(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-04
(45)【発行日】2024-04-12
(54)【発明の名称】再利用商品の買取り・販売補助システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/015 20230101AFI20240405BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240405BHJP
【FI】
G06Q30/015
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2023002236
(22)【出願日】2023-01-11
【審査請求日】2023-01-17
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 公開日:令和4年2月16日 公開場所:セカンドストリート高針原店(住所:愛知県名古屋市名東区高針原1丁目508番地)
(73)【特許権者】
【識別番号】500264375
【氏名又は名称】株式会社ゲオホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】110001542
【氏名又は名称】弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】上田 憲
【審査官】西村 純
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-357107(JP,A)
【文献】特開2002-150166(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
何れもコンピュータで構成される
とともに互いに連携する
在庫管理手段および買取り査定補助手段と、在庫管理手段および買取り査定補助手段にネットワークを介して
接続された複数のユーザ端末
と、を具え
る買取り・販売補助システムであって、
前記在庫管理手段は、各ユーザ端末に関連する店舗で商品の売買時にそのユーザ端末から入力される売買情報に基づき、その店舗での売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況を把握して、それら売買情報、売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況を含む商品情報を、その店舗を特定する情報と併せて前記買取り査定補助手段に送るとともに全ユーザ端末に送り、
前記買取り査定補助手段は、各ユーザ端末に関連する店舗でそのユーザ端末から入力される査定対象の商品情報および前記在庫管理手段からのその査定対象の商品情報に基づきその店舗に適した再利用商品の買取り査定を補助する査定情報を、その店舗を特定する情報と併せて前記在庫管理手段に送るとともに全ユーザ端末に送ること、
を特徴とする再利用商品の買取り・販売補助システム。
【請求項2】
前記買取り査定補助手段は、商品の種類毎に、買取り基準共通の、お返し基準と、買取りおよび販売基本価格と、商品の特徴に応じた一または複数のランクで基本価格に上乗せ分を加えた買取りおよび販売加点価格とを一覧表示した価格表示画面を表示するとともに、ユーザ端末からの指示により、お返し基準に近い状態の商品についてその商品の状態に応じた一または複数のランクで基本価格よりも下げた買取りおよび販売低ランク価格を一覧表示した価格表示画面を表示することを特徴とする、請求項1記載の再利用商品の買取り・販売補助システム。
【請求項3】
前記買取り査定補助手段は、各ユーザ端末を使用するユーザが買い取ろうとしている商品の査定を行う際に、カメラで撮影したブランドタグの画像または/および商品の画像を、ブランド名の分かっているブランドタグまたは/および商品のあらかじめ蓄積した多数の画像と対比して、カメラで撮影したブランドタグまたは/および商品の画像に対応する商品情報を使用することを特徴とする、請求項1記載の再利用商品の買取り・販売補助システム。
【請求項4】
前記在庫管理手段は、各ユーザ端末に関連する店舗で商品の売買時にそのユーザ端末から入力される売買情報に基づき、所定期間経過ごとに、その店舗の売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況を把握して、それら売買情報、売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況を含む商品情報と、その店舗での品種別坪粗利益高とに基づき、品種ごとにその店舗での改善行動を指示もしくは推奨することを特徴とする、請求項1記載の再利用商品の買取り・販売補助システム。
【請求項5】
前記在庫管理手段は
、指示もしくは推奨する前記改善行動として、在庫状況に基づく、売場の拡大または縮小、値下げ、商品の店舗間移動、買取り調整および在庫補充のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項
4記載の再利用商品の買取り・販売補助システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、再利用(リサイクル)商品の買取りおよび販売を補助するシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
再利用(リサイクル)商品の買取りおよび販売を補助する従来のシステムとしては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このシステムでは、サポートサービス会社が、インターネット環境において接続可能なサーバを開設するとともに、リサイクルビジネスの利用者を募集し、利用者とデータアクセス許諾契約を締結してパスワードにより顧客管理し、利用者のブラウザにそのサーバからリサイクル商品情報を提供し、利用者はその情報の対価としてサポートサービス会社に利用料を支払う。
【0003】
サポートサービス会社は、タイムリーな商品情報を利用者のブラウザに提供するために、メーカー商品情報、小売店販売情報、商品動向情報、顧客消費動向情報を収集し、利用者のブラウザで実際に買取り・販売されたデータである買取り・販売査定実績情報をデーターサポート業務によって回収し、これら各種情報の集約、蓄積、分析等を行ってリサイクル商品情報をメンテナンスする。
【0004】
利用者は、パソコン等のブラウザを使ってサーバの必要な情報画面へアクセスし、サーバは査定モニター画面に表示した買取り査定プログラムの査定計算ロジックに従って査定を行う。査定計算ロジックは、利用者がサーバの査定モニター画面に必要項目として商品名、メーカー名、型番号、製造年月日を入力すると、査定モニター画面に、店頭最終販売価格を表示するとともに、査定基準価格の判定基準に基づき査定基準販売価格を表示し、品種別メーカーブランドランキングに基づきメーカーブランド評価査定販売価格を表示し、製造年月日原価率表に基づき製造年月日原価率を表示し、さらに、それらから求めた買取り査定額を査定モニター画面に表示する。
【0005】
次いで、利用者が商品の状態をチェックして、査定モニター画面に商品状態(程度)査定ランキング表に基づき商品状態(程度)査定ランクを入力するとともに、情報機器等の付属品や作動状態、傷等の状態の減額査定チェックリストに基づき減額査定の判定結果を入力すると、査定計算ロジックは、それらに基づき求めた決定買取り査定額と推奨販売価格と値入率を査定モニター画面に表示する。
【0006】
かかる従来のシステムによれば、リサイクルショップの個人店や、リサイクルショップの多店舗展開を行っているリサイクルビジネス本部に対し、膨大なアイテム数で、且つ、日々買取り価格が変動するリサイクル商品の適正な買取り査定価格をタイムリーに提供し、さらに、買取り商品の査定価格として、店舗オリジナルの査定基準や担当者の勘や市販雑誌・商品カタログの参考に頼らず、極めて多数の分析データをベースに算定することで、論理的に査定した査定額を明示し、しかも、リサイクルビジネス本部が日常業務として行うリサイクル商品情報のメンテナンス作業をバックアップすることでその作業をスピードアップでき、作業負担を軽減できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記従来の再利用商品の買取り・販売補助システムでは、一元化した好適な査定額は提示できるものの、店舗ごとのトレンドや売れ筋に適した査定額や販売価格、商品構成の設定および商材の店舗間移動等ができず、再利用商品の買取りや販売を補助する機能が十分とは言えないという問題があった。特に、買い取ろうとしている商品についての商品知識が十分でないか全くない利用者には、商品の買取り業務が適切に行えないという問題があった。
【0009】
それゆえこの発明は、従来技術が抱える上述の如き問題を解決し、店舗での再利用商品の買取り・販売を適切に補助するシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を有利に達成するこの発明の再利用商品の買取り・販売補助システムは、何れもコンピュータで構成され、互いに連携するとともにネットワークを介して当該システムの全ユーザ端末に接続された在庫管理手段および買取り査定補助手段を具え、
前記在庫管理手段は、各ユーザ端末に関連する店舗で商品の売買時にそのユーザ端末から入力される売買情報に基づき、その店舗での売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況を把握して、それら売買情報、売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況を含む商品情報を、その店舗を特定する情報と併せて前記買取り査定補助手段に送るとともに全ユーザ端末に送り、
前記買取り査定補助手段は、各ユーザ端末に関連する店舗でそのユーザ端末から入力される査定対象の商品情報および前記在庫管理手段からのその査定対象の商品情報に基づきその店舗に適した再利用商品の買取り査定を補助する査定情報を、その店舗を特定する情報と併せて前記在庫管理手段に送るとともに全ユーザ端末に送ること、
を特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
この発明の再利用商品の買取り・販売補助システムにあっては、コンピュータで構成され、ネットワークを介して全てのユーザ端末(利用者即ち、各店舗で当該システムを利用する店員等が操作するパーソナルコンピュータまたはパッド型スマートフォン等)に接続された在庫管理手段が、各ユーザ端末に関連する店舗で商品の売買時にそのユーザ端末から入力される売買情報に基づき、その店舗の売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況を把握して、それら売買情報、売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況を含む商品情報を、その店舗を特定する情報と併せて買取り査定補助手段に送るとともに全ユーザ端末に送る。
【0012】
また、コンピュータで構成され、在庫管理手段と連携するとともにネットワークを介して全ユーザ端末に接続された買取り査定補助手段が、各ユーザ端末に関連する店舗でそのユーザ端末から入力される査定対象の商品情報および在庫管理手段からのその査定対象の商品情報に基づきその店舗に適した再利用商品の買取り査定を補助する査定情報を、その店舗を特定する情報と併せて在庫管理手段に送るとともに全ユーザ端末に送る。
【0013】
したがって、この発明の再利用商品の買取り・販売補助システムによれば、店舗ごとのトレンドや売れ筋に適した査定額や売買価格、商品構成の設定および、その商品構成に基づく商材の店舗間移動等ができるので、再利用商品の買取りや販売を適切に補助することができる。
【0014】
しかも、この発明の再利用商品の買取り・販売補助システムによれば、在庫管理手段が、ユーザが操作するユーザ端末に関連する店舗の売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況をそのユーザ端末に送るとともに、在庫管理手段と連携する買取り査定補助手段が、そのユーザ端末から入力される査定対象の商品情報および在庫管理手段からの商品情報に基づき、そのユーザ端末に関連する店舗に適した再利用商品の買取り査定を補助する査定情報をそのユーザ端末に送るので、買い取ろうとしている商品についての商品知識が全くないか十分でないユーザでも、その商品の買取り業務を適切に行うことができる。
【0015】
なお、この発明の再利用商品の買取り・販売補助システムにおいては、前記買取り査定補助手段は、商品の種類毎に、買取り基準共通の、お返し基準と、買取りおよび販売基本価格と、商品の特徴に応じた一または複数のランクで基本価格に上乗せ分を加えた買取りおよび販売加点価格とを一覧表示した価格表示画面を表示するとともに、ユーザ端末からの指示により、お返し基準に近い状態の商品についてその商品の状態に応じた一または複数のランクで基本価格よりも下げた買取りおよび販売低ランク価格を一覧表示した価格表示画面を表示してもよく、このようにすれば、商品の買取りおよび販売のためのより適切な価格設定を各店舗で行うことができる。
【0016】
さらに、前記買取り査定補助手段は、各ユーザ端末を使用するユーザが買い取ろうとしている商品の査定を行う際に、カメラで撮影したブランドタグの画像または/および商品の画像を、ブランド名の分かっているブランドタグまたは/および商品のあらかじめ蓄積した多数の画像と対比して、カメラで撮影したブランドタグまたは/および商品の画像に対応する商品情報を使用してもよく、このようにすれば、ブランドタグの目視での読み取りが不可能もしくは不都合な場合、または、その商品についての知識が全くないか十分でないユーザの場合でも、適切な買取り査定を行うことができる。
【0017】
また、この発明の再利用商品の買取り・販売補助システムにおいては、前記在庫管理手段は、各ユーザ端末に関連する店舗で商品の売買時にそのユーザ端末から入力される売買情報に基づき、所定期間経過ごとに、その店舗の売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況を把握して、それら売買情報、売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況を含む商品情報と、その店舗での品種別坪粗利益高とに基づき、品種ごとにその店舗での改善行動を指示もしくは推奨してもよく、このようにすれば、店舗ごとのトレンドや売れ筋に適した売買価格や商品構成の設定および在庫管理ができるので、再利用商品の買取りや販売を適切に補助することができる。
【0018】
さらに、前記在庫管理手段は、前記指示もしくは推奨する前記改善行動として、在庫状況に基づく、売場の拡大または縮小、値下げ、商品の店舗間移動、買取り調整および在庫補充のうちの少なくとも1つを含んでもよく、このようにすれば、店舗ごとのトレンドや売れ筋に適した売買価格や商品構成の設定および在庫管理を適切に補助することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】この発明の一実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムを用いた再利用商品の買取り・販売プロセスを示すフローチャートである。
【
図2】上記実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムにおける査定システム店舗部の構成および買取り査定プロセスを示すフローチャートである。
【
図3】上記実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムにおける査定システム基幹部の構成を示す説明図である。
【
図4】上記実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムにおける在庫管理システムの構成および処理を示す説明図である。
【
図5】上記実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムにおける買取り基準表を例示する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、この発明の一実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムについて図面を用いて詳細に説明する。ここに、
図1は、この発明の一実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムを用いた再利用商品の買取り・販売プロセスを示すフローチャート、
図2は、上記実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムにおける査定システム店舗部の構成および買取り査定プロセスを示すフローチャート、そして
図3は、上記実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムにおける査定システム基幹部の構成を示す説明図である。なお、これらの図中、実線の矢印は業務の流れ、破線の矢印はデータの流れをそれぞれ示す。
【0021】
また、
図4は、上記実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムにおける在庫管理システムの構成および処理を示す説明図、そして
図5は、上記実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムにおける買取り基準表を例示する説明図である。
【0022】
この実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システム(以下、「当該システム」とも呼ぶ。)を用いた再利用商品の買取り・販売プロセス(以下、「当該プロセス」とも呼ぶ。)は、
図1に示すように、再利用商品の買取り・販売会社の従業員である当該システムのユーザ(以下、「当該ユーザ」とも呼ぶ。)が持ち運んで操作する例えばノート型コンピュータやタブレット型コンピュータ、スマートフォン等からなる画面表示機能付きのユーザ端末に関連する、すなわち例えば上記再利用商品の買取り・販売会社の、当該ユーザが通常勤務する店舗において、ステップS1で開始する。
【0023】
そして、ステップS2で当該ユーザが客から売却希望の商品を受け取り、ステップS3で当該ユーザがその商品の査定を開始し、当該プロセスが結合子Iから、
図2に示す査定システム店舗部1および
図3に示す査定システム基幹部2を用いた当該ユーザの買取り査定プロセスのステップS21に進む。ここで、査定システム店舗部1は、例えばあらかじめ所定のアプリケーションプログラムをインストールされてそれを実行するコンピュータで構成され、そのコンピュータは、上記ユーザ端末あるいは、上記店舗に設置されてそのユーザ端末と無線LAN等で情報連結したデスクトップ型コンピュータ等であってもよい。また、査定システム基幹部2は、例えば上記再利用商品の買取り・販売会社の本部に設置され、あらかじめ所定のアプリケーションプログラムをインストールされてそれを実行する主コンピュータによって構成され、例えば専用回線やインターネット等を介して査定システム店舗部1に情報連結している。
【0024】
上記買取り査定プロセスでは、当該ユーザが先ずステップS21で、自分を特定する例えば氏名、識別番号、パスワード等の情報を上記ユーザ端末から査定システム店舗部1に入力して当該システムにログインする。このログインは上記査定システム店舗部1が結合子Kから、上記査定システム基幹部2の査定マスタDB(データベース)2a内の従業員マスタ2eを参照し、当該ユーザが当該店舗の従業員であることを確認すると承認され、当該店舗の従業員でない場合には拒否される。なお、従業員マスタ2eには、これも例えば上記主コンピュータによって構成された基幹マスタDB2bが連携し、基幹マスタDB2bは各店舗が閉じている夜間に夜間バッチ処理を実行して従業員マスタ2eを更新する。
【0025】
これにより査定システム店舗部1はステップS22で、
図5に示す如き買取り基準表を上記ユーザ端末に画面表示し、当該ユーザは、その買取り基準表の
図5では左端の大分類一覧から、客から受け取った売却希望の商品の大分類、例えば
図5では「衣料」を選択して、例えば画面のタッチ操作でユーザ端末から上記査定システム店舗部1にそれを入力する。これによりユーザ端末は「衣料」を含む買取り基準表を画面表示する。
【0026】
次に当該ユーザはステップS23で、その買取り基準表におけるその衣料が該当する分類(性別、売場中分類、アイテム)での「お返し基準(状態、サイズ、デザイン)」を参照し、客から受け取った売却希望の商品の買取りの可否を確認する。この買取り基準表における「お返し基準」は、例えば性別:レディース、売場中分類:半袖カットソー、アイテム:ノースリーブカットソーの分類では、状態:ワキシミ、サイズ:肩幅35cm未満(伸びる素材を除く)の場合に買取り不可とされている。
【0027】
なお、当該ユーザが商品の買取りに不慣れな場合は、ステップS23で、当該ユーザはその買取り基準表の上部に表示された「買取り基準共通ボタン」をタッチ操作することで、例えばその買取り基準表の上に重ねて買取り基準共通表を表示させ、またその表示を消すことができ、この買取り基準共通表では、例えばチンチラ毛皮商品やネコ科に属する毛皮商品は買取り不可、名前の記入や刺繍のある商品は個人情報が削除できることやイニシャルであることを条件に買取り可等とされている。
【0028】
客から受け取った売却希望の商品が上記「お返し基準」に該当する場合は、当該ユーザはステップS23で買取り不可と判断して、当該プロセスが結合子Aから
図1に示すステップS5に進み、その売却希望の商品(お返し品)を当該客に返却した後、上記ステップS22に戻り、例えば画面のタッチ操作で上記ユーザ端末に、当該ユーザが客から受け取った次の売却希望の商品の査定のために上記買取り基準表を画面表示させて、ステップS22以降の買取り査定プロセスを繰り返す。なお、
図1に示すステップS5でお返し品を当該客に返却した後、当該客に次の売却希望の商品がない場合は、ステップS6以降のステップをスキップしてステップS16に進み、当該買取り・販売補助プロセスを終了する。
【0029】
この一方、客から受け取った売却希望の商品がこのお返し基準に該当しない場合は、当該ユーザは、ステップS23で買取り可と判断し、上記ステップS24でその商品を査定対象として、その商品のブランドタグからブランド名を目視で読取りできるか否かを判断し、目視で読み取りできる場合はステップS25で当該ユーザが上記ユーザ端末にその読み取ったブランド名を入力し、これにより上記査定システム店舗部1が結合子Bから、
図3に示す上記査定システム基幹部2の検索エンジン2cを使用して、上記査定マスタDB2a内のブランドマスタ2fからそのブランド名のブランドランク(真贋ランクおよび基本価格ランク)を検索し、その結果を上記買取り基準表の上部に表示する。
【0030】
また、上記ステップS24でユーザが、その商品のブランドタグからブランド名を目視で読取りできないかまたは困難な場合は、ステップS26で当該ユーザが、商品およびそのブランドタグの画像を、例えば上記ユーザ端末のカメラ機能を用いて撮影し、上記査定システム店舗部1がそれらの画像を結合子Lから、
図3に示す上記査定システム基幹部2の機械学習API(アプリケーションプログラミングインターフェイス)2dに送り、オープンソースの機械学習による機械学習API2dの画像認識機能を利用してそれらの画像からブランド名を取得して、上記ステップS25と同様に検索エンジン2cにより、そのブランド名からブランドランクを検索し、その結果を上記買取り基準表の上部に表示する。
【0031】
ステップS26で撮影した商品およびそのブランドタグの画像は、画像認識精度を高めるための機械学習API2dのさらなる機械学習にも利用する。また、これらの画像は、上記査定システム店舗部1が結合子Mから、
図3に示す上記査定システム基幹部2がインターネット上に持つ自社EC(電子商取引)サイト5にも送り、それらの画像や登録された商品情報を用いて商品を自社ECサイト5上に自動掲載させることで、買い取った商品の、店舗や自社ECサイト5での販売を促進する。
【0032】
上記ステップS25またはステップS26で査定対象の商品のブランドランクが判明したら、次にステップS27で当該ユーザが、そのブランドランクにおける真贋ランクが、真贋判定不要ゆえ店舗で査定できる「店舗査定ランク」なのか、店舗マニュアルでの真贋判定が必要な「要真贋ランク」なのか、あるいは例えば上記再利用商品の買取り・販売会社の本部等に所属し、商品買取りの専門的知識と多くの経験を持つ人であるCB(セントラルバイヤー)の真贋判定が必要な「CB査定ランク」なのかを確認する。
【0033】
ステップS27で、査定対象の商品のブランドランクが「店舗査定ランク」と確認された場合には、ステップS28で、査定システム店舗部1が結合子Cから、
図3に示す査定システム基幹部2の査定マスタDB2aのアイテムマスタ2gを参照して、上記ユーザ端末に上記買取り基準表を画面表示し、当該ユーザがその商品のブランドランクの基本価格ランク欄から査定対象の商品のアイテム(タンクトップやカットソー等)に対応する買取り価格を読み出す。なお、この基本価格ランク欄ではランク1が最も高ランクで、署名ブランドの商品が該当し、ランク2~4で順次ランクが下がり、レギュラーが最も低ランクで、例えば知名度の低いメーカーやメーカー不明の商品が該当し、通常、基本価格ランクが高いほど買取り価格が高くなる。
【0034】
また、お返し品に近い買取り可の下限付近の状態である状態Cの商品については、当該ユーザが、上記買取り基準表の上部に表示された「状態C価格」ボタンを例えばスライド操作することで、その買取り基準表の基本価格欄の各ランクに基本価格に替えて上記アイテムマスタ2gから読み出した、基本価格よりも安い「状態C価格」を表示させ、商品の状態に応じた価格での買取りを可能にする。なお、上記買取り基準表の各部には「資料」ボタンが表示されており、ユーザは、その「資料」ボタンをクリック操作することで、上記アイテムマスタ2gから読み出した、「状態C」を含む各種状態の商品の写真等の資料を、参照のために例えば上記買取り基準表の上に重ねて表示させ、またその表示を消すことができる。
【0035】
このステップS28で上記ユーザが上記買取り基準表を参照して商品のアイテムを確認した後、査定システム店舗部1が結合子Dから、
図4に示す在庫管理システム3の後述するステップS46の改善行動指示の内容を参照し、次のステップS29で上記ユーザが査定対象の商品の買取り要否を判定して、上記改善行動指示の内容が「在庫不足の改善のための在庫補充」の場合は、買取りが必要と判断し、上記改善行動指示の内容が「在庫過剰の改善のための買取り調整」の場合は、買取りが不要と判断する。
【0036】
上記在庫管理システム3は、
図3に示すように、あらかじめ所定のアプリケーションプログラムをインストールされてそれを実行する、例えば査定システム基幹部2を構成する主コンピュータと一緒に例えば上記再利用商品の買取り・販売会社の本部に設置されたコンピュータ、あるいはその主コンピュータ自体で構成されて、
図4に示す在庫管理処理を、例えば1週間あるいは1か月等の所定インターバルで繰り返し実行する。
【0037】
すなわちこの在庫管理システム3は、先ずステップS41で、例えば
図3に示す販売時点情報管理システム(POS)を構成するストアコンピュータ4から、上記再利用商品の買取り・販売会社の随時更新されている管理会計数表を所定インターバルで読み込み、ステップS42で、その管理会計数表から品種別の坪粗利益高を求め、ステップS43で、品種毎に坪粗利益高が所定の基準に対し高いか低いかを判断する。また、ステップS44で、その管理会計数表から品種別の在庫日数を求め、ステップS45で、その在庫日数から品種毎に在庫が過剰か不足かを判断する。
【0038】
さらにこの在庫管理システム3は、ステップS46およびS47で、商品構成の改善行動の指示を品種毎に対応させて、上記の在庫過不足判断と同じかそれより長い所定インターバル毎に作成および出力し、ステップS48で、指示する改善行動の内容を各品種について具体的に、例えば坪粗利益高が高くかつ在庫過剰の場合は売場を拡大し、坪粗利益高が高くかつ在庫不足の場合は在庫補充および/または売場縮小し、坪粗利益高が低くかつ在庫過剰の場合は値下げ、店舗間移動および/または買取り調整し、坪粗利益高が低くかつ在庫不足の場合は在庫を補充する、というように決定して、その決定した改善行動の内容を、対応する店舗の査定システム店舗部1からユーザに指示する。
【0039】
先のステップS29で、買取り不要と判定したため買取り不可となった場合は、査定システム店舗部1が結合子Eから、
図1のステップS5に進んで、客が売却を希望したその査定対象の商品を当該客に「お返し品」として返却するようにユーザに知らせる。その一方、ステップS29で、買取り必要と判定したため買取り可となった場合は、次のステップS30で、査定システム店舗部1が結合子Fから、査定システム基幹部2の査定マスタDB2aの加点要素マスタ2hを参照して、その商品のシルエット(丈)や素材その他に関するトレンド情報等の加点要素を確認するようにユーザに指示する。
【0040】
次にステップS31で査定システム店舗部1が結合子Gから、査定システム基幹部2の査定マスタDB2aの価格マスタ2iを参照して、上記買取り基準表と同様の価格対応表を上記ユーザ端末に画面表示させる。この価格対応表は、基本価格と加点価格をランクフィルターで絞り込みが可能で、価格対応表の上部のランクフィルターの欄で「ランク1」を選択すると、基本価格および加点価格の欄にその商品のランク1の価格のみを表示する。査定システム店舗部1はさらに結合子Dから、在庫管理システム3を参照して、当該商品の品種が在庫過剰で改善行動指示の内容が「値下げ」の場合には、単品価格マスタ2jを参照して上記価格対応表に値下げ後の値段を表示する。これにより当該ユーザは、例えその査定対象の商品に関する知識や査定の経験が全くないか十分でなくても、当該商品の適切かつ当該店舗に望ましい買取り価格を査定して客に提示することができる。
【0041】
一方、ステップS27でのブランドランク確認で、そのブランドランクにおける真贋ランクが、店舗マニュアルでの真贋判定が必要な「要真贋ランク」の場合には、ステップS32に進んで上記ユーザが、真贋判定基準が記載された店舗マニュアルを上記ユーザ端末に画面表示させてその店舗マニュアルでの真贋判定が可能か否かを確認する。そして店舗マニュアルでの真贋判定が可能な場合は当該ユーザが、ステップS33で上記店舗マニュアルを参照して査定対象の商品の真贋判定を行い、次いでステップS34で単品価格マスタでの判定の可否を確認して、その商品が真正かつ単品価格マスタで判定可の場合はその旨をユーザ端末から査定システム店舗部1に入力し、これにより査定システム店舗部1は、上記ステップS31へ進み、査定システム基幹部2の査定マスタDB2aの単品価格マスタ2jを参照して、その査定対象の商品の価格を上記ユーザ端末に画面表示する。
【0042】
また、ステップS32で店舗マニュアルでの真贋判定ができないとユーザが確認してその旨をユーザ端末から査定システム店舗部1に入力した場合は、査定システム店舗部1が、例えば上記再利用商品の買取り・販売会社の店舗、本部、倉庫等に点在する、商品買取りの専門的知識と多くの経験を持つ人であるCB(セントラルバイヤー)のいる窓口にWEB会議システム等を使いリアルタイムで接続することで、査定対象の商品およびそのブランドタグの写真や映像等の情報を共有し、CBが、ステップS35でその情報から査定対象の商品の真贋判定を行い、次いでステップS36でその商品の価格判定を行う。なお、このCBによる価格判定の結果は、査定システム店舗部1が結合子Nから、査定システム基幹部2の査定マスタDB2aの単品価格マスタ2jに送って記録し、もしくは単品価格マスタ2jのその商品の価格を上書きする。
【0043】
ステップS31またはS36での価格判定で査定対象の商品の価格が定まったら、次いでステップS37で。査定システム店舗部1が結合子Hから、ストアコンピュータ4が構成する販売時点情報管理システム(POS)にその商品の査定価格を登録する。このステップS22からステップS37までの処理を査定商品数分繰り返し、この繰り返しが終了したら、査定システム店舗部1は結合子Jから、
図1に示すステップS4に戻って査定を終了する。
【0044】
次にユーザは、ストアコンピュータ4を用いて、ステップS5で、客に査定済み商品の代金を査定価格で精算するとともに買取り不可のお返し品がある場合にそれを客に返却し、次いでステップS6で、査定済み商品の買取り伝票を発行し、その後にステップS7で、査定済み商品の商品化(店舗販売対象化)の作業を開始する。
【0045】
この商品化の作業は上記ユーザが、先ずステップS8で、査定済み商品を低単価のものと高単価のものとに仕分けし、その仕分けの際に、アイテム(例えば女性用衣料、男性用衣料等の分類)別かつ値段別に用意されている仕分けシートを使用する。そして低単価の商品については、ステップS9で、仕分けした商品を、アイテム別かつ値段別に用意されている査定カードもしくは、分類、アイテム、価格のところに丸印を記入したラベルシールを使用してコンテナまたはその他の指定された保管場所に一時格納し、ステップS10で、店内に商品を陳列する際すなわち、例えばユーザの手が空いた時や店舗内の商品が売れて品出しできる時に、上記格納した商品を取り出す。
【0046】
取り出した商品については、ステップS11で、ストアコンピュータ4が構成するPOSがユーザ端末に表示するグロス在庫登録画面に、ユーザが商品の個数をアイテム別かつ値段別に登録すると、当該店舗内に設置されてそのPOSに接続されたラベル印刷機が、その商品の値段を示す商品タグまたはラベルを印刷し、ユーザは、印刷された商品タグまたはラベルを商品に取り付けて、ステップS12で、その商品を当該店舗内に陳列する。
【0047】
一方、高単価の商品については、ステップS13で、ストアコンピュータ4が構成するPOSが、仕分けした商品の買取り伝票を読み込み、ステップS14で、そのPOSがユーザ端末に表示する高価格品在庫登録画面に、ユーザが商品の個数をアイテム別かつ値段別に登録すると、上記ラベル印刷機が、その商品の値段を示す商品タグまたはラベルを印刷し、ユーザは、印刷された商品タグまたはラベルを商品に取り付けて、ステップS12で、その商品を当該店舗内に陳列する。そしてその後は、ステップS15で商品化の作業を終了し、ステップS16で当該プロセスを終了する。
【0048】
すねわち、この実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムにあっては、コンピュータで構成され、ネットワークを介して全てのユーザ端末に接続された在庫管理手段としての在庫管理システム3が、各ユーザ端末に関連する店舗で商品の売買時にそのユーザ端末から入力される売買情報に基づき、その店舗の売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況を把握して、それら売買情報、売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況を含む商品情報を、その店舗を特定する情報と併せて当該店舗の査定システム店舗部1に送るとともに、全てのユーザ端末に送る。
【0049】
また、コンピュータで構成され、在庫管理システム3と連携するとともにネットワークを介して全てのユーザ端末に接続された買取り査定補助手段としての査定システム店舗部1および査定システム基幹部2が、各ユーザ端末に関連する店舗でそのユーザ端末から入力される査定対象の商品情報および在庫管理システム3からのその査定対象の商品情報に基づきその店舗に適した再利用商品の買取り査定を補助して、その査定情報を、その店舗を特定する情報と併せて在庫管理システム3に送るとともに全てのユーザ端末に送る。
【0050】
しかも、在庫管理システム3が、ユーザが操作するユーザ端末に関連する店舗の売れやすい商品、売れにくい商品および在庫状況をそのユーザ端末に送るとともに、在庫管理システム3と連携する査定システム店舗部1が、そのユーザ端末から入力される査定対象の商品情報および在庫管理システム3からの商品情報に基づき、そのユーザ端末に関連する店舗に適した再利用商品の買取り査定を補助する査定情報をそのユーザ端末に送る。
【0051】
従って、この実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムによれば、店舗ごとのトレンドや売れ筋に適した査定額や売買価格、商品構成の設定および、その商品構成に基づく商材の店舗間移動等ができるので、再利用商品の買取りや販売を適切に補助することができる。そして、買い取ろうとしている商品についての商品知識が全くないか十分でないユーザでも、その商品の買取り業務を適切に行うことができる。
【0052】
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上記図示例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができ、例えば、査定システム店舗部1は、ユーザ端末を介して在庫管理システム3に、そのユーザ端末に関連する店舗の周辺での実情に適する価格への特定商品の査定価格の値上げまたは値下げを求めるユーザの提案を送り、在庫管理システム3は、再利用商品の買取り・販売会社の本部でのその提案の検討を経て、その改善行動の指示に上記特定商品の査定価格の値上げまたは値下げを反映させてもよい。
【0053】
また、上記実施形態では商品の売却希望の客は、この実施形態の再利用商品の買取り・販売補助システムのユーザがユーザ端末によりステップS21~ステップS27でブランド名やブランドタグ画像を入力して画面表示させた買取り基準表を参照してその商品の買取り価格を確認するが、代わりに、商品の売却希望の客が、例えば客自身のスマートフォン等の端末からあらかじめインターネット等で上記自社ECサイト5にアクセスして自分のログイン名とパスワード等のログイン情報を上記査定システム基幹部2の査定マスタDB(データベース)2a内の客先マスタに登録して、上記自社ECサイト5から上記査定システム店舗部1のステップS21~ステップS27を実行可能な簡易版のアプリケーションプログラムを客自身の端末にインストールしておき、そのアプリケーションプログラムに上記ログイン情報でログインしてそれを実行することで、客自身の端末と査定システム基幹部2とを情報連結し、その端末により上記ステップS21~ステップS27と同様の処理でブランド名やブランドタグ画像等を入力して、その端末に画面表示させた、上記買取り基準表と同様の参考買取り価格表から客自身で事前に参考買取り価格を確認できるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0054】
かくして、この発明の再利用商品の買取り・販売補助システムによれば、店舗ごとのトレンドや売れ筋に適した査定額や売買価格、商品構成の設定および、その商品構成に基づく商材の店舗間移動等ができるので、再利用商品の買取りや販売を適切に補助することができ、しかも、買い取ろうとしている商品についての商品知識が全くないか十分でないユーザでも、その商品の買取り業務を適切に行うことができる。
【符号の説明】
【0055】
1 査定システム店舗部
2 査定システム基幹部
2a 査定マスタDB
2b 基幹マスタDB
2c 検索エンジン
2d 機械学習API
2e 従業員マスタ
2f ブランドマスタ
2g アイテムマスタ
2h 加点要素マスタ
2i 価格マスタ
2j 単品価格マスタ
3 在庫管理システム
4 ストアコンピュータ(POS)
5 自社ECサイト
【要約】 (修正有)
【課題】店舗での再利用商品の買取り・販売を補助する再利用商品の買い取り・販売補助システムを提供する。
【解決手段】再利用商品の買い取り・販売補助システムにおいて、査定システム店舗部では、再利用商品の買取り・販売会社の従業員であるユーザがログインすると、買取り基準表をユーザ端末に画面表示し、当該ユーザに、その買取り基準表から大分類選択を行わせる。そして、客から受け取った売却希望の商品に対し、客から受け取った売却希望の商品が「お返し基準」に該当するか否かにより買取可否確認を行う。買取り可の場合、対象商品のブランドタグ読取を行い、ブランド名を検索し、検索結果のブランド名を確認し、査定対象の商品のブランドランクが「店舗査定ランク」と確認された場合には、ユーザ端末に買取り基準表を画面表示し、ユーザに買取の要否を確認させる。
【選択図】
図2