(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-02
(45)【発行日】2024-04-10
(54)【発明の名称】目地プレート用係止杭及び床用目地装置
(51)【国際特許分類】
E04B 1/68 20060101AFI20240403BHJP
【FI】
E04B1/68 100A
(21)【出願番号】P 2023016997
(22)【出願日】2023-02-07
【審査請求日】2023-02-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000110365
【氏名又は名称】ドーエイ外装有限会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080838
【氏名又は名称】三浦 光康
(74)【代理人】
【識別番号】100194261
【氏名又は名称】栢原 崇行
(72)【発明者】
【氏名】後藤 英夫
【審査官】河内 悠
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-111721(JP,A)
【文献】特開2015-094187(JP,A)
【文献】特開2015-078482(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 1/68
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
躯体に形成された目地プレート支持部に固定され、その上部に目地プレートの一端部側を支持できる略水平の支持部を有するベース部材と、前記ベース部材に形成された杭挿入孔と、前記杭挿入孔に挿入され、前記目地プレートを係止する係止杭と、前記杭挿入孔の下部に設けられ、前記係止杭が上下方向に摺動するようにガイドするガイド部材とで構成され、
前記係止杭は、前記杭挿入孔に上下方向に摺動可能に挿入される挿入部と、前記挿入部に対して屈曲し、前記目地プレートを係止する係止部とで構成され
、
前記ガイド部材は、その上部が前記ベース部材の底部に当接し、前記ベース部材の底部を支持する目地プレート用係止杭。
【請求項2】
上部に相当する前記係止部は、下部に相当する前記
挿入部に対して傾倒状であることを特徴とする
請求項1に記載の目地プレート用係止杭。
【請求項3】
一方の躯体と他方の躯体の間の目地部を塞ぐ床用目地装置であって、
前記一方の躯体に設けられた第1の目地プレート支持部と、前記他方の躯体に設けられた第2の目地プレート支持部と、前記第1の目地プレート支持部に設けられ、目地プレートの一端部側を係止する目地プレート用係止杭と、一端部が前記第1の目地プレート支持部に支持されると共に、他端部が前記第2の目地プレート支持部に支持された前記目地プレートとで構成され、
前記目地プレート用係止杭は、前記第1の目地プレート支持部に固定され、その上部に前記目地プレートの一端部側を支持できる略水平の支持部が形成されたベース部材と、前記ベース部材に形成された杭挿入孔と、前記杭挿入孔に挿入され、前記目地プレートを係止する係止杭と、前記杭挿入孔の下部に設けられ、前記係止杭が上下方向に摺動するようにガイドするガイド部材とで構成され、
前記係止杭は、前記杭挿入孔に上下方向に摺動可能に挿入される挿入部と、前記挿入部に対して屈曲し、前記目地プレートを係止する係止部とで構成され
、
前記ガイド部材は、その上部が前記ベース部材の底部に当接し、前記ベース部材の底部を支持する床用目地装置。
【請求項4】
上部に相当する前記係止部は、下部に相当する前記
挿入部に対して傾倒状であることを特徴とする
請求項3に記載の床用目地装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は目地部を介して設けられた躯体の間の目地部を塞ぐ目地プレートを係止する目地プレート用係止杭及び床用目地装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、目地部を塞ぐ目地プレートや目地プレートを用いた床用目地装置等については、ボルト等により目地プレートの一端部を躯体に固定するものが一般的に知られている。例えば特許文献1に記載されている床カバー材は、一端部側が躯体に固定されたボルトにナットを螺合させることにより、床カバー材を躯体に取り付けている。
【0003】
このような目地プレート等では、ボルトにより目地プレートを固定しているため、強度が不足するおそれがあるものであった。また、目地プレートの上部からボルトを締め付ける必要があるため、作業が困難であり、目地プレートの一端部側にはボルトを締め付けるための空間及びその空間を塞ぐ蓋が必要になり、美観を損ねるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、目地プレートの設置が容易で、杭ケース等が目地プレートの表面にあらわれない目地プレートを使用できる目地プレート用係止杭及び床用目地装置を提供することを目的としている。
【0006】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の目地プレート用係止杭は、躯体に形成された目地プレート支持部に固定され、その上部に目地プレートの一端部側を支持できる略水平の支持部を有するベース部材と、前記ベース部材に形成された杭挿入孔と、前記杭挿入孔に挿入され、前記目地プレートを係止する係止杭と、前記杭挿入孔の下部に設けられ、前記係止杭が上下方向に摺動するようにガイドするガイド部材とで構成され、前記係止杭は、前記杭挿入孔に上下方向に摺動可能に挿入される挿入部と、前記挿入部に対して屈曲し、前記目地プレートを係止する係止部とで構成され、前記ガイド部材は、その上部が前記ベース部材の底部に当接し、前記ベース部材の底部を支持することを特徴とする。
【0008】
【0009】
請求項2に記載の目地プレート用係止杭の上部に相当する前記係止部は、下部に相当する前記挿入部に対して傾倒状であることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の本発明の床用目地装置は、一方の躯体と他方の躯体の間の目地部を塞ぐ床用目地装置であって、前記一方の躯体に設けられた第1の目地プレート支持部と、前記他方の躯体に設けられた第2の目地プレート支持部と、前記第1の目地プレート支持部に設けられ、目地プレートの一端部側を係止する目地プレート用係止杭と、一端部が前記第1の目地プレート支持部に支持されると共に、他端部が前記第2の目地プレート支持部に支持された前記目地プレートとで構成され、前記目地プレート用係止杭は、前記第1の目地プレート支持部に固定され、その上部に前記目地プレートの一端部側を支持できる略水平の支持部が形成されたベース部材と、前記ベース部材に形成された杭挿入孔と、前記杭挿入孔に挿入され、前記目地プレートを係止する係止杭と、前記杭挿入孔の下部に設けられ、前記係止杭が上下方向に摺動するようにガイドするガイド部材とで構成され、前記係止杭は、前記杭挿入孔に上下方向に摺動可能に挿入される挿入部と、前記挿入部に対して屈曲し、前記目地プレートを係止する係止部とで構成され、前記ガイド部材は、その上部が前記ベース部材の底部に当接し、前記ベース部材の底部を支持することを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の床用目地装置の目地プレート用係止杭の上部に相当する前記係止部は、下部に相当する前記挿入部に対して傾倒状であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1及び請求項3に記載の発明においては、所定の部位に目地プレート用係止杭を固定した後、目地プレートを上から配置することで、係止杭が目地プレートの杭ケースに挿入され、目地プレートの設置を完了することができる。
したがって、容易に設置することができる。
(2)また、目地プレートの上部から締め付け作業等を行う必要がないため、目地プレートの表面に杭ケースの蓋があらわれない目地プレートを用いることができる。
(3)ベース部材には目地プレートの一端部側を支持できる略水平の支持部が形成されているので、目地プレート支持部の寸法が大きくとれない部位であっても、ベース部材で目地プレートを支持できるので、そのような場所であっても容易に設置することができる。
(4)ベース部材の強度をガイド部材によって補強することができるので、より高重量の目地プレートであっても容易に設置することができる
(5)請求項2及び請求項4に記載の各発明においても、前記(1)~(4)と同様の作用効果を得られるとともに、地震時に目地プレートがせり上がる動作を阻害せず、よりスムーズに地震による揺れ動きを吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1乃至
図8は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図9乃至
図12は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
【
図3】第1の実施形態の目地プレート用係止杭の設置状態の説明図。
【
図7】地震で左右方向の目地部が狭くなった状態の説明図。
【
図8】地震で左右方向の目地部が広くなった状態の説明図。
【
図11】第2の実施形態の目地プレート用係止杭の設置状態の説明図。
【
図12】第2の実施形態の目地プレート用係止杭の分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1乃至
図8に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた一方の躯体3と他方の躯体4間に設置される床用目地装置である。
【0015】
なお、左右方向とは
図1における左右方向であり、前後方向とは
図1における上下方向をいい、上下方向とは
図2における上下方向をいう。
【0016】
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
【0017】
この床用目地装置1は、例えば
図1及び
図2に示すように、一方の躯体3に設けられた第1の目地プレート支持部5と、他方の躯体4に設けられた第2の目地プレート支持部6と、前記第1の目地プレート支持部5に設けられ、目地プレート7の一端部側を係止する目地プレート用係止杭8と、一端部が前記第1の目地プレート支持部5に支持されると共に、他端部が前記第2の目地プレート支持部6に支持された前記目地プレート7とで構成されている。
【0018】
前記第1の目地プレート支持部5は、
図3に示すように、例えば一方の躯体3の目地部2側の床面に形成された凹所状の部位(例えば段差状の部位)で、第1の目地プレート支持部5で目地プレート7の一端部側を支持することができる。なお、後述するが、目地プレート7の一端部側は、目地プレート用係止杭8の支持部9を介してこの第1の目地プレート支持部5に間接的に支持される。
【0019】
他方の躯体4の目地部2側の床面には、目地プレート7の他端部が左右方向にスライド移動可能な凹所状の第2の目地プレート支持部6が形成されており、この第2の目地プレート支持部6の目地部2と反対側の端部には、好ましくは地震によって目地部2が狭くなった場合に目地プレート7の他端部が乗り上げる乗り上げ傾斜面10が形成されている。
【0020】
目地プレート7は、
図4及び
図5に示すように、浅皿状の目地プレート本体11と、前記目地プレート本体11の一端部側に設けられ、前記目地プレート用係止杭8の下部に連続する上部の傾倒状係止部12が挿入される1対の杭ケース13と、前記目地プレート本体11に充填されたセメントやモルタル等の充填部材14と、充填部材14の上部を覆うように設けられた化粧板15と、目地プレート本体11の他端部にヒンジ部材16を介して設けられたカバープレート17とで構成されている。なお、杭ケース13の上端部は、好ましくは目地プレートの表面から目視できないように埋没していることが望ましく、本実施形態においては、杭ケース13の上端部も前記化粧板15によって覆われている。
【0021】
この目地プレート7は、前後方向に略隙間なく複数個設置されており、本実施形態では、約2mm程度の間隔を有して複数個設置されている。略隙間なくとは、隣り合う目地プレート7が接触している場合や、僅かな間隙を有して配置されている場合も含むものである。
【0022】
目地プレート用係止杭8は、
図3及び
図4に示すように、第1の目地プレート支持部5に固定され、その上端部に前記目地プレートの一端部側を支持できる略水平の支持部9が形成され或いは設けられたベース部材18と、前記ベース部材18に形成された杭挿入孔19と、前記杭挿入孔19に挿入され、前記目地プレートを係止する傾倒状係止杭20と、前記ベース部材18の下部の前記一方の躯体3の壁面3aに固定状態で設けられ、前記係止杭20が上下方向に摺動するようにガイドするガイド部材21とで構成されている。
【0023】
ベース部材18は、本実施形態においては
図5に示すように、金属製で平板状の部材で、四角形状の杭挿入孔19が設けられている。このベース部材18は、一端部側(一方の躯体3側)がボルト等により第1の目地プレート支持部5に固定的に取り付けられている。また、他端部側は目地部2へ突出しており、杭挿入孔19の下方は目地部2となっている。
【0024】
係止杭20は、本実施形態において、
図5に示すように杭挿入孔19に上下方向に摺動可能に挿入されるとともに、下部に相当する挿入部22と、前記挿入部22に対して斜めに屈曲し、前記目地プレート7の杭ケース13に挿入されて前記目地プレート7を係止する機能を有し、上部に相当する傾倒状の係止部12とで構成されている。
【0025】
前記鉛直状の挿入部22は、本実施形態では、使用状態において略鉛直方向に延在し、その周囲が杭挿入孔19に略遊びなく挿入されるような形状であればよいが、好ましくは角柱状(例えば四角柱、三角柱、五角柱、六角柱等)や非真円形状 に形成されており、その下部は、ガイド部材21によって摺接自在に案内される。付言すると、杭挿入孔19と鉛直状挿入部22は略同一形状であることが望ましく、断面形状が多角形状、楕円状等、係止杭20が回動しないような形状であることが望ましい。なお、杭挿入孔19と挿入部22を略同一形状としない場合には、ガイド部23により係止杭20が回動しないようにガイドするとよい。また、挿入部22は回動可能な形状、例えば略真円形状等に形成されたものであっても本願発明に含まれるものである。
【0026】
この杭挿入孔19の下方には係止杭20をガイドするガイド部材21が固定されている。
このガイド部材21は、本実施形態においては
図6に示すように、レール状のガイド部23と、ガイド部23の両側部に設けられ、ボルト等により一方の躯体3の壁面に固定される取付部24とで構成されており、断面視において平板に溝形鋼を組み合わせたような形状に形成されている。挿入部22の前後方向の側面と一方の躯体3側の側面はこのガイド部23に略当接しており、挿入部22がガイドされることで係止杭20全体が前後方向や左右方向に傾斜することなく上下方向に摺動するようガイドされる。
【0027】
なお、本実施形態においては、ガイド部材21の上部が前記ベース部材の底面に当接し、前記ベース部材18を支持している。すなわち、取付部24及びガイド部23の上端部が略フラットに形成されており、この面がベース部材18の底部に当接することでガイド部23がリブのようにベース部材18の強度を補強し、ベース部材18が下方へたわむことを防止している。なお、目地プレート7の重量が軽い場合等には、ガイド部材21の上部がベース部材18に略当接するように設けなくてもよい。
【0028】
また、本実施形態では、1つのベース部材18に1つの係止杭20が挿入されるように構成されているが、1つのベース部材18に前後方向に間隔を隔てて複数個の係止杭20が挿入できるように構成してもよい。
【0029】
この目地プレート用係止杭8を用いて目地プレート7を係止する際には、まず、目地プレート用係止杭8のベース部材18を第1の目地プレート支持部5の所定の位置ボルト等で固定するとともに、杭挿入孔19の下部にガイド部23が位置するように、一方の躯体3の壁面にガイド部材21を固定する。その後、杭挿入孔19に係止杭20の挿入部22を挿入する。目地プレート用係止杭8を所定の位置に取り付けることにより目地プレート7の位置決めをすることができ、容易に目地プレート7を設置することができる。その後、係止杭20の係止部12が杭ケース13に挿入されるように目地プレート7を設置し、目地部2を塞ぐ。
【0030】
地震で左右の躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、
図7に示すように、目地プレート7の他端部が乗り上げ傾斜面10に乗り上げ、上方にせり上がり地震による揺れ動きを吸収する。
【0031】
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、
図8に示すように、目地プレート7の他端部側が第2の目地プレート支持部6の上面を左右方向にスライド移動し、地震による揺れ動きを吸収する。
【0032】
[発明を実施するための異なる形態]
次に、
図9乃至
図12に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0033】
図9乃至
図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、底部にガイド部材21を一体的に形成したベース部材18Aを用いた点で、このような目地プレート用係止杭8A及び床用目地装置1Aにしても前記第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0034】
目地プレート用係止杭8Aは、ベース部材18Aの底部にガイド部材21が一体的に形成されており、全体として正面視略T字状に形成されている。このガイド部材21は、ベース部材18Aに溶接等により固定されていてもよいし、鋳造等により一体的に形成してもよい。
【0035】
なお、本発明の実施形態においては、係止部が挿入部に対して斜めに屈曲したものについて説明したが、例えば略直角に屈曲した係止部としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は床用目地装置を製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0037】
1、1A:床用目地装置、 2:目地部、
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5:第1の目地プレート支持部、 6:第2の目地プレート支持部、
7:目地プレート、 8、8A:目地プレート用係止杭、
9:支持部、 10:乗り上げ傾斜面、
11:目地プレート本体、 12:係止部、
13:杭ケース、 14:充填部材
15:化粧板、 16:ヒンジ部材、
17:カバープレート、 18、18A:ベース部材、
19:杭挿入孔、 20:係止杭、
21:ガイド部材、 22:挿入部、
23:ガイド部、 24:取付部。
【要約】
【課題】目地プレートの設置が容易で、杭ケース等が目地プレートの表面にあらわれない目地プレートを使用できる目地プレート用係止杭及び床用目地装置を提供すること。
【解決手段】 躯体に形成された目地プレート支持部に固定され、その上部に目地プレートの一端部側を支持できる略水平の支持部を有するベース部材と、前記ベース部材に形成された杭挿入孔と、前記杭挿入孔に挿入され、前記目地プレートを係止する係止杭と、前記杭挿入孔の下部に設けられ、前記係止杭が上下方向に摺動するようにガイドするガイド部材とで構成され、前記係止杭は、前記杭挿入孔に上下方向に摺動可能に挿入される挿入部と、前記挿入部に対して屈曲し、前記目地プレートを係止する係止部とで構成されることを特徴とする。
【選択図】
図1