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特許7466258アセスメント装置、アセスメント方法及びアセスメントプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-04
(45)【発行日】2024-04-12
(54)【発明の名称】アセスメント装置、アセスメント方法及びアセスメントプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20220101AFI20240405BHJP
   G06F 3/04847 20220101ALI20240405BHJP
   G16H 10/60 20180101ALI20240405BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06F3/04847
G16H10/60
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2024017810
(22)【出願日】2024-02-08
(62)【分割の表示】P 2023149765の分割
【原出願日】2023-09-15
【審査請求日】2024-02-08
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】523353498
【氏名又は名称】株式会社最中屋
(74)【代理人】
【識別番号】110004093
【氏名又は名称】弁理士法人アクセル特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】結城 崇
【審査官】木村 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2023-113525(JP,A)
【文献】特開2005-157756(JP,A)
【文献】特開2014-235556(JP,A)
【文献】特開2023-012073(JP,A)
【文献】特開2017-140342(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0481
G06F 3/04847
G16H 10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置を備えたアセスメント装置であって、
ユーザが値を入力するための入力コンポーネントを前記表示装置に表示する表示部を備え、
前記入力コンポーネントは、ユーザが選択可能な複数の選択部を有し、
前記複数の選択部は、それぞれが値に対応し、並んで配置されたボタンであり
前記表示部は、今回のアセスメント結果として選択された選択部と、前回のアセスメント結果として選択された選択部と、が異なる場合、前回のアセスメント結果として選択された選択部から、今回のアセスメント結果として選択された選択部の前回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を強調表示する
アセスメント装置。
【請求項2】
前記表示部は、前回のアセスメント結果として選択された選択部から、今回のアセスメント結果として選択された選択部の前回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を所定の色で表示する
請求項1に記載のアセスメント装置。
【請求項3】
前記表示部は、
今回のアセスメント結果として選択された選択部が前回のアセスメント結果として選択された選択部に対して一方側である場合、前回のアセスメント結果として選択された選択部から、今回のアセスメント結果として選択された選択部の前回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第1色で表示し、
今回のアセスメント結果として選択された選択部が前回のアセスメント結果として選択された選択部に対して他方側である場合、前回のアセスメント結果として選択された選択部から、今回のアセスメント結果として選択された選択部の前回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第1色とは異なる第2色で表示する
請求項1に記載のアセスメント装置。
【請求項4】
前記表示部は、前々回のアセスメント結果として選択された選択部から、前回のアセスメント結果として選択された選択部の前々回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を強調表示する
請求項1に記載のアセスメント装置。
【請求項5】
前記表示部は、前々回のアセスメント結果として選択された選択部から、前回のアセスメント結果として選択された選択部の前々回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を所定の色で表示する
請求項1に記載のアセスメント装置。
【請求項6】
前記表示部は、
前回のアセスメント結果として選択された選択部が前々回のアセスメント結果として選択された選択部に対して一方側である場合、前々回のアセスメント結果として選択された選択部から、前回のアセスメント結果として選択された選択部の前々回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第3色で表示し、
前回のアセスメント結果として選択された選択部が前々回のアセスメント結果として選択された選択部に対して他方側である場合、前々回のアセスメント結果として選択された選択部から、前回のアセスメント結果として選択された選択部の前々回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第3色とは異なる第4色で表示する
請求項1に記載のアセスメント装置。
【請求項7】
前記表示部は、
今回のアセスメント結果として選択された選択部が前回のアセスメント結果として選択された選択部に対して一方側である場合、前回のアセスメント結果として選択された選択部から、今回のアセスメント結果として選択された選択部の前回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第1色で表示し、
今回のアセスメント結果として選択された選択部が前回のアセスメント結果として選択された選択部に対して他方側である場合、前回のアセスメント結果として選択された選択部から、今回のアセスメント結果として選択された選択部の前回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第1色とは異なる第2色で表示し、
前回のアセスメント結果として選択された選択部が前々回のアセスメント結果として選択された選択部に対して一方側である場合、前々回のアセスメント結果として選択された選択部から、前回のアセスメント結果として選択された選択部の前々回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第3色で表示し、
前回のアセスメント結果として選択された選択部が前々回のアセスメント結果として選択された選択部に対して他方側である場合、前々回のアセスメント結果として選択された選択部から、前回のアセスメント結果として選択された選択部の前々回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第3色とは異なる第4色で表示し、
前記第1色及び前記第3色は、同じ色相の異なる色であり、
前記第2色及び前記第4色は、同じ色相の異なる色である
請求項1に記載のアセスメント装置。
【請求項8】
前記表示部は、前記第1色及び前記第2色を、前記第3色及び前記第4色より優先して表示する
請求項7に記載のアセスメント装置。
【請求項9】
前記表示部は、今回のアセスメント結果として選択された選択部と、前回のアセスメント結果として選択された選択部と、が異なる場合、今回のアセスメント結果として選択された選択部を強調表示する
請求項1に記載のアセスメント装置。
【請求項10】
前記表示部は、今回のアセスメント結果として選択された選択部と、前回のアセスメント結果として選択された選択部と、が異なる場合、今回のアセスメント結果として選択された選択部を所定の色で表示する
請求項1に記載のアセスメント装置。
【請求項11】
前記表示部は、
今回のアセスメント結果として選択された選択部が前回のアセスメント結果として選択された選択部に対して一方側である場合、今回のアセスメント結果として選択された選択部を第5色で表示し、
今回のアセスメント結果として選択された選択部が前回のアセスメント結果として選択された選択部に対して他方側である場合、今回のアセスメント結果として選択された選択部を前記第5色とは異なる第6色で表示する
請求項1に記載のアセスメント装置。
【請求項12】
前記複数の選択部は、直線状又は環状に配置される
請求項1に記載のアセスメント装置。
【請求項13】
前記複数の選択部は、環状に配置され、それぞれ1の値に対応する
請求項1に記載のアセスメント装置。
【請求項14】
表示装置を備えたアセスメント装置が実行するアセスメント方法であって、
ユーザが値を入力するための入力コンポーネントを前記表示装置に表示する表示ステップを備え、
前記入力コンポーネントは、ユーザが選択可能な複数の選択部を有し、
前記複数の選択部は、それぞれが値に対応し、並んで配置されたボタンであり
前記表示ステップは、今回のアセスメント結果として選択された選択部と、前回のアセスメント結果として選択された選択部と、が異なる場合、前回のアセスメント結果として選択された選択部から、今回のアセスメント結果として選択された選択部の前回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を強調表示する
アセスメント方法。
【請求項15】
表示装置を備えたアセスメント装置に、
ユーザが値を入力するための入力コンポーネントを前記表示装置に表示する表示ステップを備え、
前記入力コンポーネントは、ユーザが選択可能な複数の選択部を有し、
前記複数の選択部は、それぞれが値に対応し、並んで配置されたボタンであり
前記表示ステップは、今回のアセスメント結果として選択された選択部と、前回のアセスメント結果として選択された選択部と、が異なる場合、前回のアセスメント結果として選択された選択部から、今回のアセスメント結果として選択された選択部の前回のアセスメント結果として選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を強調表示する
アセスメント方法を実行させるアセスメントプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アセスメント装置、アセスメント方法及びアセスメントプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、介護施設では、入居者の状態を介護職員が定期的にアセスメントし、その結果に基づいて、ケアプランの作成が行われている。このため、介護施設向けのアセスメントを支援する技術が開発されている。
【0003】
引用文献1には、コンピュータが、要介護者又は要支援者に関する基本情報に基づき、複数の支援内容から前記要介護者又は前記要支援者に応じた複数の第1の支援内容を決定し、前記複数の第1の支援内容と前記複数の第1の支援内容のそれぞれに対応付けられるアセスメント項目とをユーザに提示するための第1の提示情報を出力し、前記アセスメント項目に対して前記ユーザにより入力されたアセスメント結果に基づき、前記複数の第1の支援内容の中から第2の支援内容を決定し、前記第2の支援内容を前記ユーザに提示するための第2の提示情報を出力する、情報処理方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2020-177627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術では、介護職員がシステムにアセスメント結果を入力した際、前回のアセスメント結果からの変化がわかりにくいという問題があった。具体的には、介護職員がアセスメント結果の変化を知るためには、前回のアセスメント結果と、今回のアセスメント結果と、をそれぞれ表示して、見比べて変化した点を探す必要があった。
【0006】
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、アセスメント結果の変化を容易に把握できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態によれば、アセスメント装置は、表示装置を備えたアセスメント装置であって、ユーザが値を入力するための入力コンポーネントを前記表示装置に表示する表示部を備え、前記入力コンポーネントは、ユーザが選択可能な複数の選択位置と、選択中の選択位置を示す操作部と、を有し、前記複数の選択位置は、それぞれが値に対応し、並んで配置され、前記表示部は、今回選択された選択位置と、前回選択された選択位置と、の間を強調表示する。
【発明の効果】
【0008】
一実施形態によれば、アセスメント結果の変化を容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】アセスメントシステム1000の構成の一例を示す図である。
図2】管理装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3】アセスメント装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4】管理装置1の機能構成の一例を示す図である。
図5】アセスメント情報121の一例を示す図である。
図6】アセスメント装置2の機能構成の一例を示す図である。
図7】アセスメントシステム1000が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図8】アセスメント画面scの一例を示す図である。
図9】第1の入力コンポーネント1の一例を示す図である。
図10】第1の入力コンポーネント1の一例を示す図である。
図11】第1の入力コンポーネント1の一例を示す図である。
図12】第1の入力コンポーネント1の一例を示す図である。
図13】第2の入力コンポーネント1の一例を示す図である。
図14】第2の入力コンポーネント1の一例を示す図である。
図15】第2の入力コンポーネント1の一例を示す図である。
図16】第2の入力コンポーネント1の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
【0011】
<システム構成>
まず、本実施形態に係るアセスメントシステム1000の概要について説明する。アセスメントシステム1000は、ユーザが対象のアセスメントを実施し、アセスメント結果を管理する情報処理システムである。ユーザは、アセスメントを実施する者である。対象は、アセスメントの対象となるものである。対象は、例えば、人であるが、これに限られない。アセスメントは、対象の状態を評価又は測定することをいう。アセスメントシステム1000は、介護施設における被介護者のアセスメント、医療機関における患者のアセスメントなど、定期的に行われる任意のアセスメントに利用できる。
【0012】
図1は、アセスメントシステム1000の構成の一例を示す図である。図1に示すように、アセスメントシステム1000は、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続された、管理装置1と、アセスメント装置2と、を備える。ネットワークNは、例えば、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、インターネット、公衆回線網、モバイルデータ通信網、又はこれらの組み合わせである。図1の例では、アセスメントシステム1000は、管理装置1及びアセスメント装置2をそれぞれ1つずつ備えるが、それぞれ複数備えてもよい。
【0013】
管理装置1は、ユーザがアセスメント装置2を介して入力したアセスメント結果を記録し管理する情報処理装置である。管理装置1は、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末、サーバ装置、又はマイクロコンピュータであるが、これに限られない。図1の例では、管理装置1は、1の情報処理装置であるが、ネットワークNを介して接続された複数の情報処理装置からなるシステムとして実現されてもよい。
【0014】
アセスメント装置2は、ユーザがアセスメントを実施するための情報処理装置である。ユーザは、アセスメント装置2にアセスメント結果を入力する。アセスメント装置2は、例えば、PC、スマートフォン又はタブレット端末であるが、これに限られない。
【0015】
<管理装置1のハードウェア構成>
次に、管理装置1のハードウェア構成について説明する。図2は、管理装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、管理装置1は、バスB1を介して相互に接続された、プロセッサ101と、メモリ102と、ストレージ103と、通信I/F104と、入力装置105と、出力装置106と、ドライブ装置107と、を備える。
【0016】
プロセッサ101は、ストレージ103に記憶されたOS(Operating System)及びアセスメントプログラムを含む各種のプログラムをメモリ102に展開して実行することにより、管理装置1の各構成を制御し、管理装置1の機能を実現する。プロセッサ101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はDSP(Digital Signal Processor)であるが、これに限られない。
【0017】
メモリ102は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はこれらの組み合わせである。ROMは、例えば、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、又はこれらの組み合わせである。RAMは、例えば、DRAM(Dynamic RAM)又はSRAM(Static RAM)であるが、これに限られない。
【0018】
ストレージ103は、OS及びアセスメントプログラムを含む各種のプログラム及びデータを記憶する。ストレージ103は、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はSCM(Storage Class Memories)であるが、これに限られない。
【0019】
通信I/F104は、管理装置1を、ネットワークNを介して外部装置に接続し、通信を制御するためのインタフェースである。通信I/F104は、例えトラックtrluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)又はEthernet(登録商標)であるが、これに限られない。
【0020】
入力装置105は、管理装置1に情報を入力するための装置である。入力装置105は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、マイク、スキャナ、撮影装置(カメラ)、各種センサ又は操作ボタンであるが、これに限られない。
【0021】
出力装置106は、管理装置1から情報を出力するための装置である。出力装置106は、例えば、表示装置(ディスプレイ)、プロジェクタ、プリンタ、スピーカ又はバイブレータであるが、これに限られない。
【0022】
ドライブ装置107は、記録メディア108のデータを読み書きする装置である。ドライブ装置107は、例えば、磁気ディスクドライブ、光学ディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ又はSDカードリーダであるが、これに限られない。記録メディア108は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、FD(Floppy Disk)、MO(Magneto-Optical disk)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、USB(登録商標)メモリ又はSDカードであるが、これに限られない。
【0023】
なお、本実施形態において、アセスメントプログラムは、管理装置1の製造段階でメモリ102又はストレージ103に書き込まれてもよいし、ネットワークNを介して管理装置1に提供されてもよいし、記録メディア108などの非一時的でコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介して管理装置1に提供されてもよい。
【0024】
<アセスメント装置2のハードウェア構成>
次に、アセスメント装置2のハードウェア構成について説明する。図3は、アセスメント装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、アセスメント装置2は、バスB2を介して相互に接続された、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、通信I/F204と、入力装置205と、出力装置206と、を備える。
【0025】
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されたOS及びアセスメントプログラムを含む各種のプログラムをメモリ202に展開して実行することにより、アセスメント装置2の各構成を制御し、アセスメント装置2の機能を実現する。プロセッサ201は、例えば、CPU、MPU、GPU、ASIC又はDSPであるが、これに限られない。
【0026】
メモリ202は、例えば、ROM、RAM、又はこれらの組み合わせである。ROMは、例えば、PROM、EPROM、EEPROM、又はこれらの組み合わせである。RAMは、例えば、DRAM又はSRAMであるが、これに限られない。
【0027】
ストレージ203は、OS及びアセスメントプログラムを含む各種のプログラム及びデータを記憶する。ストレージ203は、例えば、フラッシュメモリ、HDD、SSD又はSCMであるが、これに限られない。
【0028】
通信I/F204は、アセスメント装置2を、ネットワークNを介して外部装置に接続し、通信を制御するためのインタフェースである。通信I/F204は、例えトラックtrluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)又はEthernet(登録商標)であるが、これに限られない。
【0029】
入力装置205は、アセスメント装置2に情報を入力するための装置である。入力装置205は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、マイク、スキャナ、撮影装置(カメラ)、各種センサ又は操作ボタンであるが、これに限られない。
【0030】
出力装置206は、アセスメント装置2から情報を出力するための装置である。出力装置206は、例えば、表示装置(ディスプレイ)、プロジェクタ、プリンタ、スピーカ又はバイブレータであるが、これに限られない。アセスメント装置2は、出力装置206として、表示装置206Dを備える。
【0031】
なお、本実施形態において、アセスメントプログラムは、アセスメント装置2の製造段階でメモリ202又はストレージ203に書き込まれてもよいし、ネットワークNを介してアセスメント装置2に提供されてもよいし、記録メディア208などの非一時的でコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介してアセスメント装置2に提供されてもよい。
【0032】
<管理装置1の機能構成>
次に、管理装置1の機能構成について説明する。図4は、管理装置1の機能構成の一例を示す図である。図4に示すように、管理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を備える。
【0033】
通信部11は、通信I/F104により実現される。通信部11は、ネットワークNを介して、アセスメント装置2との間で情報の送受信を行う。通信部11は、アセスメント装置2からアセスメント情報221を受信する。
【0034】
記憶部12は、メモリ102及びストレージ103により実現される。記憶部12は、アセスメント情報121を記憶する。
【0035】
アセスメント情報121は、ユーザが実施した対象のアセスメントに関する情報である。アセスメント情報121は、例えば、アセスメントの実施日時、アセスメント対象、アセスメント項目及びアセスメント結果(アセスメント項目の値)を示す情報を含む。記憶部12には、複数のアセスメント装置2から受信した複数の対象のアセスメント情報121が記憶される。
【0036】
図5は、アセスメント情報121の一例を示す図である。図5の例では、被介護者の状態のアセスメント情報121を示している。図5のアセスメント情報121は、情報項目として「AID」、「CID」、「日時」、「食事」、「排泄」及び「体温」を含む。
【0037】
「AID」は、アセスメントを一意に識別する識別情報である。「CID」は、被介護者(対象)を一意に識別する識別情報である。「日時」は、アセスメントの日時である。「食事」、「排泄」、「更衣」及び「体温」は、アセスメント項目である。各アセスメント項目の値は、アセスメント結果に相当する。図5の例では、被介護者C001について、3回のアセスメントA001~A003が実施されており、それぞれ「食事」、「排泄」、「更衣」及び「体温」についてのアセスメントが行われている。記憶部12には、このようなアセスメント情報121が複数の被介護者(対象)について記憶されている。
【0038】
制御部13は、プロセッサ101がメモリ102からプログラムを読み出して実行し、他のハードウェア構成と協働することにより実現される。制御部13は、管理装置1の動作全体を制御する。制御部13は、取得部131を備える。
【0039】
取得部131は、アセスメント装置2からアセスメント情報221を取得し、アセスメント情報121として記憶部12に保存する。
【0040】
なお、管理装置1の機能構成は、上記の例に限られない。例えば、管理装置1は、上記の機能構成の一部を備え、残りをアセスメント装置2が備えてもよい。また、管理装置1は、上記以外の機能構成を備えてもよい。また、管理装置1の各機能構成は、上記の通り、ソフトウェアにより実現されてもよいし、ICチップ、SoC(System on Chip)、LSI(Large Scale Integration)、マイクロコンピュータ等のハードウェアによって実現されてもよい。
【0041】
<アセスメント装置2の機能構成>
次に、アセスメント装置2の機能構成について説明する。図6は、アセスメント装置2の機能構成の一例を示す図である。図6に示すように、アセスメント装置2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23と、を備える。
【0042】
通信部21は、通信I/F204により実現される。通信部21は、ネットワークNを介して、管理装置1との間で情報の送受信を行う。通信部21は、管理装置1からアセスメント情報121を受信する。また、通信部21は、管理装置1にアセスメント情報221を送信する。
【0043】
記憶部22は、メモリ202及びストレージ203により実現される。記憶部22は、アセスメント情報221を記憶する。
【0044】
アセスメント情報221は、ユーザが実施した対象のアセスメントに関する情報である。アセスメント情報221は、例えば、アセスメントの実施日時、アセスメント対象、アセスメント項目及びアセスメント結果(アセスメント項目の値)を示す情報を含む。記憶部22には、対象の過去及び今回(最新)のアセスメント情報221が記憶される。
【0045】
制御部23は、プロセッサ201がメモリ202からプログラムを読み出して実行し、他のハードウェア構成と協働することにより実現される。制御部23は、アセスメント装置2の動作全体を制御する。制御部23は、取得部231と、表示部232と、受け付け部233と、を備える。
【0046】
取得部231は、管理装置1からアセスメント情報121を取得し、アセスメント情報221として記憶部22に保存する。
【0047】
表示部232は、表示装置206Dにアセスメント画面scを表示する。アセスメント画面scは、ユーザが対象のアセスメント結果を入力するための画面である。ユーザは、アセスメント画面scからアセスメント結果を入力する。アセスメント画面scについて、詳しくは後述する。
【0048】
受け付け部233は、ユーザがアセスメント画面scから入力したアセスメント結果を受け付け、今回(最新)のアセスメント結果を示すアセスメント情報221として記憶部22に保存する。
【0049】
なお、アセスメント装置2の機能構成は、上記の例に限られない。例えば、アセスメント装置2は、上記の機能構成の一部を備え、残りをアセスメント装置2が備えてもよい。また、アセスメント装置2は、上記以外の機能構成を備えてもよい。また、アセスメント装置2の各機能構成は、上記の通り、ソフトウェアにより実現されてもよいし、ICチップ、SoC、LSI、マイクロコンピュータ等のハードウェアによって実現されてもよい。
【0050】
<アセスメントシステム1000が実行する学習処理>
次に、アセスメントシステム1000が実行する処理について説明する。図7は、アセスメントシステム1000が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【0051】
(ステップS101)
まず、ユーザは、アセスメント装置2の入力装置205を介して、アセスメントの対象を選択する。アセスメント装置2の受け付け部233は、ユーザにより選択されたアセスメントの対象を受け付ける(ステップS101)。
【0052】
(ステップS102)
アセスメント装置2は、ステップS101で選択された対象の過去のアセスメント情報を管理装置1に要求する(ステップS102)。
【0053】
(ステップS103)
管理装置1は、アセスメント装置2からの要求に応じて、ステップS101で選択された対象の過去のアセスメント情報121をアセスメント装置2に送信する(ステップS103)。管理装置1は、少なくとも対象の前回のアセスメント結果を示すアセスメント情報121を送信する。また、管理装置1は、対象の前回及び前々回のアセスメント結果を示すアセスメント情報121を送信するのが好ましい。なお、管理装置1は、対象の過去の全てのアセスメント情報121を送信してもよいし、対象の過去の一部のアセスメント情報121を送信してもよい。
【0054】
(ステップS104)
アセスメント装置2の取得部231は、管理装置1から受信したアセスメント情報121を取得し、ステップS101で選択された対象の過去のアセスメント情報221として記憶部22に保存する(ステップS104)。
【0055】
(ステップS105)
表示部232は、アセスメント情報221に基づいて、アセスメント画面scを表示する(ステップS105)。
【0056】
(ステップS106)
ユーザは、対象のアセスメントを実施し、アセスメント画面scから今回のアセスメント結果を入力する。受け付け部233は、ユーザから入力された今回のアセスメント結果を受け付け、今回のアセスメント結果を示すアセスメント情報221として記憶部22に保存する(ステップS106)。
【0057】
(ステップS107)
アセスメント装置2は、ステップS106で保存された今回のアセスメント結果を示すアセスメント情報221を管理装置1に送信する(ステップS107)。
【0058】
(ステップS108)
管理装置1の取得部131は、アセスメント装置2から受信したアセスメント情報221を取得し、ステップS101で選択された対象の今回(最新)のアセスメント情報121として記憶部12に保存する(ステップS108)。
【0059】
<アセスメント画面sc>
ここで、アセスメント画面scについて説明する。図8は、アセスメント画面scの一例を示す図である。図8のアセスメント画面scは、基本情報表示部sc1と、確定ボタンsc2と、戻るボタンsc2と、入力コンポーネントsc3~sc5と、を有する。
【0060】
基本情報表示部sc1は、アセスメントの基本情報を表示する部分である。図8の例では、基本情報として、対象(被介護者)の画像、今回のアセスメントの実施日時(2023/8/27)、前回のアセスメントの実施日時(2023/7/25)、対象の識別情報(C001)及び対象の名前(xxx)が表示されている。なお、基本情報は、上記の例に限られない。
【0061】
確定ボタンsc2は、ユーザが入力したアセスメント結果を確定するためのボタンである。確定ボタンsc2が押されると、受け付け部233がアセスメント結果を受け付け、今回のアセスメントのアセスメント情報221が保存される。
【0062】
戻るボタンsc3は、アセスメント画面scから前の画面に戻るためのボタンである。
【0063】
入力コンポーネントsc3~sc5は、ユーザがアセスメント結果、すなわち、アセスメント項目の値を入力するためのUIコンポーネントである。入力コンポーネントsc3~sc5は、それぞれ「食事」、「排泄」及び「体温」の値を入力するための入力コンポーネントである。「食事」及び「排泄」の値として、「自立」、「部分介助」又は「全介助」のいずれかが入力される。また、「体温」の値として、数値が入力される。
【0064】
以下、入力コンポーネントicについて詳しく説明する。入力コンポーネントicの例として、第1及び第2の入力コンポーネントic1,ic2についてそれぞれ説明する。
【0065】
<第1の入力コンポーネントic1>
第1の入力コンポーネントic1は、いわゆるスライダーであり、ユーザが選択可能な複数の選択位置と、ユーザが選択中の選択位置を示すサムth(操作部)と、トラックtrと、を有する。複数の選択位置は、それぞれが値(アセスメント結果)に対応し、トラックtr上に並んで配置される。サムthは、複数の選択位置の中からいずれか1つを選択可能なように、トラックtr上を移動可能に配置される。トラックtrは、複数の選択位置が並んで配置された、サムthの移動範囲である。サムthが配置された選択位置が、選択中の選択位置に相当する。
【0066】
ユーザは、入力装置205を介してサムthの位置を操作し、サムthを所望の選択位置に移動させる。ユーザは、マイクを介した音声入力によりサムthの位置を操作してもよいし、タッチパネルを介したタップ操作又はスワイプ操作によりサムthの位置を操作してもよいし、マウスを介したクリック操作又はドラッグアンドドロップ操作によりサムthの位置を操作してもよい。これにより、ユーザが移動させたサムthの位置に対応する選択位置に対応する値が、アセスメント項目の値(アセスメント結果)として入力(選択)される。
【0067】
以下では、今回のアセスメント結果を値v0、前回のアセスメント結果を値v1、前々回のアセスメント結果を値v2と称する。
【0068】
表示部232は、今回選択された選択位置(値v0)と、前回選択された選択位置(値v1)と、が異なる場合、今回選択された選択位置(値v0)と前回選択された選択位置(値v1)との間のトラックtrを強調表示する。
【0069】
(入力コンポーネントic11)
図9は、入力コンポーネントic11を示す図である。入力コンポーネントic11は、第1の入力コンポーネントic1の一例であり、トラックtrと、サムthと、を備える。図9の例では、値v1は、トラックtrの中央より左側である。
【0070】
トラックtrは、横方向に伸びる直線状かつ帯状であり、横方向の各位置には、横方向に並んで配置された複数の選択位置が等間隔かつ離散的に配置されている。図9の例では、トラックtrは横方向であるが、縦方向又は斜め方向でもよい。
【0071】
サムthは、トラックtr上を移動可能に配置された操作部であり、トラックtrに配置された各選択位置の上で停止可能なように構成されている。ユーザがトラックtr上でサムthを移動させると、サムthが停止した選択位置に対応する値がアセスメント結果として選択される。図9の例では、サムthは、円形であるが、任意の形状であり得る。
【0072】
(1)初期表示
入力コンポーネントic11の初期表示(ユーザが値v0を選択する前の入力コンポーネントic11)では、サムthは、初期位置に配置される。図9の例では、サムthの初期位置は、トラックtrの中央であるが、トラックtrの両端のいずれかであってもよいし、値v1に対応する位置であってもよい。また、サムthは、初期位置である(ユーザにより値v0を選択されていない)ことを示す所定の色で表示されるのが好ましい。
【0073】
(2)パターン1
パターン1では、今回選択された選択位置(値v0)として、前回選択された選択位置(値v1)に対して右側(一方側)の選択位置が選択されている。この場合、表示部232は、図9に示すように、今回選択された選択位置(値v0)と前回選択された選択位置(値v1)との間のトラックtrを第1色(図中のドット)で表示する。第1色は、例えば、赤であるが、これに限られない。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して右側(一方側)である場合に、今回選択された選択位置(値v0)と、前回選択された選択位置(値v1)と、の間を第1色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より右側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0074】
また、表示部232は、図9に示すように、サムthを、値v0が値v1より右側であることを示す第5色で表示する。第5色は、例えば、第1色であるが、これに限られない。第5色は、第1色と同じ色相の色であるのが好ましい。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して右側(一方側)である場合に、サムthを第5色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v0が値v1より右側に変化したことを視覚的に容易に把握することができる。
【0075】
なお、値v0として、サムthの初期位置に対応する値を選択する場合、ユーザは、サムthを操作しないため、そのままではトラックtr及びサムthの強調表示は行われない。この場合、ユーザが確定ボタンsc2を押し、受け付け部233がアセスメント結果を受け付けた時点で、トラックtr及びサムthの強調表示が行われる。
【0076】
(3)パターン2
パターン2では、今回選択された選択位置(値v0)として、前回選択された選択位置(値v1)に対して左側(他方側)の選択位置が選択されている。この場合、表示部232は、図9に示すように、今回選択された選択位置(値v0)と前回選択された選択位置(値v1)との間のトラックtrを、第1色とは異なる第2色(図中の斜線)で表示する。第2色は、例えば、青であるが、これに限られない。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して左側(他方側)である場合に、今回選択された選択位置(値v0)と、前回選択された選択位置(値v1)と、の間を第2色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より左側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0077】
また、表示部232は、図9に示すように、サムthを、値v0が値v1より左側であることを示す第6色で表示する。第6色は、例えば、第2色であるが、これに限られない。第6色は、第2色と同じ色相の色であるのが好ましい。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して左側(他方側)である場合に、サムthを第6色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v0が値v1より左側に変化したことを視覚的に容易に把握することができる。
【0078】
(4)パターン3
パターン3では、今回選択された選択位置(値v0)として、前回選択された選択位置(値v1)が選択されている。この場合、表示部232は、図9に示すように、サムthを、値v0が値v1と同じであることを示す所定の色で表示する。所定の色は、例えば、グレーであるが、これに限られない。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)と同じである場合に、サムthを所定の色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が同じであることを視覚的に容易に把握することができる。
【0079】
図10は、入力コンポーネントic11の変形例を示す図である。図10の入力コンポーネントic11’では、トラックtrが線状であり、トラックtrを強調表示する際に、強調される部分が太く表示される。他の構成は、入力コンポーネントic11と同様である。
【0080】
このように、トラックtrの太さを変化させることにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より右側又は左側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に更に容易に把握することができる。なお、強調表示の方法は、トラックtrの色の変更、トラックtrの太さの変更、又はサムthの色の変更のいずれかに限られない。
【0081】
(入力コンポーネントic12)
図11は、入力コンポーネントic12を示す図である。入力コンポーネントic12は、第1の入力コンポーネントic1の一例であり、トラックtrと、サムthと、を備える。図11の例では、値v1はトラックtrの中央より左側、値v2は値v1より左側である。
【0082】
トラックtrは、横方向に伸びる直線状かつ帯状であり、横方向の各位置には、横方向に並んで配置された複数の選択位置が等間隔かつ離散的に配置されている。図11の例では、トラックtrは横方向であるが、縦方向又は斜め方向でもよい。
【0083】
サムthは、トラックtr上を移動可能に配置された操作部であり、トラックtrに配置された各選択位置の上で停止可能なように構成されている。ユーザがトラックtr上でサムthを移動させると、サムthが停止した選択位置に対応する値がアセスメント結果として選択される。図11の例では、サムthは、円形であるが、任意の形状であり得る。
【0084】
(1)初期表示
入力コンポーネントic12の初期表示(ユーザが値v0を選択する前の入力コンポーネントic12)では、サムthは、初期位置に配置される。図11の例では、サムthの初期位置は、トラックtrの中央であるが、トラックtrの両端のいずれかであってもよいし、値v1に対応する位置であってもよい。また、サムthは、初期位置である(ユーザにより値v0を選択されていない)ことを示す所定の色で表示されるのが好ましい。
【0085】
(2)パターン1
パターン1では、今回選択された選択位置(値v0)として、前回選択された選択位置(値v1)に対して右側(一方側)の選択位置が選択されている。この場合、表示部232は、図11に示すように、今回選択された選択位置(値v0)と前回選択された選択位置(値v1)との間のトラックtrを第1色(図中のドット)で表示する。第1色は、例えば、赤であるが、これに限られない。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して右側(一方側)である場合に、今回選択された選択位置(値v0)と、前回選択された選択位置(値v1)と、の間を第1色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より右側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0086】
また、パターン1では、前回選択された選択位置(値v1)として、前々回選択された選択位置(値v2)に対して右側(一方側)の選択位置が選択されている。この場合、表示部232は、図11に示すように、前回選択された選択位置(値v1)と前々回選択された選択位置(値v2)との間のトラックtrを第3色(図中の薄いドット)で表示する。第3色は、例えば、薄い赤であるが、これに限られない。第3色は、第1色と同じ色相の異なる色であるのが好ましい。このように、前回選択された選択位置(値v1)が前々回選択された選択位置(値v2)に対して右側(一方側)である場合に、前回選択された選択位置(値v1)と、前々回選択された選択位置(値v2)と、の間を第3色で強調表示することにより、ユーザは、値v1と値v2が異なること、値v1が値v2より右側に変化したこと、及び値v2から値v1までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0087】
図示省略されているが、前回選択された選択位置(値v1)として、前々回選択された選択位置(値v2)に対して左側(他方側)の選択位置が選択されている場合、表示部232は、前回選択された選択位置(値v1)と前々回選択された選択位置(値v2)との間のトラックtrを第4色で表示する。第4色は、例えば、薄い青であるが、これに限られない。第4色は、第2色と同じ色相の異なる色であるのが好ましい。このように、前回選択された選択位置(値v1)が前々回選択された選択位置(値v2)に対して左側(他方側)である場合に、前回選択された選択位置(値v1)と、前々回選択された選択位置(値v2)と、の間を第4色で強調表示することにより、ユーザは、値v1と値v2が異なること、値v1が値v2より左側に変化したこと、及び値v2から値v1までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0088】
また、第1色と第3色とを同じ色相の異なる色とし、第2色と第4色とを同じ色相の異なる色とすることで、ユーザは、前々回から今回までの変化の方向を視覚的に容易に把握することができる。例えば、第1色が赤、第3色が薄い赤、選択位置(値)が右であるほどアセスメント結果が悪い場合、パターン1では、トラックtrに薄い赤の部分及び赤の部分が並んで表示される。このような強調表示により、ユーザは、アセスメント結果が連続して悪化していることを一見して把握することができる。
【0089】
また、表示部232は、図11に示すように、サムthを、値v0が値v1より右側であることを示す第5色で表示する。第5色は、例えば、第1色であるが、これに限られない。第5色は、第1色と同じ色相の色であるのが好ましい。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して右側(一方側)である場合に、サムthを第5色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v0が値v1より右側に変化したことを視覚的に容易に把握することができる。
【0090】
なお、値v0として、サムthの初期位置に対応する値を選択する場合、ユーザは、サムthを操作しないため、そのままではトラックtr及びサムthの強調表示は行われない。この場合、ユーザが確定ボタンsc2を押し、受け付け部233がアセスメント結果を受け付けた時点で、トラックtr及びサムthの強調表示が行われる。
【0091】
(3)パターン2
パターン2では、今回選択された選択位置(値v0)として、前回選択された選択位置(値v1)に対して左側(他方側)の選択位置が選択されている。この場合、表示部232は、図11に示すように、今回選択された選択位置(値v0)と前回選択された選択位置(値v1)との間のトラックtrを、第1色とは異なる第2色(図中の斜線)で表示する。第2色は、例えば、青であるが、これに限られない。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して左側(他方側)である場合に、今回選択された選択位置(値v0)と、前回選択された選択位置(値v1)と、の間を第2色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より左側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0092】
なお、表示部232は、第1色及び第2色を第3色及び第4色より優先して表示する。言い換えると、表示部232は、前回選択された選択位置(値v1)から今回選択された選択位置(値v0)までの変化を、前々回選択された選択位置(値v2)から前回選択された選択位置(値v1)までの変化より、優先して強調表示する。このため、パターン2では、前回選択された選択位置(値v1)と前々回選択された選択位置(値v2)との間のトラックtrは、第4色ではなく、第2色で表示されている。
【0093】
また、表示部232は、図11に示すように、サムthを、値v0が値v1より左側であることを示す第6色で表示する。第6色は、例えば、第2色であるが、これに限られない。第6色は、第2色と同じ色相の色であるのが好ましい。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して左側(他方側)である場合に、サムthを第6色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v0が値v1より左側に変化したことを視覚的に容易に把握することができる。
【0094】
(4)パターン3
パターン3では、今回選択された選択位置(値v0)として、前回選択された選択位置(値v1)が選択されている。この場合、表示部232は、図11に示すように、サムthを、値v0が値v1と同じであることを示す所定の色で表示する。所定の色は、例えば、グレーであるが、これに限られない。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)と同じである場合に、サムthを所定の色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が同じであることを視覚的に容易に把握することができる。
【0095】
また、パターン3では、前回選択された選択位置(値v1)として、前々回選択された選択位置(値v2)に対して右側(一方側)の選択位置が選択されている。この場合、表示部232は、図11に示すように、前回選択された選択位置(値v1)と前々回選択された選択位置(値v2)との間のトラックtrを第3色(図中の薄いドット)で表示する。第3色は、例えば、薄い赤であるが、これに限られない。第3色は、第1色と同じ色相の異なる色であるのが好ましい。このように、前回選択された選択位置(値v1)が前々回選択された選択位置(値v2)に対して右側(一方側)である場合に、前回選択された選択位置(値v1)と、前々回選択された選択位置(値v2)と、の間を第3色で強調表示することにより、ユーザは、値v1と値v2が異なること、値v1が値v2より右側に変化したこと、及び値v2から値v1までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0096】
(5)パターン4
パターン4では、今回選択された選択位置(値v0)として、前回選択された選択位置(値v1)に対して左側(他方側)の選択位置が選択されている。また、パターン4では、前回選択された選択位置(値v1)として、前々回選択された選択位置(値v2)に対して右側(一方側)の選択位置が選択されている。さらに、パターン4では、今回選択された選択位置(値v0)として、前々回選択された選択位置(値v2)に対して右側(一方側)の選択位置が選択されている。
【0097】
上記の通り、表示部232は、第1色を第3色より優先して表示するため、図11に示すように、パターン4では、今回選択された選択位置(値v0)と前回選択された選択位置(値v1)との間のトラックtrを第1色(図中の斜線)で表示し、今回選択された選択位置(値v0)と前々回選択された選択位置(値v2)との間のトラックtrを第3色(図中の薄いドット)で表示する。
【0098】
(入力コンポーネントic13)
図12は、入力コンポーネントic13を示す図である。入力コンポーネントic13は、第1の入力コンポーネントic1の一例であり、トラックtrと、サムthと、を備える。図12の例では、値v1は、トラックtrの上端より右回り側である。
【0099】
トラックtrは、環状であり、円周上の各位置には、円周上に並んで配置された複数の選択位置が等間隔かつ離散的に配置されている。図12の例では、トラックtrは円形であるが、楕円形など任意の形状であり得る。トラックtrに配置された選択位置は、それぞれ、右回り(時計回り)で選択された場合と、左回り(反時計回り)で選択された場合と、で異なる値に対応する。また、同じ方向で選択された同じ選択位置が、1週目と2週目とで異なる値に対応してもよい。
【0100】
サムthは、トラックtr上を移動可能に配置された操作部であり、トラックtrに配置された各選択位置の上で停止可能なように構成されている。ユーザがトラックtr上でサムthを移動させると、サムthが停止した選択位置に対応する値がアセスメント結果として選択される。図12の例では、サムthは、円形であるが、任意の形状であり得る。
【0101】
(1)初期表示
入力コンポーネントic13の初期表示(ユーザが値v0を選択する前の入力コンポーネントic13)では、サムthは、初期位置に配置される。図12の例では、サムthの初期位置は、トラックtrの上端であるが、トラックtrの左端、右端又は下端のいずれかであってもよいし、値v1に対応する位置であってもよい。また、サムthは、初期位置である(ユーザにより値v0を選択されていない)ことを示す所定の色で表示されるのが好ましい。
【0102】
(2)パターン1
パターン1では、今回選択された選択位置(値v0)として、前回選択された選択位置(値v1)に対して右回り側(一方側)の選択位置が選択されている。この場合、表示部232は、図12に示すように、今回選択された選択位置(値v0)と前回選択された選択位置(値v1)との間のトラックtrを第1色(図中のドット)で表示する。第1色は、例えば、赤であるが、これに限られない。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して右回り側(一方側)である場合に、今回選択された選択位置(値v0)と、前回選択された選択位置(値v1)と、の間を第1色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より右回り側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0103】
また、表示部232は、図12に示すように、サムthを、値v0が値v1より右回り側であることを示す第5色で表示する。第5色は、例えば、第1色であるが、これに限られない。第5色は、第1色と同じ色相の色であるのが好ましい。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して右回り側(一方側)である場合に、サムthを第5色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v0が値v1より右回り側に変化したことを視覚的に容易に把握することができる。
【0104】
なお、値v0として、サムthの初期位置に対応する値を選択する場合、ユーザは、サムthを操作しないため、そのままではトラックtr及びサムthの強調表示は行われない。この場合、ユーザが確定ボタンsc2を押し、受け付け部233がアセスメント結果を受け付けた時点で、トラックtr及びサムthの強調表示が行われる。
【0105】
(3)パターン2
パターン2では、今回選択された選択位置(値v0)として、前回選択された選択位置(値v1)に対して左回り側(他方側)の選択位置が選択されている。この場合、表示部232は、図12に示すように、今回選択された選択位置(値v0)と前回選択された選択位置(値v1)との間のトラックtrを、第1色とは異なる第2色(図中の斜線)で表示する。第2色は、例えば、青であるが、これに限られない。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して左回り側(他方側)である場合に、今回選択された選択位置(値v0)と、前回選択された選択位置(値v1)と、の間を第2色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より左回り側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0106】
また、表示部232は、図12に示すように、サムthを、値v0が値v1より左回り側であることを示す第6色で表示する。第6色は、例えば、第2色であるが、これに限られない。第6色は、第2色と同じ色相の色であるのが好ましい。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して左回り側(他方側)である場合に、サムthを第6色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v0が値v1より左回り側に変化したことを視覚的に容易に把握することができる。
【0107】
(4)パターン3
パターン3では、今回選択された選択位置(値v0)として、前回選択された選択位置(値v1)が選択されている。この場合、表示部232は、図12に示すように、サムthを、値v0が値v1と同じであることを示す所定の色で表示する。所定の色は、例えば、グレーであるが、これに限られない。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)と同じである場合に、サムthを所定の色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が同じであることを視覚的に容易に把握することができる。
【0108】
(5)パターン4
パターン4では、今回選択された選択位置(値v0)として、パターン2と同じ選択位置が右回りで選択されている。この場合、パターン4の値v0は、パターン2の値v0とは異なる値に対応し、表示部232は、図12に示すように、今回選択された選択位置(値v0)と前回選択された選択位置(値v1)との間のトラックtrを、第1色(図中のドット)で表示する。第1色は、例えば、赤であるが、これに限られない。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して右回り側(他方側)である場合に、今回選択された選択位置(値v0)と、前回選択された選択位置(値v1)と、の間を第1色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より右回り側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0109】
また、表示部232は、図12に示すように、サムthを、値v0が値v1より右回り側であることを示す第5色で表示する。第5色は、例えば、第1色であるが、これに限られない。第5色は、第1色と同じ色相の色であるのが好ましい。このように、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)に対して右回り側(一方側)である場合に、サムthを第5色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v0が値v1より右回り側に変化したことを視覚的に容易に把握することができる。
【0110】
<第2の入力コンポーネントic2>
第2の入力コンポーネントic2は、ユーザが選択可能な複数のボタンb(選択部)を有する。複数のボタンbは、それぞれが値(アセスメント結果)に対応し、並んで配置される。
【0111】
ユーザは、入力装置205を介してボタンbを選択する。ユーザは、マイクを介した音声入力によりボタンbを選択してもよいし、タッチパネルを介したタップ操作によりボタンbを選択してもよいし、マウスを介したクリック操作によりボタンbを選択してもよい。これにより、ユーザが選択したボタンbに対応する値が、アセスメント項目の値(アセスメント結果)として入力(選択)される。
【0112】
以下では、今回のアセスメント結果を値v0、前回のアセスメント結果を値v1、前々回のアセスメント結果を値v2と称する。
【0113】
表示部232は、今回選択されたボタンb(値v0)と、前回選択されたボタンb(値v1)と、が異なる場合、前回選択されたボタンb(値v1)から、今回選択されたボタンb(値v0)の前回選択されたボタンb(値v1)側のボタンbまで、に配置されたボタンbを強調表示する。すなわち、第2の入力コンポーネントic2では、今回選択されたボタンb(値v0)が、第1の入力コンポーネントic1におけるサムthとしての役割を果たす。また、複数のボタンb全体が、第1の入力コンポーネントic1におけるトラックtrとしての役割を果たす。
【0114】
(入力コンポーネントic21)
図13は、入力コンポーネントic21を示す図である。入力コンポーネントic21は、第2の入力コンポーネントic2の一例であり、それぞれが値に対応した複数のボタンb1~b5を備える。図13の例では、値v1は、中央のボタンb3に対応する。
【0115】
ボタンb1~b5は、横方向に隣接して並んで配置されている。図13の例では、ボタンb1~b5は、横方向に並べられているが、縦方向、斜め方向又は環状に並べられてもよい。また、図13の例では、ボタンb1~b5は、略矩形であるが、任意の形状であり得る。また、図13の例では、入力コンポーネントic21は、5つのボタンb1~b5を有するが、ボタンbの数は任意である。
【0116】
(1)初期表示
入力コンポーネントic21の初期表示(ユーザが値v0を選択する前の入力コンポーネントic21)では、いずれのボタンbも強調表示されず、同じ態様で表示される。
【0117】
(2)パターン1
パターン1では、今回選択されたボタンb(値v0)として、前回選択されたボタンb3(値v1)に対して右側(一方側)のボタンb4が選択されている。この場合、表示部232は、ボタンb3を第1色(図中のドット)で表示する。このように、前回選択されたボタンb(値v1)から、今回選択されたボタンb(値v0)の前回選択されたボタンb(値v1)側のボタンbまで、に配置されたボタンbを第1色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より右側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0118】
また、表示部232は、図13に示すように、今回選択されたボタンb4を、値v0が値v1より右側であることを示す第5色で表示する。第5色は、例えば、第1色より濃い色であるが、これに限られない。第5色は、第1色と同じ色相の異なる色であるのが好ましい。このように、今回選択されたボタンb(値v0)が前回選択されたボタンb(値v1)に対して右側(一方側)である場合に、サムthを第5色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v0が値v1より右側に変化したことを視覚的に容易に把握することができる。
【0119】
(3)パターン2
パターン2では、今回選択されたボタンb(値v0)として、前回選択されたボタンb3(値v1)に対して左側(他方側)のボタンb2が選択されている。この場合、表示部232は、ボタンb3を第2色(図中の斜線)で表示する。このように、前回選択されたボタンb(値v1)から、今回選択されたボタンb(値v0)の前回選択されたボタンb(値v1)側のボタンbまで、に配置されたボタンbを第2色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より左側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0120】
また、表示部232は、図13に示すように、今回選択されたボタンb2を、値v0が値v1より左側であることを示す第6色で表示する。第6色は、例えば、第2色より濃い色であるが、これに限られない。第6色は、第2色と同じ色相の異なる色であるのが好ましい。このように、今回選択されたボタンb(値v0)が前回選択されたボタンb(値v1)に対して左側(他方側)である場合に、今回選択されたボタンbを第6色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v0が値v1より左側に変化したことを視覚的に容易に把握することができる。
【0121】
(4)パターン3
パターン3では、今回選択されたボタンb(値v0)として、前回選択されたボタンb3(値v1)が選択されている。この場合、表示部232は、図13に示すように、今回選択されたボタンb3を、値v0が値v1と同じであることを示す所定の色で表示する。所定の色は、例えば、グレーであるが、これに限られない。このように、今回選択されたボタンb(値v0)が前回選択されたボタンb(値v1)と同じである場合に、今回選択されたボタンbを所定の色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が同じであることを視覚的に容易に把握することができる。
【0122】
図14は、入力コンポーネントic21の変形例を示す図である。図14の入力コンポーネントic21’では、ボタンb1~b5がそれぞれ異なる形状を有し、全体として1つの三角形を形成している。他の構成は、入力コンポーネントic21と同様である。
【0123】
このように、異なった形状の複数のボタンbを配置することにより、入力コンポーネントicのデザインの自由度を高めることができる。
【0124】
図15は、入力コンポーネントic21の変形例を示す図である。図15の入力コンポーネントic21’’では、ボタンb1~b5がそれぞれ離間して配置されている。他の構成は、入力コンポーネントic21と同様である。
【0125】
このように、複数のボタンbを離間して配置することにより、入力コンポーネントicのデザインの自由度を高めることができる。なお、複数のボタンbを離間して配置する場合には、前回選択されたボタンb(値v1)から今回選択されたボタンb(値v0)までの背景を所定の色(第1色又は第2色)で強調表示してもよい。ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より右側又は左側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に更に容易に把握することができる。
【0126】
(入力コンポーネントic22)
図16は、入力コンポーネントic22を示す図である。入力コンポーネントic22は、第2の入力コンポーネントic2の一例であり、それぞれが値に対応した複数のボタンb1~b5を備える。図16の例では、値v1は中央のボタンb3に対応し、値v2は左端のボタンb1に対応する。
【0127】
ボタンb1~b5は、横方向に隣接して並んで配置されている。図13の例では、ボタンb1~b5は、横方向に並べられているが、縦方向又は斜め方向に並べられてもよい。また、図16の例では、ボタンb1~b5は、略矩形であるが、任意の形状であり得る。また、図16の例では、入力コンポーネントic22は、5つのボタンb1~b5を有するが、ボタンbの数は任意である。
【0128】
(1)初期表示
入力コンポーネントic22の初期表示(ユーザが値v0を選択する前の入力コンポーネントic22)では、いずれのボタンbも強調表示されず、同じ態様で表示される。
【0129】
(2)パターン1
パターン1では、今回選択されたボタンb(値v0)として、前回選択されたボタンb3(値v1)に対して右側(一方側)のボタンb4が選択されている。この場合、表示部232は、ボタンb3を第1色(図中のドット)で表示する。このように、前回選択されたボタンb(値v1)から、今回選択されたボタンb(値v0)の前回選択されたボタンb(値v1)側のボタンbまで、に配置されたボタンbを第1色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より右側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0130】
また、パターン1では、前回選択されたボタンb(値v1)として、前々回選択されたボタンb1(値v2)に対して右側(一方側)のボタンb3が選択されている。この場合、表示部232は、ボタンb1,b2を第3色(図中の薄いドット)で表示する。第3色は、例えば、薄い赤である、がこれに限られない。第3色は、第1色と同じ色相の異なる色であるのが好ましい。このように、前々回選択されたボタンb(値v2)から、前回選択されたボタンb(値v1)の前々回選択されたボタンb(値v2)側のボタンbまで、に配置されたボタンbを第3色で強調表示することにより、ユーザは、値v1と値v2が異なること、値v1が値v2より右側に変化したこと、及び値v2から値v1までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0131】
図示省略されているが、前回選択されたボタンb(値v1)として、前々回選択されたボタンb(値v2)に対して左側(他方側)のボタンbが選択されている場合、表示部232は、前々回選択されたボタンb(値v2)から、前回選択されたボタンb(値v1)の前々回選択されたボタンb(値v2)側のボタンbまで、に配置されたボタンbを第4色で表示する。第4色は、例えば、薄い青であるが、これに限られない。第4色は、第2色と同じ色相の異なる色であるのが好ましい。このように、前回選択されたボタンb(値v1)が前々回選択されたボタンb(値v2)に対して左側(他方側)である場合に、前々回選択されたボタンb(値v2)から、前回選択されたボタンb(値v1)の前々回選択されたボタンb(値v2)側のボタンbまで、に配置されたボタンbを第4色で強調表示することにより、ユーザは、値v1と値v2が異なること、値v1が値v2より左側に変化したこと、及び値v2から値v1までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0132】
また、第1色と第3色とを同じ色相の異なる色とし、第2色と第4色とを同じ色相の異なる色とすることで、ユーザは、前々回から今回までの変化の方向を視覚的に容易に把握することができる。例えば、第1色が赤、第3色が薄い赤、ボタンb(値)が右であるほどアセスメント結果が悪い場合、パターン1では、薄い赤のボタンb1,b2及び赤いボタンb3が並んで表示される。このような強調表示により、ユーザは、アセスメント結果が連続して悪化していることを一見して把握することができる。
【0133】
また、表示部232は、図16に示すように、今回選択されたボタンb4を、値v0が値v1より右側であることを示す第5色で表示する。第5色は、例えば、第1色より濃い色であるが、これに限られない。第5色は、第1色と同じ色相の異なる色であるのが好ましい。このように、今回選択されたボタンb(値v0)が前回選択されたボタンb(値v1)に対して右側(一方側)である場合に、今回選択されたボタンb4を第5色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v0が値v1より右側に変化したことを視覚的に容易に把握することができる。
【0134】
(3)パターン2
パターン2では、今回選択されたボタンb(値v0)として、前回選択されたボタンb3(値v1)に対して左側(他方側)のボタンb1が選択されている。この場合、表示部232は、ボタンb2,b3を第2色(図中の斜線)で表示する。このように、前回選択されたボタンb(値v1)から、今回選択されたボタンb(値v0)の前回選択されたボタンb(値v1)側のボタンbまで、に配置されたボタンbを第2色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、値v0が値v1より左側に変化したこと、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0135】
なお、表示部232は、第1色及び第2色を第3色及び第4色より優先して表示する。言い換えると、表示部232は、前回選択されたボタンb(値v1)から今回選択されたボタンb(値v0)までの変化を、前々回選択されたボタンb(値v2)から前回選択されたボタンb(値v1)までの変化より、優先して強調表示する。このため、パターン2では、ボタンb2は、第4色ではなく、第2色で表示されている。
【0136】
また、表示部232は、図16に示すように、今回選択されたボタンb1を、値v0が値v1より左側であることを示す第6色(図中の濃い斜線)で表示する。第6色は、例えば、第2色より濃い色であるが、これに限られない。第6色は、第2色と同じ色相の異なる色であるのが好ましい。このように、今回選択されたボタンb(値v0)が前回選択されたボタンb(値v1)に対して左側(他方側)である場合に、今回選択されたボタンb1を第6色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v0が値v1より左側に変化したことを視覚的に容易に把握することができる。
【0137】
(4)パターン3
パターン3では、今回選択されたボタンb(値v0)として、前回選択されたボタンb3(値v1)が選択されている。この場合、表示部232は、図16に示すように、今回選択されたボタンb3を、値v0が値v1と同じであることを示す所定の色で表示する。所定の色は、例えば、グレーであるが、これに限られない。このように、今回選択されたボタンb(値v0)が前回選択されたボタンb(値v1)と同じである場合に、今回選択されたボタンbを所定の色で強調表示することにより、ユーザは、値v0と値v1が同じであることを視覚的に容易に把握することができる。
【0138】
また、パターン3では、前回選択されたボタンb(値v1)として、前々回選択されたボタンb1(値v2)に対して右側(一方側)のボタンb3が選択されている。この場合、表示部232は、図16に示すように、前々回選択されたボタンb1(値v2)から、前回選択されたボタンb3(値v1)の前々回選択されたボタンb1(値v2)側のボタンb2まで、に配置されたボタンb1,b2を第3色(図中の薄いドット)で表示する。第3色は、例えば、薄い赤であるが、これに限られない。第3色は、第1色と同じ色相の異なる色であるのが好ましい。このように、前々回選択されたボタンb(値v2)から、前回選択されたボタンb(値v1)の前々回選択されたボタンb(値v2)側のボタンbまで、に配置されたボタンbを第3色で強調表示することにより、ユーザは、値v1と値v2が異なること、値v1が値v2より右側に変化したこと、及び値v2から値v1までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0139】
(5)パターン4
パターン4では、今回選択されたボタンb(値v0)として、前回選択されたボタンb3(値v1)に対して左側(他方側)のボタンb2が選択されている。また、パターン4では、前回選択されたボタンb(値v1)として、前々回選択されたボタンb1(値v2)に対して右側(一方側)のボタンb3が選択されている。さらに、パターン4では、今回選択されたボタンb(値v0)として、前々回選択されたボタンb1(値v2)に対して右側(一方側)のボタンb2が選択されている。
【0140】
上記の通り、表示部232は、第1色を第3色より優先して表示するため、図16に示すように、パターン4では、今回選択されたボタンb2を第6色(図中の濃い斜線)で表示し、ボタンb3(値v0)を第1色(図中の斜線)で表示し、ボタンb1を第3色(図中の薄いドット)で表示する。
【0141】
<まとめ>
以上説明した通り、本実施形態によれば、表示装置206Dを備えたアセスメント装置2であって、ユーザが値を入力するための入力コンポーネントic1を表示装置206Dに表示する表示部232を備え、入力コンポーネントic1は、ユーザが選択可能な複数の選択位置と、選択中の選択位置を示す操作部(サムth)と、を有し、複数の選択位置は、それぞれが値に対応し、並んで配置され、表示部232は、今回選択された選択位置(値v0)と、前回選択された選択位置(値v1)と、の間を強調表示するアセスメント装置が実現される。
【0142】
このような構成により、今回選択された選択位置(値v0)が前回選択された選択位置(値v1)と異なる場合、今回選択された選択位置(値v0)と、前回選択された選択位置(値v1)と、の間が強調表示される。これにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0143】
また、本実施形態によれば、表示装置206Dを備えたアセスメント装置2であって、ユーザが値を入力するための入力コンポーネントic2を表示装置206Dに表示する表示部232を備え、入力コンポーネントic2は、ユーザが選択可能な複数の選択部(ボタンb)を有し、複数の選択部は、それぞれが値に対応し、並んで配置され、表示部232は、今回選択された選択部(値v0)と、前回選択された選択部(値v1)と、が異なる場合、前回選択された選択部(値v1)から、今回選択された選択部(値v1)の前回選択された選択部(値v1)側の選択部まで、に配置された選択部(ボタンb)を強調表示するアセスメント装置が実現される。
【0144】
このような構成により、今回選択されたボタンb(値v0)が前回選択されたボタンb(値v1)と異なる場合、前回選択されたボタンb(値v1)から、今回選択されたボタンb(値v0)の前回選択されたボタンb(値v1)側のボタンbまで、に配置されたボタンbが強調表示される。これにより、ユーザは、値v0と値v1が異なること、及び値v1から値v0までの変化の量を視覚的に容易に把握することができる。
【0145】
<付記>
本実施形態は、以下の開示を含む。
【0146】
(付記1)
表示装置を備えたアセスメント装置であって、
ユーザが値を入力するための入力コンポーネントを前記表示装置に表示する表示部を備え、
前記入力コンポーネントは、ユーザが選択可能な複数の選択位置と、選択中の選択位置を示す操作部と、を有し、
前記複数の選択位置は、それぞれが値に対応し、並んで配置され、
前記表示部は、今回選択された選択位置と、前回選択された選択位置と、の間を強調表示する
アセスメント装置。
【0147】
(付記2)
前記表示部は、今回選択された選択位置と、前回選択された選択位置と、の間を所定の色で表示する
付記1に記載のアセスメント装置。
【0148】
(付記3)
前記表示部は、
今回選択された選択位置が前回選択された選択位置に対して一方側である場合、今回選択された選択位置と、前回選択された選択位置と、の間を第1色で表示し、
今回選択された選択位置が前回選択された選択位置に対して他方側である場合、今回選択された選択位置と、前回選択された選択位置と、の間を第1色とは異なる第2色で表示する
付記1に記載のアセスメント装置。
【0149】
(付記4)
前記表示部は、前回選択された選択位置と、前々回選択された選択位置と、の間を強調表示する
付記1に記載のアセスメント装置。
【0150】
(付記5)
前記表示部は、前回選択された選択位置と、前々回選択された選択位置と、の間を所定の色で表示する
付記1に記載のアセスメント装置。
【0151】
(付記6)
前記表示部は、
前回選択された選択位置が前々回選択された選択位置に対して一方側である場合、前回選択された選択位置と、前々回選択された選択位置と、の間を第3色で表示し、
前回選択された選択位置が前々回選択された選択位置に対して他方側である場合、前回選択された選択位置と、前々回選択された選択位置と、の間を第3色とは異なる第4色で表示する
付記1に記載のアセスメント装置。
【0152】
(付記7)
前記表示部は、
今回選択された選択位置が前回選択された選択位置に対して一方側である場合、今回選択された選択位置と、前回選択された選択位置と、の間を第1色で表示し、
今回選択された選択位置が前回選択された選択位置に対して他方側である場合、今回選択された選択位置と、前回選択された選択位置と、の間を第1色とは異なる第2色で表示し、
前回選択された選択位置が前々回選択された選択位置に対して一方側である場合、前回選択された選択位置と、前々回選択された選択位置と、の間を第3色で表示し、
前回選択された選択位置が前々回選択された選択位置に対して他方側である場合、前回選択された選択位置と、前々回選択された選択位置と、の間を第3色とは異なる第4色で表示し、
前記第1色及び前記第3色は、同じ色相の異なる色であり、
前記第2色及び前記第4色は、同じ色相の異なる色である
付記1に記載のアセスメント装置。
【0153】
(付記8)
前記表示部は、前記第1色及び前記第2色を、前記第3色及び前記第4色より優先して表示する
付記7に記載のアセスメント装置。
【0154】
(付記9)
前記表示部は、今回選択された選択位置と、前回選択された選択位置と、が異なる場合、前記操作部を強調表示する
付記1に記載のアセスメント装置。
【0155】
(付記10)
前記表示部は、今回選択された選択位置と、前回選択された選択位置と、が異なる場合、前記操作部を所定の色で表示する
付記1に記載のアセスメント装置。
【0156】
(付記11)
前記表示部は、
今回選択された選択位置が前回選択された選択位置に対して一方側である場合、前記操作部を第5色で表示し、
今回選択された選択位置が前回選択された選択位置に対して他方側である場合、前記操作部を前記第5色とは異なる第6色で表示する
付記1に記載のアセスメント装置。
【0157】
(付記12)
前記複数の選択位置は、直線状又は環状に配置される
付記1に記載のアセスメント装置。
【0158】
(付記13)
前記複数の選択位置は、環状に配置され、それぞれ1又は複数の値に対応する
付記1に記載のアセスメント装置。
【0159】
(付記14)
表示装置を備えたアセスメント装置が実行するアセスメント方法であって、
ユーザが値を入力するための入力コンポーネントを前記表示装置に表示する表示ステップを備え、
前記入力コンポーネントは、ユーザが選択可能な複数の選択位置と、選択中の選択位置を示す操作部と、を有し、
前記複数の選択位置は、それぞれが値に対応し、並んで配置され、
前記表示ステップは、今回選択された選択位置と、前回選択された選択位置と、の間を強調表示する
アセスメント方法。
【0160】
(付記15)
表示装置を備えたアセスメント装置に、
ユーザが値を入力するための入力コンポーネントを前記表示装置に表示する表示ステップを備え、
前記入力コンポーネントは、ユーザが選択可能な複数の選択位置と、選択中の選択位置を示す操作部と、を有し、
前記複数の選択位置は、それぞれが値に対応し、並んで配置され、
前記表示ステップは、今回選択された選択位置と、前回選択された選択位置と、の間を強調表示する
アセスメント方法を実行させるアセスメントプログラム。
【0161】
(付記16)
表示装置を備えたアセスメント装置であって、
ユーザが値を入力するための入力コンポーネントを前記表示装置に表示する表示部を備え、
前記入力コンポーネントは、ユーザが選択可能な複数の選択部を有し、
前記複数の選択部は、それぞれが値に対応し、並んで配置され、
前記表示部は、今回選択された選択部と、前回選択された選択部と、が異なる場合、前回選択された選択部から、今回選択された選択部の前回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を強調表示する
アセスメント装置。
【0162】
(付記17)
前記表示部は、前回選択された選択部から、今回選択された選択部の前回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を所定の色で表示する
付記16に記載のアセスメント装置。
【0163】
(付記18)
前記表示部は、
今回選択された選択部が前回選択された選択部に対して一方側である場合、前回選択された選択部から、今回選択された選択部の前回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第1色で表示し、
今回選択された選択部が前回選択された選択部に対して他方側である場合、前回選択された選択部から、今回選択された選択部の前回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第1色とは異なる第2色で表示する
付記16に記載のアセスメント装置。
【0164】
(付記19)
前記表示部は、前々回選択された選択部から、前回選択された選択部の前々回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を強調表示する
付記16に記載のアセスメント装置。
【0165】
(付記20)
前記表示部は、前々回選択された選択部から、前回選択された選択部の前々回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を所定の色で表示する
付記16に記載のアセスメント装置。
【0166】
(付記21)
前記表示部は、
前回選択された選択部が前々回選択された選択部に対して一方側である場合、前々回選択された選択部から、前回選択された選択部の前々回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第3色で表示し、
前回選択された選択部が前々回選択された選択部に対して他方側である場合、前々回選択された選択部から、前回選択された選択部の前々回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第3色とは異なる第4色で表示する
付記16に記載のアセスメント装置。
【0167】
(付記22)
前記表示部は、
今回選択された選択部が前回選択された選択部に対して一方側である場合、前回選択された選択部から、今回選択された選択部の前回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第1色で表示し、
今回選択された選択部が前回選択された選択部に対して他方側である場合、前回選択された選択部から、今回選択された選択部の前回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第1色とは異なる第2色で表示し、
前回選択された選択部が前々回選択された選択部に対して一方側である場合、前々回選択された選択部から、前回選択された選択部の前々回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第3色で表示し、
前回選択された選択部が前々回選択された選択部に対して他方側である場合、前々回選択された選択部から、前回選択された選択部の前々回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を第3色とは異なる第4色で表示し、
前記第1色及び前記第3色は、同じ色相の異なる色であり、
前記第2色及び前記第4色は、同じ色相の異なる色である
付記16に記載のアセスメント装置。
【0168】
(付記23)
前記表示部は、前記第1色及び前記第2色を、前記第3色及び前記第4色より優先して表示する
付記22に記載のアセスメント装置。
【0169】
(付記24)
前記表示部は、今回選択された選択部と、前回選択された選択部と、が異なる場合、今回選択された選択部を強調表示する
付記16に記載のアセスメント装置。
【0170】
(付記25)
前記表示部は、今回選択された選択部と、前回選択された選択部と、が異なる場合、今回選択された選択部を所定の色で表示する
付記16に記載のアセスメント装置。
【0171】
(付記26)
前記表示部は、
今回選択された選択部が前回選択された選択部に対して一方側である場合、今回選択された選択部を第5色で表示し、
今回選択された選択部が前回選択された選択部に対して他方側である場合、今回選択された選択部を前記第5色とは異なる第6色で表示する
付記16に記載のアセスメント装置。
【0172】
(付記27)
前記複数の選択部は、直線状又は環状に配置される
付記16に記載のアセスメント装置。
【0173】
(付記28)
前記複数の選択部は、環状に配置され、それぞれ1の値に対応する
付記16に記載のアセスメント装置。
【0174】
(付記29)
表示装置を備えたアセスメント装置が実行するアセスメント方法であって、
ユーザが値を入力するための入力コンポーネントを前記表示装置に表示する表示ステップを備え、
前記入力コンポーネントは、ユーザが選択可能な複数の選択部を有し、
前記複数の選択部は、それぞれが値に対応し、並んで配置され、
前記表示ステップは、今回選択された選択部と、前回選択された選択部と、が異なる場合、前回選択された選択部から、今回選択された選択部の前回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を強調表示する
アセスメント方法。
【0175】
(付記30)
表示装置を備えたアセスメント装置に、
ユーザが値を入力するための入力コンポーネントを前記表示装置に表示する表示ステップを備え、
前記入力コンポーネントは、ユーザが選択可能な複数の選択部を有し、
前記複数の選択部は、それぞれが値に対応し、並んで配置され、
前記表示ステップは、今回選択された選択部と、前回選択された選択部と、が異なる場合、前回選択された選択部から、今回選択された選択部の前回選択された選択部側の選択部まで、に配置された選択部を強調表示する
アセスメント方法を実行させるアセスメントプログラム。
【0176】
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0177】
1:管理装置
2:アセスメント装置
21:通信部
22:記憶部
23:制御部
206D:表示装置
221:アセスメント情報
231:取得部
232:表示部
233:受け付け部

【要約】
【課題】 アセスメント結果の変化を容易に把握できるようにする。
【解決手段】
一実施形態によれば、アセスメント装置は、表示装置を備えたアセスメント装置であって、ユーザが値を入力するための入力コンポーネントを前記表示装置に表示する表示部を備え、前記入力コンポーネントは、ユーザが選択可能な複数の選択位置と、選択中の選択位置を示す操作部と、を有し、前記複数の選択位置は、それぞれが値に対応し、並んで配置され、前記表示部は、今回選択された選択位置と、前回選択された選択位置と、の間を強調表示する。
【選択図】図9
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