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特許7466314遠隔監視装置、ローカル監視装置、遠隔監視システム、遠隔監視方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-04
(45)【発行日】2024-04-12
(54)【発明の名称】遠隔監視装置、ローカル監視装置、遠隔監視システム、遠隔監視方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04Q 9/00 20060101AFI20240405BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20240405BHJP
【FI】
H04Q9/00 321B
H04M11/00 301
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2020002665
(22)【出願日】2020-01-10
(65)【公開番号】P2021111872
(43)【公開日】2021-08-02
【審査請求日】2022-12-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100131152
【弁理士】
【氏名又は名称】八島 耕司
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【弁理士】
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】樋熊 利康
(72)【発明者】
【氏名】田崎 宣明
(72)【発明者】
【氏名】南条 和彦
【審査官】前田 健人
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-165868(JP,A)
【文献】特開2016-116106(JP,A)
【文献】国際公開第2019/172044(WO,A1)
【文献】特開2010-061530(JP,A)
【文献】特開2018-164159(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04Q 9/00
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のローカル監視装置の何れから発報された、発生した異常の種類が格納された異常通知を、前記複数のローカル監視装置によって一の回線契約に基づき使用される第1通信回線を介して受信する異常通知受信手段と、
前記受信された異常通知に格納されている前記異常の種類と、前記異常通知の発報元のローカル監視装置である発報装置における、前記第1通信回線と通信方式が異なる通信回線であって、前記複数のローカル監視装置によって各々の回線契約に基づき使用される第2通信回線の使用状況とに基づいて、前記発報装置に対して要求するデータの内容である要求内容を決定する要求内容決定手段と、
前記決定された要求内容が格納されたデータ要求通知を前記第1通信回線又は前記第2通信回線を介して前記発報装置に送信するデータ要求手段と、
前記発報装置から送信された、前記要求内容に対応する詳細データを前記第2通信回線を介して受信する詳細データ受信手段と、を備える、遠隔監視装置。
【請求項2】
前記要求内容には、データの項目と、期間とが含まれる、請求項1に記載の遠隔監視装置。
【請求項3】
前記データ要求手段は、前記決定された要求内容と、前記発報装置における前記第2通信回線の使用状況を示す情報とが格納されたデータ要求通知を前記第1通信回線又は前記第2通信回線を介して前記発報装置に送信する、請求項1又は2に記載の遠隔監視装置。
【請求項4】
監視対象の設備機器の異常を検知すると、当該異常の種類が格納された異常通知を、自装置を含む複数のローカル監視装置によって一の回線契約に基づき使用される第1通信回線を介して遠隔監視装置に発報する異常通知発報手段と、
前記遠隔監視装置から送信された、要求されるデータの内容である要求内容が格納されたデータ要求通知を、前記第1通信回線又は前記第1通信回線と通信方式が異なる通信回線であって、前記複数のローカル監視装置によって各々の回線契約に基づき使用される第2通信回線を介して受信するデータ要求通知受信手段と、
前記受信されたデータ要求通知に格納されている前記要求内容に対応する詳細データを前記第2通信回線を介して前記遠隔監視装置に送信する詳細データ送信手段と、を備え
前記データ要求通知には、前記第2通信回線の使用状況を示す情報が格納されており、
前記詳細データ送信手段は、前記要求内容と、前記第2通信回線の使用状況とに基づいて、前記詳細データのデータ量を調整する、ローカル監視装置。
【請求項5】
監視対象の設備機器の異常を検知すると、当該異常の種類が格納された異常通知を、自装置を含む複数のローカル監視装置によって一の回線契約に基づき使用される第1通信回線を介して遠隔監視装置に発報する異常通知発報手段と、
前記遠隔監視装置から送信された、要求されるデータの内容である要求内容が格納されたデータ要求通知を、前記第1通信回線又は前記第1通信回線と通信方式が異なる通信回線であって、前記複数のローカル監視装置によって各々の回線契約に基づき使用される第2通信回線を介して受信するデータ要求通知受信手段と、
前記受信されたデータ要求通知に格納されている前記要求内容に対応する詳細データを前記第2通信回線を介して前記遠隔監視装置に送信する詳細データ送信手段と、を備え、
前記データ要求通知には、前記第2通信回線の使用状況を示す情報が格納されており、
前記詳細データ送信手段は、前記第2通信回線の使用状況に基づいて前記第2通信回線の使用が適切か否かを判定し、使用が適切でないと判定した場合、前記詳細データを前記第1通信回線を介して前記遠隔監視装置に送信する、ローカル監視装置。
【請求項6】
前記要求内容には、データの項目と、期間とが含まれる、請求項4又は5に記載のローカル監視装置。
【請求項7】
請求項に記載の遠隔監視装置と、複数の請求項4又は5に記載のローカル監視装置と、を備える、遠隔監視システム。
【請求項8】
ローカル監視装置が、監視対象の設備機器の異常を検知すると、当該異常の種類が格納された異常通知を、自装置を含む複数のローカル監視装置によって一の回線契約に基づき使用される第1通信回線を介して遠隔監視装置に発報し、
前記遠隔監視装置が、
前記異常通知を前記第1通信回線を介して受信し、
前記受信した異常通知に格納されている前記異常の種類と、前記異常通知の発報元のローカル監視装置における、前記第1通信回線と通信方式が異なる通信回線であって、前記複数のローカル監視装置によって各々の回線契約に基づき使用される第2通信回線の使用状況とに基づいて、前記ローカル監視装置に対して要求するデータの内容である要求内容を決定し、
前記決定した要求内容が格納されたデータ要求通知を前記第1通信回線又は前記第2通信回線を介して前記ローカル監視装置に送信し、
前記ローカル監視装置が、
前記データ要求通知を前記第1通信回線又は前記第2通信回線を介して受信し、
前記受信したデータ要求通知に格納されている前記要求内容に対応する詳細データを前記第2通信回線を介して前記遠隔監視装置に送信し、
前記遠隔監視装置が、前記詳細データを前記第2通信回線を介して受信する、遠隔監視方法。
【請求項9】
コンピュータを、
複数のローカル監視装置の何れから発報された、発生した異常の種類が格納された異常通知を、前記複数のローカル監視装置によって一の回線契約に基づき使用される第1通信回線を介して受信する異常通知受信手段、
前記受信された異常通知に格納されている前記異常の種類と、前記異常通知の発報元のローカル監視装置である発報装置における、前記第1通信回線と通信方式が異なる通信回線であって、前記複数のローカル監視装置によって各々の回線契約に基づき使用される第2通信回線の使用状況とに基づいて、前記発報装置に対して要求するデータの内容である要求内容を決定する要求内容決定手段、
前記決定された要求内容が格納されたデータ要求通知を前記第1通信回線又は前記第2通信回線を介して前記発報装置に送信するデータ要求手段、
前記発報装置から送信された、前記要求内容に対応する詳細データを前記第2通信回線を介して受信する詳細データ受信手段、として機能させる、プログラム。
【請求項10】
コンピュータを、
監視対象の設備機器の異常を検知すると、当該異常の種類が格納された異常通知を、自装置を含む複数のローカル監視装置によって一の回線契約に基づき使用される第1通信回線を介して遠隔監視装置に発報する異常通知発報手段、
前記遠隔監視装置から送信された、要求されるデータの内容である要求内容が格納されたデータ要求通知を、前記第1通信回線又は前記第1通信回線と通信方式が異なる通信回線であって、前記複数のローカル監視装置によって各々の回線契約に基づき使用される第2通信回線を介して受信するデータ要求通知受信手段、
前記受信されたデータ要求通知に格納されている前記要求内容に対応する詳細データを前記第2通信回線を介して前記遠隔監視装置に送信する詳細データ送信手段、として機能させる、プログラムであって、
前記データ要求通知には、前記第2通信回線の使用状況を示す情報が格納されており、
前記詳細データ送信手段は、前記要求内容と、前記第2通信回線の使用状況とに基づいて、前記詳細データのデータ量を調整する、プログラム
【請求項11】
コンピュータを、
監視対象の設備機器の異常を検知すると、当該異常の種類が格納された異常通知を、自装置を含む複数のローカル監視装置によって一の回線契約に基づき使用される第1通信回線を介して遠隔監視装置に発報する異常通知発報手段、
前記遠隔監視装置から送信された、要求されるデータの内容である要求内容が格納されたデータ要求通知を、前記第1通信回線又は前記第1通信回線と通信方式が異なる通信回線であって、前記複数のローカル監視装置によって各々の回線契約に基づき使用される第2通信回線を介して受信するデータ要求通知受信手段、
前記受信されたデータ要求通知に格納されている前記要求内容に対応する詳細データを前記第2通信回線を介して前記遠隔監視装置に送信する詳細データ送信手段、として機能させる、プログラムであって、
前記データ要求通知には、前記第2通信回線の使用状況を示す情報が格納されており、
前記詳細データ送信手段は、前記第2通信回線の使用状況に基づいて前記第2通信回線の使用が適切か否かを判定し、使用が適切でないと判定した場合、前記詳細データを前記第1通信回線を介して前記遠隔監視装置に送信する、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠隔監視装置、ローカル監視装置、遠隔監視システム、遠隔監視方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ビル用空調設備などの設備機器の異常を遠隔監視する遠隔監視システムにおいて、現地の監視装置と監視センターの遠隔監視装置との間でやり取りするデータ量を変動させてランニングコストの低減を図る技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、空調機に異常が発生した場合、ローカルコントローラが、発生した異常の種類に応じて監視センターへ送信するデータ量を異ならせるようにした空調システムが開示されている。
【0004】
また、近年、上記のような遠隔監視システムに、低消費電力で長距離通信を実現するLPWA(Low Power Wide Area)を適用する技術が注目されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2019-120433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
通信事業者が提供するLPWA等の通信サービスでは、契約プラン毎に、通信頻度、単位期間当たりの通信データ量の上限等が予め設定されているのが一般的である。このため、データ通信が発生するタイミングが不定期であり、通信データ量が変動する上記のような遠隔監視システムでは、リスク回避の観点から、よりランニングコストが低い契約プランを選択するのが困難であるという実情がある。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ランニングコストの低減が可能となる遠隔監視装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る遠隔監視装置は、
複数のローカル監視装置の何れから発報された、発生した異常の種類が格納された異常通知を、前記複数のローカル監視装置によって一の回線契約に基づき使用される第1通信回線を介して受信する異常通知受信手段と、
前記受信された異常通知に格納されている前記異常の種類と、前記異常通知の発報元のローカル監視装置である発報装置における、前記第1通信回線と通信方式が異なる通信回線であって、前記複数のローカル監視装置によって各々の回線契約に基づき使用される第2通信回線の使用状況とに基づいて、前記発報装置に対して要求するデータの内容である要求内容を決定する要求内容決定手段と、
前記決定された要求内容が格納されたデータ要求通知を前記第1通信回線又は前記第2通信回線を介して前記発報装置に送信するデータ要求手段と、
前記発報装置から送信された、前記要求内容に対応する詳細データを前記第2通信回線を介して受信する詳細データ受信手段と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ランニングコストの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態に係る遠隔監視システムの全体構成を示す図
図2】本実施形態の遠隔監視装置のハードウェア構成を示すブロック図
図3】本実施形態のローカル監視装置のハードウェア構成を示すブロック図
図4】本実施形態において、遠隔監視装置及びローカル監視装置の機能構成を示すブロック図
図5】本実施形態のローカル監視装置が実行する詳細データ送信処理の手順を示すフローチャート
図6】本実施形態の遠隔監視装置が実行する詳細データ受信処理の手順を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施形態に係る遠隔監視システム1の全体構成を示す図である。遠隔監視システム1は、例えば、オフィスビル内に設置された設備機器4の動作状態を監視するためのシステムであり、遠隔監視装置2と、複数の拠点(拠点1,2,…)の各々にそれぞれ設置される、ローカル監視装置3と、1又は複数の設備機器4とを備える。
【0013】
拠点1,2,…は、異なる建物に設けられてもよいし、同一の建物の異なる場所(例えば、各フロア)に設けられてもよい。また、設備機器4は、例えば、空調機(室内機、室外機)である。
【0014】
遠隔監視装置2は、本発明に係る遠隔監視装置の一例であり、各拠点とは別の場所に位置する遠隔監視センターに設置され、各拠点の各設備機器4の動作状態の監視を行う装置である。遠隔監視装置2は、図2に示すように、第1通信インタフェース20と、第2通信インタフェース21と、CPU(Central Processing Unit)22と、ROM(Read Only Memory)23と、RAM(Random Access Memory)24と、二次記憶装置25とを備える。これらの構成部は、バス26を介して相互に接続される。
【0015】
第1通信インタフェース20は、第1通信回線で各拠点のローカル監視装置3と通信するためのネットワークカード等の装置である。本実施形態では、第1通信回線は、LPWA(Low Power Wide Area)に基づく通信回線であり、無線基地局6によって構築される。第1通信回線の通信方式として、例えば、SigFox(登録商標)が採用される。
【0016】
第2通信インタフェース21は、第2通信回線で各拠点のローカル監視装置3と通信するためのネットワークカード等の装置である。本実施形態では、第2通信回線は、LPWAに基づく通信回線であり、無線基地局7によって構築される。第2通信回線の通信方式は、第1通信回線の通信方式と比較し、伝速速度がより速く、また、予め定めた期間における通信データ量の上限がより大きい。第2通信回線の通信方式として、例えば、NB-IoT(Narrow Band-IoT)が採用される。
【0017】
CPU22は、遠隔監視装置2を統括的に制御する。ROM23は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM24は、CPU22の作業領域として使用される。
【0018】
二次記憶装置25は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成される記憶装置である。二次記憶装置25には、遠隔監視プログラムと、遠隔監視プログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。遠隔監視プログラムには、各拠点のローカル監視装置3と通信するための処理と、各拠点の各設備機器4の動作状態を監視するための処理とが記述されている。
【0019】
上記の各ハードウェアを備える遠隔監視装置2の機能の詳細については後述する。
【0020】
ローカル監視装置3は、本発明に係るローカル監視装置の一例である。ローカル監視装置3は、自装置と同じ拠点に設置された監視対象である1又は複数の設備機器4とネットワーク5を介して互いに通信可能に接続され、各設備機器4の動作状態の監視を行う。ローカル監視装置3は、例えば、空調コントローラ等の設備機器コントローラである。
【0021】
ローカル監視装置3は、図3に示すように、第1通信インタフェース30と、第2通信インタフェース31と、第3通信インタフェース32と、CPU33と、ROM34と、RAM35と、二次記憶装置36とを備える。これらの構成部は、バス37を介して相互に接続される。
【0022】
第1通信インタフェース30は、第1通信回線で遠隔監視装置2と通信するためのネットワークカード等の装置である。第2通信インタフェース31は、第2通信回線で遠隔監視装置2と通信するためのネットワークカード等の装置である。
【0023】
本実施形態では、当該遠隔監視システム1を運用する企業と、第1通信回線を提供する企業との間で締結された一の回線契約に基づき、全拠点のローカル監視装置3が、共有して第1通信回線を使用する。一方、当該遠隔監視システム1を運用する企業と、第2通信回線を提供する企業との間で締結されたローカル監視装置3毎の回線契約に基づき、各ローカル監視装置3は、第2通信回線を使用する。本実施形態では、第1通信回線及び第2通信回線における回線契約は、何れも定額契約であるものとする。
【0024】
第3通信インタフェース32は、ネットワーク5を介して各設備機器4と通信するためのネットワークカード等の装置である。本実施形態では、ネットワーク5は、周知の設備機器ネットワークの仕様に基づいたネットワークである。なお、ローカル監視装置3と各設備機器4との通信が、接点、アナログインタフェース、USB(Universal Serial Bus),RS232C等のシリアル通信インタフェース等を介して行われてもよい。あるいは、ローカル監視装置3は、Wi-Fi(登録商標),Bluetooth(登録商標)等により各設備機器4と無線通信する仕様であってもよい。
【0025】
CPU33は、ローカル監視装置3を統括的に制御する。ROM34は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM35は、CPU33の作業領域として使用される。
【0026】
二次記憶装置36は、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、HDD等で構成される記憶装置である。二次記憶装置36には、ローカル監視プログラムと、ローカル監視プログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。ローカル監視プログラムには、遠隔監視装置2と通信するための処理と、監視対象の各設備機器4、即ち、当該ローカル監視装置3とネットワーク5を介して接続される各設備機器4を監視するための処理とが記述されている。
【0027】
続いて、遠隔監視装置2及びローカル監視装置3それぞれの機能について詳細に説明する。図4は、遠隔監視装置2及びローカル監視装置3の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、遠隔監視装置2は、異常通知受信部200と、要求内容決定部201と、データ要求部202と、詳細データ受信部203とを備える。遠隔監視装置2のこれらの機能部は、CPU22が二次記憶装置25に記憶されている上述した遠隔監視プログラムを実行することで実現される。
【0028】
また、ローカル監視装置3は、動作状態取得部300と、異常検知部301と、異常通知発報部302と、データ要求通知受信部303と、詳細データ送信部304とを備える。ローカル監視装置3のこれらの機能部は、CPU33が二次記憶装置36に記憶されている上述したローカル監視プログラムを実行することで実現される。
【0029】
ローカル監視装置3の動作状態取得部300は、定期的(例えば、1分毎)に各設備機器4から動作状態を取得する。詳細には、動作状態取得部300は、定期的に動作状態を要求するコマンド(以下、動作状態要求コマンドという。)をネットワーク5を介して各設備機器4に対して送信し、かかる動作状態要求コマンドに応答して各設備機器4から送信された動作状態が格納されたデータ(以下、動作状態データという。)を受信することで、各設備機器4の動作状態を取得する。
【0030】
例えば設備機器4が空調機の場合、動作状態には、吐出温度、圧縮機巻線温度、送風機巻線温度、高圧圧力、低圧圧力、油圧圧力等が含まれる。動作状態取得部300は、取得した動作状態に基づいて動作状態DB360を更新する。
【0031】
動作状態DB360は、各設備機器4の動作状態を管理するためのデータベースであり、二次記憶装置36に記憶される。動作状態DB360には、予め定めた期間(例えば、1年)分の各設備機器4の動作状態の履歴が保存される。なお、何れかの設備機器4との通信で通信エラーが発生した場合、動作状態取得部300は、当該通信エラーの内容を示す項目(例えば、「通信断」、「アドレス重複」、「応答なし」等)に現在時刻を付加して動作状態DB360に保存する。
【0032】
また、動作状態取得部300は、取得した動作状態を異常検知部301に供給する。なお、何れかの設備機器4との通信で通信エラーが発生した場合、動作状態取得部300は、当該通信エラーの内容を異常検知部301に通知する。
【0033】
異常検知部301は、動作状態取得部300から供給された各設備機器4の動作状態から、異常の発生を検知する。例えば、異常検知部301は、吐出温度、圧縮機巻線温度及び送風機巻線温度が、各々に対応して予め定められた各正常範囲に収まっているか否かを判定し、何れかの温度が当該正常範囲外の場合、「温度異常」が発生したと判定する。
【0034】
また、例えば、異常検知部301は、高圧圧力、低圧圧力及び油圧圧力が、各々に対応して予め定められた各正常範囲に収まっているか否かを判定し、何れかの圧力が当該正常範囲外の場合、「圧力異常」が発生したと判定する。
【0035】
また、例えば、異常検知部301は、吐出温度、圧縮機巻線温度及び送風機巻線温度の何れかが未検出の場合、高圧圧力、低圧圧力及び油圧圧力の何れかが未検出の場合、又は、電流センサの値が予め定められた正常範囲外の場合、「センサ異常」が発生したと判定する。「センサ異常」を検知した場合、異常検知部301は、当該「センサ異常」の内容を示す項目(例えば、「温度センサ断線」、「圧力センサ断線」、「電流センサ範囲外」等)に現在時刻を付加して動作状態DB360に保存する。
【0036】
また、異常検知部301は、動作状態取得部300から通信エラーの内容が通知された場合、「通信異常」が発生したと判定する。
【0037】
異常検知部301は、異常を検知した場合、当該異常の種類(即ち、「温度異常」、「圧力異常」、「センサ異常」又は「通信異常」)と、当該異常を検知した設備機器4のID(identification)とを異常通知発報部302に通知する。
【0038】
異常通知発報部302は、本発明に係る異常通知発報手段の一例である。異常通知発報部302は、異常検知部301から異常の種類の通知を受けると、当該異常の種類と、当該異常を検知した設備機器4のIDと、当該ローカル監視装置3のIDとが格納された異常通知を生成し、生成した異常通知を第1通信回線を介して遠隔監視装置2に発報する。
【0039】
遠隔監視装置2の異常通知受信部200は、本発明に係る異常通知受信手段の一例である。異常通知受信部200は、ローカル監視装置3の異常通知発報部302から発報された異常通知を第1通信回線を介して受信する。異常通知受信部200は、受信した異常通知に格納されている異常の種類を抽出し、抽出した異常の種類を要求内容決定部201に通知する。
【0040】
要求内容決定部201は、本発明に係る要求内容決定手段の一例である。要求内容決定部201は、異常通知受信部200から通知された異常の種類に基づいて、当該異常通知の発報元のローカル監視装置2である発報装置に対して要求するデータの内容である要求内容を決定する。詳細には、要求内容決定部201は、異常の種類と、当該発報装置における第2通信回線の通信データ残量とに基づいて要求内容を決定する。要求内容には、要求する項目及び期間が含まれている。
【0041】
例えば、異常の種類が「温度異常」の場合、要求内容には、要求する項目として、「吐出温度」「圧縮機巻線温度」及び「送風機巻線温度」の内の少なくとも1つの項目が含まれる。また、異常の種類が「圧力異常」の場合、要求内容には、要求する項目として、「高圧圧力」「低圧圧力」及び「油圧圧力」の内の少なくとも1つの項目が含まれる。また、異常の種類が「センサ異常」の場合、要求内容には、要求する項目として、「温度センサ断線」「圧力センサ断線」及び「電流センサ範囲外」の内の少なくとも1つの項目が含まれる。また、異常の種類が「通信異常」の場合、要求内容には、要求する項目として、「通信断」「アドレス重複」及び「応答なし」の内の少なくとも1つの項目が含まれる。
【0042】
第2通信回線の通信データ残量は、回線契約で定められた単位期間(例えば、1ヶ月)当たりの通信データ量の上限から、当該単位期間の区切りの直近日から現在までに使用した通信データ量を差し引くことで算出される。即ち、当該単位期間の次回の区切りの日までに使用可能な残りの通信データ量を意味する。要求内容決定部201は、当該発報装置に対応する第2通信回線の通信データ残量を第2通信回線管理テーブル250から読み出して取得する。
【0043】
第2通信回線管理テーブル250は、各ローカル監視装置3の第2通信回線の使用状況を管理するためのデータテーブルであり、二次記憶装置25に記憶される。第2通信回線管理テーブル250には、各ローカル監視装置3のIDと、単位期間当たりの通信データ量の上限と、通信データ残量とを含むレコードが、ローカル監視装置3の台数分、登録されている。
【0044】
要求内容決定部201は、決定した要求内容をデータ要求部202に通知する。データ要求部202は、本発明に係るデータ要求手段の一例である。データ要求部202は、要求内容決定部201により決定された要求内容と、通信データ残量と、単位期間の次回の区切りの日までの残り日数とが格納されたデータ要求通知を、第1通信回線又は第2通信回線を介して当該発報装置に送信する。なお、第2通信回線を介してデータ要求通知を送信した場合、データ要求部202は、第2通信回線管理テーブル250における当該発報装置に対応する通信データ残量を更新する。
【0045】
ローカル監視装置3のデータ要求通知受信部303は、本発明に係るデータ要求通知受信手段の一例である。データ要求通知受信部303は、遠隔監視装置2から送信されたデータ要求通知を第1通信回線又は第2通信回線を介して受信する。データ要求通知受信部303は、受信したデータ要求通知を詳細データ送信部304に供給する。
【0046】
詳細データ送信部304は、本発明に係る詳細データ送信手段の一例である。詳細データ送信部304は、データ要求通知に格納されている、要求内容と、通信データ残量と、単位期間の次回の区切りの日までの残り日数とに基づいて、動作状態DB360から読み出したデータを第2通信回線を介して遠隔監視装置2に送信する。
【0047】
詳細データ送信部304は、要求内容で示される項目が1つで、通信データ残量に余裕がある場合、動作状態DB360から、要求内容で示される期間における、当該異常が検知された設備機器4の当該項目の全データを読み出す。一方、要求内容で示される項目が1つで、通信データ残量に余裕がない場合、詳細データ送信部304は、動作状態DB360から、要求内容で示される期間の開始から終了まで、当該異常が検知された設備機器4における予め定めた一定時間毎の当該項目のデータを読み出す。この一定時間は、動作状態が更新されるタイミング(例えば、1分間隔)より長い時間である。即ち、詳細データ送信部304は、読み出すデータの間引きを行う。
【0048】
詳細データ送信部304は、通信データ残量に余裕があるか否かを、現在の通信データ残量と、単位期間の次回の区切りの日までの残り日数とに基づいて判定する。
【0049】
また、詳細データ送信部304は、要求内容で示される項目が複数で、通信データ残量に余裕がある場合、動作状態DB360から、要求内容で示される期間における、当該異常が検知された設備機器4の当該各項目の全データを読み出す。一方、要求内容で示される項目が複数で、通信データ残量に余裕がない場合、詳細データ送信部304は、動作状態DB360から、異常が検知された日時を中心とした一定期間における、当該異常が検知された設備機器4の当該各項目の全データを読み出す。この一定期間は、要求内容で示される期間より短い期間である。
【0050】
詳細データ送信部304は、動作状態DB360から読み出したデータと、当該異常を検知した設備機器4のIDと、当該ローカル監視装置3のIDとが格納された詳細データを第2通信回線を介して遠隔監視装置2に送信する。
【0051】
遠隔監視装置2の詳細データ受信部203は、本発明に係る詳細データ受信手段の一例である。詳細データ受信部203は、ローカル監視装置3の詳細データ送信部304から送信された詳細データを第2通信回線を介して受信する。詳細データ受信部203は、受信した詳細データに基づいて詳細データDB251を更新する。詳細データDB251は、ローカル監視装置3から送られてきた詳細データを管理するためのデータベースであり、二次記憶装置25に記憶される。詳細データDB251で管理される詳細データは、図示しない表示装置に表示されたり、異常発生の要因を探るための分析等に使用される。
【0052】
また、詳細データ受信部203は、当該詳細データの受信に係る通信データ量に基づいて、第2通信回線管理テーブル250における当該発報装置に対応する通信データ残量を更新する。
【0053】
図5は、ローカル監視装置3が実行する詳細データ送信処理の手順を示すフローチャートである。ローカル監視装置3は、監視対象の何れかの設備機器4の異常を検知すると(ステップS101;YES)、当該異常の種類が格納された異常通知を第1通信回線を介して遠隔監視装置2に発報する(ステップS102)。
【0054】
その後、遠隔監視装置2から送信されたデータ要求通知を第1通信回線又は第2通信回線を介して受信すると(ステップS103;YES)、ローカル監視装置3は、受信したデータ要求通知に格納されている要求内容、通信データ残量等に基づいて、動作状態DB360からデータを読み出して取得する(ステップS104)。
【0055】
そして、ローカル監視装置3は、動作状態DB360から取得したデータが格納された詳細データを第2通信回線を介して遠隔監視装置2に送信する(ステップS105)。
【0056】
図6は、遠隔監視装置2が実行する詳細データ受信処理の手順を示すフローチャートである。遠隔監視装置2は、ローカル監視装置3から送信された異常通知を第1通信回線を介して受信すると(ステップS201;YES)、異常の種類と、当該ローカル監視装置3における第2通信回線の使用状況(具体的には、通信データ残量)とに基づいて、当該ローカル監視装置2に対して要求するデータの内容である要求内容を決定する(ステップS202)。
【0057】
遠隔監視装置2は、決定した要求内容が格納されたデータ要求通知を第1通信回線又は第2通信回線を介して当該ローカル監視装置3に送信する(ステップS203)。
【0058】
その後、当該ローカル監視装置3から送信された詳細データを第2通信回線を介して受信すると(ステップS204;YES)、受信した詳細データに基づいて、詳細データDB251と、第2通信回線管理テーブル250とを更新する(ステップS205)。
【0059】
以上説明したように、本実施形態の遠隔監視システム1によれば、通信方式及び契約態様が異なる2つの通信回線(第1通信回線及び第2通信回線)を使用して遠隔監視装置2と各ローカル監視装置3との間で通信が行われる。
【0060】
第1通信回線は、一の回線契約に基づき、全ローカル監視装置3によって共有して使用され、第2通信回線は、ローカル監視装置3毎の回線契約に基づき、各ローカル監視装置3によって使用される。第2通信回線の通信方式は、第1通信回線の通信方式と比較し、伝速速度がより速く、また、予め定めた期間における通信データ量の上限がより大きい。そして、第1通信回線及び第2通信回線における回線契約は、何れも定額契約である。
【0061】
ローカル監視装置3は、監視対象の設備機器4の異常を検知すると、異常通知を第1通信回線を介して遠隔監視装置2に発報する。また、ローカル監視装置3は、詳細データを第2通信回線を介して遠隔監視装置2に送信する。つまり、ローカル監視装置3は、データ量が小さく、且つ、通信頻度が低い異常通知の発報には、第1通信回線を使用し、データ量が大きい詳細データの送信には、第2通信回線を使用する。さらに、ローカル監視装置3は、第2通信回線の使用状況、即ち、通信データ残量に基づいて詳細データのデータ量を調整する。このため、よりランニングコストが低い契約プランを選択することが可能となり、結果としてランニングコストの低減が実現する。
【0062】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
【0063】
例えば、遠隔監視装置2は、異常通知の発報を受けた実績等から、第1通信回線における単位期間当たりの通信データ量を見積もり、その結果に基づいて第1通信回線を使用可能なローカル監視装置3の最大台数を算出する機能部をさらに備えるようにしてもよい。
【0064】
また、ローカル監視装置3が、第2通信回線の使用状況を管理してもよい。
【0065】
また、異常通知の発報が多く、第1通信回線における通信データ量が、回線契約で定められた単位期間(例えば、1ヶ月)当たりの通信データ量の上限を超えた場合、あるいは、第1通信回線における通信データ量が、線形予測等により、当該単位期間の次回の区切りの日より前に、当該上限を超えることが推定される場合、ローカル監視装置3は、異常通知を第2通信回線を介して遠隔監視装置2に発報してもよい。
【0066】
また、ローカル監視装置3の詳細データ送信部304は、第2通信回線の使用状況に基づいて第2通信回線の使用が適切か否かを判定し、使用が適切でないと判定した場合、詳細データを第1通信回線を介して遠隔監視装置2に送信してもよい。例えば、第2通信回線の通信データ残量が逼迫している、又は、0に近い場合、詳細データ送信部304は、詳細データを第1通信回線を介して遠隔監視装置2に送信する。この場合、詳細データ送信部304は、データ量を小さくするため、動作状態DB360から読み出すデータの期間を要求された期間より短くしたり、時間的な粒度の間引き等を行う。
【0067】
また、ローカル監視装置3は、第1通信回線に通信障害が発生した場合、異常通知を第2通信回線を介して遠隔監視装置2に発報してもよいし、第2通信回線に通信障害が発生した場合、データ量を削減した詳細データを第1通信回線を介して遠隔監視装置2に送信してもよい。
【0068】
上記したように、第1通信回線の使用状況あるいは通信障害の有無、第2通信回線の使用状況あるいは通信障害の有無を勘案して、異常通知の発報の経路、詳細データの送信の経路を適宜選択可能な構成にすることで、情報の不達を極力回避でき、高信頼性が必要な設備(例えば、エレベーターのとじ込み監視など)への展開も可能となる。
【0069】
また、第2通信回線の契約は、定額契約のみならず、予め定められた通信データ量まで定額で利用できる従量制の契約であってもよい。このような契約であっても、ローカル監視装置3が、当該通信データ量以下になるようにデータ量を調整した詳細データを送信することで、定額契約と同様の効果を奏し得る。
【0070】
また、遠隔監視装置2の機能部(図4参照)の全部又は一部、ローカル監視装置3の機能部(図4参照)の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよい。専用のハードウェアとは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はこれらの組み合わせである。
【0071】
また、上記の実施形態における、遠隔監視プログラム及びローカル監視プログラムの各々は、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、光磁気ディスク(Magneto-Optical Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、HDD等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。
【0072】
また、遠隔監視プログラムをインターネット上の図示しないサーバが有する記憶装置に格納しておき、当該サーバから遠隔監視装置2に対して遠隔監視プログラムがダウンロードされるようにしてもよい。同様に、ローカル監視プログラムをインターネット上の図示しないサーバが有する記憶装置に格納しておき、当該サーバからローカル監視装置3に対してローカル監視プログラムがダウンロードされるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0073】
1 遠隔監視システム、2 遠隔監視装置、3 ローカル監視装置、4 設備機器、5 ネットワーク、6,7 無線基地局、20,30 第1通信インタフェース、21,31 第2通信インタフェース、22,33 CPU、23,34 ROM、24,35 RAM、25,36 二次記憶装置、26,37 バス、32 第3通信インタフェース、200 異常通知受信部、201 要求内容決定部、202 データ要求部、203 詳細データ受信部、250 第2通信回線管理テーブル、251 詳細データDB、300 動作状態取得部、301 異常検知部、302 異常通知発報部、303 データ要求通知受信部、304 詳細データ送信部、360 動作状態DB
図1
図2
図3
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図5
図6