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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-01
(45)【発行日】2024-04-09
(54)【発明の名称】洗顔器
(51)【国際特許分類】
   A61H 33/02 20060101AFI20240402BHJP
   A61H 9/00 20060101ALI20240402BHJP
   A61H 33/00 20060101ALI20240402BHJP
   A61H 35/00 20060101ALI20240402BHJP
【FI】
A61H33/02 D
A61H9/00
A61H33/00 T
A61H35/00 Z
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022027922
(22)【出願日】2022-02-25
(65)【公開番号】P2022130351
(43)【公開日】2022-09-06
【審査請求日】2022-02-25
(31)【優先権主張番号】202110212897.4
(32)【優先日】2021-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202120419604.5
(32)【優先日】2021-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518436504
【氏名又は名称】厦門松霖科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】呉歓
(72)【発明者】
【氏名】王秋華
(72)【発明者】
【氏名】劉汀科
(72)【発明者】
【氏名】張明富
【審査官】黒田 正法
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-271412(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0325242(US,A1)
【文献】特開2006-167185(JP,A)
【文献】特開2017-221919(JP,A)
【文献】特開2015-205039(JP,A)
【文献】特開2016-220909(JP,A)
【文献】特開平10-203547(JP,A)
【文献】特開2008-23515(JP,A)
【文献】特開2011-56436(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 33/02
A47K 3/28
A47K 7/04
A61H 9/00
A61H 33/00
A61H 35/00
B01F 21/00-25/90
B05B 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
吐水アセンブリと、
前記吐水アセンブリと連通するマイクロバブル発生アセンブリと、を含み、
水流が前記マイクロバブル発生アセンブリを通過する場合、マイクロバブル水を発生させることができ、前記吐水アセンブリは、前記マイクロバブル水を噴射することができ、
前記マイクロバブル発生アセンブリは、
第1吐水孔を含む第1発生器と、
第2吐水孔を含んでおり、前記第2吐水孔が前記第1吐水孔に対応し且つ前記第2吐水孔の流通面積が前記第1吐水孔の流通面積よりも大きい第2発生器と、を含み、
前記水流は、前記第1吐水孔から前記第2吐水孔に流入した後、水圧が小さくなり、空気の溶解度が低下し、このため、前記水流中の気泡が析出して、前記マイクロバブル水が形成され
複数の前記第1吐水孔および複数の前記第2吐水孔が設けられ、前記第1吐水孔の数は、前記第2吐水孔の数と同じであり、
複数の前記第2吐水孔は、複数の前記第1吐水孔に一対一に対応し、
前記マイクロバブル発生アセンブリは、前記第2吐水孔の吐水端に設けられるストレーナをさらに含み、
前記第1発生器と前記第2発生器との間に還流隙間をさらに有し、
前記第2発生器は、1つ又は複数の還流孔をさらに含み、前記還流隙間は、それぞれ各前記還流孔及び各前記第2吐水孔と連通し、且つ、各前記還流孔は、いずれも各前記第1吐水孔に対応して設けられるものではないことを特徴とする洗顔器。
【請求項2】
前記マイクロバブル発生アセンブリに接続され、且つ収容チャンバ、入水孔及び吐水孔を含む収容アセンブリをさらに含み、
前記入水孔は、前記収容チャンバと連通し、且つ給水アセンブリに接続可能であり、前記給水アセンブリは、前記収容チャンバへ水流を提供することができ、前記吐水孔は、前記収容チャンバ及び前記マイクロバブル発生アセンブリと連通し、
前記収容チャンバは、固形物を收容することができ、水流が前記収容チャンバを通過する場合、前記吐水アセンブリが処方水を吐出するように、前記固形物を溶解させることができることを特徴とする請求項1に記載の洗顔器。
【請求項3】
前記収容アセンブリは、前記マイクロバブル発生アセンブリの上流に設けられることにより、前記処方水は、前記マイクロバブル発生アセンブリを流れることができることを特徴とする請求項2に記載の洗顔器。
【請求項4】
前記収容アセンブリは、第1収容部材と、第2収容部材と、を含み、前記第1収容部材は、前記第2収容部材に着脱可能に接続され、且つ、前記第1収容部材が前記第2収容部材に接続される場合、前記収容チャンバを共に形成し、
前記入水孔は、前記第1収容部材に設けられ、前記吐水孔は、前記第2収容部材に設けられることを特徴とする請求項2に記載の洗顔器。
【請求項5】
前記第1収容部材と前記第2収容部材は、第1係合構造によって接続され、
前記第1係合構造は、互いに係合される第1係合溝及び係合フックを含み、前記係合フックは、前記第1収容部材及び前記第2収容部材のうちの一方に設けられ、前記第1係合溝は、前記第1収容部材及び前記第2収容部材のうちの他方に設けられることを特徴とする請求項4に記載の洗顔器。
【請求項6】
前記第1収容部材には、少なくとも2つの前記係合フックが設けられ、前記第2収容部材には、少なくとも2つの前記第1係合溝が設けられ、
前記第1収容部材を前記第2収容部材に対して回転させる場合、少なくとも2つの前記係合フックは、それぞれ少なくとも2つの前記第1係合溝に係合することができることを特徴とする請求項5に記載の洗顔器。
【請求項7】
前記第1収容部材と前記第2収容部材は、第2係合構造によって接続され、
前記第2係合構造は、位置制限溝と、前記位置制限溝に移動可能に係合される位置制限フックと、を含み、前記位置制限フックは、前記第1収容部材及び前記第2収容部材のうちの一方に設けられ、前記位置制限溝は、前記第1収容部材及び前記第2収容部材のうちの他方に設けられ、
前記第1収容部材が前記第2収容部材から離間する場合、前記位置制限溝は、前記位置制限フックに係止することにより、前記第1収容部材が前記第2収容部材から離脱することを防止することができ、且つ、前記収容チャンバには、開口が形成されることにより、前記開口を介して前記収容チャンバ内に前記固形物を入れることを特徴とする請求項4に記載の洗顔器。
【請求項8】
前記位置制限フックは、弾性部材であることを特徴とする請求項7に記載の洗顔器。
【請求項9】
前記第1収容部材は、カバー部と、スリーブ部と、を含み、前記カバー部は、前記スリーブ部の一端に覆われ、前記スリーブ部の内壁面には、前記位置制限溝が設けられ、
前記第2収容部材は、本体と、前記本体の一方側に接続される前記位置制限フックと、を含み、
前記第1収容部材を前記スリーブ部の周方向に沿って回転させる場合又は前記第2収容部材から離れるように前記第1収容部材を移動させる場合、前記位置制限フックは、前記位置制限溝に移動可能に係合されることを特徴とする請求項7に記載の洗顔器。
【請求項10】
前記洗顔器は、取り付け口を有する水タンクをさらに含み、
前記本体と前記取り付け口の内縁は、第3係合構造によって接続され、
前記第3係合構造は、第2係合溝と、バックルと、を含み、前記第2係合溝は、前記本体及び前記取り付け口の内縁壁面のうちの一方に設けられ、前記バックルは、前記本体及び前記取り付け口の内縁壁面のうちの他方に設けられ、
前記第2係合溝の側壁には、凹溝が設けられ、前記バックルには、ボスが設けられ、前記バックルが前記第2係合溝に係合する場合、前記ボスは、前記凹溝に係合することにより、前記本体及び前記水タンクをロックすることを特徴とする請求項9に記載の洗顔器。
【請求項11】
前記収容チャンバの内壁面には、1つ又は複数の突起が設けられ、前記突起は、前記固形物と前記収容チャンバの内壁面とを隔離することにより、前記固形物が前記入水孔及び/又は前記吐水孔を塞ぐことを防止することができることを特徴とする請求項2に記載の洗顔器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、美容器具の技術分野に関し、特に、洗顔器に関する。
【背景技術】
【0002】
洗顔器は、顔部の油脂及び角質を良好に除去する効果を達成できるので、現代社会で広く用いられている。しかしながら、関連技術における洗顔器の洗浄効果は、顕著ではなく、ユーザに良くない使用体験をもたらす。
【発明の概要】
【0003】
本発明の実施例は、顕著な洗浄効果を有する洗顔器を提供する。
【0004】
本発明の実施例に係る洗顔器は、吐水アセンブリと、前記吐水アセンブリと連通するマイクロバブル発生アセンブリと、を含み、水流が前記マイクロバブル発生アセンブリを通過する場合、マイクロバブル水を発生させることができ、前記吐水アセンブリは、前記マイクロバブル水を噴射することができる。
【0005】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記マイクロバブル発生アセンブリは、
1つ又は複数の第1吐水孔を含む第1発生器と、
1つ又は複数の第2吐水孔を含む第2発生器と、を含み、
1つ又は複数の前記第2吐水孔は、1つ又は複数の前記第1吐水孔に一対一に対応し、且つ、各前記第2吐水孔の流通面積は、それに対応する前記第1吐水孔の流通面積よりも大きい。
【0006】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記第1発生器と前記第2発生器との間に還流隙間をさらに有し、
前記第2発生器は、1つ又は複数の還流孔をさらに含み、前記還流隙間は、それぞれ各前記還流孔及び各前記第2吐水孔と連通し、且つ、各前記還流孔は、各前記第1吐水孔に対応して設けられるものではない。
【0007】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記洗顔器は、
前記マイクロバブル発生アセンブリに接続され、且つ収容チャンバ、入水孔及び吐水孔を含む収容アセンブリをさらに含み、
前記入水孔は、前記収容チャンバと連通し、且つ給水アセンブリに接続可能であり、前記給水アセンブリは、前記収容チャンバへ水流を提供することができ、前記吐水孔は、前記収容チャンバ及び前記マイクロバブル発生アセンブリと連通し、
前記収容チャンバは、固形物を收容することができ、水流が前記収容チャンバを通過する場合、前記吐水アセンブリが処方水を吐出するように、前記固形物を溶解させることができる。
【0008】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記収容アセンブリは、前記マイクロバブル発生アセンブリの上流に設けられることにより、前記処方水は、前記マイクロバブル発生アセンブリを流れることができる。
【0009】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記収容アセンブリは、第1収容部材と、第2収容部材と、を含み、前記第1収容部材は、前記第2収容部材に着脱可能に接続され、且つ、前記第1収容部材が前記第2収容部材に接続される場合、前記収容チャンバを共に形成し、
前記入水孔は、前記第1収容部材に設けられ、前記吐水孔は、前記第2収容部材に設けられる。
【0010】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記第1収容部材と前記第2収容部材は、第1係合構造によって接続され、
前記第1係合構造は、互いに係合される第1係合溝及び係合フックを含み、前記係合フックは、前記第1収容部材及び前記第2収容部材のうちの一方に設けられ、前記第1係合溝は、前記第1収容部材及び前記第2収容部材のうちの他方に設けられる。
【0011】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記第1収容部材には、少なくとも2つの前記係合フックが設けられ、前記第2収容部材には、少なくとも2つの前記第1係合溝が設けられ、
前記第1収容部材を前記第2収容部材に対して回転させる場合、少なくとも2つの前記係合フックは、それぞれ少なくとも2つの前記第1係合溝に係合することができる。
【0012】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記第1収容部材と前記第2収容部材は、第2係合構造によって接続され、
前記第2係合構造は、位置制限溝と、前記位置制限溝に移動可能に係合される位置制限フックと、を含み、前記位置制限フックは、前記第1収容部材及び前記第2収容部材のうちの一方に設けられ、前記位置制限溝は、前記第1収容部材及び前記第2収容部材のうちの他方に設けられ、
前記第1収容部材が前記第2収容部材から離間する場合、前記位置制限溝は、前記位置制限フックに係止することにより、前記第1収容部材が前記第2収容部材から離脱することを防止することができ、且つ、前記収容チャンバには、開口が形成されることにより、前記開口を介して前記収容チャンバ内に前記固形物を入れる。
【0013】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記位置制限フックは、弾性部材である。
【0014】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記第1収容部材は、カバー部と、スリーブ部と、を含み、前記カバー部は、前記スリーブ部の一端に覆われ、前記スリーブ部の内壁面には、前記位置制限溝が設けられ、
前記第2収容部材は、本体と、前記本体の一方側に接続される前記位置制限フックと、を含み、
前記第1収容部材を前記スリーブ部の周方向に沿って回転させる場合又は前記第2収容部材から離れるように前記第1収容部材を移動させる場合、前記位置制限フックは、前記位置制限溝に移動可能に係合される。
【0015】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記洗顔器は、取り付け口を有する水タンクをさらに含み、
前記本体と前記取り付け口の内縁は、第3係合構造によって接続され、
前記第3係合構造は、第2係合溝と、バックルと、を含み、前記第2係合溝は、前記本体及び前記取り付け口の内縁壁面のうちの一方に設けられ、前記バックルは、前記本体及び前記取り付け口の内縁壁面のうちの他方に設けられ、
前記第2係合溝の側壁には、凹溝が設けられ、前記バックルには、ボスが設けられ、前記バックルが前記第2係合溝に係合する場合、前記ボスは、前記凹溝に係合することにより、前記本体及び前記水タンクをロックする。
【0016】
本発明のいくつかの実施形態によれば、前記収容チャンバの内壁面には、1つ又は複数の突起が設けられ、前記突起は、前記固形物と前記収容チャンバの内壁面とを隔離することにより、前記固形物が前記入水孔及び/又は前記吐水孔を塞ぐことを防止することができる。
【発明の効果】
【0017】
上記の発明の一実施例は、下記のような利点及び有益な効果を有する。
【0018】
本発明の実施例に係る洗顔器によれば、マイクロバブル発生アセンブリを設けることにより、吐水アセンブリは、マイクロバブル水を噴射することができる。関連技術における洗顔器に比べて、本発明の実施例に係る洗顔器から噴射されるマイクロバブル水が顔部と接触した後、マイクロバブルは、毛穴に入り込んで顔をより徹底的に洗浄し、清潔効果をより顕著にし、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図面を参照して例示的な実施形態を詳細に説明し、本発明の上記の内容、他の特徴及び利点は、より明らかになる。
図1】本発明の実施例に係る洗顔器の分解図を示す。
図2】本発明の実施例に係る洗顔器の水流方向を示す模式図である。
図3図2における位置Jの部分拡大図である。
図4図3における位置Kの部分拡大図である。
図5】本発明の実施例に係る洗顔器のマイクロバブル発生アセンブリ及び収容アセンブリの構造模式図である。
図6】本発明の実施例に係る第1収容部材の1つの構造模式図である。
図7】本発明の実施例に係る第1収容部材の別の構造模式図である。
図8図7におけるA-Aに沿う断面図である。
図9】本発明の実施例に係る第2収容部材の構造模式図である。
図10図9における位置Lの部分拡大図である。
図11図5における位置Mの部分拡大図である。
図12】本発明の実施例に係る第1収容部材が第2収容部材から離間する場合の模式図である。
図13】本発明の実施例に係る水タンクの構造模式図である。
図14図13における位置Nの部分拡大図である。
図15】本発明の実施例に係る水タンク及び第1ハウジングを除いた洗顔器の構造模式図である。
図16】本発明の実施例に係る洗顔器の部分断面図である。
図17】本発明の実施例に係る洗顔器の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に、図面を参照しながら、例示的な実施形態をより全面的に説明する。しかしながら、例示的な実施形態は、様々な形態で実施することができ、ここに記述の実施形態に限定されると理解されるべきではない。逆に、これらの実施形態が提供されることにより、本発明が全面且つ完全になり、例示的な実施形態の構想を当業者に全面的に伝えることができる。図面において、同一の符号は、同一又は類似の構成を示すので、その詳細な説明は省略する。
【0021】
図1に示すように、図1は、本発明の実施例に係る洗顔器の分解図を示す。本発明の実施例に係る洗顔器は、吐水アセンブリと、マイクロバブル発生アセンブリ200と、収容アセンブリ300と、振動アセンブリ400と、給水アセンブリと、電気制御アセンブリ600と、を含む。マイクロバブル発生アセンブリ200は、吐水アセンブリと連通し、水流がマイクロバブル発生アセンブリ200を通過する場合、マイクロバブル水を発生させることができ、吐水アセンブリは、マイクロバブル水を噴射することができる。
【0022】
本発明の実施例に係る洗顔器は、マイクロバブル発生アセンブリ200を設けることにより、吐水アセンブリがマイクロバブル水を噴射することができるようにする。関連技術における洗顔器に比べて、本発明の実施例に係る洗顔器から噴射されるマイクロバブル水が顔部と接触した後、マイクロバブルは、毛穴に入り込んで顔をより徹底的に洗浄し、清潔効果をより顕著にし、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【0023】
図2に示すように、図2は、本発明の実施例に係る洗顔器の水流方向の模式図を示す。本発明の実施例に係る洗顔器の収容アセンブリ300は、マイクロバブル発生アセンブリ200と連通する。収容アセンブリ300は、収容チャンバ330と、入水孔316と、吐水孔327と、を含み、入水孔316は、収容チャンバ330と連通し、且つ、給水アセンブリに接続可能であり、給水アセンブリは、収容チャンバ330へ水流を提供することができ、吐水孔327は、収容チャンバ330及びマイクロバブル発生アセンブリ200と連通する。ここで、収容チャンバ330は、固形物を收容することができ、水流が収容チャンバ330を通過する場合、前記吐水アセンブリが処方水を吐出するように、前記固形物を溶解させることができる。
【0024】
本発明における固形物は、固形処方であってもよく、水流が収容チャンバ330を通過する場合、吐水アセンブリが処方水を吐出するように、固形物を溶解させることを理解できる。例えば、固形物は、洗顔乳液の固形物又は他の適切な洗顔効果を有する固形物及び精油固形物、又は他の適切な美容効果を有する固形物であってもよい。
【0025】
通常、関連技術における洗顔器を使用する時、洗顔乳液と併用する場合のみに顔部の油脂及び角質を良好に除去する効果を達成することができる。しかしながら、関連技術において、乳液を顔部に塗布してから、洗顔器が振動して顔部をマッサージすることにより、美容効果を達成する場合が多い。
【0026】
本発明の実施例に係る洗顔器は、水流が収容チャンバ330を流れた後、固形物を溶解させて処方水を発生させることができ、この処方水は、吐水アセンブリから吐出されることができる。関連技術における塗布動作と洗顔動作とを分割するという技術案に比べて、本発明の実施例に係る洗顔器は、処方水を吐出することができ、即ち、塗布動作及び洗顔動作を統合することにより、より優れた洗顔/美容効果を達成するとともに、ユーザの操作を容易にし、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【0027】
引き続き図2を参照すると、収容アセンブリ300は、マイクロバブル発生アセンブリ200の上流に設けられ、水流は、収容アセンブリ300を流れてから、マイクロバブル発生アセンブリ200に流入する。水流が収容アセンブリ300を流れる場合、処方水を発生させることができ、その後、処方水は、マイクロバブル発生アセンブリ200に流入する。
【0028】
収容アセンブリ300とマイクロバブル発生アセンブリ200との組み合わせ及び収容アセンブリ300がマイクロバブル発生アセンブリ200の上流に設けられるという設計によって、処方水は、マイクロバブル発生アセンブリ200によって、その中の物質が微細な粒子として十分に微細化され、最終的に吐水アセンブリから微細な粒子機能物質を有するマイクロバブル水が噴射されることができる。本発明の実施例に係る洗顔器は、処方水中の物質を微細な粒子として十分に微細化してそれとマイクロバブル水とを組み合わせるという技術的手段を採用することにより、マイクロバブル水の処方物質により実現される付加機能をさらに強化し、処方物質とマイクロバブル水とを単純に組み合わせることなく、「1+1>2」という特殊な効果を達成することができる。
【0029】
例えば、処方物質が洗顔乳液の固形物又は他の適切な洗顔効果を有する固形物である場合、洗顔乳液物質は、マイクロバブル水によって微細な粒子として微細化されることができるので、乳液粒子が顔部の毛穴に入り込むことがより容易になり、洗顔効果をより徹底的にする。処方物質が精油固形物又は他の適切な美容効果を有する固形物である場合、精油は、微細な粒子として微細化され、精油粒子が顔部の毛穴に入り込むことがより容易になり、美容効果を向上させる。
【0030】
図3に示すように、図3は、図2における位置Jの部分拡大図を示す。本発明の実施例に係るマイクロバブル発生アセンブリ200は、チャンバ210と、第1発生器220と、第2発生器230と、を含む。第1発生器220は、第2発生器230に接続され、且つチャンバ210内に設けられる。第1発生器220は、1つ又は複数の第1吐水孔221を含み、第2発生器230は、1つ又は複数の第2吐水孔231を含み、1つ又は複数の第2吐水孔231は、1つ又は複数の第1吐水孔221に一対一に対応し、且つ、各第2吐水孔231の流通面積は、それに対応する第1吐水孔221の流通面積よりも大きい。
【0031】
各第2吐水孔231の流通面積は、それに対応する第1吐水孔221の流通面積よりも大きいので、水流は、第1吐水孔221から第2吐水孔231に流入した後、水圧が小さくなり、空気の溶解度が低下し、このため、水流中の気泡が析出し、最終的にマイクロバブル水が形成される。
【0032】
引き続き図3を参照すると、マイクロバブル発生アセンブリ200は、ストレーナ250をさらに含み、ストレーナ250は、第2吐水孔231の吐水端に設けられる。水流がストレーナ250を流れる場合、ストレーナ250は、バブル水中の気泡をマイクロバブルに切断することができる。
【0033】
図1及び図3に示すように、マイクロバブル発生アセンブリ200は、方向切換装置240をさらに含み、方向切換装置240は、第1ハウジング110の吐水ノズル111内に固定接続され、且つ、ストレーナ250の第2吐水孔231から離れる側に設けられる。具体的に、吐水ノズル111の内側には、方向切換装置240を収容するための凹溝が設けられる。吐水ノズル111には、吐水孔が設けられ、吐水孔は、方向切換装置240に対応する。勿論、凹溝の数は、複数であってもよく、吐水孔の数は、複数であってもよく、各凹溝は、それぞれ各吐水孔に対応することを理解できる。
【0034】
方向切換装置240の外周には、複数の接する環状水溝が設けられ、吐水ノズル111の凹溝の内壁は、方向切換装置240の外周に対応する弧面を有する。水流が方向切換装置240を流れる場合、円錐状のスプレーを吐出することができる。
【0035】
図4に示すように、図4は、図3における位置Kの部分拡大図を示す。第1発生器220と第2発生器230との間に還流隙間233をさらに有する。第2発生器230は、1つ又は複数の還流孔232をさらに含み、各還流孔232は、還流隙間233と連通し、且つ、各還流孔232は、各第1吐水孔221に対応して設けられるものではない。即ち、第1吐水孔221と還流孔232は、互いにずれている。
【0036】
第2発生器230の第2吐水孔231から流出した水流は、還流孔232から還流隙間233に還流し、再び第2吐水孔231から流出することができる。還流孔232及び還流隙間233を設けることにより、第2吐水孔231の吐水端での圧力が大きすぎて気泡の析出に影響を与えることを防止することができる。
【0037】
上記の実施例におけるマイクロバブル発生アセンブリ200は、水圧の低下を利用して水の溶解度を変化させることにより、水流中の気泡を析出させてマイクロバブル水を発生させる。マイクロバブル水を発生させる方式は、洗顔器の内部に負圧区域を形成し、負圧区域で吸気孔を介して外界の空気を吸い込むことにより、外界の空気と水流とを混合し、最終的にバブル水を形成することもできることを理解できる。
【0038】
図5に示すように、図5は、本発明の実施例に係る洗顔器のマイクロバブル発生アセンブリ200及び収容アセンブリ300の構造模式図を示す。本発明の実施例に係る給水アセンブリは、水ポンプ510、水タンク520及び水管530を含むことができる。水ポンプ510は、水管530を介してマイクロバブル発生アセンブリ200及び収容アセンブリ300にそれぞれ接続される。水タンク520は、収容アセンブリ300に接続され、且つ水タンク520の内部には、水が貯留される。水ポンプ510が動作する場合、水タンク520内の水は、収容アセンブリ300に吸引されて、固形物を溶解させて処方水を形成することができる。処方水は、水ポンプ510によって、マイクロバブル発生アセンブリ200に流入し、最終的に吐水ノズル111から吐出される。
【0039】
本発明の実施例に係る洗顔器は、水ポンプ510及び水タンク520を有する給水アセンブリを使用し、水タンク520内に水を貯留することができるので、本発明の実施例に係る洗顔器は、使用場所が制限されることなく、身につけて持ち歩くことができ、且ついつでもどこでも使用することができる。
【0040】
勿論、本発明の実施例に係る洗顔器の給水アセンブリは、水タンク520及び水ポンプ510を省略し、収容アセンブリ300の入水孔316を介して圧力を有する水源と直接に連通することもできることを理解できる。
【0041】
以下、図6図12と組み合わせて本発明の実施例に係る収容アセンブリ300の各部品の構造及び接続関係を詳細に説明する。
【0042】
本発明の実施例に係る収容アセンブリ300は、第1収容部材310及び第2収容部材320を含み、第1収容部材310は、第2収容部材320に着脱可能に接続され、且つ、第1収容部材310が第2収容部材320に接続される場合、収容チャンバ330を共に形成し、収容チャンバ330は、上記の固形物を收容することができる。入水孔316は、第1収容部材310に設けられ、吐水孔327は、第2収容部材320に設けられる。
【0043】
水流は、入水孔316から収容チャンバ330に入り、小部分の固形物を溶解させて処方水を形成し、処方水は、吐水孔327から流出する。
【0044】
第1収容部材310と第2収容部材320は、第1係合構造及び/又は第2係合構造によって接続され、第1係合構造は、互いに係合される第1係合溝323及び係合フック313を含み、係合フック313は、第1収容部材310及び第2収容部材320のうちの一方に設けられ、第1係合溝323は、第1収容部材310及び第2収容部材320のうちの他方に設けられる。第2係合構造は、位置制限溝314及び位置制限溝314に移動可能に係合される位置制限フック322を含み、位置制限フック322は、第1収容部材310及び第2収容部材320のうちの一方に設けられ、位置制限溝314は、第1収容部材310及び第2収容部材320のうちの他方に設けられる。第1係合構造及び第2係合構造については後で詳述する。
【0045】
図6図8に示すように、図6は、本発明の実施例に係る第1収容部材310の1つの構造模式図を示す。図7は、本発明の実施例に係る第1収容部材310の別の構造模式図を示す。図8は、図7におけるA-Aに沿う断面図を示す。
【0046】
本発明の実施例に係る第1収容部材310は、カバー部311及びスリーブ部312を含み、カバー部311は、スリーブ部312の一端に覆われる。スリーブ部312の外周には、少なくとも2つの係合フック313が設けられ、例えば、均等に配置される2つの係合フック313を有する。勿論、バックル325の数は、3つ、4つなどであってもよい。
【0047】
第1収容部材310を第2収容部材320に対して回転させる場合、少なくとも2つの係合フック313は、少なくとも2つの第1係合溝323にそれぞれ係合することにより、第1収容部材310及び第2収容部材320をロックする。
【0048】
勿論、第1収容部材310には第1係合溝323が設けられ、第2収容部材320にはこの第1係合溝323に係合する係合フック313が設けられるという構成としてもよいことを理解できる。
【0049】
スリーブ部312の内壁面には、位置制限溝314が設けられ、前記位置制限溝314は、第2収容部材320における位置制限フック322に係合することができる。第1収容部材310を第2収容部材320から離間させる場合、位置制限溝314は、位置制限フック322に係止することにより、第1収容部材310が第2収容部材320から離脱することを防止することができる。
【0050】
勿論、第1収容部材310には位置制限フック322が設けられ、第2収容部材320にはこの位置制限フック322に係合する位置制限溝314が設けられるという構成としてもよいことを理解できる。
【0051】
引き続き図6図8を参照すると、入水孔316は、カバー部311に設けられ、且つ、カバー部311の内壁面及び外壁面を貫通する。カバー部311の内壁面には、1つ又は複数の第1突起315が設けられる。固形物が収容チャンバ330内に收容される場合、複数の第1突起315は、固形物の底面に当接することにより、固形物とカバー部311の内壁面とを隔離し、固形物が入水孔316を塞ぐことを防止し、水流は、固形物とカバー部311との間の隙間を介して収容チャンバ330内に入ることができる。
【0052】
図9及び図10に示すように、図9は、本発明の実施例に係る第2収容部材320の構造模式図を示す。図10は、図9における位置Lの部分拡大図を示す。第2収容部材320は、本体321及び本体321の一方側に接続される位置制限フック322を含み、位置制限フック322は、位置制限溝314に係合する。ここで、第1収容部材310をスリーブ部312の周方向に沿って回転させる場合又はスリーブ部312の軸方向に沿って第2収容部材320から離れるように第1収容部材310を移動させる場合、位置制限フック322は、位置制限溝314に移動可能に係合される。
【0053】
第2収容部材320には、少なくとも2つの第1係合溝323が設けられ、少なくとも2つの第1係合溝323は、第1収容部材310の少なくとも2つの係合フック313に係合することができる。
【0054】
吐水孔327は、本体321に設けられ、且つ、本体321の両側面を貫通する。本体321の一方側には、1つ又は複数の第2突起324が設けられる。固形物が収容チャンバ330内に收容される場合、複数の第2突起324は、固形物の頂面に当接することにより、固形物と本体321の側面とを隔離し、固形物が吐水孔327を塞ぐことを防止し、水流は、固形物と本体321との間の隙間を介して収容チャンバ330から流出することができる。
【0055】
本発明の実施例に係る第2収容部材320は、第3係合構造を介して水タンク520に接続可能である。第3係合構造は、第2係合溝522及びバックル325を含み、第2係合溝522は、本体321及び水タンク520のうちの一方に設けられ、バックル325は、本体321及び水タンク520のうちの他方に設けられる。
【0056】
図9及び図10に示すように、本体321の外周には、係合フック313が設けられ、係合フック313は、L型をなすことができる。係合フック313は、水タンク520における第2係合溝522に係合することにより、第2収容部材320が水タンク520に着脱可能に接続されることができるようにする。
【0057】
本発明の実施例に係る係合フック313には、ボス326が設けられ、バックル325が第2係合溝522に係合する場合、ボス326は、第2係合溝522の凹溝523に係合することにより、本体321及び水タンク520をロックし、第2収容部材320が水タンク520から離脱することを防止することができる。
【0058】
図11及び図12に示すように、図11は、図5における位置Mの部分拡大図を示す。図12は、本発明の実施例に係る第1収容部材310が第2収容部材320から離間する場合の模式図を示す。第1収容部材310が第2収容部材320に接続されて収容チャンバ330を共に形成する場合、第1収容部材310の係合フック313は、第2収容部材320の第1係合溝323に係合することにより、第1収容部材310及び第2収容部材320をロックする。
【0059】
収容チャンバ330内の固形物の溶解を完了させた後、新たな固形物を入れる必要がある。この時、周方向に沿って第1収容部材310を第2収容部材320に対して回転させ、係合フック313を第1係合溝323から離脱させる。その後、スリーブ部312の軸方向に沿って第2収容部材320から離れるように第1収容部材310を移動させ、収容チャンバ330に開口331を形成し、開口331を介して収容チャンバ330内に固形物を入れる。位置制限フック322が位置制限溝314に移動可能に係合されるので、上記の開口331は、新たな固形物を入れるように、十分な大きさまで開くことができる。また、位置制限溝314が位置制限フック322に係止して第1収容部材310が第2収容部材320から離脱することを防止することができるので、第1収容部材310は、第2収容部材320から落下することがない。
【0060】
新たな固形物を収容チャンバ330に入れた後、第1収容部材310を逆方向に操作することにより、第1収容部材310を第2収容部材320に係合させることができ、ここで詳細な説明を省略する。
【0061】
第1収容部材310と第2収容部材320との間には第1シールリング340がさらに設けられることにより、入水孔316及び吐水孔327を除いた収容チャンバ330は、密封されたチャンバであり、水流の滴下を避けることを理解できる。
【0062】
一実施形態において、位置制限フック322は、弾性部材であってもよい。第1収容部材310と第2収容部材320とを組み立てる場合、位置制限フック322に作用力を加えて、位置制限フック322を径方向に沿って変形させ、変形した位置制限フック322を第1収容部材310のスリーブ部312内に取り付ける。その後、作用力が解消されると、位置制限フック322は、元の状態に復帰するとともに、位置制限溝314に係合する。
【0063】
図13に示すように、図13は、本発明の実施例に係る水タンク520の構造模式図を示す。水タンク520は、取り付け口521を有し、この取り付け口521を介して水タンク520へ水源を入れることができる。取り付け口521の内縁には、第2係合溝522が設けられ、第2係合溝522は、第2収容部材320のバックル325に係合することができる。第2係合溝522は、L型をなすことができる。
【0064】
図14に示すように、図14は、図13における位置Nの部分拡大図を示す。第2係合溝522の側壁には、凹溝523が設けられ、バックル325が第2係合溝522に係合する場合、ボス326は、凹溝523に係合することにより、本体321及び水タンク520をロックする。
【0065】
勿論、第2収容部材320には第2係合溝522が設けられ、水タンク520にはバックル325が設けられるという構成としてもよいことを理解できる。
【0066】
一実施形態において、水タンク520は、透明又は半透明の材料から作製されてもよく、ユーザが水タンク520内の水の液面を見て水タンク520内に水をリアルタイムに加えることを容易にする。
【0067】
第2収容部材320の本体321の外周と水タンク520の取り付け口521の内縁との間に第2シールリング350をさらに設けることにより、水タンク520内の水が第2収容部材320と水タンク520との間の隙間から流出することを防止することを理解できる。
【0068】
図15図17に示すように、図15は、本発明の実施例に係る水タンク520及び第1ハウジング110を除いた洗顔器の構造模式図を示す。図16は、本発明の実施例に係る洗顔器の部分断面図を示す。図17は、本発明の実施例に係る洗顔器の断面図を示す。
【0069】
本発明の実施例に係る振動アセンブリ400は、ホルダ410、振動モータ420及びゴム製スリーブ430を含む。図1に示すように、本発明の実施例に係る吐水アセンブリは、第1ハウジング110、第2ハウジング120及び固定部材130を含む。本発明の実施例に係る電気制御アセンブリ600は、電池610及び回路基板620を含む。
【0070】
ホルダ410は、第2ハウジング120に取り付けられ、振動モータ420は、ホルダ410に取り付けられ、水ポンプ510は、固定部材130を介してホルダ410に固定接続される。第1ハウジング110は、第2ハウジング120に接続され、且つ、上記のマイクロバブル発生アセンブリ200、水ポンプ510、ホルダ410、振動モータ420を形成された空間内に収容する。ゴム製スリーブ430は、第1ハウジング110及び第2ハウジング120の外部に外嵌される。振動モータ420が動作する場合、ゴム製スリーブ430を振動させることができる。
【0071】
ゴム製スリーブ430は、ブラシ部431を有する。上記の処方水、マイクロバブル水及びブラシ部431の振動を組み合わせることにより、洗顔効果がより顕著になる。
【0072】
上記のように、本発明の実施例に係る洗顔器によれば、下記のような利点及び有益な効果が奏される。
【0073】
本発明の実施例に係る洗顔器によれば、マイクロバブル発生アセンブリ200を設けることにより、吐水アセンブリは、マイクロバブル水を噴射することができる。関連技術における洗顔器に比べて、本発明の実施例に係る洗顔器から噴射されるマイクロバブル水が顔部と接触した後、マイクロバブルは、毛穴に入り込んで顔をより徹底的に洗浄し、清潔効果をより顕著にし、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【0074】
本発明の実施例に係る洗顔器は、収容アセンブリ300とマイクロバブル発生アセンブリ200との組み合わせ及び収容アセンブリ300がマイクロバブル発生アセンブリ200の上流に設けられるという設計によって、処方水は、マイクロバブル発生アセンブリ200によって、その中の物質が微細な粒子として十分に微細化され、最終的に吐水アセンブリから微細な粒子機能物質を有するマイクロバブル水が噴射されることができる。本発明の実施例に係る洗顔器は、処方水中の物質を微細な粒子として十分に微細化してそれとマイクロバブル水とを組み合わせるという技術的手段を採用することにより、マイクロバブル水の処方物質により実現される付加機能をさらに強化し、処方物質とマイクロバブル水とを単純に組み合わせることなく、「1+1>2」という特殊な効果を達成することができる。
【0075】
本発明の実施例において、用語「第1」、「第2」、「第3」は、単に説明の目的で使用され、相対重要性を指示又は暗示すると理解すべきではない。特に明示的な規定がない限り、用語「複数」とは、2つ又は2つ以上を指す。「取り付ける」、「に接続される」、「接続」、「固定」などの用語は、いずれも広義のものとして理解すべきである。例えば、「接続」は、固定接続でも着脱可能な接続でも一体接続でもよい。「に接続される」とは、直接に接続されてもよいし、中間の媒体を介して間接的に接続されてもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて本発明の実施例における上記の用語の具体的な定義を理解することができる。
【0076】
なお、本発明の実施例の記述において、用語「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」などにより指示された方向又は位置関係は、図面に示す方向又は位置関係によるものであり、本発明の実施例及び説明の簡略化を容易にするためのものに過ぎず、指示された装置又はユニットは、特定の方向を有し、特定の方向で構成及び操作されることを必須とすることを指示又は暗示するものではないので、本発明の実施例に対する限定として理解すべきではない。
【0077】
本明細書の記述において、用語「一実施例」、「いくつかの実施例」、「具体的な実施例」などの記述とは、この実施例又は例示的な記述の特定の特徴、構造、材料又は特徴を組み合わせて本発明の実施例の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記の用語の概略的な表現とは、必ずしも同じ実施例又は例を指すものではない。また、記載された特定の特徴、構造、材料又は特点は、適切な方式でいかなる1つ又は複数の実施例又は一例に組み合わせることができる。
【0078】
以上は、本発明の実施例のうちの好ましい実施例に過ぎず、本発明の実施例を限定するものではなく、当業者にとっては、本発明の実施例は、様々な変更及び変化を有してもよい。本発明の実施例の主旨と原則の範囲内のすべての修正、同等の置換、改良などは、本発明の実施例の保護範囲に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0079】
110 第1ハウジング
111 吐水ノズル
120 第2ハウジング
130 固定部材
200 マイクロバブル発生アセンブリ
210 チャンバ
220 第1発生器
221 第1吐水孔
230 第2発生器
231 第2吐水孔
232 還流孔
233 還流隙間
240 方向切換装置
250 ストレーナ
300 収容アセンブリ
310 第1収容部材
311 カバー部
312 スリーブ部
313 係合フック
314 位置制限溝
315 第1突起
316 入水孔
320 第2収容部材
321 本体
322 位置制限フック
323 第1係合溝
324 第2突起
325 バックル
326 ボス
327 吐水孔
330 収容チャンバ
331 開口
340 第1シールリング
350 第2シールリング
400 振動アセンブリ
410 ホルダ
420 振動モータ
430 ゴム製スリーブ
431 ブラシ部
510 水ポンプ
520 水タンク
521 取り付け口
522 第2係合溝
523 凹溝
530 水管
600 電気制御アセンブリ
610 電池
620 回路基板
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17