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特許7465370情報共有方法、装置、電子機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-02
(45)【発行日】2024-04-10
(54)【発明の名称】情報共有方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/15 20060101AFI20240403BHJP
   H04L 67/1097 20220101ALI20240403BHJP
   G06F 16/176 20190101ALI20240403BHJP
【FI】
H04N7/15
H04L67/1097
G06F16/176
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2022563867
(86)(22)【出願日】2021-04-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-26
(86)【国際出願番号】 CN2021089213
(87)【国際公開番号】W WO2021218794
(87)【国際公開日】2021-11-04
【審査請求日】2022-10-20
(31)【優先権主張番号】202010366929.1
(32)【優先日】2020-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ハ,ジホイ
(72)【発明者】
【氏名】シュイ,チェンイ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,グアンハン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ジンイ
(72)【発明者】
【氏名】ニエ,シャオタオ
(72)【発明者】
【氏名】グオ,ジョンヤン
(72)【発明者】
【氏名】チェン,タオ
(72)【発明者】
【氏名】ウ,ユイタオ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,チー
(72)【発明者】
【氏名】リュウ,ルンドン
(72)【発明者】
【氏名】ホアン,シュン
(72)【発明者】
【氏名】ジョウ,ミンミン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,ゴオウェイ
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ジアチー
(72)【発明者】
【氏名】シ,イン
(72)【発明者】
【氏名】ジュ,ビン
(72)【発明者】
【氏名】ルウ,シュハン
【審査官】大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-063062(JP,A)
【文献】特開2011-077992(JP,A)
【文献】特開2012-155672(JP,A)
【文献】特開2015-138352(JP,A)
【文献】特開2016-071642(JP,A)
【文献】特開2017-004503(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0095403(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/14 - 7/173
H04L 67/00 -67/75
G06F 16/00 -16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報共有方法であって、
メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答して、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定するステップと、
前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するステップと、
前記共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有するステップと、を含み、
前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するステップは、
前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定するステップであって、前記属性情報は、ストレージアドレスを含み、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定するステップは、前記共有ファイルのストレージアドレスを解析し、前記ストレージアドレスがサードパーティサーバーによって提供されたクラウドアドレスである場合、前記ストレージアドレスに基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定するステップを含む、ステップと、
前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するステップと、を含むことを特徴とする情報共有方法。
【請求項2】
前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する前記ステップは、
前記共有ファイルが予め区分された第1の共有レベルに属する場合、前記メイン共有端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザ、及び前記メイン共有端末が共有を要求する共有先端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザを呼び出し、前記共有ファイルを前記ブラウザのウィンドウに表示するステップを含むことを特徴とする請求項に記載の情報共有方法。
【請求項3】
前記第1の共有レベルに属する共有ファイルは、共有されている属性を有し、前記第1の共有レベルに属する共有ファイルを提供するサーバーは、協調能力を備えることを特徴とする請求項に記載の情報共有方法。
【請求項4】
前記共有ファイルは、URL(uniform resource locator)によって決定され、前記URLは、前記メイン共有端末によって共有ウィンドウにおいて指定され、サーバーを介して前記共有先端末に送信されることを特徴とする請求項に記載の情報共有方法。
【請求項5】
前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第1のサポートレベルに属する場合、前記メイン共有端末のID(identity)情報に基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録し、予め設定された共有範囲内の共有先端末で、前記プレゼンテーション操作に基づいて共有ファイルをレンダリングするステップをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の情報共有方法。
【請求項6】
前記メイン共有端末のID情報に基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録し、予め設定された共有範囲内の共有先端末で、前記プレゼンテーション操作に基づいて共有ファイルをレンダリングする前記ステップは、
第1のサーバーによって前記メイン共有端末のID識別子情報を第2のサーバーに送信し、前記第2のサーバーが前記ID識別子情報に基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録することを許可するステップと、
前記第2のサーバーによって送信された、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を前記第1のサーバーによって受信し、予め設定された共有範囲内の共有先端末で、前記プレゼンテーション操作に基づいて共有ファイルをレンダリングするステップと、を含むことを特徴とする請求項に記載の情報共有方法。
【請求項7】
前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第2のサポートレベルに属する場合、前前記共有ファイルに対する記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視し、監視されたプレゼンテーション操作を前記共有先端末にレンダリングするステップをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の情報共有方法。
【請求項8】
前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視するステップは、
予め設定された監視プログラムに基づいて、前記共有ファイルにおける予め設定された被監視要素、及び前記被監視要素に対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視するステップを含むことを特徴とする請求項に記載の情報共有方法。
【請求項9】
前記被監視要素は、共有インターフェースのスクロールバーの位置情報及び/又は操作入力装置の位置情報を含むことを特徴とする請求項に記載の情報共有方法。
【請求項10】
前記第1のサポートレベルの共有ファイルに対する共有アプリケーションのサポート力は、前記第2のサポートレベルの共有ファイルに対する前記共有アプリケーションのサポート力よりも大きく、前記サポート力は、前記共有ファイルに対するプレゼンテーション操作の収集方式及び/又は収集範囲に基づいて決定されることを特徴とする請求項に記載の情報共有方法。
【請求項11】
前記共有アプリケーションはマルチメディア会議アプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、ライブビデオストリーミングアプリケーション及びグループチャットインタラクションアプリケーションのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項10に記載の情報共有方法。
【請求項12】
前記共有ファイルはウェブページを含み、
前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する前記ステップは、
前記共有ファイルが予め区分された第2の共有レベルに属する場合、前記ファイル共有要求が共有を要求する第1のウェブページのウェブページ要素情報を解析し、前記ウェブページ要素情報を共有先端末に伝送し、前記共有先端末が前記ウェブページ要素情報に基づいて第2のウェブページをレンダリングして表示することを許可するステップを含むことを特徴とする請求項に記載の情報共有方法。
【請求項13】
前記第2の共有レベルに属する共有ファイルは、共有可能な属性を有し、前記第2の共有レベルに属する共有ファイルを提供するサーバーは、協調能力を備えていないことを特徴とする請求項12に記載の情報共有方法。
【請求項14】
前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する前記ステップは、
前記共有ファイルが、予め区分された第3の共有レベルに属する場合、前記共有ファイルの共有を停止し、前記共有ファイルの共有に失敗したことを示す提示情報を生成するステップ、を含むことを特徴とする請求項に記載の情報共有方法。
【請求項15】
前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する前記ステップは、
記ストレージアドレスが、前記メイン共有端末のローカルアドレスである場合、画面共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有するステップ、を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報共有方法。
【請求項16】
情報共有装置であって、
メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答して、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定するための共有ファイル決定モジュールと、
前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するための共有方式決定モジュールであって、前記共有方式決定モジュールは、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定することと、前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定することとを行い、前記属性情報は、ストレージアドレスを含み、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定することは、前記共有ファイルのストレージアドレスを解析し、前記ストレージアドレスがサードパーティサーバーによって提供されたクラウドアドレスである場合、前記ストレージアドレスに基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定することを含む、共有方式決定モジュールと、
前記共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有するためのファイル共有モジュールと、を含むことを特徴とする装置。
【請求項17】
電子機器であって、
1つ又は複数のプロセッサーと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、を含み、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサーによって実行されるときに、前記1つ又は複数のプロセッサーに請求項15に記載の情報共有方法を実施させることを特徴とする電子機器。
【請求項18】
コンピュータ実行可能な指令が含まれた記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能な指令がコンピュータのプロセッサーによって実行されるときに、請求項15に記載の情報共有方法を実行することを特徴とする記憶媒体。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2020年04月30日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202010366929.1であり、出願名称が「情報共有方法、装置、電子機器及び記憶媒体」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、その全内容が本出願に援用により組み込まれる。
【0002】
本開示の実施例は、コンピュータ技術分野に関し、特に、情報共有方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関している。
【背景技術】
【0003】
ネットワーク技術の継続的な発展に伴い、インターネットを介した情報共有は、ユーザーが情報インタラクションを行う重要な方式の1つになった。しかし、関連する情報共有技術は、情報の共有及びインタラクションを既にサポートしたが、共有画面が滑らかで明瞭ではないなどの様々な問題が相変わらず存在し、情報共有の効果及びユーザーの情報共有エクスペリエンスに深刻な影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、情報共有方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様によれば、本開示の実施例は、情報共有方法を提供し、当該方法は、
メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答して、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定するステップと、
前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するステップと、
前記共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有するステップと、を含む。
【0006】
第2の態様によれば、本開示の実施例は、情報共有装置をさらに提供し、当該装置は、
メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答して、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定するための共有ファイル決定モジュールと、
前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するための共有方式決定モジュールと、
前記共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有するためのファイル共有モジュールと、を含む。
【0007】
第3の態様によれば、本開示の実施例は、電子機器をさらに提供し、前記電子機器は、
1つ又は複数のプロセッサーと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、を含み、
前記1つ又は複数のプログラムは、前記1つ又は複数のプロセッサーによって実行されるときに、前記1つ又は複数のプロセッサーに、本開示の実施例のいずれか1つに記載の情報共有方法を実施させる。
【0008】
第4の態様によれば、本開示の実施例は、コンピュータ実行可能な指令が含まれた記憶媒体を提供し、前記コンピュータ実行可能な指令は、コンピュータのプロセッサーによって実行されるときに、本開示の実施例のいずれか1つに記載の情報共有方法を実行する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の実施例の技術案において、共有ファイルの属性情報に基づいて、当該共有ファイルの共有方式を決定することによって、共有ファイルの差別を十分に配慮し、共有ファイルの属性情報に基づいて、共有ファイルに対してパーソナライズ共有を行うことによって、共有方式を共有ファイルによくマッチングし、これにより、共有ファイルは、その属性情報に合致する共有方式によって共有することができ、関連技術における、全ての共有ファイルに対していずれも同じ固定共有方式で共有を行うことによる、共有画面が滑らかで明瞭ではないなどの様々な問題を解決し、共有ファイルを滑らかに共有するという技術効果を実現し、ユーザーの情報共有エクスペリエンスを向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点、並びに態様は、添付の図面と併せて以下の具体的な実施形態を参照することによってより明らかになる。図面全体を通して、同一又は類似の符号は、同一又は類似の要素を示す。ここで、図面は、概略的なものであり、部品及び要素は必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではない。
図1】本開示の実施例1による情報共有方法のフロー概略図である。
図2】本開示の実施例2による情報共有方法のフロー概略図である。
図3】本開示の実施例3による情報共有方法のフロー概略図である。
図4】本開示の実施例4による情報共有方法のフロー概略図である。
図5】本開示の実施例5による情報共有方法のフロー概略図である。
図6】本開示の実施例6による情報共有装置の構成概略図である。
図7】本開示の実施例7による電子機器の構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例についてより詳しく説明する。本開示のいくつかの実施例は図面に示されているが、本開示は様々な形態で実現されることができ、本明細書に記載の実施例に制限されるものと解釈されるべきではなく、むしろこれらの実施例は本開示をより深くかつ完全に理解するために提供されることを理解されたい。また、本開示の図面及び実施例は、例示的な目的のためにのみ使用され、本開示の保護範囲を制限することを意図するものではないことは理解されるべきである。
【0012】
本開示の方法の実施形態に記載される各ステップは、異なる順序に従って実行され、及び/又は並行して実行されることが理解されるべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップを含み、及び/又は図示されるステップの実行を省略し得る。本開示の範囲はこの点に関して限定されない。
【0013】
本明細書で使用される「含む」という用語及びその変形は、自由形式の包含、即ち、「含むがこれらに限定されない」という意味である。「に基づく」という用語は、「少なくとも部分的に基づく」という意味である。「一実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を意味し、「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を意味し、「いくつかの実施例」という用語は、「少なくともいくつかの実施例」を意味する。他の用語の関連する定義は、以下で説明される。
【0014】
なお、本開示で言及される「第1」、「第2」などの概念は、異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためにのみ使用され、これらの装置、モジュール、又はユニットによって実行される機能の順序又は相互依存関係を限定することを意図するものではない。
【0015】
なお、本開示で言及される「1つ」、「複数」の修飾は限定ではなく、例示的なものであり、当業者であれば理解できるように、本明細書において特に指摘されない限り、「1つ又は複数」として理解されるべきである。
【0016】
実施例1
図1は本開示の実施例1による情報共有方法の概略フローチャートであり、本開示の実施例は特に、複数のユーザーが同じ共有ファイルに対してプレゼンテーション操作を行う場合に適用されることができ、当該方法は、情報共有装置によって実行されることができ、当該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実現されることができ、当該装置は、サーバーに配置され、端末と協働して本開示の情報共有方法を実施することができる。ここで、サーバーは単一のサーバーであってもよいし、又は通信接続された複数のサーバーからなる、1つ又は複数の機能を提供できるサーバークラスタであってもよい。
【0017】
図1に示すように、本実施例の方法は、以下のステップを含み、
S110:メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答して、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定する。
【0018】
メイン共有端末は、ファイル共有要求を開始する開始者として理解される。ファイル共有要求は、当該共有要求に対応する共有ファイルの共有を要求するために使用される。ファイル共有要求の具体的なトリガー方式、又は共有トリガー操作は、様々であってもよく、例えば、第1のプリセット領域のプリセットキーをトリガーすること、または、第2のプリセット領域内でプリセットトリガー操作を完了することであってもよく、第1のプリセット領域及び第2のプリセット領域は、実際のニーズに応じて設定され、第1のプリセット領域及び第2のプリセット領域は、同じでも異なってもよい。プリセットキーのトリガー方式は、プリセット時間以上キーを押し続けること、又は、プリセット回数のクリックを完了することなどであってもよい。プリセットトリガー操作は、プリセットマークをドラッグすること、又はプリセット軌跡を形成するようにカーソルを制御することなどであってもよい。また、ファイル共有要求は、音声指令又はジェスチャー認識などの方式で開始されてもよい。
【0019】
任意選択で、共有ファイルは、共有ドキュメントを含む。例示的に、共有ドキュメントは、Jackinsドキュメント、wordドキュメント、Excelドキュメント及びPPT(PowerPoint、プレゼンテーション)ドキュメントなどのうちの少なくとも1つを含む。なお、上記は、共有ファイルの一例のみであり、共有されるものはファイル形式であれば、いずれも本開示の保護範囲に属し、本開示は、共有ファイルの具体的な形式及び内容を限定していない。
【0020】
共有ファイルをウェブページとして例にとると、ファイル共有要求は、具体的に以下のように開始され、即ち、受信されたユーザーの共有トリガー操作に応答して、候補の共有ウェブページ入力インターフェースを表示し、前記共有ウェブページ入力インターフェースでユーザーが入力したホームページアドレスに基づいて、前記共有要求を生成する。
【0021】
S120:前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する。
【0022】
前記属性情報は、ストレージアドレスを含むことができる。任意選択で、当該ストレージアドレスは、メイン共有端末に対応する端末のローカル側のローカルストレージアドレスであってもよいし、サードパーティサーバー側のクラウドストレージアドレスであってもよい。前記サードパーティサーバーは、メイン共有端末に対応するローカル端末以外のサーバーであってもよい。例えば、共有ファイルがウェブページである場合、ストレージアドレスは、ホームページアドレスであり、ホームページアドレスは具体的に、IP(Internet Protocol、インターネットプロトコル)アドレス及び/又はドメイン名アドレスであってもよい。なお、共有ファイルの属性情報は、共有ファイルのストレージアドレスを含むが、これに限定されず、例えば、共有ファイルのフォーマット及び/又は前記共有ファイルを提供する(carrying)サーバーなどを含んでもよい。
【0023】
関連する情報共有技術は一般的に、全ての共有ファイルを同じ固定共有方式で共有し、このような設置は、共有ファイルの一部のみを滑らかかつ明瞭に共有できる。ただし、共有ファイルは、様々であるため、共有ファイルのパーソナライズ差により、共有環境及び共有方式に対する適用性も異なり、例えば、共有ファイルのサイズ及び現在ネットワーク状況などは、いずれも共有ファイルを共有先端末に共有するときに、滑らかさが低く、明瞭さが悪いなどの技術問題を招致する恐れがある。従って、全ての共有ファイルは固定の共有方式で共有されると、共有ファイルの共有方式に対するパーソナライズ要件を十分に満たすことができない。本開示の実施例の技術案は、共有ファイルの差別を十分に配慮し、共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定することにより、共有方式を共有ファイルによくマッチングすることで、共有ファイルは、その属性情報にマッチングする共有方式によって共有することができ、共有ファイルを滑らかに共有し、ユーザーの情報共有エクスペリエンスを向上させるという技術効果を達成する。
【0024】
なお、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定することは、属性情報が異なる共有ファイルは異なる共有方式に対応してもよいし、属性情報が同じである共有ファイルは異なる共有方式に対応してもよく、無論、属性情報が同じである共有ファイルは同じ共有方式に対応してもよい。例えば、一部の共有ファイルは1つの共有方式に対応し、一部の共有ファイルは2つ以上の共有方式に対応してもよく、共有ファイルが2つ以上の共有方式に対応できる場合、現在のネットワーク環境及び実際のニーズに応じて共有方式を選択し、又は共有方式をランダムに選択し、又はデフォルト共有方式を使用してもよい。以上のように、共有ファイルが具体的にどの共有方式を使用するかについて、実際のニーズに応じて設置すればよく、ここで、具体的に限定していない。例えば、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルを少なくとも2つの共有レベルに予め分けて、各共有レベルに対応する共有方式を設置することで、共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有レベルを決定し、さらに、共有ファイルの共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する。
【0025】
S130:前記共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有する。
【0026】
予め設定された共有範囲は、メイン共有端末、及び当該メイン共有端末に対応する共有先端末に基づいて決定される。一般的に、メイン共有端末と同じ共有イベントにある共有先端末を、当該メイン共有端末に対応する共有先端末とすることができる。同じ共有イベントは、同じ共有ファイルの共有に参加する必要があるイベントとして理解される。メイン共有端末に対応する共有先端末は、メイン共有端末以外の当該共有ファイルの共有ブジェクトとして簡単に理解される。例えば、予め設定された共有範囲は、同じマルチメディア会議に参加する各クライアントであってもよい。
【0027】
具体的に、共有ファイルの属性情報に対応する共有方式に基づいて、前記共有ファイルを予め設定された共有範囲内に共有する。共有は、前記共有ファイルをレンダリングして、メイン共有端末の共有ウィンドウ及び共有先端末の共有ウィンドウに表示することを含むことができる。
【0028】
本開示の実施例の技術案において、共有ファイルの属性情報に基づいて、当該共有ファイルの共有方式を決定することは、共有ファイルの差別を十分に配慮する。共有ファイルの属性情報に基づいて、共有ファイルに対してパーソナライズ共有を行って、共有方式を共有ファイルによくマッチングすることにより、共有ファイルは、その属性情報にマッチングする共有方式によって共有することができ、関連技術において、全ての共有ファイルを同じ固定共有方式で共有することによる、共有画面が滑らかで明瞭ではないなどの様々な問題を解決し、共有ファイルを滑らかに共有するという技術効果を達成し、ユーザーの情報共有エクスペリエンスを向上させる。
【0029】
実施例2
図2は、本開示の実施例2による情報共有方法の概略フローチャートである。本実施例は、上記の実施例における各任意の解決策と組み合わせることができる。本実施例において、任意選択で、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するステップは、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定し、前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するステップを含み、前記属性情報は、ストレージアドレスを含む。
【0030】
図2に示すように、本実施例の方法は以下のステップを含み、
S210:メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答して、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定する。
S220:前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定し、前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する。
【0031】
本開示の実施例において、前記属性情報は、ストレージアドレスを含み、それに応じて、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定するステップは、前記共有ファイルのストレージアドレスに基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定するステップを含む。具体的に、前記共有ファイルのストレージアドレスを解析し、解析結果に基づいて、前記共有ファイルを提供するサーバーを決定し、前記共有ファイルを提供するサーバーに基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定する。ここで、前記共有ファイルを提供するサーバーと前記共有レベルとの間の対応関係を予め確立し、さらに、前記共有ファイルを提供するサーバー及び当該対応関係に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定する。
【0032】
任意選択で、前記共有ファイルのストレージアドレスに基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定し、さらに、前記共有ファイルのストレージアドレスを解析することで、ターゲットキーフィールドを取得し、前記ターゲットキーフィールドをプリセットキーフィールドにマッチングして、プリセットキーフィールドと共有レベルとの対応関係に基づいて、前記ターゲットキーフィールドに対応する共有レベルを決定し、即ち、前記共有ファイルの共有レベルを決定することができる。類似的に、プリセットキーフィールドと共有レベルとの間の対応関係を予め確立してもよい。前記ターゲットキーフィールドは、ストレージアドレスのヘッダーに位置する、予め設定された文字長さを有するフィールドであってもよい。
【0033】
なお、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定する前、共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルを少なくとも1つの共有レベルに区分することができる。任意選択で、前記共有ファイルの協調能力に基づいて、前記共有ファイルを少なくとも2つの共有レベルに区分することができる。例えば、前記共有ファイルが共有可能であり、且つ前記第1の共有レベルに属する共有ファイルを提供するサーバーが協調能力を具備する場合、前記共有ファイルを第1の共有レベルに区分し、前記共有ファイルは共有可能であるが、前記共有ファイルを提供するサーバーは協調能力を具備していない場合、前記共有ファイルを第2の共有レベルに区分する。共有可能は、メイン共有端末がファイル共有要求に基づいて、共有ファイルを共有先端末に共有できるとして理解され、協調能力は、2つ以上のサーバーが協働して同じ共有ファイルに対する共有を実現する能力として理解される。
【0034】
上記の任意の解決策に基づいて、さらに、前記共有ファイルに対する共有プラットフォームのサポート程度に基づいて、第1の共有レベルに属する前記共有ファイルを少なくとも2つのサポートレベルに区分し、さらに、前記共有ファイルの共有レベルにおけるサポートレベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定してもよい。具体的に、前記共有ファイルが協調能力を具備し、かつ共有プラットフォームが前記共有ファイルに対して第1のサポート程度を具備する場合、前記共有ファイルを第1の共有レベルにおける第1のサポートレベルに区分し、前記共有ファイルが協調能力を具備し、かつ共有プラットフォームが前記共有ファイルに対して第2のサポート程度を具備する場合、前記共有ファイルを第1の共有レベルにおける第2のサポートレベルに区分し、前記第2のサポート程度は前記第1のサポート程度より小さい。
【0035】
また、前記共有ファイルのファイルセキュリティに基づいて、前記共有ファイルの共有レベルを区分してもよい。前記共有ファイルを提供するサーバーが合法であるかどうか、及び/又は共有ファイルのクレーム記録などのデータに基づいて、前記共有ファイルのファイルセキュリティを決定してもよい。無論、共有ファイルのセキュリティは、専任技術者によってスクリーニングされてもよく、ファイルセキュリティが悪い共有ファイルをブラックリストに分類し、ブラックリストにおける共有ファイルを共有するファイル共有要求を受信した場合、共有しなくてもよい。
【0036】
なお、以上は、いくつかの共有レベルの区分の場合のみを例示的に説明し、実際応用において、ユーザーは共有ファイルの属性及び実際のニーズに基づいて、共有ファイルに対して共有レベルの区分を行って、区分された共有レベルの数、及び共有ファイルの共有レベルを区分する根拠について、ここで、具体的に限定していない。
【0037】
本開示の実施例において、まず、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定し、さらに、前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定してもよい。異なる共有レベルは異なる共有方式にそれぞれ対応し、これによって、共有ファイルの属性情報に従って共有ファイルを共有し、共有の滑らかさ及び明瞭さが保証される。
【0038】
S230:前記共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有する。
【0039】
本開示の実施例の技術案において、共有ファイルの属性情報に基づいて、共有ファイルが所属する共有レベルを決定し、即ち、共有ファイルの属性に基づいて、共有ファイルを分類し、共有レベルを決定し、さらに、共有レベルに基づいて、当該共有ファイルの共有方式を決定する。共有レベルを共有方式にマッチングすることで、共有ファイルと共有方式とのパーソナライズマッチングを実現し、共有ファイルに対する共有をよりよく完成することができ、ユーザーの情報共有エクスペリエンスをさらに向上させる。
【0040】
実施例3
図3は、本開示の実施例3による情報共有方法の概略フローチャートである。本実施例は、上記の実施例における各任意の解決策と組み合わせることができる。本実施例において、任意選択で、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定するステップは、前記共有ファイルのストレージアドレスを解析し、前記ストレージアドレスがサードパーティサーバーによって提供されるクラウドアドレスである場合、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定するステップを含む。
【0041】
任意選択で、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するステップは、前記共有ファイルのストレージアドレスを解析し、前記ストレージアドレスが前記メイン共有端末のローカルアドレスである場合、画面共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有するステップを含む。
【0042】
図3に示すように、本実施例の方法は以下のステップを含み、
S310:メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答して、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定する。
S320:前記共有ファイルのストレージアドレスを解析し、前記ストレージアドレスが前記メイン共有端末のローカルアドレスであるかどうかを判定し、前記ストレージアドレスが前記メイン共有端末のローカルアドレスである場合、ステップS330を実行し、前記ストレージアドレスがサードパーティサーバーによって提供されるクラウドアドレスである場合、ステップS340を実行する。
【0043】
本開示の実施例において、共有ファイルのストレージアドレスを解析し、解析結果に基づいて、ストレージアドレスを前記メイン共有端末のローカルアドレス、及びサードパーティサーバーによって提供されるクラウドアドレスに分け、さらに、ローカルアドレス及びクラウドアドレスの共有ファイルに異なる共有方式をそれぞれ割り当てる。
【0044】
S330:画面共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有する。
【0045】
具体的に、前記ストレージアドレスが前記メイン共有端末のローカルアドレスである場合、まず、メイン共有端末のローカルで、画面展示コンテンツの画像ストリーム及び/又はビデオストリームをキャプチャしてから、キャプチャされた画像ストリーム及び/又はビデオストリームをネットワーク帯域幅伝送によって、予め設定された共有範囲内の共有先端末に送信することができる。ネットワーク伝送圧力を低減させるために、画像ストリーム及び/又はビデオストリームに対してビットレート圧縮を行うことで、伝送帯域幅を減少することができ、圧縮された画像ストリーム及び/又はビデオストリームを受信した後、共有先端末は、受信された画像ストリーム及び/又はビデオストリームを解凍及び復元し、これによって、前記共有ファイルの共有を実現する。
【0046】
S340:前記メモリアドレに基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定し、前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定し、S350を実行する。
【0047】
クラウドストレージに対応するネットワーク環境の複雑さ、及びクラウドアドレスに記憶された共有ファイルの対応可能なサーバーの異なり、共有ファイルの属性情報も同じではないなどの要因による共有ファイルへの影響を配慮すると、開示された実施例において、前記ストレージアドレスが、サードパーティサーバーによって提供されるクラウドアドレスである場合、前記メモリアドレに基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定し、さらに、前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する。
【0048】
S350:前記共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有する。
【0049】
本開示の実施例の技術案において、共有ファイルのストレージアドレスを解析し、共有ファイルのストレージアドレスがローカルアドレスであるか、それともクラウドアドレスであるかを判定して、ローカルアドレスの共有ファイル及びクラウドアドレスの共有ファイルに異なる共有方式をそれぞれ割り当て、画面共有方式で、ローカルアドレスの共有ファイルを迅速且つ効果的に共有できる。より重要なことは、本開示の実施例の技術案は、クラウドアドレスに記憶された共有ファイルの複雑さ及び差異性を十分に配慮し、クラウドアドレスの共有ファイルに対して、共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定し、クラウドアドレスの共有ファイルを分類し、さらに、共有レベルに基づいて、共有ファイルの共有方式を決定し、これにより、共有ファイルを共有方式によりよくマッチングし、情報共有の滑らかさ及び明瞭さを保証する。
【0050】
実施例4
図4は、本開示の実施例4による情報共有方法の概略フローチャートである。本実施例は、上記の実施例における各任意の解決策と組み合わせることができる。本実施例において、任意選択で、前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するステップは、前記共有ファイルが予め区分された第1の共有レベルに属する場合、前記メイン共有端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザ、及び前記メイン共有端末が共有を要求する共有先端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザを呼び出して、前記共有ファイルを前記ブラウザのウィンドウに表示するステップを含む。
【0051】
任意選択で、前記共有ファイルは、ウェブページを含み、それに応じて、前記共有レベルに基づいて前記共有ファイルの共有方式を決定するステップは、前記共有ファイルが予め区分された第2の共有レベルに属する場合、前記ファイル共有要求が共有を要求する第1のウェブページのウェブページ要素情報を解析し、前記ウェブページ要素情報を共有先端末に伝送し、前記共有先端末が前記ウェブページ要素情報に基づいて、第2のウェブページをレンダリングして表示するようにするステップを含む。
【0052】
任意選択で、前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するステップは、前記共有ファイルが予め区分された第3の共有レベルに属する場合、前記共有ファイルの共有を停止し、前記共有ファイルの共有に失敗したことを示す提示情報を生成するステップを含む。
【0053】
図4に示すように、本実施例の方法は以下のステップを含み、
S410:メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答して、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定する。
S420:前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定する。
S430、前記共有ファイルが予め区分された第1の共有レベルに属する場合、前記メイン共有端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザ、及び前記メイン共有端末が共有を要求する共有先端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザを呼び出して、前記共有ファイルを前記ブラウザのウィンドウに表示する。
【0054】
例示的に、前記第1の共有レベルに属する共有ファイルは、共有可能な属性を具備し、前記第1の共有レベルに属する共有ファイルを提供するサーバーは、協調能力を具備する。
【0055】
具体的に、前記共有ファイルは、URL(uniform resource locator)によって決定され、前記URLは、前記メイン共有端末によって共有ウィンドウにおいて指定され、サーバーを介して前記共有先端末に送信される。
【0056】
例えば、まず、サーバーとメイン共有端末との間の通信接続を確立する。メイン共有端末とサーバーとの接続が成功した後、メイン共有端末は、ローカル側の共有ウィンドウにおいて共有を必要とするURLを指定してから、サーバーによって、メイン共有端末の共有を必要とするURLを共有先端末に送信してもよく、メイン共有端末及び共有先端末は、URLに基づいて、共有ファイルを受信した後、共有ファイルをロードして解析する。メイン共有端末及び共有先端末のインタラクションインターフェースのブラウザによって展示し、この場合、URLにおける共有ファイルのコンテンツをメイン共有端末及び共有先端末に展示することができる。ここで、本技術案は、特定のURLのみを伝送すればよく、画面での全てのコンテンツを強制的に選択して伝送する必要がない。
【0057】
また、共有ファイルを切り替える必要がある場合、共有対象となるURLを再び選択して、メイン共有端末及び共有先端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザによって、当該URLを開けばよく、マルチコンテンツ議論のシーンにとって、切り替えのコストが非常に低く、インタラクションがフレンドリーである。
【0058】
S440:前記共有ファイルが予め区分された第2の共有レベルに属する場合、前記ファイル共有要求が共有を要求する第1のウェブページのウェブページ要素情報を解析し、前記ウェブページ要素情報を共有先端末に伝送して、前記共有先端末が前記ウェブページ要素情報に基づいて、第2のウェブページをレンダリングして表示するようにする。
【0059】
例示的に、前記第2の共有レベルに属する共有ファイルは、共有可能であるが、前記共有ファイルを提供するサーバーが協調能力を具備しないファイルであってもよい。なお、本開示の実施例において、共有可能とは、共有ファイル自体が共有を許可すると理解されてもよいし、共有アプリケーションが当該共有ファイルの共有を許可すると理解されてもよい。共有ファイル自体が共有を許可するかどうかについて、一般的に、前記共有ファイルを提供するサーバーによって決定され、共有アプリケーションが当該共有ファイルの共有を許可するかどうかについて、一般的に、前記共有アプリケーションのサーバーによって決定される。共有ファイルは共有可能な属性を具備するかどうかということは、メイン共有端末が前記共有ファイルに対して共有権限を具備するかどうかを含む。ここで、当該共有権限は実際のニーズに応じて変更されてもよい。
【0060】
具体的に、前記第1のウェブページにおけるウェブページ要素情報を解析するステップは、前記第1のウェブページのウェブページ構造を解析し、ウェブページ要素及び前記ウェブページ要素に対応するレンダリング方式を取得し、前記ウェブページ要素及び前記ウェブページ要素に対応するレンダリング方式を前記ウェブページ要素情報とするステップを含むことができる。前記第1のウェブページのウェブページ構造を解析するステップは、前記第1のウェブページがプリセットブラウザインターフェースにおいてレンダリングされたウェブページ構造を解析するステップを含む。
【0061】
任意選択で、前記ウェブページ要素情報を共有先クライアントに伝送して、前記共有先者クライアントが前記ウェブページ要素情報に基づいて、第2のウェブページをレンダリングして表示するようにするステップは、前記ウェブページ要素及び前記ウェブページ要素に対応するレンダリング方式を共有先クライアントに伝送して、前記共有先者クライアントが前記プリセットブラウザと同じレンダリングアルゴリズムに基づいて、対応するレンダリング方式を利用して、前記ウェブページ要素をレンダリングして、レンダリングされた第2のウェブページを表示するようにするステップを含む。具体的に、前記ウェブページ要素情報をシーケンス化して、ウェブページ要素文字列を取得するステップと、前記ウェブページ要素文字列を共有先クライアントに伝送して、前記共有先クライアントが前記ウェブページ要素文字列を逆シーケンス化し、逆シーケンス化されたウェブページ要素情報に基づいて、第2のウェブページをレンダリングして表示するステップと、を含む。
【0062】
S450:前記共有ファイルが予め区分された第3の共有レベルに属する場合、前記共有ファイルの共有を停止し、前記共有ファイルの共有に失敗したことを示す提示情報を生成する。
【0063】
第3の共有レベルに属する共有ファイルは、ブラックリストに属する共有ファイルであってもよい。例示的に、ブラックリストは、共有ファイルのネットワークセキュリティ、共有アプリケーションとの互換性、及び共有ファイルのコンテンツの健全などのうちの少なくとも1つに基づいて確立される。例えば、当該共有ファイルがウイルスファイルであるかどうか、又は不正ウェブページに由来するかどうか、或いは多くの人によって告発又はクレームされたウェブページであるかどうか、若しくは共有権限が制限され、共有されると、侵害又は高額な費用が発生するファイルであるかどうかなどを検出することができる。
【0064】
前記共有ファイルが予め区分された第3の共有レベルに属する場合、メイン共有端末及び共有先端末における当該共有ファイルの共有を停止し、前記共有ファイルの共有に失敗したことを示す提示情報を生成し、当該共有ファイルの共有が失敗することをメイン共有端末のメイン共有者に提示する。ここで、提示情報は、当該共有ファイルの共有を一時停止することをユーザーに提示するためのものであり、これに基づいて、質問情報を表示し、これにより、ユーザーが共有を引き続くかどうかを選択し、さらにユーザーが選択した、共有を引き続くかどうかの操作に応答する。このような設置の利点は、ユーザーがブラックリストにおける共有ファイルを共有しようとする場合でも、共有可能な属性を具備し、ユーザーのパーソナライズニーズをよりよく満たすことができることである。
【0065】
S460:前記共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有する。
【0066】
なお、本開示の実施例における各操作ステップの前の番号は実行順序を限定していなく、ただ各技術特徴を区別するためのものであり、各技術特徴の具体的な実行順序は技術案自体によって決定され、例えば、本実施例におけるS430、S440、S450は順序番号であるが、実行順序ではなく、具体的にどの技術特徴を実行するかについて、技術特徴の実行条件に基づいて決定される。
【0067】
本開示の実施例の技術案において、共有ファイルが所属する異なる共有レベルを決定することで、共有ファイルが所属する共有レベルに対応する共有方式をそれぞれ実行し、前記メイン共有端末及び共有先端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザを呼び出すことで、前記共有ファイルをブラウザのウィンドウに表示し、これにより、ビデオストリームの符号化及び復号化操作を減少させ、帯域幅に対する圧力を大幅に低減させることができる。そして、メイン共有端末及び共有先端末が確認するコンテンツは、いずれもそれ自体のローカル側ブラウザによって開けられ、セキュリティがより高く、又は、共有を要求する第1のウェブページのウェブページ要素情報を解析し、ウェブページ要素情報を共有先端末に伝送することで、共有先端末は前記ウェブページ要素情報に基づいて、第2のウェブページをレンダリングして表示し、これにより、共有ファイルの共有先端末インターフェースに展示されるコンテンツは、メイン共有端末に展示されたコンテンツとは異なる可能性があるという技術問題を解决し、共有ファイルの同じビューの共有を実現することができ、或いは、共有ファイルの共有を停止し、前記共有ファイルの共有に失敗したことを示す提示情報を生成するように、メイン共有端末を操作するメイン共有者に注意を促すことも可能であり、当該技術案は特に、セキュリティリスクが存在する予め設定された共有ファイルの共有を拒否するシーンに適しており、情報共有のセキュリティを十分に保証することができ、共有ファイルの属性情報に基づいて、共有ファイルに共有方式を配置することで、ユーザーの情報インタラクションエクスペリエンスを向上させる。
【0068】
実施例5
図5は、本開示の実施例5による情報共有方法の概略フローチャートである。本実施例は、上記の実施例における各任意の解決策と組み合わせることができる。本実施例において、任意選択で、前記情報共有方法は、前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第1のサポートレベルに属する場合、前記メイン共有端末のID(identity)情報に基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録し、予め設定された共有範囲内のクライアントで、前記プレゼンテーション操作に基づいて共有ファイルをレンダリングするステップをさらに含む。ここで、共有ファイルに対するメイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録することについて説明したが、これは単なる例示である。実際の応用シーンにおいて、サーバーはまず、共有ファイルをプレゼンテーションするプレゼンテーションクライアントを決定し、当該プレゼンテーション操作に基づいて、予め設定された共有範囲内のクライアントに表示される共有ファイルをレンダリングする。
【0069】
本実施例において、任意選択で、前記情報共有方法は、前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第2のサポートレベルに属する場合、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視し、監視されたプレゼンテーション操作を前記共有先端末にレンダリングするステップをさらに含む。
【0070】
図5に示すように、本実施例の方法は具体的に以下のステップを含み、
S510:メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答して、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定する。
S520:前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定する。
S530:前記共有ファイルが予め区分された第1の共有レベルに属する場合、前記メイン共有端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザ、及び前記メイン共有端末が共有を要求する共有先端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザを呼び出して、前記共有ファイルを前記ブラウザのウィンドウに表示する。
S540:前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第1のサポートレベルに属する場合、前記メイン共有端末のID情報に基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録し、予め設定された共有範囲内のクライアントで、前記プレゼンテーション操作に基づいて共有ファイルをレンダリングする。
【0071】
任意選択で、前記プレゼンテーション操作は、共有先のクライアントの共有ウィンドウにおける前記共有ドキュメントの展示コンテンツ、前記共有ドキュメントにおけるプレゼンテーション位置、及び前記プレゼンテーション位置での共有操作を含む。
【0072】
具体的に、前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第1のサポートレベルに属する場合、前記メイン共有端末のID識別子情報を第1のサーバーによって第2のサーバーに送信して、前記第2のサーバーが前記ID識別子情報に基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録するようにし、前記第2のサーバーによって送信された、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を前記第1のサーバーによって受信し、予め設定された共有範囲内のクライアントで、前記プレゼンテーション操作に基づいて共有ファイルをレンダリングする。
【0073】
本開示の実施例において、第1のサーバーはメディア会議サーバーであってもよく、予め設定された共有範囲内のメイン共有端末、共有先端末及び共有ファイルなどの関連情報を決定し、さらに、共有ファイル及び共有ファイルに対するメイン共有端末のプレゼンテーション操作を予め設定された共有範囲内の共有先端末に同期する。
【0074】
任意選択で、第2のサーバーが前記ID情報に基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録する前、前記第1のサーバーが共有ファイルの共有要求を受信した場合、前記共有ファイルを第2のサーバーに通知するステップをさらに含んでもよい。前記共有ファイルを第2のサーバーに通知することは、共有ファイル取得方式の情報を第2のサーバーに送信することであってもよい。例えば、共有ファイルの対応するURLを第2のサーバーに送信する。
【0075】
本開示の実施例において、共有ファイルに対するメイン共有端末のプレゼンテーション操作を第2のサーバーによって記録する。第2のサーバーはDOCSサーバーであってもよい。なお、共有ファイルの共有に参加するプレゼンテーション者は変更される可能性があり、第2のサーバーは主に、共有ファイルに対するプレゼンテーション者のプレゼンテーション操作、即ち、共有される必要のあるプレゼンテーション操作を記録する。
【0076】
本技術案は、第1のサーバーと第2のサーバーとを通信接続することで、第1のサーバーと第2のサーバーとの間のインタラクションを実現し、第1のサーバーはメイン共有端末のID情報を第2のサーバーに送信して、共有ファイルに対するメイン共有端末のプレゼンテーション操作を第2のサーバーによって記録し、簡単且つ効果的な方法により、情報インタラクションの過程をよりスムーズにして、情報インタラクションエクスペリエンスを大幅に向上させる。
【0077】
例示的に、前記共有ファイルが、共有アプリケーションによってネイティブにサポートされる共有ファイルに属することが検出された場合、前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第1のサポートレベルに属すると判定する。又は、前記共有ファイルに対応するサーバーが、共有アプリケーションに対応するサーバーによって高度にサポート又は深く協力されている共有ファイルに属することが検出された場合、前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第1のサポートレベルに属すると判定する。
【0078】
S550:前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第2のサポートレベルに属する場合、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視し、監視されたプレゼンテーション操作を前記共有先端末にレンダリングする。
【0079】
具体的に、第2のサポートレベルに属する共有ファイルについて、イベントトラッキング分析の方式で、前記共有ファイルに対するメイン共有端末のプレゼンテーション操作を収集する。具体的に、予め設定された監視プログラムに基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視する。
【0080】
具体的に、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視するステップは、予め設定された監視プログラムに基づいて、前記共有ファイルにおける予め設定された被監視要素、及び前記被監視要素に対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視するステップを含む。前記被監視要素は、前記共有インターフェースのスクロールバーの位置情報及び/又は操作入力装置の位置情報などを含むが、これらに限定されていない。例えば、被監視要素はウェブページの編集ボックス及び/又はピクチャなどをさらに含む。なお、本開示の実施例の技術案において、被監視要素は実際のニーズに応じて設置され、さらに、監視を必要とする被監視要素に基づいて監視プログラムを設置する。
【0081】
具体的に、前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第2のサポートレベルに属する場合、予め設定された監視プログラムに基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視し、監視されたプレゼンテーション操作を共有アプリケーションに対応する、プレゼンテーション操作を同期するためのサーバーに通知し、さらに、共有アプリケーションに対応する、プレゼンテーション操作を同期するためのサーバーは、監視されたプレゼンテーション操作を前記共有先端末にレンダリングする。
【0082】
また、監視プログラムを設置しなくてもよく、前記共有ファイルに対するプレゼンテーション操作を収集するサーバー(収集サーバーと略称される)と、共有アプリケーションに対応する、プレゼンテーション操作を同期するためのサーバー(同期サーバーと略称される)との間を通信接続し、収集サーバーは、収集された前記共有ファイルに対するプレゼンテーション操作を直接的に同期サーバーに通知し、さらに、同期サーバーは、前記共有ファイルに対するメイン共有端末のプレゼンテーション操作を前記共有先端末にレンダリングする。
【0083】
本開示の実施例において、任意選択で、前記第1のサポートレベルの共有ファイルに対する共有アプリケーションのサポート力は、前記第2のサポートレベルの共有ファイルに対する前記共有アプリケーションのサポート力よりも大きく、前記サポート力は、前記共有ファイルに対するプレゼンテーション操作の収集方式及び/又は収集範囲に基づいて決定される。具体的に、収集方式は、データ収集を実行するサーバー及び/又はデータを取得する際に使用された収集手段を含む。例示的に、前記共有ファイルに対するプレゼンテーション操作の収集方式は、前記共有ファイルのプレゼンテーション操作を収集するサーバー、及び監視プログラムを予め設定する必要があるかどうかなどのうちの少なくとも1つを含むことができる。任意選択で、収集範囲は、具体的に、どの部分のプレゼンテーション操作が取得されるか、又は、全てのプレゼンテーション操作に対する取得されたコンテンツの範囲または割合を含む。例えば、収集範囲は、前記メイン共有端末で前記共有ファイルに対するメイン共有者のプレゼンテーション操作の全てを取得するか、またはプレゼンテーション操作の一部を取得することを含む。
【0084】
例示的に、第1のサポートレベルは、共有サーバー(例えば、上記の第2のサーバー)が、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を主動的に収集し、前記プレゼンテーション操作を当方サーバー(上記の第1のサーバー)にプッシュするタイプとして理解され、第2のサポートレベルは、当方サーバーが監視することによって、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を取得するタイプである。
【0085】
例示的に、前記共有アプリケーションはマルチメディア会議アプリケーショ、インスタントメッセージングアプリケーション、ライブビデオストリーミングアプリケーション及びグループチャットインタラクションアプリケーションのうちの少なくとも1つを含む。
【0086】
なお、本開示の実施例の「第1」、「第2」、「第3」は前後順次がなく、用語に対する限定でもなく、ただ後続の用語を区別するためのものであり、他の文字、符号又は数字などの記号で差し替えられてもよい。
【0087】
本開示の実施例の技術案において、共有ファイルが属する第1の共有レベルにおけるサポートレベルを決定することで、共有ファイルに対する共有方式をさらに区別し、第1のサポートレベルの共有ファイルについて、メイン共有端末のID情報に基づいて、前記共有ファイルに対するメイン共有端末のプレゼンテーション操作を直接的に記録することで、プレゼンテーション操作を共有先端末に迅速且つ完全に同期し、画面共有方式よりも明瞭且つ滑らかなコンテンツ展示を実現することができ、第2のサポートレベルの共有ファイルについて、共有ファイルに対するメイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視し、監視されたプレゼンテーション操作を共有することにより、プレゼンテーション操作を的を絞って共有するという有益な効果を実現し、即ち、ファイル属性と共有方式とのマッチング程度が十分に配慮され、共有リソースの呼び出しが最適化されるとともに、共有ファイルの共有の滑らかさ及び明瞭さも考慮される。
【0088】
実施例6
図6は、本開示の実施例6による情報共有装置の構成概略図であり、図6に示すように、前記装置は、共有ファイル決定モジュール610、共有方式決定モジュール620及びファイル共有モジュール630を含む。共有ファイル決定モジュール610は、メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答して、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定し、共有方式決定モジュール620は、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定し、ファイル共有モジュール630は、前記共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有する。
【0089】
本開示の実施例の技術案において、共有ファイルの属性情報に基づいて、当該共有ファイルの共有方式を決定することによって、共有ファイルの差別を十分に配慮し、共有ファイルの属性情報に基づいて、共有ファイルに対してパーソナライズ共有を行うことによって、共有方式を共有ファイルによくマッチングし、これにより、共有ファイルは、その属性情報に合致する共有方式によって共有することができ、関連技術における、全ての共有ファイルに対していずれも同じ固定共有方式で共有を行うことによる、共有画面が滑らかで明瞭ではないなどの様々な問題を解決し、共有ファイルを滑らかに共有するという技術効果を実現し、ユーザーの情報共有エクスペリエンスを向上させる。
【0090】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、前記共有方式決定モジュールは、
前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定し、前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定し、
前記属性情報はストレージアドレスを含む。
【0091】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、前記共有方式決定モジュールは、
前記共有ファイルのストレージアドレスを解析し、前記ストレージアドレスがサードパーティサーバーによって提供されたクラウドアドレスである場合、前記メモリアドレに基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定する。
【0092】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、前記共有方式決定モジュールは、
前記共有ファイルが予め区分された第1の共有レベルに属する場合、前記メイン共有端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザ、及び前記メイン共有端末が共有を要求する共有先端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザを呼び出して、前記共有ファイルを前記ブラウザのウィンドウに表示する。
【0093】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、任意選択で、前記第1の共有レベルに属する共有ファイルは、共有可能な属性を有し、前記第1の共有レベルに属する共有ファイルを提供するサーバーは、協調能力を備える。
【0094】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、前記情報共有装置は、
前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第1のサポートレベルに属する場合、前記メイン共有端末のID情報に基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録し、予め設定された共有範囲内のクライアントで、前記プレゼンテーション操作に基づいて共有ファイルをレンダリングするためのプレゼンテーション操作共有モジュールをさらに含む。
【0095】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、前記プレゼンテーション操作共有モジュールは、プレゼンテーション操作記録ユニット及びプレゼンテーション操作レンダリングユニットを含む。プレゼンテーション操作記録ユニットは、第1のサーバーによって前記メイン共有端末のID識別子情報を第2のサーバーに送信し、前記第2のサーバーが前記ID識別子情報に基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録するようにし、プレゼンテーション操作レンダリングユニットは、前記第2のサーバーによって送信された、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を前記第1のサーバーによって受信し、予め設定された共有範囲内のクライアントで、前記プレゼンテーション操作に基づいて共有ファイルをレンダリングする。
【0096】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、前記情報共有装置は、
前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第2のサポートレベルに属する場合、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視し、監視されたプレゼンテーション操作を前記共有先端末にレンダリングするためのプレゼンテーション操作監視モジュールをさらに含む。
【0097】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、前記プレゼンテーション操作監視モジュールは、
予め設定された監視プログラムに基づいて、前記共有ファイルにおける予め設定された被監視要素、及び前記被監視要素に対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視する。
【0098】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、例示的に、前記被監視要素は、前記共有インターフェースのスクロールバーの位置情報及び/又は操作入力装置の位置情報を含む。
【0099】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、任意選択で、前記第1のサポートレベルの共有ファイルに対する共有アプリケーションのサポート力は、前記第2のサポートレベルの共有ファイルに対する前記共有アプリケーションのサポート力よりも大きく、前記サポート力は、前記共有ファイルに対するプレゼンテーション操作の収集方式及び/又は収集範囲に基づいて決定される。
【0100】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、例示的に、前記共有アプリケーションは、マルチメディア会議アプリケーショ、インスタントメッセージングアプリケーション、ライブビデオストリーミングアプリケーション及びグループチャットインタラクションアプリケーションのうちの少なくとも1つを含む。
【0101】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、前記共有ファイルは、ウェブページを含み、
それに対応して、前記共有方式決定モジュールは、
前記共有ファイルが予め区分された第2の共有レベルに属する場合、前記ファイル共有要求が共有を要求する第1のウェブページのウェブページ要素情報を解析し、前記ウェブページ要素情報を共有先端末に伝送し、前記共有先端末が前記ウェブページ要素情報に基づいて、第2のウェブページをレンダリングして表示するようにする。
【0102】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、任意選択で、前記第2の共有レベルに属する共有ファイルは、共有可能な属性を有し、前記第2の共有レベルに属する共有ファイルを提供するサーバーは、協調能力を備えていない。
【0103】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、前記共有方式決定モジュールは、
前記共有ファイルが予め区分された第3の共有レベルに属する場合、前記共有ファイルの共有を停止し、前記共有ファイルの共有に失敗したことを示す提示情報を生成する。
【0104】
本開示の実施例の各技術案に基づいて、前記共有方式決定モジュールは、
前記共有ファイルのストレージアドレスを解析し、前記ストレージアドレスが前記メイン共有端末のローカルアドレスである場合、画面共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有する。
【0105】
本開示の実施例によって提供される情報共有装置は、本開示の任意の実施例によって提供される情報共有方法を実行することができ、方法の実行に対応する機能モジュール及び有益効果を有する。
【0106】
なお、上記の装置に含まれた各ユニット及びモジュールはただ機能論理に従って区分されるが、上記の区分に限定されず、対応する機能を実現すればよく、また、各機能ユニットの具体的な名称も本開示の実施例の保護範囲を限定していなく、ただ互いを便利に区別するためのものである。
【0107】
実施例7
以下、図7を参照し、本開示の実施例を実現するための電子機器(例えば、図6における端末装置又はサーバー)700の構成概略図を示す。本開示の実施例における端末装置は、例えば携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)、PAD(Portable Android Device、タブレット)、PMP(Portable Media Player、ポータブルメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などのモバイル端末、及び、例えばデジタルTV(television、テレビ)、デスクトップパソコンなどの固定端末を含むが、これらに限定されていない。図7に示される電子機器は1つの例示のみであり、本開示の実施例の機能及び使用範囲にいかなる制限も課すべきではない。
【0108】
図7に示すように、電子機器700は、読み取り専用メモリ(ROM)702に記憶されるプログラム、又は記憶装置706からランダムアクセスメモリ(RAM)703にロードされたプログラムに従って、様々な適切な動作及び処理を実行する処理装置(例えば、中央プロセッサー、グラフィックスプロセッサーなど)701を含む。RAM703には、電子機器700の操作のための様々なプログラム及びデータがさらに記憶される。処理装置701、ROM702及びRAM703はバス704によって互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース705もバス704に接続される。
【0109】
一般的に、I/Oインターフェース705には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロなどを含む入力装置706、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、振動器などを含む出力装置707、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置708、及び通信装置709が接続される。通信装置709は、電子機器700が他の装置と無線又は有線通信を行って、データを交換することを可能にする。図7は、様々な装置を有する電子機器700を示すが、全ての示される装置を実施又は具備することが要求されないは理解されるべきである。代わりに、より多くの又はより少ない装置を実施又は具備してもよい。
【0110】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照して以上で説明された過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されることができる。例えば、本開示の実施例は、非一時的なコンピュータ可読媒体に保持されるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、当該コンピュータプログラムは、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、当該コンピュータプログラムは、通信装置709によって、ネットワークからダウンロード及びインストーラされ、又は記憶装置708からインストーラされ、或いはROM702からインストーラされる。当該コンピュータプログラムは処理装置701によって実行されるときに、本開示の実施例の方法で限定される上記の機能を実行する。
【0111】
本開示の実施例によって提供される電子機器は、上記の各実施例によって提供される情報の切り替え・共有方法と同じ発明構想に属し、本実施例において詳しく記載されていない技術の詳細について、上記の各実施例を参照すればよく、本実施例は、上記の各実施例と同じ有益な効果を有する。
【0112】
実施例8
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ記憶媒体を提供し、当該プログラムは、プロセッサーによって実行されるときに、上記の実施例による情報共有方法を実施する。
【0113】
なお、本開示の上記のコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体やコンピュータ可読記憶媒体や上記の両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば電気、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置やデバイスや以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されていない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のリード線を有する電気接続、ポータブルコンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD―ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されていない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムを含むか、又は記憶する有形媒体であってもよく、当該プログラムは指令実行システム、装置又はデバイスによって使用され、又はそれらと結合して使用されてもよい。本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドにおいて、又はキャリアの一部として伝搬されるデータ信号を含み、当該データ信号にコンピュータ読み取り可能なプログラムコードが保持される。このように伝搬されるデータ信号について、様々な形態を採用してもよく、電磁信号、光信号又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されていない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、当該コンピュータ可読信号媒体は、指令実行システム、装置又はデバイスによって使用され、又はそれらと結合して使用されるプログラムを送信、伝搬又は伝送する。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体によって伝送され、当該媒体は、ワイヤー、光ケーブル、RF(無線周波数)など、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されていない。
【0114】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバーは、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)などのような、現在既知又は将来開発しようとする任意のネットワークプロトコルを利用して通信し、任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)に互いに接続される。通信ネットワークの例は、ローカルネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ワールドワイドウェブ(例えば、インターネット)、エンドツーエンドネットワーク(例えば、ad hocエンドツーエンドネットワーク)、及び現在既知又は将来開発しようとする任意のネットワークを含む。
【0115】
上記のコンピュータ可読媒体は、上記の電子機器に含まれてもよいし、当該電子機器に配置されず、個別に存在してもよい。
【0116】
上記のコンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが保持され、上記の1つ又は複数のプログラムは当該電子機器によって実行されるときに、当該電子機器に
メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答して、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定するステップと、
前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有戦略を決定するステップと、
前記共有戦略に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有するス テップと、を実行させる。
【0117】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1種又は多種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせで作成されることができ、上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++のようなオブジェクト指向プログラミング言語を含み、「C」言語又は類似するプログラミング言語のような従来の手続き型プログラミング言語をさらに含むが、これらに限定されない。プログラムコードは完全にユーザーコンピュータで実行されてもよく、部分的にユーザーコンピュータで実行されてもよく、1つの独立するソフトウェアパッケージとして実行されてもよく、一部がユーザーコンピュータで、一部がリモートコンピュータで実行されてもよく、又は完全にリモートコンピュータ又はサーバーで実行されてもよい。リモートコンピュータが関与する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザーのコンピュータに接続することができ、又は、外部コンピュータに接続することができる(例えば、インタネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続する)。
【0118】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施例によるシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び操作を示す。これについて、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセクション、又はコードの一部を代表し、当該モジュール、プログラムセクション、又はコードの一部は、所定の論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能な指令を含む。なお、いくつかの代替の実現において、ブロックに示されている機能は、図に示されている順序とは異なる順序で発生してもよい。例えば、連続的に示される2つのブロックは実際には、基本的に並行実行してもよいし、ある場合、逆の順序で実行してもよく、関連する機能に応じて決定される。また、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、並びにブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するための、ハードウェアによる専用システムで実現されてもよいし、又は専用ハードウェアとコンピュータ指令との組み合わせで実現されてもよい。
【0119】
本開示の実施例に記載されたユニットはソフトウェアの形態で実現されてもよいし、ハードウェアの形態で実現されてもよい。ある場合、ユニットやモジュールの名称は、当該ユニットやモジュール自体に対する限定を構成していなく、例えば、ターゲットビデオ再生モジュールは「ビデオ再生モジュール」として記載されてもよい。
【0120】
本明細書において、上記の機能は少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェアロジック部材によって実行される。例えば、利用できるハードウェアロジック部材の例示的なタイプは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)などを含むが、これらに限定されない。
【0121】
本開示の明細書において、機械可読媒体は、指令実行システム、装置又はデバイスによって、又はそれらと組み合わせて使用されてもよいプログラムを含むか、又は記憶する有形媒体であってもよい。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体システム、装置又はデバイス、又は上記の内容の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤーによる電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクト磁気ディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又は上記内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0122】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示1]は情報共有方法を提供し、当該方法は、
メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答して、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定するステップと、
前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するステップと、
前記共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有するステップと、を含む。
【0123】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示2]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する前記ステップは、
前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定し、前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するステップを含み、前記属性情報はストレージアドレスを含む。
【0124】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示3]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記共有ファイルのストレージアドレスを解析し、前記ストレージアドレスが、前記メイン共有端末に対応するローカル端末以外のサードパーティサーバーによって提供されたクラウドアドレスである場合、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルが所属する共有レベルを決定するステップをさらに含む。
【0125】
任意選択で、本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示4]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する前記ステップは、
前記共有ファイルが予め区分された第1の共有レベルに属する場合、前記メイン共有端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザ、及び前記メイン共有端末が共有を要求する共有先端末のインタラクションインターフェースに埋め込まれたブラウザを呼び出して、前記共有ファイルを前記ブラウザのウィンドウに表示するステップを含む。
【0126】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示5]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記第1の共有レベルに属する共有ファイルは、共有可能な属性を有し、前記第1の共有レベルに属する共有ファイルを提供するサーバーは、協調能力を備える。
【0127】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示6]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記共有ファイルは、URLによって決定され、前記URLは、前記メイン共有端末によって共有ウィンドウにおいて指定され、前記共有先端末に送信される。
【0128】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示7]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第1のサポートレベルに属する場合、前記メイン共有端末のID情報に基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録し、予め設定された共有範囲内のクライアントで、前記プレゼンテーション操作に基づいて共有ファイルをレンダリングするステップをさらに含む。
【0129】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示8]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記メイン共有端末のID情報に基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録し、予め設定された共有範囲内のクライアントで、前記プレゼンテーション操作に基づいて共有ファイルをレンダリングするステップは、
第1のサーバーによって前記メイン共有端末のID識別子情報を第2のサーバーに送信し、前記第2のサーバーが前記ID識別子情報に基づいて、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を記録するようにするステップと、
前記第2のサーバーによって送信された、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を前記第1のサーバーによって受信し、予め設定された共有範囲内のクライアントで、前記プレゼンテーション操作に基づいて共有ファイルをレンダリングするステップと、を含む。
【0130】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示9]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記共有ファイルが第1の共有レベルにおける第2のサポートレベルに属する場合、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視し、監視されたプレゼンテーション操作を前記共有先端末にレンダリングするステップをさらに含む。
【0131】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示10]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記共有ファイルに対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視する前記ステップは、
予め設定された監視プログラムに基づいて、前記共有ファイルにおける予め設定された被監視要素、及び前記被監視要素に対する前記メイン共有端末のプレゼンテーション操作を監視するステップを含む。
【0132】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示11]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記被監視要素は、前記共有インターフェースのスクロールバーの位置情報及び/又は操作入力装置の位置情報を含む。
【0133】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示12]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記第1のサポートレベルの共有ファイルに対する共有アプリケーションのサポート力(能力)は、前記第2のサポートレベルの共有ファイルに対する前記共有アプリケーションのサポート力よりも大きく、前記サポート力は、前記共有ファイルに対するプレゼンテーション操作の収集方式及び/又は収集範囲に基づいて決定される。
【0134】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示13]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記共有アプリケーションは、マルチメディア会議アプリケーショ、インスタントメッセージングアプリケーション、ライブビデオストリーミングアプリケーション及びグループチャットインタラクションアプリケーションのうちの少なくとも1つを含む。
【0135】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示14]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記共有ファイルは、ウェブページを含み、
前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する前記ステップは、
前記共有ファイルが予め区分された第2の共有レベルに属する場合、前記ファイル共有要求が共有を要求する第1のウェブページのウェブページ要素情報を解析し、前記ウェブページ要素情報を共有先端末に伝送し、前記共有先端末が前記ウェブページ要素情報に基づいて、第2のウェブページをレンダリングして表示するようにするステップを含む。
【0136】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示15]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記第2の共有レベルに属する共有ファイルは、共有可能な属性を有し、前記第2の共有レベルに属する共有ファイルを提供するサーバーは、協調能力を備えていない。
【0137】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示16]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記共有レベルに基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する前記ステップは、
前記共有ファイルが予め区分された第3の共有レベルに属する場合、前記共有ファイルの共有を停止し、前記共有ファイルの共有に失敗したことを示す提示情報を生成するステップを含む。
【0138】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示17]は情報共有方法を提供し、
任意選択で、前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定する前記ステップは、
前記共有ファイルのストレージアドレスを解析し、前記ストレージアドレスが前記メイン共有端末のローカルアドレスである場合、画面共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有するステップを含む。
【0139】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、[例示18]は情報共有装置を提供し、前記装置は、
メイン共有端末によって開始されたファイル共有要求に応答し、前記ファイル共有要求に対応する共有ファイルを決定するための共有ファイル決定モジュールと、
前記共有ファイルの属性情報に基づいて、前記共有ファイルの共有方式を決定するための共有方式決定モジュールと、
前記共有方式に基づいて、予め設定された共有範囲内で前記共有ファイルを共有するためのファイル共有モジュールと、を含む。
【0140】
以上の記載は、本開示の好適な実施例及び適用される技術原理に対する説明にすぎない。当業者であれば理解できるように、本開示に係る開示範囲は、上記の技術特徴の特定の組み合わせによって形成される技術案に限定されず、その同時、上記の開示された構想から逸脱することなく、上記の技術特徴又はその等価特徴の任意の組み合わせによって形成される他の技術案、例えば、上記の特徴と、本開示に開示された(ただしこれに限定されていない)類似機能を有する技術特徴とを互いに置き換えることによって形成された技術案も含む。
【0141】
また、特定の順序を採用して各操作を記載したが、示される特定の順番、又は順序に従ってこれらの操作を順に実行することを要求するものとして解釈されるべきではない。特定の環境で、マルチタスク及び並行処理は有利である可能性がある。同様に、以上の論述には、いくつかの具体的な実現の詳細が含まれるが、本開示の範囲に対する限定として解釈されるべきではない。単一の実施例の文脈で説明されるいくつかの特徴は、単一の実施例で組み合わせて実現されてもよい。逆に、単一の実施例の文脈で説明される様々な特徴は、別々に、又は任意の適切なサブ組み合わせの形態で、複数の実施例で実現されてもよい。
【0142】
構成特徴及び/又は方法の論理動作に固有の言語で、本主題を説明したが、添付の特許請求の範囲で限定される主題は、上記の特定の特徴又は動作に限定されないことを理解すべきである。むしろ、上述した特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実現するための単なる例示的な形態である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7