(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-29
(45)【発行日】2024-04-08
(54)【発明の名称】電力変換装置
(51)【国際特許分類】
H02M 7/48 20070101AFI20240401BHJP
【FI】
H02M7/48 M
H02M7/48 E
(21)【出願番号】P 2022036729
(22)【出願日】2022-03-10
【審査請求日】2023-07-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145908
【氏名又は名称】中村 信雄
(74)【代理人】
【識別番号】100136711
【氏名又は名称】益頭 正一
(72)【発明者】
【氏名】權藤 涼
(72)【発明者】
【氏名】丸山 晃則
【審査官】柳下 勝幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-011478(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0238064(US,A1)
【文献】特開2010-035259(JP,A)
【文献】特開2017-153250(JP,A)
【文献】特開平11-235049(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M 7/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
DC電圧をAC電圧に変換して負荷に出力するインバータ回路と、
前記インバータ回路から出力されるAC電流を検出するAC電流センサと、
前記インバータ回路から出力される前記AC電圧を検出するAC電圧センサと、
前記インバータ回路に入力される前記DC電圧を検出するDC電圧センサと、
前記AC電流センサにより検出された前記AC電流、前記AC電圧センサにより検出された前記AC電圧、及び前記DC電圧センサにより検出された前記DC電圧に基づいて、前記AC電圧を制御する制御回路と
を備え、
前記制御回路は、
所定の過電流閾値と前記AC電流センサにより検出された前記AC電流との差を積分して積分出力を出力する積分部と、
前記積分部から出力された前記積分出力と前記AC電圧センサにより検出された前記AC電圧とを乗算して乗算出力を出力する乗算部と、
前記乗算部から出力された前記乗算出力を前記DC電圧センサにより検出された前記DC電圧で除算することによりDuty比を算出して出力する除算部と、
前記除算部から出力された前記Duty比に応じて前記AC電圧を制御する電圧制御部と
を備える電力変換装置。
【請求項2】
前記制御回路は、
前記AC電流センサにより検出された前記AC電流の絶対値を算出して出力する第1の絶対値回路と、
前記所定の過電流閾値と前記第1の絶対値回路から出力された前記AC電流の絶対値との差を算出して前記積分部に出力する比較器と
を備え、
前記積分部は、前記比較器から出力された前記所定の過電流閾値と前記AC電流の絶対値との差を積分して前記積分出力を出力する請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記制御回路は、
前記AC電圧センサにより検出された前記AC電圧の絶対値を算出して出力する第2の絶対値回路を備え、
前記乗算部は、前記積分部から出力された前記積分出力と前記第2の絶対値回路から出力された前記AC電圧の絶対値とを乗算して前記乗算出力を出力する請求項2に記載の電力変換装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車載のインバータとして、半導体スイッチング素子を過電流から保護するための電流リミッタを有し、インバータのAC出力に負荷が接続された時点から所定期間のみ、電流リミッタのリミッタ値を広げる制御を実行するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このインバータでは、インバータのAC出力に負荷が接続された際に発生するインバータの出力電圧の一時的な低下又は各種電流の一時的な増加を負荷接続検出回路により検出し、1秒間程度の短時間に限り、電流リミッタのリミッタ値を広げる。それにより、インバータのAC出力に接続された負荷の起動に必要な電流を供給すると共に、インバータのスイッチング素子の過電流保護を図ろうとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のインバータでは、インバータの出力電圧や各種電流の一時的な変化を検出してからスイッチング素子の温度閾値を超えない程度の短時間でリミット値を広げる動作を終了する。そのため、インバータの出力電圧等の一時的な変化を検出するまでの時間遅れを極めて短くする必要があり、クロック周波数の高い高価格なマイコンを負荷接続検出回路に設ける必要がある。即ち、特許文献1に記載のインバータでは、負荷接続検出回路を設けること自体が大型化、高コスト化を招くのに加えて、高価格な負荷接続検出回路を設けることによる更なる高コスト化という課題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、インバータ回路のAC出力に接続された負荷の起動に対応できると共に、小型化、低コスト化を実現できる電力変換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電力変換装置は、DC電圧をAC電圧に変換して負荷に出力するインバータ回路と、前記インバータ回路から出力されるAC電流を検出するAC電流センサと、前記インバータ回路から出力される前記AC電圧を検出するAC電圧センサと、前記インバータ回路に入力される前記DC電圧を検出するDC電圧センサと、前記AC電流センサにより検出された前記AC電流、前記AC電圧センサにより検出された前記AC電圧、及び前記DC電圧センサにより検出された前記DC電圧に基づいて、前記AC電圧を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、所定の過電流閾値と前記AC電流センサにより検出された前記AC電流との差を積分して積分出力を出力する積分部と、前記積分部から出力された前記積分出力と前記AC電圧センサにより検出された前記AC電圧とを乗算して乗算出力を出力する乗算部と、前記乗算部から出力された前記乗算出力を前記DC電圧センサにより検出された前記DC電圧で除算することによりDuty比を算出して出力する除算部と、前記除算部から出力された前記Duty比に応じて前記AC電圧を制御する電圧制御部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、インバータ回路のAC出力に接続された負荷の起動に対応できると共に、小型化、低コスト化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係る電力変換装置を示す回路図である。
【
図3】
図3は、負荷の起動時の出力電流、出力電圧、積分器の積分出力、負荷の抵抗、及びDuty比の関係を示す波形図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用される。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る電力変換装置1を示す回路図である。この回路図に示す電力変換装置1は、DC/ACコンバータの機能を備え、バッテリ2から出力されたDC電圧をAC電圧に変換して当該AC電圧を負荷3に出力する。例えば、電力変換装置1は、DC400Vのバッテリ2から出力されたDC電圧をAC100VのAC電圧に変換する。なお、電力変換装置1を車載充電器に設けることも可能である。この場合、電力変換装置1を双方向のAC/DCコンバータとすることにより、系統電源(図示省略)から入力されるAC電圧をDC電圧に変換してバッテリ2を充電し、バッテリ2から出力されるDC電圧をAC電圧に変換して負荷3に出力することが可能である。
【0011】
電力変換装置1は、インバータ回路10と、出力電圧AC_Ref用の電圧センサ20と、出力電流I_AC用の電流センサ30と、DCリンク電圧V_DC_f用の電圧センサ40と、制御回路100とを備える。インバータ回路10は、電圧型のフルブリッジPFC(Power Factor Correction)インバータであり、半導体スイッチング素子S1~S4と、コンデンサ11と、インダクタ12とを備える。なお、電圧型のフルブリッジPFCインバータは一例であり、インバータ回路10の構成を、電流型のハーフブリッジインバータ等の他のインバータ回路の構成にしてもよい。インバータ回路10が、双方向AC/DCコンバータではない場合には、インバータ回路10をPFC回路とすることは必須ではなく、インダクタ12を備えることも必須ではない。
【0012】
半導体スイッチング素子S1~S4としては、FET(Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等が挙げられる。半導体スイッチング素子S1~S4のON/OFF制御は、制御回路100から出力されるPWM(Pulse Width Modulation)信号に従って行われる。
【0013】
ここで、半導体スイッチング素子S1~S4のON/OFFの時間の比率であるDuty比によって、出力電圧AC_Refが決定する。詳細は後述するが、制御回路100は、このDuty比を算出し、算出したDuty比に従ってPWM信号を生成する。
【0014】
ここで、インダクタ12と半導体スイッチング素子S1~S4とは、過電流により熱破壊を起こす可能性がある。そのため、詳細は後述するが、制御回路100は、出力電流I_ACの上限値である過電流閾値AC_Limitに基づいて、Duty比を算出する。
【0015】
電圧センサ20は、インバータ回路10の出力電圧AC_Refを検出して制御回路100に出力する。また、電流センサ30は、インバータ回路10の出力電流I_ACを検出して制御回路100に出力する。さらに、電圧センサ40は、コンデンサ11の電圧(DCリンク電圧)V_DC_fを検出して制御回路100に出力する。
【0016】
図2は、
図1に示す制御回路100を示す回路図である。この図に示すように、制御回路100は、電流センサ30(
図1参照)から出力された出力電流I_ACの絶対値と過電流閾値AC_Limitとの差に基づいて半導体スイッチング素子S1~S4のDuty比を算出する。
【0017】
制御回路100は、比較器101と、積分器102と、乗算器103と、除算器104と、PWM生成回路105とを備える。さらに、制御回路100は、絶対値回路106,107を備える。電流センサ30(
図1参照)から出力された出力電流I_ACは、絶対値回路106に入力され、絶対値回路106において、出力電流I_ACの絶対値が算出される。この出力電流I_ACの絶対値は、絶対値回路106から比較器101に入力される。また、過電流閾値AC_Limitが、不図示のメモリから比較器101に入力される。
【0018】
比較器101は、過電流閾値AC_Limitと出力電流I_ACの絶対値との差を算出して積分器102に出力する。出力電流I_ACの絶対値が過電流閾値AC_Limitより小さい場合には、比較器101は、正の値を出力する。他方で、出力電流I_ACの絶対値が過電流閾値AC_Limitより大きい場合には、比較器101は、負の値を出力する。
【0019】
積分器102は、比較器101の出力値を積分して乗算器103に出力する。ここで、積分器102の積分出力の最小値は0(0%)であり、積分器102の積分出力の最大値は1(100%)である。出力電流I_ACの絶対値が過電流閾値AC_Limitより小さく比較器101から正の値が出力される場合には、積分器102の積分出力は最大値である1(100%)に収束する。他方で、出力電流I_ACの絶対値が過電流閾値AC_Limitより大きく比較器101から負の値が出力される場合、積分器102の積分出力は、最小値である0(0%)側に変動する。
【0020】
電圧センサ20(
図1参照)から出力された出力電圧AC_Refは、絶対値回路107に入力され、絶対値回路107において、出力電圧AC_Refの絶対値が算出される。この出力電圧AC_Refの絶対値は、絶対値回路107から乗算器103に出力される。乗算器103は、積分器102の出力と出力電圧AC_Refの絶対値とを乗算して除算器104に出力する。
【0021】
除算器104には、電圧センサ40から出力されたDCリンク電圧V_DC_fが入力される。除算器104は、積分器102の積分出力と出力電圧AC_Refの絶対値との積をDCリンク電圧V_DC_fで除算することによりDuty比を算出し、算出したDuty比をPWM生成回路105に出力する。
【0022】
PWM生成回路105は、除算器104から出力されたDuty比で半導体スイッチング素子S1~S4をON/OFFさせるためのPWM信号を生成する。ここで、Duty比に応じて出力電圧AC_Refの大きさが決定される。例えば、Duty比が最大値である1(100%)の場合には、出力電圧AC_RefとDCリンク電圧V_DC_fとは一致する。他方で、Duty比が0(0%)に近づくほど、出力電圧AC_Refは小さくなる。
【0023】
図3は、負荷3の起動時の出力電流I_AC、出力電圧AC_Ref、積分器102の積分出力、負荷3の抵抗、及びDuty比の関係を示す波形図である。この波形図に示すように、負荷3の起動時には、負荷3の抵抗が最小値から漸次的に最大値まで増大する。そして、負荷3の起動後(抵抗が最大値まで増加した後)には、負荷3の抵抗は、最大値に収束する。この負荷3は、モータ等の起動電流が大きく起動時にインバータ回路10の過電流保護が必要となるものを想定している。なお、
図3に示す波形図は、モータ等の起動電流波形を表したものではなく、起動電流が大となる波形の一例として模擬したものである。
【0024】
ここで、負荷3の起動時、負荷3の抵抗が起動後に比して小さいことから、出力電圧AC_Refを抑える電圧制御が行われない場合には、出力電流I_ACは増大し、過電流閾値AC_Limitを超えることも想定される。それに対して、本実施形態では、負荷3の起動時、出力電流I_ACが過電流閾値AC_Limitを超える場合には、積分器102の積分出力が最大値1(100%)から最小値0(0%)側に変動する。これにより、負荷3の起動時、除算器104から出力されるDuty比が、積分器102の積分出力が最大値1(100%)の時に比して低く抑えられる。従って、負荷3の起動時、出力電圧AC_Refが負荷3の起動後に比して抑えられることによって、負荷3の起動時の出力電流I_ACを負荷3の起動後と同等の大きさに抑えることが可能となり、負荷3の起動時のインバータ回路10の過電流保護を実現できる。
【0025】
そして、負荷3の抵抗が漸次的に増大するにつれて、積分器102の積分出力が徐々に最大値1(100%)に収束していき、除算器104から出力されるDuty比が所定値(例えば30~50%)まで上昇する。ここで、当該所定値のDuty比により決定される出力電圧AC_Refは、出力電流I_ACを過電流閾値AC_Limit以下に維持することが可能な値である。
【0026】
以上説明したように、本実施形態の電力変換装置1では、制御回路100が、出力電流I_AC、出力電圧AC_Ref、及びDCリンク電圧V_DC_fに基づいて出力電圧AC_Refを制御する。これにより、インバータ回路10の過電流保護を実現しながらインバータ回路10のAC出力に接続されたモータ等の負荷3を起動させることが可能になる。
【0027】
具体的には、制御回路100において、積分器102が、過電流閾値AC_Limitと出力電流I_ACとの差を積分して積分出力を出力し、乗算器103が、積分器102の積分出力と出力電圧AC_Refとを乗算して乗算出力を出力する。ここで、モータ等の負荷3の起動時には、積分器102の積分出力が最大値の1(100%)から最小値の0(0%)側に変動することにより、乗算器103の乗算出力が、負荷3の起動後に比して小さくなる。
【0028】
そして、除算器104が、乗算器103の乗算出力をDCリンク電圧V_DC_fで除算することによりDuty比を算出して出力する。ここで、モータ等の負荷3の起動時には、Duty比が、負荷3の起動後に比して低く抑えられる。
【0029】
そして、PWM生成回路105は、除算器104から出力されたDuty比に応じて出力電圧AC_Refを制御する。ここで、モータ等の負荷3の起動時には、出力電圧AC_Refが、負荷3の起動後に比して低く抑えられる。
【0030】
以上により、モータ等の負荷3の起動時に、出力電流I_ACを、負荷3の起動後と同等の大きさに抑えながら、負荷3に起動電流を供給することが可能になる。即ち、インバータ回路10の過電流保護を実現しながらインバータ回路10のAC出力に接続されたモータ等の負荷3を起動させることが可能になる。
【0031】
ここで、本実施形態の電力変換装置1では、負荷3の接続を検出する負荷接続検出回路を要することなく、インバータ回路10の過電流保護を実現しながらインバータ回路10のAC出力に接続されたモータ等の負荷3を起動させることが可能になる。従って、本実施形態の電力変換装置1によれば、負荷接続検出回路を要する電力変換装置に比して低コスト化、小型化を実現できる。
【0032】
また、本実施形態の電力変換装置1では、負荷3の起動時と起動後とで、過電流閾値AC_Limitを変化させることなく、インバータ回路10の過電流保護を実現しながらインバータ回路10のAC出力に接続されたモータ等の負荷3を起動させることが可能になる。従って、負荷3の起動時に過電流閾値AC_Limitを高くすることによりクロック周波数の高い高価格なマイコンが必要となる電力変換装置に比して、低コスト化を実現できる。また、負荷3の起動時に過電流閾値AC_Limitを高くすることにより高温環境下でのモータ等の起動への対応に難のある電力変換装置に比して、温度条件の制約によらず幅広い負荷3の起動を起動できるという効果を奏する。
【0033】
また、本実施形態の電力変換装置1では、制御回路100において、絶対値回路106が出力電流I_ACの絶対値を算出して出力し、比較器101が、過電流閾値AC_Limitと出力電流I_ACの絶対値との差を算出して積分器102に出力する。そして、積分器102が、過電流閾値AC_Limitと出力電流I_ACの絶対値との差を積分して積分出力を出力する。これにより、出力電流I_ACの絶対値が過電流閾値AC_Limitを超える場合には、積分出力が最大値の1(100%)から最小値の0(0%)の側に変動する。他方で、出力電流I_ACの絶対値が過電流閾値AC_Limitを超えない場合には、積分出力が最大値の1(100%)に収束する。
【0034】
また、本実施形態の電力変換装置1では、制御回路100において、絶対値回路107が、出力電圧AC_Refの絶対値を算出して出力し、乗算器103が、積分器102から出力された積分出力と出力電圧AC_Refの絶対値とを乗算して乗算出力を出力する。これにより、除算器104におけるDuty比の算出が可能になる。
【0035】
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、適宜公知や周知の技術を組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 :電力変換装置
3 :負荷
10 :インバータ回路
20 :電圧センサ(AC電圧センサ)
30 :電流センサ(AC電流センサ)
40 :電圧センサ(DC電圧センサ)
100 :制御回路
101 :比較器
102 :積分器(積分部)
103 :乗算器(乗算部)
104 :除算器(除算部)
105 :PWM生成回路(電圧制御部)
106 :絶対値回路(第1の絶対値回路)
107 :絶対値回路(第2の絶対値回路)
AC_Ref :出力電圧(AC電圧)
AC_Limit:過電流閾値(所定の過電流閾値)
I_AC :出力電流(AC電流)
V_DC_f :DCリンク電圧(DC電圧)