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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-01
(45)【発行日】2024-04-09
(54)【発明の名称】薄膜基板回路
(51)【国際特許分類】
   H01P 1/203 20060101AFI20240402BHJP
   H01P 3/08 20060101ALI20240402BHJP
   H01P 3/12 20060101ALI20240402BHJP
   H01P 5/02 20060101ALI20240402BHJP
   H05K 1/02 20060101ALI20240402BHJP
【FI】
H01P1/203
H01P3/08 200
H01P3/12 100
H01P5/02 603F
H05K1/02 P
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021011516
(22)【出願日】2021-01-27
(65)【公開番号】P2022114987
(43)【公開日】2022-08-08
【審査請求日】2023-01-18
(73)【特許権者】
【識別番号】000000572
【氏名又は名称】アンリツ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100119677
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 賢治
(74)【代理人】
【識別番号】100160495
【弁理士】
【氏名又は名称】畑 雅明
(74)【代理人】
【識別番号】100173716
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 真理
(74)【代理人】
【識別番号】100163876
【弁理士】
【氏名又は名称】上藤 哲嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100115794
【弁理士】
【氏名又は名称】今下 勝博
(74)【代理人】
【識別番号】100187045
【弁理士】
【氏名又は名称】梅澤 奈菜
(72)【発明者】
【氏名】倉光 康太
【審査官】赤穂 美香
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-117971(JP,A)
【文献】特開2008-109242(JP,A)
【文献】特開昭58-005009(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2003/0222736(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0199313(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01P 1/203
H01P 3/08
H01P 3/12
H01P 5/02
H05K 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
積層された2枚の薄膜基板(13)と、
前記2枚の薄膜基板に挟まれたストリップライン型フィルタ(11)と、
前記2枚の薄膜基板に挟まれ、前記ストリップライン型フィルタの両端にそれぞれ接続されているストリップライン型線路(12)と、
前記ストリップライン型フィルタの長手方向に沿って前記2枚の薄膜基板の表面を覆う金属シールド(14)と、
前記ストリップライン型フィルタに沿って、前記ストリップライン型フィルタの両側に列状に配置され、前記2枚の薄膜基板の積層方向で対向する前記金属シールドの面同士を電気的に接続する複数のVia(15)と、
を備え
前記金属シールドは、前記2枚の薄膜基板の積層方向で対向する2面、及び前記ストリップライン型フィルタの短軸方向で対向する2面の両方を覆う、前記ストリップライン型フィルタの長手方向に沿った方形導波管構造を有する、
薄膜基板回路。
【請求項2】
積層された2枚の薄膜基板(13)と、
前記2枚の薄膜基板に挟まれたストリップライン型フィルタ(11)と、
前記2枚の薄膜基板に挟まれ、前記ストリップライン型フィルタの両端にそれぞれ接続されているストリップライン型線路(12)と、
前記ストリップライン型フィルタの長手方向に沿って前記2枚の薄膜基板の表面を覆う金属シールド(14)と、
前記ストリップライン型フィルタに沿って、前記ストリップライン型フィルタの両側に列状に配置され、前記2枚の薄膜基板の積層方向で対向する前記金属シールドの面同士を電気的に接続する複数のVia(15)と、
を備え
前記複数のViaの列が、前記ストリップライン型フィルタの長手方向に平行な直線上に配置されている、
薄膜基板回路。
【請求項3】
前記ストリップライン型フィルタと前記ストリップライン型線路との間に、それぞれのインピーダンス整合をとるマッチングパタン部(16)をさらに備え、
前記Viaは、前記マッチングパタン部の両側にも形成されてい
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜基板回路。
【請求項4】
前記ストリップライン型フィルタは、複数の1/2波長共振フィルタを電磁結合により千鳥配列で直列接続したフィルタパターンで構成されてい
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜基板回路。
【請求項5】
前記ストリップライン型フィルタの両側に形成された前記Viaの列同士の間隔が1.0mm以下である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜基板回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、高周波フィルタとして機能する薄膜基板回路に関する。
【背景技術】
【0002】
高周波フィルタとして、ストリップライン型フィルタを備える薄膜基板回路が知られている。薄膜基板回路は、積層された2枚の薄膜基板と、2枚の薄膜基板に挟まれたストリップライン型フィルタと、積層された2枚の薄膜基板の表裏を覆う2枚の金属シールドと、で構成される(例えば、特許文献1を参照。)。ストリップライン型フィルタでは、2枚の金属シールドがグランドとして機能する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2016-072818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術では、使用する周波数が高周波数帯域になると、薄膜基板の露出している面からノイズの影響を受けたり、外部にノイズの影響を与えたりする場合がある。そこで、積層された2枚の薄膜基板の表裏だけでなく側面も含めて、ストリップライン型フィルタの長手方向に沿って金属シールドで覆うことを試みた。
【0005】
しかし、2枚の薄膜基板の表面をストリップライン型フィルタの長手方向に沿って金属シールドで覆った場合、ノイズを低減させることができるが、金属シールドが方形導波管構造を形成し、この結果、金属シールドが導波管モードを伝達して、ストリップライン型フィルタの伝達特性を劣化させてしまうことが判明した。ハイパスフィルタとして機能する方形導波管構造の金属シールドによる導波管モードのカットオフ周波数が、ストリップライン型フィルタの阻止帯域以下である場合には、所望のフィルタ特性が得られないという課題が発生した。
【0006】
金属シールドの幅や厚さ等を変えれば金属シールドによる導波管モードのカットオフ周波数を変更できる。しかし、薄膜基板の幅や厚さの制約により、金属シールドの幅や厚さ等を変えることが難しい。
【0007】
前記課題を解決するために、本開示は、外部からのノイズ又は外部へのノイズの影響を防ぎつつ、薄膜基板回路の高周波数帯域での伝達特性の改善を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本開示の薄膜基板回路は、金属シールドで周囲を覆われたストリップライン型フィルタの長手方向に沿って、当該ストリップライン型フィルタの両側に複数のViaを備える。
【0009】
具体的には、本発明の請求項1に記載された薄膜基板回路は、
積層された2枚の薄膜基板(13)と、
前記2枚の薄膜基板に挟まれたストリップライン型フィルタ(11)と、
前記ストリップライン型フィルタの両端にそれぞれ接続し、前記ストリップライン型フィルタの入出力伝送路となるストリップライン型線路(12)と、
前記ストリップライン型フィルタの長手方向に沿って前記2枚の薄膜基板の表面を覆う金属シールド(14)と、
前記ストリップライン型フィルタに沿って、前記ストリップライン型フィルタの両側に列状に形成され、前記2枚の薄膜基板の積層方向で対向する前記金属シールドの面同士を電気的に接続する複数のVia(15)と、
を備える。
【0010】
請求項2に記載された薄膜基板回路は、請求項1に記載された薄膜基板回路において、
前記ストリップライン型フィルタと前記ストリップライン型線路との間に、それぞれのインピーダンス整合をとるマッチングパタン部(16)をさらに備え、
前記Viaは、前記マッチングパタン部の両側にも形成されてもよい。
【0011】
請求項3に記載された薄膜基板回路は、請求項1又は2に記載された薄膜基板回路において、
前記Viaは、前記ストリップライン型線路の両側にも前記ストリップライン型線路に沿って形成されてもよい。
【0012】
請求項4に記載された薄膜基板回路は、請求項1から3のいずれかに記載された薄膜基板回路において、
前記ストリップライン型フィルタは、複数の1/2波長共振フィルタを電磁結合により千鳥配列で直列接続したフィルタパターンで構成されてもよい。
【0013】
請求項5に記載された薄膜基板回路は、請求項1から4のいずれかに記載された薄膜基板回路において、
前記ストリップライン型フィルタの両側に形成された前記Viaの列同士の間隔が1.0mm以下であってもよい。
【0014】
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
【発明の効果】
【0015】
本開示によれば、外部からのノイズ又は外部へのノイズの影響を防ぎつつ、薄膜基板回路の高周波数帯域での伝達特性の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】実施形態に係る薄膜基板回路の概略構成の一例を示す。
図2】実施形態に係る薄膜基板回路の構成の一例を示す。
図3】実施形態に係るストリップライン型フィルタの一例を示す。
図4】実施形態に係る薄膜基板回路の伝達特性を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本開示は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
【0018】
(実施形態)
本実施形態に係る薄膜基板回路10の概略構成の一例を図1に示す。
薄膜基板回路10は、
積層された2枚の薄膜基板13と、
2枚の薄膜基板13に挟まれたストリップライン型フィルタ11と、
ストリップライン型フィルタ11の両端にそれぞれ接続し、ストリップライン型フィルタ11の入出力伝送路となるストリップライン型線路12と、
ストリップライン型フィルタ11の長手方向に沿って前記2枚の薄膜基板13の表面を覆う金属シールド14と、
ストリップライン型フィルタ11に沿って、ストリップライン型フィルタ11の両側に列状に形成され、2枚の薄膜基板13の積層方向で対向する金属シールド14の面同士を電気的に接続する複数のVia15と、
を備える。
【0019】
薄膜基板13の材料は、ガラスやセラミック等の誘電体材料を例示することができる。金属シールド14は、ストリップライン型フィルタ11の長手方向に沿って薄膜基板13の表面を覆う。例えば、図1に示すように、ストリップライン型フィルタ11の長手方向に沿った方形導波管構造をとり、薄膜基板13の積層方向で対向する2面と、ストリップライン型フィルタ11の短軸方向で対向する2面で構成される。薄膜基板13の長手方向で対向する2面には、それぞれストリップライン型線路12が露出する。ここで、薄膜基板13の長手方向とは、ストリップライン型フィルタ11及びストリップライン型線路12の延伸方向をいい、ストリップライン型フィルタ11の短軸方向とは、薄膜基板13の面内で薄膜基板13の長手方向に垂直な方向をいう。薄膜基板13の長手方向で対向する2面も金属シールド14で覆われていることが望ましい。この場合、ストリップライン型線路12は、金属シールド14とは接触しない構造とする。金属シールド14は、薄膜基板13の周囲をメッキで覆うことにより形成することができる。メッキに使用する金属としては、金、銀、銅、アルミニウム、白金、チタン、ニッケル、パラジウムが例示することができる。薄膜基板回路10から露出するストリップライン型線路12は、薄膜基板回路10の外部と電気信号を入出力する、ストリップライン型フィルタ11の入出力伝送路として機能する。ストリップライン型フィルタ11及びストリップライン型線路12の材料としては、金、銀、銅、アルミニウム、白金、チタン、ニッケル、パラジウムが例示することができる。
【0020】
本実施形態に係る薄膜基板回路10の構成を図2で詳細に説明する。図2には、薄膜基板回路10のストリップライン型線路12が露出する面の正面図と、A-A断面図と、B-B断面図と、を示す。
【0021】
金属シールド14は、図2の正面図に示すように薄膜基板13の周囲を覆う。以下、金属シールド14の4面のうち、薄膜基板13の積層方向で対向する2面を金属シールド14-1とし、ストリップライン型フィルタ11の短軸方向で対向する2面を金属シールド14-2とする。
【0022】
図2のA-A断面図は、ストリップライン型線路12及びストリップライン型フィルタ11に沿って、かつ、ストリップライン型フィルタ11の片側のVia15の全てを切断するように薄膜基板回路10を切断した断面図である。Via15は、金属シールド14-1同士を電気的に接続する。また、Via15で電気的に接続された金属シールド14-1は接地されてもよい。
【0023】
図2のB-B断面図は、ストリップライン型線路12及びストリップライン型フィルタ11に沿って、かつ、ストリップライン型線路12及びストリップライン型フィルタ11を切断するように薄膜基板回路10を切断した断面図である。図2のB-B断面図に示すように、Via15は、ストリップライン型フィルタ11に沿って、ストリップライン型フィルタ11の両側に、列状に形成される。ここで、ストリップライン型フィルタ11の片側のVia15の列ともう片側のVia15の列との距離をWで表し、以下、このWをVia列間の距離Wと呼ぶ。後述するように、Via列間の距離Wによりフィルタの伝達特性が変化する。
【0024】
さらに、Via15は、ストリップライン型線路12の両側にもストリップライン型線路12に沿って形成されてもよい。これにより、ストリップライン型線路12の信号伝達を効率よく行うことができる。
【0025】
ストリップライン型フィルタ11の具体的構成の一例を図3に示す。図3は、図2のB-B断面図と同様の断面図であり、シールド14-2は図示していない。図3に示すように、ストリップライン型フィルタ11は、複数の1/2波長共振フィルタを電磁結合により千鳥配列で直列接続したフィルタパターンで構成されてもよい。図3に示すフィルタパターンにより、ストリップライン型フィルタ11に複数のフィルタ素子を用いても、フィルタ素子が階段状に広がることなく、ストリップライン型フィルタ11の幅を抑えることができるため、Via列間の距離Wを小さくすることができる。なお、後述するように、Via列間の距離Wが小さいと、導波管モードの使用可能上限周波数をより高周波数側にシフトすることができる。
【0026】
また、薄膜基板回路10は、図3に示すように、ストリップライン型フィルタ11とストリップライン型線路12との間に、それぞれのインピーダンス整合をとるマッチングパタン部16をさらに備えてもよい。さらに、図3に図示していないが、マッチングパタン部16の両側にもVia15が形成されてもよい。これにより、マッチングパタン部16でインピーダンス不整合等により発生した放射モードが、金属シールド14により導波管モードとなり、ストリップライン型フィルタ11、ストリップライン型線路12及びマッチングパタン部16における伝達特性が劣化することを防ぐことができる。
【0027】
本開示に係る薄膜基板回路10の伝達特性について図4に示す。図4には、Via15を備えず、Via15以外の構成は本開示に係る薄膜基板回路10と同一であるVia無し薄膜基板回路の伝達特性と、本開示に係る薄膜基板回路10の伝達特性と、を1つのグラフに示す。また、本開示に係る薄膜基板回路10の伝達特性については、Via列間の距離Wが1.0mmと0.8mmの2パターンの結果を図4に示す。なお、図4では、Via無し薄膜基板回路の伝達特性を「Via無し」と、本開示に係る薄膜基板回路10の伝達特性のうち、Via列間の距離Wが1.0mmである場合のものを「W=1.0mm」と、Via列間の距離Wが0.8mmである場合のものを「W=0.8mm」と表している。Via列間の距離Wが小さくなると導波管モードの伝達特性が―40dB以下となる使用可能上限周波数が高周波側にシフトしていることがわかる。
【0028】
図4に示すように、Via無し薄膜基板回路では、約25GHz以上で伝達特性が―40dB以上となる。このため、Via無し薄膜基板回路は、ストリップライン型フィルタ11が約25GHz以上が通過帯域となっており、ストリップライン型フィルタ11の所望特性が得られない。これは、金属シールド14により発生した伝達特性が―40dB以下となる使用可能上限周波数が25GHzとなってストリップライン型フィルタ11の機能を阻害しているためと考えられる。
【0029】
一方で、本開示に係る薄膜基板回路10では、Via列間の距離Wが1.0mmの場合は使用可能上限周波数が58GHz前後と、Via列間の距離Wが0.8mmの場合は使用可能上限周波数が84GHz前後とみなすことができる。このため、本開示に係る薄膜基板回路10は、Via列間の距離Wが1.0mm及び0.8mmはそれぞれの使用可能上限周波数まではストリップライン型フィルタ11の所望の効果が得られる。これは、Via無しでは25GHz程度であった導波管モードの使用可能上限周波数が、Via15を形成したころにより、25GHz以上の高周波数側にシフトしたためと考えられる。また、図4に示すように、Via列間の距離Wが1.0mmである場合より0.8mmである場合の方が、伝達特性や使用可能上限周波数が高周波数側にシフトしている。このようにして、Via列間の距離Wを減少させて導波管モードの使用可能上限周波数を高周波側にシフトすることにより所望の特性のバンドパスフィルタあるいはローパスフィルタとしての機能を得ることができる。
【0030】
以上説明したように、本発明に係る薄膜基板回路10は、金属シールド14で周囲を覆われたストリップライン型フィルタ11の長手方向に沿って、ストリップライン型フィルタ11の両側に複数のVia15を備えることにより、金属シールド14により発生する導波管モードの使用可能上限周波数を高周波数側にシフトさせ、ストリップライン型フィルタ11の所望の効果を得ることができる。
【0031】
従って、本発明に係る薄膜基板回路10は、外部からのノイズ又は外部へのノイズの影響を防ぎつつ、薄膜基板回路の高周波数帯域での伝達特性の改善を図ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本開示に係る薄膜基板回路は、高周波回路産業に適用することができる。
【符号の説明】
【0033】
10:薄膜基板回路
11:ストリップライン型フィルタ
12:ストリップライン型線路
13:薄膜基板
14:金属シールド
15:Via
16:マッチングパタン部
図1
図2
図3
図4