(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-05
(45)【発行日】2024-04-15
(54)【発明の名称】Bcl-2阻害剤
(51)【国際特許分類】
C07D 498/14 20060101AFI20240408BHJP
C07D 513/14 20060101ALI20240408BHJP
A61K 31/5383 20060101ALI20240408BHJP
A61K 31/542 20060101ALI20240408BHJP
A61K 45/00 20060101ALI20240408BHJP
A61P 3/10 20060101ALI20240408BHJP
A61P 25/18 20060101ALI20240408BHJP
A61P 25/28 20060101ALI20240408BHJP
A61P 35/00 20060101ALI20240408BHJP
A61P 35/02 20060101ALI20240408BHJP
A61P 37/06 20060101ALI20240408BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20240408BHJP
【FI】
C07D498/14 CSP
C07D513/14
A61K31/5383
A61K31/542
A61K45/00
A61P3/10
A61P25/18
A61P25/28
A61P35/00
A61P35/02
A61P37/06
A61P43/00 111
A61P43/00 121
(21)【出願番号】P 2020510576
(86)(22)【出願日】2018-08-22
(86)【国際出願番号】 US2018047444
(87)【国際公開番号】W WO2019040573
(87)【国際公開日】2019-02-28
【審査請求日】2021-08-19
(32)【優先日】2017-08-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2018-01-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521072722
【氏名又は名称】グアンジョウ・ルペン・ファーマシューティカル・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】弁理士法人平木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェン,イー
(72)【発明者】
【氏名】ロウ,ヤン
【審査官】柳本 航佑
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/132474(WO,A1)
【文献】特表2012-511015(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 498/00-498/22
C07D 513/00-513/22
A61K 31/00- 31/80
A61K 45/00
A61P 3/10
A61P 25/18
A61P 25/28
A61P 35/00
A61P 35/02
A61P 37/06
A61P 43/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(A)の化合物
【化1】
(式中、
Q
1は、6員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロシクロアルケニル、又は6員ヘテロアリールであり、
Q
2はアリール又はヘテロアリールであり、
Q
3は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、
Q
4は、
【化2】
であり、
R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、及びR
12の各々は、独立に、H、D、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、ニトロ、
=O、シアノ、OR
a、SR
a、アルキル-R
a、NH(CH
2)
pR
a、C(O)R
a、S(O)R
a、SO
2R
a、C(O)OR
a、OC(O)R
a、NR
bR
c、P(O)R
bR
c、アルキル-P(O)R
bR
c、C(O)N(R
b)R
c、N(R
b)C(O)R
c、S(O)(=N(R
a))R
b、-N=S(O)R
bR
c、SO
2N(R
b)R
c、又はN(R
b)SO
2R
cであり、ここで前記シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
a、R
b、R
c及びR
dは、独立に、H、D、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、シアノ、アミン、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)NHOH、C(O)OH、C(O)NH
2、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノ、
=O、ハロ-アルキルアミノ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、ここで前記アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールは、場合により1つ以上のR
eで置換されており、
R
eは、H、D、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、シアノ、アミン、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)NHOH、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノ、
=O、ハロ-アルキルアミノ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、
Z
1は、結合、(CH
2)
p、N(H)、O、S、C(O)、S(O
2)、OC(O)、C(O)O、OSO
2、S(O
2)O、C(O)S、SC(O)、C(O)C(O)、C(O)N(H)、N(H)C(O)、S(O
2)N(H)、N(H)S(O
2)、OC(O)O、OC(O)S、OC(O)N(H)、N(H)C(O)O、N(H)C(O)S、N(H)C(O)N(H)、(CH
2)
pN(H)(CH
2)
q、(CH
2)
pN(H)C(O)(CH
2)
q、(CH
2)
pC(O)N(H)(CH
2)
q、OC(O)N(H)(CH
2)
p+1N(H)(CH
2)
q、二価アルケニル基、又は二価アルキニル基であり、
Lは、結合、アルキ
レン、アルケニ
レン、アルキニ
レン、シクロアルキ
レン、シクロアルケニ
レン、ヘテロシクロアルキ
レン、ヘテロシクロアルケニ
レン、アリー
レン、又はヘテロアリー
レンであり、ここで前記アルキ
レン、シクロアルキ
レン、シクロアルケニ
レン、ヘテロシクロアルキ
レン、ヘテロシクロアルケニ
レン、アリー
レン、又はヘテロアリー
レンは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
Y、W、及びW
2の各々は、独立に、CH又はNであり、
W
1はNであり、
W
3はO又はN(R
a)であり、
VはN、C、又はCHであり、
R
9基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
9の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
2基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
2の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
10基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
10の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
11及びR
12基は、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
11又はR
12の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
10及びR
2基は、それらが結合している原子と共に、場合によりヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
10又はR
2の前記ヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
4及び-Z
1-L-R
6基は、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールを形成してもよく、ここでR
4
、-Z
1
-L-R
6
基及びそれらが結合している原子から形成される前記シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
b及びR
c基は、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
b及びR
cの前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
eで置換されており、
R
d基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
dの前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
eで置換されており、
R
e基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、
jは
、0、1、2、3、4、5、6、7、又は8であり、
kは
、0、1、2、3、4、5、又は6であり、
m、n、p、及びqの各々は、独立に、0、1、2、3、又は4であり、
ただし
、
【化3】
が、
【化4】
である場合には、-Z
1-L-R
6は、
【化5】
ではない)
若しくはそのN-酸化物、又は前記式(A)の化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項2】
式(B)により表され:
【化6】
式中、
Z
2は、-O-、-CH
2-、-C(O)-、-N(R
a)-、-S-、-S(O)-、-S(O
2)-、-S(O)(=N(R
a))-、-P(O)(R
a)-であり、Z
2のR
aは、独立に、H、D、C
1~C
6アルキル、C
2~C
6アルケニル、C
1~C
6アルキルカルボニル、C
1~C
6アルコキシカルボニル、C
3~C
6シクロアルキル、5~8員単環式ヘテロシクロアルキル、C
6~C
14アリール、又は5~8員単環式ヘテロアリールであり、ここで前記C
1~C
6アルキル、C
3~C
6シクロアルキル、5~8員単環式ヘテロシクロアルキル、C
6~C
14アリール、5~8員単環式ヘテロアリールは、場合により1つ以上のReで置換されており、
Aは、-(CR
2R
2)
r-又は-O-であり、rは、0、1、2、又は3であり、
各R
2は、独立に、H、-(C
1~C
4)アルコキシ、場合により-(C
1~C
4)アルコキシで置換されている-(C
1~C
4)アルキルであるか、又は
R
2基の2つは、それらが結合している同じ炭素原子と共に、-(C
3~C
6)シクロアルキル若しくは4~6員
ヘテロシクロアルキルを形成し、ここで前記-(C
3~C
6)シクロアルキル又は4~6員
ヘテロシクロアルキルは、場合により-(C
1~C
4)アルキル、-(C
1~C
4)ハロアルキル又はオキセタニルで置換されている、
請求項1に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項3】
式(C)により表され:
【化7】
式中、R
1は、H、D、ハロ又は-(C
1~C
4)アルキルである、
請求項2に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項4】
式(D)により表され:
【化8】
式中、
R
5は、独立に、ニトロ、ハロ、又は-SO
2R
aであり、R
5のR
aは、-(C
1~C
4)アルキル又は-(C
1~C
4)ハロアルキルであり、
Z
1は、結合、NH、N(H)(CH
2)
q、O、S、又は-(C
1~C
4)アルキレンであり、qは、1、2、又は3であり、
Lは、結合、又は場合により-(C
3~C
6)シクロアルキルで置換されている-(C
1~C
4)アルキレンであり、
R
6は、H、D、-P(O)(N(CH
3)
2)(OEt)、-(C
3~C
6)シクロアルキル、フェニル、5~7員
ヘテロシクロアルキル、8~10員二環式環であり、ここで前記-(C
3~C
6)シクロアルキル、フェニル、5~7員
ヘテロシクロアルキル、又は
8~10員二環式環は、場合によりハロ、-OH、-CN、-COOH、-NH
2、-N(CH
3)
2、-(C
1~C
4)アルキル、-(C
1~C
4)アルコキシ、シクロプロピル、4~6員
ヘテロシクロアルキル、-CH
2P(O)(OH)
2、-CH
2P(O)((C
1~C
4)アルコキシ)
2、-P(O)((C
1~C
4)アルキル)
2、又は-N=S(O)((C
1~C
4)アルキル)
2で置換されている、請求項3に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項5】
R
9は、独立に、D、ハロ、-OH、CN、-NH
2、=O、-(C
1~C
4)アルキル、-(C
1~C
4)アルコキシ、-(C
1~C
4)ハロアルキル、-(C
1~C
4)ヒドロキシアルキル、-(C
3~C
6)シクロアルキル、又は1,3-ジチオラニルであり、kが0、1、2、3、又は4である、請求項4に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項6】
Aは-CH
2-又は-O-である、請求項4又は5に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項7】
各R
2は独立に-CH
3であり、nは0又は2である、請求項4から6のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項8】
Z
2は-O-である、請求項4から7のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項9】
R
1はClである、請求項4から8のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項10】
R
5はニトロである、請求項4から9のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項11】
Z
1は、結合、NH又はOである、請求項4から10のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項12】
Z
2は、-O-、-CH
2-、-C(O)-、-NH-、-N-(オキセタニル)-、-S-、-S(O)-、-S(O
2)-、-S(O)(=NH)-、-S(O)(=NCH
3)-、又は-P(O)(CH
3)-である、請求項4から7のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項13】
R
6は、H、D、-(C
3~C
6)シクロアルキル、フェニル、テトラヒドロ-2H-ピラニル、又は1,4-ジオキサニルであり、ここで前記-(C
3~C
6)シクロアルキル、フェニル、テトラヒドロ-2H-ピラニル又は1,4-ジオキサニルは、場合によりハロゲン、-OH、=O、-(C
1~C
4)アルキル、又は-(C
1~C
4)アルコキシから選択される1又は2つの基で置換されている、請求項4から12のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項14】
R
6はテトラヒドロ-2H-ピラニル又は1,4-ジオキサニルであり、ここで前記テトラヒドロ-2H-ピラニル又は1,4-ジオキサニルは、場合によりハロゲンから選択される1又は2つの基で置換されている、請求項4から13のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項15】
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,2-ジメチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(4,4-ジオキシド-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル-2,2,3,3-d4)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジメチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
N-((4-((((R)-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-((S)-3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((((S)-2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-((S)-3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
N-((4-((((S)-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-((S)-3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((((R)-2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-((S)-3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、又は
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド
である、請求項1に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態。
【請求項16】
化合物が、(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミドである、化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項17】
化合物が、(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミドである、化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項18】
化合物が、4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミドである、化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項19】
化合物が、4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミドである、化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項20】
請求項1
~19のいずれか一項に記載
の化合物若しくはそのN-酸化物、又は前
記化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態、及び薬学的に許容可能な希釈剤又は担体を含む医薬組成物。
【請求項21】
新生物疾患、自己免疫疾患、又は神経変性疾患を治療するための医薬組成物であって、有効量の請求項1
~19のいずれか一項に記載
の化合物若しくはそのN-酸化物、又は前
記化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、互変異性体、立体異性体、若しくは同位体形態を含む、医薬組成物。
【請求項22】
新生物疾患、自己免疫疾患、又は神経変性疾患は、異常なBcl-2活性によって特徴づけられる、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項23】
異常なBcl-2活性が、向上した又は増加したBcl-2活性である、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
新生物疾患、自己免疫疾患、又は神経変性疾患は、血液悪性腫瘍/癌、I型糖尿病、又は統合失調症である、請求項22又は23に記載の医薬組成物。
【請求項25】
新生物疾患は、骨髄腫、多発性骨髄腫、リンパ腫、濾胞性リンパ腫(FL)、非ホジキンリンパ腫、白血病、急性白血病、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性リンパ芽球性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、肺癌、黒色腫、乳癌、又は前立腺癌(それらの薬物耐性癌を含む)である、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項26】
急性リンパ芽球性白血病が、BCL-2依存性急性リンパ芽球性白血病又は小児急性リンパ芽球性白血病である、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項27】
慢性リンパ芽球性白血病が、再発性/不応性慢性リンパ芽球性白血病又はdel(17p)慢性リンパ芽球性白血病である、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項28】
慢性骨髄性白血病が、急性転化慢性骨髄性白血病である、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項29】
肺癌が、小細胞肺癌である、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項30】
新生物疾患を治療するのに有効な1つ以上のさらなる治療と組み合わされて投与される、請求項20から29のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項31】
新生物疾患を治療するのに有効な1つ以上のさらなる治療が、手術、放射線療法、化学療法剤の投与、標的療法、抗体薬物コンジュゲートの投与、免疫療法、又はCAR-T療法を含む、請求項30に記載の医薬組成物。
【請求項32】
化学療法剤が、ベンダムスチン、NL-101、シスプラチン、カルボプラチン、エトポシド、又はトポテカンである、請求項31に記載の医薬組成物。
【請求項33】
標的療法が、リツキシマブ、イブルチニブ、ACP-196、又はイデラリシブを投与することを含む、請求項31に記載の医薬組成物。
【請求項34】
抗体薬物コンジュゲートが、ブレンツキシマブベドチンである、請求項31に記載の医薬組成物。
【請求項35】
免疫療法が、ペムブロリズマブ、ニボルマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブ、又はアベルマブを投与することを含む、請求項31に記載の医薬組成物。
【請求項36】
CAR-T療法が、チサゲンレクルユーセル又はアキシカブタゲンシロロイセルを投与することを含む、請求項31に記載の医薬組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、2017年8月23日出願の米国特許仮出願第62/549,081号及び2018年1月9日出願の米国特許仮出願第62/615,007号の出願日の利益を主張する。上記の出願の各々の全体の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
アポトーシス、又はプログラム細胞死は、不必要な老齢の損傷細胞を除去するための主要な機序である、保存及び制御されたプロセスである。アポトーシスシグナル伝達をブロックする能力は、癌の主要な特徴であることから、腫瘍形成、腫瘍維持及び化学療法抵抗性にとって重要である[Hanahan, D. & Weinberg, R.A. The hallmarks of cancer. Cell、100巻、57~70頁(2000年)]。BCL-2ファミリーにおける死滅促進性(prodeath)タンパク質(例えば、BCL-2関連Xタンパク質(BAX)、BCL-2アンタゴニスト/キラー1(BAK)、BCL-2関連細胞死のアゴニスト(BAD)、BCL-2様11(BIM)、NOXA及びBCL-2結合成分3(PUMA))と、生存促進性(prosurvival)タンパク質(BCL-2、BCL-XL、BCL-2様2(BCL-W)、骨髄性細胞白血病配列1(MCL-1)及びBCL-2関連タンパク質A1(BFL-1))との間の動的結合相互作用が、プログラム細胞死へのコミットメントをコントロールする。これらの対抗する勢力間の均衡を変えることによって、癌細胞が正常なアポトーシスを弱め、生存優位性を獲得する1つの手段を得ている[Youle, R.J. & Strasser, A.、The BCL-2 protein family: opposing activities that mediate cell death. Nat. Rev. Mol. Cell Biol. 9巻、47~59頁(2008年)]。
【0003】
BCL-2は、最初に特定されたアポトーシス制御因子であり、もともとヒトB細胞リンパ腫中に存在するt(14;18)転座のブレークポイントからクローニングされた[Tsujimoto, Y.ら、Science、228巻、1440~1443頁(1985年); Cleary, M.L.ら、Cell、47巻、19~28頁(1986年); Boise, L.H.ら、Cell、74巻、597~608頁(1993年)]。このタンパク質は、複数のリンパ系悪性腫瘍の生存において主要な役割を有することが以前より示されている[Vaux, D.L.ら、pre-B cells.、Nature、335巻、440~442頁(1988年)]。Bcl-2タンパク質の過剰発現は、様々な癌及び免疫系の障害において、化学療法、臨床成果、疾患進行、全体的予後又はこれらの組合せに対する耐性に相関する。膀胱癌、脳癌、乳癌、骨髄癌、子宮頸癌、慢性リンパ球性白血病、結腸直腸癌、食道癌、肝細胞癌、リンパ芽球性白血病、濾胞性リンパ腫、T細胞又はB細胞起源のリンパ系悪性腫瘍、黒色腫、骨髄性白血病、骨髄腫、口腔癌、卵巣癌、非小細胞肺癌、前立腺癌、小細胞肺癌、脾臓癌などへのBcl-2タンパク質の関与は、WO 2005/049593として公開されたPCT US2004/36770、及び、WO 2005/024636として公開されたPCT US2004/37911に記載されている。免疫疾患及び自己免疫疾患におけるBcl-2タンパク質の関与は、Current Allergy and Asthma Reports、2003年、3巻、378~384頁; British Journal of Hematology、2000年、110巻(3号)、584~90頁; Blood、2000年、95巻(4号)、1283~92頁;及びNew England Journal of Medicine、2004年、351巻(14号)、1409~1418頁に記載されている。関節炎におけるBcl-2タンパク質の関与は、WO 2009/064938に開示されている。骨髄移植片拒絶におけるBcl-2タンパク質の関与は、US 2008-0182845A1に開示されている。すべては参照により本明細書に組み込まれる。
【0004】
最近10年間で、いくつかのBcl-2阻害剤、例えば、以下に示されているようなABT-737、ABT-263、及びABT-199などが特定され、癌治療のためのヒト臨床試験に入っている。
【0005】
【0006】
ABT-737は、核磁気共鳴(NMR)ベースのスクリーニング、並行合成及び構造ベースの断片ドラッグデザインにより発見された[Tillman Oltersdorfら、Nature、435巻、2005年、677頁]。ABT-737は、以前に報告された化合物よりも2~3桁強力な親和性を有する、抗アポトーシスタンパク質、Bcl-2、Bcl-XL及びBcl-wの小分子阻害剤である。機構研究は、ABT-737がアポトーシスプロセスを直接開始するのではなく、死亡シグナルの効果を向上し、化学療法薬及び放射線との相乗的細胞毒性を示すことを明らかにしている。ABT-737は、リンパ腫及び小細胞肺癌株からの細胞、並びに患者由来の初代細胞の単剤機序ベースの細胞死滅を示しており、動物モデルにおいてABT-737は、生存を改善し、確立した腫瘍の退縮を引き起こし、高いパーセンテージのマウスにおいて治癒をもたらしている。残念なことに、ABT-737は、経口的バイオアベイラビリティがなく、静脈内送達用のその製剤はその低い水性溶解性が妨げとなっている。
【0007】
大規模なMedChemの取組み後、経口的バイオアベイラビリティがあるBcl-2阻害剤ABT-263(ナビトクラックス)が開発されている[Cheol-Min Parkら、J. Med. Chem.、2008年、51巻、6902~6915頁]。ABT-263は、Ki≦0.5nM、≦1nM及び≦1nMを有する、Bcl-xL、Bcl-2及びBcl-wの有力な阻害剤である。ABT-263は、SCLC H146細胞株に対して110nMのIC50を有する。H345異種移植片モデルにおいてABT-263が100mg/kg/日で投与された場合、TGI 80%であり、治療した腫瘍の20%が腫瘍容積の少なくとも50%の減少を示すという大幅な抗腫瘍効力が観察されている。ABT-263の経口投与は単独で、小細胞肺癌及び急性リンパ芽球性白血病の異種移植片モデルにおいて完全な腫瘍退縮を引き起こしている[Tse Cら、Cancer Res.、2008年、68巻(9号)、3421~3428頁]。しかし、臨床試験では、ABT-263(ナビトクラックス)によるBCL-XLの阻害は、循環している血小板の数の急速な、濃度依存性減少を誘発する。この機序ベースの血小板減少症は、患者における単剤ナビトクラックス治療の用量制限毒性であり、薬物濃度を非常に効果的な範囲へと推進させる能力を制限する。
【0008】
よって、BCL-2選択的(BCL-XL温存)阻害剤であれば、リンパ系悪性腫瘍における効力を維持しながら、血小板減少症を実質的に減少させる結果となる。得られる治療濃度域の増加は、BCL-2依存性腫瘍型においてより大きなBCL-2抑制及び臨床効能をもたらすはずである。大規模なMedChemの取組み後、ABT-199(GDC-0199)の開発に成功した[Andrew J Souersら、Nature Medicine、19巻、22号、202頁、2013年]。ABT-199は、Ki<0.01nMを有し、Bcl-xL及びBcl-wとの対比で>4800倍の選択性があり、Mcl-1に対して活性のないBcl-2-選択的阻害剤である。ABT-199は、8nMのEC50で、RS4;11細胞を強力に阻害する。さらに、ABT-199は、シトクロムcの放出、カスパーゼ活性化、及びサブG0/G1 DNAの蓄積により、RS4;11細胞において急速なアポトーシスを誘発する。定量的免疫ブロットは、ABT-199に対する感受性が、NHL、DLBCL、MCL、AML及びALLの細胞株を含むBcl-2の発現と強く相関することを明らかにしている。ABT-199はまた、平均3.0nMのEC50で、CLLにおいてアポトーシスを誘発する。ABT-199の100mg/kgの単回用量は、RS4;11異種移植片において、95%の最大腫瘍成長阻害及び152%の腫瘍成長遅延を引き起こす。ABT-199はまた、単剤として又はベンダムスチン及び他の薬剤と併用して異種移植片成長(DoHH2、Granta-519)を阻害する。ヒト相I及びIIデータは、ABT-199が17p欠失を有するCLLに対して非常に効果的であることを示し、2016年FDAにより認可された。
【0009】
WO/2017/132474は新規クラスのBCL-2阻害剤を開示している。しかし、本技術分野においてより有力なBCL-2阻害剤の探索の継続に対して強い必要性が依然として存在する。
【発明の概要】
【0010】
第1の実施形態において、本発明は、式(A)の化合物若しくはそのN-酸化物、又は前記式(A)の化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し:
【0011】
【化2】
式中、
Q
1は、6員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロシクロアルケニル、又は6員ヘテロアリールであり、
Q
2はアリール、又はヘテロアリールであり、
Q
3は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、
Q
4は、
【化3】
であり、
R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、及びR
12の各々は、独立に、H、D、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、ニトロ、オキソ、シアノ、OR
a、SR
a、アルキル-R
a、NH(CH
2)
pR
a、C(O)R
a、S(O)R
a、SO
2R
a、C(O)OR
a、OC(O)R
a、NR
bR
c、P(O)R
bR
c、アルキル-P(O)R
bR
c、C(O)N(R
b)R
c、N(R
b)C(O)R
c、S(O)(=N(R
a))R
b、-N=S(O)R
bR
c、SO
2N(R
b)R
c、又はN(R
b)SO
2R
cであり、ここで前記シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
a、R
b、R
c及びR
dは、独立に、H、D、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、シアノ、アミン、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)NHOH、C(O)OH、C(O)NH
2、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノ、オキソ、ハロ-アルキルアミノ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、ここで前記アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールは、場合により1つ以上のR
eで置換されており、
R
eは、H、D、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、シアノ、アミン、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)NHOH、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノ、オキソ、ハロ-アルキルアミノ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、
Z
1は、結合、(CH
2)
p、N(H)、O、S、C(O)、S(O
2)、OC(O)、C(O)O、OSO
2、S(O
2)O、C(O)S、SC(O)、C(O)C(O)、C(O)N(H)、N(H)C(O)、S(O
2)N(H)、N(H)S(O
2)、OC(O)O、OC(O)S、OC(O)N(H)、N(H)C(O)O、N(H)C(O)S、N(H)C(O)N(H)、(CH
2)
pN(H)(CH
2)
q、(CH
2)
pN(H)C(O)(CH
2)
q、(CH
2)
pC(O)N(H)(CH
2)
q、OC(O)N(H)(CH
2)
p+1N(H)(CH
2)
q、二価アルケニル基、又は二価アルキニル基であり、
Lは、結合、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、ここで前記アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
Y、W、及びW
2の各々は、独立に、CH又はNであり、
W
1はNであり、
W
3はO又はN(R
a)であり、
VはN、C、又はCHであり、
R
9基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
9の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
2基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
2の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
10基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
10の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
11及びR
12基は、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
11又はR
12の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
10及びR
2基は、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
10又はR
2の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
4及び-Z
1-L-R
6基は、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールを形成してもよく、ここでR
4の前記シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
b及びR
c基は、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
b及びR
cの前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
eで置換されており、
R
d基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
dの前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
eで置換されており、
R
e基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、
j及びkの各々は、独立に、0、1、2、3、4、5、6、7、又は8であり、
m、n、p、q、及びrの各々は、独立に、0、1、2、3、又は4であり、
ただし、場合により、
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
第2の実施形態において、本発明は、式(B)により表される化合物若しくはそのN-酸化物、又は前記式(B)の化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し:
【0016】
【化7】
式中、
Z
2は、-O-、-CH
2、-C(O)、-N(R
a)-、-S-、-S(O)-、-S(O
2)-、-S(O)(=N(R
a))-、又は-P(O)(R
a)-であり、
Aは、-C(R
2R
2)
r-、又は-O-であり、
Z
2は、-O-、-CH
2-、-C(O)-、-N(R
a)-、-S-、-S(O)-、-S(O
2)-、-S(O)(=N(R
a))-、-P(O)(R
a)-であり、Z
2のR
aは、独立に、H、D、C
1~C
6アルキル、C
2~C
6アルケニル、C
1~C
6アルキルカルボニル、C
1~C
6アルコキシカルボニル、C
3~C
6シクロアルキル、5~8員単環式ヘテロシクロアルキル、C
6~C
14アリール、又は5~8員単環式ヘテロアリールであり、ここで前記C
1~C
6アルキル、C
3~C
6シクロアルキル、5~8員単環式ヘテロシクロアルキル、C
6~C
14アリール、5~8員単環式ヘテロアリールは、場合により1つ以上のReで置換されており、
Aは、-(CR
2R
2)
r-又は-O-であり、rは、0、1、2、又は3であり、
各R
2は、独立に、H、-(C
1~C
4)アルコキシ、場合により-(C
1~C
4)アルコキシで置換されている-(C
1~C
4)アルキルであるか、又は
R
2基の2つは、それらが結合している同じ炭素原子と共に、-(C
3~C
6)シクロアルキル若しくは4~6員複素環式環を形成し、ここで-(C
3~C
6)シクロアルキル又は4~6員複素環式環は、場合により-(C
1~C
4)アルキル、-(C
1~C
4)ハロアルキル又はオキセタニルで置換されており、残りの可変要素は第1の実施形態で定義されている通りである。
【0017】
第3の実施形態において、本発明は、式(C)により表される化合物若しくはそのN-酸化物、又は前記式(C)の化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し:
【0018】
【化8】
式中、R
1は、H、D、ハロ又は-(C
1~C
4)アルキルであり、残りの可変要素は第1及び/又は第2の実施形態で定義されている通りである。
【0019】
第4の実施形態において、本発明は、式(D)により表される化合物若しくはそのN-酸化物、又は前記式(D)の化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し:
【0020】
【化9】
式中、
R
5は、独立に、ニトロ、ハロ、又は-SO
2R
aであり、R
5のR
aは、-(C
1~C
4)アルキル又は-(C
1~C
4)ハロアルキルであり、
Z
1は、非存在、NH、N(H)(CH
2)
q、O、S、又は-(C
1~C
4)アルキレンであり、qは、1、2、又は3であり、
Lは、非存在、又は場合により-(C
3~C
6)シクロアルキルで置換されている-(C
1~C
4)アルキレンであり、
R
6は、H、D、-N(CH
3)-(C
1~C
4)アルキレン-P(O)((C
1~C
4)アルコキシ)
2、-P(O)(N(CH
3)
2)(OEt)、-P(O)(O-(C
1~C
4)アルキレン-O-CO-(C
1~C
4)アルキル)
2、-(C
3~C
6)シクロアルキル、フェニル、5~7員ヘテロシクリル、8~10員二環式環であり、ここで-(C
3~C
6)シクロアルキル、フェニル、5~7員ヘテロシクリル、又は7~10員二環式環は、場合によりハロ、-OH、-CN、-COOH、-NH
2、-N(CH
3)
2、-(C
1~C
4)アルキル、-(C
1~C
4)アルコキシ、シクロプロピル、4~6員ヘテロシクリル、-CH
2P(O)(OH)
2、-CH
2P(O)((C
1~C
4)アルコキシ)
2、-P(O)((C
1~C
4)アルキル)
2、又は-N=S(O)((C
1~C
4)アルキル)
2で置換されており、残りの可変要素は、第1、第2、及び/又は第3の実施形態で定義されている通りである。
【0021】
第5の実施形態において、本発明は、構造式A、B、C、若しくはDによる化合物、若しくはそのN-酸化物、又は前記式A、B、C、若しくはDの化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し、ここで、R9は、独立に、D、ハロ、-OH、CN、-NH2、=O、-(C1~C4)アルキル、-(C1~C4)アルコキシ、-(C1~C4)ハロアルキル、-(C1~C4)ヒドロキシアルキル、-(C3~C6)シクロアルキル、又は1,3-ジチオラニルであり、kは0、1、2、3、又は4であり、残りの可変要素は、第1、第2、第3、及び/又は第4の実施形態で定義されている通りである。
【0022】
第6の実施形態において、本発明は、構造式A、B、C、若しくはDによる化合物、若しくはそのN-酸化物、又は前記式A、B、C、若しくはDの化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し、ここで、Aは-CH2-又は-O-であり、残りの可変要素は、第1、第2、第3、第4、及び/又は第5の実施形態で定義されている通りである。
【0023】
第7の実施形態において、本発明は、構造式A、B、C、若しくはDによる化合物、若しくはそのN-酸化物、又は前記式A、B、C、若しくはDの化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し、ここで、各R2は、独立に、-CH3であり、nは0又は2であり、残りの可変要素は、第1、第2、第3、第4、第5及び/又は第6の実施形態で定義されている通りである。
【0024】
第8の実施形態において、本発明は、構造式A、B、C、若しくはDによる化合物、若しくはそのN-酸化物、又は前記式A、B、C、若しくはDの化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し、ここで、Z2は-O-であり、残りの可変要素は、第1、第2、第3、第4、第5、第6及び/又は第7の実施形態で定義されている通りである。
【0025】
第9の実施形態において、本発明は、構造式A、B、C、若しくはDによる化合物、若しくはそのN-酸化物、又は前記式A、B、C、若しくはDの化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し、ここで、R1は、ハロ、例えば、Clであり、残りの可変要素は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7及び/又は第8の実施形態で定義されている通りである。
【0026】
第10の実施形態において、本発明は、構造式A、B、C、若しくはDによる化合物、若しくはそのN-酸化物、又は前記式A、B、C、若しくはDの化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し、ここで、R5はニトロであり、残りの可変要素は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8及び/又は第9の実施形態で定義されている通りである。
【0027】
第11の実施形態において、本発明は、構造式A、B、C、若しくはDによる化合物、若しくはそのN-酸化物、又は前記式A、B、C、若しくはDの化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し、ここで、Z1は、非存在、NH又はOであり、残りの可変要素は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9及び/又は第10の実施形態で定義されている通りである。
【0028】
第12の実施形態において、本発明は、構造式A、B、C、若しくはDによる化合物、若しくはそのN-酸化物、又は前記式A、B、C、若しくはDの化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し、ここで、Z2は、-O-、-CH2-、-C(O)-、-NH-、-N-(オキセタニル)-、-S-、-S(O)-、-S(O2)-、-S(O)(=NH)-、-S(O)(=NCH3)-、又は-P(O)(CH3)-であり、残りの可変要素は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10及び/又は第11の実施形態で定義されている通りである。
【0029】
第13の実施形態において、本発明は、構造式A、B、C、若しくはDによる化合物、若しくはそのN-酸化物、又は前記式A、B、C、若しくはDの化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し、ここで、R6は、H、D、-(C3~C6)シクロアルキル、フェニル、テトラヒドロ-2H-ピラニル、又は1,4-ジオキサニルであり、-(C3~C6)シクロアルキル、フェニル、テトラヒドロ-2H-ピラニル又は1,4-ジオキサニルは、場合によりハロゲン、-OH、=O、-(C1~C4)アルキル、又は-(C1~C4)アルコキシから選択される1又は2つの基で置換されており、残りの可変要素は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11及び/又は第12の実施形態で定義されている通りである。
【0030】
第14の実施形態において、本発明は、構造式A、B、C、若しくはDによる化合物、若しくはそのN-酸化物、又は前記式A、B、C、若しくはDの化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを提供し、ここで、R6は、テトラヒドロ-2H-ピラニル又は1,4-ジオキサニルであり、テトラヒドロ-2H-ピラニル又は1,4-ジオキサニルは、場合により1又は2つのハロゲンで置換されており、残りの可変要素は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11、第12及び/又は第13の実施形態で定義されている通りである。
【0031】
例えば、構造式A、B、C、若しくはDによる化合物、若しくはそのN-酸化物、又は前記式A、B、C、若しくはDの化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグにおいて、Z1は-NH-であり、Lは-CH2-であり、R6は、場合により1又は2つのハロゲン基で置換されているテトラヒドロ-2H-ピラニル又は1,4-ジオキサニルであり、好ましくは、Aは-CH2-又は-O-であり、R1はClであり、R5はニトロであり、Z2は-O-であり、各R2は独立に-CH3であり、nは0又は2であり、R9はメチル(kは1である)又はハロ(kは2、例えば、ジフルオロである)である。
【0032】
非修飾化合物と比較して改善された(例えば、向上した、より高い)医薬溶解性、安定性、バイオアベイラビリティ、及び/又は治療指数を有する修飾を含む、そのような化合物のいずれか1つの修飾化合物も考えられる。例示的な修飾物の例としては、(限定はされないが)適用可能なプロドラッグ誘導体、及び重水素富化化合物が挙げられる。
【0033】
新生物疾患の治療における使用、それらの治療上の使用、及び疾患/病気を治療するための薬剤の製造における化合物の使用のための本明細書に記載の化合物の1つ以上(例えば、式(A)~(D)のいずれか1つ、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ又はそのN-酸化物)、その修飾物、及び/又は塩、並びに薬学的に許容可能な希釈剤又は担体を含有する医薬組成物も、本発明の範囲内である。
【0034】
本発明は、有効量の本明細書に記載の本発明の1つ以上の化合物(例えば、式(A)~(D)のいずれか1つ、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ又はそのN-酸化物)、その修飾物、及び/又は塩、或いは本発明の化合物(複数可)を含む医薬組成物を、それを必要とする対象に投与することによる、新生物疾患又は自己免疫疾患を治療する方法にも関する。
【0035】
特定の実施形態において、新生物疾患、自己免疫疾患、又は神経変性疾患は、異常な(例えば、向上した、又は増加した)Bcl-2活性によって特徴づけられる。例えば、新生物疾患は血液悪性腫瘍又は固形腫瘍を含む癌であってよく、自己免疫疾患はI型糖尿病であってよく、神経変性疾患は統合失調症であってよい。
【0036】
特定の実施形態において、新生物疾患は、骨髄腫、多発性骨髄腫、リンパ腫、濾胞性リンパ腫(FL)、非ホジキンリンパ腫、白血病、急性白血病、急性リンパ芽球性白血病(ALL)(例えば、BCL-2依存性ALL及び小児ALL)、慢性リンパ芽球性白血病(CLL)(例えば、再発性/不応性CLL、del(17p)CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)(例えば、急性転化CML)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、肺癌、例えば、小細胞肺癌(SCLC)、黒色腫、乳癌、又は前立腺癌(それらの薬物耐性癌を含む)である。
【0037】
特定の実施形態において、方法は、新生物疾患を治療するのに有効な1つ以上のさらなる治療(複数可)、例えば、手術、放射線療法、化学療法剤(例えば、ベンダムスチン、NL-101(7-(5-(ビス(2-クロロエチル)アミノ)-1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)-N-ヒドロキシヘプタンアミド)、シスプラチン、カルボプラチン、エトポシド、トポテカン)、標的療法(例えば、抗CD20抗体、例えば、リツキシマブ、ブルトンチロシンキナーゼ阻害剤、例えば、イブルチニブ及びアカラブルチニブ(ACP-196)、PI3Kδ阻害剤、例えば、イデラリシブ);抗体薬物コンジュゲート又はADC(例えば、抗CD30 ADCブレンツキシマブベドチン)、免疫療法(例えば、ペムブロリズマブ及びニボルマブを含む抗PD-1抗体、又はアテゾリズマブ、デュルバルマブ、及びアベルマブを含む抗PD-L1抗体)、又はCAR-T療法(例えば、チサゲンレクルユーセル、アキシカブタゲンシロロイセル)を投与することをさらに含む。
【0038】
上記参照された疾患又は状態の治療のための薬剤の調製のための、1つ以上の本発明の化合物、若しくはその薬学的に許容可能な塩、又は1つ以上の本発明の化合物を含む医薬組成物の使用も本明細書に提供されている。
【0039】
別の実施形態において、上記参照された疾患又は状態の治療における使用のための、本発明の化合物、若しくはその薬学的に許容可能な塩、又は開示化合物の1つ以上を含む医薬組成物が本明細書に提供されている。
【0040】
本発明の1つ以上の実施形態の詳細を以下の説明に示す。本発明の他の特徴、目的、及び利点は、説明から及び特許請求の範囲から明らかとなる。実施例及び当初の特許請求の範囲に記載される任意の具体的な特徴を含めた、本明細書に記載の本発明のあらゆる実施形態/特徴(化合物、医薬組成物、作製/使用の方法など)は、適用不可能でない限り又は明確に否定されない限り、互いに組み合わせることができることを理解するべきである。
【発明を実施するための形態】
【0041】
本明細書に記載の例示的な化合物としては、限定はされないが、以下が挙げられる:
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル-2,2,3,3-d4)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジメチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,2-ジメチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2’H-スピロ[シクロプロパン-1,3’-ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン]-1’(6’H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3,4,6-テトラヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b][1,5]ナフチリジン-1-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2-オキソ-2,3,4,6-テトラヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b][1,5]ナフチリジン-1-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(3-オキソ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(4-オキソ-2,3,4,6-テトラヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b][1,5]ナフチリジン-1-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3,4,6-テトラヒドロ-1H-ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b]ピラジン-1-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(4,4-ジオキシド-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(4-(メチルイミノ)-4-オキシド-2,3,4,6-テトラヒドロ-1H-4λ4-ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((2-モルホリノエチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-メチルモルホリン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((4-(オキセタン-3-イル)モルホリン-2-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((((1r,4r)-4-メトキシシクロヘキシル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
【0042】
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((((1s,4s)-4-ヒドロキシ-4-メチルシクロヘキシル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((((1s,4s)-4-エチル-4-ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1s,4s)-4-モルホリノシクロヘキシル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((4-(シクロプロピルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メトキシ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(2-モルホリノエトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((4-メチルモルホリン-2-イル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((4-(オキセタン-3-イル)モルホリン-2-イル)メトキシ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((4-ヒドロキシシクロヘキシル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1r,4r)-4-メトキシシクロヘキシル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1s,4s)-4-ヒドロキシ-4-メチルシクロヘキシル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1s,4s)-4-エチル-4-ヒドロキシシクロヘキシル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ピペリジン-4-イル)オキシ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1s,4s)-4-モルホリノシクロヘキシル)オキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((4-(シクロプロピルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((2-(4-クロロフェニル)シクロペンタ-1-エン-1-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((2-(4-クロロフェニル)シクロヘプタ-1-エン-1-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4-(4-クロロフェニル)-6,6-ジメチル-5,6-ジヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-4-(メトキシメチル)-4-メチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-5-フルオロ-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((6-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-5-ニトロピリジン-3-イル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-((トリフルオロメチル)スルホニル)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(6,7-ジヒドロイミダゾ[4’,5’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-8(3H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((9-(4-クロロフェニル)-3-メチル-3-アザスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン-8-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((9-(4-クロロフェニル)-3-(1,3-ジフルオロプロパン-2-イル)-3-アザスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン-8-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
【0043】
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジフルオロ-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((5-(4-クロロフェニル)スピロ[2.5]オクタ-5-エン-6-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((7-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-6-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-3’-フルオロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-3’,5,5-トリメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-4-(4-((4,4-ジメチル-2-(ピリジン-3-イル)シクロヘキサ-1-エン-1-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((2-(1H-インドール-5-イル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-フルオロ-5-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((6-(4-クロロフェニル)-2-オキサスピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-フルオロ-5-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((6-(4-クロロフェニル)-2-オキサスピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((6-(4-クロロフェニル)-2-オキサスピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-6-フルオロベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-5-フルオロベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ビス(メチル-d3)-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)-2-メチルピペラジン-1-イル-2,3,3,5,5,6,6-d7)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
ジエチル((2-(((4-(N-(4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾイル)スルファモイル)-2-ニトロフェニル)アミノ)メチル)モルホリノ)メチル)ホスホネート、
ジエチル(((3-((4-(N-(4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾイル)スルファモイル)-2-ニトロフェニル)アミノ)プロピル)(メチル)アミノ)メチル)ホスホネート、
2-(((2-((4-(N-(4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾイル)スルファモイル)-2-ニトロフェニル)アミノ)エチル)((ピバロイルオキシ)メトキシ)ホスホリル)オキシ)エチルピバレート、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1-メチル-1-オキシドホスフィナン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1-ヒドロキシ-1-オキシドホスフィナン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
((4-(((4-(N-(4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾイル)スルファモイル)-2-ニトロフェニル)アミノ)メチル)-1-オキシドホスフィナン-1-イル)オキシ)メチルピバレート、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-メチル-2-オキシド-1,3,2-オキサザホスフィナン-5-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((2-(2-メチル-2-オキシド-1,3,2-オキサザホスフィナン-3-イル)エチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1-(ジメチルホスホリル)ピペリジン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-(ジメチルホスホリル)-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
N-((4-(((1,4-ジオキサスピロ[4.5]デカン-8-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
N-((4-(((2-オキサスピロ[3.5]ノナン-7-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((2-(ヘキサヒドロフロ[3,4-c]ピリジン-5(3H)-イル)エチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((2-(3-オキソオクタヒドロ-7H-イミダゾ[1,5-d][1,4]ジアゼピン-7-イル)エチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
【0044】
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((2-(3-オキソオクタヒドロ-5H-ピロロ[3,4-c]ピリジン-5-イル)エチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
N-((4-((2-(2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.2]オクタン-5-イル)エチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((3-ヒドロキシ-3-メチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
N-((4-((2-(2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル)エチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
2-((3R)-8-(2-((4-(N-(4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾイル)スルファモイル)-2-ニトロフェニル)アミノ)エチル)-6,6-ジフルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)酢酸、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((2-(6,6-ジフルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)エチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1-イミノ-1-オキシドヘキサヒドロ-1l6-チオピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-(メチルスルホニル)モルホリン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
N-((4-(((4-アミノテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)シクロプロピル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((2-(5,6-ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-7(8H)-イル)エチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((3-(ジフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((3,4,5-トリヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((3,4,5,6-テトラヒドロキシテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4,5-ジヒドロキシ-6,6-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((2,3,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシシクロヘキシル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド
(R)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(1-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(1-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(1-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-5-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-3-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ピコリンアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-6-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ニコチンアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,2-ジメチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-(ヒドロキシメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
【0045】
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(4,4-ジオキシド-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル-2,2,3,3-d4)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジメチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(3’H-スピロ[シクロプロパン-1,2’-ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン]-1’(6’H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2-オキソ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(3-オキソ-2,3,4,6-テトラヒドロ-1H-ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b]ピラジン-1-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(4-オキソ-4,6-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b][1,5]ナフチリジン-1-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(4-メチル-2,3,4,6-テトラヒドロ-1H-ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b]ピラジン-1-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(4-イミノ-4-オキシド-2,3,4,6-テトラヒドロ-1H-4λ4-ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(4-メチル-4-オキシド-2,3,6-トリヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[3,2-b][1,4]アザホスフィニン-1-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((3-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((3-モルホリノプロピル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-メチルモルホリン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((4-(オキセタン-3-イル)モルホリン-2-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-ヒドロキシ-4-メチルシクロヘキシル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((((1s,4s)-4-メトキシシクロヘキシル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((((1r,4r)-4-ヒドロキシ-4-メチルシクロヘキシル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((((1r,4r)-4-エチル-4-ヒドロキシシクロヘキシル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((4-(メチル(オキセタン-3-イル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((1,4,4-トリフルオロシクロヘキシル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((3-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
【0046】
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(3-モルホリノプロポキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((4-メチルモルホリン-2-イル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((4-(オキセタン-3-イル)モルホリン-2-イル)メトキシ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((4-ヒドロキシ-4-メチルシクロヘキシル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1s,4s)-4-メトキシシクロヘキシル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1r,4r)-4-ヒドロキシ-4-メチルシクロヘキシル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1r,4r)-4-エチル-4-ヒドロキシシクロヘキシル)メトキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)オキシ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1r,4r)-4-モルホリノシクロヘキシル)オキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((4-(メチル(オキセタン-3-イル)アミノ)シクロヘキシル)オキシ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((1,4,4-トリフルオロシクロヘキシル)メトキシ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4-(4-クロロフェニル)-5,6-ジヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(Z)-4-(4-((2-(4-クロロフェニル)シクロオクタ-1-エン-1-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-4-メトキシ-4-メチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(5-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン-2-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-(4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニルスルホンイミドイル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((5-クロロ-6-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ピリジン-3-イル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-(S-(トリフルオロメチル)スルホンイミドイル)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロ-[1,4]オキサジノ[3,2-f]インドール-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((9-(4-クロロフェニル)-3-イソプロピル-3-アザスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン-8-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((9-(4-クロロフェニル)-3-(オキセタン-3-イル)-3-アザスピロ[5.5]ウンデカ-8-エン-8-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ビス(フルオロメチル)-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-(1-(4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)シクロプロピル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[2.5]オクタ-5-エン-5-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-2’-フルオロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-2’,5,5-トリメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-4-(4-((4,4-ジメチル-2-(ピリジン-2-イル)シクロヘキサ-1-エン-1-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-4-(4-((4,4-ジメチル-2-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)シクロヘキサ-1-エン-1-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-フルオロ-5-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
【0047】
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((6-(4-クロロフェニル)-2-オキサスピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-フルオロ-5-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-3-フルオロベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-フルオロ-5-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((6-(4-クロロフェニル)スピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-6-フルオロベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ビス(メチル-d3)-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル-2,2,3,3-d4)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
((2-(((4-(N-(4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾイル)スルファモイル)-2-ニトロフェニル)アミノ)メチル)モルホリノ)メチル)ホスホン酸、
ジエチル(2-((2-((4-(N-(4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾイル)スルファモイル)-2-ニトロフェニル)アミノ)エチル)(メチル)アミノ)エチル)ホスホネート、
エチルP-(2-((4-(N-(4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾイル)スルファモイル)-2-ニトロフェニル)アミノ)エチル)-N,N-ジメチルホスホンアミデート、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1-(ジメチルアミノ)-1-オキシドホスフィナン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1-エトキシ-1-オキシドホスフィナン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1-イソプロポキシ-1-オキシドホスフィナン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((1,2,3-トリメチル-2-オキシド-1,3,2-ジアザホスフィナン-5-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((2-(2-メチル-2-オキシド-1,3,2-ジアザホスフィナン-1-イル)エチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-(ジメチルホスホリル)モルホリン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(ジメチルホスホリル)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
N-((4-(((1,4-ジチアスピロ[4.5]デカン-8-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
N-((4-((2-(6-アザスピロ[2.5]オクタン-6-イル)エチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((2-(2,2-ジフルオロ-7-アザスピロ[3.5]ノナン-7-イル)エチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((2-(2-(オキセタン-3-イル)オクタヒドロ-5H-ピロロ[3,4-c]ピリジン-5-イル)エチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((2-(1-オキソオクタヒドロ-5H-ピロロ[3,4-c]ピリジン-5-イル)エチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((3-ヒドロキシビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
N-((4-(((3-アミノ-3-メチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン-6-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((2-(5-(オキセタン-3-イル)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル)エチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
2-((3S)-8-(2-((4-(N-(4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾイル)スルファモイル)-2-ニトロフェニル)アミノ)エチル)-6,6-ジフルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)酢酸、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((2-(6,6-ジフルオロ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)エチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
N-((4-((7-オキサスピロ[3.5]ノナン-2-イル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
【0048】
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((1-(イソプロピルイミノ)-1-オキシドヘキサヒドロ-1l6-チオピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-(S-メチルスルホンイミドイル)モルホリン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-シアノテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-((2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロパン-2-イル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((2-(5,6-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピラジン-7(8H)-イル)エチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((1-(チアゾール-2-イル)ピペリジン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((4-(ジフルオロメトキシ)ベンジル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((3,5-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((3,4,5-トリヒドロキシ-6,6-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((2,3,5-トリヒドロキシテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((3,4,5-トリヒドロキシ-6-(メチルチオ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((3,4,5-トリヒドロキシ-6-(((4,5,6-トリヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メトキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(1-((6-(4-クロロフェニル)-2-オキサスピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(1-((6-(4-クロロフェニル)-2-オキサスピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(1-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-6-(4-((6-(4-クロロフェニル)-2-オキサスピロ[3.5]ノナ-6-エン-7-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-4-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ニコチンアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-6-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ニコチンアミド、
N-((4-((((R)-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-((S)-3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((((S)-2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-((S)-3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
N-((4-((((S)-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-((S)-3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((((R)-2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-((S)-3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
【0049】
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-((ジメチル(オキソ)-l6-スルファニリデン)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((2-(4-((ジメチル(オキソ)-l6-スルファニリデン)アミノ)ピペリジン-1-イル)エチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((4-((1-オキシドテトラヒドロ-1l6-チオフェン-1-イリデン)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、又は
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-((1-(4-((ジメチル(オキソ)-l6-スルファニリデン)アミノ)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド
【0050】
本発明の化合物は1つ以上の不斉炭素原子を含有していてもよい。したがって、化合物は、ジアステレオマー、エナンチオマー、又はそれらの混合物として存在していてもよい。化合物の合成は、ラセミ体、ジアステレオマー、又はエナンチオマーを、出発物質として又は中間体として採用してもよい。ジアステレオマー化合物は、クロマトグラフ法又は結晶化法により分離されてもよい。同様に、エナンチオマー混合物は、同じ技術又は当技術分野において公知のその他の技術を使用して分離されてもよい。不斉炭素原子の各々は、R又はS配置であってもよく、これらの配置は共に本発明の範囲内である。
【0051】
1つ以上のキラル中心を有する化合物は、様々な立体異性形態で存在することができる。立体異性体は、これらの空間的配置のみが異なる化合物である。立体異性体はすべてのジアステレオマー、エナンチオマー、及びエピマー形態並びにラセミ体及びそれらの混合物を含む。
【0052】
「幾何異性体」という用語は、2つの置換基が両方とも環(cis)の同じ側にあるか、置換基が各々環(trans)の反対側にある少なくとも2つの置換基を有する環式化合物を指す。開示化合物が命名されている、又は立体化学が示されずに構造により示されている場合、名称又は構造は、可能な立体異性体、又は幾何異性体の1つ以上、又は包含された立体異性体又は幾何異性体の混合物を包含すると理解されている。
【0053】
幾何異性体が名称又は構造で示されている場合、命名又は示されている異性体は、別の異性体より高い度合で存在すること、つまり命名又は示されている幾何異性体の幾何異性体純度は50%より高い、例えば、少なくとも60重量%、70重量%、80重量%、90重量%、99重量%、又は99.9重量%の純度であることを理解されたい。幾何異性体純度は、混合物中の命名又は示されている幾何異性体の重量を、混合物中のすべての幾何異性体の総重量で割ることにより決定される。
【0054】
ラセミ混合物は、1つのエナンチオマーが50%及びその対応するエナンチオマーが50%であることを意味する。キラル中心の立体化学が示されずに、1つのキラル中心を有する化合物が命名又は示されている場合、名称又は構造は、化合物の両方の可能なエナンチオマー形態(例えば、エナンチオマー的に純粋なもの、エナンチオマー的に富化されたものの両方又はラセミ)を包含すると理解される。キラル中心の立体化学が示されずに、2つ又はそれよりも多くのキラル中心を有する化合物が命名又は示されている場合、名称又は構造は、化合物のすべての可能なジアステレオマー形態(例えば、ジアステレオマー的に純粋なもの、ジアステレオマーが富化されたもの)及び1つ以上のジアステレオマーの等モル混合物(例えば、ラセミ混合物)を包含すると理解される。
【0055】
エナンチオマー及びジアステレオマー混合物は、周知の方法、例えば、キラル相ガスクロマトグラフィー、キラル相高速液体クロマトグラフィー、キラル塩複合体としての化合物の結晶化、又はキラル溶媒中での化合物の結晶化により、これらの構成成分エナンチオマー又は立体異性体へと分解することができる。エナンチオマー及びジアステレオマーはまた、周知の非対称的合成法により、ジアステレオマー的に又はエナンチオマー的に純粋な中間体、試薬、及び触媒から得ることができる。
【0056】
化合物が、単一のエナンチオマーを示す名称又は構造により指定されている場合、別段の指示がない限り、化合物は少なくとも60%、70%、80%、90%、99%又は99.9%光学的に純粋である(「エナンチオマー的に純粋」とも呼ばれる)。光学純度は、混合物中の両エナンチオマーの総重量で割った、混合物中の命名又は示されているエナンチオマーの重量である。
【0057】
開示化合物の立体化学が構造により命名又は示されている、及び命名又は示されている構造が1つより多くの立体異性体(例えば、ジアステレオマー対の場合のように)を包含する場合、包含された立体異性体の1つ又は包含された立体異性体の任意の混合物が含まれると理解されたい。命名又は示されている立体異性体の立体異性純度が少なくとも60重量%、70重量%、80重量%、90重量%、99重量%又は99.9重量%であることをさらに理解されたい。この場合、立体異性純度は、名称又は構造により包含される立体異性体の混合物中の総重量を、すべての立体異性体の混合物中の総重量で割ることにより決定される。
【0058】
非修飾化合物と比較して改善された(例えば、向上した、より高い)医薬溶解性、安定性、バイオアベイラビリティ、及び/又は治療指数を有する修飾を含む、そのような化合物のいずれか1つの修飾化合物も考えられる。修飾物の例としては、限定はされないが、プロドラッグ誘導体、及び重水素富化化合物が挙げられる。例えば:
・ プロドラッグ誘導体:対象に投与されるとインビボで本発明の活性化合物へ転化する、プロドラッグ[Nature Reviews of Drug Discovery、2008年、7巻、255頁]。多くの事例において、プロドラッグ自体も本発明による化合物の範囲内に含まれることに注意する。本発明の化合物のプロドラッグは、標準的な有機反応により、例えば、カルバミル化剤(例えば、1,1-アシルオキシアルキルカルボノクロリデート、パラニトロフェニルカーボネートなど)又はアシル化剤と反応させることにより、調製できる。プロドラッグを作製する方法及び方策のさらなる例は、Bioorganic and Medicinal Chemistry Letters、1994年、4巻、1985頁に記載されている。
・ 重水素富化化合物:重水素(D又は2H)は水素の安定な非放射性同位体であり、原子量が2.0144である。水素は、同位体XH(水素又はプロチウム)、D(2H又は重水素)、及びT(3H又はトリチウム)の混合物として天然に存在する。重水素の天然存在度は0.015%である。当業者は、H原子を有するあらゆる化合物において、H原子が実際にはH及びDの混合物を表し、約0.015%がDであることを認識している。したがって、その天然存在度である0.015%を超えるように富化された重水素のレベルを有する化合物は、非天然であり、その結果として、それらの富化されていない対応物よりも新規性があると考えるべきである。
【0059】
本発明の化合物は、塩又は溶媒和物の形態で存在していてもよく、場合により塩又は溶媒和物の形態で投与されてもよいことを認識するべきである。本発明は、上記の化合物及びそれらの修飾物のいずれか1つの任意の薬学的に許容可能な塩及び溶媒和物を包含する。例えば、当技術分野において良く知られている手順にしたがって、本発明の化合物を、様々な有機及び無機の酸及び塩基に由来するそれらの薬学的に許容可能な塩へ転化し、そのような形態で使用することは、本発明の範囲内である。
【0060】
本発明の化合物が遊離塩基の形態を有する場合、遊離塩基の形態の化合物を、薬学的に許容可能な無機又は有機酸と反応させることにより、薬学的に許容可能な酸付加塩、例えば、ハロゲン化水素酸塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩など;他の鉱酸、例えば硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩など;並びにアルキル及びモノアリールスルホン酸塩、例えばエタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、及びベンゼンスルホン酸塩など;並びに他の有機酸及びそれらの対応する塩、例えば酢酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸塩、及びアスコルビン酸塩などとして化合物を調製できる。本発明のさらなる酸付加塩としては、限定はされないが、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アルギニン酸塩、アスパラギン酸塩、重硫酸塩、重亜硫酸塩、臭化物、酪酸塩、カンホレート、カンフルスルホン酸塩、カプリル酸塩、塩化物、クロロ安息香酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、二水素リン酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ドデシル硫酸塩、フマル酸塩、ガラクタル酸塩(ムチン酸由来)、ガラクツロン酸塩、グルコヘプトン酸塩、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミコハク酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、馬尿酸塩、2-ヒドロキシエタンスルホネート、ヨウ化物、イセチオネート、イソ酪酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メタリン酸塩、メタンスルホン酸塩、メチル安息香酸塩、一水素リン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、オレイン酸塩、パモ酸塩、ペクチニン酸塩(pectinate)、過硫酸塩、フェニル酢酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、ホスホン酸塩、及びフタル酸塩が挙げられる。遊離塩基の形態は、典型的には極性溶媒中の溶解性などの物理特性においてそれらのそれぞれの塩の形態とはやや異なるが、それ以外の点で本発明の目的に関して塩はそれらのそれぞれの遊離塩基の形態と同等であることを認識するべきである。
【0061】
本発明の化合物が遊離酸の形態を有する場合、遊離酸の形態の化合物を薬学的に許容可能な無機又は有機塩基と反応させることにより、薬学的に許容可能な塩基付加塩を調製することができる。そのような塩基の例は、水酸化カリウム、ナトリウム、及びリチウムを含めたアルカリ金属水酸化物;アルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化バリウム及びカルシウムなど;アルカリ金属アルコキシド、例えば、カリウムエタノレート及びナトリウムプロパノレート;並びに様々な有機塩基、例えば水酸化アンモニウム、ピペリジン、ジエタノールアミン、及びN-メチルグルタミンなどである。本発明の化合物のアルミニウム塩も含まれる。本発明のさらなる塩基塩としては、限定はされないが、銅、第2鉄、第1鉄、リチウム、マグネシウム、第2マンガン、第1マンガン、カリウム、ナトリウム、及び亜鉛の塩が挙げられる。有機塩基塩としては、限定はされないが、第1級、第2級、及び第3級アミン、天然置換アミンを含めた置換アミン、環状アミン、及び塩基性イオン交換樹脂、例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、クロロプロカイン、コリン、N,N'-ジベンジルエチレンジアミン(ベンザチン)、ジシクロヘキシルアミン、ジエタノールアミン、2-ジエチルアミノエタノール、2-ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N-エチルモルホリン、N-エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リドカイン、リジン、メグルミン、N-メチル-D-グルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、及びトリス-(ヒドロキシメチル)-メチルアミン(トロメタミン)の塩が挙げられる。遊離酸の形態は、典型的には極性溶媒中の溶解性などの物理特性においてそれらのそれぞれの塩の形態とはやや異なるが、それ以外の点で本発明の目的に関して塩はそれらのそれぞれの遊離酸の形態と同等であることを認識するべきである。
【0062】
一態様において、薬学的に許容可能な塩は、塩酸塩、臭化水素酸塩、メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、リン酸塩、マレイン酸塩、硝酸塩、酒石酸塩、安息香酸塩、重炭酸塩、炭酸塩、水酸化ナトリウム塩、水酸化カルシウム塩、水酸化カリウム塩、トロメタミン塩、又はそれらの混合物である。
【0063】
第3級窒素含有基を含む本発明の化合物は、(C1-4)アルキルハロゲン化物、例えば、メチル、エチル、イソプロピル、及びtert-ブチルの塩化物、臭化物、及びヨウ化物;ジ-(C1-4)アルキルスルフェート、例えば、ジメチル、ジエチル、及びジアミルスルフェート;アルキルハロゲン化物、例えば、デシル、ドデシル、ラウリル、ミリスチル、及びステアリルの塩化物、臭化物、及びヨウ化物;並びにアリール(C1-4)アルキルハロゲン化物、例えばベンジルクロリド及びフェネチルブロミドなどの薬剤で四級化させてもよい。そのような塩は水溶性でもあり油溶性でもある本発明の化合物の調製を可能にする。
【0064】
アミン-N-オキシド及びN-オキシドとしても知られる、第3級窒素原子を有する抗癌剤であるアミンオキシドは、プロドラッグとして開発されてきた[Mol Cancer Therapy. 2004年3月; 3(3):233~44頁]。第3級窒素原子を含む本発明の化合物は、過酸化水素(H2O2)、カロ酸、又はメタクロロペルオキシ安息香酸(mCPBA)のような過酸などの薬剤によって酸化させてアミンオキシドを得ることができる。
【0065】
本明細書で開示された化合物はbcl-2阻害剤である。本発明の医薬組成物は、1種以上のbcl-2阻害剤、又はその薬学的に許容可能な塩、及び薬学的に許容可能な担体又は希釈剤を含む。
【0066】
「薬学的に許容可能な担体」及び「薬学的に許容可能な希釈剤」は、活性剤の製剤化並びに/又は対象への活性剤の投与及び/若しくは対象による吸収を補助し、対象に著しい有害な毒物学的効果を引き起こさずに、本開示の組成物に含めることができる物質を指す。薬学的に許容可能な担体及び/又は希釈剤の非限定的例として、水、NaCl、生理食塩水、乳酸リンゲル液、通常のスクロース、通常のグルコース、バインダー、充填剤、崩壊剤、潤滑剤、コーティング剤、甘味料、香料、塩溶液(例えば、リンゲル溶液)、アルコール、油、ゼラチン、炭水化物、例えば、ラクトース、アミロース又はデンプン、脂肪酸エステル、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリジン、及び着色剤などが挙げられる。そのような調製物は、滅菌することができ、所望する場合、本明細書に提供されている化合物と有害に反応したり、本明細書に提供されている化合物の活性を妨げたりすることがない助剤、例えば、潤滑剤、保存料、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧に影響を与える塩、緩衝剤、着色剤、及び/又は芳香族物質などと混合することができる。当業者であれば、他の医薬賦形剤が開示化合物との使用に適していることを認識している。
【0067】
本発明の医薬組成物は、そのための1つ以上の薬学的に許容可能な担体及び/又は希釈剤、例えば、ラクトース、デンプン、セルロース及びブドウ糖を場合により含む。他の賦形剤、例えば、香味剤、甘味料、及び保存料、例えば、メチル、エチル、プロピル及びブチルパラベンを含むこともできる。適切な賦形剤のより完全な一覧表は、Handbook of Pharmaceutical Excipients(第5版、Pharmaceutical Press(2005年))において見ることができる。当業者であれば、様々な種類の投与経路に適した製剤の調製の方法を承知している。適切な製剤の選択及び調製のための従来の手順及び成分は、例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences(2003年、第20版)及びThe United States Pharmacopeia: The National Formulary (USP 24NF19)1999年出版に記載されている。担体、希釈剤及び/又は賦形剤は、医薬組成物の他の成分と適合性があり、そのレシピエントに有害ではないという意味で「許容可能」である。
【0068】
本発明の医薬組成物は他の従来の薬学的に不活性な薬剤をさらに含むことができる。担体又は希釈剤として一般に使用されている任意の不活性賦形剤、例えば糖、ポリアルコール、可溶性ポリマー、塩、及び脂質などを、本発明の組成物において使用してもよい。採用することができる糖及びポリアルコールとしては、限定はされないが、ラクトース、スクロース、マンニトール、及びソルビトールが挙げられる。採用することができる可溶性ポリマーの例となるものは、ポリオキシエチレン、ポロキサマー、ポリビニルピロリドン、及びデキストランである。有用な塩としては、限定はされないが、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、及び塩化カルシウムが挙げられる。採用することができる脂質としては、限定はされないが、脂肪酸、グリセリン脂肪酸エステル、糖脂質、及びリン脂質が挙げられる。
【0069】
さらに、本発明の医薬組成物は、バインダー(例えば、アカシア、コーンスターチ、ゼラチン、カルボマー、エチルセルロース、グアーガム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポビドン)、崩壊剤(例えば、コーンスターチ、ジャガイモデンプン、アルギン酸、二酸化ケイ素、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、グアーガム、ナトリウムデンプングリコレート、Primogel)、様々なpH及びイオン強度の緩衝剤(例えば、トリスHCL、酢酸塩、リン酸塩)、添加剤、例えば表面への吸収を防ぐためのアルブミン又はゼラチンなど、洗剤(例えば、Tween 20、Tween 80、Pluronic F68、胆汁酸塩)、プロテアーゼ阻害剤、界面活性剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、浸透促進剤、可溶化剤(例えば、グリセリン、ポリエチレングリセリン、シクロデキストリン)、流動促進剤(例えば、コロイド状二酸化ケイ素)、抗酸化剤(例えば、アスコルビン酸、メタ重亜硫酸ナトリウム、ブチル化ヒドロキシアニソール)、安定化剤(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、増粘剤(例えば、カルボマー、コロイド状二酸化ケイ素、エチルセルロース、グアーガム)、甘味料(例えば、スクロース、アスパルテーム、クエン酸)、香味剤(例えば、ペパーミント、サルチル酸メチル、又はオレンジ香味料)、保存料(例えば、チメロサール、ベンジルアルコール、パラベン)、潤滑剤(例えば、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム)、流動助剤(例えば、コロイド状二酸化ケイ素)、可塑剤(例えば、フタル酸ジエチル、クエン酸トリエチル)、乳化剤(例えば、カルボマー、ヒドロキシプロピルセルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム)、ポリマーコーティング(例えば、ポロキサマー又はポロキサミン)、コーティング剤及び膜形成剤(例えば、エチルセルロース、アクリレート、ポリメタクリレート)及び/又は補助剤をさらに含んでいてもよい。
【0070】
一実施形態において、インプラント及びマイクロカプセル化送達システムを含めた放出制御製剤などの、医薬組成物は、体内からの急速な排出から化合物を守る担体と共に調製される。エチレン酢酸ビニル、ポリ無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステル、及びポリ乳酸などの、生分解性の生体適合性ポリマーを使用できる。そのような製剤の調製方法は当業者にとって明らかである。材料はAlza Corporation社及びNova Pharmaceuticals, Inc.社から購入することもできる。リポソーム懸濁液(ウイルス抗原に対するモノクローナル抗体を有する感染細胞へ標的化されたリポソームを含む)も薬学的に許容可能な担体として使用できる。これらは当業者に公知の方法、例えば米国特許第4,522,811号に記載の方法にしたがって調製できる。
【0071】
さらに、本発明は、任意の固体又は液体の物理的形態の本発明の化合物を含む医薬組成物を包含する。例えば、化合物は結晶形態、アモルファス形態であってもよく、任意の粒径を有していてもよい。粒子は、微粒子化されていてもよく、又は凝集していてもよく、粒状顆粒、粉末、オイル、油性懸濁液、又は固体若しくは液体の物理的形態の任意の他の形態であってもよい。
【0072】
本発明による化合物が不十分な溶解性を示す場合、化合物を可溶化させる方法を使用してもよい。そのような方法は当業者に公知であり、限定はされないが、pH調整及び塩形成、共溶媒の使用、例えばエタノール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール(PEG) 300、PEG 400、DMA (10~30%)、DMSO (10~20%)、NMP (10~20%)など、界面活性剤の使用、例えばポリソルベート(polysorbate) 80、ポリソルベート20 (1~10%)、クレモフォール(Cremophor) EL、クレモフォールRH40、クレモフォールRH60 (5~10%)、プルロニック(Pluronic) F68/ポロキサマー(Poloxamer) 188 (20~50%)、ソルトール(Solutol) HS15 (20~50%)、ビタミンE TPGS、及びd-α-トコフェリルPEG 1000スクシネート(20~50%)など、複合体形成の使用、例えばHPβCD及びSBEβCD (10~40%)など、並びに先進的な方法の使用、例えばミセル、ポリマーの添加、ナノ粒子懸濁液、及びリポソーム形成などが挙げられる。
【0073】
多様な投与方法を本発明の化合物と併せて使用してもよい。本発明の化合物は、経口、非経口、腹腔内、静脈内、動脈内、経皮、舌下、筋肉内、直腸内、バッカル経由(transbuccally)、鼻腔内、リポソーム製剤、吸入、経膣、眼内、局所送達(例えばカテーテル又はステントにより)、皮下、脂肪内(intraadiposally)、関節内、又はくも膜下腔内で、投与又は同時投与してもよい。本発明による化合物はまた、徐放剤形で投与又は同時投与してもよい。化合物は、使用しようとする投与の経路に適した方法で調合された、ガス、液体、半液体、又は固体の形態であってもよい。経口投与に関して、適切な固体経口製剤としては、錠剤、カプセル、ピル、顆粒、ペレット、サシェ、及び発泡性粉末などが挙げられる。適切な液体経口製剤としては、溶液、懸濁液、分散液、エマルション、オイルなどが挙げられる。非経口投与に関しては、凍結乾燥粉末の再構成が典型的に使用される。
【0074】
本明細書で使用する場合、「アシル」は、式-C(O)-Rにより表されるカルボニル含有置換基を意味し、式中Rは、H、アルキル、炭素環、複素環、炭素環で置換されたアルキル、又は複素環で置換されたアルキルであり、ここでアルキル、アルコキシ、炭素環、及び複素環は、本明細書において定義される通りである。アシル基としては、アルカノイル(例えばアセチル)、アロイル(例えばベンゾイル)、及びヘテロアロイルが挙げられる。
【0075】
「脂肪族」は、構成炭素原子の直鎖又は分岐鎖の配置によって特徴づけられる部分を意味し、飽和であるか又は1つ以上の二重結合若しくは三重結合により部分不飽和であってもよい。
【0076】
「アルキル」という用語は、1~20個の炭素原子(例えば、C1~C10、C1~C6)を含有する直鎖又は分岐鎖の炭化水素を指す。アルキルの例としては、限定はされないが、メチル、メチレン、エチル、エチレン、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、及びt-ブチルが挙げられる。好ましくは、アルキル基は1~10個の炭素原子を有する。より好ましくは、アルキル基は1~4個の炭素原子を有する。
【0077】
「アルケニル」という用語は、2~20個の炭素原子(例えば、C2~C10、C2~C6)及び1つ以上の二重結合を含有する直鎖又は分岐鎖の炭化水素を指す。アルケニルの例としては、限定はされないが、エテニル、プロぺニル、及びアリルが挙げられる。好ましくは、アルキレン基は2~10個の炭素原子を有する。より好ましくは、アルキレン基は2~4個の炭素原子を有する。
【0078】
「アルキニル」という用語は、2~20個の炭素原子(例えば、C2~C10、C2~C6)及び1つ以上の三重結合を含有する直鎖又は分岐鎖の炭化水素を指す。アルキニルの例としては、限定はされないが、エチニル、1-プロピニル、1-及び2-ブチニル、並びに1-メチル-2-ブチニルが挙げられる。好ましくは、アルキニル基は2~10個の炭素原子を有する。より好ましくは、アルキニル基は2~4個の炭素原子を有する。
【0079】
「アルキルアミノ」という用語は、-N(R)-アルキルを指し、ここでRは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであってもよい。
【0080】
「アルコキシ」は、さらなるアルキル置換基を有する酸素部分を意味する。
【0081】
「アルコキシカルボニル」は、カルボニル基に結合したアルコキシ基を意味する。
【0082】
「オキソアルキル」は、カルボニル基でさらに置換されたアルキルを意味する。カルボニル基は、アルデヒド、ケトン、エステル、アミド、酸、又は酸塩化物であってもよい。
【0083】
「シクロアルキル」という用語は、3~30個の炭素原子(例えば、C3~C12、C3~C8、C3~C6)を有する飽和炭化水素環系を指す。シクロアルキルの例としては、限定はされないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルが挙げられる。「シクロアルケニル」という用語は、3~30個の炭素(例えば、C3~C12)及び1つ以上の二重結合を有する非芳香族炭化水素環系を指す。例としては、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、及びシクロヘプテニルが挙げられる。
【0084】
「ヘテロシクロアルキル」という用語は、同じでも異なっていてもよい、1~4個のヘテロ原子(例えば、O、N、S、B、P、Si、又はSe)を有する、飽和又は不飽和の非芳香族の5~8員単環系、8~12員二環系、又は11~14員三環系を指す。ヘテロシクロアルキル基の例としては、限定はされないが、ピペラジニル、ピロリジニル、ジオキサニル、モルホリニル、及びテトラヒドロフラニルが挙げられる。
【0085】
「ヘテロシクロアルケニル」という用語は、1つ以上のヘテロ原子(O、N、S、P、B、Si、又はSeなど)及び1つ以上の二重結合を有する、非芳香族の5~8員単環系、8~12員二環系、又は11~14員三環系を指す。
【0086】
「アリール」という用語は、6-炭素単環式、10-炭素二環式、14-炭素三環式の芳香族環系を指す。アリール基の例としては、限定はされないが、フェニル、ナフチル、及びアントラセニルが挙げられる。
【0087】
「ヘテロアリール」という用語は、1つ以上のヘテロ原子(O、N、S、P、又はSeなど)を有する、芳香族の5~8員単環系、8~12員二環系、又は11~14員三環系を指す。ヘテロアリール基の例としては、ピリジル、フリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ピリミジニル、チエニル、キノリニル、インドリル、及びチアゾリルが挙げられる。
【0088】
上記のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アルキルアミノ、アリール、及びヘテロアリールは、置換及び非置換部分の両方を含む。アルキルアミノ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、及びヘテロアリール上の考えられる置換基としては、限定はされないが、C1~C10アルキル、C2~C10アルケニル、C2~C10アルキニル、C3~C20シクロアルキル、C3~C20シクロアルケニル、C1~C20ヘテロシクロアルキル、C1~C20ヘテロシクロアルケニル、C1~C10アルコキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、アミノ、C1~C10アルキルアミノ、アリールアミノ、ヒドロキシ、ハロ、オキソ(O=)、チオキソ(S=)、チオ、シリル、C1~C10アルキルチオ、アリールチオ、C1~C10アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アシルアミノ、アミノアシル、アミノチオアシル、アミジノ、メルカプト、アミド、チオウレイド、チオシアナト、スルホンアミド、グアニジン、ウレイド、シアノ、ニトロ、アシル、チオアシル、アシルオキシ、カルバミド、カルバミル、カルボキシル、及びカルボン酸エステルが挙げられる。他方で、アルキル、アルケニル、又はアルキニル上の考えられる置換基としては、C1~C10アルキルを除いて上記で列挙される置換基のすべてが挙げられる。シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、及びヘテロアリールは互いに縮合していてもよい。
【0089】
「アミノ」は、2つのさらなる置換基を有する窒素部分を意味し、ここで各置換基は水素、又は窒素へアルファ結合した炭素原子を有する。別段の指示がない限り、アミノ部分を含有する本発明の化合物は、その保護誘導体を含んでいてもよい。アミノ部分の適切な保護基としては、アセチル、tert-ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニルなどが挙げられる。
【0090】
「芳香族」は、構成原子が不飽和環系を作っている部分を意味し、環系のすべての原子はsp2混成であり、π電子の総数は4n+2に等しい。芳香族環は、環原子が炭素原子のみであってもよく又は炭素及び非炭素原子を含んでいてもよい(ヘテロアリールを参照)。
【0091】
「カルバモイル」は、-OC(O)NRaRb基を意味し、式中、Ra及びRbはそれぞれ独立に、水素又は炭素原子が窒素に対してアルファ位である2つのさらなる置換基である。カルバモイル部分はその保護誘導体を含んでいてもよいことに注意する。カルバモイル部分の適切な保護基の例としては、アセチル、tert-ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニルなどが挙げられる。非保護及び保護誘導体の両方が本発明の範囲内に含まれることに注意する。
【0092】
「カルボニル」は、-C(O)-基を意味する。カルボニル基を様々な置換基でさらに置換して、酸、酸ハロゲン化物、アミド、エステル、及びケトンを含めた様々なカルボニル基を形成させてもよいことに注意する。
【0093】
「カルボキシ」は、-C(O)O-基を意味する。カルボキシ部分を含有する本発明の化合物は、その保護誘導体、すなわち酸素が保護基で置換されている保護誘導体を含んでいてもよいことに注意する。カルボキシ部分の適切な保護基としては、ベンジル、tert-ブチルなどが挙げられる。
【0094】
「シアノ」は、-CN基を意味する。
【0095】
「ホルミル」は、-CH=O基を意味する。
【0096】
「ホルムイミノ」は、-HC=NH基を意味する。
【0097】
「ハロ」は、フルオロ、クロロ、ブロモ、又はヨードを意味する。
【0098】
単独の基として又はより大きい基の一部としての、「ハロ置換アルキル」は、1つ以上の「ハロ」原子で置換された「アルキル」を意味し、そのように用語はこの出願で定義される。ハロ置換アルキルとしては、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、ペルハロアルキルなどが挙げられる。
【0099】
「ヒドロキシ」は、-OH基を意味する。
【0100】
「イミン誘導体」は、-C(=NR)-部分を含む誘導体を意味し、式中、Rは窒素に対してアルファ位である水素又は炭素原子を含む。
【0101】
「異性体」は、同一の分子式を有するが、性質、又はそれらの原子の結合の配列、又は空間内でのそれらの原子の配置が異なる、任意の化合物を意味する。空間内でのそれらの原子の配置が異なる異性体は「立体異性体」と呼ばれる。互いの鏡像ではない立体異性体は「ジアステレオマー」と呼ばれ、重ね合せできることができない鏡像である立体異性体は「エナンチオマー」、又は場合により「光学異性体」と呼ばれる。4つの同一ではない置換基に結合している炭素原子は「キラル中心」と呼ばれる。1つのキラル中心を有する化合物は、反対のキラリティの2つのエナンチオマー型を有する。2つのエナンチオマー型の混合物は「ラセミ混合物」と呼ばれる。
【0102】
「ニトロ」は、-NO2基を意味する。
【0103】
「保護誘導体」は、反応性部位が保護基でブロックされている、化合物の誘導体を意味する。保護誘導体は、医薬の調製において有用であり、又はそれ自体で阻害剤として活性である場合もある。適切な保護基の全リストはT.W.Greene、Protecting Groups in Organic Synthesis、第3版、Wiley & Sons、1999年において見ることができる。
【0104】
「置換」という用語は、原子又は原子のグループが、別の基に結合している置換基として水素と置き換わっていることを意味する。アリール及びヘテロアリール基については、「置換」という用語は、任意のレベルの置換が可能である場合、任意のレベルの置換、すなわちモノ-、ジ-、トリ-、テトラ-、又はペンタ-置換を指す。置換基は独立に選択され、置換は任意の化学的に利用可能な位置で行われてもよい。「非置換」という用語は、所与の部分が利用可能な結合価の全体で水素置換基のみから成り得る(非置換)ことを意味する。
【0105】
官能基が「場合により置換されている」と記載されている場合、官能基は、(1)非置換であってもよく、又は(2)置換されていてもよい。官能基の炭素が置換基のリストの1つ以上で場合により置換されていると記載されている場合、炭素上の水素原子の1つ以上が(水素原子が存在する範囲内で)別々に及び/又は共に、独立に選択された任意選択の置換基で置き換えられていてもよい。
【0106】
「スルフィド」は、-S-Rを意味し、式中、RはH、アルキル、炭素環、複素環、カルボシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルである。具体的なスルフィド基は、メルカプト、アルキルスルフィド、例えばメチルスルフィド(-S-Me); アリールスルフィド、例えば、フェニルスルフィド;アラルキルスルフィド、例えば、ベンジルスルフィドである。
【0107】
「スルフィニル」は、-S(O)-基を意味する。スルフィニル基を様々な置換基でさらに置換して、スルフィン酸、スルフィンアミド、スルフィニルエステル、及びスルホキシドを含めた、様々なスルフィニル基を得ることができることに注意する。
【0108】
「スルホニル」は、-S(O)(O)-基を意味する。スルホニル基を様々な置換基でさらに置換して、スルホン酸、スルホンアミド、スルホン酸エステル、及びスルホンを含めた、様々なスルホニル基を得ることができることに注意する。
【0109】
「チオカルボニル」は、-C(S)-基を意味する。チオカルボニル基を様々な置換基でさらに置換して、チオ酸、チオアミド、チオエステル、及びチオケトンを含めた、様々なチオカルボニル基を得ることができることに注意する。
【0110】
「動物」は、ヒト、非ヒト哺乳類(例えば、非ヒト霊長類、げっ歯類、マウス、ラット、ハムスター、イヌ、ネコ、ウサギ、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、シカなど)、及び非哺乳類(例えば、トリなど)を含む。
【0111】
本明細書で使用する「バイオアベイラビリティ」は、損なわれずに体循環に到達する、薬物又は医薬組成物の投与量の分率又はパーセンテージである。一般に、薬が静脈内に投与される場合、そのバイオアベイラビリティは100%である。しかし、薬が他の経路を介して(例えば、経口)投与される場合、そのバイオアベイラビリティは低下する(例えば、不完全な吸収及び初回通過代謝に起因して)。バイオアベイラビリティを改善する方法としては、プロドラッグ法、塩合成、粒径の減少、複合体形成、物理的形態の変化、固体分散物、噴霧乾燥、及び熱間溶融押出しが挙げられる。
【0112】
「疾患」は、具体的には動物又はその一部の任意の不健康な状態を含み、その動物に施された医学療法又は獣医学療法によって引き起こされることがある、又はそれに付随することがある、不健康な状態、すなわちそのような療法の「副作用」を含む。
【0113】
「薬学的に許容可能な」とは、一般に安全で非毒性であり、生物学的にもその他の点でも好ましくないものではない、医薬組成物の調製において有用であることを意味し、獣医学的使用並びにヒトの医薬への使用において許容可能であることを含む。
【0114】
「薬学的に許容可能な塩」とは、上記で定義されるように薬学的に許容可能であり、所望の薬理学的活性を有する、本発明の化合物の有機又は無機塩を意味する。そのような塩としては、無機酸、又は有機酸で形成される酸付加塩が挙げられる。薬学的に許容可能な塩としては、存在する酸性プロトンが無機又は有機塩基と反応することが可能である場合に形成させることができる、塩基付加塩も挙げられる。例示的な塩としては、限定はされないが、硫酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、酸性リン酸塩、イソニコチン酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、酸性クエン酸塩、酒石酸塩、オレイン酸塩、タンニン酸塩、パントテン酸塩、酒石酸水素塩、アスコルビン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、ゲンチジン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、サッカリン酸塩、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩「メシル酸塩」、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、パモ酸塩(すなわち、1,1'-メチレン-ビス-(2-ヒドロキシ-3-ナフトエート))塩、アルカリ金属(例えば、ナトリウム及びカリウム)塩、アルカリ土類金属(例えば、マグネシウム)塩、並びにアンモニウム塩が挙げられる。薬学的に許容可能な塩は、酢酸イオン、コハク酸イオン、又は他の対イオンなどの、別の分子の含有物を含むことがある。対イオンは、親化合物上の電荷を安定化させる任意の有機又は無機部分であってもよい。さらに、薬学的に許容可能な塩は、その構造中に1つを超える荷電原子を有していてもよい。複数の荷電原子が薬学的に許容可能な塩の一部である例は、複数の対イオンを有することがある。したがって、薬学的に許容可能な塩は、1つ以上の荷電原子及び/又は1つ以上の対イオンを有していてもよい。
【0115】
国際純正・応用化学連合により定義される「ファーマコフォア」は、特定の生物学的標的との最適な超分子相互作用を確実にするため及びその生物学的応答を引き起こす(又はブロックする)ために必要である、立体的特徴及び電子的特徴の全体的効果である。例えば、カンプトテシンは、良く知られている薬物であるトポテカン及びイリノテカンのファーマコフォアである。メクロレタミンは、メルファラン、シクロホスファミド、ベンダムスチンなどのような、広く使用されるナイトロジェンマスタード薬物のリストのファーマコフォアである。
【0116】
「プロドラッグ」とは、インビボで代謝により、本発明による活性医薬へ転化可能である化合物を意味する。例えば、ヒドロキシル基を含む阻害剤は、インビボで加水分解によりヒドロキシル化合物へ転化されるエステルとして投与することができる。
【0117】
「安定性」は一般的に、薬物が効能を失わずにその特性を保持する時間の長さを指す。これは保存期間と呼ばれることもある。薬物の安定性に影響を与える要因としては、とりわけ、薬物の化学構造、製剤中の不純物、pH、水分含量、並びに環境的要因、例えば温度、酸化、光、及び相対湿度などが挙げられる。適切な化学修飾及び/又は結晶改質(例えば、水和の反応速度を変化させることができる表面改質;異なる特性を有することができる異なる結晶)、賦形剤(例えば、剤形中の活性物質以外のもの)、包装条件、保存条件などを提供することにより、安定性を改善することができる。
【0118】
本明細書に記載の組成物の「治療有効量」とは、任意の医療に適用可能な妥当なベネフィット/リスク比で、治療される対象に対して治療効果を与える組成物の量を意味する。治療効果は、客観的(すなわち、何らかの試験又はマーカーによって測定可能である)又は主観的(すなわち、対象が効果の兆候又は感覚を示す)であってもよい。上記の組成物の有効量は、約0.1mg/kg~約500mg/kg、好ましくは約0.2~約50mg/kgの範囲であってもよい。有効用量はまた、投与の経路、並びに他の薬剤との併用の可能性に応じて変動する。しかし、本発明の組成物の総合的な日常使用は、担当医によって健全な医学的判断の範囲内で決定されることが、理解される。任意の特定の患者についての具体的な治療上有効な用量レベルは、治療されている病気及び病気の重篤度;採用される特定の化合物の活性;採用される特定の組成物;患者の年齢、体重、全般的健康状態、性別、及び食事;採用される特定の化合物の投与の時間、投与の経路、及び排出の速度;治療の期間;採用される特定の化合物と組み合わせて又は同時に使用される薬物;並びに医療の技術分野で良く知られている同様の要因を含めた、様々な要因に応じて決まる。
【0119】
本明細書で使用する、「治療」という用語は、病気、病気の症状又は病気への素因を取り除く、治癒する、緩和する、軽減する、改変する、矯正する、改良する、改善する、又は作用する目的で、新生物性の病気若しくは免疫性の病気を有する、或いは新生物性の病気若しくは免疫性の病気の症状又は新生物性の病気若しくは免疫性の病気への素因を有する対象へ化合物を投与することを指す。
【0120】
「有効量」という用語は、対象において意図する治療効果を与えるのに必要とされる活性剤の量を指す。有効量は、当業者により認識されるように、投与の経路、賦形剤の使用、他の薬剤との併用の可能性に応じて変動する場合がある。
【0121】
「対象」とは、ヒト及び非ヒト動物を指す。非ヒト動物の例としては、あらゆる脊椎動物、例えば、哺乳類、例えば非ヒト霊長類(特に高等霊長類)、非ヒト哺乳類、イヌ、げっ歯類(例えば、マウス又はラット)、モルモット、ネコ、及び非哺乳類、例えば、トリ、両生類、爬虫類などが挙げられる。好ましい実施形態において、対象はヒトである。別の実施形態において、対象は、実験動物、又は疾患モデルとして適した動物である。
【0122】
「併用療法」は、他の生物学的活性成分(限定はされないが、第2の及び異なる抗悪性腫瘍剤など)及び非薬物療法(限定はされないが、手術又は放射線治療など)とさらに組み合わせて、本発明の対象化合物を投与することを含む。例えば、本発明の化合物は、他の薬学的に活性な化合物、又は非薬物療法、好ましくは本発明の化合物の効果を向上することができる化合物と組み合わせて使用することができる。本発明の化合物は、他の療法と同時に(単一の調剤又は別々の調剤として)又は順次に投与することができる。一般に、併用療法は、療法の1回のサイクルの間又は療法の過程で2種以上の薬物/治療の投与を想定している。
【0123】
一実施形態において、本発明の化合物は、従来の化学療法剤の1つ以上と組み合わせて投与される。従来の化学療法剤は、オンコロジーの分野において広範囲な治療的処置を包含する。これらの薬剤は、疾患の様々な段階で、腫瘍を収縮させる、手術後に残存する残りの癌細胞を破壊する、緩解を誘発する、緩解を維持する及び/又は癌又はその治療に関係する症状を緩和する目的のために投与される。そのような薬剤の例としては、限定はされないが、アルキル化剤、例えば、ナイトロジェンマスタード(例えば、ベンダムスチン、シクロホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、イソホスファミド)、ニトロソウレア(例えば、カルムスチン、ロムスチン及びストレプトゾシン)、エチレンイミン(例えば、チオテパ、ヘキサメチルメラニン)、アルキルスルホネート(例えば、ブスルファン)、ヒドラジン及びトリアジン(例えば、アルトレタミン、プロカルバジン、ダカルバジン及びテモゾロミド)、及び白金ベースの薬剤(例えば、カルボプラチン、シスプラチン、及びオキサリプラチン);植物アルカロイド、例えば、ポドフィロトキシン(例えば、エトポシド及びテニポシド)、タキサン(例えば、パクリタキセル及びドセタキセル)、ビンカアルカロイド(例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン及びビノレルビン);抗腫瘍抗生剤、例えば、クロモマイシン(例えば、ダクチノマイシン及びプリカマイシン)、アントラサイクリン(例えば、ドキソルビシン、ダウノルビシン、エピルビシン、ミトキサントロン、及びイダルビシン)、及び様々な抗生剤、例えば、マイトマイシン及びブレオマイシン;代謝拮抗剤、例えば、葉酸アンタゴニスト(例えば、メトトレキセート)、ピリミジンアンタゴニスト(例えば、5-フルオロウラシル、フロクスウリジン、シタラビン、カペシタビン、及びゲムシタビン)、プリンアンタゴニスト(例えば、6-メルカプトプリン及び6-チオグアニン)及びアデノシンデアミナーゼ阻害剤(例えば、クラドリビン、フルダラビン、ネララビン及びペントスタチン);トポイソメラーゼ阻害剤、例えば、トポイソメラーゼI阻害剤(トポテカン、イリノテカン)、トポイソメラーゼII阻害剤(例えば、アムサクリン、エトポシド、リン酸エトポシド、テニポシド)、並びに様々な抗新生物薬、例えば、リボヌクレオチド還元酵素阻害剤(ヒドロキシウレア)、副腎皮質ステロイド阻害剤(ミトタン)、抗微小管剤(エストラムスチン)、及びレチノイド(ベキサロテン、イソトレチノイン、トレチノイン(ATRA)が挙げられる。
【0124】
本発明の一態様において、化合物は、様々な病態に関与しているタンパク質キナーゼをモジュレートする1種以上の標的抗癌剤と組み合わせて投与することができる。そのようなキナーゼの例としては、これらに限定はされないがABL1、ABL2/ARG、ACK1、AKT1、AKT2、AKT3、ALK、ALK1/ACVRL1、ALK2/ACVR1、ALK4/ACVR1B、ALK5/TGFBR1、ALK6/BMPR1B、AMPK(A1/B1/G1)、AMPK(A1/B1/G2)、AMPK(A1/B1/G3)、AMPK(A1/B2/G1)、AMPK(A2/B1/G1)、AMPK(A2/B2/G1)、AMPK(A2/B2/G2)、ARAF、ARK5/NUAK1、ASK1/MAP3K5、ATM、Aurora A、Aurora B、Aurora C、AXL、BLK、BMPR2、BMX/ETK、BRAF、BRK、BRSK1、BRSK2、BTK、CAMK1a、CAMK1b、CAMK1d、CAMK1g、CAMKIIa、CAMKIIb、CAMKIId、CAMKIIg、CAMK4、CAMKK1、CAMKK2、CDC7-DBF4、CDK1-サイクリンA、CDK1-サイクリンB、CDK1-サイクリンE、CDK2-サイクリンA、CDK2-サイクリンA1、CDK2-サイクリンE、CDK3-サイクリンE、CDK4-サイクリンD1、CDK4-サイクリンD3、CDK5-p25、CDK5-p35、CDK6-サイクリンD1、CDK6-サイクリンD3、CDK7-サイクリンH、CDK9-サイクリンK、CDK9-サイクリンT1、CHK1、CHK2、CK1a1、CK1d、CK1epsilon、CK1g1、CK1g2、CK1g3、CK2a、CK2a2、c-KIT、CLK1、CLK2、CLK3、CLK4、c-MER、c-MET、COT1/MAP3K8、CSK、c-SRC、CSF1R、CTK/MATK、DAPK1、DAPK2、DCAMKL1、DCAMKL2、DDR1、DDR2、DLK/MAP3K12、DMPK、DMPK2/CDC42BPG、DNA-PK、DRAK1/STK17A、DYRK1/DYRK1A、DYRK1B、DYRK2、DYRK3、DYRK4、EEF2K、EGFR、EIF2AK1、EIF2AK2、EIF2AK3、EIF2AK4/GCN2、EPHA1、EPHA2、EPHA3、EPHA4、EPHA5、EPHA6、EPHA7、EPHA8、EPHB1、EPHB2、EPHB3、EPHB4、ERBB2/HER2、ERBB4/HER4、ERK1/MAPK3、ERK2/MAPK1、ERK5/MAPK7、FAK/PTK2、FER、FES/FPS、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、FGR、FLT1/VEGFR1、FLT3、FLT4/VEGFR3、FMS、FRK/PTK5、FYN、GCK/MAP4K2、GRK1、GRK2、GRK3、GRK4、GRK5、GRK6、GRK7、GSK3a、GSK3b、Haspin、HCK、HGK/MAP4K4、HIPK1、HIPK2、HIPK3、HIPK4、HPK1/MAP4K1、IGF1R、IKKa/CHUK、IKKb/IKBKB、IKKe/IKBKE、IR、IRAK1、IRAK4、IRR/INSRR、ITK、JAK1、JAK2、JAK3、JNK1、JNK2、JNK3、KDR/VEGFR2、KHS/MAP4K5、LATS1、LATS2、LCK、LCK2/ICK、LKB1、LIMK1、LOK/STK10、LRRK2、LYN、LYNB、MAPKAPK2、MAPKAPK3、MAPKAPK5/PRAK、MARK1、MARK2/PAR-1Ba、MARK3、MARK4、MEK1、MEK2、MEKK1、MEKK2、MEKK3、MELK、MINK/MINK1、MKK4、MKK6、MLCK/MYLK、MLCK2/MYLK2、MLK1/MAP3K9、MLK2/MAP3K10、MLK3/MAP3K11、MNK1、MNK2、MRCKa/、CDC42BPA、MRCKb/、CDC42BPB、MSK1/RPS6KA5、MSK2/RPS6KA4、MSSK1/STK23、MST1/STK4、MST2/STK3、MST3/STK24、MST4、mTOR/FRAP1、MUSK、MYLK3、MYO3b、NEK1、NEK2、NEK3、NEK4、NEK6、NEK7、NEK9、NEK11、NIK/MAP3K14、NLK、OSR1/OXSR1、P38a/MAPK14、P38b/MAPK11、P38d/MAPK13、P38g/MAPK12、P70S6K/RPS6KB1、p70S6Kb/、RPS6KB2、PAK1、PAK2、PAK3、PAK4、PAK5、PAK6、PASK、PBK/TOPK、PDGFRa、PDGFRb、PDK1/PDPK1、PDK1/PDHK1、PDK2/PDHK2、PDK3/PDHK3、PDK4/PDHK4、PHKg1、PHKg2、PI3Ka、(p110a/p85a)、PI3Kb、(p110b/p85a)、PI3Kd、(p110d/p85a)、PI3Kg(p120g)、PIM1、PIM2、PIM3、PKA、PKAcb、PKAcg、PKCa、PKCb1、PKCb2、PKCd、PKCepsilon、PKCeta、PKCg、PKCiota、PKCmu/PRKD1、PKCnu/PRKD3、PKCtheta、PKCzeta、PKD2/PRKD2、PKG1a、PKG1b、PKG2/PRKG2、PKN1/PRK1、PKN2/PRK2、PKN3/PRK3、PLK1、PLK2、PLK3、PLK4/SAK、PRKX、PYK2、RAF1、RET、RIPK2、RIPK3、RIPK5、ROCK1、ROCK2、RON/MST1R、ROS/ROS1、RSK1、RSK2、RSK3、RSK4、SGK1、SGK2、SGK3/SGKL、SIK1、SIK2、SLK/STK2、SNARK/NUAK2、SRMS、SSTK/TSSK6、STK16、STK22D/TSSK1、STK25/YSK1、STK32b/YANK2、STK32c/YANK3、STK33、STK38/NDR1、STK38L/NDR2、STK39/STLK3、SRPK1、SRPK2、SYK、TAK1、TAOK1、TAOK2/TAO1、TAOK3/JIK、TBK1、TEC、TESK1、TGFBR2、TIE2/TEK、TLK1、TLK2、TNIK、TNK1、TRKA、TRKB、TRKC、TRPM7/CHAK1、TSSK2、TSSK3/STK22C、TTBK1、TTBK2、TTK、TXK、TYK1/LTK、TYK2、TYRO3/SKY、ULK1、ULK2、ULK3、VRK1、VRK2、WEE1、WNK1、WNK2、WNK3、YES/YES1、ZAK/MLTK、ZAP70、ZIPK/DAPK3、KINASE、MUTANTS、ABL1(E255K)、ABL1(F317I)、ABL1(G250E)、ABL1(H396P)、ABL1(M351T)、ABL1(Q252H)、ABL1(T315I)、ABL1(Y253F)、ALK(C1156Y)、ALK(L1196M)、ALK(F1174L)、ALK(R1275Q)、BRAF(V599E)、BTK(E41K)、CHK2(I157T)、c-Kit(A829P)、c-KIT(D816H)、c-KIT(D816V)、c-Kit(D820E)、c-Kit(N822K)、C-Kit(T670I)、c-Kit(V559D)、c-Kit(V559D/V654A)、c-Kit(V559D/T670I)、C-Kit(V560G)、c-KIT(V654A)、C-MET(D1228H)、C-MET(D1228N)、C-MET(F1200I)、c-MET(M1250T)、C-MET(Y1230A)、C-MET(Y1230C)、C-MET(Y1230D)、C-MET(Y1230H)、c-Src(T341M)、EGFR(G719C)、EGFR(G719S)、EGFR(L858R)、EGFR(L861Q)、EGFR(T790M)、EGFR、(L858R、T790M)、EGFR(d746-750/T790M)、EGFR(d746-750)、EGFR(d747-749/A750P)、EGFR(d747-752/P753S)、EGFR(d752-759)、FGFR1(V561M)、FGFR2(N549H)、FGFR3(G697C)、FGFR3(K650E)、FGFR3(K650M)、FGFR4(N535K)、FGFR4(V550E)、FGFR4(V550L)、FLT3(D835Y)、FLT3(ITD)、JAK2(V617F)、LRRK2(G2019S)、LRRK2(I2020T)、LRRK2(R1441C)、p38a(T106M)、PDGFRa(D842V)、PDGFRa(T674I)、PDGFRa(V561D)、RET(E762Q)、RET(G691S)、RET(M918T)、RET(R749T)、RET(R813Q)、RET(V804L)、RET(V804M)、RET(Y791F)、TIF2(R849W)、TIF2(Y897S)、及びTIF2(Y1108F)を挙げることができる。
【0125】
本発明の別の態様において、対象化合物は、非キナーゼ生物学的標的、経路、又はプロセスをモジュレートする1種以上の標的抗癌剤と組み合わせて投与することができる。そのような標的経路、又はプロセスとしては、限定はされないが、ヒートショックタンパク質(例えば、HSP90)、ポリ-ADP(アデノシン二リン酸)-リボースポリメラーゼ(PARP)、低酸素誘導因子(HIF)、プロテアソーム、Wnt/Hedgehog/Notchシグナル伝達タンパク質、TNF-アルファ、マトリックスメタロプロテアーゼ、ファルネシルトランスフェラーゼ、アポトーシス経路(例えば、Bcl-xL、Bcl-2、Bcl-w)、ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)、ヒストンアセチルトランスフェラーゼ(HAT)、及びメチルトランスフェラーゼ(例えば、ヒストンリシンメチルトランスフェラーゼ、ヒストンアルギニンメチルトランスフェラーゼ、DNAメチルトランスフェラーゼなど)、及び他の免疫療法(例えば、抗PD1、抗PDL1、抗CTLA4、CAR-T、IDO、A2Aアンタゴニストなど)が挙げられる。
【0126】
本発明の別の態様において、本発明の化合物は、他の抗癌剤の1種以上と組み合わせて投与され、これらの抗癌剤としては、限定はされないが、遺伝子療法、RNAi癌療法、化学的保護剤(例えば、アミホスチン、メスナ、及びデクスラゾキサン)、抗体コンジュゲート(例えばブレンツキシマブベドチン、イブリツモマブチウキセタン)、癌免疫療法、例えば、インターロイキン-2、癌ワクチン(例えば、シプリューセル-T)又はモノクローナル抗体(例えば、ベバシズマブ、アレムツズマブ、リツキシマブ、トラスツズマブなど)が挙げられる。
【0127】
本発明の別の態様において、対象化合物は、放射線療法又は手術と組み合わせて投与される。放射線は一般的に内部で(癌部位付近の放射性物質のインプランテーション)又はフォトン(X線又はガンマ線)若しくは粒子放射線を採用する機器で外部から送達される。併用療法が放射線治療をさらに含む場合、放射線治療は、治療剤と放射線治療の組合せの同時作用から有益な効果が達成される限り、任意の適切な時間に行うことができる。例えば、適切な場合には、放射線治療が治療剤の投与から、おそらく数日間又は数週間もの間一時的に中断されても有益な効果は依然として達成される。
【0128】
特定の実施形態において、本発明の化合物は、放射線療法、手術、又は抗癌剤の1種以上と組み合わせて投与され、これらとしては、限定はされないが、DNA損傷剤、代謝拮抗剤、トポイソメラーゼ阻害剤、抗微小管剤、キナーゼ阻害剤、エピジェネティック剤、HSP90阻害剤、PARP阻害剤、及び抗体標的化VEGF、HER2、EGFR、CD50、CD20、CD30、CD33などが挙げられる。
【0129】
特定の実施形態において、本発明の化合物は、アバレリクス、アビラテロン酢酸エステル、アルデスロイキン、アレムツズマブ、アルトレタミン、アナストロゾール、アスパラギナーゼ、ベンダムスチン、ベバシズマブ、ベキサロテン、ビカルタミド、ブレオマイシン、ボルテゾミブ、ブレンツキシマブベドチン、ブスルファン、カペシタビン、カルボプラチン、カルムスチン、セツキシマブ、クロラムブシル、シスプラチン、クラドリビン、クロファラビン、クロミフェン、クリゾチニブ、シクロホスファミド、ダサチニブ、ダウノルビシンリポソーム、デシタビン、デガレリクス、デニロイキンジフチトクス、デニロイキンジフチトクス、デノスマブ、ドセタキセル、ドキソルビシン、ドキソルビシンリポソーム、エピルビシン、エリブリンメシル酸塩、エルロチニブ、エストラムスチン、リン酸エトポシド、エベロリムス、エキセメスタン、フルダラビン、フルオロウラシル、フォテムスチン、フルベストラント、ゲフィチニブ、ゲムシタビン、ゲムツズマブオゾガマイシン、ゴセレリン酢酸塩、酢酸ヒストレリン、ヒドロキシウレア、イブリツモマブチウキセタン、イダルビシン、イホスファミド、イマチニブメシル酸塩、インターフェロンアルファ2a、イピリムマブ、イクサベピロン、ラパチニブトシル酸塩、レナリドミド、レトロゾール、ロイコボリン、ロイプロリド酢酸塩、レバミソール、ロムスチン、メクロレタミン、メルファラン、メトトレキセート、マイトマイシンC、ミトキサントロン、ネララビン、ニロチニブ、オキサリプラチン、パクリタキセル、パクリタキセルタンパク質結合粒子、パミドロネート、パニツムマブ、ペグアスパルガーゼ、ペグインターフェロンアルファ-2b、ペメトレキセド二ナトリウム、ペントスタチン、ラロキシフェン、リツキシマブ、ソラフェニブ、ストレプトゾシン、スニチニブマレエート、タモキシフェン、テムシロリムス、テニポシド、サリドマイド、トレミフェン、トシツモマブ、トラスツズマブ、トレチノイン、ウラムスチン、バンデタニブ、ベムラフェニブ、ビノレルビン、ゾレドロネート、ペムブロリズマブ、ニボルマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブ、アベルマブ、チサゲンレクルユーセル、アキシカブタゲンシロロイセル、放射線療法、又は手術の1種以上と組み合わせて投与される。
【0130】
本発明は、新生物疾患又は自己免疫疾患を予防又は治療する方法をさらに提供する。一実施形態において、本発明は、対象に治療有効量の本発明の化合物を投与するステップを含む、治療を必要とする対象において新生物疾患又は自己免疫疾患を治療する方法に関する。一実施形態において、本発明は、新生物疾患又は自己免疫疾患を停止させる又は減少させるための薬剤の製造における、本発明の化合物の使用をさらに提供する。
【0131】
特定の実施形態において、新生物疾患は、肺癌、頭頸部癌、中枢神経系癌、前立腺癌、精巣癌、結腸直腸癌、膵臓癌、肝臓癌、胃癌、胆管癌、食道癌、消化管間質腫瘍、乳癌、子宮頸癌、卵巣癌、子宮癌、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫、黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮癌、膀胱癌、腎臓癌、肉腫、中皮腫、胸腺腫、骨髄異形成症候群、又は骨髄増殖性疾患である。
【0132】
本発明による化合物及び組成物の使用により影響を受け得る自己免疫疾患としては、限定はされないが、アレルギー、アルツハイマー病、急性散在性脳脊髄炎、アジソン病、強直性脊椎炎、抗リン脂質抗体症候群、喘息、アテローム性動脈硬化症、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性の溶血性及び血小板減少症の状態、自己免疫性肝炎、自己免疫性内耳疾患、水疱性類天疱瘡、セリアック病、シャーガス病、慢性閉塞性肺疾患、慢性特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、チャーグストラウス症候群、クローン病、皮膚筋炎、真性糖尿病1型、子宮内膜症、グッドパスチャー症候群(及びそれに伴う糸球体腎炎及び肺出血)、グレーヴス病、ギランバレー症候群、橋本病、化膿性汗腺炎、特発性血小板減少性紫斑病、間質性膀胱炎、過敏性腸症候群、エリテマトーデス、モルフェア、多発性硬化症、重症筋無力症、ナルコレプシー、神経性筋緊張病、パーキンソン病、尋常性天疱瘡、悪性貧血、多発性筋炎、原発性胆汁性肝硬変、乾癬、乾癬性関節炎、関節リウマチ、統合失調症、敗血症性ショック、強皮症、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス(及びこれに伴う糸球体腎炎)、側頭動脈炎、組織移植片拒絶及び移植器官の超急性拒絶、血管炎(ANCA関連及び他の脈管炎)、尋常性白斑、及びウェゲナー肉芽腫症が挙げられる。
【0133】
本発明は、本明細書に示され記載される特定の実施形態に限定はされないが、特許請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正を行うことができることを理解するべきである。
【0134】
本発明による化合物は、様々なスキームにしたがって合成されてもよい。必要な出発物質は、有機化学の標準的手順により得ることができる。本発明の化合物及び方法は、単に例証として意図しており本発明の範囲を限定するものではない、以下の代表的な合成スキーム及び実施例に関連して、さらに良く理解される。開示される実施形態への様々な変更及び修正は当業者にとって明らかとなり、限定はされないが、本発明の化学構造、置換基、誘導体、及び/又は方法に関するものを含めた、そのような変更及び修正は、本発明の精神及び添付の特許請求の範囲から逸脱することなく行うことができる。
【0135】
中間体
【0136】
【化10】
を合成するための典型的な方法を以下のスキーム1に記載する:スキーム1のR
1、R
2、m、及びnは、一般的に上記の発明の概要の章で記載されるのと同じである。
【0137】
【0138】
スキーム1では、適切なケトン出発物質1-1をトリブロモホスフィンと反応させてアルデヒド中間体1-2を形成することができ、これをBoc保護したピペラジンとカップリングさせて、中間体1-3を形成することができる。その後、Suzuki反応を介して、1-3を適切なフェニルボロン酸とカップリングさせて中間体1-4を形成し、続いて脱Bocプロセスを行って主要中間体1-5を得る。
【0139】
中間体
【0140】
【化12】
(式中、R
5はNO
2である)を合成するための典型的な方法を以下のスキーム2に記載する。スキーム2のR
4、R
5、L、及びR
6は、一般的に上記の発明の概要の章で記載されるのと同じである。
【0141】
【0142】
スキーム2では、出発物質2-1を適切なアルコール又はアミンを反応させて、2-2を得る。
【0143】
【化14】
を合成するための典型的な方法を以下のスキーム3に記載する。スキーム3では、中間体3-6は市販のものである。3-6の遊離NHの保護により3-7が得られ、Buckwaldカップリング及び求核性芳香族置換を介してこれを3-8に変換する。2回の脱保護により3-9が得られ、これをO-アルキル化して、エステル3-10が得られ、続いて閉環を施して、3-11を形成する。3-11の還元により中間体3-12が得られる。
【0144】
【0145】
【化16】
(式中、R
9及びkは、上記の発明の概要の章で記載されるのと同じである)を合成するための典型的な方法を以下のスキーム3-2(方法A)、3-3(方法B)、3-4(方法C)に記載する。
【0146】
【0147】
スキーム3-2では、市販の出発物質3-2-1の遊離NHの保護により3-2-2が得られ、求核性芳香族置換(PG=Boc、Ts)を介してこれを3-2-3に変換する。Buchwaldカップリングを介して3-2-3に閉環を施すことにより、3-2-4が得られ、これを脱保護して、中間体3-2-5を得る。
【0148】
【0149】
スキーム3-3では、市販の出発物質3-3-1の遊離NHの保護により3-3-2が得られ、求核性芳香族置換を介してこれを3-3-3に変換する。脱保護により3-3-4が得られ、続いて、Buchwald閉環により中間体3-3-5を得る。
【0150】
【0151】
スキーム3-4では、市販の出発物質3-4-1の遊離NHの保護により3-4-2が得られ、求核性芳香族置換を介してこれを3-4-4に変換し、続いてBuchwald又はUllmannカップリングを行う。3-4-4のMitsunobu反応により3-4-5が得られ、これを脱保護して、中間体3-4-6を得る。
【0152】
【化20】
(式中、R
9及びkは、上記の発明の概要の章で記載されるのと同じである)を合成するための典型的な方法を以下のスキーム3-5(方法A)に記載する。
【0153】
【0154】
スキーム3-5では、市販の出発物質3-5-1の遊離NHの保護により3-5-2が得られ、求核性芳香族置換(PG=Boc、Ts)を介してこれを3-5-3に変換する。Buchwaldカップリングを介して3-5-3に閉環を施すことにより3-5-4が得られ、これを脱保護して中間体3-5-5を得る。
【0155】
【化22】
(式中、R
9及びkは、上記の発明の概要の章で記載されるのと同じである)を合成するための典型的な方法を以下のスキーム3-8に記載する。
【0156】
【0157】
スキーム3-8では、3-8-1(これはスキーム3-5、3-6、3-7から合成したもの)のチオエーテルN-酸化をm-CPBAと反応させて3-8-2を形成する。
【0158】
中間体
【0159】
【化24】
(式中、及びkは、上記の発明の概要の章で記載されるのと同じである)は、スキーム3、スキーム3-2(方法A)、3-3(方法B)、3-4(方法C)、スキーム3-5、及びスキーム3-8と同様の経路で作製することができる。
【0160】
他の中間体
【0161】
【化25】
(式中、Qは6員環であり、R
7、R
8、R
9、Y、W、W
1、及びkは、上記の発明の概要の章で記載されるのと同じである)は、スキーム3、スキーム3-2(方法A)、3-3(方法B)、3-4(方法C)、スキーム3-5、及びスキーム3-8と同様の経路で作製することができる。
【0162】
式(D)化合物(式中、Z2はOである)を合成するための典型的な方法をスキームIに記載する:
【0163】
【0164】
スキームIでは、中間体1-5に、選択されたp-フルオロ-2-ブロモ-ベンゾエートとの求核性芳香族置換を施してI-2を得る。適切なアミン中間体とのI-2のBuckwaldカップリングによりI-3が得られる。I-3をTFAで順次に脱保護してSEM基を除去し、NaOHでエステル基を除去し、遊離カルボン酸中間体I-5を得る。I-5の2-2とのカップリングにより式(D)の最終生成物を得る。
【0165】
異なるZを有する式(D)の化合物は、適切な出発物質及び中間体を使用することによって、一般スキームIと同様の方法により調製することができる。
【0166】
式(C)、(B)、及び(A)の化合物は、適切な出発物質及び中間体を使用することによって、一般スキームIと同様の方法により調製することができる。
【0167】
本発明の化合物及び方法は、単に例証として意図しており本発明の範囲を限定するものではない、以下の実施例に関連して、さらに良く理解される。開示される実施形態への様々な変更及び修正は当業者にとって明らかとなり、限定はされないが、本発明の化学構造、置換基、誘導体、製剤、及び/又は方法に関するものを含めた、そのような変更及び修正は、本発明の精神及び添付の特許請求の範囲から逸脱することなく行うことができる。
【実施例】
【0168】
NMRデータが示される場合、1HスペクトルはXL400(400 MHz)において得られたものであり、挿入句的に示されるプロトンの数、多重度、及びヘルツでの結合定数と共に、Me4Siから低磁場側のppmとして報告される。HPLCデータが示される場合、Agilent 1100システムを使用して分析を行った。LC/MSデータが示される場合、Applied Biosystems API-100質量分析計及びShimadzu SCL-10A LCカラムを使用して分析を行った。
【0169】
[実施例1-1]
1-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジンの調製
2-ブロモ-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エンカルボアルデヒド2の合成:無水クロロホルム(57ml)及び無水N,N-ジメチルホルムアミド(9mL)の溶液を約3℃(内部温度)に窒素下で冷却してから、三臭化リン(10mL、0.1モル)を、反応が約3℃で維持されるような速度で滴下により導入した。添加完了後、反応物をゆっくりと約10℃に温め、次いで温度を70℃に上昇させ、この温度で30分間維持した。反応物を室温に冷却し、3,3-ジメチルシクロヘキサノン1(5g、0.04モル)を20分間にわたりゆっくりと加えた。添加完了後、反応物を70℃に温め、1.5時間撹拌した。次いで混合物を0℃に冷却し、4M酢酸ナトリウムの溶液(53ml)をゆっくりと加えた。5M NaOH溶液を使用して、得られる溶液のpHを約7に調整し、次いで混合物をヘプタン(100mL×3)で抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(Na2SO4)、ろ過し、減圧下で濃縮して、2-ブロモ-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エンカルボアルデヒド2(4g、49%)が黄色油状物として得られた。
【0170】
2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エンカルボアルデヒド3の合成:2-ブロモ-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エンカルボアルデヒド2(5g、0.023モル)及び4-クロロフェニルボロン酸(3.6g、0.023モル)の1,4-ジオキサン(50mL)中の脱気した溶液へ、室温で2M Na2CO3(20.4ml)溶液を加えた。混合物に窒素を2分間吹き込み、次いでPdCl2(dppf)(0.5g)を加えた。反応フラスコを120℃に加熱し、この温度で3時間維持した。この後、懸濁液を室温に冷却し、セライトを通してろ過した。回収した固体を追加のジクロロメタンで洗浄し、合わせたろ液及び洗浄液を減圧下で濃縮した。PE:EA=20:1を使用して、シリカによるカラムクロマトグラフィーによる精製により、2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エンカルボアルデヒド3(3g、53%)が白色固体として得られた。MS: 249[M+H]+
【0171】
(2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エニル)メタノール4の合成:2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エンカルボアルデヒド3(20g、80.6mmol)のMeOH(100mL)中の溶液を0℃に冷却し、NaBH4(3.1g、80.6mmol)を、反応が0~5℃で維持されるような速度で反応物に少しずつ加えた。添加後、混合物を0℃で1時間撹拌した。水を混合物にゆっくりと加え、EA(200mL×3)で抽出し、有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して、(2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エニル)メタノール4(15g、75%)が白色固体として得られた。MS: 233[M+H-H2O]+
【0172】
1-(2-(ブロモメチル)-5,5-ジメチルシクロヘキサ-1-エニル)-4-クロロベンゼン5の合成:(2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エニル)メタノール4(15g、0.060モル)のEt2O(300ml)中の溶液を0℃に冷却してから、三臭化リン(7.5mL)を混合物に滴下して加え、添加後、混合物を1時間0℃で90分間撹拌した。反応混合物をH2Oに加えてから、EAで抽出した。有機層をNaHCO3飽和溶液及びブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して、1-(2-(ブロモメチル)-5,5-ジメチルシクロヘキサ-1-エニル)-4-クロロベンゼン5(18g、96%)が無色油状物として得られた。
【0173】
tert-ブチル4-((2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エニル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成 - 1-ブロモ-2-(ブロモメチル)-5,5-ジメチルシクロヘキサ-1-エン5(21g、0.067モル)及びtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(12.4g、0.067モル)のジクロロメタン(200ml)中の溶液へ、TEA(12.2g、0.12モル)を室温で加えた。反応物を2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗生成物を得た。PE:EA=20:1を使用して、シリカによるカラムクロマトグラフィーによる精製により、tert-ブチル4-((2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エニル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート6(21g、75%)が得られた。
【0174】
1-((2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エニル)メチル)ピペラジン塩化水素の合成:tert-ブチル4-((2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エニル)メチル)ピペラジン-1-カルボキシレート6(30g、0.072モル)のMeOH(20ml)中の溶液へ濃HCl(50mL)を加えた。反応物を24時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。Na2CO3の飽和溶液を加え、pHを約8~9に調整し、混合物をジクロロメタン(×2)で抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、ろ過し、減圧下で濃縮した。油生成物をMeOH/HCl(g)(3M、500mL)で処理し、1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮して、生成物1-((2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エニル)メチル)ピペラジン塩化水素IM-14-1(23g、83%)が得られた。MS: 319[M+H]+ 1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 11.51 (s, 1H), 9.60 (s, 1H), 9.18 (s, 1H), 7.45 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.15 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 3.43 (s, 8H), 2.84 (s, 2H), 2.39 (s, 2H), 2.03 (s, 2H), 1.45 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 0.96 (s, 6H).
【0175】
[実施例1-2]
3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)ベンゼンスルホンアミドの調製
機械撹拌装置を備えた500mL三つ口RBフラスコへ、4-クロロ-3-ニトロベンゼンスルホンアミド(23.7g、100mmol)、DIPEA(12.9g、100mmol)、(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メタンアミン(11.5g、100mmol)及びアセトニトリル(200mL)を充填した。反応混合物を内部温度80℃に調整し、12時間以上撹拌した。生成物溶液を40℃に冷却し、析出が観察されるまで1時間以上撹拌した。生成物スラリーを20℃にさらに冷却した。水(80mL)を1時間以上にわたりゆっくりと充填し、混合物を10℃に冷却し、2時間以上撹拌してから、ろ過によって回収した。湿ったケーキをアセトニトリル:水の1:1ミックス(40mL)で洗浄した。湿ったケーキを40℃で1時間以上水(80mL)ですすいでから、ろ過によって回収した。湿ったケーキを水(20mL)ですすぎ、真空下75℃で乾燥させて、3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)ベンゼンスルホンアミド(24.5g、78%)が橙色固体として得られた。1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.60 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 8.48 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.84 (dd, J = 9.2, 2.0 Hz, 1H), 7.54 - 7.18 (m, 3H), 3.86 (dd, J = 11.3, 3.2 Hz, 2H), 3.35 (s, 2H), 3.27 (t, J = 10.9 Hz, 2H), 1.92 (ddd, J = 11.2, 7.4, 3.9 Hz, 1H), 1.62 (d, J = 11.4 Hz, 2H), 1.27 (qd, J = 12.3, 4.4 Hz, 2H).
【0176】
[実施例1-3]
3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)ベンゼンスルホンアミドの調製
50mL丸底フラスコ中へ、(4-フルオロオキサン-4-イル)メタンアミン塩酸塩(500mg、2.95mmol、1.00当量)、4-フルオロ-3-ニトロベンゼン-1-スルホンアミド(650mg、2.95mmol、1.00当量)、テトラヒドロフラン(15mL)、Cs2CO3(2.8g、8.59mmol、3.00当量)を入れた。得られる溶液を油浴中で50℃で14時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。得られる混合物をろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(4:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより650mg(66%)の4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼン-1-スルホンアミドが黄色固体として得られた。LCMS (ES, m/z): M+1: 334. H-NMR: (300 MHz, DMSO, ppm): δ 8.58 (t, J=6.3 Hz, 1 H), 8.49 (d, J=2.1 Hz, 1 H), 7.90 - 7.80 (m, 1 H), 7.44 (d, J=9.3 Hz,1 H), 7.34 (s, 2 H), 3.87 - 3.70 (m , 4 H), 3.61 - 3.50 (m, 2 H),1.95 - 1.70 (m, 4 H).
【0177】
[実施例1-4]
6-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,2,3,6-テトラヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジンの合成のための改善された方法
250mL三つ口丸底フラスコ中へ、6-フルオロピリジン-2-アミン(11.2g、99.91mmol、1.00当量)、CH3CN(100mL)、NBS(21.4g、120.24mmol、1.20当量)を入れた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。次いで200mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を3×100mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を3×100mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いでろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:5)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより12g(63%)の5-ブロモ-6-フルオロピリジン-2-アミンが白色固体として得られた。LCMS (ES, m/z): M+1: 191, 193.
【0178】
2000mL四つ口丸底フラスコ中へ、AcOH(1000mL)、ヨード(スルファニル)アミン(142.5g、633.33mmol、1.10当量)中の5-ブロモ-6-フルオロピリジン-2-アミン(110g、575.91mmol、1.00当量)を入れた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。次いで3000mLの水を加えることにより反応をクエンチした。固体をろ過によって回収した。これにより170g(93%)の5-ブロモ-6-フルオロ-3-ヨードピリジン-2-アミンが白色固体として得られた。H-NMR:(CDCl3, 300 MHz) δ: 7.98 (d, J=14.4 Hz, 1H), 4.94-5.00 (bs, 2H).
【0179】
3000mL三つ口丸底フラスコ中へ、5-ブロモ-6-フルオロ-3-ヨードピリジン-2-アミン(170g、536.45mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(1500mL)中の溶液、CuI(10.2g、53.56mmol、0.10当量)、TEA(500mL)、ジクロロパラジウム;ビス(トリフェニルホスファン)(11.2g、15.96mmol、0.03当量)、エチル(エチニル)ジメチルシラン(63g、561.27mmol、1.20当量)を入れた。得られる溶液を一晩室温で撹拌した。次いで2000mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を3×1000mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を3×1000mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いでろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより120g(78%)の5-ブロモ-6-フルオロ-3-[2-(トリメチルシリル)エチニル]ピリジン-2-アミンが黄色油状物として得られた。LCMS (ES, m/z): M+1: 289, 287
【0180】
2000mL四つ口丸底フラスコ中へ、5-ブロモ-6-フルオロ-3-[2-(トリメチルシリル)エチニル]ピリジン-2-アミン(84g、292.48mmol、1.00当量)のジクロロメタン(1000mL)中の溶液、ピリジン(57.8g、730.72mmol、2.50当量)を入れた。これに続いて、撹拌しながら塩化アセチル(50.2g、639.51mmol、2.20当量)を0度で滴下して加えた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。次いで1000Lの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる混合物を2×1000mLの水で洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:10)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより80g(83%)のN-[5-ブロモ-6-フルオロ-3-[2-(トリメチルシリル)エチニル]ピリジン-2-イル]アセトアミドが白色固体として得られた。LC-MS: (ES, m/z): M+1=331, R,T= 1.669分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;直線的グラジエント
【0181】
2000mL丸底フラスコ中へ、N-[5-ブロモ-6-フルオロ-3-[2-(トリメチルシリル)エチニル]ピリジン-2-イル]アセトアミド(80g、242.98mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(300mL)中の溶液、TBAF(テトラヒドロフラン中1M)(729mL、3.00当量)を入れた。得られる溶液を70度で12時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。得られる混合物を真空下で濃縮した。次いで500mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を3×300mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を3×300mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~4:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより15g(29%)の5-ブロモ-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンが白色固体として得られた。LC-MS: (ES, m/z): M+1=213, R,T= 1.451分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;直線的グラジエント
【0182】
窒素の不活性雰囲気でパージされ維持された250mL三つ口丸底フラスコ中へ、5-ブロモ-6-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(15g、69.76mmol、1.00当量)のN,N-ジメチルホルムアミド(150mL)中の溶液を入れた。これに続いて、水素化ナトリウム(4.2g、175.00mmol、1.50当量)を0度で少しずつ加えた。0.5時間撹拌後、これに、撹拌しながら0度でSEMCl(14g、84.34mmol、1.20当量)を滴下して加えた。得られる溶液を、撹拌しながら、室温で追加の3時間反応させた。次いで300mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を3×200mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を3×200mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:10)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより15g(62%)の5-ブロモ-6-フルオロ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンが黄色油状物として得られた。H-NMR-: (CDCl3, 300 MHz) δ: 8.19 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.37 (d, J=3.6 Hz, 1H), 6.54 (d, J=3.6 Hz, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.58 (t, J=8.1 Hz, 2H), 0.98-0.93 (t, J=8.1 Hz, 2H), 0.00 (s, 9H)。BBOFのプローブヘッドを備えたBrukerAvanceIII HD 300MHzでNMRスペクトルの測定を行った。
【0183】
250mL丸底フラスコ中へ、5-ブロモ-6-フルオロ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(6.9g、19.98mmol、1.00当量)のジオキサン(70mL)中溶液、t-BuOK(6.84g、60.96mmol、3.00当量)、キサントホス(x-antphos)(2.3g、3.98mmol、0.20当量)、Pd2(dba)3.CHCl3(1.9g、0.10当量)、ジフェニルメタンイミン(4.32g、23.84mmol、1.20当量)を入れた。得られる溶液を100℃で一晩撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:20)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより3.6g(粗製)の6-(tert-ブトキシ)-N-(ジフェニルメチリデン)-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-アミンが白色油状物として得られた。LC-MS-: (ES, m/z): M+1= 500.
【0184】
50mL丸底フラスコ中へ、ジオキサン(15mL)中の6-(tert-ブトキシ)-N-(ジフェニルメチリデン)-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-アミン(3.6g、7.20mmol、1.00当量)の溶液、ジオキサン(20mL)中の4M HClを入れた。得られる溶液を室温で2時間撹拌した。次いで50mLの飽和炭酸水素ナトリウムを加えることにより反応をクエンチした。固体をろ過によって回収した。これにより1g(50%)の5-アミノ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-オールが白色固体として得られた。LC-MS: (ES, m/z): M+1=280, R,T= 0.811分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;直線的グラジエント
【0185】
100mL丸底フラスコ中へ、5-アミノ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-オール(1g、3.58mmol、1.00当量)のCH3CN(50mL)中の溶液、Cs2CO3(1.75g、5.37mmol、1.50当量)、エチル2-クロロアセテート(438mg、3.57mmol、1.00当量)を入れた。得られる溶液を70度で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。次いで50mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を3×50mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を3×50mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いでろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより1g(76%)のエチル2-[(5-アミノ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イル)オキシ]アセテートが白色固体として得られた。LC-MS: (ES, m/z): M+1=366.
【0186】
100mL丸底フラスコ中へ、エチル2-[(5-アミノ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イル)オキシ]アセテート(1g、2.74mmol、1.00当量)のエタノール(20mL)中の溶液、Cs2CO3(1.78g、5.46mmol、2.00当量)を入れた。得られる溶液を還流状態で一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。得られる混合物をろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:2)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより400mg(46%)の4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-11-オンが白色固体として得られた。LC-MS: (ES, m/z): M+1=320.
【0187】
窒素の不活性雰囲気でパージされ維持された25mL丸底フラスコ中へ、4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-11-オン(400mg、1.25mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(mL)中の溶液を入れた。これに続いて、LiAlH4(95mg、2.50mmol、2.00当量)を少しずつ-78度で加えた。得られる溶液を室温で4時間撹拌した。次いで20mLの水を加えることにより反応をクエンチした。固体をろ過した。得られる溶液を3×20mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を3×20mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより180mg(47%)の4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンが褐色油状物として得られた。H-NMR: (CDCl3, 300 MHz) δ: 7.36 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.25 (d, J= 3.3 Hz, 1H), 6.31 (d, J= 3.3 Hz, 1H), 5.58 (s, 2H), 4.48-4.52 (m, 2H), 3.72-3.60 (m, 2H), 3.60-3.52 (m, 2H), 0.92-0.87 (m, 2H),0.00 (s, 9H).
【0188】
[実施例2]
上記実施例1-4の中間体を使用することによる、発明者らの以前の出願WO/2017/132474で開示されたNW-4-8の調製。
250mL丸底フラスコ中へ、1-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン(15.09g、47.32mmol、1.00当量)のDMA(150mL)中の溶液、DIEA(12.9g、99.81mmol、2.00当量)、メチル2-ブロモ-4-フルオロベンゾエート(11.6g、49.78mmol、1.00当量)を入れた。得られる溶液を100度で12時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。次いで50mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を3×100mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を3×100mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いでろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:5)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより7g(粗製)のメチル2-ブロモ-4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)ベンゾエートが黄色油状物として得られた。LC-MS (ES, m/z): M+1=533, 531.
【0189】
40mL丸底フラスコ中へ、4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン(175mg、0.57mmol、1.00当量)のジオキサン(10mL)中の溶液、Cs2CO3(560mg、1.72mmol、3.00当量)、キサントホス(XantPhos) Pd G2(CAS:1375325-77-1)(53mg、0.06mmol、0.10当量)、メチル2-ブロモ-4-(4-[2-(4クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-イル]メチルピペラジン-1-イル]ベンゾエート(334.7mg、0.63mmol、1.10当量)を入れた。得られる溶液を110度で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。固体をろ過した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより200mg(46%)のメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-(4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル)ベンゾエートが黄色油状物として得られた。LC-MS: (ES, m/z): M+1=756, R,T= 1.252分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;直線的グラジエント。
【0190】
50mL丸底フラスコ中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-(4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル)ベンゾエート(200mg、0.26mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン(20mL)中の溶液、TBAF(3mg、0.01mmol)、エタン-1,2-ジアミン(3mL)を入れた。得られる溶液を60度で24時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。次いで30mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を2×30mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を2×30mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:2)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより90mg(54%)のメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]ベンゾエートが黄色固体として得られた。LC-MS(ES, m/z): M+1=626, R,T= 1.052分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;直線的グラジエント。
【0191】
8mL丸底フラスコ中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]ベンゾエート(90mg、0.14mmol、1.00当量)のテトラヒドロフラン/MeOH/H2O(2/2/2mL)中の溶液、水酸化ナトリウム(23mg、0.57mmol、4.00当量)を入れた。得られる溶液を60度で一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。次いで5mLの水を加えることにより反応をクエンチした。塩化水素(1モル/L)で、溶液のpH値を6に調整した。得られる溶液を2×10mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を3×10mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより70mg(80%)の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]安息香酸が黄色固体として得られた。
LC-MS(ES, m/z): M+1=612, R,T= 1.005分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;直線的グラジエント。
【0192】
8mL丸底フラスコ中へ、4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]安息香酸(35mg、0.06mmol、1.00当量)のジクロロメタン(5mL)中の溶液、4-ジメチルアミノピリジン(27.8mg、0.23mmol、4.00当量)、3-ニトロ-4-[(オキサン-4-イルメチル)アミノ]ベンゼン-1-スルホンアミド(21.7mg、0.07mmol、1.20当量)、EDCI(22mg、0.11mmol、2.00当量)を入れた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。粗生成物を分取HPLCにより以下の条件で精製した(Waters-2767):カラム、X-bridge RP18、5um、19×100mm;移動相、水中0.03%アンモニア(0.03% NH4HCO3及びNH4OH)及びCH3CN(32% CH3CNを6分で52%まで上昇させる);検出器、UV 254nm。これにより28.3mg(54%)の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-N-([3-ニトロ-4-[(オキサン-4-イルメチル)アミノ]ベンゼン]スルホニル)-2-[13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]ベンズアミドが黄色固体として得られた。LC-MS-: (ES, m/z): (ES, m/z): M+1=909, R.T= 1.52分。逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;直線的グラジエント。H-NMR: (CDCl3, 300 MHz) δ: 8.70 (s, 1H), 8.46 (m, 2 H), 8.10-8.06 (m, 1 H), 7.89-7.60 (m, 1 H), 7.10 (s, 1 H), 6.94-6.71 (m, 5 H), 6.49 (s, 1 H), 6.16 (s, 1 H), 4.70-4.65 (m, 2 H), 4.00-4.10 (m, 2 H), 3.67-3.19(m, 7 H), 3.20-3.00(m, 4 H), 2.78(s, 1 H), 2.58-2.52(m, 2 H), 2.27-2.17(m, 3 H), 2.05-1.98(m, 4 H), 1.74-1.70 (m, 3 H), 1.55-1.40 (m, 3H), 0.98 (s, 6H).BBOFのプローブヘッドを備えたBrukerAvanceIII HD 300MHzでNMRスペクトルの測定を行った。
【0193】
[実施例3]
4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミドの調製
8mL丸底フラスコ中へ、4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]安息香酸(35mg、0.06mmol、1.00当量)のジクロロメタン(5mL)中の溶液、4-ジメチルアミノピリジン(27.8mg、0.23mmol、4.00当量)、EDCI(22mg、0.11mmol、2.00当量)、4-[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ-3-ニトロベンゼン-1-スルホンアミド(22.7mg、0.07mmol、1.20当量)を入れた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。粗生成物を分取HPLCにより以下の条件で精製した(Waters-2767):カラム、X-bridge RP18、5um、19×100mm;移動相、水中0.03%アンモニア(0.03% NH4HCO3及びNH4OH)及びCH3CN(32% CH3CNを6分で52%まで上昇させる);検出器、UV 254nm。これにより26.2mg(50%)の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-N-[(4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼン)スルホニル]-2-[13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]ベンズアミドが黄色固体として得られた。LC-MS: (ES, m/z): (ES, m/z): M+1=927, R,T= 1.27分。逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。H-NMR: (CDCl3, 300 MHz) δ: 12.38 (bs, 1H), 8.69 (d, J= 2.1 Hz, 1 H), 8.58 (t, J= 6.3 Hz, 1 H), 8.44 (s, 1H), 8.07 (d, J= 9.0 Hz,1H), 7.90-7.87 (m, 1H), 7.24-7.22 (m, 2H), 7.08 (s, 1H), 6.94(m, 2H), 6.85 (s, 1H), 6.80-6.77 (m, 2 H), 6.49 (s, 1H), 6.14 (s, 1H), 4.74-4.67 (m, 2H), 3.91-3.80 (m, 2H), 3.80-3.44 (m, 6H), 3.17 (m, 4H), 2.77(s, 1H), 2.22-2.10 (m, 6H), 2.00 (s, 2H), 1.98-1.75 (m, 3H), 1.80-1.60 (m, 2H), 1.55-1.40 (m, 2H), 0.94 (s, 6H).BBOFのプローブヘッドを備えたBrukerAvanceIII HD 300MHzでNMRスペクトルの測定を行った。
【0194】
[実施例4]
4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル-2,2,3,3-d4)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミドの調製
4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル](12,12-2H2)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-11-オンの合成:8mLバイアル中へ、4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-11-オン(90mg、0.28mmol、1当量)、D2O(1mL)、MeOD(1mL)、Na2CO3(89.6mg、0.85mmol、3.00当量)を入れた。得られる溶液を油浴中で60℃で48時間撹拌した。得られる溶液を3×3mLのジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより60mg(66%)の4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル](12,12-2H2)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-11-オンが黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-34-1: (ES, m/z): M+1=322,逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。H-NMR-PH-PHNW-4-34-2: (d-DMSO, 300 ppm): 7.44-7.41 (m, 2H), 6.43-6.42(d, J=6Hz, 1H), 5.46-5.41 (m, 2H), 3.51-3.46(m, 2H), 1.24(s, 1H), 0.86-0.79(m, 4H), -0.04--0.05(m, 9H).
【0195】
4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル](11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンの合成:8mLバイアル中へ、4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル](12,12-2H2)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-11-オン(60mg、0.19mmol、1当量)、THF(3mL)を入れた。これに続いてLiAlD4(31.3mg、0.75mmol、3.99当量)を0℃で少しずつ加えた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。次いで1mLのD2Oを加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を3×5mLの酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより25mg(43.28%)の4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル](11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンが黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-34-2: (ES, m/z): M+1=931. H-NMR-PH-PHNW-4-34-2: (CDCl3, 300 ppm): 7.35(s, 1H), 7.17-7.15(d, J=6Hz, 1H), 6.35-6.34(d, J=3Hz, 1H), 5.56-5.53 (m, 2H), 3.58-3.52(m, 2H), 2.08(s, 1H), 1.28(s, 1H), 0.93-0.88(m, 3H), -0.04--0.05(m, 9H).
【0196】
メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-(4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル](11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル)ベンゾエートの合成:8mLバイアル中へ、4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル](11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン(25mg、0.08mmol、1当量)、メチル2-ブロモ-4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)ベンゾエート(55.9mg、0.11mmol、1.3当量)、ジオキサン(5mL)、Cs2CO3(52.6mg、0.16mmol、2当量)、クロロ[9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン][2-アミノ-1,1-ビフェニル-2-イル]パラジウム(II)(5mg)を入れた。得られる溶液を油浴中で100℃で2時間撹拌した。反応が完了した後、粗製の溶液を濃縮し、残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより20mg(32.56%)のメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-(4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル](11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル)ベンゾエートが黄色固体として得られた。逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。
【0197】
メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートの合成。8mLバイアル中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-(4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル](11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9)(20mg、0.03mmol、1当量)、THF(2mL)、TBAF(100mg、0.38mmol、14.54当量)、エタン-1,2-ジアミン(1mL、0.02mmol、0.63当量)を入れた。得られる溶液を70℃で一晩撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより12mg(72.40%)のメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートが黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-34-4: (ES, m/z): M+1=630.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。
【0198】
4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸の合成:8mLバイアル中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエート(12mg、0.02mmol、1当量)、MeOH(1mL)、H2O(1mL)、THF(1mL)、NaOH(3.0mg、0.08mmol、3.94当量)を入れた。得られる溶液を油浴中で60℃で一晩撹拌した。HCl(1モル/L)で、溶液のpH値を5に調整した。反応混合物を真空下で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラムに適用し、PE/EA(1:0~2:3)で溶出した。これにより9mg(76.71%)の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸がオフホワイト色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-34-5: (ES, m/z): M+1=616.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。
【0199】
4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-N-(4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼンスルホニル)-2-[(11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンズアミドの合成:8mLバイアル中へ、4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]安息香酸(9mg、0.01mmol、1当量)、4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼン-1-スルホンアミド(6.3mg、0.02mmol、1.3当量)、DCM(2mL)、DMAP(7.1mg、0.06mmol、3.98当量)、EDCI(5.6mg、0.03mmol、2当量)を入れた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより6mg(44.10%)の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-N-(4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼンスルホニル)-2-[(11,11,12,12-2H4)-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンズアミドが黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-34-0: (ES, m/z): M+1=931.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル; 3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分H-NMR-PH-PHNW-4-34-0: (d-DMSO, 300 ppm): 8.57(s, 1H), 8.37(s, 1H), 7.58-7.55(m, 1H), 7.37-7.35 (m, 3H), 7.08-7.05(m, 3H), 6.87-6.76(m, 3H), 3.76-3.73(m, 6H), 3.57-3.53(m, 6H), 3.33(m, 3H), 2.76-2.73(m, 2H), 2.26-2.20(m, 6H), 1.98(m, 2H), 1.81-1.76(m, 5H), 1.41-1.39(m, 5H), 1.39(m, 4H), 0.91-0.88(m, 6H).
【0200】
[実施例5]
4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミドの調製
tert-ブチル1-(5-ブロモ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イルオキシ)プロパン-2-イルカルバメートの合成。250mL丸底フラスコ中へ、tert-ブチル1-ヒドロキシプロパン-2-イルカルバメート(2.28g、13.05mmol、1.50当量)、DMF(30mL)、NaH(0.87g、21.75mmol、2.50当量)を0℃で10分間入れた。5-ブロモ-6-フルオロ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(3.0g、8.70mmol、1.00当量)を加えた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。得られる溶液を200mLのH2Oで希釈した。得られる溶液を3×300mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を1×200mLのH2O及び1×200mLの塩化ナトリウム(水性)で洗浄した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、PE/EA(5:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより2.2g(50%)のtert-ブチル1-(5-ブロモ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イルオキシ)プロパン-2-イルカルバメートが黄色油状物として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-35-1(ES, m/z): LC-MS (M+1): 502; RT=1.50分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;2.0分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。
【0201】
tert-ブチル2-メチル-6-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-カルボキシレートの合成。100mL丸底フラスコ中へ、tert-ブチル1-(5-ブロモ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イルオキシ)プロパン-2-イルカルバメート(2.2g、4.39mmol、1.00当量)、ジオキサン(25mL)、Cs2CO3(4.30g、13.17mmol、3.00当量)、X-phosPd 3G(1.04g、1.317mmol、0.30当量)を入れた。得られる溶液をN2下で100℃で一晩撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、PE/EA(3:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより1.26g(68%)のtert-ブチル2-メチル-6-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-カルボキシレートが黄色油状物として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-35-2(ES, m/z): LC-MS (M+1): 420; RT=1.84分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-ODS、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;2.6分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.0mL/分。
【0202】
2-メチル-6-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,2,3,6-テトラヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジンの合成:250mL丸底フラスコ中へ、tert-ブチル2-メチル-6-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-カルボキシレート(1.26g、3.00mmol、1.00当量)、DCM(15mL)、ZnBr2(10.0g、30mmol、10.0当量)を入れた。得られる溶液を室温で3時間撹拌した。得られる溶液を50mLのNaHCO3を希釈した。得られる溶液を3×50mLのDCMで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を1×50mLのH2O及び1×50mLの塩化ナトリウム(水性)で洗浄した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、PE/EA(1:1)を使用してシリカゲルカラムを適用した。これにより800mg(83%)の2-メチル-6-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,2,3,6-テトラヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジンが黄色油状物として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-35-3(ES, m/z): LC-MS (M+1): 320; RT=1.54分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-ODS、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;2.6分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.0mL/分。
【0203】
メチル4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-6-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾエートの合成:100mL丸底フラスコ中へ、tert-ブチル1-(5-ブロモ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イルオキシ)プロパン-2-イルカルバメート(300mg、0.94mmol、1.00当量)、ジオキサン(15mL)、Cs2CO3(920mg、2.82mmol、3.00当量)、キサントホス(XantPhos)Pd 2G(83mg、0.094mmol、0.10当量)、メチル2-ブロモ-4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)ベンゾエート(1.0g、1.88mmol、2.00当量)を入れた。得られる溶液をN2下、110℃で一晩撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、PE/EA(5:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより360mg(50%)のメチル4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-6-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾエートが黄色油状物として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-35-4(ES, m/z): LC-MS (M+1): 770; RT=1.56分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-ODS、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;2.6分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.0mL/分
【0204】
メチル4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾエートの合成 100mL丸底フラスコ中へ、tert-ブチルメチル4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-6-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾエート(300mg、0.39mmol、1.00当量)、THF(10mL)、TBAF(3.0g)、エタン-1,2-ジアミン(5mL)を入れた。得られる溶液を60℃で一晩撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。混合物を2N HClによりPH<7へと調整した。得られる溶液を3×200mLのEAで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を1×10mLのH2O及び1×10mLの塩化ナトリウム(水性)で洗浄した。得られる混合物を真空下で濃縮した。これにより120mg(48%)のメチル4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾエートが黄色油状物として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-35-5(ES, m/z): LC-MS (M+1): 640; RT=2.82分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u HPH-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% NH4HCO3);溶離液B:メタノール;3.5分で10%アセトニトリルから98%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:0.8mL/分
【0205】
4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)安息香酸の合成。50mL丸底フラスコ中へ、メチル4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンゾエート(70mg、0.11mmol、1.00当量)、MeOH/H2O(5/5mL)、NaOH(44mg、1.10mmol、10当量)を入れた。得られる溶液を60℃で3時間撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより50mg(73%)の4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)安息香酸が白色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-35-6(ES, m/z): LC-MS (M+1): 626; RT=2.45分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u HPH-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% NH4HCO3);溶離液B:メタノール;3.5分で10%アセトニトリルから98%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:0.8mL/分。
【0206】
4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミドの合成:50mL一つ口丸底フラスコ中へ、4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)安息香酸(40mg、0.064モル、1.00当量)、DCM(4mL)、EDCI(49mg、0.256mmol、4.00当量)、DMAP(16mg、0.128mmol、2.00当量)、4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロベンゼンスルホンアミド(28mg、0.0832モル、1.30当量)を入れた。得られる溶液を40℃で一晩撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。これにより2.9mg(70%)の4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミドが黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-35-0A(ES, m/z): LC-MS (M+1):941; RT=5.02分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u Ascentis Express C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:メタノール;7.0分で5%アセトニトリルから95%アセトニトリルまで直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.0mL/分。
【0207】
[実施例6]
(S)-4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド及び(R)-4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミドの調製
12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-11-オンの合成:100mL丸底フラスコ中へ、5-アミノ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-オール(1.5g、5.37mmol、1当量)、DMF(50mL)、K2CO3(2.2g、16.11mmol、3当量)を入れた。これに続いて、撹拌しながら2-クロロプロパノイルクロリド(1.4g、10.74mmol、2当量)を0℃で滴下して加えた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。次いで50mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。得られる混合物を2×50mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより500mg(27.93%)の12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-11-オンが黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-37-1: (ES, m/z): M+1=334, R,T= 1.123分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。H-NMR-PH-PHNW-4-37-1: (CDCl3, 300 ppm): 8.34 (s, 1H), 7.63 (d, J= 3 Hz, 1H), 7.42-7.28 (m, 1H), 6.46(d, J= 3 Hz, 1H), 5.68(s, 2H), 4.92-4.85(m, 1H), 3.63-3.53(m, 2H), 1.85-1.81(d, J= 12 Hz, 3H), 0.94-0.89(m, 2H), -0.154(s, 9H).BBOFのプローブヘッドを備えたBrukerAvanceIII HD 300MHzでNMRスペクトルの測定を行った。
【0208】
12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン及び(12R又はS)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン(想定)及び(12S又はR)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン(想定)の合成:100mL三つ口丸底フラスコ中へ、12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-11-オン(500mg、1.50mmol、1当量)、THF(20mL)を入れた。これに続いて、LiAlH4(113.8mg、3.00mmol、2当量)を0℃で少しずつ加えた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。次いで、20mLの水を加えることにより反応をクエンチした。固体をろ過した。得られる溶液を2×20mLの酢酸エチルで抽出した。得られる混合物を2×20mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより450mg(93%)の12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンが黄色固体として得られた。
【0209】
粗製12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン(450mg)をChiral-Prep-HPLCにより以下の条件で精製した:(SHIMADZU LC-20AT):カラム、CHIRALPAK IC;移動相A:n-ヘキサン、相B:エタノール;検出器、220nm。これにより200mg(44%)の(12R又はS)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンが黄色固体(想定)として得られた。
【0210】
これにより200mg(44%)の(12S又はR)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンが黄色固体(想定)として得られた。
LC-MS-PH-PHNW-4-37-2: (ES, m/z): M+1=320, R,T= 1.107分.
【0211】
逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。
H-NMR-PH-PHNW-4-37-2: (CDCl3, 300 ppm): 7.63 (s, 1H), 7.17 (s, 1H), 6.36-6.35(d, J= 3 Hz, 1H), 5.57-5.52(m, 2H), 4.59-4.55(m, 1H), 3.62-3.46(m, 3H), 3.18-3.14(m, 1H), 1.62-1.44(m, 3H), 0.93-0.88(m, 2H), -0.17(s, 9H).
【0212】
メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R又はS)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^3,7]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエート(想定)の合成:8mLバイアル中へ、(12R)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン(200mg、0.63mmol、1当量)、メチル2-ブロモ-4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)ベンゾエート(399.6mg、0.75mmol、1.2当量)、Cs2CO3(611.9mg、1.88mmol、3当量)、ジオキサン(5mL)、クロロ[9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン][2-アミノ-1,1-ビフェニル-2-イル]パラジウム(II)(120mg)を入れた。得られる溶液を油浴中で110℃で2時間撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:10)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより250mg(51.83%)のメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R又はS)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^3,7]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートが黄色固体(想定)として得られた。
【0213】
メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R又はS)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエート(想定)の合成:100mL丸底フラスコ中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R又はS)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2(250mg、0.32mmol、1当量)、TBAF(3g、11.47mmol、35.36当量)、THF(30mL)、エタン-1,2-ジアミン(2g、33.28mmol、102.56当量)を入れた。得られる溶液を油浴中で70℃で12時間撹拌した。次いで50mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。得られる混合物を3×50mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより90mg(43%)のメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R又はS)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートが黄色固体(想定)として得られた。H-NMR-PH-PHNW-4-37-50: (CDCl3, 300 ppm): 8.24(s, 1H), 7.89-7.86(d, J= 9 Hz, 1H), 7.32-7.24 (m, 6H), 7.14-7.01 (m, 1H), 6.97-6.94(m, 2H), 6.73-6.65(m, 2H), 6.18(s, 1H), 3.67-3.53(m, 3H), 3.32-3.18(m, 3H), 2.98-2.80(m, 1H), 2.30-2.04(m, 6H), 1.99(s, 2H), 1.56-1.50(m, 5H), 0.91-0.88(m, 6H).
【0214】
4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R又はS)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸(想定)の合成。8mLバイアル中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R又はS)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエート(90mg、0.14mmol、1当量)、MeOH(1mL)、H2O(1mL)、THF(1mL)、NaOH(22.5mg、0.56mmol、4当量)を入れた。得られる溶液を油浴中で60℃で一晩撹拌した。HCl(1モル/L)で、溶液のpH値を5に調整した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(1:0~10:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより80mg(90%)の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R又はS)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸が黄色固体(想定)として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-37-60: (ES, m/z): M+1=626, R,T= 1.035分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。
【0215】
4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-N-(4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼンスルホニル)-2-[(12R又はS)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンズアミド(想定)の合成:8mLバイアル中へ、4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R又はS)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸(90mg、0.14mmol、1当量)、4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼン-1-スルホンアミド(57.5mg、0.17mmol、1.2当量)、DCM(5mL)、DMAP(70.2mg、0.57mmol、4当量)、EDCI(55.1mg、0.29mmol、2.00当量)を入れた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。得られる混合物を濃縮した。粗生成物をFlash-Prep-HPLCにより以下の条件で精製した(IntelFlash-1):カラム、C18シリカゲル;移動相、水(0.1% FA)及びACN(48.0% ACNを7分で53.0%まで上昇させ、95.0%で1分維持し、1分で48.0%まで低下させ、48.0%で1分維持する)で5分以内;検出器、UV 254nm。これにより28mg(20%)の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-N-(4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼンスルホニル)-2-[(12R又はS)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンズアミドが黄色固体(想定)として得られた。19.8mgの生成物を提出した(想定)。LC-MS-PH-PHNW-4-37-0: (ES, m/z): M+1=941, R,T= 3.04分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。H-NMR-PH-PHNW-4-37-0: (d-DMSO, 300 ppm): 8.59(s, 1H), 8.54(s, 1H), 7.55-7.53(m, 1H), 7.36-7.29 (d, J=6Hz, 3H), 7.12-7.06 (m, 3H), 6.80-6.72(m, 3H), 5.95(m, 1H), 4.53-4.51(m, 1H), 3.78-3.43(m, 7H), 3.21-3.00(m, 5H), 2.22-2.17(m, 5H), 1.96-1.75(m, 6H), 1.58-1.56(m, 5H), 0.93-0.88(m, 6H).
【0216】
メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S又はR)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエート(想定)の合成:8mLバイアル中へ、(12S又はR)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン(200mg、0.63mmol、1当量)、メチル2-ブロモ-4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)ベンゾエート(399.6mg、0.75mmol、1.2当量)、Cs2CO3(611.9mg、1.88mmol、3当量)、ジオキサン(5mL)、クロロ[9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン][2-アミノ-1,1-ビフェニル-2-イル]パラジウム(II)(120mg)を入れた。得られる溶液を油浴中で110℃で2時間撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:10)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより250mg(51%)のメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S又はR)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートが黄色固体(想定)として得られた。
【0217】
メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S又はR)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエート(想定)の合成:100mL丸底フラスコ中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S又はR)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2(250mg、0.32mmol、1当量)、TBAF(3g、11.47mmol、35.36当量)、THF(30mL)、エタン-1,2-ジアミン(2g、33.28mmol、102.56当量)を入れた。得られる溶液を油浴中で70℃で12時間撹拌した。次いで、50mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。得られる混合物を3×50mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより90mg(43%)のメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S又はR)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートが黄色固体(想定)として得られた。
LC-MS-PH-PHNW-4-38-50: (ES, m/z): M+1=640, R,T= 1.424分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。H-NMR-PH-PHNW-4-38-50: (CDCl3, 300 ppm): 8.24(s, 1H), 7.89-7.86(d, J= 9 Hz, 1H), 7.32-7.24 (m, 6H), 7.14-7.01 (m, 1H), 6.97-6.94(m, 2H), 6.73-6.65(m, 2H), 6.18(s, 1H), 3.67-3.53(m, 3H), 3.32-3.18(m, 3H), 2.98-2.80(m, 1H), 2.30-2.04(m, 6H), 1.99(s, 2H), 1.56-1.50(m, 5H), 0.91-0.88(m, 6H).
【0218】
4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S又はR)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸(想定)の合成:8mLバイアル中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S又はR)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエート(90mg、0.14mmol、1当量)、MeOH(1mL)、H2O(1mL)、THF(1mL)、NaOH(22.5mg、0.56mmol、4.00当量)を入れた。得られる溶液を油浴中で60℃で一晩撹拌した。HCl(1モル/L)で、溶液のpH値を5に調整した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、クロロホルム/メタノール(1:0~10:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより80mg(90%)の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S又はR)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸が固体(想定)として得られた:LC-MS-PH-PHNW-4-38-60: (ES, m/z): M+1=626, R,T= 1.039分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。
【0219】
4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-N-(4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼンスルホニル)-2-[(12S又はR)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンズアミド(想定)の合成:8mLバイアル中へ、4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S又はR)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸(90mg、0.14mmol、1当量)、4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼン-1-スルホンアミド(57.5mg、0.17mmol、1.2当量)、DCM(5mL)、DMAP(70.2mg、0.57mmol、4当量)、EDCI(55.1mg、0.29mmol、2当量)を入れた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。得られる混合物を濃縮した。粗生成物を Flash-Prep-HPLCにより以下の条件で精製した(IntelFlash-1):カラム、C18シリカゲル;移動相、水(0.1% FA)及びACN(48.0% ACNを7分で53.0%まで上昇させ、95.0%で1分維持し、1分で48.0%まで低下させ、48.0%で1分維持する)で5分以内;検出器、UV 254nm。これにより26mg(19%)の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-N-(4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼンスルホニル)-2-[(12S又はR)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンズアミドが黄色固体として得られた。19.6mgの生成物が提出された(想定)。LC-MS-PH-PHNW-4-38-0: (ES, m/z): M+1=941, R,T= 3.036分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。H-NMR-PH-PHNW-4-38-0: (d-DMSO, 300 ppm): 8.56(s, 1H), 8.36(s, 1H), 7.62-7.54(m, 1H), 7.37-7.30 (m, 3H), 7.14-7.04(m, 3H), 6.98-6.92(m, 3H), 5.94(m, 1H), 4.53(m, 1H), 3.79-3.71(m, 4H), 3.65-3.54(m, 3H), 3.44(m, 4H), 2.78-2.73(m, 2H), 2.23-2.18(m, 6H), 1.97-1.91(m, 2H), 1.87-1.81(m, 4H), 1.50-1.20(m, 5H), 0.91-0.88(m, 6H).
【0220】
[実施例7]
4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジメチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミドの調製
12,12-ジメチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-11-オンの合成:100mL丸底フラスコ中へ、5-アミノ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-オール(1g、3.58mmol、1当量)、CH3CN(20mL)、メチル2-ブロモ-2-メチルプロパノエート(647.9mg、3.58mmol、1.0当量)、Cs2CO3(1.7g、5.37mmol、1.5当量)を入れた。得られる溶液を油浴中で80℃で2時間撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより270mg(21%)の12,12-ジメチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-11-オンが淡黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-40-2: (ES, m/z): M+1=348, R,T= 1.164分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまで直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。
【0221】
12,12-ジメチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエンの合成:8mLバイアル中へ、12,12-ジメチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-11-オン(250mg、0.72mmol、1当量)、THF(3mL)を入れた。これに続いてLiAlH4(54.6mg、1.44mmol、2当量)を0℃で少しずつ加えた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。次いで、5mLの水を加えることにより反応をクエンチした。固体をろ過した。得られる溶液を2×10mLの酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:5)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより140mg(58%)の12,12-ジメチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエンが黄色固体として得られた。
【0222】
4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-(12,12-ジメチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル)ベンゾエートの合成:8mLバイアル中へ、12,12-ジメチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン(140mg、0.42mmol、1当量)、メチル2-ブロモ-4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)ベンゾエート(267.9mg、0.50mmol、1.2当量)、Cs2CO3(410.3mg、1.26mmol、3当量)、ジオキサン(2mL)、クロロ[9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン][2-アミノ-1,1-ビフェニル-2-イル]パラジウム(II)(80mg)を入れた。得られる溶液を油浴中で110℃で2時間撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより130mg(39%)のメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-(12,12-ジメチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル)ベンゾエートが黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-40-4: (ES, m/z): M+1=784, R,T= 1.331分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。
【0223】
メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[12,12-ジメチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]ベンゾエートの合成:40mLバイアル中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-(12,12-ジメチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7)(130mg、0.17mmol、1当量)、TBAF(3g)、THF(10mL)、エタン-1,2-ジアミン(2g)を入れた。得られる溶液を油浴中で60℃で一晩撹拌した。次いで10mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を2×10mLの酢酸エチルで抽出した。得られる混合物を3×10mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより110mg(粗製)のメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[12,12-ジメチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]ベンゾエートが黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-40-5: (ES, m/z): M+1=654, R,T= 1.107分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。
【0224】
4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[12,12-ジメチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]安息香酸の合成:8mLバイアル中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[12,12-ジメチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]ベンゾエート(80mg、0.12mmol、1当量)、MeOH(1mL)、THF(1mL)、H2O(1mL)、NaOH(19.6mg、0.49mmol、4当量)を入れた。得られる溶液を油浴中で60℃で一晩撹拌した。HCl(1モル/L)で、溶液のpH値を5に調整した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(1:0~10:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより60mg(76.64%)の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[12,12-ジメチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]安息香酸が黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-40-6: (ES, m/z): M+1=640, R,T= 1.359分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。
【0225】
4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[12,12-ジメチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]-N-(4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼンスルホニル)ベンズアミドの合成:8mLバイアル中へ、4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼン-1-スルホンアミド(37.5mg、0.11mmol、1.2当量)、DCM(5mL)、4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[12,12-ジメチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]安息香酸(60mg、0.09mmol、1当量)、EDCI(35.9mg、0.19mmol、2当量)、DMAP(45.8mg、0.37mmol、4当量)を入れた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。粗生成物をFlash-Prep-HPLCにより以下の条件で精製した(IntelFlash-1):カラム、C18シリカゲル;移動相、水(0.1% FA)及びACN(48.0% ACNを7分で53.0%まで上昇させ、95.0%で1分維持し、1分で48.0%まで低下させ、48.0%で1分維持する)で5分以内;検出器、UV 254nm。これにより25mg(27%)の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[12,12-ジメチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]-N-(4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼンスルホニル)ベンズアミドが黄色固体として得られた。20.6mgの生成物を提出した。LC-MS-PH-PHNW-4-40-0: (ES, m/z): M+1=955, R,T= 2.655分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。H-NMR-PH-PHNW-4-40-0: (d-DMSO, 300 ppm): 8.56(s, 1H), 8.36(s, 1H), 7.56-7.49(m, 2H), 7.36-7.33 (m, 2H), 7.06-7.00(m, 3H), 6.93-6.90(m, 1H), 6.88-6.74(M, 2H), 5.99(m, 1H), 3.78-3.74(m, 4H), 3.67-3.50(m, 2H), 3.23(m, 4H), 2.76-2.72(m, 2H), 2.22-2.16(m, 6H), 1.96-1.75(m, 6H), 1.41-1.39(m, 8H), 0.91-0.88(m, 6H).
【0226】
[実施例8]
4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミドの調製
3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)アミノ)ベンゼンスルホンアミドの合成:50mL丸底フラスコ中へ、(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メタンアミン(200mg、1.74mmol、1.00当量)、THF(5mL)、4-フルオロ-3-ニトロベンゼン-1-スルホンアミド(383mg、1.74mmol、1.00当量)、Cs2CO3(1.134g、3.48mmol、2.00当量)を入れた。得られる溶液を油浴中で50℃で3時間撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより270mg(49.3%)の3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)アミノ)ベンゼンスルホンアミドが黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-41-1: (ES, m/z): M+1=316, R,T= 1.25分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-ODS、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.5% FA);溶離液B:アセトニトリル(0.05% TFA);2.6分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまで直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.0mL/分。
【0227】
4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミドの合成:100mL丸底フラスコ中へ、ジクロロメタン(5mL)、EDCI(63mg、0.328mmol、4.00当量)、4-ジメチルアミノピリジン(20mg、0.164mmol、2.00当量)、3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)ベンゼンスルホンアミド(26mg、0.082mmol、1.00当量)中の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1,3(7),5,8-テトラエン-10-イル]安息香酸(50mg、0.082mmol、1.00当量)を入れた。得られる溶液を40℃で一晩撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。粗生成物を分取HPLCにより以下の条件で精製した(Waters-2767):カラム、X-bridge RP18、5um、19×100mm;移動相、水中0.03%アンモニア(0.03% NH4HCO3及びNH4OH)及びCH3CN(32% CH3CNを6分で52%まで上昇させる);検出器、UV 254nm。これにより12.8mg(17%)の4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミドが黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-41-0: (ES, m/z): M+1=909, R,T= 1.60分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.0分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。1H NMR (300 MHz, クロロホルム-d) δ 12.40 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.44 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 8.10 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.93 - 7.82 (m, 1H), 7.25 (s, 4H), 7.13 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 7.00 - 6.68 (m, 6H), 6.52 (s, 1H), 6.17 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 4.71 (dd, J = 23.6, 10.7 Hz, 2H), 3.99 - 3.79 (m, 3H), 3.70 (s, 1H), 3.57 (dd, J = 18.5, 10.9 Hz, 3H), 3.46 - 3.17 (m, 7H), 2.80 (s, 2H), 2.29 (s, 3H), 2.21 (s, 2H), 2.03 (d, J = 12.3 Hz, 5H), 1.75 - 1.60 (m, 4H), 1.44 (d, J = 8.7 Hz, 3H), 1.28 (s, 1H), 0.97 (s, 6H), 0.87 (s, 1H).BBOFのプローブヘッドを備えたBrukerAvanceIII HD 300MHzでNMRスペクトルの測定を行った。
【0228】
[実施例9]
(S)-4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミドの調製
6-(tert-ブトキシ)-N-(ジフェニルメチリデン)-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-アミンの合成:250mL丸底フラスコ中へ、5-ブロモ-6-フルオロ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(20.7g、60mmol、1.00当量)のジオキサン(300mL)、t-BuOK(20.5g、180mmol、3.00当量)中の溶液、キサントホス(6.9g、12mmol、0.20当量)、Pd2(dba)3.CHCl3(5.7g、0.10当量)、ジフェニルメタンイミン(14.04g、78mmol、1.20当量)を入れた。得られる溶液を100℃で一晩撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:20)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより15g(粗製)の6-(tert-ブトキシ)-N-(ジフェニルメチリデン)-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-アミンが白色油状物として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-7-9: (ES, m/z): M+1= 500.
【0229】
5-アミノ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-オール塩化水素塩の合成:500mL丸底フラスコ中へ、ジオキサン(120mL)中の6-(tert-ブトキシ)-N-(ジフェニルメチリデン)-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-アミン(15g、30.02mmol、1.00当量)、HCl/ジオキサン(4M、30mL)を入れた。得られる溶液を室温で5時間撹拌した。得られる溶液を500mLのエーテルで希釈した。固体をろ過によって回収した。これにより5g(粗製)の5-アミノ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-オール塩化水素塩が赤色固体として得られ、Q-NMRは、それが3塩化水素塩に変換し得ることを示している。LC-MS-PH-PHNW-4-10-1: (ES, m/z): M+1=280, R,T= 0.811分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;直線的グラジエント。
【0230】
12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-11-オンの合成:100mL丸底フラスコ中へ、5-アミノ-1-[[2-トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1Hピロロ[2,3-b]ピリジン-6-オール(1.5g、5.37mmol、1当量)、DMF(50mL)、K2CO3(2.2g、16.11mmol、3当量)を入れた。これに続いて、撹拌しながら2-クロロプロパノイルクロリド(1.4g、10.74mmol、2当量)を0℃で滴下して加えた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。次いで50mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。得られる混合物を2×50mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより500mg(27.93%)の12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-11-オンが黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-37-1: (ES, m/z): M+1=334, R,T= 1.123分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。H-NMR-PH-PHNW-4-37-1: (CDCl3, 300 ppm): 8.34 (s, 1H), 7.63 (d, J= 3 Hz, 1H), 7.42-7.28 (m, 1H), 6.46(d, J= 3 Hz, 1H), 5.68(s, 2H), 4.92-4.85(m, 1H), 3.63-3.53(m, 2H), 1.85-1.81(d, J= 12 Hz, 3H), 0.94-0.89(m, 2H), -0.154(s, 9H).
【0231】
12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン及び(12S)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン及び(12R)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンの合成:100mL三つ口丸底フラスコ中へ、12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-11-オン(500mg、1.50mmol、1当量)、THF(20mL)を入れた。これに続いてLiAlH4(113.8mg、3.00mmol、2当量)を0℃で少しずつ加えた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。次いで20mLの水を加えることにより反応をクエンチした。固体をろ過した。得られる溶液を2×20mLの酢酸エチルで抽出した。得られる混合物を2×20mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより450mg(93%)の12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンが黄色固体として得られた。
【0232】
粗製12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン(450mg)をChiral-Prep-HPLCにより以下の条件で精製した:(SHIMADZU LC-20AT):カラム、CHIRALPAK IC;移動相A:n-ヘキサン、相B:エタノール;検出器、220nm。これにより200mg(44%)の(12S)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンが黄色固体として得られた。
【0233】
これにより200mg(44%)の(12R)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンが黄色固体として得られた。LC-MS-PH-PHNW-4-37-2: (ES, m/z): M+1=320, R,T= 1.107分.
【0234】
逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。H-NMR-PH-PHNW-4-37-2: (CDCl3, 300 ppm): 7.63 (s, 1H), 7.17 (s, 1H), 6.36-6.35(d, J= 3 Hz, 1H), 5.57-5.52(m, 2H), 4.59-4.55(m, 1H), 3.62-3.46(m, 3H), 3.18-3.14(m, 1H), 1.62-1.44(m, 3H), 0.93-0.88(m, 2H), -0.17(s, 9H).
【0235】
メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^3,7]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートの合成:8mLバイアル中へ、(12S)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン(200mg、0.63mmol、1当量)、メチル2-ブロモ-4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)ベンゾエート(399.6mg、0.75mmol、1.2当量)、Cs2CO3(611.9mg、1.88mmol、3当量)、ジオキサン(5mL)、クロロ[9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン][2-アミノ-1,1-ビフェニル-2-イル]パラジウム(II)(120mg)を入れた。得られる溶液を油浴中で110℃で2時間撹拌した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:10)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより250mg(51.83%)のメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^3,7]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートが黄色固体として得られた。
【0236】
メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートの合成。100mL丸底フラスコ中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2(250mg、0.32mmol、1当量)、TBAF(3g、11.47mmol、35.36当量)、THF(30mL)、エタン-1,2-ジアミン(2g、33.28mmol、102.56当量)を入れた。得られる溶液を油浴中で70℃で12時間撹拌した。次いで50mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。得られる混合物を3×50mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより90mg(43%)のメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートが黄色固体として得られた。H-NMR-PH-PHNW-4-37-50: (CDCl3, 300 ppm): 8.24(s, 1H), 7.89-7.86(d, J= 9 Hz, 1H), 7.32-7.24 (m, 6H), 7.14-7.01 (m, 1H), 6.97-6.94(m, 2H), 6.73-6.65(m, 2H), 6.18(s, 1H), 3.67-3.53(m, 3H), 3.32-3.18(m, 3H), 2.98-2.80(m, 1H), 2.30-2.04(m, 6H), 1.99(s, 2H), 1.56-1.50(m, 5H), 0.91-0.88(m, 6H).
【0237】
4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸の合成。8mLバイアル中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエート(90mg、0.14mmol、1当量)、MeOH(1mL)、H2O(1mL)、THF(1mL)、NaOH(22.5mg、0.56mmol、4当量)を入れた。得られる溶液を油浴中で60℃で一晩撹拌した。HCl(1モル/L)で、溶液のpH値を5に調整した。得られる混合物を真空下で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(1:0~10:1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより80mg(90%)の4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸が黄色固体として得られた。LC-MS: (ES, m/z): M+1=626, R,T= 1.035分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。
【0238】
(S)-4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミドの合成。8mLバイアル中へ、4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R又はS)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸(90mg、0.14mmol、1当量)、4-[[(4-フルオロオキサン-4-イル)メチル]アミノ]-3-ニトロベンゼン-1-スルホンアミド(57.5mg、0.17mmol、1.2当量)、DCM(5mL)、DMAP(70.2mg、0.57mmol、4当量)、EDCI(55.1mg、0.29mmol、2.00当量)を入れた。得られる溶液を室温で一晩撹拌した。得られる混合物を濃縮した。粗生成物をFlash-Prep-HPLCにより以下の条件で精製した(IntelFlash-1):カラム、C18シリカゲル;移動相、水(0.1% FA)及びACN(48.0% ACNを7分で53.0%まで上昇させ、95.0%で1分維持し、1分で48.0%まで低下させ、48.0%で1分維持する)を5分以内;検出器、UV 254nm。これにより22mg(20%)の(S)-4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミドが得られた。LC-MS: (ES, m/z): M+1=923, R,T= 2.653分.逆相カラム(C18)により保持時間の測定を行った。Shimadzu LCMS 2020; 50×3.0 Kinetex 2.6u XB-C18、2.6ミクロン;溶離液A:水(0.05% TFA);溶離液B:アセトニトリル;3.5分で5%アセトニトリルから100%アセトニトリルまでの直線的グラジエント;オーブン温度40℃;流量:1.5mL/分。H-NMR: (d-CDCl3, 300 ppm): 8.62(s, 1H), 8.44-8.42(m, 2H),8.09-8.06(m, 1H), 7.85-7.70(m, 1H), 7.28-7.22(m, 2H), 6.94-6.80(m, 3H), 6.72-6.62(m, 2H), 6.10(s, 1H), 4.05-4.00(m, 2H), 3.50-3.17(m, 10H), 2.95-2.35(m, 2H), 2.27-2.19(m, 4H), 1.98-1.70(m, 5H), 1.60-1.26(m, 11H), 0.95(s, 6H).
【0239】
[実施例10]
(R)-4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミドの調製
N-[(2R)-2-ヒドロキシプロピル]-4-メチルベンゼン-1-スルホンアミドの合成:250mL丸底フラスコ中へ、(2R)-1-アミノプロパン-2-オール(5g、1当量)、DCM(70mL)、TsCl(12.67g、1当量)を入れた。これに続いてTEA(7.41g、1.1当量)を0℃で加えた。得られる溶液を0℃で3時間撹拌した。得られる混合物を濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより8gのN-(2R)-2-ヒドロキシプロピル]-4-メチルベンゼン-1-スルホンアミドが白色固体として得られた。1H NMR ( (300 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 7.74-7.63 (m, 2H), 7.52-7.34 (m, 3H), 4.66 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 3.58 (qd, J = 6.3, 4.8 Hz, 1H), 2.73-2.50 (m, 2H), 2.39 (s, 3H), 0.99 (d, J = 6.2 Hz, 3H).
【0240】
メチル2-ブロモ-4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)ベンゾエートの合成:250mL丸底フラスコ中へ、1-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン(15.09g、47.32mmol、1.00当量)のDMA(150mL)、DIEA(12.9g、99.81mmol、2.00当量)、メチル2-ブロモ-4-フルオロベンゾエート(11.6g、49.78mmol、1.00当量)中の溶液を入れた。得られる溶液を100度で12時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。次いで50mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を3×100mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせた。得られる混合物を3×100mLのブラインで洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いでろ過し、真空下で濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(0:1~1:5)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより7g(粗製)のメチル2-ブロモ-4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)ベンゾエートが黄色油状物として得られた。LC-MS: (ES, m/z): M+1=533, 531.
【0241】
N-[(2R)-2-[(5-ブロモ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イル)オキシ]プロピル]-4-メチルベンゼン-1-スルホンアミドの合成:100mL丸底フラスコ中へ、N-[(2R)-2-ヒドロキシプロピル]-4-メチルベンゼン-1-スルホンアミド(1g、1.5当量)、DMF(3mL)を入れた。これに続いてNaH(0.35g、3当量)を0℃で10分間加えた。これに、5-ブロモ-6-フルオロ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1g、1当量)を0℃で加えた。得られる溶液を室温で4時間撹拌した。次いで20mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を3×50mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより400mgのN-[(2R)-2-[(5-ブロモ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イル)オキシ]プロピル]-4-メチルベンゼン-1-スルホンアミドが黄色固体として得られた。1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.18 (s, 1H), 7.72-7.62 (m, 2H), 7.41 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.42 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 5.50 (q, J = 10.8 Hz, 2H), 5.16 (q, J = 6.1 Hz, 1H), 3.53-3.38 (m, 2H), 3.13 (dd, J = 13.4, 6.0 Hz, 1H), 2.98 (dd, J = 13.4, 5.8 Hz, 1H), 2.29 (s, 3H), 1.28 (d, J = 6.2 Hz, 3H), 0.80 (ddt, J = 16.1, 14.1, 7.1 Hz, 2H), 0.13 (s, 9H).
【0242】
(12R)-12-メチル-10-(4-メチルベンゼンスルホニル)-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンの合成:窒素の不活性雰囲気でパージされ維持された100mL丸底フラスコ中へ、N-[(2R)-2-[(5ブロモ-1-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-6-イル)オキシ]プロピル]-4メチルベンゼン-1-スルホンアミド(3.9g、1当量)、ジオキサン(50mL)、t-BuXPhos 3G(560mg、0.1当量)、Cs2O3(6.9g、3当量)を入れた。得られる溶液を90℃で4時間撹拌した。得られる混合物を濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより3.3gの(12R)-12-メチル-10-(4-メチルベンゼンスルホニル)-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンが無色油状物として得られた。1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.28 (s, 1H), 7.56-7.39 (m, 3H), 7.39-7.30 (m, 2H), 6.52 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 5.43 (s, 2H), 4.28 (dd, J = 14.6, 2.6 Hz, 1H), 3.61-3.41 (m, 3H), 3.26-3.11 (m, 1H), 2.35 (s, 3H), 1.32-1.11 (m, 3H), 0.89-0.74 (m, 2H), 0.11 (s, 9H).
【0243】
(12R)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンの合成:100mL三つ口丸底フラスコ中へ、Na(1.31g、9.4当量)、ナフタレン(0.76g、6当量)を入れた。これに続いてDME(15mL)を室温で30分間加えた。これに、(12R)-12-メチル-10-(4-メチルベンゼンスルホニル)-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン(2.8g、1当量)のTHF(15mL)中の溶液を-78℃で加えた。得られる溶液を室温で3時間撹拌した。次いで30mLのNH4Clを加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を3×100mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより1.4gの(12R)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエンが無色油状物として得られた。LC-MS (ES, m/z): 320 [M+1]+; RT = 1.61分.
【0244】
メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートの合成:窒素の不活性雰囲気でパージされ維持された250mL丸底フラスコ中へ、(12R)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン(1.178g、1当量)、メチル2-ブロモ-4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)ベンゾエート(2.35g、1.2当量)、ジオキサン(15mg、15当量)、Cs2CO3(3.62g、3当量)、キサントホス(XantPhos)(328mg、0.1当量)を入れた。得られる溶液を110℃で2時間撹拌した。得られる混合物を濃縮した。残渣を、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより3.2gのメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12S)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートが黄色固体として得られた。LC-MS (ES, m/z): 770 [M+1]+; RT = 1.33分.
【0245】
メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートの合成:250mL丸底フラスコ中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R)-12-メチル-4-[[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエート(3.2g、1当量)、THF(50mL)、TBAF(20g)、エタン-1,2-ジアミン(33g)を入れた。得られる溶液を70℃で5時間撹拌した。次いで50mLの水を加えることにより反応をクエンチした。得られる溶液を3×100mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより2.2gのメチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエートが黄色固体として得られた。LC-MS- (ES, m/z): 640 [M+1]+; RT = 2.51分
【0246】
4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸の合成:250mL丸底フラスコ中へ、メチル4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]ベンゾエート(2.2g、1当量)、MEOH/H2O/THF(10mL/10mL/10mL)を入れた。得られる溶液を60℃で5時間撹拌した。得られる混合物を濃縮した。得られる溶液を3×100mLのジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、濃縮した。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(10/1)を使用してシリカゲルカラムを適用した。これにより1.6gの4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸が黄色油状物として得られた。LC-MS (ES, m/z): 626 [M+1]+; RT = 2.47分
【0247】
(R)-4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミドの合成:250mL丸底フラスコ中へ、4-(4-[[2-(4-クロロフェニル)-4,4-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル]メチル]ピペラジン-1-イル)-2-[(12R)-12-メチル-13-オキサ-2,4,10-トリアザトリシクロ[7.4.0.0^[3,7]]トリデカ-1(9),2,5,7-テトラエン-10-イル]安息香酸(1.6g、1当量)、DCM(20mL)、3-ニトロ-4-[[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ]ベンゼン-1-スルホンアミド(890mg、1.2当量)、DMAP(1.25g、4当量)、EDCI(980mg、2当量)を入れた。得られる溶液を室温で14時間撹拌した。得られる混合物を濃縮した。残渣を、EA/DCM(1/10)を使用してシリカゲルカラムに適用した。これにより0.82gの(R)-4-(4-((4'-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1'-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3',2':5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミドが黄色固体として得られた。LC-MS (ES, m/z): 923 [M+1]+; RT = 3.50分. [a]= +17.8 (C= 0.105 g/100 mL CH2Cl2, T=27.0℃) 1H NMR (300 MHz, CDCl3, ppm): δ 12.48 (s, 1H), 8.62 (d, J = 2.4 Hz, 2H), 8.54-8.38 (m, 1H), 8.16-7.95 (m, 1H), 7.81-7.71 (m, 1H), 7.32-7.12 (m, 6H), 7.07 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 6.97-6.77 (m, 3H), 6.76-6.60 (m, 2H), 6.52 (s, 1H), 6.09 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 4.88 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 4.02 (dd, J = 11.8, 4.2 Hz, 2H), 3.55-3.34 (m, 4H), 3.32-3.14 (m, 5H), 3.08 (s, 1H), 2.77 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 2.28 (s, 3H), 2.19 (s, 2H), 1.99 (d, J = 7.6 Hz, 4H), 1.72 (d, J = 12.7 Hz, 2H), 1.45 (ddd, J = 24.5, 12.3, 5.8 Hz, 6H), 0.94 (d, J = 2.1 Hz, 6H).
【0248】
以下の化合物は、上記スキーム及び実施例に開示されるものと実質的に同一の、同様の、又は類似する方法により調製した/調製されている:
【0249】
【0250】
[生物学的実施例1]
Bcl-2競合結合(蛍光偏光法)アッセイ
蛍光標識した23アミノ酸ペプチドBH3をCalBiochem(NLWAAQRYGRELRRMSDKFVD)から購入した。未結合フルオレセイン標識したBH3ペプチドは、励起光の偏光面の面に対してランダムな光を放出して、より低い偏光度(mP)の値をもたらす。ペプチドがBcl-2に結合した場合、複合体はより遅く回転し、放出光はより高いレベルの偏光を有することができ、より高いmP値をもたらす。この結合アッセイは96-ウェルプレートで実施し、各アッセイは、15及び30nMの標識ペプチド及び精製されたBcl-2タンパク質(R&D Systems, Incから購入)を含有した。アッセイ緩衝液は20mM Hepes(pH 7.0)、50mM KCl、5mM MgCl2、20mM Na2MoO4、0.1mg/mlのウシガンマグロブリン及び0.01% NP40を含有した。化合物をDMSO中で希釈し、20μM~2nMの濃度範囲で最終アッセイに加えた。室温で3時間インキュベーションした後、バックグランドを減算してBioTek Synergy IIにより偏光度(mP)の値を決定した。シグモイド用量反応曲線フィッティングを用いたPrismソフトウエアを使用してIC50を計算した。ABT-737を基準化合物として使用した。試験化合物の用量範囲内で行ったそのようなアッセイは、近似IC50値の決定を可能にした。予想されたように、本発明の化合物の阻害特性は構造的変化と共に変動するが、これらの薬剤により一般的に示された活性はIC50=0.1~1000nMの範囲内にあった。
【0251】
[生物学的実施例2]
BCL-2依存性急性リンパ芽球性白血病(ALL)細胞株RS4;11におけるin vitro抗増殖性アッセイ
細胞抗増殖をPerkinElmer ATPlite(商標)Luminescence Assay Systemでアッセイした。簡単に説明すると、Costar 96-ウェルプレートに、1つのウェル当たり約1×104個の細胞の密度で様々な試験癌細胞株を播種し、5% FBS又は10%正常ヒト血清(NHS)を加えた培地で異なる濃度の化合物と共に約72時間インキュベートした。次いで5mLの基質緩衝液を加えることにより1つの凍結乾燥基質溶液のバイアルを再構成し、溶液が均質になるまで穏やかに撹拌した。約50μLの哺乳類細胞溶解溶液を、マイクロプレートの1つのウェル当たり100μLの細胞懸濁液に加え、プレートを約700rpmで、オービタルシェーカー内で約5分間振とうした。この手順を使用して細胞を溶解し、ATPを安定化させた。次に、50μLの基質溶液をウェルに加え、オービタルシェーカー内で、マイクロプレートを約700rpmで5分間振とうした。最後に、PerkinElmer TopCount(登録商標)マイクロプレートシンチレーションカウンターで発光を測定した。試験化合物の用量範囲内で行ったそのようなアッセイは、本発明の化合物の細胞抗抗増殖性のIC50の決定を可能にした。以下の表は本発明の特定の化合物のIC50値を列挙する。以下に示されているように、実施例3はNW-4-8(実施例2)並びにABT-199の両方よりも大幅に強力である。
【0252】
【0253】
以下の表は、本発明の特定の化合物についての別の研究のIC50値を列挙する。
【0254】
【0255】
以下の表は、本発明の特定の化合物についての別の研究のIC50値を列挙する。
【0256】
【0257】
[生物学的実施例3]
BCL-XL依存性株、小細胞肺癌(SCLC)細胞株H146におけるin vitro抗増殖性アッセイ
細胞抗増殖をPerkinElmer ATPlite(商標)Luminescence Assay Systemでアッセイした。簡単に説明すると、Costar 96-ウェルプレートに、1つのウェル当たり約1×104個の細胞の密度で様々な試験癌細胞株を播種し、5% FBSを加えた培地で異なる濃度の化合物と共に約72時間インキュベートした。次いで5mLの基質緩衝液を加えることにより1つの凍結乾燥基質溶液バイアルを再構成し、溶液が均質になるまで穏やかに撹拌した。約50μLの哺乳類細胞溶解溶液を、マイクロプレートの1つのウェル当たり100μLの細胞懸濁液に加え、オービタルシェーカー内で、約700rpmで約5分間プレートを振とうした。この手順を使用して細胞を溶解し、ATPを安定化させる。次に、50μLの基質溶液をウェルに加え、オービタルシェーカー内で、マイクロプレートを約700rpmで5分間振とうした。最後に、PerkinElmer TopCount(商標)マイクロプレートシンチレーションカウンターで発光を測定した。試験化合物の用量範囲内で行ったそのようなアッセイは、本発明の化合物の細胞抗抗増殖性IC50の決定を可能にする。
【0258】
[生物学的実施例4]
マウスPK研究
CD-1マウスにおいて静脈内及び経口投与により化合物の薬物動態を評価した。静脈内用量は頸静脈内の緩徐なボーラス投与として投与され、経口用量は経管栄養により投与された。静脈内投与のための配合は水中20% HPBCD中の5% DMSOであり、経口の配合は2.5% DMSO、10% EtOH、20% Cremphor EL、67.5% D5Wである。静脈内の治療群についてのPKの時点は投与後5、15、30分、1、2、4、6、8、12、24時間であり、経口の治療群については、投与後15、30分、1、2、4、6、8、12、24時間であった。およそ0.03mLの血液を各時点で採取した。各試料の血液をEDTA-K2が入ったプラスチックマイクロ遠心管に移し、4℃の遠心分離機において4000gで5分の遠心分離により15分以内に血漿を採取した。血漿試料はポリプロピレンチューブ中に保存された。試料は分析の前に-75±15℃の冷凍庫内で保存された。血漿試料における化合物の濃度はLC-MS/MS法を使用して分析された。WinNonlin(Phoenix(商標)、6.1バージョン)又は他の同様のソフトウエアが薬物動態の計算に使用された。次の薬物動態パラメーターは、血漿濃度対時間のデータから可能である限り、計算された:静脈内投与: C0、CL、Vd、T1/2、AUCinf、AUClast、MRT、回帰の点の数;経口投与: Cmax、Tmax、T1/2、AUCinf、AUClast、F%、回帰の点の数。薬物動態データは、平均、標準偏差などの記述統計を使用して記載された。さらなる薬物動態又は統計分析は、貢献する科学者の裁量で行われ、データのまとめにおいて記録された。10mg/kgの経口投与のPK結果が以下の表に示されている。以下に示されているように、多くの化合物はNW-4-8(実施例2)よりも大幅に良好なPKを有する。AUC及び/又はバイオアベイラビリティ値を参照されたい。
【0259】
【0260】
比較目的のため、WO/2017/132474における特定の化合物10mg/kgの経口投与のPK結果が、同法を使用して得られ、以下の表に示されている。
【0261】
【0262】
[生物学的実施例5]
in vivo異種移植片研究
実施例3の化合物が、BCL-2依存性急性リンパ芽球性白血病RS4;11異種移植片モデルにおけるin vivo研究に対して選択された。CB.17 SCIDマウスは、週齢6~8週で販売元から購入し、最低7日間順化させた。次いで癌細胞をヌードマウスに移植した。特定の腫瘍型に応じて、腫瘍は通常インプランテーションから約2週間後に検出可能となる。腫瘍サイズが約100~200mm3に到達した時点で、感知できるほどの腫瘍サイズ及び形状を有する動物を、1つのビヒクル対照群及び治療群を含む、各々8匹のマウスの群にランダムに割り当てた。投与は、各研究の目的及び長さに応じて変動させ、通常約3~4週間進行した。腫瘍サイズ及び体重を通常週3回測定した。腫瘍サイズの変化の決定に加えて、最後の腫瘍測定を使用して、腫瘍サイズ変化比(T/C値)、すなわち異種移植片腫瘍評価のために米国国立癌研究所が開発した標準的な測定基準を生成した。ほとんどの場合には、以下の式を使用して%T/C値を計算した: %T/C=100×ΔT/ΔC、ΔT>0の場合。しかし、腫瘍退縮が生じた場合(ΔT<0)、以下の式を使用した: %T/T0=100×ΔT/T0。<42%の値は有意と考えられた。
【0263】
以下に示されているように、実施例3の化合物の7回の投薬は腫瘍成長の用量依存性減少を生じた。100mg/kgにおいて、実施例3の化合物は18日目に腫瘍の完全な退縮をもたらした。
【0264】
【0265】
以下に示されているように、実施例10の化合物もまた腫瘍成長の用量依存性減少を生じた。50mg/kgで実施例10の化合物は19日目に腫瘍の退縮をもたらした。
【0266】
【表8】
(付記)
(付記1)
式(A)の化合物
【化27】
(式中、
Q
1は、6員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロシクロアルケニル、又は6員ヘテロアリールであり、
Q
2はアリール又はヘテロアリールであり、
Q
3は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、
Q
4は、
【化28】
であり、
R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、R
8、R
9、R
10、R
11、及びR
12の各々は、独立に、H、D、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、ニトロ、オキソ、シアノ、OR
a、SR
a、アルキル-R
a、NH(CH
2)
pR
a、C(O)R
a、S(O)R
a、SO
2R
a、C(O)OR
a、OC(O)R
a、NR
bR
c、P(O)R
bR
c、アルキル-P(O)R
bR
c、C(O)N(R
b)R
c、N(R
b)C(O)R
c、S(O)(=N(R
a))R
b、-N=S(O)R
bR
c、SO
2N(R
b)R
c、又はN(R
b)SO
2R
cであり、ここで前記シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
a、R
b、R
c及びR
dは、独立に、H、D、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、シアノ、アミン、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)NHOH、C(O)OH、C(O)NH
2、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノ、オキソ、ハロ-アルキルアミノ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、ここで前記アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールは、場合により1つ以上のR
eで置換されており、
R
eは、H、D、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、シアノ、アミン、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)NHOH、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノ、オキソ、ハロ-アルキルアミノ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、
Z
1は、結合、(CH
2)
p、N(H)、O、S、C(O)、S(O
2)、OC(O)、C(O)O、OSO
2、S(O
2)O、C(O)S、SC(O)、C(O)C(O)、C(O)N(H)、N(H)C(O)、S(O
2)N(H)、N(H)S(O
2)、OC(O)O、OC(O)S、OC(O)N(H)、N(H)C(O)O、N(H)C(O)S、N(H)C(O)N(H)、(CH
2)
pN(H)(CH
2)
q、(CH
2)
pN(H)C(O)(CH
2)
q、(CH
2)
pC(O)N(H)(CH
2)
q、OC(O)N(H)(CH
2)
p+1N(H)(CH
2)
q、二価アルケニル基、又は二価アルキニル基であり、
Lは、結合、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールであり、ここで前記アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
Y、W、及びW
2の各々は、独立に、CH又はNであり、
W
1はNであり、
W
3はO又はN(R
a)であり、
VはN、C、又はCHであり、
R
9基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
9の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
2基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
2の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
10基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
10の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
11及びR
12基は、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
11又はR
12の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
10及びR
2基は、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
10又はR
2の前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
4及び-Z
1-L-R
6基は、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールを形成してもよく、ここでR
4の前記シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、又はヘテロアリールは、場合により1つ以上のR
dで置換されており、
R
b及びR
c基は、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
b及びR
cの前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
eで置換されており、
R
d基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、ここでR
dの前記シクロアルキル又はヘテロシクロアルキルは、場合により1つ以上のR
eで置換されており、
R
e基の2つは、それらが結合している原子と共に、場合によりシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルを形成してもよく、
j及びkの各々は、独立に、0、1、2、3、4、5、6、7、又は8であり、
m、n、p、q、及びrの各々は、独立に、0、1、2、3、又は4であり、
ただし、場合により、
【化29】
が、
【化30】
である場合には、-Z
1-L-R
6は、
【化31】
ではない)
若しくはそのN-酸化物、又は前記式(A)の化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記2)
式(B)により表され:
【化32】
式中、
Z
2は、-O-、-CH
2-、-C(O)-、-N(R
a)-、-S-、-S(O)-、-S(O
2)-、-S(O)(=N(R
a))-、-P(O)(R
a)-であり、Z
2のR
aは、独立に、H、D、C
1~C
6アルキル、C
2~C
6アルケニル、C
1~C
6アルキルカルボニル、C
1~C
6アルコキシカルボニル、C
3~C
6シクロアルキル、5~8員単環式ヘテロシクロアルキル、C
6~C
14アリール、又は5~8員単環式ヘテロアリールであり、ここで前記C
1~C
6アルキル、C
3~C
6シクロアルキル、5~8員単環式ヘテロシクロアルキル、C
6~C
14アリール、5~8員単環式ヘテロアリールは、場合により1つ以上のReで置換されており、
Aは、-(CR
2R
2)
r-又は-O-であり、rは、0、1、2、又は3であり、
各R
2は、独立に、H、-(C
1~C
4)アルコキシ、場合により-(C
1~C
4)アルコキシで置換されている-(C
1~C
4)アルキルであるか、又は
R
2基の2つは、それらが結合している同じ炭素原子と共に、-(C
3~C
6)シクロアルキル若しくは4~6員複素環式環を形成し、ここで前記-(C
3~C
6)シクロアルキル又は4~6員複素環式環は、場合により-(C
1~C
4)アルキル、-(C
1~C
4)ハロアルキル又はオキセタニルで置換されている、
付記1に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記3)
式(C)により表され:
【化33】
式中、R
1は、H、D、ハロ又は-(C
1~C
4)アルキルである、
付記2に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記4)
式(D)により表され:
【化34】
式中、
R
5は、独立に、ニトロ、ハロ、又は-SO
2R
aであり、R
5のR
aは、-(C
1~C
4)アルキル又は-(C
1~C
4)ハロアルキルであり、
Z
1は、非存在、NH、N(H)(CH
2)
q、O、S、又は-(C
1~C
4)アルキレンであり、qは、1、2、又は3であり、
Lは、非存在、又は場合により-(C
3~C
6)シクロアルキルで置換されている-(C
1~C
4)アルキレンであり、
R
6は、H、D、-N(CH
3)-(C
1~C
4)アルキレン-P(O)((C
1~C
4)アルコキシ)
2、-P(O)(N(CH
3)
2)(OEt)、-P(O)(O-(C
1~C
4)アルキレン-O-CO-(C
1~C
4)アルキル)
2、-(C
3~C
6)シクロアルキル、フェニル、5~7員ヘテロシクリル、8~10員二環式環であり、ここで前記-(C
3~C
6)シクロアルキル、フェニル、5~7員ヘテロシクリル、又は7~10員二環式環は、場合によりハロ、-OH、-CN、-COOH、-NH
2、-N(CH
3)
2、-(C
1~C
4)アルキル、-(C
1~C
4)アルコキシ、シクロプロピル、4~6員ヘテロシクリル、-CH
2P(O)(OH)
2、-CH
2P(O)((C
1~C
4)アルコキシ)
2、-P(O)((C
1~C
4)アルキル)
2、又は-N=S(O)((C
1~C
4)アルキル)
2で置換されている、付記3に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記5)
R
9は、独立に、D、ハロ、-OH、CN、-NH
2、=O、-(C
1~C
4)アルキル、-(C
1~C
4)アルコキシ、-(C
1~C
4)ハロアルキル、-(C
1~C
4)ヒドロキシアルキル、-(C
3~C
6)シクロアルキル、又は1,3-ジチオラニルであり、kが0、1、2、3、又は4である、付記4に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記6)
Aは-CH
2-又は-O-である、付記4又は5に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記7)
各R
2は独立に-CH
3であり、nは0又は2である、付記4から6のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記8)
Z
2は-O-である、付記4から7のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記9)
R
1はClである、付記4から8のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記10)
R
5はニトロである、付記4から9のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記11)
Z
1は、非存在、NH又はOである、付記4から10のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記12)
Z
2は、-O-、-CH
2-、-C(O)-、-NH-、-N-(オキセタニル)-、-S-、-S(O)-、-S(O
2)-、-S(O)(=NH)-、-S(O)(=NCH
3)-、又は-P(O)(CH
3)-である、付記4から11のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記13)
R
6は、H、D、-(C
3~C
6)シクロアルキル、フェニル、テトラヒドロ-2H-ピラニル、又は1,4-ジオキサニルであり、ここで前記-(C
3~C
6)シクロアルキル、フェニル、テトラヒドロ-2H-ピラニル又は1,4-ジオキサニルは、場合によりハロゲン、-OH、=O、-(C
1~C
4)アルキル、又は-(C
1~C
4)アルコキシから選択される1又は2つの基で置換されている、付記4から12のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記14)
R
6はテトラヒドロ-2H-ピラニル又は1,4-ジオキサニルであり、ここで前記テトラヒドロ-2H-ピラニル又は1,4-ジオキサニルは、場合によりハロゲンから選択される1又は2つの基で置換されている、付記4から13のいずれか一項に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記15)
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,2-ジメチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(4,4-ジオキシド-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]チアジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル-2,2,3,3-d4)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-(2-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジメチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
N-((4-((((R)-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-((S)-3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((((S)-2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-((S)-3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(R)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((3-ニトロ-4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)フェニル)スルホニル)ベンズアミド、
N-((4-((((S)-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-((S)-3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-N-((4-((((R)-2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-2-((S)-3-メチル-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、
(S)-N-((4-(((1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)ベンズアミド、
(R)-4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((2-フルオロ-1,4-ジオキサン-2-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド、又は
4-(4-((4’-クロロ-5,5-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3-ジフルオロ-2,3-ジヒドロピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[2,3-b][1,4]オキサジン-1(6H)-イル)-N-((4-(((4-フルオロテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)アミノ)-3-ニトロフェニル)スルホニル)ベンズアミド
である、付記1に記載の化合物若しくはそのN-酸化物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ。
(付記16)
付記1に記載の式(A)の化合物若しくはそのN-酸化物、又は前記式(A)の化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグ、及び薬学的に許容可能な希釈剤又は担体を含む医薬組成物。
(付記17)
新生物疾患、自己免疫疾患、又は神経変性疾患を治療する方法であって、それを必要とする対象に、有効量の付記1に記載の式(A)の化合物若しくはそのN-酸化物、又は前記式(A)の化合物若しくはそのN-酸化物の薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、多形、互変異性体、立体異性体、同位体形態、若しくはプロドラッグを投与するステップを含む、方法。
(付記18)
新生物疾患、自己免疫疾患、又は神経変性疾患は、異常な(例えば、向上した、又は増加した)Bcl-2活性によって特徴づけられ、例えば、血液悪性腫瘍/癌、I型糖尿病、又は統合失調症である、付記16に記載の方法。
(付記19)
新生物疾患は、骨髄腫、多発性骨髄腫、リンパ腫、濾胞性リンパ腫(FL)、非ホジキンリンパ腫、白血病、急性白血病、急性リンパ芽球性白血病(ALL)(例えば、BCL-2依存性ALL及び小児ALL)、慢性リンパ芽球性白血病(CLL)(例えば、再発性/不応性CLL、del(17p)CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)(例えば、急性転化CML)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、肺癌、例えば、小細胞肺癌(SCLC)、黒色腫、乳癌、又は前立腺癌(それらの薬物耐性癌を含む)である、付記16に記載の方法。
(付記20)
新生物疾患を治療するのに有効な1つ以上のさらなる治療、例えば、手術、放射線療法、化学療法剤(例えば、ベンダムスチン、NL-101、シスプラチン、カルボプラチン、エトポシド、トポテカン)、標的療法(例えば、リツキシマブ、イブルチニブ、ACP-196、イデラリシブ);抗体薬物コンジュゲート又はADC(例えば、ブレンツキシマブベドチン)、免疫療法(例えば、ペムブロリズマブ、ニボルマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブ、アベルマブ)、又はCAR-T療法(例えば、チサゲンレクルユーセル、アキシカブタゲンシロロイセル)を投与するステップをさらに含む、付記16から19のいずれか一項に記載の方法。