を変更する。例えば、i番目の商品情報集合のグループ配置情報が(x1,y1)であり、i番目の商品情報集合の中における相対的な配置を特定する配置情報が(x2,y2)である場合、第二学習手段1322は、(x1+x2,y1+y2)をj番目の商品情報の商品情報配置情報として取得する。
【0311】
(ステップS1804)第三学習手段4321は、ステップS1802で取得された2以上の各商品情報に対応する1以上の商品情報属性値と、ステップS1803で取得された2以上の各商品情報に対応する商品情報配置情報とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、第三学習処理を行い、2以上の各商品情報に対応する1以上の商品情報属性値を入力とし、2以上の各商品情報に対応する商品情報配置情報を出力とする予測処理に用いる学習器である第三学習器を取得する。
【0312】
(ステップS1805)蓄積部133は、ステップS1804で取得された第三学習器を蓄積する。上位処理にリターンする。
【0313】
次に、カタログ生産装置5の動作例について、
図19のフローチャートを用いて説明する。
図19のフローチャートにおいて、
図8のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
【0314】
(ステップS1901)第三予測手段5311は、ステップS801で受け付けた予測指示により特定される第三学習器を学習器格納部211から取得する。
【0315】
(ステップS1902)第三予測手段5311は、ステップS806で取得した2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値を第三学習器に適用し、機械学習のアルゴリズムにより、予測処理を行い、2以上の各商品情報の配置を特定する商品情報配置情報を取得する。なお、第三予測手段5311は、通常、2以上の各商品情報と、取得した商品情報配置情報とを対応付けて、図示しないバッファに蓄積する。
【0316】
(ステップS1903)カタログ構成部232は、2以上の各商品情報集合の2以上の商品情報と各商品情報に対応する商品情報配置情報とを用いて、カタログ構成処理を行う。カタログ構成処理の例ついて、
図20のフローチャートを用いて説明する。ステップS820に行く。なお、商品情報配置情報は、図示しないバッファに格納されている。
【0317】
次に、ステップS1903のカタログ構成処理の例について、
図20のフローチャートを用いて説明する。
図20のフローチャートにおいて、
図9のフローチャートと同一のステップについて、説明を省略する。
【0318】
(ステップS2001)カタログ構成部532は、カウンタiに1を代入する。
【0319】
(ステップS2002)カタログ構成部532は、カタログを構成する元になる商品情報の中で、i番目の商品情報が存在するか否かを判断する。j番目の商品情報が存在する場合はステップS2003に行き、上位処理にリターンする。
【0320】
(ステップS2003)カタログ構成部532は、i番目の商品情報を取得する。
【0321】
(ステップS2004)カタログ構成部532は、i番目の商品情報に対応する商品情報配置情報を取得する。
【0322】
(ステップS2005)カタログ構成部532は、ステップS2006で取得した商品情報配置情報に従って、カタログの中に、ステップS2003で取得したi番目の商品情報を配置する。
【0323】
(ステップS2006)カタログ構成部532は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS2002に戻る。
【0324】
以上、本実施の形態によれば、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる学習器を取得できる。
【0325】
また、本実施の形態によれば、実在する紙のカタログから、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる学習器を取得できる。
【0326】
さらに、本実施の形態によれば、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できる。
【0327】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における学習装置4を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、商品を識別する商品識別子に対応付いており、商品に関する2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合が格納されている商品情報集合格納部と、商品識別子に対応付いている2以上の各商品情報の配置に関する配置情報が格納されている配置情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、前記2以上の各商品情報の属性値である1以上の商品情報属性値と前記2以上の配置情報とを用いて、前記2以上の商品情報を入力として、前記2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する学習部と、前記学習部が構成した学習器を蓄積する蓄積部として機能させるためのプログラムである。
【0328】
また、上記プログラムにおいて、前記商品情報集合格納部に格納されている2以上の各商品情報には、対応する商品情報集合を識別する商品情報集合識別子が対応付いており、前記学習部は、前記2以上の各商品情報と当該各商品情報に対応付いている商品情報集合識別子と前記2以上の配置情報とを用いて、前記2以上の各商品情報と当該各商品情報に対応付いている商品情報集合識別子とを入力として、前記2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第三学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第三学習手段を具備し、前記蓄積部は、前記第三学習器とを蓄積することは好適である。
【0329】
また、カタログ生産装置5を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値を入力として、2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器が格納される学習器格納部と、カタログを構成する元になる2以上の商品情報が格納される商品情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、前記2以上の商品情報の1以上の商品情報属性値と前記学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、2以上の各商品情報の配置情報を取得する予測部と、前記予測部が取得した配置情報であり、前記2以上の各商品情報に対応する配置情報に従い、前記2以上の各商品情報を配置し、カタログを構成するカタログ構成部と、前記カタログ構成部が構成したカタログを出力するカタログ出力部として機能させるためのプログラムである。
【0330】
また、上記プログラムにおいて、前記商品情報集合格納部に格納されている2以上の各商品情報には、対応する商品情報集合を識別する商品情報集合識別子に対応付いており、前記学習器格納部には、2以上の各商品情報と当該各商品情報に対応付いている商品情報集合識別子とを入力として、前記2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第三学習器が格納され、前記予測部は、前記商品情報集合格納部の2以上の各商品情報と商品情報集合識別子と前記第三学習器とを用いて、機械学習のアルゴリズムにより、前記2以上の各商品情報の配置情報を取得する第三予測手段を具備し、前記カタログ構成部は、前記第三予測手段が取得した配置情報に従って前記2以上の各商品情報を配置し、カタログを構成するものとして、前記コンピュータを機能させるためのプログラムであることは好適である。
【0331】
また、
図21は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の学習装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図21は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図22は、システム300のブロック図である。
【0332】
図21において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0333】
図22において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0334】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の学習装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0335】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の学習装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0336】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0337】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0338】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0339】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0340】
以下、例えば、学習装置1および学習装置4の処理の一部が他の装置等により行われる場合の2つの変形例について説明する。
(変形例1)
【0341】
上記の学習装置1および学習装置4は、例えば、電子的なカタログ(カタログ画像)から商品情報集合画像を切り出す処理を行った。しかし、商品情報集合画像を切り出すまでの処理は、他の装置または人手により行われても良い。かかる場合、例えば、2以上の商品情報集合画像と、各商品情報集合画像に対応するグループ配置情報とは、学習格納部11に、予め格納されている。
【0342】
そして、商品情報集合取得部131は、2以上の各商品情報集合画像を学習格納部11から読み出し、商品情報の区切りの手がかりになる図柄を用いて、2以上の各商品情報集合の画像から2以上の商品情報の画像を切り出す。また、商品情報集合取得部131は、例えば、切り出した2以上の各商品情報の位置を特定する商品情報配置情報を取得する。次に、商品情報集合取得部131は、例えば、文字列の画像に対して文字認識処理を行い、画像内の文字列を取得し、当該文字列を商品情報として取得する。また、商品情報集合取得部131は、文字列ではない画像について、当該画像を商品情報として取得する。また、商品情報集合取得部131は、2以上の各商品情報の配置情報を商品情報集合画像から取得し、商品情報に対応付けて、配置情報を配置情報格納部113に蓄積する。
【0343】
かかる場合、例えば、
図4のステップS401、S402、および
図5に代えて、
図23の商品情報集合取得処理がなされる。
図23において、ステップS505からS524の処理が含まれる。
(変形例2)
【0344】
上記の学習装置1および学習装置4は、例えば、電子的なカタログ(カタログ画像)から商品情報集合属性値を取得する処理を行った。しかし、商品情報集合属性値を取得するまでの処理は、他の装置または人手により行われても良い。かかる場合、学習装置1の商品情報集合格納部112には、商品情報集合が格納されておらず、2以上の各商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値が予め格納されている。また、学習装置4の商品情報集合格納部412には、2以上の商品情報集合が格納されておらず、2以上の商品情報集合に含まれる2以上の各商品情報の1以上の商品情報属性値が予め格納されている。つまり、また、変形例2の場合、例えば、
図13に示す商品情報集合属性値等および
図15に示す商品情報属性値等が予め学習格納部11に格納されている。
【0345】
また、変形例2の場合、例えば、学習装置1および学習装置4は、商品情報集合取得部131を有さない。かかる場合の学習装置1のブロック図は
図24である。また、かかる場合の学習装置4のブロック図は
図25である。そして、変形例2の場合、
図4のステップS401、S402の処理は存在しない。そして、学習処理部(13,43)は、学習格納部(11,41)の商品情報集合属性値等および商品情報属性値等を用いて、上述した学習処理を行う。
【0346】
なお、かかる場合の学習装置1は、商品を識別する商品識別子に対応付いており、商品に関する2以上の商品情報を有する2以上の商品情報集合が格納されている商品情報集合格納部と、商品識別子に対応付いている2以上の各商品情報の配置に関する配置情報が格納されている配置情報格納部と、前記2以上の商品情報と前記2以上の配置情報とを用いて、前記2以上の商品情報を入力として、前記2以上の各商品情報の配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する学習部と、前記学習部が取得した学習器を蓄積する蓄積部とを具備し、前記商品情報集合格納部には、前記2以上の商品情報集合に代えて、または前記2以上の商品情報集合に加えて、当該2以上の各商品情報集合の属性値である1以上の商品情報集合属性値が商品情報集合ごとに格納されており、かつ前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値が格納されており、前記配置情報格納部には、2以上の各商品情報集合の配置に関するグループ配置情報と、2以上の各商品情報集合の中における当該2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の配置に関する商品情報配置情報とが格納されており、前記学習部は、前記2以上の各商品情報集合に対する1以上の商品情報集合属性値と前記グループ配置情報とを用いて、2以上の各商品情報集合に対する1以上の商品情報集合属性値を入力として、前記2以上の各商品情報集合のグループ配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第一学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第一学習手段と、前記2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値と前記商品情報配置情報とを用いて、2以上の各商品情報集合が有する2以上の各商品情報または当該2以上の各商品情報の属性値である商品情報属性値を入力として、前記2以上の各商品情報の商品情報配置情報を出力とする、機械学習の予測処理で使用される第二学習器を、機械学習のアルゴリズムにより取得する第二学習手段とを具備し、前記蓄積部は、前記第一学習器と前記第二学習器とを蓄積する学習装置である。
【0347】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0348】
以上のように、本発明にかかる情報システムは、商品情報を用いて自動的に適切なカタログを生成できるという効果を有し、カタログ生産システム等として有用である。
【符号の説明】
【0349】
1、4 学習装置
2、5 カタログ生産装置
3 端末装置
11、41 学習格納部
12 学習受付部
22 受付部
13、43 学習処理部
14、24 出力部
21、51 格納部
23、53 処理部
31 端末格納部
32 端末受付部
33 端末処理部
34 端末送信部
36 端末出力部
35 端末受信部
111 カタログ格納部
112、412 商品情報集合格納部
113、413 配置情報格納部
131 商品情報集合取得部
132、432 学習部
133 蓄積部
211、511 学習器格納部
212 商品情報格納部
231、531 予測部
232、532 カタログ構成部
241 カタログ出力部
1311 商品情報取得手段
1312 商品情報集合取得手段
1321 第一学習手段
1322 第二学習手段
2311 第一予測手段
2312 第二予測手段
4321 第三学習手段
5311 第三予測手段