(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-01
(45)【発行日】2024-04-09
(54)【発明の名称】4-ヒドロキシピペリジン誘導体およびユビキチン特異的プロテアーゼ19(USP19)の阻害剤としてのその使用
(51)【国際特許分類】
C07D 211/78 20060101AFI20240402BHJP
C07D 401/06 20060101ALI20240402BHJP
C07D 401/14 20060101ALI20240402BHJP
C07D 405/14 20060101ALI20240402BHJP
C07D 409/14 20060101ALI20240402BHJP
C07D 413/06 20060101ALI20240402BHJP
C07D 413/14 20060101ALI20240402BHJP
C07D 417/14 20060101ALI20240402BHJP
C07D 471/04 20060101ALI20240402BHJP
C07D 487/04 20060101ALI20240402BHJP
C07D 491/048 20060101ALI20240402BHJP
C07D 491/107 20060101ALI20240402BHJP
C07D 495/04 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/438 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/444 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/454 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/4545 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/4725 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/496 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/497 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/4985 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/506 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/517 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/519 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/5377 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/538 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/5383 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/5386 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/541 20060101ALI20240402BHJP
A61K 31/55 20060101ALI20240402BHJP
A61P 3/04 20060101ALI20240402BHJP
A61P 3/10 20060101ALI20240402BHJP
A61P 21/00 20060101ALI20240402BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20240402BHJP
【FI】
C07D211/78
C07D401/06 CSP
C07D401/14
C07D405/14
C07D409/14
C07D413/06
C07D413/14
C07D417/14
C07D471/04 101
C07D471/04 104H
C07D471/04 113
C07D471/04 116
C07D487/04 140
C07D487/04 142
C07D487/04 143
C07D487/04 144
C07D487/04 148
C07D491/048
C07D491/107
C07D495/04 105A
C07D495/04 105Z
A61K31/438
A61K31/444
A61K31/454
A61K31/4545
A61K31/4725
A61K31/496
A61K31/497
A61K31/4985
A61K31/506
A61K31/517
A61K31/519
A61K31/5377
A61K31/538
A61K31/5383
A61K31/5386
A61K31/541
A61K31/55
A61P3/04
A61P3/10
A61P21/00
A61P43/00 111
(21)【出願番号】P 2020541791
(86)(22)【出願日】2019-01-31
(86)【国際出願番号】 GB2019050271
(87)【国際公開番号】W WO2019150119
(87)【国際公開日】2019-08-08
【審査請求日】2022-01-25
(32)【優先日】2018-01-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(73)【特許権者】
【識別番号】508362789
【氏名又は名称】アルマック・ディスカバリー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Almac Discovery Limited
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100150500
【氏名又は名称】森本 靖
(74)【代理人】
【識別番号】100176474
【氏名又は名称】秋山 信彦
(72)【発明者】
【氏名】ジェイムズ・サミュエル・シェイン・ラウントゥリー
(72)【発明者】
【氏名】スティーブン・クリストファー・ホワイトヘッド
(72)【発明者】
【氏名】アダム・ピョートル・トリーダー
(72)【発明者】
【氏名】ローレン・エマ・プロクター
(72)【発明者】
【氏名】スティーブン・デイビッド・シェパード
(72)【発明者】
【氏名】フランク・バーカンプ
(72)【発明者】
【氏名】ホアナ・リタ・カストロ・コスタ
(72)【発明者】
【氏名】コリン・オダウド
(72)【発明者】
【氏名】ティモシー・ハリソン
【審査官】神谷 昌克
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/212012(WO,A1)
【文献】国際公開第2017/212010(WO,A1)
【文献】国際公開第2016/126935(WO,A1)
【文献】国際公開第2016/126929(WO,A1)
【文献】国際公開第2016/126926(WO,A1)
【文献】特表2018-500377(JP,A)
【文献】特表2018-500376(JP,A)
【文献】特表2014-527064(JP,A)
【文献】特表2000-514821(JP,A)
【文献】GERALD GAVORY; ET AL,DISCOVERY AND CHARACTERIZATION OF HIGHLY POTENT AND SELECTIVE ALLOSTERIC USP7 INHIBITORS,NATURE CHEMICAL BIOLOGY,2017年12月04日,VOL:14, NR:2,,PAGE(S):118 - 125(1-40, 1-30, 1-21),http://dx.doi.org/10.1038/nchembio.2528
【文献】ANDREW P TURNBULL; ET AL,MOLECULAR BASIS OF USP7 INHIBITION BY SELECTIVE SMALL-MOLECULE INHIBITORS,NATURE,2017年10月18日,VOL:550, NR:7677,,PAGE(S):481 - 486,http://dx.doi.org/10.1038/nature24451
【文献】Database REGISTRY,2017年,RN 2127242-00-4, RN 2125660-99-1, RN 2127012-06-8, RN 1263281-24-8, RN 2127012-74-0, Retrieved from STN international [online] ;retrieved on 1 January 2023
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
A61K
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】
〔式中、
R
1がNR
aR
bまたはNR
aCH
2R
bであり、R
aおよびR
bが独立してH、メチル、エチル、プロピル、CF
3、場合により置換されているシクロプロピル、場合により置換されているシクロブチル、場合により置換されているシクロペンチル、場合により置換されているシクロヘキシル、場合により置換されているフェニル、場合により置換されているベンジル、場合により置換されているピリジニル、ピラゾール、イミダゾール、フラン、ベンゾジオキソール、場合により置換されているオキサジアゾール、チアゾールおよびチオフェンから選択され、ここで、場合による置換基が独立してハロ、メチル、シクロプロピルおよびCNから選択され、
またはR
1がNR
aCH
2R
bであり、メチレン基がCF
3で置換され;
または
ここで、R
1がNR
aR
bであり、R
aおよびR
bが、一体となって場合によって置換されているヘテロ環を形成し、該ヘテロ環がピロリジニル、ピリミジニル、モルホリノ、ピペラジニルおよびチオモルホリノから選択され、該ヘテロ環が、
C
1
-C
4
アルキル、ハロ、CF
3
、ヒドロキシル、NH
2
、NO
2
、CH
2
OH、CH
2
OCH
3
、ベンジル、CH
2CF
3、オキソ、チオフェンおよび場合によりFまたはCF
3で置換されているフェニルから独立して選択される1以上の置換基で場合により置換され、
R
2およびR
3は独立してHおよびC
1-C
6アルキルから選択されまたは一体となってそれらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルまたはC
3-C
6ヘテロシクロアルキルを形成し;
XはCR
4aであり、
ここでR
4aはH、場合により置換されているC
1-C
6アルキルおよびハロから選択され、場合による置換基の1以上の各々は、独立して、C
1-C
4アルキル、ハロ、CF
3、ヒドロキシル、NH
2、NO
2、CH
2OH、CH
2OCH
3、フェニル、ベンジルおよびオキソから選択され;
Yは、CR
5であり、
ここでR
5はH、ハロ、場合により置換されているC
1-C
6アルキル、場合により置換されているC
3-C
6シクロアルキル、場合により置換されているC
5-C
8アリール、場合により置換されているC
6-C
9アリールアルキル、場合により置換されているC
3-C
8ヘテロアリール、CH
2OH、NR’R’、NS(O)R’R”、SO
2R’、C(O)R’、COR’、C(O)OR’、C(O)NR’R”、OR’から選択され、ここで、R’およびR”は独立してH、C
1-C
6アルキル、C
5-C
8アリール、C
6-C
9アリールアルキルおよびC
3-C
8ヘテロアリールから選択され、ここで、場合による置換基の1以上の各々は、独立して、C
1-C
4アルキル、ハロ、CF
3、ヒドロキシル、NH
2、NO
2、CH
2OH、CH
2OCH
3、フェニル、ベンジルおよびオキソから選択され
、
ZはN、またはCR
7であり、
ここでR
7はH、ハロ、C
1-C
6アルキル、C
2-C
6アルケン、C
2-C
6アルキン、C
3-C
6シクロアルキル、場合により置換されているC
3-C
6ヘテロシクロアルキル、C
5-C
8アリール、C
6-C
9アリールアルキル、C
3-C
8ヘテロアリール、CN、C(O)OR
c、CONR
cR
d、NR
cR
d、NS(O)R
cR
d、S(O)(R
c)NR
d、SOR
c、SO
2R
cおよびSR
cから選択され、ここで、R
cおよびR
dは独立してH、C
1-C
6アルキル、C
3-C
6シクロアルキル、C
5-C
6アリール、C
6-C
9アリールアルキル、C
3-C
6ヘテロアリール、CN、COOHまたはCOCH
3であるかまたはR
cおよびR
dは一体となってそれらが結合しているヘテロ原子と共に場合により置換されているC
3-C
7ヘテロ環を形成し、ここで、場合による置換基の1以上の各々は、独立して、C
1-C
4アルキル、ハロ、CF
3、ヒドロキシル、NH
2、NO
2、CH
2OH、CH
2OCH
3、フェニル、ベンジルおよびオキソから選択され;
MはCHまたはC-CH
3であり;そして
X、YおよびZを含む環が芳香族である。〕
の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項2】
R
aおよびR
bが独立してH、メチル、エチル、プロピル、CF
3、場合により置換されているシクロプロピル、場合により置換されているシクロブチル、場合により置換されているシクロペンチル、場合により置換されているシクロヘキシル、場合により置換されているフェニル、場合により置換されているベンジル、場合により置換されているピリジニル、ピラゾール、イミダゾール、フラン、ベンゾジオキソール、場合により置換されているオキサジアゾール、チアゾールおよびチオフェンから選択され、ここで、場合により置換基が独立してハロ、メチル、シクロプロピルおよびCNから選択され、
場合によりR
1がNR
aCH
2R
bであり、メチレン基がCF
3で置換され;
または
ここで、R
1がNR
aR
bであり、R
aおよびR
bが一体となって
場合により置換されているヘテロ環を形成し、該ヘテロ環がピロリジニル、ピリミジニル、モルホリノ、ピペラジニルおよびチオモルホリノから選択され、ヘテロ環は、1以上の置換基で場合により置換され、
ここで、場合による置換基の1以上の各々は、独立して、C
1-C
4アルキル、ハロ、CF
3、ヒドロキシル、NH
2、NO
2、CH
2OH、CH
2OCH
3、フェニル、ベンジルおよびオキソから選択される、
請求項
1に記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項3】
R
1がNR
aR
bであり、R
aおよびR
bが、それらが結合しているNと共にヘテロ環を形成し、ここで、該ヘテロ環がピロリジニル、ピリミジニル、モルホリノ、ピペラジニルおよびチオモルホリノから選択され、
ここで、ヘテロ環が、CH
2CF
3、オキソ、チオフェンおよび場合によりFまたはCF
3で置換されているフェニルから独立して選択される1以上の置換基で場合により置換されている、
請求項
1に記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項4】
R
aおよびR
bが一体となって、それらが結合するNと共にモルホリノ基またはピペラジニル基を形成し、ここで、モルホリノ基またはピペラジニル基がフェニルまたはフルオロ-フェニルで置換されている、請求項
3に記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項5】
R
1がNR
aCH
2R
bであり、ここで、R
aがHまたはメチルであり、R
bが場合によりFで置換されているシクロブチル、シクロヘキシル、場合によりFで置換されているフェニル、フランおよびチオフェンから選択され、
場合により該メチレン基がCF
3で置換される、
請求項
2に記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項6】
R
bがフェニルまたはフルオロ置換フェニルである、請求項
5に記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項7】
R
2およびR
3が独立してH、メチルおよびエチルから選択されるかまたは一体となって、それらが結合している炭素と共にシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジン、テトラヒドロピランまたはテトラヒドロフランを形成する、
請求項1~
6の何れか一つに記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項8】
R
2およびR
3が、独立してHおよびメチルから選択され、
あるいは、R
2およびR
3が一体となって、それらが結合する炭素と共にシクロヘキシル、シクロペンチルまたはシクロブチ
ルを形成する、
請求項
7に記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項9】
R
2
およびR
3
が一体となって、それらが結合する炭素と共にシクロペンチルを形成する、
請求項8に記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項10】
XがCR
4aであり、ここで、R
4aがHまたはC
1-C
6アルキルである、
請求項
1~9の何れか一つに記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項11】
R
4aがHであり、R
5がClまたは場合によりフルオロで置換されているフェニルであり、ZがNまたはCR
7である、請求項10に記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項12】
XがCR
4aであり、ここで、R
4aが請求項1に定義するとおりであり;
YがCR
5であり、ここで、R
5がH、ハロ、C
1-C
6アルキル、C
3-C
6シクロアルキル、場合によりハロ置換フェニル、場合によりハロ置換ベンジル、ピリジニル、ピラゾール、イミダゾール、CH
2OH、NR’R”、COR’、C(O)OR’、C(O)NR’R”、OR’から選択され、ここで、R’およびR”が独立してC
1-C
6アルキルおよびフェニル、ベンジル、ピリジニル、ピラゾール、イミダゾールであり;
ZがCR
7から選択され、ここで、R
7が請求項1に定義するとおりであり;
MがCHであり;
X、YおよびZを含む環が芳香族である、
請求項
1~9の何れか一つに記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項13】
ZがCR
7であり、R
7がNS(O)R
cR
d、S(O)(R
c)NR
d、SO
2R
cおよびSR
cから選択され、ここで、R
cがH、メチルから選択され;
そして、ここで、R
dが、H、C
1-C
6アルキル、C
5-C
6アリール、C
6-C
9アリールアルキル、C
3-C
6ヘテロアリール、CN、COOHまたはCOCH
3から選択される、
請求項1~
12の何れか一つに記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項14】
XがCHおよびYがCR
5であり、ここで、R
5がフェニルまたはハロ、場合によりClである、請求項
13に記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩。
【請求項15】
次のものから選択される
化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩:
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-フェニルピラジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロブチル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
5-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
5-ブロモ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
メチル4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボキシレート;
4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボン酸;
4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボキサミド;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(ピペラジン-1-カルボニル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(ピリジン-3-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(2-オキソピロリジン-1-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(ピリジン-4-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(1H-インダゾール-1-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(2H-インダゾール-2-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(1H-ピラゾール-5-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(1H-ピラゾール-1-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(ピリジン-3-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(ピリジン-4-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-メチルピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-シクロプロピルピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(ピリジン-2-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
(R)-4-(2-フルオロフェニル)-1-((4-ヒドロキシ-1-(3-フェニルブタノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-2-オン;
1-(((R)-1-((S)-3-シクロヘキシル-2-(ヒドロキシメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニルピペリジン-3-カルボキサミド;
1-(((S)-1-((S)-3-シクロヘキシル-2-(ヒドロキシメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニルピペリジン-3-カルボキサミド;
2-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)イソインドリン-1-オン;
(4S)-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン;
(4R)-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン;
4-ベンジル-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピロリジン-2-オン;
4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン;
4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-プロピル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-2-オン;
4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2H-ピリド[3,2-b][1,4]オキサジン-3(4H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)インドリン-2,3-ジオン;
8-アミノ-4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-3(4H)-オン;
tert-ブチル4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン;
(4S)-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン;
4-ベンジル-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピロリジン-2-オン;
2-((1-(3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)イソインドリン-1,3-ジオン;
4-ベンジル-1-((1-(3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル)ピロリジン-2-オン;
4-ベンジル-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-(3-フェニルブタノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピロリジン-2-オン;
4-ベンジル-1-((1-(3-シクロヘキシルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピロリジン-2-オン;
2-((1-(3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-2-アザスピロ[4.5]デカン-3-オン;
ベンジル4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート;
4-アセチル-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(メチルスルホニル)ピペラジン-2-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピペラジン-2-オン;
2-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6,7-ジメトキシキナゾリン-4(3H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン;
6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
2-(ジメチルアミノ)-6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メトキシピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-モルホリノピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
2-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(ピペラジン-1-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン;
1-(((R)-1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-(((S)-1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン;
4-クロロ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)ピリジン-2(1H)-オン;
4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)ピリジン-2(1H)-オン;
4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-5-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
5-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)ピリジン-2(1H)-オン;
4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルホニル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルホニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
N-ベンジル-4-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-N-メチルピペリジン-1-カルボキサミド;
N-(シクロヘキシルメチル)-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
4-ニトロフェニル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート;
イソブチル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート;
N-ベンジル-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N,N-ジメチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
1-((10-ヒドロキシ-7-(3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド;
N-シクロヘキシル-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-メチルピラジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-メチルピラジン-2(1H)-オン;
(6R)-4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-メチルモルホリン-3-オン;
6-シクロプロピル-4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン;
4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-オキサ-4-アザスピロ[2.5]オクタン-5-オン;
4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-メチルモルホリン-3-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(メトキシメチル)ピペリジン-2-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4,6-ジメチルアゼパン-2-オン;
4-エチル-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペリジン-2-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルアゼチジン-2-オン;
6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5,6-ジヒドロ-7H-ピロロ[3,4-b]ピリジン-7-オン;
6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[3,4-b]ピリジン-5-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[3,4-b]ピリジン-5-オン;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)イソインドリン-1-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[3,4-c]ピリジン-1-オン;
10-((4-ベンゾイル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-N-ベンジル-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
4-ベンゾイル-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピペラジン-2-オン;
10-((4-アセチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-N-ベンジル-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
4-アセチル-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(ピリジン-2-イル)ピペラジン-2-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-メチルピペラジン-2-オン;
N-ベンジル-10-((4-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
4-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン;
4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン;
4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン;
7-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7,8-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-6(5H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチルキナゾリン-4(3H)-オン;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-フルオロイソキノリン-1(2H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-メトキシイソキノリン-1(2H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)チエノ[2,3-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
5-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-エチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-8-メチルキナゾリン-4(3H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(トリフルオロメチル)イソキノリン-1(2H)-オン;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-メトキシイソキノリン-1(2H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
7-クロロ-3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-1-オキソ-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-カルボキサミド;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-8-フルオロキナゾリン-4(3H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)チエノ[2,3-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-メトキシキナゾリン-4(3H)-オン;
7-クロロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
7-フルオロ-2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)イソキノリン-1(2H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン;
5-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)フロ[3,2-c]ピリジン-4(5H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-メトキシキナゾリン-4(3H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6,7-ジメトキシイソキノリン-1(2H)-オン;
1-エチル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
5-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)チエノ[3,2-c]ピリジン-4(5H)-オン;
6-クロロ-3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-1-オキソ-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-カルボキサミド;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6,7-ジメトキシイソキノリン-1(2H)-オン;
6-クロロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
6-クロロ-7-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[3,4-b]ピラジン-5(6H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6,7-ジフルオロキナゾリン-4(3H)-オン;
5-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-エチル-2,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチルピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フルオロキナゾリン-4(3H)-オン;
6-クロロ-3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-フルオロキナゾリン-4(3H)-オン;
7-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-モルホリノピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
6,7-ジフルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン;
1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
6,7-ジフルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン;
1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチル-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン;
5-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチル-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン;
5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
1-シクロプロピル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
1-シクロプロピル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
6-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルホニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
5-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-8-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-8-ヒドロキシ-5-アザスピロ[2.5]オクタン-5-カルボキサミド;
N-ベンジル-4-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキサミド;
10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(ピリジン-2-イルメチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(ピリジン-3-イルメチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-(ピリジン-3-イル)ピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-(ピリジン-4-イル)ピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-(ピロリジン-1-イル)ピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((4-モルホリノ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-イソプロピルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((S)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((S)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((S)-2-フェニルピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(チオフェン-2-イルメチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(4-シアノベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(3-フルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イルメチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-((5-シクロプロピル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(フラン-2-イルメチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
6-クロロ-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(3-(トリフルオロメチル)アゼチジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
6-シクロプロピル-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(ピロリジン-1-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
6-(ジメチルアミノ)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(3-(シクロプロピルメチル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(3-シクロブチルモルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(3-(メトキシメチル)モルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
N-(フラン-3-イルメチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-メチルピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
N-シクロブチル-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((10-ヒドロキシ-7-(3-(チオフェン-2-イル)モルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(6-オキサ-1-アザスピロ[3.4]オクタン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(3-シクロプロピルピロリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
10-ヒドロキシ-N-(イソチアゾール-5-イルメチル)-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-((3-フルオロシクロブチル)メチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((7-(2,2-ジメチルピロリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(4-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
N-(フラン-2-イルメチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((7-(2-オキサ-5-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-5-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(ピリジン-3-イルメチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(ピリジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(3-(1H-ピロール-1-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
N-(1-シクロプロピルエチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((7-(3-シクロプロピルモルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(ピリジン-4-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(5-アザスピロ[2.5]オクタン-5-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
N-(3-シアノベンジル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((7-(3-シクロプロピルアゼチジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(2,2-ジフルオロモルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
N-(2-フルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-(1-(フラン-3-イル)エチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
10-ヒドロキシ-N-((1-メチルシクロプロピル)メチル)-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-(3-シアノベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-(4-(シアノメチル)ベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-((5,6-ジヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-((1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((10-ヒドロキシ-7-(4-オキサ-1-アザスピロ[5.5]ウンデカン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(3-(トリフルオロメチル)モルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(2-シクロプロピルピロリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((S)-2-(イソキサゾール-3-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(2S)-1-(10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-N,N-ジメチルピロリジン-2-カルボキサミド;
3-((10-ヒドロキシ-7-((S)-2-(チオフェン-2-イルメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-((S)-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((S)-2-(5-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((S)-2-(4-イソプロピルオキサゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(2-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(4-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(ピリジン-3-イル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(2-シクロプロピルピペラジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(2-シクロブチルピペラジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(メトキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-7-((R)-4-アセチル-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-フェニルピリダジン-3(2H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-4-メチル-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
6-クロロ-3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
1-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド;
3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
1-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(ピロリジン-1-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
6-シクロプロピル-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-7-((R)-3-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-((R)-2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(R)-3-((4-ヒドロキシ-1-(3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(R)-3-((4-ヒドロキシ-1-(2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(2-フェニルピラゾリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-メチルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-N-(2,3-ジフルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(2,6-ジフルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(2,4-ジフルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(3,4-ジフルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((9-ヒドロキシ-6-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-6-アザスピロ[3.5]ノナン-9-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((9-ヒドロキシ-6-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-6-アザスピロ[3.5]ノナン-9-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-N-((3,3-ジフルオロシクロブチル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-N-((R)-2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-N-((1-フルオロシクロプロピル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-((1-フルオロシクロブチル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(シクロプロピルメチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
6-(2-フルオロフェニル)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
6-(3-フルオロフェニル)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
6-(4-フルオロフェニル)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(2-メトキシフェニル)ピリミジン-4(3H)-オン;
6-(ジメチルアミノ)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(メチルアミノ)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-7-((R)-2-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニル-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-メトキシピリミジン-4(3H)-オン;
3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
4-クロロ-1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン;
4-シクロプロピル-1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2(1H)-オン;
5-フルオロ-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
3-フルオロ-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(3-フェニルチオモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(1-イミノ-1-オキシド-3-フェニル-1λ
6-チオモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-3-((7-(1,1-ジオキシド-3-フェニルチオモルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;および
3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(1-オキシド-3-フェニルチオモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン。
【請求項16】
請求項1~
15の何れか一つに記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩および薬学的に許容される担体または希釈剤を含む、医薬組成物。
【請求項17】
治療に使用するための、請求項1~
15の何れか一つに記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体もしくは薬学的に許容される塩
を含む、医薬組成物。
【請求項18】
筋萎縮の処置に使用するための、請求項1~
15の何れか一つに記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体もしくは薬学的に許容される塩
を含む、医薬組成物。
【請求項19】
肥満の処置に使用するための、請求項1~
15の何れか一つに記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体もしくは薬学的に許容される塩
を含む、医薬組成物。
【請求項20】
インスリン抵抗性の処置に使用するための、請求項1~
15の何れか一つに記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体もしくは薬学的に許容される塩
を含む、医薬組成物。
【請求項21】
II型糖尿病の処置に使用するための、請求項1~
15の何れか一つに記載の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体もしくは薬学的に許容される塩
を含む、医薬組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、ユビキチン特異的プロテアーゼ19(USP19)の阻害剤およびその使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
背景
ここ10年、タンパク質ユビキチン化は、タンパク質分解、遺伝子発現、DNA修復、免疫応答、代謝または細胞周期制御などを含む、多くの細胞過程に役割を有する重要な翻訳後修飾として浮上している。ユビキチン・プロテアソーム系(UPS)の調節不全は、癌(Hoeller D. et al., Nat. Rev. Cancer (2006), 6, 776-788)、ウイルス感染(Gao et al., Can. J. Physiol., Pharmacol. (2006), 84, 5-14)、代謝または神経変性障害(Loosdregt J. et al., Immunity (2013), 39, 259-271; Rubinsztein D., et al., Nature (2006), 443, 780-786)ならびに免疫および炎症性関連医学的状態(Wang J. et al., J. Cell Immunol. (2006), 3, 255-261; Corn J. et al., Nat. Struct. & Mol. Biol. (2014), 21, 297-300; Nicholson B. et al., Cell Biochem. Biophys. (2011), 60, 61-68)を含むが、これらに限定されない、複数のヒト疾患の病因に関連づけられてもいる。
【0003】
マントル細胞リンパ腫(AML)および多発性骨髄腫(MM)の処置についてのプロテアソーム阻害剤ベルケイド(登録商標)(ボルテゾミブ)またはカイプロリス(登録商標)(カルフィルゾミブ)の承認および臨床的成功は、UPSが薬理学的介入しやすい癌標的であることを証明している。有効ではあるものの、臨床的有用性は、いずれにしても乏しい選択性および急性毒性問題により厳しく制限されている。26Sプロテアソーム阻害により、現在のプロテアソーム阻害剤は、癌細胞および正常細胞両者のタンパク質分解を区別なく障害し、低治療指数により特徴づけられる。この問題を回避するために、有望な代替アプローチは、プロテアソームのUPS上流の標的であり得る。例えばユビキチン特異的プロテアーゼ(USP)レベルでの、ユビキチン(Ub)抱合/脱抱合機構妨害は、特異性が増強され、毒性プロファイルが低減された、改善された治療剤の開発を可能とする。
【0004】
USPは、脱ユビキチン化酵素(DUB)ファミリーの最大サブファミリーであり、60を超えるファミリーメンバーが今日まで報告されている(Komander D. et al., Nat. Rev. Mol. (2009), 10, 550-563; Clague M. et al., Physiol. Rev. (2013), 93, 1289-1315)。USPは、一般に特異的標的基質からのUbの除去を触媒し、そうしてプロテアソームによる誘導分解を阻止し、活性化および/または細胞内局在化を制御する、システインプロテアーゼである(Colland F. et al., Biochimie (2008), 90, 270-283; Nicholson B. et al., Cell Biochem. Biophys. (2011), 60, 61-68)。USPが癌遺伝子および腫瘍抑制因子両者を含む、ヒト疾患の病因に関与する多数のタンパク質の安定性および活性化を制御することは、現在、十分に確立されている。それにより、USPは、薬理学的介入のための、新興のかつ魅力的な標的クラスを代表する。
【0005】
全USP中、USP19は、癌、神経変性および変性疾患ならびに抗ウイルス免疫応答を含むが、これらに限定されない病態に意義がある、多数の重要な経路との関連のため、重要なメンバーである。USP19は、71.09kDa(アイソフォーム2)~156.03kDa(アイソフォーム5)の種々の長さであり、145.65kDaサイズの標準配列(アイソフォーム1)がある複数のアイソフォームとして発現される(uniprot.org)。USP19の細胞局在は、細胞質または小胞体に結合する(Lee J. et al., J. Biol. Chem. (2014), 289, 3510-3507; Lee J. et al., Nat. Cell Biol. (2016), 18, 765-776)。小胞体への局所化で、USP19は、小胞体関連分解(ERAD)経路の重要な要素である(Hassink B. et al., EMBO J. (2009), 10, 755-761; Lee J. et al., J. Biol. Chem. (2014), 289, 3510-3507; Lee J. et al., Nat. Cell Biol. (2016), 18, 765-776)。特に、USP19は、サイトゾルに逆行輸送されているERAD基質を救出するタンパク質品質管理機構の後期工程に関与する。USP19はまたE3リガーゼMARCH6およびHRD1の安定性を制御することも示されている(Nakamura N. et al., Exp. Cell Res. (2014), 328, 207-216; Harada K. et al., Int. J. Mol. Sci. (2016), 17, E1829)。さらに、USP19は、最近複数のかつ重要な可能性のあるタンパク質基質の安定化と関連づけられている。例えば、USP19は、SIAHタンパク質と相互作用して、HIF1αを低酸素条件下での分解から救出する(Altun M. et al., J. Biol. Chem. (2012), 287, 1962-1969; Velasco K. et al., Biochem. Biophys. Res. Commun. (2013), 433, 390-395)。USP19はまたp27Kip1サイクリン依存性キナーゼ阻害剤の制御に関与するKPC1ユビキチンリガーゼも安定化する(Lu Y. et al., Mol. Cell Biol. (2009), 29, 547-558)。RNAiによるUSP19のノックアウトは、p27Kip1蓄積および細胞増殖阻害に至る(Lu L. et al., PLoS ONE (2011), 6,e15936)。USP19はまたc-IAP1およびc-IAP2を含むアポトーシス阻害因子(IAP)と相互作用することも判明した(Mei Y. et al., J. Biol. Chem. (2011), 286, 35380-35387)。USP19のノックダウンは、これらc-IAPの総レベルを増加させ、一方過発現はBIRC2/cIAP1およびBIRC3/cIAP2両者のレベルを増加させる。USP19のノックダウンはまたBIRC2/c-IAP1およびBIRC3/c-IAP2依存的様式でTNFα誘発カスパーゼ活性化およびアポトーシスも増強する。低酸素応答およびERストレス制御への一部直接関与に加えて、最近、USP19はBeclin-1脱ユビキチン化により、オートファジーの正のレギュレーターおよびI型インターフェロンシグナル伝達(IFNづけられている、抗ウイルス免疫応答)の負のレギュレーターとしても関連づけられている。USP19は、リシン437でBeclin-1のK11結合ユビキチン鎖を除去することにより、翻訳後レベルでBeclin-1を安定化することが判明した(Jin S. et al., EMBO J. (2016), 35, 866-880)。USP19は、Beclin-1依存的様式でRIG-I-MAVS相互作用を遮断することにより、I型IFNシグナル伝達経路を負に制御する。USP19またはBeclin-1の枯渇は、オートファジーフラックスを阻害し、I型IFNシグナル伝達および細胞抗ウイルス免疫を増強する(Jin S. et al., EMBO J. (2016), 35, 866-880; Cui J. et al., Autophagy (2016), 12, 1210-1211)。最近の発見は、USP19がTRAF3基質制御により細胞抗ウイルスI型IFNシグナル伝達に負に影響し得ることも示す(Gu Z. et al., Future Microbiol. (2017), 12, 767-779)。USP19はまた最近共受容体LRP6の安定化によりWntシグナル伝達経路(Perrody E. et al., eLife (2016), 5, e19083)およびHDAC1およびHDAC2タンパク質制御によりDNA修復過程、最も具体的に染色体安定性および完全性(Wu M. et al., Oncotarget (2017), 8, 2197-2208)と関連づけられている。
【0006】
癌および関連状態に加えて、USP19は、筋消耗性症候群および他の骨格筋萎縮障害の遺伝子ノックアウト試験と関連している(Wing S., Int. J. Biochem. Cell Biol. (2013), 45, 2130-2135; Wing S. et al., Int. J. Biochem. Cell Biol. (2016), 79, 426-468; Wiles B. et al., Mol. Biol. Cell (2015), 26, 913-923; Combaret L. et al., Am. J. Physiol. Endocrinol. Metab. (2005), 288, E693-700)、各々引用により本明細書に包含させる)。カヘキシーのような状態と関連する筋消耗は、癌患者の罹病率および死亡率を増加させる、クオリティ・オブ・ライフおよび治療応答を障害させることが知られている。筋消耗はまたHIV/AIDS、心不全、関節リウマチおよび慢性閉塞性肺疾患などの他の重篤な疾病とも関連する(Wiles B. et al., Mol. Biol. Cell (2015), 26, 913-923)。筋消耗は加齢の顕著な特性でもある。
【0007】
上記病態以外に、USP19はまたα-シヌクレインまたはポリグルタミン含有タンパク質、アタキシン3、ハンチントンなどの重要な基質の制御により、パーキンソン病および他のプリオン様伝達障害を含むが、これらに限定されない変性疾患の病因とも関連づけられ得る(He W. et al., PLoS ONE (2016), 11, e0147515; Bieri G. et al., Neurobiol Dis. (2018), 109B, 219-225)。USP19活性を介するコロニン2A(CORO2A)の制御は、レチノイン酸受容体(RAR)の転写制御活性に影響することが示されており、USP19はRAR介在脂肪生成の制御に関与し得ることも示唆される(Lim K. et al., Oncotarget (2016), 7, 34759-34772)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
USP19とヒト病態に関与する多数のタンパク質の間の、確立され、なお増え続けている連結は、USP19の小分子阻害剤がヒト健康に有益な広範な治療適用を有し得ることを示す。しかしながら、現在まで知られている限り、USP19を標的とする阻害剤は報告されておらず、従って、薬物様能を有するこのような阻害剤の同定は、最重要かつ優先度が高いままである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
発明の概要
第一の態様において、式(I)
【化1】
〔式中、
R
1は場合により置換されているC
1-C
6アルキル、場合により置換されているC
4-C
10アルキルシクロアルキル、場合により置換されているC
6-C
10アルキルアリール、場合により置換されているC
5-C
8アリール、場合により置換されているC
3-C
8ヘテロアリール、場合により置換されているC
3-C
8ヘテロシクロアルキル、NR
aR
b、NR
aCH
2R
b、OR
aまたはOCH
2R
aであり、ここで、R
aおよびR
bは独立してH、C
1-C
6アルキル、CF
3、場合により置換されているC
3-C
6シクロアルキル、場合により置換されているC
5-C
8アリール、場合により置換されているC
6-C
9アリールアルキルおよび場合により置換されているC
2-C
8ヘテロアリールから選択されまたはR
1はNR
aR
bであり、R
aおよびR
bは一体となってそれらが結合しているNと共に場合により置換されているC
2-C
9ヘテロ環を形成し;
R
2およびR
3は独立してHおよびC
1-C
6アルキルから選択されまたは一体となってそれらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルを形成し;
Xは不在、C、CR
4a、CR
4aR
4b、N、NR
4aまたはC=Oであり、
ここでR
4aおよびR
4bは独立してH、場合により置換されているC
1-C
6アルキルまたはハロから選択され;
またはR
4aおよびR
4bは一体となってそれらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルまたはC
3-C
6ヘテロシクロアルキルを形成し;
Yは、CR
5、CR
5R
6、N、NR
5またはOであり、
ここでR
5およびR
6は独立してH、ハロ、場合により置換されているC
1-C
6アルキル、場合により置換されているC
3-C
6シクロアルキル、場合により置換されているC
5-C
8アリール、場合により置換されているC
6-C
9アリールアルキル、場合により置換されているC
3-C
8ヘテロアリール、CH
2OH、NR’R”、NS(O)R’R”、SO
2R’、COR’、C(O)R’、C(O)OR’、C(O)NR’R”、OR’から選択され、ここで、R’およびR”は独立してH、C
1-C
6アルキル、C
5-C
8アリール、C
6-C
9アリールアルキルおよびC
3-C
8ヘテロアリールから選択され、
またはR
5およびR
6は一体となってそれらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルまたはC
3-C
6ヘテロシクロアルキルを形成し;
ZはN、NR
7、C、CR
7、CR
7R
8またはC=Oであり、
ここでR
7およびR
8は独立してH、ハロ、C
1-C
6アルキル、C
2-C
6アルケン、C
2-C
6アルキン、C
3-C
6シクロアルキル、場合により置換されているC
3-C
6ヘテロシクロアルキル、C
5-C
8アリール、C
6-C
9アリールアルキル、C
3-C
8ヘテロアリール、CN、C(O)OR
c、CONR
cR
d、NR
cR
d、NS(O)R
cR
d、S(O)(R
c)NR
d、SOR
c、SO
2R
cおよびSR
cから選択され、ここで、R
cおよびR
dは独立してH、C
1-C
6アルキル、C
5-C
6アリール、C
6-C
9アリールアルキル、C
3-C
6ヘテロアリール、CN、COOHまたはCOCH
3でありまたはR
cおよびR
dは一体となってそれらが結合しているヘテロ原子と共に場合により置換されているC
3-C
7ヘテロ環を形成し;
またはR
7およびR
8は一体となってそれらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルまたはC
3-C
6ヘテロシクロアルキルを形成し;
Mは不在、C、CR
13またはCR
13R
14であり、ここで、R
13およびR
14は独立してHおよびC
1-C
6アルキルから選択されまたはR
13およびR
14は一体となってそれらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルまたはC
3-C
6ヘテロシクロアルキルを形成し;そして
AはCR
9、CHR
9、N、NR
9、SまたはOであり、
DはCR
9、CHR
9、NまたはNR
9であり、
Gは不在、CR
9、CHR
9またはNであり、
ここで、R
9はH、ハロ、C
1-C
6アルキル、CF
3およびOR
*から選択され、ここで、R
*は場合により置換されているC
1-C
6アルキル、場合により置換されているC
1-C
6シクロアルキルまたは場合により置換されているヘテロシクロアルキルであり、
EはCR
10、CHR
10、N、NR
10、SまたはOであり、
ここで、R
10はH、ハロ、C
1-C
6アルキル、C
3-C
6シクロアルキル、C
5-C
8アリール、C
6-C
9アリールアルキル、C
4-C
8ヘテロアリール、SR
x、OR
x、NR
xR
yおよびNS(O)R
xR
y、S(O)(R
x)NR
yから選択され、ここで、R
xおよびR
yは独立してH、C
1-C
6アルキル、CF
3、C
3-C
6シクロアルキル、C
5-C
8アリール、C
6-C
9アリールアルキル、C
4-C
8ヘテロアリール、COOH、アミド、シアノ、C
2-C
6アルケン、C
2-C
6アルキンから選択されまたはR
xおよびR
yは一体となってそれらが結合している窒素と共に場合により置換されているC
4-C
6ヘテロシクロアルキルを形成し;
またはA、D、EおよびGは全て不在であり、X、Y、ZおよびMは上に定義したとおりであり、そして
場合によりXおよびM両者は不在であり、または
場合によりYおよびZは一体となって場合により置換されているC
5-C
6アリールまたはC
5-C
6ヘテロアリール縮合環を形成しまたはZおよびMは一体となって場合により置換されているC
5-C
6アリールまたはC
5-C
6ヘテロアリール縮合環を形成する。〕
の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩が提供される。
【0010】
第二の態様において、式(Ia)
【化2】
〔式中、QはCR
11、CR
11R
12、NR
11またはOから選択され、ここで、R
11およびR
12はH、OH、C
1-C
6アルキル、CF
3、C
3-C
6シクロアルキル、場合により置換されているC
5-C
8アリール、C
4-C
8ヘテロアリールから独立して選択されまたはR
11およびR
12は一体となってそれらが結合しているCと共に場合により置換されているC
3-C
5炭素環を形成し、
そして、ここで、X、Y、ZおよびMの各々は存在し、かつ上に定義したとおりであり、環QXYZMは脂肪族または芳香族、好ましくは脂肪族であり;
そして、ここで、R
1、R
2およびR
3は上に定義したとおりである。〕
の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩が提供される。
【0011】
第三の態様において、第一または第二態様の化合物、その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩および薬学的に許容される担体または希釈剤を含む、医薬組成物が提供される。
【0012】
USP19は、癌および新生物状態を含む(しかし、これらに限定されない)多数の疾患および状態と関係する。RNAiによるUSP19のノックアウトは、p27Kip1蓄積および細胞増殖の阻害に至る(Lu Y. et al., PLoS ONE (2011), 6, e15936)。USP19は、c-IAP1およびc-IAP2を含むアポトーシス阻害因子(IAP)と相互作用することも判明した(Mei Y. et al., J. Biol. Chem. (2011), 286, 35380-35387)。USP19のノックダウンは、これらc-IAPの総レベルを増加させ、一方過発現はBIRC2/cIAP1およびBIRC3/cIAP2両者のレベルを増加させる。USP19のノックダウンはまたBIRC2/c-IAP1およびBIRC3/c-IAP2依存的様式でTNFα誘発カスパーゼ活性化およびアポトーシスも増強する。USP19は、最近共受容体LRP6安定化によりWntシグナル伝達経路(Perrody E. et al., eLife (2016), 5, e19083)およびHDAC1およびHDAC2タンパク質制御により、DNA修復過程、最も具体的に染色体安定性および完全性(Wu M. et al., Oncotarget (2017), 8, 2197-2208)と関連づけられている。
【0013】
インビボ試験は、USP19遺伝子を欠くマウス(USP19 KOマウス)が、高脂肪餌を与えたとき、体脂肪量減少を示すことも示した(Coyne E. et al., Diabetologia (2019), 62, 136-146、引用により本明細書に包含させる)。USP19 KOマウスは、高脂肪餌を与えたとき、大きな糖耐性および高いインスリン感受性も示した。
【0014】
USP19は、筋萎縮、筋消耗性症候群および他の骨格筋萎縮障害とも関連付けられている(Wing S., Int. J. Biochem. Cell Biol. (2013), 45, 2130-2135; Wing S. et al., Int. J. Biochem. Cell Biol. (2016), 79, 426-468; Wiles B. et al., Mol. Biol. Cell (2015), 26, 913-923; Combaret L. et al., Am. J. Physiol. Endocrinol. Metab. (2005), 288, E693-700)。これは、例えばUSP19サイレンシングが筋原線維タンパク質発現を誘発し、筋形成を促進することを示した試験により、支持される(Sundaram P. et al., Am. J. Physiol. Endocrinol. Metab. (2009), 297, E1283-90; Ogawa M. et al., J. Biol. Chem. (2011), 286, 41455-41465; Ogawa M. et al., J. Endocrinol. (2015), 225, 135-145)。
【0015】
ノックアウト試験は、USP19遺伝子を欠くマウスが筋委縮の一般的な全身性の原因であるグルココルチコイドへの応答および廃用性萎縮症のモデルである除神経への応答による筋消耗の両者に耐性を示すことを示している(Bedard N. et al., FASEB J. (2015), 29, 3889-3898、引用により本明細書に包含させる)。
【0016】
本発明の化合物は、USP19活性を選択的に阻害できる。本発明の化合物は、それ故に、処置法への使用に適する。本発明の化合物での処置に適する適応症は、癌および新生物状態の処置および予防;例えば抗ウイルス免疫応答の促進による免疫学的および炎症性状態;筋萎縮、例えばカヘキシーおよびサルコペニアの処置および予防;肥満の処置および予防;インスリン抵抗性、例えば糖尿病の処置および予防;パーキンソン病および他のプリオン関連障害を含む神経変性疾患の処置および予防を含む。
【0017】
それ故に、さらなる態様において、治療に使用するための、第一もしくは第二態様の化合物または第三態様の医薬組成物が提供される。
【0018】
さらなる態様において、癌の処置または予防法に使用するための、第一もしくは第二態様の化合物または第三態様の医薬組成物が提供される。ある好ましい実施態様において、処置される癌は乳癌または神経芽腫である。
【0019】
さらなる態様において、筋萎縮、所望によりカヘキシーまたはサルコペニアの処置または予防法に使用するための、第一もしくは第二態様の化合物または第三態様の医薬組成物が提供される。
【0020】
さらなる態様において、肥満の処置または予防法に使用するための、第一もしくは第二態様の化合物または第三態様の医薬組成物が提供される。
【0021】
さらなる態様において、インスリン抵抗性の処置または予防法に使用するための、第一もしくは第二態様の化合物または第三態様の医薬組成物が提供される。
【0022】
さらなる態様において、II型糖尿病の処置または予防法に使用するための、第一もしくは第二態様の化合物または第三態様の医薬組成物が提供される。
【0023】
さらなる態様において、パーキンソン病の処置または予防法に使用するための、第一もしくは第二態様の化合物または第三態様の医薬組成物が提供される。
【0024】
さらなる態様において、対象に有効量の第一もしくは第二態様の化合物または第三態様の医薬組成物を投与することを含む、癌の処置法が提供される。
【0025】
さらなる態様において、対象に有効量の第一もしくは第二態様の化合物または第三態様の医薬組成物を投与することを含む、筋萎縮の処置法が提供される。
【0026】
さらなる態様において、対象に有効量の第一もしくは第二態様の化合物または第三態様の医薬組成物を投与することを含む、パーキンソン病の処置法が提供される。
【0027】
化合物は、単剤療法としてまたは放射線および/またはさらなる治療剤との組み合わせ治療として使用され得る。
【0028】
ここに提供する化合物の他の好ましい実施態様は、明細書をとおして、特に実施例に示される。特に好ましいのは、試験で大きな活性を有する、列記された化合物である。高い活性を有する化合物は、低い活性を有する化合物より好ましい。
【0029】
ここに定義する態様または実施態様を、明らかに文脈に反しない限り、何れかの他の態様または実施態様と組み合わせてよい。特に好ましいまたは有利であるとして示される何れかの特性を、好ましいまたは有利であるとして示される何れかの他の1以上の特性と組み合わせよい。
【0030】
発明の詳細な記載
特に断らない限り、本発明に関連して使用する科学的および技術的用語は、当分野の当業者に一般に理解されている意味を有する。しかしながら、何かしらの不明瞭さが潜在する場合は、用語の意味および範囲を明瞭にしなければならず、ここに提供する定義は、あらゆる辞書または他の定義に優先する。
【0031】
本明細書および添付する特許請求の範囲で使用する限り、特に断らない限り、次の用語は、示す意味を有する:
用語「アルキル基」(単独でまたは他の用語との組み合わせで)は、一般に、1~15炭素原子、例えば1~10、1~8、1~6または1~4炭素原子を含む直鎖または分岐鎖飽和炭化水素置換基を意味する。「Cnアルキル」基は、n個の炭素原子を含む脂肪族基をいう。例えば、C1-C10アルキル基は1、2、3、4、5、6、7、8、9または10炭素原子を含む。アルキル基への結合は、炭素原子を介して起こる。このような置換基の例は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル(分岐または非分岐)、ヘキシル(分岐または非分岐)、ヘプチル(分岐または非分岐)、オクチル(分岐または非分岐)、ノニル(分岐または非分岐)およびデシル(分岐または非分岐)を含む。
【0032】
用語「アルケニル基」(単独でまたは他の用語との組み合わせで)は、1以上の二重結合および一般に2~15炭素、例えば2~10、2~8、2~6または2~4炭素原子を含む、直鎖または分岐鎖炭化水素置換基を意味する。このような置換基の例は、エテニル(ビニル)、1-プロペニル、3-プロペニル、1,4-ペンタジエニル、1,4-ブタジエニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、ペンテニルおよびヘキセニルを含む。
【0033】
用語「アルキニル基」(単独でまたは他の用語との組み合わせで)は、1以上の三重結合および一般に2~15炭素、例えば2~10、2~8、2~6または2~4炭素原子を含む、直鎖または分岐鎖炭化水素置換基を意味する。このような置換基の例は、エチニル、1-プロピニル、3-プロピニル、1-ブチニル、3-ブチニルおよび4-ブチニルを含む。
【0034】
用語「ヘテロアルキル基」(単独でまたは他の用語との組み合わせで)は、一般に1~15原子、例えば1~10、1~8、1~6または1~4原子を含み、原子の少なくとも1つがヘテロ原子(すなわち酸素、窒素または硫黄)であり、残りの原子が炭素原子である、直鎖または分岐鎖飽和ヒドロカルビル置換基を意味する。「Cnヘテロアルキル」基は、n個の炭素原子および1以上のヘテロ原子、例えば1ヘテロ原子を含む、脂肪族基をいう。例えば、C1-C10ヘテロアルキル基は、1以上のヘテロ原子、例えば1ヘテロ原子に加えて、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10炭素原子を含む。ヘテロアルキル基への結合は、炭素原子またはヘテロ原子を介して起こる。
【0035】
用語「ヘテロアルケニル基」(単独でまたは他の用語との組み合わせで)は、1以上の炭素-炭素二重結合および一般に2~15、例えば2~10、2~8、2~6または2~4原子を含み、原子の少なくとも1つがヘテロ原子(すなわち酸素、窒素または硫黄)であり、残りの原子が炭素原子である、直鎖または分岐鎖炭化水素置換基を意味する。「Cnヘテロアルケニル」基は、n個の炭素原子および1以上のヘテロ原子、例えば1ヘテロ原子を含む、脂肪族基をいう。例えば、C2-C10ヘテロアルケニル基は、1以上のヘテロ原子、例えば1ヘテロ原子に加えて、2、3、4、5、6、7、8、9または10炭素原子を含む。ヘテロアルケニル基への結合は、炭素原子またはヘテロ原子を介して起こる。
【0036】
用語「ヘテロアルキニル基」(単独でまたは他の用語との組み合わせで)は、1以上の炭素-炭素三重結合および一般に2~15炭素、例えば2~10、2~8、2~6または2~4炭素原子を含み、原子の少なくとも1つがヘテロ原子(すなわち酸素、窒素または硫黄)であり、残りの原子が炭素原子である、直鎖または分岐鎖炭化水素置換基を意味する。「Cnヘテロアルキニル」基は、n個の炭素原子および1以上のヘテロ原子、例えば1ヘテロ原子を含む、脂肪族基をいう。例えば、C2-C10ヘテロアルキニル基は、1以上のヘテロ原子、例えば1ヘテロ原子に加えて、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10炭素原子を含む。ヘテロアルキニル基への結合は、炭素原子またはヘテロ原子を介して起こる。
【0037】
用語「カルボシクリル基」(単独でまたは他の用語との組み合わせで)は、3~14炭素環原子(「環原子」は、一体となって、環状置換基の1以上の環を形成する原子をいう)を含む、飽和環状(すなわち「シクロアルキル」)、部分的飽和環状(すなわち「シクロアルケニル」)または完全不飽和(すなわち「アリール」)炭化水素置換基を意味する。カルボシクリルは、単環(単環式)または多環式環構造であり得る。
【0038】
カルボシクリルは、一般に3~8環原子、より一般に3~7環原子およびより一般に5~6環原子を含む単環構造であり得る。このような単環カルボシクリルの例は、シクロプロピル(シクロプロパニル)、シクロブチル(シクロブタニル)、シクロペンチル(シクロペンタニル)、シクロペンテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキシル(シクロヘキサニル)、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニルおよびフェニルを含む。カルボシクリルは、あるいは、多環式でもよい(すなわち、1を超える環を含み得る)。多環式カルボシクリルの例は、架橋、縮合およびスピロ環状カルボシクリルを含む。スピロ環状カルボシクリルにおいて、1原子が、2つの異なる環で共通する。スピロ環状カルボシクリルの例は、スピロペンタニルである。架橋カルボシクリルにおいて、環は、少なくとも2つの共通する非隣接原子を共有する。架橋カルボシクリルの例は、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エニルおよびアダマンタニルを含む。縮合環カルボシクリル系において、2以上の環が、2環が1つの共通する結合を共有するように、一緒に縮合され得る。2または3縮合環カルボシクリルの例は、ナフタレニル、テトラヒドロナフタレニル(テトラリニル)、インデニル、インダニル(ジヒドロインデニル)、アントラセニル、フェナントレニルおよびデカリニルを含む。
【0039】
用語「シクロアルキル基」(単独でまたは他の用語との組み合わせで)は、3~14炭素環原子を含む、飽和環状炭化水素置換基を意味する。シクロアルキルは、一般に3~8炭素環原子およびより一般に3~6環原子を含む、単炭素環であり得る。シクロアルキル基への結合は、シクロアルキル基の環原子を介することは、理解される。単環シクロアルキルの例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを含む。シクロアルキルは、あるいは、多環式または1を超える環を含んでもよい。多環式シクロアルキルは、架橋、縮合およびスピロ環状シクロアルキルを含む。
【0040】
用語「アルキルシクロアルキル」は、アルキル鎖を介して結合したシクロアルキル置換基をいう。アルキルシクロアルキル置換基の例は、シクロヘキサンがエタンリンカーを介して結合したシクロヘキシルエタンを含む。他の例は、シクロプロピルエタン、シクロブチルエタン、シクロペンチルエタン、シクロヘプチルエタン、シクロヘキシルメタンを含む。「Cn」アルキルシクロアルキルにおいて、Cnは、アルキル鎖およびシクロアルキル環の炭素原子を含む。例えば、シクロヘキシルエタンはC8アルキルシクロアルキルである。
【0041】
用語「アリール基」(単独でまたは他の用語との組み合わせで)は、5~14炭素環原子、所望により5~8、5~7、所望により5~6炭素環原子を含む芳香族カルボシクリルを意味する。「Cnアリール」基は、n炭素原子を含む芳香族基をいう。例えば、C6-C10アリール基は、6、7、8、9または10炭素原子を含む。アリール基への結合は、炭素原子を介して起こる。アリール基単環式でも多環式でもよい(すなわち1を超える環を含み得る)。多環式芳香環の場合、多環系の1環のみが不飽和である必要があり、残りの環は飽和、部分的飽和または不飽和であり得る。アリール基への結合は、環に含まれる炭素原子を介して起こる。アリール基の例は、フェニル、ナフチル、アクリジニル、インデニル、インダニルおよびテトラヒドロナフチルを含む。
【0042】
用語「アリールアルキル」は、アルキル鎖を介して結合したアリール置換基をいう。アリールアルキル置換基の例は、エタン鎖がフェニル基を結合点と連結する、ベンジルおよびフェニルエタン/エチルベンゼンを含む。「Cn」アリールアルキルにおいて、Cnは、アルキル鎖およびアリール基の炭素原子を含む。例えば、エチルベンゼンはC8アリールアルキルである。
【0043】
用語「ヘテロシクリル基」(単独でまたは他の用語との組み合わせで)は、計3~14環原子を含み、環原子の少なくとも1つがヘテロ原子(すなわち酸素、窒素または硫黄)であり、残りの環原子が炭素原子である、飽和(すなわち「ヘテロシクロアルキル」)、部分的飽和(すなわち「ヘテロシクロアルケニル」)または完全不飽和(すなわち「ヘテロアリール」)環構造を意味する。ヘテロシクリル基は、例えば、1、2、3、4または5ヘテロ原子を含み得る。ヘテロシクリル基への結合は、環に含まれる炭素原子および/または1以上のヘテロ原子を介して起こる。ヘテロシクリルは、単環(単環式)または多環式環構造であり得る。
【0044】
ヘテロシクリル基は、一般に3~7環原子、より一般に3~6環原子およびさらにより一般に5~6環原子を含む単環であり得る。単環ヘテロシクリルの例は、フラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、チオフェニル(チオフラニル)、ジヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオフェニル、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソキサゾリジニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアゾリニル、イソチアゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、チオジアゾリル、オキサジアゾリル(1,2,3-オキサジアゾリル、1,2,4-オキサジアゾリル、1,2,5-オキサジアゾリル(フラザニル)または1,3,4-オキサジアゾリルを含む)、オキサトリアゾリル、ジオキサゾリルオキサチオリル、ピラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロピラニル、チオピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピリジニル(アジニル)、ピペリジニル、ジアジニル(ピリダジニル(1,2-ジアジニル)、ピリミジニル(1,3-ジアジニル)またはピラジニル(1,4-ジアジニル)を含む)、ピペラジニル、トリアジニル(1,3,5-トリアジニル,1,2,4-トリアジニルおよび1,2,3-トリアジニル)を含む)、オキサジニル(1,2-オキサジニル、1,3-オキサジニルまたは1,4-オキサジニル)を含む)、オキサジアジニル(1,2,3-オキサジアジニル、1,2,4-オキサジアジニル、1,4,2-オキサジアジニルまたは1,3,5-オキサジアジニル)を含む)、モルホリニル、アゼピニル、オキセピニル、チエピニルおよびジアゼピニルを含む。
【0045】
ヘテロシクリル基は、あるいは、多環式でもよい(すなわち、1を超える環を含み得る)。多環式ヘテロシクリル基の例は、架橋、縮合およびスピロ環状ヘテロシクリル基を含む。スピロ環状ヘテロシクリル基において、1原子が、2つの異なる環で共通する。架橋ヘテロシクリル基において、環は、少なくとも2つの共通する非隣接原子を共有する。縮合環ヘテロシクリル基において、2以上の環が、2環が1つの共通する結合を共有するように、一緒に縮合され得る。2または3環を含む縮合環ヘテロシクリル基の例は、インドリジニル、ピラノピロリル、4H-キノリジニル、プリニル、ナフチリジニル、ピリドピリジニル(ピリド[3,4-b]-ピリジニル、ピリド[3,2-b]-ピリジニルまたはピリド[4,3-b]-ピリジニルを含む)およびプテリジニルを含む。縮合環ヘテロシクリル基の他の例は、ベンゾ縮合ヘテロシクリル基、例えばインドリル、イソインドリル(イソベンズアゾリル、シュードイソインドリル)、インドリニニル(シュードインドリル)、イソインダゾリル(ベンズピラゾリル)、ベンズアジニル(キノリニル(1-ベンズアジニル)またはイソキノリニル(2-ベンズアジニル)を含む)、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、ベンゾジアジニル(シンノリニル(1,2-ベンゾジアジニル)またはキナゾリニル(1,3-ベンゾジアジニル)を含む)、ベンゾピラニル(クロマニルまたはイソクロマニルを含む)およびベンズイソキサジニル(1,2-ベンズイソキサジニルまたは1,4-ベンズイソキサジニルを含む)を含む。
【0046】
用語「ヘテロシクロアルキル基」(単独でまたは他の用語との組み合わせで)は、飽和ヘテロシクリルを意味する。「Cnヘテロシクロアルキル」基は、少なくとも1つのヘテロ原子、例えば窒素に加えて、n個の炭素原子を含む、環状脂肪族基をいう。例えば、C1-C10ヘテロシクロアルキル基は、少なくとも1つのヘテロ原子に加えて、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10炭素環原子を含む。ヘテロシクロアルキル基への結合は、炭素原子または少なくとも1つのヘテロ原子の一つを介して起こる。
【0047】
用語「アルキルヘテロシクロアルキル」は、ヘテロアルキル鎖を介して結合したシクロアルキル置換基をいう。「Cn」アルキルヘテロシクロアルキルにおいて、Cnは、アルキル鎖およびヘテロシクロアルキル環の炭素原子を含む。例えば、エチルピペリジンはC7アルキルヘテロシクロアルキルである。
【0048】
用語「ヘテロアリール基」(単独でまたは他の用語との組み合わせで)は、5~14環原子を有する芳香族ヘテロシクリルを意味する。「Cnヘテロアリール」基は、n炭素原子および少なくとも1つのヘテロ原子を含む、芳香族基をいう。例えば、C2-C10アリール基は、少なくとも1つのヘテロ原子に加えて、2、3、4、5、6、7、8、9または10炭素原子を含む。ヘテロアリール基への結合は、炭素原子またはヘテロ原子を介して起こる。ヘテロアリール基単環式でも多環式でもよい。ヘテロアリール単環または2または3縮合環であり得る。単環式ヘテロアリール基の例は、6員環、例えばピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニルおよび1,3,5-、1,2,4-または1,2,3-トリアジニル;5員環、例えばイミダゾリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、1,2,3-、1,2,4-、1,2,5-または1,3,4-オキサジアゾリルおよびイソチアゾリルを含む。多環式ヘテロアリール基は2または3縮合環であり得る。多環式ヘテロアリール基の例は、6/5員縮合環基、例えばベンゾチオフラニル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリルおよびプリニル;および6/6員縮合環基、例えばベンゾピラニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニルおよびベンゾオキサジニルを含む。多環式ヘテロアリール基の場合、多環系の1環のみが不飽和である必要があり、残りの環は飽和、部分的飽和または不飽和であり得る。
【0049】
窒素含有ヘテロアリール基は、環の1以上のヘテロ原子の少なくとも1つが窒素である、ヘテロアリール基である。
【0050】
用語「ヘテロアリールアルキル」は、アルキル鎖を介して結合したヘテロアリール置換基をいう。ヘテロアリールアルキル置換基の例は、エタン鎖がピリジン基を結合点と連結する、エチルピリジンを含む。
【0051】
用語「アミノ基」は、-NRmRn基をいう。アミノ基は、場合により置換されていてよい。非置換アミノ基において、R’およびR”は水素である。置換アミノ基において、RmおよびRnは、各々独立して水素、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルキルシクロアルキル、アルキルヘテロシクロアルキル、アルコキシ、スルホニル、アルケニル、アルカノイル、アリール、アリールアルキルまたはヘテロアリール基であってよいが、これらに限定されず、ただし、RmおよびRnは両者ともが水素ではない。置換アミノ基において、RmおよびRnは、環化して、環状アミノ基、例えばピロリジン基またはピペリジン基を形成し得る。このような環状アミノ基は他のヘテロ原子を含み、例えばピペラジンまたはモルホリン基を形成してよい。このような環状アミノ基は、例えば、アミノ基、ヒドロキシル基またはオキソ基で場合により置換されていてよい。
【0052】
用語「アミノアルキル」基は-RNRmRn基をいい、ここで、Rは上記アルキル鎖であり、NRmRnは上に定義した場合により置換されているアミノ基である。「Cnアミノアルキル」基は、n炭素原子を含む基をいう。例えば、C1-C10アミノアルキル基は、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10炭素原子を含む。アミノアルキル基のアミノ基が置換アミノ基であるとき、炭素原子数は、置換基のあらゆる炭素原子を含む。アミノアルキル基への結合は、Rアルキル基の炭素原子を介して起こる。アミノアルキル置換基の例は、メチルアミン、エチルアミン、メチルアミノメチル、ジメチルアミノメチル、メチルアミノエチル、ジメチルアミノエチル、メチルピロリジンおよびエチルピロリジンを含む。
【0053】
用語「アミド基」は、-C(=O)-NR-基をいう。結合は、炭素または窒素原子を介し得る。例えば、アミド基は炭素原子のみを介して置換基として結合でき、この場合、窒素原子は2つのR基が結合している(-C(=O)-NR2)。アミド基は窒素原子のみを介して結合でき、この場合、炭素原子は、R基が結合している(-NR-C(=O)R)。
【0054】
用語スルホキシミンは、S結合またはN結合である、スルホキシミン置換基をいう - すなわち、結合は、硫黄または窒素原子を介し得る。例えば、スルホキシミン基は、硫黄原子を介して置換基として結合してよく、この場合、硫黄はオキソ基に加えて1R基を有し、硫黄結合窒素原子は、1R基が結合している - すなわち、該基は-S(O)(R)NR’である。さらなる例として、スルホキシミン基は、窒素原子を介して置換基として結合してよく、この場合、硫黄原子はオキソ基に加えて2つの結合したR基を有する - すなわち、基は-NS(O)RR’である。非置換スルホキシミン基において、RおよびR’の各々はHである。あるいは、スルホキシミン基は、一方または両方のRおよびR’で置換され、例えば両RおよびR’がメチルであるジメチルスルホキシミンを形成し得る。
【0055】
用語「エーテル」は、-O-アルキル基または-アルキル-O-アルキル基、例えばメトキシ基、メトキシメチル基またはエトキシエチル基をいう。エーテルのアルキル鎖は、直鎖でも、分岐鎖でも、環状鎖でもよい。エーテル基は、1以上の置換基で場合により置換されていてよい(「置換エーテル」)。Cnエーテルは、エーテル基の全アルキル鎖にn炭素を有するエーテル基をいう。例えば、CH(CH3)-O-C6H11エーテルはC8エーテル基である。
【0056】
用語「アルコキシ基」は、-O-アルキル基をいう。アルコキシ基は、例えば、メトキシル、エトキシル、プロポキシル、イソプロポキシル、ブトキシル、t-ブトキシルおよびペントキシルを含む、直鎖、分岐鎖または環状、飽和または不飽和オキシ-炭化水素鎖をいい得る。アルコキシ基は、1以上のアルコキシ基置換基で場合により置換されていてよい(「置換アルコキシ」)
【0057】
用語「アリールオキシ基」は、-O-アリール基、例えばフェノキシ基をいう。アリールオキシ置換基は、それ自体、例えば、ハロゲンで場合により置換されていてよい。
【0058】
用語「アルキルエステル」は、-C(O)OR基をいい、ここで、Rは上で定義したアルキル基である。アルキルエステルの例は、エチルメタノエートである - すなわちRはエチル基である。
【0059】
用語「ヒドロキシル」は、-OH基をいう。
【0060】
用語「オキソ基」は、(=O)基、すなわち二重結合により他の原子に結合した置換基酸素原子をいう。例えば、カルボニル基(-C(=O)-)は、酸素原子に二重結合により結合した炭素原子、すなわち炭素原子に結合したオキソ基をいう。カルボニル置換基の例は、アルデヒド(-C(=O)H)、アセチル(-C(=O)CH3)およびカルボキシル/カルボン酸基(-C(=O)OH)を含む。
【0061】
用語「ハロ」は、塩素、フッ素、臭素およびヨウ素から選択される置換基をいう。好ましくは、ハロ置換基は、塩素およびフッ素から選択される。
【0062】
アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル(シクロアルキル、シクロアルケニルおよびアリールを含む)、ヘテロシクリル(ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、窒素含有ヘテロシクリルを含む)、アミノ、アミド、エステル、エーテル、アルコキシ、スルホキシミンまたはスルホンアミド基は、場合により、同一でも異なってもよい1以上の置換基で置換されてよい。置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル(シクロアルキル、シクロアルケニルおよびアリールを含む)、ヘテロシクリル(ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、窒素含有ヘテロシクリル、窒素含有ヘテロアリールを含む)、アミノ、アミド、エステル、エーテル、アルコキシ、スルホキシミンまたはスルホンアミド基の炭素原子および/またはヘテロ原子を介して結合してよい。用語「置換基」(または「ラジカル」)は、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、アラルキル、置換アラルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、カルボシクリル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ニトロ、チオ、アルカノイル、ヒドロキシル、アリールオキシル、アルコキシル、アルキルチオ、アリールチオ、アラルキルオキシル、アラルキルチオ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、オキソ、アルキルスルホニル、アリールスルホニルおよびスルホキシミニルを含むが、これらに限定されない。
【0063】
ある態様において、置換基はアルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、アミド、アルキルアミノ、アリールアミノ、カルボシクリル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ニトロ、チオ、アルカノイル、ヒドロキシル、アリールオキシル、アルコキシル、アルキルチオ、アリールチオ、アラルキルオキシル、アラルキルチオ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、オキソ、アルキルスルホニルおよびアリールスルホニルである。
【0064】
基、例えばアルキル基が、「場合により置換されている」ならば、該基は、1以上の置換基が結合している(置換)または何も置換基が結合していない(非置換)ことは、理解される。
【0065】
基が、さらに場合により置換されている基で置換されているならば、第一の置換基がそれ自体非置換または置換であり得ることは、理解される。
【0066】
正確性のために、ここで使用するある化学式は、非局在化系を定義することも、注意すべきである。この定義は、当分野で、芳香族炭素分率の定義として知られ、例えば、(4n+2)電子(ここで、nは整数である)を含む、平面の単、二または三環系を示し得る。換言すると、これらの系は、ヒュッケル芳香族炭素分率を示し得る。
【0067】
どの態様でも、本発明の化合物は、立体化学のある態様を有し得る。例えば、化合物はキラル中心および/または平面および/または対称軸を有し得る。すなわち、化合物は、特に断らない限り、単一立体異性体、単一ジアステレオマー、立体異性体混合物またはラセミ混合物として提供され得る。立体異性体は、同じ分子式および一連の結合原子を有するが、原子および/または基の空間的配向が異なる分子として、当分野で知られる。
【0068】
さらに、本発明の化合物は、互変異性を示し得る。各互変異性形態は、本発明の範囲内に入ることが意図される。
【0069】
さらに、本発明の化合物は、プロドラッグとして提供され得る。プロドラッグは、一般にインビボで、ある形態から、ここに記載する薬物の活性形態に変換される。
【0070】
さらに、ここに記載する要素は、一般的同位体または一般的でない同位体であり得ることは理解される。例えば、水素原子は、1H、2H(重水素)または3H(トリチウム)であり得る。
【0071】
さらに、本発明の化合物は、薬学的に許容される塩または共結晶の形態で提供され得る。
【0072】
用語「薬学的に許容される塩」は、塩基への酸付加により形成されるイオン性化合物をいう。本用語は、患者との接触への使用に適する塩をいい、例えばインビボおよび薬学的に許容される塩は、一般に非毒性、非刺激性特徴により選択される。
【0073】
用語「共結晶」は、非イオン性相互作用を含み得る、多成分分子結晶をいう。
【0074】
薬学的に許容される塩および共結晶は、イオン交換クロマトグラフィーによりまたは遊離塩基または酸性形態の化合物と、化学量論量または過剰の所望の塩形成無機または有機酸または塩基を、1以上の適当な溶媒中で反応させるかまたは本化合物と共結晶を形成し得る他の薬学的に許容される化合物の混合により製造し得る。
【0075】
患者との接触における使用が適することが一般に知られる塩は、臭化水素酸塩、塩酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、硝酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、ラウリン酸塩、安息香酸塩、乳酸塩、リン酸塩、トシル酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩および酒石酸塩を含む、無機および/または有機酸由来の塩を含む。これらは、アルカリおよびアルカリ土類金属、例えばナトリウム、カリウム、カルシウムおよびマグネシウムならびにアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウムに基づくカチオンを含み得る。適当な薬学的に許容される塩の調査をする多数の文献、例えばIUPAC出版の医薬塩のハンドブックをさらに参照のこと。
【0076】
さらに、本発明の化合物は、双性イオンとして存在することもあり、これは、本発明の一部であると考えられる。
【0077】
ここで使用するUSP19阻害剤は、USP19に作用し、該酵素の活性を減少させる化合物をいう。USP19阻害剤の例は、ここでの実施例化合物である。好ましくは、USP19阻害剤は、5μM未満、好ましくは0.5μM未満のIC50を示す。
【0078】
ここで使用する「肥満」は、過剰の体脂肪を特徴とする医学的状態をいう。肥満は、例えば、30を超える肥満度指数(BMI)により特徴づけられ得る。肥満の処置は、例えば、パーセンテージおよび/または絶対的質量の点での体脂肪減少により示され得る。肥満の処置は、処置前と比較した、対象の体脂肪蓄積速度の低減によっても例示され得る。
【0079】
ここで使用する「インスリン抵抗性」は、インスリンに対する異常に弱い応答により特徴づけられる、医学的状態をいう。インスリン抵抗性が一般に外因性インスリン処置により処置されないため、抵抗性は、一般に対象の身体で産生されるインスリンに対してであるが、対象は外因性インスリンにも抵抗性であり得る。「インスリン抵抗性」は、状態「前糖尿病」およびII型糖尿病を包含する。インスリン抵抗性は、例えば、7.8mmol/L以上の糖耐性試験(GTT)糖血症により示され得る。II型糖尿病は、一般に11.1mmol/L以上の糖耐性試験(GTT)糖血症に従い診断される。
【0080】
インスリン抵抗性の処置は、処置前と比較した、対象のGTT糖血症改善(すなわち減少)により示され得る。処置は、処置と比較して、対象の血糖値の正常条件下への減少によっても示され得る。
【0081】
ここで使用する「筋萎縮」および「筋消耗」は、例えば、カヘキシーまたはサルコペニアの状況を含む、対象における筋量をいうために、相互交換可能に使用される。筋萎縮は、一過性または永続性身体障害、一過性または永続性の肢の固定、長期安静臥床、カヘキシー(例えば癌、心不全またはCOPDの結果として)またはサルコペニアの結果としてであり得る。
【0082】
筋萎縮の処置は、萎縮速度の減少として特徴付けられ得る - すなわち、処置は、一定期間にわたる筋量減少を減らす。好ましくは、処置成功では、筋量の減少がない。
【0083】
従って、第一の態様において、式(I)
【化3】
〔式中、
R
1は場合により置換されているC
1-C
6アルキル、場合により置換されているC
4-C
10アルキルシクロアルキル、場合により置換されているC
6-C
10アルキルアリール、場合により置換されているC
5-C
8アリール、場合により置換されているC
3-C
8ヘテロアリール、場合により置換されているC
3-C
8ヘテロシクロアルキル、NR
aR
b、NR
aCH
2R
b、OR
aまたはOCH
2R
aであり、ここで、R
aおよびR
bは独立してH、C
1-C
6アルキル、CF
3、場合により置換されているC
3-C
6シクロアルキル、場合により置換されているC
5-C
8アリール、場合により置換されているC
6-C
9アリールアルキルおよび場合により置換されているC
2-C
8ヘテロアリールから選択され 場合によりC
4-C
8ヘテロアリールであり、
またはR
1はNR
aR
bであり、R
aおよびR
bは一体となってそれらが結合しているNと共に場合により置換されているC
2-C
9ヘテロ環、場合によりC
3-C
5ヘテロ環を形成し;
R
2およびR
3は独立してHおよびC
1-C
6アルキルから選択されまたは一体となってそれらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルを形成し;
Xは不在、C、CR
4a、CR
4aR
4b、N、NR
4aまたはC=Oであり、
ここでR
4aおよびR
4bは独立してH、場合により置換されているC
1-C
6アルキルまたはハロから選択され;
またはR
4aおよびR
4bは一体となってそれらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルまたはC
3-C
6ヘテロシクロアルキルを形成し;
Yは、CR
5、CR
5R
6、N、NR
5またはOであり、
ここでR
5およびR
6は独立してH、ハロ、場合により置換されているC
1-C
6アルキル、場合により置換されているC
3-C
6シクロアルキル、場合により置換されているC
5-C
8アリール、場合により置換されているC
6-C
9アリールアルキル、場合により置換されているC
3-C
8ヘテロアリール、CH
2OH、NR’R”、NS(O)R’R”、SO
2R’、C(O)R’、COR’、C(O)OR’、C(O)NR’R’、OR’から選択され、ここで、R’およびR”は独立してH、C
1-C
6アルキル、C
5-C
8アリール、C
6-C
9アリールアルキルおよびC
3-C
8ヘテロアリールから選択され、
またはR
5およびR
6は一体となってそれらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルまたはC
3-C
6ヘテロシクロアルキルを形成し;
ZはN、NR
7、C、CR
7、CR
7R
8またはC=Oであり、
ここでR
7およびR
8は独立してH、ハロ、C
1-C
6アルキル、C
2-C
6アルケン、C
2-C
6アルキン、C
3-C
6シクロアルキル、場合により置換されているC
3-C
6ヘテロシクロアルキル、C
5-C
8アリール、C
6-C
9アリールアルキル、C
3-C
8ヘテロアリール、CN、COOR
c、CONR
cR
d、NR
cR
d、NS(O)R
cR
d、S(O)(R
c)NR
d、SOR
c、SO
2R
cおよびSR
cから選択され、ここで、R
cおよびR
dは独立してH、C
1-C
6アルキル、C
5-C
6アリール、C
6-C
9アリールアルキル、C
3-C
6ヘテロアリール、CN、COOHまたはCOCH
3でありまたはR
cおよびR
dは一体となってそれらが結合しているヘテロ原子と共に場合により置換されているC
3-C
7ヘテロ環を形成し;
またはR
7およびR
8は一体となってそれらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルまたはC
3-C
6ヘテロシクロアルキルを形成し;
Mは不在、C、CR
13またはCR
13R
14であり、ここで、R
13およびR
14は独立してHおよびC
1-C
6アルキルから選択されまたはR
13およびR
14は一体となってそれらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルまたはC
3-C
6ヘテロシクロアルキルを形成し;そして
AはCR
9、CHR
9、N、NR
9、SまたはOであり、
DはCR
9、CHR
9、NまたはNR
9であり、
Gは不在、CR
9、CHR
9またはNであり、
ここで、R
9はH、ハロ、C
1-C
6アルキル、CF
3およびOR
*から選択され、ここで、R
*は場合により置換されているC
1-C
6アルキル、場合により置換されているC
1-C
6シクロアルキルまたは場合により置換されているヘテロシクロアルキルであり、
EはCR
10、CHR
10、N、NR
10、SまたはOであり、
ここで、R
10はH、ハロ、C
1-C
6アルキル、C
3-C
6シクロアルキル、C
5-C
8アリール、C
6-C
9アリールアルキル、C
4-C
8ヘテロアリール、SR
x、OR
x、NR
xR
yおよびNS(O)R
xR
y、S(O)(R
x)NR
yから選択され、ここで、R
xおよびR
yは独立してH、C
1-C
6アルキル、CF
3、C
3-C
6シクロアルキル、C
5-C
8アリール、C
6-C
9アリールアルキル、C
4-C
8ヘテロアリール、COOH、アミド、シアノ、C
2-C
6アルケン、C
2-C
6アルキンから選択されまたはR
xおよびR
yは一体となってそれらが結合している窒素と共に場合により置換されているC
4-C
6ヘテロシクロアルキルを形成し;
またはA、D、EおよびGは全て不在であり、X、Y、ZおよびMは上に定義したとおりであり、そして
場合によりXおよびM両者は不在であり、または
場合によりYおよびZは一体となって場合により置換されているC
5-C
6アリールまたはC
5-C
6ヘテロアリール縮合環を形成しまたはZおよびMは一体となって場合により置換されているC
5-C
6アリールまたはC
5-C
6ヘテロアリール縮合環を形成する。〕
の化合物またはその立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体もしくは薬学的に許容される塩が提供される。
【0084】
さらなる態様において、式(Ia)
【化4】
〔式中、QはCR
11、CR
11R
12、NR
11またはOから選択され、ここで、R
11およびR
12はH、OH、C
1-C
6アルキル、CF
3、C
3-C
6シクロアルキル、場合により置換されているC
5-C
8アリール、C
4-C
8ヘテロアリールから独立して選択されまたはR
11およびR
12は一体となってそれらが結合しているCと共に場合により置換されているC
3-C
5炭素環を形成し、
そして、ここで、X、Y、ZおよびMの各々は存在し、かつ式(I)に関連して定義したとおりであり、環QXYZMは脂肪族または芳香族、好ましくは脂肪族であり;
そして、ここで、R
1、R
2およびR
3は、式(I)に関連して定義したとおりである。〕
の化合物またはその立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体もしくは薬学的に許容される塩が提供される。
【0085】
疑いを避けるため、式(I)において、A、D、EまたはGの何れかの位置が存在するならば、A、DおよびE(および所望によりG)の他の位置の各々も存在して、縮合環系を形成する。
【0086】
疑いを避けるため、X、MまたはGの一つの位置が不在であるならば、残りの環員は5員環を形成する。XおよびMが不在である実施態様において、残りのメンバーは4員環を形成する。例えば、Mが不在であるならば、Z位の環原子が環窒素に結合する。
【0087】
式(I)および(Ia)の点線は、何れかの結合を示す。すなわち、点線は、X、Y、Z、M(およびQ)の位置を含む環が脂肪族(例えば飽和または部分的不飽和)でも芳香族でもよいことを示す。同様に、式(I)において、点線は、存在するとき、A、D、EおよびbによりGの位置を含む環が脂肪族(例えば飽和または部分的不飽和)または芳香族であり得ることを示す。
【0088】
式(I)の化合物または(Ia)のある実施態様において、場合により置換されている各基について、何れかの置換基の1以上の各々は、独立して、C1-C4アルキル、ハロ、CF3、ヒドロキシル、NH2、NO2、CH2OH、CH2OCH3、フェニル、ベンジルおよびオキソから選択される。
【0089】
式(I)または式(Ia)の化合物のある好ましい実施態様において、R1は場合により置換されているエチルベンゼン、場合により置換されているエチルシクロヘキシル、場合により置換されているエチルシクロブチルまたは場合により置換されているトリフルオロプロピルである。ある好ましいこのような実施態様において、場合により存在する各置換基は、メチル、OHおよびCH2OHから選択される。
【0090】
ある好ましい実施態様において、R
1は
【化5】
である。
【0091】
ある好ましい実施態様において、R
1は
【化6】
である。
【0092】
ある好ましい実施態様において、R
1は
【化7】
である。
【0093】
式(I)の化合物または(Ia)のある好ましい実施態様において、R1はNRaRbまたはNRaCH2Rbであり、ここで、RaおよびRbは独立してH、メチル、エチル、プロピル、CF3、場合により置換されているシクロプロピル、場合により置換されているシクロブチル、場合により置換されているシクロペンチル、場合により置換されているシクロヘキシル、場合により置換されているフェニル、場合により置換されているベンジル、場合により置換されているピリジニル、ピラゾール、イミダゾール、フラン、ベンゾジオキソール、場合により置換されているオキサジアゾール、チアゾールおよびチオフェンから選択され、ここで、所望により置換基は独立してハロ、メチル、シクロプロピルおよびCNから選択され、
場合によりR1はNRaCH2Rbであり、メチレン基はCF3で置換され;
または
ここで、R1はNRaRbであり、RaおよびRbは一体となってそれらが結合しているNと共に場合により置換されているC3-C9ヘテロ環を形成する。
【0094】
ある実施態様において、R1はNRaRbであり、RaおよびRbは、それらが結合しているNと共にヘテロ環を形成し、ここで、該ヘテロ環はピロリジニル、ピリミジニル、モルホリノ、ピペラジニルおよびチオモルホリノから選択され、
ここで、ヘテロ環は、CH2CF3、オキソ、チオフェンおよび場合によりFまたはCF3で置換されているフェニルから独立して選択される1以上の置換基で場合により置換されている。
【0095】
ある好ましい実施態様において、R1は、フェニルまたはフルオロ置換フェニルで置換されたモルホリノ基を形成する。化合物がフェニル置換基でキラルであるこのような好ましい実施態様において、化合物はRエナンチオマーである。
【0096】
ある好ましい実施態様において、R1はフェニルで置換されたピペラジニル基を形成する。
【0097】
ある好ましい実施態様において、R
1は
【化8】
である。
【0098】
ある好ましい実施態様において、R
1は
【化9】
である。
【0099】
R1はNRaRbであり、RaおよびRbがヘテロ環を形成するある実施態様において、該ヘテロ環は場合によりOH、CH2OH、CH2OCH3、メチル、エチル、プロピル、CF3、フェニルまたはベンジルの1以上で置換されている。
【0100】
ある好ましい実施態様において、R1はNRaCH2Rbであり、ここで、RaはHまたはメチルであり、Rbは場合によりFで置換されているシクロブチル、シクロヘキシル、場合によりFで置換されているフェニル、フランおよびチオフェンから選択され、場合により該メチレン基はCF3で置換される。
【0101】
ある好ましいこのような実施態様において、Rbはフェニルまたはフルオロ置換フェニルである。
【0102】
式(I)または式(Ia)の化合物のある好ましい実施態様において、R1はORaまたはOCH2Raであり、ここで、RaはH、C1-C6アルキル、CF3、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、ベンジル、ピリジニル、ピラゾール、イミダゾールから選択され、各々場合によりNO2、メチル、OHまたはCF3で置換されている。
【0103】
式(I)または(Ia)の化合物のある好ましい実施態様において、R2およびR3は独立してH、メチルおよびエチルから選択されるかまたは一体となって、それらが結合している炭素と共に場合により置換されているシクロプロピル、場合により置換されているシクロブチル、場合により置換されているシクロペンチル、場合により置換されているシクロヘキシル、場合により置換されているピロリジン、場合により置換されているテトラヒドロピランまたは場合により置換されているテトラヒドロフランを形成する。
【0104】
あるこのような実施態様において、R2およびR3は、独立してHおよびメチルから選択される。
【0105】
ある好ましい実施態様において、R2およびR3は、一体となって、それらが結合している炭素と共にシクロヘキシル、シクロペンチルまたはシクロブチルを形成する。好ましくはR2およびR3は、一体となってシクロペンチルを形成する。あるいは好ましくはR2およびR3は、一体となってシクロヘキシルを形成する。
【0106】
ある実施態様は、式(I)の化合物を提供し、ここで、
XはCR4aであり、ここで、R4aは独立してH、場合により置換されているC1-C6アルキルまたはハロ、好ましくはHまたはC1-C6アルキルから選択され;
YはNであり;
ZはCR7であり、ここで、R7はH、ハロ、C1-C6アルキル、C2-C6アルケン、C2-C6アルキン、C3-C6シクロアルキル、場合により置換されているC3-C6ヘテロシクロアルキル、C5-C8アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C8ヘテロアリール、CN、COORc、CONRcRd、NRcRd、NS(O)RcRd、S(O)(Rc)NRd、SORc、SO2RcおよびSRcから選択され、ここで、RcおよびRdは独立してH、C1-C6アルキル、C3-C6シクロアルキル、C5-C6アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C6ヘテロアリール、CN、COOHまたはCOCH3であるかまたはRcおよびRdは一体となってそれらが結合しているヘテロ原子と共に場合により置換されているC3-C7ヘテロ環を形成し;
MはCHまたはC-CH3であり;
そしてX、YおよびZを含む環は芳香族であり、A、D、EおよびGは全て不在である。
【0107】
ある好ましいこのような実施態様において、ZはCR7およびR7はH、メチル、シクロプロピル、フェニル、ピリジン、ピラゾール、インダゾール、イミダゾール、Cl、Br、COOH、COOCH3、C(O)NRcRd、NRcRdから選択され、ここで、RcRdはメチルから選択されまたはRcおよびRdは、一体となってそれらが結合しているNと共に場合により置換されているピペラジン、モルホリンまたは場合により置換されているピロリジンを形成する。
【0108】
ある好ましい実施態様において、R7はCl、BrまたはC(O)OCH3であるかまたはR7はCONRcRdであり、RcおよびRdは各々メチルであるかまたはRcおよびRdは、それらが結合しているNと共にピペラジニル環を形成する。
【0109】
ある実施態様において、
XはCR4aであり、ここで、R4aはH、場合により置換されているC1-C6アルキルおよびハロから選択され、場合によりR4aはHまたはC1-C6アルキルであり;
YはCR5であり;
ZはNまたはCR7であり;
MはCHまたはC-CH3であり;
ここで、X、YおよびZを含む環は芳香族であり、X、YおよびZは全て不在であり、そして
R5はH、ハロ、場合により置換されているC1-C6アルキル、場合により置換されているC3-C6シクロアルキル、場合により置換されているC5-C8アリール、場合により置換されているC6-C9アリールアルキル、場合により置換されているC3-C8ヘテロアリール、CH2OH、NR’R’、NS(O)R’R”、SO2R’、C(O)R’、COR’、C(O)OR’、C(O)NR’R”、OR’から選択され、ここで、R’およびR”は独立してH、C1-C6アルキル、C5-C8アリール、C6-C9アリールアルキルおよびC3-C8ヘテロアリールから選択され、そして
R7はH、ハロ、C1-C6アルキル、C2-C6アルケン、C2-C6アルキン、C3-C6シクロアルキル、場合により置換されているC3-C6ヘテロシクロアルキル、C5-C8アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C8ヘテロアリール、CN、C(O)ORc、CONRcRd、NRcRd、NS(O)RcRd、S(O)(Rc)NRd、SORc、SO2RcおよびSRcから選択され、ここで、RcおよびRdは独立してH、C1-C6アルキル、C3-C6シクロアルキル、C5-C6アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C6ヘテロアリール、CN、COOHまたはCOCH3であるかまたはRcおよびRdは一体となってそれらが結合しているヘテロ原子と共に場合により置換されているC3-C7ヘテロ環を形成する。
【0110】
ある好ましいこのような実施態様において、R4aはHであり、R5はClまたは場合によりフルオロで置換されているフェニルであり、ZはNまたはCR7である。
【0111】
ある好ましいこのような実施態様において、R7はジメチルアミドである。
【0112】
ある実施態様において、式(I)の化合物が提供され、ここで、X、YおよびZを含む環は脂肪族であり、ここで、A、D、EおよびGは全て不在であり、ここで、
Xは不在、CR4aR4b、NR4aまたはC=Oであり、ここで、R4aおよびR4bはH、場合により置換されているC1-C6アルキルまたはハロであるかまたはR4aおよびR4bは、一体となって、それらが結合している炭素を含むC3-C6シクロアルキルまたはC3-C6ヘテロシクロアルキルを形成し;
YはO、CR5R6またはNR5であり、ここで、R5およびR6は独立してH、ハロ、場合により置換されているC1-C6アルキル、場合により置換されているC3-C6シクロアルキル、場合により置換されているC5-C8アリール、場合により置換されているC6-C9アリールアルキル、場合により置換されているC3-C8ヘテロアリール、CH2OH、NR’R’、NS(O)R’R”、COR’、COOR’、C(O)NR’R”、OR’から選択され、ここで、R’およびR”は独立してC1-C6アルキル、C5-C8アリール、C6-C9アリールアルキルおよびC3-C8ヘテロアリールから選択され、
またはR5およびR6は一体となってそれらが結合している炭素とともにC3-C6シクロアルキルを形成し;
ZはCR7R8であり、ここで、R7およびR8は独立してH、ハロ、C1-C6アルキル、C2-C6アルケン、C2-C6アルキン、C3-C6シクロアルキル、場合により置換されているC3-C6ヘテロシクロアルキル、C5-C8アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C8ヘテロアリール、CN、COORc、CONRcRd、NRcRdから選択され、ここで、RcおよびRdは独立してH、C1-C6アルキルおよびC3-C6シクロアルキルから選択されるかまたはRcおよびRdは一体となってそれらが結合しているヘテロ原子と共に場合により置換されているC3-C7ヘテロ環を形成し、
またはR7およびR8は、一体となって、それらが結合している炭素を含むC3-C6シクロアルキルまたはC3-C6ヘテロシクロアルキルを形成し;
Mは不在、CH2であるかまたはZおよびMは一体となって場合により置換されているフェニルまたはピリジン環の一部を形成し;
またはMは不在であり、YおよびZは一体となって縮合フェニルまたはヘテロアリール環を形成し、
またはMおよびXはいずれも不在であり、ZはCHR7であり、ここで、R7はH、ハロ、C1-C6アルキル、C2-C6アルケン、C2-C6アルキン、C3-C6シクロアルキル、場合により置換されているC3-C6ヘテロシクロアルキル、C5-C8アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C8ヘテロアリール、CN、COORc、CONRcRd、NRcRdから選択され、ここで、RcおよびRdは独立してH、C1-C6アルキルであるかまたはRcおよびRdは一体となってそれらが結合しているヘテロ原子と共に場合により置換されているC3-C7ヘテロ環を形成する。
【0113】
ある好ましいこのような実施態様において:
XはCR4aR4bおよびR4aはH、C1-C6アルキルまたはハロから選択され、R4bはHであり;
YはOまたはCR5R6であり、ここで、R5およびR6は独立してH、ハロ、場合により置換されているC1-C6アルキル、場合により置換されているフェニル、ベンジル、ピリジニル、CH2OH、C(O)R’、COR’、C(O)OR’、C(O)NR’R”およびSO2R’から選択され、ここで、R’およびR”は独立してメチル、エチル、プロピル、ブチル、フェニルおよびベンジルから選択されまたはR5およびR6は一体となって、それらが結合している炭素を含むシクロヘキシルを形成し;
ZはCR7R8であり、R7はH、C1-C6アルキル、フェニルおよびCONRcRdから選択され、ここで、RcおよびRdは独立してH、メチルであるかまたはRcおよびRdは一体となってそれらが結合している窒素と共に場合により置換されているピロリジンを形成し、R8はHである。
【0114】
ある好ましいこのような実施態様において:
XはCR4aR4bおよびR4aおよびR4bは両者ともHであり;
YはOまたはCR5R6であり、ここで、R5はフェニルまたはC(O)NR’R”であり、ここで、R’およびR”は両者ともメチルであり、R6はHであり;そして
ZはCR7R8であり、ここで、R7はフェニルまたはC(O)NRcRdであり、ここで、RcおよびRdは両者ともメチルである。
【0115】
式(I)の化合物のある好ましい実施態様において、X、YおよびZを含む環は脂肪族であり:
A、D、EおよびGは各々CまたはNであり、5員環の場合(Mは不在)X、YおよびZならびに6員環の場合X、Y、ZおよびMを含む脂肪族環と縮合アリールまたはヘテロアリール環を形成し、
XはCであり、
YはCであり、
ZはNR7、CR7R8またはC=Oであり、ここで、R7およびR8は独立してH、ハロ、C1-C6アルキル、C2-C6アルケン、C2-C6アルキン、C3-C6シクロアルキル、場合により置換されているC3-C6ヘテロシクロアルキル、C5-C8アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C8ヘテロアリール、CN、COORc、CONRcRd、NRcRd、NS(O)RcRd、S(O)(Rc)NRd、SORc、SO2RcおよびSRcから選択され、ここで、RcおよびRdは独立してH、C1-C6アルキル、C5-C6アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C6ヘテロアリール、CN、COOHまたはCOCH3でありまたはRcおよびRdは一体となってそれらが結合しているヘテロ原子と共に場合により置換されているC3-C7ヘテロ環を形成し、
またはR7およびR8は一体となってそれらが結合している炭素と共にC3-C6シクロアルキルまたはC3-C6ヘテロシクロアルキルを形成し;
そしてMは不在またはCR13R14であり、ここで、R13およびR14は独立してHおよびC1-C6アルキルから選択されまたはR13およびR14は、それらが結合している炭素と共にC3-C6シクロアルキルを形成する。
【0116】
ある好ましいこのような実施態様において、Mは不在であり、ZはCR7R8であり、ここでR7およびR8はHである。
【0117】
ある好ましいこのような実施態様において、A、DおよびEは各々Cであり、GはCまたはNである。
【0118】
式(I)の化合物のある好ましい実施態様において、
XはCまたはNであり、
YはCまたはNであり、
ZはN、NR7またはCR7であり、ここで、R7はH、ハロ、C1-C6アルキル、C2-C6アルケン、C2-C6アルキン、C3-C6シクロアルキル、場合により置換されているC3-C6ヘテロシクロアルキル、C5-C8アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C8ヘテロアリール、CN、COORc、CONRcRd、NRcRd、NS(O)RcRd、S(O)(Rc)NRd、SORc、SO2RcおよびSRcから選択され、ここで、RcおよびRdは独立してH、C1-C6アルキル、C5-C6アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C6ヘテロアリール、CN、COOHまたはCOCH3でありまたはRcおよびRdは一体となってそれらが結合しているヘテロ原子と共に場合により置換されているC3-C7ヘテロ環を形成し;
Mは不在、CHまたはC-CH3、
AはCR9、CHR9、N、NR9、SまたはOであり、
DはCR9、CHR9、NまたはNR9であり、
Gは不在、CR9、CHR9またはNであり、
ここで、R9は独立してH、ハロ、C1-C6アルキル、CF3およびOR*から選択され、ここで、R*は場合により置換されているC1-C6アルキル、場合により置換されているC1-C6シクロアルキルまたは場合により置換されているヘテロシクロアルキルであり、そして
EはCR10、CHR10、N、NR10、SまたはOであり、
ここで、R10はH、ハロ、C1-C6アルキル、C3-C6シクロアルキル、C5-C8アリール、C6-C9アリールアルキル、C4-C8ヘテロアリール、SRx、ORx、NRxRyおよびNS(O)RxRy、S(O)(Rx)NRyから選択され、ここで、RxおよびRyは独立してH、C1-C6アルキル、CF3、C3-C6シクロアルキル、C5-C8アリール、C6-C9アリールアルキル、C4-C8ヘテロアリール、COOH、アミド、シアノ、C2-C6アルケン、C2-C6アルキンから選択されまたはRxおよびRyは一体となってそれらが結合している窒素と共に場合により置換されているC4-C6ヘテロシクロアルキルを形成する。
【0119】
ある好ましいこのような実施態様において、ZはNまたはCR7であり、ここで、R7はH、C1-C6アルキル、CNまたはC(O)NRcRdから選択され、ここで、RcおよびRdは独立してH、メチルであるかまたは一体となって、それらが結合している窒素と共に場合により置換されているピペリジン、ピペラジンまたはモルホリン環を形成する。
【0120】
ある好ましいこのような実施態様において:
EはCR10、CHR10、N、NR10、SまたはOであり、
ここで、R10はH、F、Cl、Br、メチル、エチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、SRx、ORx、NRxRyおよびNS(O)(CH3)2から選択され、ここで、RxおよびRyは独立してH、メチル、エチル、CF3、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、COOH、アミド、シアノから選択されまたはRxおよびRyは、一体となって、それらが結合している窒素とともに、場合によりメチルで置換されているピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンを形成する。
【0121】
ある好ましい実施態様において、
A、M、XおよびYはCであり、EはCR10であり、
DはNであり、
GはCまたはNであり、そして
ZはCまたはNであり、
よって、A、D、E、G、X、Y、ZおよびMを含む環は縮合芳香環系を形成する。
【0122】
ある好ましい実施態様において、
Mは不在であり、
A、XおよびYはCであり、DおよびGはNであり、
EはCR10であり、ZはNR7であり、
そして、A、D、E、G、XおよびYを含む環は、X、YおよびZを含む環に縮合した芳香環を形成し、
ここで、R7はHまたはC1-C6アルキルであり、場合によりR7はメチルである。
【0123】
ある好ましい実施態様において、EはCR10であり、ここで、R10はHまたはSRxであり、ここで、RxはC1-C6アルキルである。好ましくはRxはメチルである。
【0124】
ある好ましい実施態様において、
X、Y、M、AおよびGはCであり、
ZはNであり、DはCR9であり、EはCR10であり、
よって、A、D、E、G、X、Y、ZおよびMを含む環は縮合芳香環系を形成し、ここで、R9はハロ、好ましくはFまたはClであり、R10はHまたはハロ、所望によりFまたはClである。
【0125】
ある好ましい実施態様において、
Gは不在であり、AはCであり、DおよびZはNであり、EはNR10であり、
よって、A、D、E、X、Y、ZおよびMを含む環は縮合芳香環系を形成し、ここで、R10は、H、エチル、フェニルおよびベンジルから選択される。
【0126】
好ましいこのような実施態様において、R2はHではなく、R3はHではない。この実施態様は、他のUSPと比較して、USP19阻害の選択性が改善されるため、特に有利である。ある好ましいこのような実施態様において、R2およびR3は両者ともCH3であるかまたは一体となって、それらが結合している炭素と共にC3-C6シクロアルキルを形成する。ある好ましい実施態様において、R2およびR3は、それらが結合している炭素とも共にシクロペンチルを形成する。
【0127】
式(I)の化合物のある好ましい実施態様において、
XはCR4であり、ここで、R4は独立してH、C1-C6アルキルまたはハロから選択され;
YはCR5であり、ここで、R5ははH、ハロ、C1-C6アルキル、C3-C6シクロアルキル、所望によりハロ置換フェニル、所望によりハロ置換ベンジル、ピリジニル、ピラゾール、イミダゾール、CH2OH、NR’R’、COR’、C(O)OR’、C(O)NR’R”、OR’から選択され、ここで、R’およびR”は独立してC1-C6アルキルおよびフェニル、ベンジル、ピリジニル、ピラゾール、イミダゾールから選択され;
ZはCR7であり、ここで、R7はH、ハロ、C1-C6アルキル、C2-C6アルケン、C2-C6アルキン、C3-C6シクロアルキル、場合により置換されているC3-C6ヘテロシクロアルキル、C5-C8アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C8ヘテロアリール、CN、COORc、CONRcRd、NRcRd、NS(O)RcRd、S(O)(Rc)NRd、SORc、SO2RcおよびSRcから選択され、ここで、RcおよびRdは独立してH、C1-C6アルキル、C5-C6アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C6ヘテロアリール、CN、COOHまたはCOCH3でありまたはRcおよびRdは一体となってそれらが結合しているヘテロ原子と共に場合により置換されているC3-C7ヘテロ環を形成し;
MはCHであり;そしてX、YおよびZを含む環は芳香族であり、A、D、EおよびGは全て不在である。
【0128】
ある好ましい実施態様において、化合物は、式(Ia)
【化10】
〔式中、QXYZMを含む環は脂肪族であり;
ここで、QはCHR
11から選択され、ここでR
11はH、OH、C
1-C
6アルキル、CF
3、C
3-C
6シクロアルキル、C
5-C
8アリールまたはC
4-C
8ヘテロアリールから選択され;
XはCHR
4aであり、ここで、R
4aはH、C
1-C
6アルキルまたはハロから選択され、好ましくはここで、R
4aはメチルであり;
YはCR
5R
6であり、ここでR
5およびR
6は独立してH、ハロ、C
1-C
6アルキル、C
3-C
6シクロアルキル、C
5-C
8アリール、C
3-C
8ヘテロアリール、CH
2OH、NR’R”およびOR’から選択され、ここで、R’およびR”は独立してHおよびC
1-C
6アルキルから選択され;好ましくはYはCH
2であり;
ZはCR
7R
8であり、ここで、R
7およびR
8は独立してH、ハロ、C
1-C
6アルキル、C
2-C
6アルケン、C
2-C
6アルキン、C
3-C
6シクロアルキル、場合により置換されているC
3-C
6ヘテロシクロアルキル、C
5-C
8アリール、C
6-C
9アリールアルキル、C
3-C
8ヘテロアリール、CN、COOR
c、CONR
cR
d、NR
cR
d、NS(O)R
cR
d、S(O)(R
c)NR
d、SOR
c、SO
2R
cおよびSR
cから選択され、ここで、R
cおよびR
dは独立してH、C
1-C
6アルキルであるかまたはR
cおよびR
dは一体となってそれらが結合しているヘテロ原子と共に場合により置換されているC
3-C
7ヘテロ環を形成し、
またはR
7およびR
8は一体となってそれらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルまたはC
3-C
6ヘテロシクロアルキルを形成し;
MはCR
13R
14であり、ここで、R
13およびR
14は独立してHおよびC
1-C
6アルキルから選択されまたはR
13およびR
14は、一体となって、それらが結合している炭素と共にC
3-C
6シクロアルキルを形成し;好ましくはMはCH
2またはCHCH
3であり;そして
ここで、R
1、R
2およびR
3は本明細書の他の箇所に定義するとおりである。〕
の化合物である。
【0129】
ある好ましいこのような実施態様において、QXYZMを含む環は脂肪族であり、QはCH2であり、XはCHCH3であり、YはCH2であり、ZはCHCH3であり、MはCH2である。
【0130】
式(I)または式(Ia)の化合物のある好ましい実施態様において:
ZはCR7またはCHR7であり、R7はNS(O)RcRd、S(O)(Rc)NRd、SO2RcおよびSRcから選択され、ここで、RcはHおよびメチルから選択され、ここでRdはH、C1-C6アルキル、C5-C6アリール、C6-C9アリールアルキル、C3-C6ヘテロアリール、CN、COOHまたはCOCH3である。ある好ましい実施態様において、RdはHまたはメチルである。
【0131】
ある好ましいこのような実施態様において、A、D、EおよびGは不在であり、XはCHおよびYはCR5であり、ここで、R5はフェニルまたはハロ、所望によりClである。
【0132】
ここに提供する化合物のある実施態様において、化合物は、式(I)および(Ia)の4級アルコール位置でキラルである。好ましい実施態様において、化合物は(R)-配置である。別の好ましい実施態様において、化合物は(S)-配置である。
【0133】
ある実施態様において、次のものから選択される化合物またはその立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体もしくは薬学的に許容される塩が提供される:
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-フェニルピラジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロブチル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
5-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
5-ブロモ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
メチル4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボキシレート;
4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボン酸;
4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボキサミド;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(ピペラジン-1-カルボニル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(ピリジン-3-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(2-オキソピロリジン-1-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(ピリジン-4-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(1H-インダゾール-1-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(2H-インダゾール-2-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(1H-ピラゾール-5-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
【0134】
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(1H-ピラゾール-1-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(ピリジン-3-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(ピリジン-4-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-メチルピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-シクロプロピルピラジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(ピリジン-2-イル)ピラジン-2(1H)-オン;
(R)-4-(2-フルオロフェニル)-1-((4-ヒドロキシ-1-(3-フェニルブタノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-2-オン;
1-(((R)-1-((S)-3-シクロヘキシル-2-(ヒドロキシメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニルピペリジン-3-カルボキサミド;
1-(((S)-1-((S)-3-シクロヘキシル-2-(ヒドロキシメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニルピペリジン-3-カルボキサミド;
2-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)イソインドリン-1-オン;
(4S)-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン;
(4R)-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン;
4-ベンジル-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピロリジン-2-オン;
4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン;
4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-プロピル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-2-オン;
4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2H-ピリド[3,2-b][1,4]オキサジン-3(4H)-オン;
【0135】
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)インドリン-2,3-ジオン;
8-アミノ-4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-3(4H)-オン;
tert-ブチル4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン;
(4S)-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン;
4-ベンジル-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピロリジン-2-オン;
2-((1-(3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)イソインドリン-1,3-ジオン;
4-ベンジル-1-((1-(3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル)ピロリジン-2-オン;
4-ベンジル-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-(3-フェニルブタノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピロリジン-2-オン;
4-ベンジル-1-((1-(3-シクロヘキシルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピロリジン-2-オン;
2-((1-(3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-2-アザスピロ[4.5]デカン-3-オン;
ベンジル4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート;
4-アセチル-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(メチルスルホニル)ピペラジン-2-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピペラジン-2-オン;
2-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6,7-ジメトキシキナゾリン-4(3H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3,7-ジヒドロ-4H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-オン;
【0136】
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン;
6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
2-(ジメチルアミノ)-6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メトキシピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-モルホリノピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
2-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(ピペラジン-1-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン;
1-(((R)-1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-(((S)-1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン;
4-クロロ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)ピリジン-2(1H)-オン;
4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)ピリジン-2(1H)-オン;
【0137】
4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-5-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)ピリジン-2(1H)-オン;
4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルホニル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルホニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
N-ベンジル-4-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-N-メチルピペリジン-1-カルボキサミド;
N-(シクロヘキシルメチル)-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
4-ニトロフェニル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート;
イソブチル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート;
N-ベンジル-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N,N-ジメチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
【0138】
1-((10-ヒドロキシ-7-(3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド;
N-シクロヘキシル-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-メチルピラジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-メチルピラジン-2(1H)-オン;
(6R)-4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-メチルモルホリン-3-オン;
6-シクロプロピル-4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン;
4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-オキサ-4-アザスピロ[2.5]オクタン-5-オン;
4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-メチルモルホリン-3-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(メトキシメチル)ピペリジン-2-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4,6-ジメチルアゼパン-2-オン;
4-エチル-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペリジン-2-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルアゼチジン-2-オン;
6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5,6-ジヒドロ-7H-ピロロ[3,4-b]ピリジン-7-オン;
6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[3,4-b]ピリジン-5-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[3,4-b]ピリジン-5-オン;
【0139】
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)イソインドリン-1-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[3,4-c]ピリジン-1-オン;
10-((4-ベンゾイル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-N-ベンジル-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
4-ベンゾイル-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピペラジン-2-オン;
10-((4-アセチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-N-ベンジル-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
4-アセチル-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(ピリジン-2-イル)ピペラジン-2-オン;
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-メチルピペラジン-2-オン;
N-ベンジル-10-((4-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
4-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン;
4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン;
4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン;
7-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7,8-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-6(5H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチルキナゾリン-4(3H)-オン;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-フルオロイソキノリン-1(2H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-メトキシイソキノリン-1(2H)-オン;
【0140】
3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)チエノ[2,3-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
5-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-エチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-8-メチルキナゾリン-4(3H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(トリフルオロメチル)イソキノリン-1(2H)-オン;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-メトキシイソキノリン-1(2H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
7-クロロ-3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-1-オキソ-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-カルボキサミド;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-8-フルオロキナゾリン-4(3H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)チエノ[2,3-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-メトキシキナゾリン-4(3H)-オン;
7-クロロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
7-フルオロ-2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)イソキノリン-1(2H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン;
5-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)フロ[3,2-c]ピリジン-4(5H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-メトキシキナゾリン-4(3H)-オン;
【0141】
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6,7-ジメトキシイソキノリン-1(2H)-オン;
1-エチル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
5-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)チエノ[3,2-c]ピリジン-4(5H)-オン;
6-クロロ-3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-1-オキソ-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-カルボキサミド;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6,7-ジメトキシイソキノリン-1(2H)-オン;
6-クロロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
6-クロロ-7-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[3,4-b]ピラジン-5(6H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6,7-ジフルオロキナゾリン-4(3H)-オン;
5-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-エチル-2,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチルピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フルオロキナゾリン-4(3H)-オン;
6-クロロ-3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-フルオロキナゾリン-4(3H)-オン;
【0142】
7-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-モルホリノピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
6,7-ジフルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン;
1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
6,7-ジフルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン;
【0143】
1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチル-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン;
2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン;
5-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチル-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン;
5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
1-シクロプロピル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
1-シクロプロピル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン;
6-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
6-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルホニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
【0144】
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-8-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-8-ヒドロキシ-5-アザスピロ[2.5]オクタン-5-カルボキサミド;
N-ベンジル-4-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキサミド;
10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(ピリジン-2-イルメチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(ピリジン-3-イルメチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-(ピリジン-3-イル)ピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-(ピリジン-4-イル)ピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-(ピロリジン-1-イル)ピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((4-モルホリノ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
【0145】
3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-イソプロピルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((S)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((S)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((S)-2-フェニルピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(チオフェン-2-イルメチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(4-シアノベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(3-フルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イルメチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-((5-シクロプロピル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(フラン-2-イルメチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
6-クロロ-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(3-(トリフルオロメチル)アゼチジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
6-シクロプロピル-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
【0146】
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(ピロリジン-1-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
6-(ジメチルアミノ)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(3-(シクロプロピルメチル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(3-シクロブチルモルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(3-(メトキシメチル)モルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
N-(フラン-3-イルメチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-メチルピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
N-シクロブチル-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((10-ヒドロキシ-7-(3-(チオフェン-2-イル)モルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(6-オキサ-1-アザスピロ[3.4]オクタン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(3-シクロプロピルピロリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
10-ヒドロキシ-N-(イソチアゾール-5-イルメチル)-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-((3-フルオロシクロブチル)メチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
【0147】
3-((7-(2,2-ジメチルピロリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(4-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
N-(フラン-2-イルメチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((7-(2-オキサ-5-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン-5-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(ピリジン-3-イルメチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(ピリジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(3-(1H-ピロール-1-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
N-(1-シクロプロピルエチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((7-(3-シクロプロピルモルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(ピリジン-4-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(5-アザスピロ[2.5]オクタン-5-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
N-(3-シアノベンジル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((7-(3-シクロプロピルアゼチジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(2,2-ジフルオロモルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
N-(2-フルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-(1-(フラン-3-イル)エチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
【0148】
10-ヒドロキシ-N-((1-メチルシクロプロピル)メチル)-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-(3-シアノベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-(4-(シアノメチル)ベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-((5,6-ジヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
N-((1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-((10-ヒドロキシ-7-(4-オキサ-1-アザスピロ[5.5]ウンデカン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(3-(トリフルオロメチル)モルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(2-シクロプロピルピロリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((S)-2-(イソキサゾール-3-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(2S)-1-(10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-N,N-ジメチルピロリジン-2-カルボキサミド;
3-((10-ヒドロキシ-7-((S)-2-(チオフェン-2-イルメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-((S)-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((S)-2-(5-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-((S)-2-(4-イソプロピルオキサゾール-2-イル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(2-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(3-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
【0149】
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(4-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(ピリジン-3-イル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(2-シクロプロピルピペラジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((7-(2-シクロブチルピペラジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(メトキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-7-((R)-4-アセチル-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-フェニルピリダジン-3(2H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-4-メチル-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
6-クロロ-3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
1-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド;
3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
1-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
1-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
【0150】
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(ピロリジン-1-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリミジン-4(3H)-オン;
6-シクロプロピル-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-7-((R)-3-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-((R)-2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(R)-3-((4-ヒドロキシ-1-(3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(R)-3-((4-ヒドロキシ-1-(2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(2-フェニルピラゾリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-メチルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-N-(2,3-ジフルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(2,6-ジフルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(2,4-ジフルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(3,4-ジフルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
【0151】
3-((9-ヒドロキシ-6-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-6-アザスピロ[3.5]ノナン-9-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((9-ヒドロキシ-6-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-6-アザスピロ[3.5]ノナン-9-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-N-((3,3-ジフルオロシクロブチル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-N-((R)-2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
3-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-N-((1-フルオロシクロプロピル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-((1-フルオロシクロブチル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
(S)-N-(シクロプロピルメチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド;
6-(2-フルオロフェニル)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
6-(3-フルオロフェニル)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
6-(4-フルオロフェニル)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(2-メトキシフェニル)ピリミジン-4(3H)-オン;
6-(ジメチルアミノ)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(メチルアミノ)ピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-7-((R)-2-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
【0152】
3-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニル-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-メトキシピリミジン-4(3H)-オン;
3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
4-クロロ-1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン;
4-シクロプロピル-1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン;
1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2(1H)-オン;
5-フルオロ-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
3-フルオロ-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン;
(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(3-フェニルチオモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(1-イミノ-1-オキシド-3-フェニル-1λ6-チオモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
(S)-3-((7-(1,1-ジオキシド-3-フェニルチオモルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;
3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン;および
3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(1-オキシド-3-フェニルチオモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン。
【0153】
第三の態様において、本発明は、第一または第二の態様の何れかの実施態様による化合物またはその立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体もしくは薬学的に許容される塩および少なくとも1つの薬学的に許容される添加物を含む、医薬組成物を提供する。
【0154】
医薬組成物は、その特定の用途および目的により、例えば、添加物、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、コーティング材、乳化剤、懸濁化剤、溶媒、安定化剤、吸収増加剤および/または軟膏基剤との、混合により、製剤され得る。組成物は、経口、注射、直腸または局所投与に適し得る。
【0155】
適当な薬学的に許容される添加物は、当業者に知られ、例えば:脂肪、水、生理学的食塩水、アルコール(例えばエタノール)、グリセロール、ポリオール、グルコース水溶液、増量剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、湿潤剤、安定化剤、乳化剤、分散剤、防腐剤、甘味剤、着色剤、風味剤または芳香剤、濃化剤、希釈剤、緩衝材、溶媒または可溶化剤、保存効果を達成するための化学物質、浸透圧調製用塩、コーティング剤または抗酸化剤、ラクトースまたはグルコースなどの糖類;トウモロコシ、小麦またはコメのデンプン;ステアリン酸などの脂肪酸;メタケイ酸アルミン酸マグネシウムまたは無水リン酸カルシウムなどの無機塩;ポリビニルピロリドンまたはポリアルキレングリコールなどの合成ポリマー;ステアリルアルコールまたはベンジルアルコールなどのアルコール;メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロースまたはヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの合成セルロース誘導体;およびゼラチン、タルク、植物油およびアラビアゴムなどの一般に使用される他の添加物である。
【0156】
例えば、医薬組成物は、錠剤、コーティング錠剤、硬または軟ゼラチンカプセル、溶液、エマルジョンまたは懸濁液の形などで、経口投与され得る。投与はまた、例えば、坐薬を使用して直腸に、例えば、軟膏、クリーム、ゲルまたは溶液を使用して、局所もしくは経皮にまたは、例えば、注射溶液を使用して、非経腸的にも行い得る。
【0157】
錠剤、コーティング錠剤または硬ゼラチンカプセルの製造のために、本発明の化合物を、薬学的に不活性の、無機または有機添加物と混合し得る。適当な添加物の例は、ラクトース、メイズデンプンまたはその誘導体、タルクまたはステアリン酸またはその塩を含む。軟ゼラチンカプセルで使用するのに適当な添加物は、例えば、植物油、蝋、脂肪および半固体または液体ポリオールを含む。
【0158】
溶液およびシロップの製造のために、添加物は、例えば、水、ポリオール、サッカロース、転化糖およびグルコースを含む。
【0159】
注射用溶液について、添加物は、例えば、水、アルコール、ポリオール、グリセリンおよび植物油を含む。
【0160】
坐薬および局所および経皮適用について、添加物は、例えば、天然または硬化油、蝋、脂肪および半固体または液体ポリオールを含む。
【0161】
医薬組成物はまた防腐剤、可溶化剤、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、甘味剤、着色剤、付香剤、緩衝液、コーティング剤および/または抗酸化剤も含み得る。
【0162】
組み合わせ治療のために、第二薬物は医薬組成物に本発明と共に提供されてよくまた別々に提供されてよい。
【0163】
故に、経口投与用医薬製剤は、例えば、顆粒剤、錠剤、糖コーティング錠剤、カプセル剤、丸剤、懸濁液剤またはエマルジョン剤であり得る。例えば、静脈内、筋肉内または皮下用途の、非経腸注射について、他の物質、例えば、溶液を等張とする塩および/またはグルコースを含み得る、無菌水溶液が提供され得る。抗癌剤は、坐薬またはペッサリーの形態でも投与できまたは局所的にローション剤、液剤、クリーム剤、軟膏剤または粉剤の形でも投与し得る。
【0164】
さらなる態様において、本発明は、治療に使用するための化合物(その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩を含む)を提供する。
【0165】
さらなる態様において、本発明は、治療に使用するための、第三態様の医薬組成物を提供する。
【0166】
さらなる態様において、本発明は、癌の処置および/または予防に使用するための、第一または第二の態様の何れかの実施態様による化合物(その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩を含む)を提供する。
【0167】
さらなる態様において、本発明は、癌の処置および/または予防に使用するための、第三態様の医薬組成物を提供する。
【0168】
さらなる態様において、本発明は、対象に、本発明の第一または第二の態様の何れかの実施態様による化合物(その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩を含む)または本発明の第三態様の何れかの医薬組成物を対象に投与することを含む、癌を処置または予防する方法を提供する。
【0169】
さらなる態様において、本発明は、癌を処置または予防するための医薬の製造における、第一または第二の態様の何れかの実施態様による化合物(その立体異性体、互変異性体、水和物、N-オキシド誘導体または薬学的に許容される塩を含む)の使用を提供する。
【0170】
本発明の化合物または組成物で処置するのに適する癌または新生物状態は、例えば:前立腺癌、結腸癌、乳癌、肺癌、腎臓癌、CNS癌(例えば神経芽腫、神経膠芽腫)、骨肉腫、血液学的悪性腫瘍(例えば白血病、多発性骨髄腫およびマントル細胞リンパ腫)を含む。ある好ましい実施態様において、癌はp53調節不全と関連する。ある好ましい実施態様において、癌は、血液学的悪性腫瘍(例えばマントル細胞リンパ腫、多発性骨髄腫)、前立腺癌、神経芽腫または神経膠芽腫から選択される。ある好ましい実施態様において、癌は神経芽腫または乳癌である。
【0171】
遺伝子ノックアウト試験は、USP19と脂肪蓄積の相関の可能性を記載している(Coyne et al., Diabetologia (2019), 62, 136-146、引用により本明細書に包含させる)。
【0172】
従って、さらなる態様において、肥満の処置方法に使用するための、第一または第二態様の化合物(その薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体を含む)が提供される。
【0173】
さらなる態様において、肥満の処置方法に使用するための、第三態様の医薬組成物が提供される。
【0174】
本発明によりまた提供されるのは、処置を必要とする対象に有効量の第一または第二態様による化合物、薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体または有効量の第三態様の医薬組成物を投与することを含む、肥満を処置する方法である。
【0175】
遺伝子ノックアウト試験が、USP19とインスリン感受性の相関の可能性を記載している(Coyne et al., supra)。Coyne et al. は、USP19ノックアウトマウスにおけるインスリン感受性の改善を記載する。
【0176】
従って、本発明のさらなる態様において、インスリン抵抗性の処置方法に使用するための、本発明の第一または第二態様に関連して定義した化合物(その薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体を含む)が提供される。
【0177】
本発明のさらながる態様において、II型糖尿病の処置方法に使用するための、本発明の第一または第二態様に関連して定義した化合物(その薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体を含む)が提供される。
【0178】
本発明のさらなる態様において、インスリン抵抗性の処置方法に使用するための、第三態様の医薬組成物が提供される。
【0179】
本発明のさらなる態様において、II型糖尿病の処置方法に使用するための、第三態様の医薬組成物が提供される。
【0180】
本発明によりまた提供されるのは、処置を必要とする対象に有効量の本発明の第一または第二態様に関連して定義した化合物、薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体または有効量の本発明の第一または第二態様に関連して定義した化合物、薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体を含む医薬組成物を投与することを含む、インスリン抵抗性を処置する方法である。
【0181】
本発明によりまた提供されるのは、処置を必要とする対象に有効量の本発明の第一または第二態様に関連して定義した化合物、薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体または有効量の本発明の第一または第二態様に関連して定義した化合物、薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体を含む医薬組成物を投与することを含む、II型糖尿病を処置する方法である。
【0182】
さらなる態様において、筋萎縮の処置方法に使用するための、本発明の第一または第二態様に関連して定義した化合物(その薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体を含む)が提供される。
【0183】
さらなる態様において、本発明は、カヘキシーまたはサルコペニアの処置方法に使用するための、第一または第二態様に関連して定義された化合物または薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシドその誘導体を提供する。
【0184】
本発明のさらなる態様において、筋萎縮の処置方法に使用するための、第三態様の医薬組成物が提供される。
【0185】
本発明のさらなる態様において、カヘキシーまたはサルコペニアの処置方法に使用するための、第三態様の医薬組成物が提供される。
【0186】
本発明によりまた提供されるのは、処置を必要とする対象に有効量の本発明の第一または第二態様に関連して定義した化合物、薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体または有効量の本発明の第一または第二態様に関連して定義した化合物、薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体を含む医薬組成物を投与することを含む、筋萎縮を処置する方法である。
【0187】
本発明によりまた提供されるのは、処置を必要とする対象に有効量の本発明の第一または第二態様に関連して定義した化合物、薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体または有効量の本発明の第一または第二態様に関連して定義した化合物、薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体またはN-オキシド誘導体を含む医薬組成物を投与することを含む、カヘキシーまたはサルコペニアを処置する方法である。
【0188】
筋委縮、カヘキシーまたはサルコペニアはHIV感染/AIDS、心不全、関節リウマチ、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、嚢胞性線維症、多発性硬化症、運動神経疾患(MND)、パーキンソン病、認知症または癌に関連するかまたはそれにより誘発され得る。
【0189】
さらなる態様において、本発明は、パーキンソン病の処置および/または予防に使用するための、第一態様または第二態様の何れかの実施態様による化合物または組成物を提供する。さらなる態様において、本発明は、対象に有効量の本発明による化合物または医薬組成物を投与することを含む、パーキンソン病を処置または予防する方法を提供する。さらなる態様において、本発明は、パーキンソン病の処置用医薬の製造における、本発明による化合物の使用を提供する。
【0190】
本発明の化合物または組成物を単剤療法および/または組み合わせモダリティで使用し得る。本発明による化合物または組成物とこのような組み合わせモダリティで使用するのに適当な因子は、抗癌剤、抗炎症剤、免疫調節剤、例えば免疫抑制剤、神経作用剤、抗糖尿病剤、抗ウイルス剤、抗細菌剤および/または放射線治療の1以上を含み得る。
【0191】
本発明の化合物と組み合わせて使用する薬剤は、本発明の化合物が標的とするのと同じまたは類似する生物学的経路を標的としてよく、または異なるまたは無関係の経路に作用し得る。
【0192】
処置する疾患によって、多数の組み合わせパートナーを本発明の化合物と共投与し得る。第二活性成分は、シクロホスファミド、イホスファミド、チオテパ、メルファラン、クロロエチルニトロソ尿素およびベンダムスチンを含むアルキル化剤;シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチンおよびサトラプラチンを含む、白金誘導体;ビンカアルカロイド(ビンクリスチン、ビノレルビンおよびビンブラスチン)、タキサン(パクリタキセル、ドセタキセル)、エポチロンおよびオーロラおよびポロキナーゼを含む有糸分裂キナーゼ阻害剤;アントラサイクリン、エピポドフィロトキシン、カンプトテシンおよびカンプトテシンアナログを含む、トポイソメラーゼ阻害剤;5-フルオロウラシル、カペシタビン、シタラビン、ゲムシタビン、6-メルカプトプリン、6-チオグアニン、フルダラビン、メトトレキサートおよびペメトレキセドを含む、代謝拮抗剤;イマチニブ、ゲフィチニブ、ソラフェニブ、スニチニブ、エルロチニブ、ダサチニブおよびラパチニブを含む、タンパク質キナーゼ阻害剤;ボルテゾミブを含む、プロテオソーム阻害剤;バロプロエートおよびSAHAを含む、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤;ベバシズマブを含む、抗血管新生薬物;トラスツズマブ、リツキシマブ、アレムツズマブ、トシツモマブ、セツキシマブ、パニツムマブを含む、モノクローナル抗体;ゲムツズマブオゾガマイシン、イブリツモマブチウキセタンを含む、モノクローナル抗体のコンジュゲート;抗エストロゲン(タモキシフェン、ラロキシフェン、アナストロゾール(anastrazole)、レトロゾール、エキセメスタン)、抗アンドロゲン(フルタミド、ビクルタミド)および黄体形成ホルモンアナログまたはアンタゴニストを含む療法を含み得るが、これらに限定されない。
【0193】
本発明の化合物の治療使用に関する本発明の態様に関して、化合物は、処置を必要とする対象に、「有効量」で投与され得る。用語「有効量」は、対象への単回または複数の用量の投与により、疾患処置の治療効果を提供する、化合物の量または用量をいう。本発明による化合物の治療有効量は、単一用量あたり約0.1mg/kg~約20mg/kgの範囲の量を含み得る。一般に個々の患者への治療有効量は、当業者に理解される方法により、医療従事者により決定され得る。ある時点で投与される化合物の量は、化合物の最適量が、単独で用いるのであれ、何れかの他の治療剤と組み合わせるのであれ、処置の経過中に投与されるように、変わってよい。本発明の化合物またはこのような化合物を含む医薬組成物を、組み合わせ治療として、何れかの他の癌処置と組み合わせて投与することも考慮される。
【0194】
組み合わせ治療ついて、第二薬物を、本発明と医薬組成物に提供してよくまたは別々に提供してよい
【0195】
本発明の化合物の治療用途に関する本発明の態様において、好ましい実施態様において、処置する対象はヒトである。
【0196】
本開示の要素またはその好ましい実施態様の導入に際し、単数表現は、該要素の1以上があることを意味する。用語「含む」、「包含する」および「有する」は、包括的であることを意図し、列記した要素以外のさらなる要素が存在し得ることを意味する。
【0197】
前期の詳細な記載は例示および説明のために提供し、添付する特許請求の範囲の範囲を制限する意図はない。ここに説明する、現在好ましい実施態様における多くの変更が、当業者により明らかであり、添付する特許請求の範囲の範囲およびその均等物の範囲内のままである。
【実施例】
【0198】
本発明を、次に、いくつかの実施例と関連して記載する。
【0199】
下記実施例化合物は、続いて記載する方法により合成した。IC
50値は下記のとおり決定しており、下表に示す。
【表1-1】
【表1-2】
【表1-3】
†実施例15および16に関して、記載する活性は、製造中に単離した実施例化合物の2:1混合物に相当する。USP19阻害性活性を次のとおり分類した:
【表2】
【0200】
USP19活性を、イソペプチドユビキチン-Lys-TAMRA基質(AUB-101、Almac Sciences Scotland LimitedまたはU-558、Boston Biochemのいずれか、両者とも同じ結果となった)を使用して、蛍光偏光(FP)均一アッセイにおいて決定した。完全長USP19を、Boston Biochem(E-576)から購入した。特に断らない限り、全ての他の試薬をSigmaから購入した。酵素反応を、黒色平底ポリスチレン384ウェルプレート(Nunc)および30μL総体積で実施した。USP19(2.5nM、10μL)を、アッセイ緩衝液(50mM HEPES(pH7.4)、150mM NaCl、5mM DTT、0.05%BSA(w/v)、0.05%CHAPS)中、阻害剤(10μL)存在下または非存在下でインキュベートした。阻害剤を、不活性環境(低湿度、暗所、低酸素、室温)中、10mM DMSO原液として、Storage Pod Systemを使用して保存し、アッセイ直前に緩衝液で連続希釈物を調製した(200μM~2pM、8~18データ点曲線)。rtで30分間インキュベーション後、酵素反応を、Ub基質(500nM、10μL)の分配により開始させた。FPを、530nmの励起で、575nmの平行および垂直光の量を測定する、Synergy 4プレートリーダー(BioTek)を使用して、90分の期間にわたり15分毎に測定した(アッセイの直線範囲内)。続いてFPシグナルを、無化合物対照に対して標準化した。データをプロットおよびフィットし、50%阻害が得られる濃度(IC50)を、GraphPad(Prism)を使用して、非線形回帰曲線フィッティングモデルを使用して計算した。本発明の阻害剤のIC50値を表1に示し、少なくとも2回のデュプリケート実験の平均として表す。
【0201】
実験セクション
略語および頭字語
aq:水性;dba:ジベンジリデンアセトン;Bn:ベンジル;Boc:tert-ブチルオキシカルボニル;br:ブロード;DBU:1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン;CDI:カルボニルジイミダゾール;DCM:ジクロロメタン;d:二重項(スペクトル);DIPEA:ジイソプロピルエチルアミン;DMA:N,N-ジメチルアセトアミド;DMAP:4-ジメチルアミノピリジン;DME:ジメトキシエタン;DMF:N,N-ジメチルホルムアミド;DMSO:ジメチルスルホキシド;dppf:1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン;イートン試薬:五酸化二リン、メタンスルホン酸中7.7wt%;EDC:N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩;equiv.:当量;EtOAc:酢酸エチル;実施例:実施例;PE:石油エーテル40/60;ESI:エレクトロスプレーイオン化;h:時間;HATU:N-[(ジメチルアミノ)-1H-1,2,3-トリアゾロ-[4,5-b]ピリジン-1-イルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェートN-オキシド;hept:七重項(スペクトル);HPLC:高速液体クロマトグラフィー;IPA:2-プロパノール;LC:液体クロマトグラフィー;LCMS:液体クロマトグラフィーマススペクトロメトリー;M:モル濃度;m/z:質量電荷比;mCPBA:3-クロロ過安息香酸;MeCN:アセトニトリル;MeOH:メタノール;min:分;MS:マススペクトロメトリー;m:多重項(スペクトル);NaHMDS:ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド;NMP:N-メチル-2-ピロリドン;NMR:核磁気共鳴;p:5重項(スペクトル);Ph:フェニル;ppm:百万分率;q:四重項(スペクトル);quint:5重項(スペクトル);RBF:丸底フラスコ;RT:保持時間;rt:室温;s:一重項;SM:出発物質;TFA:トリフルオロ酢酸;THF:テトラヒドロフラン;t:三重項;UV:紫外線;v/v:体積/単位体積;wt%:重量パーセント;w/v:重量/単位体積;w/w:重量/単位重量;Xantphos:4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン;XPhos:2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル。
【0202】
一般的実験条件
溶媒および反応材
反応に使用した一般的有機溶媒(例えばTHF、DMF、DCMおよびMeOH)は、Sure/SealTMボトル入りをSigma-Aldrich(登録商標)から無水で購入し、窒素下、適切に取り扱った。水は、Elga PURELAB Option-Qを使用して、脱イオン処理した。全ての使用した他の溶媒(すなわち後処理工程および精製で)は、一般にHPLCグレードであり、種々の商業的供給源から供給されたまま使用した。特に断らない限り、使用した全ての出発物質は商業的供給源から購入し、供給されたまま使用した。
【0203】
マイクロ波合成
マイクロ波実験を、Biotage InitiatorTM Eight装置を使用して実施した。系の再現性は良好であり、温度範囲60~250℃および最大20バールまでの圧力で制御される。
【0204】
フラッシュクロマトグラフィー
フラッシュクロマトグラフィーによる化合物の精製は、Biotage Isolera Four系を使用して達成した。特に断らない限り、Biotage KP-Sil SNAPカートリッジカラム(10~340g)またはGrace GraceResolvカートリッジカラム(4~330g)を、開始溶媒系および、化合物極性によって、適切な溶媒勾配と共に使用した。より極性かつ塩基性化合物の場合、Biotage KP-NH SNAPカートリッジカラム(11g)を使用した。
【0205】
NMRスペクトロスコピー
1H NMRスペクトルを、環境温度でBruker Avance(300 MHz)、Bruker Avance III(400 MHz)またはBruker Ascend(500 MHz)スペクトロメーターを使用して記録した。全ての化学シフト(δ)をppmで示す。残存溶媒シグナルを内部標準として使用し、特徴的溶媒ピークを、J. Org. Chem., 1997, 62, p7512-7515に示された対照データに対して補正した;他の場合、NMR溶媒はテトラメチルシランを含み、これを内部標準として使用した。
【0206】
液体クロマトグラフィーマススペクトロメトリー(LCMS)
保持時間(RT)および関連マスイオンを決定するための液体クロマトグラフィーマススペクトロメトリー(LCMS)実験を、次の方法で実施した。
【0207】
方法A:系は、UVダイオードアレイ検出器およびオートサンプラーと共にAgilent Technologies 1290 Infinity LC系に連結し、Agilent Technologies 6130四重極マススペクトロメーターからなる。スペクトロメーターは、陽および陰イオンモードで働く、エレクトロスプレーイオン化源からなった。LCMS実験は、次の条件を使用して提供された各サンプルで実施した。LCカラム:Agilent Eclipse Plus C18 RRHD、1.8μm、50×2.1mm、40℃に維持。移動相:A)0.1%(v/v)ギ酸水溶液;B)0.1%(v/v)ギ酸のアセトニトリル溶液。
【表3】
【0208】
方法B:系は、UVダイオードアレイ検出器およびオートサンプラーと共にAgilent Technologies 1290 Infinity LC系に連結し、Agilent Technologies 6140単一四重極マススペクトロメーターからなる。スペクトロメーターは、正および陰イオンモードで働く、マルチモードイオン化源(エレクトロスプレーおよび大気圧化学イオン化)からなった。LCMS実験は、次の条件を使用して提供された各サンプルで実施した。LCカラム:Zorbax Eclipse Plus C18 RRHD、1.8μm、50×2.1mm、40℃に維持。移動相:A)0.1%(v/v)ギ酸水溶液;B)0.1%(v/v)ギ酸のアセトニトリル溶液。
【表4】
【0209】
方法C:系は、UVダイオードアレイ検出器および蒸発光散乱検出器(DAD/ELSD)およびAgilent LC/MSD VL(G1956A)、SL(G1956B)マススペクトロメーターを伴うAgilent Technologies 1100 Series LC/MSD系またはDAD/ELSDおよびAgilent LC/MSD SL(G6130A)、SL(G6140A)マススペクトロメーターを伴うAgilent 1200 Series LC/MSD系からなる。全LCMSデータを、m/z80~1000の走査範囲で陽および陰イオンモードスイッチングを伴う大気圧化学イオン化を使用して得た。LCMS実験は、次の条件を使用して提供された各サンプルで実施した。LCカラム:Zorbax SB-C18 RRHD、1.8μm、4.6×15mm。移動相:A)0.1%(v/v)ギ酸水溶液;B)0.1%(v/v)ギ酸のアセトニトリル溶液。
【表5】
【0210】
分取高速液体クロマトグラフィー
系は、複数の波長検出器およびオートサンプラーと共にAgilent Technologies 1200 Preparative LC系に連結し、Agilent Technologies 6120単一四重極マススペクトロメーターからなった。マススペクトロメーターは、陽および陰イオンモードで働く、マルチモードイオン化源(エレクトロスプレーおよび大気圧化学イオン化)を使用した。フラクション採取は、質量駆動であった(マルチモード陽および陰イオン)。精製実験は、特に断らない限り、塩基性条件で、LCMS方法を使用して判明した保持時間により一般に決定した適切な溶媒勾配で実施した。塩基性条件が不成功であるとき、酸性条件を用いた。
【0211】
塩基性条件:LCカラム:Waters XBridge
TM Prep C18 5μm OBD
TM 19×50mmカラムをrtで。移動相:A)0.1%(v/v)水酸化アンモニウム水溶液;B)0.1%(v/v)水酸化アンモニウムの95:5、アセトニトリル/水溶液。総実験時間は約10分であり、一般的方法を示す。
【表6】
【0212】
超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)による立体異性体のキラル分離
立体異性体混合物の分離を、次の一般法を使用して実施した。立体異性体混合物をメタノールに50mg/mLで溶解し、SFCで記載の条件下精製した。各立体異性体の合わせたフラクションを、ロータリーエバポレーターを使用してほぼ乾燥するまで蒸発させ、DCMを使用して最終容器に移し、それを、40℃の圧縮空気下除去し、その後、40℃および5mbarの真空オーブンに、16時間維持した。
【0213】
HPLCによる立体異性体のキラル分離
立体異性体混合物の分離を、次の一般法を使用して実施した。立体異性体混合物をメタノールに66mg/mLで溶解し、HPLCで記載の条件下精製した。各立体異性体の合わせたフラクションを、ロータリーエバポレーターを使用してほぼ乾燥するまで蒸発させ、MeOHを使用して最終容器に移し、をそれ、35℃の圧縮空気下除去し、その後、35℃および5mbarの真空オーブンに、16時間維持した。
【0214】
キラル純度分析
立体異性体混合物のキラル分離後、各立体異性体を、下記条件下、次の分析的SFCまたはHPLC方法を使用して、キラル純度を決定するために分析した。
【0215】
【0216】
【0217】
【0218】
【0219】
【0220】
命名法
特に断らない限り、構造の命名は、ChemDraw Professional 15.1 or 17.1 (CambridgeSoft/PerkinElmer)の‘Convert Structure to Name’機能を使用して決定した。‘実施例25および実施例26’および‘実施例65および実施例66’の場合、三級アルコール基を、X線結晶構造データを得て、Flackパラメータを決定し、これが、このキラル中心の(S)-配置がより活性な立体異性体をもたらすことを示した先の発見に基づき、一過性に割り当てた。スピロシクロペンタン基および4級アルコール位置に単一立体異性体を含む実施例184、185、210~228、278、279、281~294、299~304、307~320、322~324、326~337に関して、また、gem-ジメチルアナログシリーズからの推測により、これら化合物についてキラル中心を(S)-配置として割り当てた。しかしながら、これら実施例の全てについて、X線結晶データの決定の誤りまたは他の化合物から立体化学を推定する操作上の過誤のために、4級アルコール位置で誤った配置を割り当てている可能性があることが注意されるべきである。それ故に、これら化合物が、この位置で(R)-配置を有する可能性もあるが、可能性は低いと考えられる。(R)-および(S)-エナンチオマー両者がここに開示され、最も強力なのが好ましい。実施例320は、フェニルピペラジンに第二のキラル中心を有し、これは、市販エナンチオピュアtert-ブチル(R)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレートから製造した対応する実施例278からの推測により、(R)-配置と割り当てた。この場合、この中心が(S)-配置を有する化合物は、あまり強力ではない。
【0221】
一般法
一般法1:コーリー・チャイコフスキーエポキシド化
窒素下、rtのトリメチルスルホニウムアイオダイド(2.5当量)のDMSO懸濁液に、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、2.5当量)を少しずつ加えた。得られた混合物を2時間撹拌し、その後ケトン(1当量)のDMSO溶液をゆっくり加え、反応混合物を50℃に加熱した。16時間後、反応混合物をrtに冷却し、水を加えて、反応停止させた。得られた混合物をジエチルエーテルを使用して抽出し、有機層を乾燥させ(MgSO4)、減圧下濃縮して、粗製エポキシドを得た。
【0222】
一般法2:求核反応材でのエポキシド開環
適切な求核反応材(1当量)、エポキシド(1~3当量)および塩基(1~5当量)を溶媒に懸濁し、反応混合物を記載条件下で加熱した。反応物をrtに冷却し、飽和NH4Cl(aq)または水を加え、得られた混合物をDCMまたはEtOAc(×3)を使用して抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(相分離器またはMgSO4)、減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、生成物を得た。
【0223】
一般法3:遊離塩基へのBoc脱保護
Boc保護アミン(1当量)をDCMに溶解し、TFAを加えた。反応物をrtで記載する時間撹拌し、その後減圧下濃縮した。残りの残留物をMeOHとDCMの混合物に溶解し、予め平衡化したSCX-2カートリッジに負荷した。カラムをDCM/MeOHの1:1混合物で洗浄し、塩基性化合物をDCM/2M NH3のMeOH溶液の3:2混合物を使用して溶出した。アンモニアのフラクションを濃縮して、所望の生成物を得た。
【0224】
一般法4:HATUカップリング
適切なアミン(1当量)、カルボン酸(1.0~1.5当量)およびHATU(1~1.5当量)をDCMに溶解し、DIPEA(1~4当量)を加えた。反応物を1~24時間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)を加えて反応停止させた。得られた混合物をDCM(×3)を使用して、相分離器を使用して抽出した。合わせた有機抽出物を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、生成物を得た。
【0225】
一般法5:鈴木カップリング
反応バイアルに、適切なハライド(1当量)、有機ホウ素試薬(1~3当量)、Pd触媒(0.05~0.1当量)および無機塩基(2~5当量)の、水および1,4-ジオキサンまたはトルエン中の混合物を、記載のとおり仕込んだ。混合物を排気により脱気し、N2を3回再充填するかまたは5~15分間N2をとおしてバブリングし、次いで反応チューブを密閉した。反応物を、記載する条件下、記載する時間加熱し、rtに冷却した。水または飽和NH4Cl(aq)を加え、得られた混合物をDCM(×3)を使用して抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(相分離器)、減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、生成物を得た。
【0226】
一般法6:BioShakeエポキシド開環ライブラリー
適切なアミド(93.9μmol、1当量)およびカリウムtert-ブトキシド(141μmol、1.5当量)のDMF(0.4mL)溶液に、エポキシド4(93.9μmol、1.0当量)のDMF(0.4mL)溶液を加えた。反応混合物を80℃に加熱し、16時間、BioShake IQヒーター-シェーカーで撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し(Genevac EZ-2)、残留物をDCM(0.7mL)に溶解し、水(0.7mL)で洗浄し、平行相分離器を通した。層分離がないかまたはフリットを通らない場合、溶液を減圧下濃縮し(Genevac EZ-2)、DMSO(0.5~1.0mL)に溶解し、シリンジフィルターを通して、その後分取HPLCを使用して精製した。
【0227】
一般法7:エポキシド開環、N-Boc脱保護およびアミドカップリングライブラリー
適切なアミドまたはヘテロ環(3mmol)をDMSO(5mL)に溶解し、炭酸セシウム(3.3mmol)を加えた。混合物をrtで30分間撹拌し、次いで適切なエポキシド(3mmol)を加えた。得られた混合物を70℃で16時間撹拌し、次いで冷却し、水に注加した。混合物を抽出し(EtOAc×2)、有機抽出物を水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧下濃縮した。残留物を10%TFAのDCM(20mL)溶液に溶解した。溶液を16時間撹拌し、次いで減圧下濃縮した。残留物をベンゾトリアゾールN-オキシド(10%w/v)のDMF(8mL)溶液に溶解した。得られた溶液を1mLずつに分けた。適切なカルボン酸(0.45mmol)、続いてトリメチルアミン(114mg、1.125mmol)およびEDC(144mg、0.75mmol)をそれぞれに加えた。混合物を16時間撹拌し、次いで水で希釈し、DCMを使用して抽出した。有機抽出物を水(×3)を使用して洗浄し、減圧下濃縮した。残留物を分取HPLCで精製し、適切なフラクションを、窒素気流下70℃で濃縮して、生成物を得た。
【0228】
一般法8:カルバモイルクロライド形成
適切なアミン(1当量)およびピリジンまたはDIPEA(2~5当量)のDCMまたはTHF溶液に、0℃でトリホスゲン(0.3~0.6当量)のDCMまたはTHF溶液をそれぞれ0℃で加えた。反応物をrtに温め、1~24時間撹拌し、その後0.5~1M HClで反応停止させ、相分離器を使用してDCM(×3)で抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮して生成物を得て、それをさらに精製することなく次工程で使用した。
【0229】
一般法9:カルバモイルクロライド中間体を使用する尿素形成
適切なカルバモイルクロライド(1~2.0当量)、アミンまたはアミン.HCl塩(1~3当量)およびDIPEA(2~6当量)を、記載する溶媒中、rtで記載する時間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)を加えた。得られた混合物を相分離器を使用してDCM(×3)で抽出し、合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、生成物を得た。
【0230】
一般法10:4-ニトロフェニルカルバメート中間体を使用する尿素形成
適切な4-ニトロフェニルカルバメート(1当量)およびアミン(5当量)のDMA溶液を、80℃で記載する時間加熱し、その後反応混合物をGenevac EZ-2エバポレーター(low+high BP、70℃)で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、生成物を得た。
【0231】
一般法11:エポキシド開環、N-Boc脱保護およびアミドカップリングライブラリー2
種々の求核反応材(3mmol)をDMSO(5mL)に溶解し、続いてカリウムtert-ブトキシド(370mg、3.3mmol)を加えた。得られた混合物をrtに30分間静置し、その後エポキシド2(640mg、3mmol)を加えた。反応混合物を70℃で16時間撹拌し、rtに冷却し、水(30mL)に注加した。混合物をEtOAc(2×20mL)を使用して抽出し、有機相を水(2×20mL)を使用して洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、減圧下濃縮乾固した。残留物を1:9 TFA/DCM(20mL)に溶解した。溶液を一夜(16~18時間)、rtで撹拌した。揮発物を減圧下除去し、残留物を8mLのベンゾトリアゾールN-オキシド(100g)のDMF(1L)溶液に溶解した。1mL分とり、別の反応バイアルに入れた。酸1または酸3(0.45mmol)、トリエチルアミン(114mg、1.13mmol)およびEDC(144mg、0.75mmol)を加えた。反応混合物を一夜(16~18時間)、rtで撹拌し、その後水(3mL)で希釈し、生成物をDCM(4mL)を使用して抽出した。有機層を水(3×3mL)を使用して洗浄し、合わせた有機相を蒸発乾固した。粗製残留物を分取HPLCで精製して、表題化合物を得た。
【0232】
一般法12:エポキシド5を使用するエポキシド開環ライブラリー
撹拌中の種々の求核反応材(0.2~0.3mmol、1.2当量)および炭酸セシウム(60~100mg、1.0当量)を含むDMSO(0.7mL)溶液に、エポキシド5(50~90mg、1.0当量)を加えた。反応混合物を115℃のオーブン中で撹拌した。16時間後、反応混合物をrtに冷却し、濾過し、濾液を直接分取HPLCで精製して、表題化合物を得た。
【0233】
一般法13:トリホスゲンを使用する尿素ライブラリー合成
クロロホルム(1.2mL)中のトリホスゲン(59.4mg、200μmol)の5%w/v溶液を調製し、5℃に冷却した。30分後、種々のアミン(147μmol、1当量)のDMF(0.2~1.5M原液)を加え、反応混合物を5℃で撹拌した。さらに30分後、トリエチルアミン(1.5当量)を滴下し、得られた溶液をrtで1時間撹拌した。5℃に冷却後、3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(50mg、147μmol)およびさらにトリエチルアミン(1当量)を加え、温度をrtまで上げた。12時間後、揮発物を蒸発させ、残留物を分取HPLCで精製した。
【0234】
一般法14:ビス(2,2,2-トリフルオロエチル)カーボネートを使用する尿素ライブラリー合成
ガラスバイアル中、種々のアミン(52.4μmol、1当量)のDMF(8mL)溶液に、ビス(2,2,2-トリフルオロエチル)カーボネート(26.0mg、115μmol)を加えた。反応混合物を90℃のオーブンで4時間加熱した。揮発物を蒸発させ、残留物をDMF(1mL)に溶解した。3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(19.6mg、57.6μmol)およびDBU(2.39mg、15.7μmol)を加え、反応混合物を90℃のオーブンで12時間加熱した。揮発物を蒸発させ、残留物を分取HPLCで精製した。
【0235】
一般法15:カルバモイルクロライドを使用する尿素ライブラリー合成
96ウェルマイクロタイタープレートの各ウェルに、10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(77~100mg、0.249mmol、1当量)および種々のアミン(0.230~0.300mmol、1.2当量)のDMF原液を加えた。DIPEA(2.0当量)を加え、反応混合物をrtで撹拌した。16時間後、温度を2.5時間かけて80℃に上げた。揮発物を蒸発乾固し、残留物を分取HPLCで精製した。
【0236】
一般法16:カルバモイルクロライド、N-Boc脱保護を使用する尿素ライブラリー合成
96ウェルマイクロタイタープレートの各ウェルに、10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(77~100mg、0.249mmol、1当量)およびthe種々のアミン(0.230~0.300mmol、1.2当量)のDMF原液を加えた。DIPEA(2.0当量)を加え、反応混合物をrtで撹拌した。16時間後、温度を2.5時間かけて80℃に上げた。揮発物を蒸発乾固し、1:4 TFA/DCM(1mL)を加えた。4時間後、揮発物を蒸発乾固し、残留物を分取HPLCで精製した。
【0237】
酸1:(R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパン酸
【化11】
工程1:3-シクロヘキシルプロパノイルクロライド:3-シクロヘキシルプロパン酸(2.19mL、12.8mmol)を無水DCM(40mL)に溶解し、混合物を0℃に冷却した。塩化チオニル(1.88mL、25.6mmol)を加えた。無色溶液を1.75時間加熱還流し、その後反応物をrtに冷却し、さらに67.5時間撹拌した。混合物を濃縮し、黄色油状物をトルエン(2×10mL)との共沸蒸留により乾燥させ、粗製表題化合物(2.3g、定量的)を得て、これをさらに精製することなく使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 2.90 (t, 2H), 1.76-1.47 (m, 7H), 1.33-1.07 (m, 4H), 0.96-0.84 (m, 2H)
【0238】
工程2:(R)-4-ベンジル-3-(3-シクロヘキシルプロパノイル)オキサゾリジン-2-オン:(R)-4-ベンジルオキサゾリジン-2-オン(2.33g、13.2mmol)を無水THF(40mL)に溶解し、混合物を-78℃に冷却した。n-ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、5.27mL、13.2mmol)を滴下して無色溶液を形成し、これを-78℃で1.5時間撹拌した。3-シクロヘキシルプロパノイルクロライド(2.3g、13.2mmol)のTHF(20mL)溶液を滴下した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いでrtに温め、さらに18時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム(aq)溶液(14mL)を加え、混合物を濃縮した。残留物をEtOAc(20mL)および水(20mL)に分配した。水層をEtOAc(3×20mL)で抽出し、合わせた有機抽出物を塩水(1×20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。粗製生成物を氷冷シクロヘキサンで洗浄して、表題化合物(3.84g、93%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.38-7.18 (m, 5H), 4.72-4.63 (m, 1H), 4.24-4.13 (m, 2H), 3.30 (dd, 1H), 3.04-2.87 (m, 2H), 2.77 (dd, 1H), 1.80-1.52 (m, 7H), 1.37-1.08 (m, 4H), 1.00-0.87 (m, 2H)
【0239】
工程3:(R)-4-ベンジル-3-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)オキサゾリジン-2-オン:(R)-4-ベンジル-3-(3-シクロヘキシルプロパノイル)オキサゾリジン-2-オン(2.50g、7.93mmol)を無水THF(40mL)に溶解し、-78℃に冷却した。NaHMDS(THF中1M、8.72mL、8.72mmol)を滴下し、黄色溶液を-78℃で40分間撹拌した。ヨードメタン(2.48mL、39.6mmol)を滴下し、反応混合物を21時間撹拌し続けた。塩水(10mL)を滴下し、温度をrtまで上げた。揮発物を減圧下除去し、残留物をDCMおよび水に分配した。二相混合物を分離し、水層をDCM(×3)を使用して抽出した。合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、濾過し(相分離器)、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~10%EtOAcのPE溶液)で精製して、表題化合物(1.66g、64%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.39-7.17 (m, 5H), 4.71-4.64 (m, 1H), 4.24-4.14 (m, 2H), 3.84 (m, 1H), 3.27 (dd, 1H), 2.76 (dd, 1H), 1.78-1.58 (br m, 6H), 1.32-1.08 (br m, 8H), 0.96-0.82 (br m, 2H)
【0240】
工程4:(R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパン酸:水酸化リチウム(143mg、5.99mmol)の水(3mL)溶液を、過酸化水素30%w/w(3.06mL、29.9mmol)に0℃で加え、溶液を撹拌した。10分後、得られた混合物を、(R)-4-ベンジル-3-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)オキサゾリジン-2-オン(990mg、2.99mmol)の水(10mL)およびTHF(40mL)の混合物中の溶液に0℃で滴下し、溶液を2時間にわたりrtに温め、その後rtで14時間撹拌した。飽和ナトリウムチオ硫酸塩(aq)溶液(35mL)を0℃で滴下し、反応混合物を30分間撹拌した。溶液をDCM(50mL)および水(50mL)に分配し、層を分離した。水層をDCM(3×20mL)で抽出し、有機層を廃棄した。水層を約pH2に2M HCl(aq)で酸性化した。得られた溶液をEtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(3×20mL)および塩水(2×20mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮して表題化合物(510mg、95%)を得て、これをさらに精製することなく使用した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 11.99 (s, 1H), 2.44-2.35 (m, 1H), 1.75-1.55 (br m, 5H), 1.53-1.43 (m, 1H), 1.30-1.07 (m, 5H), 1.04 (d, 3H), 0.91-0.77 (m, 2H)
【0241】
酸2:(R)-3-シクロブチル-2-メチルプロパン酸
【化12】
工程1:(R)-4-ベンジル-3-(3-シクロブチルプロパノイル)オキサゾリジン-2-オン:ピバロイルクロライド(1.2mL、9.75mmol)および次いでトリエチルアミン(1.41mL、10.1mmol)を、3-シクロブチルプロパン酸(500mg、3.90mmol)、(R)-4-ベンジルオキサゾリジン-2-オン(760mg、4.29mmol)およびリチウムクロライド(331mg、7.80mmol)のTHF(10mL)懸濁液に-20℃で加えた。30分後、反応物をゆっくりrtに温め、その後飽和NaHCO
3(aq)(60mL)を加えて、反応停止させた。得られた混合物をDCM(3×30mL)で相分離器を使用して抽出し、合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~30%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(966mg、86%)を無色粘性油状物として得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ 7.37 - 7.31 (m, 2H), 7.30 - 7.27 (m, 1H), 7.24 - 7.16 (m, 2H), 4.67 (ddt, J = 10.5, 6.9, 3.2 Hz, 1H), 4.22 - 4.14 (m, 2H), 3.30 (dd, J = 13.4, 3.4 Hz, 1H), 2.91 - 2.73 (m, 3H), 2.34 (hept, J = 7.8 Hz, 1H), 2.12 - 2.03 (m, 2H), 1.92 - 1.72 (m, 4H), 1.69 - 1.60 (m, 2H)
【0242】
工程2:(R)-4-ベンジル-3-((R)-3-シクロブチル-2-メチルプロパノイル)オキサゾリジン-2-オン:NaHMDS(THF中1M、1.91mL、1.91mmol)を(R)-4-ベンジル-3-(3-シクロブチルプロパノイル)オキサゾリジン-2-オン(500mg、1.74mmol)のTHF(8.7mL)溶液に-78℃で滴下し、90分後、ヨードメタン(0.542mL、8.70mmol)を滴下した。反応物を-78℃で一夜撹拌し、その後rtにゆっくり温めた。飽和NH4Cl(aq)(60mL)を加えて反応停止させ、得られた混合物をDCM(3×30mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~30%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(360mg、68%)を粘性無色油状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.91分, m/z = 302 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 7.36 - 7.24 (m, 3H), 7.23 - 7.17 (m, 2H), 4.65 (ddt, J = 10.3, 7.0, 3.1 Hz, 1H), 4.23 - 4.13 (m, 2H), 3.69 (h, J = 6.9 Hz, 1H), 3.27 (dd, J = 13.4, 3.3 Hz, 1H), 2.76 (dd, J = 13.4, 9.6 Hz, 1H), 2.33 (hept, J = 7.9 Hz, 1H), 2.01 (dddt, J = 19.0, 11.7, 7.7, 3.9 Hz, 2H), 1.89 - 1.73 (m, 3H), 1.63 (tt, J = 18.3, 9.0 Hz, 2H), 1.56 - 1.49 (m, 1H), 1.19 (d, J = 6.8 Hz, 3H)
【0243】
工程3:(R)-3-シクロブチル-2-メチルプロパン酸:30%過酸化水素水溶液(0.453mL、4.43mmol)を、(R)-4-ベンジル-3-((R)-3-シクロブチル-2-メチルプロパノイル)オキサゾリジン-2-オン(334mg、1.11mmol)のTHF(5.5mL)および水(5.5mL)溶液に0℃で加えた。5分後、水酸化リチウム(53mg、2.22mmol)を加え、混合物を2時間撹拌し、その後飽和ナトリウムチオ硫酸塩(aq)(2mL)を加えて、反応停止させた。反応混合物をrtに温め、減圧下濃縮してTHFを除去し、得られた二相混合物をDCM(3×10mL)を使用して抽出した。2M HCl(aq)を加えて水相のpHをpH2に調節し、混合物をジエチルエーテル(3×10mL)で抽出した。合わせたエーテル抽出物を相分離器を通し、45℃(減圧無)で注意深く濃縮し、残留物を300mbar(加熱無)で5分間濃縮して、表題化合物(172mg、92%)を15%w/w ジエチルエーテルを含む極めて薄い黄色油状物として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 2.45 - 2.30 (m, 2H), 2.05 (dtt, J = 19.1, 7.9, 3.9 Hz, 2H), 1.91 - 1.74 (m, 3H), 1.67 - 1.48 (m, 3H), 1.18 - 1.10 (m, 3H)
【0244】
酸3:(R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタン酸
【化13】
工程1:(R)-4-ベンジル-3-(4,4,4-トリフルオロブタノイル)オキサゾリジン-2-オン:ピバロイルクロライド(6.50mL、52.8mmol)および次いでトリエチルアミン(7.65mL、54.9mmol)を、4,4,4-トリフルオロブタン酸(3.00g、21.1mmol)、(R)-4-ベンジルオキサゾリジン-2-オン(3.74g、21.1mmol)およびリチウムクロライド(1.79g、42.2mmol)のTHF(50mL)懸濁液に-20℃で加えた。30分後、反応物をゆっくりrtに温め、その後飽和NaHCO
3(aq)(60mL)を加えて、反応停止させた。得られた混合物をDCM(3×30mL)で相分離器を使用して抽出し、合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をDCM(75mL)に溶解し、約15%NH
3(aq)で洗浄した。有機相を相分離器を通し、減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~15%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(2.04g、32%)を淡黄色粘性油状物として得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ 7.37 - 7.32 (m, 2H), 7.32 - 7.27 (m, 1H), 7.23 - 7.18 (m, 2H), 4.69 (ddt, J = 9.5, 7.3, 3.2 Hz, 1H), 4.28 - 4.18 (m, 2H), 3.34 - 3.15 (m, 3H), 2.78 (dd, J = 13.4, 9.6 Hz, 1H), 2.64 - 2.47 (m, 2H)
【0245】
工程2:(R)-4-ベンジル-3-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)オキサゾリジン-2-オン:NaHMDS(THF中1M、3.07mL、3.07mmol)を(R)-4-ベンジル-3-(4,4,4-トリフルオロブタノイル)オキサゾリジン-2-オン(740mg、2.46mmol)のTHF(12mL)溶液に-78℃で滴下し、90分後、ヨードメタン(0.765mL、12.3mmol)を滴下した。反応物を-20℃にゆっくり温め、飽和NH4Cl(aq)(50mL)および水(50mL)を加えて、-20℃で反応を停止させた。rtに温めた後、混合物をDCM(3×50mL)で抽出し、合わせた有機相を相分離器を通し、減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~20%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(473mg、61%)を淡黄色粘性油状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.59分, m/z = 316 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 7.38 - 7.31 (m, 2H), 7.31 - 7.26 (m, 1H), 7.23 - 7.18 (m, 2H), 4.73 - 4.67 (m, 1H), 4.28 - 4.18 (m, 2H), 4.16 - 4.07 (m, 1H), 3.25 (dd, J = 13.4, 3.4 Hz, 1H), 2.89 - 2.76 (m, 2H), 2.19 (dqd, J = 15.5, 10.8, 4.8 Hz, 1H), 1.34 (d, J = 7.0 Hz, 3H). 13C NMR (126 MHz, CDCl3): δ 174.82, 152.97, 135.08, 129.57, 129.13, 127.62, 126.45 (q, J = 276.9 Hz), 66.47, 55.44, 37.99, 36.62 (q, J = 28.7 Hz), 32.52 (q, J = 2.6 Hz), 18.56
【0246】
工程3:(R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタン酸:30%過酸化水素水溶液(0.613mL、6.00mmol)を、(R)-4-ベンジル-3-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)オキサゾリジン-2-オン(473mg、1.50mmol)のTHF(4mL)および水(4mL)溶液に0℃で加えた。5分後、水酸化リチウム(72mg、3.00mmol)を加え、混合物を70分間撹拌し、その後飽和ナトリウムチオ硫酸塩(aq)(2mL)を加えて、反応停止させた。反応混合物をrtに温め、減圧下濃縮してTHFを除去し、得られた二相混合物をDCM(3×10mL)で抽出した。2M HCl(aq)を加えて水相のpHをpH2に調節し、混合物をDCM(3×10mL)で抽出した。合わせた酸性DCM抽出物を相分離器を通し、注意深く50℃(減圧無)で濃縮し、残渣を50mbar(加熱無)で5分間乾燥させて、8%w/w DCMを含む表題化合物(250mg、定量的)を極めて薄い黄色油状物として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 10.96 (s, 1H), 2.84 (h, J = 7.0 Hz, 1H), 2.69 (dqd, J = 15.1, 10.9, 7.0 Hz, 1H), 2.18 (dqd, J = 15.1, 10.6, 6.3 Hz, 1H), 1.35 (d, J = 7.2 Hz, 3H)
【0247】
酸4:(S)-3-(ベンジルオキシ)-2-(シクロヘキシルメチル)プロパン酸
【化14】
工程1:(R)-4-ベンジル-3-((S)-3-(ベンジルオキシ)-2-(シクロヘキシルメチル)プロパノイル)オキサゾリジン-2-オン:N
2下、氷冷した(R)-4-ベンジル-3-(3-シクロヘキシルプロパノイル)オキサゾリジン-2-オン(酸1、工程2)(200mg、0.634mmol)のDCM(4mL)溶液に、四塩化チタン(76μL、0.698mmol)を加えた。混合物を0℃で10分間撹拌し、その後トリエチルアミン(97μL、0.698mmol)を加えた。反応物を0℃で45分間撹拌し、その後ベンジルクロロメチルエーテル(0.106mL、0.761mmol)を加えた。反応混合物を0℃で2.5時間撹拌し、その後飽和NH
4Cl
(aq)(50mL)で反応停止させた。混合物をDCM(3×50mL)で抽出し、合わせた有機相を飽和NH
4Cl
(aq)(50mL)で洗浄した。有機相を塩水(50mL)で洗浄し、相分離器を通し、減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~50%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(223mg、80%)を極めて薄い黄色油状物を得た。LCMS(方法A): R
T = 2.21分, m/z = 436 [M+H]
+
【0248】
工程2:(S)-3-(ベンジルオキシ)-2-(シクロヘキシルメチル)プロパン酸:30%過酸化水素水溶液(0.209mL、2.05mmol)を(R)-4-ベンジル-3-((S)-3-(ベンジルオキシ)-2-(シクロヘキシルメチル)プロパノイル)オキサゾリジン-2-オン(223mg、0.512mmol)のTHF(2.5mL)および水(2.5mL)溶液に0℃で加え、5分後、水酸化リチウム(24.5mg、1.02mmol)を加えた。2時間後、反応物をrtに温め、さらに16時間撹拌し、その後飽和ナトリウムチオ硫酸塩(aq)(2mL)を加えて、反応停止させた。反応混合物を加熱せずに減圧下濃縮して、THFを除去した。得られた二相混合物を水(2mL)で希釈し、DCM(3×5mL)で抽出した。水相を2M HCl(aq)の添加により約pH2にまで酸性化し、DCM(3×5mL)で相分離器を使用して抽出した。塩基性および酸性両条件下のDCM抽出物を合わせ、減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~60%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(73mg、51%)を淡黄色ガム状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.71分, m/z = 275 [M-H]-. 1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 7.46 - 7.07 (m, 5H), 4.55 (s, 1H), 3.63 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 3.56 (dd, J = 9.3, 4.9 Hz, 1H), 2.83 (tt, J = 8.7, 5.3 Hz, 1H), 1.77 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 1.73 - 1.50 (m, 5H), 1.39 - 1.03 (m, 6H), 0.97 - 0.78 (m, 2H)
【0249】
エポキシド1:tert-ブチル4,4-ジメチル-1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-カルボキシレート
【化15】
一般法1に従い、トリメチルスルホニウムアイオダイド(561mg、2.75mmol)、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、110mg、2.75mmol)およびtert-ブチル3,3-ジメチル-4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(250mg、1.10mmol)のDMSO(2.6mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(290mg、>100%)を得て、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(方法B): R
T = 1.47分, m/z = 142 [M-Boc+H]
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 3.84-3.74 (m, 1H), 3.41-3.33 (m, 2H), 3.13 (d, 1H), 2.84 (d, 1H), 2.47 (d, 1H), 1.98-1.87 (m, 1H), 1.47 (s, 9H), 1.38 (d, 1H), 0.97 (s, 3H), 0.83 (s, 3H)
【0250】
エポキシド2:tert-ブチル1-オキサ-10-アザジスピロ[2.0.4
4
.4
3
]ドデカン-10-カルボキシレート
【化16】
工程1:tert-ブチル10-オキソ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:カリウムtert-ブトキシド(24.8g、221mmol)を、N
2下、rtで還流凝縮器を備えた3首1L RBF中、tert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(20g、100mmol)のトルエン(200mL)溶液に滴加した。1時間後、1,4-ジブロモブタン(12.0mL、100mmol)を15分間かけて滴下し、反応物を2時間加熱還流した。反応物をrtに冷却し、1:1 飽和NH
4Cl
(aq)/水(200mL)で希釈し、EtOAc(3×75mL)で抽出した。合わせた有機相を塩水(100mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、減圧下濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(0~15%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(8.26g、32%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.52分, m/z = 198 [M-ブテン+H]
+.
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ 3.70 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.45 (s, 2H), 2.48 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 1.97 - 1.88 (m, 2H), 1.72 - 1.62 (m, 4H), 1.52 - 1.43 (m, 2H), 1.49 (s, 9H)
【0251】
工程2:tert-ブチル1-オキサ-10-アザジスピロ[2.0.44.43]ドデカン-10-カルボキシレート:トリメチルスルホニウムアイオダイド(18.8g、92.1mmol)のDMF(200mL)懸濁液に、0℃でN2下、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、3.68g、92.1mmol)を15分間かけて少しずつ加えた。30分間撹拌後、混合物をrtに温め、さらに1時間撹拌し、その後tert-ブチル10-オキソ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(15.6g、61.4mmol)のDMF(100mL)溶液を、均圧型滴下漏斗を使用して、30分間かけて滴下した。反応混合物をrtで2日間撹拌し、ゆっくり水(20mL)を加えて、反応停止させた。得られた混合物を減圧下濃縮し、水(600mL)を加え、混合物EtOAc(3×200mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、減圧下濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(0~20%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(14.0g、85%)を無色液体として得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 3.57 (s, 2H), 3.35 - 3.16 (m, 2H), 2.75 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 2.53 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 1.47 (s, 9H), 1.78 - 1.21 (m, 10H (HDOとシグナル重複))
【0252】
エポキシド3:(R)-3-フェニル-1-(1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-イル)ブタン-1-オン
【化17】
工程1:(R)-1-(3-フェニルブタノイル)ピペリジン-4-オン:ピペリジン-4-オン塩酸塩(1.70g、12.6mmol)をDCM(15mL)に懸濁した。EDC(2.89g、15.1mmol)およびDMAP(153mg、1.26mmol)、続いてDIPEA(11mL、62.7mmol)を撹拌している懸濁液に加えた。10分後、(R)-3-フェニルブタン酸(2.47g、15.1mmol)のDCM(10mL)溶液を加えた。20時間後、さらにEDC(2.89g、15.1mmol)を加えた。反応物をさらに4時間撹拌し、次いで飽和重炭酸アンモニウム(150mL)を加えて、反応停止させた。混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(50mL)および塩水(50mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~60%EtOAcのPE溶液)で精製して、表題化合物(2.93g、95%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.07分, m/z = 246 [M+H]
+.
1H NMR (300 MHz, CDCl
3): δ 7.44-7.13 (m, 5H), 4.30-4.03 (m, 1H), 3.77-3.58 (m, 1H), 3.46 (tdd, 2H), 3.11-2.93 (m, 2H), 2.82-2.61 (m, 4H), 1.86 (m, 1H), 1.77-1.62 (m, 1H), 1.54-1.33 (m, 2H)
【0253】
工程2:(R)-3-フェニル-1-(1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-イル)ブタン-1-オン:一般法1に従い、トリメチルスルホニウムアイオダイド(6.09g、29.9mmol)、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、1.19g、29.9mmol)および(R)-1-(3-フェニルブタノイル)ピペリジン-4-オン(2.93g、11.9mmol)のDMSO(15mL)を使用して製造して、表題化合物(2.68g、87%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.02分, m/z = 260 [M+H]+. 1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.43-7.14 (m, 5H), 4.30-3.95 (m, 1H), 3.69-3.18 (m, 4H), 2.84-2.47 (m, 4H), 1.87-1.66 (m, 2H), 1.51-1.31 (m, 2H), 1.37 (d, 3H)
【0254】
エポキシド4:(2R)-3-シクロヘキシル-1-(1-オキサ-10-アザジスピロ[2.0.4
4
.4
3
]ドデカン-10-イル)-2-メチルプロパン-1-オン
【化18】
工程1:7-アザスピロ[4.5]デカン-10-オン:撹拌中のtert-ブチル10-オキソ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(3.68g、14.5mmol)のDCM(30mL)溶液に、TFA(11.1mL、145mmol)をrtで加えた。2時間後、溶媒を減圧下除去し、残留物を3×10gの予め平衡化したSCX-2カートリッジ(20%MeOH/DCM溶液を使用して洗浄し、溶液20%7M NH
3 MeOH/DCMで溶出)を使用して精製した。塩基性フラクションを減圧下濃縮して、表題化合物(2.14g、96%)を黄色油状物として得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ 3.28 (s, 1H), 3.13 (t, 2H), 2.84 (s, 2H), 2.44 (t, 2H), 2.07 - 1.99 (m, 2H), 1.66 - 1.58 (m, 4H), 1.49 - 1.42 (m, 2H)
【0255】
工程2:(R)-7-(3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-オン:撹拌中の酸1(2.8g、16.4mmol)およびDIPEA(9.54mL、54.8mmol)のDCM(50mL)溶液に、HATU(7.81g、20.6mmol)をrtで加えた。15分後、7-アザスピロ[4.5]デカン-10-オン(2.1g、13.7mmol)を加えた。2.5時間後、飽和NaHCO3(aq)溶液およびさらにDCMを加え、得られた二相溶液を分離し、DCM(×3)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(相分離器)、減圧下濃縮し、残りの残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~40%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(3.15g、75%)を黄色油状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.87分, m/z = 306 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 3.97 -3.42 (m, 4H), 2.96 - 2.84 (m, 1H), 2.57 - 2.46 (m, 2H), 2.04 - 1.84 (br m, 2H), 1.78 - 1.59 (br m, 10H), 1.52 - 1.44 (m, 2H), 1.34 - 1.07 (m, 8H), 0.96 - 0.81 (br m, 2H)
【0256】
工程3:(2R)-3-シクロヘキシル-1-(1-オキサ-10-アザジスピロ[2.0.44.43]ドデカン-10-イル)-2-メチルプロパン-1-オン:撹拌中のトリメチルスルホニウムアイオダイド(2.42g、11.9mmol)のDMF(20mL)溶液に、0℃で水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、474mg、11.9mmol)を少しずつ加えた。混合物を50分間撹拌し、その後(R)-7-(3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-オン(2.41g、7.91mmol)のDMF(10mL)溶液を滴下して、黄色溶液を得た。16時間後、反応混合物を水で反応停止させ、EtOAc(×2)で抽出した。合わせた有機相を水(×3)、飽和NaHCO3(aq)および塩水を使用して洗浄し、乾燥させた(相分離器)。溶媒を減圧下除去して、表題化合物(2.18g、86%)を得た。LCMS(方法A): RT = 2.00分, m/z = 320 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 4.00 - 3.19 (m, 4H), 2.92 - 2.74 (m, 2H), 2.59 - 2.52 (m, 1H), 1.88 - 1.55 (br m, 11H), 1.51 - 1.29 (m, 4H), 1.28 - 1.06 (br m, 8H), 0.94 - 0.80 (br m, 3H)
【0257】
エポキシド5:(2R)-1-(1-オキサ-10-アザジスピロ[2.0.4
4
.4
3
]ドデカン-10-イル)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタン-1-オン
【化19】
表題化合物を、工程2において、酸1の代わりに酸3を使用した以外、エポキシド4の方法に従い、製造した。
【0258】
実施例1:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン
【化20】
工程1:tert-ブチル4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート:一般法2に従い、ピラジン-2(1H)-オン(30mg、0.312mmol)、エポキシド1(98mg、0.406mmol)および炭酸セシウム(204mg、0.624mmol)のNMP(1mL)溶液を使用して、80℃で3時間加熱して製造して、表題化合物(50mg、47%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.15分, m/z = 338 [M+H]
+; 282 [M-ブテン+H]
+
【0259】
工程2:1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(50mg、0.148mmol)、DCM(1mL)およびTFA(0.5mL)を使用して、rtで2時間撹拌して製造して、表題化合物(35mg、定量的)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.37分, m/z = 238 [M+H]+
【0260】
工程3:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法4に従い、1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(50mg、0.211mmol)、酸1(43mg、0.253mmol)、HATU(120mg、0.316mmol)およびDIPEA(0.15mL、0.843mmol)のDCM(3mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(32mg、37%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.29分, m/z = 390 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.01 (s, 1H), 7.55 (dd, J = 4.3, 1.3 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 4.79 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 4.45 - 4.31 (m, 1H), 3.78 - 3.58 (m, 2H), 3.27 - 3.15 (m, 1H), 3.02 - 2.78 (m, 2H), 1.74 - 1.39 (m, 7H), 1.26 - 0.75 (m, 18H)
【0261】
実施例2:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-フェニルピラジン-2(1H)-オン
【化21】
工程1:tert-ブチル4-((5-ブロモ-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート:一般法2に従い、5-ブロモピラジン-2(1H)-オン(2.62g、15mmol)、エポキシド1(3.98g、16.5mmol)およびDIPEA(13.1mL、75mmol)のNMP(30mL)溶液を使用して、110℃で20時間加熱して製造して、表題化合物(850mg、13%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.18分, m/z = 316, 318 [M-Boc+H]
+
【0262】
工程2:5-ブロモ-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル4-((5-ブロモ-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(850mg、2.04mmol)、DCM(10mL)およびTFA(5mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(510mg、79%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.41分, m/z = 316, 318 [M+H]+
【0263】
工程3:5-ブロモ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法4に従い、5-ブロモ-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(510mg、1.61 mol)、酸1(302mg、1.77mmol)、HATU(736mg、1.94mmol)およびDIPEA(0.85mL、4.84mmol)のDCM(10mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(600mg、79%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.44分, m/z = 468, 470 [M+H]+
【0264】
工程4:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-フェニルピラジン-2(1H)-オン:一般法5に従い、5-ブロモ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(40mg、85.4μmol)、フェニルボロン酸(31.2mg、0.256mmol)、Pd(PPh3)4(9.87mg、8.50μmol)およびK3PO4(90.6mg、0.427mmol)の1,4-ジオキサン(0.5mL)および水(0.2mL)溶液を使用して製造した。反応物を120℃で15分間、マイクロ波照射下加熱して、表題化合物(29mg、69%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.79分, m/z = 466 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.15 (s, 2H), 7.82 (d, J = 7.7 Hz, 2H), 7.46 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.33 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 4.86 (s, 1H), 4.53 - 4.39 (m, 1H), 3.84 - 3.62 (m, 2H), 3.37 - 3.13 (m, 1H (HDOによりシグナル不明瞭)), 3.03 - 2.75 (m, 2H), 1.78 - 1.38 (m, 7H), 1.31 - 0.73 (m, 18H)
【0265】
実施例3:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン
【化22】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、ピラジン-2(1H)-オン(100mg、1.04mmol)、エポキシド2(362mg、1.35mmol)および炭酸セシウム(678mg、2.08mmol)のDMF(3mL)溶液を使用して、80℃で2時間加熱して製造して、表題化合物(120mg、31%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.61分, m/z = 364 [M+H]
+; 308 [M-ブテン+H]
+
【0266】
工程2:1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(120mg、0.330mmol)、DCM(2mL)およびTFA(1mL)を使用して、rtで1.5時間撹拌して製造して、表題化合物(80mg、92%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.29分, m/z = 264 [M+H]+
【0267】
工程3:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法4に従い、1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(20mg、75.9μmol)、酸1(15.5mg、91.1μmol)、HATU(43.3mg、0.114mmol)およびDIPEA(53μL、0.304mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(21mg、64%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.40分, m/z = 416 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.01 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 7.59 (dd, J = 4.4, 1.4 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 4.85 - 4.76 (m, 1H), 4.56 (td, J = 26.0, 13.2 Hz, 1H), 3.71 - 3.10 (m, 5H), 2.93 - 2.78 (m, 1H), 1.98 - 1.80 (m, 1H), 1.72 - 1.03 (m, 20H), 0.94 (dt, J = 11.1, 6.6 Hz, 3H), 0.90 - 0.75 (m, 2H)
【0268】
実施例4:1-((7-((R)-3-シクロブチル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン
【化23】
一般法4に従い、1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(20mg、75.9μmol)、酸2(13.0mg、91.1μmol)、HATU(43.3mg、0.114mmol)およびDIPEA(53μL、0.304mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(16mg、53%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.20分, m/z = 388 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.01 (dd, J = 2.7, 1.1 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 4.81 (dd, J = 17.7, 3.2 Hz, 1H), 4.56 (td, J = 14.2, 13.7, 5.2 Hz, 1H), 3.79 - 3.50 (m, 2H), 3.47 - 3.15 (m, 3H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.76 - 2.62 (m, 1H (DMSOサテライトによりシグナル不明瞭)), 2.19 (dp, J = 15.3, 7.8 Hz, 1H), 2.02 - 1.45 (m, 12H), 1.45 - 1.07 (m, 6H), 0.94 (dt, J = 12.6, 7.3 Hz, 3H)
【0269】
実施例5:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン
【化24】
一般法4に従い、1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(20mg、75.9μmol)、酸3(14.2mg、91.1μmol)、HATU(43.3mg、0.114mmol)およびDIPEA(53μL、0.304mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(18.5mg、57%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.00分, m/z = 402 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.01 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 7.61 - 7.57 (m, 1H), 7.33 (dd, J = 4.3, 2.2 Hz, 1H), 4.87 - 4.81 (m, 1H), 4.56 (dd, J = 13.3, 6.4 Hz, 1H), 3.72 - 2.99 (m, 5H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.80 - 2.65 (m, 1H), 2.25 (dqd, J = 15.9, 11.7, 4.4 Hz, 1H), 2.02 - 1.81 (m, 1H), 1.77 - 1.47 (m, 5H), 1.47 - 1.03 (m, 8H)
【0270】
実施例6:5-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン
【化25】
工程1:tert-ブチル10-((5-クロロ-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、5-クロロピラジン-2(1H)-オン(120mg、0.919mmol)、エポキシド2(246mg、0.919mmol)およびDIPEA(0.803mL、4.60mmol)のNMP(1.2mL)溶液を使用して、110℃で18時間加熱して製造して、表題化合物(36mg、9%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.41分, m/z = 342, 344 [M-ブテン+H]
+
【0271】
工程2:5-クロロ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-((5-クロロ-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(36mg、90.5μmol)、DCM(1mL)およびTFA(0.5mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(21mg、78%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.35分, m/z = 298, 300 [M+H]+
【0272】
工程3:5-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法4に従い、5-クロロ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(20mg、67.2μmol)、酸1(13.7mg、80.6μmol)、HATU(38.3mg、0.101mmol)およびDIPEA(47μL、0.269mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(27.3mg、87%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.66分, m/z = 450, 452 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.90 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 4.84 (dd, J = 15.7, 6.3 Hz, 1H), 4.61 - 4.47 (m, 1H), 3.71 - 3.49 (m, 2H), 3.47 - 3.06 (m, 3H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.94 - 2.79 (m, 1H), 2.02 - 1.82 (m, 1H), 1.72 - 1.02 (m, 20H), 0.99 - 0.89 (m, 3H), 0.82 (s, 2H)
【0273】
実施例7:5-ブロモ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン
【化26】
工程1:tert-ブチル10-((5-ブロモ-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、5-ブロモピラジン-2(1H)-オン(140mg、0.800mmol)、エポキシド2(214mg、0.800mmol)およびDIPEA(0.700mL、4.00mmol)のNMP(1.1mL)溶液を使用して、110℃で18時間加熱して製造して、表題化合物(34mg、9%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.45分, m/z = 386, 388 [M-ブテン+H]
+
【0274】
工程2:5-ブロモ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-((5-ブロモ-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(34mg、76.9μmol)、DCM(1mL)およびTFA(0.5mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(21mg、79%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.39分, m/z = 342, 344 [M+H]+
【0275】
工程3:5-ブロモ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法4に従い、5-ブロモ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(20mg、58.4μmol)、酸1(11.9mg、70.1μmol)、HATU(33.3mg、87.7μmol)およびDIPEA(41μL、0.234mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(23.7mg、78%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.67分, m/z = 494, 496 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.89 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 4.84 (dd, J = 16.1, 6.3 Hz, 1H), 4.60 - 4.46 (m, 1H), 3.71 - 3.15 (m, 5H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.94 - 2.78 (m, 1H), 2.03 - 1.80 (m, 1H), 1.71 - 1.03 (m, 20H), 1.00 - 0.90 (m, 3H), 0.90 - 0.76 (m, 2H)
【0276】
実施例8:メチル4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボキシレート
【化27】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((5-(メトキシカルボニル)-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、メチル5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボキシレート(100mg、0.649mmol)、エポキシド2(173mg、0.649mmol)およびDIPEA(0.567mL、3.24mmol)のNMP(0.9mL)溶液を使用して、110℃で18時間加熱して製造して、表題化合物(108mg、39%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.25分, m/z = 422 [M+H]
+.; 366 [M-ブテン+H]
+
【0277】
工程2:メチル4-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボキシレート:一般法3に従い、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((5-(メトキシカルボニル)-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(108mg、0.256mmol)、DCM(2mL)およびTFA(1mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(81mg、定量的)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.31分, m/z = 322 [M+H]+
【0278】
工程3:メチル4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボキシレート:一般法4に従い、メチル4-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボキシレート(81mg、0.252mmol)、酸1(51.5mg、0.303mmol)、HATU(144mg、0.378mmol)およびDIPEA(0.176mL、1.01mmol)のDCM(3mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(108mg、88%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.51分, m/z = 474 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.44 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 4.91 (dd, J = 12.1, 6.1 Hz, 1H), 4.68 - 4.54 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.70 - 3.50 (m, 2H), 3.47 - 3.17 (m, 2H (HDOによりシグナル不明瞭)), 3.21 (q, J = 12.1, 11.0 Hz, 1H), 2.95 - 2.79 (m, 1H), 2.03 - 1.83 (m, 1H), 1.74 - 1.02 (m, 20H), 0.94 (dt, J = 14.7, 6.4 Hz, 3H), 0.90 - 0.75 (m, 2H)
【0279】
実施例9:4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボン酸
【化28】
メチル4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボキシレート(97mg、0.205mmol)のEtOH(1mL)溶液に2M 水酸化ナトリウム
(aq)(1.00mL、4.00mmol)を加え、得られた混合物を50℃で3時間撹拌した。反応物を減圧下濃縮し、粗製生成物をジエチルエーテルおよび水に分配した。層を分離し、水相を<pH4まで2M HCl
(aq)で酸性化した。水性懸濁液をEtOAc(×3)で抽出し、合わせた有機相を塩水で洗浄し、相分離器を通し、減圧下濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(0~20%0.1%v/v HCO
2HのMeOH溶液の0.1%v/v HCO
2HのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(90mg、94%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.37分, m/z = 460 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 12.86 (s, 1H), 8.39 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 4.90 (dd, J = 13.6, 5.9 Hz, 1H), 4.60 (dt, J = 25.1, 12.7 Hz, 1H), 3.72 - 3.06 (m, 5H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.94 - 2.78 (m, 1H), 2.02 - 1.83 (m, 1H), 1.76 - 1.01 (m, 20H), 1.00 - 0.90 (m, 3H), 0.89 - 0.76 (m, 2H)
【0280】
実施例10:4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボキサミド
【化29】
一般法4に従い、4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボン酸(30mg、65.3μmol)、ジメチルアミン(THF中2M、39.2μL、0.78.3μmol)、HATU(32.3mg、84.9μmol)およびDIPEA(32.4μL、0.196mmol)のDCM(2mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(21.6mg、67%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.50分, m/z = 487 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.06 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 4.85 (dd, J = 14.4, 7.2 Hz, 1H), 4.60 (dt, J = 27.1, 13.5 Hz, 1H), 3.71 - 2.78 (m, 12H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.10 - 1.81 (m, 1H), 1.73 - 1.03 (m, 20H), 0.99 - 0.91 (m, 3H), 0.90 - 0.74 (m, 2H)
【0281】
実施例11:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(ピペラジン-1-カルボニル)ピラジン-2(1H)-オン
【化30】
工程1:tert-ブチル4-(4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボニル)ピペラジン-1-カルボキシレート:一般法4に従い、4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボン酸(30mg、65.3μmol)、tert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(14.6mg、78.3μmol)、HATU(32.3mg、84.9μmol)およびDIPEA(34.2μL、0.196mmol)のDCM(2mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(39mg、95%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.76分, m/z = 628 [M+H]
+; 572 [M-ブテン+H]
+
【0282】
工程2:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(ピペラジン-1-カルボニル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル4-(4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-4,5-ジヒドロピラジン-2-カルボニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(45mg、71.7μmol)、DCM(1mL)およびTFA(0.5mL)を使用して製造した。粗製生成物をSCX-2、続いてフラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH、0~20%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(12.2mg、32%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.09分, m/z = 528 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.05 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 4.84 (dd, J = 14.1, 7.5 Hz, 1H), 4.59 (dt, J = 26.4, 13.3 Hz, 1H), 3.72 - 3.08 (m, 10H), 2.94 - 2.79 (m, 1H), 2.72 (t, J = 5.0 Hz, 4H), 2.00 - 1.81 (m, 1H), 1.76 - 1.02 (m, 20H), 1.00 - 0.90 (m, 3H), 0.90 - 0.76 (m, 2H)
【0283】
実施例12:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(ピリジン-3-イル)ピラジン-2(1H)-オン
【化31】
一般法5に従い、5-ブロモ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(40mg、85.4μmol)、ピリジン-3-イルボロン酸(31.5mg、0.256mmol)、Pd(PPh
3)
4(9.87mg、8.50μmol)およびK
3PO
4(90.6mg、0.427mmol)の1,4-ジオキサン(0.5mL)および水(0.2mL)溶液を使用して製造した。反応物を120℃で15分間マイクロ波照射下に加熱して、表題化合物(18mg、43%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.16分, m/z = 467 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.03 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 8.53 (dd, J = 4.7, 1.2 Hz, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.20 - 8.14 (m, 2H), 7.48 (dd, J = 8.0, 4.8 Hz, 1H), 4.84 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.54 - 4.38 (m, 1H), 3.84 - 3.63 (m, 2H), 3.36 - 3.13 (m, 1H (HDOによりシグナル不明瞭)), 3.02 - 2.74 (m, 2H), 1.77 - 1.39 (m, 7H), 1.30 - 0.73 (m, 18H)
【0284】
実施例13:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(2-オキソピロリジン-1-イル)ピラジン-2(1H)-オン
【化32】
Pd
2(dba)
3(1.6mg、1.70μmol)およびXantPhos(3.0mg、5.10μmol)の予め脱気した(窒素バブリング)1,4-ジオキサン(0.8mL)溶液を、5-ブロモ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(40mg、85.4μmol)、ピロリジン-2-オン(7.8μL、0.103mmol)および炭酸セシウム(39.0mg、0.120mmol)の混合物に加えた。反応容器を密閉し、100℃で3時間加熱した。反応物をrtに冷却して、その後1:1 水/塩水に注加した。得られた混合物をEtOAc(×3)で抽出し、合わせた有機相を相分離器を通し、減圧下濃縮した。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製し、さらに分取HPLCで精製して、表題化合物(4.6mg、11%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.66分, m/z = 473 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.44 - 8.40 (m, 1H), 7.95 (s, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.53 - 4.40 (m, 1H), 3.95 - 3.89 (m, 1H), 3.85 - 3.79 (m, 1H), 3.77 - 3.58 (m, 2H), 3.26 - 3.15 (m, 1H), 3.02 - 2.78 (m, 2H), 2.05 (pt, J = 8.4, 3.4 Hz, 2H), 1.74 - 1.38 (m, 8H), 1.26 - 0.74 (m, 19H)
【0285】
実施例14:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(ピリジン-4-イル)ピラジン-2(1H)-オン
【化33】
一般法5に従い、5-ブロモ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(40mg、85.4μmol)、ピリジン-4-イルボロン酸水和物(36.1mg、0.256mmol)、Pd(PPh
3)
4(9.9mg、8.50μmol)およびK
3PO
4(90.6mg、0.427mmol)の1,4-ジオキサン(0.5mL)および水(0.2mL)溶液を使用して製造した。反応物を120℃で15分間マイクロ波照射下に加熱して、表題化合物(14.7mg、36%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.25分, m/z = 467 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.62 (d, J = 5.8 Hz, 2H), 8.40 - 8.35 (m, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.79 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 4.87 (s, 1H), 4.54 - 4.40 (m, 1H), 3.84 - 3.64 (m, 2H), 3.36 - 3.11 (m, 1H (HDOによりシグナル不明瞭)), 3.01 - 2.73 (m, 2H), 1.77 - 1.39 (m, 7H), 1.26 - 0.73 (m, 18H)
【0286】
実施例15および実施例16:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(1H-インダゾール-1-イル)ピラジン-2(1H)-オンおよび1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(2H-インダゾール-2-イル)ピラジン-2(1H)-オン
【化34】
1,4-ジオキサン(1.7mL)およびtrans-N
1,N
2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(13.5μL、85.4μmol)を、5-ブロモ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(40mg、85.4μmol)、1H-インダゾール(10.1mg、85.4μmol)、ヨウ化銅(I)(16.3mg、85.4μmol)およびK
2CO
3(23.6mg、0.171mmol)を含むバイアルに加えた。バイアルをN
2でフラッシュし、密閉し、反応物を100℃で16時間撹拌した。反応物をrtに冷却し、水(30mL)および28~30%水酸化アンモニウム
(aq)(4mL)に注加した。得られた混合物をEtOAc(×3)で抽出し、合わせた有機相を相分離器を通し、減圧下濃縮した。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製し、さらに分取HPLCで精製して、表題化合物の2:1混合物(4.7mg、10%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 2.12分, m/z = 506 [M+H]
+。この物質を、2:1比の位置異性体aとbの混合物として単離した:
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 8.96 (s, 1H
b), 8.53 - 8.50 (m, 1H
b), 8.37 (s, 1H
a), 8.23 - 8.06 (m, 3H
aおよび1H
b), 7.88 (d, J = 8.1 Hz, 1H
a), 7.79 (d, J = 8.4 Hz, 1H
b), 7.69 (d, J = 8.8 Hz, 1H
b), 7.52 - 7.48 (m, 1H
a), 7.35 - 7.31 (m, 1H
b), 7.30 - 7.25 (m, 1H
a), 7.13 - 7.09 (m, 1H
b), 5.01 - 4.98 (m, 1H
b), 4.94 (s, 1H
a), 4.62 - 2.78 (m, 7H
aおよび7H
b (HDOとシグナル重複)), 1.78 - 0.76 (m, 24H
aおよび24H
b)
【0287】
実施例17:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(1H-ピラゾール-5-イル)ピラジン-2(1H)-オン
【化35】
一般法5に従い、5-ブロモ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(50mg、0.107mmol)、(1H-ピラゾール-5-イル)ボロン酸(23.9mg、0.214mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(8.7mg、10.7μmol)および炭酸ナトリウム(33.9mg、0.320mmol)の1,4-ジオキサン(0.5mL)および水(0.2mL)溶液を使用して製造した。反応物を120℃で15分間マイクロ波照射下に加熱して、表題化合物(7.2mg、14%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.60分, m/z = 456 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 12.82 (s, 1H), 8.22 - 8.12 (m, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 6.64 - 6.52 (m, 1H), 4.93 (s, 1H), 4.72 - 4.59 (m, 1H), 3.90 - 3.08 (m, 5H (HDOとシグナル重複)), 2.95 - 2.80 (m, 1H), 2.02 - 1.86 (m, 1H), 1.77 - 1.03 (m, 18H), 1.01 - 0.89 (m, 3H), 0.89 - 0.75 (m, 2H)
【0288】
実施例18:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(1H-ピラゾール-1-イル)ピラジン-2(1H)-オン
【化36】
実施例15と同様に、5-ブロモ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(40mg、85.4μmol)、1H-ピラゾール(5.8mg、85.4μmol)、ヨウ化銅(I)(16.3mg、85.4μmol)、trans-N
1,N
2-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(13.5μL、85.4μmol)およびK
2CO
3(23.6mg、0.171mmol)の1,4-ジオキサン(1.7mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(0.9mg、2%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.57分, m/z = 456 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.31 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.17 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 6.53 (t, J = 1.9 Hz, 1H), 4.93 (s, 1H), 4.56 - 4.44 (m, 1H), 3.80 - 3.61 (m, 2H), 3.36 - 3.14 (m, 1H (HDOによりシグナル不明瞭)), 3.02 - 2.76 (m, 2H), 1.75 - 1.39 (m, 7H), 1.31 - 0.71 (m, 18H)
【0289】
実施例19:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(ピリジン-3-イル)ピラジン-2(1H)-オン
【化37】
一般法5に従い、5-ブロモ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(10mg、20.2μmol)、ピリジン-3-イルボロン酸(7.5mg、60.7μmol)、Pd(PPh
3)
4(2.3mg、2.00μmol)およびK
3PO
4(21.5mg、0.101mmol)の1,4-ジオキサン(0.125mL)および水(0.05mL)溶液を使用して製造した。反応物を120℃で15分間マイクロ波照射下に加熱して、表題化合物(3.8mg、37%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.19分, m/z = 493 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.04 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.53 (dd, J = 4.7, 1.5 Hz, 1H), 8.29 (t, J = 2.0 Hz, 1H), 8.21 - 8.14 (m, 2H), 7.48 (dd, J = 8.0, 4.8 Hz, 1H), 4.91 - 4.81 (m, 1H), 4.72 - 4.55 (m, 1H), 3.75 - 3.53 (m, 2H), 3.48 - 3.03 (m, 3H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.96 - 2.81 (m, 1H), 2.08 - 1.88 (m, 1H), 1.81 - 1.02 (m, 20H), 0.95 (dt, J = 18.9, 6.1 Hz, 3H), 0.90 - 0.75 (m, 2H)
【0290】
実施例20:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(ピリジン-4-イル)ピラジン-2(1H)-オン
【化38】
一般法5に従い、5-ブロモ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(10mg、20.2μmol)、ピリジン-4-イルボロン酸一水和物(8.6mg、60.7μmol)、Pd(PPh
3)
4(2.3mg、2.00μmol)およびK
3PO
4(21.5mg、0.101mmol)の1,4-ジオキサン(0.125mL)および水(0.05mL)溶液を使用して製造した。反応物を120℃で15分間マイクロ波照射下に加熱して、表題化合物(3.4mg、33%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.04分, m/z = 493 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.64 - 8.59 (m, 2H), 8.41 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.80 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 4.87 (s, 1H), 4.71 - 4.56 (m, 1H), 3.74 - 3.54 (m, 2H), 3.47 - 3.05 (m, 3H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.95 - 2.79 (m, 1H), 2.08 - 1.89 (m, 1H), 1.80 - 1.02 (m, 20H), 0.95 (dt, J = 19.2, 6.2 Hz, 3H), 0.90 - 0.75 (m, 2H)
【0291】
実施例21:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-メチルピラジン-2(1H)-オン
【化39】
一般法5に従い、5-クロロ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(100mg、0.236mmol)、トリメチルボロキシン(74mg、0.590mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(9.6mg、11.8μmol)およびK
2CO
3(130mg、0.943mmol)の1,4-ジオキサン(0.95mL)溶液を使用して製造した。反応混合物を100℃で16時間加熱して、表題化合物(31.8mg、33%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.25分, m/z = 404 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.96 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.41 - 4.26 (m, 1H), 3.78 - 3.54 (m, 2H), 3.32 - 3.15 (m, 2H (HDOによりシグナル不明瞭)), 3.01 - 2.77 (m, 2H), 2.19 (s, 3H), 1.75 - 1.39 (m, 7H), 1.23 - 1.02 (m, 6H), 0.95 (ddd, J = 28.3, 12.9, 5.9 Hz, 9H), 0.83 (p, J = 11.7, 11.0 Hz, 2H)
【0292】
実施例22:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-シクロプロピルピラジン-2(1H)-オン
【化40】
一般法5に従い、5-クロロ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(100mg、0.236mmol)、シクロプロピルボロン酸(81mg、0.943mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(9.6mg、11.8μmol)およびK
2CO
3(196mg、1.41mmol)の1,4-ジオキサン(0.75mL)および水(0.25mL)溶液を使用して製造した。反応物を120℃で15分間マイクロ波照射下に加熱して、表題化合物(9.1mg、9%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.41分, m/z = 430 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 7.96 - 7.90 (m, 1H), 7.49 - 7.44 (m, 1H), 4.87 - 4.81 (m, 1H), 4.41 - 4.27 (m, 1.2H), 4.03 (dd, J = 39.8, 13.0 Hz, 0.8H), 3.80 - 3.54 (m, 2.6H), 3.34 - 3.14 (m, 1H (HDOとシグナル重複)), 3.02 - 2.76 (m, 2.4H), 1.87 (tt, J = 8.6, 4.9 Hz, 1H), 1.74 - 1.40 (m, 7H), 1.22 - 0.76 (m, 18H), 0.74 - 0.66 (m, 2H)
【0293】
実施例23:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(ピリジン-2-イル)ピラジン-2(1H)-オン
【化41】
工程1:tert-ブチル4-((5-クロロ-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート:一般法2に従い、5-クロロピラジン-2(1H)-オン(1.96g、15mmol)、エポキシド1(3.98g、16.5mmol)およびDIPEA(13.1mL、75mmol)のNMP(30mL)溶液を使用して、110℃で20時間加熱して製造して、表題化合物(1.00g、18%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.31分, m/z = 316, 318 [M-ブテン+H]
+
【0294】
工程2:5-クロロ-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル4-((5-クロロ-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(1.00g、2.69mmol)、DCM(10mL)およびTFA(5mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(540mg、73%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.31分, m/z = 272, 274 [M+H]+
【0295】
工程3:5-クロロ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法4に従い、5-クロロ-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(540mg、1.99mmol)、酸1(372mg、2.19mmol)、HATU(907mg、2.38mmol)およびDIPEA(1.04mL、5.96mmol)のDCM(10mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(730mg、86%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.61分, m/z = 424, 426 [M+H]+
【0296】
工程4:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(ピリジン-2-イル)ピラジン-2(1H)-オン:反応バイアル中の5-クロロ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(50mg、0.118mmol)、CsF(53.7mg、0.354mmol)およびヨウ化銅(I)(1.1mg、5.90μmol)のDME(1.18mL)懸濁液を、N2を混合物を通して5分間バブリングすることによりO2をパージし、その後2-(トリブチルスタニル)ピリジン(46μL、0.142mmol)およびPd(PPh3)4(6.8mg、5.90μmol)を加えた。反応バイアルを密閉し、反応物を120℃で30分間マイクロ波照射下に加熱した。反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0~80%EtOAcのシクロヘキサン溶液)精製し、さらに分取HPLCで精製して、表題化合物(4.2mg、7%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.31分, m/z = 467 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.61 - 8.54 (m, 2H), 8.14 (s, 1H), 8.05 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.89 (td, J = 7.8, 1.6 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 7.1, 5.1 Hz, 1H), 4.94 (s, 1H), 4.59 - 4.47 (m, 1H), 3.81 - 3.60 (m, 2H), 3.35 - 3.15 (m, 1H (HDOによりシグナル不明瞭)), 3.04 - 2.77 (m, 2H), 1.76 - 1.39 (m, 7H), 1.28 - 0.73 (m, 18H)
【0297】
実施例24:(R)-4-(2-フルオロフェニル)-1-((4-ヒドロキシ-1-(3-フェニルブタノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-2-オン
【化42】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((4-ヒドロキシ-1-(3-フェニルブタノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート:tert-ブチル3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート(64mg、0.318mmol)をDMF(1.0mL)に溶解し、水素化ナトリウム(鉱油中55%分散、15.1mg、0.347mmol)を加えた。混合物をrtで10分間撹拌し、エポキシド3(75mg、0.289mmol)をDMF(1.0mL)溶液として加え、混合物をrtで16時間撹拌した。温度を80℃に上げた。3時間後、さらにtert-ブチル3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート(150mg、0.749mmol)および水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、30mg、0.694mmol)を加え、混合物を100℃で撹拌した。さらに3時間後、混合物を冷却し、減圧下濃縮し、残留物をEtOAcおよび水に分配し、EtOAc(×2)を使用して抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、減圧下濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(10~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(27.0mg、20%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.26分, m/z = 460 [M+H]
+
【0298】
工程2:(R)-1-((4-ヒドロキシ-1-(3-フェニルブタノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-2-オン:tert-ブチル(R)-4-((4-ヒドロキシ-1-(3-フェニルブタノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート(27mg、58.7μmol)をDCM(1mL)に溶解し、TFA(1mL)を加えた。混合物をrtで20分間撹拌し、次いで減圧下濃縮した。残留物をMeOHに溶解し、予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに加えた。カラムをMeOHで洗浄し、次いで2M NH3のMeOH溶液を使用して溶出し、アンモニアのフラクションを濃縮して、表題化合物(21mg、99%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.249分, m/z = 360 [M+H]+
【0299】
工程3:(R)-4-(2-フルオロフェニル)-1-((4-ヒドロキシ-1-(3-フェニルブタノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-2-オン:1-ブロモ-2-フルオロベンゼン(10μL、91.8μmol)および(R)-1-((4-ヒドロキシ-1-(3-フェニルブタノイル)ピペリジン-4-イル)メチル)ピペラジン-2-オン(21mg、58.4μmol)をトルエン(1.0mL)に溶解した。炭酸セシウム(50mg、0.153mmol)続いてXPhos(5.8mg、12.0μmol)を加え、混合物を脱気した。Pd2(dba)3(5.6mg、6.12μmol)を加え、混合物を110℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで2回(10~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液;続いてBiotage KP-NHカラム、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~15%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(3.5mg、13%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.35分, m/z = 454 [M+H]+. 1H NMR (300 MHz, CDCl3): 7.24-7.35 (m, 推定6H, 溶媒シグナルにより一部不明瞭), 7.10 (m, 2H), 6.96 (m, 1H), 4.48 (m, 1H), 3.84 (m, 1H), 3.55 (m, 3H), 3.40 (m, 4H), 2.99 (m, 1H), 2.63 (m, 1H), 2.51 (m, 1H), 1.55 (m, 推定2H, 水シグナルにより一部不明瞭), 1.40 (m, 4H), 1.25 (m, 3H), 0.85 (m, 1H), 0.71 (m, 1H)
【0300】
実施例25および実施例26:1-(((R)-1-((S)-3-シクロヘキシル-2-(ヒドロキシメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニルピペリジン-3-カルボキサミドおよび1-(((S)-1-((S)-3-シクロヘキシル-2-(ヒドロキシメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニルピペリジン-3-カルボキサミド
【化43】
工程1:エチル4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート:エチル4,6-ジクロロニコチネート(25.0g、114mmol)および酢酸ナトリウム(46.6g、568mmol)の酢酸(325mL)中の混合物を3日間加熱還流した。反応混合物をrtに冷却し、水(650mL)で希釈し、得られた沈殿を濾過により単離した。沈殿を水(6×100mL)で洗浄し、真空オーブンで50℃で乾燥させて、表題化合物(18.7g、81%)を明ベージュ色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 0.73分, m/z = 202, 204 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 12.40 (br. s, 1H), 8.11 (s, 1H), 6.55 (s, 1H), 4.22 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 1.27 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
【0301】
工程2:エチル6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート:一般法5に従い、エチル4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(2.00g、9.92mmol)、フェニルボロン酸(1.81g、14.9mmol)、Pd(dppf)Cl2・DCM(420mg、0.496mmol)および炭酸ナトリウム(2.10g、19.8mmol)の1,4-ジオキサン(60mL)および水(12mL)溶液を120℃で30分間マイクロ波照射下に使用して製造して、表題化合物(1.77g、73%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.91分, m/z = 244 [M+H]+
【0302】
工程3:エチル1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート:一般法2に従い、エチル6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(1.77g、7.28mmol)、エポキシド1(1.93g、8.00mmol)および炭酸セシウム(3.56g、10.9mmol)のDMF(30mL)溶液を80℃で24時間加熱して使用して製造して、表題化合物(2.15g、61%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.75分, m/z = 485 [M+H]+
【0303】
工程4:1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸:撹拌中のエチル1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(1.00g、2.06mmol)のTHF(10mL)および水(2mL)溶液に、4M 水酸化ナトリウム(aq)(2.58mL、10.3mmol)を加えた。反応混合物を60℃に加熱し、一夜、この温度で撹拌した。溶液をrtに冷却し、溶媒体積を減圧下減らした。混合物を2M HCl(aq)で酸性化し、EtOAc(×3)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮して、表題化合物(937mg、99%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.31分, m/z = 457 [M+H]+
【0304】
工程5:tert-ブチル4-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート:一般法4に従い、1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(274mg、0.600mmol)、ジメチルアミン(THF中2M、0.360mL、0.720mmol)、HATU(274mg、0.720mmol)、DIPEA(0.419mL、2.40mmol)およびDCM(12mL)をrtで90分間使用して製造して、表題化合物(284mg、97%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.20分, m/z = 484 [M+H]+
【0305】
工程6:1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド:tert-ブチル4-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(284mg、0.587mmol)のTFA(3mL)およびDCM(6mL)溶液を10分間撹拌し、続いて反応混合物を5g SCX-2カートリッジ(1:1 DCM/MeOHで予め平衡化、次いで洗浄、その後1:1 DCM/NH3中7MのMeOHで溶出)を使用して精製した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(199mg、88%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.39分, m/z = 384 [M+H]+
【0306】
工程7:1-((1-((S)-3-(ベンジルオキシ)-2-(シクロヘキシルメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド:一般法4に従い、1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド(65mg、0.155mmol)、酸4(43mg、0.155mmol)、HATU(65mg、0.170mmol)、DIPEA(0.108mL、0.619mmol)およびDCM(3mL)を使用して製造して、表題化合物(57mg、56%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.73, 1.76分(2ジアステレオ異性体), m/z = 642 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.87 - 7.69 (m, 1H), 7.61 - 7.08 (m, 10H), 6.51 - 6.39 (m, 1H), 4.95 - 4.84 (m, 1H), 4.53 - 4.30 (m, 3H), 4.20 - 3.99 (m, 1H), 3.93 - 3.63 (m, 3H), 3.59 - 3.38 (m, 2H), 3.25 - 3.12 (m, 1H), 3.06 - 2.81 (m, 1H), 2.75 (s, 3H), 2.62 (s, 3H), 1.77 - 1.48 (m, 6H), 1.49 - 1.33 (m, 1H), 1.23 - 1.06 (m, 7H), 1.00 - 0.74 (m, 7H)
【0307】
工程8:1-(((R)-1-((S)-3-シクロヘキシル-2-(ヒドロキシメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニルピペリジン-3-カルボキサミドおよび1-(((S)-1-((S)-3-シクロヘキシル-2-(ヒドロキシメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニルピペリジン-3-カルボキサミド:1-((1-((S)-3-(ベンジルオキシ)-2-(シクロヘキシルメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド(52mg、81.0μmol)のMeOH(5mL)溶液を、H-Cube(登録商標)(1mL/分、60℃、充填H2)を使用して還元した。得られた溶液を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~10%MeOHのDCM溶液)で精製して、生成物混合物を得て、これをさらに分取HPLCで精製して、1-(((R)-1-((S)-3-シクロヘキシル-2-(ヒドロキシメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニルピペリジン-3-カルボキサミド(3.4mg、7%)および1-(((S)-1-((S)-3-シクロヘキシル-2-(ヒドロキシメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニルピペリジン-3-カルボキサミド(2.7mg、6%)を、凍結乾燥後、いずれも無色固体として得た。1-(((R)-1-((S)-3-シクロヘキシル-2-(ヒドロキシメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニルピペリジン-3-カルボキサミド:LCMS(方法A): RT = 1.27分, m/z = 556 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.33 - 7.18 (m, 3H), 7.11 - 7.02 (m, 2H), 4.79 (s, 0.4H), 4.68 (s, 0.6H), 4.56 (t, J = 5.5 Hz, 0.6H), 4.49 (t, J = 5.7 Hz, 0.4H), 4.01 - 3.93 (m, 0.6H), 3.89 - 3.80 (m, 1H), 3.80 - 3.69 (m, 1.4H), 3.69 - 3.47 (m, 4H), 3.47 - 3.36 (m, 2H), 3.24 - 3.11 (m, 2H), 3.09 - 3.00 (m, 1H), 3.01 - 2.80 (m, 2H), 2.80 - 2.71 (m, 1H), 2.72 - 2.57 (m, 6H), 1.74 - 1.50 (m, 5H), 1.50 - 1.32 (m, 2H), 1.31 - 1.20 (m, 2H), 1.20 - 1.01 (m, 5H), 0.98 - 0.78 (m, 7H). 1-(((S)-1-((S)-3-シクロヘキシル-2-(ヒドロキシメチル)プロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニルピペリジン-3-カルボキサミド:LCMS(方法A): RT = 1.29分, m/z = 556 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.33 - 7.20 (m, 3H), 7.12 - 7.04 (m, 2H), 4.81 (s, 0.4H), 4.68 (s, 0.6H), 4.60 - 4.53 (m, 1H), 4.21 - 4.14 (m, 0.6H), 3.85 - 3.74 (m, 1.4H), 3.68 - 3.49 (m, 4H), 3.47 - 3.35 (m, 3H), 3.28 - 3.22 (m, 1H), 3.22 - 3.15 (m, 1H), 3.07 - 2.96 (m, 2H), 2.94 - 2.81 (m, 1H), 2.80 - 2.72 (m, 1H), 2.72 - 2.65 (m, 6H), 1.79 - 0.74 (m, 21H)
【0308】
実施例27:2-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)イソインドリン-1-オン
【化44】
工程1:tert-ブチル4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((1-オキソイソインドリン-2-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート:一般法2に従い、イソインドリン-1-オン(100mg、0.751mmol)、エポキシド1(235mg、0.976mmol)および炭酸セシウム(489mg、1.50mmol)のDMF(2mL)溶液を使用して、80℃で16時間加熱して製造して、表題化合物(35mg、12%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.34分, m/z = 375 [M+H]
+
【0309】
工程2:2-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)イソインドリン-1-オン:一般法3に従い、tert-ブチル4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((1-オキソイソインドリン-2-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(35mg、93.5μmol)、DCM(1mL)およびTFA(0.5mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(22mg、85%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.37分, m/z = 275 [M+H]+
【0310】
工程3:2-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)イソインドリン-1-オン:一般法4に従い、2-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)イソインドリン-1-オン(22mg、80.2μmol)、酸1(16.4mg、96.2μmol)、HATU(45.7mg、0.120mmol)およびDIPEA(56μL、0.321mmol)のDCM(2mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(16.8mg、46%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.57分, m/z = 427 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.68 (dd, J = 7.7, 2.3 Hz, 1H), 7.63 - 7.57 (m, 2H), 7.48 (ddd, J = 8.0, 5.7, 2.7 Hz, 1H), 4.81 (ddd, J = 18.2, 13.1, 2.5 Hz, 1H), 4.72 - 4.66 (m, 1H), 4.54 - 4.46 (m, 1H), 3.97 - 3.59 (m, 2H), 3.51 - 3.08 (m, 3H (HDOによりシグナル不明瞭)), 3.01 - 2.85 (m, 1H), 1.75 - 1.31 (m, 8H), 1.26 - 0.75 (m, 17H)
【0311】
実施例28:(4S)-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン
【化45】
工程1:tert-ブチル4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-(((S)-2-オキソ-4-フェニルピロリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート:水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、27.3mg、0.682mmol)を(S)-4-フェニルピロリジン-2-オン(100mg、0.620mmol)のDMF(1.5mL)溶液にrtで加え、得られた混合物を30分間撹拌した。エポキシド1(180mg、0.744mmol)のDMF(0.5mL)溶液を加え、反応物を80℃で3時間撹拌した。反応混合物をrtに冷却し、1:1 水/塩水に注加し、EtOAc(×3)で抽出した。合わせた有機相を相分離器を通し、減圧下濃縮した。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液、次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(160mg、64%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.55分, m/z = 403 [M+H]
+; 347 [M-ブテン+H]
+
【0312】
工程2:(4S)-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン:一般法3に従い、tert-ブチル4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-(((S)-2-オキソ-4-フェニルピロリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(160mg、0.398mmol)、DCM(3mL)およびTFA(1.5mL)を使用し、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(92mg、76%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.58分, m/z = 303 [M+H]+
【0313】
工程3:(4S)-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン:一般法4に従い、(4S)-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン(20mg、66.1μmol)、酸1(13.5mg、79.4μmol)、HATU(37.7mg、99.2μmol)およびDIPEA(46.2μL、0.264mmol)のDCM(2mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(9.9mg、29%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.68分, m/z = 455 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.37 - 7.21 (m, 5H), 4.59 - 4.50 (m, 1H), 3.80 - 3.50 (m, 4H), 3.46 - 2.86 (m, 6H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.73 - 2.33 (m, 1H (DMSOおよびサテライトによりシグナル不明瞭)), 1.74 - 1.32 (m, 8H), 1.31 - 1.02 (m, 6H), 1.01 - 0.76 (m, 11H)
【0314】
実施例29:(4R)-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン
【化46】
工程1:tert-ブチル4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-(((R)-2-オキソ-4-フェニルピロリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート:水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、27.3mg、0.682mmol)を(R)-4-フェニルピロリジン-2-オン(100mg、0.620mmol)のDMF(1.5mL)溶液にrtで加え、得られた混合物を30分間撹拌した。エポキシド1(180mg、0.744mmol)のDMF(0.5mL)溶液を加え、反応物を80℃で2時間撹拌した。反応混合物をrtに冷却し、1:1 水/塩水に注加し、EtOAc(×3)で抽出した。合わせた有機相を相分離器を通し、減圧下濃縮した。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(120mg、48%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.53分, m/z = 403 [M+H]
+; 347 [M-ブテン+H]
+
【0315】
工程2:(4R)-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン:一般法3に従い、tert-ブチル4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-(((R)-2-オキソ-4-フェニルピロリジン-1-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(120mg、0.298mmol)、DCM(3mL)およびTFA(1.5mL)を使用し、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(80mg、88%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.49分, m/z = 303 [M+H]+
【0316】
工程3:(4R)-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン:一般法4に従い、(4R)-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピロリジン-2-オン(80mg、0.265mmol)、酸1(49.5mg、0.291mmol)、HATU(121mg、0.317mmol)およびDIPEA(139μL、0.794mmol)のDCM(4mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(111mg、87%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.83分, m/z = 455 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.37 - 7.27 (m, 4H), 7.27 - 7.22 (m, 1H), 4.59 - 4.50 (m, 1H), 3.80 - 3.52 (m, 4H), 3.45 - 2.85 (m, 6H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.73 - 2.59 (m, 1H (DMSOサテライトによりシグナル不明瞭)), 2.47 - 2.35 (m, 1H (DMSO+サテライトによりシグナル不明瞭)), 1.73 - 1.34 (m, 8H), 1.23 - 1.02 (m, 5H), 0.99 - 0.77 (m, 11H)
【0317】
実施例30:4-ベンジル-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピロリジン-2-オン
【化47】
工程1:tert-ブチル4-((4-ベンジル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート:水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、25.1mg、0.628mmol)を4-ベンジルピロリジン-2-オン(100mg、0.571mmol)のDMF(2.5mL)溶液にrtで加え、得られた混合物を30分間撹拌した。エポキシド1(165mg、0.685mmol)のDMF(0.5mL)溶液を加え、反応物を80℃で16時間撹拌した。反応混合物をrtに冷却し、1:1 水/塩水に注加し、EtOAc(×3)で抽出した。合わせた有機相を相分離器を通し、減圧下濃縮した。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(62mg、26%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.54分, m/z = 417 [M+H]
+; 361 [M-ブテン+H]
+
【0318】
工程2:4-ベンジル-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピロリジン-2-オン:一般法3に従い、tert-ブチル4-((4-ベンジル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(60mg、0.144mmol)、DCM(2mL)およびTFA(1mL)を使用し、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(31mg、68%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.31分, m/z = 317 [M+H]+
【0319】
工程3:4-ベンジル-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピロリジン-2-オン:一般法4に従い、4-ベンジル-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピロリジン-2-オン(30mg、94.8μmol)、酸1(19.4mg、0.114mmol)、HATU(54.1mg、0.142mmol)およびDIPEA(66.2μL、0.379mmol)のDCM(2.5mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(32.8mg、69%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.74分, m/z = 469 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.33 - 7.26 (m, 2H), 7.25 - 7.17 (m, 3H), 4.52 - 4.47 (m, 1H), 3.75 - 2.83 (m, 8H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.78 - 2.55 (m, 4H (DMSOサテライトによりシグナル不明瞭)), 2.41 - 2.27 (m, 1H (DMSOサテライトによりシグナル不明瞭)), 2.05 (ddd, J = 33.3, 15.6, 6.8 Hz, 1H), 1.71 - 1.02 (m, 13H), 0.99 - 0.75 (m, 11H)
【0320】
実施例31:4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン
【化48】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((3-オキソモルホリノ)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:炭酸セシウム(121mg、0.371mmol)を、4mL バイアル中、撹拌しているモルホリン-3-オン(25.0mg、0.247mmol)およびエポキシド2(72.7mg、0.272mmol)のDMF(1.0mL)溶液に加えた。容器を密閉し、を100℃に加熱した。2時間後、反応混合物を1:1塩水/水およびEtOAcに分配した、層を分離し、水相をさらにEtOAc(×3)で抽出し、合わせた有機抽出物を乾燥させ(相分離器)、溶媒を減圧下除去し、残りの残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(46.0mg、50%)を白色固体として得た。
【0321】
工程2:4-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン塩酸塩:4M HClの1,4-ジオキサン(1.0mL、28.8mmol)をtert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((3-オキソモルホリノ)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(44.0mg、0.119mmol)に加え、rtで撹拌した。30分後、溶媒を減圧下除去して粗製表題化合物(46.2mg、>100%)を無色ガム状物として得て、それをさらに精製することなく次工程で使用した。
【0322】
工程3:4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン:一般法4に従い、4-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン塩酸塩(18.3mg、60.0μmol)、酸1(10.2mg、60.0μmol)、HATU(27.4mg、72.0μmol)、DIPEA(31μL、180μmol)およびDCM(0.5mL)を使用して製造して、表題化合物(22.9mg、90%)を、凍結乾燥後、白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.69分, m/z = 421 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 4.74-4.60 (m, 1H), 4.20-3.95 (m, 3H), 3.88-2.77 (m, 9H, 重複溶媒ピーク), 1.93-0.75 (m, 27H)
【0323】
実施例32:4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン
【化49】
一般法4に従い、4-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン塩酸塩(18.3mg、60.0μmol)、酸3(9.4mg、60.0μmol)、HATU(27.4mg、72.0μmol)、DIPEA(31μL、180μmol)およびDCM(0.5mL)を使用して製造して、表題化合物(20.6mg、84%)を、凍結乾燥後、白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.21分, m/z = 407 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 4.80-4.60 (m, 1H), 4.24-3.90 (m, 3H), 3.88-3.59 (m, 4H), 3.55-2.87 (m, 5H, 重複溶媒ピーク), 2.83-2.66 (m, 1H), 2.32-2.18 (m, 1H), 1.96-0.70 (m, 14H)
【0324】
下表の実施例化合物は、一般法3を使用する実施例38のN-Boc脱保護から得られた実施例39以外、一般法6による平行合成を使用して製造した。
【表12】
【表13】
【0325】
下表の実施例化合物は、一般法7に従う平行合成を使用して製造した。
【表14】
【0326】
実施例47:ベンジル4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート
【化50】
工程1:tert-ブチル10-((4-((ベンジルオキシ)カルボニル)-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、ベンジル3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート(117mg、0.500mmol)、エポキシド2(134mg、0.500mmol)、カリウムtert-ブトキシド(67mg、0.600mmol)およびDMF(1mL)を80℃で19.5時間加熱して製造して、表題化合物(24.5mg、9%)を極めて薄い黄色固体を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.62分, m/z = 446 [M-ブテン+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.47 - 7.25 (m, 5H), 5.11 (s, 2H), 4.56 (s, 1H), 4.12 - 3.91 (m, 4H), 3.74 - 3.69 (m, 1H), 3.66 - 3.45 (m, 4H), 3.41 - 3.36 (m, 1H), 3.11 - 3.05 (m, 1H), 2.93 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 1.83 - 1.77 (m, 1H), 1.67 - 1.44 (m, 6H), 1.43 - 1.21 (m, 11H), 1.12 - 1.06 (m, 1H)
【0327】
工程2:ベンジル4-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート:tert-ブチル10-((4-((ベンジルオキシ)カルボニル)-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(37mg、74.2μmol)のTFA(0.5mL)およびDCM(1mL)溶液を10分間撹拌し、その後反応混合物を2g SCX-2カートリッジ(1:1 DCM/MeOHで予め平衡化、次いで洗浄、その後1:1 DCM/NH3中7MのMeOHで溶出)を使用して精製した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(26.6mg、89%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.72分, m/z = 402 [M+H]+
【0328】
工程3:ベンジル4-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート:一般法4に従い、ベンジル4-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート(26.6mg、66.3μmol)、酸1(12.4mg、72.9μmol)、HATU(27.7mg、0.0729mmol)およびDIPEA(46μL、0.265mmol)のDCM(1.3mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(37mg、定量的)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.83分, m/z = 554 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.54 - 7.22 (m, 5H), 5.11 (s, 2H), 4.66 - 4.56 (m, 1H), 4.17 - 3.93 (m, 3H), 3.78 - 3.69 (m, 1H), 3.67 - 3.06 (m, 6H (HDOとシグナル重複)), 3.03 - 2.75 (m, 3H), 1.91 - 1.02 (m, 21H), 1.01 - 0.90 (m, 3H), 0.88 - 0.77 (m, 2H)
【0329】
実施例48:4-アセチル-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン
【化51】
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン(5mg、11.9μmol)およびトリエチルアミン(17μL、0.119mmol)のDCM(0.5mL)溶液に、酢酸無水物(6μL、59.6μmol)を加えた。30分後、反応混合物を飽和NaHCO
3(aq)(5mL)で希釈し、得られた混合物をDCM(3×4mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~10%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(4mg、69%)を、凍結乾燥後、ベージュ色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.42分, m/z = 462 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 4.67 - 4.56 (m, 1H), 4.20 - 3.92 (m, 3H), 3.83 - 2.77 (m, 10H (HDOとシグナル重複)), 2.03 (s, 1.5H), 2.00 (s, 1.5H), 1.89 - 1.76 (m, 1H), 1.66 - 1.21 (m, 15H), 1.21 - 1.03 (m, 5H), 1.02 - 0.88 (m, 3H), 0.87 - 0.79 (m, 2H)
【0330】
実施例49:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(メチルスルホニル)ピペラジン-2-オン
【化52】
トリエチルアミン(DCM中0.2M、0.200mL、40μmol)溶液に、1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン(14mg、33.4μmol)およびメタンスルホニルクロライド(DCM中0.2M、0.200mL、40.0μmol)のDCM(0.33mL)溶液をrtで加えた。70分後、反応混合物を飽和NaHCO
3(aq)(5mL)で希釈し、得られた混合物をDCM(3×5mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~10%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(8.9mg、50%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.44分, m/z = 498 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 4.69 - 4.59 (m, 1H), 4.22 - 4.02 (m, 1H), 3.89 - 3.73 (m, 3H), 3.69 - 3.08 (m, 7H (HDOとシグナル重複)), 2.99 (s, 3H), 2.97 - 2.74 (m, 2H), 1.90 - 1.02 (m, 21H), 0.99 - 0.89 (m, 3H), 0.88 - 0.77 (m, 2H)
【0331】
実施例50:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピペラジン-2-オン
【化53】
工程1:4-フェニルピペラジン-2-オン:亜硝酸ナトリウム(248mg、3.60mmol)の水(2.25mL)溶液を、4-(4-アミノフェニル)-2-ピペラジノン(574mg、3.00mmol)の50%硫酸
(aq)(2.25mL)溶液に0℃で滴下した。30分間撹拌後、次亜リン酸ナトリウム一水和物(636mg、6.00mmol)の水(2.25mL)溶液を加え、反応物を0℃で30分間撹拌し、その後rtに温めた。4時間後、反応物を水(10mL)で希釈し、飽和NaHCO
3(aq)をガス発生がやむまで加えた(pH約8)。得られた混合物をEtOAc(×3)で抽出し、合わせた有機相を相分離器を通し、減圧下濃縮した。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(59mg、11%)を黄色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 0.72分, m/z = 177 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.00 (s, 1H), 7.28 - 7.18 (m, 2H), 6.91 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.78 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 3.69 (s, 2H), 3.42 - 3.37 (m, 2H), 3.32 - 3.29 (m, 2H)
【0332】
工程2:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピペラジン-2-オン:水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、7.5mg、0.187mmol)を4-フェニルピペラジン-2-オン(30mg、0.170mmol)のDMF(0.4mL)溶液にrtで加え、得られた混合物を30分間撹拌した。エポキシド4(65mg、0.204mmol)のDMF(0.2mL)溶液を加え、反応物を80℃で20時間撹拌した。反応混合物をrtに冷却し、1:1 水/塩水に注加し、EtOAc(×3)で抽出した。合わせた有機相を相分離器を通し、減圧下濃縮した。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)および分取HPLCで精製して、表題化合物(16.4mg、19%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.66分, m/z = 496 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.23 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 6.91 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 6.79 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 4.75 - 4.64 (m, 1H), 4.23 - 2.78 (m, 13H (HDOとシグナル重複)), 1.92 - 1.76 (m, 1H), 1.68 - 1.05 (m, 20H), 1.01 - 0.90 (m, 3H), 0.89 - 0.77 (m, 2H)
【0333】
実施例51:2-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オン
【化54】
工程1:tert-ブチル4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((3-オキソ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-2(3H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート:一般法2に従い、[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オン(50mg、0.370mmol)、エポキシド1(116mg、0.481mmol)および炭酸セシウム(241mg、0.740mmol)のNMP(1mL)溶液を使用して、80℃で3時間加熱して製造して、表題化合物(50mg、35%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.51分, m/z = 377 [M+H]
+; 321 [M-ブテン+H]
+
【0334】
工程2:2-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((3-オキソ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-2(3H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(50mg、0.133mmol)、DCM(1mL)およびTFA(0.5mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(35mg、95%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.35分, m/z = 277 [M+H]+
【0335】
工程3:2-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オン:一般法4に従い、2-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3(2H)-オン(30mg、0.109mmol)、酸1(22.2mg、0.130mmol)、HATU(62mg、0.163mmol)およびDIPEA(76μL、0.434mmol)のDCM(2mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(44.6mg、93%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.43分, m/z = 429 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.84 (dt, J = 7.0, 1.3 Hz, 1H), 7.22 (dd, J = 5.1, 1.3 Hz, 2H), 6.61 (td, J = 6.0, 5.0, 1.9 Hz, 1H), 4.45 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.08 - 4.00 (m, 1H), 3.96 - 3.86 (m, 1H), 3.81 - 3.62 (m, 1H), 3.34 - 3.17 (m, 2H (HDOによりシグナル不明瞭)), 3.00 - 2.78 (m, 2H), 1.81 - 1.40 (m, 8H), 1.22 - 1.02 (m, 5H), 1.02 - 0.88 (m, 9H), 0.88 - 0.75 (m, 2H)
【0336】
下表の実施例化合物は、一般法6に従う平行合成を使用して製造した。
【表15】
【0337】
実施例55:6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化55】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-(メチルチオ)-5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン(97mg、0.500mmol)、エポキシド2(134mg、0.500mmol)およびDBU(90μL、0.600mmol)のNMP(1mL)溶液を70℃で20時間撹拌した。反応混合物をrtに冷却し、その後直接フラッシュクロマトグラフィー(0~60%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(160mg、69%)を極めて薄い黄色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.72分, m/z = 461 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.23 (s, 1H), 7.92 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.68 (s, 1H), 4.63 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 3.61 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 3.59 - 3.52 (m, 1H), 3.27 - 3.16 (m, 3H), 2.59 (s, 3H), 1.95 - 1.88 (m, 1H), 1.70 - 1.51 (m, 5H), 1.41 - 1.33 (m, 2H), 1.39 (s, 9H), 1.21 - 1.12 (m, 2H)
【0338】
工程2:6-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-(メチルチオ)-5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(111mg、0.241mmol)のTFA(1.2mL)およびDCM(2.4mL)溶液を10分間撹拌し、その後反応混合物を2g SCX-2カートリッジ(1:1 DCM/MeOHで予め平衡化、次いで洗浄、その後1:1 DCM/NH3中7MのMeOHで溶出)を使用して精製した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(85mg、97%)を淡黄色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.65分, m/z = 361 [M+H]+
【0339】
工程3:6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン:一般法4に従い、6-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン(20mg、55.5μmol)、酸1(10.4mg、61.0μmol)、HATU(23mg、61.0μmol)、DIPEA(39μL、0.222mmol)およびDCM(1.1mL)を使用して製造して、表題化合物(25.4mg、87%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.63分, m/z = 513 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 9.27 - 9.18 (m, 1H), 7.96 - 7.90 (m, 1H), 6.53 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.77 - 4.57 (m, 2.3H), 3.90 - 3.83 (m, 0.3H), 3.72 - 3.18 (m, 4.1H (HDOとシグナル重複)), 3.15 - 3.07 (m, 0.3H), 2.94 - 2.80 (m, 1H), 2.59 (s, 3H), 2.02 - 1.84 (m, 1H), 1.74 - 1.02 (m, 20H), 1.01 - 0.90 (m, 3H), 0.90 - 0.75 (m, 2H)
【0340】
実施例56:6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化56】
一般法4に従い、6-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン(20mg、55.5μmol)、酸3(9.5mg、61.0μmol)、HATU(23mg、61.0μmol)、DIPEA(39μL、0.222mmol)およびDCM(1.1mL)を使用して製造して、表題化合物(25.7mg、91%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.32分, m/z = 499 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.30 - 9.18 (m, 1H), 7.95 - 7.89 (m, 1H), 6.56 - 6.50 (m, 1H), 4.80 - 4.71 (m, 1H), 4.70 - 4.63 (m, 0.7H), 4.59 - 4.51 (m, 0.3H), 4.00 - 3.92 (m, 0.3H), 3.75 - 2.96 (m, 4.7H (HDOとシグナル重複)), 2.83 - 2.66 (m, 1H), 2.60 (s, 3H), 2.31 - 2.19 (m, 1H), 2.05 - 1.86 (m, 1H), 1.83 - 1.12 (m, 10H), 1.12 - 1.01 (m, 3H)
【0341】
実施例57:6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルアミノ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化57】
mCPBA(<77%純度)(9.1mg、40.6μmol)のDCM(0.25mL)溶液を、4mL バイアル中、撹拌している6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン(15mg、30.1μmol)のトルエン(1.0mL)溶液に、rtで加えた。容器を密閉し、15分後、2M メチルアミンのTHF溶液(15μL、30.1μmol)およびDIPEA(16μL、90.3μmol)を連続的に加えた。1時間後、反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0~100%、EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製し、凍結乾燥して、表題化合物(10.4mg、72%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.15分, m/z = 482 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.10-8.91 (m, 1H), 7.85-7.60 (m, 2H), 6.33-6.10 (m, 1H), 4.84-4.71 (m, 1H), 4.68-4.40 (m, 1H), 4.02-2.96 (m, 4H, 重複溶媒ピーク), 2.94-2.83 (m, 3H), 2.82-2.62 (m, 1H, 重複溶媒ピーク), 2.33-2.18 (m, 1H), 2.05-0.70 (m, 15H)
【0342】
実施例58:2-(ジメチルアミノ)-6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化58】
2M ジメチルアミンのTHF溶液(0.02mL、30.1μmol)を求核反応材として使用し、フラッシュクロマトグラフィーにBiotage KP-NHカラムを使用する以外、実施例57の方法に従い、表題化合物(11.7mg、78%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.44分, m/z = 496 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.07-9.02 (m, 1H), 7.76-7.69 (m, 1H), 6.27 (d, 1H), 4.82-4.71 (m, 1H), 4.66-4.41 (m, 1H), 4.00-2.97 (m, 10H, 重複溶媒ピーク), 2.84-2.61 (m, 1H, 重複溶媒ピーク), 2.32-2.17 (m, 1H), 2.05-0.67 (m, 15H)
【0343】
実施例59:6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メトキシピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化59】
ナトリウムメトキシドのMeOH溶液、25~30%w/w(6.5mg、30.1μmol)を求核反応材として使用し、フラッシュクロマトグラフィーにBiotage KP-NHカラムを使用する以外、実施例57の方法に従い、表題化合物(8.7mg、60%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.28分, m/z = 483 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.32-9.26 (m, 1H), 7.95-7.88 (m, 1H), 6.55-6.49 (m, 1H), 4.82-4.51 (m, 2H), 4.02 (s, 3H), 4.01-2.96 (m, 4H, 重複溶媒ピーク), 2.84-2.61 (m, 1H, 重複溶媒ピーク), 2.32-2.18 (m, 1H), 2.06-1.85 (m, 1H), 1.81-0.75 (m, 14H)
【0344】
実施例60:6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-モルホリノピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化60】
モルホリン(2.6mg、30.1μmol)を求核反応材として使用し、フラッシュクロマトグラフィーにBiotage KP-NHカラムを使用する以外、実施例57の方法に従い、表題化合物(12.5mg、77%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.48分, m/z = 538 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.10-9.05 (m, 1H), 7.79-7.71 (m, 1H), 6.27 (d, 1H), 4.82-4.70 (m, 1H), 4.69-4.42 (m, 1H), 4.01-2.88 (m, 12H, 重複溶媒ピーク), 2.84-2.62 (m, 1H, 重複溶媒ピーク), 2.32-2.18 (m, 1H), 2.05-1.84 (m, 1H), 1.81-0.76 (m, 14H)
【0345】
実施例61:6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化61】
1-メチルピペラジン(3.0mg、30.1μmol)を求核反応材として使用し、フラッシュクロマトグラフィーにBiotage KP-NHカラムを使用する以外、実施例57の方法に従い、表題化合物(13.0mg、77%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 0.85分, m/z = 551 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.08-9.03 (m, 1H), 7.79-7.70 (m, 1H), 6.26 (d, 1H), 4.82-4.71 (m, 1H), 4.68-4.42 (m, 1H), 4.03-2.88 (m, 8H, 重複溶媒ピーク), 2.86-2.62 (m, 1H, 重複溶媒ピーク), 2.42-2.13 (m, 8H, 重複溶媒ピーク), 2.05-1.82 (m, 1H), 1.81-0.77 (m, 14H)
【0346】
実施例62:2-((ジメチル(オキソ)-λ
6
-スルファンイリデン)アミノ)-6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化62】
S,S-ジメチルスルホキシミン(2.8mg、30.1μmol)を求核反応材として使用し、フラッシュクロマトグラフィーにBiotage KP-NHカラムを使用する以外、実施例57の方法に従い、表題化合物(8.3mg、51%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 0.95分, m/z = 544 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.18-9.12 (m, 1H), 7.84-7.74 (m, 1H), 6.38 (d, 1H), 4.81-4.46 (m, 2H), 4.01-2.90 (m, 10H, 重複溶媒ピーク), 2.84-2.62 (m, 1H, 重複溶媒ピーク), 2.33-2.18 (m, 1H), 2.05-1.83 (m, 1H), 1.81-0.72 (m, 14H)
【0347】
実施例63:6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(ピペラジン-1-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化63】
工程1:tert-ブチル4-(6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート:tert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(5.6mg、30.1μmol)を求核反応材として使用し、フラッシュクロマトグラフィーにBiotage KP-NHカラムを使用する以外、実施例57の方法に従い、表題化合物(13.5mg、70%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.83分, m/z = 637 [M+H]
+
【0348】
工程2:6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(ピペラジン-1-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン:tert-ブチル4-(6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-オキソ-5,6-ジヒドロピリド[4,3-d]ピリミジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(13.5mg、21.2μmol)のTFA(1.0mL)およびDCM(1.0mL)溶液をrtで撹拌した。30分後、溶媒を減圧下除去し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム(aq)溶液およびDCMに分配し、分離し、飽和重炭酸ナトリウム(aq)溶液およびDCMで抽出し、乾燥させ(相分離器)、溶媒を減圧下除去した。残留物をBiotage KP-NHカートリッジに負荷し、フラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~5%MeOHのEtOAc溶液)で精製し、凍結乾燥して、表題化合物(9.1mg、79%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.83分, m/z = 537 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 9.07-9.02 (m, 1H), 7.79-7.68 (m, 1H), 6.24 (d, 1H), 4.82-4.71 (m, 1H), 4.68-4.41 (m, 1H), 4.01-2.86 (m, 9H, 重複溶媒ピーク), 2.83-2.62 (m, 5H, 重複溶媒ピーク), 2.33-2.17 (m, 1H, 重複溶媒ピーク), 2.03-1.83 (m, 1H), 1.80-0.76 (m, 14H)
【0349】
実施例64:2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン
【化64】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((1-メチル-6-(メチルチオ)-3-オキソ-1,3-ジヒドロ-2H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-2-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、1-メチル-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン(WO2003029209)(59mg、0.300mmol)、エポキシド2(80mg、0.300mmol)、炭酸セシウム(108mg、0.330mmol)およびDMF(2mL)を80℃で3日間および100℃で5日間使用して、表題化合物(11.7mg、8%)を極めて薄い黄色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.52分, m/z = 464 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.82 (s, 1H), 4.73 (s, 1H), 4.27 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 3.77 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 3.62 (s, 3H), 3.60 - 3.53 (m, 1H), 3.25 - 3.13 (m, 3H), 2.57 (s, 3H), 1.93 - 1.86 (m, 1H), 1.75 - 1.48 (m, 6H), 1.42 - 1.36 (m, 1H), 1.39 (s, 9H), 1.29 - 1.25 (m, 1H), 1.20 - 1.12 (m, 1H)
【0350】
工程2:2-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((1-メチル-6-(メチルチオ)-3-オキソ-1,3-ジヒドロ-2H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-2-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(11.7mg、25.2μmol)のTFA(0.125mL)およびDCM(0.250mL)溶液を20分間撹拌し、その後反応混合物を2g SCX-2カートリッジ(1:1 DCM/MeOHで予め平衡化、次いで洗浄、その後1:1 DCM/NH3中7MのMeOHで溶出)を使用して精製した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(9mg、定量的)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.61分, m/z = 364 [M+H]+
【0351】
工程3:2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン:一般法4に従い、2-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン(5.6mg、15.4μmol)、酸3(3.6mg、23.1μmol)、HATU(8.8mg、23.1μmol)、DIPEA(11μL、61.6μmol)およびDCM(0.5mL)を使用して、表題化合物(6mg、72%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.19分, m/z = 502 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.82 (s, 1H), 4.85 - 4.75 (m, 1H), 4.42 - 2.95 (m, 9H (HDOとシグナル重複)), 2.80 - 2.65 (m, 1H), 2.57 (s, 3H), 2.33 - 2.18 (m, 1.5H), 2.04 - 1.95 (m, 0.5H), 1.94 - 1.85 (m, 1H), 1.67 - 1.46 (m, 5H), 1.44 - 1.24 (m, 3H), 1.21 - 1.13 (m, 1H), 1.12 - 1.02 (m, 3H)
【0352】
実施例65および実施例66:1-(((R)-1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ
6
-スルファンイリデン)アミノ)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オンおよび1-(((S)-1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ
6
-スルファンイリデン)アミノ)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン
【化65】
工程1:5-ブロモ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン:5-ブロモ-2-クロロ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン(3.10g、10.8mmol)(Eur. J. Org. Chem., 2013, p2316-2324により製造)および水酸化ナトリウム(3.03g、75.7mmol)の1,4-ジオキサン(36mL)および水(36mL)溶液を、30分間、マイクロ波照射下で130℃で加熱した得られた混合物を2M HCl
(aq)の添加によりpH2に酸性化し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相を1:1 水/塩水(30mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮し、その後最少量の1:1 DCM/ジエチルエーテルを加え、生成物を濾過により単離して、表題化合物(2.50g、86%)を黄色固体として得た。この物質をさらに精製することなく使用した。LCMS(方法B): R
T = 1.18分, m/z = 268, 270 [M+H]
+
【0353】
工程2:tert-ブチル4-((5-ブロモ-4-(2-フルオロフェニル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート:一般法2に従い、5-ブロモ-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン(594mg、2.22mmol)、エポキシド1(1.07g、4.43mmol)、炭酸セシウム(794mg、2.44mmol)およびDMF(7.5mL)を90℃で16時間使用して、表題化合物(459mg、40%)を淡黄色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.66分, m/z = 509, 511 [M+H]+
【0354】
工程3:5-ブロモ-4-(2-フルオロフェニル)-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル4-((5-ブロモ-4-(2-フルオロフェニル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(69mg、0.136mmol)溶液をTFA(1mL)およびDCM(2mL)中で20分間撹拌し、その後反応混合物を2g SCX-2カートリッジ(1:1 DCM/MeOHで予め平衡化、次いで洗浄し、その後1:1 DCM/NH3中7MのMeOHで溶出)を使用して精製した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(56mg、定量的)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.70分, m/z = 409, 411 [M+H]+
【0355】
工程4:5-ブロモ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン:一般法4に従い、5-ブロモ-4-(2-フルオロフェニル)-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン(56mg、0.137mmol)、酸1(26mg、0.151mmol)、HATU(57mg、0.151mmol)、DIPEA(96μL、0.547mmol)およびDCM(3mL)を使用して、表題化合物(68mg、88%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.84, 1.85分(2ジアステレオ異性体), m/z = 561, 563 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.10 - 8.02 (m, 1H), 7.57 - 7.47 (m, 1H), 7.40 - 7.25 (m, 3H), 4.96 - 4.87 (m, 1H), 4.55 - 4.39 (m, 1H), 4.18 - 3.97 (m, 0.4H), 3.82 - 3.56 (m, 2.6H), 3.27 - 3.19 (m, 1H), 3.07 - 2.79 (m, 2H), 1.75 - 1.55 (m, 7H), 1.55 - 1.41 (m, 1H), 1.24 - 1.06 (m, 6H), 1.02 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 1.00 - 0.90 (m, 8H), 0.88 - 0.77 (m, 2H)
【0356】
工程5:1-(((R)-1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オンおよび1-(((S)-1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン:密封反応バイアル中の5-ブロモ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン(30.5mg、54.3μmol)、S,S-ジメチルスルホキシミン(5mg、54.3μmol)、Pd2(dba)3(2.5mg、2.72μmol)、Xantphos(3.5mg、5.97μmol)および炭酸セシウム(53mg、0.163mmol)の1,4-ジオキサン(0.5mL)懸濁液をN2のバブリングにより5分間脱気した。反応物を100℃で16時間撹拌し、その後rtに冷却した。反応混合物を飽和NH4Cl(aq)(15mL)で希釈し、DCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~10%MeOHのDCM溶液)で精製して、不純生成物を得た。この物質をさらに分取HPLCで精製して、1-(((R)-1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン(7.7mg、24%)および1-(((S)-1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン(7.6mg、24%)を、凍結乾燥後、いずれも無色固体として得た。1-(((R)-1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン:LCMS(方法A): RT = 1.42分, m/z = 574 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.47 - 7.28 (m, 3H), 7.27 - 7.16 (m, 2H), 6.36 - 6.29 (m, 1H), 5.26 - 5.15 (m, 1H), 4.41 - 4.30 (m, 1H), 4.06 - 3.66 (m, 3H), 3.34 - 3.20 (m, 2H (HDOとシグナル重複)), 3.03 (s, 3H), 2.97 (s, 3H), 2.96 - 2.85 (m, 1H), 1.79 - 1.35 (m, 7H), 1.32 - 0.68 (m, 17H)。1-(((S)-1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-4-(2-フルオロフェニル)ピリジン-2(1H)-オン:LCMS(方法A): RT = 1.43分, m/z = 574 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.46 - 7.31 (m, 3H), 7.27 - 7.17 (m, 2H), 6.35 (s, 0.5H), 6.33 (s, 0.5H), 5.24 (s, 0.5H), 5.16 (s, 0.5H), 4.44 (d, J = 13.4 Hz, 0.5H), 4.28 (d, J = 13.4 Hz, 0.5H), 4.11 (d, J = 12.8 Hz, 0.5H), 3.94 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 3.81 - 3.73 (m, 1H), 3.58 (d, J = 12.8 Hz, 0.5H), 3.37 - 3.21 (m, 2.5H (HDOシグナルとシグナル重複)), 3.03 (s, 3H), 2.97 (s, 3H), 2.96 - 2.85 (m, 1H), 1.79 - 1.54 (m, 6H), 1.52 - 1.43 (m, 1H), 1.31 - 0.78 (m, 17H)
【0357】
実施例67:4-クロロ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)ピリジン-2(1H)-オン
【化66】
工程1:4-クロロ-5-(メチルチオ)ピリジン-2-アミン:4-クロロ-5-ヨードピリジン-2-アミン(2.54g、10.0mmol)、ナトリウムチオメトキシド(1.40g、20.0mmol)、ヨウ化銅(I)(190mg、1.00mmol)、炭酸カリウム(2.76g、20.0mmol)およびエチレングリコール(1.12mL、20.0mmol)のIPA(3mL)懸濁液をN
2雰囲気下、80℃で19時間撹拌した。反応混合物をrtに冷却し、セライト
(登録商標)で濾過し、固体をMeOH(3×20mL)を使用して洗浄した。合わせた濾液を減圧下濃縮し、水(30mL)を残留物に加えた。得られた懸濁液をDCM(3×20mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(20%;次いで30%;次いで40%EtOAcのシクロヘキサン溶液(定組成))で精製して、表題化合物(779mg、44%)を灰白色結晶性固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 0.41分, m/z = 175, 177 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.01 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 6.34 (s, 2H), 2.32 (s, 3H)
【0358】
工程2:4-クロロ-5-(メチルスルフィニル)ピリジン-2(1H)-オン:亜硝酸ナトリウム(923mg、13.4mmol)の水(9mL)溶液を4-クロロ-5-(メチルチオ)ピリジン-2-アミン(779mg、4.46mmol)の75%硫酸(aq)(25.4mL、267mmol)溶液に0℃で加えた。1時間後、28~30%水酸化アンモニウム(aq)(約10mL)を加えたが、沈殿が形成されなかったため、さらに28~30%水酸化アンモニウム(aq)(約10mL)を加えた。沈殿が形成されなかったため、混合物をEtOAc(3×20mL)で抽出し、水相を3日間静置し、結晶性固体が出現した。水相を水(約20mL)で希釈し、混合物を氷浴で冷却した。沈殿を濾過により採取し、その後水(20mL)で洗浄し、真空オーブンで50℃で乾燥させて、表題化合物(395mg、46%)を黄色針状物として得た。LCMS(方法A): RT = 0.30分, m/z = 190, 192 [M-H]-. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 12.30 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 6.64 (s, 1H), 2.84 (s, 3H)
【0359】
工程3:tert-ブチル4-((4-クロロ-5-(メチルスルフィニル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート:一般法2に従い、4-クロロ-5-(メチルスルフィニル)ピリジン-2(1H)-オン(96mg、0.500mmol)、エポキシド1(241mg、1.00mmol)、DIPEA(0.437mL、2.50mmol)およびNMP(1mL)を90℃で89時間使用して製造して、表題化合物(66mg、30%)を橙色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.18分, m/z = 377, 379 [M-ブテン+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.99 (s, 1H), 6.76 - 6.66 (m, 1H), 4.84 - 4.74 (m, 1H), 4.56 - 4.45 (m, 1H), 3.77 - 3.61 (m, 2H), 3.27 - 3.15 (m, 1H), 3.13 - 2.90 (m, 2H), 2.89 - 2.81 (m, 3H), 1.63 - 1.51 (m, 1H), 1.47 - 1.31 (m, 9H), 1.11 - 1.03 (m, 1H), 0.98 (s, 3H), 0.96 - 0.88 (m, 3H)
【0360】
工程4:4-クロロ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)ピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル4-((4-クロロ-5-(メチルスルフィニル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(63mg、0.146mmol)の1,4-ジオキサン(1.5mL)溶液に、4M HClの1,4-ジオキサン(0.218mL、0.873mmol)を加えた。Rtで3.5時間撹拌後、さらに4M HClの1,4-ジオキサン(0.218mL、0.873mmol)を加え、反応さらに2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残留物に酸1(25mg、0.146mmol)、HATU(56mg、0.146mmol)、DCM(3mL)およびDIPEA(102μL、0.585mmol)を加えた。反応混合物をrtで15.5時間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)(15mL)で希釈し、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(22mg、30%)を淡黄色ガム状物として得た。LCMS(方法B): RT = 1.27分, m/z = 485, 487 [M+H]+
【0361】
工程5:4-クロロ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)ピリジン-2(1H)-オン:4-クロロ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)ピリジン-2(1H)-オン(22mg、44.9μmol)、ナトリウムアジド(12mg、0.180mmol)およびイートン試薬(0.5mL)の混合物を50℃で25分間加熱した。反応混合物をrtに冷却し、DCM(約5mL)で希釈し、その後飽和NaHCO3(aq)(30mL)に注加した。得られた混合物を相分離器を使用してDCM(3×10mL)で抽出し、合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~20%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(7.3mg、29%)を明ベージュ色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.42分, m/z = 500, 502 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.44 - 8.39 (m, 1H), 6.75 - 6.69 (m, 1H), 4.90 - 4.82 (m, 1H), 4.61 - 2.75 (m, 11H (HDOとシグナル重複)), 1.78 - 1.38 (m, 8H), 1.20 - 0.76 (m, 16H)
【0362】
実施例68:1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化67】
一般法5に従い、4-クロロ-1-((1-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)ピリジン-2(1H)-オン(6mg、12.0μmol)、フェニルボロン酸(4.4mg、36.0μmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1mg、1.20μmol)、炭酸ナトリウム(5.1mg、48.0μmol)、1,4-ジオキサン(0.36mL)および水(0.12mL)を、1時間、130℃でマイクロ波照射を使用して製造して、分取HPLCによる精製後、表題化合物(1.2mg、18%)を明ベージュ色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.60分, m/z = 542 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.50 - 8.45 (m, 1H), 7.58 - 7.46 (m, 1H), 7.45 - 7.37 (m, 4H), 6.23 - 6.18 (m, 1H), 4.93 (s, 1H), 4.65 - 4.53 (m, 1H), 4.11 - 3.97 (m, 1H), 3.84 - 3.59 (m, 3H), 3.09 - 2.83 (m, 3H), 2.80 - 2.66 (m, 3H), 1.81 - 1.39 (m, 8H), 1.30 - 0.90 (m, 14H), 0.89 - 0.77 (m, 2H)
【0363】
実施例69:4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ
6
-スルファンイリデン)アミノ)ピリジン-2(1H)-オン
【化68】
工程1:tert-ブチル10-((5-ブロモ-4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:カリウムtert-ブトキシド(231mg、2.06mmol)を、5-ブロモ-4-クロロピリジン-2(1H)-オン(390mg、1.87mmol)およびエポキシド2(1.00g、3.74mmol)のDMSO(5.0mL)溶液に、凝縮器を備えたRBG中、窒素下で加えた。反応混合物を60℃に加熱した。24時間後、反応混合物をrtに冷却し、飽和NH
4Cl
(aq)溶液で希釈し、EtOAc(×3)を使用して抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(相分離器)、溶媒を減圧下除去し、残りの残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~50%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(263mg、30%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.67分, m/z = 475 [M+H]
+
【0364】
工程2:tert-ブチル10-((4-クロロ-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:Pd2(dba)3(25.3mg、0.0277mmol)およびXantphos(35.2mg、0.0609mmol)を、予め脱気した撹拌中のtert-ブチル10-((5-ブロモ-4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(263mg、0.553mmol)、S,S-ジメチルスルホキシミン(51.6mg、0.553mmol)および炭酸セシウム(541mg、1.66mmol)の1,4-ジオキサン(2.6mL)懸濁液に窒素下加えた。温度を100℃に上げた。18時間後、LCMS分析は、スルホキシミン生成物の1:1 生成物混合物(約40%)および残存出発物質(約60%)を示した。さらにPd2(dba)3(25.3mg、0.0277mmol)およびXantphos(35.2mg、0.0609mmol)を加えた。さらに2時間後、温度を110℃に上げた。さらに2時間後、さらにS,S-ジメチルスルホキシミン(25.8mg、0.277mmol)を加えた。さらに1時間後、LCMS分析により、反応が止まったことが示された。反応混合物をrtに冷却し、飽和NH4Cl(aq)で希釈し、DCM(×3)を使用して抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(相分離器)、溶媒を減圧下除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~5%MeOHのEtOAc溶液)で精製した。純粋フラクションを濃縮して、表題化合物(3.3mg、1%)を黄色ガム状物として得た。表題化合物を含む他のフラクションはtert-ブチル10-((5-ブロモ-4-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレートも含み、純粋表題化合物の回収率は低かった。LCMS(方法A): RT = 1.16分, m/z = 488 [M+H]+
【0365】
工程3:4-クロロ-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン塩酸塩:4M HClの1,4-ジオキサン(0.22mL、6.42mmol)を、tert-ブチル10-((4-クロロ-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(3.3mg、6.8μmol)にrtで加えた。15分後、溶媒を減圧下除去して粗製表題化合物(3.6mg、>100%)を黄色固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。LCMS(方法A): RT = 0.30分, m/z = 388 [M-Cl]+
【0366】
工程4:4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)ピリジン-2(1H)-オン:一般法4に従い、4-クロロ-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン塩酸塩(粗製、推定2.9mg、6.8μmol)、酸1(1.2mg、6.8μmol)、HATU(3.1mg、8.2μmol)、DIPEA(4μL、20.4μmol)およびDCM(0.5mL)を使用して製造して、表題化合物(1.1mg、25%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.40分, m/z = 540 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.47-7.43 (m, 1H), 6.62-6.57 (m, 1H), 5.01-4.91 (m, 1H), 4.61-4.42 (m, 1H), 3.71-3.10 (m, 10H, 重複溶媒ピーク), 2.91-2.79 (m, 1H), 1.97-1.80 (m, 1H), 1.73-0.72 (m, 26H)
【0367】
実施例70:4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)ピリジン-2(1H)-オン
【化69】
工程1:tert-ブチル10-((4-クロロ-5-(メチルスルフィニル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:4-クロロ-5-(メチルスルフィニル)ピリジン-2(1H)-オン(122mg、0.637mmol)、エポキシド2(170mg、0.637mmol)およびDBU(0.115mL、0.764mmol)のNMP(1.25mL)溶液を70℃で47時間加熱した。反応混合物をrtに冷却し、その後直接フラッシュクロマトグラフィー(0~50%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(114mg、39%)を黄色ガム状物として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.45分, m/z = 403, 405 [M-ブテン+H]
+
【0368】
工程2:4-クロロ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)ピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル10-((4-クロロ-5-(メチルスルフィニル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(106mg、0.231mmol)のTFA(0.7mL)およびDCM(2.1mL)溶液を10分間撹拌し、続いて反応混合物を2g SCX-2カートリッジ(1:1 DCM/MeOHで予め平衡化、次いで洗浄、その後1:1 DCM/NH3中7MのMeOHで溶出)を使用して精製した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(70.6mg、85%)を淡黄色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.40分, m/z = 359, 361 [M+H]+
【0369】
工程3:4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)ピリジン-2(1H)-オン:一般法4に従い、4-クロロ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)ピリジン-2(1H)-オン(75mg、0.209mmol)、酸1(39mg、0.230mmol)、HATU(87mg、0.230mmol)、DIPEA(0.146mL、0.836mmol)およびDCM(4.2mL)を使用して製造して、表題化合物(50.4mg、45%)を淡黄色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.34分, m/z = 511, 513 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.09 - 8.01 (m, 1H), 6.76 - 6.69 (m, 1H), 4.90 - 4.83 (m, 1H), 4.80 - 4.58 (m, 2H), 3.89 - 3.07 (m, 4H (HDOとシグナル重複)), 2.98 - 2.75 (m, 4H), 2.01 - 1.80 (m, 2H), 1.78 - 1.00 (m, 20H), 0.98 - 0.91 (m, 2H), 0.89 - 0.75 (m, 2H)
【0370】
実施例71:4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)ピリジン-2(1H)-オン
【化70】
4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)ピリジン-2(1H)-オン(49mg、95.9μmol)、ナトリウムアジド(25mg、0.384mmol)およびイートン試薬(0.5mL)の混合物を50℃で25分間加熱した。反応混合物をrtに冷却し、DCM(5mL)で希釈し、その後飽和NaHCO
3(aq)(30mL)に注加した。得られた混合物を相分離器を使用してDCM(3×10mL)で抽出し、合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~15%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(28mg、55%)をベージュ色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.31分, m/z = 526, 528 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.50 - 8.41 (m, 1H), 6.76 - 6.67 (m, 1H), 4.94 - 4.84 (m, 1H), 4.79 - 2.78 (m, 11H (HDOとシグナル重複)), 1.93 - 1.83 (m, 1H), 1.79 - 1.28 (m, 13H), 1.28 - 1.01 (m, 7H), 1.01 - 0.89 (m, 3H), 0.88 - 0.78 (m, 2H)
【0371】
実施例72:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ
6
-スルファンイリデン)アミノ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化71】
工程1:tert-ブチル10-((4-クロロ-5-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレートおよびtert-ブチル10-((5-ブロモ-4-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:Pd
2(dba)
3(18.3mg、20.0μmol)およびXantphos(25.4mg、43.9μmol)を、予め脱気した撹拌中のtert-ブチル10-((5-ブロモ-4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(190mg、0.399mmol)、S,S-ジメチルスルホキシミン(37.2mg、0.399mmol)および炭酸セシウム(390mg、1.20mmol)の1,4-ジオキサン(4.0mL)懸濁液に、RBF中窒素下加えた。温度を100℃に上げた。1時間後、LCMSは、出発物質の顕著な残留(約27%)およびクロロ-(約28%)およびブロモ-生成物(約17%)両者への変換を示した。2時間後、LCMSは、残存出発物質(約20%)、クロロ-生成物(約34%)およびブロモ-生成物(約21%)を示した。3時間後、反応は停止したように見え、それ故にrtに冷却し、飽和NH
4Cl
(aq)で希釈し、DCM(×3)を使用して抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(相分離器)、溶媒を減圧下除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~5%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物の混合物(68.8mg、ベージュ色固体、約2:1、tert-ブチル10-((4-クロロ-5-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート/tert-ブチル10-((5-ブロモ-4-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート、LCMS方法Bによる)をベージュ色固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。LCMS(方法B): R
T = 1.07分, m/z = 488 [M+H]
+およびR
T = 1.20分, m/z = 532, 534 [M+H]
+
【0372】
工程2:tert-ブチル10-((5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:Pd(dppf)Cl2・DCM(6.0mg、7.0μmol)を、予め脱気した(15分間窒素バブリング)、tert-ブチル10-((4-クロロ-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレートおよびtert-ブチル10-((5-ブロモ-4-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート2:1混合物(68.8mg、0.141mmol)、フェニルボロン酸(25.8mg、0.212mmol)および炭酸ナトリウム(29.9mg、0.282mmol)の1,4-ジオキサン(1.0mL)/水(0.25mL)懸濁液に、密閉2~5mL マイクロ波バイアル中加えた。容器を密閉し、反応混合物を120℃で30分間、マイクロ波照射を使用して加熱した。反応が不完全であったため、反応物を同じ条件に戻した。反応が不完全であったため、さらにPd(dppf)Cl2・DCM(6.0mg、7.0μmol)を加え、反応物を同じ条件に戻した。反応が不完全であったため、さらにフェニルボロン酸(25.8mg、0.212mmol)およびPd(dppf)Cl2・DCM(6.0mg、7.0μmol)を加え、反応物を同じ条件に戻した。反応混合物を水で希釈し、混合物をEtOAc(×3)を使用して抽出し、乾燥させ(相分離器)、溶媒を減圧下除去し、残りの残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~5%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(27.2mg、36%)を淡黄色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.21分, m/z = 530 [M+H]+。tert-ブチル10-((4-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソ-5-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(18.9mg、25%)も淡黄色固体として単離した。LCMS(方法B): RT = 1.32分, m/z = 530 [M+H]+
【0373】
工程3:5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン塩酸塩:4M HClの1,4-ジオキサン溶液(0.5mL、14.4mmol)をtert-ブチル10-((5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(12.5mg、23.6μmol)に加え、撹拌した。1時間後、溶媒を減圧下除去し、残留物を一夜真空オーブンで乾燥させて粗製表題化合物(13.6mg、>100%)を淡黄色固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
LCMS(方法B): RT = 0.61分, m/z = 430 [M-Cl]+
【0374】
工程4:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:一般法4に従い、5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン塩酸塩(粗製、推定11.0mg、23.6μmol)、酸1(4.0mg、23.6μmol)、HATU(10.8mg、28.3μmol)、DIPEA(12.4μL、70.8μmol)およびDCM(0.5mL)を使用して製造して、表題化合物(9.3mg、66%)を、凍結乾燥後、極めて淡い黄色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.58分, m/z = 582 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): 7.59-7.48 (m, 2H), 7.46-7.34 (m, 4H), 6.40-6.34 (m, 1H), 5.38-5.18 (m, 1H), 4.62-4.37 (m, 1H), 3.94-3.61 (m, 2H), 3.58-3.10 (m, 2H, 重複溶媒ピーク), 3.05 (s, 3H), 2.99-2.80 (m, 4H), 2.02-1.82 (m, 1H), 1.80-0.65 (m, 26H)
【0375】
実施例73:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-((ジメチル(オキソ)-λ
6
-スルファンイリデン)アミノ)-5-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化72】
工程1:4-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-フェニルピリジン-2(1H)-オン塩酸塩:4M HClの1,4-ジオキサン溶液(0.5mL、14.4mmol)をtert-ブチル10-((4-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソ-5-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(6.8mg、12.8μmol)に加え、撹拌した。30分後、溶媒を減圧下除去し、残留物を一夜真空オーブンで乾燥させて粗製表題化合物(7.2mg、>100%)を淡黄色固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
LCMS(方法B): R
T = 0.68分, m/z = 430 [M-Cl]
+
【0376】
工程2:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-5-フェニルピリジン-2(1H)-オン:一般法4に従い、4-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-フェニルピリジン-2(1H)-オン塩酸塩(粗製、推定6.0mg、12.8μmol)、酸1(2.2mg、12.8μmol)、HATU(5.8mg、15.4μmol)、DIPEA(6.7μL、38.4μmol)およびDCM(0.5mL)を使用して製造して、表題化合物(4.5mg、54%)を、凍結乾燥後、白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.69分, m/z = 582 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): 7.65 (s, 1H), 7.51-7.44 (m, 2H), 7.35 (t, 2H), 7.26 (t, 1H), 6.04-6.01 (m, 1H), 5.53-5.29 (m, 1H), 4.50-4.25 (m, 1H), 3.97-3.03 (m, 10H, 重複溶媒ピーク), 2.94-2.80 (m, 1H), 2.02-0.76 (m, 27H)
【0377】
実施例74:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化73】
一般法5に従い、4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)ピリジン-2(1H)-オン(27mg、50.6μmol)、フェニルボロン酸(18.5mg、0.152mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(4.3mg、5.06μmol)、炭酸ナトリウム(21mg、0.202mmol)の1,4-ジオキサン(0.75mL)および水(0.25mL)溶液を、マイクロ波照射により、1時間、130℃に加熱し、分取HPLCによる精製後、表題化合物(10.1mg、34%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.34, 1.37分(ジアステレオ異性体), m/z = 568 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.54 - 8.48 (m, 1H), 7.52 - 7.33 (m, 5H), 6.24 - 6.18 (m, 1H), 4.97 - 4.91 (m, 1H), 4.83 - 3.13 (m, 8H (HDOとシグナル重複)), 2.73 - 2.66 (m, 3H), 1.96 - 1.84 (m, 1H), 1.78 - 1.25 (m, 14H), 1.22 - 1.03 (m, 6H), 1.00 - 0.90 (m, 3H), 0.88 - 0.79 (m, 2H)
【0378】
実施例75:5-((ジメチル(オキソ)-λ
6
-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化74】
一般法4に従い、5-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン塩酸塩(実施例72、工程3)(粗製、推定11.3mg、24.2μmol)、酸3(3.8mg、24.2μmol)、HATU(11.0mg、29.0μmol)、DIPEA(12.7μL、72.6μmol)およびDCM(0.5mL)を使用して、表題化合物(6.8mg、49%)を製造し、凍結乾燥後、白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.19分, m/z = 568 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): 7.59-7.50 (m, 2H), 7.47-7.35 (m, 4H), 6.40-6.35 (m, 1H), 5.38-5.18 (m, 1H), 4.63-4.33 (m, 1H), 4.03-3.00 (m, 7H, 重複溶媒ピーク), 2.96 (s, 3H), 2.83-2.66 (m, 1H), 2.33-2.19 (m, 1H), 2.04-0.77 (m, 15H)
【0379】
実施例76:4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)ピリジン-2(1H)-オン
【化75】
工程1:4-クロロ-5-(メチルチオ)ピリジン-2(1H)-オン:4-クロロ-5-(メチルチオ)ピリジン-2-アミン(450mg、2.58mmol)のDMF(14.7mL)溶液に、水(1滴)およびtert-ブチルニトリル(0.613mL、5.15mmol)を加えた。反応物をrtで16時間撹拌し、その後水に注加し、得られた混合物相分離器を使用してDCM(×3)で抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(300mg、66%)を黄色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 0.72分, m/z = 176, 178 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 12.04 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 2.32 (s, 3H)
【0380】
工程2:tert-ブチル10-((4-クロロ-5-(メチルチオ)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:4-クロロ-5-(メチルチオ)ピリジン-2(1H)-オン(800mg、4.55mmol)、エポキシド2(1.34g、5.01mmol)およびDBU(0.893mL、5.92mmol)のNMP(11mL)溶液を110℃で16時間撹拌した。反応混合物をrtに冷却し、その後直接フラッシュクロマトグラフィー(0~25%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(680mg、33%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.81分, m/z = 443, 445 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.93 (s, 1H), 6.70 (s, 1H), 4.77 (s, 1H), 4.56 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 3.59 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.56 - 3.50 (m, 1H), 3.26 - 3.12 (m, 3H), 2.34 (s, 3H), 1.92 - 1.85 (m, 1H), 1.69 - 1.48 (m, 5H), 1.38 (s, 9H), 1.36 - 1.22 (m, 2H), 1.17 - 1.08 (m, 2H)
【0381】
工程3:4-クロロ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)ピリジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-((4-クロロ-5-(メチルチオ)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(740mg、1.67mmol)、DCM(10mL)およびTFA(4mL)を使用して、rtで2時間撹拌して製造して、表題化合物(450mg、78%)を透明ガラス状固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.68分, m/z = 343, 345 [M+H]+
【0382】
工程4:4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)ピリジン-2(1H)-オン:一般法4に従い、4-クロロ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)ピリジン-2(1H)-オン(450mg、1.31mmol)、酸1(246mg、1.44mmol)、HATU(599mg、1.57mmol)およびDIPEA(0.688mL、3.94mmol)のDCM(15mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(450mg、69%)を無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.68分, m/z = 495, 497 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.96 - 7.92 (m, 1H), 6.74 - 6.66 (m, 1H), 4.85 - 4.78 (m, 1H), 4.65 - 4.51 (m, 1H), 3.91 - 3.05 (m, 5H (HDOとシグナル重複)), 2.93 - 2.80 (m, 1H), 2.35 (s, 3H), 2.00 - 1.82 (m, 1H), 1.71 - 1.27 (m, 13H), 1.23 - 1.02 (m, 7H), 0.99 - 0.88 (m, 3H), 0.89 - 0.75 (m, 2H)
【0383】
実施例77:4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルホニル)ピリジン-2(1H)-オン
【化76】
4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)ピリジン-2(1H)-オン(50mg、0.101mmol)のDCM(7mL)溶液に、0℃でmCPBA(<77%純度)(91mg、0.404mmol)を加えた。反応物をrtに温め、20時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(39.7mg、74%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.47, 1.48分(ジアステレオ異性体), m/z = 527, 529 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6: δ 8.48 - 8.41 (m, 1H), 6.88 - 6.73 (m, 1H), 4.98 - 4.91 (m, 1H), 4.74 - 4.62 (m, 1H), 3.87 - 3.06 (m, 8H (HDOとシグナル重複)), 2.94 - 2.78 (m, 1H), 2.00 - 1.83 (m, 1H), 1.75 - 1.02 (m, 20H), 1.01 - 0.88 (m, 3H), 0.88 - 0.74 (m, 2H)
【0384】
実施例78:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化77】
一般法5に従い、4-クロロ-1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)ピリジン-2(1H)-オン(100mg、0.202mmol)、フェニルボロン酸(37mg、0.303mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(10.2mg、10.1μmol)、炭酸ナトリウム(32mg、0.303mmol)、1,4-ジオキサン(0.9mL)および水(0.3mL)溶液を、マイクロ波照射下に、15分間、120℃、次いで15分間、130℃でで加熱して製造して、表題化合物(82mg、76%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.75, 1.76分(ジアステレオ異性体), m/z = 537 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.90 - 7.83 (m, 1H), 7.60 - 7.28 (m, 5H), 6.38 - 6.31 (m, 1H), 5.03 - 4.92 (m, 1H), 4.70 - 4.52 (m, 1H), 3.94 - 3.08 (m, 5H (HDOとシグナル重複)), 2.95 - 2.82 (m, 1H), 2.07 (s, 3H), 1.97 - 1.85 (m, 1H), 1.80 - 1.03 (m, 20H), 1.01 - 0.89 (m, 3H), 0.88 - 0.77 (m, 2H)
【0385】
実施例79:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化78】
mCPBA(<77%純度)(34.7mg、0.155mmol)を1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(83.0mg、0.155mmol)のDCM(7mL)溶液にrtで加え、1時間撹拌した。反応物を減圧下濃縮し、粗製生成物フラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液、0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(49.4mg、57%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.51分, m/z = 553 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 8.24 - 8.14 (m, 1H), 7.54 - 7.44 (m, 5H), 6.39 (t, J = 4.5 Hz, 1H), 4.98 - 4.90 (m, 1H), 4.86 - 4.66 (m, 1H), 3.92 - 3.62 (m, 2H), 3.58 - 3.13 (m, 3H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.95 - 2.80 (m, 1H), 2.40 (m, 3H), 2.05 - 1.85 (m, 1H), 1.81 - 1.03 (m, 20H), 0.95 (dq, J = 11.9, 6.4, 5.3 Hz, 3H), 0.91 - 0.75 (m, 2H)
【0386】
実施例80:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルホニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化79】
1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(65mg、0.121mmol)のDCM(7mL)溶液に、0℃でmCPBA(<77%純度)(40.7mg、0.182mmol)を加えた。反応物をrtに温め、20時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(37.9mg、55%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.58分, m/z = 569 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.53 - 8.46 (m, 1H), 7.60 - 7.23 (m, 5H), 6.34 - 6.21 (m, 1H), 5.03 - 4.95 (m, 1H), 4.86 - 4.69 (m, 1H), 3.89 - 3.15 (m, 5H (HDOとシグナル重複)), 2.95 - 2.80 (m, 1H), 2.75 (s, 3H), 2.02 - 1.87 (m, 1H), 1.78 - 1.03 (m, 20H), 1.00 - 0.90 (m, 3H), 0.89 - 0.75 (m, 2H)
【0387】
実施例81:N-ベンジル-4-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-N-メチルピペリジン-1-カルボキサミド
【化80】
工程1:tert-ブチル4-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート:一般法2に従い、6-クロロピリミジン-4(3H)-オン(3.18g、24.4mmol)、tert-ブチル1-オキサ-6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-カルボキシレート(5.2g、24.4mmol)およびDIPEA(6.39mL、36.6mmol)のDMF(32mL)溶液を使用して製造した。粗製生成物をシクロヘキサンとEtOAcの混合物で摩砕し、残存溶媒を減圧下除去して、表題化合物(3.70g、44%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.01分, m/z = 244 [M+H-Boc]
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 8.08 (s, 1H), 6.57 (s, 1H), 4.0 (br d, 4H), 3.15 (br t, 2H), 2.78 (s, 1H), 1.69-1.59 (m, 1H), 1.54-1.49 (m, 1H), 1.46 (m, 11H)
【0388】
工程2:tert-ブチル4-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル4-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(1g、2.91mmol)、(2-フルオロフェニル)ボロン酸(0.61g、4.36mmol)、炭酸ナトリウム(0.617g、5.82mmol)、1,4-ジオキサン(12mL)、水(4.8mL)およびPd(Ph3P)4(0.168g、0.145mmol)を使用して製造した。反応物をマイクロ波で150℃に15分間加熱した。粗製生成物をジエチルエーテルで摩砕して、表題化合物(1.71g、73%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.22分, m/z = 304 [M-Boc+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.19 (s, 1H), 8.05 (td, 1H), 7.44 (qd, 1H), 7.29 (d, 1H), 7.17 (dd, 1H), 7.11 (s, 1H), 4.0 (br d, 4H), 3.56 (s, 1H), 3.22-3.07 (m, 2H), 1.56-1.67 (m, 4H), 1.46 (s, 9H)
【0389】
工程3:6-(2-フルオロフェニル)-3-((4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン:tert-ブチル4-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(2.60g、6.44mmol)のDCM(10mL)およびTFA(10mL)溶液をrtで30分間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残留物をMeOH(10mL)に溶解し、得られた溶液を平行の2×10g SCX-2カートリッジ(MeOHを使用して予め平衡化し、次いで洗浄し、その後NH3中2MのMeOHで溶出)を使用して精製した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(1.9g、97%)を淡黄色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.58分, m/z = 304 [M+H]+
【0390】
工程4:N-ベンジル-N-メチル-1H-イミダゾール-1-カルボキサミド:CDI(130mg、0.805mmol)を、氷冷N-ベンジルメチルアミン(79.9μL、0.619mmol)の水(3.0mL)溶液に少しずつ加えた。30分後、反応混合物をEtOAc(×3)を使用して抽出し、合わせた有機相を乾燥させ(MgSO4)、溶媒を減圧下除去し、残りの残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(81mg、61%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.57分, m/z = 216 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.95-7.91 (m, 1H), 7.45-7.32 (m, 3H), 7.32-7.24 (m, 3H), 7.10-7.05 (m, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.05 (s, 3H)
【0391】
工程5:1-(ベンジル(メチル)カルバモイル)-3-メチル-1H-イミダゾール-3-イウムアイオダイド:ヨードメタン(69.4μL、1.11mmol)を氷冷N-ベンジル-N-メチル-1H-イミダゾール-1-カルボキサミド(40mg、0.186mmol)のアセトニトリル(1.5mL)溶液に滴下した。温度をrtまで上げた。2日後、溶媒を減圧下除去し、粗製表題化合物をなんらさらに精製することなく次工程で使用した。LCMS(方法B): RT = 0.84分, m/z = 230 [M-I]+
【0392】
工程6:N-ベンジル-4-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-N-メチルピペリジン-1-カルボキサミド:粗製1-(ベンジル(メチル)カルバモイル)-3-メチル-1H-イミダゾール-3-イウムアイオダイド物質(推定66.4mg、0.186mmol)をDCM(2.0mL)に溶解し、6-(2-フルオロフェニル)-3-((4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(0.188g、0.619mmol)およびトリエチルアミン(0.086mL、0.619mmol)を加え、得られた混合物をrtで撹拌した。2日後、反応混合物を1M HCl(aq)溶液を使用して反応停止させ、層を分離し、水相を抽出し(DCM×2)、合わせた有機相を乾燥させた(相分離器)。溶媒を減圧下除去し、残りの残留物をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(3.0mg、4%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.17分, m/z = 451 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.12 (s, 1H), 7.99 (td, 1H), 7.42-7.34 (m, 1H), 7.31-7.23 (m, 2H), 7.23-7.15 (m, 4H, 重複溶媒ピーク), 7.10 (ddd, 1H), 7.04 (s, 1H), 4.32 (s, 2H), 4.00 (s, 2H), 3.55-3.45 (m, 3H), 3.24-3.12 (m, 2H), 2.68 (s, 3H), 1.66 (br td, 2H), 1.58-1.49 (m, 2H)
【0393】
実施例82:N-(シクロヘキシルメチル)-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化81】
工程1:tert-ブチル10-((4-クロロ-5-(エトキシカルボニル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、エチル4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(1.06g、5.24mmol)、エポキシド2(1.75g、5.24mmol)および炭酸セシウム(2.56g、7.85mmol)のDMF(20mL)溶液を使用して製造した。反応物を80℃で16時間撹拌して、表題化合物(1.02g、41%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.66分, m/z = 413, 415 [M-ブテン+H]
+
【0394】
工程2:tert-ブチル10-((5-(エトキシカルボニル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル10-((4-クロロ-5-(エトキシカルボニル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(1.02g、2.18mmol)、フェニルボロン酸(398mg、3.26mmol)、Pd(dppf)Cl2・DCM(186mg、0.218mmol)、炭酸ナトリウム(576mg、5.44mmol)、1,4-ジオキサン(9mL)および水(3mL)を使用して製造した。反応物を150℃で15分間マイクロ波照射下に加熱し、表題化合物(1.02g、91%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.77分, m/z = 511 [M+H]+
【0395】
工程3:1-((7-(tert-ブトキシカルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸:tert-ブチル10-((5-(エトキシカルボニル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(1.24g、2.43mmol)のエタノール(9mL)溶液に、2M 水酸化ナトリウム(aq)(9mL)を加えた。得られた混合物を55℃で3時間撹拌した。反応物を減圧下濃縮し、残留物を水(10mL)に溶解した。水相をジエチルエーテル(10mL)で洗浄し、2M HCl(aq)をpH<4になるまで水相に加えた。得られた沈殿を濾過により採取して、表題化合物(900mg、76%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.42分, m/z = 483 [M+H]+
【0396】
工程4:tert-ブチル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法4に従い、1-((7-(tert-ブトキシカルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(1.00g、2.07mmol)、ジメチルアミン(THF中2M、1.55mL、3.11mmol)、HATU(867mg、2.28mmol)およびDIPEA(1.09mL、6.22mmol)のDCM(20mL)溶液を使用して、表題化合物(1.00g、94%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.39分, m/z = 510 [M+H]+
【0397】
工程5:1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド:一般法3に従い、tert-ブチル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(1.00g、1.95mmol)、DCM(20mL)およびTFA(10mL)を使用して製造して、表題化合物(560mg、70%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.49分, m/z = 410 [M+H]+
【0398】
工程6:4-ニトロフェニル(シクロヘキシルメチル)(メチル)カルバメート:撹拌中の1-シクロヘキシル-N-メチルメタンアミン塩酸塩(82mg、0.500mmol)および4-ニトロフェニルクロロホルメート(302mg、1.50mmol)のDCM(5mL)懸濁液に、0℃でピリジン(0.162mL、2.00mmol)を加えた。反応物をゆっくりrtに温め、16時間撹拌し、その後飽和NH4Cl(aq)(30mL)を加えた。得られた混合物を相分離器を使用してDCM(3×20mL)で抽出し、合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(10~60%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(120mg、82%)を静置により固化する無色油状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.82分, m/z = 293 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.30 - 8.23 (m, 2H), 7.45 - 7.36 (m, 2H), 3.27 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 3.15 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 3.05 (s, 1.5H (rotomer)), 2.93 (s, 1.5H (rotomer)), 1.76 - 1.58 (m, 6H), 1.29 - 1.10 (m, 3H), 1.03 - 0.87 (m, 2H)
【0399】
工程7:N-(シクロヘキシルメチル)-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド:1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド(30mg、73.3μmol)および4-ニトロフェニル(シクロヘキシルメチル)(メチル)カルバメート(43mg、0.147mmol)のMeOH(0.7mL)溶液を、マイクロ波照射下に、120℃で15分間、続いて150℃で1時間加熱した。この混合物にDMAP(1.8mg、14.7μmol)を加え、反応物をマイクロ波照射下、165℃で24時間加熱した。反応混合物を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOH、次いで第2カラム、0~15%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(10.1mg、22%)を、凍結乾燥後、黄色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.38分, m/z = 563 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.84 (s, 1H), 7.48 - 7.41 (m, 3H), 7.41 - 7.34 (m, 2H), 6.45 (s, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.63 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.35 - 3.24 (m, 1H (HDOとシグナル重複)), 3.14 - 3.03 (m, 2H), 3.02 - 2.87 (m, 3H), 2.75 (s, 3H), 2.72 (s, 3H), 2.62 (s, 3H), 1.94 - 1.88 (m, 1H), 1.70 - 1.39 (m, 12H), 1.27 - 1.09 (m, 6H), 0.87 - 0.77 (m, 2H)
【0400】
実施例83:4-ニトロフェニル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート
【化82】
1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド(402mg、0.982mmol)および4-ニトロフェニルクロロホルメート(594mg、2.94mmol)のDCM(10mL)懸濁液にピリジン(0.238mL、2.94mmol)を加え、rtで16時間撹拌後、反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(345mg、61%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.28分, m/z = 575 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.40 - 8.20 (m, 2H), 7.85 (s, 1H), 7.69 - 6.94 (m, 7H), 6.47 (s, 1H), 5.03 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 4.73 - 4.56 (m, 1H), 3.95 - 3.66 (m, 2H), 3.58 - 3.31 (m, 3H), 2.76 (s, 3H), 2.64 (s, 3H), 2.03 - 1.96 (m, 1H), 1.85 - 1.20 (m, 9H)
【0401】
実施例84:イソブチル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート
【化83】
1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド(20mg、48.8μmol)、イソブチルクロロホルメート(12.7μL、97.7μmol)およびDIPEA(25.6μL、0.147mmol)のDCM(0.5mL)溶液を15分間撹拌し、その後反応混合物を飽和NaHCO
3(aq)(15mL)で希釈し、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(19.4mg、76%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.28分, m/z = 510 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.83 (s, 1H), 7.46 - 7.41 (m, 3H), 7.40 - 7.35 (m, 2H), 6.45 (s, 1H), 4.92 (s, 1H), 4.60 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.83 - 3.73 (m, 2H), 3.70 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.67 - 3.60 (m, 1H), 3.35 - 3.21 (m, 3H (HDOとシグナル重複)), 2.75 (s, 3H), 2.62 (s, 3H), 1.96 - 1.89 (m, 1H), 1.88 - 1.81 (m, 1H), 1.72 - 1.50 (m, 5H), 1.45 - 1.33 (m, 2H), 1.27 - 1.21 (m, 1H), 1.20 - 1.13 (m, 1H), 0.89 (d, J = 6.7 Hz, 6H)
【0402】
実施例85:N-ベンジル-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化84】
4-ニトロフェニル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(20mg、34.8μmol)およびベンジルアミン(4.5mg、41.8μmol)のDMF(0.35mL)溶液を80℃で102時間撹拌した。反応混合物をrtに冷却し、その後DMF(約0.4mL)で希釈し、分取HPLCで精製して、表題化合物(2.5mg、13%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.10分, m/z = 543 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.84 (s, 1H), 7.47 - 7.41 (m, 3H), 7.41 - 7.35 (m, 2H), 7.32 - 7.27 (m, 2H), 7.26 - 7.22 (m, 2H), 7.22 - 7.17 (m, 1H), 6.97 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 6.45 (s, 1H), 4.84 (s, 1H), 4.61 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 3.68 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.57 (dd, J = 13.3, 6.3 Hz, 1H), 3.28 - 3.23 (m, 2H), 3.19 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 2.75 (s, 3H), 2.63 (s, 3H), 1.93 - 1.85 (m, 1H), 1.71 - 1.58 (m, 4H), 1.56 - 1.48 (m, 1H), 1.44 - 1.36 (m, 2H), 1.24 - 1.14 (m, 2H)
【0403】
実施例86:10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N,N-ジメチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化85】
4-ニトロフェニル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレートとDMFの反応により、実施例85で生成した副生成物として単離した。表題化合物(5mg、27%)を、凍結乾燥後、無色固体として単離した。LCMS(方法B): R
T = 0.96分, m/z = 481 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.84 (s, 1H), 7.48 - 7.41 (m, 3H), 7.41 - 7.34 (m, 2H), 6.45 (s, 1H), 4.84 (s, 1H), 4.62 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 3.68 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.37 - 3.23 (m, 1H (HDOとシグナル重複)), 3.15 - 3.05 (m, 2H), 2.95 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 2.75 (s, 3H), 2.70 (s, 6H), 2.63 (s, 3H), 1.96 - 1.87 (m, 1H), 1.72 - 1.39 (m, 7H), 1.29 - 1.16 (m, 2H)
【0404】
実施例87:N-ベンジル-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化86】
4-ニトロフェニル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(20mg、34.8μmol)およびN-ベンジルメチルアミン(9μL、69.6μmol)のDMA(0.35mL)溶液を80℃で147時間加熱した。反応混合物をrtに冷却し、その後DMF(0.4mL)で希釈し、得られた溶液を分取HPLCで精製して、表題化合物(6.3mg、32%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.23分, m/z = 557 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.84 (s, 1H), 7.47 - 7.40 (m, 3H), 7.41 - 7.31 (m, 4H), 7.28 - 7.21 (m, 3H), 6.44 (s, 1H), 4.86 (s, 1H), 4.62 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 4.31, 4.27 (ABq, J
AB = 16 Hz, 2H), 3.67 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.45 - 3.36 (m, 1H), 3.23 - 3.09 (m, 2H), 2.99 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 2.75 (s, 3H), 2.65 (s, 3H), 2.62 (s, 3H), 1.96 - 1.86 (m, 1H), 1.74 - 1.65 (m, 1H), 1.64 - 1.44 (m, 5H), 1.44 - 1.36 (m, 1H), 1.30 - 1.22 (m, 1H), 1.22 - 1.13 (m, 1H)
【0405】
実施例88:1-((10-ヒドロキシ-7-(3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド
【化87】
4-ニトロフェニル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(26mg、45.2μmol)および3-(トリフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩(16mg、90.5μmol)のDMA(0.45mL)溶液を80℃で50分間加熱し、その後DIPEA(15.8μL、90.5μmol)を加え、得られた溶液を80℃でさらに144時間撹拌した。反応混合物をrtに冷却し、その後DMF(0.4mL)で希釈し、得られた溶液を分取HPLCで精製して、表題化合物(16.7mg、63%)を、凍結乾燥後、淡ベージュ色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.17分, m/z = 575 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.84 (s, 1H), 7.47 - 7.41 (m, 3H), 7.40 - 7.35 (m, 2H), 6.45 (s, 1H), 4.86 (s, 1H), 4.62 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.68 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.57 - 3.45 (m, 1H), 3.45 - 3.30 (m, 4H), 3.21 - 3.09 (m, 3H), 3.06 - 2.98 (m, 1H), 2.75 (s, 3H), 2.63 (s, 3H), 2.12 - 2.02 (m, 1H), 1.95 - 1.81 (m, 2H), 1.73 - 1.50 (m, 5H), 1.49 - 1.39 (m, 2H), 1.30 - 1.16 (m, 2H)
【0406】
実施例89:N-シクロヘキシル-10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化88】
4-ニトロフェニル10-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(20mg、34.8μmol)およびN-メチルシクロヘキシルアミン(16.8μL、0.139mmol)のDMA(0.35mL)溶液を80℃で64時間加熱した。反応混合物をrtに冷却し、その後DMF(0.7mL)で希釈し、得られた溶液を分取HPLCで精製して、表題化合物(6.6mg、34%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.31分, m/z = 549 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.84 (s, 1H), 7.49 - 7.41 (m, 3H), 7.41 - 7.35 (m, 2H), 6.45 (s, 1H), 4.84 (s, 1H), 4.63 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 3.67 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.37 (tt, J = 11.8, 3.6 Hz, 1H), 3.33 - 3.25 (m, 1H (HDOとシグナル重複)), 3.14 - 3.05 (m, 2H), 2.91 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 2.75 (s, 3H), 2.63 (s, 3H), 2.59 (s, 3H), 1.95 - 1.86 (m, 1H), 1.79 - 1.72 (m, 2H), 1.72 - 1.65 (m, 1H), 1.66 - 1.51 (m, 7H), 1.51 - 1.36 (m, 4H), 1.29 - 1.14 (m, 4H), 1.10 - 1.01 (m, 1H)
【0407】
実施例90:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン
【化89】
工程1:(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド:一般法8に従い、(R)-3-フェニルモルホリン(50mg、0.306mmol)、トリホスゲン(45.5mg、0.153mmol)、DIPEA(161μL、0.919mmol)およびTHF(1.5mL)溶液を使用して製造し、0℃で30分間撹拌し、rtに温め、rtで2時間撹拌して、表題化合物(65mg、94%)を得た。物質をさらに精製することなく使用した。LCMS(方法A): R
T = 1.32分, m/z = 226, 228 [M+H]
+
【0408】
工程2:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法9に従い、1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(15mg、57.0μmol)、(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド(15.4mg、68.4μmol)およびDIPEA(39.8μL、0.228mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(13.0mg、47%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.02分, m/z = 453 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.01 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 7.58 (t, J = 4.3 Hz, 1H), 7.31 (t, J = 6.5 Hz, 5H), 7.23 (qd, J = 6.5, 1.7 Hz, 1H), 4.76 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 4.61 - 4.47 (m, 1H), 4.39 (dt, J = 15.9, 4.8 Hz, 1H), 3.79 - 3.64 (m, 4H), 3.61 - 3.47 (m, 2H), 3.40 - 2.95 (m, 5H (HDOによりシグナル不明瞭)), 1.89 - 1.77 (m, 1H), 1.64 - 1.14 (m, 8H), 1.13 - 1.02 (m, 1H)
【0409】
実施例91:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン
【化90】
工程1:tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法8に従い、tert-ブチル(R)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(500mg、1.91mmol)、トリホスゲン(283mg、0.953mmol)、DIPEA(1.0mL、5.72mmol)およびTHF(14mL)溶液を使用して、0℃で30分間撹拌し、rtに温め、rtで1時間撹拌して、表題化合物(620mg、定量的)を得た。物質をさらに精製することなく使用した。
【0410】
工程2:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン(25mg、94.9μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(37.0mg、0.114mmol)、DIPEA(66.3μL、0.380mmol)およびDCM(2mL)溶液を使用して製造して、rtで1時間撹拌して、表題化合物(37mg、70%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.36分, m/z = 552 [M+H]+; 496 [M-ブテン+H]+
【0411】
工程3:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピラジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(25mg、45.3μmol)、TFA(1mL)およびDCM(2mL)を使用して製造し、rtで40分間撹拌して、表題化合物(22.5mg、定量的)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.52分, m/z = 452 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.01 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 7.58 (t, J = 3.5 Hz, 1H), 7.33 - 7.24 (m, 5H), 7.19 (td, J = 7.8, 7.0, 3.8 Hz, 1H), 4.74 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.54 (dd, J = 25.9, 13.3 Hz, 1H), 4.29 (dt, J = 15.6, 5.3 Hz, 1H), 3.58 - 3.47 (m, 2H), 3.26 - 2.85 (m, 7H), 2.77 (q, J = 5.4 Hz, 2H), 1.82 (dq, J = 13.2, 6.9 Hz, 1H), 1.64 - 1.14 (m, 8H), 1.07 (ddt, J = 20.2, 13.4, 6.2 Hz, 1H). NHシグナル観察されず
【0412】
実施例92:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-メチルピラジン-2(1H)-オン
【化91】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((5-メチル-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、5-メチルピラジン-2-オール(55.1mg、0.500mmol)、エポキシド2(160mg、0.600mmol)および炭酸セシウム(179mg、0.550mmol)のDMF(2.5mL)溶液を90℃で21時間15分間使用して製造して、表題化合物(60.9mg、32%)を淡黄色泡状物として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.23分, m/z = 378 [M+H]
+
【0413】
工程2:1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-メチルピラジン-2(1H)-オン:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((5-メチル-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(60.9mg、0.161mmol)のTFA(0.8mL)およびDCM(1.6mL)溶液をrtで15分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(60mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(41.2mg、92%)を黄色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 0.23分, m/z = 278 [M+H]+
【0414】
工程3:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-メチル-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:トリホスゲン(5.4mg、0.0180mmol)のMeCN(0.36mL)溶液に、0℃でピリジン(17μL、0.210mmol)を加えた。20分後、tert-ブチル(R)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(14.2mg、0.0541mmol)のMeCN(0.36mL)溶液を加え、反応混合物を0℃でさらに15分間撹拌し、その後rtに温めた。2時間撹拌後、1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-メチルピラジン-2(1H)-オン(10mg、0.0361mmol)およびDIPEA(32μL、0.180mmol)を加えた。反応物をrtで2時間30分間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(17.5mg、85%)を灰白色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.42分, m/z = 566 [M+H]+
【0415】
工程4:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-メチルピラジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-メチル-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(17.5mg、0.0309mmol)のTFA(0.25mL)およびDCM(0.5mL)溶液をrtで20分間撹拌し、その後反応混合物を減圧下濃縮した。TFA塩に、DCM(1mL)およびトリエチルアミン(1mL)を加え、得られた溶液を直接フラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH 11gカートリッジ、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(11.6mg、75%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.65, 0.67分(2ジアステレオ異性体), m/z = 466 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.96 (d, J = 0.9 Hz, 0.5H), 7.96 (d, J = 0.9 Hz, 0.5H), 7.45 - 7.40 (m, 1H), 7.33 - 7.23 (m, 4H), 7.22 - 7.15 (m, 1H), 4.77 (s, 0.5H), 4.76 (s, 0.5H), 4.51 (d, J = 13.3 Hz, 0.5H), 4.46 (d, J = 13.3 Hz, 0.5H), 4.30 (t, J = 5.2 Hz, 0.5H), 4.27 (t, J = 5.2 Hz, 0.5H), 3.58 - 3.42 (m, 2H), 3.35 - 2.84 (m, 7H (HDOとシグナル重複)), 2.82 - 2.70 (m, 2H), 2.19 (s, 3H), 1.87 - 1.76 (m, 1H), 1.61 - 1.34 (m, 6H), 1.30 - 1.17 (m, 2H), 1.11 - 0.99 (m, 1H). NHは不可視
【0416】
実施例93:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-メチルピラジン-2(1H)-オン
【化92】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((3-メチル-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、3-メチルピラジン-2-オール(55.1mg、0.500mmol)、エポキシド2(160mg、0.600mmol)および炭酸セシウム(179mg、0.550mmol)のDMF(2.5mL)溶液を90℃で21時間15分間使用して製造して、表題化合物(121mg、63%)を淡黄色泡状物として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.25分, m/z = 378 [M+H]
+
【0417】
工程2:1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-メチルピラジン-2(1H)-オン:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((3-メチル-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(121mg、0.319mmol)のTFA(1.6mL)およびDCM(3.2mL)溶液をrtで15分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(60mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(82.9mg、93%)を暗黄色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 0.23分, m/z = 278 [M+H]+
【0418】
工程3:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((3-メチル-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:トリホスゲン(5.4mg、0.0180mmol)のMeCN(0.36mL)溶液に、0℃でピリジン(17μL、0.210mmol)を加えた。20分後、tert-ブチル(R)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(14.2mg、0.0541mmol)のMeCN(0.36mL)溶液を加え、反応混合物を0℃でさらに15分間撹拌し、その後rtに温めた。3時間撹拌後、1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-メチルピラジン-2(1H)-オン(10mg、0.0361mmol)およびDIPEA(32μL、0.180mmol)を加えた。反応物をrtで16時間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(15.7mg、77%)を灰白色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.43分, m/z = 566 [M+H]+
【0419】
工程4:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-3-メチルピラジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((3-メチル-2-オキソピラジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15.7mg、0.0278mmol)のTFA(0.25mL)およびDCM(0.5mL)溶液をrtで20分間撹拌し、その後反応混合物を減圧下濃縮した。TFA塩に、DCM(1mL)およびトリエチルアミン(1mL)を加え、得られた溶液を直接フラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH 11gカートリッジ、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(11.5mg、83%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.65, 0.67分(2ジアステレオ異性体), m/z = 466 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.46 (d, J = 4.2 Hz, 0.5H), 7.45 (d, J = 4.2 Hz, 0.5H), 7.36 - 7.24 (m, 4H), 7.22 - 7.16 (m, 1H), 7.15 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 4.72 (s, 0.5H), 4.71 (s, 0.5H), 4.54 (d, J = 13.3 Hz, 0.5H), 4.48 (d, J = 13.3 Hz, 0.5H), 4.31 (t, J = 5.2 Hz, 0.5H), 4.26 (t, J = 5.2 Hz, 0.5H), 3.60 - 3.48 (m, 2H), 3.36 - 2.86 (m, 7H (HDOとシグナル重複)), 2.81 - 2.70 (m, 2H), 2.30 (s, 1.5H), 2.29 (s, 1.5H), 1.87 - 1.77 (m, 1H), 1.61 - 1.36 (m, 6H), 1.31 - 1.16 (m, 2H), 1.13 - 1.00 (m, 1H). NHは不可視
【0420】
下表は、記載するとおり一般法11または一般法12による平行合成を使用して製造した実施例化合物を含む。
【表16】
【表17】
【0421】
実施例107:10-((4-ベンゾイル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-N-ベンジル-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化93】
工程1:tert-ブチル10-((4-ベンジル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、4-ベンジルピペラジン-2-オン(1.00g、5.3mmol)、エポキシド2(1.55g、5.8mmol)およびカリウムtert-ブトキシド(0.65g、5.8mmol)のDMSO(10mL)溶液を使用して、75℃で3日間加熱して製造して、表題化合物(1.55g、64%)を得た。LCMS(方法C): R
T = 1.25分, m/z = 402 [M-ブテン+H]
+
【0422】
工程2:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:予め脱気した(窒素で戻し充填)撹拌中のtert-ブチル10-((4-ベンジル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(1.35g、2.95mmol)のメタノール(60mL)溶液に、10%w/w Pd-C(0.13g)を加えた。反応混合物を排気し、大気圧下水素化した。24時間後、反応混合物をセライト(登録商標)で濾過し、溶媒を減圧下除去し、残りの残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(0.30g、27%)を得た。LCMS(方法C): RT = 1.06分, m/z = 312 [M-ブテン+H]+
【0423】
工程3:tert-ブチル10-((4-ベンゾイル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法4に従い、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(30mg、0.0816mmol)、安息香酸(10mg、0.0816mmol)、HATU(31mg、0.0816mmol)およびDIPEA(57μL、0.327mmol)のDCM(1.6mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(31.8mg、82%)を無色ガム状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.35分, m/z = 472 [M+H]+
【0424】
工程4:4-ベンゾイル-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン:tert-ブチル10-((4-ベンゾイル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(31.8mg、0.0674mmol)のTFA(0.5mL)およびDCM(1mL)溶液を10分間撹拌し、続いて反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジをDCM/MeOH(約50mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(約30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(28.3mg、113%)を無色ガラス状物として得た。この物質をさらに精製することなく使用した。LCMS(方法A): RT = 0.38分, m/z = 372 [M+H]+
【0425】
工程5:10-((4-ベンゾイル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-N-ベンジル-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド:4-ベンゾイル-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン(13.3mg、0.0358mmol)およびベンジルイソシアネート(6.6μL、0.0537mmol)のDCM(0.36mL)溶液をrtで16時間撹拌し、その後反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0%;次いで2%;次いで4%;次いで6%;次いで8%MeOHのDCM溶液(定組成))で精製して、表題化合物(13.3mg、72%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.13分, m/z = 505 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.56 - 7.38 (m, 5H), 7.32 - 7.25 (m, 2H), 7.25 - 7.14 (m, 3H), 6.94 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.52 (s, 1H), 4.28 - 3.95 (m, 5H), 3.91 - 3.35 (m, 6H), 3.22 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 3.08 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 2.94 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 1.84 - 1.76 (m, 1H), 1.64 - 1.50 (m, 4H), 1.50 - 1.35 (m, 3H), 1.35 - 1.28 (m, 1H), 1.17 - 1.08 (m, 1H)
【0426】
実施例108:4-ベンゾイル-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン
【化94】
一般法4に従い、4-ベンゾイル-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン(15mg、0.0404mmol)、酸3(6.3mg、0.0404mmol)、HATU(15.4mg、0.0404mmol)およびDIPEA(28μL、0.162mmol)のDCM(0.81mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(18.2mg、81%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.19分, m/z = 510 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.65 - 7.35 (m, 5H), 4.70 - 4.60 (m, 1H), 4.30 - 3.83 (m, 4H), 3.81 - 3.71 (m, 1H), 3.70 - 3.54 (m, 2H), 3.50 - 3.38 (m, 2H), 3.21 - 3.02 (m, 2H), 2.93 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 2.79 - 2.65 (m, 1H), 2.31 - 2.17 (m, 1H), 1.92 - 1.77 (m, 1H), 1.69 - 1.00 (m, 13H)
【0427】
実施例109:N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化95】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:0.5~2mL マイクロ波バイアルにPd
2(dba)
3(7.5mg、8.2μmol)、XPhos(7.8mg、16.3μmol)、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(30mg、0.0816mmol)、Cs
2CO
3(32mg、0.0980mmol)およびブロモベンゼン(15.4mg、0.0980mmol)を入れ、その後バイアルを蓋し、セプタムをとおして穿刺した針を使用して、容器から3回O
2を脱気し、N
2で再充填した;トルエン(0.81mL)を加え、バイアルをさらに3回容器をO
2を脱気し、N
2で再充填した。反応物を110℃(油浴)で16時間加熱した。rtに冷却後、反応混合物を1:1 水/飽和NH
4Cl
(aq)(15mL)で希釈し、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(23.6mg、65%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.64分, m/z = 444 [M+H]
+
【0428】
工程2:1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピペラジン-2-オン:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(23.6mg、0.0532mmol)のTFA(0.5mL)およびDCM(1mL)溶液を10分間撹拌し、続いて反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジをDCM/MeOH(約50mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(約30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(21.4mg、117%)を灰白色固体として得た。この物質をさらに精製することなく使用した。LCMS(方法A): RT = 0.64分, m/z = 344 [M+H]+
【0429】
工程3:N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド:1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピペラジン-2-オン(11.1mg、0.0323mmol)およびベンジルイソシアネート(6μL、0.0485mmol)のDCM(0.33mL)溶液をrtで16時間撹拌し、その後反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0%;次いで2%;次いで4%MeOHのDCM溶液(定組成))で精製して、表題化合物(12.5mg、78%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.32分, m/z = 477 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.29 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.26 - 7.11 (m, 5H), 6.97 - 6.88 (m, 3H), 6.78 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 4.58 (s, 1H), 4.23 (d, J = 5.8 Hz, 2H), 4.11 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 3.89 - 3.80 (m, 2H), 3.78 (d, J = 16.9 Hz, 1H), 3.55 - 3.38 (m, 4H), 3.36 - 3.30 (m, 1H), 3.24 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 3.09 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 3.00 (d, J = 14.0 Hz, 1H), 1.85 - 1.78 (m, 1H), 1.65 - 1.54 (m, 4H), 1.52 - 1.41 (m, 2H), 1.40 - 1.28 (m, 2H), 1.18 - 1.10 (m, 1H)
【0430】
実施例110:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピペラジン-2-オン
【化96】
一般法4に従い、1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピペラジン-2-オン(10.3mg、0.0300mmol)、酸3(4.7mg、0.0300mmol)、HATU(11.4mg、0.0300mmol)およびDIPEA(21μL、0.120mmol)のDCM(0.6mL)を使用して製造して、表題化合物(10.8mg、72%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.41分, m/z = 482 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.23 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.79 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 4.79 - 4.65 (m, 1H), 4.25 - 2.95 (m, 12H (HDOとシグナル重複)), 2.78 - 2.67 (m, 1H), 2.31 - 2.19 (m, 1H), 1.94 - 1.78 (m, 1H), 1.73 - 1.03 (m, 13H)
【0431】
実施例111:10-((4-アセチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-N-ベンジル-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化97】
工程1:tert-ブチル10-((4-アセチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:酢酸無水物(39μL、0.408mmol)をtert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(30mg、0.0816mmol)およびトリエチルアミン(0.114mL、0.816mmol)のDCM(0.81mL)溶液に加えた。15分後、反応混合物を飽和NaHCO
3(aq)(7mL)で希釈し、混合物をDCM(3×5mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮して、表題化合物(33mg、98%)を無色ガム状物として得た。LCMS(方法A; 220nm): R
T = 1.06分, m/z = 410 [M+H]
+
【0432】
工程2:4-アセチル-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン:tert-ブチル10-((4-アセチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(33mg、0.0806mmol)のTFA(0.5mL)およびDCM(1mL)溶液を15分間撹拌し、続いて反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジをDCM/MeOH(約50mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(約30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(21.7mg、87%)を灰白色泡状物として得た。この物質をさらに精製することなく使用した。LCMS(方法A; 220nm): RT = 0.28分, m/z = 310 [M+H]+
【0433】
工程3:10-((4-アセチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-N-ベンジル-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド:4-アセチル-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン(11.2mg、0.0362mmol)およびベンジルイソシアネート(6.7μL、0.0543mmol)のDCM(0.36mL)溶液をrtで45分間撹拌し、その後ベンジルイソシアネート(3.4μL、0.0272mmol)を加え、反応を2時間撹拌し、その後反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0%;次いで3%;次いで6%;次いで10%MeOHのDCM溶液(定組成))で精製して、表題化合物(11.9mg、72%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.94分, m/z = 443 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.36 - 7.26 (m, 2H), 7.27 - 7.11 (m, 3H), 6.94 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 4.51 (s, 0.4H), 4.50 (s, 0.6H), 4.28 - 4.17 (m, 2H), 4.18 - 3.86 (m, 3H), 3.81 - 3.30 (m, 6H), 3.22 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 3.08 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 2.93 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 2.03 (s, 1.8H), 2.00 (s, 1.2H), 1.85 - 1.76 (m, 1H), 1.65 - 1.26 (m, 8H), 1.18 - 1.07 (m, 1H)
【0434】
実施例112:4-アセチル-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン
【化98】
一般法4に従い、4-アセチル-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン(10.5mg、0.0339mmol)、酸3(5.3mg、0.0339mmol)、HATU(12.9mg、0.0339mmol)およびDIPEA(23.7μL、0.136mmol)のDCM(0.68mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(14.5mg、93%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 0.99分, m/z = 448 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 4.71 - 4.58 (m, 1H), 4.19 - 3.92 (m, 3H), 3.80 - 3.24 (m, 6H (HDOとシグナル重複)), 3.21 - 3.01 (m, 2H), 2.98 - 2.86 (m, 1H), 2.80 - 2.65 (m, 1H), 2.32 - 2.17 (m, 1H), 2.03 (s, 1.7H), 2.00 (s, 1.3H), 1.92 - 1.76 (m, 1H), 1.71 - 1.03 (m, 13H)
【0435】
実施例113:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(ピリジン-2-イル)ピペラジン-2-オン
【化99】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-(ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:0.5~2mL マイクロ波バイアルにPd
2(dba)
3(7.5mg、8.2μmol)、XPhos(7.8mg、16.3μmol)、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(30mg、0.0816mmol)、Cs
2CO
3(32mg、0.0980mmol)および2-ブロモピリジン(15.5mg、0.0980mmol)を入れ、その後バイアルを蓋し、セプタムをとおして穿刺した針を使用して、容器から3回O
2を脱気し、N
2で再充填した;トルエン(0.81mL)を加え、バイアルをさらに3回O
2を脱気し、N
2で再充填した。反応物を110℃(油浴)で17時間加熱し、その後140℃で15分間、続いて160℃で2時間マイクロ波照射下に加熱した。rtに冷却後、反応混合物を1:1 水/飽和NH
4Cl
(aq)(15mL)で希釈し、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(3.8mg、10%)を暗黄色filmとして得た。LCMS(方法A): R
T = 0.95分, m/z = 445 [M+H]
+
【0436】
工程2:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(ピリジン-2-イル)ピペラジン-2-オン:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-(ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(7mg、0.0157mmol)および4M HClの1,4-ジオキサン溶液(42μL、1.2mmol)のDCM(0.3mL)溶液をrtで24時間撹拌し、その後反応混合物を減圧下濃縮した。残留物に酸3(3.7mg、0.0236mmol)、HATU(9mg、0.0236mmol)およびDCM(0.3mL)を加え、続いてDIPEA(11μL、0.0630mmol)を加えた。2時間撹拌後、反応混合物を飽和NaHCO3(aq)(15mL)で希釈し、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH 11gカートリッジ、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いでBuchi FlashPureシリカ 12gカートリッジ、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液、次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(4.4mg、53%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.79分, m/z = 483 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.16 - 8.09 (m, 1H), 7.60 - 7.53 (m, 1H), 6.83 - 6.77 (m, 1H), 6.70 - 6.64 (m, 1H), 4.76 - 4.64 (m, 1H), 4.24 - 2.93 (m, 12H (HDOとシグナル重複)), 2.81 - 2.65 (m, 1H), 2.31 - 2.19 (m, 1H), 1.94 - 1.76 (m, 1H), 1.72 - 1.25 (m, 9H), 1.18 - 1.03 (m, 4H)
【0437】
実施例114:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-メチルピペラジン-2-オン
【化100】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(59mg、0.160mmol)をMeOH(3mL)に溶解し、37%ホルムアルデヒド水溶液(64μL、0.319mmol)、続いてNaBH(OAc)
3(169mg、0.798mmol)を加えた。反応混合物を1時間、rtで撹拌し、その後揮発物を減圧下蒸発させ、残留物をDCMに溶解し、1M NaOH
(aq)で洗浄した。有機層を分離し、水相をDCM(×2)を使用して抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ(相分離器)、減圧下蒸発させて、表題生成物(60mg、98%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法A): R
T = 0.77分, m/z = 382 [M+H]
+
【0438】
工程2:1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-メチルピペラジン-2-オン:
一般法3に従い、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((4-メチル-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(52mg、0.137mmol)、DCM(2mL)およびTFA(1mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、粗製生成物を得た。物質をフラッシュクロマトグラフィー(0~10%MeOHのDCM溶液;次いで0~50%の20%7N NH3/MeOHのDCM溶液の原液)で精製して、表題化合物(35mg、90%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法A): RT = 0.28分, m/z = 282 [M+H]+
【0439】
工程3:1-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-メチルピペラジン-2-オン:一般法4に従い、1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-メチルピペラジン-2-オン(11.5mg、0.041mmol)、酸1(7.0mg、0.041mmol)、HATU(16mg、0.041mmol)およびDIPEA(29μL、0.164mmol)のDCM(0.5mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(7mg、41%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.95分, m/z = 434 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 4.80-4.62 (m, 1H), 4.10-3.96 (m, 1H), 3.94-3.78 (m, 0.5H), 3.75-3.55 (m, 2H), 3.52-3.32 (m, 2H), 3.26-3.14 (m, 2H), 3.13-2.77 (m, 4.5H), 2.61-2.53 (m, 2H), 2.21 (s, 3H), 1.90-.1.74 (m, 1H), 1.69-1.03 (m, 19H), 0.98-0.90 (m, 3H), 0.88-0.77 (m, 2H)
【0440】
実施例115:N-ベンジル-10-((4-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化101】
工程1:tert-ブチル10-((4-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(50mg、0.136mmol)をMeOH(3mL)に溶解し、4,4-ジメチルシクロヘキサn-1-オン(36μL、0.951mmol)、続いてNaHB(OAc)
3(144mg、0.680mmol)を加えた。反応混合物を一夜、rtd撹拌し、その後反応混合物を予め洗浄したSCX-2カラムに負荷し、20%MeOHのDCM溶液で洗浄した。生成物を次いで/DCM溶液20%7N NH
3のMeOHで溶出し、生成物含有フラクションを濃縮して、粗製生成物を得た。物質をさらにフラッシュクロマトグラフィー(0~20%MeOHのDCM溶液、次いで0~10%の20%7N NH
3/MeOHのDCM溶液の原液)で精製して、表題化合物(29mg、45%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法A): R
T =1.10分, m/z = 478 [M+H]
+
【0441】
工程2:4-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-((4-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(29mg、0.062mmol)、DCM(1mL)およびTFA(0.5mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、粗製表題化合物(25mg、>100%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法A): RT = 0.35分, m/z = 378 [M+H]+
【0442】
工程3:N-ベンジル-10-((4-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-2-オキソピペラジン-1-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド:4-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン(12mg、0.033mmol)のDCM(0.5mL)溶液に、ベンジルイソシアネート(4mg、0.033mmol)を加え、反応物をrtで1時間撹拌した。反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NHカートリッジ、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(10mg、58%)を、凍結乾燥後、白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.31分, m/z = 511 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.24-7.19 (m, 2H), 7.18-7.10 (m, 3H), 6.88-6.83 (m, 1H), 4.56 (s, 1H), 4.19-4.12 (m, 2H), 3.91-3.83 (m, 1H), 3.61-3.54 (m, 1H), 3.47-3.39 (m, 1H), 3.18-3.10 (m, 2H), 3.09-2.99 (m, 3H), 2.94-2.88 (m, 1H), 2.69-2.62 (m, 1H), 2.61-2.55 (m, 1H), 2.14-2.06 (m, 1H), 1.76-1.68 (m, 1H), 1.57-1.44 (m, 6H), 1.44-1.15 (m, 9H), 1.13-1.01 (m, 3H), 0.84-0.77 (m, 6H)
【0443】
実施例116:4-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン
【化102】
一般法4に従い、4-(4,4-ジメチルシクロヘキシル)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピペラジン-2-オン(15mg、0.041mmol)、酸3(6.4mg、0.041mmol)、HATU(16mg、0.041mmol)およびDIPEA(29μL、0.164mmol)のDCM(0.5mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(10mg、47%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.09分, m/z = 516 [M+H]
+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 4.85-4.69 (m, 1H), 4.10-3.90 (m, 1H), 3.84-3.56 (m, 2H), 3.55-3.31 (m, 2H), 3.27-3.02 (m, 4H), 3.00-2.92 (m, 1H), 2.79-2.61 (m, 3H), 2.32-2.12 (m, 2H), 1.91-1.74 (m, 1H), 1.69-1.03 (m, 21H), 0.92-0.84 (m, 6H)
【0444】
実施例117:4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン
【化103】
一般法9に従い、4-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン(18mg、67.1μmol)、(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド(18.2mg、80.5μmol)およびDIPEA(46.9μL、0.268mmol)のDCM(1.2mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(8.0mg、24%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.05分, m/z = 458 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.31 (d, J = 6.5 Hz, 4H), 7.23 (dt, J = 8.6, 4.1 Hz, 1H), 4.62 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 4.38 (dt, J = 13.8, 4.8 Hz, 1H), 4.14 - 3.99 (m, 3H), 3.87 - 3.64 (m, 7H), 3.60 - 3.38 (m, 2H), 3.33 (ddd, J = 10.9, 7.8, 5.2 Hz, 1H), 3.21 - 3.07 (m, 2H), 3.06 - 2.85 (m, 3H), 1.77 (dq, J = 13.9, 7.2 Hz, 1H), 1.61 - 1.37 (m, 7H), 1.23 - 1.13 (m, 1H), 1.03 (tt, J = 13.6, 6.2 Hz, 1H)
【0445】
実施例118:4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン
【化104】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((3-オキソモルホリノ)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、4-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン(30mg、0.112mmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(43.4mg、0.134mmol)、DIPEA(78.1μL、0.447mmol)およびDCM(2mL)を使用して、rtで17時間撹拌して製造して、表題化合物(40mg、64%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.39分, m/z = 557 [M+H]
+; 501 [M-ブテン+H]
+
【0446】
工程2:4-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)モルホリン-3-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((3-オキソモルホリノ)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレートカルボキシレート(40mg、71.9μmol)、TFA(1mL)およびDCM(2mL)を使用して製造し、rtで40分間撹拌して、表題化合物(23.4mg、67%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.65分, m/z = 457 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.31 - 7.24 (m, 4H), 7.18 (tt, J = 5.6, 2.9 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 4.28 (dt, J = 14.7, 5.3 Hz, 1H), 4.13 - 3.99 (m, 3H), 3.86 - 3.70 (m, 3H), 3.57 - 3.44 (m, 1H), 3.44 - 3.24 (m, 2H (HDOによりシグナル不明瞭)), 3.14 (dd, J = 26.5, 12.8 Hz, 1H), 3.01 (dt, J = 9.2, 5.9 Hz, 2H), 2.97 - 2.82 (m, 4H), 2.82 - 2.71 (m, 2H), 2.52 (s, 1H (DMSOによりシグナル不明瞭)), 1.75 (dt, J = 13.2, 6.6 Hz, 1H), 1.46 (dddd, J = 25.1, 19.1, 13.0, 6.9 Hz, 7H), 1.27 - 1.11 (m, 1H), 1.03 (ddt, J = 20.4, 13.2, 6.0 Hz, 1H)
【0447】
実施例119:7-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7,8-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-6(5H)-オン
【化105】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-5,6-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-7(8H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、7,8-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-6(5H)-オン(0.100g、0.7mmol)[市販]、エポキシド2(0.21g、0.8mmol)およびカリウムtert-ブトキシド(0.09g、0.8mmol)のDMSO(1mL)溶液を使用して、75℃で3日間加熱して製造して、表題化合物(0.045g、15%)を得た。LCMS(方法C): R
T = 1.05分, m/z = 405 [M+H]
+
【0448】
工程2:7-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7,8-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-6(5H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-5,6-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-7(8H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(30mg、74.2μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1.5時間撹拌して製造して、表題化合物(20mg、88%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.19分, m/z = 305 [M+H]+
【0449】
工程3:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-5,6-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-7(8H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、7-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7,8-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-6(5H)-オン(10mg、32.9μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(12.8mg、39.4μmol)、DIPEA(23μL、0.131mmol)およびDCM(1mL)を使用して、rtで2時間撹拌して製造して、表題化合物(15mg、77%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.97分, m/z = 593 [M+H]+; 537 [M-ブテン+H]+
【0450】
工程4:7-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7,8-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-6(5H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-5,6-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-7(8H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、25.3μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用し、rtで1.5時間撹拌して製造した。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィーで精製し、凍結乾燥させて、表題化合物(11.9mg、93%)を無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.46分, m/z = 493 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.31 - 7.24 (m, 4H), 7.18 (ddt, J = 8.2, 5.7, 3.2 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 4.97 (dd, J = 16.2, 10.0 Hz, 1H), 4.76 (dd, J = 17.4, 5.8 Hz, 1H), 4.70 - 4.52 (m, 3H), 4.32 - 4.17 (m, 2H), 3.52 (d, J = 14.3 Hz, 1H), 3.36 (s, 1H), 3.27 - 3.09 (m, 1H), 3.07 - 2.84 (m, 6H), 2.76 (td, J = 8.6, 7.5, 3.9 Hz, 2H), 1.78 (dd, J = 14.5, 8.1 Hz, 1H), 1.68 - 0.97 (m, 9H). NHシグナル観察されず
【0451】
下表の実施例化合物を、一般法11に従う平行合成を使用して、製造した。
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【0452】
実施例157:3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4(3H)-オン
【化106】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((4-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-3(4H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、ピリド[4,3-d]ピリミジン-4(3H)-オン(73.6mg、0.500mmol)、エポキシド2(134mg、0.500mmol)、炭酸セシウム(179mg、0.550mmol)のDMF(2.5mL)溶液を使用し、80℃で66時間加熱して製造して、表題化合物(87mg、41%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.19分, m/z = 415 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.33 (s, 1H), 8.84 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.45 (s, 1H), 7.60 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.77 (s, 1H), 4.61 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 3.69 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 3.61 - 3.48 (m, 1H), 3.27 - 3.14 (m, 3H), 2.00 - 1.89 (m, 1H), 1.73 - 1.51 (m, 5H), 1.46 - 1.33 (m, 2H), 1.39 (s, 9H), 1.28 - 1.21 (m, 1H), 1.19 - 1.11 (m, 1H)
【0453】
工程2:3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4(3H)-オン:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((4-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-3(4H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(87mg、0.210mmol)および4M HClの1,4-ジオキサン溶液(1.05mL、4.20mmol)の1,4-ジオキサン(1mL)溶液を50℃で45分間撹拌し、その後1,4-ジオキサン(1mL)を加え、反応物を50℃で90分間撹拌し、その後反応混合物をrtに冷却し、DCM(2mL)を加えた。固体を濾過により採取し、DCM(3×2mL)で洗浄し、真空オーブン中50℃で乾燥させた。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH 11gカートリッジ、0~100%DCMのシクロヘキサン溶液;次いで0~30%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(15mg、20%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.22分, m/z = 315 [M+H]+
【0454】
工程3:3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4(3H)-オン:一般法4に従い、3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0477mmol)、酸1(8.1mg、0.0477mmol)、HATU(18.1mg、0.0477mmol)およびDIPEA(33μL、0.191mmol)のDCM(0.95mL)溶液を使用して製造して、凍結乾燥後に表題化合物(20.2mg、90%)を無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.30, 1.31分(2ジアステレオ異性体), m/z = 467 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 9.33 (s, 1H), 8.85 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.47 (s, 1H), 7.61 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.87 - 4.79 (m, 1H), 4.72 - 4.53 (m, 1H), 3.93 - 3.53 (m, 3H), 3.49 - 3.15 (m, 2H (HDOとシグナル重複)), 2.96 - 2.80 (m, 1H), 2.07 - 1.88 (m, 1H), 1.78 - 1.02 (m, 20H), 1.02 - 0.88 (m, 3H), 0.90 - 0.74 (m, 2H)
【0455】
実施例158:6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化107】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン(2.00g、13.6mmol)、エポキシド2(5.45g、20.4mmol)、炭酸セシウム(6.64g、20.4mmol)のDMF(20mL)溶液を使用し、80℃で24時間加熱して製造して、表題化合物(4.20g、75%)を得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。
【0456】
工程2:6-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン:撹拌中のtert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(4.14g、10mmol)のDCM(100mL)溶液に、0℃でTFA(4.0mL)を加えた。24時間後、反応混合物を蒸発乾固し、水に溶解し、水酸化ナトリウム(aq)溶液を使用して約pH10に塩基性化した。反応混合物を蒸発乾固し、残留物を熱イソプロパノールを使用して摩砕し、溶媒を減圧下除去し、残りの残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(1.10g、35%)を得た。LCMS(方法C): RT = 0.75分, m/z = 315 [M+H]+
【0457】
工程3:6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン:DIPEA(0.033mL、0.191mmol)を、撹拌中の6-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン(20.0mg、0.0636mmol)、(R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパン酸(10.8mg、0.0636mmol)およびHATU(29.0mg、0.0763mmol)およびDCM(1.0mL)溶液にrtで加えた。2時間後、反応混合物をさらにDCMおよび飽和重炭酸ナトリウム(aq)溶液に分配した。得られた二相混合物を分離し、抽出し(×3)、乾燥させ(相分離器)、溶媒を減圧下除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NHカラム、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液)で精製し、凍結乾燥して、表題化合物(17.5mg、59%収率)を白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.50分, m/z = 467 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 9.47 (s, 1H), 9.34 (s, 1H), 8.01 - 7.94 (m, 1H), 6.67 (d, 1H), 4.82 - 4.58 (m, 2H), 3.93 - 3.04 (m, 5H, HDOと重複), 2.95 - 2.79 (m, 1H), 2.05 - 1.85 (m, 1H), 1.82 - 0.72 (m, 25H)
【0458】
実施例159:6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化108】
DIPEA(0.03mL、0.1909mmol)を、撹拌中の6-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン(20.0mg、0.0636mmol)、(R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタン酸(9.9mg、0.0636mmol)およびHATU(29.0mg、0.0763mmol)のDCM(1mL)溶液にrtで加えた。2時間後、反応混合物をさらにDCMおよび飽和重炭酸ナトリウム
(aq)溶液に分配した。得られた二相混合物を分離し、抽出し(×3)、乾燥させ(相分離器)、溶媒を減圧下除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NHカラム、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液)で精製し、凍結乾燥して、表題化合物(11.3mg、39%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.08分, m/z = 453 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.49 - 9.44 (m, 1H), 9.36 - 9.30 (s, 1H), 8.00 - 7.93 (m, 1H), 6.72 - 6.63 (m, 1H), 4.83 - 4.54 (m, 2H), 4.01 - 2.93 (m, 5H, 重複HDOピーク), 2.84 - 2.62 (m, 1H, 重複溶媒ピーク), 2.33 - 2.18 (m, 1H), 2.08 - 1.85 (m, 1H), 1.82 - 0.77 (m, 13H)
【0459】
実施例160:3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン
【化109】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((7-(メチルチオ)-4-オキソピリミド[4,5-d]ピリミジン-3(4H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン(500mg、2.57mmol)、tert-ブチル1-オキサ-10-アザジスピロ[2.0.4
4.4
3]ドデカン-10-カルボキシレート(688mg、2.57mmol)およびDIPEA(2.25mL、12.9mmol)の1-メチル-2-ピロリジノン(2.5mL)懸濁液を100℃で撹拌した。20時間後、温度を110℃に上げた。さらに2時間後、反応混合物をrtに冷却し、飽和塩化アンモニウム(15mL)で希釈し、混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出し、乾燥させた。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(1.06g、89%)を淡黄色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.46分, m/z = 462 [M+H]
+
【0460】
工程2:3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((7-(メチルチオ)-4-オキソピリミド[4,5-d]ピリミジン-3(4H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(200mg、0.433mmol)のTFA(2.0mL、26.0mmol)およびDCM(2mL)溶液をrtで撹拌した。30分後、溶媒を減圧下除去し、残留物をDCMおよび重炭酸ナトリウム(aq)溶液に分配し、抽出し(DCM×2)、溶媒を減圧下除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NHカラム、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(11.7mg、7.5%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.43分, m/z = 362 [M+H]+
【0461】
工程3:3-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン:DIPEA(0.017mL、0.0971mmol)を、撹拌中の3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン(11.7mg、0.0324mmol)、(R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパン酸(5.5mg、0.0324mmol)およびHATU(14.8mg、0.0388mmol)およびDCM(1mL)溶液にrtで加えた。30分後、反応混合物をさらにDCMおよび飽和重炭酸ナトリウム(aq)溶液に分配した。得られた二相混合物を分離し、抽出し(×3)、乾燥させ(相分離器)、溶媒を減圧下除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液)で精製し、凍結乾燥して、表題化合物(5.6mg、30%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.67分, m/z = 514 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 9.27 (m, 1H), 8.61 (m, 1H), 4.87-4.78 (m, 1H), 4.65-4.48 (m, 1H), 3.91-3.02 (m, 4H, HDOと重複), 2.96-2.79 (m, 1H), 2.61 (s, 3H), 2.08-0.74 (m, 27H)
【0462】
実施例161:3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン
【化110】
工程1:3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン塩酸塩:4M HClの1,4-ジオキサン溶液(2.5mL、72.0mmol)をtert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((7-(メチルチオ)-4-オキソピリミド[4,5-d]ピリミジン-3(4H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(500mg、1.08mmol)に加え、撹拌した。30分後、溶媒を減圧下除去し、残りの残留物を真空オーブンで乾燥させて、粗製表題化合物(512mg、>100%)を淡橙色固体として得て、これをさらに精製することなく次工程で使用した。LCMS(方法A): R
T = 0.35分, m/z = 362 [M-Cl]
+
【0463】
工程2:3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン:DIPEA(0.76mL、4.33mmol)を、撹拌中の粗製3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン塩酸塩(推定431mg、1.08mmol)、(R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタン酸(169mg、1.08mmol)およびHATU(494mg、1.30mmol)およびDCM(10mL)溶液にrtで加えた。1時間後、反応混合物をさらにDCMおよび飽和重炭酸ナトリウム(aq)溶液に分配した。得られた二相混合物を分離し、抽出し(×3)、乾燥させ(相分離器)、溶媒を減圧下除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製し、凍結乾燥して、表題化合物(136mg、23%)を極淡黄色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.27分, m/z = 500 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 9.29-9.25 (m, 1H), 8.63-8.57 (m, 1H), 4.90-4.80 (m, 1H), 4.56 (ddd, 1H), 4.01-2.89 (m, 4H, HDOと重複), 2.84-2.65 (m, 1H), 2.61 (s, 3H), 2.33-2.18 (m, 1H), 2.10-0.80 (m, 15H)
【0464】
実施例162:3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-モルホリノピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン
【化111】
mCPBA(<77%純度)(9.1mg、0.0406mmol)のDCM(0.25mL)溶液を、4mL バイアル中、撹拌している3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン(15.0mg、0.0301mmol)のトルエン(1.0mL)溶液に加えた。容器を密閉し、15分後、モルホリン(0.0026mL、0.0301mmol)およびDIPEA(0.02mL、0.0903mmol)を連続的に加えた。さらに30分後、反応混合物をカラムに直接負荷し、フラッシュクロマトグラフィー(0~100%、EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製し、凍結乾燥して、表題化合物(10.3mg、63%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.18分, m/z = 539 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.09 (s, 1H), 8.44 (s, 1H), 4.88-4.77 (m, 1H), 4.52 (ddd, 1H), 4.05-2.90 (m, 12H, 重複溶媒ピーク), 2.84-2.60 (m, 1H, 重複溶媒ピーク), 2.33-2.18 (m, 1H), 2.09-1.86 (m, 1H), 1.80-0.76 (m, 14H)
【0465】
実施例163:3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン
【化112】
mCPBA(<77%純度)(9.1mg、0.0406mmol)のDCM(0.25mL)溶液を、4mL バイアル中、撹拌している3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-7-(メチルチオ)ピリミド[4,5-d]ピリミジン-4(3H)-オン(15.0mg、0.0301mmol)のトルエン(1.0mL)溶液に加えた。容器を密閉し、15分後、1-メチルピペラジン(0.0033mL、0.0301mmol)およびDIPEA(0.0158mL、0.0903mmol)を連続的に加えた。さらに1時間後、反応混合物をカラムに直接負荷し、フラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製し、凍結乾燥して、表題化合物(14.0mg、76%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 0.85分, m/z = 552 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.07 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 4.88-4.77 (m, 1H), 4.52 (ddd, 1H), 4.08-2.94 (m, 8H, 重複溶媒ピーク), 2.84-2.61 (m, 1H, 重複溶媒ピーク), 2.42-2.15 (m, 8H, 重複溶媒ピーク), 2.10-1.85 (m, 1H), 1.80-0.75 (m, 14H)
【0466】
実施例164:6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン
【化113】
工程1:tert-ブチル10-((6-フルオロ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、6-フルオロキナゾリン-4(3H)-オン(0.20g、1.2mmol)、エポキシド2(0.49g、1.8mmol)、炭酸セシウム(0.60g、1.8mmol)のDMF(2mL)溶液を使用して、80℃で24時間加熱して製造して、表題化合物(0.42g、80%)を得た。LCMS(方法C): R
T = 1.49分, m/z = 376 [M-ブテン+H]
+
【0467】
工程2:6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-((6-フルオロ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(60mg、0.139mmol)、TFA(1mL)およびDCM(2mL)を使用して、rtで2時間撹拌して製造して、表題化合物(48mg、定量的)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.61分, m/z = 332 [M+H]+
【0468】
工程3:6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン:一般法9に従い、6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン(25mg、75.4μmol)、(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド(20.4mg、90.5μmol)およびDIPEA(53μL、0.302mmol)のDCM(2mL)溶液を使用して製造して、rtで1時間撹拌して、表題化合物(22mg、55%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.38分, m/z = 521 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.28 (d, J = 3.4 Hz, 1H), 7.84 (td, J = 8.8, 2.7 Hz, 1H), 7.80 - 7.69 (m, 2H), 7.36 - 7.20 (m, 5H), 4.75 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 4.61 (dd, J = 30.4, 13.7 Hz, 1H), 4.39 (dt, J = 23.3, 4.6 Hz, 1H), 3.79 - 3.64 (m, 5H), 3.58 (dq, J = 13.5, 4.8 Hz, 1H), 3.40 - 2.96 (m, 5H (HDOによりシグナル不明瞭)), 1.98 - 1.84 (m, 1H), 1.69 - 1.19 (m, 8H), 1.16 - 1.03 (m, 1H)
【0469】
実施例165:6,7-ジフルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン
【化114】
工程1:tert-ブチル10-((6,7-ジフルオロ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、6,7-ジフルオロキナゾリン-4(3H)-オン(0.20g、1.1mmol)、エポキシド2(0.44g、1.7mmol)、炭酸セシウム(0.54g、1.7mmol)のDMF(2mL)溶液を使用し、80℃で24時間加熱して製造して、表題化合物(0.22g、45%)を得た。LCMS(方法C): R
T = 1.52分, m/z = 394 [M-ブテン+H]
+
【0470】
工程2:6,7-ジフルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-((6,7-ジフルオロ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(60mg、0.134mmol)、TFA(1mL)およびDCM(2mL)を使用して、rtで2時間撹拌して製造して、表題化合物(48mg、定量的)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.70分, m/z = 350 [M+H]+
【0471】
工程3:6,7-ジフルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン:一般法9に従い、6,7-ジフルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン(25mg、71.6μmol)、(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド(19.4mg、85.9μmol)およびDIPEA(50μL、0.286mmol)のDCM(2mL)溶液を使用して製造して、rtで1時間撹拌して、表題化合物(11.8mg、30%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.46分, m/z = 539 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.31 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 8.09 (q, J = 9.5 Hz, 1H), 7.78 (dd, J = 11.2, 7.2 Hz, 1H), 7.36 - 7.19 (m, 5H), 4.76 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 4.60 (dd, J = 30.7, 13.7 Hz, 1H), 4.39 (dt, J = 23.0, 4.9 Hz, 1H), 3.80 - 3.62 (m, 5H), 3.57 (dd, J = 12.8, 6.2 Hz, 1H), 3.40 - 2.96 (m, 5H (HDOによりシグナル不明瞭)), 1.90 (ddt, J = 19.3, 13.3, 6.5 Hz, 1H), 1.69 - 1.17 (m, 8H), 1.09 (d, J = 6.8 Hz, 1H)
【0472】
実施例166:2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン
【化115】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((1-オキソ-2,7-ナフチリジン-2(1H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン(0.20g、1.4mmol)、エポキシド2(0.55g、2.1mmol)、炭酸セシウム(0.67g、2.1mmol)のDMF(2mL)溶液を使用して、80℃で24時間加熱して製造して、表題化合物(0.45g、80%)を得た。LCMS(方法C): R
T = 1.24分, m/z = 414 [M+H]
+
【0473】
工程2:2-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((1-オキソ-2,7-ナフチリジン-2(1H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(60mg、0.145mmol)、TFA(1mL)およびDCM(2mL)を使用して、rtで2時間撹拌して製造して、表題化合物(50mg、定量的)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.29分, m/z = 314 [M+H]+
【0474】
工程3:2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン:一般法9に従い、2-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン(25mg、79.8μmol)、(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド(21.6mg、95.7μmol)およびDIPEA(56μL、0.319mmol)のDCM(2mL)溶液を使用して製造して、rtで1時間撹拌して、表題化合物(21.3mg、51%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.96分, m/z = 503 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 9.35 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 8.70 (dd, J = 5.4, 1.6 Hz, 1H), 7.71 (dd, J = 7.4, 6.1 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 7.37 - 7.19 (m, 5H), 6.62 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 4.75 - 4.60 (m, 2H), 4.39 (dt, J = 22.6, 5.0 Hz, 1H), 3.79 - 3.55 (m, 6H), 3.42 - 2.95 (m, 5H (HDOによりシグナル不明瞭)), 1.88 (tt, J = 13.7, 6.7 Hz, 1H), 1.69 - 1.17 (m, 8H), 1.09 (dq, J = 13.3, 6.8 Hz, 1H)
【0475】
実施例167:1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【化116】
工程1:tert-ブチル10-((1-ベンジル-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、1-ベンジル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(0.40g、1.8mmol)、エポキシド2(0.71g、2.7mmol)、炭酸セシウム(0.86g、2.7mmol)のDMF(4mL)溶液を使用して、80℃で24時間加熱して製造して、表題化合物(0.35g、40%)を得た。LCMS(方法C): R
T = 1.57分, m/z = 494 [M+H]
+
【0476】
工程2:1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-((1-ベンジル-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(70mg、0.142mmol)、TFA(1mL)およびDCM(2mL)を使用して、rtで2時間撹拌して製造して、表題化合物(58mg、定量的)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.80分, m/z = 394 [M+H]+
【0477】
工程3:1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン:一般法9に従い、1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(19.9mg、50.6μmol)、(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド(13.7mg、60.7μmol)およびDIPEA(35μL、0.202mmol)のDCM(1.5mL)溶液を使用して製造して、rtで1時間撹拌して、表題化合物(15.5mg、52%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.46分, m/z = 583 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.30 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.37 - 7.18 (m, 10H), 5.50 (s, 2H), 4.72 (d, J = 10.4 Hz, 1H), 4.61 (dd, J = 30.0, 13.8 Hz, 1H), 4.38 (dt, J = 23.6, 5.0 Hz, 1H), 3.79 - 3.53 (m, 6H), 3.42 - 2.95 (m, 5H (HDOによりシグナル不明瞭)), 1.88 (ddd, J = 26.1, 12.5, 6.9 Hz, 1H), 1.67 - 1.13 (m, 8H), 1.07 (dq, J = 14.1, 8.4, 7.2 Hz, 1H)
【0478】
実施例168:1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【化117】
一般法4に従い、1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(20mg、50.8μmol)、酸3(9.5mg、61.0μmol)、HATU(25.1mg、66.1μmol)およびDIPEA(27μL、0.153mmol)のDCM(1mL)溶液を使用し、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(15.6mg、57%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.45分, m/z = 532 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 8.31 (d, J = 4.3 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 8.0, 6.5 Hz, 2H), 7.29 (td, J = 8.3, 7.8, 4.0 Hz, 3H), 5.51 (s, 2H), 4.80 (d, J = 14.2 Hz, 1H), 4.73 - 4.49 (m, 1H), 3.74 - 2.90 (m, 6H (HDOシグナルとシグナル重複)), 2.83 - 2.64 (m, 1H), 2.32 - 2.18 (m, 1H), 2.08 - 1.86 (m, 1H), 1.82 - 1.00 (m, 12H)
【0479】
実施例169:6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン
【化118】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-((6-フルオロ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン(25mg、75.4μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(29.4mg、90.5μmol)、DIPEA(53μL、0.302mmol)およびDCM(1mL)を使用して、rtで17時間撹拌して製造して、表題化合物(19mg、40%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.68分, m/z = 620 [M+H]
+
【0480】
工程2:6-フルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-((6-フルオロ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(19mg、30.7μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1.5時間撹拌して製造して、表題化合物(14.7mg、91%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.86分, m/z = 520 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.27 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.85 (ddd, J = 9.2, 6.9, 2.9 Hz, 1H), 7.75 (ddd, J = 18.1, 8.7, 4.0 Hz, 2H), 7.33 - 7.23 (m, 4H), 7.19 (ddd, J = 13.1, 8.7, 5.3 Hz, 1H), 4.73 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.60 (dd, J = 21.0, 13.7 Hz, 1H), 4.29 (dt, J = 23.5, 5.3 Hz, 1H), 3.68 (t, J = 14.2 Hz, 1H), 3.56 (dt, J = 10.0, 5.2 Hz, 1H), 3.37 - 2.84 (m, 7H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.77 (q, J = 10.1, 7.4 Hz, 2H), 2.58 - 2.17 (br s, 1H (DMSOによりシグナル不明瞭)), 1.97 - 1.83 (m, 1H), 1.69 - 1.18 (m, 8H), 1.16 - 1.01 (m, 1H)
【0481】
実施例170:6,7-ジフルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン
【化119】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-((6,7-ジフルオロ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、6,7-ジフルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン(25mg、71.6μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(27.9mg、85.9μmol)、DIPEA(50μL、0.286mmol)およびDCM(1mL)を使用して、rtで17時間撹拌して製造して、表題化合物(18mg、39%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.74分, m/z = 638 [M+H]
+; 582 [M-ブテン+H]
+
【0482】
工程2:6,7-ジフルオロ-3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)キナゾリン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-((6,7-ジフルオロ-4-オキソキナゾリン-3(4H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(18mg、28.2μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1.5時間撹拌して製造して、表題化合物(11.9mg、77%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.94分, m/z = 538 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.31 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.09 (ddd, J = 10.3, 8.6, 6.9 Hz, 1H), 7.78 (dd, J = 11.3, 7.2 Hz, 1H), 7.38 - 7.23 (m, 4H), 7.23 - 7.14 (m, 1H), 4.74 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.59 (dd, J = 20.5, 13.8 Hz, 1H), 4.29 (dt, J = 23.0, 5.3 Hz, 1H), 3.67 (t, J = 13.9 Hz, 1H), 3.55 (td, J = 10.3, 9.7, 4.4 Hz, 1H), 3.37 - 2.85 (m, 7H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.83 - 2.71 (m, 2H), 2.58 - 2.27 (br s, 1H (DMSOによりシグナル不明瞭)), 1.89 (dq, J = 14.1, 7.4 Hz, 1H), 1.68 - 1.17 (m, 8H), 1.08 (ddd, J = 19.1, 13.2, 5.9 Hz, 1H)
【0483】
実施例171:2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン
【化120】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((1-オキソ-2,7-ナフチリジン-2(1H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、2-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン(25mg、79.8μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(31.1mg、95.7μmol)、DIPEA(56μL、0.319mmol)およびDCM(1mL)を使用して、rtで17時間撹拌して製造して、表題化合物(40mg、83%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.36分, m/z = 602 [M+H]
+; 546 [M-ブテン+H]
+
【0484】
工程2:2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2,7-ナフチリジン-1(2H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((1-オキソ-2,7-ナフチリジン-2(1H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(40mg、66.5μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1.5時間撹拌して製造して、表題化合物(24.9mg、73%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.56分, m/z = 502 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 9.36 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 8.70 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 7.71 (dd, J = 7.4, 4.4 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.33 - 7.24 (m, 4H), 7.19 (dtt, J = 8.6, 6.1, 3.1 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 4.75 - 4.60 (m, 2H), 4.29 (dt, J = 22.8, 5.3 Hz, 1H), 3.69 - 3.52 (m, 2H), 3.37 - 2.84 (m, 7H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.77 (h, J = 6.4 Hz, 2H), 2.57 - 2.21 (br s, 1H (DMSOによりシグナル不明瞭)), 1.93 - 1.81 (m, 1H), 1.68 - 1.41 (m, 6H), 1.38 - 1.18 (m, 2H), 1.09 (td, J = 13.8, 6.5 Hz, 1H)
【0485】
実施例172:1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【化121】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-((1-ベンジル-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(20mg、50.6μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(19.7mg、60.7μmol)、DIPEA(35μL、0.201mmol)およびDCM(1mL)を使用して、rtで17時間撹拌して製造して、表題化合物(28mg、81%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.73分, m/z = 682 [M+H]
+; 626 [M-ブテン+H]
+
【0486】
工程2:1-ベンジル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-((1-ベンジル-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(28mg、41.1μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1.5時間撹拌して製造して、表題化合物(15.3mg、63%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.98分, m/z = 582 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.30 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 8.0, 6.5 Hz, 2H), 7.28 (td, J = 7.4, 6.7, 4.3 Hz, 7H), 7.18 (tdd, J = 8.5, 6.7, 3.0 Hz, 1H), 5.50 (s, 2H), 4.70 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 4.60 (dd, J = 20.6, 13.7 Hz, 1H), 4.28 (dt, J = 24.6, 5.3 Hz, 1H), 3.68 - 3.50 (m, 2H), 3.37 - 2.84 (m, 7H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.81 - 2.70 (m, 2H), 2.58 - 2.30 (br s, 1H (DMSOによりシグナル不明瞭)), 1.86 (dt, J = 13.5, 6.1 Hz, 1H), 1.67 - 1.00 (m, 9H)
【0487】
実施例173:6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチル-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン
【化122】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-メチル-7-オキソ-2,7-ジヒドロ-6H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-6-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、2-メチル-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン(1.20g、8mmol)、エポキシド2(3.21g、12mmol)、炭酸セシウム(3.91g、12mmol)のDMF(12mL)溶液を使用して、80℃で24時間加熱して製造して、表題化合物(1.62g、49%)を得た。LCMS(方法C): R
T = 1.31分, m/z = 362 [M-ブテン+H]
+
【0488】
工程2:6-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチル-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-メチル-7-オキソ-2,7-ジヒドロ-6H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-6-イル)メチル)-7- アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(200mg、0.479mmol)、DCM(4mL)およびTFA(2mL)を使用して、rtで20分間撹拌して製造して、表題化合物(142mg、93%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.47分, m/z = 318 [M+H]+
【0489】
工程3:6-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチル-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン:一般法4に従い、6-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチル-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン(20.0mg、0.063mmol)、酸1(10.7mg、0.063mmol)、HATU(28.8mg、0.076mmol)およびDIPEA(33μL、0.189mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(23.6mg、78%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.31分, m/z = 470 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.30 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 4.76-4.71 (m, 1H), 4.68-4.54 (m, 1H), 4.08 (s, 3H), 3.72-3.52 (m, 2H), 3.46-3.17 (m, 2H), 2.93-2.81 (m, 1H), 2.03-1.85 (m, 1H), 1.72-1.33 (m 13H), 1.26-1.03 (m, 8H), 1.00-0.90 (m, 3H), 0.89-0.75 (m, 2H)
【0490】
実施例174:2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン
【化123】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((1-メチル-3-オキソ-1,3-ジヒドロ-2H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-2-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、1-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン(0.14g、0.9mmol)、エポキシド2(0.37g、1.4mmol)、炭酸セシウム(0.46g、1.4mmol)のDMF(1.5mL)溶液を使用して、80℃で24時間加熱して製造して、表題化合物(0.22g、56%)を得た。LCMS(方法C): R
T = 1.26分, m/z = 362 [M-ブテン+H]
+
【0491】
工程2:2-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((1-メチル-3-オキソ-1,3-ジヒドロ-2H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-2-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(120mg、0.287mmol)、TFA(1.5mL)およびDCM(3mL)を使用して、rtで1.5時間撹拌して製造して、表題化合物(80mg、87%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.47分, m/z = 318 [M+H]+
【0492】
工程3:2-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン:一般法4に従い、2-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン(15mg、47.3μmol)、酸1(9.7mg、56.7μmol)、HATU(23.4mg、61.4μmol)およびDIPEA(24.8μL、0.142mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して、rtで2時間撹拌して製造して、表題化合物(6mg、26%)を無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.30分, m/z = 470 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.30 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 4.77 - 4.70 (m, 1H), 4.68 - 4.54 (m, 1H), 4.08 (s, 3H), 3.72 - 3.51 (m, 2H), 3.47 - 3.31 (m, 2H), 3.27 - 3.04 (m, 1H), 2.87 (dp, J = 21.8, 6.6 Hz, 1H), 1.93 (tdd, J = 21.7, 18.0, 14.1, 5.7 Hz, 1H), 1.80 - 1.01 (m, 20H), 0.95 (dt, J = 20.4, 6.7 Hz, 3H), 0.90 - 0.74 (m, 2H)
【0493】
実施例175:2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン
【化124】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((1-メチル-3-オキソ-1,3-ジヒドロ-2H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-2-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、2-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン(15mg、47.3μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(18.4mg、56.7μmol)、DIPEA(33μL、0.189mmol)およびDCM(1mL)を使用して、rtで2時間撹拌して製造して、表題化合物(20mg、70%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.26分, m/z = 550 [M-ブテン+H]
+; 506 [M-Boc+H]
+
【0494】
工程2:2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((1-メチル-3-オキソ-1,3-ジヒドロ-2H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-2-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(20mg、33.0μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1.5時間撹拌して製造して、表題化合物(15mg、87%)を無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.64分, m/z = 506 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.30 (s, 1H), 8.01 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.33 - 7.24 (m, 4H), 7.19 (ddq, J = 11.4, 5.4, 3.2, 2.4 Hz, 1H), 4.66 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.59 (dd, J = 21.3, 13.9 Hz, 1H), 4.29 (dt, J = 17.3, 5.2 Hz, 1H), 4.08 (d, J = 1.6 Hz, 3H), 3.66 - 3.52 (m, 2H), 3.27 - 2.85 (m, 7H), 2.77 (dq, J = 6.8, 4.4, 3.9 Hz, 2H), 1.92 - 1.81 (m, 1H), 1.69 - 1.00 (m, 9H). NHシグナル観察されず
【0495】
実施例176:5-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【化125】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((4-オキソ-1-フェニル-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(0.10g、0.5mmol)、エポキシド2(0.19g、0.7mmol)、炭酸セシウム(0.23g、0.7mmol)のDMF(1.0mL)溶液を使用し、80℃で24時間加熱して製造して、表題化合物(0.16g、71%)を得た。LCMS(方法C): R
T = 1.49分, m/z = 424 [M-ブテン+H]
+
【0496】
工程2:5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((4-オキソ-1-フェニル-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(110mg、0.229mmol)、DCM(2mL)およびTFA(1mL)を使用して、rtで20分間撹拌して製造して、表題化合物(91.7mg、100%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.73分, m/z = 380 [M+H]+
【0497】
工程3:5-((7-((R)-3-シクロヘキシル-2-メチルプロパノイル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン:一般法4に従い、5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(20.0mg、0.063mmol)、酸1(9.0mg、0.053mmol)、HATU(24.0mg、0.063mmol)およびDIPEA(28μL、0.158mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して製造して、表題化合物(27.8mg、97%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.68分, m/z = 532 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.41-8.35 (m, 2H), 8.06 (d, 2H), 7.59 (t, 2H), 7.42 (t, 1H), 4.81-4.75 (m, 1H), 4.74-4.59 (m, 1H), 3.79-3.54 (m, 2H), 3.48-3.37 (m, 1H), 3.27-3.01 (m, 1H), 2.95-2.80 (m, 1H), 2.07-1.87 (m, 1H), 1.77-1.02 (m, 21H), 1.00-0.91 (m, 3H), 0.90-0.74 (m, 2H)
【0498】
実施例177:5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【化126】
一般法4に従い、5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(20.0mg、0.053mmol)、酸3(8.2mg、0.053mmol)、HATU(24.0mg、0.063mmol)およびDIPEA(28μL、0.158mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して、表題化合物(23.1mg、84%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.38分, m/z = 518 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.44-8.32 (m, 2H), 8.06 (d, 2H), 7.59 (t, 2H), 7.42 (t, 1H), 4.85-4.77 (m, 1H), 4.77-4.54 (m, 1H), 4.04-3.49 (m, 3H), 3.43-3.36 (m, 1H), 3.21-3.05 (m, 1H), 2.81-2.66 (m, 1H), 2.33-2.20 (m, 1H), 2.12-1.88 (m, 1H), 1.85-0.95 (m, 13H)
【0499】
実施例178:5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【化127】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((4-オキソ-1-フェニル-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:撹拌中の5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(30.0mg、0.079mmol)およびDIPEA(28μL、0.158mmol)溶液に無水DCM(0.5mL)を加え、溶液をtert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(42.3mg、0.130mmol)撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム
(aq)溶液(2mL)で洗浄した。水相を分離し、DCM(2×2mL)を使用して抽出した。合わせた有機フラクションを乾燥させ(相分離器)、溶媒を減圧下除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~50%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(38.9mg、74%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.61分, m/z = 612 [M-ブテン+H]
+
【0500】
工程3:5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-フェニル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((4-オキソ-1-フェニル-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(32.9mg、0.049mmol)、DCM(1mL)およびTFA(0.25mL)を使用し、rtで20分間撹拌して製造して、表題化合物(25.2mg、89%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.88分, m/z = 568 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.40-8.34 (m, 2H), 8.06 (d, 2H), 7.58 (t, 2H), 7.42 (t, 1H), 7.34-7.24 (m, 4H), 7.24-7.16 (m, 1H), 4.71 (d, 1H), 4.64 (t, 1H), 4.30 (dt, 1H), 3.68 (t, 1H), 3.64-3.53 (m, 1H), 3.23-3.12 (m, 2H), 3.11-2.99 (m, 2H), 2.99-2.86 (m, 3H), 2.85-2.73 (m, 2H), 1.96-1.84 (m, 1H), 1.68-1.38 (m, 6H), 1.38-1.18 (m, 2H), 1.14-1.01 (m, 1H)
【0501】
実施例179:6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチル-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン
【化128】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((2-メチル-7-オキソ-2,7-ジヒドロ-6H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-6-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:撹拌中の6-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチル-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン(30.0mg、0.095mmol)およびDIPEA(33μL、0.189mmol)溶液に無水DCM(0.5mL)を加え、溶液をtert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(42.3mg、0.130mmol)撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム
(aq)溶液(2mL)で洗浄した。水相を分離し、DCM(2×2mL)を使用して抽出した。合わせた有機フラクションを乾燥させ(相分離器)、溶媒を減圧下除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~15%MeOHのEtOAc溶液)で精製した。残留物をさらにフラッシュクロマトグラフィー(0~15%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(42.3mg、74%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.26分, m/z = 550 [M-ブテン+H]
+
【0502】
工程2:6-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-メチル-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン:一般法3に従い、(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((2-メチル-7-オキソ-2,7-ジヒドロ-6H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-6-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(42.3mg、0.070mmol)、DCM(2mL)およびTFA(1mL)を使用してrtで20分間撹拌して製造して、表題化合物(31.8mg、88%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.63分, m/z = 506 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.30 (s, 1H), 8.03-7.99 (m, 1H), 7.33-7.24 (m, 4H), 7.23-7.15 (m, 1H), 4.66 (d, 1H), 4.59 (t, 1H), 4.29 (dt, 1H), 4.12-4.04 (m, 3H), 3.66-3.52 (m, 2H), 3.22-3.10 (m, 2H), 3.10-2.99 (m, 2H), 2.99-2.87 (m, 3H), 2.84-2.72 (m, 2H), 1.93-1.80 (m, 1H), 1.68-1.28 (m, 7H), 1.28-1.14 (m, 2H), 1.13-1.00 (m, 1H)
【0503】
実施例180:5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【化129】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((1-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(0.14g、0.9mmol)、エポキシド2(0.37g、1.4mmol)、炭酸セシウム(0.46g、1.4mmol)のDMF(1.5mL)溶液を使用して、80℃で24時間加熱して製造して、表題化合物(0.30g、77%)を得た。LCMS(方法C): R
T = 1.31分, m/z = 362 [M-ブテン+H]
+
【0504】
工程2:5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((1-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(100mg、0.240mmol)、TFA(1mL)およびDCM(2mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(70mg、92%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.52分, m/z = 318 [M+H]+
【0505】
工程3:5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン:一般法4に従い、5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(22mg、69.3μmol)、酸3(13.0mg、83.2μmol)、HATU(34.3mg、90.1μmol)およびDIPEA(37μL、0.208mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して、rtで45分間撹拌して製造して、表題化合物(18.4mg、57%)を無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.05分, m/z = 456 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.29 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 4.77 (dd, J = 15.5, 6.8 Hz, 1H), 4.73 - 4.50 (m, 1H), 3.92 (d, J = 1.7 Hz, 3H), 3.75 - 3.46 (m, 2H), 3.42 - 3.31 (m, 1H), 3.28 - 3.20 (m, 1H), 3.20 - 3.04 (m, 1H), 2.69 (s, 2H), 2.32 - 2.18 (m, 1H), 2.07 - 1.88 (m, 1H), 1.81 - 1.47 (m, 5H), 1.47 - 1.00 (m, 7H)
【0506】
実施例181:1-シクロプロピル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【化130】
工程1:tert-ブチル10-((1-シクロプロピル-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、1-シクロプロピル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(0.30g、1.7mmol)、エポキシド2(0.68g、2.6mmol)、炭酸セシウム(0.83g、2.6mmol)のDMF(3.0mL)溶液を使用して、80℃で24時間加熱して製造して、表題化合物(0.50g、66%)を得た。LCMS(方法C): R
T = 1.46分, m/z = 388 [M-ブテン+H]
+
【0507】
工程2:1-シクロプロピル-5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-((1-シクロプロピル-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(100mg、0.226mmol)、TFA(1mL)およびDCM(2mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(58mg、75%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.60分, m/z = 344 [M+H]+
【0508】
工程3:1-シクロプロピル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-4,4,4-トリフルオロ-2-メチルブタノイル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン:一般法4に従い、1-シクロプロピル-5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(21mg、61.1μmol)、酸3(11.5mg、73.4μmol)、HATU(30.2mg、79.5μmol)およびDIPEA(32μL、0.183mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して、rtで45分間撹拌して製造して、表題化合物(17.4mg、58%)を無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.15分, m/z = 482 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.29 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 3.4 Hz, 1H), 4.82 - 4.73 (m, 1H), 4.73 - 4.49 (m, 1H), 3.86 (tt, J = 7.4, 3.8 Hz, 1H), 3.74 - 3.47 (m, 3H), 3.37 (ddd, J = 21.2, 14.3, 9.4 Hz, 1H), 3.24 (d, J = 21.8 Hz, 1H), 3.19 - 3.03 (m, 1H), 2.84 - 2.65 (m, 1H), 2.32 - 2.18 (m, 1H), 2.08 - 1.88 (m, 1H), 1.81 - 1.48 (m, 5H), 1.48 - 1.01 (m, 11H)
【0509】
実施例182:5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【化131】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((1-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(24mg、75.1μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(29.5mg、90.7μmol)、DIPEA(53μL、0.303mmol)およびDCM(1mL)を使用して、rtで20時間撹拌して製造して、表題化合物(20mg、43%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.35分, m/z = 550 [M-ブテン+H]
+
【0510】
工程2:5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((1-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(20mg、33.0μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで45分間撹拌して製造して、表題化合物(16.2mg、93%)を無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.71分, m/z = 506 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.28 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.31 - 7.24 (m, 4H), 7.23 - 7.14 (m, 1H), 4.67 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.60 (dd, J = 20.1, 13.8 Hz, 1H), 4.28 (dt, J = 22.5, 5.2 Hz, 1H), 3.91 (s, 3H), 3.63 (t, J = 14.4 Hz, 1H), 3.55 (dt, J = 10.8, 5.3 Hz, 1H), 3.27 - 2.85 (m, 7H), 2.81 - 2.70 (m, 2H), 1.93 - 1.82 (m, 1H), 1.67 - 1.01 (m, 9H). NHシグナル観察されず
【0511】
実施例183:1-シクロプロピル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン
【化132】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-((1-シクロプロピル-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、1-シクロプロピル-5-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン(21mg、60.8μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(23.7mg、70.0μmol)、DIPEA(41μL、0.233mmol)およびDCM(1mL)を使用して、rtで20時間撹拌して製造して、表題化合物(21mg、54%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.44分, m/z = 576 [M-ブテン+H]
+
【0512】
工程2:1-シクロプロピル-5-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-1,5-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-4-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-((1-シクロプロピル-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-5H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-5-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(20mg、31.7μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで45分間撹拌して製造して、表題化合物(16.5mg、96%)を無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.77分, m/z = 532 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.28 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.32 - 7.24 (m, 4H), 7.22 - 7.15 (m, 1H), 4.68 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 4.60 (dd, J = 20.8, 13.8 Hz, 1H), 4.29 (dt, J = 23.7, 5.2 Hz, 1H), 3.86 (tt, J = 7.4, 3.8 Hz, 1H), 3.62 (t, J = 14.5 Hz, 1H), 3.58 - 3.50 (m, 1H), 3.27 - 2.84 (m, 7H), 2.76 (dt, J = 9.6, 5.5 Hz, 2H), 1.87 (dq, J = 13.4, 6.4 Hz, 1H), 1.67 - 1.01 (m, 13H). NHシグナル観察されず
【0513】
実施例184:6-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化133】
工程1:tert-ブチル(S)-10-ヒドロキシ-10-((2-(メチルチオ)-5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-(メチルチオ)-5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(1.06g)を、定組成溶媒条件(45:55 EtOH/CO
2)でAmy-C(20mm×250mm、5μm)カラムを使用するキラル超臨界流体クロマトグラフィーにより、単一立体異性体に分割した。最初に溶出した物質は、tert-ブチル(S)-10-ヒドロキシ-10-((2-(メチルチオ)-5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(482mg、45%回収)であった。キラル純度(方法A): R
T = 1.66分, 100%ee。2番目に溶出した物質は、tert-ブチル(R)-10-ヒドロキシ-10-((2-(メチルチオ)-5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(465mg、44%回収)であった。キラル純度(方法A): R
T = 3.31分, >99.9%ee
【0514】
工程2:(S)-6-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(S)-10-ヒドロキシ-10-((2-(メチルチオ)-5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(230mg、0.499mmol)、TFA(3mL)およびDCM(6mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(167mg、92%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.62分, m/z = 361 [M+H]+
【0515】
工程3:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((2-(メチルチオ)-5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、(S)-6-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン(50mg、0.137mmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(58.6mg、0.180mmol)、DIPEA(97μL、0.555mmol)およびDCM(1.5mL)を使用して、rtで7時間撹拌して製造して、表題化合物(15mg、66%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.74分, m/z = 649 [M+H]+; 593 [M-ブテン+H]+
【0516】
工程4:6-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-2-(メチルチオ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((2-(メチルチオ)-5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、23.1μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(11.4mg、88%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.76分, m/z = 549 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 9.23 (s, 1H), 7.92 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.38 - 7.15 (m, 6H), 4.65 (s, 1H), 4.61 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.31 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 3.70 - 3.52 (m, 2H), 3.19 (d, J = 13.0 Hz, 2H), 3.03 (td, J = 10.7, 9.4, 5.4 Hz, 2H), 2.92 (dd, J = 26.1, 5.5 Hz, 3H), 2.77 (t, J = 5.1 Hz, 2H), 2.59 (s, 3H), 1.88 (dd, J = 17.3, 11.2 Hz, 1H), 1.66 - 1.41 (m, 6H), 1.35 - 1.20 (m, 2H), 1.10 - 1.01 (m, 1H). NHシグナル観察されず
【0517】
実施例185:6-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン
【化134】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:撹拌中のtert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((2-(メチルチオ)-5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(30mg、46.2μmol)および10%Pd/C(0.5mg、4.6μmol)の乾燥THF(0.5mL)溶液に、0℃で窒素下、トリエチルシラン(22μL、0.139mmol)を加えた。得られた混合物を0℃で2時間撹拌し、次いでrtに温め、さらに18時間撹拌した。反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(14mg、50%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.32分, m/z = 547 [M-ブテン+H]
+
【0518】
工程2:6-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-5(6H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((5-オキソピリド[4,3-d]ピリミジン-6(5H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(14mg、23.2μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで0.5時間撹拌して製造して、表題化合物(10.9mg、90%)を無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.67分, m/z = 503 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.47 (s, 1H), 9.33 (s, 1H), 7.96 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.31 - 7.23 (m, 4H), 7.18 (tt, J = 6.0, 2.2 Hz, 1H), 6.66 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.65 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 4.32 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 3.65 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 3.56 (dt, J = 13.1, 5.0 Hz, 1H), 3.22 (dd, J = 29.3, 14.3 Hz, 2H), 3.09 - 2.99 (m, 2H), 2.98 - 2.86 (m, 3H), 2.78 (t, J = 5.1 Hz, 2H), 1.89 (dd, J = 12.3, 6.1 Hz, 1H), 1.67 - 1.42 (m, 6H), 1.40 - 1.19 (m, 2H), 1.06 (dt, J = 13.1, 6.4 Hz, 1H). NHシグナル観察されず
【0519】
実施例186:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化135】
工程1:5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2-アミン:一般法5に従い、4-クロロ-5-(メチルチオ)ピリジン-2-アミン(3.00g、17.2mmol)、フェニルボロン酸(3.14g、25.8mmol)、炭酸ナトリウム(3.64g、34.4mmol)およびPd(dppf)Cl
2・DCM(0.707g、0.859mmol)の1,4-ジオキサン(26mL)および水(9mL)を使用して、2×10~20mL マイクロ波バイアル均等に分割して製造した。反応物を、マイクロ波照射下、120℃で3時間加熱して、表題化合物(2.65g、71%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 0.70分, m/z = 217 [M+H]
+
【0520】
工程2:5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2-アミン(2.6g、12.0mmol)および水(0.24mL、13.2mmol)のDMF(60mL)溶液に、tert-ブチルニトリル(2.86mL、24.0mmol)を加えた。得られた混合物をrtで21時間撹拌した。反応物を水で反応停止させ、相分離器を使用してDCM(×3)で抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、粗製物質をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(820mg、31%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.92分, m/z = 218 [M+H]+
【0521】
工程3:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((5-(メチルチオ)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(0.80g、3.68mmol)、エポキシド2(1.18g、4.42mmol)および炭酸セシウム(2.40g、7.36mmol)のDMF(11mL)溶液を80℃で17時間使用して製造して、表題化合物(1.26g、70%)を灰白色泡状物として得た。LCMS(方法B): RT = 1.59分, m/z = 485 [M+H]+; 429 [M-ブテン+H]+
【0522】
工程4:1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((5-(メチルチオ)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(1.25g、2.58mmol)、TFA(10mL)およびDCM(20mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(950mg、96%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.82分, m/z = 385 [M+H]+
【0523】
工程5:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-(メチルチオ)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(200mg、0.520mmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(203mg、0.624mmol)、DIPEA(363μL、2.08mmol)およびDCM(5mL)を使用して、rtで2時間撹拌して製造して、表題化合物(250mg、71%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.66分, m/z = 673 [M+H]+; 617 [M-ブテン+H]+
【0524】
工程6:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-(メチルチオ)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(20mg、29.7μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(14.9mg、82%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.90分, m/z = 573 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.86 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 1.3 Hz, 5H), 7.31 - 7.16 (m, 5H), 6.34 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 4.89 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 4.60 (dd, J = 30.1, 13.5 Hz, 1H), 4.30 (dt, J = 20.8, 5.2 Hz, 1H), 3.64 (td, J = 24.8, 23.8, 13.5 Hz, 2H), 3.38 - 2.85 (m, 7H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.77 (t, J = 4.9 Hz, 2H), 2.07 (s, 3H), 1.85 (dt, J = 13.3, 7.7 Hz, 1H), 1.66 - 1.39 (m, 6H), 1.35 - 1.03 (m, 3H). NHシグナル観察されず
【0525】
実施例187:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化136】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-(メチルスルフィニル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:撹拌中のtert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-(メチルチオ)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(30mg、44.6μmol)のDCM(2mL)溶液に、rtでmCPBA(<77%純度)(12mg、53.5μmol)を加えた。得られた反応物をrtで17時間撹拌し、その後直接フラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(20mg、65%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.41分, m/z = 689 [M+H]
+; 633 [M-ブテン+H]
+
【0526】
工程2:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルフィニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-(メチルスルフィニル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(20mg、29.0μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(16.1mg、93%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.73分(溶媒front), m/z = 589 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.18 (m, 1H), 7.54 - 7.44 (m, 5H), 7.33 - 7.25 (m, 4H), 7.19 (dtt, J = 6.6, 4.6, 2.5 Hz, 1H), 6.38 (t, J = 4.0 Hz, 1H), 4.89 - 4.84 (m, 1H), 4.75 (ddd, J = 28.3, 21.3, 13.5 Hz, 1H), 4.36 - 4.24 (m, 1H), 3.75 - 3.52 (m, 2H), 3.40 - 2.86 (m, 7H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.78 (q, J = 5.2, 4.6 Hz, 2H), 2.45 - 2.32 (m, 3H (DMSOサテライトによりシグナル不明瞭)), 1.93 - 1.80 (m, 1H), 1.70 - 1.17 (m, 8H), 1.16 - 1.03 (m, 1H). NHシグナル観察されず
【0527】
実施例188:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルホニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化137】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-(メチルスルホニル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:撹拌中のtert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-(メチルチオ)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(30mg、44.6μmol)のDCM(2mL)溶液に、rtでmCPBA(<77%純度)(24mg、0.107mmol)。得られた反応物をrtで17時間撹拌し、その後直接フラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(20mg、63%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.50分, m/z = 649 [M-ブテン+H]
+
【0528】
工程2:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルスルホニル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-(メチルスルホニル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(20mg、28.4μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(17.7mg、定量的)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.77分, m/z = 605 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.48 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 7.49 - 7.41 (m, 5H), 7.32 - 7.25 (m, 4H), 7.19 (ddt, J = 8.6, 6.1, 2.6 Hz, 1H), 6.29 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 4.92 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.76 (dd, J = 20.6, 13.3 Hz, 1H), 4.30 (dt, J = 23.5, 5.2 Hz, 1H), 3.68 - 3.52 (m, 2H), 3.40 - 2.86 (m, 7H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.77 (t, J = 5.3 Hz, 2H), 2.75 (s, 3H), 1.91 - 1.80 (m, 1H), 1.67 - 1.19 (m, 8H), 1.10 (ddt, J = 27.5, 13.7, 6.1 Hz, 1H). NHシグナル観察されず
【0529】
実施例189:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化138】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-(S-メチルスルホンイミドイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-(メチルチオ)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(40mg、59.4μmol)、(ジアセトキシヨード)ベンゼン(47.9mg、0.149mmol)およびアンモニウムカルバメート(9.3mg、0.119mmol)のMeOH(0.25mL)溶液をrtで1.75時間撹拌し、その後直接フラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(20mg、47%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.34分, m/z = 704 [M+H]
+; 648 [M-ブテン+H]
+
【0530】
工程2:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((5-(S-メチルスルホンイミドイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(20mg、28.4μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(17.5mg、94%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.66分, m/z = 604 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.50 (m, 1H), 7.42 (s, 5H), 7.33 - 7.25 (m, 4H), 7.20 (tq, J = 6.1, 2.9, 2.5 Hz, 1H), 6.21 (dd, J = 4.7, 1.9 Hz, 1H), 4.90 - 4.85 (m, 1H), 4.73 (td, J = 17.6, 15.4, 7.7 Hz, 1H), 4.32 (dt, J = 27.7, 5.0 Hz, 1H), 4.12 - 3.95 (m, 1H), 3.68 - 3.54 (m, 2H), 3.41 - 2.87 (m, 7H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.85 - 2.74 (m, 2H), 2.70 (d, J = 3.2 Hz, 3H), 1.87 (dd, J = 20.0, 13.0 Hz, 1H), 1.67 - 1.17 (m, 8H), 1.17 - 1.02 (m, 1H). NHシグナル観察されず
【0531】
実施例190:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化139】
工程1:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:一般法9に従い、1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(50mg、0.130mmol)、(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド(35.2mg、0.156mol)およびDIPEA(91μL、0.520mmol)のDCM(1.5mL)溶液を使用して、rtで17時間撹拌して製造して、表題化合物(50mg、67%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.46分, m/z = 574 [M+H]
+
【0532】
工程2:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(S-メチルスルホンイミドイル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-(メチルチオ)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(35mg、61.0μmol)、(ジアセトキシヨード)ベンゼン(49.1mg、0.153mmol)およびアンモニウムカルバメート(9.5mg、0.122mmol)のMeOH(0.3mL)溶液をrtで45分間撹拌し、その後直接フラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(10.2mg、27%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.11分, m/z = 605 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 8.50 (dd, J = 6.0, 3.3 Hz, 1H), 7.42 (s, 5H), 7.36 - 7.27 (m, 4H), 7.24 (tt, J = 6.1, 2.4 Hz, 1H), 6.24 - 6.17 (m, 1H), 4.94 - 4.87 (m, 1H), 4.75 (dd, J = 24.3, 15.3 Hz, 1H), 4.45 - 4.34 (m, 1H), 4.06 (d, J = 50.8 Hz, 1H), 3.81 - 3.52 (m, 6H), 3.47 - 2.96 (m, 5H (HDOによりシグナル不明瞭)), 2.70 (d, J = 2.3 Hz, 3H), 1.87 (dd, J = 18.5, 8.3 Hz, 1H), 1.70 - 1.03 (m, 9H)
【0533】
実施例191:5-((ジメチル(オキソ)-λ
6
-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化140】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(10-((5-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、5-((ジメチル(オキソ)-λ
6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(20.0mg、0.0466mmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(22.7mg、0.0698mmol)、DIPEA(24.4μL、0.140mmol)およびDCM(1mL)を使用して、rtで2時間撹拌して製造して、表題化合物(17.4mg、52%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.47分, m/z = 718 [M+H]
+
【0534】
工程2:5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(10-((5-((ジメチル(オキソ)-λ6-スルファンイリデン)アミノ)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(17.4mg、24.2μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(5.1mg、34%)を、凍結乾燥後、淡黄色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.78分, m/z = 618 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.57-7.50 (m, 2H), 7.46-7.12 (m, 9H), 6.39-6.34 (m, 1H), 5.25-5.10 (m, 1H), 4.68-4.37 (m, 1H), 4.34-4.23 (m, 1H), 3.73 (br t, 1H), 3.63-2.98 (m, 11H, 重複HDOピーク), 2.98-2.92 (m, 3H), 2.89 (br t, 1H), 2.80-2.71 (m, 1H), 1.97-0.66 (m, 11H)
【0535】
実施例192:N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化141】
工程1:tert-ブチル10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、4-クロロピリジン-2(1H)-オン(648mg、5.00mmol)、エポキシド2(1.34g、5.00mmol)および炭酸セシウム(1.79g、5.50mmol)のDMF(25mL)溶液を80℃で19時間20分間使用して製造して、表題化合物(1.18g、59%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.49分, m/z = 397, 399 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.72 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 7.3, 2.4 Hz, 1H), 4.76 (s, 1H), 4.53 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.56 - 3.50 (m, 1H), 3.26 - 3.09 (m, 3H), 1.91 - 1.82 (m, 1H), 1.69 - 1.48 (m, 5H), 1.38 (s, 9H), 1.45 - 1.23 (m, 2H), 1.18 - 1.08 (m, 2H)
【0536】
工程2:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(155mg、0.390mmol)、フェニルボロン酸(71.4mg、0.586mmol)、Pd(dppf)Cl2・DCM(16.5mg、0.0195mmol)および炭酸ナトリウム(82.8mg、0.781mmol)の1,4-ジオキサン(1.5mL)および水(0.5mL)を、マイクロ波照射下、130℃で30分間使用して製造して、表題化合物(135mg、78%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.65分, m/z = 439 [M+H]+
【0537】
工程3:1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(135mg、0.307mmol)のTFA(1mL)およびDCM(2mL)溶液をrtで15分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(50mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(98mg、94%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.77分, m/z = 339 [M+H]+
【0538】
工程4:4-ニトロフェニル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:4-ニトロフェニルクロロホルメート(175mg、0.869mmol)を、1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(98mg、0.290mmol)およびピリジン(70μL、0.869mmol)のDCM(3mL)溶液にrtで一度に加えた。16時間後、反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(127mg、87%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.61分, m/z = 504 [M+H]+
【0539】
工程5:N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド:一般法10に従い、4-ニトロフェニル10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(20mg、0.0348mmol)およびベンジルアミン(19μL、0.174mmol)のDMA(0.35mL)溶液を18時間使用して製造して、表題化合物(13.5mg、80%)を、凍結乾燥後、極めて淡い黄色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.32分, m/z = 472 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.79 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.77 - 7.71 (m, 2H), 7.53 - 7.44 (m, 3H), 7.32 - 7.26 (m, 2H), 7.26 - 7.22 (m, 2H), 7.22 - 7.17 (m, 1H), 6.96 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.64 (dd, J = 7.2, 2.1 Hz, 1H), 4.96 (s, 1H), 4.53 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 3.75 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.62 - 3.53 (m, 1H), 3.27 - 3.18 (m, 3H), 1.94 - 1.86 (m, 1H), 1.72 - 1.58 (m, 4H), 1.57 - 1.49 (m, 1H), 1.45 - 1.36 (m, 2H), 1.23 - 1.14 (m, 2H)
【0540】
実施例193:N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化142】
工程1:tert-ブチル10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、6-クロロピリミジン-4(3H)-オン(8.88g、68.0mmol)、エポキシド2(18.2g、68.0mmol)およびカリウムtert-ブトキシド(8.40g、74.8mmol)のNMP(68mL)溶液を110℃で16時間使用して製造して、表題化合物(4.44g、16%)を淡黄色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.41分, m/z = 342, 344 [M-ブテン+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.33 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.50 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.57 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.55 - 3.49 (m, 1H), 3.26 - 3.09 (m, 3H), 1.93 - 1.85 (m, 1H), 1.68 - 1.50 (m, 5H), 1.44 - 1.33 (m, 1H), 1.39 (s, 9H), 1.33 - 1.23 (m, 1H), 1.20 - 1.10 (m, 2H)
【0541】
工程2:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(94mg、0.236mmol)、フェニルボロン酸(43.2mg、0.354mmol)、Pd(dppf)Cl2・DCM(10mg、0.0118mmol)および炭酸ナトリウム(50.1mg、0.473mmol)の1,4-ジオキサン(1.5mL)および水(0.5mL)溶液を、マイクロ波照射下、130℃で30分間使用して製造して、表題化合物(48.2mg、46%)を黄色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.61分, m/z = 440 [M+H]+
【0542】
工程3:3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(48mg、0.109mmol)のTFA(1mL)およびDCM(2mL)溶液をrtで10分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(50mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(33mg、89%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.77分, m/z = 340 [M+H]+
【0543】
工程4:4-ニトロフェニル10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:4-ニトロフェニルクロロホルメート(58.8mg、0.292mmol)を、3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(33mg、0.0972mmol)およびピリジン(24μL、0.292mmol)のDCM(1mL)懸濁液にrtで一度に加えた。16時間後、反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(21mg、42%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.57分, m/z = 505 [M+H]+
【0544】
工程5:N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド:一般法10に従い、4-ニトロフェニル10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(21mg、0.0416mmol)およびベンジルアミン(23μL、0.208mmol)のDMA(0.42mL)溶液を18時間使用して製造して、表題化合物(7mg、33%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.30分, m/z = 473 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.47 (s, 1H), 8.11 - 8.04 (m, 2H), 7.53 - 7.46 (m, 3H), 7.31 - 7.27 (m, 2H), 7.26 - 7.22 (m, 2H), 7.22 - 7.17 (m, 1H), 7.00 - 6.94 (m, 2H), 4.78 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.58 - 3.52 (m, 1H), 3.28 - 3.16 (m, 3H), 1.95 - 1.87 (m, 1H), 1.70 - 1.59 (m, 4H), 1.58 - 1.50 (m, 1H), 1.45 - 1.33 (m, 2H), 1.25 - 1.16 (m, 2H)
【0545】
実施例194:N-ベンジル-8-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-8-ヒドロキシ-5-アザスピロ[2.5]オクタン-5-カルボキサミド
【化143】
工程1:4-(2-フルオロフェニル)-6-メトキシピリミジン:4,6-ジクロロピリミジン(5g、33.6mmol)および(2-フルオロフェニル)ボロン酸(4.70g、33.6mmol)をトルエン(100mL)およびMeOH(50mL)の混合物に懸濁した。炭酸カリウム(4.64、33.6mmol)を加え、混合物を脱気した(N
2バブリング)。Pd(PPh
3)
4(0.97g、0.84mmol)を加え、混合物を90℃で3時間加熱した。混合物をrtに冷却し、濃縮した。残留物を水で希釈し、抽出した(EtOAc×2)。合わせた有機抽出物を塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(GraceResolv 80g、0~20%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、4-クロロ-6-(2-フルオロフェニル)ピリミジン(約0.5g)および4,6-ビス(2-フルオロフェニル)ピリミジン(約1.5g)を不純物として含む表題化合物(約5.5g)を得た。この生成物をさらに精製することなく使用した。LCMS(方法B): R
T = 1.29分, m/z = 205 [M+H]
+
【0546】
工程2:6-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-4(3H)-オン:工程1からの4-(2-フルオロフェニル)-6-メトキシピリミジンの粗製物質(総質量:7.5g)を希塩酸(水中2M、30mL、60mmol)および1,4-ジオキサン(10mL)に懸濁した。反応物を110℃で5時間加熱した。混合物を冷却し、水酸化ナトリウム(aq)で塩基性化した。混合物をEt2O(×2)で抽出し、有機抽出物を廃棄した。水層をHCl(aq)で酸性化し、得られた白色沈殿を濾過により採取して、表題化合物(3.99g、2工程で62%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.70分, m/z = 191 [M+H]+
【0547】
工程3:tert-ブチル1-オキサ-8-アザジスピロ[2.0.24.43]デカン-8-カルボキシレート:撹拌中のトリメチルスルホニウムアイオダイド(919mg、4.51mmol)の乾燥DMSO(5.0mL)溶液に、0℃で水素化ナトリウム(180mg、4.51mmol)を加え、反応混合物をrtで撹拌した。2時間後、tert-ブチル8-オキソ-5-アザスピロ[2.5]オクタン-5-カルボキシレート(406mg、1.80mmol)[市販]のDMSO(2.5mL)溶液を加え、反応混合物を50℃に加熱した。さらに16時間後、混合物をrtに冷却し、水で反応停止させて、ジエチルエーテル(×3)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、溶媒を減圧下除去し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~40%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(209mg、48%)を無色油状物として得た。LCMS(方法B): RT = 0.89分, m/z = 140 [M-Boc+H]+
【0548】
工程4:tert-ブチル8-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-8-ヒドロキシ-5-アザスピロ[2.5]オクタン-5-カルボキシレート:撹拌中の6-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-4(3H)-オン(150mg、0.789mmol)、tert-ブチル1-オキサ-8-アザジスピロ[2.0.24.43]デカン-8-カルボキシレート(208mg、0.868mmol)および炭酸セシウム(642mg、1.97mmol)のDMF(4.0mL)溶液を80℃に加熱した。2日後、反応混合物をrtに冷却し、水で希釈し、EtOAc(×2)で抽出した。合わせた有機相を水(×2)および塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、溶媒を減圧下除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(229mg、68%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 1.32分, m/z = 374 [M-ブテン+H]+
【0549】
工程5:6-(2-フルオロフェニル)-3-((8-ヒドロキシ-5-アザスピロ[2.5]オクタン-8-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン:tert-ブチル8-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-8-ヒドロキシ-5-アザスピロ[2.5]オクタン-5-カルボキシレート(245mg、0.570mmol)の4M HClの1,4-ジオキサン溶液)(2mL、65.8mmol)溶液をrtで撹拌した。16時間後、反応混合物を濃縮乾固した。残留物を予め平衡化したSCX-2カートリッジに負荷し、MeOHで洗浄し、7N NH3のMeOH溶液を使用して、溶出した。アンモニアフラクションを濃縮乾固して、粗製表題化合物(212mg、>100%収率)を淡黄色粉末として得た。LCMS(方法B): RT = 0.606分, m/z = 330 [M+H]+
【0550】
工程6:N-ベンジル-8-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-8-ヒドロキシ-5-アザスピロ[2.5]オクタン-5-カルボキサミド:ベンジルイソシアネート(0.015mL、0.121mmol)を、撹拌中の6-(2-フルオロフェニル)-3-((8-ヒドロキシ-5-アザスピロ[2.5]オクタン-8-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(20.0mg、0.0607mmol)のDCM(1.4mL)溶液に、rtで窒素下加えた。2時間後、反応混合物をカラムに直接負荷し、フラッシュクロマトグラフィー(0~100%、EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製し、凍結乾燥して、表題化合物(7.8mg、28%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.21分, m/z = 463 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.41 (s, 1H), 8.02 (dt, 1H), 7.58-7.50 (m, 1H), 7.41-7.15 (m, 7H), 6.98 (t, 1H), 6.81 (s, 1H), 4.75 (s, 1H), 4.50 (d, 1H), 4.28-4.18 (m, 2H), 3.88 (d, 2H), 3.39-3.19 (m, 3H, overlapping HDO), 1.51-1.40 (m, 2H), 0.74-0.65 (m, 1H), 0.60-0.51 (m, 1H), 0.33-0.19 (m, 2H)
【0551】
実施例195:N-ベンジル-4-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキサミド
【化144】
工程1:tert-ブチル4-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート:一般法2に従い、6-(2-フルオロフェニル)ピリミジン-4(3H)-オン(1.5g、7.89mmol)、エポキシド1(2.72g、7.89mmol)および炭酸セシウム(3.08g、9.47mmol)のDMF(20mL)溶液を使用して製造した。粗製物質をジエチルエーテルに懸濁し、得られた固体を濾過により採取して、表題化合物(1.8g、53%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.39分, m/z = 432 [M+H]
+
【0552】
工程2:6-(2-フルオロフェニル)-3-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル4-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(1.4g、3.24mmol)、DCM(10mL)およびTFA(3mL、39mmol)を使用して製造して、表題化合物(920mg、86%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.65分, m/z = 332 [M+H]+
【0553】
工程3:N-ベンジル-4-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキサミド:ベンジルイソシアネート(0.015mL、0.121mmol)を、撹拌中の6-(2-フルオロフェニル)-3-[(4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-ピペリジル)メチル]ピリミジン-4-オン(20.0mg、0.0604mmol)のDCM(1.4mL)溶液に、rtで窒素下加えた。30分後、反応混合物をカラムに直接負荷し、フラッシュクロマトグラフィー(0~100%、EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製し、凍結乾燥して、表題化合物(19.8mg、70%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.23分, m/z = 465 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.44 (s, 1H), 8.03 (dt, 1H), 7.58-7.50 (m, 1H), 7.40-7.16 (m, 7H), 6.94 (t, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.77 (s, 1H), 4.42 (d, 1H), 4.23 (d, 2H), 3.77-3.67 (m, 2H), 3.33 (d, 1H), 3.07-2.94 (m, 2H), 1.62 (ddd, 1H), 1.14 (dt, 1H), 1.02 (s, 3H), 0.96 (s, 3H)
【0554】
実施例196:10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化145】
3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0442mmol)および2,2,2-トリフルオロエチルイソシアネート(8.3mg、0.0663mmol)のDCM(0.45mL)懸濁液をrtで16時間撹拌し、その後反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0~10%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(19.8mg、92%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.16分, m/z = 465 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.47 (s, 1H), 8.12 - 8.05 (m, 2H), 7.55 - 7.45 (m, 3H), 7.04 (t, J = 6.2 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.58 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.85 - 3.76 (m, 2H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.59 - 3.53 (m, 1H), 3.28 - 3.18 (m, 3H), 1.94 - 1.87 (m, 1H), 1.70 - 1.59 (m, 4H), 1.57 - 1.50 (m, 1H), 1.42 - 1.33 (m, 2H), 1.25 - 1.14 (m, 2H)
【0555】
実施例197:10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(ピリジン-2-イルメチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化146】
一般法10に従い、4-ニトロフェニル10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(15mg、0.0297mmol)および2-(アミノメチル)ピリジン(15μL、0.149mmol)のDMA(0.6mL)溶液を3日間使用して製造して、表題化合物(2.8mg、18%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 0.82分, m/z = 474 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.53 - 8.41 (m, 2H), 8.13 - 8.04 (m, 2H), 7.74 (td, J = 7.7, 1.8 Hz, 1H), 7.57 - 7.44 (m, 3H), 7.27 - 7.18 (m, 2H), 7.06 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 6.99 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.60 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.31 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.63 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.60 - 3.53 (m, 1H), 3.28 - 3.15 (m, 3H), 1.97 - 1.88 (m, 1H), 1.77 - 1.59 (m, 4H), 1.57 - 1.47 (m, 1H), 1.47 - 1.33 (m, 2H), 1.23 - 1.12 (m, 2H)
【0556】
実施例198:N-ベンジル-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化147】
工程1:6-クロロ-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン塩酸塩:tert-ブチル10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(276mg、0.694mmol)の1,4-ジオキサン(3.5mL)溶液に、4M HClの1,4-ジオキサン溶液(0.486mL、14.0mmol)を加え、得られた溶液を50℃で2時間撹拌した。得られた懸濁液をDCM(5mL)で希釈し、沈殿を濾過により単離した。沈殿をDCM(3×2mL)で洗浄し、真空オーブンで50℃で乾燥させて、表題化合物(227mg、97%)を淡黄色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 0.29分, m/z = 298, 300 [M-Cl]
+
【0557】
工程2:N-ベンジル-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド:6-クロロ-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン塩酸塩(100mg、0.299mmol)のDCM(3mL)懸濁液に、DIPEA(52μL、0.299mmol)を加えた。5分撹拌後、ベンジルイソシアネート(55μL、0.449mmol)を加え、反応混合物をさらに1時間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)(15mL)を加えた。得られた混合物を相分離器を使用してDCM(3×10mL)で抽出し、合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(116mg、87%)を灰白色泡状物として得た。LCMS(方法B): RT = 1.08分, m/z = 431, 433 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.34 (s, 1H), 7.32 - 7.26 (m, 2H), 7.25 - 7.21 (m, 2H), 7.21 - 7.17 (m, 1H), 6.97 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 6.61 (s, 1H), 4.75 (s, 1H), 4.52 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 3.57 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.55 - 3.48 (m, 1H), 3.27 - 3.15 (m, 3H), 1.93 - 1.84 (m, 1H), 1.68 - 1.55 (m, 4H), 1.55 - 1.46 (m, 1H), 1.45 - 1.35 (m, 1H), 1.35 - 1.27 (m, 1H), 1.22 - 1.10 (m, 2H)
【0558】
実施例199:10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(ピリジン-3-イルメチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化148】
一般法10に従い、4-ニトロフェニル10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(15mg、0.0297mmol)および3-(アミノメチル)ピリジン(15μL、0.149mmol)のDMA(0.6mL)溶液を3日間使用して製造して、表題化合物(6.6mg、44%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 0.78分, m/z = 474 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.49 - 8.44 (m, 2H), 8.43 - 8.39 (m, 1H), 8.12 - 8.04 (m, 2H), 7.68 - 7.60 (m, 1H), 7.54 - 7.45 (m, 3H), 7.34 - 7.29 (m, 1H), 7.04 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.24 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.57 - 3.50 (m, 1H), 3.27 - 3.13 (m, 3H), 1.94 - 1.87 (m, 1H), 1.69 - 1.58 (m, 4H), 1.57 - 1.48 (m, 1H), 1.44 - 1.32 (m, 2H), 1.23 - 1.13 (m, 2H)
【0559】
実施例200:N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-(ピリジン-3-イル)ピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化149】
一般法5に従い、N-ベンジル-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド(15mg、0.0348mmol)、ピリジン-3-イルボロン酸(8.6mg、0.0696mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.5mg、1.74μmol)および炭酸ナトリウム(11.1mg、0.104mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)を、マイクロ波照射下、120℃で30分間使用して製造して、表題化合物(15mg、85%)を、凍結乾燥後、明ベージュ色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 0.90分, m/z = 474 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 9.27 - 9.21 (m, 1H), 8.68 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.43 (dt, J = 8.1, 2.0 Hz, 1H), 7.55 - 7.50 (m, 1H), 7.29 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.24 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 7.20 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.97 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 4.77 (s, 1H), 4.60 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.8 Hz, 2H), 3.63 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.59 - 3.50 (m, 1H), 3.27 - 3.12 (m, 3H), 1.97 - 1.86 (m, 1H), 1.72 - 1.58 (m, 4H), 1.58 - 1.48 (m, 1H), 1.46 - 1.31 (m, 2H), 1.23 - 1.15 (m, 2H)
【0560】
実施例201:N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-(ピリジン-4-イル)ピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化150】
一般法5に従い、N-ベンジル-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド(15mg、0.0348mmol)、ピリジン-4-イルボロン酸水和物(9.8mg、0.0696mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.5mg、1.74μmol)および炭酸ナトリウム(11.1mg、0.104mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間使用して製造して、表題化合物(15.6mg、88%)を、凍結乾燥後、明ベージュ色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 0.85分, m/z = 474 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.75 - 8.68 (m, 2H), 8.51 (s, 1H), 8.05 - 7.98 (m, 2H), 7.29 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.24 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 7.22 - 7.16 (m, 2H), 6.97 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 4.78 (s, 1H), 4.60 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.8 Hz, 2H), 3.64 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.59 - 3.50 (m, 1H), 3.28 - 3.15 (m, 3H), 1.95 - 1.87 (m, 1H), 1.71 - 1.58 (m, 4H), 1.58 - 1.49 (m, 1H), 1.46 - 1.40 (m, 1H), 1.40 - 1.32 (m, 1H), 1.23 - 1.14 (m, 2H)
【0561】
実施例202:N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-(ピロリジン-1-イル)ピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化151】
N-ベンジル-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド(15mg、0.0348mmol)およびピロリジン(29μL、0.348mmol)の1,4-ジオキサン(0.5mL)溶液を、マイクロ波照射下、150℃で30分間加熱し、その後反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(7.8mg、46%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.09分, m/z = 466 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.12 (s, 1H), 7.29 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.23 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 7.19 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 6.95 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 5.02 (s, 1H), 4.92 (s, 1H), 4.36 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 3.57 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 3.56 - 3.49 (m, 1H), 3.46 - 3.11 (m, 7H (HDOとシグナル重複)), 1.96 - 1.78 (m, 5H), 1.68 - 1.56 (m, 4H), 1.55 - 1.45 (m, 1H), 1.41 - 1.26 (m, 2H), 1.20 - 1.08 (m, 2H)
【0562】
実施例203:N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((4-モルホリノ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化152】
N-ベンジル-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド(15mg、0.0348mmol)およびモルホリン(35μL、0.348mmol)の1,4-ジオキサン(0.5mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱し、その後反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(13.3mg、76%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.00分, m/z = 482 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.15 (s, 1H), 7.29 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.23 (d, J = 7.1 Hz, 2H), 7.19 (t, J = 7.1 Hz, 1H), 6.95 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 5.40 (s, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.40 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 3.63 (t, J = 4.9 Hz, 4H), 3.56 - 3.41 (m, 6H), 3.28 - 3.12 (m, 3H), 1.89 - 1.81 (m, 1H), 1.67 - 1.56 (m, 4H), 1.54 - 1.46 (m, 1H), 1.41 - 1.34 (m, 1H), 1.35 - 1.28 (m, 1H), 1.20 - 1.09 (m, 2H)
【0563】
実施例204:N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化153】
一般法5に従い、N-ベンジル-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド(15mg、0.0348mmol)、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(14.5mg、0.0696mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.5mg、1.74μmol)および炭酸ナトリウム(11.1mg、0.104mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で1時間使用して製造して、表題化合物(12.5mg、72%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 0.97分, m/z = 477 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.33 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.29 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.23 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 7.19 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 6.96 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 6.64 (s, 1H), 4.76 (s, 1H), 4.54 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.58 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 3.56 - 3.51 (m, 1H), 3.27 - 3.15 (m, 3H), 1.93 - 1.85 (m, 1H), 1.69 - 1.57 (m, 4H), 1.56 - 1.48 (m, 1H), 1.45 - 1.38 (m, 1H), 1.37 - 1.31 (m, 1H), 1.21 - 1.13 (m, 2H)
【0564】
実施例205:N-ベンジル-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化154】
一般法5に従い、N-ベンジル-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド(15mg、0.0348mmol)、1-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(14.5mg、0.0696mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.5mg、1.74μmol)および炭酸ナトリウム(11.1mg、0.104mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間使用して製造して、表題化合物(10.9mg、62%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.03分, m/z = 477 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 7.48 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.32 - 7.26 (m, 2H), 7.26 - 7.22 (m, 2H), 7.22 - 7.17 (m, 1H), 6.97 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.76 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 4.13 (s, 3H), 3.61 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.58 - 3.49 (m, 1H), 3.28 - 3.14 (m, 3H), 1.95 - 1.86 (m, 1H), 1.72 - 1.57 (m, 4H), 1.57 - 1.48 (m, 1H), 1.45 - 1.32 (m, 2H), 1.26 - 1.15 (m, 2H)
【0565】
実施例206:3-((10-ヒドロキシ-7-(2-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化155】
2-(トリフルオロメチル)ピロリジン(6.2mg、0.0442mmol)、トリホスゲン(4.4mg、0.0147mmol)およびDIPEA(21μL、0.118mmol)のDCM(0.3mL)中の混合物をrtで45分間撹拌し、その後3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(10mg、0.0295mmol)を加えた。反応物をrtで17時間撹拌し、その後飽和NaHCO
3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~15%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(11mg、72%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.47分, m/z = 505 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.51 - 8.44 (m, 1H), 8.15 - 8.00 (m, 2H), 7.60 - 7.39 (m, 3H), 7.02 - 6.95 (m, 1H), 4.92 - 4.78 (m, 2H), 4.73 (d, J = 13.7 Hz, 0.5H), 4.50 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 3.71 - 3.61 (m, 1H), 3.60 - 3.50 (m, 1H), 3.42 - 3.20 (m, 3.5H (HDOとシグナル重複)), 3.14 (t, J = 12.3 Hz, 1H), 3.03 - 2.96 (m, 0.5H), 2.21 - 2.13 (m, 1H), 2.02 - 1.31 (m, 11H), 1.23 - 1.12 (m, 2H)
【0566】
実施例207:3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化156】
工程1:10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド:3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(130mg、0.383mmol)およびピリジン(37μL、0.460mmol)のDCM(3.8mL)中の混合物に、0℃でトリホスゲン(45.5mg、0.153mmol)を加えた。反応混合物をrtで1時間45分間撹拌し、その後DIPEA(134μL、0.766mmol)を加え、反応さらに25分間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、その後DIPEA(134μL、0.766mmol)およびトリホスゲン(45.5mg、0.153mmol)を加え、反応混合物を0℃で1時間35分間撹拌し、その後DIPEA(134μL、0.766mmol)およびトリホスゲン(45.5mg、0.153mmol)を加え、反応混合物を0℃で45分間撹拌し、その後DIPEA(134μL、0.766mmol)およびトリホスゲン(45.5mg、0.153mmol)を加え、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を1M HCl
(aq)(50mL)で希釈し、得られた混合物をDCM(3×20mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで30%MeOHのDCM溶液でフラッシュ;混合フラクションを再精製、0~100%EtOAcのDCM溶液)で精製して、表題化合物(120mg、77%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.46分, m/z = 402, 404 [M+H]
+
【0567】
工程2:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレート:10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(10mg、0.0249mmol)、tert-ブチル(R)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(7.5mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.0746mmol)のDCM(0.5mL)中の混合物をrtで2時間30分間撹拌し、その後tert-ブチル(R)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(7.5mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.0746mmol)を加えた。反応物をさらに18時間45分間撹拌し、その後DMF(0.5mL)を加え、反応さらに23時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO3(aq)(15mL)で希釈し、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(10.2mg、72%)を無色glassとして得た。LCMS(方法A): RT = 1.55分, m/z = 566 [M+H]+
【0568】
工程3:3-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-メチルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:tert-ブチル(3R)-4-(10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(10.2mg、0.0180mmol)のTFA(0.2mL)およびDCM(0.4mL)溶液をrtで15分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(50mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~30%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(8.3mg、96%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.72分, m/z = 466 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.47 (s, 1H), 8.12 - 8.03 (m, 2H), 7.56 - 7.44 (m, 3H), 6.97 (s, 1H), 4.82 (s, 0.5H), 4.80 (s, 0.5H), 4.63 (d, J = 13.7 Hz, 0.5H), 4.56 (d, J = 13.6 Hz, 0.5H), 3.64 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 3.60 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 3.56 - 3.46 (m, 1H), 3.42 - 2.91 (m, 6H (HDOとシグナル重複)), 2.77 - 2.67 (m, 2H), 2.58 - 2.52 (m, 2H), 1.98 - 1.85 (m, 1H), 1.74 - 1.50 (m, 5H), 1.49 - 1.32 (m, 2H), 1.27 - 1.17 (m, 2H), 1.12 (d, J = 7.3 Hz, 1.5H), 1.11 (d, J = 7.3 Hz, 1.5H). NHは不可視
【0569】
実施例208:3-((10-ヒドロキシ-7-(2-イソプロピルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化157】
工程1:tert-ブチル4-(10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-イソプロピルピペラジン-1-カルボキシレート:10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(10mg、0.0249mmol)、tert-ブチル3-イソプロピルピペラジン-1-カルボキシレート(8.5mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.0746mmol)のDCM(0.5mL)中の混合物をrtで2時間30分間撹拌し、その後tert-ブチル3-イソプロピルピペラジン-1-カルボキシレート(8.5mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.0746mmol)を加えた。反応物をさらに18時間45分間撹拌し、その後DMF(0.5mL)を加え、反応さらに6日間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO
3(aq)(15mL)で希釈し、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(7.7mg、52%)を無色ガラス状物として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.70分, m/z = 594 [M+H]
+
【0570】
工程2:3-((10-ヒドロキシ-7-(2-イソプロピルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:tert-ブチル4-(10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-イソプロピルピペラジン-1-カルボキシレート(7.7mg、0.0130mmol)のTFA(0.2mL)およびDCM(0.4mL)溶液をrtで15分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに載せた。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(50mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~30%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(4.7mg、71%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.81分, m/z = 494 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.47 (s, 0.5H), 8.47 (s, 0.5H), 8.12 - 8.02 (m, 2H), 7.56 - 7.40 (m, 3H), 6.97 (s, 0.5H), 6.97 (s, 0.5H), 4.81 (s, 0.5H), 4.77 (s, 0.5H), 4.68 (d, J = 13.6 Hz, 0.5H), 4.52 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 3.66 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 3.57 (d, J = 13.6 Hz, 0.5H), 3.40 - 2.30 (m, 11H (HDOとシグナル重複およびDMSO)), 2.00 - 1.89 (m, 1H), 1.77 - 1.42 (m, 7H), 1.37 - 1.11 (m, 3H), 0.89 - 0.82 (m, 3H), 0.80 - 0.69 (m, 3H). NHは不可視
【0571】
実施例209:3-((7-(3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化158】
一般法9に従い、10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(10mg、0.0249mmol)、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン塩酸塩(8.9mg、0.0746mmol)およびDIPEA(26μL、0.149mmol)のDMF(0.5mL)溶液を17時間使用して製造して、表題化合物(6.3mg、55%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.34分, m/z = 449 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.11 - 8.03 (m, 2H), 7.55 - 7.42 (m, 3H), 6.97 (s, 1H), 4.79 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.66 - 3.55 (m, 2H), 3.51 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 3.36 - 3.30 (m, 1H), 3.24 (d, J = 10.3 Hz, 1H), 3.18 (d, J = 10.4 Hz, 1H), 3.14 - 3.06 (m, 2H), 2.98 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 1.95 - 1.86 (m, 1H), 1.71 - 1.49 (m, 5H), 1.46 - 1.32 (m, 4H), 1.26 - 1.14 (m, 2H), 0.56 - 0.48 (m, 1H), -0.09 - -0.17 (m, 1H)
【0572】
実施例210:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((S)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化159】
工程1:tert-ブチル(S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:tert-ブチル10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(8.26g)を、定組成溶媒条件(MeOH)でLux C4(30mm×250mm、5μm)カラムを使用するキラルHPLCにより、単一立体異性体に分割した。最初に溶出した物質であるtert-ブチル(S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(3.67g、44%回収)を灰白色固体として得た。キラル純度(方法B): R
T = 2.72分, 99.1%ee。2番目に溶出した物質であるtert-ブチル(R)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(3.38g、41%回収)を灰白色固体として得た。キラル純度(方法B): R
T = 3.68分, 99.3%ee
【0573】
工程2:tert-ブチル(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:密閉2~5mL マイクロ波バイアル中のtert-ブチル(S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(200mg、0.503mmol)、フェニルボロン酸(123mg、1.01mmol)、Pd(dppf)Cl2・DCM(21.3mg、0.0251mmol)および炭酸ナトリウム(160mg、1.51mmol)の1,4-ジオキサン(3.6mL)および水(1.2mL)中の懸濁液をセプタムをとおして穿刺した針で、O2を脱気し、N2で再充填した。反応混合物を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱した。反応混合物を水(75mL)で希釈し、得られた懸濁液を10分間激しく撹拌し、その後固体を濾過により分離した。固体を水(3×25mL)で洗浄し、その後真空オーブンで50℃で乾燥させて、表題化合物(230mg、>100%)を褐色固体として得た。粗製物質をさらに精製することなく使用した。LCMS(方法A): RT = 1.62分, m/z = 440 [M+H]+
【0574】
工程3:(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:tert-ブチル(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(230mg、0.523mmol)のTFA(2.5mL)およびDCM(5mL)溶液をrtで10分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した5g SCX-2カートリッジに負荷させた。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(100mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(60mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮し、真空オーブンで50℃で乾燥させて、表題化合物(163mg、91%)をベージュ色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.86分, m/z = 340 [M+H]+
【0575】
工程4:(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド:トリホスゲン(52.5mg、0.177mmol)のDCM(5.9mL)溶液に、0℃でN2下、ピリジン(0.119mL、1.47mmol)を加えた。25分間、0℃で撹拌後、(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(100mg、0.295mmol)を加え、反応物を0℃でさらに45分間撹拌し、その後0.1M HCl(aq)(40mL)を加えた。rtに温めた後、混合物をDCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相を相分離器を通し、減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのDCM溶液)で精製して、表題化合物(97mg、81%)を桃色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.47分, m/z = 402, 404 [M+H]+
【0576】
工程5:tert-ブチル(S)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:24時間後、温度を50℃に上げ、反応混合物をさらに24時間撹拌して、反応を完了させる以外、一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(20mg、0.0498mmol)、tert-ブチル(S)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(19.6mg、0.0746mmol)[市販]およびDIPEA(26μL、0.149mmol)のDMF(1.0mL)溶液を使用して製造して、24時間後、温度を50℃に上げ、反応混合物をさらに24時間撹拌して、反応を完了させた。LCMS(方法A): RT = 1.72分, m/z = 628 [M+H]+
【0577】
工程6:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((S)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(S)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(13.6mg、0.0217mmol)、DCM(0.5mL)およびTFA(0.5mL)を使用して製造して、表題化合物(7.9mg、69%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.97分, m/z = 528 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.46 (s, 1H), 8.11 - 8.04 (m, 2H), 7.54 - 7.43 (m, 3H), 7.38 - 7.11 (m, 5H), 6.98 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.60 (d, 1H), 4.30 (t, 1H), 3.67 - 3.50 (m, 2H), 3.44 - 2.75 (m, 9H, 重複HDOピーク), 1.93 - 1.78 (m, 1H), 1.76 - 0.67 (m, 10H)
【0578】
実施例211:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化160】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(20mg、0.0498mmol)、(R)-3-フェニルモルホリン(12.2mg、0.0746mmol)およびDIPEA(26μL、0.149mmol)のDMF(0.5mL)溶液を24時間使用して製造して、表題化合物(13.6mg、51%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.44分, m/z = 529 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.12 - 8.04 (m, 2H), 7.55 - 7.44 (m, 3H), 7.38 - 7.25 (m, 4H), 7.25 - 7.20 (m, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.55 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.41 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 3.79 - 3.55 (m, 6H), 3.26 - 3.17 (m, 2H), 3.16 - 3.09 (m, 1H), 3.08 - 2.98 (m, 2H), 1.94 - 1.85 (m, 1H), 1.67 - 1.40 (m, 6H), 1.36 - 1.28 (m, 1H), 1.24 - 1.18 (m, 1H), 1.12 - 1.05 (m, 1H)
【0579】
実施例212:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((S)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化161】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(20mg、0.0498mmol)、(S)-3-フェニルモルホリン(12.2mg、0.0746mmol)およびDIPEA(26μL、0.149mmol)のDMF(0.5mL)溶液を24時間使用して製造して、表題化合物(20.3mg、76%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.44分, m/z = 529 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.12 - 8.03 (m, 2H), 7.54 - 7.45 (m, 3H), 7.39 - 7.27 (m, 4H), 7.27 - 7.21 (m, 1H), 6.98 (s, 1H), 4.84 (s, 1H), 4.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.38 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 3.79 - 3.64 (m, 4H), 3.63 - 3.50 (m, 2H), 3.43 - 3.33 (m, 1H), 3.21 - 3.06 (m, 3H), 3.05 - 2.96 (m, 1H), 1.90 - 1.80 (m, 1H), 1.66 - 1.44 (m, 5H), 1.43 - 1.34 (m, 1H), 1.31 - 1.24 (m, 2H), 1.14 - 1.05 (m, 1H)
【0580】
実施例213:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((S)-2-フェニルピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化162】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(10mg、0.0249mmol)、(S)-2-フェニルピロリジン(5.5mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.0746mmol)のDMF(0.5mL)溶液を1時間45分間使用して製造して、表題化合物(7.7mg、59%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.58分, m/z = 513 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.45 (s, 1H), 8.10 - 8.04 (m, 2H), 7.54 - 7.44 (m, 3H), 7.27 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.22 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 7.18 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.92 - 4.87 (m, 1H), 4.76 (s, 1H), 4.46 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.67 - 3.58 (m, 2H), 3.54 (dt, J = 13.3, 4.8 Hz, 1H), 3.41 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 3.13 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 3.03 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 2.97 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 2.30 - 2.23 (m, 1H), 1.99 - 1.92 (m, 1H), 1.92 - 1.84 (m, 1H), 1.81 - 1.71 (m, 1H), 1.66 - 1.41 (m, 7H), 1.29 - 1.24 (m, 1H), 1.19 - 1.09 (m, 2H)
【0581】
実施例214:(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-(チオフェン-2-イルメチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化163】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(10mg、0.0249mmol)、2-チオフェンメチルアミン(4.2mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.0746mmol)のDMF(0.5mL)溶液を90分間使用して製造して、表題化合物(11.1mg、89%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.28分, m/z = 479 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.11 - 8.04 (m, 2H), 7.54 - 7.43 (m, 3H), 7.32 (dd, J = 5.0, 1.3 Hz, 1H), 7.06 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H), 6.95 - 6.87 (m, 2H), 4.78 (s, 1H), 4.58 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.38 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.57 - 3.49 (m, 1H), 3.27 - 3.14 (m, 3H), 1.94 - 1.86 (m, 1H), 1.71 - 1.58 (m, 4H), 1.57 - 1.48 (m, 1H), 1.45 - 1.40 (m, 1H), 1.40 - 1.32 (m, 1H), 1.22 - 1.13 (m, 2H)
【0582】
実施例215:(S)-N-(4-シアノベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化164】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(8mg、0.0199mmol)、4-(アミノメチル)ベンゾニトリル塩酸塩(5mg、0.0299mmol)およびDIPEA(10μL、0.0597mmol)のDMF(0.5mL)溶液を80分間使用して製造して、表題化合物(6.5mg、62%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.25分, m/z = 498 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.47 (s, 1H), 8.11 - 8.05 (m, 2H), 7.77 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.54 - 7.45 (m, 3H), 7.42 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.10 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H), 4.79 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.29 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.59 - 3.51 (m, 1H), 3.27 - 3.13 (m, 3H), 1.95 - 1.88 (m, 1H), 1.71 - 1.58 (m, 4H), 1.57 - 1.49 (m, 1H), 1.44 - 1.33 (m, 2H), 1.23 - 1.14 (m, 2H)
【0583】
実施例216:(S)-N-(3-フルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化165】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(10mg、0.0249mmol)、3-フルオロベンジルアミン(4.7mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.0746mmol)のDMF(0.5mL)溶液を85分間使用して製造して、表題化合物(7.1mg、57%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.34分, m/z = 491 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.47 (s, 1H), 8.11 - 8.04 (m, 2H), 7.55 - 7.44 (m, 3H), 7.37 - 7.31 (m, 1H), 7.08 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.06 - 6.99 (m, 3H), 6.98 (s, 1H), 4.79 (s, 1H), 4.60 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.24 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 3.63 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.60 - 3.51 (m, 1H), 3.28 - 3.15 (m, 3H), 1.95 - 1.88 (m, 1H), 1.70 - 1.59 (m, 4H), 1.57 - 1.49 (m, 1H), 1.44 - 1.33 (m, 2H), 1.23 - 1.14 (m, 2H)
【0584】
実施例217:(S)-N-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イルメチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化166】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(10mg、0.0249mmol)、ピペロニルアミン(5.6mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.0746mmol)のDMF(0.5mL)溶液を80分間使用して製造し、表題化合物(9.3mg、71%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.28分, m/z = 517 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.12 - 8.03 (m, 2H), 7.56 - 7.44 (m, 3H), 6.98 (s, 1H), 6.91 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 6.70 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 5.96 (s, 2H), 4.78 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.13 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.57 - 3.48 (m, 1H), 3.28 - 3.13 (m, 3H), 1.93 - 1.85 (m, 1H), 1.71 - 1.58 (m, 4H), 1.58 - 1.49 (m, 1H), 1.45 - 1.31 (m, 2H), 1.23 - 1.12 (m, 2H)
【0585】
実施例218:(S)-N-((5-シクロプロピル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化167】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(8mg、0.0199mmol)、(5-シクロプロピル-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)メタンアミン塩酸塩(5.2mg、0.0299mmol)およびDIPEA(10μL、0.0597mmol)のDMF(0.5mL)溶液を80分間使用して製造して、表題化合物(3.8mg、37%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.15分, m/z = 505 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.12 - 8.04 (m, 2H), 7.56 - 7.43 (m, 3H), 7.01 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H), 4.79 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.56 - 3.49 (m, 1H), 3.27 - 3.13 (m, 3H), 2.29 (tt, J = 8.5, 4.7 Hz, 1H), 1.93 - 1.84 (m, 1H), 1.70 - 1.58 (m, 4H), 1.56 - 1.48 (m, 1H), 1.45 - 1.40 (m, 1H), 1.40 - 1.31 (m, 1H), 1.23 - 1.14 (m, 4H), 1.09 - 1.03 (m, 2H)
【0586】
実施例219:(S)-N-(フラン-2-イルメチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化168】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(10mg、0.0249mmol)、furフリルアミン(3.6mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.0746mmol)のDMF(0.5mL)溶液を70分間使用して製造して、表題化合物(11.6mg、99%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.21分, m/z = 463 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.13 - 8.02 (m, 2H), 7.52 (dd, J = 1.6, 0.8 Hz, 1H), 7.51 - 7.46 (m, 3H), 6.98 (s, 1H), 6.88 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 6.36 (dd, J = 3.2, 1.8 Hz, 1H), 6.13 (dd, J = 3.0, 0.6 Hz, 1H), 4.77 (s, 1H), 4.58 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.20 (d, J = 5.5 Hz, 2H), 3.61 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.57 - 3.47 (m, 1H), 3.28 - 3.13 (m, 3H), 1.94 - 1.85 (m, 1H), 1.71 - 1.56 (m, 4H), 1.56 - 1.47 (m, 1H), 1.44 - 1.30 (m, 2H), 1.23 - 1.12 (m, 2H)
【0587】
実施例220:6-クロロ-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化169】
工程1:(S)-6-クロロ-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン塩酸塩:tert-ブチル(S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(100mg、0.251mmol)の1,4-ジオキサン(2.5mL)溶液に、4M HClの1,4-ジオキサン溶液(1.25mL、5mmol)を加え、得られた溶液をrtで2時間撹拌し、その後DCM(2.5mL)を加え、反応混合物をさらに18時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮して、表題化合物(84mg、定量的)を灰白色結晶性固体として得た。この物質をさらに精製することなく、次工程で使用した。LCMS(方法A): R
T = 0.33分, m/z = 298, 300 [M-Cl]
+
【0588】
工程2:(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド:トリホスゲン(56.4mg、0.190mmol)のDCM(1.9mL)溶液を、(R)-3-フェニルモルホリン(62mg、0.380mmol)およびピリジン(46μL、0.570mmol)のDCM(1.9mL)溶液に0℃で滴下した。得られた黄色溶液をrtで30分間撹拌し、その後1M HCl(aq)(15mL)を加えた。得られた混合物を相分離器を使用してDCM(3×10mL)で抽出し、その後合わせた有機相を減圧下濃縮して、表題化合物(85mg、99%)を黄色油状物として得た。この物質をさらに精製することなく使用した。LCMS(方法A): RT = 1.32分, m/z = 226, 228 [M+H]+
【0589】
工程3:6-クロロ-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法9に従い、(S)-6-クロロ-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン塩酸塩(84mg、0.251mmol)、(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド(85mg、0.377mmol)およびDIPEA(0.177mL、1.01mmol)のDCM(2.5mL)溶液を16時間使用して製造して、表題化合物(115mg、89%)をベージュ色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.24分, m/z = 487, 489 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.33 (s, 1H), 7.36 - 7.26 (m, 4H), 7.25 - 7.20 (m, 1H), 6.61 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.48 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 4.41 (t, J = 4.7 Hz, 1H), 3.80 - 3.63 (m, 4H), 3.62 - 3.51 (m, 2H), 3.25 - 3.15 (m, 2H), 3.14 - 3.08 (m, 1H), 3.06 - 2.96 (m, 2H), 1.91 - 1.84 (m, 1H), 1.64 - 1.42 (m, 5H), 1.42 - 1.35 (m, 1H), 1.33 - 1.26 (m, 1H), 1.22 - 1.15 (m, 1H), 1.09 - 1.02 (m, 1H)
【0590】
実施例221:(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(3-(トリフルオロメチル)アゼチジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化170】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(10mg、0.0249mmol)、3-(トリフルオロメチル)アゼチジン塩酸塩(6mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.0746mmol)のDMF(0.5mL)溶液を16時間使用して製造して、表題化合物(8.5mg、67%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.35分, m/z = 491 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.13 - 8.01 (m, 2H), 7.58 - 7.42 (m, 3H), 6.97 (s, 1H), 4.84 (s, 1H), 4.58 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.10 (dt, J = 14.9, 8.8 Hz, 2H), 3.85 (ddd, J = 15.4, 8.9, 5.5 Hz, 2H), 3.63 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.59 - 3.47 (m, 1H), 3.44 - 3.37 (m, 1H), 3.21 - 3.12 (m, 2H), 3.09 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 1.96 - 1.88 (m, 1H), 1.70 - 1.50 (m, 5H), 1.45 - 1.33 (m, 2H), 1.23 - 1.14 (m, 2H)
【0591】
実施例222:6-シクロプロピル-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化171】
一般法5に従い、6-クロロ-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(20mg、0.0411mmol)、シクロプロピルボロン酸MIDAエステル(16.2mg、0.0821mmol)、トリシクロヘキシルホスホニウムテトラフルオロボレート(4.5mg、12.3μmol)および酢酸パラジウム(II)(1.4mg、6.16μmol)のトルエン(0.3mL)および水(0.07mL)溶液を100℃(油浴)で1時間45分間加熱して使用して製造して、表題化合物(13.8mg、66%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.26分, m/z = 493 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.21 (s, 1H), 7.37 - 7.26 (m, 4H), 7.26 - 7.18 (m, 1H), 6.31 (s, 1H), 4.75 (s, 1H), 4.45 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.40 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 3.78 - 3.64 (m, 4H), 3.60 - 3.55 (m, 1H), 3.53 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.27 - 3.15 (m, 2H), 3.15 - 3.07 (m, 1H), 3.07 - 2.95 (m, 2H), 1.92 - 1.80 (m, 2H), 1.65 - 1.42 (m, 5H), 1.41 - 1.33 (m, 1H), 1.32 - 1.25 (m, 1H), 1.18 - 1.10 (m, 1H), 1.09 - 1.02 (m, 1H), 0.92 (d, J = 6.4 Hz, 4H)
【0592】
実施例223:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(ピロリジン-1-イル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化172】
6-クロロ-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0308mmol)およびピロリジン(25μL、0.308mmol)の1,4-ジオキサン(0.5mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱し、その後反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0~10%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(15.7mg、96%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.25分, m/z = 522 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.11 (s, 1H), 7.35 - 7.26 (m, 4H), 7.25 - 7.20 (m, 1H), 5.02 (s, 1H), 4.99 (s, 1H), 4.39 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 4.31 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 3.78 - 3.64 (m, 4H), 3.63 - 3.55 (m, 2H), 3.50 - 3.15 (m, 6H (HDOとシグナル重複)), 3.14 - 3.08 (m, 1H), 3.06 - 2.95 (m, 2H), 1.98 - 1.80 (m, 5H), 1.63 - 1.42 (m, 5H), 1.42 - 1.34 (m, 1H), 1.31 - 1.25 (m, 1H), 1.16 - 1.09 (m, 1H), 1.09 - 1.02 (m, 1H)
【0593】
実施例224:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化173】
一般法5に従い、6-クロロ-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0308mmol)、1-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(12.8mg、0.0616mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.3mg、1.54μmol)および炭酸ナトリウム(9.8mg、0.0924mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間使用して製造して、表題化合物(6.6mg、39%収率)を、凍結乾燥後、明ベージュ色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.17分, m/z = 533 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 7.49 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.36 - 7.27 (m, 4H), 7.26 - 7.19 (m, 1H), 6.86 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.79 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.55 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.41 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 4.12 (s, 3H), 3.80 - 3.54 (m, 6H), 3.26 - 3.16 (m, 2H), 3.16 - 3.09 (m, 1H), 3.08 - 2.98 (m, 2H), 1.93 - 1.84 (m, 1H), 1.65 - 1.40 (m, 6H), 1.36 - 1.28 (m, 1H), 1.24 - 1.18 (m, 1H), 1.12 - 1.03 (m, 1H)
【0594】
実施例225:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化174】
一般法5に従い、6-クロロ-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0308mmol)、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(12.8mg、0.0616mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.3mg、1.54μmol)および炭酸ナトリウム(9.8mg、0.0924mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間使用して製造して、表題化合物(11mg、66%)を、凍結乾燥後、わずかに灰白色の固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.08分, m/z = 533 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.32 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.35 - 7.26 (m, 4H), 7.26 - 7.19 (m, 1H), 6.63 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.50 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.40 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.80 - 3.63 (m, 4H), 3.62 - 3.53 (m, 2H), 3.26 - 3.15 (m, 2H), 3.15 - 3.08 (m, 1H), 3.07 - 2.96 (m, 2H), 1.91 - 1.84 (m, 1H), 1.65 - 1.37 (m, 6H), 1.35 - 1.27 (m, 1H), 1.22 - 1.15 (m, 1H), 1.11 - 1.03 (m, 1H)
【0595】
実施例226:6-(ジメチルアミノ)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化175】
6-クロロ-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(11.3mg、0.0231mmol)およびジメチルアミン(THF中2M)(0.116mL、0.231mmol)の1,4-ジオキサン(0.5mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱し、その後反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0~10%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(7.2mg、62%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.16分, m/z = 496 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.11 (s, 1H), 7.36 - 7.26 (m, 4H), 7.26 - 7.19 (m, 1H), 5.17 (s, 1H), 4.97 (s, 1H), 4.39 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 4.31 (d, J = 13.8 Hz, 1H), 3.78 - 3.64 (m, 4H), 3.62 - 3.53 (m, 2H), 3.26 - 3.14 (m, 2H), 3.15 - 3.08 (m, 1H), 3.07 - 2.99 (m, 2H), 2.98 (s, 6H), 1.87 - 1.80 (m, 1H), 1.63 - 1.43 (m, 5H), 1.42 - 1.35 (m, 1H), 1.32 - 1.24 (m, 1H), 1.16 - 1.09 (m, 1H), 1.09 - 1.02 (m, 1H)
【0596】
実施例227:3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化176】
トリホスゲン(3.5mg、0.0118mmol)のDCM(0.3mL)溶液を3-(トリフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩(6.2mg、0.0354mmol)およびDIPEA(21μL、0.118mmol)のDCM(0.3mL)中の混合物に加え、1時間後、(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(10mg、0.0295mmol)を加えた。反応物をrtで18時間撹拌し、その後飽和NaHCO
3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(5.2mg、34%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.42分, m/z = 505 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.47 (s, 1H), 8.13 - 8.02 (m, 2H), 7.57 - 7.42 (m, 3H), 6.97 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.60 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.63 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.56 - 3.45 (m, 1H), 3.44 - 3.30 (m, 4H), 3.22 - 3.08 (m, 3H), 3.03 (t, J = 13.9 Hz, 1H), 2.13 - 2.02 (m, 1H), 1.99 - 1.82 (m, 2H), 1.73 - 1.50 (m, 5H), 1.50 - 1.36 (m, 2H), 1.28 - 1.17 (m, 2H)
【0597】
実施例228:3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化177】
トリホスゲン(3.5mg、0.0118mmol)のDCM(0.3mL)溶液を(R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン塩酸塩(7.7mg、0.0354mmol)[市販]およびDIPEA(21μL、0.118mmol)のDCM(0.3mL)中の混合物に加え、1時間後、(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(10mg、0.0295mmol)を加えた。反応物をrtで18時間撹拌し、その後飽和NaHCO
3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(7.6mg、46%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.46分, m/z = 547 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.11 - 8.03 (m, 2H), 7.57 - 7.46 (m, 3H), 7.39 - 7.32 (m, 2H), 7.16 - 7.08 (m, 2H), 6.97 (s, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.55 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.40 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 3.80 - 3.53 (m, 6H), 3.27 - 3.16 (m, 2H), 3.14 - 3.07 (m, 1H), 3.07 - 2.95 (m, 2H), 1.93 - 1.84 (m, 1H), 1.67 - 1.39 (m, 6H), 1.34 - 1.26 (m, 1H), 1.25 - 1.18 (m, 1H), 1.10 - 1.02 (m, 1H)
【0598】
下表の実施例化合物を、各実施例で示すとおり、一般法13、一般法14、一般法15または一般法16に従う平行合成を使用して製造した。最初に、各試薬のDMF中の原液を予め調製した(一般に0.2M~1.5M)。特に断らない限り、標準96ウェル深ウェル2mL マイクロタイタープレートを使用して、反応を行った。全ての液体取扱作業は、TECAN EVO 200またはTECAN EVO 100液体ハンドラーを使用して行った。溶媒を窒素流で風乾するかまたはSavant Speedvacで蒸発させた。
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
【表29】
【0599】
実施例278:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化178】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(50mg、0.147mmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(57.4mg、0.177mmol)、DIPEA(103μL、0.589mmol)およびDCM(2mL)を使用し、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(41mg、44%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.72分, m/z = 628 [M+H]
+; 572 [M-ブテン+H]
+
【0600】
工程2:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(50mg、79.6μmol)、TFA(1mL)およびDCM(2mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(39mg、92%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.88分, m/z = 528 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.46 (s, 1H), 8.10 - 8.04 (m, 2H), 7.52 - 7.48 (m, 3H), 7.28 (d, J = 6.5 Hz, 4H), 7.18 (t, J = 6.2 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.55 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 4.31 (t, J = 4.9 Hz, 1H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.60 - 3.53 (m, 1H), 3.28 - 3.16 (m, 2H), 3.04 (dt, J = 10.6, 5.5 Hz, 2H), 2.99 - 2.92 (m, 1H), 2.90 (d, J = 4.9 Hz, 2H), 2.78 (t, J = 4.5 Hz, 2H), 1.92 - 1.82 (m, 1H), 1.67 - 1.18 (m, 8H), 1.07 (dt, J = 12.4, 6.2 Hz, 1H). NHシグナル観察されず
【0601】
実施例279:3-(((S)-7-((R)-4-アセチル-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化179】
撹拌中の3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(13mg、24.6μmol)およびDIPEA(13μL、73.9μmol)のDCM(0.5mL)溶液に、酢酸無水物(2.8μL、29.6μmol)を加えた。得られた溶液をrtで1時間撹拌し、その後飽和NaHCO
3(aq)で反応停止させた。得られた混合物を相分離器を使用してDCM(×3)で抽出し、合わせた有機相を減圧下濃縮した。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(13.1mg、93%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.24分, m/z = 570 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.08 (dd, J = 6.5, 2.7 Hz, 2H), 7.53 - 7.47 (m, 3H), 7.28 (ddd, J = 31.1, 18.1, 7.5 Hz, 5H), 6.97 (s, 1H), 4.82 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.67 - 4.60 (m, 1H), 4.55 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 3.95 - 3.50 (m, 5H), 3.49 - 3.40 (m, 1H), 3.27 - 3.11 (m, 4H), 3.02 (dd, J = 12.1, 7.0 Hz, 1H), 1.94 (d, J = 18.7 Hz, 4H), 1.66 - 1.03 (m, 9H)
【0602】
実施例280:2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-フェニルピリダジン-3(2H)-オン
【化180】
工程1:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリダジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、5-フェニルピリダジン-3(2H)-オン(0.20g、1.2mmol)、エポキシド2(0.47g、1.7mmol)、炭酸セシウム(0.57g、1.7mmol)のDMF(2mL)溶液を使用して、80℃で24時間加熱して製造して、表題化合物(0.10g、20%)を得た。LCMS(方法C): R
T = 1.65分, m/z = 384 [M-ブテン+H]
+
【0603】
工程2:2-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-フェニルピリダジン-3(2H)-オン:tert-ブチル10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリダジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(46mg、0.105mmol)のTFA(0.5mL)およびDCM(1mL)溶液をrtで10分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(40mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(31.5mg、88%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.69分, m/z = 340 [M+H]+
【0604】
工程3:2-((10-ヒドロキシ-7-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-フェニルピリダジン-3(2H)-オン:トリホスゲン(4.4mg、0.0147mmol)のDCM(0.3mL)溶液を(R)-3-フェニルモルホリン(7.2mg、0.0442mmol)およびDIPEA(21μL、0.118mmol)のDCM(0.3mL)中の混合物に加え、1時間後、2-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-5-フェニルピリダジン-3(2H)-オン(10mg、0.0295mmol)を加えた。反応物をrtで15時間15分間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(8.7mg、55%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.56分, m/z = 529 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.46 - 8.40 (m, 1H), 7.91 - 7.81 (m, 2H), 7.61 - 7.45 (m, 3H), 7.42 - 7.14 (m, 6H), 4.76 - 4.66 (m, 1H), 4.45 - 4.25 (m, 3H), 3.85 - 3.63 (m, 4H), 3.61 - 3.50 (m, 1H), 3.43 - 2.94 (m, 5H (HDOとシグナル重複)), 1.96 - 1.85 (m, 1H), 1.66 - 1.25 (m, 8H), 1.15 - 1.04 (m, 1H)
【0605】
実施例281:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-4-メチル-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化181】
3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(13mg、24.6μmol)および37%ホルムアルデヒド水溶液(24.8μL、0.123mmol)のMeCN(0.5mL)およびMeOH(0.5mL)溶液をrtで30分間撹拌し、その後ナトリウムトリアセトキシヒドロボレート(26.1mg、0.123mmol)を加えた。得られた反応物をrtで1時間撹拌した。反応混合物をSCX-2およびさらにフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(8.6mg、63%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 0.91分, m/z = 542 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.12 - 8.02 (m, 2H), 7.57 - 7.42 (m, 3H), 7.40 - 7.22 (m, 4H), 7.22 - 7.16 (m, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.59 - 4.47 (m, 2H), 3.63 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.57 - 3.51 (m, 1H), 3.25 - 3.14 (m, 2H), 3.13 - 2.98 (m, 3H), 2.74 - 2.65 (m, 1H), 2.48 - 2.40 (m, 2H), 2.34 - 2.26 (m, 1H), 2.17 (s, 3H), 1.93 - 1.86 (m, 1H), 1.66 - 1.40 (m, 6H), 1.37 - 1.31 (m, 1H), 1.25 - 1.18 (m, 1H), 1.13 - 1.05 (m, 1H)
【0606】
実施例282:6-クロロ-3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化182】
工程1:(R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニルクロライド:トリホスゲン(56.4mg、0.190mmol)のDCM(1.9mL)溶液を、(R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン塩酸塩(82.6mg、0.380mmol)およびピリジン(77μL、0.950mmol)のDCM(1.9mL)溶液に0℃で滴下した。得られた黄色溶液をrtで1時間撹拌し、その後1M HCl
(aq)(15mL)を加えた。得られた混合物を相分離器を使用してDCM(3×10mL)で抽出し、その後合わせた有機相を減圧下濃縮して、表題化合物(91.8mg、99%)を黄色油状物として得た。この物質をさらに精製することなく使用した。LCMS(方法A): R
T = 1.36分, m/z = 244, 246 [M+H]
+
【0607】
工程2:6-クロロ-3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法9に従い、(S)-6-クロロ-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン塩酸塩(84mg、0.251mmol)、(R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニルクロライド(91.8mg、0.377mmol)およびDIPEA(0.176mL、1.01mmol)のDCM(2.5mL)溶液を1時間20分間使用して製造して、表題化合物(109mg、85%)を灰白色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.27分, m/z = 505, 507 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.33 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 8.4, 5.5 Hz, 2H), 7.12 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.61 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.47 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 4.40 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 3.81 - 3.62 (m, 4H), 3.62 - 3.50 (m, 2H), 3.26 - 3.13 (m, 2H), 3.12 - 3.07 (m, 1H), 3.06 - 2.93 (m, 2H), 1.90 - 1.82 (m, 1H), 1.65 - 1.42 (m, 5H), 1.41 - 1.34 (m, 1H), 1.31 - 1.24 (m, 1H), 1.21 - 1.15 (m, 1H), 1.07 - 1.00 (m, 1H)
【0608】
実施例283:1-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド
【化183】
工程1:エチル4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート:エチル4,6-ジクロロニコチネート(25g、114mmol)および酢酸ナトリウム(46.6g、568mmol)の酢酸(325mL、5.68mol)中の混合物を3日間加熱還流した。rtに冷却後、反応混合物を水(650mL)で希釈し、得られた沈殿を濾過により単離した。沈殿を水(6×100mL)で洗浄し、真空オーブンで50℃で乾燥させて、表題化合物(18.7g、81%)を明ベージュ色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 0.73分, m/z = 202, 204 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 12.40 (br. s, 1H), 8.11 (s, 1H), 6.55 (s, 1H), 4.22 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 1.27 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
【0609】
工程2:エチル1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート:一般法2に従い、エチル4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(4.00g、19.8mmol)、エポキシド1(6.22g、25.8mmol)および炭酸セシウム(8.40g、25.8mmol)(120℃で高真空下、5時間乾燥)のDMF(66mL)溶液を90℃で19時間加熱して使用して製造して、表題化合物(3.31g、37%)を淡黄色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.54分, m/z = 443, 445 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.44 (s, 1H), 6.64 (s, 1H), 4.84 (s, 1H), 4.49 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 4.27 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.74 - 3.60 (m, 2H), 3.30 - 2.85 (m, 3H), 1.62 - 1.48 (m, 1H), 1.38 (s, 9H), 1.29 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.08 - 0.99 (m, 1H), 0.97 (s, 3H), 0.92 (s, 3H). エチル1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(9.89g)を、定組成溶媒条件(20:80 IPA/CO2(0.1%v/v NH3))のAmyC(20mm×250mm、5μm)カラムを使用するキラル超臨界流体クロマトグラフィーにより、単一立体異性体に分割した。最初に溶出した物質であるエチル(R)-1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(4.55g、46%回収)を橙色固体として得た。キラル純度(方法C): RT = 1.85分, 100%ee。2番目に溶出した物質であるエチル(S)-1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(4.36g、44%回収)を橙色固体として得た。キラル純度(方法C): RT = 2.18分, 99.4%ee
【0610】
工程3:エチル(S)-1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート:一般法5に従い、エチル(S)-1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(200mg、0.452mmol)、フェニルボロン酸(82.5mg、0.677mmol)、Pd(dppf)Cl2・DCM(19mg、22.6μmol)、炭酸ナトリウム(96mg、0.903mmol)、1,4-ジオキサン(1.5mL)および水(0.5mL)溶液を使用して製造した。反応物を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱して、表題化合物(220mg、定量的)を淡黄色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.68分, m/z = 485 [M+H]+
【0611】
工程4:(S)-1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸:エチル(S)-1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(220mg、0.454mmol)の1M NaOH(aq)(0.910mL、0.910mmol)および1,4-ジオキサン(2.2mL)溶液を50℃で5時間撹拌した。rtに冷却後、1M HCl(aq)を加えてpHをpH3に調節し、混合物をDCM(3×20mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮して、表題化合物(193mg、93%)を無色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.31分, m/z = 457 [M+H]+
【0612】
工程5:tert-ブチル(S)-4-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート:一般法4に従い、(S)-1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(193mg、0.423mmol)、ジメチルアミン(THF中2M、0.254mL、0.507mmol)、DIPEA(0.295mL、1.69mmol)、HATU(193mg、0.507mmol)およびDCM(8.5mL)を使用して製造して、表題化合物(241mg、>100%)を淡黄色泡状物として得た。この物質をさらに精製することなく使用した。LCMS(方法A): RT = 1.29分, m/z = 484 [M+H]+
【0613】
工程6:(S)-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド:一般法3に従い、tert-ブチル(S)-4-((5-(ジメチルカルバモイル)-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(204mg、0.422mmol)、TFA(1mL)およびDCM(2mL)を使用して製造して、表題化合物(157mg、97%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.46分, m/z = 384 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.79 (s, 1H), 7.50 - 7.40 (m, 3H), 7.40 - 7.32 (m, 2H), 6.43 (s, 1H), 4.59 (s, 1H), 4.46 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 3.72 (d, J = 13.3 Hz, 1H), 3.17 (s, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.71 - 2.64 (m, 3H), 2.62 (s, 3H), 2.20 (d, J = 12.5 Hz, 1H), 1.59 - 1.46 (m, 1H), 1.13 - 0.97 (m, 1H), 1.05 (s, 3H), 0.89 (s, 3H)
【0614】
工程7:1-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド:トリホスゲン(5.8mg、0.0196mmol)のDCM(0.4mL)溶液を(R)-3-フェニルモルホリン(9.6mg、0.0587mmol)およびDIPEA(27μL、0.157mmol)のDCM(0.4mL)中の混合物に加え、1時間後、(S)-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-N,N-ジメチル-6-オキソ-4-フェニル-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド(15mg、0.0391mmol)のDCM(0.4mL)溶液を加えた。反応物をrtで3日間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液;続いて0~8%MeOHのDCM溶液)で2回精製して、表題化合物(12.4mg、54%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.18分, m/z = 573 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.80 (s, 1H), 7.48 - 7.41 (m, 3H), 7.40 - 7.35 (m, 2H), 7.35 - 7.26 (m, 4H), 7.24 - 7.20 (m, 1H), 6.44 (s, 1H), 4.86 (s, 1H), 4.46 (t, J = 4.7 Hz, 1H), 4.41 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 3.83 - 3.77 (m, 2H), 3.77 - 3.70 (m, 2H), 3.69 - 3.60 (m, 2H), 3.18 - 3.11 (m, 1H), 3.11 - 2.98 (m, 4H), 2.75 (s, 3H), 2.62 (s, 3H), 1.78 - 1.69 (m, 1H), 1.19 - 1.12 (m, 1H), 0.97 (s, 3H), 0.92 (s, 3H)
【0615】
実施例284:3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化184】
一般法5に従い、6-クロロ-3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0297mmol)、1-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(12.4mg、0.0594mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.3mg、1.49μmol)および炭酸ナトリウム(9.4mg、0.0891mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間使用して製造して、表題化合物(10.9mg、65%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.20分, m/z = 551 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.45 (s, 1H), 7.51 - 7.46 (m, 1H), 7.36 (dd, J = 8.4, 5.5 Hz, 2H), 7.12 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 6.88 - 6.84 (m, 1H), 6.79 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.54 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.41 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 4.13 (s, 3H), 3.79 - 3.65 (m, 4H), 3.65 - 3.53 (m, 2H), 3.27 - 3.16 (m, 2H), 3.14 - 3.07 (m, 1H), 3.07 - 2.96 (m, 2H), 1.92 - 1.84 (m, 1H), 1.66 - 1.39 (m, 6H), 1.32 - 1.26 (m, 1H), 1.23 - 1.17 (m, 1H), 1.10 - 1.02 (m, 1H)
【0616】
実施例285:3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化185】
一般法5に従い、6-クロロ-3-(((S)-7-((R)-3-(4-フルオロフェニル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0297mmol)、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(12.4mg、0.0594mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.3mg、1.49μmol)および炭酸ナトリウム(9.4mg、0.0891mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間使用して製造して、表題化合物(11.2mg、67%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.11分, m/z = 551 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.32 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 8.5, 5.7 Hz, 2H), 7.12 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.63 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.49 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.39 (t, J = 5.1 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.80 - 3.62 (m, 4H), 3.62 - 3.52 (m, 2H), 3.26 - 3.15 (m, 2H), 3.14 - 3.07 (m, 1H), 3.06 - 2.94 (m, 2H), 1.90 - 1.82 (m, 1H), 1.66 - 1.36 (m, 6H), 1.32 - 1.26 (m, 1H), 1.21 - 1.14 (m, 1H), 1.08 - 1.01 (m, 1H)
【0617】
実施例286:1-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化186】
工程1:(S)-1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸:エチル(S)-1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキシレート(400mg、0.903mmol)の1M NaOH
(aq)(1.81mL、1.81mmol)および1,4-ジオキサン(3.6mL)中の懸濁液を50℃で1時間撹拌した。rtに冷却後、DCM(20mL)を反応混合物に加え、水相のpHを<pH2に調節し、その後相を相分離器を使用して分離した。水相をさらにDCM(2×20mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物を真空オーブンで50℃で乾燥させて、表題化合物(374mg、定量的)をわずかに黄色の泡状物として得た。この物質をさらに精製することなく使用した。LCMS(方法A): R
T = 1.16分, m/z = 359, 361 [M-ブテン+H]
+
【0618】
工程2:tert-ブチル(S)-4-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート:(S)-1-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-クロロ-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボン酸(375mg、0.903mmol)および酸化銅(I)(32.3mg、0.226mmol)のキノリン(4.5mL)懸濁液を140℃で15時間30分間加熱した。rtに冷却後、1M HCl(aq)(80mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×20mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0%;次いで20%;次いで30%EtOAcのシクロヘキサン溶液(定組成))で精製して、表題化合物(141.5mg、42%)を黄色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.35分, m/z = 371, 373 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.69 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 7.0, 1.4 Hz, 1H), 4.75 (s, 1H), 4.37 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 3.75 - 3.62 (m, 2H), 3.26 - 3.14 (m, 1H), 3.09 - 2.89 (m, 2H), 1.63 - 1.52 (m, 1H), 1.39 (s, 9H), 1.08 - 1.01 (m, 1H), 0.97 (s, 3H), 0.92 (s, 3H)
【0619】
工程3:tert-ブチル(S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル(S)-4-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(60mg、0.162mmol)、フェニルボロン酸(39.5mg、0.324mmol)、Pd(dppf)Cl2・DCM(6.9mg、8.09μmol)および炭酸ナトリウム(51.4mg、0.485mmol)の1,4-ジオキサン(1.2mL)および水(0.4mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間使用して製造して、表題化合物(66mg、98%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.54分, m/z = 413 [M+H]+
【0620】
工程4:(S)-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(66mg、0.1600mmol)のTFA(0.75mL)およびDCM(1.5mL)溶液をrtで20分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(60mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(50mg、定量的)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.69分, m/z = 313 [M+H]+
【0621】
工程5:1-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:トリホスゲン(7.1mg、0.0240mmol)のDCM(0.4mL)溶液を(R)-3-フェニルモルホリン(11.8mg、0.0720mmol)およびDIPEA(34μL、0.192mmol)のDCM(0.4mL)中の混合物に加え、1時間後、(S)-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(15mg、0.0480mmol)のDCM(0.4mL)溶液を加えた。反応物をrtで3日間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで2回(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液;続いて0~8%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(12.6mg、52%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.38分, m/z = 502 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.81 - 7.69 (m, 3H), 7.54 - 7.42 (m, 3H), 7.38 - 7.25 (m, 4H), 7.24 - 7.20 (m, 1H), 6.72 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.64 (dd, J = 7.2, 2.1 Hz, 1H), 5.02 (s, 1H), 4.45 (t, J = 4.7 Hz, 1H), 4.33 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.88 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.81 - 3.70 (m, 3H), 3.69 - 3.60 (m, 2H), 3.14 (ddd, J = 13.0, 6.8, 3.1 Hz, 1H), 3.11 - 2.96 (m, 4H), 1.77 - 1.70 (m, 1H), 1.14 - 1.08 (m, 1H), 0.98 (s, 3H), 0.94 (s, 3H)
【0622】
実施例287:1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化187】
工程1:tert-ブチル(S)-10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:tert-ブチル10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(1.13g)を、定組成溶媒条件(50:50 MeOH/CO
2)のChiralpak IG(20mm×250mm、5μm)カラムを使用するキラル超臨界流体クロマトグラフィーにより、単一立体異性体に分割した。最初に溶出した物質であるtert-ブチル(S)-10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(525mg、46%回収)を白色固体として得た。キラル純度(方法D): R
T = 2.16分, 99.9%ee。2番目に溶出した物質として、tert-ブチル(R)-10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(523mg、46%回収)を白色固体として得た。キラル純度(方法D): R
T = 3.38分, 99.8%ee
【0623】
工程2:tert-ブチル(S)-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル(S)-10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(250mg、0.630mmol)、フェニルボロン酸(154mg、1.26mmol)、Pd(dppf)Cl2・DCM(26.7mg、0.0315mmol)および炭酸ナトリウム(200mg、1.89mmol)の1,4-ジオキサン(3mL)および水(1mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間使用して製造して、表題化合物(269mg、97%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.65分, m/z = 439 [M+H]+
【0624】
工程3:(S)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(S)-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(269mg、0.613mmol)のTFA(3mL)およびDCM(6mL)溶液をrtで10分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した5g SCX-2カートリッジに載せた。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(90mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(60mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(201mg、96%)を極めて淡い黄色結晶性固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.59分, m/z = 339 [M+H]+
【0625】
工程4:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:トリホスゲン(21.9mg、0.0739mmol)のTHF(1.1mL)溶液をtert-ブチル(R)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(58.1mg、0.222mmol)およびDIPEA(77μL、0.443mmol)のTHF(1.1mL)中の混合物に0℃で加えた。65分後、反応混合物をrtに温め、その後シリンジにより、(S)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(50mg、0.148mmol)のDCM(1.5mL)溶液に加えた。反応物をrtで17時間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(71.2mg、76%)を灰白色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.75分, m/z = 627 [M+H]+
【0626】
工程5:1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(71.2mg、0.114mmol)のTFA(0.5mL)およびDCM(1mL)溶液をrtで15分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(60mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~20%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(54.5mg、90%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.02分, m/z = 527 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.79 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.77 - 7.69 (m, 2H), 7.55 - 7.43 (m, 3H), 7.36 - 7.23 (m, 4H), 7.22 - 7.16 (m, 1H), 6.73 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.64 (dd, J = 7.1, 1.8 Hz, 1H), 5.00 (s, 1H), 4.50 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.31 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 3.77 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.60 (dt, J = 13.2, 5.0 Hz, 1H), 3.27 - 3.14 (m, 2H), 3.11 - 2.99 (m, 2H), 2.98 - 2.91 (m, 1H), 2.90 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 2.77 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 2.40 (br. s, 1H), 1.92 - 1.83 (m, 1H), 1.69 - 1.41 (m, 6H), 1.36 - 1.27 (m, 1H), 1.22 - 1.15 (m, 1H), 1.12 - 1.03 (m, 1H)
【0627】
実施例288:1-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化188】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:トリホスゲン(9.5mg、0.0320mmol)のTHF(0.5mL)溶液をtert-ブチル(R)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(25.2mg、0.0960mmol)およびDIPEA(34μL、0.192mmol)のTHF(0.5mL)中の混合物に0℃で加えた。10分後、反応混合物をrtに温め、その後シリンジにより、(S)-1-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(20mg、0.0640mmol)のDCM(0.64mL)溶液に加えた。反応物をrtで3日間撹拌し、その後飽和NaHCO
3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(28mg、72%)を灰白色泡状物として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.67分, m/z = 601 [M+H]
+
【0628】
工程2:1-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(R)-4-((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(28mg、0.0466mmol)のTFA(0.25mL)およびDCM(0.5mL)溶液をrtで15分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに載せた。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(60mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~20%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(18.9mg、80%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.98分, m/z = 501 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.76 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.75 - 7.67 (m, 2H), 7.57 - 7.42 (m, 3H), 7.37 - 7.20 (m, 4H), 7.20 - 7.15 (m, 1H), 6.72 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.64 (dd, J = 7.2, 2.1 Hz, 1H), 5.00 (s, 1H), 4.40 - 4.29 (m, 2H), 3.87 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.62 (dt, J = 13.2, 4.3 Hz, 1H), 3.14 - 2.84 (m, 7H), 2.82 - 2.72 (m, 2H), 1.76 - 1.68 (m, 1H), 1.14 - 1.08 (m, 1H), 0.97 (s, 3H), 0.92 (s, 3H). NHシグナル観察されず
【0629】
実施例289:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化189】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:ビス(トリクロロメチル)カーボネート(75mg、0.25mmol)のDCM(9mL)溶液に、-10℃で窒素下、ピリジン(0.15mL、1.89mmol)を加え、続いてtert-ブチル(3R)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート塩酸塩(188mg、0.63mmol)[市販]のDCM(9mL)溶液を滴下した。反応混合物をrtに温め、2時間撹拌した。さらにピリジン(0.05mL)を加え、反応を1時間続けた。さらにピリジン(0.05mL)を加え、反応をさらに1時間続けた。得られた混合物に、(S)-6-クロロ-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン塩酸塩(168mg、0.50mmol)のDCM(6mL)溶液、続いてDIPEA(0.26mL、1.51mmol)を加えた。反応混合物を窒素下、rtで3日間撹拌した。揮発物を減圧下蒸発させ、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(151mg、51%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.43分, m/z = 530, 532 [M-ブテン+H]
+
【0630】
工程2:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、0.026mmol)、1-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(11mg、0.051mmol)、Pd(dppf)Cl2 DCM錯体(1.1mg、0.0013mmol)およびNa2CO3(8.0mg、0.077mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を使用して製造した。反応混合物を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱して、表題化合物(12mg、74%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.48分, m/z = 632 [M+H]+
【0631】
工程3:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(12mg、0.019mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)およびrtで30分間撹拌を使用して製造して、表題化合物(10mg、99%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.77分, m/z = 532 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.45 (s, 1H), 7.49 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.32-7.25 (m, 4H), 7.24-7.18 (m, 1H), 6.86 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.79 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.55 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.35 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.12 (s, 3H), 3.66-3.52 (m, 2H), 3.27-3.16 (m, 2H), 3.12-2.82 (m, 7H), 2.47-2.38 (m, 1H, DMSOと重複), 1.90-1.81 (m, 1H), 1.67-1.37 (m, 6H), 1.33-1.27 (m, 1H), 1.24-1.19 (m, 1H), 1.09-1.01 (m, 1H)
【0632】
実施例290:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(ピロリジン-1-イル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化190】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-(ピロリジン-1-イル)ピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:マイクロ波バイアル中、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(10mg、0.017mmol)をジオキサン(0.5mL)に懸濁し、ピロリジン(14μL、0.17mmol)を加えた。容器を密閉し、反応混合物を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱した。揮発物を減圧下蒸発させ、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製した。生成物含有フラクションを減圧下蒸発させて、表題化合物(10mg、94%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.56分, m/z = 621 [M+H]
+
【0633】
工程2:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(ピロリジン-1-イル)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-(ピロリジン-1-イル)ピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(10mg、0.016mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)およびrtで30分間撹拌を使用して製造して、表題化合物(7mg、84%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.80分, m/z = 521 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.10 (s, 1H), 7.32-7.24 (m, 4H), 7.25-7.15 (m, 1H), 5.01 (s, 1H), 4.96 (s, 1H), 4.36-4.28 (m, 2H), 3.62-3.52 (m, 2H), 3.47-3.13 (m, 6H, overlap with HDO), 3.11-2.78 (m, 7H), 1.96-1.77 (m, 5H), 1.64-1.43 (m, 5H), 1.39-1.32 (m, 1H), 1.31-1.25 (m, 1H), 1.17-1.09 (m, 1H), 1.06-0.98 (m, 1H)
【0634】
実施例291:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化191】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(14mg、0.024mmol)、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(9.9mg、0.048mmol)、Pd(dppf)Cl
2 DCM錯体(1.0mg、0.0011mmol)およびNa
2CO
3(7.6mg、0.072mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を使用して製造した。反応混合物を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱して、表題化合物(10mg、66%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.29分, m/z = 632 [M+H]
+
【0635】
工程2:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(10mg、0.016mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(8mg、95%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.47分, m/z = 532 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.32 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.31-7.24 (m, 4H), 7.22-7.16 (m, 1H), 6.63 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.50 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.31 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.64-3.50 (m, 2H), 3.27-3.14 (m, 2H), 3.08-2.88 (m, 5H), 2.84-2.74 (m, 2H), 1.90-1.78 (m, 1H), 1.66-1.27 (m, 8H), 1.22-1.16 (m, 1H), 1.10-1.01 (m, 1H)
【0636】
実施例292:6-シクロプロピル-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化192】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-シクロプロピル-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:密閉バイアル中のtert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、0.026mmol)、シクロプロピルボロン酸MIDAエステル(10mg、0.051mmol)、トリシクロヘキシルホスホニウムテトラフルオロボレート(2.8mg、0.0077mmol)およびPd(OAc)
2(0.9mg、0.0038mmol)のトルエン(0.45mL)および水(0.05mL)懸濁液を排気により「脱気」し、容器を窒素により再充填した。反応混合物を100℃(砂浴)で6時間加熱した。揮発物を減圧下蒸発させ、残留物をシリカに乾燥負荷し、フラッシュクロマトグラフィー(5~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(10mg、66%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.58分, m/z = 592 [M+H]
+
【0637】
工程2:6-シクロプロピル-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-シクロプロピル-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(10mg、0.017mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)を使用して製造し、rtで30分間撹拌し、分取HPLC(塩基性条件)で精製して、表題化合物(3mg、36%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.79分, m/z = 492 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.21 (s, 1H), 7.32-7.23 (m, 4H), 7.22-7.14 (m, 1H), 6.31 (s, 1H), 4.73 (s, 1H), 4.45 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.30 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 3.60-3.49 (m, 2H), 3.28-3.12 (m, 2H), 3.05-2.85 (m, 5H), 2.76 (d, J = 5.4 Hz, 2H), 2.27-2.14 (m, 1H), 1.92-1.78 (m, 2H), 1.62-1.44 (m, 5H), 1.38-1.26 (m, 2H), 1.18-1.10 (m, 1H), 1.09-1.00 (m, 1H), 0.92 (d, J = 6.4 Hz, 4H)
【0638】
実施例293:3-(((S)-7-((R)-3-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化193】
工程1:(R)-3-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)モルホリン:tert-ブチル(R)-3-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)モルホリン-4-カルボキシレート(86mg、0.284mmol)[Angew. Chem. Int. Ed., 2017, 56,1294-1297により製造]のTFA(0.7mL)およびDCM(1.4mL)溶液をrtで15分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(60mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH
3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(54.7mg、94%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 0.28分, m/z = 204 [M+H]
+
【0639】
工程2:3-(((S)-7-((R)-3-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)モルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:トリホスゲン(6.6mg、0.0221mmol)およびピリジン(11μL、0.133mmol)のDCM(0.8mL)溶液に、0℃で(R)-3-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)モルホリン(13.5mg、0.0663mmol)を加えた。30分後、(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0442mmol)およびDIPEA(15μL、0.0884mmol)を加えた。反応物をrtで3日間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液)および分取HPLCで精製して、表題化合物(2mg、7%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.99分, m/z = 569 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 12.12 (br. s, 1H), 8.46 (s, 1H), 8.12 - 8.02 (m, 2H), 7.60 - 7.35 (m, 5H), 7.12 (s, 2H), 6.97 (s, 1H), 4.89 (s, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.58 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.30 (dd, J = 11.6, 2.6 Hz, 1H), 3.80 (dd, J = 11.6, 3.4 Hz, 1H), 3.72 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 3.62 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.58 - 3.52 (m, 1H), 3.51 - 3.43 (m, 2H), 3.35 - 3.32 (m, 1H), 3.25 - 3.17 (m, 2H), 3.10 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 1.95 - 1.87 (m, 1H), 1.70 - 1.40 (m, 7H), 1.28 - 1.17 (m, 2H)
【0640】
実施例294:(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-N-((R)-2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化194】
(R)-2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエタン-1-アミン(11.6mg、0.0663mmol)のDCM(0.4mL)溶液をトリホスゲン(6.6mg、0.0221mmol)およびピリジン(11μL、0.133mmol)のDCM(0.4mL)中の混合物に0℃で加えた。15分後、(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0442mmol)およびDIPEA(15μL、0.0884mmol)を加えた。反応物をrtで18時間撹拌し、その後飽和NaHCO
3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで2回(0%;次いで2%;次いで4%MeOHのDCM溶液(定組成);続いて0%;次いで1%;次いで2%;次いで4%MeOHのDCM溶液(定組成))で精製して、表題化合物(21mg、87%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.52分, m/z = 541 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.11 - 8.04 (m, 2H), 7.60 - 7.54 (m, 2H), 7.53 - 7.45 (m, 3H), 7.43 - 7.35 (m, 3H), 7.30 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H), 5.70 (p, J = 9.2 Hz, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.68 - 3.58 (m, 2H), 3.40 - 3.25 (m, 3H (HDOとシグナル重複)), 1.93 - 1.86 (m, 1H), 1.70 - 1.56 (m, 4H), 1.55 - 1.47 (m, 1H), 1.40 - 1.31 (m, 2H), 1.23 - 1.11 (m, 2H)
【0641】
実施例295:(R)-3-((4-ヒドロキシ-1-(3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化195】
工程1:tert-ブチル4-ヒドロキシ-4-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル4-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(300mg、0.873mmol)[ACS Med. Chem. Lett., 2018, 9, p 238-243]、フェニルボロン酸(213mg、1.75mmol)、炭酸ナトリウム(277mg、2.62mmol)およびPd(dppf)Cl
2・DCM(36.9mg、43.6μmol)の1,4-ジオキサン(6mL)および水(2mL)溶液を使用して製造した。反応物を、マイクロ波照射下、120℃で1時間加熱して、表題化合物(174mg、51%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.26分, m/z = 386 [M+H]
+
【0642】
工程2:3-((4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル4-ヒドロキシ-4-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(174mg、0.451mmol)、TFA(3mL)およびDCM(6mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(120mg、93%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.43分, m/z = 286 [M+H]+
【0643】
工程3:(R)-3-((4-ヒドロキシ-1-(3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法9に従い、3-((4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(25mg、87.6μmol)、(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド(23.7mg、0.105mmol)およびDIPEA(61μL、0.351mmol)のDCM(1.5mL)溶液を使用して製造して、rtで1時間撹拌して、表題化合物(27.7mg、65%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.15分, m/z = 475 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.42 (s, 1H), 8.10 - 8.05 (m, 2H), 7.53 - 7.47 (m, 3H), 7.35 - 7.28 (m, 4H), 7.19 (t, J = 6.8 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.98 (s, 1H), 4.50 (t, J = 4.5 Hz, 1H), 3.96 (s, 2H), 3.84 (dd, J = 11.8, 5.5 Hz, 1H), 3.77 - 3.61 (m, 3H), 3.51 (ddt, J = 12.9, 8.7, 4.3 Hz, 2H), 3.19 - 3.03 (m, 4H), 1.52 (ddd, J = 16.7, 10.9, 4.7 Hz, 2H), 1.40 (dd, J = 24.6, 13.5 Hz, 2H)
【0644】
実施例296:3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化196】
工程1:tert-ブチル5-オキソ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-2-カルボキシレート:カリウムtert-ブトキシド(2.48g、22.1mmol)を、N
2下、rtで、還流凝縮器を備えた3首RBF中のtert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(2g、10mmol)のトルエン(20mL)溶液に滴下した。1時間後、1,5-ジブロモペンタン(1.37mL、10mmol)を10分間かけて滴下し、反応物を3時間加熱還流した。反応物をrtに冷却し、1:1 飽和NH
4Cl
(aq)/水で希釈し、EtOAc(×3)を使用して抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、相分離器を通し、減圧下濃縮した。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(500mg、19%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ 3.77 - 3.61 (br s, 2H), 3.60 - 3.46 (br s, 2H), 2.48 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 1.77 - 1.29 (m, 10H (HDOによりシグナル不明瞭)), 1.50 (s, 9H)
【0645】
工程2:tert-ブチル1-オキサ-11-アザジスピロ[2.0.54.43]トリデカン-11-カルボキシレート:一般法1に従い、トリメチルスルホニウムアイオダイド(572mg、2.81mmol)、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、112mg、2.81mmol)およびtert-ブチル5-オキソ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-2-カルボキシレート(500mg、1.87mmol)のDMF(9mL)溶液をrtで使用して製造して、表題化合物(440mg、83%)を得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 3.73 - 3.51 (m, 2H), 3.51 - 3.29 (m, 2H), 2.92 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 2.42 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 1.48 (s, 9H), 1.72 - 1.33 (m, 9H (HDOによりシグナル不明瞭)), 1.23 - 1.02 (m, 3H)
【0646】
工程3:tert-ブチル5-ヒドロキシ-5-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-2-カルボキシレート:一般法2に従い、tert-ブチル1-オキサ-11-アザジスピロ[2.0.54.43]トリデカン-11-カルボキシレート(400mg、1.42mmol)、6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(490mg、2.84mmol)、炭酸セシウム(926mg、2.84mmol)およびDMF(4mL)を使用して、80℃で17時間撹拌して製造して、表題化合物(40mg、6.2%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.73分, m/z = 454 [M+H]+; 398 [M-ブテン+H]+
【0647】
工程4:3-((5-ヒドロキシ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル5-ヒドロキシ-5-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-2-カルボキシレート(40mg、88.2μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで0.5時間撹拌して製造して、表題化合物(27mg、86%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.80分, m/z = 354 [M+H]+
【0648】
工程5:3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法9に従い、3-((5-ヒドロキシ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(15mg、42.4μmol)、(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド(11.5mg、50.9mmol)およびDIPEA(30μL、0.170mmol)のDCM(1mL)溶液を使用して製造して、rtで1時間撹拌して、表題化合物(7.7mg、31%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.54分, m/z = 543 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.42 (s, 1H), 8.10 - 8.04 (m, 2H), 7.53 - 7.48 (m, 3H), 7.36 - 7.26 (m, 4H), 7.22 (dt, J = 10.0, 7.0 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 4.77 (s, 1H), 4.52 (dd, J = 13.6, 6.7 Hz, 1H), 4.34 (dt, J = 33.7, 4.6 Hz, 1H), 3.80 - 3.52 (m, 7H), 3.27 - 2.93 (m, 4H), 1.64 - 0.96 (m, 12H)
【0649】
実施例297:(R)-3-((4-ヒドロキシ-1-(2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化197】
工程1:tert-ブチル(R)-4-(4-ヒドロキシ-4-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、3-((4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(25mg、87.6μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(34.1mg、0.105mmol)、DIPEA(61μL、0.351mmol)およびDCM(2mL)溶液を使用して製造して、rtで1時間撹拌して、表題化合物(40mg、80%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.45分, m/z = 574 [M+H]
+; 518 [M-ブテン+H]
+
【0650】
工程2:(R)-3-((4-ヒドロキシ-1-(2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-(4-ヒドロキシ-4-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(40mg、69.7μmol)、TFA(1mL)およびDCM(2mL)を使用して製造し、rtで40分間撹拌して、表題化合物(32.6mg、定量的)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.69分, m/z = 474 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.41 (s, 1H), 8.07 (dd, J = 6.8, 3.0 Hz, 2H), 7.52 - 7.48 (m, 3H), 7.32 - 7.25 (m, 4H), 7.15 (tt, J = 5.7, 2.6 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.96 (s, 1H), 4.43 (dd, J = 5.8, 3.9 Hz, 1H), 3.95 (s, 2H), 3.50 (dq, J = 14.1, 4.6 Hz, 2H), 3.16 - 3.01 (m, 4H), 2.98 (dd, J = 12.6, 5.9 Hz, 1H), 2.90 (dd, J = 12.6, 3.9 Hz, 1H), 2.81 - 2.71 (m, 2H), 1.50 (tt, J = 11.0, 3.8 Hz, 2H), 1.39 (dd, J = 21.5, 13.5 Hz, 2H). NHシグナル観察されず
【0651】
実施例298:3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化198】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(5-ヒドロキシ-5-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-2-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、3-((5-ヒドロキシ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(15mg、42.4μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(16.5mg、50.9μmol)、DIPEA(30μL、0.170mmol)およびDCM(1mL)を使用して製造して、rtで1時間撹拌して、表題化合物(15mg、57%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.85分, m/z = 642 [M+H]
+; 586 [M-ブテン+H]
+
【0652】
工程2:3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(5-ヒドロキシ-5-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-2-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、23.4μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(7.6mg、57%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.01分, m/z = 542 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.41 (s, 1H), 8.08 (dd, J = 6.5, 2.9 Hz, 2H), 7.53 - 7.48 (m, 3H), 7.32 - 7.23 (m, 4H), 7.23 - 7.15 (m, 1H), 6.97 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 4.75 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 4.51 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 4.30 - 4.18 (m, 1H), 3.77 - 3.47 (m, 3H), 3.27 - 2.73 (m, 9H), 1.64 - 0.96 (m, 11H). NHシグナル観察されず
【0653】
実施例299:(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(2-フェニルピラゾリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化199】
工程1:1-フェニルピラゾリジン:[Prepared according to Chem. Commun., 2015, 51, p 10435-10438により製造]撹拌中のリチウムアルミニウムハイドライド(468mg、12.3mmol)の乾燥THF(6mL)懸濁液に、1-フェニルピラゾリジン-3-オン(500mg、3.08mmol)の乾燥THF(6mL)溶液を加えた。得られた混合物を75℃で20時間撹拌し、その後rtに冷却した。Et
2O(30mL)を反応混合物に加え、次いでそれを水(30mL)に少しずつ加えた。得られた混合物を濾過し、濾液Et
2O(×3)で抽出した。合わせた有機相を相分離器を通し、減圧下濃縮した。粗製物質をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(140mg、30%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ 7.19 - 7.13 (m, 2H), 6.96 (dt, J = 7.7, 1.2 Hz, 2H), 6.80 - 6.70 (m, 1H), 3.30 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.97 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.05 (p, J = 7.0 Hz, 2H). NHシグナル観察されず
【0654】
工程2:2-フェニルピラゾリジン-1-カルボニルクロライド:一般法8に従い、1-フェニルピラゾリジン(50mg、0.337mmol)、トリホスゲン(50.1mg、0.169mmol)、ピリジン(41μL、0.506mmol)およびDCM(4mL)を使用し、0℃で30分間撹拌し、rtに温め、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(60mg、84%)を得た。本物質をさらに精製することなく次工程で使用した。
【0655】
工程3:(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(2-フェニルピラゾリジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法9に従い、(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(16mg、47.1μmol)、2-フェニルピラゾリジン-1-カルボニルクロライド(14.9mg、70.7μmol)、DIPEA(33μL、0.187mmol)およびDCM(2mL)溶液を使用して製造して、rtで1時間撹拌して、表題化合物(13.1mg、53%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.53分, m/z = 514 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.44 (s, 1H), 8.06 (dd, J = 6.7, 2.9 Hz, 2H), 7.49 (dd, J = 5.0, 1.9 Hz, 3H), 7.27 - 7.20 (m, 2H), 6.99 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 6.95 (s, 1H), 6.86 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.58 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.01 - 2.83 (m, 9H (HDOによりシグナル不明瞭)), 1.88 (dt, J = 13.9, 7.4 Hz, 3H), 1.70 - 1.10 (m, 9H)
【0656】
実施例300:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-メチルピリミジン-4(3H)-オン
【化200】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-メチル-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:密閉した10mL バイアル中、予め脱気したtert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(13mg、0.022mmol)、Pd
2(dba)
3(1.0mg、0.0011mmol)およびXPhos(1.1mg、0.0022mmol)のTHF(2mL)懸濁液に、窒素下、ビス(トリメチルアルミニウム)-1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン付加物(DABAL-Me
3)(4.6mg、0.018mmol)のTHF(1mL)懸濁液を加えた。反応混合物を次いで65℃(常法)で2時間加熱した。さらにDABAL-Me
3(9mg、0.035mmol)のTHF(1mL)溶液およびPd
2(dba)
3(5.0mg、0.055mmol)のTHF(0.3mL)溶液を加えた。温度を85℃に上げた。4時間後、反応混合物を冷却し、シリカに乾燥負荷し、フラッシュクロマトグラフィー(2~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~15%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(8mg、64%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.38分, m/z = 566 [M+H]
+
【0657】
工程2:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-メチルピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-メチル-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(8mg、0.014mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)およびrtで30分間撹拌を使用して製造して、表題化合物(5mg、76%)を白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.59分, m/z = 466 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.26 (s, 1H), 7.33-7.24 (m, 4H), 7.23-7.14 (m, 1H), 6.25 (s, 1H), 4.74 (s, 1H), 4.48 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.31 (s, 1H), 3.54 (d, J = 13.6 Hz, 2H), 3.24-3.13 (m, 2H), 3.07-2.88 (m, 5H), 2.81-2.74 (m, 2H), 2.19 (s, 3H), 1.87-1.79 (m, 1H), 1.64-1.42 (m, 5H), 1.39-1.26 (m, 2H), 1.17-1.10 (m, 1H), 1.08-1.00 (m, 1H)
【0658】
実施例301:(S)-N-(2,3-ジフルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化201】
2,3-ジフルオロベンジルアミン(9.5mg、0.0663mmol)のDCM(0.4mL)溶液をトリホスゲン(6.6mg、0.0221mmol)およびピリジン(11μL、0.133mmol)のDCM(0.4mL)中の混合物に0℃で加えた。5分後、氷浴を除き、(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0442mmol)およびDIPEA(15μL、0.0884mmol)を加えた。反応物をrtで19時間撹拌し、その後飽和NaHCO
3(aq)(8mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×7mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~6%MeOHのDCM溶液;続いて0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;続いて0~6%MeOHのDCM溶液)で3回精製して、表題化合物(16.4mg、72%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.37分, m/z = 509 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.47 (s, 1H), 8.13 - 8.02 (m, 2H), 7.58 - 7.42 (m, 3H), 7.30 - 7.24 (m, 1H), 7.19 - 7.13 (m, 1H), 7.13 - 7.09 (m, 1H), 7.02 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H), 4.79 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.30 (d, J = 5.5 Hz, 2H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.58 - 3.49 (m, 1H), 3.28 - 3.13 (m, 3H), 1.94 - 1.86 (m, 1H), 1.72 - 1.57 (m, 4H), 1.57 - 1.49 (m, 1H), 1.44 - 1.33 (m, 2H), 1.26 - 1.13 (m, 2H)
【0659】
実施例302:(S)-N-(2,6-ジフルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化202】
2,6-ジフルオロベンジルアミン(9.5mg、0.0663mmol)のDCM(0.4mL)溶液をトリホスゲン(6.6mg、0.0221mmol)およびピリジン(11μL、0.133mmol)のDCM(0.4mL)中の混合物に0℃で加えた。5分後、氷浴を除き、(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0442mmol)およびDIPEA(15μL、0.0884mmol)を加えた。反応物をrtで3日間撹拌し、その後飽和NaHCO
3(aq)(8mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×7mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで2回(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;続いて0~6%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(15.4mg、67%)を、凍結乾燥後、極めて薄いベージュ色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.34分, m/z = 509 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.45 (s, 1H), 8.11 - 8.03 (m, 2H), 7.55 - 7.43 (m, 3H), 7.37 - 7.30 (m, 1H), 7.07 - 6.99 (m, 2H), 6.97 (s, 1H), 6.76 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 4.75 (s, 1H), 4.56 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.27 (d, J = 5.0 Hz, 2H), 3.60 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.52 - 3.45 (m, 1H), 3.24 - 3.09 (m, 3H), 1.90 - 1.83 (m, 1H), 1.66 - 1.54 (m, 4H), 1.53 - 1.46 (m, 1H), 1.40 - 1.28 (m, 2H), 1.20 - 1.09 (m, 2H)
【0660】
実施例303:(S)-N-(2,4-ジフルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化203】
(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0442mmol)および2,4-ジフルオロ-1-(イソシアナートメチル)ベンゼン(11.2mg、0.0663mmol)のDCM(0.44mL)中の混合物をrtで15分間撹拌し、その後反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0%;次いで2%;次いで4%MeOHのDCM溶液(定組成);続いて0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;続いて0~6%MeOHのDCM溶液)で3回精製して、表題化合物(19.2mg、84%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.38分, m/z = 509 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.47 (s, 1H), 8.11 - 8.04 (m, 2H), 7.53 - 7.45 (m, 3H), 7.33 (td, J = 8.6, 6.7 Hz, 1H), 7.15 (td, J = 9.9, 2.6 Hz, 1H), 7.04 (td, J = 8.5, 2.6 Hz, 1H), 7.00 - 6.93 (m, 2H), 4.79 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.23 (d, J = 5.5 Hz, 2H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.59 - 3.50 (m, 1H), 3.28 - 3.13 (m, 3H), 1.95 - 1.86 (m, 1H), 1.71 - 1.58 (m, 4H), 1.57 - 1.49 (m, 1H), 1.44 - 1.32 (m, 2H), 1.23 - 1.14 (m, 2H)
【0661】
実施例304:(S)-N-(3,4-ジフルオロベンジル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化204】
(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0442mmol)および1,2-ジフルオロ-4-(イソシアナートメチル)ベンゼン(11.2mg、0.0663mmol)のDCM(0.44mL)中の混合物をrtで40分間撹拌し、その後反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;続いて0~6%MeOHのDCM溶液)で2回精製して、表題化合物(16.2mg、71%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.38分, m/z = 509 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.47 (s, 1H), 8.11 - 8.04 (m, 2H), 7.53 - 7.45 (m, 3H), 7.35 (dt, J = 10.9, 8.5 Hz, 1H), 7.24 (ddd, J = 11.9, 7.9, 2.1 Hz, 1H), 7.10 - 7.06 (m, 1H), 7.03 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H), 4.79 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.20 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.59 - 3.49 (m, 1H), 3.28 - 3.14 (m, 3H), 1.95 - 1.87 (m, 1H), 1.71 - 1.58 (m, 4H), 1.57 - 1.50 (m, 1H), 1.43 - 1.33 (m, 2H), 1.24 - 1.15 (m, 2H)
【0662】
実施例305:3-((9-ヒドロキシ-6-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-6-アザスピロ[3.5]ノナン-9-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化205】
工程1:tert-ブチル9-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-9-ヒドロキシ-6-アザスピロ[3.5]ノナン-6-カルボキシレート:一般法2に従い、tert-ブチル1-オキサ-9-アザジスピロ[2.0.3
4.4
3]ウンデカン-9-カルボキシレート(500mg、1.97mmol)、6-クロロピリミジン-4(3H)-オン(258mg、1.97mmol)、カリウムtert-ブトキシド(244mg、2.17mmol)およびDMSO(2mL)を使用して、90℃で16時間、N
2下撹拌して製造して、表題化合物(200mg、26%)を得た。LCMS(方法A): R
T = 1.32分, m/z = 328 [M-ブテン+H]
+
【0663】
工程2:tert-ブチル9-ヒドロキシ-9-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-6-アザスピロ[3.5]ノナン-6-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル9-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-9-ヒドロキシ-6-アザスピロ[3.5]ノナン-6-カルボキシレート(200mg、0.521mmol)、フェニルボロン酸(127mg、1.04mmol)、炭酸ナトリウム(166mg、1.56mmol)およびPd(dppf)Cl2・DCM(22.1mg、26.1μmol)の1,4-ジオキサン(3mL)および水(1mL)溶液を使用して製造した。反応物を、マイクロ波照射下、120℃で1時間加熱し、表題化合物(213mg、定量的)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.52分, m/z = 426 [M+H]+
【0664】
工程3:3-((9-ヒドロキシ-6-アザスピロ[3.5]ノナン-9-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル9-ヒドロキシ-9-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-6-アザスピロ[3.5]ノナン-6-カルボキシレート(210mg、0.494mmol)、TFA(2mL)およびDCM(4mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(150mg、93%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.65分, m/z = 326 [M+H]+
【0665】
工程4:3-((9-ヒドロキシ-6-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-6-アザスピロ[3.5]ノナン-9-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法9に従い、3-((9-ヒドロキシ-6-アザスピロ[3.5]ノナン-9-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(20mg、61.5μmol)、(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド(16.6mg、73.8mmol)およびDIPEA(43μL、0.246mmol)のDCM(2mL)溶液を使用して、rtで0.5時間撹拌して製造して、表題化合物(14.5mg、45%)を得た。LCMS(方法B): RT = 1.27分, m/z = 515 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.47 (s, 1H), 8.10 - 8.05 (m, 2H), 7.50 (p, J = 3.9 Hz, 3H), 7.37 - 7.27 (m, 4H), 7.23 (q, J = 7.4 Hz, 1H), 6.96 (s, 1H), 4.96 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 4.56 (dd, J = 13.7, 2.2 Hz, 1H), 4.44 (dt, J = 47.0, 4.6 Hz, 1H), 3.87 - 3.33 (m, 8H), 3.28 - 3.02 (m, 3H), 2.27 - 2.12 (m, 2H), 1.81 (dtt, J = 26.8, 18.4, 8.9 Hz, 1H), 1.68 (dqd, J = 19.8, 10.2, 9.3, 3.3 Hz, 1H), 1.43 - 1.15 (m, 4H)
【0666】
実施例306:3-((9-ヒドロキシ-6-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-6-アザスピロ[3.5]ノナン-9-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化206】
工程1:tert-ブチル(3R)-4-(9-ヒドロキシ-9-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-6-アザスピロ[3.5]ノナン-6-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、3-((9-ヒドロキシ-6-アザスピロ[3.5]ノナン-9-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(20mg、61.5μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(24.0mg、73.8μmol)、DIPEA(43μL、0.246mmol)およびDCM(2mL)を使用し、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(27mg、71%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.53分, m/z = 558 [M-ブテン+H]
+
【0667】
工程2:3-((9-ヒドロキシ-6-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-6-アザスピロ[3.5]ノナン-9-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(3R)-4-(9-ヒドロキシ-9-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-6-アザスピロ[3.5]ノナン-6-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(27mg、44.0μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1時間撹拌して製造して、表題化合物(16mg、70%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.83分, m/z = 514 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.47 (s, 1H), 8.10 - 8.04 (m, 2H), 7.53 - 7.46 (m, 3H), 7.37 - 7.15 (m, 5H), 6.96 (s, 1H), 4.94 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 4.55 (dd, J = 13.7, 3.6 Hz, 1H), 4.35 (dt, J = 56.6, 5.0 Hz, 1H), 3.79 - 3.20 (m, 5H (HDOによりシグナル不明瞭)), 3.14 - 2.72 (m, 6H), 2.19 (dt, J = 26.7, 9.2 Hz, 2H), 1.89 - 1.59 (m, 2H), 1.42 - 1.14 (m, 4H). NHシグナル観察されず
【0668】
実施例307:(S)-N-((3,3-ジフルオロシクロブチル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化207】
トリホスゲン(6.6mg、0.0221mmol)およびピリジン(14μL、0.177mmol)のDCM(0.44mL)溶液に、0℃で(3,3-ジフルオロシクロブチル)メタンアミン塩酸塩(10.5mg、0.0663mmol)を加え、1時間後、反応物をrtに温め、(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0442mmol)およびDIPEA(15μL、0.0884mmol)を加えた。反応物をrtで3時間撹拌し、その後飽和NaHCO
3(aq)(8mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×7mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで2回(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;続いて0~6%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(8mg、37%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.28分, m/z = 487 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.14 - 8.01 (m, 2H), 7.59 - 7.40 (m, 3H), 6.98 (s, 1H), 6.55 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 4.77 (s, 1H), 4.58 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.61 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.51 (dt, J = 11.9, 5.1 Hz, 1H), 3.28 - 3.18 (m, 2H), 3.18 - 3.01 (m, 3H), 2.59 - 2.52 (m, 2H (DMSOとシグナル重複)), 2.35 - 2.19 (m, 3H), 1.93 - 1.86 (m, 1H), 1.73 - 1.56 (m, 4H), 1.57 - 1.47 (m, 1H), 1.43 - 1.30 (m, 2H), 1.22 - 1.12 (m, 2H)
【0669】
実施例308:(S)-N-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化208】
トリホスゲン(6.6mg、0.0221mmol)のDCM(0.88mL)溶液に、0℃でピリジン(18μL、0.221mmol)を加えた。20分間撹拌後、(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0442mmol)を加えた。40分間撹拌後、0℃、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロイソプロピルアミン(14.8mg、0.0884mmol)のDCM(0.44mL)溶液を加え、反応物をrtに温めた。反応物をrtで30分間撹拌し、その後DIPEA(23μL、0.133mmol)を加えた。反応物をrtで15分間撹拌し、その後1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロイソプロピルアミン(40mg、0.239mmol)を加え、反応rtで5日間撹拌し、その後飽和NaHCO
3(aq)(8mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×7mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで2回(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液;続いて0%;次いで20%;次いで30%EtOAcのシクロヘキサン溶液(定組成))で精製して、表題化合物(2.4mg、10%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.36分, m/z = 533 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.47 (s, 1H), 8.14 - 8.03 (m, 2H), 7.68 (d, J = 9.8 Hz, 1H), 7.57 - 7.42 (m, 3H), 6.99 (s, 1H), 5.73 - 5.63 (m, 1H), 4.86 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.71 - 3.60 (m, 2H), 3.40 - 3.29 (m, 3H), 1.96 - 1.88 (m, 1H), 1.71 - 1.50 (m, 5H), 1.43 - 1.33 (m, 2H), 1.22 - 1.10 (m, 2H)
【0670】
実施例309:(S)-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-N-((R)-2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化209】
(R)-2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエタン-1-アミン(11.6mg、0.0665mmol)のDCM(0.44mL)溶液をトリホスゲン(6.6mg、0.0222mmol)およびピリジン(11μL、0.133mmol)のDCM(0.44mL)中の混合物に0℃で加えた。20分後、(S)-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(15mg、0.0443mmol)およびDIPEA(15μL、0.0886mmol)を加え、反応物をrtに温めた。反応物をrtで1時間撹拌し、その後飽和NaHCO
3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0%;次いで1%;次いで2%;次いで4%MeOHのDCM溶液(定組成))で精製して、表題化合物(22.6mg、93%)を、凍結乾燥後、極めて薄い黄色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.55分, m/z = 540 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 7.79 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.76 - 7.71 (m, 2H), 7.59 - 7.54 (m, 2H), 7.53 - 7.44 (m, 3H), 7.43 - 7.34 (m, 3H), 7.29 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.64 (dd, J = 7.1, 2.1 Hz, 1H), 5.70 (p, J = 9.2 Hz, 1H), 5.00 (s, 1H), 4.53 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.75 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.66 (dt, J = 11.5, 5.1 Hz, 1H), 3.36 - 3.30 (m, 3H), 1.88 (dt, J = 13.7, 7.2 Hz, 1H), 1.68 - 1.48 (m, 5H), 1.40 (ddd, J = 13.2, 8.8, 4.2 Hz, 1H), 1.35 - 1.29 (m, 1H), 1.21 - 1.12 (m, 2H)
【0671】
実施例310:3-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化210】
工程1:tert-ブチル4-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート:一般法2に従い、6-クロロピリミジン-4(3H)-オン(1.60g、12.2mmol)、エポキシド1(2.95g、12.2mmol)およびカリウムtert-ブトキシド(1.51g、13.4mmol)のNMP(12.2mL)溶液を110℃で16時間使用して製造して、表題化合物(800mg、17%)を灰白色泡状物として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.27分, m/z = 316, 318 [M-ブテン+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.30 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.33 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 3.71 - 3.59 (m, 2H), 3.26 - 3.17 (m, 1H), 3.12 - 2.85 (m, 2H), 1.58 - 1.49 (m, 1H), 1.39 (s, 9H), 1.14 - 1.03 (m, 1H), 0.97 (s, 3H), 0.93 (s, 3H)
【0672】
工程2:tert-ブチル(S)-4-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート:tert-ブチル4-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(1.05g)を、定組成溶媒条件(MeOH)で、Lux A1(21.2mm×250mm、5μm)カラムを使用するキラルHPLCにより、単一立体異性体に分割した。最初に溶出した物質は、tert-ブチル(S)-4-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(446mg、42%回収)であった。キラル純度(方法E): RT = 2.20分, 100%ee。2番目に溶出した物質は、tert-ブチル(R)-4-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(496mg、47%回収)であった。キラル純度(方法E): RT = 3.26分, 99.4%ee
【0673】
工程3:tert-ブチル(S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル(S)-4-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(50mg、0.135mmol)、フェニルボロン酸(32.8mg、0.269mmol)、炭酸ナトリウム(42.7mg、0.403mmol)およびPd(dppf)Cl2・DCM(5.7mg、6.7μmol)の1,4-ジオキサン(0.9mL)および水(0.3mL)溶液を使用して製造した。反応物を、マイクロ波照射下、120℃で1時間加熱し、表題化合物(55mg、定量的)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.49分, m/z = 414 [M+H]+
【0674】
工程4:(S)-3-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(55mg、0.133mmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで2時間撹拌して製造して、表題化合物(40mg、96%)を得た。LCMS(方法A): RT = 0.57分, m/z = 314 [M+H]+
【0675】
工程5:3-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法9に従い、(S)-3-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(17mg、54.2μmol)、(R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニルクロライド(14.7mg、65.1μmol)およびDIPEA(38μL、0.217mmol)のDCM(2mL)溶液を使用して、rtで0.5時間撹拌して製造して、表題化合物(16mg、58%)を得た。LCMS(方法A): RT = 1.34分, m/z = 503 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.43 (s, 1H), 8.08 (dd, J = 6.8, 3.0 Hz, 2H), 7.50 (p, J = 3.8 Hz, 3H), 7.36 - 7.27 (m, 4H), 7.25 - 7.19 (m, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.46 (dd, J = 5.7, 3.8 Hz, 1H), 4.40 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.84 - 3.57 (m, 6H), 3.18 - 2.96 (m, 5H), 1.71 (ddd, J = 16.5, 12.3, 4.7 Hz, 1H), 1.14 (dt, J = 14.2, 3.5 Hz, 1H), 0.97 (s, 3H), 0.94 (s, 3H)
【0676】
実施例311:(S)-N-((1-フルオロシクロプロピル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化211】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(10mg、0.0249mmol)、(1-フルオロシクロプロピル)メタンアミン塩酸塩(4.7mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.149mmol)のDMF(0.5mL)溶液を3日間使用して製造して、表題化合物(6.7mg、56%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.20分, m/z = 455 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.47 (s, 1H), 8.12 - 8.04 (m, 2H), 7.55 - 7.44 (m, 3H), 6.98 (s, 1H), 6.68 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 4.77 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.53 (dt, J = 12.0, 5.0 Hz, 1H), 3.47 (dd, J = 19.8, 5.7 Hz, 2H), 3.27 - 3.14 (m, 3H), 1.93 - 1.86 (m, 1H), 1.70 - 1.58 (m, 4H), 1.57 - 1.49 (m, 1H), 1.44 - 1.31 (m, 2H), 1.23 - 1.13 (m, 2H), 0.93 - 0.85 (m, 2H), 0.74 - 0.66 (m, 2H)
【0677】
実施例312:(S)-N-((1-フルオロシクロブチル)メチル)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化212】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(10mg、0.0249mmol)、(1-フルオロシクロブチル)メタンアミン塩酸塩(5.2mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.149mmol)のDMF(0.5mL)溶液を3日間使用して製造して、表題化合物(9.9mg、83%)を、凍結乾燥後に無色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.28分, m/z = 469 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 8.12 - 8.04 (m, 2H), 7.54 - 7.44 (m, 3H), 6.98 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 6.57 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.77 (s, 1H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.61 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.55 (dt, J = 11.8, 5.4 Hz, 1H), 3.37 (dd, J = 23.1, 5.9 Hz, 2H), 3.28 - 3.15 (m, 3H), 2.20 - 2.03 (m, 4H), 1.93 - 1.86 (m, 1H), 1.77 - 1.58 (m, 5H), 1.57 - 1.49 (m, 1H), 1.46 - 1.38 (m, 2H), 1.38 - 1.31 (m, 1H), 1.23 - 1.14 (m, 2H)
【0678】
実施例313:(S)-N-(シクロプロピルメチル)-10-ヒドロキシ-N-メチル-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキサミド
【化213】
一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(10mg、0.0249mmol)、1-シクロプロピル-N-メチルメタンアミン(3.2mg、0.0373mmol)およびDIPEA(13μL、0.149mmol)のDMF(0.5mL)溶液を3日間使用して製造して、表題化合物(10.7mg、94%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.40分, m/z = 451 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.47 (s, 1H), 8.13 - 8.02 (m, 2H), 7.55 - 7.44 (m, 3H), 6.98 (s, 1H), 4.79 (s, 1H), 4.60 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.62 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.34 - 3.29 (m, 1H), 3.17 - 3.04 (m, 2H), 2.98 - 2.89 (m, 3H), 2.78 (s, 3H), 1.97 - 1.87 (m, 1H), 1.72 - 1.50 (m, 5H), 1.47 - 1.38 (m, 2H), 1.28 - 1.18 (m, 2H), 0.96 - 0.88 (m, 1H), 0.48 - 0.41 (m, 2H), 0.19 - 0.09 (m, 2H)
【0679】
実施例314:6-(2-フルオロフェニル)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化214】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、0.026mmol)、2-フルオロベンゼンボロン酸(7.2mg、0.051mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.1mg、0.0013mmol)およびNa
2CO
3(8.0mg、0.077mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を使用して製造した。反応混合物を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱して、表題化合物(12mg、73%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.58分, m/z = 646 [M+H]
+
【0680】
工程2:6-(2-フルオロフェニル)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-(2-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(12mg、0.019mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(9mg、89%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.89分, m/z = 546 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.47 (s, 1H), 8.03 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.58-7.51 (m, 1H), 7.38-7.32 (m, 2H), 7.32-7.24 (m, 4H), 7.22-7.14 (m, 1H), 6.80 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.56 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.35-4.27 (m, 1H), 3.62 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.60-3.52 (m, 1H), 3.27-3.15 (m, 2H), 3.08-2.99 (m, 2H), 2.98-2.92 (m, 1H), 2.90 (d, J = 5.5 Hz, 2H), 2.78 (t, J = 5.3 Hz, 2H), 1.93-1.81 (m, 1H), 1.67-1.38 (m, 6H), 1.37-1.28 (m, 1H), 1.28-1.22 (m, 1H), 1.12-1.01 (m, 1H)
【0681】
実施例315:6-(3-フルオロフェニル)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化215】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-(3-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、0.026mmol)、3-フルオロベンゼンボロン酸(7.2mg、0.051mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.1mg、0.0013mmol)およびNa
2CO
3(8.0mg、0.077mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を使用して製造した。反応混合物を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱して、表題化合物(12mg、73%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.60分, m/z = 646 [M+H]
+
【0682】
工程2:6-(3-フルオロフェニル)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-(3-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(12mg、0.019mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(9mg、89%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.91分, m/z = 546 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.46 (s, 1H), 7.95 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 7.54 (q, J = 7.4 Hz, 1H), 7.37-7.31 (m, 1H), 7.31-7.25 (m, 4H), 7.22-7.17 (m, 1H), 7.06 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.56 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.39-4.28 (m, 1H), 3.62 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.60-3.53 (m, 1H), 3.26-3.16 (m, 2H), 3.10-2.90 (m, 5H), 2.88-2.80 (m, 2H), 1.93-1.82 (m, 1H), 1.67-1.36 (m, 6H), 1.35-1.27 (m, 1H), 1.26-1.18 (m, 1H), 1.11-0.99 (m, 1H)
【0683】
実施例316:6-(4-フルオロフェニル)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化216】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-(4-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、0.026mmol)、4-フルオロベンゼンボロン酸(7.2mg、0.051mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.1mg、0.0013mmol)およびNa
2CO
3(8.0mg、0.077mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を使用して製造した。反応混合物を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱して、表題化合物(11mg、67%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.59分, m/z = 590 [M-ブテン+H]
+
【0684】
工程2:6-(4-フルオロフェニル)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-(4-フルオロフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(11mg、0.017mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(9mg、97%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.92分, m/z = 546 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.45 (s, 1H), 8.19-8.12 (m, 2H), 7.38-7.23 (m, 6H), 7.21-7.15 (m, 1H), 6.98 (s, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.55 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.31 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 3.61 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.59-3.52 (m, 1H), 3.27-3.15 (m, 2H), 3.09-2.99 (m, 2H), 2.99-2.87 (m, 3H), 2.84-2.74 (m, 2H), 1.92-1.81 (m, 1H), 1.67-1.37 (m, 6H), 1.36-1.28 (m, 1H), 1.23-1.18 (m, 1H), 1.11-1.02 (m, 1H)
【0685】
実施例317:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(2-メトキシフェニル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化217】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-(2-メトキシフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、0.026mmol)、(2-メトキシフェニル)ボロン酸(7.8mg、0.051mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.1mg、0.0013mmol)およびNa
2CO
3(8.0mg、0.077mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)および水(0.15mL)溶液を使用して製造した。反応混合物を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱して、表題化合物(14mg、83%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.59分, m/z = 658 [M+H]
+
【0686】
工程2:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(2-メトキシフェニル)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-(2-メトキシフェニル)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(14mg、0.021mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(10mg、84%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.88分, m/z = 558 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.42 (s, 1H), 8.02-7.96 (m, 1H), 7.49-7.42 (m, 1H), 7.33-7.24 (m, 4H), 7.22-7.15 (m, 2H), 7.07 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H), 4.81 (s, 1H), 4.53 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.36-4.27 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.61 (d, J = 13.7 Hz, 1H), 3.59-3.54 (m, 1H), 3.27-3.16 (m, 2H), 3.09-2.89 (m, 5H), 2.83-2.76 (m, 2H), 1.94-1.81 (m, 1H), 1.67-1.37 (m, 6H), 1.38-1.26 (m, 1H), 1.24-1.20 (m, 1H), 1.10-1.01 (m, 1H)
【0687】
実施例318:6-(ジメチルアミノ)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン
【化218】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-(ジメチルアミノ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15.0mg、0.026mmol)および2M ジメチルアミンのTHF溶液(0.19mL、0.38mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)溶液を、マイクロ波照射下、100℃で30分間加熱した。揮発物を減圧下蒸発させ、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(14mg、92%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.38分, m/z = 595 [M+H]
+
【0688】
工程2:6-(ジメチルアミノ)-3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-(ジメチルアミノ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(14mg、0.021mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(11mg、94%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.75分, m/z = 495 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.11 (s, 1H), 7.37-7.23 (m, 4H), 7.24-7.09 (m, 1H), 5.17 (s, 1H), 4.94 (s, 1H), 4.39-4.26 (m, 2H), 3.63-3.50 (m, 2H), 3.27-3.13 (m, 3H), 3.08-2.86 (m, 10H), 2.85-2.74 (m, 2H), 1.88-1.76 (m, 1H), 1.65-1.42 (m, 5H), 1.41-1.32 (m, 1H), 1.30-1.23 (m, 1H), 1.18-1.09 (m, 1H), 1.09-0.99 (m, 1H)
【0689】
実施例319:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(メチルアミノ)ピリミジン-4(3H)-オン
【化219】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-(メチルアミノ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、0.026mmol)および2M メチルアミンのTHF溶液(0.19mL、0.38mmol)の1,4-ジオキサン(0.45mL)懸濁液を、マイクロ波照射下、100℃で30分間加熱した。さらにメチルアミンのTHF溶液(0.2mL)を加え、加熱を1時間続けた。さらに2M メチルアミンのTHF溶液(0.2mL)を加え、加熱をさらに1時間続けた。揮発物を減圧下蒸発させ、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(11mg、74%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.28分, m/z = 581 [M+H]
+
【0690】
工程2:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-(メチルアミノ)ピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-(メチルアミノ)-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(11mg、0.019mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(7mg、77%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.66分, m/z = 481 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.03 (s, 1H), 7.33-7.25 (m, 4H), 7.22-7.15 (m, 1H), 6.98-6.91 (m, 1H), 4.99 (s, 1H), 4.95 (s, 1H), 4.39-4.23 (m, 2H), 3.62-3.49 (m, 2H), 3.28-3.13 (m, 3H), 3.09-2.98 (m, 2H), 2.97-2.88 (m, 3H), 2.85-2.76 (m, 2H), 2.70-2.64 (m, 2H), 1.86-1.77 (m, 1H), 1.63-1.41 (m, 5H), 1.40-1.33 (m, 1H), 1.32-1.24 (m, 1H), 1.18-1.09 (m, 1H), 1.08-0.98 (m, 1H)
【0691】
実施例320:3-(((S)-7-((R)-2-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化220】
工程1:tert-ブチル(R)-3-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート:tert-ブチル3-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1.00g)[市販]を、定組成溶媒条件(90:5:5ヘキサン/イソプロピルアルコール/MeOH)でChiralpak AD-H(20mm×250mm、5μm)カラムを使用するキラル分取HPLCにより、単一立体異性体に分割した。最初に溶出した物質であるtert-ブチル(S)-3-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(412mg、41%回収)を白色固体として得た。キラル純度: R
T = 10.14分, 100%ee. [α]
D
20 = -35.7 (c 0.5, MeOH)。2番目に溶出した物質として、tert-ブチル(R)-3-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(429mg、43%回収)を白色固体として得た。キラル純度: R
T = 11.64分, 99.7%ee. [α]
D
20 = +32.0 (c 0.5, MeOH). LCMS(方法C): R
T = 0.99分, m/z = 225 [M-ブテン+H]
+
【0692】
工程2:tert-ブチル(R)-3-(3-フルオロフェニル)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)ピペラジン-1-カルボキシレート:ビス(トリクロロメチル)カーボネート(8mg、0.027mmol)のDCM(1mL)溶液に、-10℃で窒素下、ピリジン(0.013mL、0.16mmol)を加え、続いてtert-ブチル(R)-3-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、0.054mmol)のDCM(1mL)溶液を滴下した。反応混合物をrtに温め、2時間撹拌した。さらにピリジン(0.05mL)を加え、反応を1時間続けた。さらにピリジン(0.05mL)を加え、反応をさらに1時間続けた。(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(10mg、0.030mmol)のDCM(1mL)溶液を加え、続いてDIPEA(0.026mL、0.147mmol)を加えた。反応混合物を窒素下、rtで3日間撹拌した。次いで揮発物を蒸発させ、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(5~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製した。生成物含有フラクションを減圧下蒸発させて、表題化合物(14mg、74%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法B): RT = 1.57分, m/z = 590 [M-ブテン+H]+
【0693】
工程3:3-(((S)-7-((R)-2-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-3-(3-フルオロフェニル)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(14mg、0.022mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(6mg、51%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.89分, m/z = 546 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.46 (s, 1H), 8.12-8.04 (m, 2H), 7.53-7.46 (m, 3H), 7.31 (q, J = 7.4 Hz, 1H), 7.15-7.06 (m, 2H), 7.03-6.97 (m, 2H), 4.83 (s, 1H), 4.56 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.36-4.28 (m, 1H), 3.67-3.52 (m, 2H), 3.28-3.17 (m, 2H), 3.09-2.99 (m, 2H), 2.99-2.85 (m, 3H), 2.81-2.72 (m, 2H), 1.94-1.83 (m, 1H), 1.68-1.38 (m, 6H), 1.35-1.29 (m, 1H), 1.23-1.17 (m, 1H), 1.11-1.03 (m, 1H)
【0694】
実施例321:3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化221】
工程1:tert-ブチル5-オキソ-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-2-カルボキシレート:還流凝縮器を備えた3首250mL RBF中、N
2下、rtでtert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(3.98g、20.0mmol)のトルエン(40mL)溶液を、カリウムtert-ブトキシド(4.94g、44.0mmol)に少しずつ加えた。1時間撹拌後、ビス(2-ブロモエチル)エーテル(2.51mL、20.0mmol)を5分間かけて滴下し、反応物を2時間加熱還流した。rtに冷却後、1:1 飽和NH
4Cl
(aq)/水(40mL)を加え、得られた混合物をEtOAc(3×40mL)で抽出した。合わせた有機相を塩水(100mL)で洗浄し、相分離器を通し、減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~15%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(458mg、8.5%)を淡黄色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.13分, m/z = 214 [M-ブテン+H]
+.
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ 3.82 - 3.65 (m, 6H), 3.57 (s, 2H), 2.49 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 1.94 (dt, J = 13.9, 5.1 Hz, 2H), 1.49 (s, 9H), 1.47 - 1.43 (m, 2H).
13C NMR (126 MHz, CDCl
3): δ 211.13, 154.71, 80.70, 63.96, 52.48 (br.), 48.00, 43.92 (br.), 38.13, 30.85, 28.52
【0695】
工程2:tert-ブチル1,7-ジオキサ-11-アザジスピロ[2.0.54.43]トリデカン-11-カルボキシレート:水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、98mg、2.45mmol)を、撹拌中のトリメチルスルホニウムアイオダイド(500mg、2.45mmol)のDMF(4mL)懸濁液にrtで加えた。1時間後、tert-ブチル5-オキソ-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-2-カルボキシレート(440mg、1.63mmol)のDMF(4mL)溶液を滴下した。16時間後、反応物を1:1 水/飽和NH4Cl(aq)(40mL)で希釈し、混合物をEtOAc(3×20mL)を使用して抽出した。合わせた有機相を水(20mL)および塩水(20mL)で洗浄し、その後相分離器を通した。得られた溶液を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~30%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(355mg、76%)を無色油状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.18分, m/z = 228 [M-ブテン+H]+. 1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 3.86 - 3.74 (m, 2H), 3.73 - 3.42 (m, 6H), 2.92 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 2.46 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 1.72 - 1.55 (m, 4H), 1.48 (s, 9H), 1.42 - 1.36 (m, 1H), 1.32 - 1.24 (m, 1H)
【0696】
工程3:tert-ブチル5-ヒドロキシ-5-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-2-カルボキシレート:一般法2に従い、6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(60.8mg、0.353mmol)、tert-ブチル1,7-ジオキサ-11-アザジスピロ[2.0.54.43]トリデカン-11-カルボキシレート(100mg、0.353mmol)および炭酸セシウム(138mg、0.424mmol)のDMF(1.8mL)溶液を90℃で15時間40分間使用して製造して、表題化合物(124mg、77%)を灰白色固体として得た。この物質をさらに精製することなく次工程で使用した。LCMS(方法A): RT = 1.34分, m/z = 456 [M+H]+
【0697】
工程4:3-((5-ヒドロキシ-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:tert-ブチル5-ヒドロキシ-5-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-2-カルボキシレート(124mg、0.272mmol)のTFA(1.35mL)およびDCM(2.7mL)溶液をrtで15分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(60mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH 28gカートリッジ、0~100%DCMのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(72.9mg、75%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.49分, m/z = 356 [M+H]+
【0698】
工程5:tert-ブチル(3R)-4-(5-ヒドロキシ-5-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-2-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:トリホスゲン(12.5mg、0.0422mmol)のTHF(0.85mL)溶液に、0℃でピリジン(34μL、0.422mmol)を加えた。30分後、tert-ブチル(R)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(33.2mg、0.127mmol)のTHF(0.85mL)溶液を加え、反応混合物を0℃でさらに20分間撹拌し、その後rtに温めた。2時間後、3-((5-ヒドロキシ-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(30mg、0.0844mmol)およびDIPEA(44μL、0.253mmol)を加えた。反応物をrtで16時間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(45mg、82%)を黄色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 1.51分, m/z = 644 [M+H]+
【0699】
工程6:3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:tert-ブチル(3R)-4-(5-ヒドロキシ-5-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-2-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(45mg、0.0699mmol)のTFA(0.35mL)およびDCM(0.7mL)溶液をrtで20分間撹拌し、その後反応混合物を減圧下濃縮した。残留物をDCM(10mL)に溶解し、飽和NaHCO3(aq)(10mL)を加え、その後混合物を振盪し、層を相分離器を使用して分離した。有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~20%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(32.8mg、85%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.78分, m/z = 544 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.43 (s, 0.5H), 8.43 (s, 0.5H), 8.13 - 8.02 (m, 2H), 7.59 - 7.43 (m, 3H), 7.37 - 7.23 (m, 4H), 7.23 - 7.14 (m, 1H), 6.98 (s, 0.5H), 6.97 (s, 0.5H), 4.94 (s, 0.5H), 4.92 (s, 0.5H), 4.58 (d, J = 13.6 Hz, 0.5H), 4.52 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 4.24 (dd, J = 7.2, 3.9 Hz, 0.5H), 4.20 (dd, J = 7.6, 3.8 Hz, 0.5H), 3.75 - 3.34 (m, 9H (HDOとシグナル重複)), 3.09 - 3.01 (m, 1H), 2.99 - 2.74 (m, 5H), 1.84 - 1.69 (m, 1.5H), 1.61 - 1.51 (m, 0.5H), 1.45 - 1.32 (m, 1H), 1.31 - 1.18 (m, 2H), 1.01 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 0.89 (d, J = 13.4 Hz, 0.5H). NHは不可視
【0700】
実施例322:3-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化222】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、(S)-3-((4-ヒドロキシ-3,3-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(20mg、63.8μmol)、tert-ブチル(R)-4-(クロロカルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(24.8mg、76.6μmol)、DIPEA(45μL、0.255mmol)およびDCM(2mL)を使用して、rtで1.5時間撹拌して製造して、表題化合物(15mg、39%)を得た。LCMS(方法B): R
T = 1.49分, m/z = 602 [M+H]
+; 546 [M-ブテン+H]
+
【0701】
工程2:3-(((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-1-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-4-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-4-ヒドロキシ-3,3-ジメチル-4-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)ピペリジン-1-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、24.9μmol)、TFA(0.5mL)およびDCM(1mL)を使用して、rtで1.5時間撹拌して製造して、表題化合物(10.3mg、79%)を得た。LCMS(方法B): RT = 0.79分, m/z = 502 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.43 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 8.10 - 8.05 (m, 2H), 7.52 - 7.48 (m, 3H), 7.32 - 7.24 (m, 4H), 7.20 - 7.15 (m, 1H), 6.97 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.43 - 4.35 (m, 2H), 3.72 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.59 (dt, J = 13.2, 4.3 Hz, 1H), 3.10 - 2.87 (m, 7H), 2.82 - 2.73 (m, 2H), 1.75 - 1.64 (m, 1H), 1.14 (dt, J = 14.1, 3.4 Hz, 1H), 0.97 (s, 3H), 0.93 (s, 3H). NHシグナル観察されず
【0702】
実施例323:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニル-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化223】
オーブン乾燥した5mL RBFに、3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(9.5mg、0.018mmol)およびTHF(0.5mL)を加えた。溶液を70℃に加熱し、その後フェニルシラン(6.7μL、0.054mmol)および次いでTFA(6.9μL、0.090mmol)を加え、反応物を窒素下還流撹拌した。1時間後、さらにフェニルシラン(6.7μL、0.054mmol)およびTFA(6.9μL、0.090mmol)を加えた。さらに3時間後、反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3(aq)(×2)を使用して洗浄した。水相をEtOAc(×2)を使用して抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(相分離器)、減圧下濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~10%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(4.7mg、39%)を、凍結乾燥後、白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.53分, m/z = 610 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ 8.46 (s, 1H), 8.12 - 8.03 (m, 2H), 7.51 - 7.48 (m, 3H), 7.35 - 7.19 (m, 5H), 6.97 (s, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.56 - 4.47 (m, 2H), 3.63 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.57 - 3.52 (m, 1H), 3.26 - 3.15 (m, 4H), 3.10 - 2.96 (m, 4H), 2.81 (dd, J = 11.8, 3.7 Hz, 1H), 2.77 - 2.72 (m, 1H), 2.70 - 2.64 (m, 1H), 1.93 - 1.86 (m, 1H), 1.64 - 1.39 (m, 6H), 1.37 - 1.31 (m, 1H), 1.23 - 1.18 (m, 1H), 1.13 - 1.05 (m, 1H)
【0703】
実施例324:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-メトキシピリミジン-4(3H)-オン
【化224】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-メトキシ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:MeOH(0.5mL)を、水素化ナトリウム(油中60%分散、5.1mg、0.128mmol)に窒素下加えた。得られた混合物を10分間撹拌し、その後tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(15mg、0.026mmol)のMeOH(0.5mL)溶液を加え、反応混合物をrtで撹拌した。6時間後、反応混合物をAcOHを使用して反応停止させ、減圧下蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(20~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(14mg、94%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.32分, m/z = 582 [M+H]
+
【0704】
工程2:3-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-メトキシピリミジン-4(3H)-オン:一般法3に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-メトキシ-6-オキソピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(14mg、0.024mmol)、TFA(1.0mL)およびDCM(2.0mL)を使用して、rtで30分間撹拌して製造して、表題化合物(8mg、78%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.67分, m/z = 482 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.26 (s, 1H), 7.33-7.24 (m, 4H), 7.23-7.16 (m, 1H), 5.64 (s, 1H), 4.76 (s, 1H), 4.47 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.31 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.55 (d, J = 13.6 Hz, 2H), 3.26-3.14 (m, 2H), 3.09-2.88 (m, 5H), 2.88-2.76 (m, 2H), 1.90-1.75 (m, 1H), 1.66-1.41 (m, 5H), 1.41-1.20 (m, 3H), 1.20-1.12 (m, 1H), 1.09-0.99 (m, 1H)
【0705】
実施例325:3-((5-ヒドロキシ-2-((R)-3-フェニルモルホリン-4-カルボニル)-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化225】
トリホスゲン(6.3mg、0.0211mmol)のDCM(0.42mL)溶液に、0℃でピリジン(17μL、0.211mmol)を加え、20分間撹拌後、(R)-3-フェニルモルホリン(10.3mg、0.0633mmol)のDCM(0.42mL)溶液を加えた。1時間後、反応物をrtに温め、その後3-((5-ヒドロキシ-9-オキサ-2-アザスピロ[5.5]ウンデカン-5-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(15mg、0.0422mmol)およびDIPEA(22μL、0.127mmol)を加えた。反応物をrtで21時間20分間撹拌し、その後飽和炭酸水素ナトリウム
(aq)溶液(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液;続いて0~8%MeOHのDCM溶液;続いてBiotage KP-NH 11gカートリッジ、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液)で3回精製して、表題化合物(6.3mg、27%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.15分, m/z = 545 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.42 (s, 1H), 8.19 - 7.97 (m, 2H), 7.67 - 7.39 (m, 3H), 7.46 - 7.05 (m, 5H), 6.99 (s, 0.5H), 6.97 (s, 0.5H), 4.95 (s, 0.5H), 4.93 (s, 0.5H), 4.58 (d, J = 13.7 Hz, 0.5H), 4.55 (d, J = 13.3 Hz, 0.5H), 4.35 (dd, J = 6.0, 4.1 Hz, 0.5H), 4.31 (dd, J = 6.6, 3.9 Hz, 0.5H), 3.89 - 3.29 (m, 13H), 3.16 - 3.06 (m, 1H), 3.03 - 2.91 (m, 1H), 1.87 - 1.71 (m, 1.5H), 1.65 - 1.57 (m, 0.5H), 1.46 - 1.35 (m, 1H), 1.32 - 1.18 (m, 2H), 1.08 (d, J = 12.9 Hz, 0.5H), 0.98 (d, J = 12.3 Hz, 0.5H)
【0706】
実施例326:4-クロロ-1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン
【化226】
工程1:(S)-4-クロロ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン塩酸塩:tert-ブチル(S)-10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(100mg、0.252mmol)のDCM(2.5mL)溶液に、4M HClの1,4-ジオキサン溶液(1.26mL、5.04mmol)を加え、得られた溶液をrtで17時間撹拌し、その後得られた懸濁液を減圧下濃縮して、表題化合物(84mg、定量的)を灰白色結晶性固体として得た。この物質をさらに精製することなく次工程で使用した。LCMS(方法A): R
T = 0.35分, m/z = 297, 299 [M-Cl]
+
【0707】
工程2:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:トリホスゲン(37.4mg、0.126mmol)のDCM(2.5mL)溶液に、0℃でピリジン(0.102mL、1.26mmol)を加えた。20分後、tert-ブチル(R)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(99.2mg、0.378mmol)のDCM(2.5mL)溶液を加え、反応混合物を0℃でさらに20分間撹拌し、その後rtに温めた。3時間後、反応混合物をシリンジにより(S)-4-クロロ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン塩酸塩(84mg、0.252mmol)を含むフラスコに移し、その後DIPEA(0.132mL、0.756mmol)を加えた。rtで4日間撹拌後、反応は完全な変換に達していなかったため、別のフラスコでトリホスゲン(18.7mg、0.063mmol)のDCM(1.25mL)溶液を、0℃でピリジン(51μL、0.630mmol)に加えた。20分後、tert-ブチル(R)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(49.6mg、0.189mmol)のDCM(1.25mL)溶液を新しい反応物に加え、反応混合物を0℃でさらに20分間撹拌し、その後rtに温めた。rtで3時間撹拌後、得られた溶液を最初の反応物に加えた。さらに16時間後、飽和NaHCO3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;続いて0%;次いで25%;次いで50%EtOAcのシクロヘキサン溶液(定組成))で2回精製して、表題化合物(133mg、90%)を明黄色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.62分, m/z = 585, 587 [M+H]+
【0708】
工程3:4-クロロ-1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(10mg、0.0171mmol)のDCM(0.5mL)溶液に、4M HClの1,4-ジオキサン溶液(0.25mL、1mmol)を加え、得られた溶液をrtで18時間撹拌し、その後反応混合物を減圧下濃縮した。HCl塩に、DCM(10mL)および飽和炭酸水素ナトリウム(aq)(2mL)を加えた。混合物を振盪し、相を相分離器を使用して分離した。水相をさらにDCM(2×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで2回(0~20%MeOHのDCM溶液;続いてBiotage KP-NH 11gカートリッジ、0~100%EtOACのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(6.4mg、73%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.66分, m/z = 485, 487 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.72 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.34 - 7.20 (m, 4H), 7.20 - 7.14 (m, 1H), 6.55 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.38 (dd, J = 7.4, 2.4 Hz, 1H), 4.73 (s, 1H), 4.52 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 4.30 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 3.58 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 3.57 - 3.49 (m, 1H), 3.25 - 3.12 (m, 2H), 3.05 - 2.97 (m, 2H), 2.96 - 2.91 (m, 1H), 2.91 - 2.85 (m, 2H), 2.80 - 2.71 (m, 2H), 1.83 (dt, J = 13.0, 6.6 Hz, 1H), 1.63 - 1.43 (m, 5H), 1.42 - 1.35 (m, 1H), 1.31 - 1.25 (m, 1H), 1.14 (dt, J = 14.0, 4.7 Hz, 1H), 1.04 (dt, J = 13.5, 6.7 Hz, 1H). NHは不可視
【0709】
実施例327:4-シクロプロピル-1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン
【化227】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-シクロプロピル-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(20mg、0.0342mmol)、シクロプロピルボロン酸MIDAエステル(13.5mg、0.0684mmol)、トリシクロヘキシルホスホニウムテトラフルオロボレート(3.8mg、10.3μmol)および酢酸パラジウム(II)(1.2mg、5.13μmol)のトルエン(0.3mL)および水(0.06mL)溶液を使用し、100℃(油浴)で17時間35分加熱して製造して、表題化合物(18.6mg、92%)を無色ガラス状物として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.47分, m/z = 591 [M+H]
+
【0710】
工程2:4-シクロプロピル-1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)ピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-シクロプロピル-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(18.6mg、0.0315mmol)のTFA(0.15mL)およびDCM(0.3mL)溶液をrtで10分間撹拌し、その後反応混合物を減圧下濃縮した。TFA塩にDCM(10mL)および飽和NaHCO3(aq)(5mL)を加え、混合物を振盪した。相を相分離器を使用して分離し、水相をさらにDCM(2×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~20%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(15.2mg、96%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.70分, m/z = 491 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.56 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.33 - 7.21 (m, 4H), 7.21 - 7.17 (m, 1H), 6.18 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.94 (dd, J = 7.1, 2.1 Hz, 1H), 5.06 (s, 1H), 4.36 - 4.28 (m, 2H), 3.73 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.60 - 3.53 (m, 1H), 3.25 - 3.12 (m, 2H), 3.11 - 3.00 (m, 2H), 2.99 - 2.89 (m, 3H), 2.87 - 2.78 (m, 2H), 1.85 - 1.74 (m, 2H), 1.62 - 1.43 (m, 5H), 1.42 - 1.34 (m, 1H), 1.30 - 1.25 (m, 1H), 1.13 - 0.96 (m, 4H), 0.78 - 0.73 (m, 2H). NHは不可視
【0711】
実施例328:1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリジン-2(1H)-オン
【化228】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(20mg、0.0342mmol)、1-メチル-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(14.2mg、0.0684mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.5mg、1.71μmol)および炭酸ナトリウム(10.9mg、0.103mmol)の1,4-ジオキサン(0.3mL)および水(0.1mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間使用して製造して、表題化合物(19.2mg、89%)を明ベージュ色泡状物として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.35分, m/z = 631 [M+H]
+
【0712】
工程2:1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)ピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(19.2mg、0.0304mmol)のTFA(0.15mL)およびDCM(0.3mL)溶液をrtで10分間撹拌し、その後反応混合物を減圧下濃縮した。TFA塩に、DCM(1mL)およびトリエチルアミン(1mL)を加え、得られた溶液を直接フラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH 11gカートリッジ、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(14.4mg、87%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.62分, m/z = 531 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.78 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.31 - 7.20 (m, 4H), 7.20 - 7.16 (m, 1H), 6.60 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.46 (dd, J = 7.1, 2.1 Hz, 1H), 4.90 (s, 1H), 4.52 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.31 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.71 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.59 (dt, J = 13.2, 5.0 Hz, 1H), 3.26 - 3.14 (m, 2H), 3.08 - 2.99 (m, 2H), 2.97 - 2.85 (m, 3H), 2.81 - 2.71 (m, 2H), 2.27 (br. s, 1H), 1.89 - 1.83 (m, 1H), 1.65 - 1.40 (m, 6H), 1.34 - 1.28 (m, 1H), 1.22 - 1.16 (m, 1H), 1.07 (dt, J = 13.8, 7.3 Hz, 1H)
【0713】
実施例329:1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン
【化229】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:一般法5に従い、tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(20mg、0.0342mmol)、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(14.2mg、0.0684mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(1.5mg、1.71μmol)および炭酸ナトリウム(10.9mg、0.103mmol)の1,4-ジオキサン(0.3mL)および水(0.1mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間使用して製造して、表題化合物(20.3mg、94%)を明ベージュ色泡状物として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.32分, m/z = 631 [M+H]
+
【0714】
工程2:1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(20.3mg、0.0322mmol)のTFA(0.15mL)およびDCM(0.3mL)溶液をrtで10分間撹拌し、その後反応混合物を減圧下濃縮した。TFA塩に、DCM(1mL)およびトリエチルアミン(1mL)を加え、得られた溶液を直接フラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH 11gカートリッジ、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(15mg、86%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.59分, m/z = 531 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.30 (s, 1H), 7.98 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.30 - 7.20 (m, 4H), 7.20 - 7.15 (m, 1H), 6.63 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.53 (dd, J = 7.1, 2.0 Hz, 1H), 5.09 (s, 1H), 4.37 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 4.30 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.77 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.61 - 3.53 (m, 1H), 3.26 - 3.13 (m, 2H), 3.08 - 2.99 (m, 2H), 2.97 - 2.85 (m, 3H), 2.80 - 2.71 (m, 2H), 2.31 (br. s, 1H), 1.90 - 1.81 (m, 1H), 1.63 - 1.40 (m, 6H), 1.33 - 1.25 (m, 1H), 1.19 - 1.12 (m, 1H), 1.06 (dt, J = 13.7, 6.8 Hz, 1H)
【0715】
実施例330:1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2(1H)-オン
【化230】
工程1:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-((4-クロロ-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(20mg、0.0342mmol)およびピロリジン(28μL、0.342mmol)の1,4-ジオキサン(0.34mL)溶液を、マイクロ波照射下、120℃で30分間加熱し、その後ピロリジン(28μL、0.342mmol)を加え、反応混合物を、マイクロ波照射下、120℃でさらに2時間加熱した。反応混合物を直接フラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(19.6mg、92%)を明ベージュ色泡状物として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.43分, m/z = 620 [M+H]
+
【0716】
工程2:1-(((S)-10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(R)-4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((2-オキソ-4-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-1(2H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(19.6mg、0.0316mmol)のTFA(0.15mL)およびDCM(0.3mL)溶液をrtで10分間撹拌し、その後反応混合物を減圧下濃縮した。TFA塩に、DCM(1mL)およびトリエチルアミン(1mL)を加え、得られた溶液を直接フラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH 11gカートリッジ、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(14mg、84%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.69分, m/z = 520 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.47 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.32 - 7.19 (m, 4H), 7.19 - 7.14 (m, 1H), 5.86 (dd, J = 7.6, 2.7 Hz, 1H), 5.82 (s, 1H), 5.20 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 4.28 (t, J = 5.3 Hz, 1H), 4.04 - 3.90 (m, 2H), 3.58 - 3.51 (m, 1H), 3.28 - 3.09 (m, 6H), 3.07 - 2.99 (m, 2H), 2.95 - 2.84 (m, 3H), 2.80 - 2.71 (m, 2H), 2.28 (br. s, 1H), 1.99 - 1.88 (m, 4H), 1.88 - 1.79 (m, 1H), 1.63 - 1.43 (m, 5H), 1.42 - 1.35 (m, 1H), 1.28 - 1.21 (m, 1H), 1.13 - 1.00 (m, 2H)
【0717】
実施例331:5-フルオロ-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化231】
工程1:2-クロロ-5-フルオロ-4-フェニルピリジン:一般法5に従い、2-クロロ-5-フルオロ-4-ヨードピリジン(1.03g、4.00mmol)、フェニルボロン酸(512mg、4.20mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(169mg、0.200mmol)および炭酸ナトリウム(848mg、8.00mmol)の1,4-ジオキサン(15mL)および水(5mL)溶液を80℃で16時間40分撹拌して使用して製造し、フラッシュクロマトグラフィー(0%次いで5%EtOAcのシクロヘキサン溶液;続いて0~100%DCMのシクロヘキサン溶液)で2回精製して、表題化合物(725mg、87%)を灰白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.64分, m/z = 208, 210 [M+H]
+
【0718】
工程2:スクリューキャップで密封したチューブ中の5-フルオロ-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:2-クロロ-5-フルオロ-4-フェニルピリジン(100mg、0.482mmol)および酢酸ナトリウム(198mg、2.41mmol)の酢酸(1.6mL)溶液を140℃で2時間撹拌した。水(0.8mL)を加え、反応物を140℃で4時間撹拌した。反応混合物を2~5mL マイクロ波バイアルに移し、マイクロ波照射下、160℃で16時間加熱した。反応物を、マイクロ波照射下、180℃で1時間加熱した。反応混合物を、マイクロ波照射下、200℃で20時間加熱した。20分間静置後、生成物は沈殿し始め、水(2mL)を加えた。30分間撹拌後、生成物を濾過により分離した。生成物を水で洗浄し(3×5mL)および真空オーブンで50℃で乾燥させて、表題化合物(71mg、77%)を無色結晶性固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.85分, m/z = 190 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 11.29 (s, 1H), 7.81 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 7.60 - 7.54 (m, 2H), 7.54 - 7.46 (m, 3H), 6.55 (d, J = 6.4 Hz, 1H)
【0719】
工程3:tert-ブチル10-((5-フルオロ-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、5-フルオロ-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(66.8mg、0.353mmol)、エポキシド2(113mg、0.424mmol)および炭酸セシウム(126mg、0.388mmol)のDMF(1.8mL)溶液を90℃で16時間使用して製造して、表題化合物(63mg、39%)を無色ガラス状物として得た。LCMS(方法B): RT = 1.51分, m/z = 401 [M-ブテン+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.95 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 7.63 - 7.56 (m, 2H), 7.55 - 7.47 (m, 3H), 6.54 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 4.93 (s, 1H), 4.54 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.66 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.62 - 3.55 (m, 1H), 3.27 - 3.12 (m, 3H), 1.90 (dt, J = 13.4, 6.9 Hz, 1H), 1.71 - 1.50 (m, 5H), 1.39 (s, 9H), 1.40 - 1.35 (m, 2H), 1.18 (t, J = 15.4 Hz, 2H)
【0720】
工程4:5-フルオロ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル10-((5-フルオロ-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(92mg、0.202mmol)のTFA(1mL)およびDCM(2mL)溶液をrtで25分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(60mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(41.2mg、57%)をベージュ色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.74分, m/z = 357 [M+H]+
【0721】
工程5:tert-ブチル(3R)-4-(10-((5-フルオロ-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:トリホスゲン(6.2mg、0.0209mmol)のTHF(0.42mL)溶液に、0℃でピリジン(17μL、0.210mmol)を加えた。30分後、tert-ブチル(R)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(16.6mg、0.0633mmol)のTHF(0.42mL)溶液を加え、反応混合物を0℃でさらに20分間撹拌し、その後rtに温めた。4時間撹拌後、5-フルオロ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(8mg、0.0224mmol)およびDIPEA(37μL、0.211mmol)を加えた。反応物をrtで17時間撹拌し、その後飽和炭酸水素ナトリウム(aq)溶液(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~10%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(13.4mg、92%)を明ベージュ色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.77分, m/z = 645 [M+H]+
【0722】
工程6:5-フルオロ-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(3R)-4-(10-((5-フルオロ-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(13.4mg、0.0208mmol)のTFA(0.1mL)およびDCM(0.2mL)溶液をrtで30分間撹拌し、その後反応混合物を減圧下濃縮した。TFA塩に、DCM(1mL)およびトリエチルアミン(1mL)を加え、得られた溶液を直接フラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH 11gカートリッジ、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(10.4mg、88%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.91分, m/z = 545 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.96 (s, 0.5H), 7.95 (s, 0.5H), 7.63 - 7.55 (m, 2H), 7.54 - 7.43 (m, 3H), 7.33 - 7.22 (m, 4H), 7.22 - 7.15 (m, 1H), 6.55 (d, J = 1.9 Hz, 0.5H), 6.53 (d, J = 1.9 Hz, 0.5H), 4.91 (s, 0.5H), 4.90 (s, 0.5H), 4.58 (d, J = 13.4 Hz, 0.5H), 4.52 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 4.31 (t, J = 5.2 Hz, 0.5H), 4.28 (t, J = 5.2 Hz, 0.5H), 3.69 - 3.54 (m, 2H), 3.38 - 2.98 (m, 4H (HDOとシグナル重複)), 2.97 - 2.86 (m, 3H), 2.80 - 2.71 (m, 2H), 1.91 - 1.80 (m, 1H), 1.65 - 1.40 (m, 6H), 1.34 - 1.19 (m, 2H), 1.14 - 1.04 (m, 1H). NHは不可視
【0723】
実施例332:3-フルオロ-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン
【化232】
工程1:2-クロロ-3-フルオロ-4-フェニルピリジン:一般法5に従い、2-クロロ-3-フルオロ-4-ヨードピリジン(980mg、3.80mmol)、フェニルボロン酸(487mg、3.99mmol)、Pd(dppf)Cl
2・DCM(161mg、0.190mmol)および炭酸ナトリウム(806mg、7.61mmol)の1,4-ジオキサン(15mL)および水(5mL)溶液を使用し、80℃で19時間30分間撹拌し、フラッシュクロマトグラフィー(0~100%DCMのシクロヘキサン溶液)を使用して製造して、表題化合物(722mg、91%)をベージュ色結晶性固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.59分, m/z = 208, 210 [M+H]
+
【0724】
工程2:3-フルオロ-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:2-クロロ-3-フルオロ-4-フェニルピリジン(100mg、0.482mmol)の酢酸(1.2mL)および水(1.2mL)懸濁液を、マイクロ波照射下、220℃で1時間加熱した。得られた懸濁液に水(5mL)を加え、生成物を濾過により分離した。生成物を水(3×5mL)で洗浄し、真空オーブンで50℃で乾燥させて、表題化合物(79.3mg、87%)を無色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.80分, m/z = 190 [M+H]+
【0725】
工程3:tert-ブチル10-((3-フルオロ-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート:一般法2に従い、3-フルオロ-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(79.3mg、0.419mmol)、エポキシド2(134mg、0.503mmol)および炭酸セシウム(150mg、0.461mmol)のDMF(2.1mL)溶液を90℃で16時間35分間使用して製造して、表題化合物(183.6mg、95%)を明ベージュ色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.67分, m/z = 457 [M+H]+
【0726】
工程4:3-フルオロ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル10-((3-フルオロ-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボキシレート(183.6mg、0.402mmol)のTFA(2mL)およびDCM(4mL)溶液をrtで15分間撹拌し、その後反応混合物を1:1 DCM/MeOHで予め平衡化した2g SCX-2カートリッジに負荷した。カートリッジを1:1 DCM/MeOH(60mL)で洗浄し、その後生成物を1:1 DCM/7M NH3のMeOH(30mL)溶液で溶出した。塩基性溶離剤を減圧下濃縮して、表題化合物(133.5mg、93%)をベージュ色固体として得た。LCMS(方法A): RT = 0.63分, m/z = 357 [M+H]+
【0727】
工程5:tert-ブチル(3R)-4-(10-((3-フルオロ-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート:トリホスゲン(6.2mg、0.0210mmol)のMeCN(0.42mL)溶液に、0℃でピリジン(17μL、0.210mmol)を加えた。30分後、tert-ブチル(R)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(16.6mg、0.0631mmol)のMeCN(0.42mL)溶液を加え、反応混合物を0℃でさらに20分間撹拌し、その後rtに温めた。4時間撹拌後、3-フルオロ-1-((10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン(15mg、0.0421mmol)およびDIPEA(37μL、0.210mmol)を加えた。反応物をrtで16時間撹拌し、その後飽和NaHCO3(aq)(15mL)を加え、得られた混合物をDCM(3×10mL)で相分離器を使用して抽出した。合わせた有機相を減圧下濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(22.9mg、84%)を灰白色泡状物として得た。LCMS(方法A): RT = 1.77分, m/z = 645 [M+H]+
【0728】
工程6:3-フルオロ-1-((10-ヒドロキシ-7-((R)-2-フェニルピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-4-フェニルピリジン-2(1H)-オン:tert-ブチル(3R)-4-(10-((3-フルオロ-2-オキソ-4-フェニルピリジン-1(2H)-イル)メチル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-フェニルピペラジン-1-カルボキシレート(22.9mg、0.0355mmol)のTFA(0.18mL)およびDCM(0.36mL)溶液をrtで35分間撹拌し、その後反応混合物を減圧下濃縮した。TFA塩に、DCM(1mL)およびトリエチルアミン(1mL)を加え、得られた溶液を直接フラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH 11gカートリッジ、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(17.4mg、87%)を、凍結乾燥後、灰白色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.90, 0.91分(2ジアステレオ異性体), m/z = 545 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 7.65 - 7.46 (m, 5H), 7.37 - 7.22 (m, 5H), 7.22 - 7.16 (m, 1H), 6.41 (t, J = 6.9 Hz, 1H), 4.76 (s, 0.5H), 4.75 (s, 0.5H), 4.66 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 4.61 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 4.31 (t, J = 5.2 Hz, 0.5H), 4.27 (t, J = 5.3 Hz, 0.5H), 3.70 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 3.66 (d, J = 13.5 Hz, 0.5H), 3.63 - 3.54 (m, 1H), 3.39 - 2.55 (m, 9H (HDOとシグナル重複)), 1.92 - 1.80 (m, 1H), 1.66 - 1.39 (m, 6H), 1.36 - 1.19 (m, 2H), 1.16 - 1.03 (m, 1H). NHは不可視
【0729】
実施例333:(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(3-フェニルチオモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化233】
(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(24mg、0.060mmol)、2-フェニルチオモルホリン(32mg、0.180mmol)およびDIPEA(31μL、0.180mmol)のDMF(1mL)中の混合物をrtで撹拌した。48時間後、揮発物を減圧下蒸発させ、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(10~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(17mg、52%)を透明ガラス状物として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.58分, m/z = 545 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.11-8.04 (m, 2H), 7.53-7.47 (m, 3H), 7.39-7.29 (m, 4H), 7.27-7.20 (m, 1H), 6.97 (s, 1H), 4.89-4.77 (m, 2H), 4.58 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.61 (d, J = 13.6 Hz, 1H), 3.56-3.42 (m, 2H), 3.27-2.92 (m, 6H), 2.79-2.70 (m, 1H), 1.93-1.84 (m, 1H), 1.63-1.24 (m, 9H), 1.15-1.07 (m, 1H)
【0730】
実施例334:3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(1-イミノ-1-オキシド-3-フェニル-1λ
6
-チオモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化234】
(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(3-フェニルチオモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(5mg、0.0092mmol)およびアンモニウムカルバメート(1.4mg、0.018mmol)のMeOH(0.5mL)中の混合物に、(ジアセトキシヨード)ベンゼン(7.4mg、0.029mmol)を加えた。反応混合物を開放フラスコで2時間撹拌した。さらにアンモニウムカルバメート(6当量)および(ジアセトキシヨード)ベンゼン(7.5当量)を加え、さらに2時間反応を継続させた。揮発物を減圧下蒸発させ、残留物をシリカに乾燥負荷し、フラッシュクロマトグラフィー(20~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのDCM溶液)で精製して、表題化合物(5mg、95%)を、凍結乾燥後、白色固体として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.1分, m/z = 576 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.45 (s, 1H), 8.14-8.01 (m, 2H), 7.57-7.43 (m, 3H), 7.39-7.16 (m, 5H), 6.97 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.65-4.46 (m, 2H), 3.82-3.38 (m, 6H), 3.24-3.01 (m, 4H), 1.92-1.66 (m, 2H), 1.64-1.24 (m, 7H), 1.22-1.12 (m, 1H), 1.07-0.82 (m, 2H)
【0731】
実施例335:(S)-3-((7-(1,1-ジオキシド-3-フェニルチオモルホリン-4-カルボニル)-10-ヒドロキシ-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化235】
(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(3-フェニルチオモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(9mg、0.017mmol)をDCM(2mL)に溶解し、mCPBA(<77%純度)(9mg、0.036mmol)を、撹拌中の溶液にrtで加えた。2時間後、反応混合物をシリカカラムに負荷し、フラッシュクロマトグラフィー(20~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液)で精製して、表題化合物(6mg、63%)を、凍結乾燥後、白色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.24分, m/z = 577 [M+H]
+.
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.44 (s, 1H), 8.11-8.04 (m, 2H), 7.54-7.46 (m, 3H), 7.40-7.22 (m, 5H), 6.97 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.71 (ddd, J = 24.3, 9.2, 3.8 Hz, 1H), 4.55 (dd, J = 38.6, 13.6 Hz, 1H), 3.84-3.69 (m, 2H), 3.63-3.35 (m, 5H), 3.27-3.04 (m, 4H), 1.90-1.72 (m, 1H), 1.63-1.27 (m, 6H), 1.23-1.14 (m, 1H), 1.09-0.87 (m, 2H)
【0732】
実施例336:3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化236】
工程1:tert-ブチル4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート:一般法9に従い、(S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニルクロライド(7.3mg、0.0180mmol)、tert-ブチル3-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(8.9mg、0.0271mmol)およびDIPEA(9.5μL、0.0541mmol)のDMF(0.5mL)溶液を40時間使用して製造して、表題化合物(3.2mg、25%)を無色フィルム状物として得た。LCMS(方法A): R
T = 1.84分, m/z = 696 [M+H]
+
【0733】
工程2:3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジン-1-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン:tert-ブチル4-((S)-10-ヒドロキシ-10-((6-オキソ-4-フェニルピリミジン-1(6H)-イル)メチル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-7-カルボニル)-3-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(3.2mg、0.00460mmol)のTFA(0.25mL)およびDCM(0.5mL)溶液を10分間撹拌し、続いて反応混合物を減圧下濃縮した。TFA塩に、DCM(1mL)およびトリエチルアミン(1mL)を加え、得られた溶液を直接フラッシュクロマトグラフィー(Biotage KP-NH 11gカートリッジ、0~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製して、表題化合物(2.6mg、91%)を、凍結乾燥後、無色固体として得た。LCMS(方法B): RT = 0.97, 0.98分(2ジアステレオ異性体), m/z = 596 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ 8.46 (s, 1H), 8.13 - 8.02 (m, 2H), 7.70 - 7.59 (m, 2H), 7.58 - 7.32 (m, 5H), 6.98 (s, 0.5H), 6.98 (s, 0.5H), 4.83 (s, 0.5H), 4.82 (s, 0.5H), 4.59 (d, J = 13.6 Hz, 0.5H), 4.56 (d, J = 14.9 Hz, 0.5H), 4.35 (dd, J = 6.2, 4.1 Hz, 0.5H), 4.32 (dd, J = 6.5, 4.0 Hz, 0.5H), 3.67 - 3.52 (m, 2H), 3.38 - 2.99 (m, 4H (HDOとシグナル重複)), 2.97 - 2.83 (m, 3H), 2.83 - 2.73 (m, 2H), 1.91 - 1.79 (m, 1H), 1.65 - 1.37 (m, 6H), 1.29 - 1.17 (m, 2H), 1.11 - 0.99 (m, 1H). NHは不可視
【0734】
実施例337:3-(((10S)-10-ヒドロキシ-7-(1-オキシド-3-フェニルチオモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン
【化237】
(S)-3-((10-ヒドロキシ-7-(3-フェニルチオモルホリン-4-カルボニル)-7-アザスピロ[4.5]デカン-10-イル)メチル)-6-フェニルピリミジン-4(3H)-オン(9.0mg、0.016mmol)をDCM(2mL)に溶解し、mCPBA(<77%純度)(4.1mg、0.016mmol)のDCM(1mL)溶液を滴下した。反応混合物をrtで1時間撹拌した。反応混合物をカラムに直接載せ、フラッシュクロマトグラフィー(20~100%EtOAcのシクロヘキサン溶液;次いで0~20%MeOHのEtOAc溶液)で精製し、凍結乾燥して、表題化合物(3mg、32%)を白色固体として得た。LCMS(方法B): R
T = 1.12分, m/z = 561 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 8.46 (s, 1H), 8.11-8.04 (m, 2H), 7.52-7.47 (m, 3H), 7.37-7.29 (m, 4H), 7.28-7.20 (m, 1H), 6.97 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 4.95-4.85 (m, 1H), 4.83 (s, 1H), 4.57 (dd, J = 21.7, 13.6 Hz, 1H), 3.74-3.54 (m, 3H), 3.45-3.37 (m, 1H), 3.27-3.01 (m, 5H), 2.94-2.86 (m, 1H), 2.81-2.74 (m, 1H), 1.92-1.76 (m, 1H), 1.65-1.27 (m, 6H), 1.16-0.93 (m, 3H)