IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッドの特許一覧

特許7462838バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法
<>
  • 特許-バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法 図1
  • 特許-バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法 図2a
  • 特許-バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法 図2b
  • 特許-バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法 図3
  • 特許-バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法 図4
  • 特許-バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法 図5
  • 特許-バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法 図6a
  • 特許-バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法 図6b
  • 特許-バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法 図7
  • 特許-バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法 図8a
  • 特許-バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法 図8b
  • 特許-バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法 図8c
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-28
(45)【発行日】2024-04-05
(54)【発明の名称】バッテリの過放電状態に基づいて充電禁止及び/又はユーザインタフェースを提供する電子装置及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20240329BHJP
   H04M 1/72463 20210101ALI20240329BHJP
【FI】
H02J7/00 X
H04M1/72463
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2023519921
(86)(22)【出願日】2021-10-06
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-18
(86)【国際出願番号】 KR2021013672
(87)【国際公開番号】W WO2022080738
(87)【国際公開日】2022-04-21
【審査請求日】2023-03-30
(31)【優先権主張番号】10-2020-0132922
(32)【優先日】2020-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0169550
(32)【優先日】2020-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】スチャン・パク
(72)【発明者】
【氏名】ウォンウク・イ
(72)【発明者】
【氏名】テユン・クォン
(72)【発明者】
【氏名】ヒョンジェ・キム
(72)【発明者】
【氏名】ジンスン・パク
(72)【発明者】
【氏名】チャンミン・オ
(72)【発明者】
【氏名】ジンユン・ジャン
【審査官】大野 友輝
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0267586(US,A1)
【文献】特表2014-519286(JP,A)
【文献】特開2011-018560(JP,A)
【文献】特開2014-241664(JP,A)
【文献】特開2017-112802(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/00
H04M 1/72463
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置において、
少なくとも1つのバッテリ;
充電回路;
ディスプレイ;
少なくとも1つのプロセッサ;及び
メモリを含み、
前記充電回路は、外部から提供される充電電力を受信し、前記少なくとも1つのバッテリを充電するか、又は前記少なくとも1つのプロセッサ及び/又は前記ディスプレイに電力を供給するように設定され、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記電子装置がオフ状態の間に、前記充電回路から供給された電力の少なくとも一部に基づいて駆動され、前記少なくとも1つのバッテリが過放電状態であるか否かを確認し、
前記少なくとも1つのバッテリが、前記過放電状態にあると確認することに基づいて、前記メモリに格納された複数のイメージのうち、前記少なくとも1つのバッテリの状態を示す(representing)少なくとも1つのイメージを、前記ディスプレイ上に表示するように設定された、電子装置。
【請求項2】
前記電子装置のネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報は、
前記電子装置の状態が、前記オフ状態に切り替わる前に取得される、請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのイメージは、
前記電子装置のネットワークID(identity)又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報に基づいて確認される、請求項1に記載の電子装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つのイメージは、
前記電子装置の国、前記電子装置の通信事業者又は前記電子装置の製造業者のうち少なくとも1つに関する情報、又は前記通信事業者又は製造業者が提供するサービスセンタに関する情報を含む、請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記充電回路は、
前記少なくとも1つのバッテリの電圧を確認し、
前記確認された電圧が、所定の閾値電圧以下であることに基づいて、前記少なくとも1つのプロセッサに信号を印加するように設定された、請求項1に記載の電子装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記印加された信号に基づいて、前記複数のイメージのうち少なくとも1つのイメージをロード(load)し、前記ロードされた少なくとも1つのイメージを、前記ディスプレイ上に表示するようにさらに設定された、請求項5に記載の電子装置。
【請求項7】
PMIC(power management integrated circuit)をさらに含み、
前記充電回路は、前記PMICに含まれる、請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つのバッテリは、複数のバッテリを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数のバッテリのそれぞれのバッテリ状態を確認し、
前記各バッテリ状態を確認することに基づいて、前記複数のバッテリのうち1つ以上のバッテリが、前記過放電状態にあることを確認することに基づいて、前記少なくとも1つのイメージを、前記ディスプレイ上に表示するようにさらに設定された、請求項1に記載の電子装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つのイメージは、
前記複数のバッテリのうち、前記過放電状態である前記1つ以上のバッテリを指す情報を含む、請求項8に記載の電子装置。
【請求項10】
前記充電回路は、
前記複数のバッテリのそれぞれのバッテリ電圧を確認し、前記複数のバッテリのそれぞれのバッテリ電圧が、所定の閾値電圧以下であるか否かを確認し、
前記複数のバッテリのうち一部のバッテリ電圧が、前記所定の閾値電圧を超えることを確認することに基づいて、前記複数のバッテリのうち一部の充電動作を実行し、及び
前記過放電状態で確認される前記1つ以上のバッテリに対する充電動作を中断するようにさらに設定された、請求項8に記載の電子装置。
【請求項11】
電子装置を制御する方法において、
前記電子装置がオフ状態の間に、前記電子装置の充電回路から供給される電力の少なくとも一部に基づいて駆動され、前記電子装置の少なくとも1つのバッテリが、過放電状態であるか否かを確認する動作;及び
前記少なくとも1つのバッテリが、前記過放電状態にあることを確認することに基づいて、前記電子装置のメモリに格納された複数のイメージのうち、前記少なくとも1つのバッテリの状態を示す少なくとも1つのイメージを、前記電子装置のディスプレイ上に表示する動作を含む方法。
【請求項12】
前記電子装置のネットワークID又は国コードのうち少なくとも一つに関する情報は、
前記電子装置の状態が、前記オフ状態に切り替わる前に取得される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つのイメージは、
前記電子装置のネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報に基づいて確認される、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記少なくとも1つのイメージは、
前記電子装置の国、前記電子装置の通信事業者又は前記電子装置の製造業者のうち少なくとも1つに関する情報、又は前記通信事業者又は前記製造業者が提供するサービスセンタに関する情報を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つのバッテリの電圧を確認する動作;及び
前記確認された電圧が、所定の閾値電圧以下であることに基づいて、前記電子装置の少なくとも1つのプロセッサに信号を印加する動作をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の様々な実施形態は、バッテリの過放電状態に基づいて、充電禁止及び/又はUI(user interface)を提供する電子装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電子通信産業の発達により、携帯用電子装置は、急速に広がっている傾向である。例えば、このような携帯用電子装置は、通信用の移動通信端末をはじめ、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistants、PDA)、スマートフォン(smart phone)、タブレットPC(tablet personal computer(PC))、MP3プレーヤー、ラップトップPC(laptop PC)、デジタルカメラ、ウェアラブル機器(wearable device)などの場所に拘束されずに、移動しながら自由に使用できる様々な電子装置を含むことができる。
【0003】
これらの携帯用電子装置は、移動しながら使用されるので、様々な形態のバッテリ(例えば、二次電池)が組み込まれる場合がある。携帯用電子装置の特性に応じて、様々な種類のバッテリを使用することができ、バッテリの種類に応じた様々な管理方法が徐々に発達している。
【0004】
前記情報は、本開示の内容の理解を助けるための背景情報としてのみ提供される。前記のいずれかが本開示に関連して先行技術として適用できるかどうかについて、決定は行われておらず、いかなる主張もなされていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電子装置に内蔵可能なバッテリには、放電下限電圧を設定することができる。例えば、放電下限電圧は、バッテリの寿命及び/又は性能の低下に影響を与えない範囲内で設定される電圧に設定することができる。バッテリは、放電時に、過放電保護機能を提供する保護回路(例えば、protection circuit module, PCM)によって、バッテリ電圧が放電下限電圧以下に低下しないように保護することができる。
【0006】
バッテリ電圧が、放電下限電圧以下に低下する過放電現象(又は、極限放電)が発生する可能性がある。例えば、バッテリが長期間未使用状態に放置されると、自己放電(self-discharge)によって、バッテリが過放電状態になることがある。別の例として、バッテリが、前述の保護回路(例えば、PCM)を含まない(又は、保護回路(例えば、PCM)が動作していない)電子装置に組み込まれて使用される場合、バッテリが過放電状態になる可能性がある。
【0007】
バッテリが、例えば、リチウムイオン(Li-ion)電池である場合、その特性上、過放電状態になると、バッテリが膨らむ現象(例えば、膨潤(swelling)現象)が発生する可能性がある。また、過放電状態でバッテリの充電及び/又は放電を繰り返すと、バッテリの絶縁膜(例えば、分離膜(separator))が損傷する可能性があるため、バッテリの充電及び/又は放電を抑制する必要がある。
【0008】
本開示の態様は、少なくとも前記の問題及び/又は欠点を解決し、少なくとも以下に記載される利点を提供することである。したがって、本開示の一態様は、バッテリの過放電状態が確認されると、バッテリの使用(例えば、充電)を中断させるユーザインタフェース(UI)を表示する電子装置及びその制御方法を提供することである。
【0009】
本開示の別の態様は、バッテリの過放電状態が確認されると、バッテリの充電を中断する電子装置及びその制御方法を提供することである。
【0010】
本開示の別の態様は、複数のバッテリを含み、複数のバッテリのうち過放電状態であると確認されるバッテリが存在する場合に、過放電状態であるバッテリに関する情報を提供する電子装置及びその制御方法を提供することである。
【0011】
さらなる態様は、以下の説明で部分的に説明され、部分的には、説明から明白するか、又は提示された実施形態の実施によって学習され得る。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本開示の一態様によれば、電子装置が提供される。電子装置は、少なくとも1つのバッテリ、充電回路、ディスプレイ、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含み、前記充電回路は、外部から提供される充電電力を受信して、前記少なくとも1つのバッテリを充電するか、又は前記少なくとも1つのプロセッサ及び/又は前記ディスプレイに電力を供給するように設定され、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記電子装置がオフ状態である間に、前記充電回路から供給された電力の少なくとも一部に基づいて駆動され、前記少なくとも1つのバッテリが、過放電状態であるか否かを確認し、前記少なくとも1つのバッテリが、前記過放電状態にあることを確認することに基づいて、前記メモリに格納された複数のイメージのうち、前記少なくとも1つのバッテリの状態を示す(representing)少なくとも1つのイメージを、前記ディスプレイ上に表示するように設定され得る。
【0013】
本開示の別の態様によれば、電子装置を制御する方法が提供される。電子装置を制御する方法は、電子装置がオフ状態である間に、電子装置の充電回路から供給される電力の少なくとも一部に基づいて駆動され、電子装置の少なくとも1つのバッテリが、過放電状態であるか否かを確認する動作、及び、前記少なくとも1つのバッテリが、前記過放電状態にあることを確認することに基づいて、電子装置のメモリに格納された複数のイメージのうち、少なくとも1つのバッテリの状態を示す少なくとも1つのイメージを、電子装置のディスプレイ上に表示する動作を含むことができる。
【0014】
本開示の別の態様によれば、電子装置が提供される。電子装置は、複数のバッテリ、充電回路、ディスプレイ、少なくとも1つのプロセッサ、及びメモリを含み、少なくとも1つのプロセッサは、電子装置がオフ状態である間に、充電回路を使用して、複数のバッテリのうち少なくとも1つのバッテリが、過放電状態であるか否かを確認し、少なくとも1つのバッテリが、過放電状態にあることを確認することに基づいて、少なくとも1つのバッテリの状態を示す少なくとも1つのイメージを、ディスプレイ上に表示するように設定され、少なくとも1つのイメージは、複数のバッテリのうち、過放電状態の少なくとも1つのバッテリを指す(indicating)情報を含むことができる。
【発明の効果】
【0015】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置は、バッテリの過放電状態が確認されると、バッテリの使用(例えば、充電)を中断させるユーザインタフェースを表示することによって、バッテリの損傷による事故を防止し、電子装置の故障の原因に関する情報を提供することができる。
【0016】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置は、バッテリの過放電状態が確認されると、バッテリの充電を中断することによって、バッテリの損傷による事故を防止することができる。
【0017】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置は、複数のバッテリのうち過放電状態であると確認されたバッテリに関する情報を提供することによって、過放電状態であるバッテリの損傷による事故を防止することができる。
【0018】
本開示によって発揮される様々な効果は、前述の効果によって限定されない。
【0019】
本開示の他の態様、利点、及び顕著な特徴は、添付の図面と併せて本発明の様々な実施形態を開示する以下の詳細な説明から当業者に明らかになるであろう。
【0020】
本開示の特定の実施形態の前記及び他の態様、特徴及び利点は、添付の図面と併せて以下の説明からより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本開示の一実施形態による、ネットワーク環境内の電子装置のブロック図である。
図2a】本開示の一実施形態による、電子装置の構成要素を説明するためのブロック図である。
図2b】本開示の一実施形態による、電子装置の構成要素を説明するためのブロック図である。
図3】本開示の一実施形態による、電子装置がバッテリの過放電状態を感知したときに、イメージを表示する動作を説明するためのフローチャートである。
図4】本開示の一実施形態による、電子装置がバッテリの過放電状態を感知したときに、イメージを表示する動作を説明するためのフローチャートである。
図5】本開示の一実施形態による、電子装置が過放電状態を感知したかどうかに応じて、充電を制御するか、又はイメージを表示する動作を説明するためのフローチャートである。
図6a】本開示の一実施形態による、電子装置が複数のバッテリを含む場合、過放電状態のバッテリの有無に応じて、充電を制御するか、又はイメージを表示する動作を説明するためのフローチャートである。
図6b】本開示の一実施形態による、電子装置が複数のバッテリを含む場合、過放電状態のバッテリの有無に応じて、充電を制御するか、又はイメージを表示する動作を説明するためのフローチャートである。
図7】本開示の一実施形態による、電子装置の充電モードを説明するための図である。
図8a】本開示の一実施形態による、少なくとも1つのバッテリが過放電状態である場合に、ディスプレイ上に表示される画面の一例を示す。
図8b】本開示の一実施形態による、少なくとも1つのバッテリが過放電状態である場合に、ディスプレイ上に表示される画面の別の例を示す。
図8c】本開示の一実施形態による、少なくとも1つのバッテリが過放電状態である場合に、ディスプレイ上に表示される画面のまた別の例を示す。
【0022】
図面全体を通して、同じ参照番号が、同じ又は類似の要素、特徴及び構造を描くために使用されることに留意すべきである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
添付の図面を参照した以下の説明は、特許請求の範囲及びその均等物によって定義されるような本開示の様々な実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。本開示では理解を助けるための様々な特定の詳細が含まれているが、これは、単なる例示的なものであると見なされるべきである。したがって、本技術分野における通常の知識を有する者は、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく、本明細書に記載の様々な実施形態の様々な変更及び修正を行うことができることを認識するであろう。また、明瞭さと簡潔さのために、周知の機能及び構成の説明は、省略することができる。
【0024】
以下の説明及び特許請求の範囲で使用される用語及び単語は、書誌的意味に限定されず、本発明の明確で一貫した理解を可能にするために発明者が単に使用する。したがって、本発明の様々な実施形態の以下の説明は、例示の目的のためだけに提供され、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって定義されるような本発明を限定するものではないことは、当業者には明らかであるべきである。
【0025】
単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈上、明らかに別段の指示がない限り、複数の指示対象を含むと理解すべきである。したがって、例えば、「構成要素表面」への言及は、そのような表面のうち1つ以上への言及を含み得る。
【0026】
図1は、本開示の一実施形態による、ネットワーク環境内の電子装置のブロック図である。
【0027】
図1を参照すると、ネットワーク環境100における電子装置101は、第1のネットワーク198(例えば、近距離無線通信ネットワーク)を介して、電子装置102と通信するか、又は第2のネットワーク199(例えば、遠距離無線通信ネットワーク)を介して、電子装置104又はサーバ108と通信することができる。一実施形態によれば、電子装置101は、サーバ108を介して電子装置104と通信することができる。一実施形態によれば、電子装置101は、プロセッサ120、メモリ130、入力モジュール150、音響出力モジュール155、ディスプレイモジュール160、オーディオモジュール170、センサモジュール176、インタフェース177、接続端子178、触覚モジュール179、カメラモジュール180、電力管理モジュール188、バッテリ189、通信モジュール190、加入者識別モジュール196、又はアンテナモジュール197を含むことができる。特定の実施形態では、電子装置101には、これらの構成要素のうち少なくとも1つ(例えば、接続端子178)が省略されてもよく、又は1つ以上の他の構成要素が追加されてもよい。特定の実施形態では、これらの構成要素の一部(例えば、センサモジュール176、カメラモジュール180、又はアンテナモジュール197)は、1つの構成要素(例えば、ディスプレイモジュール160)に統合することができる。
【0028】
プロセッサ120は、例えば、ソフトウェア(例えば、プログラム140)を実行して、プロセッサ120に接続された電子装置101の少なくとも1つの他の構成要素(例えば、ハードウェア又はソフトウェア構成要素)を制御することができ、様々なデータ処理又は演算を行うことができる。一実施形態によれば、データ処理又は演算の少なくとも一部として、プロセッサ120は、別の構成要素(例えば、センサモジュール176又は通信モジュール190)から受信した命令又はデータを、揮発性メモリ132に格納し、揮発性メモリ132に格納された命令又はデータを処理し、結果データを不揮発性メモリ134に格納することができる。一実施形態によれば、プロセッサ120は、メインプロセッサ121(例えば、中央処理装置又はアプリケーションプロセッサ)又はそれとは独立的に又は一緒に動作可能な補助プロセッサ123(例えば、グラフィック処理装置、ニューラルネットワーク処理装置(NPU:neural processing unit)、イメージシグナルプロセッサ、センサハブプロセッサ、又はコミュニケーションプロセッサ)を含むことができる。例えば、電子装置101がメインプロセッサ121及び補助プロセッサ123を含む場合、補助プロセッサ123は、メインプロセッサ121よりも低電力を使用するか、又は指定された機能に特化するように設定され得る。補助プロセッサ123は、メインプロセッサ121とは別に、又はその一部として実装され得る。
【0029】
補助プロセッサ123は、例えば、メインプロセッサ121が非アクティブ(例えば、スリープ)状態にある間、メインプロセッサ121の代わりに、又はメインプロセッサ121がアクティブ(例えば、アプリケーションの実行)状態にある間、メインプロセッサ121と共に、電子装置101の構成要素のうち少なくとも1つの構成要素(例えば、ディスプレイモジュール160、センサモジュール176、又は通信モジュール190)に関連する機能又は状態の少なくとも一部を制御することができる。一実施形態によれば、補助プロセッサ123(例えば、イメージシグナルプロセッサ又はコミュニケーションプロセッサ)は、機能的に関連する他の構成要素(例えば、カメラモジュール180又は通信モジュール190)の一部として実装され得る。一実施形態によれば、補助プロセッサ123(例えば、ニューラルネットワーク処理装置)は、人工知能モデルの処理に特化したハードウェア構造を含むことができる。人工知能モデルは、機械学習を通じて生成できる。そのような学習は、例えば、人工知能が実行される電子装置101自体で行われてもよく、別途のサーバ(例えば、サーバ108)を介して行われてもよい。学習アルゴリズムは、例えば、指導型学習(supervised learning)、非指導型学習(unsupervised learning)、準指導型学習(semi-supervised learning)、又は強化学習(reinforcement learning)を含むことができるが、前述の例に限定されない。人工知能モデルは、複数の人工ニューラルネットワーク層を含むことができる。人工ニューラルネットワークは、深層ニューラルネットワーク(DNN:deep neural network)、CNN(convolutional neural network)、RNN(recurrent neural network)、RBM(restricted boltzmann machine)、DBN(deep belief network)、BRDNN(bidirectional recurrent deep neural network)、深層Qネットワーク(deep Q-networks)、又は前記の2つ以上の組み合わせのうち1つであり得るが、前述の例に限定されない。人工知能モデルは、ハードウェア構造に加えて、追加的又は代替的にソフトウェア構造を含み得る。
【0030】
メモリ130は、電子装置101のうち少なくとも1つの構成要素(例えば、プロセッサ120又はセンサモジュール176)によって用いられる様々なデータを格納することができる。データは、例えば、ソフトウェア(例えば、プログラム140)、及びそれに関連する命令のための入力データ又は出力データを含み得る。メモリ130は、揮発性メモリ132又は不揮発性メモリ134を含むことができる。
【0031】
プログラム140は、ソフトウェアとしてメモリ130に格納されてもよく、例えば、オペレーティングシステム142、ミドルウェア144、又はアプリケーション146を含んでもよい。
【0032】
入力モジュール150は、電子装置101の構成要素(例えば、プロセッサ120)に用いられる命令又はデータを、電子装置101の外部(例えば、ユーザ)から受信することができる。入力モジュール150は、例えば、マイクロフォン、マウス、キーボード、キー(例えば、ボタン)、又はデジタルペン(例えば、スタイラスペン)を含むことができる。
【0033】
音響出力モジュール155は、音響信号を電子装置101の外部に出力することができる。音響出力モジュール155は、例えば、スピーカ又はレシーバを含むことができる。スピーカは、マルチメディアの再生や録音の再生など、一般的な用途に使用できる。レシーバは、着信電話を受信するために使用できる。一実施形態によれば、レシーバは、スピーカとは別個に、又はその一部として実装され得る。
【0034】
ディスプレイモジュール160は、電子装置101の外部(例えば、ユーザ)に情報を視覚的に提供することができる。ディスプレイモジュール160は、例えば、ディスプレイ、ホログラム装置、又はプロジェクタ及び対応する装置を制御するための制御回路を含むことができる。一実施形態によれば、ディスプレイモジュール160は、タッチを感知するように設定されたタッチセンサ、又は前記タッチによって生じる力の強度を測定するように設定された圧力センサを含み得る。
【0035】
オーディオモジュール170は、音を電気信号に変換するか、逆に電気信号を音に変換することができる。一実施形態によれば、オーディオモジュール170は、入力モジュール150を介して音を取得するか、音響出力モジュール155、又は電子装置101と直接又は無線で接続された外部電子装置(例えば、電子装置102)(例えば、スピーカ又はヘッドホン)を介して、音を出力することができる。
【0036】
センサモジュール176は、電子装置101の動作状態(例えば、電力又は温度)、又は外部の環境状態(例えば、ユーザ状態)を感知し、感知された状態に対応する電気信号又はデータ値を生成することができる。一実施形態によれば、センサモジュール176は、例えば、ジェスチャセンサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、磁気センサ、加速度センサ、グリップセンサ、近接センサ、カラーセンサ、IR(infrared)センサ、生体センサ、温度センサ、湿度センサ、又は照度センサを含むことができる。
【0037】
インタフェース177は、電子装置101が外部電子装置(例えば、電子装置102)と直接又は無線で接続するために使用され得る1つ又はそれ以上の指定されたプロトコルをサポートすることができる。一実施形態によれば、インタフェース177は、例えば、HDMI(high definition multimedia interface)(登録商標)、USB(universal serial bus)インタフェース、SDカードインタフェース、又はオーディオインタフェースを含み得る。
【0038】
接続端子178は、それを介して、電子装置101を外部電子装置(例えば、電子装置102)と物理的に接続できるコネクタを含むことができる。一実施形態によれば、接続端子178は、例えば、HDMIコネクタ、USBコネクタ、SDカードコネクタ、又はオーディオコネクタ(例えば、ヘッドホンコネクタ)を含むことができる。
【0039】
触覚モジュール179は、ユーザが触覚又は運動感覚を介して、電気信号を認識することができる機械的な刺激(例えば、振動又は動き)又は電気的な刺激に変換できる。一実施形態によれば、触覚モジュール179は、例えば、モータ、圧電素子、又は電気刺激装置を含むことができる。
【0040】
カメラモジュール180は、静止画像及び動画像を撮影することができる。一実施形態によれば、カメラモジュール180は、1つ又はそれ以上のレンズ、イメージセンサ、イメージシグナルプロセッサ、又はフラッシュを含むことができる。
【0041】
電力管理モジュール188は、電子装置101に供給される電力を管理することができる。一実施形態によれば、電力管理モジュール188は、例えば、PMIC(power management integrated circuit)の少なくとも一部として実装することができる。
【0042】
バッテリ189は、電子装置101の少なくとも1つの構成要素に、電力を供給することができる。一実施形態によれば、バッテリ189は、例えば、充電式でない1次バッテリ、充電式の2次バッテリ、又は燃料バッテリを含むことができる。
【0043】
通信モジュール190は、電子装置101と外部電子装置(例えば、電子装置102、電子装置104、又はサーバ108)との間の直接(例えば、有線)通信チャネル又は無線通信チャネルの確立、及び確立された通信チャネルを介した通信の実行をサポートすることができる。通信モジュール190は、プロセッサ120(例えば、アプリケーションプロセッサ)から独立して動作可能であり、直接(例えば、有線)通信又は無線通信をサポートする1つ又はそれ以上のコミュニケーションプロセッサを含み得る。一実施形態によれば、通信モジュール190は、無線通信モジュール192(例えば、セルラー通信モジュール、近距離無線通信モジュール、又はGNSS(global navigation satellite system)通信モジュール)又は有線通信モジュール194(例えば、LAN(local area network)通信モジュール、又は電力線通信モジュール)を含むことができる。これらの通信モジュールのうち、該当する通信モジュールは、第1のネットワーク198(例えば、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)ダイレクト、又はIrDA(infrared data association)などの近距離通信ネットワーク)又は第2のネットワーク199(例えば、レガシーセルラーネットワーク、5Gネットワーク、次世代通信ネットワーク、インターネット、又はコンピュータネットワーク(例えば、LAN又はWAN)などの遠距離通信ネットワーク)を介して、外部電子装置104と通信することができる。そのようないくつかの種類の通信モジュールは、1つの構成要素(例えば、単一のチップ)に統合されてもよく、又は互いに別個の複数の構成要素(例えば、複数のチップ)として実装されてもよい。無線通信モジュール192は、加入者識別モジュール196に格納された加入者情報(例えば、国際モバイル加入者識別子(IMSI))を使用して、第1のネットワーク198又は第2のネットワーク199などの通信ネットワーク内で、電子装置101を確認又は認証することができる。
【0044】
無線通信モジュール192は、4Gネットワーク後の5Gネットワーク及び次世代通信技術、例えば、NR接続技術(new radio access technology)をサポートすることができる。NR接続技術は、高容量データの高速伝送(eMBB(enhanced mobile broadband))、端末電力最小化と複数端末の接続(mMTC(massive machine type communications))、又は高信頼度と低遅延(URLLC(ultra-reliable and low-latency communications))をサポートする可能性がある。無線通信モジュール192は、例えば、高いデータレートを達成するために、高周波帯域(例えば、mmWave帯域)をサポートすることができる。無線通信モジュール192は、高周波帯域での性能を確保するための様々な技術、例えば、ビームフォーミング(beamforming)、大規模多入力多出力(massive MIMO(multiple-input and multiple-output))、全次元多入力多出力(FD-MIMO:full dimensional MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビーム形成(analog beam-forming)、又は大規模アンテナ(large scale antenna)などの技術をサポートすることができる。無線通信モジュール192は、電子装置101、外部電子装置(例えば、電子装置104)、又はネットワークシステム(例えば、第2のネットワーク199)で規定された様々な要件をサポートすることができる。一実施形態によれば、無線通信モジュール192は、eMBBを実現するためのピークデータレート(Peak data rate、例えば、20Gbps以上)、mMTCを実現するための損失カバレッジ(例えば、164dB以下)、又はURLLCを実現するためのUプレーンレイテンシ(U-plane latency、例:ダウンリンク(DL)とアップリンク(UL)はそれぞれ、0.5ms以下、又はラウンドトリップは、1ms以下)をサポートすることができる。
【0045】
アンテナモジュール197は、信号又は電力を外部(例えば、外部電子装置)に送信することも、外部から受信することもできる。一実施形態によれば、アンテナモジュール197は、基板(例えば、PCB)上に形成された導電体又は導電性パターンからなる放射体を含むアンテナを含むことができる。一実施形態によれば、アンテナモジュール197は、複数のアンテナ(例えば、アレイアンテナ)を含むことができる。この場合、第1のネットワーク198又は第2のネットワーク199などの通信ネットワークで使用される通信方式に適した少なくとも1つのアンテナが、例えば、通信モジュール190によって、前記複数のアンテナから選択され得る。信号又は電力は、前記選択された少なくとも1つのアンテナを介して、通信モジュール190と外部電子装置との間で送信又は受信することができる。いくつかの実施形態によれば、放射体以外の他の構成要素(例えば、RFIC(radio frequency integrated circuit))が、アンテナモジュール197の一部としてさらに形成され得る。
【0046】
様々な実施形態によれば、アンテナモジュール197は、mmWaveアンテナモジュールを形成することができる。一実施形態によれば、mmWaveアンテナモジュールは、プリント回路基板、該プリント回路基板の第1の面(例えば、低面)、又はそれに隣接して配置され、指定された高周波帯域(例えば、mmWave帯域)をサポートすることができるRFIC、及び前記プリント回路基板の第2の面(例えば、上面又は側面)に又はそれに隣接して配置され、前記指定された高周波帯域の信号を送受信することができる複数のアンテナ(例えば、アレイアンテナ)を含み得る。
【0047】
前記構成要素のうち少なくとも一部は、周辺機器間通信方式(例えば、バス、GPIO(general purpose input and output)、SPI(serial peripheral interface)、又はMIPI(mobile industry processor interface))を介して、互いに接続され、信号(例:命令又はデータ)を相互に交換することができる。
【0048】
一実施形態によれば、命令又はデータは、第2のネットワーク199に接続されたサーバ108を介して、電子装置101と外部電子装置104との間で送信又は受信され得る。外部電子装置102又は104のそれぞれは、電子装置101と同じ又は異なる種類の装置であり得る。一実施形態によれば、電子装置101で実行される動作の全部又は一部は、外部電子装置102、104、又は108のうち1つ又はそれ以上の外部電子装置で実行できる。例えば、電子装置101は、何らかの機能又はサービスを自動的に、又はユーザ又は他の装置からの要求に応じて、実行する必要がある場合、電子装置101は、機能又はサービスを自ら実行するのではなく、又はさらに、1つ又はそれ以上の外部電子装置に、その機能又はそのサービスの少なくとも一部を実行するように要求することができる。前記要求を受信した1つ又はそれ以上の外部電子装置は、要求された機能又はサービスの少なくとも一部、又は前記要求に関連する追加の機能又はサービスを実行し、その実行の結果を電子装置101に伝達することができる。電子装置101は、前記結果を、そのまま又は追加的に処理して、前記要求への応答の少なくとも一部として提供することができる。このために、例えば、クラウドコンピューティング、分散コンピューティング、モバイルエッジコンピューティング(MEC:Mobile Edge Computing)、又はクライアントサーバコンピューティング技術を使用することができる。電子装置101は、例えば、分散コンピューティング又はモバイルエッジコンピューティングを使用して、超低遅延サービスを提供することができる。一実施形態では、外部電子装置104は、IoT(Internet of things)機器を含むことができる。サーバ108は、機械学習及び/又はニューラルネットワークを用いたインテリジェントサーバであり得る。一実施形態によれば、外部電子装置104又はサーバ108は、第2のネットワーク199に含まれてもよい。電子装置101は、5G通信技術及びIoT関連技術に基づいて、インテリジェントサービス(例えば、スマートホーム、スマートシティ、スマートカー、又はヘルスケア)に適用することができる。
【0049】
図2aは、本開示の一実施形態による、電子装置の構成要素を説明するためのブロック図である。図2bは、本開示の一実施形態による、電子装置101の構成要素を説明するためのブロック図である。
【0050】
図2a及び図2bを参照すると、本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、充電回路201(例えば、図1の電力管理モジュール188)、少なくとも1つのバッテリ(例えば、バッテリ189、第1のバッテリ189a又は第2のバッテリ189b)、少なくとも1つのシステム(例えば、システム203、第1のシステム203a、又は第2のシステム203b)又はプロセッサ120を含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのシステム(例えば、システム203、第1のシステム203a、又は第2のシステム203b)は、ディスプレイ205及び/又はメモリ130を含むことができ、他の様々なハードウェア構成要素をさらに含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、本開示のシステムは、負荷(load)又は他の様々な用語で呼ばれることができる。以下では、図2aを中心に電子装置101の構成要素を説明し、電子装置101が含むバッテリ189に、複数のバッテリ(例えば、第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189b)を含み、各バッテリが、別々に異なるシステムに電力を供給するように設定されている場合は、図2bを参照して説明する。
【0051】
図2aを参照すると、本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、電子装置101の電力を管理することができる。
【0052】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、接続端子(例えば、図1の接続端子178)と接続することができ、接続端子178を介して接続(又は連結)される外部電子装置(例えば、図1の電子装置102又は電子装置104)から、電力(以下、充電電力(charging power))を印加され得る。本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、外部電子装置(例えば、電子装置102、104)から印加された充電電力を使用して、バッテリ189を充電するか、又は少なくとも1つのハードウェア構成要素(例えば、プロセッサ120又はシステム203)の動作のために、少なくとも1つのハードウェア構成要素(例えば、プロセッサ120又はシステム203)に、電力を供給(例えば、印加)することができる。例えば、充電回路201は、バッテリ189の充電と少なくとも1つのハードウェア構成要素(例えば、プロセッサ120又はシステム203)への電力供給とを一緒に(例えば、同時に)実行するか、あるいは、バッテリ189を充電して、バッテリ189の電源を確保した後、少なくとも1つのハードウェア構成要素(例えば、プロセッサ120又はシステム203)に電力を供給することができる。本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、共振方式、誘導方式及び/又は電磁波方式に従って、外部電子装置(例えば、電子装置102、104)から無線で電力(例えば、充電電力)を受信するためのコイル、キャパシタ、及び/又は整流器をさらに含み、充電回路201は、コイル及び/又はキャパシタを介して、無線で受信された電力(例えば、充電電力)を使用して、バッテリ189及び/又は少なくとも1つのハードウェア構成要素(例えば、プロセッサ120又はシステム203)に電力を供給することもできる。本開示で説明される実施形態は、外部電子装置(例えば、電子装置102、104)から、接続端子178を介して電力を受信する有線充電だけでなく、共振方式、誘導方式及び/又は電磁波方式に応じて、外部電子装置(例えば、電子装置102、104)から、無線で電力を受信する無線充電を行う場合にも、同様に適用することができる。
【0053】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、バッテリ189の状態(以下、バッテリ状態(battery state)を確認することができる。例えば、充電回路201は、オフ状態の間、外部電子装置(例えば、図1の電子装置102、104)から接続端子(例えば、図1の接続端子178)を介して(言い換えれば、有線で)、充電電力が受信されるか、又は無線で充電電力が受信されると、バッテリ状態を確認することができる。例えば、バッテリ状態は、バッテリ189の電流(以下、バッテリ電流)、バッテリ189の電圧(例えば、バッテリ両端の電圧)(以下、バッテリ電圧)、及び/又はバッテリ189の抵抗(以下、バッテリ抵抗)を含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、バッテリ電圧、バッテリ電流、又はバッテリ抵抗のうち少なくとも1つを、同時に又は別々に(例えば、個別的に)確認することができる。例えば、充電回路201は、バッテリ電圧、バッテリ電流、又はバッテリ抵抗のうち少なくとも1つを測定することで、バッテリの状態を確認するか、外部に接続された(例えば、充電回路201及びバッテリ189が接続された経路に配置されるか、又は充電回路201及びバッテリ189が接続された経路と電気的に接続された)センサ(例えば、図1のセンサモジュール176)によって測定されたセンシング値(例えば、電圧値、電流値、又は抵抗値)を取得することで、バッテリの状態を確認することができる。
【0054】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、確認されたバッテリ状態に基づいて、バッテリ189に印加される電流(以下、充電電流)及び/又はバッテリ189に印加される電圧(以下、充電電圧)を制御することができる。本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、バッテリ電圧を確認して、確認されたバッテリ電圧を、所定の閾値電圧と比較することができる。例えば、充電回路201は、少なくとも1つの素子(例えば、比較器(comparator))を含めて、少なくとも1つの素子(例えば、比較器)を使用して、バッテリ電圧を、所定の閾値電圧と比較することができる。例えば、所定の閾値電圧は、バッテリ189が過放電状態であるか否かを確認するための基準値であり、充電回路201又はセンサ(例えば、図1のセンサモジュール176)によって測定可能な範囲内の値に設定することができる。例えば、所定の閾値電圧は、1.2Vに設定することができる。別の例として、所定の閾値電圧は、1.0V又は1.5Vに設定されてもよく、前述の例に限定され解釈されるべきではない。
【0055】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、確認されたバッテリ電圧が、所定の閾値電圧以下であることが確認されると、バッテリ189の充電を中断することができる。例えば、充電回路201は、確認されたバッテリ電圧が、所定の閾値電圧以下であると確認された場合、外部電子装置(例えば、電子装置102、104)から受信した電力が、バッテリ189に印加されないようにすることができる。例えば、充電回路201は、内部にスイッチング素子(例えば、電界効果トランジスタ(field effect transistor、FET))を含むことができ、バッテリ電圧が、所定の閾値電圧以下であることに基づいて、スイッチング素子(例えば、FET)をオフ状態にすることで、外部電子装置(例えば、電子装置102、104)から受信した電力が、バッテリ189に印加されなくてもよい。充電回路201の内部に含まれるスイッチング素子は、プロセッサ120の制御に応じて、バッテリ電圧が所定の閾値電圧以下であることに基づいて、オフ状態に切り替えられてもよい。別の例として、電子装置101は、充電回路201の外側(例えば、充電回路201とバッテリ189が接続された経路上)にスイッチング素子を含むことができ、充電回路201又はプロセッサ120が、バッテリ電圧が所定の閾値電圧以下であることに基づいて、スイッチング素子をオフ状態に制御することにより、外部電子装置(例えば、電子装置102、104)から受信した電力が、バッテリ189で印加されないようにすることができる。充電回路201の外部に(例えば、充電回路201及びバッテリ189が接続された経路上に)含まれるスイッチング素子がオフ状態に切り替わると、物理的な充電配線(例えば、充電回路201からバッテリ189への経路)が切断される可能性がある。さらに別の例として、外部電子装置(例えば、電子装置102、104)への電力供給の中断を要求して、外部電子装置(例えば、電子装置102、104)から電力が送信されないようにすることができる。
【0056】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、確認されたバッテリ電圧が所定の閾値電圧を超えることが確認されると、バッテリ189の充電を実行することができる。例えば、充電回路201は、充電プロファイル(profile)を用いて、バッテリ電圧に対応する様々な充電モード(例えば、予備充電(pre‐charge)モード)、細流充電(例えば、トリクル充電(trickle charge))モード又は急速充電(fast charge)モード)で動作して、バッテリ189に印加される電流及び/又は電圧を、充電モードに対応するように制御することができ、制御された電流及び/又は電圧に基づいて、バッテリ189を充電することができ、後述する図面を参照して説明する。別の例では、充電回路201は、ユーザ入力に基づいて、バッテリ189に印加される電流及び/又は電圧を制御することもできる。例えば、ユーザ入力に従って、急速充電モードが選択された場合、充電回路201は、急速充電モードに対応する設定に従って、電流及び/又は電圧を制御することができる。
【0057】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、確認されたバッテリ状態に基づいて、プロセッサ120に信号を印加することができる。例えば、充電回路201は、確認されたバッテリ電圧が、所定の閾値電圧以下であると確認されると、プロセッサ120に第1の信号を印加することができる。第1の信号は、バッテリ状態が過放電状態であることを知らせるための信号であり得る。例えば、充電回路201は、確認されたバッテリ電圧が、所定の閾値電圧を超えることが確認されると、プロセッサ120に第2の信号を印加することができる。第2の信号は、バッテリ状態が過放電状態ではないことを知らせるための信号であり得る。
【0058】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、PMICに含まれるか、又はPMICの外部に位置して、PMICと電気的に接続され得る。
【0059】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、充電IC(integrated circuit)、チャージャ(charger)、又は他の電子装置101の電力を管理することができる構成と呼ばれ得ることは、当業者に自明であろう。
【0060】
本開示の様々な実施形態によれば、プロセッサ120は、電子装置101の動作全体を実行及び/又は制御することができる。例えば、プロセッサ120は、電子装置101の指定された動作を実行するか、又は他のハードウェア構成要素(例えば、充電回路201又はシステム203)が指定された動作を実行するように制御することができる。
【0061】
本開示の様々な実施形態によれば、プロセッサ120は、補助プロセッサ(例えば、図1の補助プロセッサ123)であり得る。例えば、プロセッサ120は、イメージシグナルプロセッサ又はコミュニケーションプロセッサであり得る。別の例として、プロセッサ120は、ディスプレイ205に含まれるDDI(display driving IC(integrated circuit))であり得る。例えば、プロセッサ120は、充電回路201又はバッテリ189から電力を供給されてもよく、メインプロセッサ(例えば、図1のメインプロセッサ121)の動作電圧より低い電圧でも、動作(例えば、駆動)が可能であり得る。一実施形態によれば、プロセッサ120は、メインプロセッサ121であってもよい。プロセッサ120がメインプロセッサ121である場合、プロセッサ120は、所定の閾値電圧以下の電圧が印加されると、一部のみが活性化されて動作可能であり得る。
【0062】
本開示の様々な実施形態によれば、プロセッサ120は、バッテリ189が過放電状態であるか否かを確認することができる。例えば、プロセッサ120は、充電回路201から第1の信号が印加されると、バッテリ189が過放電状態であることを確認(又は、過放電状態であるバッテリが存在することを確認)することができる。別の例として、プロセッサ120は、充電回路201からバッテリ状態(例えば、バッテリ電流、バッテリ電圧、又はバッテリ抵抗)に関する情報を取得し、取得された情報に基づいて、バッテリ電圧が所定の閾値電圧以下であると確認される場合、バッテリ189が過放電状態であることを確認(又は、過放電状態であるバッテリが存在することを確認)することができる。
【0063】
本開示の様々な実施形態によれば、プロセッサ120は、充電回路201から第1の信号が印加されるか、又はバッテリ189が過放電状態であると確認される場合、指定された動作を実行することができる。例えば、プロセッサ120は、バッテリ電圧が所定の閾値電圧以下であることに基づいて、充電回路201から第1の信号が印加されると、メモリ130に格納された複数のイメージのうち少なくとも1つのイメージをロード(load)(又はread)して、ディスプレイ205を介してロードされた少なくとも1つのイメージを表示することができる。プロセッサ120のイメージロード及び/又は表示動作は、後述する図を参照して説明する。様々な実施形態によれば、プロセッサ120がイメージをロードするメモリ(例えば、図1のメモリ130)は、プロセッサ120とは別に、又はプロセッサ120の一部として含まれるか、少なくとも1つのハードウェア構成要素(例えば、ディスプレイ205)の一部として含まれ得る。
【0064】
本開示の様々な実施形態によれば、前述のプロセッサ120の動作のうち少なくとも一部は、充電回路201から供給された電力を使用して実行することができる。例えば、電子装置101のバッテリ189(又は複数のバッテリのうち少なくとも1つ)が過放電状態である場合、プロセッサ120は、充電回路201から供給される電力の少なくとも一部を使用して動作(例えば、駆動)することができる。別の例として、電子装置101が複数のバッテリを含む場合、複数のバッテリのうち一部のみが過放電状態である場合、プロセッサ120は、過放電状態ではないバッテリから電力を供給されてもよく、供給された電力を使用して動作(例えば、駆動)することができる。
【0065】
本開示の様々な実施形態によれば、プロセッサ120は、本開示で説明する充電回路201の動作のうち少なくとも一部を実行することができる。
【0066】
本開示の様々な実施形態によれば、バッテリ189は、電子装置101の少なくとも1つのハードウェア構成要素(例えば、プロセッサ120又はシステム203)に電力を供給することができる。
【0067】
本開示の様々な実施形態によれば、バッテリ189は、2つ以上のバッテリを含むことができる。例えば、電子装置101は、2つ以上のバッテリをバッテリパックの形態で含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、2つ以上のバッテリからなるバッテリパックは、複数のバッテリ又は他の名称と呼ばれることがある。本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101に2つのバッテリを含むことができ、第1のバッテリ又は第2のバッテリのいずれかをメインバッテリ、他方をサブバッテリとして設定することができる。本開示の様々な実施形態によれば、複数のバッテリは、システム203に電力を供給することができ、システム203に電力を供給するときに、メインバッテリを補助バッテリに優先して使用することができる。本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101が複数のバッテリを含む場合、充電回路201は、複数のバッテリのそれぞれのバッテリ状態(例えば、バッテリ電流、バッテリ電圧、又はバッテリ抵抗のうち少なくとも1つ)を確認し、各バッテリ電圧を所定の閾値電圧とそれぞれ比較することができる。充電回路201は、所定の閾値電圧以下であると確認されたバッテリ電圧に対応するバッテリ(以下、過放電状態のバッテリ)の充電を中断することができる。例えば、充電回路201は、充電回路201の内部又は外部のスイッチング素子を用いて、外部電子装置(例えば、電子装置102、104)から受信した電力を、過放電状態であるバッテリに印加しないことがある。この場合、所定の閾値電圧を超えると確認されたバッテリ電圧に対応するバッテリ(以下、過放電状態ではないバッテリ)の充電を行うことができる。本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、過放電状態のバッテリが存在すると確認される場合、複数のバッテリのすべての充電を中断することができる。本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、バッテリ電圧が所定の閾値電圧以下であるバッテリが存在すると確認される場合、プロセッサ120に第1の信号を印加することができる。例えば、第1の信号は、複数のバッテリのうち過放電状態であるバッテリを示す(又は指す(indicating))情報を含むことができる。様々な実施形態によれば、充電回路201は、過放電状態のバッテリが存在しないと確認された場合、プロセッサ120に第2の信号を印加することができる。これにより、プロセッサ120は、過放電状態のバッテリを確認することができる。例えば、プロセッサ120は、充電回路201から第1の信号が印加されると、過放電状態のバッテリが存在することを確認することができる。別の例として、プロセッサ120は、印加された第1の信号に含まれる情報(例えば、過放電状態のバッテリを示す情報)に基づいて、複数のバッテリのうち過放電状態であるバッテリを確認することができる。別の例として、プロセッサ120は、充電回路201から複数のバッテリのそれぞれのバッテリ状態(例えば、バッテリ電流、バッテリ電圧、又はバッテリ抵抗)に関する情報を取得し、取得された情報に基づいて、過放電状態のバッテリの有無及び/又は複数のバッテリのうち過放電状態のバッテリを確認することもできる。プロセッサ120は、過放電状態のバッテリの存在が確認されるか、又は複数のバッテリのうち過放電状態であるバッテリが確認されると、指定された動作を実行することができる。例えば、複数のバッテリのうち少なくとも1つが過放電状態であることに基づいて、メモリ130から少なくとも1つのイメージをロードして、ディスプレイ205を介して、ロードされた少なくとも1つのイメージを表示することができる。例えば、少なくとも1つのイメージは、複数のバッテリのうち過放電状態である少なくとも1つのバッテリを示す(又は指す)情報を含むことができる。
【0068】
本開示の様々な実施形態によれば、システム203は、例えば、図1に示す電子装置101の構成要素のうち少なくとも1つを含むことができ、図2aでは、システム203に含まれるハードウェア構成要素の一例として、ディスプレイ205及びメモリ130を示したが、図1には示されていない様々なハードウェア構成要素を含んでもよい。様々な実施形態によれば、システム203は、充電回路201又はバッテリ189から電力を供給され動作することができる。
【0069】
本開示の様々な実施形態によれば、ディスプレイ205は、少なくとも1つのイメージを表示することができる。例えば、ディスプレイ205は、プロセッサ120の制御に従って、メモリ130からロードされたイメージを表示することができる。別の例として、ディスプレイ205は、プロセッサ120を制御せず、バッテリ電圧が所定の閾値電圧以下であることに基づいて、充電回路201から出力される信号(例えば、第1の信号)を受信し、指定されたイメージを表示することもできる。
【0070】
図2bを参照すると、本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101には、複数のバッテリ189a、189bが含まれ得る。例えば、電子装置101は、2つ以上のバッテリを、バッテリパック(pack)の形態又は分離された形態で含むことができる。この図面では、説明の便宜上、電子装置101が2つのバッテリ(例えば、第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189b)を含むものとして説明したが、3つ以上のバッテリを含んでもよい。
【0071】
本開示の様々な実施形態によれば、第1のバッテリ189aは、プロセッサ120及び第1のシステム203aに電力を供給し、第2のバッテリ189bは、第2のシステム203bに電力を供給するように設定することができる。本開示の様々な実施形態によれば、図2aのディスプレイ205及びメモリ130は、それぞれ第1のシステム203a又は第2のシステム203bのうち少なくとも1つに含まれてもよい。本開示の様々な実施形態によれば、第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189bは、バッテリの用途に応じて、第1のバッテリ189a又は第2のバッテリ189bのいずれかは、メインバッテリであり、他の1つは、サブバッテリとして設定することができる。例えば、メインバッテリである第1のバッテリ189aは、プロセッサ120を含む少なくとも1つのハードウェア構成要素に電力を供給し、補助バッテリである第2のバッテリ189bは、他の少なくとも1つのハードウェア構成要素に電力を供給するように設定できる。本開示の様々な実施形態によれば、第2のバッテリ189bは、電子装置101のハウジングの外側に配置することができる。例えば、電子装置101が、ハウジングに挿入されるか、又はハウジングの一面に配置され得る(例えば、着脱可能な)アクセサリ装置(例えば、電子ペン)を含む場合、本開示の第2のバッテリ189bは、アクセサリ装置(例えば、電子ペン)に組み込まれた(例えば、アクセサリ装置のハウジングに含まれた)バッテリを意味することができる。この場合、本開示の第2のシステム203bは、アクセサリ装置(例えば、電子ペン)に含まれる少なくとも1つのハードウェア構成要素を意味することができる。
【0072】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189bのそれぞれのバッテリ状態を確認することができる。例えば、バッテリ状態は、第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189bのそれぞれのバッテリ電流、バッテリ電圧又はバッテリ抵抗のうち少なくとも1つを含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189bのそれぞれのバッテリ電圧を、所定の閾値電圧とそれぞれ比較することができる。本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、所定の閾値電圧以下であると確認されたバッテリ電圧に対応するバッテリ(以下、過放電状態のバッテリ)の充電を中断することができる。例えば、充電回路201は、充電回路201の内部又は外部のスイッチング素子を用いて、外部電子装置(例えば、電子装置102、104)から受信した電力を、過放電状態であるバッテリに印加しないことがある。この場合、所定の閾値電圧を超えると確認されたバッテリ電圧に対応するバッテリ(以下、過放電状態ではないバッテリ)の充電を行うことができる。本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、過放電状態のバッテリが存在すると確認された場合、第1のバッテリ189aと第2のバッテリ189bの両方の充電を中断することもできる。本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、バッテリ電圧が所定の閾値電圧以下であるバッテリが存在すると確認された場合、プロセッサ120に第1の信号を印加することができる。例えば、第1の信号は、第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189bのうち過放電状態であるバッテリを示す(又は指す(indicating))情報を含むことができる。様々な実施形態によれば、充電回路201は、過放電状態のバッテリが存在しないと確認された場合、プロセッサ120に第2の信号を印加することもできる。
【0073】
本開示の様々な実施形態によれば、プロセッサ120は、過放電状態であるバッテリを確認することができる。例えば、プロセッサ120は、充電回路201から第1の信号が印加されると、過放電状態のバッテリが存在することを確認することができる。別の例として、プロセッサ120は、印加された第1の信号に含まれる情報(例えば、過放電状態のバッテリを示す情報)に基づいて、第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189bのうち過放電状態のバッテリを確認することができる。さらに別の例として、プロセッサ120は、充電回路201から第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189bのそれぞれのバッテリ状態(例えば、バッテリ電流、バッテリ電圧又はバッテリ抵抗)に関する情報を取得し、取得した情報に基づいて、過放電状態のバッテリの有無及び/又は第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189bのうち過放電状態であるバッテリを確認することもできる。
【0074】
本開示の様々な実施形態によれば、プロセッサ120は、過放電状態であるバッテリの存在が確認されるか、又は第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189bのうち過放電状態であるバッテリが確認された場合、指定された動作を実行することができる。例えば、第1のバッテリ189a又は第2のバッテリ189bのうち少なくとも1つが、過放電状態であることに基づいて、メモリ130から少なくとも1つのイメージをロードし、ディスプレイ205を介して、ロードされた少なくとも1つのイメージを表示することができる。例えば、少なくとも1つのイメージは、第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189bのうち過放電状態である少なくとも1つのバッテリを示す(又は指す)情報を含むことができる。
【0075】
本開示の様々な実施形態によれば、前述のプロセッサ120の動作のうち少なくとも一部は、充電回路201から供給された電力を使用して実行することができる。例えば、電子装置101の第1のバッテリ189a、又は第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189bの両方が過放電状態である場合、プロセッサ120は、充電回路201から供給される電力の少なくとも一部を使用して、動作(例えば、駆動)することができる。別の例として、第1、2のバッテリ189a、189bのうち、第2のバッテリ189bのみが過放電状態である場合(言い換えれば、プロセッサ120に電力を供給する第1のバッテリ189aが過放電状態でない場合)、プロセッサ120は、第1のバッテリ189aから電力を供給されてもよく、供給された電力を用いて動作(例えば、駆動)されてもよい。図示されたものとは異なり、第1のバッテリ189aだけでなく、第2のバッテリ189bもプロセッサ120に電力を供給するように、プロセッサ120に接続されてもよく、第1、2のバッテリ189a、189bのいずれか一つのみが、過放電状態である場合、プロセッサ120は、過放電状態ではない他の1つのバッテリから電力を供給されてもよい。
【0076】
図3は、本開示の一実施形態による、電子装置(例えば、図1の電子装置101)が、バッテリの過放電状態の感知時、イメージを表示する動作を説明するためのフローチャート300である。
【0077】
図3を参照すると、本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、動作310において、少なくとも1つのバッテリ(バッテリ189)が過放電状態であることを確認することができる。例えば、電子装置101は、充電回路(例えば、図2a又は図2bの充電回路201)から印加される第1の信号又は充電回路201から取得されたバッテリ状態に関する情報に基づいて、少なくとも1つのバッテリ(例えば、バッテリ189)が過放電状態であることを確認することができる。本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101のプロセッサ(例えば、図1のプロセッサ120)は、充電回路201から供給された電力を用いて動作し、動作310及び以下の動作を実行することができる。本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101が複数のバッテリを含む場合に、プロセッサ120に電力を供給するように設定されたバッテリ(例えば、図2bの第1のバッテリ189a)が過放電状態でなければ、バッテリ(例えば、図2bの第1のバッテリ189a)から電力を供給され動作することができる。
【0078】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、動作330において、メモリ(例えば、図1のメモリ130)に格納された複数のイメージのうち少なくとも1つのバッテリの状態を示す少なくとも1つのイメージを表示することができる。本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、過放電状態であるバッテリ189の存在が確認された場合、少なくとも1つのバッテリの状態を示す少なくとも1つのイメージを表示することができる。例えば、少なくとも1つのイメージは、過放電状態のバッテリを示す(又は指す)情報又は過放電状態のバッテリが存在することを示す情報のうち少なくとも1つを含み得る。例えば、少なくとも1つのイメージは、ユーザが電子装置101に対して要求される措置(例えば、充電禁止及び/又はバッテリ修理/交換の要求)に関する情報を含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのイメージは、メモリ130に格納された複数のイメージのうちロードされた少なくとも1つのイメージを含むことができる。
【0079】
図4は、本開示の一実施形態による、電子装置がバッテリの過放電状態を感知したときに、イメージを表示する動作を説明するためのフローチャート400である。
【0080】
図4を参照すると、本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101のプロセッサ(例えば、図1のプロセッサ120)は、充電回路201から供給された電力を用いて動作し、以下の動作を行うことができる。本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101が複数のバッテリを含む場合に、プロセッサ120に電力を供給するように設定されたバッテリ(例えば、図2bの第1のバッテリ189a)が過放電状態でなければ、前記バッテリ(例えば、図2bの第1のバッテリ189a)から電力を供給され動作することもできる。
【0081】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、動作410において、少なくとも1つのバッテリ(例えば、図1のバッテリ189)が過放電状態であることを確認することができる。
【0082】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、動作430において、ネットワークID(identity)又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報に基づいて、識別される少なくとも1つのイメージをロードすることができる。様々な実施形態によれば、メモリ(例えば、図1のメモリ130)は、様々な国、通信事業者、又は製造業者のそれぞれに対応するテキスト(例えば、電話番号又はアドレス)又は図(例えば、ロゴ(logo))を含むイメージを事前に格納することができる。本開示の様々な実施形態によれば、ネットワークID又は国コード(country code)のうち少なくとも1つに関する情報に基づいて、メモリ130に格納された複数のイメージのうち少なくとも1つのイメージをロードすることができる。本開示の様々な実施形態によれば、ネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報は、電子装置101がオン状態の間(例えば、電子装置101のバッテリが過放電状態ではないとき)に取得した情報であり得る。本開示の様々な実施形態によれば、ネットワークIDは、電子装置101にネットワーク(例えば、図1の第2のネットワーク199)の通信サービスを提供する通信事業者を示す情報であり、例えば、PLMN(public land mobile network)を含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、国コードは、例えば、ISO(international organization for standardization)3166-1を含むことができる。様々な実施形態によれば、確認された情報は、電子装置101を製造した事業者(以下、製造業者)に関する情報を含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、ロードされる少なくとも1つのイメージは、ネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報に基づいて決定され得る。例えば、電子装置101は、オン状態の間に、バッテリ189が過放電状態のときに表示されるための少なくとも1つのイメージを、ネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報に基づいて、予め決定し、バッテリ189が過放電状態のときに、所定の少なくとも1つのイメージをロードして表示することができる。別の例として、電子装置101は、バッテリ189が過放電状態である場合、ネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報を確認し、確認された情報に基づいて、少なくとも1つのイメージを決定して表示することもできる。本開示の様々な実施形態によれば、ロード及び/又は表示される少なくとも1つのイメージは、国コード及び/又はネットワークIDに対応する国の言語のテキスト(text)又はイメージ(例えば、ロゴ)を含むことができる。例えば、国コードが、通信事業者が電子装置101の修理を担当する国(例えば、日本)に対応するか、又はネットワークIDが、通信事業者が電子装置101の修理を担当する国(例えば、日本))の通信事業者に対応する場合、ロード及び/又は表示される少なくとも1つのイメージは、通信事業者のA/S(after-service)センタに関する情報(例えば、ロゴ、電話番号又はアドレス)を含み得る。例えば、国コードが、製造業者が電子装置101の修理を担当する国に対応するか、又はネットワークIDが、製造者が電子装置101の修理を担当する国の通信事業者に対応する場合、ロード及び/又は表示される少なくとも1つのイメージは、製造業者のA/Sセンタに関する情報(例えば、ロゴ、電話番号又はアドレス)を含み得る。
【0083】
図5は、本開示の一実施形態による、電子装置が、過放電状態が感知されるかどうかに応じて、充電を制御するか又はイメージを表示する動作を説明するためのフローチャート500である。
【0084】
図5を参照すると、本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101のプロセッサ(例えば、図1のプロセッサ120)は、充電回路201から供給された電力を用いて動作し、以下の動作を行うことができる。本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101が複数のバッテリを含む場合に、プロセッサ120に電力を供給するように設定されたバッテリ(例えば、図2bの第1のバッテリ189a)が過放電状態でなければ、前記バッテリ(例えば、図2bの第1のバッテリ189a)から電力を供給され動作することもできる。
【0085】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、動作510において、少なくとも1つのバッテリの電圧を確認することができる。
【0086】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、動作530において、確認された電圧が、閾値電圧以下であるか否かを確認することができる。例えば、閾値電圧は、バッテリ189が、過放電状態であるか否かを確認するための所定の値であり得る。
【0087】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、確認された電圧が閾値電圧以下であると確認される場合、動作550において、少なくとも1つのバッテリ189の状態を示す少なくとも1つのイメージを表示することができる。例えば、少なくとも1つのイメージは、過放電状態のバッテリを示す(又は指す)情報、過放電状態のバッテリが存在することを示す情報、又はユーザが電子装置101に要求される措置(例えば、充電禁止及び/又はバッテリ修理/交換の要求)に関する情報のうち少なくとも1つを含むことができる。例えば、少なくとも1つのイメージは、ネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報に基づいて決定された少なくとも1つのイメージを含み得る。本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、確認された電圧が閾値電圧以下であることを確認する場合(例えば、過放電状態のバッテリ189の存在が確認された場合)、少なくとも1つのバッテリ189の全部又は一部の充電を中断することがある。例えば、電子装置101は、少なくとも1つのバッテリ189の全部又は一部の充電を中断した後、少なくとも1つのイメージを表示することができる。例えば、電子装置101は、少なくとも1つのイメージを表示すると同時に、少なくとも1つのバッテリ189の全部又は一部の充電を中断することができる。
【0088】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、確認された電圧が閾値電圧を超えると確認された場合、動作570で、少なくとも1つのバッテリ189の充電動作を実行することができる。
【0089】
図6aは、本開示の一実施形態による、電子装置が複数のバッテリを含む場合に、過放電状態のバッテリが存在するか否かに応じて、充電を制御するか、又はイメージを表示する動作を説明するためのフローチャート600aである。
【0090】
図6aを参照すると、本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101のプロセッサ(例えば、図1のプロセッサ120)は、充電回路201から供給された電力を用いて動作し、以下の動作を実行することができる。本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101が複数のバッテリを含む場合に、プロセッサ120に電力を供給するように設定されたバッテリ(例えば、図2bの第1のバッテリ189a)が過放電状態でなければ、前記バッテリ(例えば、図2bの第1のバッテリ189a)から電力を供給され動作することができる。
【0091】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、動作610aにおいて、複数のバッテリ(例えば、第1、2のバッテリ189a、189b)のそれぞれのバッテリ電圧を確認することができる。
【0092】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、動作630aにおいて、閾値電圧以下のバッテリ電圧を有するバッテリが存在するか否かを確認することができる。様々な実施形態によれば、閾値電圧以下のバッテリ電圧を有するバッテリは、過放電状態のバッテリとして識別することができる。
【0093】
様々な実施形態によれば、電子装置101は、閾値電圧以下のバッテリ電圧を有するバッテリが存在すると確認された場合、動作650aにおいて、過放電状態であるバッテリの状態を示す少なくとも1つのイメージを表示することができる。例えば、少なくとも1つのイメージは、過放電状態のバッテリを示す(又は指す)情報、過放電状態のバッテリが存在することを示す情報、又はユーザが電子装置101に要求される措置(例えば、充電禁止及び/又はバッテリ修理/交換の要求)に関する情報のうち少なくとも1つを含むことができる。例えば、少なくとも1つのイメージは、ネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報に基づいて決定された少なくとも1つのイメージを含み得る。
【0094】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、閾値電圧以下のバッテリ電圧を有するバッテリが存在しないことが確認された場合、動作670aにおいて、複数のバッテリに対する充電動作を実行することができる。
【0095】
図6bは、様々な実施形態による、電子装置が複数のバッテリを含む場合に、過放電状態のバッテリが存在するか否かに応じて、充電を制御するか、又はイメージを表示する動作を説明するためのフローチャート600bである。
【0096】
図6bを参照すると、本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101のプロセッサ(例えば、図1のプロセッサ120)は、充電回路201から供給された電力を用いて動作し、以下の動作を実行することができる。様々な実施形態によれば、電子装置101が複数のバッテリを含む場合、プロセッサ120に電力を供給するように設定されたバッテリ(例えば、図2bの第1のバッテリ189a)が過放電状態でなければ、前記バッテリ(例えば、図2bの第1のバッテリ189a)から電力を供給され動作することができる。
【0097】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、動作610bにおいて、複数のバッテリ(例えば、第1、2のバッテリ189a、189b)のそれぞれのバッテリ電圧を確認することができる。
【0098】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、動作630bにおいて、閾値電圧以下のバッテリ電圧を有するバッテリが存在するか否かを確認することができる。様々な実施形態によれば、閾値電圧以下のバッテリ電圧を有するバッテリは、過放電状態のバッテリとして識別できる。
【0099】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、閾値電圧以下のバッテリ電圧を有するバッテリがあると確認された場合、動作650bにおいて、過放電状態のバッテリに対しては、充電を中断し、過放電状態でないバッテリに対しては、充電を行うことができる。例えば、図2bを一緒に参照すると、電子装置101は、第1のバッテリ189aが過放電状態であり、第2のバッテリ189bが過放電状態ではないと確認された場合、外部電子装置(例えば、図1の電子装置102、104)から受信した電力を第1のバッテリ189aに印加せずに、第2のバッテリ189bに印加することができる。言い換えれば、電子装置101は、複数のバッテリのうち過放電状態のバッテリへの充電のみを中断することができる。本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、複数のバッテリのうち過放電状態のバッテリに対しては、充電を中断した後、又は充電を中断すると同時に、少なくとも1つのイメージを表示することができる。例えば、電子装置101は、少なくとも1つのバッテリ189の全部又は一部の充電を中断した後、少なくとも1つのイメージを表示することができる。例えば、少なくとも1つのイメージは、過放電状態のバッテリを示す(又は指す)情報、過放電状態のバッテリが存在することを示す情報、又はユーザが電子装置101に要求される措置(例えば、充電禁止及び/又はバッテリ修理/交換の要求)に関する情報のうち少なくとも1つを含むことができる。例えば、少なくとも1つのイメージは、ネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報に基づいて決定された少なくとも1つのイメージを含み得る。
【0100】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、閾値電圧以下のバッテリ電圧を有するバッテリが存在しないと確認された場合、動作670bで、複数のバッテリへの充電動作を実行することができる。
【0101】
図7は、本開示の一実施形態による、電子装置の充電モードを説明するための図である。
【0102】
図7を参照すると、電子装置101の充電モードは、例えば、充電中断及び/又はユーザインタフェース(UI)(例えば、少なくとも1つのイメージ)を表示するモード、予備充電モード、細流充電(例えば、トリクル充電)モード、又は急速充電モードのうち少なくとも1つを含むことができる。図7のV1は、本開示で説明する、バッテリの過放電状態の可否を確認するための閾値電圧(例えば、1.0V、1.2V、又は1.5V)であり、電子装置101に含まれるバッテリ(又は複数のバッテリのうち少なくとも1つのバッテリ)の電圧がV1以下である場合、電子装置101は、前述した充電中断及び/又はユーザインタフェース(例えば、少なくとも1つのイメージ)を表示する動作を実行することができる。図7のV2、V3及びV4は、例えば、2.5V、3.1V及び3.5Vであり得、前記の例に限定されない。
【0103】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101のバッテリ電圧に応じて、充電回路(例えば、図2a又は図2bの充電回路201)によって、バッテリ(例えば、図1のバッテリ189)に印加される電流及び/又は電圧を調整することができる。例えば、電子装置101は、オフ状態で、外部電子装置(例えば、図1の電子装置102、104)から電力が受信されると、バッテリ電圧を確認し、確認されたバッテリ電圧に対応するモードに応じて、バッテリ189に印加される電流及び/又は電圧を調整することができる。例えば、外部電子装置(例えば、図1の電子装置102、104)から電力を受信すると、バッテリ電圧がV1超過、V2以下である場合、第1の大きさ(例えば、5V)の電圧と 第2の大きさ(例えば、55mA)の電流を、バッテリ189に印加することができる。外部電子装置(例えば、図1の電子装置102、104)から電力を受信したときに、バッテリ電圧がV2超過V3以下の場合、充電回路201は、第3の大きさ(例えば、5V)の電圧及び第4の大きさ(例えば、450mA)の電流を、バッテリ189に印加することができる。外部電子装置(例えば、図1の電子装置102、104)から電力を受信したときに、バッテリ電圧がV3超過及びV4以下である場合、充電回路201は、第3の大きさを超える電圧及び/又は、第4の大きさを超える電流を、バッテリ189に印加することができる。本開示の様々な実施形態によれば、バッテリ電圧は、バッテリ189が充電されるにつれて、徐々に増加する可能性がある。本開示の様々な実施形態によれば、充電回路201は、バッテリ189の充電が進むにつれて、バッテリ電圧を含む電圧区間が変更されると、バッテリ電圧を含む電圧区間に対応する大きさの電圧及び/又は電流を、バッテリ189に印加することができる。本開示の様々な実施形態によれば、バッテリ189が充電されるにつれて、バッテリ電圧がV4を超えると、電子装置101は、オン状態に切り替え(例えば、起動)可能な場合がある。
【0104】
その後、バッテリ電圧がV4を超えると、電子装置101は、起動可能な(例えば、オン状態に切り替え可能な)状態になることがある。
【0105】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101は、過放電状態であるバッテリの状態を示す少なくとも1つのイメージに、電子装置101の充電モードに関する情報を含めて表示することができる。
【0106】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101が複数のバッテリを含む場合、複数のバッテリのそれぞれのバッテリ状態に応じて、各バッテリに対応する充電モードが決定され得る。例えば、図2bを併せて参照すると、第1のバッテリ189aのバッテリ電圧がV1超過及びV2以下であり、第2のバッテリ189aのバッテリ電圧がV2超過及びV3以下である場合、充電回路201は、第1の大きさ(例えば、5V)の電圧及び第2の大きさ(例えば、55mA)の電流を第1のバッテリ189aに印加し、第3の大きさ(例えば、5V)の電圧及び第4の大きさ(例えば、450mA)の電流を第2のバッテリ189bに印加することもできる。
【0107】
図8aは、本開示の一実施形態による、少なくとも1つのバッテリが過放電状態である場合に、ディスプレイ上に表示される画面の一例を示す。図8bは、本開示の一実施形態による、少なくとも1つのバッテリ189が過放電状態である場合に、ディスプレイ205上に表示される画面の別の例を示す。図8cは、本開示の一実施形態による、少なくとも1つのバッテリ189が過放電状態である場合に、ディスプレイ205上に表示される画面のまた別の例を示す。
【0108】
図8aを参照すると、本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのバッテリ189が過放電状態である場合、ディスプレイ205上に、少なくとも1つのオブジェクト(例えば、イメージ又はテキスト)を含む画面を表示することができる。本開示の様々な実施形態によれば、第1のオブジェクト801は、過放電状態のバッテリが存在することを示すことができる。本開示の様々な実施形態によれば、第2のオブジェクト803は、ユーザが電子装置101に対して要求する措置(例えば、バッテリチェック及び/又は修理/交換)(「check battery」)を示すことができる。本開示の様々な実施形態によれば、第2のオブジェクト803は、電子装置101をチェック及び/又は修理するA/Sセンタの従業員が、電子装置101に要求される措置(例えば、バッテリチェック及び/又は修理/交換)(「check battery」)を示すことができる。本開示の様々な実施形態によれば、第3のオブジェクト805は、ユーザが電子装置101に要求される措置(例えば、充電禁止)又は電子装置101のバッテリ充電が中断されたこと(例えば、充電不可)を示すことができる。本開示の様々な実施形態によれば、第1のオブジェクト801~第3のオブジェクト805は、国コード及び/又はネットワークIDに対応する国の言語のテキスト又はイメージとして表示され得る。例えば、電子装置101の国が日本である場合、第2のオブジェクト803の「check battery」を日本語で表示することができる。本開示の様々な実施形態によれば、前述の第1のオブジェクト801~第3のオブジェクト805のうち少なくとも1つは、省略されてもよい(例えば、表示されなくてもよい)。
【0109】
図8bを参照すると、本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのバッテリ189が過放電状態である場合、ディスプレイ205上に表示される画面は、第4のオブジェクト807、第5のオブジェクト809、第6のオブジェクト811、又は第7のオブジェクト813のうち少なくとも1つをさらに含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、第4のオブジェクト807は、電子装置に関する情報(例えば、電子装置のモデル名又はモデル番号(number))(「AAAA」)、通信事業者に関する情報(例えば、通信事業者名)(「BBBB」)又は製造業者に関する情報(例えば、製造業者名)(「CCCC」)のうち少なくとも1つを含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、通信事業者に関する情報(「BBBB」)は、例えば、ネットワークID(例えば、PLMN)に基づいて確認することができる。本開示の様々な実施形態によれば、製造業者に関する情報(「CCCC」)は、電子装置101の製造時に、製造業者によって入力された情報又は電子装置101のモデル名のうち少なくとも1つに基づいて確認できる。本開示の様々な実施形態によれば、第5のオブジェクト809は、過放電状態のバッテリが存在することを示す情報(「バッテリ性能が低下しました。」)又はユーザが電子装置101に要求される措置(「お近くのBBBBでチェックしてください。」)のうち少なくとも1つを含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、電子装置101の製造業者が、電子装置101の修理を担当する場合、「お近くのCCCCでチェックしてください。」と表示され得る。本開示の様々な実施形態によれば、第6のオブジェクト811は、電子装置101の修理を担当するA/Sセンタに関する情報(例えば、A/Sセンターの電話番号)(「XXXX-XXXX」)を含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、第7のオブジェクト813は、電子装置101の製造業者に関する情報(例えば、製造業者名)(「CCCC」)を表すことができる。本開示の様々な実施形態によれば、第1のオブジェクト801から第7のオブジェクト813は、国コード及び/又はネットワークIDに対応する国の言語のテキスト又はイメージとして表示され得る。本開示の様々な実施形態によれば、前述の第1のオブジェクト801~第7のオブジェクト813のうち少なくとも1つは、省略されてもよい(例えば、表示されなくてもよい)。
【0110】
図8cを参照すると、本開示の様々な実施形態によれば、第5のオブジェクト809は、電子装置101に含まれる複数のバッテリ(例えば、図2bの第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189b)のうち一部のバッテリが過放電状態であることを示す情報(「一部のバッテリ性能が低下しました。」)を含むことができる。本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのバッテリ189が過放電状態である場合、ディスプレイ205上に表示される画面は、第8のオブジェクト815をさらに含み得る。本開示の様々な実施形態によれば、第8のオブジェクト815は、複数のバッテリ(例えば、第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189b)のそれぞれの充電状態(例えば、充電中又は充電中断)を示すことができる。例えば、左側のオブジェクト815a及び右側のオブジェクト815bはそれぞれ、第1のバッテリ189a及び第2のバッテリ189bに対応し、左側のオブジェクト815aは、第1のバッテリ189aが充電中である(例えば、充電が可能である)ことを示し、右側のオブジェクト815bは、第2のバッテリ189bの充電が中断された(例えば、充電が不可能である)ことを示すことができる。本開示の様々な実施形態によれば、左側のオブジェクト815a及び右側のオブジェクト815bから、電子装置101は、2つのバッテリを含み、いずれかのバッテリは、過放電状態ではなく、他の1つのバッテリが、過放電状態であることを確認することができる。電子装置101のユーザ又はA/Sセンタの従業員は、左側のオブジェクト815a及び右側のオブジェクト815bから前記の情報を確認し、適切な措置(例えば、右側のオブジェクト815bに対応する第2のバッテリ189bのチェック又は修理/交換)を取ることができる。本開示の様々な実施形態によれば、第1のオブジェクト801から第8のオブジェクト815は、国コード及び/又はネットワークIDに対応する国の言語のテキスト又はイメージとして表示され得る。本開示の様々な実施形態によれば、前述の第1のオブジェクト801~第8のオブジェクト815のうち少なくとも1つは、省略されてもよい(例えば、表示されなくてもよい)。
【0111】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置は、少なくとも1つのバッテリ、充電回路、ディスプレイ、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含み、前記充電回路は、外部から提供された充電電力を受信し、少なくとも1つのバッテリを充電するか、又は前記少なくとも1つのプロセッサ及び/又は前記ディスプレイに電力を供給するように設定され、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記電子装置がオフ状態である間に、前記充電回路から供給された電力の少なくとも一部に基づいて駆動され、前記少なくとも1つのバッテリが過放電状態であるか否かを確認し、前記少なくとも1つのバッテリが、前記過放電状態にあることを確認することに基づいて、前記メモリに格納された複数のイメージのうち、前記少なくとも1つのバッテリの状態を示す(representing)少なくとも1つのイメージを、前記ディスプレイ上に表示するように設定できる。
【0112】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置のネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報は、電子装置の状態がオフ状態に切り替わる前に取得され得る。
【0113】
本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのイメージは、電子装置のネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報に基づいて確認することができる。
【0114】
本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのイメージは、電子装置の国、電子装置の通信事業者、又は電子装置の製造業者のうち少なくとも1つに関する情報を含むことができる。
【0115】
本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのイメージは、通信事業者又は製造業者によって提供されるサービスセンタに関する情報を含むことができる。
【0116】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路は、少なくとも1つのバッテリの電圧を確認し、確認された電圧が所定の閾値電圧以下であることに基づいて、少なくとも1つのプロセッサに信号を印加するように設定され得る。
【0117】
本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサは、印加された信号に基づいて、複数のイメージのうち少なくとも1つのイメージをロード(load)し、ロードされた少なくとも1つのイメージをディスプレイ上に表示するように設定できる。
【0118】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置は、PMIC(power management integrated circuit)をさらに含み、充電回路は、PMICに含まれ得る。
【0119】
本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのバッテリは、複数のバッテリを含み、少なくとも1つのプロセッサは、複数のバッテリのそれぞれのバッテリ状態を確認し、複数のバッテリのそれぞれのバッテリ状態を確認することに基づいて、複数のバッテリのうち1つ以上のバッテリが、過放電状態にあることを確認することに基づいて、少なくとも1つのイメージをディスプレイ上に表示するように設定することができる。
【0120】
本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのイメージは、複数のバッテリのうち、過放電状態である1つ以上のバッテリを指す情報を含み得る。
【0121】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路は、複数のバッテリのそれぞれのバッテリ電圧を確認して、各バッテリ電圧が所定の閾値電圧以下であるかどうかを確認し、複数のバッテリのうち一部のバッテリ電圧が、所定の閾値電圧を超えることを確認することに基づいて、複数のバッテリのうち一部の充電動作を実行し、過放電状態で確認された1つ以上のバッテリに対する充電動作を中断することができる。
【0122】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置を制御する方法は、電子装置がオフ状態の間に、電子装置の充電回路から供給される電力の少なくとも一部に基づいて駆動され、電子装置の少なくとも1つのバッテリが、過放電状態であるか否かを確認する動作と、少なくとも1つのバッテリが、過放電状態であることを確認することに基づいて、電子装置のメモリに格納された複数のイメージのうち、少なくとも1つのバッテリの状態を示す少なくとも1つのイメージを、電子装置のディスプレイ上に表示する動作とを含むことができる。
【0123】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置のネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報は、電子装置の状態がオフ状態に切り替わる前に取得され得る。
【0124】
本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのイメージは、前記電子装置のネットワークID又は国コードのうち少なくとも1つに関する情報に基づいて確認することができる。
【0125】
本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのイメージは、電子装置の国、電子装置の通信事業者、又は電子装置の製造業者のうち少なくとも1つに関する情報を含むことができる。
【0126】
本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのイメージは、通信事業者又は製造業者によって提供されるサービスセンタに関する情報を含むことができる。
【0127】
本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのバッテリの電圧を確認する動作及び確認された電圧が所定の閾値電圧以下であることに基づいて、電子装置の少なくとも1つのプロセッサに信号を印加する動作をさらに含むことができる。
【0128】
本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのイメージを表示する動作は、印加された信号に基づいて、複数のイメージのうち少なくとも1つのイメージをロード(load)し、ロードされた少なくとも1つのイメージを、ディスプレイ上に表示する動作を含むことができる。
【0129】
本開示の様々な実施形態によれば、少なくとも1つのバッテリが過放電状態であるか否かを確認する動作は、電子装置の複数のバッテリのそれぞれのバッテリ状態を確認する動作を含み、少なくとも1つのイメージを表示する動作は、各バッテリ状態を確認することに基づいて、複数のバッテリのうち少なくとも1つのバッテリが過放電状態であると確認された場合に、少なくとも1つのイメージをディスプレイ上に表示する動作を含むことができる。
【0130】
本開示の様々な実施形態によれば、電子装置において、複数のバッテリ、充電回路、ディスプレイ、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含み、少なくとも1つのプロセッサは、電子装置がオフ状態の間に、充電回路を用いて、複数のバッテリのうち少なくとも1つのバッテリが、過放電状態であるか否かを確認し、少なくとも1つのバッテリが、過放電状態にあると確認することに基づいて、少なくとも1つのバッテリの状態を示す少なくとも1つのイメージを、ディスプレイ上に表示するように設定され、少なくとも1つのイメージは、複数のバッテリのうち、過放電状態である少なくとも1つのバッテリを指す(indicating)情報を含むことができる。
【0131】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路は、複数のバッテリのそれぞれのバッテリ電圧を確認して、各バッテリ電圧が所定の閾値電圧以下であるか否かを確認し、複数のバッテリのうち一部のバッテリ電圧が、所定の閾値電圧を超えることが確認されると、複数のバッテリのうち一部の充電動作を実行するようにさらに設定され、過放電状態で確認された少なくとも1つのバッテリに対する充電動作は、中断できる。
【0132】
本開示の様々な実施形態によれば、充電回路は、複数のバッテリのすべてのバッテリ電圧が、所定の閾値電圧以下であることが確認された場合、複数のバッテリに対する充電動作を中断するようにさらに設定され得る。
【0133】
本明細書に開示された様々な実施形態による電子装置は、様々な形態の装置であり得る。電子装置は、例えば、携帯用通信装置(例えば、スマートフォン)、コンピュータ装置、携帯用マルチメディア装置、携帯用医療機器、カメラ、ウェアラブル機器、又は家電機器を含むことができる。本開示の実施形態による電子装置は、前述の機器に限定されない。
【0134】
本開示の様々な実施形態及びそれに使用される用語は、本明細書に記載された技術的特徴を、特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、その実施形態の様々な変更、等価物、又は代替物を含むことを理解されたい。図面の説明に関して、類似又は関連する構成要素には、同様の参照番号を使用する場合がある。項目に対応する名詞の単数形は、関連する文脈上、明らかに別段の指示がない限り、前記項目の1つ又は複数を含むことができる。本明細書において、「A又はB」、「A及びBのうち少なくとも1つ」、「A又はBのうち少なくとも1つ」、「A、B又はC」、「A、B及びCのうち少なくとも1つ」、及び「A、B又はCのうち少なくとも1つ」などの句のそれぞれは、その句の対応する句に一緒に列挙された項目のいずれか、又はそれらの可能なすべての組み合わせを含むことができる。「第1」、「第2」、又は「一番目」又は「二番目」などの用語は、単にその構成要素を他の対応する構成要素と区別するために使用される場合があり、その構成要素を他の側面(例えば、重要性又は順序)に限定しない。ある(例えば、第1の)構成要素が、他の(例えば、第2の)構成要素に、「機能的に」又は「通信的に」という用語と組み合わせて、又はそのような用語なしで、「結合」又は「接続」と言及されている場合、前記のいくつかの構成要素は、前記の他の構成要素に直接(例えば、有線で)、無線で、又は第3の構成要素を介して接続され得る。
【0135】
本明細書の様々な実施形態で使用される「モジュール」という用語は、ハードウェア、ソフトウェア、又はファームウェアで実現されたユニットを含むことができ、例えば、論理、論理ブロック、部品、又は回路などの用語と交換可能に使用することができる。モジュールは、一体に構成された部品又は1つ又はそれ以上の機能を実行する、前記部品の最小単位又はその一部であり得る。例えば、一実施形態によれば、モジュールは、ASIC(application-specific integrated circuit)の形態で実装され得る。
【0136】
本明細書の様々な実施形態は、機器(machine、例えば、電子装置101)によって読み取り可能な記憶媒体(storage medium、例えば、内蔵メモリ136又は外部メモリ138)に格納された1つ又はそれ以上の命令を含むソフトウェア(例えば、プログラム140)として実施することができる。例えば、機器(例えば、電子装置101)のプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、記憶媒体に格納された1つ又はそれ以上の命令のうち少なくとも1つの命令を呼び出し、それを実行することができる。これにより、機器が、前記呼び出された少なくとも1つの命令に従って、少なくとも1つの機能を実行するように動作することを可能にする。前記1つ又はそれ以上の命令は、コンパイラによって生成されたコード又はインタプリタによって実行され得るコードを含むことができる。機器で読み取り可能な記憶媒体は、非一時的(non-transitory)記憶媒体の形態で提供されてもよい。ここで、「非一時的」とは、記憶媒体が実在(tangible)する装置であり、信号(signal、例えば、電磁波)を含まないことを意味するだけであり、この用語は、データが記憶媒体に半永久的に保存される場合と、一時的に保存される場合とを区別しない。
【0137】
一実施形態によれば、本明細書に開示された様々な実施形態による方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供されてもよい。コンピュータプログラム製品は、商品として販売者と購入者との間で取引され得る。コンピュータプログラム製品は、機器で読み取り可能な記憶媒体(例えば、compact disc read only memory(CD-ROM))の形態で配布されるか、又はアプリケーションストア(例えば、プレイストア(商標))を介して又は2つのユーザ装置(例:スマートフォン)間で直接、オンラインで配布(例えば、ダウンロード又はアップロード)されてもよい。オンライン配布の場合、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、製造元のサーバ、アプリケーションストアのサーバ、又は中継サーバのメモリなどの機器で読み取り可能な記憶媒体に少なくとも一時的に保存されるか、一時的に生成され得る。
【0138】
様々な実施形態によれば、前記の構成要素の各構成要素(例えば、モジュール又はプログラム)は、単数又は複数の個体を含んでもよく、複数の個体のいくつかは、異なる構成要素に分離配置され得る。様々な実施形態によれば、前述の該当構成要素のうち1つ又はそれ以上の構成要素又は動作を省略しても、又は1つ又はそれ以上の他の構成要素又は動作を追加してもよい。代替的又は追加的に、複数の構成要素(例えば、モジュール又はプログラム)は、1つの構成要素に統合することができる。この場合、統合された構成要素は、前記複数の構成要素の各構成要素の1つ又はそれ以上の機能を、統合前に前記複数の構成要素のうち該当構成要素によって実行されるのと同じ又は同様に実行することができる。様々な実施形態によれば、モジュール、プログラム、又は他の構成要素によって実行される動作は、順次、並列的、繰り返し、又はヒューリスティックに実行されてもよく、又は前記動作のうち1つ又はそれ以上が異なる順序で実行されても、又は省略されてもよく、あるいは、1つ以上の他の動作が追加される場合がある。
【0139】
開示は、様々な実施形態を参照して示され説明されたが、以下の開示の精神及び範囲から逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更を行うことができることが、当業者には理解されるであろう。添付の特許請求の範囲及びその等価物によって定義される。
【符号の説明】
【0140】
100 ネットワーク環境
101 電子装置
102 電子装置
104 電子装置
108 サーバ
120 プロセッサ
121 メインプロセッサ
123 補助プロセッサ
130 メモリ
132 揮発性メモリ
134 不揮発性メモリ
136 内蔵メモリ
138 外部メモリ
140 プログラム
142 オペレーティングシステム
144 ミドルウェア
146 アプリケーション
150 入力モジュール
155 音響出力モジュール
160 ディスプレイモジュール
170 オーディオモジュール
176 センサモジュール
177 インタフェース
178 接続端子
179 触覚モジュール
180 カメラモジュール
188 電力管理モジュール
189 バッテリ
189a 第1のバッテリ
189b 第2のバッテリ
190 通信モジュール
192 無線通信モジュール
194 有線通信モジュール
196 加入者識別モジュール
197 アンテナモジュール
198 第1のネットワーク
199 第2のネットワーク
201 充電回路
203 システム
203a 第1のシステム
203b 第2のシステム
205 ディスプレイ
801 第1のオブジェクト
803 第2のオブジェクト
805 第3のオブジェクト
807 第4のオブジェクト
809 第5のオブジェクト
811 第6のオブジェクト
813 第7のオブジェクト
815 第8のオブジェクト
図1
図2a
図2b
図3
図4
図5
図6a
図6b
図7
図8a
図8b
図8c