(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-27
(45)【発行日】2024-04-04
(54)【発明の名称】認証装置及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
G06F 21/44 20130101AFI20240328BHJP
H04B 11/00 20060101ALI20240328BHJP
G06F 21/10 20130101ALN20240328BHJP
【FI】
G06F21/44
H04B11/00 A
G06F21/10
(21)【出願番号】P 2023514165
(86)(22)【出願日】2020-11-23
(86)【国際出願番号】 KR2020016565
(87)【国際公開番号】W WO2022050497
(87)【国際公開日】2022-03-10
【審査請求日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】10-2020-0112423
(32)【優先日】2020-09-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519383533
【氏名又は名称】ミューズライブ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Muzlive, inc.
【住所又は居所原語表記】10F, 19, World Cup Buk-ro 56-gil Mapo-gu Seoul 03923 Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】パク ジョンソン
【審査官】吉田 歩
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-352324(JP,A)
【文献】特開2020-068039(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2004/0133789(US,A1)
【文献】特開平10-032571(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 21/44
G06F 21/10
H04B 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
認証情報及び前記認証情報を音波信号に変換する変換方法に対応する複数のカウント情報を格納する格納部と、
ユーザ入力回数に応じて変更されたカウント情報に対応する変換方法で前記認証情報を音波信号に変換する制御部と、
前記音波信号に変換された認証情報と、前記変更されたカウント情報を音波信号に出力する音波出力部と、を含む認証装置。
【請求項2】
前記格納部は、
前記複数のカウント情報別に、前記認証情報を構成するデータ配列順序、前記認証情報を構成するデータに対応する音波信号の周波数情報、及び前記認証情報を構成するデータを暗号化するための演算子情報の内、少なくとも1つに関するマッピングテーブルを格納するものである、請求項1に記載の認証装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第1カウント情報が選択されると、前記第1カウント情報に対応する第1データ配列順序に従って前記認証情報のデータを配列して音波信号に変換し、
前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第2カウント情報が選択されると、前記第2カウント情報に対応する第2データ配列順に応じて前記認証情報のデータを配列して音波信号に変換するものである、請求項2に記載の認証装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第1カウント情報が選択されると、前記第1カウント情報に対応する第1周波数情報に基づいて前記認証情報を音波信号に変換し、
前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第2カウント情報が選択されると、前記第2カウント情報に対応する第2周波数情報に基づいて前記認証情報を音波信号に変換するものである、請求項2に記載の認証装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第1カウント情報が選択されると、前記第1カウント情報に対応する第1演算子情報に基づいて前記認証情報を暗号化して音波信号に変換し、
前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第2カウント情報が選択されると、前記第2カウント情報に対応する第2演算子情報に基づいて前記認証情報を暗号化して音波信号に変換するものである、請求項2に記載の認証装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第1カウント情報が選択されると、前記第1カウント情報に対応する第1データ配列順、第1周波数情報、及び第1演算子情報のうちの内、少なくとも1つに基づいて前記認証情報を再構成して音波信号に変換するものである、請求項2に記載の認証装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第2カウント情報が選択されると、前記第2カウント情報に対応する第2データ配列順序、第2周波数情報及び第2演算子情報の内、少なくとも1つに基づいて前記認証情報を再構成して音波信号に変換するものである、請求項6に記載の認証装置。
【請求項8】
前記制御部は、
同じ認証情報について、前記第1カウント情報に対応する第1データ配列順序、第1周波数情報、及び第1演算子情報の内、少なくとも1つに基づいて異なる音波信号を生成するものである、請求項6に記載の認証装置。
【請求項9】
前記格納部は、
前記音波信号を生成するために使用されたデータ配列順序、周波数情報及び演算子情報の内、少なくとも1つを格納するものである、請求項8に記載の認証装置。
【請求項10】
認証情報を音波信号に変換する変換方法に対応する複数のカウント情報を格納する認証装置の制御方法において、
ユーザ入力回数に応じて変更されたカウント情報に対応する変換方法で前記認証情報を音波信号に変換するステップと、
前記音波信号に変換された認証情報と、前記変更されたカウント情報を音波信号に出力するステップとを含む認証装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、認証装置及びその制御方法に関し、さらに詳細には、カウント情報に応じて認証情報を変換してセキュリティを向上させた非可聴音波通信を用いた認証装置に関する。
【背景技術】
【0002】
文化技術とは、狭くは映画、ゲーム、アニメーションのような各種文化コンテンツの企画、開発、制作などに必要な技術を指称するが、広義には科学技術を基に文化適正の質を向上させる総合的な技術を意味する。
【0003】
このような文化技術の発展とともに、既存の方式を脱皮した新しい形態のコンテンツ伝達媒体が登場し始めた。例えば、アルバム市場の場合、伝統的なCD形態のアルバムを置き換えるためにUSBタイプのアルバムやスマートフォンのAUX端子に接続できる形態のアルバムなどが登場し始めた。
【0004】
このような新しいタイプのアルバムは、認証情報が格納された格納媒体を販売する形態で配布される。認証情報が格納された格納媒体を購入したユーザがこれをスマートフォンやタブレットPCなどのような端末装置に接続した後、それに対応するアプリケーションを実行すると、認証情報に対応する音楽コンテンツがサーバから端末装置にダウンロードされる。
【0005】
しかし、最近のスマートフォン、タブレットPCなどの場合、AUX端子などのような伝統的な方式のインターフェースを削除した形で発売されるところ、前記のようなインターフェースでは格納媒体に抵当した認証情報をユーザ端末装置にできなくなるという。問題が発生した。
【0006】
wi-fi、Bluetoothなどのような無線通信ネットワークインタフェースを介して認証情報をユーザ端末装置に伝送する方法が考慮され得るが、この場合、認証情報を格納した格納媒体に前記のような無線通信ネットワークモジュールを備えなければならず、ユーザ端末装置と格納媒体との間にペアリングを構築するのに所定の時間がかかるため、ユーザの不便感が伴うという問題があった。
【0007】
これで、非可聴音波通信を用いて認証情報を外部に伝送することでコンテンツのダウンロードを受ける方式が講じられた。
【0008】
非可聴音波通信を用いた方法の場合、別途の通信モジュールを必要とせず、機器相互間でデータ送受信のためのペアリング過程を必要としないという利点があるが、無断録音などにより音波に変換された認証情報が脱臭されることがあってセキュリティに脆弱であるという問題点があった。
【0009】
ここに、非可聴音波通信の利点を享受しながらもセキュリティを向上させることができる新しい形態の非可聴音波通信を用いた認証装置及びその方法に対する必要性が台頭した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、非可聴音波通信において認証情報が流出して使用される場合を防止することができる非可聴音波通信を用いた認証装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このような目的を達成するための本発明の一実施形態に係る認証装置は、認証情報及び前記認証情報を音波信号に変換する変換方法に対応する複数のカウント情報を格納する格納部、ユーザ入力回数に応じて、変更されたカウント情報に対応する変換方法で前記認証情報を音波信号に変換する制御部と、前記音波信号に変換された認証情報と、前記変更されたカウント情報を音波信号で出力する音波出力部を含む。
【0012】
ここで、前記格納部は、前記複数のカウント情報別に、前記認証情報を構成するデータ配列手順、前記認証情報を構成するデータに対応する音波信号の周波数情報、及び前記認証情報を構成するデータを暗号化するための演算子情報の内、少なくとも1つに関するマッピングテーブルを格納する。
【0013】
また、前記制御部は、前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第1カウント情報が選択されると、前記第1カウント情報に対応する第1データ配列順に応じた前記認証情報のデータを配列して音波信号に変換し、前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第2カウント情報が選択されると、前記第2カウント情報に対応する第2データ配列順に応じて前記認証情報のデータを配列して音波信号に変換することができる。
【0014】
また、前記制御部は、前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第1カウント情報が選択されると、前記第1カウント情報に対応する第1周波数情報に基づいて前記認証情報を音波信号に変換し、前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第2カウント情報が選択されると、前記第2カウント情報に対応する第2周波数情報に基づいて前記認証情報を音波信号に変換することができる。
【0015】
また、前記制御部は、前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第1カウント情報が選択されると、前記第1カウント情報に対応する第1演算子情報に基づいて前記認証情報を暗号化して、音波信号に変換し、前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第2カウント情報が選択されると、前記第2カウント情報に対応する第1演算子情報に基づいて前記認証情報を暗号化して音波信号に変換することができる。
【0016】
また、前記制御部は、前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第1カウント情報が選択されると、前記第1カウント情報に対応する第1データ配列順序、第1周波数情報及び第1演算子情報の内、少なくとも1つに基づいて前記認証情報を再構成して音波信号に変換することができる。
【0017】
また、前記制御部は、前記ユーザ入力回数に応じて前記格納部に格納された複数のカウント情報の内の第2カウント情報が選択されると、前記第2カウント情報に対応する第2データ配列順序、第2周波数情報及び第2演算子情報の内、少なくとも1つに基づいて前記認証情報を再構成して音波信号に変換することができる。
【0018】
また、制御部は、同じ認証情報について、前記第1カウント情報に対応する第1データ配列順序、第1周波数情報、及び第1演算子情報の内、少なくとも1つに基づいて異なる音波信号を生成し得る。
【0019】
また、前記格納部は、前記音波信号を生成するために使用されるデータ配列順序、周波数情報及び演算子情報の内、少なくとも1つを格納する。
【0020】
一方、本発明の一実施形態に係る認証情報を音波信号に変換する変換方法に対応する複数のカウント情報を格納する認証装置の制御方法は、ユーザ入力回数に応じて変更されたカウント情報に対応する変換方法として前記認証情報を音波信号に変換するステップと、前記音波信号に変換された認証情報と、前記変更されたカウント情報を音波信号に出力するステップを含む。
【発明の効果】
【0021】
前述の認証装置によれば、カウント情報に応じて同じ認証情報を伝送するための音波信号が変更されるところ、セキュリティを向上させることができるという効果を達成することができる。
【0022】
また、非可聴周波数を介して送信される認証情報が無断録音などによって脱臭されて使用される場合を防止できるという効果を達成することができる。
【0023】
本発明の効果は以上で言及した効果に限定されず、言及されていないまた他の効果は特許請求の範囲の記載から当業者に明確に理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明の一実施形態に係る認証システムを説明するためのシステム図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る非可聴音波通信を用いた認証装置を説明するためのブロックダイである。
【
図3】本発明の一実施形態に係る認証装置から出力される暗波信号を説明するための図である。
【
図4a-4c】本発明の一実施形態に係るカウント情報と文字または数字に対応対する変換関係を説明するための図である。
【
図5a-5b】本発明の一実施形態に従うカウント情報に基づいて他の形態の暗波信号に変換された認証情報を説明するための図である。
【
図6a-6b】本発明の実施形態に係るカウント情報に基づいて他の形態の暗波信号に変換された認証情報を説明するための図である。
【
図7a-7b】本発明のまた別の実施形態に係るカウント情報に応じて、形態の暗波信号に変換された認証情報を説明するための図である。
【
図8】本発明で一実施形態に他の実施形態に係るカウント情報と文字または数字に対応する変換関係を説明するための図である。
【
図9a-9b】本発明のまた他の実施形態に係るカウント情報に従って他の形態の音波信号に変換された認証情報を説明するための図である。
【
図10】本発明の一実施形態に係る認証装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下においては、図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。そして、本発明を説明することにおいて、関連された公知機能または構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曖昧にすることがあると判断された場合,その詳細な説明は省略する。それと後述される用語は本発明での技能を考慮して定義された用語としてこれは使用者、運営者の意図または関係などのしたがって、異なることがある。それで、その定義は、本明細書の全般にわたった内容に基づいて下されるべきである。
【0026】
そして、本発明の実施形態を説明するにあたり、同一機能を有する構成要素については同一名称及び同一符号を用いるだけで実質的には従来技術の構成要素と全く同一ではないことを予め明らかにする。
【0027】
さらに、本出願で用いた用語は、単に特定の実施形態を説明するために用いたものであり、本発明を限定しようとすることを意図していない。単数の表現は、文脈上明らかに異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないことで理解されるべきである。
【0028】
図1は本発明の一実施形態に係る認証システムを説明するためのシステム図である。
【0029】
本発明の一実施形態に係る認証システム100は、ユーザ端末装置200、認証装置300、及び管理サーバ400を含む。
【0030】
ユーザ端末装置200は、スマートフォン、タブレットPCなどのような電子装置で管理サーバ400から受信したコンテンツを再生することができる専用アプリケーションが設けられて有り得る。また、専用アプリケーションは、認証装置300から送信される認証情報を受信した後、管理サーバ400に伝送して認証手順が実行されるようにすることができる。
【0031】
認証装置300は、管理サーバからコンテンツのダウンロードを受けるために必要な認証情報が格納される。また、認証装置300は、認証情報を所定の音波信号に変更して出力する音波出力部(図示せず)を含むことができる。本発明の一実施形態に係る音波出力部はスピーカで実現され得る。
【0032】
管理サーバ400は、認証情報に対応する複数のコンテンツファイルを格納する。
【0033】
本実施形態においては、管理サーバ400が一つの物理的サーバであることを例に挙げて図示したが、これは説明の便宜のためであり、認証を行うサーバ、コンテンツファイルを格納するサーバなどと物理的または論理的に区別されることができることはもちろんである。
【0034】
管理サーバ400が認証サーバとコンテンツ格納サーバで物理的または論理的に区別している場合、管理サーバ400は、ユーザ端末装置200から受信した認証情報に対応するコンテンツのダウンロードを受けることができる取得経路をユーザ端末装置200に伝送する。
【0035】
取得経路を受信したユーザ端末装置200は、前記取得経路でコンテンツ格納サーバに接続して認証情報に対応するコンテンツのダウンロードを受けることができる。
【0036】
以下において、認証装置300が非接触方式で認証情報をユーザ端末装置200へ伝送する過程に対して詳細に説明する。
【0037】
図2は本発明の一実施形態に係る非可聴音波通信を用いた認証装置を説明するための機能ブロック図である。
【0038】
本発明の一実施形態に係る認証装置300は、格納部310、制御部330及び音波出力部350を含む。
図2には、本発明に関連する構成要素のみが示されているが、以下において説明する実施形態に関連する構成要素以外に他の構成要素をさらに含み得ることは勿論である。
【0039】
格納部310は、認証情報とその認証情報を音波に変換する変換方法に対応する複数のカウント情報を格納する。認証情報は管理サーバ400からコンテンツのダウンロードを受けるか、コンテンツのダウンロードを受けることができる経路を取得するための情報である。このため、管理サーバ400には、認証情報に対応するコンテンツに対応する情報が格納され得る。
【0040】
認証情報は、少なくとも1つの数字、文字、またはそれらが結合された情報であり得る。
【0041】
一方、カウント情報は本発明の一実施形態に従った認証装置300を実行させたり、動作を実行するようにするユーザ入力が入力される場合、
【0042】
例えば、ユーザが認証装置300を第1に実行させるユーザ入力が入力されると、カウント情報は「01」にセッティングされ、ユーザが認証装置300を第2に実行させるユーザ入力が入力されると、カウント情報は「10」に設定され得る。
【0043】
もちろん、前述の例は、カウント情報について2桁のビットを例にして説明したが、3桁のビットがなり得ることも有りそれ以上がなり得ることもあるのは当然である。
【0044】
また、カウント情報という用語の代わりに、インクリメント(increament)情報または識別情報などの用語に置き換えることもある。
【0045】
また、このようなカウント情報は、認証情報を音波情報に変換する方法に関する情報をルックアップテーブルまたはマッピングテーブルの形で格納することができる。
【0046】
このような変換方法に関する情報は複数カウント情報の各々について認証情報を構成するデータごとに設定され得る。
【0047】
一方、格納部310はユーザ端末装置200に音波信号に変換された認証情報が送信されることを予め知らせる前提信号を格納することができる。
【0048】
制御部330は、ユーザ入力回数に応じた変更されたカウント情報に対応する変換方法で認証情報を音波信号に変換することができる。
【0049】
具体的に、制御部330は、第1カウント情報に従ってこれに対応する第1方法で認証情報を音波信号に変換し、第2カウント情報に従ってこれに対応する第2方法で認証情報を音波信号に変換する。
【0050】
ここで、カウント情報に対応する変換方法は認証情報を構成するデータ配列順番を変換する方法、認証情報を構成するデータに対応する周波数情報を変換する方法と、演算子を変換する方法を含むことができる。これについては、
図4a~
図4cで後述する。これについては、
図4a~
図4cで後述する。
【0051】
つまり、ユーザ入力が入力されることにカウント情報が変更され、変更されたカウント情報に対応する方法で認証情報を音波信号に変換するところ1つの認証情報が互いに異なる形態の音波信号に変換される。したがって、音波信号が外部に流出するとしても、本来の認証情報のセキュリティを高めることができるようになる。
【0052】
音波出力部350は、音波信号に変換された認証情報及び変更されたカウント情報を音波信号に出力する。このために、本発明の一実施形態に係る音波出力部350はスピーカで実現され得る。
【0053】
音波出力部350から出力された音波信号を受信したユーザ端末装置200は、音波信号に含まれた認証情報を受信した後、管理サーバ400に伝送して認証手順が実行されるようにすることができる。
【0054】
以下においては、カウント情報及び音波信号に変換された認証情報とこれを用いた認証情報変換方法について詳細に説明する。
【0055】
図3は本発明の一実施形態に係る認証装置から出力される音波信号を説明するための図である。
【0056】
本発明の一実施形態に係る制御部330は、音波信号に変換された認証情報を出力する前に前提信号を出力する。前述したように、前提信号は、ユーザ端末装置200が音波信号を受信してそれを分析する前に正確なデータを分析するための視点を容易に区分するための信号である。
【0057】
前提信号は、
図3に示すようにt1からt2まで出力される。前提信号の出力が終了すると、認証情報に含まれた文字または数字に対応する周波数を有する音波信号が出力される。
【0058】
例えば、認証情報が「ABC」の場合、数字「A」に対応する周波数を有する音波信号が所定時間出力され、以後「B」に対応する周波数を有する音波信号及び「C」に対応する周波数を有する音波信号が順次所定時間の間出力される。
【0059】
認証情報に含まれた数字または文字に対応する周波数を有する音波信号は、所定の時間の間出力されるか、所定の周期を繰り返すように出力されることもある。
【0060】
また、
図3においては、前提信号と認証情報に対応する音波信号が同じ大きさで出力されることを例に示したが、互いに異なる大きさの音波信号で出力されるように実現することもある。
【0061】
また、
図3においては図示していないが、制御部330は、音波信号に変換された認証情報が出力された後、カウント情報を含む信号を出力する。
【0062】
図4a乃至
図4cは、本発明の一実施形態に係るカウント情報と文字または数字に対応する変換関係を説明するための図である。
【0063】
本発明の一実施形態に係る格納部310には、カウント情報別に文字または数字を音波信号に変換するための方法に関するマッピングテーブルが格納されて有り得る。
【0064】
具体的には、格納部310は、複数のカウント情報別に、認証情報を構成するデータ(文字または数字)の配列順、認証情報を構成するデータに対応する音波信号の周波数情報及び認証情報を構成するデータを暗号化するための演算子情報の内、少なくとも1つに関するマッピングテーブルを格納する。
【0065】
図4aを参照すると、認証情報が「ABC」で構成されたデータである場合、カウント情報が000であれば認証情報は「ABC」となり、カウント情報が001であれば認証情報は「CAB」で認証情報を構成するデータの配列順序が変更される。
【0066】
また、カウント情報が010であれば、認証情報は「BCA」にデータの配列順序が変更され、カウント情報が011であると、認証情報は「BAC」にデータの配列順序が変更される。
【0067】
前述したように、
図4aに示すマッピングテーブルに係る変換方法は、カウント情報に応じて認証情報を構成するデータの配列順序を変更する変換方法を含んでおり、同一の認証情報としても、カウント情報に応じて認証情報を構成するデータ配列の順序を変更して音波信号として送信するため、異なる音波信号が生成され、セキュリティが向上され得る。
【0068】
また、サーバ400は、
図4aに示すマッピングテーブルを同一に格納しており、前述したように同一の認証情報に対して異なるように変換された音波信号が受信されても、既に格納されたマッピングテーブルを活用して本来の認証情報を確認できる。
【0069】
一方、
図4aには認証情報を構成するデータとして文字A、B、Cのみが示されているが、さらに多くの文字列を含むことができることは当然であり、文字以外に数字、特殊文字などをさらに含み得ることはもちろんである。
【0070】
図4bを参照すると、認証情報が「ABC」で構成されたデータの場合、カウント情報が000であれば、認証情報を構成するデータAに対応する音波信号の周波数は16000Hzであり、認証情報を構成するデータBに対応する音波信号の周波数は16160Hzであり、認証情報を構成するデータCに対応する音波信号の周波数が16320Hzに設定されることがわかる。
【0071】
また、カウント情報を001に変更されると、認証情報を構成するデータAに対応する音波信号の周波数は32000Hzであり、認証情報を構成するデータBに対応する音波信号の周波数は32160Hzであり、認証情報を構成するデータCに対応する音波信号の周波数は32320Hzに変更されて設定されることが分かる。
【0072】
前述したように、
図4bに示すマッピングテーブルによる変換方法は、カウント情報に従って認証情報を構成するデータに対応する音波信号の周波数を変更する変換方法を含んでおり、同じ認証情報としてもカウント情報に応じて認証情報を構成するデータに対応する音波信号の周波数を変更して音波信号が生成されてセキュリティが向上され得る。
【0073】
また、サーバ400は、
図4bに示すマッピングテーブルを同一に格納しており、前述したように同一の認証情報に対して異なるように変換された音波信号を受信しても、既に格納されたマッピングテーブルを活用して本来の認証情報を確認できる。
【0074】
一方、
図4bには認証情報を構成するデータとして文字A、B、Cのみが示されているが、さらに多くの文字列を含むことができることは当然であり、文字以外に数字、特殊文字などをさらに含むことができることはもちろんである。
【0075】
図4cを参照すると、認証情報が「ABC」で構成されたデータの場合、カウント情報が000であればカウント情報または既に格納されたデータと認証情報との間でXOR演算を行い、カウント情報が001であればカウント情報または既に格納されたデータと認証情報との間でOR演算を行い、カウント情報が010であれば、カウント情報または既に格納されたデータと認証情報との間でAND演算を実行するようになる。
【0076】
前述したように、
図4cに示すマッピングテーブルによる変換方法は、カウント情報に従って認証情報を構成するデータを暗号化するための演算子情報を含んでおり、同じ認証情報であっても、カウント情報に応じた認証情報を構成するデータに対して互いに異なる演算子を用いたビット演算を行い、音波信号として送信するため、異なる音波信号を生成してセキュリティを向上させることができる。
【0077】
また、サーバ400は、
図4cに示すマッピングテーブルを同一に格納しており、前述したように同一の認証情報に対して異なるように変換された音波信号を受信しても、既に格納されたマッピングテーブルを活用して本来の認証情報を確認できる。
【0078】
一方、
図4cには認証情報を構成するデータとして文字A、B、Cのみを示しているが、さらに多くの文字列を含むことは当然であり、文字以外に数字、特殊文字などをさらに含むことはもちろんである。
【0079】
一方、制御部330は、ユーザ入力回数に応じて格納部310に格納された複数のカウント情報の内の第1カウント情報が選択されると、第1カウント情報に対応する第1データ配列順に応じた認証情報のデータを配列して音波信号に変換し、ユーザ入力回数に応じて格納部310に格納された複数のカウント情報の内の第2カウント情報が選択されると、第2カウント情報に対応する第2データ配列順に応じた認証情報のデータを配列して音波信号に変換する。
【0080】
図5a及び
図5bは、本発明の一実施形態に係るカウント情報に従って他の形態の音波信号に変換された認証情報を説明するための図である。ここで、変換方法としては、
図4aに示すマッピングテーブルを活用して変換するものとして説明する。
【0081】
図5aを参照すると、認証情報が「ABC」であり、ユーザ入力回数が1回である場合、制御部330は、ユーザ入力回数が1回であることに対応して格納部310に格納された複数のカウント情報の内「000」が選択されると、「000」に対応する「ABC」の順序に従って認証情報のデータを配列して音波信号を生成することになり、このように生成された音波信号は前提信号510、Aに対応する音波信号511、Bに対応する音波信号512、Cに対応する音波信号513、及び「000」に設定されたカウント情報514を所定の時間間隔で生成する。
【0082】
また、
図5bを参照すると、ユーザが認証装置300を再び動作させることによってユーザ入力回数が2回である場合、制御部330は、ユーザ入力回数が2回であることに対応して格納部310に格納された複数のカウント情報の中で「001」が選択されると、「001」に対応する「CAB」の順序に従って認証情報のデータを配列して音波信号を生成することになり、このように生成された音波信号は前提信号510'、Cに対応する音波信号513'、Aに対応する音波信号511'、Bに対応する音波信号512'、及び「001」に設定されたカウント情報514'を所定の時間間隔で生成する。
【0083】
一方、制御部330は、ユーザ入力回数に応じて格納部310に格納された複数のカウント情報の内の第1カウント情報が選択されると、第1カウント情報に対応する第1周波数情報に基づいて認証情報を音波信号に変換し、ユーザ入力回数に応じて格納部に格納された複数のカウント情報の内の第2カウント情報が選択されると、第2カウント情報に対応する第2周波数情報に基づいて認証情報を音波信号に変換する。
【0084】
図6a及び
図6bは本発明の他の実施形態に係るカウント情報に従って他の形態の音波信号に変換された認証情報を説明するための図である。ここで、変換方法としては、
図4bに示すマッピングテーブルを活用して変換するものとして説明する。
【0085】
図6aを参照すると、認証情報が「ABC」であり、ユーザ入力回数が1回である場合、制御部330は、ユーザ入力回数が1回であることに対応して格納部310に格納された複数のカウント情報の内「000」が選択されると、「000」に対応するAの周波数成分は16000Hz、Bの周波数成分は16160Hz、Cの周波数成分は16320Hzに設定された音波信号に変換して生成することになり、このように生成された音波信号は前提信号610、Aに対応する音波信号611、Bに対応する音波信号612、Cに対応する音波信号613、及び「000」に設定されたカウント情報614を所定の時間間隔で生成する。
【0086】
さらに、
図6bを参照すると、ユーザが認証装置300を再び動作させることによってユーザ入力回数が2回になった場合、制御部330は、ユーザ入力回数が2回であることに対応して格納部310に格納された複数のカウント情報の内、「001」が選択されると、「001」に対応するAの周波数成分は32000Hz、Bの周波数成分は32160Hz、Cの周波数成分は32320Hzに設定された音波信号に変換して生成することになり、このように生成された音波信号は前提信号610‘、Aに対応する音波信号611'、Bに対応する音波信号612'、Cに対応する音波信号613'、及び「000」に設定されたカウント情報614'を所定の時間間隔で生成する。
【0087】
一方、制御部330は、ユーザ入力回数に応じて格納部310に格納された複数のカウント情報の内の第1カウント情報が選択されると、第1カウント情報に対応する第1演算子情報に基づいて認証情報を暗号化して、音波信号に変換し、ユーザ入力回数に応じて格納部310に格納された複数のカウント情報の内の第2カウント情報が選択されると、第2カウント情報に対応する第2演算子情報に基づいて認証情報を暗号化して音波信号に変換する。
【0088】
図7a及び
図7bは、本発明のまた他の実施形態に係るカウント情報に従って他の形態の音波信号に変換された認証情報を説明するための図である。ここで、変換方法としては、
図4cに示すマッピングテーブルを活用して変換するものとして説明する。
【0089】
図7aを参照すると、認証情報が「ABC」であり、ユーザ入力回数が1回の場合、制御部330は、ユーザ入力回数が1回であることに対応して格納部310に格納された複数のカウント情報の内「000」が「選択」されると、「000」に対応するXOR演算子を用いて認証情報を構成する「A」、「B」、「C」の各々と、カウント情報「000」または既に設定されたデータとの間でビット演算を実行して音波信号を生成するようになり、このように生成された音波信号は、前提信号710、Aに対応する音波信号711、Bに対応する音波信号712、Cに対応する音波信号713、及び「000」に設定されたカウント情報714を所定の時間間隔で生成する。
【0090】
また、
図7bを参照すると、ユーザが認証装置300を再び動作させることでユーザ入力回数が2回になった場合、制御部330は、ユーザ入力回数が2回であることに応じて格納部310に格納された複数のカウント情報の内、「001」が選択されると、「001」に対応するOR演算子を用いて認証情報を構成する「A」、「B」、「C」のそれぞれと、カウント情報「001」または既設定されたデータ間でビット演算を行い音波信号を生成するようになり、このように生成された音波信号は前提信号710'、Aに対応する音波信号711'、Bに対応する音波信号712'、Cに対応する音波信号713'及び「000」に設定されたカウント情報714'を所定の時間間隔で生成する。
【0091】
一方、制御部330は、ユーザ入力回数に応じて格納部310に格納された複数のカウント情報の内の第1カウント情報が選択されると、第1カウント情報に対応する第1データ配列順序、第1周波数情報、及び第1演算子情報の内、少なくとも1つに基づいて認証情報を再構成して音波信号に変換する。
【0092】
また、制御部330は、ユーザ入力回数に応じて格納部310に格納された複数のカウント情報の内の第2カウント情報が選択されると、第2カウント情報に対応する第2データ配列順序、第2周波数情報及び第2演算子情報の内、少なくとも1つに基づいて認証情報を再構成して音波信号に変換する。
【0093】
図8は本発明の一実施形態に他の実施形態に係るカウント情報と文字または数字に対応する変換関係を説明するための図である。
【0094】
図8を参照すると認証情報が「ABC」で構成されたデータの場合、カウント情報が000であると、認証情報を構成するデータ配列順序は「A」、「B」、「C」となり、「A」の周波数成分は16000Hz、「B」を暗号化するための演算子情報はNOR、「C」の周波数成分は16320Hzに設定される。
【0095】
また、カウント情報が001であると、認証情報を構成するデータ配列順序は「C」、「A」、「B」となり、「C」の周波数成分は32000Hz、「B」を暗号化するための演算子情報はXOR、「C」の周波数成分は32320Hzに設定される。
【0096】
前述したように、
図8に示すマッピングテーブルに係る変換方法は、カウント情報に応じて認証情報を構成するデータの配列順序、認証情報を構成するデータのそれぞれに対応する周波数情報、及び認証情報を構成するデータそれぞれを暗号化するための演算子情報の内、少なくとも一つを用いて変換する変換方法を含んでおり、同一の認証情報としても、カウント情報に応じて認証情報を構成するデータの配列順序を変更したり、または認証情報を構成するデータそれぞれに対応する周波数情報を変更したり、または認証情報を構成するデータのそれぞれを暗号化したりするための演算子情報を変更して音波信号に変換して送信するため、異なる音波信号を生成してセキュリティを向上させることができる。
【0097】
また、サーバ400は、
図4aに示すマッピングテーブルを同一に格納しており、前述したように同一の認証情報に対して異なるように変換された音波信号を受信しても、既に格納されたマッピングテーブルを活用して本来の認証情報を確認できる。
【0098】
図9a及び
図9bは本発明のさらに他の実施形態に係るカウント情報に従って他の形態の音波信号に変換された認証情報を説明するための図である。ここで、変換方法としては、
図8に示すマッピングテーブルを活用して変換するものとして説明する。
【0099】
図9aを参照すると、認証情報が「ABC」であり、ユーザ入力回数が1回であると、制御部330は、ユーザ入力回数が1回であることに対応して格納部310に格納された複数のカウント情報の内「000」が「選択」されると、「000」に対応するデータ配列順序が「ABC」であり、Aには16000Hzの周波数成分を持たせ、BにはNOR演算子情報を用いてビット演算を行い、Cには16320Hzの周波数成分を持つように変換して音波信号を生成し、生成された音波信号は前提信号910、Aに対応する音波信号911、Bに対応する音波信号912、Cに対応する音波信号913、及び000"に設定されたカウント情報914を所定の時間間隔で生成する。
【0100】
一方、
図9bを参照すると、認証情報が「ABC」であり、ユーザ入力回数が2回の場合、制御部330は、ユーザ入力回数が2回であることに対応して格納部310に格納された複数のカウント情報のうち、「001」が選択されると、「001」に対応するデータ配列順序が「CAB」であり、Cには32000Hzの周波数成分を持たせ、AにはXOR演算子情報を用いてビット演算を行い、Bには32320Hzの周波数成分を有するように変換して音波信号を生成し、生成された音波信号は前提信号910'、Aに対応する音波信号911'、Bに対応する音波信号912'、Cに対応する音波信号913'及び「001」に設定されたカウント情報914'を所定の時間間隔で生成する。
【0101】
前述のように、制御部330は、カウント情報別に、同じ変換方式を用いて認証情報を変換することもあり、互いに異なる変換方式を認証情報を構成する各々のデータ別に異なるように適用して認証情報を変換することもある。
【0102】
これにより、制御部330は、同じ認証情報について、第1カウント情報に対応する第1データ配列順序、第1周波数情報及び第1演算子情報の内、少なくとも1つに基づいて異なる音波信号を生成するようになる。
【0103】
また、格納部310は、音波信号を生成するに使用されたデータ配列順序、周波数情報及び演算子情報の内、少なくとも1つを格納し、サーバ400もまたこれと同様に格納しており、受信した音波信号から同じ認証を検出し出すことができる。
【0104】
図10は、本発明の一実施形態に係る認証装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0105】
図10を参照すると、本発明の一実施形態に係る認証情報を音波信号に変換する変換方法に対応する複数のカウント情報を格納する認証装置の制御方法は、ユーザ入力回数に応じて変更されたカウント情報に対応する。対応する変換方法で認証情報を音波信号に変換するステップ(S1010)と、音波信号に変換された認証情報及び変更されたカウント情報を音波信号に出力するステップ(S1020)を含む。
【0106】
一方、本発明による制御方法を順次実行するプログラムが格納された非一時的可読媒体(non-transitory computer readable medium)を提供され得る。
【0107】
非一時的可読媒体とは、レジスタ、キャッシュ、メモリなどのような短い瞬間の間データを格納する媒体ではなく、半永久的にデータを格納し、機器によって判読(reading)が可能な媒体を意味する。具体的には、前述した様々なアプリケーションまたはプログラムは、CD、DVD、ハードディスク、ブルーレイディスク、USB、メモリカード、ROMなどのような非一時的に判読可能な媒体に格納されて提供され得る。
【0108】
また、ユーザ入力回数に応じて変更されたカウント情報に対応する変換方法で認証情報を音波信号に変換するための制御部について、前述したブロック図ではバス(bus)を図示しながったが、制御部における各構成要素間の通信はバスを介して行われることもある。また、各装置には、前述した様々なステップを実行するCPU、マイクロプロセッサなどのようなプロセッサがさらに含まれることができる。
【0109】
また、以上においては本発明の好ましい実施形態について図示し説明したが、本発明は前述した特定の実施形態に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨から逸脱することなく、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者によって様々な変形実施が可能であることは勿論であり、このような変形実施は本発明の技術的思想や見通しから個別に理解されてはならない。