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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-01
(45)【発行日】2024-04-09
(54)【発明の名称】X線透視撮影装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 6/00 20240101AFI20240402BHJP
   A61B 6/46 20240101ALI20240402BHJP
【FI】
A61B6/00 520Z
A61B6/46 502
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2023079286
(22)【出願日】2023-05-12
(62)【分割の表示】P 2019147020の分割
【原出願日】2019-08-09
(65)【公開番号】P2023099219
(43)【公開日】2023-07-11
【審査請求日】2023-05-12
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 北米放射線学会(RSNA 2018)にて展示(開催場所:McCormick Place(2301 S King Dr,Chicago,IL 60616 アメリカ合衆国、展示日:平成30年11月25日)
(73)【特許権者】
【識別番号】000001993
【氏名又は名称】株式会社島津製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100104433
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 博一
(72)【発明者】
【氏名】猪股 修一
【審査官】佐野 浩樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-215275(JP,A)
【文献】特開2016-174792(JP,A)
【文献】特開平01-209577(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2002/0172498(US,A1)
【文献】特開2000-262506(JP,A)
【文献】特開2011-078691(JP,A)
【文献】特開2018-094307(JP,A)
【文献】特開2018-050768(JP,A)
【文献】特表平08-510072(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0027178(US,A1)
【文献】米国特許第05636259(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 6/00 - 6/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
X線により被検体を透視撮影する撮影部と、
前記撮影部により取得した透視画像を一時的に記録する一時記憶部と、
前記一時記憶部に記録された前記透視画像を、静止画または動画として記録する記憶部と、
透視撮影完了後に、前記一時記憶部に記録された前記透視画像を、静止画または動画として前記記憶部に記録する操作のための透視記録ボタンと、を備え、
透視撮影完了後に、前記透視記録ボタンが操作された場合、前記一時記憶部に記録された前記透視画像のうち、透視撮影前にユーザにより指定された検査種類に基づいて予め決められた範囲の画像を、動画として前記記憶部に記録するように構成されている、X線透視撮影装置。
【請求項2】
透視撮影完了後に、前記透視記録ボタンの操作に応じて、前記一時記憶部に記録された前記透視画像を、静止画または動画として前記記憶部に記録するように構成されている、請求項1に記載のX線透視撮影装置。
【請求項3】
前記透視記録ボタンは、前記透視画像を静止画として前記記憶部に記録する操作のための静止画透視記録ボタン、および、前記透視画像を動画として前記記憶部に記録する操作のための動画透視記録ボタンの2つのボタンにより構成されている、請求項1または2に記載のX線透視撮影装置。
【請求項4】
前記透視記録ボタンは、操作時間の長短または操作力の強弱を変えることにより、前記透視画像を静止画として前記記憶部に記録する操作のための静止画透視記録ボタン、および、前記透視画像を動画として前記記憶部に記録する操作のための動画透視記録ボタンとして機能する1つのボタンにより構成されている、請求項1または2に記載のX線透視撮影装置。
【請求項5】
透視撮影完了後に、前記透視記録ボタンが操作された場合、透視撮影前にユーザにより指定された、記録位置および記録長さに基づいて、前記一時記憶部に記録された前記透視画像のうちの予め決められた範囲の画像を、動画として前記記憶部に記録するように構成されている、請求項1~4のいずれか1項に記載のX線透視撮影装置。
【請求項6】
オート透視記録設定の有効または無効を切替可能に構成されており、
前記オート透視記録設定が有効に設定されている場合、前記透視記録ボタンの操作にかかわらず、透視撮影中に前記撮影部により取得した前記透視画像の全部を、前記記憶部に記録するように構成されている、請求項1~5のいずれか1項に記載のX線透視撮影装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線透視撮影装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、X線により被検体を透視撮影するX線透視撮影装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、X線により被検体を透視撮影するX線透視撮影装置が開示されている。このX線透視撮影装置は、透視用フットスイッチを備えている。このX線透視撮影装置は、透視用フットスイッチが踏み込まれている間、透視撮影が続行され、表示部に所定のフレームレートで収集された透視画像が動画として表示されるように構成されている。また、このX線透視撮影装置は、透視撮影により収集した透視画像のうちの最終フレームの画像を取得して保持する機能(いわゆる、ラストイメージホールド機能)を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2016-22248号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載されたX線透視撮影装置では、ラストイメージホールド機能を用いて、透視撮影により収集した透視画像のうちの最終フレームの画像のみを記録することができるだけで、最終フレームの画像以外の透視画像を記録することができない。すなわち、透視画像の記録の自由度が低いために、診断などのために任意の透視画像を記録したいというユーザの要望に十分に応えることができない。この点において、上記特許文献1に記載されたX線透視撮影装置には、改善の余地がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、透視画像の記録の自由度を向上させることにより、任意の透視画像を記録したいというユーザの要望に十分に応えることが可能なX線透視撮影装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面におけるX線透視撮影装置は、X線により被検体を透視撮影する撮影部と、撮影部により取得した透視画像を一時的に記録する一時記憶部と、一時記憶部に記録された透視画像を、静止画または動画として記録する記憶部と、透視撮影完了後に、一時記憶部に記録された透視画像を、静止画または動画として記憶部に記録する操作のための透視記録ボタンと、を備え、透視撮影完了後に、透視撮影前のユーザの指定に基づいて、一時記憶部に記録された透視画像のうち、透視撮影前にユーザにより指定された検査種類に基づいて予め決められた範囲の画像を、動画として記憶部に記録するように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、透視画像の記録の自由度を向上させることができるので、診断などのために任意の透視画像を記録したいというユーザの要望に十分に応えることが可能なX線透視撮影装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】一実施形態によるX線透視撮影装置の構成を示すブロック図である。
図2】一実施形態によるX線透視撮影装置の記憶部への透視画像の記録を説明するための図である。
図3】一実施形態によるX線透視撮影装置の透視撮影中の透視画像の静止画としての記録を説明するための図である。
図4】一実施形態によるX線透視撮影装置の透視撮影中の透視画像の動画としての記録を説明するための図である。
図5】一実施形態によるX線透視撮影装置の透視撮影完了後の透視画像の静止画としての記録を説明するための図である。
図6】一実施形態によるX線透視撮影装置の透視撮影完了後の透視画像の動画としての記録を説明するための図である。
図7】(A)は、一実施形態によるX線透視撮影装置の透視撮影完了後の透視画像の動画としての記録時の、記録範囲の設定の第1の例を説明するための図である。(B)は、一実施形態によるX線透視撮影装置の透視撮影完了後の透視画像の動画としての記録時の、記録範囲の設定の第2の例を説明するための図である。
図8】(A)は、一実施形態によるX線透視撮影装置のオート記録設定の一例を示す図である。(B)は、一実施形態によるX線透視撮影装置のオート記録設定による透視画像の記録を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1図8を参照して、一実施形態によるX線透視撮影装置100の構成について説明する。
【0012】
(X線透視撮影装置の構成)
図1に示すように、X線透視撮影装置100は、X線により、人間である被検体200を透視撮影する装置(いわゆる、X線テレビ装置)である。X線透視撮影装置100は、X線による被検体200の透視撮影結果に基づいて、被検体200の内部の透視画像201(図2参照)をリアルタイムに生成可能に構成されている。
【0013】
X線透視撮影装置100は、撮影対象(検査対象)である被検体200をX線により撮影する撮影部1を備えている。撮影部1は、X線照射部11と、X線検出部12とを含んでいる。X線照射部11は、X線を発生させて被検体200に照射する。X線照射部11は、たとえば、X線源であるX線管球と、X線管球により発生されたX線の照射範囲を調節するコリメータとを有している。X線検出部12は、X線照射部11から照射されて、被検体200を透過したX線を検出する。X線検出部12は、たとえば、FPD(Flat Panel Detector)を有している。X線検出部12は、検出したX線に応じた電気信号である検出信号を後述する画像処理部2に送信する。X線照射部11とX線検出部12とは、被検体200を挟んで互いに対向するように設けられている。なお、X線透視撮影装置100は、被検体200を載置するための天板を備えていてもよい。この場合、X線照射部11とX線検出部12とは、天板を挟んで互いに対向するように設けられる。
【0014】
また、X線透視撮影装置100は、撮影部1のX線検出部12からの検出信号に基づいて、被検体200の内部の透視画像201を生成する画像処理部2を備えている。画像処理部2は、たとえば、GPUなどのプロセッサと、情報を記憶するメモリとを含んでいる。画像処理部2は、所定のフレームレート(たとえば、数FPS~十数FPS程度)により、被検体200の内部の透視画像201を生成するように構成されている。また、X線透視撮影装置100は、画像処理部2により生成された被検体200の内部の透視画像201を表示する表示部3を備えている。表示部3は、たとえば、情報を表示可能な液晶モニタを含んでいる。表示部3には、たとえば、所定のフレームレートにより生成された透視画像201が、動画としてリアルタイムに表示される。また、X線透視撮影装置100は、X線透視撮影装置100の動作を制御する制御部4を備えている。制御部4は、CPUなどのプロセッサと、情報を記憶するメモリとを含んでいる。
【0015】
また、X線透視撮影装置100は、撮影部1により取得した透視画像201を一時的に記録する一時記憶部5を備えている。一時記憶部5は、RAMなどの揮発性メモリを含んでおり、入力された情報を一時的に記憶するように構成されている。一時記憶部5としては、たとえば、画像処理部2の揮発性メモリ、制御部4の揮発性メモリなどを用いることができる。また、一時記憶部5には、所定のフレームレートにより生成された透視画像201が記録される。一時記憶部5に記録された透視画像201は、一時記憶部5への透視画像201の記録開始から記録終了までに記録された複数のフレームの画像を含んでいる。一時記憶部5への透視画像201の記録開始および記録終了は、たとえば、透視撮影の開始および終了と同期したタイミングとすることができる。また、X線透視撮影装置100は、一時記憶部5に記録された透視画像201を、静止画または動画として記録する記憶部6(ストレージ)を備えている。記憶部6は、HDDなどの不揮発性メモリを含んでおり、入力された情報を記憶するように構成されている。
【0016】
ここで、本実施形態では、X線透視撮影装置100は、透視撮影中に、透視画像201を、静止画または動画として記憶部6に記録する操作のため、および、透視撮影完了後に、一時記憶部5に記録された透視画像201を、静止画または動画として記憶部6に記録する操作のための透視記録ボタン7を備えている。透視記録ボタン7は、透視画像201を、静止画として記憶部6に記録する操作のための静止画透視記録ボタン71と、透視画像201を、動画として記憶部6に記録する操作のための動画透視記録ボタン72との2つのボタンにより構成されている。静止画透視記録ボタン71および動画透視記録ボタン72は共に、押しボタン式のスイッチである。
【0017】
(透視画像の記録)
図2に示すように、制御部4は、透視撮影中に、技師などの操作者(ユーザ)により透視記録ボタン7が操作された場合、透視記録ボタン7の操作に応じて、透視画像201を、静止画または動画として記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。具体的には、制御部4は、透視撮影中に、操作者により透視記録ボタン7の静止画透視記録ボタン71が操作された場合、透視画像201を、静止画として記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。また、制御部4は、透視撮影中に、操作者により透視記録ボタン7の動画透視記録ボタン72が操作された場合、透視画像201を、動画として記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。
【0018】
同様に、制御部4は、透視撮影完了後に、操作者により透視記録ボタン7が操作された場合、透視記録ボタン7の操作に応じて、一時記憶部5に記録された透視画像201を、静止画または動画として記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。具体的には、制御部4は、透視撮影完了後に、操作者により透視記録ボタン7の静止画透視記録ボタン71が操作された場合、一時記憶部5に記録された透視画像201を、静止画として記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。また、制御部4は、透視撮影完了後に、操作者により透視記録ボタン7の動画透視記録ボタン72が操作された場合、一時記憶部5に記録された透視画像201を、動画として記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。
【0019】
記憶部6に記録された透視画像201は、一時記憶部5に一時的に記録された透視画像201とは異なり、長期間の保存が可能であるため、事後的に利用可能である。記憶部6に記録された透視画像201の事後的な利用の態様としては、たとえば、透視画像201を診断に用いる検査における診断時の利用の態様があり得る。透視画像201を診断に用いる検査としては、たとえば、嚥下検査、新生児に対する検査などがあり得る。たとえば、嚥下検査の診断時には、10秒程度の動画としての透視画像201が利用され得る。また、たとえば、新生児に対する検査の診断時には、静止画としての透視画像201が利用され得る。また、記憶部6に記録された透視画像201は、たとえば、このような診断時の根拠の記録として利用され得る。
【0020】
〈透視撮影中の透視画像の記録〉
図3および図4を参照して、透視撮影中の透視画像201の記録について説明する。
【0021】
図3に示すように、制御部4は、透視撮影中に、撮影部1により取得した透視画像201を表示部3にリアルタイムに表示させている状態で、操作者により透視記録ボタン7の静止画透視記録ボタン71が操作された場合、表示部3に表示中の透視画像201を、静止画として記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。この際、一時記憶部5に記録された透視画像201が記憶部6に記録されてもよいし、画像処理部2により生成された透視画像201が一時記憶部5を経由することなく記憶部6に記録されてもよい。
【0022】
操作者は、透視撮影中に、表示部3に表示されている透視画像201を視認して確認しつつ、静止画としての記録を所望する透視画像201が表示部3に表示されたタイミングで、透視記録ボタン7の静止画透視記録ボタン71を1度だけ押下操作する。この結果、操作者が透視記録ボタン7の静止画透視記録ボタン71を押下操作したタイミングで表示部3に表示されている1フレーム分の透視画像201が、静止画として記憶部6に記録される。
【0023】
また、図4に示すように、制御部4は、透視撮影中に、撮影部1により取得した透視画像201を表示部3にリアルタイムに表示させている状態で、操作者により透視記録ボタン7の動画透視記録ボタン72が操作された場合、表示部3に表示中の透視画像201を、動画として記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。この際、一時記憶部5に記録された透視画像201が記憶部6に記録されてもよいし、画像処理部2により生成された透視画像201が一時記憶部5を経由することなく記憶部6に記録されてもよい。
【0024】
操作者は、透視撮影中に、表示部3に表示されている透視画像201を視認して確認しつつ、動画としての記録を所望する透視画像201が表示部3に表示されたタイミングで、透視記録ボタン7の動画透視記録ボタン72を1度だけ押下操作する。この操作が、透視撮影中の動画透視記録開始操作となる。この結果、操作者が透視記録ボタン7の動画透視記録ボタン72を押下操作したタイミングで表示部3に表示されている透視画像201から、動画としての透視画像201の記憶部6への記録が開始される。そして、操作者は、動画としての透視画像201の記憶部6への記録の終了を所望するタイミングで、透視記録ボタン7の動画透視記録ボタン72を1度だけ押下操作する。この操作が、透視撮影中の動画透視記録終了操作となる。この結果、動画としての透視画像201の記憶部6への記録が終了される。これらの結果、動画透視記録開始操作から動画透視記録終了操作までの間に表示部3に表示された複数フレーム分の画像を含む透視画像201が、動画として記憶部6に記録される。
【0025】
なお、透視撮影中に透視画像201を動画として記憶部6に記録する場合、動画透視記録開始操作が行われた時点から、一定時間(たとえば、数秒程度)分だけ時間をさかのぼった時点から、透視画像201の記憶部6への記録が開始されてもよい。これにより、動画透視記録開始操作を行うタイミングによって、記録漏れ(記録したい透視画像201が記録されないこと)が発生することを抑制することができる。
【0026】
〈透視撮影完了後の透視画像の記録〉
図5図7を参照して、透視撮影完了後の透視画像201の記録について説明する。
【0027】
図5に示すように、制御部4は、透視撮影完了後に、一時記憶部5に記録された透視画像201のうちの任意の透視画像201を表示部3に表示させた状態で、操作者により透視記録ボタン7の静止画透視記録ボタン71が操作された場合、表示部3に表示中の任意の透視画像201を、静止画として記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。
【0028】
具体的には、X線透視撮影装置100は、透視撮影完了後に、一時記憶部5に記録された透視画像201を表示部3上において再生停止する操作のための再生停止操作ボタン8をさらに備えている。再生停止操作ボタン8は、動画としての透視画像201を再生する操作のため、および、再生中の動画としての透視画像201を停止する操作のための再生停止ボタン81と、動画としての透視画像201の再生位置を時間的に後に送る操作のための送りボタン82と、動画としての透視画像201の再生位置を時間的に前に戻す操作のための戻しボタン83とを含んでいる。再生停止ボタン81、送りボタン82および戻しボタン83は共に、押しボタン式のスイッチである。
【0029】
制御部4は、透視撮影完了後に、操作者による再生停止操作ボタン8の操作により、任意の透視画像201を表示部3に表示させた状態で、透視記録ボタン7の静止画透視記録ボタン71が操作された場合、表示部3に表示中の任意の透視画像201を、静止画として記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。
【0030】
操作者は、透視撮影完了後でかつ一時記憶部5に記録された透視画像201が破棄される前に、一時記憶部5に記録された透視画像201を表示部3に表示させる操作を行う。そして、操作者は、表示部3に表示させた透視画像201を視認して確認しつつ、再生停止操作ボタン8の再生停止ボタン81、送りボタン82および戻しボタン83を適宜用いて、静止画としての記録を所望する透視画像201を表示部3に表示させる操作を行う。そして、操作者は、静止画としての記録を所望する透視画像201を表示部3に表示させた状態で、透視記録ボタン7の静止画透視記録ボタン71を1度だけ押下操作する。この結果、操作者が透視記録ボタン7の静止画透視記録ボタン71を押下操作したタイミングで表示部3に表示されている1フレーム分の透視画像201が、静止画として記憶部6に記録される。
【0031】
また、図6に示すように、制御部4は、透視撮影完了後に、操作者により透視記録ボタン7の動画透視記録ボタン72が操作された場合、一時記憶部5に記録された透視画像201のうちの予め決められた範囲202の画像を、動画として記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。
【0032】
操作者は、透視撮影完了後でかつ一時記憶部5に記録された透視画像201が破棄される前に、透視記録ボタン7の動画透視記録ボタン72を1度だけ押下操作する。この結果、一時記憶部5に記録された透視画像201のうちの予め決められた範囲202の複数フレーム分の画像を含む透視画像201が、動画として記憶部6に記録される。なお、範囲202は、特に限られないが、図6に示す例では、範囲202として、透視撮影完了時点から所定の時間前の時点までの範囲が設定されている。
【0033】
透視撮影完了後の動画としての透視画像201の記録範囲である範囲202は、X線透視撮影装置100において予め決められた固定の範囲であってもよいし、ユーザの指定に基づく範囲であってもよい。範囲202がユーザの指定に基づく範囲である場合、図7(A)に示すように、範囲202は、たとえば、記録位置および記録長さをユーザにより直接的に指定可能に構成されることができる。この場合、記録位置は、たとえば、「前半」、「中央」、「後半」などの予め決められた複数の候補位置の中から指定可能に構成されることができる。また、記録長さは、たとえば、ユーザが任意の値(秒数またはフレーム数)を指定可能に構成されることができる。
【0034】
また、範囲202がユーザの指定に基づく範囲である場合、図7(B)に示すように、範囲202は、たとえば、記録位置および記録長さをユーザにより間接的に指定可能に構成されることができる。図7(B)では、ユーザにより検査種類が指定されることにより、範囲202として、指定された検査種類に応じた記録位置および記録長さが自動的に設定される例を示している。この場合、ユーザにより指定される検査種類は、「嚥下」、「心臓」などの予め決められた候補種類の中から指定可能に構成されることができる。
【0035】
範囲202がユーザの指定に基づく範囲である場合、たとえば、制御部4は、図7(A)(B)に示すような、範囲202の設定画面を表示部3に表示させる制御を行う。そして、制御部4は、表示部3に表示された設定画面を介してユーザにより指定された情報に基づいて、範囲202の記録位置および記録長さを設定する制御を行う。
【0036】
〈オート透視記録設定〉
また、本実施形態では、図8(A)に示すように、X線透視撮影装置100は、オート透視記録設定の有効または無効を切替可能に構成されている。オート透視記録設定は、透視画像201の記憶部6への記録を自動的に行う設定である。すなわち、オート透視記録設定は、透視記録ボタン7の操作にかかわらず(透視記録ボタン7の操作がなくても)、透視画像201の記憶部6への記録を行う設定である。
【0037】
オート透視記録設定の有効または無効を切り替える場合、たとえば、制御部4は、図8(A)に示すような、オート透視記録設定の設定画面を表示部3に表示させる制御を行う。そして、制御部4は、表示部3に表示された設定画面を介してユーザにより指定された情報に基づいて、オート透視記録設定の有効または無効を切り替えて設定する制御を行う。
【0038】
図8(B)に示すように、制御部4は、オート透視記録設定が有効に設定されている場合、透視記録ボタン7の操作にかかわらず(透視記録ボタン7の操作がなくても)、透視撮影中に撮影部1により取得した透視画像201の全部を、記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。すなわち、制御部4は、透視撮影中に撮影部1により取得した全フレーム分の画像を含む透視画像201を、動画として記憶部6に記録する制御を行うように構成されている。一方、制御部4は、オート透視記録設定が無効に設定されている場合、透視画像201の記憶部6への自動的に記録する制御を行わない。この場合、操作者は、上記の通り、透視記録ボタン7を操作することにより、透視撮影中に撮影部1により取得した透視画像201を記憶部6に記録する。
【0039】
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0040】
本実施形態では、上記のように、X線透視撮影装置100を、透視撮影中に、透視画像201を、静止画または動画として記憶部6に記録する操作のため、および、透視撮影完了後に、一時記憶部5に記録された透視画像201を、静止画または動画として記憶部6に記録する操作のための透視記録ボタン7を備えるように構成する。これにより、透視記録ボタン7を操作することにより、透視撮影中および透視撮影完了後のいずれにおいても、静止画または動画として透視画像201を記憶部6に記録することができる。その結果、ユーザは、所望のタイミング(透視撮影中または透視撮影完了後)において、所望の(任意の)透視画像201を所望の形式(静止画または動画)により記憶部6に記録することができる。これにより、透視画像201の記録の自由度を向上させることができるので、診断などのために任意の透視画像201を記録したいというユーザの要望に十分に応えることが可能なX線透視撮影装置100を提供することができる。
【0041】
また、本実施形態では、上記のように、X線透視撮影装置100を、透視撮影中に、透視記録ボタン7の操作に応じて、透視画像201を、静止画または動画として記憶部6に記録するとともに、透視撮影完了後に、透視記録ボタン7の操作に応じて、一時記憶部5に記録された透視画像201を、静止画または動画として記憶部6に記録するように構成する。これにより、透視撮影中および透視撮影完了後のいずれにおいても、単に透視記録ボタン7を操作するだけで、静止画または動画として透視画像201を簡単に記憶部6に記録することができる。
【0042】
また、本実施形態では、上記のように、透視記録ボタン7を、透視画像201を静止画として記憶部6に記録する操作のための静止画透視記録ボタン71、および、透視画像201を動画として記憶部6に記録する操作のための動画透視記録ボタン72の2つのボタンにより構成する。これにより、静止画記録用のボタン(静止画透視記録ボタン71)と、動画記録用のボタン(動画透視記録ボタン72)とが別々に設けられているので、操作者は、静止画記録用の操作と、動画記録用の操作とを容易に行い分けることができる。その結果、静止画を記録しようとして誤って動画が記録されたり、動画を記録しようとして誤って静止画が記録されたりすることを容易に抑制することができる。
【0043】
また、本実施形態では、上記のように、X線透視撮影装置100を、透視撮影完了後に、一時記憶部5に記録された透視画像201のうちの任意の透視画像201を表示部3に表示させた状態で、透視記録ボタン7が操作された場合、表示部3に表示中の任意の透視画像201を、静止画として記憶部6に記録するように構成する。これにより、透視撮影完了後に最終フレームなどの特定フレームの透視画像201のみが静止画として記録可能な場合と異なり、透視撮影完了後に任意(自由)に選んだ所望の透視画像201を静止画として記憶部6に記録することができる。また、透視撮影中に静止画としての所望の透視画像201を記憶部6に記録する場合と異なり、透視画像201の記録を行うタイミングを判断する必要がない。その結果、新生児に対する透視撮影などの、撮影時間が短いために透視撮影中に静止画としての透視画像201の記録を行うタイミングを判断するのが困難な透視撮影時にも、所望の透視画像201を静止画として記憶部6に容易に記録することができる。
【0044】
また、本実施形態では、上記のように、X線透視撮影装置100を、透視撮影完了後に、一時記憶部5に記録された透視画像201を表示部3上において再生停止する操作のための再生停止操作ボタン8を備えるように構成する。また、X線透視撮影装置100を、透視撮影完了後に、再生停止操作ボタン8の操作により、任意の透視画像201を表示部3に表示させた状態で、透視記録ボタン7が操作された場合、表示部3に表示中の任意の透視画像201を、静止画として記憶部6に記録するように構成する。これにより、透視撮影完了後に、再生停止操作ボタン8により、静止画としての所望の透視画像201を任意に選ぶ操作を容易に行うことができる。その結果、静止画としての所望の透視画像201を選ぶ操作を容易に行いつつ、任意に選んだ所望の透視画像201を静止画として記憶部6に記録することができる。
【0045】
また、本実施形態では、上記のように、X線透視撮影装置100を、透視撮影中に、撮影部1により取得した透視画像201を表示部3にリアルタイムに表示させている状態で、透視記録ボタン7が操作された場合、表示部3に表示中の透視画像201を、静止画として記憶部6に記録するように構成する。これにより、透視撮影中に所望の透視画像201が表示部3に表示されたタイミングで透視記録ボタン7を操作するだけで、所望の透視画像201を静止画として記憶部6に記録することができる。その結果、透視撮影中に静止画としての所望の透視画像201を簡単かつ確実に記憶部6に記録することができる。
【0046】
また、本実施形態では、上記のように、X線透視撮影装置100を、透視撮影完了後に、透視記録ボタン7が操作された場合、一時記憶部5に記録された透視画像201のうちの予め決められた範囲202の画像を、動画として記憶部6に記録するように構成する。これにより、透視撮影完了後に透視記録ボタン7を操作するだけで、予め決められた範囲202の透視画像201を動画として記憶部6に記録することができる。その結果、透視撮影完了後に動画としての所望の透視画像201を簡単かつ確実に記憶部6に記録することができる。また、透視撮影中に動画としての所望の透視画像201を記憶部6に記録する場合と異なり、透視撮影中に透視画像201の記録を行うタイミングを判断する必要がない。その結果、透視撮影中に動画としての透視画像201の記録を行うタイミングを判断する場合と異なり、記録漏れを考慮してやや長めの時間により透視画像201の記録を行う必要がない。これにより、透視画像201の記録時間を容易に短くすることができる。その結果、記憶部6への透視画像201の記録に要する時間を短くすることができるとともに、記憶部6のデータ容量を節約することができる。
【0047】
また、本実施形態では、上記のように、X線透視撮影装置100を、オート透視記録設定の有効または無効を切替可能に構成する。また、X線透視撮影装置100を、オート透視記録設定が有効に設定されている場合、透視記録ボタン7の操作にかかわらず、透視撮影中に撮影部1により取得した透視画像201の全部を、記憶部6に記録するように構成する。これにより、オート透視記録設定が有効に設定されていれば、透視記録ボタン7の操作を行うことを忘れても、透視撮影中に撮影部1により取得した透視画像201の全部を、記憶部6に記録することができる。その結果、透視記録ボタン7の操作を行うことを忘れたことに起因して、記憶部6への透視画像201の記録が行われないリスクを低減することができる。これにより、記憶部6への透視画像201の記録が行われなかったことに起因して、被検体200の透視撮影のやり直しが発生することを抑制することができる。
【0048】
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
【0049】
たとえば、上記実施形態では、透視記録ボタンが、静止画透視記録ボタンと、動画透視記録ボタンとの2つのボタンにより構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、透視記録ボタンが、1つまたは3つ以上のボタンにより構成されていてもよい。
【0050】
たとえば、透視記録ボタンが、操作時間の長短を変えることにより、透視画像を静止画として記憶部に記録する操作のための静止画透視記録ボタン、および、透視画像を動画として記憶部に記録する操作のための動画透視記録ボタンとして機能する1つのボタンにより構成されていてもよい。この場合、たとえば、透視記録ボタンが、短い時間(第1の時間)により操作された場合、静止画透視記録ボタンとして機能するとともに、長い時間(第1の時間よりも長い第2の時間)により操作された場合、動画透視記録ボタンとして機能するように構成されていてもよい。
【0051】
また、たとえば、透視記録ボタンが、操作力の強弱を変えることにより、透視画像を静止画として記憶部に記録する操作のための静止画透視記録ボタン、および、透視画像を動画として記憶部に記録する操作のための動画透視記録ボタンとして機能する1つのボタンにより構成されていてもよい。この場合、たとえば、透視記録ボタンが、弱い操作力(第1の操作力)により操作された場合、静止画透視記録ボタンとして機能するとともに、強い時間(第1の操作力よりも強い第2の操作力)により操作された場合、動画透視記録ボタンとして機能するように構成されていてもよい。すわなち、透視記録ボタンが、2段階で押下可能な押しボタン式スイッチにより構成されていてもよい。
【0052】
上記のように、透視記録ボタンが、操作時間の長短または操作力の強弱を変えることにより、静止画透視記録ボタン、および、動画透視記録ボタンとして機能する1つのボタンにより構成されていれば、透視記録ボタンの数を減らすことができるので、その分だけ、X線透視装置の構造を簡素化することができる。
【0053】
また、上記実施形態では、透視記録ボタンが、押しボタン式のスイッチである例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、透視記録ボタンが、タッチパネル式のスイッチであってもよい。
【0054】
また、上記実施形態では、X線透視撮影装置が、表示部を備えるように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、X線透視撮影装置が、必ずしも表示部を備えるように構成されていなくてもよい。この場合、X線透視撮影装置が、透視画像を外部表示装置に出力して表示させるように構成されていてもよい。
【0055】
また、上記実施形態では、X線透視撮影装置が、透視撮影完了後に、透視記録ボタンが操作された場合、一時記憶部に記録された透視画像のうちの予め決められた範囲の画像を、動画として記憶部に記録するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、X線透視撮影装置が、透視撮影完了後に、透視記録ボタンが操作された場合、一時記憶部に記録された透視画像の全部を、動画として記憶部に記録するように構成されていてもよい。
【0056】
また、上記実施形態では、X線透視撮影装置が、オート透視記録設定の有効または無効鵜を切替可能に構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、X線透視撮影装置が、必ずしもオート透視記録設定を有していなくてもよい。
【0057】
[態様]
上記した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
【0058】
(項目1)
X線により被検体を透視撮影する撮影部と、
前記撮影部により取得した透視画像を一時的に記録する一時記憶部と、
前記一時記憶部に記録された前記透視画像を、静止画または動画として記録する記憶部と、
透視撮影中に、前記透視画像を、静止画または動画として前記記憶部に記録する操作のため、および、前記透視撮影完了後に、前記一時記憶部に記録された前記透視画像を、静止画または動画として前記記憶部に記録する操作のための透視記録ボタンと、を備える、X線透視撮影装置。
【0059】
(項目2)
透視撮影中に、前記透視記録ボタンの操作に応じて、前記透視画像を、静止画または動画として前記記憶部に記録するとともに、透視撮影完了後に、前記透視記録ボタンの操作に応じて、前記一時記憶部に記録された前記透視画像を、静止画または動画として前記記憶部に記録するように構成されている、項目1に記載のX線透視撮影装置。
【0060】
(項目3)
前記透視記録ボタンは、前記透視画像を静止画として前記記憶部に記録する操作のための静止画透視記録ボタン、および、前記透視画像を動画として前記記憶部に記録する操作のための動画透視記録ボタンの2つのボタンにより構成されている、項目1または2に記載のX線透視撮影装置。
【0061】
(項目4)
前記透視記録ボタンは、操作時間の長短または操作力の強弱を変えることにより、前記透視画像を静止画として前記記憶部に記録する操作のための静止画透視記録ボタン、および、前記透視画像を動画として前記記憶部に記録する操作のための動画透視記録ボタンとして機能する1つのボタンにより構成されている、項目1または2に記載のX線透視撮影装置。
【0062】
(項目5)
透視撮影完了後に、前記一時記憶部に記録された前記透視画像のうちの任意の透視画像を表示部に表示させた状態で、前記透視記録ボタンが操作された場合、前記表示部に表示中の前記任意の透視画像を、静止画として前記記憶部に記録するように構成されている、項目1~4のいずれか1項に記載のX線透視撮影装置。
【0063】
(項目6)
透視撮影完了後に、前記一時記憶部に記録された前記透視画像を前記表示部上において再生停止する操作のための再生停止操作ボタンをさらに備え、
透視撮影完了後に、前記再生停止操作ボタンの操作により、前記任意の透視画像を前記表示部に表示させた状態で、前記透視記録ボタンが操作された場合、前記表示部に表示中の前記任意の透視画像を、静止画として前記記憶部に記録するように構成されている、項目5に記載のX線透視撮影装置。
【0064】
(項目7)
透視撮影中に、前記撮影部により取得した前記透視画像を表示部にリアルタイムに表示させている状態で、前記透視記録ボタンが操作された場合、前記表示部に表示中の前記透視画像を、静止画として前記記憶部に記録するように構成されている、項目1~6のいずれか1項に記載のX線透視撮影装置。
【0065】
(項目8)
透視撮影完了後に、前記透視記録ボタンが操作された場合、前記一時記憶部に記録された前記透視画像のうちの予め決められた範囲の画像を、動画として前記記憶部に記録するように構成されている、項目1~7のいずれか1項に記載のX線透視撮影装置。
【0066】
(項目9)
オート透視記録設定の有効または無効を切替可能に構成されており、
前記オート透視記録設定が有効に設定されている場合、前記透視記録ボタンの操作にかかわらず、透視撮影中に前記撮影部により取得した前記透視画像の全部を、前記記憶部に記録するように構成されている、項目1~8のいずれか1項に記載のX線透視撮影装置100。
【符号の説明】
【0067】
1 撮影部
3 表示部
5 一時記憶部
6 記憶部
7 透視記録ボタン
8 再生停止操作ボタン
71 静止画透視記録ボタン
72 動画透視記録ボタン
100 X線透視撮影装置
200 被検体
201 透視画像
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8