特許7464865IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

鋼の連続鋳造に好適なモールドパウダー及びそれを用いた鋼の連続鋳造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、バデライト及びジルコンサンドは限られた時間内で溶融スラグに溶解しきれないことが多い。この場合、ZrO2による浸漬ノズルの溶損抑制効果は低下する。また、未溶解のバデライト及びジルコンサンドは、溶融スラグの下方に沈降して溶鋼に取り込まれ、鋼中のZrO2系介在物になることがある。このような問題は、モールドの厚みが100mm以下の薄スラブの連続鋳造で特に生じやすい。これは、薄スラブの連続鋳造では、モールドの、スラブ厚み方向の寸法が小さく、さらに鋳造速度が2.0m/分以上と高速であるため、溶融スラグの溶鋼湯面上での滞在時間が短く、バデライト及びジルコンサンドの溶融スラグへの溶解時間が不足するためと考えられる。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

(1)本開示の一の態様は、 ZrO2源の原料としてジルコン酸カルシウムを含有することを特徴とするモールドパウダーに関する。ジルコン酸カルシウムは溶融スラグへの溶解が速く、連続鋳造中に完全に溶解するため、浸漬ノズルの溶損を有効に抑制すると同時に、鋼中にZrO2系介在物を生じさせない。したがって、モールドパウダーの事前の溶融処理も不要である。

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