(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-29
(45)【発行日】2024-04-08
(54)【発明の名称】訛りごとに発音を収集するためのオーディオ参加サービスを提供する方法、装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240401BHJP
G09B 19/06 20060101ALI20240401BHJP
G09B 5/04 20060101ALI20240401BHJP
【FI】
G06Q50/10
G09B19/06
G09B5/04
(21)【出願番号】P 2022150843
(22)【出願日】2022-09-22
【審査請求日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】10-2021-0127254
(32)【優先日】2021-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0024602
(32)【優先日】2022-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】キム ソミ
(72)【発明者】
【氏名】キム ジョンファン
(72)【発明者】
【氏名】パク ソンラン
(72)【発明者】
【氏名】キム ドンウン
(72)【発明者】
【氏名】ホワン リンユ
【審査官】鈴木 和樹
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第08805673(US,B1)
【文献】特開2008-250090(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0193971(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
G09B 19/06
G09B 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行されるオーディオ参加サービス方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記オーディオ参加サービス方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、参加者の出身国、民族、または地域を表す訛り情報を設定する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、与えられたサンプルに対して前記参加者が発話するオーディオを前記訛りの発音コンテンツとして生成する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記発音コンテンツを前記訛りに関する情報とともに提供する段階
を含
み、
前記生成する段階は、
前記参加者に、前記発音コンテンツを生成するためのオーディオ参加の度合いに応じて、前記訛りに該当する国または地域のシンボルスタンプを付与する段階であって、前記参加者と関連する個人ページ、及び/又は、前記参加者が予め獲得した国または地域のシンボルスタンプの収集箇所に表示可能に、前記該当する国または地域のシンボルスタンプを付与する段階を含む、オーディオ参加サービス方法。
【請求項2】
前記付与する段階では、前記参加者と関連する個人ページに表示可能に、前記該当する国または地域のシンボルスタンプが付与され、
前記個人ページは、前記参加者と関連する発音登録画面、設定画面、又は個人プロフィール画面である、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項3】
前記付与する段階では、前記参加者が予め獲得した国または地域のシンボルスタンプの収集箇所に表示可能に、前記該当する国または地域のシンボルスタンプが付与され、
前記国または地域のシンボルスタンプの収集箇所は、当該国または地域の仮想のパスポートであり、
前記国または地域のシンボルスタンプは、前記国または地域への仮想入国が確認可能に、前記国または地域の仮想のパスポートに付与される、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記参加者が保有している発音コンテンツに対する
再生累積回数及び/又は肯定反応累積回数に基づいたプッシュ通知を提供する段階
をさらに含む、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項5】
前記プッシュ通知を提供する段階は、
一定の期間単位で前記
再生累積回数及び/又は肯定反応累積回数を集め、集めた結果に対するプッシュ通知を提供すること
を特徴とする、請求項4に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項6】
前記生成する段階は、
音声認識によって前記オーディオから抽出したテキストと前記サンプルの原本テキストと
を比較して、両者の一致率
が所定の閾値以上である場合に、前記オーディオを前記発音コンテンツとして記録する段階
を含む、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項7】
前記生成する段階は、
辞書上の単語、慣用句、および文章のうち、少なくとも1つ以上を選定して前記サンプルとして提供する段階
を含む、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項8】
前記生成する段階は、
前記参加者が指定したトーンまたはタイトルの前記発音コンテンツを生成すること
を特徴とする、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項9】
前記生成する段階は、
前記発音コンテンツに、前記参加者のデモ情報、前記サンプルの原本テキスト、前記原本テキストのタイプ、前記参加者が指定したトーン情報、および前記参加者が指定したタイトル情報のうち、少なくとも1つをタギングする段階
を含み、
前記提供する段階は、
タギング情報をフィルタ条件として用いた発音コンテンツを提供する段階
を含む、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項10】
前記提供する段階は、
前記訛りから特定の訛りが選択された場合、前記選択された訛りの発音コンテンツで構成された再生リストを提供する段階
を含む、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項11】
前記提供する段階は、
コンテンツ生成時間、再生累積回数、肯定反応累積回数、および共有累積回数のうち、少なくとも1つに基づいて、前記発音コンテンツを整列して提供する段階
を含む、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項12】
前記提供する段階は、
辞書プラットフォームとの連携によって、前記辞書プラットフォームの単語検索結果に対して検索単語の発音コンテンツと、前記検索単語が含まれた慣用句または文章の発音コンテンツを前記訛りごとに提供する段階
を含む、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記参加者が保有している発音コンテンツの個数、再生累積回数、肯定反応累積回数、および共有累積回数のうち、少なくとも1つに基づいて、前記参加者に関するランキング情報を提供する段階
をさらに含む、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記参加者の個人プロフィール画面を通じて、前記参加者が保有している発音コンテンツの個数、再生累積回数、肯定反応累積回数、および共有累積回数のうち、少なくとも1つを含む活動情報を提供する段階
をさらに含む、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記参加者の個人プロフィール画面または前記発音コンテンツを共有する段階
をさらに含む、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記参加者に、前記参加者が登録の設定をした他の参加者の発音コンテンツに対するプッシュ通知またはフィードを提供する段階
をさらに含む、請求項1に記載のオーディオ参加サービス方法。
【請求項17】
請求項1~16のいずれか一項に記載のオーディオ参加サービス方法をコンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項18】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
参加者の出身国、民族、または地域を表す訛りを設定する過程、
与えられたサンプルに対して前記参加者が発話するオーディオを前記訛りの発音コンテンツとして生成する過程、および
前記発音コンテンツを前記訛りに関する情報とともに提供する過程
を処理
し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記参加者に、前記発音コンテンツを生成するためのオーディオ参加の度合いに応じて、前記訛りに該当する国または地域のシンボルスタンプを付与するにおいて、前記参加者と関連する個人ページ、及び/又は、前記参加者が予め獲得した国または地域のシンボルスタンプの収集箇所に表示可能に、前記該当する国または地域のシンボルスタンプを付与することを特徴とする、コンピュータ装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記参加者と関連する個人ページに表示可能に、前記該当する国または地域のシンボルスタンプを付与し、
前記個人ページは、前記参加者と関連する発音登録画面、設定画面、又は個人プロフィール画面である、請求項18に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記参加者が予め獲得した国または地域のシンボルスタンプの収集箇所に表示可能に、前記該当する国または地域のシンボルスタンプを付与し、
前記国または地域のシンボルスタンプの収集箇所は、当該国または地域の仮想のパスポートであり、
前記国または地域のシンボルスタンプは、前記国または地域への仮想入国が確認可能に、前記国または地域の仮想のパスポートに付与される、請求項18又は19に記載のコンピュータ装置。
【請求項21】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記参加者が保有している発音コンテンツに対する
再生累積回数及び/又は肯定反応累積回数に基づいたプッシュ通知を提供し、
前記参加者が登録している他の参加者の発音コンテンツに対するプッシュ通知またはフィードを提供すること
を特徴とする、請求項18
又は19に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、言語学習のための発音コンテンツを収集および提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
英語をはじめとする言語教育のほとんどは、教師が教室で教育内容を伝達するオフライン方式が採択されてきたが、近年はインターネット利用したオンライン教育方式が徐々に拡がり始めている。
【0003】
オンライン教育方式には、教師が講義を行う過程をインターネットで受講者に配信する動画像講義方式、電子黒板と音声を利用した方式、画像チャットのためのVCS(Video Conference System)方式などがある。
【0004】
オンライン教育方式の一例として、特許文献1(登録日2008年3月18日)には、インターネットを利用して単語や文章の発音を正確に学習することができる、代表単語発音を利用した英語発音学習方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
オーディオ参加によって、各言語の多様な訛りごとに発音コンテンツを収集および提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
コンピュータ装置で実行されるオーディオ参加サービス方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記オーディオ参加サービス方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、参加者の出身国や民族、または地域を表す訛り情報を設定する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、与えられたサンプルに対して前記参加者が発話するオーディオを前記訛りの発音コンテンツとして生成する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記発音コンテンツを前記訛りに関する情報とともに提供する段階を含む、オーディオ参加サービス方法を提供する。
【0008】
一側面によると、前記生成する段階は、前記参加者に、前記発音コンテンツを生成するためのオーディオ参加の度合いに応じて、前記訛りに該当する国や地域のシンボルスタンプを付与する段階を含んでよい。
【0009】
他の側面によると、前記シンボルスタンプは、前記参加者と関連する個人ページに表示されてよい。
【0010】
また他の側面によると、前記オーディオ参加サービス方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記参加者が保有している発音コンテンツに対するユーザ反応に基づいたプッシュ通知(push notification)を提供する段階をさらに含んでよい。
【0011】
また他の側面によると、前記プッシュ通知を提供する段階は、一定の期間単位で前記ユーザ反応を集め、集めた結果に対するプッシュ通知を提供してよい。
【0012】
また他の側面によると、前記生成する段階は、音声認識によって前記オーディオから抽出したテキストと前記サンプルの原本テキストとの一致率に基づいて、前記オーディオを前記サンプルの発音コンテンツとして記録する段階を含んでよい。
【0013】
また他の側面によると、前記生成する段階は、辞書上の単語(word)、慣用句(idiom)、および文章(sentence)のうち、少なくとも1つ以上選定して前記サンプルとして提供する段階を含んでよい。
【0014】
また、他の側面によると、前記生成する段階は、前記参加者が指定したトーン(tone)またはタイトルの前記発音コンテンツを生成してよい。
【0015】
また他の側面によると、前記生成する段階は、前記発音コンテンツに前記参加者のデモ情報、前記サンプルの原本テキスト、前記原本テキストのタイプ、前記参加者が指定したトーン情報、および前記参加者が指定したタイトル情報のうち、少なくとも1つをタギングする段階を含み、前記提供する段階は、タギング情報をフィルタ条件として用いた発音コンテンツを提供する段階を含んでよい。
【0016】
また他の側面によると、前記提供する段階は、前記訛りから特定の訛りが選択される場合、前記選択された訛りの発音コンテンツで構成された再生リストを提供する段階を含んでよい。
【0017】
また他の側面によると、前記提供する段階は、コンテンツ生成時間、再生累積回数、肯定反応累積回数、および共有累積回数のうち、少なくとも1つに基づいて、前記発音コンテンツを整列して提供する段階を含んでよい。
【0018】
また他の側面によると、前記提供する段階は、辞書プラットフォームとの連携により、前記辞書プラットフォームの単語検索結果に対して、検索単語の発音コンテンツと前記検索単語が含まれた慣用句や文章の発音コンテンツを前記訛りごとに提供する段階を含んでよい。
【0019】
また他の側面によると、前記オーディオ参加サービス方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記参加者が保有している発音コンテンツの個数、再生累積回数、肯定反応累積回数、および共有累積回数のうち、少なくとも1つに基づいて、前記参加者に対するランキング情報を提供する段階をさらに含んでよい。
【0020】
また他の側面によると、前記オーディオ参加サービス方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記参加者の個人プロフィール画面に、前記参加者が保有している発音コンテンツの個数、再生累積回数、肯定反応累積回数、および共有累積回数のうち、少なくとも1つを含む活動情報を提供する段階をさらに含んでよい。
【0021】
また他の側面によると、前記オーディオ参加サービス方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記参加者の個人プロフィール画面または前記発音コンテンツを共有する段階をさらに含んでよい。
【0022】
さらに他の側面によると、前記オーディオ参加サービス方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記参加者に、前記参加者が登録の設定をした他の参加者の発音コンテンツに対するプッシュ通知またはフィードを提供する段階をさらに含んでよい。
【0023】
前記オーディオ参加サービス方法をコンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラムを提供する。
【0024】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、参加者の出身国や民族、または地域を表す訛りを設定する過程、与えられたサンプルに対して前記参加者が発話するオーディオを前記訛りの発音コンテンツとして生成する過程、および前記発音コンテンツを前記訛りに関する情報とともに提供する過程を処理する、コンピュータ装置を提供する。
【発明の効果】
【0025】
本発明の実施形態によると、オーディオ参加によって、各言語の多様な訛りごとに発音コンテンツを収集および提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態における、オーディオ参加者の訛りに関する情報を設定するサービス画面の例を示した図である。
【
図5】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを収集する過程の一例を示したフローチャートである。
【
図6】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを登録するサービス画面の例を示した図である。
【
図7】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを登録するサービス画面の例を示した図である。
【
図8】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを登録するサービス画面の例を示した図である。
【
図9】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを登録するサービス画面の例を示した図である。
【
図10】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを登録するサービス画面の例を示した図である。
【
図11】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを登録するサービス画面の例を示した図である。
【
図12】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを表示するサービス画面の例を示した図である。
【
図13】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを表示するサービス画面の例を示した図である。
【
図14】本発明の一実施形態における、オーディオ参加者ランキング情報を提供するサービス画面の例を示した図である。
【
図15】本発明の一実施形態における、プッシュ通知の例を示した図である。
【
図16】本発明の一実施形態における、個人プロフィール画面の例を示した図である。
【
図17】本発明の一実施形態における、オーディオ参加者活動証明書を発給するサービス画面の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0028】
本発明の実施形態は、言語学習のための発音コンテンツを収集および提供する技術に関する。
【0029】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、各言語の多様な訛りごとに発音コンテンツを収集するためのオーディオ参加サービスを提供する。
【0030】
本発明の実施形態に係るオーディオ参加サービスシステムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係るオーディオ参加サービス方法は、オーディオ参加サービスシステムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係るオーディオ参加サービス方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してオーディオ参加サービス方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0031】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。また、
図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が
図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0032】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、
図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0033】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0034】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、オーディオ参加サービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0035】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、
図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0036】
このようなコンピュータ装置200は、
図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0037】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0038】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0039】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0040】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、
図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0041】
以下では、訛りごとに発音を収集するためのオーディオ参加サービスを提供する方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0042】
本実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアントを対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続によってオーディオ参加サービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現されたオーディオ参加サービスシステムが構成されてよい。一例として、オーディオ参加サービスシステムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能なように実現されてもよい。
【0043】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下のオーディオ参加サービス方法を実行するための構成要素で実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0044】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下のオーディオ参加サービス方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0045】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。
【0046】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0047】
以下で説明する段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0048】
図3は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【0049】
図3を参照すると、段階310で、プロセッサ220は、オーディオ参加者それぞれに対して参加者設定によって参加者の訛り情報を設定してよい。訛り情報とは、参加者の出身国や民族、または地域で使用する言語情報を意味する。一例として、プロセッサ220は、母国語のように参加者が主に使用する言語を訛り情報として設定してよい。本実施形態では、同じ言語であっても出身国や地域によって訛りが異なるという点を考慮した上で、同じ単語や文章に対して訛りごとに発音を収集する。このために、プロセッサ220は、発音収集に参加するオーディオ参加者の訛り情報として、該当の参加者が主に使用する母国語を設定してよい。
【0050】
段階320で、プロセッサ220は、与えられたサンプルに対して参加者が発話するオーディオを録音して発音コンテンツを生成してよい。プロセッサ220は、辞書データベースを活用して、辞書上の単語(word)や慣用句(idiom)、文章(sentence)などをランダムに選定してサンプルとして提供してよい。プロセッサ220は、サンプルに対する参加者のオーディオ録音に該当の参加者の訛り情報をタギングして記録することにより、当該訛りの発音コンテンツを生成してよい。このとき、プロセッサ220は、参加者の発音コンテンツに当該参加者のデモ情報(例えば、年齢、性別、職業など)をタギングして記録および管理してよい。プロセッサ220は、参加者の発音コンテンツに対して、デモ情報はもちろん、サンプルとして提供された原本テキストと原本テキストのタイプ(単語、慣用句、文章など)、参加者が指定したトーン情報やタイトル情報をともにタギングしてよい。発音コンテンツにタギングされた情報は、発音コンテンツを選別して提供するためのフィルタ条件として活用されてよい。また、プロセッサ220は、参加者のオーディオ録音をチェックし、チェック結果に基づいて発音コンテンツをフィルタリングしてよい。プロセッサ220は、参加者オーディオに対する音声認識結果、ノイズの大きさのような音質評価結果などに基づいて発音コンテンツをフィルタリングしてよい。
【0051】
段階330で、プロセッサ220は、訛りに基づいた発音コンテンツを提供してよい。一例として、プロセッサ220は、特定の訛りが選択される場合、当該訛りの発音コンテンツで構成された再生リストを提供してよい。他の例として、プロセッサ220は、単語、慣用句、文章などの表示タイプをフィルタ条件として活用し、特定の表示タイプの発音コンテンツで構成された再生リストを提供してよい。また他の例として、プロセッサ220は、オーディオ参加者の年齢、性別、職業などのデモ情報をフィルタ条件として活用し、特定のデモの発音コンテンツで構成された再生リストを提供してよい。また他の例として、プロセッサ220は、トーン情報やタイトル情報をフィルタ条件として活用し、当該トーンやタイトルの発音コンテンツで構成された再生リストを提供してよい。このとき、プロセッサ220は、コンテンツ生成時間や、再生累積回数、肯定反応(例えば、「いいね」など)累積回数、共有累積回数などに基づいて発音コンテンツ再生リストを整列してよい。
【0052】
プロセッサ220は、オーディオ参加サービス上の画面に発音コンテンツを表示することはもちろん、オーディオ参加サービスと連携可能な他のプラットフォーム、例えば、言語辞書と言語学習サービスを提供する辞書プラットフォームのサービス領域に発音コンテンツを表示してよい。プロセッサ220は、辞書プラットフォーム内の言語辞書や言語学習と連携して発音コンテンツを表示してよく、このとき、発音コンテンツの再生や肯定反応、共有などの関連データに対して辞書プラットフォームとの同期化を適用してよい。
【0053】
図4は、本発明の一実施形態における、オーディオ参加者の訛りに関する情報を設定するサービス画面の例を示した図である。
図4は、サービス利用者がオーディオ参加者として登録するための設定画面400を示している。
【0054】
図4を参照すると、設定画面400には、オーディオ参加者の訛り情報を設定するための「訛り」インタフェース410が含まれてよい。実施形態によっては、設定画面400に、発音収集のためのオーディオ録音に参加するためのターゲット言語を直接設定するインタフェースが含まれてもよい。例えば、ユーザAがカナダ出身であると仮定するとき、ユーザAの訛り情報はカナダに設定してよく、オーディオ録音に参加するターゲット言語は英語に設定してよい。
【0055】
設定画面400には、プッシュ通知(push notification)受信許諾を設定するための「プッシュ通知」インタフェース420が含まれてよい。プッシュ通知とは、オーディオ参加者の発音コンテンツと関連する周期的な情報であって、例えば、オーディオ参加者が生成した発音コンテンツの再生累積回数や、肯定反応累積回数などのユーザ反応情報を提供してよい。「プッシュ通知」インタフェース420は、情報タイプに応じて通知受信許諾を選択的に設定するためのインタフェースとして構成されてよい。
【0056】
図5は、本発明の一実施形態における、発音コンテンツを収集する過程の一例を示したフローチャートである。
【0057】
図5を参照すると、段階501で、プロセッサ220は、サンプルを発話する参加者のオーディオを受信して録音してよい。プロセッサ220は、クライアントから参加者オーディオをリアルタイムで受信して録音することはもちろん、クライアント側で録音したオーディオファイルを受信することも可能である。
【0058】
段階502で、プロセッサ220は、音声認識技術によって参加者オーディオから抽出したテキストとサンプルとして提供された原本テキストとを比較してよい。
【0059】
段階503で、プロセッサ220は、音声認識によって抽出したテキストと原本テキストとの一致率が事前に定められた閾値以上であるかどうかを判断してよい。
【0060】
段階504で、プロセッサ220は、音声認識によって抽出したテキストと原本テキストとの一致率が閾値以上の場合、参加者オーディオを当該サンプルに対する発音コンテンツとして記録してよい。
【0061】
段階505で、プロセッサ220は、音声認識によって抽出したテキストと原本テキストとの一致率が閾値未満の場合、サンプルに対するオーディオ録音を参加者に再要請してよい。
【0062】
図6~11は、本発明の一実施形態における、発音コンテンツを登録するサービス画面の例を示した図である。
図6~11は、発音登録画面600を示している。
【0063】
図6を参照すると、プロセッサ220は、発音登録画面600を通じて発音収集のためのサンプル610を提供してよい。サンプル610は、セット単位で提供されてよく、例えば、単語、慣用句、文章などに該当する10個のサンプルを一セットとして提供してよい。
【0064】
発音登録画面600には、サンプル610を読み上げる参加者オーディオを録音するための「録音」インタフェース620が含まれてよい。プロセッサ220は、一セットのサンプル610を順次に提供しながら参加者オーディオを録音してよい。
【0065】
このとき、プロセッサ220は、参加者オーディオを録音するに先立ち、声トーン(tone)情報を設定してよい。
図7を参照すると、プロセッサ220は、発音登録画面600を通じて設定可能なトーンリスト(例えば、Default、Happy、Angry、Sad、Frustrated、Scaredなど)710を提供してよい。録音するときには声のトーンを指定してから録音を行ってよく、例えば、サンプル610が嬉しい内容の場合は、トーンリスト710から「Happy」を選択してから録音を行ってよい。参加者オーディオを録音するためのトーンは、トーンリスト710を利用して参加者が直接設定することはもちろん、サンプル610の内容に適したトーンを推薦することも可能である。
【0066】
また、プロセッサ220は、タイトルや分野別に発音コンテンツを収集するために、参加者が指定したタイトルや分野のサンプル610を提供してよい。プロセッサ220は、参加者オーディオを録音するに先立ち、発音登録画面600を通じて指定可能なタイトルリストを提供してよく、タイトルリストから選択されたタイトルのサンプル610を提供して当該タイトルの発音コンテンツを収集してよい。
【0067】
また、プロセッサ220は、サンプル610に含まれた単語に対して辞書(dictionary)情報を提供してよい。
図8を参照すると、プロセッサ220は、サンプル610から特定の単語611が選択される場合、ポップアップなどのインタフェースによって当該単語611の意味や発音などを含む辞書情報810を示してよい。
【0068】
プロセッサ220は、辞書情報810を提供する他にも、サンプル610に対して少なくとも1つの翻訳文を提供することも可能である。参加者の要請にしたがって、サンプル610を参加者が指定した言語あるいは事前に定められた少なくとも1つの言語に翻訳した翻訳結果を提供してもよい。
【0069】
プロセッサ220は、参加者が「録音」インタフェース620を利用してサンプル610に対するオーディオ録音を完了したら、
図9に示すように、発音登録画面600を通じて録音されたオーディオを再生するための「再生」インタフェース910、オーディオを再録音するための「再録音」インタフェース920、および録音されたオーディオをアップロードするための「アップロード」インタフェース930をアクティブ化してよい。
【0070】
参加者が「アップロード」インタフェース930によって録音したオーディオに対するアップロードを要請する場合、プロセッサ220は、当該参加者オーディオを受信してオーディオをチェックしてよい。
【0071】
プロセッサ220は、オーディオチェックの結果、参加者オーディオから抽出されたテキストとサンプル610の原本テキストとの一致率が極めて低いか、参加者オーディオに極めて多くのノイズが含まれた場合、
図10に示すように、発音登録画面600上のポップアップ1010によってサンプル610に対するオーディオ録音を参加者に再要請してよい。
【0072】
プロセッサ220は、発音登録画面600を利用した参加者とのインタラクションによって、サンプル610に対する参加者オーディオを発音コンテンツとして収集および登録してよい。
【0073】
プロセッサ220は、発音収集のためにサンプル610をセット単位で提供してよく、一セットの発音登録が完了した参加者には、リワード(reward)の一種として、当該参加者の訛りを代表する国や地域のシンボルを示すスタンプを提供してよい。例えば、英語には英語を使用する国ごとのスタンプを、韓国語、中国語、日本語には訛りの異なる地域ごとに該当する国や地域のシンボルを表したスタンプを準備しておき、オーディオ参加者が一セットの発音登録を完了するたびに参加者の訛りに該当する国や地域のシンボルスタンプを1つずつ付与してよい。
【0074】
シンボルスタンプは、発音登録画面600の背景イメージに活用されてよく、発音登録画面600の他にも、設定画面400、個人プロフィール画面などのようにオーディオ参加者と関連する個人ページに活用されてよい。
【0075】
例えば、
図10を参照すると、プロセッサ220は、発音登録画面600の背景イメージ1020上に、オーディオ参加者に付与されたシンボルスタンプ1021を表示してよい。
図10は、1つのシンボルスタンプ1021が含まれた背景イメージ1020を示しているが、これはオーディオ参加者が1つのセットの発音登録を完了した状態であることを示してよい。
【0076】
図11は、3つのシンボルスタンプ1021、1122、1123が含まれた背景イメージ1020を示している。これは、オーディオ参加者が3つのセットの発音登録を完了した状態であることを示してよい。
【0077】
プロセッサ220は、国単位で参加者の発音コンテンツを収集し、当該参加者に国ごとのリワードを提供してよい。仮に世界旅行を想定し、参加者が海外の所々を旅行しながら各国の発音登録に参加するようにする。例えば、プロセッサ220は、参加者に仮想のパスポートを発給してよく、パスポートの発給を受けた各参加者は、本人の位置する国を出発国として設定した後、希望する国を旅先として選択する。参加者の訛りを仮想の旅先として選択した国の発音コンテンツとして登録し、次の旅先を選択して発音コンテンツ登録するという過程を繰り返す。例えば、プロセッサ220は、国ごとに1つのセットの発音収集が完了したら、参加者のパスポートに当該国の入国確認スタンプを付与する。さらに、プロセッサ220は、参加者の出発国を皮切りに、スタンプが付与された国をすべて繋げながら、当該参加者の旅行経路を生成して示してよい。
【0078】
したがって、プロセッサ220は、発音収集のためのオーディオ参加の度合いに応じて、シンボルスタンプを付与することにより、参加者の訛りに該当する国や地域のシンボルを集めるという娯楽的な要素を提供することができる。
【0079】
図12および
図13は、本発明の一実施形態における、発音コンテンツを表示するサービス画面の例を示した図である。
【0080】
図12は、オーディオ参加サービスの自体表示領域であるオーディオ参加サービス画面1200を示している。
【0081】
図12は参照すると、プロセッサ220は、オーディオ参加サービス画面1200に発音コンテンツリスト1210を表示してよい。
【0082】
プロセッサ220は、発音コンテンツを生成したオーディオ参加者の訛り1220ごとに発音コンテンツリスト1210を区分して表示してよい。
【0083】
プロセッサ220は、コンテンツ生成時間や、再生累積回数、肯定反応累積回数、共有累積回数などに基づいて発音コンテンツリスト1210を整列して表示してよい。
【0084】
プロセッサ220は、表示タイプ(単語、慣用句、文章など)やデモ(年齢、性別、職業など)、トーン情報、タイトル情報などを検索フィルタとして用いて発音コンテンツリスト1210に対する詳細検索を提供してよい。
【0085】
プロセッサ220は、発音コンテンツリスト1210に対する全体再生を実施しても良く、各発音コンテンツに対する選択的な個別再生を実施してもよい。
【0086】
プロセッサ220は、発音コンテンツリスト1210とともに、発音コンテンツリスト1210に含まれた各発音コンテンツそれぞれに対して、肯定反応(例えば、「いいね」)を入力するためのインタフェース、共有のためのインタフェース、オーディオ参加者のプロフィール画面にアクセスするためのインタフェースなどを提供してよい。
【0087】
プロセッサ220は、発音コンテンツリスト1210とともに、発音コンテンツリスト1210に含まれた各発音コンテンツそれぞれに対して、再生累積回数や、肯定反応累積回数、共有累積回数などを表示してよい。
【0088】
プロセッサ220は、コンテンツリスト1210に含まれた各発音コンテンツそれぞれに対して、録音時に設定された声のトーン情報やタイトル情報をともに表示してよい。
【0089】
図13は、辞書プラットフォームサービス画面1300を示している。
【0090】
図13を参照すると、プロセッサ220は、辞書プラットフォームとの連携によって辞書プラットフォームサービス画面1300に発音コンテンツを表示してよい。一例として、プロセッサ220は、辞書プラットフォームサービス画面1300上の単語検索結果に発音コンテンツリスト1310を含ませて表示してよい。
【0091】
単語検索結果と関連する発音コンテンツリスト1310は、検索単語に対する発音コンテンツと、検索単語が含まれた慣用句や文章に対する発音コンテンツを含んでよい。
【0092】
同様に、プロセッサ220は、発音コンテンツリスト1310を訛り別に区分して表示してよく、発音コンテンツリスト1310に対する全体再生を実施しても良く、各発音コンテンツに対する選択的な個別再生を実施してもよい。
【0093】
また、プロセッサ220は、発音コンテンツリスト1310とともに、発音コンテンツリスト1310に含まれた各発音コンテンツそれぞれに対して肯定反応(例えば、「いいね」)を入力するためのインタフェース、共有のためのインタフェース、オーディオ参加者のプロフィール画面にアクセスするためのインタフェースなどを提供してよい。
【0094】
さらに、プロセッサ220は、オーディオ参加サービス画面1200または辞書プラットフォームサービス画面1300を表示する発音コンテンツそれぞれに対して共有機能を持っていてよく、発音コンテンツを生成したオーディオ参加者のプロフィールが共有されるようにしてよい。一例として、プロセッサ220は、発音コンテンツまたは参加者プロフィールのURLをコピーして表示する方式によって共有機能を持ってもよい。
【0095】
図14は、本発明の一実施形態における、オーディオ参加者ランキング情報を提供するサービス画面の例を示した図である。
図14は、オーディオ参加サービスのホーム画面1400を示している。
【0096】
図14を参照すると、プロセッサ220は、オーディオ参加率によるオーディオ参加者ランキング情報1410をホーム画面1400に表示してよい。一例として、プロセッサ220は、保有している発音コンテンツの個数から上位一定数のオーディオ参加者を選定してオーディオ参加者ランキング情報1410を提供してよい。
【0097】
オーディオ参加率によるオーディオ参加者ランキング情報1410の他にも、全体発音コンテンツの総再生累積回数や、総肯定反応累積回数、総共有累積回数などに基づいてオーディオ参加者に対するランキング情報を提供することも可能である。
【0098】
プロセッサ220は、オーディオ参加者ランキング情報1410を訛り別に区分して表示してよく、オーディオ参加者それぞれに対して保有している発音コンテンツの個数を表示してよい。
【0099】
オーディオ参加者ランキング情報1410は、競争によってオーディオ参加者同士の動機付けを高め合うための核心的な役割をする。
【0100】
図15は、本発明の一実施形態における、プッシュ通知の例を示した図である。
図15は、オーディオ参加者の端末画面1500を示している。
【0101】
図15を参照すると、プロセッサ220は、通知受信を許諾したオーディオ参加者を対象に、当該オーディオ参加者の発音コンテンツに対するユーザ反応(例えば、再生累積回数、肯定反応累積回数など)に基づいたプッシュ通知1510を提供してよい。一例として、プロセッサ220は、オーディオ参加者の発音コンテンツに対するユーザ反応を一単位で集め、一日に一度、集めた結果に対するプッシュ通知1510を提供してよい。
【0102】
さらに、プロセッサ220は、登録機能を利用してオーディオ参加者が登録設定をした他の参加者の発音コンテンツを提供してよい。一例として、プロセッサ220は、例えば、オーディオ参加サービスを利用するユーザ同士のフォロー(follow)のような登録機能を使用してよい。例えば、参加者Aが参加者Bを登録している場合、参加者Bが新規の発音コンテンツを登録すると、参加者Bの新規コンテンツに対する通知を参加者Aに提供することができる。このように、プロセッサ220は、参加者に、当該参加者が登録している他の参加者の新規コンテンツフィード(feed)を提供してよい。
【0103】
プロセッサ220は、プッシュ通知1510によって持続的な動機付け強化とサービスへの再訪問を誘導することができる。
【0104】
図16は、本発明の一実施形態において個人プロフィール画面の例を示した図である。
【0105】
図16を参照すると、プロセッサ220は、オーディオ参加者としての活動情報1610を個人プロフィール画面1600に表示してよい。活動情報1610は、保有している発音コンテンツの個数や、全体発音コンテンツの総再生累積回数、全体発音コンテンツの総肯定反応累積回数などを含んでよく、それぞれの履歴に関するランキングを含んでもよい。
【0106】
プロセッサ220は、オーディオ参加者が生成した発音コンテンツリスト1620を個人プロフィール画面1600に表示してよい。
【0107】
プロセッサ220は、コンテンツ生成時間や、再生累積回数、肯定反応累積回数、共有累積回数などを基準に基づいて発音コンテンツリスト1620を整列して表示してよい。
【0108】
プロセッサ220は、発音コンテンツリスト1620とともに、発音コンテンツリスト1620に含まれた各発音コンテンツそれぞれに対しての再生累積回数や、肯定反応累積回数、共有累積回数などを表示してよい。
【0109】
プロセッサ220は、個人プロフィール画面1600を通じてオーディオ参加者の活動履歴を提供することにより、個人の動機付けを強化することができる。
【0110】
個人プロフィール画面1600には、活動情報1610と発音コンテンツリスト1620の他にも、写真や、紹介文、ハッシュタグなどによってオーディオ参加者にアピールするためのインタフェースが含まれてよい。
【0111】
図17は、本発明の一実施形態における、オーディオ参加者の活動証明書を発給するサービス画面の例を示した図である。
【0112】
図17を参照すると、プロセッサ220は、オーディオ参加者の要請にしたがって、オーディオ参加者の活動履歴に基づいた活動証明書1700を発給してよい。
【0113】
プロセッサ220は、就職などのためのレファレンスとなる経歴情報として活動証明書1700を提供することにより、個人の動機付けを強化することができる。
【0114】
また、プロセッサ220は、オーディオ参加者の活動履歴やランキングに基づいて、リワードの一種であるポイント等を発行してよい。オーディオ参加者に発行されたポイント等とは、例えば、仮想通貨を意味してもよく、事前に定められた為替にしたがって現金化あるいは現金のように使用することが可能である。
【0115】
プロセッサ220は、オーディオ参加者に対し、ユーザ反応に基づいたプッシュ通知や、個人プロフィール画面、公信力のある活動内訳書、ランキング、報酬などの多様な方式によって動機付けを強化することができる。
【0116】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0117】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0118】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0119】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0120】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0121】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク