(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-03
(45)【発行日】2024-04-11
(54)【発明の名称】アクチュエータ
(51)【国際特許分類】
H02K 9/06 20060101AFI20240404BHJP
H02K 7/116 20060101ALI20240404BHJP
H02K 7/14 20060101ALI20240404BHJP
H02K 5/20 20060101ALI20240404BHJP
【FI】
H02K9/06 F
H02K7/116
H02K7/14 A
H02K5/20
(21)【出願番号】P 2018236919
(22)【出願日】2018-12-19
【審査請求日】2021-10-12
(73)【特許権者】
【識別番号】390029805
【氏名又は名称】THK株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112140
【氏名又は名称】塩島 利之
(74)【代理人】
【識別番号】100119297
【氏名又は名称】田中 正男
(72)【発明者】
【氏名】山口 修一
【審査官】津久井 道夫
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/159201(WO,A1)
【文献】特開2011-101549(JP,A)
【文献】特開2013-126274(JP,A)
【文献】特開2016-182004(JP,A)
【文献】特開昭54-104509(JP,A)
【文献】特開2018-118380(JP,A)
【文献】国際公開第2017/051784(WO,A1)
【文献】特開2001-339924(JP,A)
【文献】国際公開第2015/025493(WO,A1)
【文献】国際公開第2018/030064(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 9/06
H02K 7/116
H02K 7/14
H02K 5/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータと、
前記モータの回転を減速する減速機と、
前記モータを冷却するファンと、を備え、
前記減速機、前記モータ、前記ファンを順番に配置し、
前記減速機と前記モータとの間のハウジングに吸気口を設け、
前記ファンが前記吸気口から空気を吸い込んで、前記モータに風を当て、
前記ファンは前記モータのシャフトには接続されておらず、ファンモータによって回転
し、
前記モータが、コイルを有するステータと、マグネットを有するアウターロータと、を備えるアウターロータ型モータであり、
前記吸気口から吸い込んだ空気が、前記コイル、前記ステータの内側に設けられる固定部材の開口、前記ハウジングと前記アウターロータとの間の隙間に分かれて流れ、その後、前記ファンを通過するアクチュエータ。
【請求項2】
前記モータが、前記ハウジングに前記ステータを固定するための前記固定部材を備える
ことを特徴とする請求
項1に記載のアクチュエータ。
【請求項3】
前記ハウジングには、前記ハウジングと前記アウターロータとの間の隙間を通
る風の流量を制限するリブが設けられることを特徴とする請求項
1又は
2に記載のアクチュエータ。
【請求項4】
前記ファンが前記ファンモータを内蔵することを特徴とする請求項1ないし
3のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
【請求項5】
前記減速機と前記モータが同一の前記シャフトを共有し、
前記シャフトが3箇所の軸受で支持されることを特徴とする請求項1ないし
4のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
【請求項6】
前記減速機の回転位置を検出するエンコーダが、前記減速機と前記モータとの間に設けられることを特徴とする請求項1ないし
5のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
【請求項7】
前記モータの回転位置を検出するエンコーダが、前記アウターロータの内側に設けられることを特徴とする請求項
1又は
2に記載のアクチュエータ。
【請求項8】
前記アクチュエータは、ロボットの関節を駆動させるのに用いられることを特徴とする請求項1ないし
7のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、減速機、モータ及びファンを備えるアクチュエータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来からアクチュエータの小型化のため、減速機とモータを一体化することが試みられている(特許文献1参照)。アクチュエータの高出力化を実現しようとすると、モータの冷却が必要になる。モータを冷却するために、特許文献1のアクチュエータにおいては、モータの回転軸にファンを取り付け、モータのハウジングの外面にフィンを設け、ファンによってモータのハウジングの外面に沿って風を発生させるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のアクチュエータにおいては、モータの外側部分を冷却することができても、モータの中心部分を効率よく冷却できないという課題がある。このため、モータの中心部分の温度が上昇して、モータの効率が低下してしまう。また、モータの外面にフィンを設けるので、アクチュエータの重量の増加を招いてしまう。
【0005】
そこで、本発明は、モータを効率よく冷却することができるアクチュエータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、モータと、前記モータの回転を減速する減速機と、前記モータを冷却するファンと、を備え、前記減速機、前記モータ、前記ファンを順番に配置し、前記減速機と前記モータとの間のハウジングに吸気口を設け、前記ファンが前記吸気口から空気を吸い込んで、前記モータに風を当て、前記ファンは前記モータのシャフトには接続されておらず、ファンモータによって回転し、前記モータが、コイルを有するステータと、マグネットを有するアウターロータと、を備えるアウターロータ型モータであり、前記吸気口から吸い込んだ空気が、前記コイル、前記ステータの内側に設けられる固定部材の開口、前記ハウジングと前記アウターロータとの間の隙間に分かれて流れ、その後、前記ファンを通過するアクチュエータである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、モータの熱が減速機に伝わりにくくしながらモータを効率よく冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態のアクチュエータの外観斜視図である(
図1(a)は減速機側から見た斜視図であり、
図1(b)はファン側から見た斜視図である)。
【
図2】本実施形態のアクチュエータのシャフトに沿った断面図である。
【
図3】本実施形態のアクチュエータのステータの斜視図である。
【
図4】本実施形態のアクチュエータのステータの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明のアクチュエータを具体化した実施形態を詳細に説明する。ただし、本発明のアクチュエータは種々の形態で具体化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されるものではない。この実施形態は、明細書の開示を十分にすることによって、当業者が発明の範囲を十分に理解できるようにする意図をもって提供されるものである。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態のアクチュエータ1の外観斜視図を示す。
図2は、シャフト6に沿ったアクチュエータ1の断面図を示す。
図2に示すように、ハウジング5には、減速機2、モータ3、ファン4が収容される。
【0011】
減速機2、モータ3、ファン4は、シャフト6の軸方向に順番に(
図2では左から順番に)配置される。減速機2とモータ3は、シャフト6を共有する。ファン4はシャフト6から離れていて、シャフト6には接続されていない。この実施形態では、減速機2、モータ3、ファン4が同軸上に配置、すなわち、シャフト6とファン4の回転中心である回転軸4aとが同軸上に配置されるが、空気の流路が確保できれば、必ずしも同軸上に配置される必要はない。
【0012】
図1(a)は減速機2側から見たアクチュエータ1の外観斜視図であり、
図1(b)はファン4側から見たアクチュエータ1の外観斜視図である。減速機2とモータ3との間のハウジング5には、吸気口7が設けられる。
図2に示すように、ファン4を回転させると、吸気口7から空気が吸い込まれ、風8(風を符号8の矢印で模式的に示す)がモータ3に当たる。風8はモータ3、ファン4を通り、ハウジング5の排気口9から排気される。
【0013】
図2に示すように、ハウジング5は、減速機2が収容される減速機ハウジング5aと、モータ3とファン4が収容されるモータハウジング5bと、を備える。ハウジング5の材質は、特に限定されるものではない。例えば減速機ハウジング5aは金属製で、モータハウジング5bは樹脂製である。減速機ハウジング5aは、ブラケット10を有して略有底筒状である。モータハウジング5bは、略筒状である。減速機ハウジング5aの一端部にモータハウジング5bの一端部が連結される。モータハウジング5bの一端部には、円周方向に複数の吸気口7が設けられる。モータハウジング5bの他端部には、排気口9が設けられる。
【0014】
減速機2は、モータ3の回転を減速して出力軸から出力する。減速機2の種類は、特に限定されるものではなく、例えば遊星歯車式、サイクロイド式、波動歯車式、平歯車式等を用いることができる。
図2には、減速機2の一例として、遊星歯車式減速機を示す。
【0015】
11は太陽歯車、13は内歯車、12は遊星歯車、14はキャリヤ、15は出力軸である。太陽歯車11は、減速機2の入力軸として機能するシャフト6に固定されてシャフト6と共に回転する。内歯車13は、ボルト等の締結部材16によって減速機ハウジング5aに固定される。遊星歯車12は、太陽歯車11と内歯車13に噛み合う。キャリヤ14は、遊星歯車12を自転可能に支持すると共に、ボルト等の締結部材17によって出力軸15に固定される。キャリヤ14は、減速機ハウジング5aに軸受18a,18bを介して回転可能に支持される。太陽歯車11が回転すると、遊星歯車12が太陽歯車11の周囲を公転運動する。遊星歯車12の公転運動は、キャリヤ14を介して出力軸15に取り出される。
【0016】
モータ3は、アウターロータ型モータであり、コイル21を有するステータ20と、マグネット24を有するアウターロータ23と、を備える。
【0017】
図3はステータ20の斜視図を示し、
図4はステータ20の正面図を示す。ステータ20は、軟質磁性材料製のコア22と、コア22の複数の突極22bに巻かれる複数のコイル21と、を備える。コア22は、リング状の本体部22aと、本体部22aの外面から放射状に突出する複数の突極22bと、を備える。各突極22bに各コイル21が巻かれる。ステータ20の内側には、固定部材としてのリング状のステータハウジング29が嵌められる。
図2に示すように、ステータハウジング29は、ステータ20を減速機ハウジング5aに固定する役割を持ち、ボルト等の締結部材によって減速機ハウジング5aのブラケット10に固定される。モータ3は、減速機ハウジング5aに支持される。
【0018】
図3に示すように、ステータハウジング29の中央部には、リング状の凹部29bが形成される。この凹部29bには、モータ3の回転位置を検出するためのエンコーダ(この実施形態ではインクリメンタルエンコーダ32、
図2参照)が配置される。また、ステータハウジング29には、軸方向に貫通する開口30が形成される。
図4に示すように、開口30は、例えば互いに平行な複数のスリットから構成されるスリット群30aを放射状に配置してなる。
【0019】
図2に示すように、アウターロータ23は、ロータ25と、複数のマグネット24と、を備える。ロータ25は、マグネット24間の磁束を通り易くするために軟質磁性材料製である。ロータ25は、ステータ20の外側に配置される略筒状のバックヨーク25aと、シャフト6に固定されるボス25bと、ボス25bとバックヨーク25aとを連結するスポーク25cと、を備える。バックヨーク25aの内面に、円周方向に複数のマグネット24が並べられる。マグネット24は、ステータ20のコア22の突極22bに半径方向に隙間を介して対向する。アウターロータ23には、モータ3の出力軸として機能するシャフト6がボルト等の締結部材27によって締結される。
【0020】
ステータ20のコイル21に電力を供給すると、アウターロータ23が回転し、アウターロータ23と共にシャフト6が回転する。シャフト6は、3箇所の軸受28a,28b,28cで支持される。減速機2の荷重を受けるために。2箇所の軸受28a,28bは、減速機2の前後に配置される。1箇所の軸受28cは、モータ3に配置される。
【0021】
従来の減速機とモータとを一体化したアクチュエータでは、減速機とモータのそれぞれにシャフトを設け、スプライン等で接続する構成が採られる。その場合、それぞれのシャフトを支持するために、それぞれのシャフトを2箇所の軸受で支持する。これに対して、本実施形態では、減速機2のシャフト6とモータ3のシャフト6とを一体化し、減速機2とモータ3で同一のシャフト6を共有することで、軸受28a,28b,28cを3個にしてアクチュエータ1を小型化する。あわせて、軸受28cの前後にエンコーダ(アブソリュートエンコーダ31とインクリメンタルエンコーダ32)を設けることで、省スペース化を図る。
【0022】
ファン4は、羽根41を備える。ファン4には、羽根41を回転させるファンモータ42が内蔵される。ファンモータ42は、複数のコイルと、複数のコイルに対向する複数のマグネットと、を備える。ファン4は、モータハウジング5bに支持される。この実施形態のファン4は軸流ファンであり、羽根41の前方から風8を吸い込み、後方へ吐き出す。ファン4の種類は、特に限定されるものではなく、斜流ファン、遠心ファン等を用いることができる。例えば、流路抵抗が大きくて負圧が大きい場合、斜流ファン又は遠心ファンを用いる。また、ハウジングの端部に排気口を設けられない場合、遠心ファンを用いてハウジングの側面の排気口から排気する。
【0023】
ファン4を回転させると、ハウジング5の吸気口7から空気が吸い込まれる。吸気口7から入った空気は、コイル21、ステータハウジング29、ロータ25、マグネット24等のモータ3の複数の部分に分かれて流れ、各部分を冷却する。ステータハウジング29には、冷却フィンとして機能する開口30(
図4参照)が設けられており、コイル21やコア22の鉄損による発熱は、伝熱によってステータハウジング29まで伝わる。
【0024】
モータハウジング5bには、モータハウジング5bとアウターロータ23との間の隙間g1を通る風8の流量を制限するリブ33a,33bが設けられる。リブ33a,33bは、モータハウジング5bの内面から内側に突出する。リブ33a,33bは、モータ3の前後の少なくとも一方に設けられる。
【0025】
コイル21は、モータ3の性能向上のため、なるべくコイル21間の空隙g2(
図4参照)が狭くなるように設計される。このため、空気が空隙g2を流れるものの、空隙g2の流路抵抗は大きくなる。流路抵抗に合わせて、ステータハウジング29の開口30を狭くしたり、モータハウジング5bとアウターロータ23との間の隙間g1を狭くしたり、リブ33a,33bを設けて流路を曲げたりすることで流路抵抗を上げて、コイル21への流量が小さくならないようにし、モータ3全体での冷却性能を向上させる。
【0026】
アクチュエータ1には、減速機2の出力軸の回転位置を検出するエンコーダとしてのアブソリュートエンコーダ31が搭載される。アブソリュートエンコーダ31は、減速機2とモータ3との間に配置される。アブソリュートエンコーダ31は、磁気式又は光学式であり、キャリヤ14に取り付けられるディスク状のスケール31bと、減速機ハウジング5aのブラケット10に取り付けられ、スケール31bの目盛を読み取るセンサ31aと、を備える。アブソリュートエンコーダ31は、減速機2の出力軸(シャフト6)を位置制御するために用いられ、シャフト6の絶対位置を出力する。
【0027】
モータ3の出力軸の回転位置は、エンコーダとしてのインクリメンタルエンコーダ32によって検出される。インクリメンタルエンコーダ32は、アウターロータ23の内側、この実施形態では、ステータ20の内側に配置される。インクリメンタルエンコーダ32は、磁気式又は光学式であり、アウターロータ23に取り付けられるディスク状のスケール32bと、ステータハウジング29に取り付けられ、スケール32bの目盛を読み取るセンサ32aと、を備える。インクリメンタルエンコーダ32は、モータ3を回転制御するために用いられ、モータ3の回転数や位相を出力する。
【0028】
以上に本実施形態のアクチュエータ1の構成を説明した。本実施形態のアクチュエータ1によれば、以下の効果を奏する。
【0029】
減速機2、モータ3、ファン4を順番に配置し、減速機2とモータ3との間のハウジング5に吸気口7を設け、ファン4が吸気口7から空気を吸い込んで、モータ3に風8を当てるので、モータ3の熱が減速機2に伝わりにくくしながらモータ3を効率よく冷却することができる。
【0030】
モータ3がアウターロータ型モータであり、コイル21をアウターロータ23の内側に配置するので、ファン4による強制空冷を前提に発熱部をモータ3の内側に集中させ、そこに風8を当てることができ、モータ3をより効率よく冷却できる。
【0031】
ステータ20の内側にステータハウジング29を設け、ステータハウジング29に風8が通る開口30を形成するので、コイル21やコア22からステータハウジング29に伝わる熱を排出することができる。
【0032】
ハウジング5とアウターロータ23との間の隙間g1を通る風8の流量を制限するリブ33a,33bを設けるので、コイル21を通る風8の流量が小さくならないようにすることができ、モータ3全体での冷却性能を向上させることができる。
【0033】
ファン4がファンモータ42を内蔵するので、モータ3の回転数が非定常でモータ3が停止したとしても、モータ3を冷却することができる。
【0034】
減速機2とモータ3が同一のシャフト6を共有し、シャフト6を3箇所の軸受28a,28b,28cで支持するので、アクチュエータ1の小型化が図れる。
【0035】
減速機2の回転位置を検出するアブソリュートエンコーダ31を減速機2とモータ3との間に設けるので、アクチュエータ1の小型化が図れる。
【0036】
モータ3の回転位置を検出するインクリメンタルエンコーダ32をアウターロータ23の内側に設けるので、アクチュエータ1の小型化が図れる。仮にインクリメンタルエンコーダ32をアウターロータ23の外側に配置した場合、モータハウジング5bにインクリメンタルエンコーダ32を固定するための剛性が必要となり、モータハウジング5bが大きく重くなる。本実施形態では、モータハウジング5bにはファン4を支持する強度があれば十分なので、例えば樹脂等でモータハウジング5bをより軽く作ることができる。
【0037】
なお、本発明は、上記実施形態に具現化されるのに限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲でさまざまな実施形態に具現化可能である。
【0038】
例えば、上記実施形態では、ステータハウジングに風が通る開口を設けているが、開口を設ける代わりに放熱可能なフィンを設けることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本実施形態のアクチュエータの用途は、特に限定されるものではないが、ロボットの関節に適している。ロボットの関節は、第一部材と、第一部材に対してシャフトを中心にして回転可能な第二部材と、を備える。この場合、アクチュエータのハウジングが第一部材に連結され、アクチュエータの減速機の出力軸が第二部材に連結される。
【符号の説明】
【0040】
1…アクチュエータ、2…減速機、3…モータ、4…ファン、5…ハウジング、6…シャフト、7…吸気口、8…風、20…ステータ、21…コイル、23…アウターロータ、24…マグネット、28a~28c…軸受、29…ステータハウジング(固定部材)、30…開口、31…アブソリュートエンコーダ(エンコーダ)、32…インクリメンタルエンコーダ(エンコーダ)、33a,33b…リブ、42…ファンモータ