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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-01
(45)【発行日】2024-04-09
(54)【発明の名称】端末の動作方法及び端末
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20220101AFI20240402BHJP
   H04M 1/72439 20210101ALI20240402BHJP
   H04M 1/72436 20210101ALI20240402BHJP
【FI】
G06F3/0484
H04M1/72439
H04M1/72436
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022068839
(22)【出願日】2022-04-19
(65)【公開番号】P2022166833
(43)【公開日】2022-11-02
【審査請求日】2022-04-19
(31)【優先権主張番号】10-2021-0051767
(32)【優先日】2021-04-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】チャ ス ヒョク
【審査官】岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-116910(JP,A)
【文献】特開2015-156999(JP,A)
【文献】特開2017-050653(JP,A)
【文献】コグレ マサト,LINE 基本+活用ワザ,第1版,株式会社インプレス,pp.158-159
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048-3/04895
G06F 13/00
H04L 51/00-51/58
H04L 67/00-67/75
H04M 1/00
H04M 1/24-1/82
H04M 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インスタントメッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末の動作方法であって、
前記インスタントメッセージングサービスのためのチャットウィンドウの一定領域に露出されたインターフェーシングオブジェクト(interfacing object)に対するユーザの選択が入力されるステップと、
前記入力に応答して、前記チャットウィンドウにおける入力モードをタイムライン顔文字の生成のためのモードに切り替えるステップと、
前記モードの切り替えに応じて、前記チャットウィンドウで前記ユーザによって選択される複数の顔文字が時系列的に含まれている前記タイムライン顔文字を生成するステップと、
前記タイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送信するステップと、
を含み、
前記タイムライン顔文字に含まれている複数の顔文字は、前記チャットウィンドウに表示され、
前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記複数の顔文字のうち使用期間の制限がある期間制限顔文字が含まれているか否かに基づいて、前記タイムライン顔文字を生成するステップを含み、
前記期間制限顔文字が含まれているか否かに基づいて、前記タイムライン顔文字を生成するステップは、
前記期間制限顔文字が含まれている場合、前記期間制限顔文字の使用期間が満了したか否かをチェックするステップと、
前記使用期間が満了したか否かに応じて前記タイムライン顔文字を生成するステップと、を含み、
予め生成されたタイムライン顔文字に含まれている期間制限顔文字の使用期間が満了した場合、前記予め生成されたタイムライン顔文字で前記使用期間が満了した期間制限顔文字を不活性化させるステップと、
前記不活性化された期間制限顔文字の購買のための接続情報を提供するステップと、
をさらに含む、動作方法。
【請求項2】
前記タイムライン顔文字は、
前記複数の顔文字が前記タイムライン顔文字であることを示すタイプ情報と、
前記タイムライン顔文字に含まれている前記複数の顔文字それぞれを指示するインデックス情報と、
のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項3】
前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記ユーザが使用可能な少なくとも1つの顔文字セットに含まれている前記複数の顔文字に対する前記ユーザの選択が入力されるステップを含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項4】
前記使用期間が満了したか否かに応じて、前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記期間制限顔文字の使用期間が満了していない場合、前記期間制限顔文字を含んで前記タイムライン顔文字を生成するステップを含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項5】
前記タイムライン顔文字を生成するステップは、
前記複数の顔文字のシーケンスと予め設定された隠れシーケンスとの間の類似度を算出するステップと、
前記類似度が予め設定された基準値を超過する場合、前記隠れシーケンスに対応して備えられた隠れ顔文字を前記複数の顔文字に自動挿入して前記タイムライン顔文字を生成するステップと、
を含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項6】
前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記複数の顔文字のシーケンスが予め設定された隠れシーケンスと予め設定された基準値を超過する類似度を有するように編集された場合、前記隠れシーケンスに対応して備えられた隠れ顔文字を表示するステップを含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項7】
前記タイムライン顔文字を生成するステップは、
前記複数の顔文字を前記ユーザによって選択された順序に応じて、アニメーション形式に編集するステップと、
前記複数の顔文字を前記ユーザによって選択された順序に応じて、個別の顔文字のスライド形式に編集するステップと、
のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項8】
前記複数の顔文字は、静的顔文字及び動的顔文字のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項9】
前記タイムライン顔文字を格納するステップをさらに含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項10】
前記チャットウィンドウの一定領域に前記タイムライン顔文字の生成のための入力モードへの切り替えのための前記インターフェーシングオブジェクトを露出するステップをさらに含む、請求項1に記載の端末の動作方法。
【請求項11】
インスタントメッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末の動作方法であって、
前記インスタントメッセージングサービスによって受信したチャットメッセージのタイプを確認するステップと、
前記チャットメッセージが複数の顔文字が時系列的に含まれているタイムライン顔文字を含むタイプのチャットメッセージである場合、前記複数の顔文字のインデックスに基づいて、前記複数の顔文字を呼び出すステップと、
前記タイムライン顔文字に対応するシーケンスリスト(sequence list)により前記複数の顔文字を前記インスタントメッセージングサービスのためのチャットウィンドウに表示するステップと、を含み、
前記チャットウィンドウに表示するステップは、
前記シーケンスリストが予め設定された隠れシーケンスに一致する場合、前記隠れシーケンスに対応して備えられた隠れ顔文字を呼び出すステップと、
前記隠れ顔文字と前記複数の顔文字を共に単一吹き出しに表示するステップと、
を含む、端末の動作方法。
【請求項12】
前記複数の顔文字を呼び出すステップは、
前記複数の顔文字のインデックスのうち、静的顔文字に対応するインデックスに基づいて前記静的顔文字を呼び出すステップと、
前記複数の顔文字のインデックスのうち、動的顔文字に対応するインデックスに基づいて前記動的顔文字を構成する複数の個別の顔文字を呼び出すステップと、
を含む、請求項11に記載の端末の動作方法。
【請求項13】
前記チャットメッセージに含まれた前記タイムライン顔文字に対して、予め設定された条件を満足するユーザの入力が発生する場合、前記チャットメッセージが表示されるチャットウィンドウの一領域に前記タイムライン顔文字に含まれている前記複数の顔文字の購買を誘導する情報を表示するステップをさらに含む、請求項11に記載の端末の動作方法。
【請求項14】
ハードウェアと結合して請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を実行させるためにコンピュータで読み出し可能な記録媒体に格納されたコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は、タイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送受信する端末の動作方法及び端末に関する。
【背景技術】
【0002】
インスタントメッセージングサービスを通したメッセージを送信する際、ユーザの個性及び楽しさを反映するように様々な顔文字が提供される。ユーザは、スマートフォンにおいて駆動されるインスタントメッセンジャーアプリケーションで個別の顔文字又は顔文字セットを購入したり、PCを用いて顔文字を販売する別途のウェブページに接続して顔文字を購入することができる。また、ユーザは、様々なイベントなどを介して提供されるアイコンを一定の期間無料で使用することもできる。但し、ユーザが購入した顔文字を様々な形態に組み合わせたり編集できる方法は提供されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、タイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送受信する端末の動作方法及び端末を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一実施形態によれば、インスタントメッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末の動作方法は、前記インスタントメッセージングサービスのためのチャットウィンドウの一定領域に露出されたインターフェーシングオブジェクト(interfacing object)に対するユーザの選択が入力されるステップと、前記入力に応答して、前記チャットウィンドウにおける入力モードをタイムライン顔文字の生成のためのモードに切り替えるステップと、前記モードの切り替えに応じて、前記チャットウィンドウで前記ユーザによって選択される複数の顔文字が時系列的に含まれている前記タイムライン顔文字を生成するステップと、前記タイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送信するステップとを含み、前記タイムライン顔文字に含まれている複数の顔文字は、前記チャットウィンドウに表示される。
【0005】
前記タイムライン顔文字は、前記複数の顔文字が前記タイムライン顔文字であることを示すタイプ情報と、前記タイムライン顔文字に含まれている前記複数の顔文字それぞれを指示するインデックス情報とのうち少なくとも1つを含むことができる。
【0006】
前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記ユーザが使用可能な少なくとも1つの顔文字セットに含まれている前記複数の顔文字に対する前記ユーザの選択が入力されるステップを含むことができる。
【0007】
前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記複数の顔文字のうち使用期間の制限がある期間制限顔文字が含まれているか否かに基づいて、前記タイムライン顔文字を生成するステップを含むことができる。
【0008】
前記期間制限顔文字が含まれているか否かに基づいて、前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記期間制限顔文字が含まれている場合、前記タイムライン顔文字の生成を中断するステップと、前記期間制限顔文字が含まれていない場合、前記複数の顔文字を編集して前記タイムライン顔文字を生成するステップとを含むことができる。
【0009】
前記期間制限顔文字が含まれているか否かに基づいて、前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記期間制限顔文字が含まれている場合、前記期間制限顔文字の使用期間が満了したか否かをチェックするステップと、前記使用期間が満了したか否かに応じて前記タイムライン顔文字を生成するステップとを含むことができる。
【0010】
前記使用期間が満了したか否かに応じて、前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記期間制限顔文字の使用期間が満了していない場合、前記期間制限顔文字を含んで前記タイムライン顔文字を生成するステップを含むことができる。
【0011】
前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記複数の顔文字のシーケンスと予め設定された隠れシーケンスとの間の類似度を算出するステップと、前記類似度が予め設定された基準値を超過する場合、前記隠れシーケンスに対応して備えられた隠れ顔文字を前記複数の顔文字に自動挿入して前記タイムライン顔文字を生成するステップとを含むことができる。
【0012】
前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記複数の顔文字のシーケンスが予め設定された隠れシーケンスと予め設定された基準値を超過する類似度を有するように編集された場合、前記隠れシーケンスに対応して備えられた隠れ顔文字を表示するステップを含むことができる。
【0013】
前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記複数の顔文字を前記ユーザによって選択された順序に応じて、アニメーション形式に編集するステップと、前記複数の顔文字を前記ユーザによって選択された順序に応じて、個別の顔文字のスライド形式に編集するステップのうち少なくとも1つを含むことができる。
【0014】
前記タイムライン顔文字を生成するステップは、前記複数の顔文字のサムネイルイメージのCDN(Content Delivery Network)アドレス、前記複数の顔文字の情報、及び前記チャットメッセージのタイプのうち少なくとも1つに基づいて、前記複数の顔文字を編集して前記タイムライン顔文字を生成するステップを含むことができる。
【0015】
前記端末の動作方法は、予め生成されたタイムライン顔文字に含まれている期間制限顔文字の使用期間が満了した場合、前記予め生成されたタイムライン顔文字で前記使用期間が満了した期間制限顔文字を不活性化させるステップと、前記不活性化された期間制限顔文字の購買のための接続情報を提供するステップとをさらに含むことができる。
【0016】
前記端末の動作方法は、前記複数の顔文字は、静的顔文字及び動的顔文字のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0017】
前記端末の動作方法は、前記タイムライン顔文字を格納するステップをさらに含むことができる。
【0018】
前記端末の動作方法は、前記チャットウィンドウの一定領域に前記タイムライン顔文字の生成のための入力モードへの切り替えのための前記インターフェーシングオブジェクトを露出するステップをさらに含むことができる。
【0019】
一実施形態によると、インスタントメッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末の動作方法は、前記インスタントメッセージングサービスによって受信したチャットメッセージのタイプを確認するステップと、前記チャットメッセージが複数の顔文字が時系列的に含まれているタイムライン顔文字を含むタイプのチャットメッセージである場合、前記複数の顔文字のインデックスに基づいて、前記複数の顔文字を呼び出すステップと、前記タイムライン顔文字に対応するシーケンスリスト(sequence list)により前記複数の顔文字を前記インスタントメッセージングサービスのためのチャットウィンドウに表示するステップとを含む。
【0020】
前記複数の顔文字を呼び出すステップは、前記複数の顔文字のインデックスのうち、静的顔文字に対応するインデックスに基づいて前記静的顔文字を呼び出すステップと、前記複数の顔文字のインデックスのうち、動的顔文字に対応するインデックスに基づいて前記動的顔文字を構成する複数の個別の顔文字を呼び出すステップとを含むことができる。
【0021】
前記チャットウィンドウに表示するステップは、前記シーケンスリストが予め設定された隠れシーケンスに一致する場合、前記隠れシーケンスに対応して備えられた隠れ顔文字を呼び出すステップと、前記隠れ顔文字と前記複数の顔文字を共に単一吹き出しに表示するステップとを含むことができる。
【0022】
前記端末の動作方法は、前記チャットメッセージに含まれた前記タイムライン顔文字に対して、予め設定された条件を満足するユーザの入力が発生する場合、前記チャットメッセージが表示されるチャットウィンドウの一領域に前記タイムライン顔文字に含まれている前記複数の顔文字の購買を誘導する情報を表示するステップをさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によると、タイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送受信する端末の動作方法及び端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】一実施形態に係る端末の動作方法を行うシステム構成を示す図である。
図2】一実施形態に係る端末の動作方法を示したフローチャートである。
図3A】一実施形態によりタイムライン顔文字を生成する過程を説明するための図である。
図3B】一実施形態によりタイムライン顔文字を生成する過程を説明するための図である。
図3C】一実施形態によりタイムライン顔文字を生成する過程を説明するための図である。
図4】実施形態に係る端末の動作方法を示したフローチャートである。
図5】実施形態に係る端末の動作方法を示したフローチャートである。
図6】他の実施形態に係る端末の動作方法を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
実施形態に対する特定な構造的又は機能的な説明は単なる例示のための目的として開示されたものであって、様々な形態に変更されることができる。したがって、実施形態は特定な開示形態に限定されるものではなく、本明細書の範囲は技術的な思想に含まれる変更、均等物ないし代替物を含む。
【0026】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に、第2構成要素は第1構成要素にも命名することができる。
【0027】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されているか「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。
【0028】
単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は、明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを示すものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0029】
異なるように定義さがれない限り、技術的又は科学的な用語を含んで、ここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0030】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。図面を参照して説明する際に、図面符号に拘わらず同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0031】
図1は、一実施形態に係る端末の動作方法を行うシステム構成を示す図である。図1を参照すると、一実施形態に係るシステム100は、サーバ110、送信端末130、及び受信端末170を含む。送信端末130及び受信端末170は「端末」に称する。また、送信端末130のユーザ150及び受信端末170のユーザ190は「ユーザ」に称する。
【0032】
サーバ110、及びユーザ端末130,170は、通信網50を介して接続される。受信端末170は単数であってもよく、複数であってもよい。
【0033】
サーバ110は、ユーザインターフェース(UI)、機能(function)、動作(operation)又はサービスなどのためにユーザ端末110にインストールされたインスタントメッセンジャーアプリケーションと連動される。サーバ110は、インスタントメッセージングサービスのためのサーバとして、インスタントメッセージングサービスを使用するユーザのアカウントのためのチャットルームを生成することができる。サーバ110は、例えば、IMS(Instant Message Service)サーバであってもよく、必ずこれに限定されることはない。サーバ110は、例えば、送信端末130のユーザ150と受信端末170のユーザ190のいずれか1つのユーザとの1:1チャットサービス、及び/又はユーザ150とユーザ190とのグループチャットサービスを提供するためのチャットルームを生成してもよい。サーバ110は、インスタントメッセージングサービスのためのプロセスを行う少なくとも1つのプロセッサを含み、インスタントメッセージングサービスのためのデータを格納するメモリを含む。
【0034】
サーバ110は、ユーザのアカウントに基づいて、当該ユーザが使用可能な顔文字セット及び/又は顔文字に関する情報を格納する。顔文字セット及び/又は顔文字に関する情報は、例えば、顔文字セット及び/又は顔文字の商品情報、顔文字のインデックス情報、顔文字のサムネイル(thumb nail)、顔文字の再生順序情報及び顔文字の再生時間情報などを含んでもよい。
【0035】
顔文字の商品情報は、当該の顔文字がいずれかの顔文字セットに属するものであり、ユーザが購入した顔文字であるか、又はイベントなどを介して無料又は一定の使用期間の制限をもって提供されるものであるかに関する情報を含んでもよい。
【0036】
顔文字のインデックス情報は、当該の顔文字を識別するための情報であり、当該の顔文字が静的顔文字である場合と動的顔文字である場合に、インデックス情報は異なる方式で表現されることができる。「静的顔文字」は、動きのない顔文字である。「動的顔文字」は、1つ以上の個別の顔文字が組み合せわせて様々な動きを通したアニメーション効果を有する顔文字である。動的顔文字は、1つのアニメーション効果を示すため、互いに異なる動きを示す複数の個別の顔文字から構成されてもよい。動的顔文字の動きを表現するためのデータ(例えば、複数の個別の顔文字、又は、複数の映像フレーム)は、例えば、サーバ又はローカルキャッシュに予め登録されてもよい。
【0037】
例えば、当該の顔文字が静的顔文字である場合、インデックスは、静的顔文字を識別するための1つの番号(例えば、「4」又は「10」)に構成されてもよい。これとは異なって、当該の顔文字が動的顔文字である場合、インデックスは、動的顔文字のアニメーション効果を示す複数の個別の顔文字を識別するための組み合せわせた形態の番号(例えば、2-5、2-6、2-7など)の形態に構成されてもよい。静的顔文字と動的顔文字のインデクシング方法は必ずこれに限定されず、これらを効率よく識別できる様々な形態に構成されることができる。
【0038】
顔文字のサムネイル(thumb nail)は、当該の顔文字が静的顔文字である場合、静的顔文字のイメージがそのままサムネイルイメージとして使用されてもよい。これとは異なって、当該の顔文字が動的顔文字である場合、例えば、動的顔文字の主題に関する代表イメージがサムネイルイメージとして使用されてもよく、必ずこれに限定されることはない。
【0039】
顔文字の再生順序情報及び顔文字の再生時間情報は、当該の顔文字が動的顔文字である場合、動的顔文字の動きを構成する個別の顔文字がいかなる順序で再生されるか、及び個別の顔文字それぞれの再生時間がどうかを示す情報である。
【0040】
サーバ110は、例えば、単一のサーバコンピュータ又はこれと類似のシステムであるか、又は1つ以上のサーババンク(server banks)又はその他の異なる配列で配列されている複数のサーバであってもよい。サーバ110は、単一施設に置かれてもよく、あるいは互いに異なる地理的な位置間に分散されているサーバ「クラウド(cloud)」であってもよい。
【0041】
端末130,170は、インストールされたインスタントメッセンジャーアプリケーションによって駆動されることができる。インスタントメッセンジャーアプリケーションは、インスタントメッセンジャー機能のあるソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service;SNS)に関するアプリケーションを含んでもよい。ユーザ150,190は、端末130,170にインストールされたインスタントメッセンジャーアプリケーションを介して、サーバ110から提供するインスタントメッセージングサービスを使用することができる。例えば、ユーザは端末130,170にインストールされたアプリケーションを介してインスタントメッセージングサービスに加入してユーザアカウントを生成し、生成されたユーザアカウントでインスタントメッセージングサービスを使用することができる。端末130,170のそれぞれは、ディスプレイ、メモリ、プロセッサ、及び通信インターフェースを含み、例えば、スマートフォン、ウェアラブルデバイスなどのようにインスタントメッセージングサービス及び/又はソーシャルネットワークサービスが提供されてもよい。端末130,170のそれぞれは、ユーザインターフェース、又は、ユーザのインタラクション(user interaction)をプロセッサを介して処理したり、処理結果をサーバ110に提供することができる。
【0042】
端末130,170は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、ネットブック、ノート型パソコン、PDA(Personal Digital Appliance)、スマートフォン、ウェアラブルデバイス(Wearable device)、及び類似の機能を行う様々な装置を含んでもよい。
【0043】
インスタントメッセージングサービスは、端末130,170でユーザアカウントを用いて参加できるチャットルームを介して、端末130,170間のデータ送受信機能を提供することができる。チャットルームには、インスタントメッセージングサービスに加入した1つ以上のユーザアカウントが参加してもよく、チャットルームの参加者は、チャットルームを介して他の参加者とテキスト、絵文字、顔文字、図形などのような様々な視覚的情報を含むメッセージ及び音声など聴覚的情報を含むメッセージを送受信できる。
【0044】
一実施形態に係るインスタントメッセージングサービスのためのアプリケーションは、チャットウィンドウでタイムライン顔文字の生成のための入力モードへの切り替えのためのインターフェーシングオブジェクトを露出してもよい。「タイムライン顔文字(timeline emoticon)」は、ユーザによって選択される複数の顔文字が時系列的に含まれている1つの顔文字である。複数の顔文字は、例えば、静的顔文字及び/又は動的顔文字を含んでもよい。タイムライン顔文字は、ユーザによって使用可能な複数の顔文字セット及び/又は個別顔文字のうち、ユーザが選択した顔文字を編集したものとして、チャットウィンドウに表示される。顔文字セットは、関連する少なくとも2つの顔文字を含んでもよく、例えば、図3Aに示すアイコンセット311と共に表示されてもよい。タイムライン顔文字に含まれている複数の顔文字は、例えば、チャットウィンドウの単一吹き出しを介してユーザにより選択された順序に応じて互いに転換されて表示されることができる。
【0045】
「ユーザによって使用可能な」顔文字セット及び/又は個別の顔文字は、例えば、ユーザが直接購入したり、他のユーザからプレゼントされたり、又は、イベントなどを介して一定期間の間に使用できるように提供された顔文字セット、又は個別の顔文字のようにユーザが使用権限を有する顔文字又は顔文字セットである。一実施形態において、イベントなどを介して一定期間の間に使用できるように提供された顔文字のよう、使用期間の制限がある顔文字を「期間制限顔文字」と呼ぶ。
【0046】
一実施形態において、インスタントメッセージに送信されるタイムライン顔文字は、例えば、視覚的効果、聴覚的効果、又はこれらの組み合せなどの様々な効果を有することができる。視覚的効果は、顔文字が動くアニメーション効果を含んでもよい。
【0047】
タイムライン顔文字は、例えば、複数の顔文字それぞれがタイムライン顔文字であることを示すタイプ情報、及び/又はタイムライン顔文字に含まれている複数の顔文字それぞれを指示するインデックス情報を含む。また、タイムライン顔文字は、1つのタイムライン顔文字に含まれている個別顔文字の配置順序を示す情報をさらに含んでもよい。個別顔文字の配置順序を示す情報は、例えば、シーケンスリスト(sequence list)の形態を有するが、必ずこれに限定されることはない。
【0048】
一実施形態において「インターフェーシングオブジェクト(interfacing object)」は、例えば、アイコン、ボタンなどのようにユーザとインターフェーシングできる視覚的オブジェクトであってもよい。タイムライン顔文字の生成のための入力モードへの切り替えのためのインターフェーシングオブジェクトは、例えば、下記の図3Aに示されたチャットウィンドウ310の上段に「Timeline」に記載されているボタン315の形態を有してもよく、又は、アイコン、メニューバーのような別の形態を有してもよいが、必ずこれに限定されることはない。
【0049】
ユーザがチャットウィンドウに表示されている、タイムライン顔文字の生成のための入力モードへの切り替えのためのインターフェーシングオブジェクトを選択することで、チャットウィンドウの入力モードは、単純な「メッセージ入力モード」から「タイムライン顔文字生成モード」に切り替えられる。タイムライン顔文字生成モードにおいて、ユーザによって選択された顔文字及び/又はユーザが入力手段により入力したテキストは、1つのタイムライン顔文字を構成する要素になる。ユーザは、タイムライン顔文字生成モードで選択した複数の顔文字に対する挿入、削除、位置移動、交換、及び表示時間調節などを含む編集を介してタイムライン顔文字を生成することができる。
【0050】
例えば、タイムライン顔文字を生成するために、ユーザが選択した複数の顔文字のうち、使用期間の制限がある期間制限顔文字が含まれていると仮定する。期間制限顔文字は、一定の使用期間の後には使用できないため、端末130,170は使用期間が満了した期間制限顔文字が含まれている場合、最初からタイムライン顔文字の生成そのものを遮断したり、又は、期間制限顔文字を除いた残りの顔文字のみを用いてタイムライン顔文字を生成してもよい。又は、端末130,170は、期間制限顔文字をタイムライン顔文字に含ませるが、期間制限顔文字を不活性化させてディム(dimmed)処理してもよい。ここで、「ディム処理」は、不活性化されたアイコンを灰色のように薄暗く処理したり、又は、期間制限顔文字が動的顔文字である場合、動的顔文字を静的顔文字に切り替えて表示するものとして理解される。その他にも、端末130,170は、タイムライン顔文字に含まれている期間制限顔文字をユーザが購入して使用権限を有することができるよう期間制限顔文字の購買のための別途の接続情報、あるいはバナー広告などを提供したり、又は、顔文字の購買のためのページでランディング(landing)してもよい。
【0051】
実施形態において、複数の顔文字が同じ製造者によって生成されたり、同じ顔文字セットに含まれている場合、サーバは、顔文字の予め設定された一定順序の組み合せのシーケンスを「隠れシーケンス」に構成することができる。
【0052】
ユーザが編集したタイムライン顔文字に含まれている顔文字のシーケンスが隠れシーケンスに該当する場合、端末130,170は、ユーザが一般的に使用できない新しい顔文字(「隠れ顔文字」)を自動にタイムライン顔文字へ挿入することができる。
【0053】
例えば、ユーザが顔文字セットAに含まれている顔文字a、f、b、gを順次選択してタイムライン顔文字を生成し、隠れシーケンスも、a、f、b、gの順序を有すると仮定する。
【0054】
ユーザにより編集された顔文字のシーケンスが、予め設定された隠れシーケンスに一致するため、端末は、隠れシーケンスに対応して予め備えられた隠れ顔文字「x」を顔文字a、f、b、gに自動挿入してタイムライン顔文字を生成することができる。ここで、隠れ顔文字「x」は、ユーザによって選択された顔文字a、f、b、gの間に挿入されてもよく、又は、顔文字a、f、b、gの最後又は一番前に挿入されてもよい。実施形態により、隠れ顔文字「x」は、顔文字a、f、b、gの間に挿入されず、単にユーザ顔文字セットAに含まれてもよい。その後、隠れ顔文字「x」は、顔文字セットAに含まれてユーザが一般の顔文字のように使用してもよい。
【0055】
例えば、送信端末130のユーザ150がインスタントメッセージングサービスのためのチャットウィンドウでインターフェーシングオブジェクト(「Timeline」)を選択してチャットウィンドウにおける入力モードをタイムライン顔文字の生成のためのモードに切り替えたと仮定する。
【0056】
送信端末130は、モードの切り替えに応じて、チャットウィンドウでユーザ150によって選択される複数の顔文字(emoticon)が時系列的に含まれているタイムライン顔文字を生成し、タイムライン顔文字を含むチャットメッセージSを受信端末170に送信することができる。
【0057】
インスタントメッセージングサービスによってチャットメッセージSを受信した受信端末170は、チャットメッセージSのタイプを確認する。受信端末170は、例えば、チャットメッセージSに対応するメタ情報に基づいて、チャットメッセージSがタイムライン顔文字を含むタイプのメッセージであるか否かを確認する。
【0058】
チャットメッセージSがタイムライン顔文字を含むタイプのチャットメッセージであると確認された場合、受信端末170は、チャットメッセージSに含まれている複数の顔文字のインデックスに基づいて、サーバ110又はローカルキャッシュ(local cache)(図示せず)からインデックスに対応する複数の顔文字を呼び出すことができる。
【0059】
受信端末170は、タイムライン顔文字に対応するシーケンスリスト(sequence list)により呼び出した複数の顔文字を、インスタントメッセージングサービスのためのチャットウィンドウの吹き出しに表示することによって、ユーザ190にタイムライン顔文字を含むチャットメッセージを提供することができる。タイムライン顔文字を構成する複数の顔文字は、単一吹き出しにおいて、ユーザ150により選択された順序に応じて互いに転換されて表示されることができる。
【0060】
図2は、一実施形態に係る端末の動作方法を示したフローチャートであり、図3は、一実施形態によりタイムライン顔文字を生成する過程を説明するための図である。以下、実施形態において各動作は順次実行されてもよいが、必ず順次実行されることはない。例えば、各動作の順序が変更されてもよく、少なくとも2つの動作が並列的に行われてもよい。
【0061】
図2及び図3を参照すると、インスタントメッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末が、ステップS210~ステップS240を介してチャットメッセージを送信する過程を示している。ここで、端末は、チャットメッセージを受信端末に送信する前述した送信端末130に該当する。
【0062】
ステップS210において、端末は、インスタントメッセージングサービスのためのチャットウィンドウの一定領域に露出されたインターフェーシングオブジェクトに対するユーザの選択が入力される。端末は、ステップS210の前に、チャットウィンドウの一定領域にタイムライン顔文字の生成のための入力モードへの切り替えのために、図3Aの画面310のように、インターフェーシングオブジェクト315を露出することができる。端末は、露出されたインターフェーシングオブジェクト315に対するユーザの選択が入力される。
【0063】
ステップS220において、端末は、ステップS210の入力に応答して、チャットウィンドウにおける入力モードをタイムライン顔文字の生成のためのモード(「タイムライン顔文字生成モード」)に切り替える。チャットウィンドウの入力モードがタイムライン顔文字生成モードに切り替えられることで、チャットウィンドウには、タイムライン顔文字生成モードが活性化中であることを示す様々な表示子(indicator)が示される。
【0064】
例えば、チャットウィンドウの入力モードがタイムライン顔文字生成モードに切り替えられることによって、画面310のチャットウィンドウに表示されたインターフェーシングオブジェクト315のテキスト色が転換(例えば、白色から緑色に転換)されたり、インターフェーシングオブジェクト315が点滅されてもよい。実施形態において、チャットウィンドウの入力モードがタイムライン顔文字生成モードに切り替えられることを示すために、インターフェーシングオブジェクト315を除いた別途の表示子(indicator)が表示されてもよい。
【0065】
ステップS230において、端末は、ステップS220におけるモードが切り替えに応じて、チャットウィンドウでユーザによって選択される複数の顔文字が時系列的に含まれているタイムライン顔文字を生成する。
【0066】
ユーザは、タイムライン顔文字生成モードが活性化中である状態で、自身が使用できる複数の顔文字を選択することができる。端末は、ユーザが使用可能な少なくとも1つの顔文字セットに含まれている複数の顔文字に対するユーザの選択が入力されてもよい。例えば、ユーザAが顔文字セットX、Y、Zを使用できる場合、ユーザAは、顔文字セットX、Y、Zに含まれている顔文字のうち、タイムライン顔文字を構成している複数の顔文字を選択してもよい。ここで、顔文字セットX、Y、Zに属する顔文字は静的顔文字であってもよく、動的顔文字であってもよい。
【0067】
ユーザは、例えば、図3Aに示す画面310に表示されたアイコンセット311に含まれたアイコン312を選択してもよい。ここで、アイコンセット311内に含まれているアイコンは、不活性化状態に表示されているため、ユーザによって選択されたアイコン312が静的顔文字であるか、又は、アニメーション効果を有する動的顔文字であるかを確認し難しい。当該の顔文字が動的顔文字である場合、アイコンセット311内で当該の顔文字を代表する静的イメージが表示される。又は、当該の顔文字が聴覚的効果を有する顔文字である場合、聴覚的な効果なしに顔文字のみが表示されてもよい。
【0068】
チャットウィンドウの入力モードがタイムライン顔文字生成モードに切り替えられることによって、チャットウィンドウで入力したテキスト又は吹き出しが表示される領域(例えば、図3Aに示す領域313)は、タイムライン顔文字のプレビュー領域に切り替え、ユーザが選択したアイコン312がタイムライン顔文字のプレビュー領域313に表示される。
【0069】
タイムライン顔文字生成モードが活性化中である場合、顔文字プレビュー領域313には、例えば、以下の図3Aの画面320に示された三角形の再生ボタン321が表示されてもよい。ユーザが再生ボタン321を選択する場合、ユーザが選択した複数の顔文字がタイムライン顔文状態に表示される。言い換えれば、再生ボタン321は、タイムライン顔文字に対してプレビューを行うボタンである。
【0070】
ユーザは、再生ボタン321を選択してタイムライン顔文字に含まれている複数の顔文字が、ユーザによって選択された順序に応じて互いに転換されて表示されることが確認できる。
【0071】
例えば、ユーザがアイコン312を選択した後、図3Bに示された画面330で静的顔文字335を、画面340で動的顔文字345を、画面350で静的顔文字355を順次選択したと仮定する。
【0072】
端末は、複数の顔文字312,335,345,355をユーザによって選択された順序に応じて、各顔文字が自然に連結されるアニメーション形式に編集することができる。又は、端末は、ユーザによって選択された順序に応じて、複数の顔文字312,335,345,355それぞれが一定時間に合わせて転換される個別の顔文字スライド形式に編集してもよい。ここで、端末は、選択された顔文字が静的顔文字であるか、又は動的顔文字であるか否かに応じて、各顔文字の再生時間を相違に設定してもよい。
【0073】
また、顔文字プレビュー領域313には、例えば、図3Cに示す画面360又は画面370に示された四角形(□)の中止ボタン365,375が表示されている。中止ボタン365,375は、進行中であるタイムライン顔文字のプレビューを中止するボタンである。ユーザは、図3Cに示す画面360に示された中止ボタン365、又は画面370に示された中止ボタン375を用いてタイムライン顔文字のプレビューを中止してもよい。
【0074】
ユーザが中止ボタン365,375を選択することでタイムライン顔文字のプレビューが終了し、再びタイムライン顔文字を編集できるタイムライン顔文字生成モードに戻る。ここで、再生ボタン321と中止ボタン365,375は、トグル(toggle)される形態のボタンである。
【0075】
一実施形態において、トグルボタンを介してタイムライン顔文字のプレビュー機能をオン(on)/オフ(off)する実施形態について説明したが、必ずこれに限定されず、メニューバー又はその他の様々なユーザインターフェースの形態にタイムライン顔文字のプレビュー機能のオン/オフさせることができる。
【0076】
ステップS230において、端末は、例えば、ユーザによって選択された複数の顔文字のサムネイルイメージのCDN(Content Delivery Network)アドレス、複数の顔文字の情報、及びチャットメッセージのタイプのうち少なくとも1つに基づいて、複数の顔文字を編集してタイムライン顔文字を生成する。ここで、顔文字の情報は、例えば、顔文字の商品情報、顔文字のインデックス情報、顔文字のイメージタイプ情報(例えば、webp/gif/pngなど)、顔文字のサムネイル(例えば、pngサムネイル)、顔文字の再生順序情報、及び顔文字の再生時間情報などを含んでもよく、必ずこれに限定されることはない。
【0077】
実施形態において、ユーザが選択した複数の顔文字のうち、イベントなどを介して提供された使用期間の制限がある期間制限顔文字が含まれてもよい。この場合、端末は、複数の顔文字のうち使用期間の制限がある期間制限顔文字が含まれているか否かに基づいて、タイムライン顔文字を生成することができる。端末が期間制限顔文字が含まれているか否かに基づいて、タイムライン顔文字を生成する方法については、以下の図4を参照して更に具体的に説明する。
【0078】
ステップS230において、端末は、ユーザがタイムライン顔文字生成モードから選択した複数の顔文字の位置(配置順序)を移動させたり、複数の顔文字を挿入、削除、又は、当該の顔文字の表示時間を調節するなどの編集を介してタイムライン顔文字を生成することができる。
【0079】
ユーザがタイムライン顔文字生成モードで選択した複数の顔文字を選択する方法については次の通りである。
【0080】
例えば、ユーザが顔文字プレビュー領域313に表示されている特定の顔文字を予め設定された一定時間の間にロングクリック(long click)した場合、端末は、チャットウィンドウにおける入力モードを複数の顔文字の位置を移動させる配置順序編集モードに変更することができる。配置順序編集モードにおいて、ユーザは、配置順序を変更しようとする顔文字を選択した後、選択した顔文字をドラッグアンドドロップ(drag and drop)して顔文字の間の配置順序を変更することができる。
【0081】
又は、ユーザが顔文字プレビュー領域313に表示された特定の顔文字をロングクリックした場合、端末は、現在のタイムライン顔文字を構成している複数の顔文字の配置順序に応じて、各顔文字上に現在の配置順序を示す情報(例えば、配置順序に応じて表示された数字1、2、3など)を共に表示してもよい。ユーザは、各顔文字上に表示される現在の配置順序を示す情報を介して複数の顔文字の配置順序を容易に把握できる。
【0082】
実施形態において、ユーザが顔文字プレビュー領域313に表示されている特定の顔文字を予め設定された一定時間の間にロングクリックした場合、端末は、チャットウィンドウの特定領域にゴミ箱アイコンを露出してもよい。ユーザは、ロングクリックした特定の顔文字をドラッグアンドドロップを介してゴミ箱アイコンの位置に移動させることで、タイムライン顔文字に含まれている特定の顔文字を削除する。
【0083】
例えば、タイムライン顔文字に含まれている複数の顔文字のシーケンスが、予め設定された隠れシーケンスに一致するように編集された場合、端末は、隠れシーケンスに対応して備えられた隠れ顔文字を複数の顔文字に自動又はユーザの選択に応じて挿入してタイムライン顔文字を生成することができる。タイムライン顔文字に含まれている複数の顔文字のシーケンスが、予め設定された隠れシーケンスに一致するように編集された場合、タイムライン顔文字を生成する方法については、下記の図5を参照して更に具体的に説明する。
【0084】
ステップS240において、端末は、ステップS230で生成したタイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送信する。端末は、ユーザがチャットウィンドウの「送信」ボタンをクリックすることによって、タイムライン顔文字生成モードを解除し、最終的に、編集されたタイムライン顔文字を送信できる。ここで、タイムライン顔文字に含まれている複数の顔文字は、受信端末のチャットウィンドウに表示される。複数の顔文字は、例えば、単一吹き出しを介してユーザにより選択された順序に応じて互いに転換されて表示されてもよい。タイムライン顔文字を含むチャットメッセージを受信した受信端末の動作については、下記の図6を参照して更に具体的に説明する。
【0085】
端末は、ステップS230で生成したタイムライン顔文字を再使用できるように格納してもよい。端末は、タイムライン顔文字を、例えば、顔文字のお気に入りタブに格納されてもよく、又は、顔文字お気に入りタブに類似のタイムラインタブに別に格納されてもよい。ここで、格納されるタイムライン顔文字は、例えば、タイムライン顔文字の名前、タイムライン顔文字の生成日、各顔文字ファイル情報、時間ごとのエモート露出情報、代表サムネイルなどの情報を含んでもよい。タイムライン顔文字の名前は、ユーザに見えない内部的にランダムに生成された名前であってもよい。各顔文字ファイル情報は、タイムライム顔文字に含まれている個別顔文字に関する情報を含んでもよい。時間ごとのエモート露出情報は、タイムライム顔文字に含まれている個別の顔文字それぞれの露出に関する情報(例えば、露出時間及び露出形態など)を含んでもよい。タイムライン顔文字であることを示す代表サムネイルは、例えば、タイムライン顔文字内に含まれた様々な顔文字がグリッド(grid)形態又は特定の形に合成された形態を有するが、必ずこれに限定されることはない。
【0086】
予め生成されたタイムライン顔文字に含まれている期間制限顔文字の使用期間が満了した場合、タイムライン顔文字又は期間制限顔文字に対する処理は、政策に応じて変わり得る。実施形態において、予め生成されたタイムライン顔文字に含まれている期間制限顔文字の使用期間が満了した場合、端末は、予め生成されたタイムライン顔文字で使用期間が満了した期間制限顔文字を不活性化させることができる。端末は、不活性化された期間制限顔文字の購買のための接続情報を提供してもよい。又は、予め生成されたタイムライン顔文字に含まれている期間制限顔文字の使用期間が満了した場合、端末は、予め生成されたタイムライン顔文字そのものを不活性化させ、タイムライン顔文字に含まれている期間制限顔文字の購買のための接続情報を提供してもよい。
【0087】
図4は、他の実施形態に係る端末の動作方法を示したフローチャートである。以下の実施形態において、各動作は順次行われてもよいが、必ず順次に行われなくてもよい。例えば、各動作の順序が変更されてもよく、少なくとも2つの動作が並列的に行われてもよい。
【0088】
図4を参照すると、端末がステップS410~ステップS470を介してタイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送信する過程が示されている。ここで、端末は、チャットメッセージを受信端末に送信する前述した送信端末130に該当する。
【0089】
ステップS410において、端末は、インスタントメッセージングサービスのためのチャットウィンドウの一定領域に露出されたインターフェーシングオブジェクトに対するユーザの選択が入力される。
【0090】
ステップS420において、端末はステップS410の入力に応答して、チャットウィンドウにおける入力モードをタイムライン顔文字の生成のためのモードに切り替える。
【0091】
ステップS430において、端末は、ステップS420のモード切り替えに応じてユーザが使用可能な少なくとも1つの顔文字セットに含まれている複数の顔文字に対するユーザの選択が入力される。
【0092】
ステップS440において、端末は、ステップS430を介してチャットウィンドウでユーザによって選択される複数の顔文字のうち、使用期間の制限がある期間制限顔文字が含まれているか否かを判断する。端末は、例えば、当該の顔文字の情報(例えば、当該の顔文字の商品情報)を介して複数の顔文字のうち期間制限顔文字が含まれているかを判断する。
【0093】
例えば、ステップS440で期間制限顔文字が含まれていないと判断されたと仮定する。ステップS450において、端末は、ステップS430から入力される複数の顔文字を編集してタイムライン顔文字を生成する。ステップS470において、端末はステップS450で生成したタイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送信する。
【0094】
これとは異なって、ステップS440で期間制限顔文字が含まれていると判断されたと仮定する。この場合、端末は、実施形態によりタイムライン顔文字の生成を中断してもよく、又は、期間制限顔文字の使用期間が満了したか否かに応じて、タイムライン顔文字を生成してもよい。
【0095】
ステップS460において、端末は、期間制限顔文字の使用期間が満了していない場合、期間制限顔文字を含んでタイムライン顔文字を生成する。ここで、期間制限顔文字の使用期間が満了した場合、端末は、タイムライン顔文字で使用期間が満了した期間制限顔文字をディム処理して不活性化させてもよい。端末は、不活性化された期間制限顔文字に関する顔文字、言い換えれば、不活性化された期間制限顔文字と同一であり、期間制限がない顔文字の購買のための別途の接続情報を提供したり、又は、期間制限がない顔文字の購買のためのページにランディングしてもよい。
【0096】
ステップS470において、端末は、ステップS460で生成したタイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送信する。
【0097】
図5は、他の実施形態に係る端末の動作方法を示したフローチャートである。以下の実施形態において、各動作は順次実行されてもよいが、必ず順次実行されることはない。例えば、各動作の順序が変更されてもよく、少なくとも2つの動作が並列的に行われてもよい。
【0098】
図5を参照すると、端末がステップS510~ステップS580を介してタイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送信する過程が示されている。図5のステップS510~ステップS530は、図4を参照して前述したステップS410~ステップS430と同一であるため、当該部分の説明を参照し、以下では、図4とは異なる動作について説明することにする。
【0099】
ステップS540において、端末は、ステップS530でユーザによって入力される複数の顔文字を編集する。端末はユーザによって入力される複数の顔文字を顔文字のプレビュー領域に追加したり、ユーザの選択に応じて顔文字のプレビュー領域に表示された顔文字を削除したり、又は、顔文字のプレビュー領域に表示された配置位置を調整するなどのように編集してもよい。
【0100】
ステップS550において、端末は、ステップS540で編集された複数の顔文字のシーケンスと予め設定された隠れシーケンスとの間の類似度を算出し、算出した類似度が予め設定された基準値を超過するか否かを決定する。
【0101】
例えば、ステップS550で類似度が予め設定された基準値を超過しないと決定されたと仮定する。ステップS560において、端末は、ステップS540で編集された複数の顔文字を時系列的に含むタイムライン顔文字を生成する。ステップS580において、端末は、ステップS560で生成したタイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送信する。
【0102】
これとは異なって、ステップS550で類似度が予め設定された基準値を超過すると決定されたと仮定する。ステップS570において、端末は、隠れシーケンスに対応して備えられた隠れ顔文字を複数の顔文字に自動挿入してタイムライン顔文字を生成する。ステップS580において、端末は、ステップS570で生成したタイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送信する。
【0103】
実施形態において、ステップS550で複数の顔文字のシーケンスが予め設定された隠れシーケンスと予め設定された基準値を超過する類似度を有するよう編集された場合、端末は、隠れシーケンスに対応して備えられた隠れ顔文字を表示することができる。ここで、端末は、隠れ顔文字に対するユーザの選択に応じて複数の顔文字に隠れ顔文字を追加してタイムライン顔文字を生成してもよく、又は、隠れ顔文字を複数の顔文字に追加せず、ユーザ顔文字セットAに含ませてユーザが一般顔文字のように使用するようにしてもよい。
【0104】
例えば、ユーザが隠れ顔文字の使用の有無を問い合わせるユーザインターフェースに対して、「Yes」を選択した場合、端末は、複数の顔文字に隠れ顔文字を追加してタイムライン顔文字を生成することができる。ユーザが「No」を選択した場合、端末は、隠れ顔文字を除いて本来編集した複数の顔文字でタイムライン顔文字を生成することができる。
【0105】
ここで、「隠れ顔文字」は、一般に購買又は選択できないよう隠された顔文字であってもよい。隠れ顔文字は、ユーザが本来使用権限を有しないが、当該の顔文字セットの製造者又はサーバが予め設定しておいた隠れシーケンスを達成することにより、イベント性として提供される顔文字である。隠れ顔文字は、ユーザがタイムライン顔文字を使用することにおいて、エンターテインメント要素として作用することができ、タイムライン顔文字の利用をユーザに誘導することができる。
【0106】
図6は、他の実施形態に係る端末の動作方法を示したフローチャートである。以下の実施形態において各動作は順次に行われてもよいが、必ず順次に実行される必要はない。例えば、各動作の順序が変更されてもよく、少なくとも2つの動作が並列的におこなれてもよい。
【0107】
図6を参照すると、インスタントメッセージングサービスのためのアプリケーションがインストールされた端末がステップS610~ステップS650を介してチャットメッセージを受信しチャットウィンドウに表示する過程が示されている。ここで、端末は、送信端末から送信されたチャットメッセージを受信する前述した受信端末170に該当する。
【0108】
ステップS610において、端末は、インスタントメッセージングサービスによって受信したチャットメッセージのタイプを確認する。端末は、例えば、受信したチャットメッセージに対応するメタ情報に基づいて、チャットメッセージがタイムライン顔文字を含むタイプのメッセージであるか、又は、タイムライン顔文字を含まないタイプのメッセージであるか否かを確認する。
【0109】
ステップS620において、端末は、ステップS610で確認したチャットメッセージのタイプが複数の顔文字が時系列的に含まれているタイムライン顔文字を含むチャットメッセージであるか否かを決定する。
【0110】
例えば、ステップS620でチャットメッセージがタイムライン顔文字を含むタイプのチャットメッセージでないと決定されたと仮定する。ステップS630において、端末は、受信したチャットメッセージをチャットウィンドウの吹き出しに表示する。
【0111】
これとは異なって、ステップS620でチャットメッセージがタイムライン顔文字を含むタイプのチャットメッセージと決定されたと仮定する。ステップS640において、端末は、チャットメッセージに含まれた複数の顔文字のインデックスに基づいて複数の顔文字を呼び出す。端末は、チャットメッセージに含まれたタイムライン顔文字の情報からタイムライン顔文字を構成する複数の顔文字のインデックスを抽出することができる。端末は、抽出したインデックスを用いてサーバ(例えば、図1に示されたサーバ110)又はローカルキャッシュから抽出したインデックスに対応する複数の顔文字を呼び出すことができる。
【0112】
ステップS640で端末は、複数の顔文字のインデックスのうち静的顔文字に対応するインデックスに基づいて静的顔文字を呼び出す。又は、端末は複数の顔文字のインデックスのうち、動的顔文字に対応するインデックスに基づいて、動的顔文字を構成する複数の個別の顔文字を呼び出すことができる。従って、端末は、複数の個別の顔文字と共に個別顔文字の再生順序及び再生時間に関する情報を共に呼び出し、動的顔文字のアニメーション効果を正確に実現することができる。
【0113】
ステップS650において、端末は、タイムライン顔文字に対応するシーケンスリスト(sequence list)により、ステップS640で呼び出した複数の顔文字をインスタントメッセージングサービスのためのチャットウィンドウに表示する。ここで、タイムライン顔文字に対応するシーケンスリストは、タイプ情報及びインデックス情報と共にタイムライン顔文字に格納されたものであってもよい。「シーケンスリスト」は、タイムライン顔文字を構成している個別の顔文字を露出順序を示すリストである。シーケンスリストは、個別の顔文字を露出順序を示す様々な形態の情報に代替されてもよい。端末は、タイムライン顔文字に対応するシーケンスリスト(sequence list)により、ステップS640で呼び出した複数の顔文字を、例えば、インスタントメッセージングサービスのためのチャットウィンドウの単一吹き出しに表示してもよい。
【0114】
ステップS650において、タイムライン顔文字に対応するシーケンスリストが予め設定された隠れシーケンスに一致する場合、端末はサーバ又はローカルキャッシュから隠れシーケンスに対応して備えられた隠れ顔文字を呼び出す。端末は、隠れ顔文字と複数の顔文字を共に単一吹き出しに表示してもよい。
【0115】
実施形態において、チャットページに含まれているタイムライン顔文字に対して予め設定された条件を満足するユーザの入力が発生する場合、端末は、チャットメッセージが表示されるチャットウィンドウの一領域にタイムライン顔文字に含まれている個別顔文字の購買を誘導する情報を表示することができる。ここで、個別顔文字の購買を誘導する情報は、例えば、個別顔文字の購買を誘導する広告文句、バナー広告、及び個別顔文字の購買のためのページへの接続情報などを含んでもよく、必ずこれに限定されることはない。ここで、予め設定された条件は、例えば、ユーザがチャットページに含まれているタイムライン顔文字を予め設定された一定時間の間(例えば、2秒又は3秒以上)押す入力であってもよい。タイムライン顔文字を予め設定された一定時間の間に押す入力が発生した場合、端末は、タイムライン顔文字に含まれている個別の顔文字又は個別の顔文字それぞれに対応する顔文字セットを一度に購買できるアイテムグループページへの接続情報、又は顔文字セットそれぞれの購買のためのバナー広告を提供してもよい。ユーザがアイテムグループページへの接続情報を選択することによって、アイテムのグループページにランディングされ得る。
【0116】
図示していないが、一実施形態に係る端末は、プロセッサ、ディスプレイ、及び通信インターフェースを含む。端末は、メモリ及び/又はセンサをさらに含んでもよい。ディスプレイ、プロセッサ、及びメモリはバスを介して接続される。端末は、例えば、PC、ノート型パソコン、携帯端末、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、又はこれとは同一又は類似の機能を行うユーザ装置であってもよい。
【0117】
プロセッサは、インスタントメッセージングサービスのためのチャットウィンドウの一定領域に露出されたインターフェーシングオブジェクトに対するユーザの選択に応答して、チャットウィンドウにおける入力モードをタイムライン顔文字の生成のためのモードに切り替えられる。プロセッサは、モードの切り替えに応じてチャットウィンドウでユーザによって選択される複数の顔文字が時系列的に含まれているタイムライン顔文字を生成する。プロセッサは、タイムライン顔文字を含むチャットメッセージを送信する。
【0118】
ディスプレイは、インスタントメッセージサービスのチャットウィンドウを介してタイムライン顔文字を含む吹き出しを表示する。メモリは、タイムライン顔文字に関する情報を含んでもよい。
【0119】
その他にも、プロセッサは、図1図6を参照して前述した少なくとも1つの方法又は少なくとも1つの方法に対応するアルゴリズムを行ってもよい。プロセッサはプログラムを実行し、端末を制御する。プロセッサによって実行されるプログラムコードはメモリに格納される。
【0120】
以上で説明された実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合せで具現される。例えば、本実施形態で説明した装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー、又は命令(instruction)を実行して応答する異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的コンピュータを用いて具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行する。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理、及び生成する。理解の便宜のために、処理装置は1つが使用されるものとして説明する場合もあるが、当技術分野で通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び/又は複数類型の処理要素を含むことが把握する。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含む。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成も可能である。
【0121】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組合せを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令することができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供するために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化することができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行され得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0122】
本実施形態による方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0123】
上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0124】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順で実行されるし、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法と異なる形態で結合又は組み合わせられてもよいし、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0125】
したがって、他の具現、他の実施形態および特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4
図5
図6