IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エルジー エレクトロニクス インコーポレイティドの特許一覧

特許7462025NR V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置
<>
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図1
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図2
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図3
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図4
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図5
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図6
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図7
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図8
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図9
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図10
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図11
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図12
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図13
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図14
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図15
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図16
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図17
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図18
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図19
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図20
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図21
  • 特許-NR  V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置 図22
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-27
(45)【発行日】2024-04-04
(54)【発明の名称】NR V2Xにおけるリソース選択のための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/02 20090101AFI20240328BHJP
   H04W 4/46 20180101ALI20240328BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20240328BHJP
   H04W 72/40 20230101ALI20240328BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240328BHJP
【FI】
H04W72/02
H04W4/46
H04W28/04 110
H04W72/40
H04W92/18
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022506875
(86)(22)【出願日】2020-08-05
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-14
(86)【国際出願番号】 KR2020010302
(87)【国際公開番号】W WO2021025446
(87)【国際公開日】2021-02-11
【審査請求日】2022-02-22
(31)【優先権主張番号】10-2019-0095120
(32)【優先日】2019-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100174137
【弁理士】
【氏名又は名称】酒谷 誠一
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】トーマス,ロビン
(72)【発明者】
【氏名】ソ,ハンビョル
【審査官】齋藤 浩兵
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/195826(WO,A1)
【文献】国際公開第2019/064983(WO,A1)
【文献】特表2020-508597(JP,A)
【文献】国際公開第2016/076301(WO,A1)
【文献】特表2017-536031(JP,A)
【文献】InterDigital Inc.,Resource Pool Aspects for NR V2X[online],3GPP TSG RAN WG2 #106 R2-1906385,2019年05月17日,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_106/Docs/R2-1906385.zip>
【文献】ASUSTeK,Discussion on scenarios for applying exceptional pool[online],3GPP TSG RAN WG2 #106 R2-1906542,2019年05月17日,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_106/Docs/R2-1906542.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1装置が無線通信を実行する方法であって、
一つの例外的プール(exceptional pool)に関連する情報を得るステップ;
例外的ケース(exceptional case)の発生に基づいて、前記一つの例外的プールを使用することを決定するステップ;
前記一つの例外的プールから第1リソースを選択するステップ;
前記第1リソースに基づいて、第2装置にMAC(medium access control) PDU(protocol data unit)を送信するステップ;及び
第1HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックリソースに基づいて、PSFCH(physical sidelink feedback channel)を介して、前記MAC PDUに関連する前記第1HARQフィードバックを受信するステップ;を含んでなり、
前記一つの例外的プールは、HARQフィードバックを活性化させる前記MAC PDUの為にのみ、少なくとも一つのHARQフィードバックリソースを常に含む、方法。
【請求項2】
HARQフィードバックリソースを全く含まない前記一つの例外的プールは前記第1装置に設定されることが許容されない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記例外的ケースは、QoS(Quality of Service)に基づいて発生する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1HARQフィードバックは、HARQフィードバック、CSI(Channel State Information)、又は閉ループ電力制御パラメータ(closed-loop power control parameters)のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記例外的ケースは、物理層問題、接続再確立(re-establishment)、ハンドオーバー、又は利用不可能な(unavailable)通常のリソースプールのうちの少なくとも一つに基づいて選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記例外的ケースは、セル再選択、ビーム失敗、又はビーム再選択のうちの少なくとも一つに基づいて選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記一つの例外的プールに関する情報は有効領域(validity area)に基づいて設定され、及び
前記有効領域は、単一SLゾーン(zone)、セクター、単一ビーム、又はセルセット(set)のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1リソースは、ランダムリソース選択又は短期センシング(short-term sensing)リソース選択を含むリソース選択メカニズムに基づいて選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
例外的プールに関連する設定に対する要求を基地局へ送信するステップ;を更に含み、
前記要求に基づいて、前記一つの例外的プールに関連する情報が受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
無線通信を行う第1装置であって、
命令を格納する一つ以上のメモリ;
一つ以上の送受信機;及び
前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機を接続する一つ以上のプロセッサ;を備えてなり、
前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、
一つの例外的(exceptional)プールに関連する情報を得るステップ;
例外的ケース(exceptional case)の発生に基づいて、前記一つの例外的プールを使用することを決定するステップ;
前記一つの例外的プールから第1リソースを選択するステップ;
前記第1リソースに基づいて、第2装置にMAC(medium access control) PDU(protocol data unit)を送信するステップ;及び
第1HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックリソースに基づいて、PSFCH(physical sidelink feedback channel)を介して、前記MAC PDUに関連する前記第1HARQフィードバックを受信するステップ;を含んでなり、
前記一つの例外的プールは、HARQフィードバックを活性化させる前記MAC PDUの為にのみ、、少なくとも一つのHARQフィードバックリソースを常に含む、第1装置。
【請求項11】
第1端末を制御するように設定された装置であって、
一つ以上のプロセッサ;及び
前記一つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する一つ以上のメモリ;を備えてなり、
前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、
一つの例外的プール(exceptional pool)に関連する情報を得るステップ;
例外的ケース(exceptional case)の発生に基づいて、前記一つの例外的プールを使用することを決定するステップ;
前記一つの例外的プールから第1リソースを選択するステップ;
前記第1リソースに基づいて、第2装置にMAC(medium access control) PDU(protocol data unit)を送信するステップ;及び
第1HARQ(hybrid automatic repeat request)フィードバックリソースに基づいて、PSFCH(physical sidelink feedback channel)を介して、前記MAC PDUに関連する前記第1HARQフィードバックを受信するステップ;を含んでなり、
前記一つの例外的プールは、HARQフィードバックを活性化させる前記MAC PDUの為にのみ、少なくとも一つのHARQフィードバックリソースを常に含む、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
サイドリンク(sidelink、SL)とは、端末(User Equipment、UE)間に直接的なリンクを設定し、基地局(Base Station、BS)を経ずに、端末間に音声またはデータなどを直接やり取りする通信方式を意味する。SLは、急速に増加するデータトラフィックによる基地局の負担を解決することができる一つの方案として考慮されている。
【0003】
V2X(vehicle-to-everything)は、有/無線通信を介して他の車両、歩行者、インフラが構築されたモノなどと情報を交換する通信技術を意味する。V2Xは、V2V(vehicle-to-vehicle)、V2I(vehicle-to-infrastructure)、V2N(vehicle-to-network)、及びV2P(vehicle-to-pedestrian)のような四つの類型に区分されることができる。V2X通信は、PC5インターフェース及び/またはUuインターフェースを介して提供されることができる。
【0004】
一方、一層多くの通信機器が一層大きい通信容量を要求するにつれて、既存の無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)に比べて向上したモバイル広帯域(mobile broadband)通信に対する必要性が台頭されている。それによって、信頼度(reliability)及び遅延(latency)に敏感なサービスまたは端末を考慮した通信システムが論議されており、改善された移動広帯域通信、マッシブMTC(Machine Type Communication)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)などを考慮した次世代無線接続技術を新しいRAT(new radio access technology)またはNR(new radio)と称することができる。NRでもV2X(vehicle-to-everything)通信がサポートされることができる。
【0005】
図1は、NR以前のRATに基づくV2X通信とNRに基づくV2X通信を比較して説明するための図面である。図1の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0006】
V2X通信と関連して、NR以前のRATではBSM(Basic Safety Message)、CAM(Cooperative Awareness Message)、DENM(Decentralized Environmental Notification Message)のようなV2Xメッセージに基づいて、安全サービス(safety service)を提供する方案が主に論議された。V2Xメッセージは、位置情報、動的情報、属性情報などを含むことができる。例えば、端末は、周期的なメッセージ(periodic message)タイプのCAM、及び/またはイベントトリガメッセージ(event triggered message)タイプのDENMを他の端末に送信できる。
【0007】
例えば、CAMは、方向及び速度のような車両の動的状態情報、寸法のような車両静的データ、外部照明状態、経路内訳など、基本車両情報を含むことができる。例えば、端末は、CAMを放送することができ、CAMの遅延(latency)は、100msより小さい。例えば、車両の故障、事故などの突発的な状況が発生する場合、端末は、DENMを生成して他の端末に送信できる。例えば、端末の送信範囲内にある全ての車両は、CAM及び/またはDENMを受信することができる。この場合、DENMは、CAMより高い優先順位を有することができる。
【0008】
以後、V2X通信と関連して、多様なV2XシナリオがNRで提示されている。例えば、多様なV2Xシナリオは、車両プラトー二ング(vehicle platooning)、向上したドライビング(advanced driving)、拡張されたセンサ(extended sensors)、リモートドライビング(remoted riving)などを含むことができる。
【0009】
例えば、車両プラトー二ングに基づいて、車両は、動的にグループを形成して共に移動できる。例えば、車両プラトー二ングに基づくプラトーン動作(platoon operations)を実行するために、前記グループに属する車両は、先頭車両から周期的なデータを受信することができる。例えば、前記グループに属する車両は、周期的なデータを利用することで、車両間の間隔を減らしたり増やしたりすることができる。
【0010】
例えば、向上したドライビングに基づいて、車両は、半自動化または完全自動化されることができる。例えば、各車両は、近接車両及び/または近接ロジカルエンティティ(logical entity)のローカルセンサ(local sensor)で取得されたデータに基づいて、軌道(trajectories)または機動(maneuvers)を調整することができる。また、例えば、各車両は、近接した車両とドライビングインテンション(driving intention)を相互共有することができる。
【0011】
例えば、拡張センサに基づいて、ローカルセンサを介して取得された生データ(raw data)または処理されたデータ(processed data)、またはライブビデオデータ(live video data)は、車両、ロジカルエンティティ、歩行者の端末及び/またはV2X応用サーバ間に相互交換されることができる。したがって、例えば、車両は、自体センサを利用して検知できる環境より向上した環境を認識することができる。
【0012】
例えば、リモートドライビングに基づいて、運転ができない人または危険な環境に位置したリモート車両のために、リモートドライバまたはV2Xアプリケーションは、前記リモート車両を動作または制御することができる。例えば、公共交通のように経路を予測することができる場合、クラウドコンピューティングベースのドライビングが前記リモート車両の動作または制御に利用されることができる。また、例えば、クラウドベースのバックエンドサービスプラットフォーム(cloud-based back-end service platform)に対するアクセスがリモートドライビングのために考慮されることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
一方、車両プラトー二ング、向上したドライビング、拡張されたセンサ、リモートドライビングなど、多様なV2Xシナリオに対するサービス要求事項(service requirements)を具体化する方案がNRに基づくV2X通信で論議されている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
一実施例によると、無線通信システムにおいて第1装置100がリソース選択を実行する方法が提供される。前記方法は基地局200から複数の例外的プールに関連する設定情報(configuration information)を含むシステム情報を受信するステップ;物理層問題、接続再確立(re-establishment)ハンドオーバー又は利用不可能な(unavailable)通常のリソースプールのうちで少なくとも一つに基づいて第1例外的プール又は第2例外的プールを選択するステップ;前記選択された例外的プールにおいてリソースを選択するステップ;及び前記リソースを用いてサイドリンク(SL)通信を行うステップを含む(備える;構成する;構築する;包接する;包含する;含有する)。
【発明の効果】
【0015】
端末は、サイドリンク通信を効率的に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】NR以前のRATに基づくV2X通信とNRに基づくV2X通信を比較して説明するための図面である。
図2】本開示の一実施例に係る、NRシステムの構造を示す。
図3】本開示の一実施例に係る、NG-RANと5GCとの間の機能的分割を示す。
図4】本開示の一実施例に係る、無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。
図5】本開示の一実施例に係る、NRの無線フレームの構造を示す。
図6】本開示の一実施例に係る、NRフレームのスロット構造を示す。
図7】本開示の一実施例に係る、BWPの一例を示す。
図8】本開示の一実施例に係る、SL通信のための無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。
図9】本開示の一実施例に係る、V2XまたはSL通信を実行する端末を示す。
図10】本開示の一実施例によって、端末が送信モードによってV2XまたはSL通信を実行する手順を示す。
図11】本開示の一実施例に係る、三つのキャストタイプを示す。
図12】TX UEがSL通信を行う手順を示す。
図13】TX UEがSL通信を行う手順を示す。
図14】端末が送信リソースを選択する手順を示す。
図15】第1装置がリソース選択を実行する手順を示す。
図16】基地局が例外的プールを設定する手順を示す。
図17】本開示の一実施例に係る、通信システム1を示す。
図18】本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
図19】本開示の一実施例に係る、送信信号のための信号処理回路を示す。
図20】本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
図21】本開示の一実施例に係る、携帯機器を示す。
図22】本開示の一実施例に係る、車両または自律走行車両を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本明細書において“AまたはB(A or B)”は“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“AまたはB(A or B)”は“A及び/またはB(A and/or B)”と解釈されることができる。例えば、本明細書において“A、BまたはC(A、B or C)”は“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。
【0018】
本明細書で使われるスラッシュ(/)や読点(comma)は“及び/または(and/or)”を意味することができる。例えば、“A/B”は“A及び/またはB”を意味することができる。それによって、“A/B”は“ただA”、“ただB”、または“AとBの両方とも”を意味することができる。例えば、“A、B、C”は“A、BまたはC”を意味することができる。
【0019】
本明細書において“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”は、“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“少なくとも一つのAまたはB(at least one of A or B)”や“少なくとも一つのA及び/またはB(at least one of A and/or B)”という表現は“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”と同じく解釈されることができる。
【0020】
また、本明細書において“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”は、“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。また、“少なくとも一つのA、BまたはC(at least one of A、B or C)”や“少なくとも一つのA、B及び/またはC(at least one of A、B and/or C)”は“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”を意味することができる。
【0021】
また、本明細書で使われる括弧は“例えば(for example)”を意味することができる。具体的に、“制御情報(PDCCH)”で表示された場合、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。また、本明細書の“制御情報”は“PDCCH”に制限(limit)されずに、“PDDCH”が“制御情報”の一例として提案されたものである。また、“制御情報(即ち、PDCCH)”で表示された場合も、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。
【0022】
本明細書において、一つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に具現されることもでき、同時に具現されることもできる。
【0023】
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような多様な無線通信システムに使われることができる。CDMAは、UTRA(universal terrestrial radio access)やCDMA2000のような無線技術で具現されることができる。TDMAは、GSM(global system for mobile communications)/GPRS(general packet radio service)/EDGE(enhanced data rates for GSM evolution)のような無線技術で具現されることができる。OFDMAは、IEEE(institute of electrical and electronics engineers)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802-20、E-UTRA(evolved UTRA)などのような無線技術で具現されることができる。IEEE802.16mは、IEEE802.16eの進化であって、IEEE802.16eに基づくシステムとの下位互換性(backward compatibility)を提供する。UTRAは、UMTS(universal mobile telecommunications system)の一部である。3GPP(3rd generation partnership project)LTE(long term evolution)は、E-UTRA(evolved-UMTS terrestrial radio access)を使用するE-UMTS(evolved UMTS)の一部として、ダウンリンクでOFDMAを採用し、アップリンクでSC-FDMAを採用する。LTE-A(advanced)は、3GPP LTEの進化である。
【0024】
5G NRは、LTE-Aの後続技術であって、高性能、低遅延、高可用性などの特性を有する新しいClean-slate形態の移動通信システムである。5G NRは、1GHz未満の低周波帯域から1GHz~10GHzの中間周波帯域、24GHz以上の高周波(ミリ波)帯域など、使用可能な全てのスペクトラムリソースを活用することができる。
【0025】
説明を明確にするために、5G NRを中心に記述するが、本開示の一実施例に係る技術的思想がこれに制限されるものではない。
【0026】
図2は、本開示の一実施例に係る、NRシステムの構造を示す。図2の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0027】
図2を参照すると、NG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)は、端末10にユーザ平面及び制御平面のプロトコル終端(termination)を提供する基地局20を含むことができる。例えば、基地局20は、gNB(next generation-NodeB)及び/またはeNB(evolved-NodeB)を含むことができる。例えば、端末10は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、MS(Mobile Station)、UT(User Terminal)、SS(Subscriber Station)、MT(Mobile Terminal)、無線機器(Wireless Device)等、他の用語とも呼ばれる。例えば、基地局は、端末10と通信する固定局(fixed station)であり、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語とも呼ばれる。
【0028】
図2の実施例は、gNBのみを含む場合を例示する。基地局20は、相互間にXnインターフェースで連結されることができる。基地局20は、5世代コアネットワーク(5G Core Network:5GC)とNGインターフェースを介して連結されることができる。より具体的に、基地局20は、NG-Cインターフェースを介してAMF(access and mobility management function)30と連結されることができ、NG-Uインターフェースを介してUPF(user plane function)30と連結されることができる。
【0029】
図3は、本開示の一実施例に係る、NG-RANと5GCとの間の機能的分割を示す。図3の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0030】
図3を参照すると、gNBは、インターセル間の無線リソース管理(Inter Cell RRM)、無線ベアラ管理(RB control)、連結移動性制御(Connection Mobility Control)、無線許容制御(Radio Admission Control)、測定設定及び提供(Measurement configuration&Provision)、動的リソース割当(dynamic resource allocation)などの機能を提供することができる。AMFは、NAS(Non Access Stratum)セキュリティ、アイドル状態移動性処理などの機能を提供することができる。UPFは、移動性アンカリング(Mobility Anchoring)、PDU(Protocol Data Unit)処理などの機能を提供することができる。SMF(Session Management Function)は、端末IP(Internet Protocol)アドレス割当、PDUセッション制御などの機能を提供することができる。
【0031】
端末とネットワークとの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の階層は、通信システムで広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection、OSI)基準モデルの下位3個階層に基づいてL1(第1の階層)、L2(第2の階層)、L3(第3の階層)に区分されることができる。このうち、第1の階層に属する物理階層は、物理チャネル(Physical Channel)を利用した情報転送サービス(Information Transfer Service)を提供し、第3の階層に位置するRRC(Radio Resource Control)階層は、端末とネットワークとの間に無線リソースを制御する役割を遂行する。そのために、RRC階層は、端末と基地局との間のRRCメッセージを交換する。
【0032】
図4は、本開示の一実施例に係る、無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。図4の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、図4の(a)は、ユーザ平面(user plane)に対する無線プロトコル構造を示し、図4の(b)は、制御平面(control plane)に対する無線プロトコル構造を示す。ユーザ平面は、ユーザデータ送信のためのプロトコルスタック(protocol stack)であり、制御平面は、制御信号送信のためのプロトコルスタックである。
【0033】
図4を参照すると、物理階層(physical layer)は、物理チャネルを利用して上位階層に情報転送サービスを提供する。物理階層は、上位階層であるMAC(Medium Access Control)階層とはトランスポートチャネル(transport channel)を介して連結されている。トランスポートチャネルを介してMAC階層と物理階層との間にデータが移動する。トランスポートチャネルは、無線インターフェースを介してデータがどのようにどんな特徴に送信されるかによって分類される。
【0034】
互いに異なる物理階層間、即ち、送信機と受信機の物理階層間は、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式に変調されることができ、時間と周波数を無線リソースとして活用する。
【0035】
MAC階層は、論理チャネル(logical channel)を介して上位階層であるRLC(radio link control)階層にサービスを提供する。MAC階層は、複数の論理チャネルから複数のトランスポートチャネルへのマッピング機能を提供する。また、MAC階層は、複数の論理チャネルから単数のトランスポートチャネルへのマッピングによる論理チャネル多重化機能を提供する。MAC副階層は、論理チャネル上のデータ転送サービスを提供する。
【0036】
RLC階層は、RLC SDU(Serving Data Unit)の連結(concatenation)、分割(segmentation)、及び再結合(reassembly)を実行する。無線ベアラ(Radio Bearer、RB)が要求する多様なQoS(Quality of Service)を保障するために、RLC階層は、透明モード(Transparent Mode、TM)、非確認モード(Unacknowledged Mode、UM)、及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)の三つの動作モードを提供する。AM RLCは、ARQ(automatic repeat request)を介してエラー訂正を提供する。
【0037】
RRC(Radio Resource Control)階層は、制御平面でのみ定義される。RRC階層は、無線ベアラの設定(configuration)、再設定(re-configuration)、及び解除(release)と関連して論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために第1の階層(physical階層またはPHY階層)及び第2の階層(MAC階層、RLC階層、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)階層)により提供される論理的経路を意味する。
【0038】
ユーザ平面でのPDCP階層の機能は、ユーザデータの伝達、ヘッダ圧縮(header compression)、及び暗号化(ciphering)を含む。制御平面でのPDCP階層の機能は、制御平面データの伝達及び暗号化/完全性保護(integrity protection)を含む。
【0039】
SDAP(Service Data Adaptation Protocol)階層は、ユーザ平面でのみ定義される。SDAP階層は、QoSフロー(flow)とデータ無線ベアラとの間のマッピング、ダウンリンク及びアップリンクパケット内のQoSフロー識別子(ID)マーキングなどを実行する。
【0040】
RBが設定されるとは、特定サービスを提供するために無線プロトコル階層及びチャネルの特性を規定し、各々の具体的なパラメータ及び動作方法を設定する過程を意味する。また、RBは、SRB(Signaling Radio Bearer)とDRB(Data Radio Bearer)の二つに分けられる。SRBは、制御平面でRRCメッセージを送信する通路として使われ、DRBは、ユーザ平面でユーザデータを送信する通路として使われる。
【0041】
端末のRRC階層と基地局のRRC階層との間にRRC接続(RRC connection)が確立されると、端末は、RRC_CONNECTED状態にあるようになり、そうでない場合、RRC_IDLE状態にあるようになる。NRの場合、RRC_INACTIVE状態が追加で定義され、RRC_INACTIVE状態の端末は、コアネットワークとの連結を維持し、それに対して、基地局との連結を解約(release)することができる。
【0042】
ネットワークから端末にデータを送信するダウンリンクトランスポートチャネルには、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)と、その以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するダウンリンクSCH(SharedChannel)とがある。ダウンリンクマルチキャストまたはブロードキャストサービスのトラフィックまたは制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信されることもでき、または別途のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信されることもできる。一方、端末からネットワークにデータを送信するアップリンクトランスポートチャネルには、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、その以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)とがある。
【0043】
トランスポートチャネルの上位において、トランスポートチャネルにマッピングされる論理チャネル(Logical Channel)では、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
【0044】
物理チャネル(Physical Channel)は、時間領域で複数個のOFDMシンボルと周波数領域で複数個の副搬送波(sub-carrier)とで構成される。一つのサブフレーム(sub-frame)は、時間領域で複数のOFDMシンボル(symbol)で構成される。リソースブロックは、リソース割当単位であって、複数のOFDMシンボルと複数の副搬送波(sub-carrier)とで構成される。また、各サブフレームは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、即ち、L1/L2制御チャネルのために該当サブフレームの特定OFDMシンボル(例えば、1番目のOFDMシンボル)の特定副搬送波を利用することができる。TTI(Transmission Time Interval)は、サブフレーム送信の単位時間である。
【0045】
図5は、本開示の一実施例に係る、NRの無線フレームの構造を示す。図5の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0046】
図5を参照すると、NRにおいて、アップリンク及びダウンリンク送信で無線フレームを使用することができる。無線フレームは、10msの長さを有し、2個の5msハーフ-フレーム(Half-Frame、HF)に定義されることができる。ハーフ-フレームは、5個の1msサブフレーム(Subframe、SF)を含むことができる。サブフレームは、一つ以上のスロットに分割されることができ、サブフレーム内のスロット個数は、副搬送波間隔(Subcarrier Spacing、SCS)によって決定されることができる。各スロットは、CP(cyclic prefix)によって12個または14個のOFDM(A)シンボルを含むことができる。
【0047】
ノーマルCP(normal CP)が使われる場合、各スロットは、14個のシンボルを含むことができる。拡張CPが使われる場合、各スロットは、12個のシンボルを含むことができる。ここで、シンボルは、OFDMシンボル(または、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMA(Single Carrier-FDMA)シンボル(または、DFT-s-OFDM(Discrete Fourier Transform-spread-OFDM)シンボル)を含むことができる。
【0048】
以下の表1は、ノーマルCPが使われる場合、SCS設定(u)によってスロット別シンボルの個数(Nslot symb)、フレーム別スロットの個数(Nframe,u slot)とサブフレーム別スロットの個数(Nsubframe,u slot)を例示する。
【0049】
【表1】
【0050】
表2は、拡張CPが使用される場合、SCSによって、スロット別シンボルの個数、フレーム別スロットの個数とサブフレーム別スロットの個数を例示する。
【0051】
【表2】
【0052】
NRシステムでは、一つの端末に併合される複数のセル間にOFDM(A)ヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)が異なるように設定されることができる。それによって、同じ数のシンボルで構成された時間リソース(例えば、サブフレーム、スロットまたはTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と通称)の(絶対時間)区間が併合されたセル間に異なるように設定されることができる。
【0053】
NRにおいて、多様な5Gサービスをサポートするための多数のヌメロロジー(numerology)またはSCSがサポートされることができる。例えば、SCSが15kHzである場合、伝統的なセルラーバンドでの広い領域(wide area)がサポートされることができ、SCSが30kHz/60kHzである場合、密集した-都市(dense-urban)、より低い遅延(lower latency)、及びより広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)がサポートされることができる。SCSが60kHzまたはそれより高い場合、位相雑音(phase noise)を克服するために24.25GHzより大きい帯域幅がサポートされることができる。
【0054】
NR周波数バンド(frequency band)は、二つのタイプの周波数範囲(frequency range)に定義されることができる。前記二つのタイプの周波数範囲は、FR1及びFR2である。周波数範囲の数値は、変更されることができ、例えば、前記二つのタイプの周波数範囲は、以下の表3の通りである。NRシステムで使われる周波数範囲のうち、FR1は“sub 6GHz range”を意味することができ、FR2は“above 6GHz range”を意味することができ、ミリ波(millimeter wave、mmW)と呼ばれることができる。
【0055】
【表3】
【0056】
前述したように、NRシステムの周波数範囲の数値は、変更されることができる。例えば、FR1は、以下の表4のように410MHz乃至7125MHzの帯域を含むことができる。即ち、FR1は、6GHz(または、5850、5900、5925MHz等)以上の周波数帯域を含むことができる。例えば、FR1内で含まれる6GHz(または、5850、5900、5925MHz等)以上の周波数帯域は、非免許帯域(unlicensed band)を含むことができる。非免許帯域は、多様な用途で使われることができ、例えば、車両のための通信(例えば、自律走行)のために使われることができる。
【0057】
【表4】
【0058】
図6は、本開示の一実施例に係る、NRフレームのスロット構造を示す。図6の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0059】
図6を参照すると、スロットは、時間領域で複数のシンボルを含む。例えば、ノーマルCPの場合、一つのスロットが14個のシンボルを含み、拡張CPの場合、一つのスロットが12個のシンボルを含むことができる。または、ノーマルCPの場合、一つのスロットが7個のシンボルを含み、拡張CPの場合、一つのスロットが6個のシンボルを含むことができる。
【0060】
搬送波は、周波数領域で複数の副搬送波を含む。RB(Resource Block)は、周波数領域で複数(例えば、12)の連続した副搬送波に定義されることができる。BWP(Bandwidth Part)は、周波数領域で複数の連続した(P)RB((Physical)Resource Block)に定義されることができ、一つのヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)に対応されることができる。搬送波は、最大N個(例えば、5個)のBWPを含むことができる。データ通信は、活性化されたBWPを介して実行されることができる。各々の要素は、リソースグリッドでリソース要素(Resource Element、RE)と呼ばれ、一つの複素シンボルがマッピングされることができる。
【0061】
一方、端末と端末との間の無線インターフェースまたは端末とネットワークとの間の無線インターフェースは、L1階層、L2階層、及びL3階層で構成されることができる。本開示の多様な実施例において、L1階層は、物理(physical)階層を意味することができる。また、例えば、L2階層は、MAC階層、RLC階層、PDCP階層、及びSDAP階層のうち少なくとも一つを意味することができる。また、例えば、L3階層は、RRC階層を意味することができる。
【0062】
以下、BWP(Bandwidth Part)及びキャリアに対して説明する。
【0063】
BWP(Bandwidth Part)は、与えられたヌメロロジーでPRB(physical resource block)の連続的な集合である。PRBは、与えられたキャリア上で与えられたヌメロロジーに対するCRB(common resource block)の連続的な部分集合から選択されることができる。
【0064】
BA(Bandwidth Adaptation)を使用すると、端末の受信帯域幅及び送信帯域幅は、セルの帯域幅ほど大きい必要がないし、端末の受信帯域幅及び送信帯域幅は、調整されることができる。例えば、ネットワーク/基地局は、帯域幅調整を端末に知らせることができる。例えば、端末は、帯域幅調整のための情報/設定をネットワーク/基地局から受信することができる。この場合、端末は、前記受信された情報/設定に基づいて帯域幅調整を実行することができる。例えば、前記帯域幅調整は、帯域幅の縮小/拡大、帯域幅の位置変更または帯域幅のサブキャリアスペーシングの変更を含むことができる。
【0065】
例えば、帯域幅は、パワーをセイブするために活動が少ない期間の間に縮小されることができる。例えば、帯域幅の位置は、周波数ドメインで移動できる。例えば、帯域幅の位置は、スケジューリング柔軟性(scheduling flexibility)を増加させるために周波数ドメインで移動できる。例えば、帯域幅のサブキャリアスペーシング(subcarrier spacing)は、変更されることができる。例えば、帯域幅のサブキャリアスペーシングは、異なるサービスを許容するために変更されることができる。セルの総セル帯域幅のサブセットは、BWP(Bandwidth Part)と称することができる。BAは、基地局/ネットワークが端末にBWPを設定し、基地局/ネットワークが設定されたBWPのうち現在活性状態であるBWPを端末に知らせることによって実行されることができる。
【0066】
例えば、BWPは、活性(active)BWP、イニシャル(initial)BWP及び/またはデフォルト(default)BWPのうち少なくともいずれか一つである。例えば、端末は、PCell(primary cell)上の活性(active)DL BWP以外のDL BWPでダウンリンク無線リンク品質(downlink radio link quality)をモニタリングしない。例えば、端末は、活性DL BWPの外部でPDCCH、PDSCHまたはCSI-RS(ただし、RRM除外)を受信しない。例えば、端末は、非活性DL BWPに対するCSI(Channel State Information)報告をトリガしない。例えば、端末は、活性UL BWP外部でPUCCHまたはPUSCHを送信しない。例えば、ダウンリンクの場合、イニシャルBWPは、(PBCHにより設定された)RMSI CORESETに対する連続的なRBセットとして与えられることができる。例えば、アップリンクの場合、イニシャルBWPは、ランダムアクセス手順のためにSIBにより与えられることができる。例えば、デフォルトBWPは、上位階層により設定されることができる。例えば、デフォルトBWPの初期値は、イニシャルDL BWPである。エネルギーセイビングのために、端末が一定期間の間にDCIを検出することができない場合、端末は、前記端末の活性BWPをデフォルトBWPにスイッチングできる。
【0067】
一方、BWPは、SLに対して定義されることができる。同じSL BWPは、送信及び受信に使われることができる。例えば、送信端末は、特定BWP上でSLチャネルまたはSL信号を送信することができ、受信端末は、前記特定BWP上でSLチャネルまたはSL信号を受信することができる。免許キャリア(licensed carrier)で、SL BWPは、Uu BWPと別途に定義されることができ、SL BWPは、Uu BWPと別途の設定シグナリング(separate configuration signalling)を有することができる。例えば、端末は、SL BWPのための設定を基地局/ネットワークから受信することができる。SL BWPは、キャリア内でout-of-coverage NR V2X端末及びRRC_IDLE端末に対して(あらかじめ)設定されることができる。RRC_CONNECTEDモードの端末に対して、少なくとも一つのSL BWPがキャリア内で活性化されることができる。
【0068】
図7は、本開示の一実施例に係る、BWPの一例を示す。図7の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。図7の実施例において、BWPは、3個と仮定する。
【0069】
図7を参照すると、CRB(common resource block)は、キャリアバンドの一側端から他側端まで番号が付けられたキャリアリソースブロックである。そして、PRBは、各BWP内で番号が付けられたリソースブロックである。ポイントAは、リソースブロックグリッド(resource block grid)に対する共通参照ポイント(common reference point)を指示することができる。
【0070】
BWPは、ポイントA、ポイントAからのオフセット(NstartBWP)及び帯域幅(NsizeBWP)により設定されることができる。例えば、ポイントAは、全てのヌメロロジー(例えば、該当キャリアでネットワークによりサポートされる全てのヌメロロジー)のサブキャリア0が整列されるキャリアのPRBの外部参照ポイントである。例えば、オフセットは、与えられたヌメロロジーで最も低いサブキャリアとポイントAとの間のPRB間隔である。例えば、帯域幅は、与えられたヌメロロジーでPRBの個数である。
【0071】
以下、V2XまたはSL通信に対して説明する。
【0072】
図8は、本開示の一実施例に係る、SL通信のための無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。図8の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、図8の(a)は、ユーザ平面プロトコルスタックを示し、図8の(b)は、制御平面プロトコルスタックを示す。
【0073】
以下、SL同期信号(Sidelink Synchronization Signal、SLSS)及び同期化情報について説明する。
【0074】
SLSSは、SL特定的なシーケンス(sequence)であって、PSSS(Primary Sidelink Synchronization Signal)と、SSSS(Secondary Sidelink Synchronization Signal)とを含むことができる。前記PSSSは、S-PSS(Sidelink Primary Synchronization Signal)と称し、前記SSSSは、S-SSS(Sidelink Secondary Synchronization Signal)と称することができる。例えば、長さ-127M-シーケンス(length-127 M-sequences)がS-PSSに対して使われることができ、長さ-127ゴールド-シーケンス(length-127 Gold sequences)がS-SSSに対して使われることができる。例えば、端末は、S-PSSを利用して最初信号を検出(signal detection)することができ、同期を取得することができる。例えば、端末は、S-PSS及びS-SSSを利用して細部同期を取得することができ、同期信号IDを検出することができる。
【0075】
PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)は、SL信号の送受信前に端末が真っ先に知るべき基本となる(システム)情報が送信される(放送)チャネルである。例えば、基本となる情報は、SLSSに対する情報、デュプレックスモード(Duplex Mode、DM)、TDD UL/DL(Time Division Duplex Uplink/Downlink)の構成、リソースプールに対する情報、SLSSに対するアプリケーションの種類、サブフレームオフセット、放送情報などである。例えば、PSBCH性能の評価のために、NR V2Xで、PSBCHのペイロード大きさは、24ビットのCRCを含んで56ビットである。
【0076】
S-PSS、S-SSS、及びPSBCHは、周期的送信をサポートするブロックフォーマット(例えば、SLSS(Synchronization Signal)/PSBCHブロック、以下、S-SSB(Sidelink-Synchronization Signal Block ))に含まれることができる。前記S-SSBは、キャリア内のPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)/PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と同じヌメロロジー(即ち、SCS及びCP長さ)を有することができ、送信帯域幅は、(あらかじめ)設定されたSL BWP(Sidelink Bandwidth Part)内にある。例えば、S-SSBの帯域幅は、11RB(Resource Block)である。例えば、PSBCHは、11RBにわたっている。そして、S-SSBの周波数位置は、(あらかじめ)設定されることができる。したがって、端末は、キャリアでS-SSBを見つけるために周波数で仮設検出(hypothesis detection)を実行する必要がない。
【0077】
図9は、本開示の一実施例に係る、V2XまたはSL通信を実行する端末を示す。図9の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0078】
図9を参照すると、V2XまたはSL通信における端末という用語は、主にユーザの端末を意味することができる。しかしながら、基地局のようなネットワーク装備が端末間の通信方式によって信号を送受信する場合、基地局も一種の端末と見なされることもできる。例えば、端末1は、第1の装置100であり、端末2は、第2の装置200である。
【0079】
例えば、端末1は、一連のリソースの集合を意味するリソースプール(resource pool)内で特定のリソースに該当するリソース単位(resource unit)を選択することができる。そして、端末1は、前記リソース単位を使用してSL信号を送信することができる。例えば、受信端末である端末2は、端末1が信号を送信することができるリソースプールの設定を受けことができ、前記リソースプール内で端末1の信号を検出することができる。
【0080】
ここで、端末1が基地局の連結範囲内にある場合、基地局は、リソースプールを端末1に知らせることができる。それに対して、端末1が基地局の連結範囲外にある場合、他の端末がリソースプールを知らせ、または端末1は、事前に設定されたリソースプールを使用することができる。
【0081】
一般に、リソースプールは、複数のリソース単位で構成されることができ、各端末は、一つまたは複数のリソース単位を選定し、自分のSL信号の送信に使用することができる。
【0082】
以下、SLでリソース割当(resource allocation)に対して説明する。
【0083】
図10は、本開示の一実施例によって、端末が送信モードによってV2XまたはSL通信を実行する手順を示す。図10の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。本開示の多様な実施例において、送信モードは、モードまたはリソース割当モードと称することができる。以下、説明の便宜のために、LTEにおいて、送信モードは、LTE送信モードと称することができ、NRにおいて、送信モードは、NRリソース割当モードと称することができる。
【0084】
例えば、図10の(a)は、LTE送信モード1またはLTE送信モード3と関連した端末動作を示す。または、例えば、図10の(a)は、NRリソース割当モード1と関連した端末動作を示す。例えば、LTE送信モード1は、一般的なSL通信に適用されることができ、LTE送信モード3は、V2X通信に適用されることができる。
【0085】
例えば、図10の(b)は、LTE送信モード2またはLTE送信モード4と関連した端末動作を示す。または、例えば、図10の(b)は、NRリソース割当モード2と関連した端末動作を示す。
【0086】
図10の(a)を参照すると、LTE送信モード1、LTE送信モード3またはNRリソース割当モード1で、基地局は、SL送信のために端末により使われるSLリソースをスケジューリングすることができる。例えば、基地局は、端末1にPDCCH(より具体的にDCI(Downlink Control Information))を介してリソーススケジューリングを実行することができ、端末1は、前記リソーススケジューリングによって端末2とV2XまたはSL通信を実行することができる。例えば、端末1は、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)を介してSCI(Sidelink Control Information)を端末2に送信した後、前記SCIに基づくデータをPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)を介して端末2に送信できる。
【0087】
図10の(b)を参照すると、LTE送信モード2、LTE送信モード4またはNRリソース割当モード2で、端末は、基地局/ネットワークにより設定されたSLリソースまたはあらかじめ設定されたSLリソース内でSL送信リソースを決定することができる。例えば、前記設定されたSLリソースまたはあらかじめ設定されたSLリソースは、リソースプールである。例えば、端末は、自律的にSL送信のためのリソースを選択またはスケジューリングすることができる。例えば、端末は、設定されたリソースプール内でリソースを自体的に選択し、SL通信を実行することができる。例えば、端末は、センシング(sensing)及びリソース(再)選択手順を実行し、選択ウィンドウ内で自体的にリソースを選択することができる。例えば、前記センシングは、サブチャネル単位で実行されることができる。そして、リソースプール内でリソースを自体的に選択した端末1は、PSCCHを介してSCIを端末2に送信した後、前記SCIに基づくデータをPSSCHを介して端末2に送信できる。
【0088】
図11は、本開示の一実施例に係る、三つのキャストタイプを示す。図11の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、図11の(a)は、ブロードキャストタイプのSL通信を示し、図11の(b)は、ユニキャストタイプのSL通信を示し、図11の(c)は、グループキャストタイプのSL通信を示す。ユニキャストタイプのSL通信の場合、端末は、他の端末と一対一通信を実行することができる。グループキャストタイプのSL通信の場合、端末は、自分が属するグループ内の一つ以上の端末とSL通信を実行することができる。本開示の多様な実施例において、SLグループキャスト通信は、SLマルチキャスト(multicast)通信、SL一対多(one-to-many)通信などに代替されることができる。
【0089】
例外的(exceptional)送信(TX)プールは特定の例外的シナリオにおいてサイドリンク通信に利用される時間周波数リソースのセットである。例えば、LTE V2Xにおいて例外的送信プールは次のようなときに用いられる:RLF(Radio Link Failure)のような物理層問題が検出されたとき、初期化された接続(再)確率((re)establishment)がほぼ完了したとき、ハンドオーバーの中、及び通常の送信プールのセンシング結果が利用不可能な(unavailable)ときである。
【0090】
例えば、NR V2Xにおいて、より高い信頼性とより低い待機時間サイドリンク通信を要求する高度な(advanced)ユースケースを導入する。セル再選択及びビーム失敗/再選択のような追加のイベントも考慮するよう提案される。
【0091】
従来の技術では、NR V2Xに例外的プールのLTE V2X概念の採用が合意されていた。しかしLTEはブロードキャストセーフティ(broadcast safety)に関するV2Xサービスの基本要件を満たし、したがって高度なユースケースの厳格なQoS要件を考慮するために特定の改善(enhancements)が必要である。例外的送信プールをキャストタイプに応じて分離できる代替ソリューションが存在し、これは安定性を高めることができるがリソース効率を下げることがある。
【0092】
例えば、異なる無線チャネル条件において信頼性且つ安定的なリンクパフォーマンスを確保するためにUE物理層送信パラメータも適応することができる。このような適応は厳格なQoS要件を満たすのに役立つ。開ループ(open loop)及び閉ループ(closed loop)電力制御メカニズムは例示的な物理層パラメータであり受信機に関連し送信機の電力を最適化するのに使用することができる。
【0093】
例えば、開ループ電力制御は送信機がパラメータセットに基づいて自身の送信電力を決定するメカニズムである。例えば、閉ループ電力制御は受信機が送信機電力を動的に制御するメカニズムを意味する(例えば、UE送信電力がTPC(Transmission power control command、送信電力制御コマンド)を介してBSによって制御されたとき)。
【0094】
その結果、特定のチャネル(例えば、PRACH、PUCCH、PUSCH)において送信された情報に基づいてUE送信電力を適応させることができる。
【0095】
次の数式1はNRのPUSCHにおいてUE閉ループ電力制御を説明することができる。
【0096】
【数1】
【0097】
数式1を参照すると、Pcmaxはキャリア当り割り当てられる最大電力を意味する。P0(j)はネットワークによって構成されたターゲット受信機電力を定義する。α(j)はネットワークによって構成された部分的なパス損失成分である。PL(q)はアップリンクパス損失に関する推定値を見積もることができる。μはΔf=2μ・5kHzである副搬送波間隔である。MRBはPUSCH送信のためのリソースブロックの数である。ΔFは変調方式及びチャネル符号レートを意味する。δ(l)は閉ループ電力制御による電力調整である。このようなパラメータは電源制御メカニズムの機能である。同様のメカニズムがサイドリンク(SL)に沿って使用される。
【0098】
本開示が解決しようとしている目的は以下のように説明する。例えば、目的には厳格なNR V2X要件を満たすためにより安定的なSL通信を確保すること、特にリソースプールが高いトラフィック負荷を経験するシナリオにおいてSL通信のための例外的リソースプールのパフォーマンスを向上させることが含まれる。このようなリソースプールの高いトラフィックロードは複数のUEが互い異なるキャストタイプのサイドリンク通信(すなわち、ブロードキャスト、グループキャスト、ユニキャスト)を行うため起こり得、このようなV2XサービスそれぞれのQoSに応じて信頼性の観点からパフォーマンス低下が起こり得る。
【0099】
次の説明は例外的プールの改善に関連する前述の問題を解決することを目的とする。
【0100】
本開示の一例を参照すると、UEが例外的プールのセットにおいて少なくとも一つの例外的送信プールを選択することができるリソース選択方法が提案される。例えば、基地局(例えば、gNB)はシステム情報において例外的プールセットを構成することができる。例外的プールセットは占有率(occupancy)又はQoS履行基準に応じて区別される。例えば、QoSの観点から、フィードバックリソースが割り当てられた(SL送信に対するより高い信頼性を保証する)一つ以上の例外的プールとフィードバックリソースがない(信頼性要件がない)一つ以上の例外的プールを含む。例えば、フィードバックの例はHARQフィードバック、チャネル状態情報(CSI)、閉ループ電力制御パラメータを含むがこれに制限されるものではない。
【0101】
例えば、基地局はこのリソースプールに関連するシステム情報が有効な有効領域(validity area)に基づいてこのような例外的プールを構成することができる。例えば、有効領域は単一又は複数のサイドリンク領域、セクター、単一のビーム又はビームセット、例えばセルセットに構成される。ソースセルとターゲットセルである。例えば、選択された例外的プールはランダムリソース選択又は短期センシングリソース選択を含むリソース選択メカニズムを使用することができる。リソース選択メカニズムは次の考慮事項に基づいて選択されたい決定される:関連するV2Xパケット又はQoS FlowのQoS(PQI/VQI)に関して、又は例外的プールの報告されたリソース占有率(例えば、CBR)である。
【0102】
例えば、ここで短期センシング(short-term sensing)は送信リソースの選択後一定の時間(送信リソース選択から信号が送信されるまでの期間)の間追加のセンシングを実行し選択された送信リソースを捨て衝突可能性が検出されると別のリソースを選択する作業である。
【0103】
本開示の一例を参照すると、次のようにUEが事前に明示的又は暗黙的指示に応じてより高い信頼性(例えば、フィードバックリソースの割り当て)を持つ例外的プールを選択することができる方法が提案される。例えば、明示的(直接)指示はUEがより高い信頼性(フィードバックリソースの割り当て)を持つ例外的プールの必要性に関する指示を基地局(BS)にシグナリングできる手順を含む。これは例外的プールを実際に使用する前に実行することができる。例えば、暗黙的表示はUEが以前にフィードバックが提供できる能力があるモード1リソースプールを用いたとき、UEが同じ設定(configuration)を維持し信頼性のあるサービスの継続性を維持するためにフィードバックリソースがある例外的プールを使用する資格を与える手順を含む。
【0104】
本開示の例を参照すると、UEが二つのRAT(Radio Access Technologies)からの例外的プールとして同時に設定できる方法、例えばLTEシステム情報設定からの例外的プールとNRシステム情報設定からの例外的プールが提案される。例えば、UEは又はLTE RAT及びNR RATからのNR例外的プールとして同時に設定することができる。例えば、UEはまたLTE RATからのLTE例外的プール及びNR RATからのNR例外的プールとして同時に設定することができる。
【0105】
本開示の一例を参照すると、UEがRRCシグナリングを用いて例外的プール設定を要求する方法が提案される。
【0106】
本開示の例を参照すると、UEが、例えば、チャネルビジー率(CBR)、時間及び頻度の指数などを用いて、少なくとも一つの例外的プールのリソース占有率を測定して報告する方法が提案される。
【0107】
本開示の一例を参照すると、UEが例外的プールにおいて動作するために特定の送信(TX)プロファイルを選択する方法が提案される。
【0108】
本開示の一例を参照すると、UEは通常物理層RLF(Radio Link Failure)のような例外的なイベントが発生したとき、格納されたシステム情報(例えば、SIB 21)において設定された例外的プールを選択することができる。リソースプールの主な目的は初期D2Dユースケースから起因する緊急事態が発生したときサービス継続性を向上させることである。
【0109】
本明細書においてはUEに対する例外的プールの構成を改善させ全般的に信頼性を高めトラフィックが多い例外的プールを持つことで起こり得るリソース負担を軽減することを目的とする。
【0110】
本開示の一例を参照すると、基地局(BS)は例外的プールのセットを含むセル特定の(cell specific)又は領域特定の(area specific)例外的プール設定を構成する。例えば、占有率レベル又は提供されるQoSレベル、すなわち、信頼性の要件に応じて、フィードバックリソースに構成されたリソースプール又はフィードバックリソースが割り当てられないリソースプールを含む例外的プールを分割することができる。
【0111】
図12はTX UEがSL通信を行う手順を示す。図12の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0112】
図12を参照すると、ステップS1210において基地局はTX UEへ例外的プールに関連する設定情報(configuration information)を送信することができる。ステップS1220においてTX UEは送信するパケットのQoSに基づいてフィードバックリソースを含む例外的プール又はフィードバックリソースを含まない別の例外的プールを選択することができる。選択は物理層問題、接続再確立(re-establishment)ハンドオーバー又は利用不可能な(unavailable)通常のリソースプールの中で少なくとも一つに基づいてトリガーされる。そしてTX UEは選択された例外的プールにおいてリソースを選択することができる。ステップS1230においてTX UEはリソースを用いてRX UEとSL通信を行うことができる。選択された例外的プールがフィードバックリソースを含む場合、ステップS1240において、RX UEはフィードバックをTX UEに送信することができる。フィードバックはHARQフィードバック、CSI(Channel State Information)又は閉ループ電力制御パラメータの中で少なくとも一つを含む。
【0113】
例えば、UEはパケットのQoSに基づいて選択された例外的プールにおいてランダムリソース選択又は短期センシング(short-term sensing)及びリソース(再)選択をより使用することができる。短期センシングは選択された例外的プールにおいてSL送信に関連する高まった信頼性のために使用することができる。例えば、UEはまた例外的プールの事前に測定された占有率に応じて使用するリソースの選択方法を決定することができる。
【0114】
本開示の例を参照すると、特定のQoS及び占有基準は、例外的プールの設定された(configured)セットから、要求される例外的プールをUEが選択できるようにしなければならない場合がある。これはQoSサービスのレベル要件のため、特定のUEが特定の例外的プールのみ使用する結果をもたらす。例えば、これは直接シグナリング又は間接表示(indication)の形である。
【0115】
例えば、直接シグナリングは例外的プールのタイプ構成に関連するオンデマンド(on-demand)SI要求において単一ビットフラグの形である。単一ビットフラグはフィードバックリソースがない通常の例外的プールに対する要求(0)又はフィードバックリソースがある例外的プール(1)を区別することができる。
【0116】
例えば、間接表示は、BSがモード1を用いて進行中のSL通信を認識しているとき、信頼できるサービスの継続性を維持するためにフィードバックリソースとして例外的プール構成を先制して(pre-emptively)シグナリングするのである。
【0117】
例えば、BSは専用の(dedicated)シグナリング(例えば、RRC再設定メッセージを介して)を用いてシステム情報(SI)更新を用いてUEにシグナリングすることができる。
【0118】
本開示の例を参照すると、UEは二つのRAT(Radio Access Technologies)から例外的プールとして同時に設定することができる。この機能は、UEがQoS要件に応じてSL送信のためにLTE例外的プール又はNR例外的プール中で選択できるようにすることで、UEが同時に交差RAT(cross RAT)の例外的プール設定を活用するようにする。例えば、より高いQoS要件を持つUEのサービスはLTE RATにおいて設定されたLTE例外的プールとは対照的にNR RATにおいてNR例外的プールを選択する。
【0119】
例えば、UEは上位層のV2Xサービスによって及び/又はQoS要件に基づいて指示されたように二つの例外的プールとして同時に設定することができる。例えば、UEがモード1及びモード2送信を同時に実行するように設定されたとき例外的イベントでUEはモード1送信のためにNR例外的プールを使用しモード2送信のためにLTE例外的プールを使用するようにフォールバック(fallback)できる。
【0120】
本開示の一例を参照すると、特定の例外的プール構成に対するオンデマンド(on-demand)SI要求はUEによって作られBSに送信される。例えば、信頼性の高い例外的プール(例えば、フィードバックリソースがある例外的プール)に対するオンデマンドSI要求がその例である。例えば、この要求は例外的プールを使用する前に先制して(pre-emptively)送信される。
【0121】
図13はTX UEがSL通信を行う手順を示す。図13の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0122】
図13を参照すると、ステップS1310においてTX UEは例外的プールに関連する要求を基地局へ送信することができる。ステップS1320において基地局は前記の要求に基づいて例外的プールに関連する設定情報(configuration information)をTX UEへ送信することができる。ステップS1330においてTX UEは送信されるパケットのQoSに基づいてフィードバックリソースを含む例外的プール又は前記フィードバックリソースを含まない別の例外的プールを選択することができる。前記の選択は物理層問題、接続再確立(re-establishment)ハンドオーバー又は利用不可能な通常のリソースプールの中で少なくとも一つに基づいてトリガーっされる。そしてTX UEは前記で選択された例外的プールにおいてリソースを選択することができる。ステップS1340においてTX UEは前記リソースを用いてRX UEとSL通信を行うことができる。前記で選択された例外的プールがフィードバックリソースを含む場合、ステップS1350において、RX UEはフィードバックをTX UEに送信することができる。例えば、フィードバックはHARQフィードバック、チャネル状態情報(CSI)又は閉ループ電力制御パラメータの中で少なくとも一つを含む。
【0123】
本開示の一例を参照すると、UEは少なくとも一つの例外的プール又は例外的プール(複数)のセットのリソース占有率を測定し占有率状態をBSに報告することができる。例えば、報告の形はCBR値(複数)又は明示的に利用可能な(free)又は使用された(used)リソース及びリソースに対応する時間及び周波数位置の形である。例えば、このような測定は周期的に発生したり、ベントによってトリガーされたりする。
【0124】
本開示の例を参照すると、特に互い異なるUEの間の物理層において互換性を確保するために各アプリケーション/サービスは特定のTxプロファイルにマッピングされる。例えば、例外的プールはTx通常(normal)リソースプール動作に比べてリソース可用性(availability)及びQoS保証の観点から制約が多い。これに関連し、UEのサービス/アプリケーションは、Tx通常リソースプールにおいて動作する標準Txプロファイルからのフォールバック(fallback)として、例外的プールを使用するときの例外的Txプロファイルにマッピングされる。主な動機(motivation)は、例外的プールがUEの標準Txプロファイルに特定の全ての要件を満たしていない場合があるので、関連する物理層送信パラメータを適切に調整した代替「例外」Txプロファイルを選択しなければならない。
【0125】
例えば、HARQフィードバックの観点から、標準TXプロファイルは特定のアプリケーション/サービスに関するサイドリンク(SL)においてHARQフィードバックの使用を示すが、特定の例外的プールがHARQフィードバック送信のための特定のリソースを割り当てることでSL HARQフィードバックを活性化(enable)すると保証するものではない。この場合、UEが例外的プールにフォールバックするとき、例外的プールがHARQフィードバック送信のためのリソースを設定しなかったり、HARQフィードバックリソースが出現頻度が低い(withaless frequent appearance)別の設定を提供し遅延要件を見なすことが困難な場合、HARQフィードバックは自動的に非活性化(disable)される。この場合、UEは、HARQフィードバックが非活性化したときの最善の方法として、標準TxプロファイルのQoSをマッチングさせるためにそれに応じて送信パラメータを調整しなければならない。
【0126】
例えば、例外的Txプロファイルの物理リンク層パラメータは例外的プールにおいて動作するとき適応することができる。例えば、物理リンク層パラメータはブラインドされた再送信の量を増やすことを含む。例えば、物理リンク層パラメータはより一般的に異なるセットのMCSを使用するより低いMCSを採用することを含む。例えば、物理リンク層パラメータは、互い異なる送信される最小及び/又は最大の層数を含む互い異なるMIMO伝送方法をもっと一般的に使用する、下位MIMO伝送方法を採用することを含む。例えば、物理リンク層パラメータは開ループ及び/又は閉ループ電力制御を非活性化したり、別の電力制御パラメータ構成(目標受信電力 P0、パス損失補償パラメータアルファ(α)含む)を使用することを含む。例えば、物理リンク層パラメータはビームベース電力制御を非活性化することを含む。
【0127】
本開示の一例を参照すると、PHY層リンクパラメータの異なる組合わせに対応する例外的Txプロファイルのセットが生成される。このためには例外的プールが選択されたり、使用中である場合Txプロファイルの切り替えが必要である。例えば、当該サービス/アプリケーションはTxプロファイルが変更されたときも通知するべきである。
【0128】
本開示の一例を参照すると、本開示においてデータユニット(複数)(例えば、PDCP SDU、PDCP PDU、RLC SDU、RLC PDU、RLC SDU、MAC SDU、MAC CE、MAC PDU)はリソース割り当て(例えば、ULグラント、DL割り当て(Assignment))に応じて物理チャネル(例えば、PDSCH、PUSCH)を介して送受信される。
【0129】
本開示においてアップリンクリソース割り当てをアップリンクグラント(Uplink Grant)とも言い、ダウンリンクリソース割り当てをダウンリンク割り当て(Downlink Assignment)とも言う。リソース割り当ては時間領域リソース割り当てと周波数領域リソース割り当てを含む。本開示において、アップリンクグラントはPDCCH上で、ランダムアクセス応答において動的にUEによって受信されたり、又はRRCによってUEに半永続的として設定される。本開示において、ダウンリンク割り当てはPDCCH上でUEによって動的に受信されたり、又はBSからのRRCシグナリングによってUEに半永続的として設定される。
【0130】
図14は端末が送信リソースを選択する手順を示す。図14は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0131】
図14は上述した本開示の実施例に関連する端末(又はVRU、V2X、RSUなど)の動作を説明するための流れ図(flow chart)である。図14を参照すると、S1410ステップにおいて端末は基地局から例外的プールに関する設定情報(configuration information)を受信することができる。例外的リソースプールはQoS(サービス品質)又は占有率に応じて設定が異なる。ここで、UEの例外的プールの使用は上述したように暗黙的又は明示的に指示される。次に、ステップS1420において端末はQoS又はこれに関連する占有率に基づいて例外的プール中で当該例外的プールを選択したり、決定することができる。次に、ステップS1430においてUEは例外的プールに関するQoS、QoS Flow又はCBRに基づいてリソース選択方法を決定することができる。ここで、リソース選択方法はランダムリソース選択方法及び/又は短期センシングに基づいたリソース選択方法を含む。UEは決定されたリソース選択方法に基づいて選択された送信リソース上でメッセージを送信することができる。
【0132】
本開示の例を参照すると、プロセッサは本明細書において提案された機能、プロセス、及び/又は方法を実装することができる。プロセッサは基地局から複数の例外的プールに関する設定情報を受信するように送受信機を制御する。例外的リソースプールはQoS(サービス品質)又は占有率に応じて設定が異なる。ここで、UEの例外的プールの使用は上述したように暗黙的又は明示的に指示される。次に、プロセッサはそれに関連するQoS又は占有率に基づいて例外的プールの中で対応する例外的プールを選択したり、決定することができる。次に、プロセッサは例外的プールに関するQoS、QoS Flow又はCBRに基づいてリソース選択方法を決定することができる。ここで、リソース選択方法はランダムリソース選択方法及び/又は短期センシングに基づいたリソース選択方法を含む。プロセッサは選択されたリソース選択方法に基づいて選択された送信リソースに対してメッセージを送信するように送受信機を制御することができる。
【0133】
例えば、一つ以上の例外的送信プールの選択はQoS要件が様々な別のUEの例外的無線イベントを処理するとき、より柔軟性が高まる。例えば、フィードバックリソースが割り当てられた例外的プールは又はUEがこのような例外的シナリオにおいてより信頼性あるサイドリンク通信を行うようにする。例えば、例外的Txプロファイルはシステムが例外的プールの使用に関連物理層パラメータを適用するようにする。
【0134】
図15は第1装置がリソース選択を実行する手順を示す。図15の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0135】
図15を参照すると、ステップS1510において第1装置は基地局から例外的(exceptional)プールに関連する設定情報を含むシステム情報を受信することができる。例えば、例外的プールはフィードバックリソースを含む第1例外的プール及びフィードバックリソースを含まない第2例外的プールを含む。ステップS1520において、第1装置は物理層問題、接続再確立(re-establishment)ハンドオーバー又は利用不可能な(unavailable)通常のリソースプールの中で少なくとも一つに基づいて第1例外的プール又は第2例外的プールを選択することができる。ステップS1530において、第1装置は選択された例外的プールにおいてリソースを選択することができる。S1540ステップにおいて、第1装置はリソースを用いてSL(sidelink)通信を行うことができる。例えば、第1例外的プール又は第2例外的プールは送信するパケットのQoS(Quality of Service)に応じて選択される。
【0136】
例えば、第1例外的プールはより高い信頼性が要求されるQoSに基づいて選択される。
【0137】
例えば、リソースを用いてSL通信を行うステップは、パケットを第2装置に送信するステップ;及び第2装置からフィードバックを受信するステップを含む。
【0138】
例えば、フィードバックはHARQフィードバック、CSI(Channel State Information)又は閉ループ電力制御パラメータの中で少なくとも一つを含む。
【0139】
例えば、第2例外的プールは信頼性を要求しないQoSに基づいて選択される。
【0140】
例えば、リソースを用いてSL通信を行うステップは、パケットを第2装置に送信するステップを含む。例えば、第2装置からフィードバックが受信されない場合がある。
【0141】
例えば、第1例外的プールはセル再選択、ビーム失敗又はビーム再選択の中で少なくとも一つに基づいて選択される。
【0142】
例えば、設定情報は有効領域(validity area)に基づいて設定され、有効領域は単一サイドリンクゾーン、セクター、単一ビーム、又はセルセットの中で少なくとも一つを含む。
【0143】
例えば、リソースはランダムリソース選択又は短期センシング(short-term sensing)リソース選択を含むリソース選択メカニズムに基づいて選択される。
【0144】
又は、例えば、第1装置は信頼性の高い例外的プールの必要性に関連する情報を基地局へ送信することができ、例外的プールは信頼性が高い例外的プールを含む。
【0145】
例えば、第1例外的プール及び第2例外的プールは互い異なる無線アクセス技術(RAT)からのものである。
【0146】
例えば、第1例外的プールはNR RATからのものであり、第1例外的プールはより高い信頼性を要求するQoSに基づいて選択される。
【0147】
又は、例えば、第1装置は例外的プールに関連する設定のための要求を基地局へ送信することができ、設定情報は前記要求に基づいて受信される。
【0148】
上述した例は以下で説明する可変(variable)装置にも適用することができる。例えば、第1装置100のプロセッサ102は基地局200から複数の例外的プールに関連する設定情報(configuration information)を含むシステム情報を受信するように送受信機106を制御することができる。例えば、第1装置100のプロセッサ102は物理層問題、接続再確立、ハンドオーバー、又は利用不可能な通常のリソースプールの中で少なくとも一つに基づいて第1例外的プール又は第2例外的プールを選択することができる。例えば、第1装置100のプロセッサ102は選択された例外的プールからリソースを選択することができる。例えば、第1装置100のプロセッサ102は前記リソースを用いてサイドリンク(SL)通信を行うように送受信機を制御することができる。
【0149】
本開示の一例を参照すると、無線通信を行うための第1装置が提供される。第1装置は命令を格納する一つ以上のメモリを含み;一つ以上の送受信機(transceiver);及び一つ以上のメモリ及び一つ以上の送受信機に接続された一つ以上のプロセッサを含む。例えば、一つ以上のプロセッサは基地局から複数の例外的プールに関連する設定情報(configuration information)を含むシステム情報を受信し、前記複数の例外的プールはフィードバックリソースを含む第1例外的プール及び前記フィードバックリソースを含まない第2例外的プールを含み;物理層問題、接続再確立(re-establishment)ハンドオーバー又は利用不可能な(unavailable)通常のリソースプールの中で少なくとも一つに基づいて前記第1例外的プール又は前記第2例外的プールを選択し;前記選択された例外的プールにおいてリソースを選択し;前記リソースを用いてサイドリンク(SL)通信を行うが、前記第1例外的プール又は前記第2例外的プールは送信されるパケットのQoS(Quality of Service)に基づいて選択される。
【0150】
本開示の一例を参照すると、第1端末(UE、user equipment)を制御するように構成された装置が提供される。装置は一つ以上のプロセッサ;及び前記一つ以上のプロセッサに動作できるように接続され命令を格納する一つ以上のメモリを含み、前記一つ以上のプロセッサは前記の命令を実行し基地局から複数の例外的プールに関連する設定情報(configuration information)を含むシステム情報を受信するが、前記複数の例外的プールはフィードバックリソース(resource)を含む第1例外的プール及び前記フィードバックリソースを含まない第2例外的プールを含み;物理層問題、接続再確立(re-establishment)ハンドオーバー又は利用不可能な(unavailable)通常のリソースプールの中で少なくとも一つに基づいて前記第1例外的プール又は前記第2例外的プールを選択し;前記選択された例外的プールにおいてリソースを選択し;前記リソースを用いてサイドリンク(SL)通信を行うが、前記第1例外的プール又は前記第2例外的プールは送信されるパケットのQoS(Quality of Service)に基づいて選択される。
【0151】
本開示の例を参照すると、非一時的コンピューター読み取り可能な記憶媒体が提供される。非一時的コンピューター読み取り可能な記憶媒体は命令を格納することができ、前記の命令は、実行されたとき、第1装置(apparatus)に:基地局から複数の例外的プールに関連する設定情報(configuration information)を含むシステム情報を受信させ、前記複数の例外的プールはフィードバックリソース(resource)を含む第1例外的プール及び前記フィードバックリソースを含まない第2例外的プールを含み;物理層問題、接続再確立(re-establishment)ハンドオーバー又は利用不可能な(unavailable)通常のリソースプールの中で少なくとも一つに基づいて前記第1例外的プール又は前記第2例外的プールを選択させ;前記選択された例外的プールにおいてリソースを選択させ、前記リソースを用いてサイドリンク(SL)通信を行わせ、第1例外的プール又は第2例外的プールは送信パケットのQoS(Quality of Service)に基づいて選択される。
【0152】
図16は基地局が例外的プールを設定する手順を示す。図16の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0153】
図16を参照すると、ステップS1610において基地局は複数の例外的(exceptional)プールに関連する設定情報を含むシステム情報を第1装置に送信することができ、ここで前記複数の例外的プールはフィードバックリソースを含む第1例外的プール及び前記フィードバックリソースを含まない第2例外的プールを含む。例えば、前記第1例外的プール又は前記第2例外的プールは物理層問題、接続再確立(re-establishment)ハンドオーバー又は利用不可能な(unavailable)通常のリソースプールの中で少なくとも一つに基づいて選択される。例えば、前記第1例外的プールにおいてリソースが選択される。例えば、前記リソースを用いてSL(sidelink)通信を行うことができる。例えば、第1例外的プール又は第2例外的プールは送信されるパケットのQoS(Quality of Service)に応じて選択される。
【0154】
又は、例えば、前記基地局は前記第1装置から例外的プールに関連する設定に対する要求を受信することができ、ここで設定情報は前記の要求に基づいて送信される。
【0155】
上述した例は以下で説明する可変装置にも適用することができる。例えば、基地局200のプロセッサ202は例外的プールに関連する設定情報を含むシステム情報を第1装置100に送信するように送受信機206を制御することができる。
【0156】
本開示の一例を参照すると、無線通信を行うための基地局が提供される。基地局は命令を格納する一つ以上のメモリを含み;一つ以上の送受信機(transceiver);及び一つ以上のメモリ及び一つ以上の送受信機に接続された一つ以上のプロセッサを含む。例えば、前記一つ以上のプロセッサは命令を実行し:複数の例外的プールに関連する設定情報(configuration information)を含むシステム情報を第1装置に送信するが、前記複数の例外的プールはフィードバックリソースを含む第1例外的プール及び前記フィードバックリソースを含まない第2例外的プールを含み;前記第1例外的プール又は前記第2例外的プールは物理層問題、接続再確立(re-establishment)、ハンドオーバー又は利用不可能な(unavailable)通常のリソースプールの中で少なくとも一つに基づいて選択され、前記第1例外的プールからリソースが選択され、前記リソースを用いてサイドリンク(SL)通信が行われ、前記第1例外的プール又は前記第2例外的プールは送信されるパケットのQoS(Quality of Service)に基づいて選択される。
【0157】
さらに、例えば、一つ以上のプロセッサは前記の命令をさらに実行し:第1装置から例外的プールに関連する設定のための要求を受信するが、ここで前記の設定情報は前記の要求に基づいて送信される。
【0158】
以下、本開示の様々な実施例が適用できる装置について説明する。
【0159】
これに制限されるものではなく、本文書に開示された多様な説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、機器間に無線通信/連結(例えば、5G)を必要とする多様な分野に適用されることができる。
【0160】
以下、図面を参照してより具体的に例示する。以下の図面/説明で同じ図面符号は、異なるように記述しない限り、同じ、または対応されるハードウェアブロック、ソフトウェアブロックまたは機能ブロックを例示することができる。
【0161】
図17は、本開示の一実施例に係る、通信システム1を示す。
【0162】
図17を参照すると、本開示の多様な実施例が適用される通信システム1は、無線機器、基地局、及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を利用して通信を実行する機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ばれる。これに制限されるものではなく、無線機器は、ロボット100a、車両100b-1、100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f、AI機器/サーバ400を含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能が備えられた車両、自律走行車両、車両間の通信を実行することができる車両などを含むことができる。ここで、車両は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器は、AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態で具現されることができる。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートブック等)などを含むことができる。家電は、TV、冷蔵庫、洗濯機などを含むことができる。IoT機器は、センサ、スマートメーターなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは、無線機器で具現されることができ、特定無線機器200aは、他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作することもできる。
【0163】
無線機器100a~100fは、基地局200を介してネットワーク300と連結されることができる。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用されることができ、無線機器100a~100fは、ネットワーク300を介してAIサーバ400と連結されることができる。ネットワーク300は、3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワークまたは5G(例えば、NR)ネットワークなどを利用して構成されることができる。無線機器100a~100fは、基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信することもできるが、基地局/ネットワークを介することなく、直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication))することもできる。例えば、車両100b-1、100b-2は、直接通信(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything)communication)をすることができる。また、IoT機器(例えば、センサ)は、他のIoT機器(例えば、センサ)または他の無線機器100a~100fと直接通信をすることができる。
【0164】
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200間には無線通信/連結150a、150b、150cが行われることができる。ここで、無線通信/連結は、アップリンク/ダウンリンク通信150a、サイドリンク通信150b(または、D2D通信)、及び基地局間の通信150c(例えば、relay、IAB(Integrated Access Backhaul)のような多様な無線接続技術(例えば、5G NR)を介して行われることができる。無線通信/連結150a、150b、150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は、互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/連結150a、150b、150cは、多様な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。そのために、本開示の多様な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための多様な構成情報設定過程、多様な信号処理過程(例えば、チャネルエンコーディング/デコーディング、変調/復調、リソースマッピング/デマッピング等)、リソース割当過程などのうち少なくとも一部が実行されることができる。
【0165】
図18は、本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
【0166】
図18を参照すると、第1の無線機器100と第2の無線機器200は、多様な無線接続技術(例えば、LTE、NR)を介して無線信号を送受信することができる。ここで、{第1の無線機器100、第2の無線機器200}は、図17の{無線機器100x、基地局200}及び/または{無線機器100x、無線機器100x}に対応することができる。
【0167】
第1の無線機器100は、一つ以上のプロセッサ102及び一つ以上のメモリ104を含み、追加的に一つ以上の送受信機106及び/または一つ以上のアンテナ108をさらに含むことができる。プロセッサ102は、メモリ104及び/または送受信機106を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を具現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ102は、メモリ104内の情報を処理して第1の情報/信号を生成した後、送受信機106を介して第1の情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ102は、送受信機106を介して第2の情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2の情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に格納することができる。メモリ104は、プロセッサ102と連結されることができ、プロセッサ102の動作と関連した多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ104は、プロセッサ102により制御されるプロセスのうち一部または全部を実行し、または本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを格納することができる。ここで、プロセッサ102とメモリ104は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機106は、プロセッサ102と連結されることができ、一つ以上のアンテナ108を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。送受信機106は、送信機及び/または受信機を含むことができる。送受信機106は、RF(Radio Frequency)ユニットと混用されることができる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0168】
第2の無線機器200は、一つ以上のプロセッサ202、一つ以上のメモリ204を含み、追加的に一つ以上の送受信機206及び/または一つ以上のアンテナ208をさらに含むことができる。プロセッサ202は、メモリ204及び/または送受信機206を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を具現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ202は、メモリ204内の情報を処理して第3の情報/信号を生成した後、送受信機206を介して第3の情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ202は、送受信機206を介して第4の情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4の情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に格納することができる。メモリ204は、プロセッサ202と連結されることができ、プロセッサ202の動作と関連した多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ204は、プロセッサ202により制御されるプロセスのうち一部または全部を実行し、または本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを格納することができる。ここで、プロセッサ202とメモリ204は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機206は、プロセッサ202と連結されることができ、一つ以上のアンテナ208を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。送受信機206は、送信機及び/または受信機を含むことができる送受信機206は、RFユニットと混用されることができる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0169】
以下、無線機器100、200のハードウェア要素に対してより具体的に説明する。これに制限されるものではなく、一つ以上のプロトコル階層が一つ以上のプロセッサ102、202により具現されることができる。例えば、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の階層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPのような機能的階層)を具現することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、一つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/または一つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、メッセージ、制御情報、データまたは情報を生成することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された機能、手順、提案及び/または方法によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成し、一つ以上の送受信機106、206に提供できる。一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を取得することができる。
【0170】
一つ以上のプロセッサ102、202は、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータと呼ばれる。一つ以上のプロセッサ102、202は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせにより具現されることができる。一例として、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、一つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、一つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、一つ以上のPLD(Programmable Logic Device)または一つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が一つ以上のプロセッサ102、202に含まれることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、ファームウェアまたはソフトウェアを使用して具現されることができ、ファームウェアまたはソフトウェアは、モジュール、手順、機能などを含むように具現されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、実行するように設定されたファームウェアまたはソフトウェアが一つ以上のプロセッサ102、202に含まれ、または一つ以上のメモリ104、204に格納されて一つ以上のプロセッサ102、202により駆動されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、コード、命令語及び/または命令語の集合形態でファームウェアまたはソフトウェアを使用して具現されることができる。
【0171】
一つ以上のメモリ104、204は、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができ、多様な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/または命令を格納することができる。一つ以上のメモリ104、204は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスタ、キャッシュメモリ、コンピュータ読み取り格納媒体及び/またはこれらの組み合わせで構成されることができる。一つ以上のメモリ104、204は、一つ以上のプロセッサ102、202の内部及び/または外部に位置できる。また、一つ以上のメモリ104、204は、有線または無線連結のような多様な技術を介して、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができる。
【0172】
一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上の他の装置に本文での方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信することができる。一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上の他の装置から本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができ、無線信号を送受信することができる。例えば、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206が一つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報または無線信号を送信するように制御できる。また、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206が一つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報または無線信号を受信するように制御できる。また、一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のアンテナ108、208と連結されることができ、一つ以上のアンテナ108、208を介して本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定されることができる。本文書で、一つ以上のアンテナは、複数の物理アンテナであり、または複数の論理アンテナ(例えば、アンテナポート)である。一つ以上の送受信機106、206は、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを一つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換(Convert)できる。一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換できる。そのために、一つ以上の送受信機106、206は、(アナログ)オシレータ及び/またはフィルタを含むことができる。
【0173】
図19は、本開示の一実施例に係る、送信信号のための信号処理回路を示す。
【0174】
図19を参照すると、信号処理回路1000は、スクランブラ1010、変調器1020、レイヤマッパ1030、プリコーダ1040、リソースマッパ1050、信号生成器1060を含むことができる。これに制限されるものではなく、図19の動作/機能は、図18のプロセッサ102、202及び/または送受信機106、206で実行されることができる。図19のハードウェア要素は、図18のプロセッサ102、202及び/または送受信機106、206で具現されることができる。例えば、ブロック1010~1060は、図18のプロセッサ102、202で具現されることができる。また、ブロック1010~1050は、図18のプロセッサ102、202で具現され、ブロック1060は、図18の送受信機106、206で具現されることができる。
【0175】
コードワードは、図19の信号処理回路1000を経て、無線信号に変換されることができる。ここで、コードワードは、情報ブロックの符号化されたビットシーケンスである。情報ブロックは、送信ブロック(例えば、UL-SCHの送信ブロック、DL-SCHの送信ブロック)を含むことができる。無線信号は、多様な物理チャネル(例えば、PUSCH、PDSCH)を介して送信されることができる。
【0176】
具体的に、コードワードは、スクランブラ1010によりスクランブルされたビットシーケンスに変換されることができる。スクランブルに使われるスクランブルシーケンスは、初期化値に基づいて生成され、初期化値は、無線機器のID情報などが含まれることができる。スクランブルされたビットシーケンスは、変調器1020により変調シンボルシーケンスに変調されることができる。変調方式は、pi/2-BPSK(pi/2-Binary Phase Shift Keying)、m-PSK(m-Phase Shift Keying)、m-QAM(m-Quadrature Amplitude Modulation)などを含むことができる。複素変調シンボルシーケンスは、レイヤマッパ1030により一つ以上の送信レイヤにマッピングされることができる。各送信レイヤの変調シンボルは、プリコーダ1040により該当アンテナポート(ら)にマッピングされることができる(プリコーディング)。プリコーダ1040の出力zは、レイヤマッパ1030の出力yをN*Mのプリコーディング行列Wと掛けて得られる。ここで、Nはアンテナポートの個数であり、Mは送信レイヤの個数である。ここで、プリコーダ1040は、複素変調シンボルに対するトランスフォーム(transform)プリコーディング(例えば、DFT変換)を実行した以後にプリコーディングを実行することができる。また、プリコーダ1040は、トランスフォームプリコーディングを実行せずにプリコーディングを実行することができる。
【0177】
リソースマッパ1050は、各アンテナポートの変調シンボルを時間-周波数リソースにマッピングできる。時間-周波数リソースは、時間ドメインで複数のシンボル(例えば、CP-OFDMAシンボル、DFT-s-OFDMAシンボル)を含み、周波数ドメインで複数の副搬送波を含むことができる。信号生成器1060は、マッピングされた変調シンボルから無線信号を生成し、生成された無線信号は、各アンテナを介して他の機器へ送信されることができる。そのために、信号生成器1060は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)モジュール及びCP(Cyclic Prefix)挿入器、DAC(Digital-to-Analog Converter)、周波数アップリンク変換器(frequency uplink converter)などを含むことができる。
【0178】
無線機器において、受信信号のための信号処理過程は、図19の信号処理過程1010~1060の逆で構成されることができる。例えば、無線機器(例えば、図18の100、200)は、アンテナポート/送受信機を介して外部から無線信号を受信することができる。受信された無線信号は、信号復元器を介してベースバンド信号に変換されることができる。そのために、信号復元器は、周波数ダウンリンク変換器(frequency downlink converter)、ADC(analog-to-digital converter)、CP除去器、FFT(Fast Fourier Transform)モジュールを含むことができる。以後、ベースバンド信号は、リソースデマッパ過程、ポストコーディング(postcoding)過程、復調過程、及びデスクランブル過程を経て、コードワードに復元されることができる。コードワードは、復号(decoding)を経て、元の情報ブロックに復元されることができる。したがって、受信信号のための信号処理回路(図示せず)は、信号復元器、リソースデマッパ、ポストコーダ、復調器、デスクランブラ、及び復号器を含むことができる。
【0179】
図20は、本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。無線機器は、使用-例/サービスによって多様な形態で具現されることができる(図17参照)。
【0180】
図20を参照すると、無線機器100、200は、図18の無線機器100、200に対応し、多様な要素(element)、成分(component)、ユニット/部(unit)、及び/またはモジュール(module)で構成されることができる。例えば、無線機器100、200は、通信部110、制御部120、メモリ部130、及び追加要素140を含むことができる。通信部は、通信回路112及び送受信機(ら)114を含むことができる。例えば、通信回路112は、図18の一つ以上のプロセッサ102、202及び/または一つ以上のメモリ104、204を含むことができる。例えば、送受信機(ら)114は、図18の一つ以上の送受信機106、206及び/または一つ以上のアンテナ108、208を含むことができる。制御部120は、通信部110、メモリ部130、及び追加要素140と電気的に連結され、無線機器の諸般動作を制御する。例えば、制御部120は、メモリ部130に格納されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて、無線機器の電気的/機械的動作を制御することができる。また、制御部120は、メモリ部130に格納された情報を通信部110を介して、外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースを介して送信し、または通信部110を介して、外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インターフェースを介して受信された情報をメモリ部130に格納することができる。
【0181】
追加要素140は、無線機器の種類によって多様に構成されることができる。例えば、追加要素140は、パワーユニット/バッテリ、入出力部(I/O unit)、駆動部、及びコンピューティング部のうち少なくとも一つを含むことができる。これに制限されるものではなく、無線機器は、ロボット(図17の100a)、車両(図17の100b-1、100b-2)、XR機器(図17の100c)、携帯機器(図17の100d)、家電(図17の100e)、IoT機器(図17の100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(または、金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、AIサーバ/機器(図17の400)、基地局(図17の200)、ネットワークノードなどの形態で具現されることができる。無線機器は、使用-例/サービスによって、移動可能であり、または固定された場所で使われることができる。
【0182】
図20において、無線機器100、200内の多様な要素、成分、ユニット/部、及び/またはモジュールは、全体が有線インターフェースを介して相互連結され、または少なくとも一部が通信部110を介して無線で連結されることができる。例えば、無線機器100、200内で制御部120と通信部110は有線で連結され、制御部120と第1のユニット(例えば、130、140)は、通信部110を介して無線で連結されることができる。また、無線機器100、200内の各要素、成分、ユニット/部、及び/またはモジュールは、一つ以上の要素をさらに含むことができる。例えば、制御部120は、一つ以上のプロセッサの集合で構成されることができる。例えば、制御部120は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application processor)、ECU(Electronic Control Unit)、グラフィック処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどの集合で構成されることができる。他の例として、メモリ部130は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、非-揮発性メモリ(non-volatile memory)及び/またはこれらの組み合わせで構成されることができる。
【0183】
以下、図20の具現例に対して、他の図面を参照してより詳細に説明する。
【0184】
図21は、本開示の一実施例に係る、携帯機器を示す。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、携帯用コンピュータ(例えば、ノートブック等)を含むことができる。携帯機器は、MS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)またはWT(Wireless terminal)と呼ばれる。
【0185】
図21を参照すると、携帯機器100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、メモリ部130、電源供給部140a、インターフェース部140b、及び入出力部140cを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部で構成されることができる。ブロック110~130/140a~140cは、各々、図20のブロック110~130/140に対応する。
【0186】
通信部110は、他の無線機器、基地局と信号(例えば、データ、制御信号等)を送受信することができる。制御部120は、携帯機器100の構成要素を制御し、多様な動作を実行することができる。制御部120は、AP(Application Processor)を含むことができる。メモリ部130は、携帯機器100の駆動に必要なデータ/パラメータ/プログラム/コード/命令を格納することができる。また、メモリ部130は、入/出力されるデータ/情報などを格納することができる。電源供給部140aは、携帯機器100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリなどを含むことができる。インターフェース部140bは、携帯機器100と他の外部機器の連結をサポートすることができる。インターフェース部140bは、外部機器との連結のための多様なポート(例えば、オーディオの入/出力ポート、ビデオの入/出力ポート)を含むことができる。入出力部140cは、映像情報/信号、オーディオ情報/信号、データ、及び/またはユーザから入力される情報の入力を受け、または出力することができる。入出力部140cは、カメラ、マイクロフォン、ユーザ入力部、ディスプレイ部140d、スピーカー及び/またはハプティックモジュールなどを含むことができる。
【0187】
一例として、データ通信の場合、入出力部140cは、ユーザから入力された情報/信号(例えば、タッチ、文字、音声、イメージ、ビデオ)を取得し、取得された情報/信号は、メモリ部130に格納されることができる。通信部110は、メモリに格納された情報/信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を他の無線機器に直接送信し、または基地局に送信できる。また、通信部110は、他の無線機器または基地局から無線信号を受信した後、受信された無線信号を元の情報/信号に復元できる。復元された情報/信号は、メモリ部130に格納された後、入出力部140cを介して多様な形態(例えば、文字、音声、イメージ、ビデオ、ハプティック)で出力されることができる。
【0188】
図22は、本開示の一実施例に係る、車両または自律走行車両を示す。車両または自律走行車両は、移動型ロボット、車両、汽車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle、AV)、船舶などで具現されることができる。
【0189】
図22を参照すると、車両または自律走行車両100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサ部140c、及び自律走行部140dを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部で構成されることができる。ブロック110/130/140a~140dは、各々、図20のブロック110/130/140に対応する。
【0190】
通信部110は、他の車両、基地局(例えば、基地局、路辺基地局(Road Side unit)等)、サーバなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号等)を送受信することができる。制御部120は、車両または自律走行車両100の要素を制御し、多様な動作を実行することができる。制御部120は、ECU(Electronic Control Unit)を含むことができる。駆動部140aは、車両または自律走行車両100を地上で走行するようにすることができる。駆動部140aは、エンジン、モータ、パワートレイン、輪、ブレーキ、ステアリング装置などを含むことができる。電源供給部140bは、車両または自律走行車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリなどを含むことができる。センサ部140cは、車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサ部140cは、IMU(inertial measurement unit)センサ、衝突センサ、ホイールセンサ(wheel sensor)、速度センサ、傾斜センサ、重量検知センサ、ヘッディングセンサ(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両の前進/後進センサ、バッテリセンサ、燃料センサ、タイヤセンサ、ステアリングセンサ、温度センサ、湿度センサ、超音波センサ、照度センサ、ペダルポジションセンサなどを含むことができる。自律走行部140dは、走行中である車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように速度を自動で調節する技術、決められた経路に沿って自動で走行する技術、目的地が設定されると、自動で経路を設定して走行する技術などを具現することができる。
【0191】
一例として、通信部110は、外部サーバから地図データ、交通情報データなどを受信することができる。自律走行部140dは、取得されたデータに基づいて自律走行経路とドライビングプランを生成することができる。制御部120は、ドライビングプランによって車両または自律走行車両100が自律走行経路に沿って移動するように駆動部140aを制御することができる(例えば、速度/方向調節)。自律走行途中、通信部110は、外部サーバから最新の交通情報データを非/周期的に取得し、周辺車両から周辺交通情報データを取得することができる。また、自律走行途中、センサ部140cは、車両状態、周辺環境情報を取得することができる。自律走行部140dは、新しく取得されたデータ/情報に基づいて自律走行経路とドライビングプランを更新することができる。通信部110は、車両位置、自律走行経路、ドライビングプランなどに対する情報を外部サーバに伝達できる。外部サーバは、車両または自律走行車両から収集された情報に基づいて、AI技術などを利用して交通情報データをあらかじめ予測でき、予測された交通情報データを車両または自律走行車両に提供できる。
【0192】
本明細書に記載された請求項は、多様な方式に組み合わせ可能である。例えば、本明細書の方法請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で具現されることができ、本明細書の装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で具現されることができる。また、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で具現されることができ、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で具現されることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22