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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-28
(45)【発行日】2024-04-05
(54)【発明の名称】宅配ボックス
(51)【国際特許分類】
   A47G 29/124 20060101AFI20240329BHJP
【FI】
A47G29/124
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020077162
(22)【出願日】2020-04-24
(65)【公開番号】P2021171293
(43)【公開日】2021-11-01
【審査請求日】2023-01-20
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】弁理士法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小林 富夫
(72)【発明者】
【氏名】畑 秀明
(72)【発明者】
【氏名】林 伸昭
(72)【発明者】
【氏名】藤野 光久
(72)【発明者】
【氏名】名久井 基歩
【審査官】木戸 優華
(56)【参考文献】
【文献】実開平04-102294(JP,U)
【文献】特開2013-000320(JP,A)
【文献】特開2000-083799(JP,A)
【文献】特開2002-211609(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 29/124
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷物を収容可能であるボックス本体と、ボックス補強枠と、扉本体と、施錠ブロックと、を備え、
前記ボックス本体は、前面に開口を有する樹脂製の一体成型品であり、
前記ボックス補強枠は、前記ボックス本体の前面の開口の縁に嵌合されて取付けられ、
前記扉本体は、前記ボックス補強枠にヒンジを介して取り付けられ、
前記施錠ブロックは、前記扉本体に取り付けられて、前記扉本体の施錠及び解錠を可能とし、
前記ボックス補強枠は、外筒と、前記外筒の前端の内周側に向かって延びるように連結された枠板状の外連結部と、前記外連結部の内周側端に接続された中間筒と、前記中間筒の内周面に連結された枠板状の内連結部とを有し、
前記内連結部に、前記ヒンジを介して前記扉本体が取り付けられており、
前記ボックス本体の前記開口側端の外周縁部と内周縁部とのそれぞれには、前記外筒と前記中間筒とが嵌合されている、
宅配ボックス。
【請求項2】
請求項1に記載の宅配ボックスにおいて、
前記ボックス本体の前記開口側端の周縁部には、全周にわたって外側に張り出すようにフランジが形成されている、
宅配ボックス。
【請求項3】
請求項2に記載の宅配ボックスにおいて、
前記外筒は、矩形壁状であり、前記外筒の後側端の上片部、左右の側片部、及び下片部のそれぞれの内周側面には、前記ボックス本体の前記フランジに前記ボックス補強枠を係止可能とするための爪部が形成されている、
宅配ボックス。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の宅配ボックスにおいて、
前記ボックス本体の天面には、降雨時の水溜まりを防止するための、後端に向かうに従い下方に傾斜した傾斜面が設けられる、
宅配ボックス。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の宅配ボックスにおいて、
前記扉本体が横開き型である、
宅配ボックス。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の宅配ボックスにおいて、
前記ボックス補強枠には、左開き扉、右開き扉両者への対応が可能なように、前記ヒンジの取付部が左開き用、右開き用にそれぞれ設けられる、
宅配ボックス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、宅配ボックスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、宅配荷物を無人で受け取り可能な宅配ボックスが知られている。例えば、宅配ボックスでは、荷物の配達員が収容室(荷物室)に荷物を入れた後、扉を閉め、扉に設けられた施錠装置の操作によって扉が施錠される。これにより、宅配ボックスは、戸建住宅等の建物の前に置かれている場合に、宅配業者を選ばず(特定せず)に配達された荷物を受け取ることができ、建物の住人が留守でも荷物の受け取りが可能である。
【0003】
宅配ボックスは、従来から、荷物を収容可能で前面に開口を有する箱形のボックス本体を金属板製とすることが行われているが、近年は、軽量化を図る等の面からボックス本体を樹脂製とすることも考えられている。
【0004】
特許文献1及び特許文献2には、宅配ボックスのボックス本体を樹脂材で一体成形すると共に、その左右側面、後側面及び上面(天面)の外面に複数の補強リブを形成することで強度を確保し、ボックス本体の前面の開口を扉で塞ぐことが開示されている。ボックス本体の左右側面、及び上面は、化粧パネルである左右の側面パネル及び上面パネルで覆われ、各パネルがボックス本体に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特許第6606263号公報
【文献】特許第6586202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び特許文献2に記載された宅配ボックスのように、ボックス本体を樹脂製とする構成では、従来から強度及び剛性を確保するために、または強度向上のため、外面に形成したリブを覆うために、ボックス本体の外面に別部材としてのパネルが取り付けられている。しかしながら、このような構成では部品点数が多くなり、組み立てに時間を要するので組み立て作業性が悪化すると共に、軽量化を図る面から改良の余地がある。
【0007】
本開示の目的は、軽量化を図れると共に組み立て作業性を向上できる宅配ボックスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の宅配ボックスは、荷物を収容可能であるボックス本体と、ボックス補強枠と、扉本体と、施錠ブロックと、を備え、ボックス本体は、前面に開口を有する樹脂製の一体成型品であり、ボックス補強枠は、ボックス本体の前面の開口の縁に嵌合されて取付けられ、扉本体は、ボックス補強枠にヒンジを介して取り付けられ、施錠ブロックは、扉本体に取り付けられて、扉本体の施錠及び解錠を可能とする、宅配ボックスである。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る宅配ボックスによれば、ボックス本体が樹脂製の一体成形品であるため、軽量化を図れる。さらに、ボックス本体の前面の開口の縁にボックス補強枠が嵌合されて取り付けられるので、ボックス本体の外面で天面及び左右の側面に多くの補強リブを形成することなく、剛性及び強度を確保できる。さらにボックス本体の外面に強度向上や補強リブを覆うための多くの化粧パネルを取り付ける必要がないので、部品点数の削減を図れる。これにより、宅配ボックスの組み立て作業性を向上できる。また、多くの化粧パネルを省略できることによっても宅配ボックスのさらなる軽量化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態の宅配ボックスの斜視図である。
図2図1の宅配ボックスの前側から見た図である。
図3図1の宅配ボックスの側面図である。
図4図1の宅配ボックスの上面図である。
図5図1の宅配ボックスの底面図である。
図6A図1の宅配ボックスの分解斜視図である。
図6B図6AのA部の拡大斜視図である。
図7A図6Aからボックス補強枠を取り出して前側から見た斜視図である。
図7B図7AのB部の拡大斜視図である。
図8A図7Aのボックス補強枠を後側から見た斜視図である。
図8B図8AのC部の拡大斜視図である。
図9】ヒンジ取付用の裏板を省略して示す図8の上部拡大図である。
図10】ヒンジ取付用の裏板を省略して示す図8の下部拡大図である。
図11】宅配ボックスのボックス本体にボックス補強枠を取り付ける状態を示す斜視図である。
図12図2のD-D断面の拡大斜視図である。
図13】降雨時に雨水が宅配ボックスの上面で後側に流れる状態を示している図2のD-D断面拡大図である。
図14】降雨時に雨水がボックス本体に入り込むことが遮断されることを示す図13のE部拡大図である。
図15図6Aの扉から施錠ブロックを取り出して前側から見た斜視図である。
図16図15の施錠ブロックを後側から見た斜視図である。
図17図6Aの扉を後側から見た分解斜視図である。
図18図1の宅配ボックスにおいて、一部の部品を変更することにより右開き用から左開き用に変更した、実施形態の別例の宅配ボックスの分解斜視図である。
図19図18の宅配ボックスに用いる扉本体を後側から見た斜視図である。
図20図19の扉本体に組み合わせる施錠ブロックアタッチメントと、施錠ブロックとを後側から見た斜視図である。
図21図20の施錠ブロックを、図20とは異なる方向から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を用いて本開示の実施形態を説明する。以下で説明する形状、材料及び個数は、説明のための例示であって、宅配ボックスの仕様に応じて適宜変更することができる。以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
【0012】
以下の説明及び図面で、Rは、宅配ボックスの扉を閉じた状態で宅配ボックスの外側から扉がある前面に向かって見た場合の右側であり、Lは、同じく左側であり、Fは、宅配ボックスの正面側である前側であり、Bは、宅配ボックスの裏側である後側である。R及びLを結ぶ方向と、F及びBを結ぶ方向とは、互いに直交する。
【0013】
図1は、実施形態の宅配ボックス12の斜視図である。図2図5は、それぞれ宅配ボックス12の前側から見た図、側面図、上面図、及び底面図である。宅配ボックス12は、例えば戸建住宅用であり、宅配される荷物(図示せず)を無人で受け取り可能である。宅配ボックス12は、荷物の配達員が荷物を預けるとともに、扉40を施錠するために使用される。例えば、宅配ボックス12は、戸建住宅の外側で玄関扉の近くに配置される。
【0014】
宅配ボックス12は、前面に開口15(図6A)を有する略直方体状のボックス本体13と、ボックス補強枠20と、開口15を開閉する横開き型の扉40とを備える。ボックス本体13の内側には荷物室14が形成される。荷物室14は、荷物(図示せず)を出し入れ可能に収容可能な略直方体の箱状である。ボックス本体13は、樹脂製の一体成型品である。例えば、ボックス本体13は、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリルスチレンアクリレート(ASA)等の樹脂により形成される。
【0015】
図3図4に示すように、ボックス本体13の上面である天面16には、略全面に、降雨時の水溜まりを防止するための、後端(図3図4のB側端)に向かうに従い下方に傾斜した傾斜面16aが設けられる。例えば、後述の図13に示すように、水平面102に対する傾斜面16aの傾斜角度αは、約3度である。
【0016】
図4図5に示すように、ボックス本体13の外面において左右両側の側面17,18は、後端(図4図5のB側端)に向かうに従い左右方向中央側に傾斜した傾斜面17a、18aが形成される。これにより、図4図5に示すようにボックス本体13を上または下から見た場合の外形が、左右方向における中心線に関して左右対称な台形状となっている。このため、ボックス本体は、後端に向かうほど断面形状が小さくなっており、樹脂成型時に用いる金型からの抜け性を高くできる。
【0017】
さらに、図6A及び後述の図12図14に示すように、ボックス本体13の開口15側端の周縁部には、全周にわたって外側に張り出すように形成された矩形枠状のフランジ19が形成される。フランジ19は、ボックス本体13の開口の縁に後述のボックス補強枠20を嵌合した状態で、このボックス補強枠20を係止するために使用される。
【0018】
さらに、図6Aに示すように、ボックス本体13の内面で左右両端の側面の前側Fには、前後方向に延びる複数のリブ13aが形成される。複数のリブ13aは省略されてもよい。
【0019】
図1図4に示すように、ボックス本体13の左右の側面17,18及び天面16には補強のためのリブが形成されない。一方、図5に示すように、ボックス本体13の底面70には、互いに直交する第1リブ及び第2リブを含む格子状の補強リブ71が形成される。具体的には、図5に示すように、ボックス本体13の底面70には、前側Fの端から少し入り込んだ部分から後側B端の付近にかかって全体的に上側に窪むように断面台形状の凹部72が形成される。上記の補強リブ71は、この凹部72の内側に形成され、各側面17,18の下端より下側には補強リブ71は突出しない。これにより、ボックス本体13の意匠性の向上を図れる。このようにボックス本体13の外面のうち、底面70のみに補強リブ71が形成されるので、ボックス本体13の左右両側の側面17,18及び天面16には、補強リブを覆って隠すための化粧パネルを取り付ける必要がない。底面70は、宅配ボックス12が床面または地面に置かれた状態で外から見えない、または見えにくいので、底面70を化粧パネルで覆う必要はない。
【0020】
図5に示すように、ボックス本体13の底面70における補強リブ71の下端には、ボックス本体13を床面または地面に配置するための複数のブロック状の脚部73がネジ等により取り付けられる。
【0021】
ボックス補強枠20は、樹脂により矩形枠状に形成される。例えば、ボックス補強枠20は、ボックス本体13と同様に、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリルスチレンアクリレート(ASA)等の樹脂により形成される。
【0022】
図6Aは、宅配ボックス12の分解斜視図である。ボックス補強枠20は、ボックス本体13の開口15の縁に嵌合されて取り付けられる。これにより、ボックス本体13の外面に多くの補強リブを形成することなく、ボックス本体13の強度及び剛性を確保できる。ボックス補強枠20の前側には、扉40がヒンジ75を介して回動可能に取り付けられる。ヒンジ75は、ボックス補強枠20の前側F面において右側R端部の上下両端部に取り付けられた金属板製のヒンジ板76と、扉40の右側R端部の上下両端部に上下方向に突出するように固定されて、ヒンジ板76の孔に貫通支持されるヒンジピン77とにより形成される。これにより、ボックス本体13の開口15が、右開き用の扉40によって開閉可能となる。
【0023】
図6Bは、図6AのA部の拡大斜視図である。図6Bに示すように、上側のヒンジピン77は、例えば扉40の上端部に形成されたネジ穴(図示せず)にネジ結合することにより、扉40の上端から上側に突出するように固定される。下側のヒンジピン77(図6A)の取付部の詳細な図示は省略するが、上側のヒンジピン77と同様に扉40の下端部に形成されたネジ穴にネジ結合することにより、扉40の下端から下側に突出するように固定されてもよい。
【0024】
図7Aは、図6Aからボックス補強枠20を取り出して前側Fから見た斜視図である。図7Bは、図7AのB部の拡大斜視図である。図8Aは、ボックス補強枠20を後側Bから見た斜視図である。図8Bは、図8AのC部の拡大斜視図である。
【0025】
図7A図8Bに示すように、ボックス補強枠20は、矩形壁状の外筒21と、外筒21の内側に前端の矩形板状の外連結部22を介して接続された矩形壁状の中間筒23と、中間筒23の内周面の前後方向中間部に全周にわたって連結された矩形板状の内連結部24と、内連結部24の内周面に全周にわたって連結された矩形壁状の内筒25とが一体に形成される。中間筒23は、外筒21の後側B端よりも後側Bに突出する。中間筒23の後側B端位置と内筒25の後側B端位置とは前後方向で略一致する。内筒25の前側F端位置は、外筒21及び中間筒23の前側F端より後側にある。これにより、中間筒23の内側に扉40を配置可能な空間が形成される。内連結部24の後側B面には、中間筒23と内筒25とを連結するように複数の補強リブ26が形成される。複数の補強リブ26は、トラス状のリブ26aと、左右方向に延びる平行な複数のリブ26bとを含んでいる。
【0026】
さらに、内連結部24の後側B面の右側R端部の上下両端部には、ヒンジ板76(図7A図7B)を取り付けるための裏板78(図8A図8B)を係止する2組の係止部28,29が形成される。図9に示すように上側の係止部28は、裏板78を嵌め込むための2つのL字形の板部28a、28bと、左右方向位置において2つの板部28a、28bの間に配置され裏板78の上下両端部を上下両側から係止する2つの爪部28c、28dとを有する。図10に示すように下側の係止部29は、裏板78を嵌め込むための2つのL字形の板部29a、29bと、左右方向位置において2つの板部29a、29bの間に配置され裏板78の上下両端部を上下両側から係止することで裏板78を仮止め可能な2つの爪部29cとを有する。下側の係止部29の上側の爪部の図示は省略する。
【0027】
本例の場合、宅配ボックス12は扉40について右開き用として用いる、すなわち扉40が図6Aの矢印β方向に開くことを可能とするため、図7Aに示すように、ボックス補強枠20の右側R端部の上下両端部に、扉40取付用のヒンジ板76が設けられる。図7Bに示すように、ヒンジ板76は、内連結部24の前側F面に重ねる本体板部76aと、本体板部76aのうち、ボックス補強枠20の上下方向の端から近い側の端で前側Fに突出する張り出し板部76bとを有し、張り出し板部76bに上下方向に貫通する孔76cが形成される。ヒンジ板76は、内連結部24に形成された孔24a(図9図10)を貫通したネジ79(図7B)と、このネジ79に結合されるネジ穴を有する裏板78とによって、裏板78と本体板部76aとで内連結部24を挟むようにボックス補強枠20に固定される。内連結部24の右側R端部の孔24aと、内連結部24の後側B面の右側R端部で孔24aの付近に形成された2組の係止部28,29とが、右開き用のヒンジ75(図6A)の取付部に相当する。
【0028】
さらに、本例の場合には、ボックス補強枠20が、後述の図18に示す別例の宅配ボックス12aのように、左開き用、すなわち扉40aが図18の矢印γ方向に開くことが可能な構造を形成するためにも使用される。このために、図7A図9図10に示すように、ボックス補強枠20の内連結部24の左側L端部の上下両端部には、ヒンジ板76取付用のネジを貫通させるための孔24bが形成される。さらに、内連結部24の後側B面で、孔24bの付近である左側L端部の上下両端部には、右側R端部と同様の裏板78係止用の2組の係止部30,31が形成される。右側の係止部30,31の構成は、左側の係止部28,29の構成と同様である。内連結部24の左側L端部の孔24bと、左側L端部の2組の係止部30,31とは、左開き用のヒンジの取付部に相当する。これにより、ボックス補強枠20には、左開き扉、右開き扉両者への対応が可能なように、ヒンジの取付部が左開き用、右開き用にそれぞれ設けられる。
【0029】
さらに、ボックス補強枠20の左右両端部の内周縁部で、内筒25と内連結部24とにかかる部分には、ラッチ受け金具80を形成する第1金具81がそれぞれ固定される。本例の宅配ボックス12は、右開き用として使用するので、ボックス補強枠20の左側L端部に固定された第1金具81に、ラッチ受け孔を有する第2金具(図示せず)を固定してラッチ受け金具80を形成する。ラッチ受け孔には、後述の施錠ブロック50から出し入れされる第1ラッチボルト52(図16)及び第2ラッチボルト53(図16)が挿入可能である。後述の図18に示す別例の宅配ボックス12aのように、左開き用の構造にボックス補強枠20を使用する場合には、ボックス補強枠20の右側R端部に固定された第1金具81に第2金具を固定する。
【0030】
さらに、図8A図10に示すように、ボックス補強枠20の外筒21の後側B端の上辺部、左右の側辺部、及び下辺部のそれぞれの複数位置には、ボックス本体13への係止用の爪部32が形成される。
【0031】
図11は、ボックス本体13にボックス補強枠20を取り付ける状態を示す斜視図である。図12は、図2のD-D断面の拡大斜視図である。図13は、降雨時に雨水100が宅配ボックス12の天面16で後側Bに流れる状態を示している図2のD-D断面拡大図である。図14は、降雨時に雨水100がボックス本体13に入り込むことが遮断されることを示す図13のE部拡大図である。
【0032】
図11に示すように、ボックス本体13にボックス補強枠20を取り付ける場合には、木づち等の道具101を使ってボックス補強枠20をボックス本体13の開口15の縁に押し込んで嵌め合わせる。このとき、図12図14に示すように、ボックス本体13の開口15側端の外周縁部には、ボックス補強枠20の外周縁部が前側Fから嵌められる。その状態でボックス補強枠20の外筒21がボックス本体13のフランジ19の外周側に嵌合されると共に、外筒21に形成された各爪部32がフランジ19の外周面に乗り上げた後、フランジ19より後側Bでフランジ19に係止される。これによって、ボックス本体13にボックス補強枠20が取り付けられる。この状態でボックス本体13の開口15側端部は、ボックス補強枠20の外筒21により外周側から嵌合されると共に、ボックス補強枠20の中間筒23により内周側から嵌合される。これにより、ボックス本体13の外面で天面16及び左右の側面17,18に多くの補強リブを形成することなく、宅配ボックス12の剛性及び強度を確保できる。
【0033】
なお、図6Aに示すようにボックス本体13の内側面で下部に形成された段差面13bに複数の柱部13cを前方に突出するように形成し、ボックス補強枠20の下端部に形成された孔を貫通したネジ(図示せず)を、柱部13cに形成されたネジ孔にネジ結合して、ボックス本体13とボックス補強枠20との結合強度をさらに高めるようにしてもよい。
【0034】
ボックス本体13にボックス補強枠20が取り付けられた状態で、ボックス補強枠20にはヒンジ75を介して後述の扉40が取り付けられて宅配ボックス12が形成される。その状態で、図13に示すようにボックス本体13の天面16に傾斜面16aが形成されるので、降雨時の雨水100が天面16にかかった場合にその雨水100を天面16上で後側Bに流して流下させることができるので、天面16に雨水が溜まって水溜まりが形成されることを防止できる。さらに、図14に示すように万が一、雨水100が傾斜面16aを上る方向に流れた場合でも、ボックス本体13のフランジ19がその雨水を堰き止めるので、ボックス本体13の開口15の内側に雨水が侵入することを防止できる。
【0035】
さらに扉40は、矩形板状の扉本体41と、扉本体41の左側L端部に貫通するように形成された上下方向に長い矩形孔42(図17)を通じて一部が前側Fに露出するように扉本体41に取り付けられた施錠ブロック50とを含んで構成される。扉本体41は、例えば樹脂により形成される。例えば扉本体41は、アクリロニトリルスチレンアクリレート(ASA)等の樹脂により形成される。扉本体41の前側F面(表側面)にはフィルムが貼られたり、塗装がほどこされてもよい。後述の図17に示すように、扉本体41の後側B面(裏側面)には外周縁部に矩形枠状の外壁部43が形成されると共に、外壁部43の内側に略矩形枠状の内壁部44が形成される。扉本体41の後側B面で内壁部44のヒンジピン側端(図17の左端)と外壁部43との間には横方向に延びる複数のリブ45が形成される。扉本体41の後側B面で内壁部44の内側には、斜格子状のリブ46が形成される。扉本体41の複数のリブ45,46により扉40の強度が確保される。
【0036】
さらに、扉本体41の外壁部43及び内壁部44において、ヒンジピン取付側とは反対側端(図17の右端)の上下方向中間部には、上下方向に長い矩形状の切り欠き43a、44aが形成される。これらの切り欠き43a、44aは、後述の施錠ブロック50の第1ラッチボルト52(図16)及び第2ラッチボルト53(図16)を通過させるために形成される。また、本例では、図7Aのボックス補強枠20で示すように、第1ラッチボルト52及び第2ラッチボルト53を受け入れるためのラッチ受け金具80は、ボックス補強枠20の上下方向中央より下側に形成される。一方、図17に示す扉本体41の外壁部43及び内壁部44に形成される切り欠き43a、44aは、扉本体41の上下方向中央より下側だけでなく、上下方向中央より上側にも及ぶように上下方向に長くなっている。これにより、扉本体41の切り欠き43a、44aは、扉本体41の上下方向中央に関して両側にわたるように上下に長くなっている。この理由は、後述の図18図21を用いて説明する左開き用の別例の宅配ボックス12aにも、扉本体41と同じ構造を使用できるようにして部品の共通化を図ることにより、コストの低減を図れるようにする等のためである。別例の宅配ボックス12aに扉本体41を使用する場合には、扉本体41を本例とは上下逆にして使用する。このとき、ボックス本体13及びボックス補強枠20も、本例と同じ構造を別例に使用できるようにするが、ボックス本体13及びボックス補強枠20は上下の向きを本例と同じにする。このため、扉本体41の上下を逆にしても、扉本体41の上下方向に長い切り欠き43a、44aの下側に、下側に配置されるラッチ受け金具80に受け入れ可能な第1ラッチボルト52及び第2ラッチボルト53を通過させることが可能となる。
【0037】
図15は、図6Aの扉40から施錠ブロック50を取り出して前側Fから見た斜視図である。図16は、施錠ブロック50を後側Bから見た斜視図である。施錠ブロック50は、扉本体41に取り付けられて、扉本体41を含む扉40の電気的な施錠及び解錠を可能とする電子錠であり、施錠装置に相当する。施錠ブロック50は、ブロックケース54の前側Fから露出するようにテンキー入力部55と、鍵穴カバー56と、ソフトキーカバー57とが配置される。ブロックケース54の内側には電池を含む電源部と、電源部から電力を供給される制御装置と、制御装置により駆動されるソレノイド等を含む電動アクチュエータと、施錠機構51とが配置される。テンキー入力部55の操作によって生じる操作信号は、制御装置に入力される。施錠機構51は、扉本体41の左側L端からの突出及び扉本体41の内側への退避が可能な第1ラッチボルト52及び第2ラッチボルト53と、これら両ボルト52,53を移動させる移動部(図示せず)とを含んでいる。第1ラッチボルト52及び第2ラッチボルト53は、施錠ブロック50の左側Lに突出可能に構成される。制御装置は、電動アクチュエータを駆動して、移動部を介して第1ラッチボルト52及び第2ラッチボルト53の一方または両方を突出または退避させることにより、扉40の施錠及び解錠を切換可能である。例えば、宅配業者等が、荷物室14に荷物を入れた後、扉40を閉めて、テンキー入力部55で暗証番号を押した後、テンキー入力部55に設けられる決定ボタン58を押すことで、扉40を施錠することができる。荷物の受取人は、テンキー入力部55で暗証番号を押した後、決定ボタン58を押すことで、扉40を解錠することができる。
【0038】
さらに、施錠ブロック50は、鍵穴カバー56の裏側に、鍵穴を有する錠装置(図示せず)を有し、錠装置に鍵を入れて回すことで各ボルト52,53を扉本体41の内側に退避可能に構成される。これにより、荷物の受取人が暗証番号を忘れた場合等の非常時には荷物の受取人が、鍵穴カバー56を開けた後、鍵を鍵穴部に入れて回すことで扉40を解錠できる。
【0039】
さらに、施錠ブロック50は、ソフトキーカバー57の裏側に、カードキーや、スマートフォン等の携帯端末からの無線信号を受信する受信部を有してもよい。受信部で受信された信号は、制御装置に入力される。制御装置に入力された信号が扉の解錠または施錠を表す信号である場合に、制御装置は、電動アクチュエータ及び施錠機構により、扉40を解錠または施錠する。これにより、扉40の外側からカードキーを近づけたり、携帯端末から解錠または施錠のための無線信号を送った場合に、扉40を解錠または施錠することができる。
【0040】
図17は、図6Aの扉40を後側から見た分解斜視図である。上記の施錠ブロック50は、施錠ブロックアタッチメント60を介して、扉本体41の後側Bから扉本体41に取り付けられる。施錠ブロックアタッチメント60は、上下方向に長い矩形孔61を有する矩形枠状である。施錠ブロックアタッチメント60は、後側面に、左側L端が開口した略U字形のリブ62と、リブ62の長手方向複数位置に形成された円筒部63とを有する。さらに、施錠ブロックアタッチメント60の後側B面で、リブ62の内側の複数位置には柱部64が形成される。柱部64にはネジ穴が形成される。一方、扉本体41の裏側面で矩形孔42の近傍の複数位置には、施錠ブロックアタッチメント60の円筒部63と整合する柱部47が形成される。柱部47にはネジ穴が形成される。これにより、施錠ブロックアタッチメント60は、扉本体41の柱部47に円筒部63を嵌合させるように扉本体41の裏側面に重ねて、その状態で円筒部63を貫通したネジ(図示せず)を柱部47のネジ穴に結合することで扉本体41に固定される。
【0041】
一方、施錠ブロック50のブロックケース54において、外周面の複数位置で、施錠ブロックアタッチメント60の柱部64と整合する位置には、断面略半円形の切り欠き54aが形成されると共に、各切り欠き54a内に、孔を有する板部54b(図15図16)が形成される。これにより、施錠ブロック50は、施錠ブロックアタッチメント60の柱部64を切り欠き54aに嵌合させるように、施錠ブロックアタッチメント60の後側B面に重ねて、その状態で板部54bの孔を貫通したネジを柱部64のネジ穴に結合することで、施錠ブロックアタッチメント60に固定される。このため、扉本体41に施錠ブロックアタッチメント60を介して施錠ブロック50を固定できる。この状態で、施錠ブロック50のテンキー入力部55は、施錠ブロックアタッチメント60の矩形孔61と扉本体41の矩形孔42とを通じて扉本体41の前側Fに露出され、図1図2に示した状態となる。このようにして形成された扉40は、ボックス本体13に固定されたボックス補強枠20の内側に、ヒンジ75を介して、ボックス本体13の開口15の開閉可能に取り付けられる。
【0042】
上記の宅配ボックス12によれば、ボックス本体13が樹脂製の一体成形品であるため、軽量化を図れる。さらに、ボックス本体13の前面の開口15の縁にボックス補強枠20が嵌合されて取り付けられるので、ボックス本体13の外面で天面16及び左右の側面17,18に多くの補強リブを形成することなく、剛性及び強度を確保できる。さらにボックス本体13の外面に強度向上や補強リブを覆うための多くの化粧パネルを取り付ける必要がないので、部品点数の削減を図れる。これにより、宅配ボックス12の組み立て作業性を向上できる。このため、宅配ボックス12の生産性を向上できる。また、多くの化粧パネルを省略できることによっても宅配ボックス12のさらなる軽量化を図れる。このため、宅配ボックス12の配送効率を向上できると共に、配送費用を削減できる。
【0043】
さらに、ボックス補強枠20に補強リブ26が形成されることにより、ボックス補強枠20の強度を向上できる。さらに、補強リブ26がトラス状のリブ26aを含むことにより、ボックス補強枠20の強度をさらに向上できる。
【0044】
また、本例の宅配ボックス12は、ボックス本体に直接にヒンジを介して扉が取り付けられる構成と異なり、ボックス本体13にボックス補強枠20を介して扉40が取り付けられる。このため、ヒンジ75や扉40に不具合があった場合に、ボックス本体13からボックス補強枠20を取り外し、小型の構造とした状態で修理または交換の作業を容易に行うことができる。
【0045】
さらに、ボックス補強枠20には、左開き扉、右開き扉両者への対応が可能なように、ヒンジの取付部が左開き用、右開き用にそれぞれ設けられる。これにより、左右開きの勝手違いに対応するためにボックス補強枠20と同じ構造の部品を使用できるので、宅配ボックスの製造コストを削減できる。これと共に、宅配ボックス12を購入したユーザが、追加で少ない部品、例えば後述の図18図21の別例の構成で説明する施錠ブロック50及び施錠ブロックアタッチメント60を購入するだけで左開きと右開きとの間での変更を容易に行える。このため、ユーザの満足度を向上できることにつながる。
【0046】
図18は、図1の宅配ボックス12において、一部の部品を変更することにより右開き用から左開き用に変更した、実施形態の別例の宅配ボックス12aの分解斜視図である。図19は、図18の宅配ボックス12aに用いる扉本体41を後側Bから見た斜視図である。図20は、図19の扉本体41に組み合わせる施錠ブロックアタッチメント60aと、施錠ブロック50aとを後側Bから見た斜視図である。図21は、図20の施錠ブロック50aを、図20とは異なる方向から見た斜視図である。
【0047】
本例の構成は、図1図17の右開き用の構成を、左開き用の構成に変更したものである。図18に示すように、宅配ボックス12aは、ボックス本体13と、ボックス補強枠20と、扉40aとを備える。ボックス本体13、ボックス補強枠20、及び扉本体41は、図1図17の構成で用いた構造と同じ構造の部品を用いる。このとき、ボックス本体13及びボックス補強枠20の上下方向における向きは、図1図17の構成と同じである。一方、扉本体41は、図1図17の構成とは上下の向きを逆にする。これにより、図19に示すように、扉本体41は、左右の向きも、図1図17の構成とは逆になる。この場合でも、図1図17の構成で説明したように、扉本体41の外壁部43及び内壁部44に形成された切り欠き43a、44aは、上下方向中央に関して両側にわたるように上下方向に長くなっているので、図7Aで示したようにボックス補強枠20の右側R端部に取り付けられたラッチ受け金具80が上下方向中央より下側に位置する場合でも、そのラッチ受け金具80と整合するように、施錠ブロック50aから突出する第1ラッチボルト52a(図21)及び第2ラッチボルト53a(図21)を上記の切り欠き43a、43bを通じてラッチ受け金具80に受け入れ可能とすることができる。
【0048】
図20図21に示すように、施錠ブロック50aと施錠ブロックアタッチメント60aとは、それぞれ左開き用の専用部品を用いる。例えば図21図21に示す施錠ブロック50aは、図16に示した施錠ブロック50に対し、左右方向中央に関して左右の配置及び向きを逆にした構造を有する。このため、図21に示すように第1ラッチボルト52a及び第2ラッチボルト53aは、施錠ブロック50aの右側Rに突出可能に構成される。また、図20に示す施錠ブロックアタッチメント60aの後側B面には、右側R端が開口した略U字形のリブ62aが形成される。施錠ブロック50aは、施錠ブロックアタッチメント60aを介して図19の扉本体41に取り付けられる。そして、図18に示すようにボックス本体13にボックス補強枠20が取り付けられ、ボックス補強枠20の左側L端部の上下両端部に取り付けられたヒンジ75(図6A参照)を介して、扉40がボックス本体13の開口15を開閉可能に、ボックス本体13に取り付けられる。これにより、左開き用の宅配ボックス12aが形成される。
【0049】
図1図17の構成で説明したように、本例の宅配ボックス12aは、右開き用の宅配ボックス12(図1)を構成するボックス補強枠20と同じ構造の部品を使用できると共に、ボックス本体13及び扉本体41も右開き用の宅配ボックス12を構成する構造と同じ構造の部品を使用できる。これにより、宅配ボックス12aの製造コストを削減できると共に、右開き用の宅配ボックス12を購入したユーザが、追加で少ない部品として、施錠ブロック50a及び施錠ブロックアタッチメント60aを購入するだけで左開き用の宅配ボックス12aへの変更を容易に行える。本例において、その他の構成及び作用は、図1図17の構成と同様である。
【0050】
なお、上記の各例の構成では、右開き用と左開き用とで勝手違いに対応するために、扉本体41に第1ラッチボルト52,52a及び第2ラッチボルト53,53aを通過させるための、上下方向に長い切り欠き43a、44aを形成しているが、本開示の構成はこのような構成に限定するものではない。例えば右開き用と左開き用とに対応して、扉本体41の外壁部と内壁部とに、上下に分かれて配置された2つずつの切り欠きが形成されていてもよい。また、この場合に扉本体41の外壁部と内壁部とに上下に分かれて2つずつのノックアウト方式、すなわち内側を打ち抜くことで切り欠きを形成可能な矩形またはU字形の溝部が形成されていてもよい。
【0051】
また、上記の各例の構成では、図12図14に示したように、ボックス本体13の開口15側端部が、ボックス補強枠20の外筒21により外周側から嵌合されると共に、ボックス補強枠20の中間筒23により内周側から嵌合されている。一方、本開示の構成はこれに限定するものではなく、ボックス本体の開口側端部が、ボックス補強枠に形成された矩形状の筒部により、外周側だけ、または内周側だけから嵌合された状態でボックス本体にボックス補強枠が取り付けられてもよい。一方、ボックス本体の剛性及び強度を確保する面からは、図12図14に示したように、ボックス本体13の開口側端部が、ボックス補強枠20に形成された二重の筒部により外周側及び内周側の両方から嵌合されることが好ましい。
【符号の説明】
【0052】
12,12a 宅配ボックス、13 ボックス本体、14 荷物室、15 開口、16 天面、16a 傾斜面、17,18 側面、17a,18a 傾斜面、19 フランジ、20 ボックス補強枠、21 外筒、22 外連結部、23 中間筒、24 内連結部、25 内筒、26 補強リブ、26a,26b リブ、28~31 係止部、40,40a 扉、41 扉本体、42 矩形孔、43 外壁部、44 内壁部、45,46 リブ、47 柱部、50,50a 施錠ブロック、51 施錠機構、52,52a 第1ラッチボルト、53,53a 第2ラッチボルト、54 ブロックケース、55 テンキー入力部、60 施錠ブロックアタッチメント、70 底面、71 補強リブ、72 凹部、73 脚部、75 ヒンジ、76 ヒンジ板、77 ヒンジピン、78 裏板、79 ネジ、80 ラッチ受け金具、81 第1金具、100 雨水、101 道具、102 水平面。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21