(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-04
(45)【発行日】2024-04-12
(54)【発明の名称】サービス支援システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240405BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2019203329
(22)【出願日】2019-11-08
【審査請求日】2022-08-15
(73)【特許権者】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100121980
【氏名又は名称】沖山 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100128107
【氏名又は名称】深石 賢治
(72)【発明者】
【氏名】中矢 恭介
(72)【発明者】
【氏名】岡本 行司
(72)【発明者】
【氏名】森田 千晶
(72)【発明者】
【氏名】谷 友美
(72)【発明者】
【氏名】久保 慶太
【審査官】原 忠
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-350905(JP,A)
【文献】国際公開第2015/093382(WO,A1)
【文献】特開2012-037970(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのプロセッサを備え、
前記少なくとも一つのプロセッサが、
ユーザに
家事代行サービスを提供する作業員を検索するための検索条件であって、該ユーザの住所を含む該検索条件を取得し、
前記住所と、
少なくとも服装を含み且つ該住所に合ったスタイルとの対応関係を示す対応表を参照することで、前記ユーザの住所に合った
前記服装を少なくとも含む前記スタイルを特定し、
少なくとも前記服装を含む前記作業員のスタイルを示す作業員データを記憶する作業員データベースから、前記特定されたスタイルを有する前記作業員を抽出し、
前記抽出された作業員を示す検索結果を前記ユーザに向けて出力する、
サービス支援システム。
【請求項2】
前記スタイルが
、道具
および方言のうちの少なくとも一つを
更に含む、
請求項1に記載のサービス支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の一側面はサービス支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
サービスを受けようとするユーザを、該サービスを提供する作業員とマッチングさせるための仕組みが知られている。例えば、特許文献1には、来店する顧客に対応するスタッフを選定する顧客対応支援システムが記載されている。このシステムは、来店する顧客が新規顧客であると判定した場合に、スタッフの業務内容に対応付けられた対応可能度に基づいて、顧客に対する対応スタッフを決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サービスの提供においては、ユーザの好みに合う作業員を該ユーザに提案することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係るサービス支援システムは少なくとも一つのプロセッサを備える。少なくとも一つのプロセッサは、ユーザにサービスを提供する作業員を検索するための検索条件を取得し、作業員のスタイルを示す作業員データを記憶する作業員データベースから、検索条件に合致するスタイルを有する作業員を抽出し、抽出された作業員を示す検索結果をユーザに向けて出力する。
【0006】
このような側面においては、検索条件に合致するスタイルを有する作業員の情報が該ユーザに提示されるので、ユーザの好みに合う作業員を提案することが可能になる。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一側面によれば、サービスの提供において、ユーザの好みに合う作業員を該ユーザに提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施形態に係るサービス支援システムの構成の一例を示す図である。
【
図2】各データベースのデータ構造の一例を示す図である。
【
図3】実施形態に係るサービス支援システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
【
図4】実施形態に係るサービス支援システムで用いられるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本開示での実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0010】
実施形態に係るサービス支援システム1は、サービスを受けようとするユーザを、該サービスを提供する作業員とマッチングさせるためのコンピュータシステムである。サービスとは、人に対して価値、効用、または満足を提供する無形財のことをいう。サービスにおいて有形財の提供が付加されてもよい。サービス支援システムによって管理されるサービスの種類は限定されず、例えば、サービス支援システムは家事代行、宅配、介護、または見守りに関するサービスを管理してもよい。作業員は、例えば、サービス提供のために必要な作業を行う人のことをいう。作業員およびユーザはいずれも、一人でもよいし、複数人から成るグループでもよい。
【0011】
サービス支援システム1は、ユーザに合うと推定される作業員を抽出して該ユーザに提案する。ユーザはサービスを予約する際に、提案された作業員を選択してもよいし、しなくてもよい。あるいは、ユーザは最終的にサービスを予約しなくてもよい。
【0012】
上述したように、サービス支援システム1は任意の種類のサービスについてユーザと作業員とのマッチングを支援してよい。本実施形態では、一例として、家事代行サービスのためのマッチングを支援するサービス支援システム1について説明する。家事代行サービスとは、作業員がユーザの家を訪問し、ユーザに代わって家事を行うサービスのことをいう。家事とは、家庭生活を営むための仕事のことをいう。家事の具体的な種類は限定されず、例えば、掃除、炊事、洗濯、育児、買い物、介護、送迎、荷物の受け渡しなどがある。
【0013】
図1はサービス支援システム1の構成の一例を示す図である。サービス支援システム1は、ユーザと作業員とのマッチングを支援するコンピュータであるサーバ10を備える。本実施形態では、サーバ10はユーザによるサービスの予約を受け付ける機能をさらに有する。サーバ10は第1通信ネットワークを介して1以上のユーザ端末20と接続することができる。さらに、サーバ10は第2通信ネットワークを介してデータベース群30にアクセスすることができる。通信ネットワークの構成は限定されず、任意の方針で設計されてよい。例えば、通信ネットワークは移動体通信網、インターネット、イントラネット、WAN(Wide Area Network)のうちの少なくとも一つを含んで構成されてもよい。第1通信ネットワークおよび第2通信ネットワークの構成は互いに異なってもよいし、少なくとも一部が共通してもよい。
【0014】
一例では、サーバ10は機能要素として検索部11、予約管理部12、および評価管理部13を備える。検索部11はユーザにより指定された検索条件に合致する作業員を検索する機能要素である。予約管理部12はサービス提供に関してユーザからの予約を受け付ける機能要素である。評価管理部13はユーザによる作業員の評価を登録する機能要素である。
【0015】
サーバ10は少なくとも一つのコンピュータを用いて構成される。複数のコンピュータが用いられる場合には、これらのコンピュータが通信ネットワークを介して相互に接続することで、論理的に一つのサーバ10が構築される。
【0016】
ユーザ端末20はユーザによって操作されるコンピュータである。ユーザ端末20は固定端末でもよいし携帯端末でもよい。ユーザ端末20の例として、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末、またはパーソナルコンピュータが挙げられるが、端末の種類はこれらに限定されない。
図1ではユーザ端末20の個数が1であるが、サービス支援システム1に接続するユーザ端末20の個数は限定されず、サーバ10は任意の数のユーザ端末20のそれぞれとの間で処理を実行することができる。
【0017】
データベース群30は、サービス支援システム1において必要なデータを記憶するデータベースの集合である。一例では、データベース群30はユーザデータベース31、作業員データベース32、および予約データベース33を含む。それぞれのデータベースはサービス支援システム1の一部として構築されてもよいし、サービス支援システム1とは別のコンピュータシステムに設けられてもよい。サーバ10は個々のデータベースにアクセスしてデータを読み取ったり書き込んだりすることができる。
図2を参照しながらそれぞれのデータベースについて説明する。
図2は各データベースのデータ構造の一例を示す図である。
【0018】
ユーザデータベース31は、個々のユーザに関するユーザデータを永続的に記憶する非一時的な記憶媒体または記憶装置である。一例では、ユーザデータの各レコードは、ユーザID、名前、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、年齢、性別、血液型、出身地、家族情報、および住居情報を示す。ユーザIDは個々のユーザを一意に特定する識別子である。出身地とはユーザが生まれたまたは育った土地のことをいう。家族情報とはユーザの家族に関する情報のことをいい、1以上のデータ項目によって構成される。例えば、家族情報は子供の有無、子供の年齢、子供の性別、ペットの有無、およびペットの種類のうちの少なくとも一つを含んでよい。住居情報とはユーザの住居に関する情報のことをいい、1以上のデータ項目によって構成される。例えば、住居情報は住居の種類(戸建て、アパートなど)、専有面積、駐車場の有無、および駐輪場の有無のうちの少なくとも一つを含んでよい。
【0019】
作業員データベース32は、個々の作業員に関する作業員データを永続的に記憶する非一時的な記憶媒体または記憶装置である。一例では、作業員データの各レコードは、作業員ID、名前、可能地域、稼働日、技術情報、料金、年齢、性別、血液型、出身地、スタイル情報、経験年数、および評価情報を示す。作業員IDは個々の作業員を一意に特定する識別子である。可能地域とは、作業員がサービス提供のために訪問することができる地域のことをいう。稼働日とは作業員がサービス提供を可能な時間のことをいい、例えば日付、曜日、時間帯などによって表現され得る。技術情報とは、サービス提供に関する作業の技術または技能に関する情報のことをいい、1以上のデータ項目によって構成される。例えば、技術情報は、提供可能なサービスの種類、対応可能な建物の種類、車の要否、および自転車の要否のうちの少なくとも一つを含んでよい。料金とは作業員がサービスを提供する場合に発生する費用のことをいう。料金はサービスの種類および作業時間のうちの少なくとも一つに基づいて動的に設定されてもよい。出身地とは作業員が生まれたまたは育った土地のことをいう。
【0020】
スタイル情報とは作業員のスタイルに関する情報のことをいい、1以上のデータ項目によって構成される。スタイルとは、人の五感によって把握することができる作業員の特徴のことをいう。一例では、スタイルは服装、道具、および方言のうちの少なくとも一つによって表される。服装とは、作業員が身につける衣服(アクセサリを含んでもよい)のことをいう。服装は様々な職種での衣装によって表現されてよく、例えば、メイド服、スーツ、割烹着、または普段着であってもよい。道具は作業員がサービスを提供する際に用いるものであってもよく、例えば、家事代行サービスの作業員の道具は、掃除機、箒などの掃除道具を含んでもよい。一人の作業員が複数のスタイルに対応してもよい。例えば、或る一つの作業員IDに、メイド服および箒の組合せで示される第1スタイルと、普段着および掃除機の組合せで示される第2スタイルとが対応してもよい。
【0021】
経験年数とは、作業員がサービス提供に従事してきた期間のことをいう。評価情報とは、作業員がサービスの利用者から受けた評価を示す情報のことをいう。評価の表現方法は限定されず、例えば、評価は多段階(3段階、5段階など)の数値と文章(コメント)とのうちの少なくとも一方によって表現されてよい。
【0022】
予約データベース33は、ユーザがサービスを予約したことを示す予約データを永続的に記憶する非一時的な記憶媒体または記憶装置である。一例では、予約データの各レコードは、予約ID、ユーザID、作業員ID、作業日時、作業内容、および料金を示す。予約IDは、個々の予約を一意に特定するための識別子である。ユーザIDはサービスを予約したユーザを示し、作業員IDはそのサービスを提供する予定の作業員を示す。作業日時とは作業に要する時間のことをいい、例えば開始日時および終了日時の組合せによって示される。作業内容とは作業員によって実施される作業の種類のことをいう。料金とは、作業員、または作業員が属する事業者がサービス提供の対価としてユーザから受け取る金額のことをいう。
【0023】
個々のデータベースに格納される個々のデータの構造は限定されず、任意の方針で設計されてよい。例えば、ユーザデータ、作業員データ、および予約データの少なくとも一つが任意の方針で正規化または非正規化されて一または複数のデータテーブル上に記憶されてもよい。
【0024】
図3を参照しながら、サービス支援システム1(より具体的にはサーバ10)の動作について説明する。
図3はサービス支援システム1の動作の一例を処理フローS1として示すシーケンス図である。
【0025】
ステップS11では、ユーザ端末20が検索条件を設定する。ユーザ端末20は、ユーザから入力される検索条件を受け付けてもよいし、所定のアルゴリズムに基づいて検索条件の少なくとも一部のデータ項目を自動的に設定してもよい。一例では、ユーザ端末20はユーザIDと、作業員のスタイル(服装、道具、および方言のうちの少なくとも一つ)に関する情報(以下ではこれを「スタイル関連情報」ともいう)とを少なくとも含む検索条件を設定する。ユーザ端末20は、サービス提供の希望日時、作業内容、および料金のうちの少なくとも一つをさらに含む検索条件を設定してもよい。
【0026】
ステップS12では、ユーザ端末20が検索条件をサーバ10に送信する。サーバ10では検索部11がその検索条件を受信する。
【0027】
ステップS13では、検索部11がその検索条件に合致する作業員を抽出する。検索部11は検索条件に対応する作業員データを作業員データベース32から読み出すことで作業員を抽出する。検索部11は検索条件のユーザIDに対応するユーザデータをユーザデータベース31から読み出し、そのユーザデータの少なくとも一つのデータ項目をその検索条件に含め、その拡張された検索条件を用いて作業員データベース32を検索してもよい。
【0028】
本実施形態では、検索部11はユーザの希望に合致するスタイルを有すると推定される作業員を検索する。この検索の具体的な手法は限定されない。例えば、検索部11はスタイル関連情報に対応するスタイル情報を含む作業員データを作業員データベース32から抽出してもよい。あるいは、検索部11は、住所とスタイルとの対応を示す対応表を予め記憶し、ユーザIDに対応するユーザデータで示される住所(すなわち、ユーザの住所)に対応するスタイル情報を含む作業員データを抽出してもよい。例えば、高級住宅街にメイド服が対応し、ビジネス街に近い地域にスーツが対応することを示す対応表が用いられてもよい。ユーザの住所に対応するスタイルの検索は、ユーザが住む地域に合ったスタイル(例えば、該地域において人々に違和感を抱かせないようなスタイル)を有する作業員を抽出することを意図する。
【0029】
検索部11はスタイル情報以外の他のデータ項目をさらに用いて作業員を抽出してもよい。例えば、検索条件が希望日時、作業内容、および料金のうちの少なくとも一つのデータ項目を含む場合には、検索部11は該少なくとも一つのデータ項目にも合致する作業員データを抽出してもよい。検索条件が希望日時を含む場合には、検索部11は作業員データベース32および予約データベース33を参照することで、検索条件に合致するスタイルを有し、かつ、その希望日時に他の予約が入っていない作業員を抽出してもよい。検索部11は、検索条件に合致するスタイルを有し、かつ、ユーザIDに対応するユーザデータの少なくとも一つのデータ項目(例えば、出身地、家族情報、住居情報など)にも合致する作業員を抽出してもよい。
【0030】
ステップS14では、検索部11が、抽出された作業員(すなわち、検索条件に合致する作業員)を示す検索結果をユーザ端末20に送信する。この処理は、検索結果をユーザに向けて出力する処理の一例である。検索部11は、抽出された作業員のそれぞれについて、該作業員のスタイルを示す画像(静止画または動画)を検索結果に含めてもよい。
【0031】
ステップS15では、ユーザ端末20が検索結果を表示し、これにより、ユーザは検索条件に合致するスタイルを有する作業員を確認することができる。その後、ユーザは作業員を指定してサービスを予約することができ、この場合には以下のステップS16~S18の処理が実行される。
【0032】
ステップS16では、ユーザ端末20がサービスを予約するためのユーザ操作を受け付ける。ユーザは所望の作業員をユーザ端末20上で選択し、希望する日時、作業内容、および料金を入力する。ユーザ端末20はこれらのユーザ操作を受け付ける。
【0033】
ステップS17では、ユーザ端末20が、そのユーザ操作によって設定された諸条件を示す予約要求を生成し、その予約要求をサーバ10に送信する。サーバ10では予約管理部12がその予約要求を受信する。
【0034】
ステップS18では、予約管理部12がその予約要求に基づいて予約データの新規のレコードを生成し、そのレコードを予約データベース33に格納する。これによりサービスの予約が完了する。
【0035】
その後、作業員によってサービスがユーザに提供される。ユーザはサービスを受けた後にユーザ端末20を操作してその作業員を評価することができる。例えば、ユーザは作業員の評価を数値および文章のうちの少なくとも一方で入力し、その評価を登録するための操作を行う。ユーザ端末20はそのユーザ操作に応答して、作業員IDと入力された評価情報とを含む登録要求を生成し、その登録要求をサーバ10に送信する。サーバ10では、評価管理部13がその登録要求を受信し、作業員データベース32内の対応するレコード、すなわち、登録要求の作業員IDを含むレコードにその評価情報を追加する。
【0036】
サービス支援システムの構成は上記実施形態に限定されない。上記実施形態ではサービス支援システム1が検索部11、予約管理部12、および評価管理部13を備えるが、サービス支援システムは予約管理部12および評価管理部13の少なくとも一方に相当する機能を備えなくてもよい。すなわち、サービス支援システムは、サービスの予約を受け付ける機能と、作業員の評価を登録する機能とのうちの少なくとも一つを備えなくてもよい。サービス支援システムの機能はユーザ端末に搭載されてもよい。
【0037】
上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
【0038】
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)または送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
【0039】
例えば、本開示の一実施の形態におけるサービス支援システム1またはサーバ10は、本開示の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
図4は、サービス支援システム1またはサーバ10として機能するコンピュータ100のハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ100は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含んでもよい。
【0040】
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。サーバ10のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
【0041】
サーバ10における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
【0042】
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。
【0043】
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、サーバ10の各機能要素は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
【0044】
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
【0045】
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
【0046】
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。
【0047】
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカ、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
【0048】
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
【0049】
また、コンピュータ100は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
【0050】
以上説明したように、本開示の一側面に係るサービス支援システムは少なくとも一つのプロセッサを備える。少なくとも一つのプロセッサは、ユーザにサービスを提供する作業員を検索するための検索条件を取得し、作業員のスタイルを示す作業員データを記憶する作業員データベースから、検索条件に合致するスタイルを有する作業員を抽出し、抽出された作業員を示す検索結果をユーザに向けて出力する。
【0051】
このような側面においては、検索条件に合致するスタイルを有する作業員の情報が該ユーザに提示されるので、ユーザの好みに合う作業員を提案することが可能になる。スタイルは作業員に対するユーザの印象を大きく左右する要素であり、その作業員によって為されるサービスの提供に対するユーザの印象にも影響を及ぼし得る。したがって、スタイルに基づく検索は、ユーザの好みに合う作業員の提案に大きく貢献し得る。
【0052】
他の側面に係るサービス支援システムでは、スタイルが、服装、道具、および方言のうちの少なくとも一つを含んでもよい。この場合には、服装、道具、または方言がユーザの好みに合う作業員を提案することができる。
【0053】
他の側面に係るサービス支援システムでは、検索条件がユーザの住所を含んでもよい。少なくとも一つのプロセッサは、住所とスタイルとの対応関係を示す対応表を参照することで、住所に対応するスタイルを有する作業員を抽出してもよい。この処理によって、ユーザが住む地域に合ったスタイルを有する作業員を提案することができる。
【0054】
他の側面に係るサービス支援システムでは、サービスが家事代行サービスであってもよい。一般に、家事代行サービスではユーザと作業員が比較的長い間同じ空間に滞在するので、作業員のスタイルが、作業員に対するユーザの印象に影響を及ぼす蓋然性が高い。したがって、家事代行サービスにおいて、スタイルに基づく検索は、ユーザの好みに合う作業員の提案に大きく貢献し得る。
【0055】
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【0056】
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
【0057】
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
【0058】
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0059】
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
【0060】
情報等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
【0061】
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
【0062】
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
【0063】
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
【0064】
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
【0065】
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0066】
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0067】
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
【0068】
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
【0069】
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
【0070】
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
【0071】
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
【0072】
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
【0073】
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
【0074】
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
【0075】
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
【0076】
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、基地局が有する機能をユーザ端末が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
【0077】
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、ユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
【0078】
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
【0079】
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
【0080】
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0081】
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0082】
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0083】
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
【0084】
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
【符号の説明】
【0085】
1…サービス支援システム、10…サーバ、11…検索部、12…予約管理部、13…評価管理部、20…ユーザ端末、30…データベース群、31…ユーザデータベース、32…作業員データベース、33…予約データベース。