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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-27
(45)【発行日】2024-04-04
(54)【発明の名称】包装用シート及び包装材
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/24 20060101AFI20240328BHJP
【FI】
B65D5/24 G
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020082712
(22)【出願日】2020-05-08
(65)【公開番号】P2021176769
(43)【公開日】2021-11-11
【審査請求日】2023-04-04
(73)【特許権者】
【識別番号】520161137
【氏名又は名称】長谷川 謙一
(74)【代理人】
【識別番号】100181881
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 俊一
(72)【発明者】
【氏名】染野 敬
【審査官】二ッ谷 裕子
(56)【参考文献】
【文献】実開平1-137814(JP,U)
【文献】特開2009-18842(JP,A)
【文献】特開平8-217062(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0263600(US,A1)
【文献】実開昭61-186510(JP,U)
【文献】特開2017-1710(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 5/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
包装用シートの各側板部及び天板部が底板部に対して直角となる様に同じ方向へ折り曲げられ、二つ折りとなった各封鎖板部が、切込又は切欠きが設けられていない側の側板部及び天板部の表側へ折り重ねられ、封鎖板部が折り重ねられた一対の天板部、又は封鎖板部が折り重ねられなかった一対の天板部のいずれかが前記底板部と平行となるように折り重ねられ、当該天板部上に他の一対の天板部が折り重ねられた包装材であって、
前記包装用シートは、正方形状又はひし形状に裁断されたシートであり、
当該シートの2本の対角二等分線に沿って井の字状に交差し、且つそれらが形作る正方形又は長方形が当該シートの中央に配置される様に設けられた4本の内折り曲げ線と、当該4本の内折り曲げ線と平行に各々等間隔で走る4本の外折り曲げ線を備え、
それらの折り曲げ線により、
前記内折り曲げ線に囲まれた正方形又は長方形の底板部と、
当該シートの交差する2辺とその交差点に最も近い外折り曲げ線とそれに直交する2本の内折り曲げ線に囲まれた4つの天板部と、
2本の平行な内折り曲げ線に挟まれ、且つそれらの内折り曲げ線に直交する内折り曲げ線とそれに最も近い位置で並走する外折り曲げ線に挟まれた4つの側板部と、
2組の平行な内折り曲げ線の外側が交差する領域に配置された4つの封鎖板部と、が区画され、
各封鎖板部は、当該シートが形作る正方形又はひし形の最寄りの一辺と直交する二等分線を折り畳み線として備え、
一方の対角に位置する天板部と閉鎖板部との境界線に沿った切込又は切欠きを備えることを特徴とする包装材。
【請求項2】
前記包装用シートは、前記底板部、天板部、側板部及び封鎖板部の境界線、並びに前記折り畳み線に脆弱部を備えることを特徴とする請求項1に記載の包装材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品本体を包装する包装用箱等の包装材として組み立てられる包装用シート及び包装材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今日、様々な商品が硬直紙から組み立てられた包装用箱に入れられて販売されている。
前記硬直紙は、直方体状の包装用箱に組み立てられる場合が多いが、一般的には、天板、側板及び底板を備える(例えば下記特許文献1又は2参照)が、その形態は、その内容物の配置や内容量に応じて、立方体、縦長、横長又は扁平形状など様々である。
その結果、様々な形態に展開された包装用箱用の硬直紙の備蓄が必要であり、その保存空間が嵩む他、その平面形態に応じたデッドスペースも少なからず生じ、複雑な外縁形状が絡み合うことによって、その保存空間から特定の硬直紙を取り出す作業に困難が生じるという問題があった。
【0003】
また、特に食品は、内容器に入れて更に外容器で包装される場合がある(例えば下記特許文献3又は4参照)が、食する際や食した後に内容器又は外容器のいずれか又は双方が邪魔となる場合が少なくないという問題がある。加えて、従来の包装用箱は、その展開された形状が複雑であるために、複数存在する際には、重ね難くまとめ難いと言う問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2014-125245号公報
【文献】実開昭56-88626号公報
【文献】実用新案登録第3214880号公報
【文献】実開昭55-47961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、略一様な形態で多様な直方体状の包装用箱に組み立てることが可能となる面構成を持つ包装用シート及び包装材の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本発明による包装用シートは、正方形状又はひし形状に裁断されたシートであって、当該シートの2本の対角二等分線に沿って井の字状に交差し、且つそれらが形作る正方形又は長方形が当該シートの中央に配置される様に設けられた4本の内折り曲げ線と、当該4本の内折り曲げ線と平行に各々等間隔で走る4本の外折り曲げ線を備える。
【0007】
本発明による包装用シートは、それらの折り曲げ線により、 前記内折り曲げ線に囲まれた正方形又は長方形の底板部と、当該シートの交差する2辺とその交差点に最も近い外折り曲げ線とそれに直交する2本の内折り曲げ線に囲まれた4つの天板部と、2本の平行な内折り曲げ線に挟まれ、且つそれらの内折り曲げ線に直交する内折り曲げ線とそれに最も近い位置で並走する外折り曲げ線に挟まれた4つの側板部と、2組の平行な内折り曲げ線の外側が交差する領域に配置された4つの封鎖板部とが区画され、各封鎖板部は、当該シートが形作る正方形又はひし形の最寄りの一辺と直交する二等分線を折り畳み線として備えることを特徴とする。
【0008】
本発明による包装用シートは、前記底板部、天板部、側板部及び封鎖板部の境界線、並びに前記折り畳み線に脆弱部を備えることが望ましい。
また、本発明による包装用シートは、一方の対角に位置する天板部と閉鎖板部との境界線に沿った切込又は切欠きを備える構成を採ることができる。
更に、前記シートの周縁部に、当該シートが形作る正方形又は長方形の四辺と、各辺の最寄りの前記内折り曲げ線と、当該内折り曲げ線に直交する外折り曲げ線とに囲まれた切欠きを備える構成や、加えて、前記封鎖板部の前記二等分線で区画される一方の側に、各側板部と当該側板部に隣接する封鎖板部との境界線に沿った切欠きを備える構成を採ることができる。
【0009】
上記課題を解決するためになされた本発明による包装材は、一方の対角に位置する天板部と閉鎖板部との境界線に沿った切込又は切欠きを備える構成を持つ前記包装用シートの各側板部及び天板部が底板部に対して直角となる様に同じ方向へ折り曲げられ、二つ折りとなった各封鎖板部が、切込又は切欠きが設けられていない側の側板部及び天板部の表側へ折り重ねられ、封鎖板部が折り重ねられた一対の天板部、又は封鎖板部が折り重ねられなかった一対の天板部のいずれかが前記底板部と平行となるように折り重ねられ、当該天板部上に他の一対の天板部が折り重ねられたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明による包装用シートによれば、様々な形態に展開された包装用シートや包装材の備蓄が必要である場合であっても、その展開された形状として、当該シートの一連又は断続的な外縁が仮想の正方形又はひし形の四辺に一致する正方形状又はひし形状であるために、その平面形態に応じたデッドスペースが緩和され、複雑な外縁形状が絡み合うことによって、その保存空間から特定の硬直紙を取り出す作業に困難が生じるという問題も解消する。また、重ね易くまとめ易いため荷崩れを起こり難くすることができる。
【0011】
また、中央に底板部を置き、その全周にわたって側板部及び封鎖板部が連なる構成が採られているため、略一様な形態で多様な直方体状の包装用箱に組み立てることが可能となりる。更に、前記側板部及び封鎖板部が切れ目なく連なる構成が採られば、それらを全て裏側へ向けて折り曲げて、内包した食品を食する際の皿として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明による包装用シートの一例を示す平面図である。
図2】本発明による包装用シートの一例を示す平面図である。
図3】本発明による包装用シートの組み立て工程の一例を示す斜視図である。
図4】本発明による包装用シートの一例を示す平面図である。
図5】本発明による包装用シートの一例を示す平面図である。
図6】本発明による包装用シートの一例を示す平面図である。
図7】本発明による包装用シートの一例を示す平面図である。
図8】本発明による包装用シートを用いた梱包工程の一例を示す(A):平面図及び(B):断面図である。
図9】本発明による包装用シートを用いた梱包工程の一例を示す(A):平面図及び(B):断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明による包装用シート及びそれを折り上げてなる包装材の実施の形態を、図面に基づき詳細に説明する。
図に示す例は、略正方形に裁断された厚紙(シート)からなり、当該シートの二組の対角を二等分する2本の対角二等分線αに沿って(平行に)井の字状に交差し、且つそれらが形作る正方形又は長方形が当該シートの中央に配置される様に設けられた4本の内折り曲げ線A,A,a,aと、当該4本の内折り曲げ線A,A,a,aと平行に各々等間隔で走る4本の外折り曲げ線B,B,b,bを備える。
【0014】
このシートは、それらの折り曲げ線A,a,B,bにより、包装用箱の底板部1と、当該底板部1の四方に連なる4つの側板部2,2,2,2と、各側板部の先端縁に連なる4つの天板部3,3,3,3と、前記側板部2,2,2,2及び天板部3,3,3,3の側方に介在する封鎖板部4,4,4,4が区画されることとなる。
【0015】
即ち、前記底板部1は、前記内折り曲げ線A,A,a,aに囲まれた正方形又は長方形の領域であり、4つの側板部2は、2本の平行な内折り曲げ線A,A(a,a)に挟まれ、且つそれらの内折り曲げ線A,A(a,a)に直交する内折り曲げ線a,a(A,A)とそれに最も近い位置で平行に並走する外折り曲げ線b(B)に挟まれた領域であり、4つの天板部3は、当該シートの四隅において交差する2辺とその交差点に最も近い外折り曲げ線B(b)とそれに直交する2本の内折り曲げ線a,a(A,A)に囲まれた領域であり、封鎖板部4は、2組の平行な内折り曲げ線A,A及び内折り曲げ線a,aの外側が交差する領域である。
各封鎖板部4は、当該シートの外縁が形作る正方形又はひし形の最寄りの一辺と直交する二等分線(封鎖板部4を二等分する線)を折り畳み線βとして備える。
【0016】
尚、ここで、当該シートの外縁が形作る正方形又はひし形とは、当該シートの外縁又はその延長線を含む四辺で構成される仮想の正方形又はひし形であって、その一辺とは当該仮想の正方形又はひし形の一辺である。
当該シートの四隅において交差する2辺とは、当該シートが形作る仮想の正方形又はひし形の四隅において交差する2辺を指す。
【0017】
前記外折り曲げ線B,b、内折り曲げ線A,a及び折り畳み線βは、組み立てる際の折り曲げにずれが生じないように脆弱部を備える。
前記脆弱部は、表裏いずれかの方向へ曲げ易くなるよう、折り曲げ線の表示や、凹みをもうけるなどのエンボス加工や、間欠切込みなどを適宜採用すれば良い。
尚、切込は、厚紙の表裏を貫通する切込であってもよく、非貫通の切込でもよく、厚紙が集まる部分は、その部分を収容する孔を穿設してもよい。
一方、シートの素材を例えば薄紙とすれば、包装用シートとして使用することができる。
【0018】
更に、段ボールなど強度の高いシートを用いた場合は、商品を多数内包した梱包箱として使用することができ、耐水性の合成樹脂シートを用いた場合には、冷凍・冷蔵などの環境下で使用することができる。
【実施例1】
【0019】
図1に示すシートは、2組の対角部のうちの一方の対角部に位置する天板部3,3と、隣接する閉鎖板部4,4,4,4との境界線に沿った切欠きを封鎖板部4,4,4,4に備えるものである。尚、前記切欠きに代えて同境界線に沿った切込を採用してもよい(図2参照)。
また、図1及び図4乃至図7に示すシートは、前記シートの周縁部に、当該シートの外縁が形作る正方形又はひし形の四辺と、各辺の最寄りの前記内折り曲げ線A,aと、当該内折り曲げ線A,aに直交する外折り曲げ線B,bとに囲まれた切欠きを備えるものである。
【0020】
図1に示すシートは、前記外折り曲げ線B,bと内折り曲げ線A,aの存在により、前記封鎖板部4の外縁に沿ってシートの一方の対をなす対角から左右同じ長さの位置に、二つの同じ直角二等辺三角形を形作る折り曲げ線(以下この折り曲げ線に囲まれた直角二等辺三角形の領域を「干渉領域」という)が連続して横並びに形成される。
上記構成の結果、前記干渉領域の直角二等辺三角形の直角を挟む二つの底辺の長さは、前記側板部2,2,2,2の高さに等しくなる。
この例は、前記横並びした二つの干渉領域のうち、一方の対角から近い方の干渉領域又は遠い方の干渉領域のいずれかが切欠きとして切除されている。
また、シート厚が嵩み折り曲げの支障となる場合には、折り曲げ線に沿った細い長孔γを適宜設けてもよい。
【0021】
上記包装用シートは、以下の通り包装用箱に組み立てられる(図3参照)。
即ち、前記包装用箱は、前記実施例1の各側板部2及び天板部3を、底板部1に対して直角となる様に同じ方向へ折り曲げる第一工程と、各側板部2,2,2,2の外側又は内側のいずれかへはみ出した封鎖板部4,4,4,4をそれが扁平となるように折り畳み線βで二つ折りにする第二工程と、二つ折りとなった各封鎖板部4,4,4,4を、前記切欠きが設けられていない干渉領域に連続する天板部3,3及びそれに続く側板部2,2の表面又は裏面のいずれかに折り重ねる第三工程と、当該封鎖板部4,4,4,4が折り重ねられた一対の天板部3,3、又は当該封鎖板部4,4,4,4が折り重ねられなかった一対の天板部3,3のいずれかを前記底板部1と平行となるように折り重ねる第四工程と、当該天板部3,3上に他方の対をなす天板部3,3を折り重ねる第五工程と、その状態を粘着シール等で保形する第六工程を順に行うことによって組み立てられる。
【0022】
前記切欠きに代えて切込が設けられている例、即ち、前記横並びした二つの干渉領域のうち、一方の対角から近い方の干渉領域の最も近い底辺又は遠い方の干渉領域の最も遠い底辺のいずれかに一連の切込が穿設されている構成(図2参照)を採用した場合には、第一工程と、第二工程と、前記切込が設けられていない干渉領域に連続する天板部3,3及びそれに続く側板部2,2の表面又は裏面のいずれかに折り重ねる第三工程と、前記第四工程乃至第六工程を順に行うことによって組み立てられる。
尚、梱包後に箱としての外観を要さず変形を許容する場合には、包装用シートに薄紙が用いられる。いずれ実施例を組み立てる際も、内容物は、その形態に応じて底板部1の上に適宜配置し内包させる。
【実施例2】
【0023】
図6又は図7に示す例は、図3に示すシートの周縁部に、当該シートの外縁が形作る正方形又はひし形の四辺と、各辺の最寄りの前記内折り曲げ線A,aと、当該内折り曲げ線A,aに直交する外折り曲げ線b、Bとに囲まれた切欠きを備えると共に、前記封鎖板部4,4,4,4の前記二等分線(折り畳み線)βで区画される一方の側に、各側板部2,2,2,2と当該側板部2,2,2,2に隣接する封鎖板部4,4,4,4との境界線に沿った切欠きを備える構成を採用したシートである。
この例において残存する封鎖板部4,4,4,4は、包装用箱を保形するための糊代として用いられる。
また、当該シートの四隅に存在する天板部3,3,3,3は、天板として適正な機能を奏するために、封じるべき前記包装用箱の開口部に合わせて面取りなどのトリミング処理が適宜施される。
【0024】
上記包装用シートは、以下の通り包装用箱に組み立てられる。
即ち、前記包装用箱は、前記実施例2の糊代となる部分の表面に糊等を塗布する第一工程と、各側板部2,2,2,2及び天板部3,3,3,3を底板部1に対して直角となる様に同じ方向へ折り曲げる第二工程と、前記糊代を裏側へ直角に折り曲げ各々を隣接する側板部2の裏面に定着する第三工程と、一の天板部3及びそれと対をなす天板部3を前記底板部1と平行となるように折り重ねる第四工程と、当該天板部3,3上に他方の対をなす天板部3,3を折り重ねる第五工程と、その状態を粘着シール等で保形する第六工程を順に行うことによって組み立てられる。
【0025】
尚、図6の例は、底板部1が正方形に設定された比較的高い包装用箱として設計されているが、この例の底板部1を図1又は図2の例の底板部1より僅かに大きく設定し、高さを同例の高さの複数倍よりも僅かに大きく設定することによって、同例に箱詰めされた内容物を複数収めた梱包品として組み立てることができる(図8参照)。
図7の例では、底板部1が長方形に設計された図5の例を複数梱包することができる(図9参照)。
【0026】
上記実施例1及び実施例2に対し、更に付加的加工を施すことにより用途に応じて様々な効果を得ることができる。
例えば、包装用シートの表面に、模様印刷や貼り紙加工を施すことによって、目的とする表示や商品イメージに副ったデザインを与えることができる。
【0027】
また、中央に底板部1を置き、その全周にわたって側板部2及び封鎖板部4が切れ目なく連なる構成を採れば、それらが全て裏側へ向けて折り曲げられているため、食品を内包する場合には皿として利用することができ、更に、当該シートの内面にビニール・撥水加工やアルミ・発泡材コーティングを施すことによって、食品を直接包装することも可能となり、殊に、アルミ・発泡材コーティングが施された場合には保温・保冷効果も得ることができる。
割れ物や精密機器を梱包する場合にあっても、前記発泡材を厚めにコーティングすることによって破損を防止することができる。
【符号の説明】
【0028】
α 対角二等分線,β 折り畳み線,γ 長孔,
A 内折り曲げ線,a 内折り曲げ線,B 外折り曲げ線,b 外折り曲げ線,
1 底板部,2 側板部,3 天板部,4 封鎖板部,
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9