(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-29
(45)【発行日】2024-04-08
(54)【発明の名称】端末、端末の制御方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04L 51/216 20220101AFI20240401BHJP
H04L 51/52 20220101ALI20240401BHJP
G06F 16/90 20190101ALI20240401BHJP
G06Q 50/00 20240101ALI20240401BHJP
【FI】
H04L51/216
H04L51/52
G06F16/90 100
G06Q50/00 300
(21)【出願番号】P 2022090214
(22)【出願日】2022-06-02
(62)【分割の表示】P 2020168904の分割
【原出願日】2016-01-14
【審査請求日】2022-06-02
(31)【優先権主張番号】10-2015-0016663
(32)【優先日】2015-02-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(73)【特許権者】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】パク,ドヨン
【審査官】小林 義晴
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-035770(JP,A)
【文献】特開2011-181083(JP,A)
【文献】国際公開第2013/145450(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/216
H04L 51/52
G06F 16/90
G06Q 50/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータにチャットサービスを提供させるプログラムであって、前記コンピュータに、
他ユーザとの間で送受信した複数のメッセージを時系列の順に表示する履歴表示処理と、
ユーザ操作に基づき、前記複数のメッセージのうちの一部または全部について、共有対象メッセージとして特定する特定処理と、
前記共有対象メッセージを保存する保存処理であって、前記共有対象メッセージに含まれる複数のメッセージの各々を、該メッセージを送信したユーザのユーザ情報に関連付けて保存する保存処理と、
メッセージ共有方法の複数の候補を示す画像を表示するためのユーザ操作を受け付ける操作受付処理であって、前記複数の候補は前記チャットサービスと異なる方法によるメッセージ共有方法に関連付けられた候補を含む、操作受付処理と、
前記保存処理により保存された複数の前記共有対象メッセージの中から、前記ユーザ情報に基づき、1つ以上の共有対象メッセージを検索する検索処理と、
前記検索処理で検索された1つ以上の共有対象メッセージのうちの1つをユーザが選択することに応じて、前記操作受付処理
における前記複数の候補のうち前記チャットサービスと異なるメッセージ共有方法により、前記ユーザにより選択された1つの共有対象メッセージを前記チャットサービスの画面フォームで表示する
ことにより共有する共有処理と、
を実行させるためのプログラム。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、前記コンピュータに、
前記操作受付処理において、前記複数の候補のうちのいずれかの候補を指定するユーザ操作を受けた場合に、指定された候補に関連付けられたメッセージ共有方法により前記共有対象メッセージを送信する送信処理、
を更に実行させる。
【請求項3】
請求項1または2に記載のプログラムであって、
前記複数の候補は、電子メール、ブログ、又はソーシャルネットワーキングサービス(SNS)によるメッセージ共有方法に関連付けられた候補を更に含む。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記特定処理は、前記複数のメッセージのうち、第1メッセージと第2メッセージの指定に基づいて、該第1メッセージから該第2メッセージまでのメッセージを共有対象メッセージとして特定する。
【請求項5】
チャットサービスを提供する情報処理装置であって、
他ユーザとの間で送受信した複数のメッセージを時系列の順に表示する履歴表示処理部と、
ユーザ操作に基づき、前記複数のメッセージのうちの一部または全部について、共有対象メッセージとして特定する特定処理部と、
前記共有対象メッセージを保存する保存処理部であって、前記共有対象メッセージに含まれる複数のメッセージの各々を、該メッセージを送信したユーザのユーザ情報に関連付けて保存する保存処理部と、
メッセージ共有方法の複数の候補を示す画像を表示するためのユーザ操作を受け付ける操作受付処理であって、前記複数の候補はチャットサービスと異なる方法によるメッセージ共有方法に関連付けられた候補を含む、操作受付処理部と、
前記保存処理部により保存された複数の前記共有対象メッセージの中から、前記ユーザ情報に基づき、1つ以上の共有対象メッセージを検索する検索処理部と、
前記検索処理部で検索された1つ以上の共有対象メッセージのうちの1つをユーザが選択することに応じて、前記操作受付処理部
における前記複数の候補のうち前記チャットサービスと異なるメッセージ共有方法により、前記ユーザにより選択された1つの共有対象メッセージを前記チャットサービスの画面フォームで表示する
ことにより共有する共有処理部と、
を備える情報処理装置。
【請求項6】
コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
他ユーザとの間で送受信した複数のメッセージを時系列の順に表示し、
ユーザ操作に基づき、前記複数のメッセージのうちの一部または全部について、共有対象メッセージとして特定し、
前記共有対象メッセージを保存し、前記共有対象メッセージに含まれる複数のメッセージの各々を、該メッセージを送信したユーザのユーザ情報に関連付けて保存し、
メッセージ共有方法の複数の候補を示す画像を表示するためのユーザ操作を受け付け、前記複数の候補はチャットサービスと異なる方法によるメッセージ共有方法に関連付けられた候補を含み、
保存された複数の前記共有対象メッセージの中から、前記ユーザ情報に基づき、1つ以上の共有対象メッセージを検索し、
検索された1つ以上の共有対象メッセージのうちの1つをユーザが選択することに応じて、
前記複数の候補のうち前記チャットサービスと異なるメッセージ共有方法により、前記ユーザにより選択された1つの共有対象メッセージを前記チャットサービスの画面フォームで表示する
ことにより共有する、
情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、インスタントメッセンジャー(instant messenger)において会話内容を保存および管理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
コミュニケーションツールであるインスタントメッセンジャーは、リアルタイムでメッセージやデータを送受信することが可能なソフトウェアであって、近年、PCだけでなく、移動通信端末のモバイル環境においてもよく使われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、携帯端末にインストールされたモバイルメッセンジャーの間でメッセンジャーサービスを提供する、無線通信網を利用した携帯端末のモバイルメッセンジャーサービスシステム及び方法が開示されている。
【0004】
一般的に、インスタントメッセンジャーは、ユーザの間でテキストや音声等にてチャットが行われるチャットサービスだけでなく、写真や、動画、音楽等の各種データが送受信できるデータ送受信サービスを提供している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】韓国公開特許第10-2002-0074304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
メッセンジャーの会話内容を文書の形態にて保存することができる方法とシステム、および記録媒体を提供する。
【0007】
保存したい会話内容の区間を簡単に指定して保存することができる方法とシステム、および記録媒体を提供する。
【0008】
保存された会話内容を、専用ビューアを利用して管理することができる方法とシステム、および記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態は、第1端末から送信されたメッセージの受信と、前記第1端末にメッセージの送信とを行う端末の制御方法であって、第1端末から送信されたメッセージと、前記端末により前記第1端末に送信したメッセージとを含む複数のメッセージを前記端末の表示領域に表示することと、前記端末の前記表示領域に表示された前記複数のメッセージのうち、少なくとも第1メッセージと第2メッセージとに対する前記端末のユーザの入力に基づいて、前記第1メッセージに関する情報と、前記第2メッセージに関する情報と、前記第1メッセージと前記第2メッセージとの間に表示されるメッセージに関する情報とを含む第1情報を前記端末の制御部により取得することと、前記第1情報の取得に基づいて、前記第1情報の共有に関する第1表示を前記表示領域に表示することと、前記第1表示に対する前記端末のユーザの入力に基づいて、前記第1端末とは異なる第2端末に前記第1情報を前記端末の通信部によって送信することとを含んでよい。
【0010】
本発明の一実施形態は、第1端末から送信されたメッセージの受信と、前記第1端末にメッセージの送信とを行う端末によって実行されるプログラムであって、第1端末から送信されたメッセージと、前記端末により前記第1端末に送信したメッセージとを含む複数のメッセージを前記端末の表示領域に表示することと、前記端末の前記表示領域に表示された前記複数のメッセージのうち、少なくとも第1メッセージと第2メッセージとに対する前記端末のユーザの入力に基づいて、前記第1メッセージに関する情報と、前記第2メッセージに関する情報と、前記第1メッセージと前記第2メッセージとの間に表示されるメッセージに関する情報とを含む第1情報を前記端末の制御部により取得することと、前記第1情報の取得に基づいて、前記第1情報の共有に関する第1表示を前記表示領域に表示することと、前記第1表示に対する前記端末のユーザの入力に基づいて、前記第1端末とは異なる第2端末に前記第1情報を前記端末の通信部によって送信することとが前記端末によって実行されてよい。
【0011】
本発明の一実施形態は、第1端末から送信されたメッセージの受信と、前記第1端末にメッセージの送信とを行う端末であって、第1端末から送信されたメッセージと、前記端末により前記第1端末に送信したメッセージとを含む複数のメッセージを表示する表示部と、前記端末の前記表示部に表示された前記複数のメッセージのうち、少なくとも第1メッセージと第2メッセージとに対する前記端末のユーザの入力に基づいて、前記第1メッセージに関する情報と、前記第2メッセージに関する情報と、前記第1メッセージと前記第2メッセージとの間に表示されるメッセージに関する情報とを含む第1情報を取得する制御部とを備え、前記表示部は、前記第1情報の取得に基づいて、前記第1情報の共有に関する第1表示を表示し、前記制御部は、前記第1表示に対する前記端末のユーザの入力に基づいて、前記第1端末とは異なる第2端末に前記第1情報を前記端末の通信部によって送信する制御を行ってよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の実施形態によると、メッセンジャーの会話内容を会話単位の文書の形態にて保存することにより、メッセンジャーの画面フォームのままで会話内容を表示および管理することが容易であるという利点がある。
【0013】
本発明の実施形態によると、保存したい会話内容の始めと終わりを簡単に指定して保存することにより、会話全体が保存されるか、ユーザが一つ一つコピー&ペーストをしなければならなかった従来の保存方式を改善し、機能の便益性や実用性を高めることができる。
【0014】
本発明の実施形態によると、クライアント側に会話内容を保存し、専用ビューアを利用して管理することにより、クライアント中心の環境において会話内容を簡単に確認および活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の一実施形態における、ユーザ端末と会話内容管理システムの概略を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、会話内容管理システムの内部構成を説明するためのブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、会話内容管理方法を示したフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態における、保存したい会話内容を指定する手順を説明するための例示図(その1)である。
【
図5】本発明の一実施形態における、保存したい会話内容を指定する手順を説明するための例示図(その2)である。
【
図6】本発明の一実施形態における、保存された会話内容を活用する手順を説明するための例示図(その1)である。
【
図7】本発明の一実施形態における、保存された会話内容を活用する手順を説明するための例示図(その2)である。
【
図8】本発明の一実施形態における、保存された会話内容を活用する手順を説明するための例示図(その3)である。
【
図9】本発明の一実施形態における、保存された会話内容を活用する手順を説明するための例示図(その4)である。
【
図10】本発明の一実施形態における、コンピュータシステムの内部構成の一例を説明するためのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0017】
本発明の実施形態は、メッセンジャー上の会話内容を保存する技術に関するものであって、より詳細には、ユーザが保存したい会話内容の区間を簡単に指定し、当該区間の会話内容を文書の形態にて保存する方法とシステム、および記録媒体に関する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態における、ユーザ端末と会話内容管理システムの概略を示した図である。
図1では、会話内容管理システム100およびユーザ端末101が示されている。
図1に示す矢印は、会話内容管理システム100とユーザ端末101の間の有線/無線ネットワークを介してデータの送受信が行われることを意味している。
【0019】
ユーザ端末101は、PC(personal computer)や、ノート型パソコン、スマートフォン(smart phone)、タブレット(tablet)、ウェアラブルコンピュータ(wearable computer)等であって、会話内容管理システム100と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続、又は、サービス専用アプリケーションのインストール及び起動を行うことが可能なすべての端末装置を意味して良い。ここで、ユーザ端末101は、ウェブ/モバイルサイトまたは専用アプリケーションの制御の元で、サービス画面の構成や、データの入力、データの送受信、データの保存等、サービス全般の動作を行ってよい。
【0020】
会話内容管理システム100は、メッセンジャーサービスを提供するメッセンジャープラットフォームにて実現されて良く、メッセンジャーサービスを利用するクライアント(client)であるユーザ端末101を対象に、メッセンジャーでやり取りをした会話内容を保存および管理する環境を提供して良い。特に、会話内容管理システム100は、メッセンジャー上でユーザが保存したい会話内容の区間(始めと終わり)を指定し、当該区間の会話内容を文書の形態にて保存する機能を提供して良い。
【0021】
上述した会話内容管理システム100は、メッセンジャーサービスを提供するメッセンジャーサーバ(図示せず)のプラットフォームに含まれる形態にて実現されて良いが、これに限定されるものではなく、メッセンジャーサーバとは別のシステムにて構築され、メッセンジャーサーバとの連動によって会話内容を管理する形態にて実現されることも可能である。更に、会話内容管理システム100は、少なくとも一部の構成要素がユーザ端末101にインストールされるアプリケーションの形態にて実現されても良く、クライアント-サーバ環境においてサービスを提供するプラットフォームに含まれる形態にて実現されても良い。
【0022】
図2は、本発明の一実施形態における、会話内容管理システムの内部構成を説明するためのブロック図であり、
図3は、本発明の一実施形態における、会話内容管理方法を示したフローチャートである。
【0023】
本実施形態に係る会話内容管理システム200は、プロセッサ210や、バス220、ネットワークインタフェース230、メモリ240、データベース250を含んで良い。メモリ240は、オペレーティングシステム241や会話内容管理ルーチン242を含んで良い。プロセッサ210は、設定部211や、保存部212、提供部213を含んで良い。他の実施形態において、会話内容管理システム200は、
図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでも良い。しかし、大部分の従来技術的な構成要素を明確に図示する必要はない。例えば、会話内容管理システム200は、ディスプレイやトランシーバ(transceiver)のような他の構成要素を含んでも良い。
【0024】
メモリ240は、コンピュータ読取可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)や、ROM(read only memory)、ディスクドライブのような永久大容量記録装置(permanent mass storage device)を含んで良い。また、メモリ240には、オペレーティングシステム241や会話内容管理ルーチン242のためのプログラムコードが保存されて良い。このようなソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズム(drive mechanism)(図示せず)を利用することにより、メモリ240とは別のコンピュータで読取可能な記録媒体からロードされて良い。このように別のコンピュータで読取可能な記録媒体としては、例えば、フロッピドライブや、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカード等のコンピュータで読取可能な記録媒体(図示せず)が挙げられる。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータで読取可能な記録媒体ではないネットワークインタフェース230を介してメモリ240にロードされても良い。
【0025】
バス220は、会話内容管理システム200の構成要素の間の通信およびデータ送受信を可能にする。バス220は、高速シリアルバス(High-speed Serial Bus)、パラレルバス(Parralel Bus)、SAN(Storage Area Network)、及び/又は、他の適切な通信技術を利用して構成されて良い。
【0026】
ネットワークインタフェース230は、会話内容管理システム200をコンピュータネットワークに接続するためのコンピュータハードウェア構成要素であって良い。ネットワークインタフェース230は、会話内容管理システム200を、無線または有線接続を介してコンピュータネットワークに接続させて良い。
【0027】
データベース250は、ユーザにより指定された会話内容を、ユーザと関連付けて保存および維持する役割をする。ここで、会話内容は、会話単位にて管理され、会話単位は、会話主体や、会話内容(やり取りをしたメッセージやデータ)、会話時間を含んで良い。また、会話内容を保存する際には、会話中に送信されたイメージや、写真、動画、ファイル等が併せて保存されて良く、例えば、ステッカイメージ(sticker image)の場合には、ステッカイメージの識別情報(例えば、ID等)等が会話内容に含まれて保存されて良い。また、データベース250に保存された会話内容は、基本的には、保存時間を基準に管理されて良いが、更に、日付別の会話内容や、会話相手別の会話内容、各種のタグ別の会話内容等により分類され管理されても良い。
【0028】
図2では、会話内容管理システム200の内部にデータベース250を設けて含むように示されているが、これに限定されるものではなく、システムの実現方式や環境等に応じて省略されても良く、全体または一部のデータベースが他のシステムに設けられた外部データベースとして存在しても良い。
【0029】
プロセッサ210は、基本的な算術や、ロジック、会話内容管理システム200の入出力演算を行うことにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されて良い。命令は、メモリ240またはネットワークインタフェース230より、バス220を介してプロセッサ210に提供されて良い。プロセッサ210は、設定部211や、保存部212、提供部213のためのプログラムコードを実行するように構成されて良い。このようなプログラムコードは、メモリ240のような記録装置に格納されても良い。
【0030】
設定部211、保存部212、および提供部213は、
図3の段階310~330を実行するために構成されて良い。
【0031】
段階310において、設定部211は、会話内容に対するユーザの保存要請に応じて、保存したい会話内容の区間を設定して良い。一例として、設定部211は、保存したい区間の始めと終りについてユーザからの直接入力を受け、ユーザによって指定された区間(始め-終り)を保存区間として設定して良い。例えば、ユーザが、会話相手とやり取りをした会話メッセージから、保存したい区間の始めと終わりに該当する会話メッセージをそれぞれ選択したとする。このとき、開始メッセージから終了メッセージまでの会話内容を保存区間として設定して良い。他の例として、設定部211は、ユーザが選択した会話メッセージから、会話内容の保存を要請する前に最後に送信された会話メッセージまでを、保存区間として設定しても良い。また、他の例として、設定部211は、会話セッションに接続した後の最初の会話メッセージから、ユーザが選択した会話メッセージまでを、保存区間として設定しても良い。更に、他の例として、設定部211は、ユーザの保存要請に応じて定められた区間、例えば、当日の会話内容、現在メッセンジャー画面に表示されている会話内容、又は、会話セッションに接続した後にやり取りをした会話内容の全部を、保存区間として設定しても良い。
【0032】
段階320において、保存部212は、段階310で設定された保存区間の会話内容をユーザと関連付けて保存して良い。一例として、保存部212は、特定の区間の会話内容を文書の形態にて保存して良い。例えば、保存部212は、会話内容を、HTML(hypertext markup language)やワード文書等の多様な形態のデータとして保存して良い。ここで、保存部212は、保存区間として開始ポイントと終了ポイントが設定されると、各ポイントの会話主体(例えば、プロフィールイメージ、名前、電話番号、ID等)や、会話内容、会話時間を特定し、特定された会話主体や、メッセージ、会話時間を会話単位にて関連付けて保存して良い。例えば、メッセンジャーの会話画面に対するユーザのタッチによって保存区間が指定されると、当該区間において開始ポイントの会話の吹き出しと終了ポイントの会話の吹き出しを特定した後、それぞれの会話の吹き出しにおいて会話主体と会話時間を会話内容に併せて保存して良い。即ち、保存部212は、開始ポイントと終了ポイントを基準にして、保存区間に含まれた会話単位を保存する。特に、保存部212は、会話中に送信された付加データ(イメージ、写真、動画、ファイル等)を会話単位にて併せて保存して良く、例えば、ステッカイメージの場合、ステッカイメージの識別情報(例えば、ID等)等が含まれて保存されて良いい。言い換えれば、保存部212は、会話中にやり取りをした全てのデータが、会話の如く、実際のメッセンジャー環境と同様に表現されるように、特定の区間の会話内容に含まれた付加データを会話内容に関連付けて保存することができる。また、保存部212は、指定された区間の会話内容を保存する際に、クライアント側に保存して良い。ユーザが指定した特定の区間の会話内容をクライアント側のデータベースに保存しておくことで、必要な時にはクライアントに保存された情報を利用して、特定の区間の会話内容をいつでも復元することが可能であって、仮に、メッセンジャーのサービスサーバから会話内容が削除された場合にも、ユーザが指定した特定の区間の会話内容を、クライアント側で維持および管理することができる。
【0033】
段階330において、提供部213は、保存された会話内容に対する共有機能やビューア機能等を提供することができる。ここで、共有機能とは、保存された会話内容を、メッセンジャー(messenger)や、メール(mail)、メッセージ(message)、SNS(social networking service)等で直ぐに使用可能にする機能であり、ビューア機能とは、保存された会話内容を専用ビューアにて示す機能である。専用ビューアは、会話内容に対する別途の管理ツールであって、保存された会話内容を多様な基準や方式にて管理するだけでなく、会話内容に対するインデキシングによって会話相手及び会話内容に対する検索機能も提供して良い。特に、提供部213は、専用ビューアにより、保存された会話内容の会話単位を、会話主体と会話時間を基準に再整列して示して良い。言い換えれば、提供部213は、保存された会話内容を専用ビューアにて示す際に、会話単位の会話主体と会話時間を基準にしたレイアウトを、メッセンジャー画面と同様に再生成して示すことができる。更に、専用ビューアは、特定の単語や会話をタギングまたはマーキングして、特定の機能やサービスにリンクさせる機能など、各種の管理環境を提供しても良い。ユーザによって保存された会話内容を示すための専用ビューアは、メッセンジャーに含まれる機能として実現されても良く、メッセンジャーと連動可能な別のアプリケーションにて実現されても良い。
【0034】
従って、本発明は、保存したい会話内容の区間として開始ポイントと終了ポイントが設定されると、各ポイントの会話(吹き出し)を基準にして、会話内容をデータベース化し、保存することにより、データ量を最小化することができ、保存された会話内容をビューアにて簡単に再整列して示すことができる。
【0035】
図4~
図5は、本発明の一実施形態における、保存したい会話内容を指定する手順を説明するための例示図である。
【0036】
ユーザが特定のメッセージを指定して会話内容を保存する方式として、
図4に示すように、メッセンジャー上の会話画面400において特定のメッセージ401を長押しすると、会話内容を保存するためのポップアップメニュー410が表示される。このとき、ユーザがポップアップメニュー410を選択すると、特定のメッセージ401から当該会話における最後のメッセージまでの会話内容に含まれた会話単位が文書の形態にて保存される。
【0037】
他の例として、
図5に示すように、ユーザがメッセンジャー上の会話画面500において保存したい区間の開始メッセージ501と終了メッセージ502を順に長押しすると、各メッセージ501、502に対して、会話内容を保存するためのポップアップメニュー510、520が順に表示される。このとき、ユーザがポップアップメニュー510、520のうちいずれか1つを選択すると、開始メッセージ501から終了メッセージ502までの会話内容に含まれた会話単位が文書の形態にて保存される。
【0038】
上述した会話の指定方式は、例示したものであり、これに限定されるものではなく、他の方式を適用したユーザ選択またはシステム設定によって、会話区間を指定・保存することが可能である。
【0039】
図6~
図9は、本発明の一実施形態における、保存された会話内容を活用する手順を説明するための例示図である。
【0040】
図6を参照すると、ユーザが特定のメッセージに表示されるポップアップメニュー610を選択することにより、特定の区間の会話内容が保存されてことができ、会話内容の保存が完了すると、当該会話内容を活用することが可能なメニューリスト630がポップアップ画面にて提供されて良い。ここで、メニューリスト630には、会話内容を共有するための「共有」メニューと、専用ビューアを利用して会話内容を示すための「ビューア」メニューのうち少なくとも1つのメニューが含まれて良い。
【0041】
図7を参照すると、ユーザが会話内容を保存した後に表示されるメニューリスト730から「共有」メニュー731を選択すると、当該会話内容を共有するために呼出可能なサービスリスト740が提供されて良い。サービスリスト740は、文書の形態にて保存された会話内容を共有することのできるメッセンジャーや、メール、メッセージ、SNS等のサービスを呼び出すためのメニューから構成されて良い。
【0042】
従って、本発明では、メッセンジャーの会話内容が、メッセンジャーの画面フォームを適用することができる文書の形態にて保存されるため、会話内容を共有する際に、実際にメッセンジャーで行われた会話画面と同一あるいは類似な形態にて共有することができる。
【0043】
一方、ユーザが会話内容を保存した後に表示されるメニューリスト830から「ビューア」メニュー832を選択すると、
図8に示すように、保存された会話内容を確認するための専用ビューア画面800に移動することになる。
【0044】
図8を参照すると、専用ビューア画面800には、ユーザと関連して保存された会話内容のリストが表示されるリスト画面840が含まれて良い。最初に専用ビューア画面800へアクセスした際に、リスト画面840には、保存された会話内容の全体が表示され、保存時刻が最も最近である会話内容が最上位に整列されるように、会話内容リストが表示されて良い。
【0045】
また、専用ビューア画面800には、会話内容リストから、名前や、電話番号、ID等を利用して会話相手を検索したり、検索ワードを利用して会話内容を検索したりするための検索機能850が提供されて良い。会話内容に対するインデキシングが可能であるため、専用ビューアの検索機能850を利用することで、リスト画面840に表示された会話内容リストから特定の会話相手や会話を検索することができる。
【0046】
また、専用ビューア画面800には、保存された会話内容を多様な基準にて分類し、管理することができる保管トレイリスト860が含まれて良い。基本的に、保管トレイリスト860には、重要タグが設定された会話内容を管理する重要保管トレイや、保存時刻を基準にして会話内容を分類して管理する日付別保管トレイ、会話内容を会話相手別に分類して管理する会話相手別保管トレイ等が含まれて良い。
【0047】
また、専用ビューア画面800では、ユーザが管理トレイフォルダを直接生成して会話内容を直接管理することができる機能を提供して良い。このために、専用ビューア画面800には、管理トレイフォルダの追加や、修正、削除などの編集することの可能な管理トレイ設定機能870が併せて提供されて良い。
【0048】
専用ビューア画面800の保管トレイリスト860から特定の保管トレイを選択したとき、リスト画面840には、当該保管トレイに保存されている会話内容リストが表示されて良く、同様に、保存された時刻が最も最近である会話内容がリストの最上位に整列されて表示されて良い。
【0049】
ユーザがリスト画面840において特定の会話内容を選択すると、
図9に示すように、文書の形態にて保存された会話内容980がメッセンジャーの画面フォームにて表示されて良い。ここで、会話内容980は、保存する段階から文書の形態にて保存され、専用ビューア画面900から確認する際に、実際にメッセンジャーで行われた会話画面と同一あるいは類似な形態として示されるため、見やすくて確認することが容易である。
【0050】
専用ビューア画面900には、現在表示されている会話内容980から特定の内容を検索することができる検索機能950が提供されて良く、これにより、ユーザは、検索ワードを入力し、当該検索ワードを含むメッセージ等を検索することができる。
【0051】
専用ビューア画面900には、特定の会話内容980が表示される際に、当該会話内容980の上端に会話相手のプロフィールイメージやハンドルネームが表示されて良く、会話内容980と関連するメニューリスト990が提供されて良い。メニューリスト990には、当該会話内容を削除するための「削除」メニューや、当該会話内容に重要タグを設定して重要保管トレイに移動させるための「重要タグ」メニュー、当該会話内容の相手と会話できるようにメッセンジャーを呼び出すための「会話」メニュー、会話内容を共有することのできるメッセンジャー、メール、メッセージ、SNS等のサービスを呼び出すための「共有」メニュー等が含まれて良い。
【0052】
専用ビューア画面900においては、メニューリスト990の「重要タグ」メニューを利用して会話内容980の全体に重要タグを設定する方法もありこの他、特定の会話内容980が表示された状態でメッセージ981ごとに重要タグを設定する方法(例えば、特定のメッセージを長押しすると、重要タグが自動設定される方式等)もある。
【0053】
また、専用ビューア画面900では、表示された会話内容980にイメージや、写真、動画、ファイル等が含まれている場合、実際のメッセンジャーの会話状態と同様に、当該付加データの内容を示しても良く、特定の機能やサービスにリンクさせても良い。例えば、会話内容980として、動くアニメーションステッカ982が送信された会話である場合、専用ビューア画面900にて会話内容980を確認する際に、アニメーションステッカ982において当該アニメーションの効果がそのまま実現されることができ、更に、アニメーションステッカ982を選択した際には、当該アイテムをダウンロード又は購入することができるステッカショップへ移動する機能等をサポートして良い。同様に、会話内容980として、URLが送信された会話である場合、専用ビューア画面900にて会話内容980を確認するにおいて、URLを選択した時には、ブラウザを経て当該URLのウェブページへ移動する機能等をサポートして良い。即ち、専用ビューアにて保存された会話内容980を確認する際に、会話内容980に含まれたイメージや、写真、動画、ファイル等を実際のメッセンジャーにおける会話環境と同様に示したり、特定の機能やサービスにリンクしたりすることができる。
【0054】
従って、本発明では、文書の形態にて保存された会話内容をメッセンジャーやメール等により直ちに共有したり、専用ビューアを利用して会話内容を確認・管理したりすることができる環境を提供する。
【0055】
上述した会話内容管理方法は、
図1~
図10を参照しつつ説明した会話内容管理システムの詳細な内容をベースにして、より短縮された動作または追加された動作を含んで良い。また、2つ以上の動作が組み合わされても良く、動作の手順や位置が変更されても良い。
【0056】
図4~
図9に示す画面は、発明の理解を助けるためにサービス画面の一部のみを例示的に示したものであり、本発明がこのような実施形態に限定されるものではなく、画面の構成や手順等は、いくらでも変更可能である。
【0057】
図10は、本発明の一実施形態における、コンピュータシステムの内部構成の一例を説明するためのブロック図である。
【0058】
図10に示すように、コンピュータシステム1000は、少なくとも1つのプロセッサ(processor)1010や、メモリ(memory)1020、周辺装置インタフェース(peripheralinterface)1030、入力/出力サブシステム(I/O subsystem)1040、電力回路1050、通信回路1060を少なくとも含んで良い。ここで、コンピュータシステム1000は、ユーザ端末であっても良く、大まかには、メッセンジャーの会話画面において保存したい会話区間の入力を受ける入力部と、会話区間に含まれた会話単位を保存する保存部と、保存された会話区間を共有したり、専用ビューアを利用して示したりするために、システム全般の動作を制御する制御部と、を含んで良い。
【0059】
メモリ1020は、一例として、高速RAM、磁気ディスク、SRAM、DRAM、ROM、フラッシュメモリ、又は、不揮発性メモリを含んで良い。メモリ1020は、コンピュータシステム1000の動作に必要なソフトウェアモジュール、命令語の集合、又は、その他、多様なデータを含んで良い。ここで、プロセッサ1010や周辺装置インタフェース1030等、他のコンポーネントからメモリ1020へアクセスすることについては、プロセッサ1010によって制御されて良い。
【0060】
周辺装置インタフェース1030は、コンピュータシステム1000の入力周辺装置及び/又は出力周辺装置をプロセッサ1010及びメモリ1020に接続させて良い。プロセッサ1010は、メモリ1020に格納されたソフトウェアモジュール又は命令語の集合を実行し、コンピュータシステム1000のための多様な機能を実行し、データを処理して良い。
【0061】
入力/出力サブシステム1040は、多様な入力周辺装置/出力周辺装置を周辺装置インタフェース1030に接続させて良い。例えば、入力/出力サブシステム1040は、モニタやキーボード、マウス、プリンタ、又は、必要に応じてタッチスクリーンやセンサ等の周辺装置を、周辺装置インタフェース1030に接続させるためのコントローラを含んで良い。他の側面によると、入力/出力周辺装置は、入力/出力サブシステム1040を介さず、周辺装置インタフェース1030に接続されても良い。
【0062】
電力回路1050は、端末のコンポーネントの全部または一部に電力を供給して良い。例えば、電力回路1050は、電力管理システム、バッテリや交流(AC)等のような1つ以上の電源、充電システム、停電検出回路(power failure detection circuit)、電力変換器又はインバータ、電力状態表示子、あるいは、他に、電力生成・管理・分配のための任意のコンポーネントを含んで良い。
【0063】
通信回路1060は、少なくとも1つの外部ポートを利用して、他のコンピュータシステムとの通信を可能にして良い。または、上述したように、必要に応じて、通信回路1060はRF回路を含み、電磁信号(electromagnetic signal)とも知られているRF信号を送受信することにより、他のコンピュータシステムとの通信を可能にしても良い。
【0064】
このような
図10の実施形態は、コンピュータシステム1000の一例に過ぎず、コンピュータシステム1000は、
図10に示されたコンポーネントの一部が省略されても良く、
図10には示されていない追加のコンポーネントを更に備えても良く、2つ以上のコンポーネントを結合させる構成または配置を有しても良い。例えば、モバイル環境の通信端末のためのコンピュータシステムは、
図10に示されたコンポーネントの他にも、タッチスクリーンやセンサ等を更に備えても良く、通信回路1060には、多様な通信方式(WiFi(登録商標)、3G、LTE、Bluetooth(登録商標)、NFC、Zigbee(登録商標)など)のRF通信のための回路が備えられても良い。コンピュータシステム1000に含めることができるコンポーネントは、1つ以上の信号処理またはアプリケーションに特化した集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、又は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現されて良い。
【0065】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータシステムによって実行されることができるプログラム命令(instruction)の形態にて実現され、コンピュータ読取可能媒体に記録されても良い。特に、本実施形態に係るプログラムは、PC基盤のプログラム、又は、モバイル端末専用のアプリケーションから構成されて良い。本発明が適用されるメッセンジャーアプリケーションは、ファイル配布システムの提供するファイルを通じてユーザ端末にインストールされて良い。一例として、ファイル配布システムは、ユーザ端末の要請に応じて、前記ファイルを送信するファイル送信部(図示せず)を含んで良い。
【0066】
このように、本発明の実施形態によると、メッセンジャーの会話内容を会話単位の文書の形態にて保存することにより、メッセンジャーの画面フォームのままで会話内容の表示および管理することが容易であるという利点がある。また、本発明の実施形態によると、保存したい会話内容の始めと終りを簡単に指定して保存することにより、会話全体が保存されるか、ユーザが一つ一つコピー&ペーストをしなければならなかった従来の保存方式を改善し、機能の便益性や実用性を高めることができる。更に、本発明の実施形態によると、クライアント側に会話内容を保存し、専用ビューアにて管理することにより、クライアント中心の環境において会話内容を簡単に確認および活用することができる。
【0067】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又は、ハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素の組み合わせにより、実現されて良い。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊な目的のコンピュータを利用して実現されて良い。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)やOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行して良い。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応じて、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、及び生成しても良い。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者にとっては、処理装置が複数の処理要素(processing element)および/または複数の種類の処理要素を含み得ることが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は1つのプロセッサと、1つのコントローラを含んで良い。また、並列プロセッサ(parallel processor)のように、他の処理構成(processing configuration)も可能である。
【0068】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうち1つ以上の組み合わせを含んで良く、所望するとおりに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に(collectively)処理装置に命令したりして良い。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、ある種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置(virtual equipment)、コンピュータ格納媒体または装置、または送信される信号波(signal wave)に永久的または一時的に具現化(embody)されても良い。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された態様で格納されても実行されても良い。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読取可能な記録媒体に格納されても良い。
【0069】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態にて実現されてコンピュータ読取可能な媒体に記録されても良い。前記コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令や、データファイル、データ構造等を単独でまたは組み合わせて含んでも良い。前記媒体に記録されるプログラム命令は、特に実施形態のために設計・構成されたものであっても良く、コンピュータソフトウェアの当業者に公知され使用可能なものであっても良い。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスクや、フロッピディスク、磁気テープのような磁気媒体(Magnetic Media)、CD-ROMや、DVDのような光媒体(Optical Media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体(Magneto―Optical Media)、および、ROMや、RAM、フラッシュメモリ等のように特にプログラム命令を格納して実行するように構成されたハードウェア装置が挙げられる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタ等を使用してコンピュータによって実行される高級言語コードが挙げられる。上述したハードウェア装置は、実施形態の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されても良く、その逆にて構成されても良い。
【0070】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、上述した記載内容から多様な修正や変更が可能である。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる手順で実行されたり、及び/又は、説明されたシステムや、構造、装置、回路等の構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合又は組合されたり、他の構成要素や均等物に代替又は置換されたりとしても、適切な結果を達成することができる。
【0071】
従って、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0072】
100 会話内容管理システム
101 ユーザ端末