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特許7467598HARQフィードバック方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-05
(45)【発行日】2024-04-15
(54)【発明の名称】HARQフィードバック方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20240408BHJP
   H04W 72/20 20230101ALI20240408BHJP
   H04W 74/08 20240101ALI20240408BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W72/20
H04W74/08
【請求項の数】 46
(21)【出願番号】P 2022508954
(86)(22)【出願日】2019-08-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-17
(86)【国際出願番号】 CN2019100456
(87)【国際公開番号】W WO2021026787
(87)【国際公開日】2021-02-18
【審査請求日】2022-02-21
【審判番号】
【審判請求日】2023-09-27
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】弁理士法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】牟 勤
【合議体】
【審判長】中木 努
【審判官】圓道 浩史
【審判官】新田 亮
(56)【参考文献】
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell, On 2-step RACH Procedure[online], 3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1906747, Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1906747.zip>, 2019年05月04日
【文献】Huawei, HiSilicon, Discussion on 2-step RACH procedure[online], 3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1906051, Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1906051.zip>, 2019年05月03日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
3GPP TSG SA WG1-4
3GPP TSG CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局によって実行されるHARQフィードバック方法であって、
少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを受信した後、前記少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返すステップであって、前記Msg.Bが前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なるステップと、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれから送信された、前記Msg.Bに対するHARQフィードバックを受信するステップと、を含み、
前記Msg.Bには前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが含まれ、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である
ことを特徴とするHARQフィードバック方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返すステップは、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータを含む前記Msg.Bを前記少なくとも1つの端末に返すステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末から送信された、前記Msg.Bに対するHARQフィードバックを受信するステップの前に、
オフセット構成情報に基づいて前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップであって、前記PUCCHリソースオフセット情報が、HARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、前記参照PUCCHリソースが、PUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであるステップと、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれ、
オフセット構成情報に基づいて前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
前記各HARQフィードバック端末からそれぞれ送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの前記PUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記Msg.Bには前記少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、前記オフセット構成情報にはMsg.Bにおける専属情報の位置に対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれ、
前記オフセット構成情報に基づいて前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報の前記Msg.Bにおける位置に基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの前記PUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
前記各HARQフィードバック端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である、
ことを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの端末には各再送端末が含まれ、前記各再送端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、前記Msg.Bは前記各再送端末のそれぞれの再送リソースを指示し、前記方法は、
前記各再送端末からそれぞれ再送された、前記各再送端末のそれぞれのMsg.AにおけるPUSCHを前記各再送端末のそれぞれの再送リソースにおいて受信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
ターゲット端末によって実行されるHARQフィードバック方法であって、
基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信するステップと、
前記基地局から返された第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを受信するステップであって、前記Msg.Bが前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なるステップと、
前記ターゲット端末が前記各HARQフィードバック端末における任意の端末である場合、前記基地局にHARQフィードバックを送信するステップと、を含み、
前記Msg.Bには前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが含まれ、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である
ことを特徴とするHARQフィードバック方法。
【請求項13】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む、
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される、
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される、
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される、
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースにおいて、前記基地局にHARQフィードバックを送信するステップの前に、
オフセット構成情報に基づいて前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップであって、前記PUCCHリソースオフセット情報が、HARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、前記参照PUCCHリソースが、PUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであるステップと、
前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースを決定するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれ、
前記オフセット構成情報に基づいて前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
前記ターゲット端末から送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記ターゲット端末の前記PUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む、
ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記Msg.Bには前記少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、前記オフセット構成情報にはMsg.Bにおける専属情報の位置に対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれ、
前記オフセット構成情報に基づいて前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
前記ターゲット端末の専属情報の前記Msg.Bにおける位置に基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記ターゲット端末の前記PUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む、
ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
前記各HARQフィードバック端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である、
ことを特徴とする請求項12~19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
前記Msg.Bはさらに前記少なくとも1つの端末における各再送端末の再送リソースを指示し、前記各再送端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、前記方法は、
前記ターゲット端末が前記各再送端末における任意の端末である場合、前記ターゲット端末の再送リソースにおいて、前記Msg.AにおけるPUSCHを再送するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項22】
基地局に使用されるHARQフィードバック装置であって、
少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを受信した後、前記少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返すアクセスメッセージ返信モジュールであって、前記Msg.Bが前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なるアクセスメッセージ返信モジュールと、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末から送信された、前記Msg.Bに対するHARQフィードバックを受信する再送フィードバック受信モジュールと、を含み、
前記Msg.Bには前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが含まれ、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である
ことを特徴とするHARQフィードバック装置。
【請求項23】
前記アクセスメッセージ返信モジュールは、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータを含む前記Msg.Bを前記少なくとも1つの端末に返す、
ことを特徴とする請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む、
ことを特徴とする請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される、
ことを特徴とする請求項23に記載の装置。
【請求項26】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される、
ことを特徴とする請求項23に記載の装置。
【請求項27】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される、
ことを特徴とする請求項24に記載の装置。
【請求項28】
前記装置は、オフセット情報取得モジュールとフィードバックリソース決定モジュールをさらに含み、
前記オフセット情報取得モジュールは、前記再送フィードバック受信モジュールが各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれが前記Msg.Bに対して送信したHARQフィードバックを受信する前に、オフセット構成情報に基づいて前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得し、前記PUCCHリソースオフセット情報が、HARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、前記参照PUCCHリソースが、PUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであり、
前記フィードバックリソース決定モジュールは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを決定する、
ことを特徴とする請求項22に記載の装置。
【請求項29】
前記オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれ、
前記オフセット情報取得モジュールは、さらに、
前記各HARQフィードバック端末からそれぞれ送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの前記PUCCHリソースオフセット情報を取得する、
ことを特徴とする請求項28に記載の装置。
【請求項30】
前記Msg.Bには前記少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、前記オフセット構成情報にはMsg.Bにおける専属情報の位置に対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれ、
前記オフセット情報取得モジュールは、さらに、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報の前記Msg.Bにおける位置に基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの前記PUCCHリソースオフセット情報を取得する、
ことを特徴とする請求項28に記載の装置。
【請求項31】
前記Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
前記各HARQフィードバック端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である、
ことを特徴とする請求項2230のいずれかに記載の装置。
【請求項32】
前記少なくとも1つの端末には各再送端末が含まれ、前記各再送端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、前記Msg.Bは前記各再送端末のそれぞれの再送リソースを指示し、前記装置は、
前記各再送端末からそれぞれ再送された、前記各再送端末のそれぞれのMsg.AにおけるPUSCHを前記各再送端末のそれぞれの再送リソースにおいて受信する再送情報受信モジュールであって、前記第2の端末が前記各再送端末のうちのいずれか1つの端末である再送情報受信モジュールをさらに含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の装置。
【請求項33】
ターゲット端末によって実行されるHARQフィードバック装置であって、
基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信する第1のアクセスメッセージ送信モジュールと、
前記基地局から返された第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを受信する第2のアクセスメッセージ受信モジュールであって、前記Msg.Bが前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なる第2のアクセスメッセージ受信モジュールと、
前記ターゲット端末が前記各HARQフィードバック端末における任意の端末である場合、前記基地局にHARQフィードバックを送信するフィードバックモジュールと、を含み、
前記Msg.Bには前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが含まれ、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である
ことを特徴とするHARQフィードバック装置。
【請求項34】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む、
ことを特徴とする請求項33に記載の装置。
【請求項35】
当前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される、
ことを特徴とする請求項33に記載の装置。
【請求項36】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される、
ことを特徴とする請求項33に記載の装置。
【請求項37】
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される、
ことを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項38】
前記装置は、オフセット情報取得モジュールとフィードバックリソース決定モジュールをさらに含み、
前記オフセット情報取得モジュールは、フィードバックモジュールが前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースにおいて、前記基地局にHARQフィードバックを送信する前に、オフセット構成情報に基づいて前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得し、前記PUCCHリソースオフセット情報が、HARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、前記参照PUCCHリソースが、PUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであり、
前記フィードバックリソース決定モジュールは、前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースを決定する、
ことを特徴とする請求項33に記載の装置。
【請求項39】
前記オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれ、
前記オフセット情報取得モジュールは、さらに、
前記ターゲット端末から送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記ターゲット端末の前記PUCCHリソースオフセット情報を取得する、
ことを特徴とする請求項38に記載の装置。
【請求項40】
前記Msg.Bには前記少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、前記オフセット構成情報にはMsg.Bにおける専属情報の位置に対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれ、
前記オフセット情報取得モジュールは、さらに、
前記ターゲット端末の専属情報の前記Msg.Bにおける位置に基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記ターゲット端末の前記PUCCHリソースオフセット情報を取得する、
ことを特徴とする請求項38に記載の装置。
【請求項41】
前記Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
前記各HARQフィードバック端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である、
ことを特徴とする請求項3340のいずれかに記載の装置。
【請求項42】
前記Msg.Bはさらに前記少なくとも1つの端末における各再送端末の再送リソースを指示し、前記各再送端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、前記装置は、
前記ターゲット端末が前記各再送端末における任意の端末である場合、前記ターゲット端末の再送リソースにおいて、前記Msg.AにおけるPUSCHを再送する再送情報送信モジュールをさらに含む、
ことを特徴とする請求項33に記載の装置。
【請求項43】
基地局に使用されるHARQフィードバック装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを受信した後、前記少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返し、前記Msg.Bは前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なり、
各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末からそれぞれ前記Msg.Bに対して送信されたHARQフィードバックを受信するように構成され、
前記Msg.Bには前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが含まれ、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である
ことを特徴とするHARQフィードバック装置。
【請求項44】
ターゲット端末に使用されるHARQフィードバック装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信し、
前記基地局から返された第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを受信し、前記Msg.Bは、前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なり、
前記ターゲット端末が前記各HARQフィードバック端末における任意の端末である場合、前記基地局にHARQフィードバックを送信するように構成され、
前記Msg.Bには前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが含まれ、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である
ことを特徴とするHARQフィードバック装置。
【請求項45】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には実行可能な命令が含まれ、基地局のプロセッサは、前記実行可能な命令を呼び出して、上記請求項1~11のいずれかに記載のHARQフィードバック方法を実現する、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項46】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には実行可能な命令が含まれ、端末のプロセッサは前記実行可能な命令を呼び出して、上記請求項の12~21のいずれかに記載のHARQフィードバック方法を実現する、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は無線通信技術分野に関し、特にHARQフィードバック方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術分野の発展に伴い、ユーザの無線通信に対する需要もますます高まり、無線通信技術の第5世代移動通信(5G)ネットワークへの進化を促進している。
【0003】
関連技術では、5G NR(New Radio、新無線)のサポートで、第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project、3GPP)を2ステップの(2-step)ランダムアクセスの標準化活動を行い、2ステップのランダムアクセスメカニズムを提案し、すなわち、端末は第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを基地局に送信し、基地局は端末から送信されたMsg.Aに対して端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返し、これによって端末と基地局との間のランダムアクセスを完了させる。提案された2ステップのランダムアクセスのプロセスに対して、端末は基地局から返されたランダムアクセスメッセージMsg.Bを受信した後、端末が基地局にHARQフィードバックをどのように行うかは、現在、完全な解決策が現れていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示はHARQ(Hybrid Automatic Repeat request、ハイブリッド自動再送要求)フィードバック方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。前記技術案は以下通りである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、HARQフィードバック方法を提供し、前記方法は基地局によって実行され、前記方法は、
少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを受信した後、前記少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返すステップであって、前記Msg.Bが前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なるステップと、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれから送信された、前記Msg.Bに対するHARQフィードバックを受信するステップと、を含む。
【0006】
選択的に、前記少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返すステップは、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)パラメータを含む前記Msg.Bを前記少なくとも1つの端末に返し、前記各HARQフィードバック端末における異なる端末の前記PUCCHパラメータが異なるステップを含み、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソースΔPRI指示を含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示はHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を指示し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である。
【0007】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む。
【0008】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)に含まれ、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0009】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0010】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0011】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末から送信された、前記Msg.Bに対するHARQフィードバックを受信するステップの前に、
オフセット構成情報に基づいて前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得ステップであって、前記PUCCHリソースオフセット情報がHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、前記参照PUCCHリソースがPUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであるステップと、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを決定するステップと、をさらに含む。
【0012】
選択的に、前記オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0013】
オフセット構成情報に基づいて前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
前記各HARQフィードバック端末からそれぞれ送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの前記PUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む。
【0014】
選択的に、前記Msg.Bには前記少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、前記オフセット構成情報にはMsg.Bにおける専属情報の位置に対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0015】
前記オフセット構成情報に基づいて前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報の前記Msg.Bにおける位置に基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの前記PUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む。
【0016】
選択的に、前記少なくとも1つの端末にMsg.Bを返す前に、
ブロードキャストチャネルを介して構成情報を送信するステップをさらに含む。
【0017】
選択的に、前記Msg.Aはランダムアクセス的プリアンブルシーケンス及びPUSCH(Physical Uplink Share Channel、物理アップリンク共有チャネル)を含み、
前記各HARQフィードバック端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である。
【0018】
選択的に、前記少なくとも1つの端末には各再送端末が含まれ、前記各再送端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、前記Msg.Bは前記各再送端末のそれぞれの再送リソースを指示し、前記方法は、
前記第2の端末から再送された、前記各再送端末のそれぞれのMsg.AにおけるPUSCHを前記各再送端末のそれぞれの再送リソースにおいて受信するステップをさらに含む。
【0019】
本開示の実施例の第2の態様によれば、HARQフィードバック方法を提供し、前記方法はターゲット端末によって実行され、前記方法は、
基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信するステップと、
前記基地局から返された第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを受信するステップであって、前記Msg.Bが前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なるステップと、
前記ターゲット端末が前記各HARQフィードバック端末における任意の端末である場合、前記基地局にHARQフィードバックを送信するステップを含む。
【0020】
選択的に、前記Msg.Bには前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが含まれ、前記各HARQフィードバック端末における異なる端末の前記PUCCHパラメータは異なる。
【0021】
ターゲット端末のHARQフィードバックリソースにおいて、前記基地局にHARQフィードバックを送信するステップの前に、
前記Msg.Bの中から前記ターゲット端末の前記PUCCHパラメータを抽出するステップと、
前記ターゲット端末の前記PUCCHパラメータに基づいて前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースを取得するステップと、をさらに含み、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソースΔPRI指示を含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIは、HARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である。
【0022】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む。
【0023】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0024】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0025】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0026】
選択的に、前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースにおいて、前記基地局にHARQフィードバックを送信する前に、
オフセット構成情報に基づいて前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップであって、前記PUCCHリソースオフセット情報が、HARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、前記参照PUCCHリソースがPUCCHリソース指示に基づいて算出されたPUCCHリソースであるステップと、
前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースを決定するステップをさらに含む。
【0027】
選択的に、前記オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0028】
オフセット構成情報に基づいて前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
前記ターゲット端末から送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記ターゲット端末の前記PUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む。
【0029】
選択的に、前記Msg.Bには前記少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、前記オフセット構成情報にはMsg.Bにおける専属情報の位置に対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0030】
オフセット構成情報に基づいて前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
前記ターゲット端末の専属情報の前記Msg.Bにおける位置に基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記ターゲット端末の前記PUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む。
【0031】
選択的に、前記基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信する前に、
前記基地局によってブロードキャストチャネルを介して送信された前記オフセット構成情報を受信するステップをさらに含む。
【0032】
選択的に、前記Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
前記各HARQフィードバック端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である。
【0033】
選択的に、前記Msg.Bはさらに前記少なくとも1つの端末における各再送端末の再送リソースを指示し、前記各再送端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、前記方法は、
前記ターゲット端末が前記各再送端末における任意の端末である場合、前記ターゲット端末の再送リソースにおいて、前記Msg.AにおけるPUSCHを再送するステップをさらに含む。
【0034】
本開示の実施例の第3の態様によれば、HARQフィードバック装置を提供し、前記装置は基地局に使用され、前記装置は、
少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを受信した後、前記少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返すアクセスメッセージ返信モジュールであって、前記Msg.Bが前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なるアクセスメッセージ返信モジュールと、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末から送信された、前記Msg.Bに対するHARQフィードバックを受信する再送フィードバック受信モジュールと、を含む。
【0035】
選択的に、前記アクセスメッセージ返信モジュールは、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータを含む前記Msg.Bを前記少なくとも1つの端末に返し、前記各HARQフィードバック端末における異なる端末の前記PUCCHパラメータが異なり、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソースΔPRI指示を含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である。
【0036】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む。
【0037】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが、前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0038】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0039】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0040】
選択的に、前記装置は、オフセット情報取得モジュールとフィードバックリソース決定モジュールをさらに含み、
前記オフセット情報取得モジュールは、前記再送フィードバック受信モジュールが各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれが前記Msg.Bに対して送信したHARQフィードバックを受信する前に、オフセット構成情報に基づいて前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得し、前記PUCCHリソースオフセット情報は、HARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、前記参照PUCCHリソースはPUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであり、
前記フィードバックリソース決定モジュールは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを決定する。
【0041】
選択的に、前記オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれ、
前記オフセット情報取得モジュールは、さらに、
前記各HARQフィードバック端末からそれぞれ送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの前記PUCCHリソースオフセット情報を取得する。
【0042】
選択的に、前記Msg.Bには前記少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、前記オフセット構成情報にはMsg.Bにおける専属情報の位置に対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0043】
前記オフセット情報取得モジュールは、さらに、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報の前記Msg.Bにおける位置に基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの前記PUCCHリソースオフセット情報を取得する。
【0044】
選択的に、前記装置は、
前記アクセスメッセージ返信モジュールが前記少なくとも1つの端末にMsg.Bを返す前に、ブロードキャストチャネルを介して構成情報を送信する構成情報送信モジュールをさらに含む。
【0045】
選択的に、前記Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
前記各HARQフィードバック端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である。
【0046】
選択的に、前記少なくとも1つの端末には各再送端末が含まれ、前記各再送端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、前記Msg.Bは前記各再送端末のそれぞれの再送リソースを指示し、前記装置は、
前記各再送端末からそれぞれ再送された前記各再送端末のそれぞれのMsg.AにおけるPUSCHを受信する再送情報受信モジュールであって、前記各再送端末がそれぞれ前記各再送端末における任意の端末である再送情報受信モジュールをさらに含む。
【0047】
本開示の実施例の第4の態様によれば、HARQフィードバック装置を提供し、前記装置はターゲット端末に使用され、前記装置は、
基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信する第1のアクセスメッセージ送信モジュールと、
前記基地局から返された第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを受信する第2のアクセスメッセージ受信モジュールであって、前記Msg.Bが前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なる第2のアクセスメッセージ受信モジュールと、
前記ターゲット端末が前記各HARQフィードバック端末における任意の端末である場合、前記基地局にHARQフィードバックを送信するフィードバックモジュールと、を含む。
【0048】
選択的に、前記Msg.Bには前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが含まれ、前記各HARQフィードバック端末における異なる端末の前記PUCCHパラメータは異なる。
【0049】
前記装置は、パラメータ抽出モジュールとフィードバックリソース取得モジュールをさらに含み、
前記パラメータ抽出モジュールは、前記フィードバックモジュールが前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースにおいて、前記基地局にHARQフィードバックを送信する前に、前記Msg.Bの中から前記ターゲット端末の前記PUCCHパラメータを抽出し、
前記フィードバックリソース取得モジュールは、前記ターゲット端末の前記PUCCHパラメータに基づいて前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースを取得し、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソースΔPRI指示を含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIは、HARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である。
【0050】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む。
【0051】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0052】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0053】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0054】
選択的に、前記装置は、オフセット情報取得モジュールとフィードバックリソース決定モジュールをさらに含み、
前記オフセット情報取得モジュールは、フィードバックモジュールが前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースにおいて、前記基地局にHARQフィードバックを送信する前に、オフセット構成情報に基づいて前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得し、前記PUCCHリソースオフセット情報はHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、前記参照PUCCHリソースはPUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであり、
前記フィードバックリソース決定モジュールは、前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースを決定する。
【0055】
選択的に、前記オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0056】
前記オフセット情報取得モジュールは、さらに、
前記ターゲット端末から送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記ターゲット端末の前記PUCCHリソースオフセット情報を取得する。
【0057】
選択的に、前記Msg.Bには前記少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、前記オフセット構成情報にはMsg.Bにおける専属情報の位置に対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0058】
前記オフセット情報取得モジュールは、さらに、
前記ターゲット端末の専属情報の前記Msg.Bにおける位置に基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記ターゲット端末の前記PUCCHリソースオフセット情報を取得する。
【0059】
選択的に、前記装置は、
前記第1のアクセスメッセージ送信モジュールが基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信する前に、前記基地局によってブロードキャストチャネルを介して送信された前記オフセット構成情報を受信する構成情報受信モジュールをさらに含む。
【0060】
選択的に、前記Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
前記各HARQフィードバック端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である。
【0061】
選択的に、前記Msg.Bはさらに前記少なくとも1つの端末における各再送端末の再送リソースを指示し、前記各再送端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、前記装置は、
前記ターゲット端末が前記各再送端末における任意の端末である場合、前記ターゲット端末の再送リソースにおいて、前記Msg.AにおけるPUSCHを再送する再送情報送信モジュールをさらに含む。
【0062】
本開示の実施例の第5の態様によれば、HARQフィードバック装置を提供し、前記装置は基地局に使用され、前記装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを受信した後、前記少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返し、前記Msg.Bは前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なり、
各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末からそれぞれ前記Msg.Bに対して送信されたHARQフィードバックを受信するように構成される。
【0063】
本開示の実施例の第6の態様によれば、HARQフィードバック装置を提供し、前記装置はターゲット端末に使用され、前記装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信し、
前記基地局から返された第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを受信し、前記Msg.Bは前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なり、
前記ターゲット端末が前記各HARQフィードバック端末における任意の端末である場合、前記基地にHARQフィードバックを送信するように構成される。
【0064】
本開示の実施例の第7の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には実行可能な命令が含まれ、基地局におけるプロセッサは前記実行可能な命令を呼び出して上記第1の態様または第1の態様の任意の選択的な実現形態に記載のHARQフィードバック方法を実現する。
【0065】
本開示の実施例の第8の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には実行可能な命令が含まれ、端末におけるプロセッサは前記実行可能な命令を呼び出して上記第2の態様または第2の態様の任意の選択的な実現形態に記載のHARQフィードバック方法を実現する。
【発明の効果】
【0066】
本開示の実施例によって提供される技術案は、少なくとも以下の有益な効果を含むことができる。
【0067】
基地局は、少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを検出した後、少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返し、当該Msg.Bは前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なり、基地局は、各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、各HARQフィードバック端末のそれぞれがMsg.Bに対して送信したHARQフィードバックを受信する。本開示は、基地局が少なくとも1つの端末に返したMsg.Bで各HARQフィードバック端末のそれぞれのフィードバックパラメータが指示されることにより、各HARQフィードバックを行う必要がある端末から送信されたHARQフィードバックを異なるフィードバックリソースにおいて受信し、HARQフィードバックを行う必要がある端末が同じHARQフィードバックリソースを使用する衝突状況を減少させ、端末がMsg.Bに対してフィードバックする効率を向上させる。
【0068】
上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的であり、本開示を限定するものではないことが理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0069】
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する実施例を示し、本開示の原理を説明するために明細書とともに使用される。
図1】本開示の実施例によって提供される無線通信システムの概略構成図である。
図2】本開示の実施例に係る4ステップのランダムアクセスのフローチャートである。
図3】本開示に係る2ステップのランダムアクセスのフローチャートである。
図4】本開示の実施例によって提供されるHARQフィードバック方法の方法フローチャートである。
図5】本開示の実施例によって提供されるHARQフィードバック方法の方法フローチャートである。
図6】本開示の実施例によって提供されるHARQフィードバック方法の方法フローチャートである。
図7】本開示の実施例に係る基地局の端末からフィードバックされたMsg.Bに対する概略構成図である。
図8】本開示の実施例によって提供されるHARQフィードバック方法の方法フローチャートである。
図9】例示的な実施例に示すHARQフィードバック装置のブロック図である。
図10】例示的な実施例に示すHARQフィードバック装置のブロック図である。
図11】例示的な実施例に示す基地局の概略構成図である。
図12】例示的な実施例に示す端末の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0070】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本開示と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に記載された、本開示のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0071】
本明細書で言及される「いくつか」は1つまたは複数であることを指し、「複数」は2つ以上であることを指す。「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明し、3つの関係が存在できることを表すことができる。例えば、A及び/又はBという記載は、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独で存在するという3つの状況を表すことを表すことができる。「/」という文字は、通常、前後の関連対象が「又は」という関係であることを表す。理解を容易にするために、本開示に係るいくつかのアプリケーションシーンを簡単に紹介する。
【0072】
図1を参照して、それは本開示の実施例によって提供される無線通信システムの概略構成図を示す。図1に示すように、無線通信システムはセルラー移動通信技術の通信システムであり、当該無線通信システムは、いくつかの端末110及びいくつかの基地局120を含むことができる。
【0073】
ここで、端末110は、ユーザに音声及び/又はデータ接続を提供する機器を指し得る。端末110は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つまたは複数のコアネットワークと通信することができ、端末110はモノのインターネット端末であってもよく、例えば、センサ機器、携帯電話(または「セルラー」電話と呼ぶ)及びモノのインターネット端末を有するコンピュータであってもよく、例えば、固定式、携帯式、ポケット式、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵または車載の装置であってもよい。例えば、ステーション(Station、STA)、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、モバイルステーション(mobile station)、モバイル(mobile)、リモートステーション(remote station)、アクセスポイント、リモート端末(remote terminal)、アクセス装置(access terminal)、ユーザ装置(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザ機器(user device)、またはユーザ端末(user equipment、UE)である。あるいは、端末110は、無人機の機器、車載機器等であってもよい。
【0074】
基地局120は、無線通信システムにおけるネットワーク側機器であってもよい。ここで、当該無線通信システムは、5Gシステムであってもよく、新無線(new radio、NR)システムとも呼ばれる。または、当該無線通信システムは5Gシステムの次世代のシステムであってもよい。
【0075】
選択的に、基地局120は、5Gシステムにおける集中分散アーキテクチャを採用した基地局(gNB)であってもよい。基地局120が集中分散アーキテクチャを採用する時、通常、集中ユニット(central unit、CU)と少なくとも2つの分散ユニット(distributed unit、DU)を含む。集中ユニットには、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リンク層制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)層、メディアアクセス制御プロトコル(Media Access Control、MAC)層のプロトコルスタックが設けられている。分散ユニットには、物理(Physical、PHY)層プロトコルスタックが設けられ、本出願の実施例は基地局120の具体的な実現形態に対して限定するものではない。
【0076】
異なる実施形態では、当該無線エアインターフェースは、第5世代のモバイル通信ネットワーク技術(5G)基準に基づく無線エアインターフェースであり、例えば、当該無線エアインターフェースは新無線であり、または、当該無線エアインターフェースは5Gの次世代のモバイル通信ネットワーク技術の基準に基づく無線エアインターフェースであってもよい。
【0077】
選択的に、上記無線通信システムはネットワーク管理機器130をさらに含むことができる。
【0078】
基地局120はそれぞれネットワーク管理機器130に接続することができる。ここで、ネットワーク管理機器130は、無線通信システムにおけるコアネットワーク機器であってもよく、例えば、当該ネットワーク管理機器130は、進化型のデータパケットコアネットワーク(Evolved Packet Core、EPC)におけるモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)であってもよい。または、当該ネットワーク管理機器は、他のコアネットワーク機器、例えばサービスゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)、パブリックデータネットワークゲートウェイ(Public Data Network GateWay、PGW)、ポリシー及び課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)またはホームサブスクライバーサーバー(Home Subscriber Server、HSS)などであってもよい。ネットワーク管理機器130の実現形態に対して、本開示の実施例では限定されない。
【0079】
選択的に、上記無線通信システムにおいて、端末110は、競合に基づくランダムアクセスを基地局120に対して開始することができる。図2を参照すると、それは、本開示の実施例に係る4ステップのランダムアクセスのフローチャートである。図2に示すように、当該4ステップのランダムアクセスの関連ステップは以下のステップ201~204を含むことができる。
【0080】
ステップ201、端末はMsg1、即ちランダムアクセスプリアンブルシーケンス(Preamble)を基地局に送信する。
【0081】
端末はランダムアクセスプリアンブルシーケンス(Preamble)を基地局に送信し、基地局はこれに基づいて端末の伝送遅延を推定してアップリンク同期を実現する。
【0082】
ステップ202、基地局はMsg2、即ちランダムアクセス応答(Random Access Response、RAR)を端末に送信する。
【0083】
基地局は上記第1のステップで推定して得られた伝送遅延に基づいて、時間繰り上げ(timing advance)命令を送信して、端末の送信時間を調整する。Msg2は基地局の媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)によって組織され、ダウンリンク共有チャネル(DownLink Share Channel、DL_SCH)によってロードされ、1つのMsg2は、複数の端末のランダムアクセス要求に同時に応答することができる。
【0084】
基地局はPDCCHケジューリングMsg2を採用し、C-RNTIまたはRA-RNTIを介してアドレス指定(スクランブリングとも呼ばれる)を行い、RA-RNTIはロードMsg1の物理ランダムアクセス信道(Physical Random Access Channel、PRACH)時周波数リソース位置によって決定される。Msg2はアップリンク伝送タイミング繰り上げ量を含み、Msg3のためにアップリンクリソース及び一時的なC-RNTIを割り当てる。
【0085】
ステップ203、端末はMsg3、即ち、1回目のスケジューリング伝送を基地局に送信する。
【0086】
端末は、Msg2を受信した後、割り当てられたアップリンクリソースにおいてMsg3を伝送し、PUSCHを介して基地局にユーザ機器(User Equipment Identify、UE ID)を送信する。
【0087】
選択的に、Msg3には共有制御チャネル(common control channel、CCCH)サービスデータユニット(Service Data Unit、SDU)が含まれ、Msg4が競合解決IDを携帯するために使用される。
【0088】
ステップ204、基地局は競争解決メッセージ、即ち端末にMsg4を端末に送信する。
【0089】
基地局がPDSCHにおいて端末に送信した競争解決メッセージである。
【0090】
上記ランダムアクセスプロセスの遅延を短縮し、端末のランダムアクセス効率を向上させるために、3GPPはrelease 16において2ステップのランダムアクセスメカニズム、すなわち、2ステップのランダムアクセスを提案する。図3を参照して、それは本開示に係る2ステップのランダムアクセスのフローチャートを示す。図3に示すように、当該2ステップのランダムアクセスに係るステップは以下のステップ301~302を含むことができる。
【0091】
ステップ301、端末はMsg.Aを基地局に送信する。
【0092】
選択的に、Msg.AはMsg1とMsg3のコンテンツを含み、すなわちMsg.AはランダムアクセスプリアンブルシーケンスとUE IDを含み、UE IDはC-RNTI、一時C-RNTI、RA-RNTIのうちの1つであってもよい。
【0093】
選択的に、ステップ301はステップ301aとステップ301bから構成されることができる。
【0094】
ステップ301aにおいて、端末は、選択されたPreambleをPRACHリソースにおいて送信すると共に、基地局側は対応するPRACHにおいてPreambleの検出を行うことができる。
【0095】
ステップ301bにおいて、端末はさらにPUSCHリソースにおいてpayload情報を伝送してもよく、payloadの情報はMsg.3の等価情報、例えば、UE ID、一部のユーザデータなどを含む。
【0096】
基地局がステップ301aにおいてPreambleを検出した場合、基地局は対応するPUSCHリソースにおいて端末から送信されたpayload情報を受信する。
【0097】
ステップ302、基地局は端末にMsg.Bを送信する。
【0098】
すなわち、基地局がMsg.AにおけるPreambleまたはpayload情報の受信に成功した場合、基地局は端末にMsg.Bを送信することができる。選択的に、Msg.BはMsg2とMsg4のコンテンツを含み、すなわちMsg.Bは、ランダムアクセス応答と競争解決情報を含む。それに応じて、Msg.Bの伝送方式はPDCCH及びPDSCHの方式に対応してもよい。
【0099】
上記2ステップのランダムアクセスプロセスに対して、端末と基地局との間でMsg.Bを伝送する信頼性を向上させるために、端末側がMsgBを受信する必要がある場合にHARQフィードバックを行う手段をさらに提案する。
【0100】
関連技術では、NRシステムに対して、端末がHARQのフィードバックを行う技術案では、端末は、受信されたデータの終了時間に基づいてHARQのフィードバックリソースを計算し、計算されたフィードバックリソースにおいてフィードバックすることができる。例えば、端末は、受信された、半永続ケジューリング(Semi-Persistent Scheduling、SPS)が解放されたことを指示するPDCCHにおけるデータに対してHARQフィードバックを行うことができる場合、当該データを受信した時の終了時間を取得することができ、当該終了時間に対して時間オフセット量mだけずらすことで、伝送HARQのフィードバック時間を得る。当該時間オフセット量mは、基地局から送信されたダウンリンク制御シグナリング(Downlink Control Information、DCI)において指示されてもよく、選択的に、基地局は、上位層シグナリングを介してDCIに対して時間間隔集合を構成してもよく、DCIは、当該時間間隔集合のうちの1つの値を、今回の再送HARQフィードバック時間を計算するために採用された時間オフセット量mとして使用するように端末に指示することができる。
【0101】
選択的に、端末は、計算して得られたHARQ時間においてHARQフィードバックを行う時、当該時間内のどのPUCCHリソースを採用してHARQを送信するかを決定する必要があり、すなわち、端末は具体的なPUCCHリソースを決定する必要がある。1つの可能な実施形態では、端末がPUCCHリソースを決定する方式は以下の通りであってもよい。上位層シグナリングは端末のために1つのPUCCHリソース集合を事前に構成してもよく、集合における各PUCCHにはいずれも1つの一意に対応する番号がある。上位層シグナリングが端末のために構成されたPUCCHリソース集合におけるPUCCHリソースの数が8以下である場合、各PUCCHの番号は、DCIにおける3bitの情報領域によって直接指示されることができる。例えば:001はPUCCHリソースにおける1つのPUCCH番号を指示することができ、端末はDCIにおける情報領域によって支持された001に基づいて対応するPUCCHリソースを取得することができる。上位層シグナリングが端末のために構成されたPUCCHリソース集合におけるPUCCHリソースの数が8より大きい場合、端末は、PUCCHリソース集合が存在する制御領域の最小の制御チャネルユニット(Control Channel Elements、CCE)番号及びDCIにおける3 bit情報領域の指示値に基づいて、導出式によって採用されたPUCCHリソースの番号を計算することができる。選択的に、当該導出式は以下の通りであってもよい。
【数1】
【0102】
PUCCHは計算して得られたPUCCHリソースの番号であり、RPUCCHは上位層シグナリングが端末のために構成されたPUCCHリソース集合におけるPUCCHリソースの数であり、NCCE,pはPDCCHが存在する制御領域の所有するCCEの総数であり、nCCE,pはPDCCHが存在する制御領域の所有するCCEのうちの最小のCCE番号であり、ΔPRIはDCIにおける3bit情報領域の指示値であり、RPUCCH mod 8はRPUCCHを8で割ることに対応する剰余である。選択的に、端末は自身が受信した物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)におけるデータに対してHARQフィードバックを行うことができる場合は、上記の方式を参照して行うこともできる。
【0103】
ここで、端末がMsg.Bの受信状況に対してHARQフィードバックを行う際に上記の技術案を用いる場合、上記端末が受信したデータはMsg.Bである。しかしながら、端末がランダムアクセスを行う時、端末と基地局とのRRC接続が確立しておらず、上記の技術案において選択対象のPUCCHリソース集合は上位層シグナリングによって構成されることができない。この時、選択対象のPUCCHリソース集合は、通常、システムメッセージを介して端末にブロードキャストされ、複数の端末が同じ時刻に基地局に2ステップのランダムアクセスを開始すると、基地局から返されたMsg.Bにおいて使用されるPDCCHも同じである。この時、DCIにおいて複数の端末を指示する3bit情報領域の指示値も同じである場合、複数の端末は同じPUCCHリソース集合を共有し、最終的に複数の端末によって計算されたHARQフィードバックリソースも同じであり、上記の技術案によって基地局に対してHARQフィードバックを行う時、複数の端末によって使用されるPUCCHリソースが衝突するという問題が存在する可能性があるため、端末はMsg.Bに対するHARQフィードバックに失敗し、端末がMsg.Bに対してフィードバックする効率が低下する。
【0104】
複数の端末がHARQフィードバックを行う時に採用されたPUCCHの衝突を減少させるために、本開示はHARQフィードバック方法を提供する。図4を参照して、それは本開示の実施例によって提供されるHARQフィードバック方法の方法フローチャートを示し、当該方法は例えば図1に示す無線通信システムに応用され、当該システムにおける基地局によって実行され、図4に示すように、当該方法は以下のいくつかのステップ401~ステップ402を含むことができる。
【0105】
ステップ401において、少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを受信した後、少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返す。
【0106】
Msg.Bは少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースは異なる。
【0107】
ステップ402において、各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、各HARQフィードバック端末がMsg.Bに対して送信したHARQフィードバックを受信する。
【0108】
選択的に、少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返すステップは、
少なくとも1つの端末に各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータを含むMsg.Bを返すステップであって、各HARQフィードバック端末において異なる端末のPUCCHパラメータが異なるステップを含み、
PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、PUCCHリソース集合は上位層シグナリングによって構成される候補PUCCHリソース集合である。
【0109】
選択的に、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む。
【0110】
選択的に、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkはMsg.BのPDCCHに保持され、
各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報はMsg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0111】
選択的に、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIはMsg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報はMsg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0112】
選択的に、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報はMsg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0113】
選択的に、各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、各HARQフィードバック端末のそれぞれMsg.Bに対して送信されたHARQフィードバックを受信する前に、
オフセット構成情報に基づいて各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップであって、PUCCHリソースオフセット情報が、HARQフィードバックを送信するために使用されたPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、参照PUCCHリソースがPUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであるステップと、
根据各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを決定するステップをさらに含む。
【0114】
選択的に、オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応するPUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0115】
オフセット構成情報に基づいて各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
各HARQフィードバック端末のそれぞれ送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、オフセット構成情報を検索し、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む。
【0116】
選択的に、Msg.Bには少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、オフセット構成情報には、Msg.Bにおける専属情報の位置に対応するPUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0117】
オフセット構成情報に基づいて各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
各HARQフィードバック端末のそれぞれのMsg.Bにおける専属情報の位置に基づいて、オフセット構成情報を検索し、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む。
【0118】
選択的に、少なくとも1つの端末にMsg.Bを返す前に、
ブロードキャストチャネルを介してオフセット構成情報を送信するステップをさらに含む。
【0119】
選択的に、Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
各HARQフィードバック端末は基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である。
【0120】
選択的に、少なくとも1つの端末には各再送端末がさらに含まれ、各再送端末は、基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、Msg.Bはさらに各再送端末のそれぞれの再送リソースを指示し、方法は、
各再送端末からそれぞれ再送された、各再送端末のそれぞれのMsg.AにおけるPUSCHを各再送端末のそれぞれの再送リソースにおいて受信するステップであって、各再送端末がそれぞれ各再送端末における任意の端末であるステップをさらに含む。
【0121】
以上より、基地局は、少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを検出した後、少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返し、当該Msg.Bが少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのフィードバックパラメータを指示し、基地局は、各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、各HARQフィードバック端末のそれぞれがMsg.Bに対して送信したHARQフィードバックを受信する。本開示は、基地局が少なくとも1つの端末に返したMsg.Bで各HARQフィードバック端末のそれぞれのフィードバックパラメータが指示されることにより、各HARQフィードバックを行う必要がある端末から送信されたHARQフィードバックを異なるフィードバックリソースにおいて受信し、HARQフィードバックを行う必要がある端末が同じHARQフィードバックリソースを使用する衝突状況を減少させ、端末がMsg.Bに対してフィードバックする効率を向上させる。
【0122】
図5を参照して、それは本開示の実施例によって提供されるHARQフィードバック方法の方法フローチャートを示し、図5に示すように、当該HARQフィードバック方法は図1に示す無線通信システムに応用されてもよく、基地局から送信された電力節約信号に対応する少なくとも2つの端末におけるターゲット端末によって実行され、当該方法は以下のいくつかのステップ501~ステップ503を含むことができる。
【0123】
ステップ501において、基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信する。
【0124】
ステップ502において、基地局から返された第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを受信する。
【0125】
Msg.Bは少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースは異なる。
【0126】
ステップ503において、ターゲット端末が各HARQフィードバック端末のうちの任意の端末である場合、基地局にHARQフィードバックを送信する。
【0127】
選択的に、Msg.Bには各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが含まれ、各HARQフィードバック端末において異なる端末のPUCCHパラメータは異なる。
【0128】
ターゲット端末のHARQフィードバックリソースにおいて、基地局にHARQフィードバックを送信する前に、
Msg.Bの中からターゲット端末のPUCCHパラメータを抽出するステップと、
ターゲット端末のPUCCHパラメータに基づいてターゲット端末のHARQフィードバックリソースを取得するステップをさらに含み、
PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、PUCCHリソース集合は上位層シグナリングによって構成される候補PUCCHリソース集合である。
【0129】
選択的に、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む。
【0130】
選択的に、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkはMsg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報はMsg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0131】
選択的に、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIはMsg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報はMsg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0132】
選択的に、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報はMsg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0133】
選択的に、ターゲット端末のHARQフィードバックリソースにおいて、基地局にHARQフィードバックを送信する前に
オフセット構成情報に基づいてターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップであって、PUCCHリソースオフセット情報が、HARQフィードバックを送信するために使用されたPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、参照PUCCHリソースがPUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであるステップと、
ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、ターゲット端末のHARQフィードバックリソースを決定するステップをさらに含む。
【0134】
選択的に、オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応するPUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0135】
オフセット構成情報に基づいてターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
ターゲット端末から送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、オフセット構成情報を検索し、ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む。
【0136】
選択的に、Msg.Bには少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、オフセット構成情報には、Msg.Bにおける専属情報の位置に対応するPUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0137】
オフセット構成情報に基づいてターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
ターゲット端末のMsg.Bにおける専属情報の位置に基づいて、オフセット構成情報を検索し、ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む。
【0138】
選択的に、基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信する前に、
基地局からブロードキャストチャネルを介して送信されたオフセット構成情報を受信するステップをさらに含む。
【0139】
選択的に、Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
各HARQフィードバック端末は基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である。
【0140】
選択的に、Msg.Bはさらに少なくとも1つの端末における各再送端末の再送リソースを指示し、各再送端末は、基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、方法は、
ターゲット端末が各再送端末における任意の端末である場合、ターゲット端末の再送リソースにおいて、Msg.AにおけるPUSCHを再送するステップをさらに含む。
【0141】
以上より、基地局は、少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを検出した後、少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返し、当該Msg.Bが少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのフィードバックパラメータを指示し、基地局は、各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、各HARQフィードバック端末のそれぞれがMsg.Bに対して送信したHARQフィードバックを受信する。本開示は、基地局が少なくとも1つの端末に返したMsg.Bで各HARQフィードバック端末のそれぞれのフィードバックパラメータが指示されることにより、各HARQフィードバックを行う必要がある端末から送信されたHARQフィードバックを異なるフィードバックリソースにおいて受信し、HARQフィードバックを行う必要がある端末が同じHARQフィードバックリソースを使用する衝突状況を減少させ、端末がMsg.Bに対してフィードバックする効率を向上させる。
【0142】
基地局から端末にフィードバックされたMsg.Bに含まれる基地局が各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータであることを例として、図6を参照して、それは本開示の実施例によって提供されるHARQフィードバック方法の方法フローチャートを示し、図6に示すように、当該HARQフィードバック方法は図1に示す無線通信システムに応用されてもよく、当該システムにおける基地局と端末によって実行され、当該方法は以下のいくつかのステップ601~ステップ605を含むことができる。
【0143】
ステップ601において、ターゲット端末は第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを基地局に送信する。
【0144】
それに応じて、基地局はターゲット端末から送信されたMsg.Aを受信する。
【0145】
ターゲット端末が基地局にMsg.Aを送信する様態は、上記の図3のステップ301の説明を参照することができ、すなわち、Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含むことができ、ターゲット端末はPRACHにおいてPreambleを送信し、PUSCHにおいてpayload情報を送信することができるなど、ここで説明を省略する。
【0146】
ステップ602において、基地局はターゲット端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを受信した後、ターゲット端末を含める少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返す。
【0147】
それに応じて、ターゲット端末は基地局から返されたMsg.Bを受信する。
【0148】
Msg.Bは少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースは異なる。
【0149】
ランダムアクセスの中で、基地局は端末から送信されたMsg.Aを受信した後、Msg.Bを自主的に端末に返し、これによって端末のランダムアクセスプロセスを継続させる。ターゲット端末と同時に同一の基地局にMsg.Aを送信する他の端末が存在する場合、基地局はターゲット端末のMsg.Aを受信する時、他の端末から送信されたMsg.Aを受信することもでき、すなわち、基地局は、ターゲット端末を含める複数の端末が同一時点においてそれぞれ送信したMsg.Aを受信することができ、基地局はターゲット端末及び他の端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを受信した後、これらの端末にMsg.Bを同時に返すことができる。
【0150】
例えば、図7を参照して、それは本開示の実施例に係る基地局が端末フィードバックに対するMsg.Bの概略構成図である。図7に示すように、それには基地局から返されたMsg.B 701が含まれ、Msg.B 701には各端末のそれぞれの専属情報がさらに含まれ、ターゲット端末の対応する専属情報は専属情報3である。図7から分かるように、基地局は複数の端末に各端末のそれぞれの専属情報が含まれるMsg.Bを送信することができる。もちろん、ターゲット端末が基地局にMsg.Aを送信する時、基地局はターゲット端末のMsg.Aのみを受信し、今回返されたMsg.Bはターゲット端末の専属情報のみを含んでもよい。選択的に、Msg.Bにおける各端末のそれぞれの専属情報のコンテンツには、対応する端末によって使用されたプリアンブルシーケンスの番号及び対応する端末がHARQフィードバックを行う必要があるか否かという情報が含まれ、各HARQフィードバックを行う必要がある端末は本開示で言及された各HARQフィードバック端末である。
【0151】
引き続き上記図7を例とすると、1つの可能な実施形態では、ターゲット端末が専属情報3のPDCCHにおいて伝送されたコンテンツの受信に成功し、専属情報3のPDSCHにおいて伝送されたコンテンツの受信にも成功し、すなわち基地局はターゲット端末から送信されたMsg.AにおけるPreambleとpayload情報の受信に成功し、且つ基地局からターゲット端末に返された専属情報3にはPDCCHにおけるランダムアクセス応答とPDSCHにおける競争解決情報が含まれる場合、ターゲット端末が専属情報3の受信に成功すると、ターゲット端末は自身が今回受信されたMsg.Bに対してHARQフィードバックを行う必要があると知り、フィードバックコンテンツはACK(Acknowledge character、肯定応答文字)であり、この時ターゲット端末は各HARQフィードバック端末における1つである。すなわち、各HARQフィードバック端末は基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である。
【0152】
1つの可能な実施形態では、ターゲット端末は受信された専属情報3の中から、当該専属情報3にはPUSCHの再送規定リソースが含まれることを知る場合(すなわち、Msg.Bは各再送端末のそれぞれの再送リソースを指示することができる)、基地局がターゲット端末から送信されたMsg.AにおけるPreambleの受信に成功し、ターゲット端末のPUSCHにおいて伝送されたpayload情報の受信に成功しておらず、自分で再送する必要があることが示され、この時、ターゲット端末は成功して受信された専属情報3に基づいて、自身が専属情報3におけるPUSCH再送規定リソースに従ってpayload情報を再送する必要があることを知ることができ、この時、ターゲット端末は基地局から返されたMsg.Bの受信に成功したが、基地局にHARQフィードバックを行う必要がなく、この時のターゲット端末は各再送端末のうちの1つである。すなわち、各再送端末は、基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、すなわち、ターゲット端末が各再送端末のうちの任意の端末である場合、ターゲット端末は専属情報3によって指示されたターゲット端末の再送リソースにおいて、Msg.AにおけるPUSCHを再送することができる。
【0153】
選択的に、ターゲット端末が当該各再送端末のうちの1つの端末である場合、ターゲット端末の再送リソースにおいて、Msg.AにおけるPUSCHを再送する。すなわち、ターゲットは受信されたMsg.Bに対してHARQフィードバックを行う必要がなく、Msg.Bの専属情報3におけるPUSCH再送規定リソースに基づいてpayload情報を直接再送する。1つの可能な実施形態では、上記図7では、基地局が複数の端末から返されたMsg.Bにおいて、専属情報1と専属情報2に対応する端末が各再送端末であり、専属情報3と専属情報4に対応する端末が各HARQフィードバック端末である場合、基地局は各再送端末に対応する再送リソースにおいて、各再送端末から再送されたMsg.AにおけるPUSCHを受信し、各HARQフィードバック端末に対応するHARQフィードバックリソースにおいて、各HARQフィードバック端末が当該Msg.Bから送信されたHARQフィードバックを受信することができる。
【0154】
1つの可能な実施形態では、基地局から少なくとも1つの端末に返されたMsg.Bは各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータのMsg.Bを含み、各HARQフィードバック端末において異なる端末のPUCCHパラメータは異なる。PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、PUCCHリソース集合は上位層シグナリングによって構成される候補PUCCHリソース集合である。
【0155】
すなわち、当該時間パラメータkはターゲット端末からHARQフィードバックを送信する送信時点を計算することができ、例えば、当該時間パラメータkはターゲット端末が基地局から返されたMsg.Bを受信した終了時間に基づいて計算して得られたHARQフィードバックリソースの時間において追加された時間オフセット量であってもよい。選択的に、基地局は、ターゲット端末のために構成される時間パラメータkをMsg.Bに保持してターゲット端末に返すことができる。当該PUCCHリソース指示ΔPRIはターゲット端末HARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースを指示することができる。例えば、当該PUCCHリソース指示ΔPRIはMsg.Bにおける3bit情報領域の指示値であってもよく、すなわち、基地局はターゲット端末のためにMsg.Bにおける3bit情報領域を構成する指示値であってもよく、当該PUCCHリソース指示ΔPRIをMsg.Bに保持してターゲット端末に送信する。
【0156】
1つの可能な実施形態では、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む。すなわち、上記時間パラメータkは各フィードバック端末の共有であり、各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは例えばMsg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持される。しかしながら、各HARQフィードバック端末はそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを所有し、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は例えばMsg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持され、これによって各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータをMsg.Bを介して各端末に返す。専属情報は各HARQフィードバック端末のそれぞれのRARにおける情報部分を指すことができ、それには情報ヘッドと対応するRAR情報が含まれる。
【0157】
1つの可能な実施形態では、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む。すなわち、上記PUCCHリソース指示ΔPRIは各HARQフィードバック端末の共有であり、各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは例えばMsg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、しかしながら、各HARQフィードバック端末はそれぞれの時間パラメータkを所有し、各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は例えばMsg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持され、これによって各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータをMsg.Bを介して各端末に返す。
【0158】
1つの可能な実施形態では、各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む。すなわち、各HARQフィードバック端末はそれぞれの時間パラメータk及びそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを所有する。各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、いずれも各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は例えばMsg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持され、これによって各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータをMsg.Bを介して各端末に返す。
【0159】
ステップ603において、ターゲット端末Msg.Bの中からターゲット端末のPUCCHパラメータを抽出する。
【0160】
すなわち、ターゲット端末が各HARQフィードバック端末のうちの任意の端末である場合、ターゲット端末は受信されたMsg.Bに対してHARQフィードバックを行う必要がある。ターゲット端末はHARQフィードバックを行う時、自身のHARQフィードバックリソースを決定する必要があり、選択的に、ターゲット端末は受信されたMsg.Bに対して基地局にHARQフィードバックを送信することは、例えば上記NRシステムにおいて端末がHARQのフィードバックを行う技術案に基づいて行う。しかしながら、ターゲット端末はMsg.Bに対してHARQフィードバックを行う時に使用されたHARQフィードバックリソースはMsg.Bに含まれるターゲット端末のPUCCHパラメータに基づいて計算されたものである。
【0161】
1つの可能な実施形態では、ターゲット端末は受信されたMsg.Bに基づいて、当該Msg.Bに含まれるターゲット端末のPUCCHパラメータを得ることができ、ターゲット端末は自分のPUCCHパラメータに基づいて計算して基地局にHARQフィードバックを送信する時に使用されたHARQフィードバックリソースを得ることができる。
【0162】
例えば、Msg.BのPDCCHには各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkが含まれ、Msg.BのPDSCHにはターゲット端末のUCCHリソース指示ΔPRIが含まれる場合、ターゲット端末はMsg.Bの中から対応する時間パラメータkとPUCCHリソース指示ΔPRIを抽出することができる。または、Msg.BのPDSCHにはターゲット端末の時間パラメータkが含まれ、Msg.BのPDCCHには各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIが含まれる場合、ターゲット端末は从Msg.Bの中から対応する時間パラメータkとPUCCHリソース指示ΔPRIを抽出することもできる。または、Msg.BのPDSCHにはターゲット端末の時間パラメータk及びターゲット端末的PUCCHリソース指示ΔPRIが含まれる場合、ターゲット端末はMsg.Bの中から対応する時間パラメータkとPUCCHリソース指示ΔPRIを抽出することもできる。
【0163】
ステップ604において、ターゲット端末はターゲット端末のPUCCHパラメータに基づいてターゲット端末のHARQフィードバックリソースを取得する。
【0164】
選択的に、ターゲット端末は上記NRシステムにおいて端末がHARQのフィードバックを行う技術案に基づいて、基地局から返されたMsg.Bを受信した終了時間でHARQフィードバック時間を計算することができ、ターゲット端末は基地局から返されたMsg.Bを受信した終了時間に基づいて、当該終了時間に自分で抽出された時間パラメータkを追加することができ、これによって基地局にHARQフィードバックを送信する時のHARQフィードバック時間を得て、当該HARQフィードバック時間が到来する時、基地局にHARQフィードバックを送信する。
【0165】
選択的に、ターゲット端末は、抽出されたPUCCHリソース指示ΔPRIを上記NRシステムにおいて端末がHARQのフィードバックを行う技術案における導出式に代入することができ、これによって計算してPUCCHリソース番号を得て、ターゲット端末は当該PUCCHリソース番号に対応するPUCCHリソース番号に基づいて基地局によって構成されたPUCCHリソース集合における具体的なPUCCHリソースを得て、当該PUCCHリソースを使用してHARQフィードバックを行うことができる。
【0166】
すなわち、ターゲット端末は上記抽出された対応する時間パラメータとPUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて、今回ターゲット端末が基地局にHARQフィードバックを行うために使用されたHARQフィードバックリソースを計算することができる。
【0167】
上記PUCCHパラメータに含まれる各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIに対して、各HARQフィードバック端末が計算して得られたHARQフィードバック時間は同じであり、しかしながら各HARQフィードバック端末が上記導出式に基づいて計算して得られたHARQフィードバックリソースが異なり、これによって各HARQフィードバック端末がフィードバックを行う時の衝突を回避した。上記PUCCHパラメータに含まれる各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIに対して、各HARQフィードバック端末が上記導出式に基づいて計算して得られたHARQフィードバックリソースは同じであり、しかしながら各HARQフィードバック端末が計算して得られたHARQフィードバック時間は異なり、これによって各HARQフィードバック端末がフィードバックを行う時の衝突も回避した。上記PUCCHパラメータに含まれる各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及びそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIに対して、各HARQフィードバック端末が上記導出式に基づいて計算して得られたHARQフィードバックリソースと各HARQフィードバック端末が計算して得られたHARQフィードバック時間とはいずれも異なり、これによって各HARQフィードバック端末がフィードバックを行う時の衝突も回避した。
【0168】
ステップ605において、ターゲット端末は自身のHARQフィードバックリソースにおいて、基地局にHARQフィードバックを送信する。
【0169】
それに応じて、基地局はターゲット端末によってMsg.Bに対して送信されたHARQフィードバックを受信する。
【0170】
ターゲット端末が各HARQフィードバック端末のうちの任意の端末である場合、ターゲット端末は上記計算して得られたHARQフィードバックリソースに基づいて、今回受信されたMsg.Bに対してHARQフィードバックを行うことができる。上記方式で構成されたPUCCHパラメータに従うため、各HARQフィードバック端末がそれぞれ計算して得られたHARQフィードバックリソースはいずれも異なり、これによって各HARQフィードバック端末がフィードバックを行う時の衝突を回避した。選択的に、基地局は自身が端末のために構成されたPUCCHパラメータに従って自分が傍受する必要がある各HARQフィードバック端末のHARQフィードバックリソースを計算し、対応するHARQフィードバックリソースにおいてターゲット端末及び他の各HARQフィードバック端末から返されたHARQフィードバックを受信することができる。
【0171】
以上より、基地局は、少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを検出した後、少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返し、当該Msg.Bが少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのフィードバックパラメータを指示し、基地局は、各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、各HARQフィードバック端末のそれぞれがMsg.Bに対して送信したHARQフィードバックを受信する。本開示は、基地局が少なくとも1つの端末に返したMsg.Bで各HARQフィードバック端末のそれぞれのフィードバックパラメータが指示されることにより、各HARQフィードバックを行う必要がある端末から送信されたHARQフィードバックを異なるフィードバックリソースにおいて受信し、HARQフィードバックを行う必要がある端末が同じHARQフィードバックリソースを使用する衝突状況を減少させ、端末がMsg.Bに対してフィードバックする効率を向上させる。
【0172】
1つの可能な実施形態では、上記ターゲット端末を含める少なくとも1つの端末はそれぞれいずれも基地局から送信されたオフセット構成情報を受信することもでき、それぞれのオフセット構成情報によってそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を決定し、これによって自身のPUCCHリソースオフセット情報に基づいて対応するHARQフィードバックリソースを決定する。図8を参照して、それは本開示の実施例によって提供されるHARQフィードバック方法の方法フローチャートを示し、当該方法は例えば図1に示す無線通信システムに応用され、当該システムにおける基地局とターゲット端末によって実行され、選択的に、当該端末はターゲット端末であってもよい。図8に示すように、当該方法は以下のいくつかのステップを含むことができる。
【0173】
ステップ801において、基地局はオフセット構成情報をターゲット端末に送信する。
【0174】
それに応じて、ターゲット端末は基地局から送信されたオフセット構成情報を受信する。
【0175】
選択的に、基地局は複数の端末のために統一されたオフセット構成情報を構成する。基地局はブロードキャストチャネルを介して、構成されたオフセット構成情報を各端末に送信してもよい。または、基地局は、以前一度、ターゲット端末または他の端末とランダムアクセスの確立の成功後に、上位層シグナリングを介して当該オフセット構成情報をターゲット端末または他の端末に送信し、これによってターゲット端末と他の端末が基地局から送信されたオフセット構成情報を受信することができ、後続PUCCHリソースオフセット情報を計算する時、直接使用することができる。
【0176】
ステップ802において、ターゲット端末は第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを基地局に送信する。
【0177】
それに応じて、基地局はターゲット端末から送信されたMsg.Aを受信する。
【0178】
ステップ803において、基地局はターゲット端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを受信した後、ターゲット端末を含める少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返す。
【0179】
それに応じて、ターゲット端末は基地局から返されたMsg.Bを受信する。
【0180】
上記ステップ802とステップ803は、図6に示す実施例におけるステップ601とステップ602の説明を参照することができ、ここで説明を省略する。選択的に、ステップ803において、基地局からターゲット端末を含める少なくとも1つの端末に返されたMsg.B中には各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが含まれなくてもよく、すなわち本開示の実施例では、ターゲット端末及び各HARQフィードバック端末はステップ801における取得されたオフセット構成情報に基づいて自身のHARQフィードバックリソースを直接決定することができる。
【0181】
ステップ804において、ターゲット端末オフセット構成情報に基づいてターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得する。
【0182】
PUCCHリソースオフセット情報はHARQフィードバックを送信するために使用されたPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、当該参照PUCCHリソースはPUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースである。
【0183】
すなわち、ターゲット端末が上記NRシステムにおいて端末がHARQのフィードバックを行う技術案における導出式に基づいて計算して第1のPUCCHリソース番号を得る場合、当該第1のPUCCHリソース番号に対応するPUCCHリソースは参照PUCCHリソースであり、ターゲット端末は当該第1のPUCCHリソース番号に自身のPUCCHリソースオフセット情報を追加し、新しいPUCCHリソース番号を得る必要がある。
【0184】
1つの可能な実施形態では、オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応するPUCCHリソースオフセット情報が含まれることができる。ターゲット端末はターゲット端末から送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、オフセット構成情報を検索し、ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得することができる。選択的に、ターゲット端末は自身が送信したMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスの番号に基づいて、上記受信されたオフセット構成情報を検索することができ、自身が送信したプリアンブルシーケンスの番号及びオフセット構成情報に基づいて、自身のPUCCHリソースオフセット情報を取得する。例えば、表1を参照して、それは、本開示の実施例に係るプリアンブルシーケンスの番号とPUCCHリソースオフセット情報との対応関係表を示す。
【0185】
【表1】
【0186】
表1に示すように、ターゲット端末は自身が送信したプリアンブルシーケンスの番号に基づいて上記表1を検索することができ、これによって自身のリソースオフセット情報を取得する。例えば、ターゲット端末から送信されたプリアンブルシーケンスの番号が上記表1における番号1である場合、ターゲット端末によって得られたPUCCHリソースオフセット情報は対応するリソースオフセット情報1である。
【0187】
1つの可能な実施形態では、基地局からターゲット端末に返されたMsg.Bには少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、オフセット構成情報には、Msg.Bにおける専属情報の位置に対応するPUCCHリソースオフセット情報が含まれることができる。ターゲット端末は、受信されたMsg.Bにおいてターゲット端末が含まれるMsg.Bにおける専属情報の位置関係に基づいて、オフセット構成情報を検索し、ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得することができる。選択的に、ターゲット端末は自身が受信した、Msg.Bにおける自身の専属情報の位置番号に基づいて、上記受信されたオフセット構成情報を検索し、当該Msg.Bにおける自身の専属情報の位置番号及びオフセット構成情報に基づいて自身のPUCCHリソースオフセット情報を取得することができる。例えば、表2を参照して、それは本開示の実施例に係る専属情報の位置番号とPUCCHリソースオフセット情報との対応関係表を示す。
【0188】
【表2】
【0189】
表2に示すように、ターゲット端末は自身が受信した、Msg.Bにおける自身の専属情報の位置番号に基づいて上記表2を検索し、これによって自身のリソースオフセット情報を取得することができる。例えば、上記図7を例として、ターゲット端末によって受信された、Msg.Bにおける自身の専属情報の位置番号は3番目の情報領域に対応する位置であり、当該3番目の情報領域に対応する位置番号が上記表2における位置番号3である場合、ターゲット端末によって得られたPUCCHリソースオフセット情報は対応するリソースオフセット情報3である。
【0190】
1つの可能な実施形態では、ターゲット端末は自身が受信した、Msg.Bにおける自身の専属情報の位置番号及び自身が得たオフセット構成情報に基づいて対応するPUCCHリソースオフセット情報を計算することもできる。例えば、上記ステップ801において基地局から送信されたオフセット構成情報は固定したOffset0値、及びPUCCHリソースオフセット情報を計算する以下の計算式であり、
Y=X*Offset0
YはPUCCHリソースオフセット情報であり、Xは対応する位置番号である。選択的に、ターゲット端末は自身が受信した、Msg.Bにおける自身の専属情報の位置番号及び自身が得たオフセット構成情報計算式のY = X * Offset0に基づいて、PUCCHリソースオフセット情報を計算することもできる。例えば、上記図7を例として、ターゲット端末によって受信された、Msg.Bにおける自身の専属情報の位置番号は3番目の情報領域に対応する位置であり、当該3番目の情報領域に対応する位置番号が上記表2における位置番号3(3)である場合、ターゲット端末は上式を代入してPUCCHリソースオフセット情報が3* Offset0であるという結果を得る。
【0191】
ステップ805において、ターゲット端末はターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、ターゲット端末のHARQフィードバックリソースを決定する。
【0192】
選択的に、ターゲット端末は、自身のPUCCHリソースオフセット情報を得た後、当該PUCCHリソースオフセット情報及び自身が上記導出式によって得られたPUCCHリソース番号に基づいて、自身のHARQフィードバックリソースを決定することができる。ターゲット端末が上記導出式によってPUCCHリソース番号を得るプロセスは上記ステップ604の説明を参照してもよく、ここで説明を省略する。
【0193】
ステップにおいて、ターゲット端末は上記得られたPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、ターゲットPUCCHリソース番号をさらに計算する必要があり、当該ターゲットPUCCHリソース番号に対応するHARQフィードバックリソースはターゲット端末がHARQ フィードバックを行う時に使用されたHARQフィードバックリソースである。選択的に、当該ターゲットPUCCHリソース番号の計算方式は以下の式を参照してもよい。
PUCCH=(rPUCCH+P) mod RPUCCH
【0194】
PUCCHは計算して得られたターゲットPUCCHリソース番号であり、Pはターゲット端末によって得られたPUCCHリソースオフセット情報である。例えば、基地局によってターゲット端末のために構成されたPUCCHリソース集合は上記表3に示すように、表3を参照して、それは本開示の実施例に係る複数の端末のPUCCHリソース集合構成表を示す。
【0195】
【表3】
【0196】
表3に示すように、上記各HARQフィードバック端末はこの5つのPUCCHリソースを用いて基地局にHARQフィードバックすることができる。上記ターゲット端末によって得られたPUCCHリソースオフセット情報が2である場合、ターゲット端末は、先に、上記NRシステムにおいて端末がHARQのフィードバックを行う技術案における導出式に基づいて、PUCCHリソース番号rPUCCHが4であることを計算することができ、それでは、ターゲット端末は上記ターゲットPUCCHリソース番号の計算式に基づいて計算してNPUCCHが1であることを計算することができ、ターゲット端末はターゲットPUCCHリソース番号に基づいて基地局によって構成されたPUCCHリソース集合におけるPUCCH2リソースを得て、PUCCH2リソースを今回Msg.B基地局に対してHARQフィードバックを送信する時に使用されたHARQフィードバックリソースとすることができる。
【0197】
ステップ806において、ターゲット端末は自身のHARQフィードバックリソースにおいて、基地局にHARQフィードバックを送信する。
【0198】
それに応じて、基地局は、ターゲット端末がMsg.Bに対して送信したHARQフィードバックを受信する。
【0199】
選択的に、ステップ806における実施形態は上記ステップ605の説明を参照してもよく、ここで説明を省略する。
【0200】
以上より、基地局は、少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを検出した後、少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返し、当該Msg.Bが少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのフィードバックパラメータを指示し、基地局は、各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、各HARQフィードバック端末のそれぞれがMsg.Bに対して送信したHARQフィードバックを受信する。本開示は、基地局が少なくとも1つの端末に返したMsg.Bで各HARQフィードバック端末のそれぞれのフィードバックパラメータが指示されることにより、各HARQフィードバックを行う必要がある端末から送信されたHARQフィードバックを異なるフィードバックリソースにおいて受信し、HARQフィードバックを行う必要がある端末が同じHARQフィードバックリソースを使用する衝突状況を減少させ、端末がMsg.Bに対してフィードバックする効率を向上させる。
【0201】
以下は本開示の装置の実施例であり、本開示の方法の実施例を実行するために使用されることができ、本開示の装置の実施例において開示されていない詳細については、本開示の方法の実施例を参照されたい。
【0202】
図9は例示的な実施例に示すHARQフィードバック装置のブロック図であり、図9に示すように、HARQフィードバック装置は、図1に示す実施環境における基地局の全部または一部として、ハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアとの結合の方式によって実現して、図3または図6の任意に示す実施例において基地局によって実行されるステップを実行することができる。当該HARQフィードバック装置は、
少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを受信した後、前記少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返すアクセスメッセージ返信モジュール901であって、前記Msg.Bは前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースは異なるアクセスメッセージ返信モジュール901と、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末から送信された、前記Msg.Bに対するHARQフィードバックを受信する再送フィードバック受信モジュール902と、を含むことができる。
【0203】
選択的に、前記アクセスメッセージ返信モジュール901は、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータを含む前記Msg.Bを前記少なくとも1つの端末に返し、前記各HARQフィードバック端末における異なる端末の前記PUCCHパラメータが異なり、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソースΔPRI指示を含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である。
【0204】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む。
【0205】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0206】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0207】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0208】
選択的に、前記装置は、オフセット情報取得モジュールとフィードバックリソース決定モジュールをさらに含み、
前記オフセット情報取得モジュールは、前記再送フィードバック受信モジュール902が各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれ前記Msg.Bに対して送信されたHARQフィードバックを受信する前に、オフセット構成情報に基づいて前記各HARQはィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得し、前記PUCCHリソースオフセット情報はHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、前記参照PUCCHリソースはPUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであり、
前記フィードバックリソース決定モジュールは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを決定する。
【0209】
選択的に、前記オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0210】
前記オフセット情報取得モジュールは、さらに、
前記各HARQフィードバック端末からそれぞれ送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの前記PUCCHリソースオフセット情報を取得する。
【0211】
選択的に、前記Msg.Bには前記少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、前記オフセット構成情報にはMsg.Bにおける専属情報の位置に対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0212】
前記オフセット情報取得モジュールはさらに、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報の前記Msg.Bにおける位置に基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの前記PUCCHリソースオフセット情報を取得する。
【0213】
選択的に、前記装置は、
前記アクセスメッセージ返信モジュール901が前記少なくとも1つの端末にMsg.Bを返す前に、ブロードキャストチャネルを介して構成情報を送信する構成情報送信モジュールをさらに含む。
【0214】
選択的に、前記Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
前記各HARQフィードバック端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である。
【0215】
選択的に、前記少なくとも1つの端末には各再送端末が含まれ、前記各再送端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、前記Msg.Bは前記各再送端末のそれぞれの再送リソースを指示し、前記装置は、
前記各再送端末からそれぞれ再送された、前記各再送端末のそれぞれのMsg.AにおけるPUSCHを各再送端末のそれぞれの再送リソースにおいて受信する再送情報受信モジュールであって、前記各再送端末がそれぞれ前記各再送端末における任意の端末である再送情報受信モジュールをさらに含む。
【0216】
図10は例示的な実施例に示すHARQフィードバック装置のブロック図であり、図10に示すように、当該HARQフィードバック装置はハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアとの結合の方式によって図1に示す実施環境における端末の全部または一部として実現して、図4または図8の任意に示す示実施例におけるターゲット端末によって実行されるステップを実行する。当該HARQフィードバック装置は、
基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信する第1のアクセスメッセージ送信モジュール1001と、
前記基地局から返された第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを受信する第2のアクセスメッセージ受信モジュール1002であって、前記Msg.Bは前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースは異なる第2のアクセスメッセージ受信モジュール1002と、
前記ターゲット端末が前記各HARQフィードバック端末における任意の端末である場合、前記基地局にHARQフィードバックを送信するフィードバックモジュール1003と、を含むことができる。
【0217】
選択的に、前記Msg.Bには前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが含まれ、前記各HARQフィードバック端末における異なる端末の前記PUCCHパラメータは異なる。
【0218】
前記装置は、パラメータ抽出モジュールとフィードバックリソース取得モジュールをさらに含み、
前記パラメータ抽出モジュールは、前記フィードバックモジュール1003が前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースにおいて、前記基地局にHARQフィードバックを送信する前に、前記Msg.Bの中から前記ターゲット端末の前記PUCCHパラメータを抽出し、
前記フィードバックリソース取得モジュールは、前記ターゲット端末の前記PUCCHパラメータに基づいて前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースを取得し、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソースΔPRI指示を含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である。
【0219】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む。
【0220】
選択的に、当前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRI、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0221】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0222】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0223】
選択的に、前記装置は、オフセット情報取得モジュールとフィードバックリソース決定モジュールをさらに含み、
前記オフセット情報取得モジュールは、フィードバックモジュール1003が前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースにおいて、前記基地局にHARQフィードバックを送信する前に、オフセット構成情報に基づいて前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得し、前記PUCCHリソースオフセット情報はHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、前記参照PUCCHリソースはPUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであり、
前記フィードバックリソース決定モジュールは、前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースを決定する。
【0224】
選択的に、前記オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0225】
前記オフセット情報取得モジュールは、さらに、
前記ターゲット端末から送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記ターゲット端末の前記PUCCHリソースオフセット情報を取得する。
【0226】
選択的に、前記Msg.Bには前記少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、前記オフセット構成情報にはMsg.Bにおける専属情報の位置に対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0227】
前記オフセット情報取得モジュールは、さらに、
前記ターゲット端末の専属情報の前記Msg.Bにおける位置に基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記ターゲット端末の前記PUCCHリソースオフセット情報を取得する。
【0228】
選択的に、前記装置は、
前記第1のアクセスメッセージ送信モジュール1001が基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信する前に、前記基地局によってブロードキャストチャネルを介して送信された前記オフセット構成情報を受信する構成情報受信モジュールをさらに含む。
【0229】
選択的に、前記Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
前記各HARQフィードバック端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である。
【0230】
選択的に、前記Msg.Bはさらに前記少なくとも1つの端末における各再送端末の再送リソースを指示し、前記各再送端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、前記装置は、
前記ターゲット端末が前記各再送端末における任意の端末である場合、前記ターゲット端末の再送リソースにおいて、前記Msg.AにおけるPUSCHを再送する再送情報送信モジュールをさらに含む。
【0231】
なお、上記実施例によって提供される装置は、その機能を実現する時、上記個々の機能モジュールの区分のみを例に挙げて説明したが、実際の応用では、上記機能の割り当てを、実際の必要に応じて異なる機能モジュールによって完成させ、装置の内容構造を異なる機能モジュールを区分して、上記説明された全部または一部の機能を完成させる。
【0232】
上記実施例における装置について、その各モジュールの操作を実行する具体的な方式は、当該方法に関する実施例においてすでに詳細に説明したが、ここでは詳細に説明しない。
【0233】
本開示の例示的な実施例はHARQフィードバック装置を提供し、本開示の上記図3また図6に示す実施例において基地局によって実行される全部または一部のステップを実現することができ、当該HARQフィードバック装置は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
少なくとも1つの端末から送信された第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを受信した後、前記少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返し、前記Msg.Bは前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なり、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末から送信された、前記Msg.Bに対するHARQフィードバックを受信するように構成される。
【0234】
選択的に、前記少なくとも1つの端末に第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを返し、前記プロセッサは、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータを含む前記Msg.Bを前記少なくとも1つの端末に返すように構成され、前記各HARQフィードバック端末における異なる端末の前記PUCCHパラメータは異なり、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソースΔPRI指示を含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である。
【0235】
選択的に、前記プロセッサは、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含むように構成される。
【0236】
選択的に、前記プロセッサは、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは前記Msg.BのPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持されるように構成される。
【0237】
選択的に、前記プロセッサは、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持されるように構成される。
【0238】
選択的に、前記プロセッサは、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持されるように構成される。
【0239】
選択的に、前記プロセッサはさらに、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースにおいて、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれによって前記Msg.Bに対して送信されたHARQフィードバックを受信する前に、
オフセット構成情報に基づいて前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得し、前記PUCCHリソースオフセット情報はHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、前記参照PUCCHリソースはPUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであり、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを決定するように構成される。
【0240】
選択的に、前記プロセッサは、
前記オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれるように構成される。
【0241】
前記オフセット構成情報に基づいて前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
前記各HARQフィードバック端末からそれぞれ送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの前記PUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む。
【0242】
選択的に、前記プロセッサは、
前記Msg.Bには前記少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、前記オフセット構成情報にはMsg.Bにおける専属情報の位置に対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれるように構成される。
【0243】
前記オフセット構成情報に基づいて前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報の前記Msg.Bにおける位置に基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの前記PUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む。
【0244】
選択的に、前記プロセッサは、
前記少なくとも1つの端末にMsg.Bを返す前に、ブロードキャストチャネルを介して構成情報を送信するようにさらに構成される。
【0245】
選択的に、前記Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
前記各HARQフィードバック端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である。
【0246】
選択的に、前記少なくとも1つの端末には各再送端末が含まれ、前記各再送端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、前記Msg.Bは前記各再送端末のそれぞれの再送リソースを指示し、前記プロセッサは、
前記各再送端末からそれぞれ再送された、前記各再送端末のそれぞれのMsg.AにおけるPUSCHを各再送端末のそれぞれの再送リソースにおいて受信するように構成され、前記各再送端末がそれぞれ前記各再送端末における任意の端末である。
【0247】
本開示の例示的な実施例はHARQフィードバック装置を提供し、本開示上記図4または図8に示す実施例におけるターゲット端末によって実行される全部または部分ステップを実現することができ、当該HARQフィードバック装置は、プロセッサ、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリを含み、
前記プロセッサは、
基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信し、
前記基地局から返された第2のランダムアクセスメッセージMsg.Bを受信し、前記Msg.Bは前記少なくとも1つの端末における各ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースを指示し、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのHARQフィードバックリソースが異なり
前記ターゲット端末が前記各HARQフィードバック端末における任意の端末である場合、前記基地局にHARQフィードバックを送信するように構成される。
【0248】
選択的に、前記Msg.Bには前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが含まれ、前記各HARQフィードバック端末における異なる端末の前記PUCCHパラメータは異なる。
【0249】
前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースにおいて、前記基地局にHARQフィードバックを送信する前に、前記プロセッサは、さらに、
前記Msg.Bの中から前記ターゲット端末の前記PUCCHパラメータを抽出し、
前記ターゲット端末の前記PUCCHパラメータに基づいて前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースを取得するように構成され、
前記PUCCHパラメータは時間パラメータk及びPUCCHリソースΔPRI指示を含み、前記時間パラメータkはHARQフィードバックの送信時点を計算し、前記PUCCHリソース指示ΔPRIはHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースのPUCCHリソース集合における番号を計算し、前記PUCCHリソース集合は上位層シグナリングで構成された候補PUCCHリソース集合である。
【0250】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含み、
または、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータは前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む。
【0251】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有の時間パラメータkは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0252】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末の共有のPUCCHリソース指示ΔPRIは前記Msg.Bの物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに保持され、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータkは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0253】
選択的に、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHパラメータが前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIを含む場合、
前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの時間パラメータk、及び前記各HARQフィードバック端末のそれぞれのPUCCHリソース指示ΔPRIは、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報に保持され、前記各HARQフィードバック端末のそれぞれの専属情報は前記Msg.Bの物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHに保持される。
【0254】
選択的に、前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースにおいて、前記基地局にHARQフィードバックを送信する前に、前記プロセッサは、さらに、
オフセット構成情報に基づいて前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得し、前記PUCCHリソースオフセット情報はHARQフィードバックを送信するために使用されるPUCCHリソースの参照PUCCHリソースに対するオフセット量を指示し、前記参照PUCCHリソースはPUCCHリソース指示ΔPRIに基づいて算出されたPUCCHリソースであり、
前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報に基づいて、前記ターゲット端末のHARQフィードバックリソースを決定するように構成される。
【0255】
選択的に、前記プロセッサは、
前記オフセット構成情報にはランダムアクセスの各プリアンブルシーケンスのそれぞれに対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれるように構成される。
【0256】
オフセット構成情報に基づいて前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
前記ターゲット端末から送信されたMsg.Aに含まれるプリアンブルシーケンスに基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記ターゲット端末の前記PUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む。
【0257】
選択的に、前記Msg.Bには前記少なくとも1つの端末のそれぞれの専属情報が含まれ、前記オフセット構成情報にはMsg.Bにおける専属情報の位置に対応する前記PUCCHリソースオフセット情報が含まれる。
【0258】
前記オフセット構成情報に基づいて前記ターゲット端末のPUCCHリソースオフセット情報を取得するステップは、
前記ターゲット端末の専属情報の前記Msg.Bにおける位置に基づいて、前記オフセット構成情報を検索し、前記ターゲット端末の前記PUCCHリソースオフセット情報を取得するステップを含む。
【0259】
選択的に、前記基地局に第1のランダムアクセスメッセージMsg.Aを送信する前に、前記プロセッサは、さらに、
前記基地局によってブロードキャストチャネルを介して送信された前記オフセット構成情報を受信するように構成される。
【0260】
選択的に、前記Msg.Aはランダムアクセスのプリアンブルシーケンス及びPUSCHを含み、
前記各HARQフィードバック端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHのコンテンツの解析に成功した端末である。
【0261】
選択的に、前記Msg.Bはさらに前記少なくとも1つの端末における各再送端末の再送リソースを指示し、前記各再送端末は、前記基地局が対応するプリアンブルシーケンスを検出し、且つ対応するPUSCHにおけるコンテンツの解析に成功しなかった端末であり、前記プロセッサは、さらに、
前記ターゲット端末が前記各再送端末における任意の端末である場合、前記ターゲット端末の再送リソースにおいて、前記Msg.AにおけるPUSCHを再送するように構成される。
【0262】
上記は主に基地局とターゲット端末を例にとして、本開示の実施例の方案を説明した。基地局と端末は、上記機能を実現するために、個々の機能に対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを実行することを含むことが理解できる。本開示で開示された実施例に説明された各例示的なモジュールおよびアルゴリズムステップと併せて、本開示の実施例は、ハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせで実現することができる。ある機能はいかにハードウェアやコンピュータソフトウェアがハードウェアを駆動する方式で実行するかどうかは、技術案の特定の応用と設計制約条件次第である。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の実施例の技術案の範囲を超えていると考えてはならない。
【0263】
図11は例示的な実施例に示す基地局の概略構成図である。
【0264】
基地局1100は通信ユニット1104とプロセッサ1102を含む。プロセッサ1102はコントローラであってもよく、図11では「コントローラ/プロセッサ1102」として表示されている。通信ユニット1104は基地局が他のネットワークデバイス(例えば端末、他の基地局、ゲートウェイなど)と通信するようにサポートする。
【0265】
さらに、基地局1100はそのプログラムコードとデータを記憶するメモリ1103をさらに含むことができる。
【0266】
図11は、基地局1100の簡略化された設計のみを示していることを理解することができる。実際の応用では、基地局1100は、任意の数のプロセッサ、コントローラ、メモリ、通信ユニットなどを含むことができるが、本開示の実施例を実現することができる端末は、本開示の実施例の保護範囲内にある。
【0267】
図12は例示的な実施例に示す端末の概略構成図である。
【0268】
端末1200は通信ユニット1204とプロセッサ1202を含む。プロセッサ1202はコントローラであってもよく、図12では「コントローラ/プロセッサ1202」として表示されている。通信ユニット1204は端末が他のネットワークデバイス(例えば端末、他の基地局、ゲートウェイなど)と通信するようにサポートする。
【0269】
さらに、端末1200は、そのプログラムコードとデータを記憶するメモリ1203をさらに含むことができる。
【0270】
図12は、端末1200の簡略化された設計のみを示していることを理解することができる。実際の応用では、基地局1200は、任意の数のプロセッサ、コントローラ、メモリ、通信ユニットなどを含むことができるが、本開示の実施例を実現することができる端末は、本開示の実施例の保護範囲内にある。
【0271】
当業者は、上記の1つまたは複数の例では、本開示の実施例で説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実現されてもよいことを認識するだろう。ソフトウェアを使用して実現される場合、これらの機能をコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶したり、またはコンピュータ読み取り可能な媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして伝送したりしてもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体はコンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、コンピュータプログラムを1つの場所から別の場所に伝送するのに便利な任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータがアクセスできる任意の媒体であってもよい。
【0272】
本開示の実施例は、上記基地局によって使用されるコンピュータソフトウェア命令として記憶するコンピュータ記憶媒体をさらに提供し、それには上記HARQフィードバック方法を実行するために設計されたプログラムが含まれる。
【0273】
本開示の実施例は、上記端末によって使用されるコンピュータソフトウェア命令として記憶するコンピュータ記憶媒体をさらに提供し、それには上記HARQフィードバック方法を実行するために設計されたプログラムが含まれる。
【0274】
当業者は、明細書を検討し、かつ、明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本開示のいかなる変形、用途または適宜な変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適宜な変化は、本開示の一般原理に従い、且つ本開示で開示されていない当分野の技術常識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本開示の真の範囲と精神は、以下の請求項の範囲によって指摘される。
【0275】
なお、本開示は、上記に説明され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12