(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-29
(45)【発行日】2024-04-08
(54)【発明の名称】自動切替器
(51)【国際特許分類】
H01H 31/02 20060101AFI20240401BHJP
G05G 1/04 20060101ALI20240401BHJP
H01H 71/70 20060101ALI20240401BHJP
【FI】
H01H31/02 E
G05G1/04 Z
H01H71/70
(21)【出願番号】P 2020120816
(22)【出願日】2020-07-14
【審査請求日】2023-06-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000124591
【氏名又は名称】河村電器産業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】505263373
【氏名又は名称】株式会社コエックス
(74)【代理人】
【識別番号】100078721
【氏名又は名称】石田 喜樹
(72)【発明者】
【氏名】水野 和人
(72)【発明者】
【氏名】加藤 貴久
【審査官】井上 信
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-199620(JP,A)
【文献】特開平5-325773(JP,A)
【文献】特開2009-197442(JP,A)
【文献】特開平6-307539(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 31/02
H01H 33/28
H02J 9/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの入力部と、1つの出力部と、前記出力部に接続する前記入力部を切り替えるために、前後に傾倒操作する操作ハンドルと、前記入力部の切り替えを判断する切替判断部と、前記操作ハンドルに係合して操作ハンドルを切り替え操作するハンドルフックと、前記切替判断部の判断に基づいて前記ハンドルフックを前後動させて前記操作ハンドルを切替動作させるモータを備えた駆動装置と、を有する自動切替器であって、
前記駆動装置は、更に前記モータにより回転するクランク部材、及び前記クランク部材の回転を前記ハンドルフックの前後動に変換するアームレバーを有し、
前記アームレバーは、上端が前記ハンドルフックに連結されると共に、下端がモータフレームに軸着されて成り、前記クランク部材の回転を可能とする回転空間を軸着部の上部に備え、前記クランク部材の回転により揺動することで前記ハンドルフックが前後動し、
更に前記回転空間は一部が広く形成された遊び空間を有し、前記クランク部材が特定の角度の状態では、前記操作ハンドルが切替動作する範囲で、前記アームレバーの自由な揺動を可能とし、
前記ハンドルフックが前記操作ハンドルに係合した状態にあっても、前記操作ハンドルの手動操作による入力切替が可能であることを特徴とする自動切替器。
【請求項2】
前記クランク部材が、前記特定の角度の状態から所定の方向へ1回転することで、前記アームレバーは一方から他方へ揺動して前記操作ハンドルが切替動作し、
この切り替えた状態から、前記クランク部材が前記所定の方向とは逆の方向へ1回転すると、前記操作ハンドルが前記他方から前記一方へ揺動して切替動作するが、
前記遊び空間は、前記クランク部材が前記特定の角度の状態から少なくとも80度回転するまでは、前記アームレバーに係合しないよう形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動切替器。
【請求項3】
前記クランク部材を前記特定の角度の状態から80度回転させるテストボタンを有することを特徴とする請求項2記載の自動切替器。
【請求項4】
前記アームレバーに形成された前記回転空間は、底部に前記遊び空間が形成されてフラスコ状に形成され、
前記特定の角度の状態が、前記クランク部材がその回転軸に対して先端が垂下した状態の角度であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動切替器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば商用電源が停電した際に、電源を分散電源に自動で切り替える自動切替器に関する。
【背景技術】
【0002】
太陽光発電等の自家発電装置を分散電源として備えて、商用電源の停電に対応したり電力の節約を図る電力需要家がある。このように電源を複数系統備える場合、電源の切り替えに切替器が使用され、この切替器には停電を検知して自動で切り替える自動切替器がある。
例えば、特許文献1の自動切替器は、手動操作で切り替える入力切替器を基本として駆動装置を組み付けて、手動で切替操作する操作ハンドルをモータ駆動で切り替えるよう構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の自動切替器は、操作ハンドルに係合しているハンドルフックを操作ハンドルから外せば、手動での切り替えを実施できた。
しかしながら、通常自動で行われる入力切り替えを手動で行う作業は、現場に慣れない作業者が行うため、ハンドルフックの破損等の不具合が発生する場合があった。
例えば、手動で切り替える場合はハンドルフックが外されるが、切替操作後はハンドルの角度が異なるため、ハンドルフックをそのままの状態では戻すことができない。これを無理矢理操作ハンドルに係合させようとすることで破損が発生した。また、係合せず放置することで、その後自動切り替えが行われなかったりする問題があった。
また、自動切替を行う駆動装置の動作をテストする場合は、実際に切り替えを行わせて実施していたため一瞬停電が発生し、好ましいテスト形態では無かった。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、切替操作する操作ハンドルに自動切り替えを実施するためのハンドルフックを係合させた状態でも、操作ハンドルを手動操作でき、更に駆動装置のテストを停電を発生させること無く実施できる自動切替器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、2つの入力部と、1つの出力部と、出力部に接続する入力部を切り替えるために、前後に傾倒操作する操作ハンドルと、入力部の切り替えを判断する切替判断部と、操作ハンドルに係合して操作ハンドルを切り替え操作するハンドルフックと、切替判断部の判断に基づいてハンドルフックを前後動させて操作ハンドルを切替動作させるモータを備えた駆動装置と、を有する自動切替器であって、
駆動装置は、更にモータにより回転するクランク部材、及びクランク部材の回転をハンドルフックの前後動に変換するアームレバーを有し、アームレバーは、上端がハンドルフックに連結されると共に、下端がモータフレームに軸着されて成り、クランク部材の回転を可能とする回転空間を軸着部の上部に備え、クランク部材の回転により揺動することでハンドルフックが前後動し、更に回転空間は一部が広く形成された遊び空間を有し、クランク部材が特定の角度の状態では、操作ハンドルが切替動作する範囲で、アームレバーの自由な揺動を可能とし、ハンドルフックが操作ハンドルに係合した状態にあっても、操作ハンドルの手動操作による入力切替が可能であることを特徴とする。
この構成によれば、ハンドルフックの操作ハンドルへの係合を解除することなく、手動操作で入力切替を行うことができる。よって、作業者のなれない操作に伴うハンドルフックの破損や、ハンドルフックと操作ハンドルとの係合状態に不具合が発生するような事態を防止でき、自動切替器の安定した動作を継続させることができる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、クランク部材が、特定の角度の状態から所定の方向へ1回転することで、アームレバーは一方から他方へ揺動して操作ハンドルが切替動作し、この切り替えた状態から、クランク部材が所定の方向とは逆の方向へ1回転すると、操作ハンドルが他方から一方へ揺動して切替動作するが、遊び空間は、クランク部材が特定の角度の状態から少なくとも80度回転するまでは、アームレバーに係合しないよう形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、クランク部材がアームレバーに係合しない角度範囲が少なくとも80度の範囲で存在することで、ハンドルフックを係合させた状態でも操作ハンドルの切替操作を実施できる。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載の構成において、クランク部材を特定の角度の状態から80度回転させるテストボタンを有することを特徴とする。
この構成によれば、テストボタンの操作で、操作ハンドルが切替動作しない範囲でクランク部材が回転動作する。よって、切替動作させること無くモータの動作テストやメンテナンスができる。然も、1回転しないまでも80度と大きい角度で回転させてテストするため、確実なテストができる。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の構成において、アームレバーに形成されたクランク部材の回転空間は、フラスコ状に開口形成されて底部に遊び空間が形成され、特定の角度の状態は、クランク部材がその回転軸に対して先端が垂下した状態の角度であることを特徴とする。
この構成によれば、クランク部材を少なくとも80度自由に回転させることが可能である一方で、回転空間の上部は狭く形成されている。そのため、クランク部材を180度回転させた状態では、アームレバーを直立させた状態で安定させることが可能であり、双方の入力部から切り離された中立位置を維持することも可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ハンドルフックの操作ハンドルへの係合を解除することなく、手動操作で入力切替を行うことができる。よって、作業者のなれない操作に伴うハンドルフックの破損や、ハンドルフックと操作ハンドルとの係合状態に不具合が発生するような事態を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明に係る自動切替器の一例を示す斜視図である。
【
図4】切替器を取り外した斜視を示し、クランク部材とアームレバーの関係を示す説明図である。
【
図6】クランク部材とアームレバーの関係を示す側面説明図であり、(a)は入力が第1回路の状態、(b)は入力が第2回路の状態を示している。
【
図7】モータテストの流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る自動切替器の斜視図を示している。自動切替器1は、切替器2と駆動装置3とで構成され、台座4上で一体化されている。
切替器2は、後部(図示右側)に第1入力端子5a、前部(図示左側)に第2入力端子5b、出力端子6が配置され、上部に入力を切り替える操作ハンドル7が配置されている。操作ハンドル7を前方或いは後方への傾倒(回動)させることで入力の切り替えが行われる。入力端子5、出力端子6は3端子で構成されている。
【0013】
切替器2の右側(図示手前)に駆動装置3が配置され、操作ハンドル7を覆うように駆動装置3から延びたハンドルフック11が配置されている。このハンドルフック11を介して、操作ハンドル7と駆動装置3とは連結されている。
【0014】
図2は切替器2と駆動装置3の関係を示す模式図であり、
図2に示すように駆動装置3により入力の切り替えが行われる。ここでは、第1入力端子5aに一方の電源である第1回路21が接続され、第2入力端子5bに他方の電源である第2回路22が接続され、出力端子6に接続された負荷23に供給する電源の切り替えが成される場合を示している。
【0015】
図3は自動切替器1の機能ブロック図を示している。
図3に示すように、駆動装置3は、切替駆動部31、センサ部32、表示部33、テストボタン34、2つの電源部35(35a,35b)、CPUを備えた制御部36等を備えている。
【0016】
切替駆動部31は、ハンドルフック11、アームレバー12、クランク部材13、モータ部14を有し、ハンドルフック11が操作ハンドル7を操作して切替器2が操作される。モータ部14は、モータとその回転をクランク部材13に伝達する伝達機構部とを有している。
センサ部32は、アームレバー12の角度を検知するセンサ、クランク部材13の角度を検知するセンサ等を備えている。
表示部33は、
図1に示すように2つ表示部(第1表示部33a,第2表示部33b)で構成され、いずれもLEDで構成されている。第1表示部33aは運転状態を表示(詳述せず)し、第2表示部33bはエラー発生時にそれを表示する。
テストボタン34は、モータ部14即ちモータの動作テストをするボタンである。
【0017】
電源部35は、第1回路21に接続された(第1入力端子5aから電源が供給される)第1電源部35a、第2回路22に接続された(第2入力端子5bから電源が供給される)第2電源部35bを有している。
制御部36は、電源部35の電圧情報を入手し、第1回路21及び第2回路22の状態を把握し、現在出力端子6に接続されている一方の入力端子5の電圧が所定値以下になったら、入力端子5を他方の入力端子5へ切り替える。
【0018】
図4,5は、切替器2を取り外した図で、ハンドルフック11とアームレバー12とモータ部14が組み付けられたモータフレーム15との関係を示し、
図4は斜視図、
図5は側面図である。但し、アームレバー12が直立した状態を示し、切り替えの途中の状態を示している。
図4,5に示すように、ハンドルフック11は、端部がアームレバー12の上端に連結されている。アームレバー12はモータ部14に取り付けられたクランク部材13により駆動されて前後に揺動し、この揺動動作でハンドルフック11は操作ハンドル7を切替操作する。
尚、ハンドルフック11は、アームレバー12に対して直交するよう配置されて固定されているが、傾倒/起立可能にアームレバー12に連結しても良い。
【0019】
アームレバー12は板状に形成され、クランク部材13の回転空間Sが内部に開口形成されている。また、下端に軸着部12aを有し、モータ部14が組み付けられたモータフレーム15に軸着され、軸着部12aを中心に回転可能に配置されている。
そして、回転空間Sは、軸着部12aの上部に形成され、軸着部12aに近い底部が幅広に形成された遊び空間SFを備えて全体がフラスコ状に開口形成されている。
【0020】
一方、モータ部14は、モータに連結された駆動軸14aが左右方向に向けて配置され、その先端がモータフレーム15から突出しており、この突出した先端部にクランク部材13が取り付けられている。アームレバー12は、この駆動軸14aに直交する面内で回転する。
【0021】
クランク部材13は、駆動軸14aとの連結部を回転中心13aとし、駆動軸14aに直交する方向に延びた棒体13bを有し、その先端に回転空間Sの内壁に当接するローラー状の回転体13cを備えている。
【0022】
図6は、このような回転空間Sを設けたクランク部材13とアームレバー12の関係を示す説明図であり、(a)は一方の入力端子5に出力端子6が接続された状態、(b)は他方の入力端子5が出力端子6に接続された状態を示している。
クランク部材13を1回転することで、その間のアームレバー12との係合作用でアームレバー12は揺動し、切り替えが実施される。具体的に、クランク部材13の回転に従い回転体13cが回転空間Sの内壁に当接してアームレバー12を移動させ、アームレバー12が揺動する。
こうして、
図6(a)の状態から、矢印A1の方向へクランク部材13を360度回転すると、アームレバー12は
図6(b)の角度状態となる。逆に、
図6(b)の状態から矢印A2の方向へクランク部材360度回転すると、アームレバー12は
図6(a)の角度状態となり、入力の切り替えが成される。
【0023】
そして、
図6に示すように、入力の切り替えが完了したアームレバー12の双方の角度状態で、クランク部材13は1回転(360度回転)するため、角度は垂下状態で同一にできる。
加えて、回転空間Sは底部に広い遊び空間SFがフラスコ状に形成されていることで、アームレバー12はこの状態で大きな角度で揺動可能であり、手動操作で大きく揺動させることができる。こうして、ハンドルフック11を操作ハンドル7から外さなくても、操作ハンドル7を操作でき、手動で入力の切り替えを実施できる。
【0024】
具体的に、
図6に示すように、遊び空間SFは、クランク部材13が垂下した状態(特定の角度の状態)から80度までの回転が可能となっている。
この結果、
図6に示すようにクランク部材13を垂下した角度に固定した状態で、第1入力端子5aに接続した状態と、第2入力端子5bに切り替えた状態の状態との双方の生成を可能としている。即ち、アームレバー12を操作ハンドル7に係合させた状態で、手動操作による入力切り替えを可能としている。
【0025】
このように、ハンドルフック11の操作ハンドル7への係合を解除することなく、手動操作で入力切替を行うことができる。よって、作業者のなれない操作に伴うハンドルフック11の破損や、ハンドルフック11と操作ハンドル7との係合状態に不具合が発生するような事態を防止でき、自動切替器の安定した動作を継続させることができる
また、クランク部材13がアームレバー12に係合しない角度範囲が少なくとも80度の範囲で存在することで、ハンドルフック11を係合させた状態でも操作ハンドル7の切替操作を実施できる。
更に、クランク部材13を少なくとも80度自由に回転させることが可能である一方で、回転空間Sの上部は狭く形成されている。そのため、クランク部材13を180度回転した状態では、アームレバー12を直立させた状態(
図5に示す)で安定させることが可能であり、双方の入力端子5から切り離された中立位置を維持することも可能となる。
【0026】
次にモータテストを説明する。モータテストは、モータ部14の動作テストを行うテストボタン34を押下して実施される。
テストボタン34が押下されると、制御部36は以下のような制御を実施する。
図7はこのときの制御の流れを示すフローチャートであり、このフローを参照して説明する。
テストボタン34が押下(S1)されると、モータ(モータ部14)が起動して回転を開始する(S2)。モータの回転により駆動軸14aを介してクランク部材13が回転を開始する(S3)。
【0027】
クランク部材13は、先端が垂下した状態を特定の角度の状態(角度0度の状態)として、一方の入力端子5が出力端子6に接続された状態でこの角度状態にある。そして、この回転角度はセンサ部32に監視され、アームレバー12との係合が外れたこの特定の角度から、所定の1方向に80度回転したら、それをセンサ部32が検知し(S4でYes)、テスト動作は終了となる。
尚、クランク部材13が80度回転しても、その間アームレバー12との係合は発生しないので、アームレバー12は動作しない。そして80度回転後、クランク部材13は特定の角度の状態に戻る。
こうしてテストが正常に終了すると、制御部36は表示部33にテスト完了を表示させる。例えば、第2表示部33bを青色点灯させる。
【0028】
但し、センサ部32がクランク部材13の80度の回転を検知しなければ(S4でNo)、モータの動作時間が一定時間経過したか判断し(S5)、一定時間が経過しても80度の回転を検知できなければ、モータが回らない或いはクランク部材13に異常が発生したと判断し、表示部33にエラー表示を行い(S6)、モータは停止する。例えば第2表示部33bを黄色点滅させる。
【0029】
尚、表示部33のエラー表示は複数通りの表示形態があり、例えばモータ部14が回転しない場合、モータ部14は回転するが、クランク部材13が回転しない場合は、それぞれ異なるエラー表示が実施される。また、テストボタン34の操作とは関係なく、切換制御の際にアームレバー12の角度異常が発生したら、センサ部32がそれを検知してエラー表示が成される。
【0030】
このように、テストボタン34の操作で、操作ハンドル7が切替動作しない範囲でクランク部材13が回転動作する。よって、切替動作させること無くモータ部14の動作テストやメンテナンスができる。然も、1回転しないまでも80度と大きい角度で回転させてテストするため、確実なテストができる。
【0031】
尚、上記実施形態では、2つの電源を切り替える構成を示したが、電源の切り替えに限定するものでなく、幅広く電路の切替を行う際に好適である。
【符号の説明】
【0032】
1・・自動切替器、2・・切替器、3・・駆動装置、5・・入力端子(入力部)、5a・・第1入力端子、5b・・第2入力端子、6・・出力端子(出力部)、7・・操作ハンドル、11・・ハンドルフック、12・・アームレバー、12a・・軸着部、13・・クランク部材、14・・モータ部、15・・モータフレーム、21・・第1回路、22・・第2回路、23・・負荷、31・・切替駆動部、32・・センサ部、33・・表示部、34・・テストボタン、35・・電源部、36・・制御部(切替判断部)、S・・回転空間、SF・・遊び空間。