(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-02
(45)【発行日】2024-04-10
(54)【発明の名称】回転装置
(51)【国際特許分類】
B01J 2/20 20060101AFI20240403BHJP
【FI】
B01J2/20
(21)【出願番号】P 2020071029
(22)【出願日】2020-04-10
【審査請求日】2022-10-05
(73)【特許権者】
【識別番号】512284033
【氏名又は名称】株式会社ダルトン
(74)【代理人】
【識別番号】100074561
【氏名又は名称】柳野 隆生
(74)【代理人】
【識別番号】100177264
【氏名又は名称】柳野 嘉秀
(74)【代理人】
【識別番号】100124925
【氏名又は名称】森岡 則夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141874
【氏名又は名称】関口 久由
(74)【代理人】
【識別番号】100166958
【氏名又は名称】堀 喜代造
(72)【発明者】
【氏名】田中 基大
(72)【発明者】
【氏名】杉本 宰
【審査官】横山 敏志
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-013781(JP,A)
【文献】特開平05-261263(JP,A)
【文献】特開平02-095426(JP,A)
【文献】特開平08-131802(JP,A)
【文献】実開平05-051436(JP,U)
【文献】特開2004-188357(JP,A)
【文献】特表2020-503521(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01J 2/00 - 2/30
B01F 27/00 - 27/96
B01F 35/00 - 35/95
G01L 3/00 - 3/26
Japio-GPG/FX
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内軸と該内軸を内側に収容する中空の外軸とを備えて
筐体に設けられる二重軸と、
前記
筐体に設けられるとともに前記二重軸を回転可能に支持するケース部材と、
前記
筐体に設けられて前記外軸と連結される第一の回転体と、
前記
筐体に設けられて前記内軸と連結される第二の回転体と、
前記外軸を回転駆動させる第一のモータと、
前記内軸を回転駆動させる第二のモータと、を備える回転装置であって、
前記外軸には、前記外軸に発生する回転トルクを計測するトルク計が組付けられる、回転装置。
【請求項2】
前記トルク計は、円環部を有するステータと、前記ステータの円環部の内側において前記ステータと非接触で回転する中空円筒状のロータと、を備え、
前記外軸は、前記第一の回転体が連結される先端部と、前記第一のモータに連結される基端部と、に分割され、
前記ロータは、内側に前記内軸が挿通された状態で、前記先端部と前記基端部との間に介挿され、
前記ステータは、内側に前記ロータが挿入された姿勢で、直接的又は間接的に前記
筐体に固定される、請求項1に記載の回転装置。
【請求項3】
前記筐体には、ベース板が水平に設けられ、
前記二重軸は前記
ベース板を上下方向に貫通して設けられ、
前記ケース部材は前記
ベース板に対して位置決めされて設けられ、
前記第一の回転体及び前記第二の回転体は前記
ベース板の上側と下側とのうち何れか一方に設けられ、
前記トルク計はトルク計ケースに収容され、
前記第一のモータには、
前記外軸に連結される出力軸と、前記
ベース板に対して前記トルク計ケースを介して連結可能な取付け部と、が設けられ、
前記トルク計ケースは前記ケース部材を介して前記ベース板に対して位置決めされ、
前記トルク計ケースの下面には凹部が形成され、前記取付け部の上面には凸部が形成され、
前記トルク計ケースと前記取付け部とを連結する際に、前記凸部が前記凹部に挿入されることにより、前記外軸の軸心と前記出力軸の軸心とが一致するように位置決めされる、請求項1又は請求項2に記載の回転装置。
【請求項4】
前記ケース部材の上側に設けられる円筒形状のスクリーンと、前記スクリーンの上側に設けられる筒形状のホッパーと、前記外軸の上端部に前記第一の回転体として設けられる押出羽根と、前記内軸の上端部に前記第二の回転体として設けられる加圧羽根と、を備え、前記ホッパーに投入された混錬物を、前記加圧羽根で下方に加圧しつつ、前記押出羽根で前記スクリーンに押し付けることにより造粒を行う、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の回転装置。
【請求項5】
前記ケース部材に設けられる筒形状の容器と、前記外軸の先端部に前記第一の回転体として設けられる外周撹拌羽根と、前記内軸の先端部に前記第二の回転体として設けられる撹拌羽根と、を備え、前記撹拌羽根で前記容器の中央部の液体を撹拌しつつ、前記外周撹拌羽根で前記容器の内周面近傍の液体を撹拌する、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の回転装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は回転装置に関し、詳細には、二重軸を用いた回転機構を有する回転装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、二重軸を用いた回転機構を有する回転装置として、押出造粒機が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載の回転装置(押出造粒機)は、二重軸のうち、外側駆動軸の上端部に押出羽根、内側駆動軸の上端部に加圧羽根が設けられる。そして、円筒形状のホッパーに投入された混練物を加圧羽根で加圧し、押出羽根を介してスクリーンへ誘導して造粒し、その造粒物を回転テーブルで受けるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献に記載の回転装置には、上側にホッパー、スクリーン、加圧羽根、及び押出羽根を備える造粒部が設けられ、下側に二重軸を介して加圧羽根及び押出羽根を回動させる駆動部が設けられている。当該駆動部には、モータの出力軸から伝達される回動力をギヤボックスの内部で分離して、二重軸の内側駆動軸と外側駆動軸とを回転させる構成が採用されている。そして、上記の回転装置は、内軸で加圧羽根を回動させ、外軸で押出羽根を回動させるように構成されている。
【0005】
上記の如く構成された回転装置においては、外軸に生じる回転トルクを直接的に計測する手段が設けられていないため、外軸に生じる回転トルクを基にして回転装置の状態を把握することが困難であった。即ち、外軸の回転トルクに基づいて回転装置の制御を行うことができなかった。
【0006】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、二重軸の外軸にトルク計を直接的に設けて回転トルクを計測することができる、回転装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下では、上記課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
本発明に係る回転装置は、内軸と該内軸を内側に収容する中空の外軸とを備えて筐体に設けられる二重軸と、前記筐体に設けられるとともに前記二重軸を回転可能に支持するケース部材と、前記筐体に設けられて前記外軸と連結される第一の回転体と、前記筐体に設けられて前記内軸と連結される第二の回転体と、前記外軸を回転駆動させる第一のモータと、前記内軸を回転駆動させる第二のモータと、を備える回転装置であって、前記外軸には、前記外軸に発生する回転トルクを計測するトルク計が組付けられる。
【0009】
また、回転装置において、前記トルク計は、円環部を有するステータと、前記ステータの円環部の内側において前記ステータと非接触で回転する中空円筒状のロータと、を備え、前記外軸は、前記第一の回転体が連結される先端部と、前記第一のモータに連結される基端部と、に分割され、前記ロータは、内側に前記内軸が挿通された状態で、前記先端部と前記基端部との間に介挿され、前記ステータは、内側に前記ロータが挿入された姿勢で、直接的又は間接的に前記筐体に固定されることが好ましい。
【0010】
また、回転装置において、前記筐体には、ベース板が水平に設けられ、前記二重軸は前記ベース板を上下方向に貫通して設けられ、前記ケース部材は前記ベース板に対して位置決めされて設けられ、前記第一の回転体及び前記第二の回転体は前記ベース板の上側と下側とのうち何れか一方に設けられ、前記トルク計はトルク計ケースに収容され、前記第一のモータには、前記外軸に連結される出力軸と、前記ベース板に対して前記トルク計ケースを介して連結可能な取付け部と、が設けられ、前記トルク計ケースは前記ケース部材を介して前記ベース板に対して位置決めされ、前記トルク計ケースの下面には凹部が形成され、前記取付け部の上面には凸部が形成され、前記トルク計ケースと前記取付け部とを連結する際に、前記凸部が前記凹部に挿入されることにより、前記外軸の軸心と前記出力軸の軸心とが一致するように位置決めされることが好ましい。
【0011】
また、回転装置において、前記ケース部材の上側に設けられる円筒形状のスクリーンと、前記スクリーンの上側に設けられる筒形状のホッパーと、前記外軸の上端部に前記第一の回転体として設けられる押出羽根と、前記内軸の上端部に前記第二の回転体として設けられる加圧羽根と、を備え、前記ホッパーに投入された混錬物を、前記加圧羽根で下方に加圧しつつ、前記押出羽根で前記スクリーンに押し付けることにより造粒を行うことが好ましい。
【0012】
また、回転装置において、前記ケース部材に設けられる筒形状の容器と、前記外軸の先端部に前記第一の回転体として設けられる外周撹拌羽根と、前記内軸の先端部に前記第二の回転体として設けられる撹拌羽根と、を備え、前記撹拌羽根で前記容器の中央部の液体を撹拌しつつ、前記外周撹拌羽根で前記容器の内周面近傍の液体を撹拌することが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る回転装置によれば、二重軸の外軸にトルク計を直接的に設けて回転トルクを計測することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】一実施形態に係る回転装置を示す上方斜視図。
【
図2】一実施形態に係る回転装置を示す下方斜視図。
【
図4】一実施形態に係る回転装置においてモータ等の組付構成を示した断面図。
【
図5】(a)及び(b)はそれぞれ別実施例に係るトルク計測部の構成を示す断面図。
【
図6】一実施形態に係る回転装置の制御構成を示す側面図。
【
図7】別実施形態に係る回転装置においてモータ等の組付構成を示した断面図。
【
図8】別実施形態に係る回転装置である撹拌装置を示す断面図。
【
図9】別実施形態に係る回転装置である混合機を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[押出造粒機1]
まず、
図1から
図6を用いて、本発明に係る回転装置の一実施形態である押出造粒機(以下、単に「造粒機」と記載する)1の概略構成について説明する。本実施形態に係る造粒機1は、筐体11の上面に造粒部2が設けられ、筐体11の内部に駆動部4及びトルク計測部7が設けられ、造粒部2、駆動部4、及びトルク計測部7が二重軸3を介して連結されている。
【0016】
造粒機1は、図示しない混練機で練り合わせられた混練物が造粒部2に形成された上ホッパー21から投入され、駆動部4による駆動力が二重軸3を介して造粒部2に伝達されることにより、造粒部2において混練物を造粒物に造粒する。造粒部2で造粒された造粒物は、造粒部2の排出シュート15を介して外部に排出される。
【0017】
筐体11は造粒機1を構成する構造体である。筐体11の下面には四隅に車輪12が設けられる。筐体11の上面には開口部が形成され、この開口部の一方側(
図3における右側)はカバー11aで閉塞されている。筐体11の開口部における他方側(
図3における左側)には、造粒部2及び駆動部4を支持する矩形の板状部材であるベース板13が水平に設けられる。
【0018】
ベース板13は本発明における平板状構造体の一実施形態である。ベース板13における上面の四隅には、リング状の被フック部13aが固定されている。駆動部4のメンテナンスや交換をする場合は、造粒部2とカバー11aを取り外して被フック部13aを図示しないリフト機などのフック部材に係合させて持ち上げる。被フック部13aが持ち上げられるとベース板13に連結している駆動部4も持ち上がるため、駆動部4のメンテナンスや交換が容易に出来るようになる。
【0019】
[造粒部2]
ベース板13の上側には造粒部2が設けられる。造粒部2は、テーブルカバー14、排出シュート15、上ホッパー21、下ホッパー22、スクリーンガイド23、スクリーン23a、ターンテーブル24、ケース部材25、押出羽根33、及び、加圧羽根34等を備えて構成される。以下、各構成について順に説明する。なお、造粒部2をベース板13の下側に設ける構成としても差し支えない。この場合、造粒羽根33を二重軸3の内軸31で回動させ、加圧羽根34を二重軸3の外軸で回動させることが好ましい。
【0020】
ベース板13の中央部分には、ベアリングケースであるケース部材25が固定される。具体的には
図4に示す如く、ベース板13にはベース板13を厚さ方向(上下方向)に貫通する被挿入孔13bが開口されており、この被挿入孔13bにケース部材25の挿入部25aが嵌入される。これにより、ケース部材25はベース板13に対して位置決めされて設けられる。
【0021】
ケース部材25の上面には、円環形状のベースカラー26及び円板形状のベースプレート27を介してスクリーンガイド23が連結される。ベースプレート27の外周面とスクリーンガイド23の内周面との間には、円筒形状のスクリーン23aが設けられる。スクリーン23aには内外を連通する多数の穴が開口されている。
【0022】
スクリーン23aの内側には、本発明における第一の回転体である押出羽根33が回動可能に設けられる。この押出羽根33が回転することにより、スクリーン23aに混練物が押し付けられて造粒される。造粒機1においては、スクリーン23aの仕様(板厚や穴径)を変えることで、造粒物の粒径を調整することができる。
【0023】
押出羽根33は
図4に示す如く、押出アーム部61と押出部62とが組み合わされて構成されている。押出アーム部61は外軸(上側外軸32U)の外軸上端部32bに対して相対回転不能に組付けられる。これにより、押出羽根33に外軸からの回転が伝達され、押出羽根33がスクリーン23aの内側で回転可能とされる。
【0024】
スクリーンガイド23の上面(スクリーン23aの上側に)には、スクリーン23aと内径が同じ大きさである円筒形状の下ホッパー22がスクリーンガイド23に対して着脱可能に組付けられる。スクリーンガイド23と下ホッパー22との間には円環部材であるパッキンが介挿される。
【0025】
下ホッパー22の内側には、本発明における第二の回転体である加圧羽根34が回動可能に設けられる。この加圧羽根34が回転することにより、押出羽根33が設けられた側である下方に混練物が加圧される。下ホッパー22の上側には上ホッパー21が組付けられる。上ホッパー21の上部は上側に向かって拡径する形状に形成されており、その上端部には格子部材21aが載置される。造粒部2には、この上ホッパー21及び下ホッパー22を介して混練物が投入される。なお、上ホッパー21、下ホッパー22を一体的に形成したり、上ホッパー21、下ホッパー22、スクリーンガイド23、及び、スクリーン23aを一体的に形成したりすることも可能である。
【0026】
また、下ホッパー22は必ずしもスクリーン23aと内径が同じ大きさである必要はなく、スクリーン23aより小さくても良い。また、下ホッパー22を取り外し、スクリーンガイド23を介して上ホッパー21をスクリーン23aに直接的に取り付けることも可能である。
【0027】
また、加圧羽根34により上側に押し上げられた混練物が上方にせり上がることを防ぐため、下ホッパー22の内周面における加圧羽根34の上側に、せり上がり防止部を設けることもできる。せり上がり防止部は、下ホッパー22の内周面に、下ホッパー22よりも小径のリング状部材を備えることなどにより形成できる。
【0028】
加圧羽根34は、
図4に示す如く、羽根支持部51、羽根先端部52、及び、掻取羽根53が一個ずつ組み合わされるとともに二組が180度対向して設けられることにより構成される。羽根支持部51は内軸31の内軸上端部31bに対して相対回転不能に連結される。これにより、加圧羽根34に内軸31からの回転が伝達され、加圧羽根34が下ホッパー22の内側で回転可能とされる。
【0029】
テーブルカバー14は円筒形状の部材であり、ベース板13の上面においてケース部材25の周囲を取り囲むようにして設けられる。テーブルカバー14の内部には、ケース部材25の上方に円環形状のターンテーブル24が設けられる。ターンテーブル24の内周辺とベースカラー26の外周辺との間には小さな間隙が設けられる。
【0030】
ターンテーブル24の下面にはテーブルギヤ24aが組付けられ、テーブルギヤ24aは図示しない連結軸等によりベース板13の下面に固定されたテーブルモータ16と連結されている。テーブルモータ16が駆動することにより、ターンテーブル24がベースカラー26の外周面に沿ってテーブルカバー14の内側で回転する。テーブルカバー14の内側において、ターンテーブル24の外側には漏止パッキン14aが配設される。
【0031】
ターンテーブル24の上面には、スクリーン23aを通って生成された造粒物が落下する。テーブルカバー14の端部(
図3における左側端部)には排出シュート15が設けられる。ターンテーブル24の上側には、ターンテーブル24に対して直交する姿勢で案内板15aが固定されている。ターンテーブル24の上面に落下した造粒物は、ターンテーブル24の回転に伴って案内板15aに案内され、排出シュート15から排出される。
【0032】
[トルク計測部7]
ベース板13の下側にはトルク計測部7が設けられる。トルク計測部7は、トルク計ケース71にトルク計が挿入されて構成される。トルク計は、円環部を有するステータ72と、ステータ72の円環部の内側においてステータ72と非接触で回転する中空円筒状のロータ73とを備える。換言すれば、ステータ72は円環部の内側にロータ73が挿入された姿勢で、ケース部材25を介してベース板13に固定される。以下、トルク計測部7の連結構成について、
図4を用いて説明する。
【0033】
トルク計ケース71はそれぞれ円板形状の上側プレート71a及び下側プレート71bが、部分的に開口部を有する円筒形状の接続部71cで接続された略円筒形状の部材である。上側プレート71aには上側プレート71aを厚さ方向(上下方向)に貫通する被挿入孔71dが開口されており、この被挿入孔71dにケース部材25の挿入部25aが嵌入される。これにより、トルク計ケース71はケース部材25を介してベース板13に対して位置決めされる。なお、接続部71cは、トルク計ケース71を収納可能であれば、必ずしも円筒形状である必要は無い。
【0034】
トルク計ケース71にはステータ72及びロータ73が挿入され、接続部71cの開口部からはステータ72の一部が外側に延出される。なお、ステータ72が全体的にトルク計ケース71の内部に完全に収容される構成とすることも可能である。本実施形態において、ステータ72はねじ等の固定部材によりケース部材25に固定される。また、ロータ73は外軸を上下に分割した上側外軸32Uと下側外軸32Dとの間に介挿され、上側外軸32U及び下側外軸32Dに結合されることにより、上側外軸32U及び下側外軸32Dと一体的に回転する。
【0035】
ステータ72は、円環部の内側で回転するロータ73に生じる回転トルクを非接触で計測することができる。このため、ステータ72をケース部材25以外の部材に設ける構成にすることも可能である。例えば、
図5(a)に示す如く、ステータ72を固定部材によりベース板13の支持部13Aに取付ける構成や、
図5(b)に示す如く、ステータ72を固定部材によりトルク計ケース71に取付ける構成とすることも可能である。このように、ステータ72は、ベース板13に対して直接的に固定しても、ケース部材25やトルク計ケース71等の他の部材を介してベース板13に間接的に固定しても良い。
【0036】
上記の如く構成されたトルク計においては、ロータ73(外軸)におけるシャフトのひずみをひずみゲージにより検出して周波数に変換する。そして、この周波数を赤外線によりロータ73からステータ72に送信し、ステータ72で周波数を物理量であるトルク値に変換し、外軸に生じる回転トルクとして出力するのである。なお、ロータ73への電源は、ステータ72からの電磁誘導により非接触で供給される。
【0037】
[駆動部4]
トルク計測部7の下側には駆動部4が設けられる。駆動部4は、第一のモータ41と第二のモータ42とが円板状のアダプタ43により連結されて構成される。以下、駆動部4の連結構成について、
図4を用いて説明する。
【0038】
第一のモータ41はベース板13の下側に、トルク計測部7(具体的にはトルク計ケース71)を介して組付けられる。第一のモータ41は、第一の中空ギヤ41eを備える減速機が内部に設けられている。第一のモータ41の上下それぞれの側には、上側取付け部である上側フランジ41aと、下側取付け部である下側フランジ41bと、が固定される。そして、上側フランジ41aがボルト及びナット等の固定部材によりトルク計ケース71に組付けられることにより、第一のモータ41がトルク計ケース71に固定される。
【0039】
第二のモータ42はアダプタ43を介して第一のモータ41の下側に組付けられる。第二のモータ42は、第二の中空ギヤ42cを備える減速機が内部に設けられている。第二のモータ42には、第二取付け部である第二フランジ42aが固定される。そして、第二フランジ42aがアダプタ43を介して第一のモータ41の下側フランジ41bに組付けられることにより、第二のモータ42が第一のモータ41に連結される。
【0040】
[二重軸3]
造粒機1において、造粒部2と駆動部4とは二重軸3を介して連結される。
図4に示す如く、二重軸3は内軸31と、内軸31を内側に収容する中空の外軸とを備える。外軸は、先端部である上側外軸32Uと、基端部である下側外軸32Dと、に上下に分割され、上側外軸32Uと下側外軸32Dとはトルク計を構成するロータ73により連結される。内軸31は
図4に示す如くロータ73の内部に挿通される。換言すれば、ロータ73は、内側に内軸31が挿通された状態で、上側外軸32Uと下側外軸32Dとの間に介挿される。外軸は内軸31よりも上下方向の長さが短く形成されている。このため、外軸における上下端(上側外軸32Uの上端及び下側外軸32Dの下端)は内軸31の上下方向中途部に位置する。
【0041】
二重軸3はベアリングを介してケース部材25に回転可能に支持されることにより、ベース板13を上下方向に貫通して設けられる。ケース部材25の内部において、上側外軸32Uの外周面には、ベアリングの上方を被覆するシールプレート38が設けられる。
【0042】
図4に示す如く、下側外軸32Dの下端に形成された外軸下端部32aは、第一のモータ41における第一の中空ギヤ41eに連結される。一方、上側外軸32Uの上端に形成された外軸上端部32bは、第一の回転体である押出羽根33に連結される。これにより、第一のモータ41の駆動力が下側外軸32D、ロータ73、及び、上側外軸32Uを介して押出羽根33に伝達可能とされる。換言すれば、第一のモータ41は、外軸を介して押出羽根33を回転駆動させる。
【0043】
上側外軸32Uにおける外軸上端部32bの上側には、内軸31が挿通される円錐カラー35が設けられる。また、円錐カラー35の上側には内軸31が挿通される円筒形状のカラー部材36が設けられる。
【0044】
また、
図4に示す如く、内軸31の下端に形成された内軸下端部31aは、第二のモータ42における第二の中空ギヤ42cに連結される。一方、内軸31の上端に形成された内軸上端部31bは、第二の回転体である加圧羽根34に連結される。これにより、第二のモータ42の駆動力が内軸31を介して加圧羽根34に伝達可能とされる。換言すれば、第二のモータ42は、内軸31を介して加圧羽根34を回転駆動させる。内軸31の内軸上端部31bにはエンドキャップ37が被せられる。
【0045】
上記の如く構成された造粒機1において、混練物が造粒部2の上ホッパー21に投入されると、第二のモータ42が加圧羽根34を回転駆動させ、混練物を下方に加圧する。そして、第一のモータ41が押出羽根33を回転駆動させ、混練物をスクリーン23aの穴に押し付けて通過させることにより、造粒物が生成される。生成された造粒物は回転するターンテーブル24の上面に落下し、案内板15aにガイドされて排出シュート15から排出される。
【0046】
本実施形態に係る造粒機1においては、二重軸3の外軸にトルク計を直接的に設けることにより、外軸の回転トルクをより正確に計測する構成としている。具体的には、外軸を上側外軸32Uと下側外軸32Dとに分割し、その間にトルク計のロータ73を一体的に介挿している。これにより、外軸に生じる回転トルクを基にして回転装置の状態を把握することができる。本実施形態においては、外軸が駆動させる押出羽根33に生じる回転トルクを最小限の伝達ロスで計測することにより、混練物の押出造粒状態等を正確に把握することが可能となる。
【0047】
また、本実施形態に係る造粒機1においては、ロータ73を中空円筒形状とすることにより、ロータ73の内側に内軸31を挿通することができる。そして、ステータ72は、内側にロータ73が挿入された姿勢でケース部材25に固定される。このように構成することで、造粒機1の如く二重軸3を用いて二つの回転体(押出羽根33及び加圧羽根34)を回転駆動する場合でも、内軸31に影響を与えることなく、外軸に生じる回転トルクを適切に計測することを可能としている。
【0048】
本実施形態に係る造粒機1においては
図6に示す如く、筐体11の外側に、造粒機1の駆動(詳細には、第一のモータ41及び第二のモータ42の駆動)を制御する制御装置が設けられる。造粒機1における各モータは制御装置と電気的に接続され、制御装置からの指令信号を受信することにより、各モータにおける回転駆動が制御される。また、造粒機1におけるトルク計測部7のステータ72は制御装置と電気的に接続され、トルク計測部7で計測した外軸の回転トルクが制御装置に送信される。
【0049】
制御装置は、トルク計測部7から受信した外軸の回転トルクに基づいて、各モータの回転駆動を制御することが可能となる。本実施形態に係る造粒機1においては、外軸が駆動させる押出羽根33に生じる回転トルクに基づいて、混練物の状態等に応じた第一のモータ41及び第二のモータ42の回転数を調節することができる。
【0050】
[位置決め手段]
本実施形態に係る造粒機1において、ベース板13、ケース部材25、トルク計ケース71、及び、第一のモータ41における上側フランジ41aには、互いに連結する際に、外軸の軸心と、第一のモータ41における第一の中空ギヤ41eの軸心と、が一致するように位置決め可能な位置決め手段が設けられる。
【0051】
具体的には
図4に示す如く、トルク計ケース71の下面には、位置決め手段の一方として、円形の凹部である被挿入部71eが形成される。一方、上側フランジ41aの上面には、位置決め手段の他方として、円形の凸部である上側挿入部41cが形成される。そして、被挿入部71eの内径と上側挿入部41cの外径とが略同一になるように形成され、上側挿入部41cが被挿入部71eに挿入されることにより、第一のモータ41はトルク計ケース71に対して位置決めされる。本実施形態においては、トルク計ケース71はケース部材25及びベース板13に対して位置決めされている。このため、上記の構成により、外軸の軸心と、第一のモータ41における第一の中空ギヤ41eの軸心と、が一致する。
【0052】
また、本実施形態に係る造粒機1において、第一のモータ41における下側フランジ41b、及び、第二のモータ42における第二フランジ42aには、互いに連結する際に、内軸31の軸心と、第二のモータ42における第二の中空ギヤ42cの軸心と、が一致するように位置決め可能とされる。
【0053】
具体的には
図4に示す如く、下側フランジ41bの下面には、第二の位置決め手段として、円形の凸部である下側挿入部41dが形成される。一方、第二フランジ42aの上面には、同じく第二の位置決め手段として、円形の凸部である第二挿入部42bが形成される。また、第二の位置決め手段の一つであるアダプタ43の上面には円形の凹部である被挿入部43aが形成され、中央部には円形の貫通孔43bが開口される。
【0054】
そして、下側挿入部41dが被挿入部43aに挿入され、第二挿入部42bが貫通孔43bに挿入されることにより、第二のモータ42はアダプタ43、第一のモータ41を介してベース板13に対して位置決めされる。これにより、内軸31の軸心と、第二のモータ42における第二の中空ギヤ42cの軸心と、が一致する。
【0055】
本実施形態に係る造粒機1においては上記の如く、平板状の構造体であるベース板13及びケース部材25に対して、トルク計ケース71を介して二個のモータ41・42を位置決めすることができる。これにより、二重軸3の中心(内軸31及び外軸の軸心)と各モータ41・42の軸心との位置合わせ(芯出し)を容易に行うことができる。
【0056】
このように、本実施形態に係る造粒機1においては、ベース板13及びケース部材25に対して、トルク計ケースを介した二個のモータ41・42の連結構成を簡素化し、二重軸3の中心とそれぞれのモータ41・42の中心との位置合わせを容易にすることにより、造粒機1の修理やメンテナンス等を行う際の現場での作業を簡素化することが可能となる。特に、造粒機1のように、他の場所に搬送して修理やメンテナンスを行うことが難しい回転装置において、本実施形態の如く平板状構造体と二個のモータとの連結構成を簡素化する構成は好適となる。
【0057】
更に、造粒機1におけるトルク計測に際して、軸心を正確に合わせないと造粒機1の稼動時に軸のひずみがトルク(ノイズ)としてトルク計のデータに現れてしまう。このため、本実施形態に係る造粒機1のように、平板状構造体であるベース板13と二個のモータ41・42との連結構成の位置あわせ(芯出し)が容易且つ確実に行える構成は好適なものとなる。
【0058】
[別実施形態]
造粒機1においては、
図7に示す別実施形態の如く、第一のモータ41と第二のモータ42との間に第二トルク計測部8を設けることも可能である。第二トルク計測部8は、トルク計測部7と同様に、トルク計ケース81にトルク計が挿入されて構成される。トルク計は、円環部を有するステータ82と、ステータ82の円環部の内側においてステータ82と非接触で回転する円筒状のロータ83とを備える。
【0059】
トルク計ケース81はそれぞれ円板形状の上側プレート81a及び下側プレート81bが、部分的に開口部を有する円筒形状の接続部81cで接続された略円筒形状の部材である。上側プレート81aには円形の凹部である被挿入部81dが形成されており、この被挿入部81dに下側フランジ41bの挿入部が嵌入される。これにより、トルク計ケース81は第一のモータ41に対して位置決めされる。
【0060】
トルク計ケース81にはステータ82及びロータ83が挿入される。本実施形態において、ステータ82はトルク計ケース81の上側プレート81aに固定される。また、ロータ83は内軸を上下に分割した上側内軸31Uと下側内軸31Dとの間に介挿され、上側内軸31U及び下側内軸31Dに結合されることにより、上側内軸31U及び下側内軸31Dと一体的に回転する。ステータ82は、円環部の内側で回転するロータ83に生じる回転トルクを非接触で計測することができる。
【0061】
上記の如く構成されたトルク計においては、ロータ83(内軸)におけるシャフトのひずみをひずみゲージにより検出して周波数に変換する。そして、この周波数を赤外線によりロータ83からステータ82に送信し、ステータ82で周波数を物理量であるトルク値に変換し、内軸に生じる回転トルクとして出力するのである。
【0062】
本実施形態においては、二重軸3の外軸だけでなく、内軸にもトルク計を設ける構成としている。具体的には、内軸を上側内軸31Uと下側内軸31Dとに分割し、その間にトルク計のロータ83を一体的に介挿している。これにより、内軸に生じる回転トルクを直接測定することができ、より正確に回転装置の状態を把握することができる。本実施形態においては、内軸が駆動させる加圧羽根34に生じる回転トルクを計測することにより、混練物の状態等を把握することが可能となる。
【0063】
また、本実施形態において、第二トルク計測部8のステータ82を制御装置と電気的に接続し、第二トルク計測部8で計測した内軸の回転トルクを制御装置に送信することもできる。この場合、制御装置は外軸の回転トルクだけではなく、第二トルク計測部8から受信した内軸の回転トルクに基づいて、各モータの回転駆動を制御することが可能となる。本実施形態に係る造粒機1においては、内軸が駆動させる加圧羽根34に生じる回転トルクに基づいて、混練物の状態等に応じた第一のモータ41及び第二のモータ42の回転数を調節することができる。
【0064】
[別実施形態(撹拌装置)]
本発明に係る回転装置は本実施形態である造粒機1のみに適用されるのではなく、二重軸を用いた回転装置全般に適用することが可能である。例えば
図8に示す如く、回転装置の別実施形態である撹拌装置101に本発明を適用することができる。
【0065】
本実施形態に係る撹拌装置101は、撹拌部102における容器120の内部に貯留された液体Lを撹拌する装置である。撹拌装置101は、内軸131と内軸131を内側に収容する中空の外軸(上側外軸132U及び下側外軸132D)とを備える二重軸と、二重軸を回転可能に支持するベアリングケースであるケース部材125と、下側外軸132Dの下端部と連結される第一の回転体である外周撹拌羽根133と、内軸131の下端部と連結される第二の回転体である撹拌羽根134と、上側外軸132U及び下側外軸132Dを回転駆動させる第一のモータ141と、内軸131を回転駆動させる第二のモータ142と、を備える。そして、撹拌装置101は、撹拌羽根134で容器120の中央部の液体Lを撹拌しつつ、外周撹拌羽根133で容器120の内周面近傍の液体Lを撹拌する。
【0066】
また、外軸には外軸に発生する回転トルクを計測するトルク計測部107が設けられる。トルク計測部107は、上側外軸132Uと下側外軸132Dとの間に介挿される中空のロータ173と、ステータ172と、を備え、トルク計ケース171に収容される。
【0067】
上記の如く構成された撹拌装置101においても、二重軸の外軸にトルク計を設け、ロータ173の内部に内軸131を挿通することにより、外軸に生じる回転トルクに基づいて撹拌装置101の状態を把握することができる。具体的には、事前に外軸の回転トルクと粘度との関係を比較計測しておく事で、液体の粘度をリアルタイムで計測・監視しながら制御装置による撹拌制御を行うことが可能となる。
【0068】
既存のインライン式粘度計では、内部の液体を一旦撹拌容器の系外へ取り出して測定するか、容器内の撹拌羽根との接触の無い部分へ粘度計を差し込んで粘度測定を行っている。しかし、何れも局所的な測定であり、容器内の全体の粘度を測定しているとは言えない。容器をジャケット等で加温する場合は、容器内と測定部に温度差が生じ、正確な粘度の測定が困難となる。
【0069】
本実施形態に係る撹拌装置101によれば、容器120の内部全体を撹拌しながら撹拌トルク値(≒粘度)を計測する事が可能であり、計測値を容器ジャケットの温度や、中心軸の回転速度へフィードバックすることにより、粘度による混合終点の制御や、一定の粘度を保った混合運転が可能となる。また、ブレードの位置を容器の中心方向へ近づけることで、タンクの内側も含めた容器全体の粘度を測定する事が可能となる。
【0070】
撹拌装置101においては、撹拌羽根134を駆動する電動機の負荷を利用することでも、ある程度の粘度の推測が可能であるが、本実施形態は実際の液体の撹拌トルクを計測するため、電動機容量に依存せず、真の粘度に近い測定結果を得ることが出来る。
【0071】
[別実施形態(混合機)]
また、
図9に示す如く、本発明に係る回転装置を別実施形態である混合機201に適用することができる。本実施形態に係る混合機201は、混合部202における容器220の内部に投入された粉体Pを撹拌する装置である。混合機201は、内軸(上側内軸231U及び下側内軸231D)と、上側内軸231Uを内側に収容する中空の外軸(上側外軸232U及び下側外軸232D)とを備える二重軸と、二重軸を回転可能に支持するベアリングケースであるケース部材225と、上側外軸232Uの上端部と連結される第一の回転体である底部撹拌羽根233と、上側内軸231Uの上端部と連結される第二の回転体であるセンター撹拌羽根234と、上側外軸232U及び下側外軸232Dを回転駆動させる第一のモータ241と、上側内軸231U及び下側内軸231Dを回転駆動させる第二のモータ242と、を備える。そして、混合機201は、センター撹拌羽根234で容器220の中央部の粉体Pを撹拌しつつ、底部撹拌羽根233で容器220の底部の粉体Pを撹拌する。
【0072】
また、外軸には外軸に発生する回転トルクを計測する第一トルク計測部207が設けられる。第一トルク計測部207は、上側外軸232Uと下側外軸232Dとの間に介挿される中空のロータ273と、ステータ272と、を備え、トルク計ケース271に収容される。
【0073】
また、内軸には内軸に発生する回転トルクを計測する第二トルク計測部208が設けられる。第二トルク計測部208は、上側内軸231Uと下側内軸231Dとの間に介挿されるロータ283と、ステータ282と、を備え、トルク計ケース281に収容される。
【0074】
上記の如く構成された混合機201においては、二重軸の外軸と内軸とのそれぞれにトルク計を設けることにより、外軸と内軸に生じる回転トルクに基づいて混合機201の内部の状態を把握することができる。即ち、本実施形態に係る混合機201によれば、容器220の内部全体で粉体Pを混合しながら内軸及び外軸に生じる撹拌トルク値を計測することができ、計測値をモータ241・242の回転速度へフィードバックすることが可能となる。
【符号の説明】
【0075】
1 押出造粒機(回転装置)
2 造粒部 3 二重軸
4 駆動部 7 トルク計測部
8 第二トルク計測部
11 筐体 11a カバー
12 車輪 13 ベース板(構造体)
13a 被フック部 13b 被挿入孔
14 テーブルカバー 14a 漏止パッキン
15 排出シュート 15a 案内板
16 テーブルモータ 21 上ホッパー
21a 格子部材 22 下ホッパー
23 スクリーンガイド 23a スクリーン
24 ターンテーブル 24a テーブルギヤ
25 ケース部材 25a 挿入部
26 ベースカラー 27 ベースプレート
31 内軸 31a 内軸下端部
31b 内軸上端部 31U 上側内軸
31D 下側内軸 32U 上側外軸
32D 下側外軸 32a 外軸下端部
32b 外軸上端部 33 押出羽根(第一の回転体)
34 加圧羽根(第二の回転体)
35 円錐カラー 36 カラー部材
37 エンドキャップ 38 シールプレート
41 第一のモータ 41a 上側フランジ
41b 下側フランジ 41c 上側挿入部
41e 第一の中空ギヤ 42 第二のモータ
42a 第二フランジ 42c 第二の中空ギヤ
43 アダプタ
51 羽根支持部 52 羽根先端部
53 掻取羽根
61 押出アーム部 62 押出部
71 トルク計ケース 71a 上側プレート
71b 下側プレート 71c 接続部
71d 被挿入孔 71e 被挿入部
72 ステータ 73 ロータ
81 トルク計ケース 81a 上側プレート
81b 下側プレート 81c 接続部
81d 被挿入部 81e 被挿入孔
82 ステータ 83 ロータ
101 撹拌装置(回転装置) 102 撹拌部
107 トルク計測部 120 容器
125 ケース部材 131 内軸
132U 上側外軸 132D 下側外軸
133 外周撹拌羽根 134 撹拌羽根
141 第一のモータ 142 第二のモータ
171 トルク計ケース 172 ステータ
173 ロータ L 液体
201 混合機(回転装置) 202 混合部
207 第一トルク計測部 208 第二トルク計測部
220 容器 225 ケース部材
231U 上側内軸 231D 下側内軸
232U 上側外軸 232D 下側外軸
233 底部撹拌羽根 234 センター撹拌羽根
241 第一のモータ 242 第二のモータ
271 トルク計ケース 272 ステータ
273 ロータ 281 トルク計ケース
282 ステータ 283 ロータ
P 粉体