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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-01
(45)【発行日】2024-04-09
(54)【発明の名称】ゲームオブジェクト制御方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/426 20140101AFI20240402BHJP
   A63F 13/2145 20140101ALI20240402BHJP
   A63F 13/55 20140101ALI20240402BHJP
   A63F 13/5372 20140101ALI20240402BHJP
   A63F 13/533 20140101ALI20240402BHJP
   G06F 3/0486 20130101ALI20240402BHJP
【FI】
A63F13/426
A63F13/2145
A63F13/55
A63F13/5372
A63F13/533
G06F3/0486
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021563151
(86)(22)【出願日】2020-03-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-24
(86)【国際出願番号】 CN2020081334
(87)【国際公開番号】W WO2020215978
(87)【国際公開日】2020-10-29
【審査請求日】2021-10-22
(31)【優先権主張番号】201910345210.7
(32)【優先日】2019-04-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518310570
【氏名又は名称】ネットイーズ (ハンチョウ) ネットワーク カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108833
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100162156
【弁理士】
【氏名又は名称】村雨 圭介
(72)【発明者】
【氏名】饒 峰
【審査官】安田 明央
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第109240573(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第108572771(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第107861784(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00-13/98
A63F 9/24
G06F 3/0486
G06F 3/04842
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
グラフィカルユーザインタフェースをレンダリング可能なモバイルタッチ端末に応用されるゲームオブジェクト制御方法であって、
グループ化トリガー操作に応答して、少なくとも一つのゲームオブジェクトを含むオブジェクト群にそれぞれ対応するグループ化サブコントロールを少なくとも一つ含むグループ化コントロールを提供することと、
第1グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定し、前記第1グループ化サブコントロールに対応するオブジェクト群を一つの第1オブジェクト群として特定することと、
第2グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールから一つの第2グループ化サブコントロールを特定し、前記第2グループ化サブコントロールに対応するオブジェクト群を一つの第2オブジェクト群として特定し、前記第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併することと、を含み、
前記第2グループ選択操作は前記第1グループ選択操作から繋がるタッチスライド操作であり、
前記グループ化サブコントロールはグループマーク情報を含み、前記第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併した後、
第2グループ化サブコントロールにおいて合併後の前記ゲームオブジェクトのオブジェクトマークを表示することと、
前記グラフィカルユーザインタフェースにおいて、合併後の前記ゲームオブジェクトに対して、合併後の前記ゲームオブジェクトが属されるグループを指示するためのグループ化マーキングを行うことと、をさらに含むゲームオブジェクト制御方法。
【請求項2】
前記グループ化コントロールは仮想ホイールコントロールであり、前記グループ化サブコントロールは前記仮想ホイールコントロールの扇状サブコントロールである請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記グループ化トリガー操作は、タッチクリックした時間長が予め設定された時間長を超えるタッチクリック操作、または、タッチクリックした圧力が予め設定された圧力を超えるタッチクリック操作である請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1グループ選択操作はタッチスライド操作であり、前記第1グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定することは、
前記第1グループ選択操作に応答して、前記第1グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて、前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
記第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定することは、
前記第2グループ選択操作に応答して、前記第2グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて、前記第2オブジェクト群を特定することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定することは、
前記第2グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールから一つの第2グループ化サブコントロールを特定し、前記第2グループ化サブコントロールに基づいて前記第2オブジェクト群を特定することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定した後、
前記グループ化コントロールの予め設定された範囲内に、それぞれ前記グループ化コントロールにおける一つのグループ化サブコントロールを指示するグループ化サブコントロールマークを少なくとも一つ提供することをさらに含み、
前記第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定することは、
前記第2グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールマークから一つの第2グループ化サブコントロールマークを特定し、前記第2グループ化サブコントロールマークに基づいて前記第2オブジェクト群を特定することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
グラフィカルユーザインタフェースをレンダリング可能なモバイルタッチ端末に応用されるゲームオブジェクト制御装置であって、
グループ化トリガー操作に応答して、少なくとも一つのゲームオブジェクトを含むオブジェクト群にそれぞれ対応するグループ化サブコントロールを少なくとも一つ含むグループ化コントロールを提供するように構成される提供手段と、
第1グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定し、前記第1グループ化サブコントロールに対応するオブジェクト群を一つの第1オブジェクト群として特定するように構成される特定手段と、
第2グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールから一つの第2グループ化サブコントロールを特定し、前記第2グループ化サブコントロールに対応するオブジェクト群を一つの第2オブジェクト群として特定し、前記第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併するように構成される合併手段と、を含み、
前記第2グループ選択操作は前記第1グループ選択操作から繋がるタッチスライド操作であり、
前記グループ化サブコントロールはグループマーク情報を含み、
前記ゲームオブジェクト制御装置は、さらに、マーキング手段を含み、
前記マーキング手段は、
前記第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併した後、第2グループ化サブコントロールにおいて合併後の前記ゲームオブジェクトのオブジェクトマークを表示し、前記グラフィカルユーザインタフェースにおいて、合併後の前記ゲームオブジェクトに対して、合併後の前記ゲームオブジェクトが属されるグループを指示するためのグループ化マーキングを行うように構成されるゲームオブジェクト制御装置。
【請求項9】
プログラムが記憶されるメモリと、
前記メモリに記憶された前記プログラムを実行し、前記プログラムが実行される時に請求項1乃至のうちのいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されるプロセッサと、を含むゲームオブジェクト制御機器。
【請求項10】
コンピューターで実行される時にコンピューターに請求項1乃至のうちのいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含むコンピューター読取可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年04月26日に中国特許局に出願された優先権番号が201910345210.7で発明名称が「ゲームオブジェクト制御方法及び装置」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、その開示のすべてをここに援用する。
【0002】
本開示の実施例は、ゲーム技術分野に関し、特に、ゲームオブジェクト制御方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
移動通信技術の発展に伴い、モバイル端末ゲームがますます多く現れているが、ハードウェア条件とやり取り形態の制限を受けて、既存のPC端ゲームにおける大部分のコントロール形態をモバイル端末ゲームに移植することができず、これによりモバイル端末ゲームは既存のPC端ゲームとコントロール形態が大きく異なっている。
【0004】
現在、モバイル端末ゲームにおいてゲームオブジェクトを制御する場合、グループ化する方式でゲームオブジェクトを制御するとゲームの操作方式を有効に拡張できるが、既存技術ではゲームオブジェクトのグループを調整する時、通常各ゲームオブジェクトのグループを順序に編集しなければならなく、ゲームオブジェクトのグループの調整を高速且つ有効に実現できず、ゲームの操作効率を低下させる。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施例において、ゲームオブジェクトのグループの調整を高速且つ有効に実現することができない課題を解決するゲームオブジェクト制御方法及び装置を提供する。
【0006】
第1態様によると、本開示の実施例において、グラフィカルユーザインタフェースをレンダリング可能なモバイルタッチ端末に応用されるゲームオブジェクト制御方法であって、
グループ化トリガー操作に応答して、少なくとも一つの前記ゲームオブジェクトを含むオブジェクト群にそれぞれ対応するグループ化サブコントロールを少なくとも一つ含むグループ化コントロールを提供することと、
第1グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定することと、
第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定し、前記第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併することと、を含むゲームオブジェクト制御方法を提供する。
【0007】
代替可能な設計において、前記グループ化コントロールは仮想ホイールコントロールであり、前記グループ化サブコントロールは前記仮想ホイールコントロールの扇状サブコントロールである。
【0008】
代替可能な設計において、前記グループ化トリガー操作は、タッチクリックした時間長が予め設定された時間長を超えるタッチクリック操作、または、タッチクリックした圧力が予め設定された圧力を超えるタッチクリック操作である。
【0009】
代替可能な設計において、前記第1グループ選択操作はタッチスライド操作であり、前記第1グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定することは、
前記第1グループ選択操作に応答して、前記第1グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて、前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定することを含む。
【0010】
代替可能な設計において、前記第2グループ選択操作は前記第1グループ選択操作から繋がるタッチスライド操作であり、前記第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定することは、
前記第2グループ選択操作に応答して、前記第2グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて、前記第2オブジェクト群を特定することを含む。
【0011】
代替可能な設計において、前記第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定することは、
前記第2グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールから一つの第2グループ化サブコントロールを特定し、前記第2グループ化サブコントロールに基づいて前記第2オブジェクト群を特定することを含む。
【0012】
代替可能な設計において、前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定した後、前記方法は、
前記グループ化コントロールの予め設定された範囲内に、それぞれ前記グループ化コントロールにおける一つのグループ化サブコントロールを指示するグループ化サブコントロールマークを少なくとも一つ提供することをさらに含み、
前記第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定することは、
前記第2グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールマークから一つの第2グループ化サブコントロールマークを特定し、前記第2グループ化サブコントロールマークに基づいて前記第2オブジェクト群を特定することを含む。
【0013】
代替可能な設計において、前記グループ化サブコントロールはグループマーク情報を含み、前記第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併した後、前記方法は、
第2グループ化サブコントロールにおいて合併後の前記ゲームオブジェクトのオブジェクトマークを表示することと、
前記グラフィカルユーザインタフェースにおいて、合併後の前記ゲームオブジェクトに対して、合併後の前記ゲームオブジェクトが属されるグループを指示するためのグループ化マーキングを行うことと、をさらに含む。
【0014】
第2態様によると、本開示の実施例において、グラフィカルユーザインタフェースをレンダリング可能なモバイルタッチ端末に応用されるゲームオブジェクト制御装置であって、
グループ化トリガー操作に応答して、少なくとも一つの前記ゲームオブジェクトを含むオブジェクト群にそれぞれ対応するグループ化サブコントロールを少なくとも一つ含むグループ化コントロールを提供するように構成される提供手段と、
第1グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定するように構成される特定手段と、
第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定し、前記第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併するように構成される合併手段と、を含むゲームオブジェクト制御装置を提供する。
【0015】
代替可能な設計において、前記グループ化コントロールは仮想ホイールコントロールであり、前記グループ化サブコントロールは前記仮想ホイールコントロールの扇状サブコントロールである。
【0016】
代替可能な設計において、前記グループ化トリガー操作は、タッチクリックした時間長が予め設定された時間長を超えるタッチクリック操作、または、タッチクリックした圧力が予め設定された圧力を超えるタッチクリック操作を含む。
【0017】
代替可能な設計において、前記第1グループ選択操作はタッチスライド操作であり、前記特定手段は具体的に、
前記第1グループ選択操作に応答して、前記第1グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて、前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定するように構成される。
【0018】
代替可能な設計において、前記第2グループ選択操作は前記第1グループ選択操作から繋がるタッチスライド操作であり、前記合併手段は具体的に、
前記第2グループ選択操作に応答して、前記第2グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて、前記第2オブジェクト群を特定するように構成される。
【0019】
代替可能な設計において、前記合併手段は具体的に、
前記第2グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールから一つの第2グループ化サブコントロールを特定し、前記第2グループ化サブコントロールに基づいて前記第2オブジェクト群を特定するように構成される。
【0020】
代替可能な設計において、前記提供手段はさらに、
前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定した後、前記グループ化コントロールの予め設定された範囲内に、それぞれ前記グループ化コントロールにおける一つのグループ化サブコントロールを指示するグループ化サブコントロールマークを少なくとも一つ提供するように構成され、
前記合併手段は具体的に、
前記第2グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールマークから一つの第2グループ化サブコントロールマークを特定し、前記第2グループ化サブコントロールマークに基づいて前記第2オブジェクト群を特定するように構成される。
【0021】
代替可能な設計において、前記グループ化サブコントロールはグループマーク情報を含み、さらに、
前記第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併した後、第2グループ化サブコントロールにおいて合併後の前記ゲームオブジェクトのオブジェクトマークを表示し、
前記グラフィカルユーザインタフェースにおいて、合併後の前記ゲームオブジェクトに対して、合併後の前記ゲームオブジェクトが属されるグループを指示するためのグループ化マーキングを行うように構成されるマーキング手段をさらに含む。
【0022】
第3態様によると、本開示の実施例において、
プログラムが記憶されるメモリと、
実行される時に上述した第1態様及び第1態様の各種の可能な設計に記載に方法を実現しメモリに記憶されたプログラムを実行するように構成されるプロセッサと、を含むゲームオブジェクト制御機器を提供する。
【0023】
第4態様によると、本開示の実施例において、コンピューターで実行される時にコンピューターに上述した第1態様及び第1態様の各種の可能な設計に記載に方法を実現させる命令を含むコンピューター読取可能な記憶媒体を提供する。
【0024】
本開示の実施例において、ゲームオブジェクト制御方法及び装置を提供し、該方法は、グループ化トリガー操作に応答して、少なくとも一つのゲームオブジェクトを含むオブジェクト群にそれぞれ対応するグループ化サブコントロールを少なくとも一つ含むグループ化コントロールを提供することと、第1グループ選択操作に応答して、グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定することと、第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定し、第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併することと、を含む。グループ化コントロールによって第1グループ選択操作及び第2グループ選択操作を行って、合併しようとする第1オブジェクト群及び第2オブジェクト群を選択し、続いて第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併することで、異なるオブジェクト群におけるゲームオブジェクトの高速合併を実現し、ゲームの操作効率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
以下、本開示の実施例または既存技術の技術案を明確に説明するために、実施例または既存技術の説明に使用すべき図面を簡単に説明するが、以下で説明する図面は本開示の実施例の一部であって、当業者であれば創造性のある行為を必要とせずにこれらの図面から他の図面を得ることが可能であることは言うまでもない。
図1】本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御方法を示すフローチャート1である。
図2】本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御方法を示すフローチャート2である。
図3】本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御方法の画面を示す概略図1である。
図4】本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御方法の画面を示す概略図2である。
図5】本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御方法の画面を示す概略図3である。
図6】本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御装置の構造を示す概略図1である。
図7】本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御装置の構造を示す概略図2である。
図8】本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御機器のハードウェア構造を示す概略図である。
図9】本開示における一実施例によるコンピューター読取可能な記憶媒体の構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本開示の実施例の目的、技術案とメリットがさらに明確になるように、以下、本開示の実施例中の図面を結合して本開示の実施例の技術案を明確且つ完全に説明するが、ここで説明する実施例が本開示の実施例の全部ではなく一部であることは言うまでもない。本開示の実施例に基づいて、当業者が創造性のある行為を必要とせずに得られる他の実施例はいずれも本開示の保護範囲に含まれる。
【0027】
図1は本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御方法を示すフローチャート1である。図1に示すように、この方法はS(ステップ)101~S103を含む。
【0028】
S101において、グループ化トリガー操作に応答して、グループ化コントロールを提供し、ここで、グループ化コントロールは少なくとも一つのグループ化サブコントロールを含み、各グループ化サブコントロールはそれぞれ一つのオブジェクト群に対応し、オブジェクト群は少なくとも一つのゲームオブジェクトを含む。
【0029】
具体的に、本実施例はグラフィカルユーザインタフェースをレンダリング可能なモバイルタッチ端末に応用され、ここで、モバイルタッチ端末とは、タッチユニット(例えば、タッチスクリーン)を含むモバイル端末機器を指し、あるいはまた、モバイル端末機器は携帯電話(または「セルラ」電話とも呼ばれる)、無線通信機能付きコンピューター等であることができ、またはモバイル端末機器は携帯型、ポケット型、手持ち型、コンピューターに内蔵されたモバイル装置または機器等であることもでき、ここでは特に限定しない。
【0030】
さらに、グラフィカルユーザインタフェースとは、図形方式で表示したコンピュータ操作ユーザインターフェイスを指し、ユーザが入力機器を用いてモバイルタッチ端末のスクリーン上のアイコンまたはメニューコントロールを制御することを許可し、ここで入力機器としては、タッチ操作が可能であるものでればよく、例えばタッチ検知ペンであることができ、さらに例えば赤外線放射装置等であることもでき、本実施例において限定せず、ユーザはゲーム中にグラフィカルユーザインタフェースを介して操作してクライアントまたはサーバとやり取りを行う。
【0031】
具体的に、本実施例において、グループ化コントロールに基づいて、ゲームオブジェクトのグループに対して調整を行い、まず、グループ化トリガー操作に応答して、グループ化コントロールを提供し、本実施例において、グループ化コントロールは少なくとも一つのグループ化サブコントロールを含み、各グループ化サブコントロールはそれぞれ一つのオブジェクト群に対応し、オブジェクト群は少なくとも一つのゲームオブジェクトを含み、例えば現在三つのグループ化サブコントロールが存在し、それぞれオブジェクト群1、オブジェクト群2及びオブジェクト群3に対応し、その中の三つのオブジェクト群はそれぞれ少なくとも一つのゲームオブジェクトを含む。
【0032】
代替可能な実施形態において、グループ化コントロールを例えば仮想ホイールコントロールに設定することができ、対応するグループ化サブコントロールは仮想ホイールコントロールの扇状サブ領域である。
【0033】
または、グループ化コントロールをさらに例えばN*M個の単位矩形を含む矩形コントロールに設定することもでき、ここでN、Mは正の整数であり、対応するグループ化サブコントロールは矩形コントロール中の単位矩形であり、本実施例においてはグループ化コントロールの具体的な実現形態を限定せず、実施の需要に応じて具体的な実現形態を選択することができる。
【0034】
代替可能な実施例において、グループ化トリガー操作はタッチクリック操作であり、ここでグループ化トリガー操作はタッチクリックした時間長が予め設定された時間長を超えるタッチクリック操作であることができ、または、タッチクリックした圧力が予め設定された圧力を超えるタッチクリック操作であることもでき、予め設定された時間長、予め設定された圧力はいずれも実際の需要に応じて設定可能であり、本実施例においては限定しない。
【0035】
具体的に、グラフィカルユーザインタフェースにおいていずれかの位置でグループ化トリガー操作を行い、次にグループ化トリガー操作のタッチクリックした時間長またはタッチクリックした圧力を検出し、タッチクリックした時間長が予め設定された時間長を超えると、または、タッチクリックした圧力が予め設定された圧力を超えると、グラフィカルユーザインタフェースにグループ化コントロールを提供し、ここでグループ化コントロールの中心位置は例えばグループ化トリガー操作のタッチ点の位置に位置することができ、または、例えばグループ化トリガー操作のタッチ点とマッピング関係を持つ位置に位置することもでき、本実施例においてグループ化コントロールの位置を限定しない。
【0036】
S102において、第1グループ選択操作に応答して、グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定する。
【0037】
本実施例において、ゲームオブジェクトのグループを調整する場合に、まず調整しようとするゲームオブジェクトのグループを特定する必要があり、具体的に、第1グループ選択操作に応答して、グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定する。
【0038】
ここで、第1グループ選択操作はタッチスライド操作であることができ、例えばグループ化コントロールの中心位置をタッチ開始点として継続してスライドする操作であることがで、次に、このタッチスライド操作のスライド軌跡に基づいて、グループ化サブコントロールから第1グループ化サブコントロールを特定する。
【0039】
代替可能な実施形態において、スライド軌跡に基づいて一つの閉領域(例えば、円形、矩形等の規則的な形状の軌跡からなる閉領域、または、その他の非規則的な形状の軌跡からなる閉領域)を特定することができ、または、非閉鎖性スライド軌跡(例えば、スライド軌跡の開始点と終了点に基づいて矩形の対角線を特定し、予め設定された幅と高さの比例に基づいて一つの矩形を確定し、または、スライド軌跡の開始点と終了点に基づいて直径を特定し、この直径に基づいて一つの円形を特定する)に基づいて一つの閉領域を特定し、次にその閉領域内のグループ化サブコントロールを第1グループ化サブコントロールとして特定する。
【0040】
他の代替可能な実施形態において、タッチスライド操作は例えば第1グループ化サブコントロールを特定した後に停止することができ、この場合、第1グループ化サブコントロールはスライド軌跡のタッチ終了点の位置に対応するグループ化サブコントロールであることができる。
【0041】
第1グループ選択操作に基づいて第1グループ化サブコントロールを特定できればよく、実際の需要に応じて具体的な実現形態を選択することができることは言うまでもなく、例えば第1グループ選択操作はタッチクリック操作であることもでき、この場合タッチクリック操作のクリック位置に対応するグループ化サブコントロールが第1グループ化サブコントロールであり、その他の実現形態についての説明は省略し、本実施例において第1グループ選択操作を限定しない。
【0042】
S103において、第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定し、第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併する。
【0043】
本実施例において、複数のオブジェクト群におけるゲームオブジェクトを合併する必要があるため、第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群を特定した後、さらに合併しようとする他の第2オブジェクト群を特定しなければならない。
【0044】
ここで、第2オブジェクト選択操作はタッチクリック操作であることができ、第2オブジェクト選択操作のタッチ位置に対応するグループ化サブコントロールを第2グループ化サブコントロールとして特定し、第2グループ化サブコントロールに含まれたオブジェクト群を第2オブジェクト群として特定する。
【0045】
代替可能な実施例において、第2オブジェクト選択操作はさらにタッチスライド操作であることもでき、第2オブジェクト選択操作のタッチスライドは第1グループ選択操作のタッチスライドのスライド軌跡と連結線を形成する。
【0046】
代替可能な実施形態において、例えばグループ化コントロールの中心領域をタッチ開始点とし、まず第1グループ選択操作を行って、第1グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて第1グループ化サブコントロールを特定し、次に、第1グループ選択操作が現在位置するタッチ点から引き続きタッチスライド操作を行い、この時のタッチスライド操作が第2グループ選択操作である。
【0047】
ここで、第2グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて直接に第2グループ化サブコントロールを特定することができ、その具体的な実現形態が第1グループ化サブコントロールを特定する実現形態に類似するため、ここでは詳細な説明を省略し、その後、第2グループ化サブコントロールに対応するオブジェクト群を第2オブジェクト群として特定する。
【0048】
タッチスライド操作によって形成されたスライド軌跡の軌跡線路に含まれるグループ化サブコントロールをすべて合併しようとする第2グループ化サブコントロールとして特定することができ、一つの第2グループ化サブコントロールを選択する必要があれば、スライド軌跡の軌跡線路に第1グループ化サブコントロールと単一の第2グループ化サブコントロールを含んでいればよいことは言うまでもない。
【0049】
または、第1グループ化サブコントロールを特定した後、少なくとも一つのグループ化コントロールのグループ化サブコントロールマークを提供し、グループ化サブコントロールマークに対して第2グループ選択操作を行うことで、第2グループ化サブコントロールを特定することもでき、ここで、第2グループ選択操作も第1グループ選択操作と連結線を形成するタッチスライド操作であって、本実施例においてはグループ化サブコントロールマークの具体的な実現形態を限定しない。
【0050】
さらに、第2グループ化サブコントロールに対応するオブジェクト群を第2オブジェクト群として特定し、第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併し、合併を完成した後、第2オブジェクト群には第1オブジェクト群のゲームオブジェクトともともと第2オブジェクト群中のゲームオブジェクトとが含まれていて、第1ゲームオブジェクト群にはゲームオブジェクトを含まなくなる。
【0051】
本開示の実施例によるゲームオブジェクト制御方法によると、グループ化トリガー操作に応答して、グループ化コントロールを提供し、ここで、グループ化コントロールは少なくとも一つのグループ化サブコントロールを含み、各グループ化サブコントロールはそれぞれ一つのオブジェクト群に対応し、オブジェクト群は少なくとも一つのゲームオブジェクトを含む。第1グループ選択操作に応答して、グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定する。第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定し、第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併する。グループ化コントロールによって第1グループ選択操作及び第2グループ選択操作を行って、合併しようとする第1オブジェクト群及び第2オブジェクト群を選択し、続いて第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併することで、異なるオブジェクト群におけるゲームオブジェクトの高速合併を実現し、ゲームの操作効率を向上させる。
【0052】
上記実施例に基づいて、以下、図2図5を参照して本開示の実施例によるゲームオブジェクト制御方法をさらに詳しく説明し、図2は本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御方法を示すフローチャート2で、図3は本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御方法の画面を示す概略図1で、図4は本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御方法の画面を示す概略図2で、図5は本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御方法の画面を示す概略図3である。
【0053】
図2に示すように、この方法は、S201~S205を含む。
【0054】
S201において、グループ化トリガー操作に応答して、グループ化コントロールを提供し、ここで、グループ化コントロールは少なくとも一つのグループ化サブコントロールを含み、各グループ化サブコントロールはそれぞれ一つのオブジェクト群に対応し、オブジェクト群は少なくとも一つのゲームオブジェクトを含む。
【0055】
具体的に、S201は実現形態がS101に類似するため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0056】
S202において、第1グループ選択操作に応答して、第1グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて、グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定し、ここで、第1グループ選択操作はタッチスライド操作である。
【0057】
本実施例において、第1グループ選択操作はタッチスライド操作であり、以下、図3を参照してさらに説明し、図3に示すように、グラフィカルユーザインタフェースにおいてグループ化コントロールを提供し、ここで、グループ化コントロールは仮想ホイールコントロールであり、グループ化コントロールに八つの扇状のグループ化サブコントロールが含まれていて、各グループ化サブコントロールはいずれも一つのオブジェクト群に対応し、それぞれ数字1~8で標記し、ここで、各オブジェクト群に少なくとも一つのゲームオブジェクトを含む。
【0058】
具体的に、第1グループ選択操作301が例えばグループ化コントロールの中心位置をタッチ開始点として、スライド操作した後中止し、または、オブジェクト群1に対応するグループ化サブコントロールの領域で終了してスライド軌跡302を構成すれば、第1グループ選択操作301のスライド軌跡に基づいて、オブジェクト群1に対応するグループ化サブコントロールを第1グループ化サブコントロール303として特定することができる。
【0059】
ここで、図3における影付きの円で示すタッチ点は例えばスライドタッチ操作のタッチ終了点であることができ、または、ただスライドタッチ操作のスライド軌跡が通過したタッチ点であることもでき、この時、スライドタッチ操作を終了せず、本実施例においては限定しない。
【0060】
あるいはまた、本実施例においてさらに、例えば特定した第1グループ化サブコントロール303を、例えばハイライト表示、特別色での表示、グループマークの太字表示等の予め設定された形態で表示して、第1グループ化サブコントロールが選択されたか否かを素早く特定してゲームの操作効率を向上させることができる。
【0061】
S203において、第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定し、第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併する。
【0062】
代替可能な実施形態において、第2グループ選択操作は前記第1グループ選択操作から繋がるタッチスライド操作であり、以下、図4を参照して説明し、具体的にタッチスライド操作である第1グループ選択操作に基づいて、第1グループ化サブコントロール404を特定した後、第2グループ選択操作401を行い、ここで、第2グループ選択操作401のスライド軌跡は第1グループ選択操作のスライド軌跡に連結された状態であり、図4に示すように、一緒にスライド軌跡402を構成する。
【0063】
次に、第2グループ選択操作401のスライド軌跡402に基づいて、第2グループ化サブコントロール403を特定して、第2グループ化サブコントロール403に対応するオブジェクト群を第2オブジェクト群として特定する。
【0064】
他の代替可能な実施形態において、グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定した後、グループ化コントロールの予め設定された範囲内に少なくとも一つのグループ化サブコントロールマークを提供し、各グループ化サブコントロールマークはグループ化コントロールにおける一つのグループ化サブコントロールを指示する。
【0065】
ここで、グループ化コントロールの予め設定された範囲は、例えばグループ化コントロールの中心点または縁部点を円心として、予め設定された距離を半径とする円形範囲であり、または、予め設定されたコントロールの中心点の予め設定された面積の矩形領域等であることもでき、本実施例においてはグループ化サブコントロールマークを提供する具体的な位置を限定しない。
【0066】
次に、グループ化サブコントロールマークは、例えばオブジェクト群のグループマークを含むことができ、または、オブジェクト群に含まれたゲームオブジェクトのアバターマーク、名称マーク等を含むこともできることを言うまでもなく、グループ化サブコントロールマークがそれぞれ異なるオブジェクト群に対応すればよく、その具体的な実現形態については限定しない。
【0067】
第2グループ選択操作に応答して、グループ化サブコントロールマークから一つの第2グループ化サブコントロールマークを特定し、前記第2グループ化サブコントロールマークに基づいて第2オブジェクト群を特定する。
【0068】
以下、図5を参照して説明し、図5に示すように、オブジェクト群1に対応するグループ化コントロールを第1グループ化サブコントロールとして特定した後、グループ化コントロールの上方の予め設定された範囲内に、それぞれオブジェクト群1、2、3に対応するグループ化サブコントロールを指示する三つのグループ化サブコントロールマーク#1、#2、#3を提供する。
【0069】
提供する具体的なグループ化サブコントロールマークが合併可能なオブジェクト群のマークであり、合併可能のオブジェクト群は例えばゲームオブジェクトを含むオブジェクト群であることができ、または、予め設定された条件(例えば、同じタイプのゲームオブジェクトを含む、または、含むゲームオブジェクトの数が予め設定された数未満である等)を満たすオブジェクト群等であることもできることは言うまでもなく、その実現形態は図3に類似するため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0070】
具体的に、第2グループ選択操作501のスライド軌跡は第1グループ選択操作のスライド軌跡と連結線を形成し、一緒にスライド軌跡502を構成し、スライド軌跡502に基づいて、#2に対応するグループ化サブコントロールマークを第2グループ化サブコントロールマーク503として特定し、また第2グループ化サブコントロールマーク503に基づいて、第2オブジェクト群をオブジェクト群2として特定する。
【0071】
第2グループ選択操作と第1グループ選択操作によって行われるタッチスライド操作は中断されることもでき、例えば第1グループ選択操作が停止した後、第1グループ選択操作のタッチ終了点を第2グループ選択操作のタッチ開始点とし、第2グループ選択操作が第1グループ選択操作と連結線を形成するタッチスライド操作であればよいことは言うまでもなく、需要に応じてその具体的な操作方式を設定することができる。
【0072】
S204において、第2グループ化サブコントロールにおいて合併後のゲームオブジェクトのオブジェクトマークを表示し、ここでグループ化サブコントロールはグループマーク情報を含む。
【0073】
本実施例において、グループ化サブコントロールはグループマーク情報を含み、グループマーク情報は例えばグループのグループ番号、グループ名称または、グループに対応する色マーク等であることができ、異なる各オブジェクト群を指示する。
【0074】
ここで、ゲームオブジェクトのオブジェクトマークは、例えばゲームオブジェクトの図形またはファイル指示情報(例えばアバター/アイコン指示情報、名称指示情報)であることができ、さらに例えばゲームオブジェクトの数、血液量等を含むこともでき、あるいはまた、ゲームオブジェクトのオブジェクトマークに文字、数字、アルファベットまたは写真等の内容を含むこともでき、本実施例においてはゲームオブジェクトのオブジェクトマークの具体的な実現形態を限定しない。
【0075】
具体的に、第2グループ化サブコントロールに合併後のゲームオブジェクトのオブジェクトマークを表示すれば、合併操作を完成した後、第2グループ化サブコントロールに第1オブジェクト群のゲームオブジェクトのオブジェクトマークが表示されるとともに、第2オブジェクト群のゲームオブジェクトのオブジェクトマークも表示され、この時、第1グループ化サブコントロールにはゲームオブジェクトのオブジェクトマークを含まない。
【0076】
ゲームオブジェクトのオブジェクトマークを表示することで、ユーザが現在のグループ化サブコントロールに対応するオブジェクト群に含まれるゲームオブジェクトを速やかに特定して、ユーザのゲーム体験を向上させることができる。
【0077】
S205において、グラフィカルユーザインタフェースにおいて、合併後のゲームオブジェクトに対してグループかマーキングを行い、ここで、グループマークは合併後のゲームオブジェクトが属されるグループを指示するためのである。
【0078】
本実施例において、グループ化マーキングは、例えばゲームオブジェクトの上方にグループ番号を表示することであることができ、ここでグループ番号によってターゲットゲームオブジェクトが属されるオブジェクト群を指示し、例えば1群、2群等を指示し、または、予め設定された色マークでゲームオブジェクトに対してグループかマーキングを行うこともでき、異なる色は異なるオブジェクト群に対応し、ゲームオブジェクト上でグループ化マーキングして属されるグループを表すことで、ゲームオブジェクトを合併した後のグループを速やかに特定してゲームの操作効率を向上させることができる。
【0079】
代替可能な実施例において、ゲームオブジェクトに対して行うグループ化マーキングを、予め設定された時間が経過した後はグループマークがなくなるように設定することができ、または、グループマークが隠され、ゲームオブジェクトに対して予め設定された操作(例えば、タッチクリック操作または、タッチスライド操作)を施すとグループマークが表示されるように設定することもでき、予め設定された時間が経過した後にグループマークがなくなる、または、隠されるように設定することで、グループマークが長期間存在してゲームの画面が乱れてゲーム操作を干渉することを回避することができる。
【0080】
本発明の実施例によるゲームオブジェクト制御方法は、グループ化トリガー操作に応答して、グループ化コントロールを提供し、ここで、グループ化コントロールは少なくとも一つのグループ化サブコントロールを含み、各グループ化サブコントロールはそれぞれ一つのオブジェクト群に対応し、オブジェクト群は少なくとも一つのゲームオブジェクトを含む。第1グループ選択操作はタッチスライド操作であり、第1グループ選択操作に応答して、第1グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて、グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定する。第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定し、第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併する。グループ化サブコントロールはグループマーク情報を含み、第2グループ化サブコントロールにおいて合併後のゲームオブジェクトのオブジェクトマークを表示する。グラフィカルユーザインタフェースにおいて、合併後のゲームオブジェクトに対してグループ化マーキングを行い、ここで、グループマークは合併後のゲームオブジェクトが属されるグループを指示する。オブジェクト選択操作及び第2オブジェクト選択操作によって、異なるオブジェクト群のゲームオブジェクトに対する合併を高速に行って、ゲームの操作効率を向上させ、また、グループ化サブコントロールに合併後のゲームオブジェクトのマークを表示し、及び合併後のゲームオブジェクトに対してグループ化マーキングを行うことで、ユーザが合併した後のオブジェクト群のグループ情報を速やかに特定してユーザのゲーム体験を向上させることができる。
【0081】
図6は本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御装置の構造を示す概略図1である。図6に示すように、この装置60は、提供手段601と、特定手段602と、合併手段603と、を含む。
【0082】
提供手段601は、グループ化トリガー操作に応答して、グループ化コントロールを提供するように構成され、ここで、グループ化コントロールは少なくとも一つのグループ化サブコントロールを含み、各グループ化サブコントロールはそれぞれ一つのオブジェクト群に対応し、オブジェクト群は少なくとも一つのゲームオブジェクトを含む。
【0083】
特定手段602は、第1グループ選択操作に応答して、グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定するように構成される。
【0084】
合併手段603は、第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定し、第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併するように構成される。
【0085】
あるいはまた、グループ化コントロールは仮想ホイールコントロールであり、グループ化サブコントロールは仮想ホイールコントロールの扇状サブコントロールである。
【0086】
あるいはまた、グループ化トリガー操作は、タッチクリックした時間長が予め設定された時間長を超えるタッチクリック操作、または、タッチクリックした圧力が予め設定された圧力を超えるタッチクリック操作を含む。
【0087】
あるいはまた、第1グループ選択操作はタッチスライド操作であり、特定手段602は具体的に、第1グループ選択操作に応答して、第1グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて、グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定するように構成される。
【0088】
あるいはまた、第2グループ選択操作は第1グループ選択操作と連結線を形成するタッチスライド操作であり、合併手段603は具体的に、第2グループ選択操作に応答して、第2グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて、一つの第2オブジェクト群を特定するように構成される。
【0089】
あるいはまた、合併手段603は具体的に、第2グループ選択操作に応答して、グループ化サブコントロールから一つの第2グループ化サブコントロールを特定し、第2グループ化サブコントロールに基づいて、第2オブジェクト群を特定するように構成される。
【0090】
あるいはまた、提供手段601は具体的に、グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定した後、グループ化コントロールの予め設定された範囲内に、少なくとも一つのグループ化サブコントロールマークを提供するように構成され、各グループ化サブコントロールマークはそれぞれグループ化コントロールにおける一つのグループ化サブコントロールを指示し、合併手段603は具体的に、第2グループ選択操作に応答して、グループ化サブコントロールマークから一つの第2グループ化サブコントロールマークを特定し、第2グループ化サブコントロールマークに基づいて第2オブジェクト群を特定するように構成される。
【0091】
本実施例による装置は、上記方法実施例の技術案を実現し、その実現原理や技術効果は類似するため、本実施例においては詳細な説明を省略する。
【0092】
図7は本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御装置の構造を示す概略図2である。図7に示すように、本実施例は、図6の実施例に基づいて、グループ化サブコントロールがグループマーク情報を含み、上記装置はマーキング手段704をさらに含む。
【0093】
あるいはまた、マーキング手段704は具体的に、第1グループ化サブコントロールに対応するオブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併した後、第2グループ化サブコントロールに合併後のゲームオブジェクトのオブジェクトマークを表示し、グラフィカルユーザインタフェースにおいて、合併後のゲームオブジェクトに対して、グループ化マーキングを行うように構成され、ここで、グループマークは合併後のゲームオブジェクトが属されるグループを指示する。
【0094】
本実施例による装置は、上記方法実施例の技術案を実現し、その実現原理や技術効果は類似するため、本実施例においては詳細な説明を省略する。
【0095】
図8は本開示における一実施例によるゲームオブジェクト制御機器のハードウェア構造を示す概略図で、図8に示すように、本実施例のゲームオブジェクト制御機器80は、プロセッサ801と、メモリ802と、を含む。
【0096】
メモリ802は、コンピューター実行命令を記憶する。
【0097】
プロセッサ801は、メモリに記憶されたコンピューター実行命令を実行することで、上述した実施例におけるゲームオブジェクト制御方法による各ステップを実現するように構成される。具体的には上記方法実施例中の関連説明を参照することができる。
【0098】
あるいはまた、メモリ802は、独立したものであることができれば、プロセッサ801と一つに集積されたものであることもできる。
【0099】
メモリ802を単独に設置した場合、このゲームオブジェクト制御機器はさらに、前記メモリ802とプロセッサ801とを接続するためのバス803をさらに含む。
【0100】
本開示の実施例において、さらにコンピューター読取可能な記憶媒体を提供し、前記コンピューター読取可能な記憶媒体にコンピューター実行命令が記憶され、プロセッサによって前記コンピューター実行命令を実行する場合、上述したゲームオブジェクト制御機器が実行するゲームオブジェクト制御方法を実現する。
【0101】
図9は本開示における一実施例によるコンピューター読取可能な記憶媒体の構造を示す概略図である。図9に示すように、本開示の実施形態のプログラム製品100を説明し、その中にはコンピューター読取可能な記憶媒体が記憶され、前記コンピューター読取可能な記憶媒体がプロセッサによって実行される時に、グループ化トリガー操作に応答して、少なくとも一つの前記ゲームオブジェクトを含むオブジェクト群にそれぞれ対応するグループ化サブコントロールを少なくとも一つ含むグループ化コントロールを提供することと、第1グループ選択操作に応答して、前記グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを特定することと、第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定し、前記第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併することと、を含むプログラムコードを実現する。
【0102】
あるいはまた、本実施例において、コンピューター読取可能な記憶媒体は、ゲームオブジェクト制御方法の各種の好適または代替可能な方法のステップのプログラムコードを特定するように構成される。
【0103】
本開示の実施例による各機能手段は、ゲームオブジェクト制御装置または類似する演算装置で実行されることができ、記憶媒体の一部として記憶されることもできる。
【0104】
上記実施例の各種の方法のステップの全部又は一部をプログラムによってゲームオブジェクト制御装置の関連するハードウェアに完成するように指示することができ、このプログラムはゲームオブジェクト制御装置のコンピューター読取可能な記憶媒体に記憶されることができ、このコンピューター記憶媒体は、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROMと略称)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称)、磁気ディスクまたはCD等であることができる。
【0105】
本開示で提供するいくつかの実施例において、開示された機器及び方法を他の形態でも実現できることは言うまでもない。例えば以上で説明した機器実施例は例示的なものであって、例えば手段の区画はロジック機能の区画であり、実際に実現する時は他の区画方式であることもでき、例えば複数の手段を組み合わせるか、又は他のシステムに集積することもでき、又は部分の特徴を省略又は実行しないこともできる。そして、図示した又は検討した相互結合又は直接結合又は通信接続はインターフェース、装置又は手段を介した間接的な結合又は通信接続であることができ、電気的、機械的又は他の形態のものであることもできる。
【0106】
上記ソフトウェア機能ユニットの形態で実現される集積手段はコンピューター読取可能な記憶媒体に記憶されることができる。上記コンピューターソフトウェア手段は、記憶媒体に記憶され、コンピューター機器(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク機器等であることができる)またはプロセッサ(processor)に本願の各実施例で説明した方法の一部のステップを実行させる命令を複数含むことができる。
【0107】
上記プロセッサは中央処理装置(Central Processing Unit、CPUと略称)であることができ、他の汎用のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSPと略称)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASICと略称)等であることもできる。汎用ロセッサはマイクロプロセッサであることができ、または、このプロセッサは任意の通常のプロセッサ等であることもできる。発明に開示された方法のステップを結合して、直接にハードウェアプロセッサによって実行して完成することができ、または、プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェア手段の組み合わせによって実行して完成することもできる。
【0108】
メモリは、高速RAMメモリを含むことができ、例えば少なくとも一つの磁気記憶装置、USB、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ、磁気ディスクまたはCD等の不揮発性記憶NVMを含むこともできる。
【0109】
バスは、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture、ISA)バス、外部機器接続(Peripheral Component,PCI)バスまたは拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バス等であることができる。バスはアドレスバス、データバス、制御バス等に分けられる。表示の便宜を図るために、本願の図面におけるバスは1本または1種類のバスに限定されない。
【0110】
上記記憶媒体は、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去と再書き込みが可能な読み取り専用メモリ(EEPROM)、書き込み・消去可能なROM(EPROM)、プログラマブルROM(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気カセットテープまたはCD等の任意のタイプの揮発性または不揮発性記憶装置またはこれらの組み合わせによって実現することができる。記憶媒体は汎用または専用コンピューターがアクセス可能ないずれかの媒体である。
【0111】
上記各方法実施例のステップの全部または一部をプログラム命令に関するハードウェアによって完成することができることは言うまでもない。上述したプログラムはコンピューター読取可能な記憶媒体に記憶されることができる。このプログラムが実行される時に、上記各方法実施例のステップを行う。上述した記憶媒体は、ROM、RAM、磁気カセットテープまたはCD等のプログラムコードを記憶可能な各種の媒体を含む。
【0112】
以上の各実施例は本開示を限定するためのものではなく、本開示の技術案を説明するためのものである。上記各実施例を参照して本開示を詳しく説明したが、上記各実施例に記載の技術を修正またはその技術特徴の一部または全部を同等置換することが可能であり、対応する技術案の本質がこれらの修正または同等置換によって本開示の各実施例の技術案の範囲を超えることができないことは言うまでもない。
【0113】
尚、本開示の明細書及び特許請求の範囲と図面に用いられた「第1」、「第2」等の用語は類似する対象を区別するためのもので、特定の順又は前後順を限定するものではない。ここで説明する本開示の実施例を図面に示す又は説明した順と異なる順でも実現できるように、このように使用される数値は適切な状況において交換可能である。そして、「含む」、「有する」及びそれらの変形用語は、非排他的に含むことをカバーするもので、例えば、一連のステップ又は手段を含むプロセス、方法、システム、製品又は機器が明確に例示されたステップ又は手段に限定されず、明確に例示されていない又はこれらのプロセス、方法、製品又は機器固有の他のステップ又は手段も含むことを表す。
【0114】
最後に、図面中のフローチャートに示すステップを例えば1組のコンピュータが命令を実行可能なコンピュータシステムで実行することができ、またフローチャートにロジック順を示しているが、場合によってはそれと異なる順で図示または説明したステップを実行することができる。
【産業上の利用可能性】
【0115】
グループ化トリガー操作に応答して、グループ化コントロールを提供し、ここで、グループ化コントロールは少なくとも一つのグループ化サブコントロールを含み、各グループ化サブコントロールはそれぞれ一つのオブジェクト群に対応し、オブジェクト群は少なくとも一つのゲームオブジェクトを含む。第1グループ選択操作はタッチスライド操作であり、第1グループ選択操作に応答して、第1グループ選択操作のスライド軌跡に基づいて、グループ化サブコントロールから一つの第1グループ化サブコントロールを選択する。第2グループ選択操作に応答して、一つの第2オブジェクト群を特定し、第1グループ化サブコントロールに対応する第1オブジェクト群におけるゲームオブジェクトを第2オブジェクト群に合併する。グループ化サブコントロールはグループマーク情報を含み、第2グループ化サブコントロールに合併後のゲームオブジェクトのオブジェクトマークを表示する。グラフィカルユーザインタフェースにおいて、合併後のゲームオブジェクトに対してグループ化マーキングを行い、ここで、グループかマーキングは合併後のゲームオブジェクトが属されるグループを指示する。オブジェクト選択操作及び第2オブジェクト選択操作によって、異なるオブジェクト群のゲームオブジェクトに対する合併を速やかに実現し、ゲームの操作効率を向上させ、またグループ化サブコントロールに合併後のゲームオブジェクトのマークを表示し、及び合併後のゲームオブジェクトに対してグループ化マーキングを行うことで、ユーザが合併後のオブジェクト群のグループ情報を速やかに特定して、ユーザのゲーム体験を向上させ、ゲームオブジェクトに対するグループ調整を高速且つ有効に行うことができない課題を解決することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9