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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-08
(45)【発行日】2024-04-16
(54)【発明の名称】締結装置
(51)【国際特許分類】
   B23P 19/06 20060101AFI20240409BHJP
【FI】
B23P19/06 E
B23P19/06 A
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2021002427
(22)【出願日】2021-01-08
(65)【公開番号】P2022107462
(43)【公開日】2022-07-21
【審査請求日】2023-05-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000110321
【氏名又は名称】トヨタ車体株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】近藤 俊成
【審査官】今野 聖一
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-072782(JP,A)
【文献】実開昭62-104828(JP,U)
【文献】実開昭57-166668(JP,U)
【文献】特開2013-049111(JP,A)
【文献】米国特許第05239900(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23P 19/00-21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネジを把持可能な把持部と、
前記把持部を直線的に往復可能に案内し、前記把持部が把持しているネジを第1位置にて1つずつ解放する案内部と、
前記第1位置の下方に位置する第2位置と当該第2位置より高い第3位置との間で昇降可能であって、前記第2位置にて前記第1位置から落下するネジを受け止め、前記第3位置にてネジを対象に締結する回転軸を有する締結部と、
前記締結部の昇降動作をリンク機構で伝達して前記把持部を往復移動させる伝達部と、
を備える締結装置。
【請求項2】
前記伝達部は、前記締結部の上昇動作に連動させて前記把持部を前記第1位置から退避させ、前記締結部の下降動作に連動させて前記把持部を前記第1位置へ向けて移動させる
請求項1に記載の締結装置。
【請求項3】
前記把持部は、ネジを外周面から挟んで把持し、
前記案内部は、往復する前記把持部に対し、前記第1位置にて、ネジの把持を解除させる向きの外力を付与する形状に形成されている
請求項1または2に記載の締結装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、締結装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ボルト等のネジの自動装填に関する技術において、ネジを1つずつ保持して移動させ、締結用の回転軸の上方でネジを解放することにより、ネジを落下させて回転軸の先端に供給する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
上述の技術においては、ネジを移動させるための動力と、締結用の回転軸を移動させるための動力とを、個々に備えている。また、ネジを保持してから解放するまでの間に、ネジを三次元的に移動させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2019-072782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近接した駆動部に複数の駆動源を要し、またネジを三次元的に移動させる必要がある構成は、装置を複雑化させ、小型化を困難にしてしまう。また。ネジを三次元的に移動させる必要があると、その工程に要する時間が長くなりがちである。これらの点において、従来の構成には改善の余地がある。
【0006】
本発明は、ネジを移動させるための動力を、締結用の回転軸を移動させるための動力と兼用でき、且つ、ネジの把持から解放までの動きを単純にした締結装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の締結装置は、ネジを把持可能な把持部と、案内部と、締結部と、伝達部と、を備える。案内部は、前記把持部を直線的に往復可能に案内し、前記把持部が把持しているネジを第1位置にて1つずつ解放する。締結部は、前記第1位置の下方に位置する第2位置と当該第2位置より高い第3位置との間で昇降可能であって、前記第2位置にて前記第1位置から落下するネジを受け止め、前記第3位置にてネジを対象に締結する回転軸を有する。伝達部は、前記締結部の昇降動作をリンク機構で伝達して前記把持部を往復移動させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ネジを移動させるための動力を、締結用の回転軸を移動させるための動力と兼用でき、且つ、ネジの把持から解放までの動きを単純にした締結装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態の締結装置が備える把持部および案内部の外観および構造を主に示す斜視図である。
図2図2は、把持部の構造を示す正面図である。
図3図3は、把持部および案内部の構成や動作を概略的に示す平面図である。
図4図4は、把持部および案内部の構成や動作を概略的に示す平面図である。
図5図5は、把持部および案内部の構成や動作を概略的に示す平面図である。
図6図6は、案内部、締結部および伝達部の構成や動作を概略的に示す側面図である。
図7図7は、案内部、締結部および伝達部の構成や動作を概略的に示す側面図である。
図8図8は、案内部、締結部および伝達部の構成や動作を概略的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る締結装置の実施形態を詳細に説明する。図1は、実施形態の締結装置1が備える把持部10および案内部20の外観および構造を主に示す斜視図である。なお、以下の説明の便宜のため、X軸、Y軸、及びZ軸から構成される直交座標系を図に添える。図中、矢印の指し示す方向が正方向で、その逆が負方向である。X軸方向は、締結装置1の前後方向である。Y軸方向は、締結装置1の幅方向である。Z軸方向は、締結装置1の高さ方向である。
【0011】
締結装置1は、不図示のハンガに吊り下げられた車体(ボディ)に部品を組み付ける際に、車体の下方から、ネジの一例であるナット(またはボルト)を締め付けるために用いられる装置である。締結装置1は、把持部10、案内部20、締結部50、供給部40、伝達部60などを備えている。
【0012】
供給部40は、複数のナット90を、そのネジ部の軸方向がZ軸方向に略沿う向きに、X軸方向に略沿って並んだ状態で保持し、X軸の正方向に向かって順次繰り出す。把持部10は、供給部40から繰り出されたナット91,92を、その外周面から挟むことで把持する。案内部20は、把持部10を、X軸方向に略沿って往復移動可能に、案内する。締結部50は、把持部10が落下させたナット91を受け止め、対象に締結する。伝達部60は、締結部50の昇降動作を、リンク機構で伝達することにより、把持部10を矢印Aが示す方向に往復移動させる。
【0013】
このような構成の締結装置1において、把持部10は、案内部20の案内によりX軸方向に往復移動可能であって、締結部50の動作が伝達部60を介して伝達されることにより、締結部50の動作に連動して移動する。また、把持部10は、X軸正方向の移動の最下流位置(第1位置)において、把持しているうち最も下流側のナット91を解放する。
【0014】
これにより、供給部40が繰り出したナット90は、把持部10で把持されて、締結部50の下降動作に伴い第1位置に搬送される。また、把持部10は、締結部50の上昇動作に伴い第1位置から退避すなわちX軸負方向に沿って移動して、供給部40からナット90を受け取る。
【0015】
把持部10は、一対の搖動部11、回動軸12、摺動軸13、チャック爪14、2面保持ブロック141(図2参照)、ブロック15等を備えている。ここで、図2は、把持部10の構造を示す正面図である。第1位置における一対のブロック15は、締結部50のソケット511をY軸方向両側部から挟む位置に位置する。
【0016】
一対の搖動部11は、緩いS字型の輪郭を有する平板であって、平面をXY平面に沿わせた状態で中央部を回動軸12で支持されて、搖動自在である。また、一対の搖動部11は、X軸方向下流側の端部(先端部)が互いに近接し、上流側の端部(後端部)で互いに離れるように、X軸対称に配置されている。
【0017】
さらに、搖動部11の後端部には摺動軸13が、設けられている。また、先端部の上面にはチャック爪14が、先端部の下面には2面保持ブロック141が、取り付けられている。また、搖動部11は、バネ等の付勢部材によって、チャック爪14が互いに近接し摺動軸13が互いに離間する方向に、付勢されている。
【0018】
図2に示すように、2面保持ブロック141は、2面幅部を挟んでネジを保持する。一対の2面保持ブロック141は、一対のチャック爪14と協働して、ナット91を、その外周面から挟むことで把持する。把持および把持解除で移動する2面保持ブロック141およびチャック爪14の移動方向は、矢印Bが示す方向である。2面保持ブロック141およびチャック爪14による把持が解除されて解放されたナット91は、矢印Cで示すように落下する。
【0019】
ナット91の落下先には、締結部50が備える回転軸51の先端に設けられたソケット511が位置している。ソケット511は、ナット91の外形に対応した内周面形状を有する孔である。回転軸51は、Z軸方向に略平行に設けられている。締結部50は、ソケット511に嵌り込んだナット91を、回転軸51を回転させることによりZ軸周りに回転させて、対象の目的箇所へ締め付ける。
【0020】
図1に戻り、案内部20は、摺動軸13が摺動する一対の枠部21や、一対のアーム22、スリーブ23が出入可能な一対のスリーブ23等を備えている。アーム22およびスリーブ23は、長手方向をX軸方向に沿わせ配置されている。
【0021】
また、両スリーブ23は、供給部40を挟んで互いに平行に配置され、ブラケット24で連結されている。アーム22は、回動軸12が固定されたブロック15に連結されており、アーム22のスリーブ23に対する出入動作によって、ブロック15の移動可能方向がX軸方向に規制され、つまり、把持部10の移動可能方向が矢印A方向に規制される。
【0022】
図3図5は、把持部10および案内部20の構成や動作を概略的に示す平面図である。なおここではXY平面視が締結装置1の上面視である。また、図3は、把持部10が締結部50から最も遠い位置に位置し、供給部40からナット90の供給を受けている状態を示す図である。図4は、ナット91,92を把持した把持部10が締結部50に近づいていく途中経過を示す図である。そして図5は、把持部10が第1位置に到達してナット91を解放した状態を示す図である。
【0023】
図3に示す状態において、供給部40内に並ぶ複数のナット90と、把持部10が把持するナット91,92とは、連続する一列をなす。把持部10が、図5に示す状態でナット91を解放してから図3に示す位置に戻った後、供給部40がナット90をX軸方向に搬送して押し出すことにより、把持部10に新たにナット90が供給される。当該新たに供給されたナット90は、ナット92をナット91の位置に押し出し、自身がナット92に取って代わる。
【0024】
枠部21は、往復する把持部10に対し、第1位置にて、ナット91の把持を解除させる向きの外力を付与する形状に形成されたものである。図4に示す状態から図5に示す状態に至るまでに、摺動軸13は、X軸を挟んで対向する一対の枠部21の内側面211(図1参照)に摺動しながら当該内側面211に沿って移動する。枠部21は、対向する内側面211間の距離が、X軸方向下流側ほど狭くなるように設けられている。これにより、把持部10が第1位置に近づくにつれて、両摺動軸13間の距離が狭まり、チャック爪14間の距離が開く。これにより、チャック爪14によるナット91の把持が解除され、ナット91は解放されて落下する。
【0025】
ここで、搖動部11の回動軸12で支持されている辺りは、搖動によらず、ナット90(91,92)の頭部の直径に対応する間隔で対向するよう構成されている。これにより、搖動部11は、揺動によらず2番目のナット92の頭部の把持を継続する。
【0026】
図6図8は、案内部20、締結部50および伝達部60の構成や動作を概略的に示す側面図であって、図6図3に対応する状態、図7図4に対応する状態、図8図5に対応する状態を示す図である。締結部50は、第1位置の下方に位置する第2位置と当該第2位置より高い第3位置との間で昇降可能であって、第2位置(図8参照)にて第1位置から落下するネジを受け止め、第3位置(図6参照)にてネジを対象に締結する。
【0027】
伝達部60は、L字アーム61、横スライダ62、縦スライダ63等を備えている。L字アーム61、横スライダ62および縦スライダ63は、リンク機構の一例を構成する。L字アーム61は、例えば板金製の、屈曲部を有するL字型の部材であって、両端部に長孔611,612を有し、屈曲部を、Y軸方向に略平行な回動軸613で回動自在に支持されている。これにより、L字アーム61は、ZX平面内で回動自在である。
【0028】
横スライダ62は、図1に示す連結部材31により、把持部10のブロック15に連結されている。また、横スライダ62は、一端部に突起621を有している。突起621は、L字アーム61の長孔611に嵌り込み、長孔611内をスライド移動自在である。
【0029】
また、L字アーム61の屈曲部と長孔611との間の位置には、引張弦巻ばね32の一端が取り付けられている。引張弦巻ばね32の他端は、図1等に示すスリーブ23に対して不動のフレーム33に取り付けられている。これにより、L字アーム61は、引張弦巻ばね32以外の外力が作用しない状態においては、横スライダ62をX軸負方向に引っ張る。
【0030】
縦スライダ63は、Z軸方向に沿って立てられた支柱81によって、昇降自在に支持されている。また、縦スライダ63は、上端部に、突起632を有している。突起632は、L字アーム61の長孔612に、スライド自在に嵌り込んでいる。これにより、縦スライダ63の昇降動作に連動して、L字アーム61が、回動軸613周りに回動する。
【0031】
ここで、図6に示される締結部50は、回転軸51の先端に保持したナット90を対象100に締め付け可能な第3位置に位置している。このとき、L字アーム61には、引張弦巻ばね32以外の外力が作用していない。
【0032】
締結部50は、不図示のアクチュエータにより昇降されるロッド52の先端部に設けられた支持部53によって、支持されている。これにより、締結部50は、アクチュエータを駆動源として昇降可能となっている。
【0033】
ロッド52は、支柱81によって、昇降時の移動方向を規制されている。より詳しくは、支柱81に設けられた円筒部812内を、ロッド52が貫通している。円筒部812の軸方向は、支柱81の長手方向に一致している。ロッド52は、円筒部812をスライド移動自在に貫通しており、支柱81の長手方向に沿って移動自在(昇降自在)である。
【0034】
また、円筒部812は、支柱81に対して位置固定であるので、支持部53の最下降位置を規制するストッパとして機能する。
【0035】
支持部53は、締結部50の下降を縦スライダ63に伝達するためのブロック531を備えている。また、縦スライダ63は、下端部に、下降するブロック531から押下げ方向の力を受け取るための突出部631を備えている。ブロック531は、縦スライダ63側へ突出し、突出部631は支持部53側へ突出した形状に形成されている。つまり、ブロック531と突出部631とは、上下方向に重なる部分を有している。これにより、縦スライダ63は、支持部53の下降(つまり締結部50の下降)に伴って下降する。
【0036】
なお、L字アーム61が図6に示す状態にあるときの位置が、縦スライダ63の最上昇位置であるが、このときの突出部631よりも上にブロック531が位置するとき、縦スライダ63は押下げ力を受けず、フリーの状態である。
【0037】
ところで、ブロック531は、支持部53に対して着脱自在に構成されている。支持部53からブロック531が取り外されると、締結部50の昇降動作が伝達部60(L字アーム61、横スライダ62および縦スライダ63)に伝わらなくなり、締結部50と把持部10とが連動しなくなる。つまり、ブロック531の着脱により、締結部50と把持部10との連動状態を変更することが可能となる。例えば、手作業による締付や、仮締め後の本締付などのように、把持部10によるネジ供給を伴わずに締結部50を使用したい場合には、ブロック531を支持部53から取り外すことで、締結部50に把持部10を連動させず、締結部50を単独で稼働させることが可能となる。
【0038】
ブロック531が支持部53に取り付けられた状態では、伝達部60の働きにより、締結部50の昇降動作に伴って、把持部10が往復移動する。より詳しくは、伝達部60は、締結部50の上昇動作に連動させて把持部10を第1位置から退避させ、締結部50の下降動作に連動させて把持部10を第1位置へ向けて移動させる。
【0039】
動作をさらに分割して説明する。まず、図6に示すように、第3位置に位置する締結部50の回転軸51が、対象100にボルトを締結しているとき、把持部10は、図3に示すように、第1位置から退避し、供給部40によりナット90の補充を受けている。なお、このとき、第1位置は、締結部50によって占められている。
【0040】
次に、図7に示すように、締結部50が下降してくると、当該動作が伝達部60により伝達されて、把持部10がX軸正方向に移動してくる。このとき、図4に示すように、把持部10は、1つ以上のボルト(本実施形態では2つのナット91,92)を把持して、移動する。
【0041】
次に、図8に示すように、締結部50が第2位置まで下降し終えると、図5に示すように、把持部10のチャック爪14が開き、第1位置においてナット91が解放される。
【0042】
この後、第2位置にてナット91を受け止めた締結部50が第3位置まで上昇する。このとき、締結部50の上昇動作を伝達部60により伝達された把持部10は、第1位置から退避する。
【0043】
以上に説明したように、本実施形態では、締結部50の昇降動作と把持部10の往復移動とが連動するように構成されているため、ネジを移動させるための動力を、締結用の回転軸51を移動させるための動力と兼用して、動力源を兼用して従来に比べて減らすことができる。
【0044】
また、従来は三次元的であった把持部10の移動経路を、直線的にしたので、ネジの把持から解放までの動きの単純化により、ネジの把持から解放までに要する時間や空間を減らすことができる。
【0045】
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
【0046】
上述の実施形態では、締結用の回転軸51のソケット511にナット91を供給する構成を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えばソケット511の先端にボルトを供給する構成とすることもできる。すなわち、把持部10は、所定数のネジ(ナットまたはボルト)を把持可能であって、把持しているネジ(ナットまたはボルト)を第1位置へ移動させるとともに1つずつ解放し、締結部50は、第1位置から落下するネジ(ナットまたはボルト)を第2位置で受け止め、当該受け止めたネジ(ナットまたはボルト)を第3位置で対象に締結する形態であればよい。なお、ネジがボルトである場合、把持部10は、ボルトを、その頭部を下にし、軸部(ねじ部)を上にした状態で把持する。
【符号の説明】
【0047】
1 …締結装置
10…把持部
11…搖動部、12…回動軸、13…摺動軸、14…チャック爪、15…ブロック
20…案内部
21…枠部、22…アーム、23…スリーブ、24…ブラケット
31…連結部材、32…引張弦巻ばね、33…フレーム
40…供給部
50…締結部
51…回転軸、511…ソケット
52…ロッド
53…支持部、531…ブロック
60…伝達部
61…L字アーム、611…長孔、612…長孔、613…回動軸
62…横スライダ、621…突起
63…縦スライダ、631…突出部、632…突起
81…支柱、812…円筒部
90、91、92…ナット(ネジ)
100…対象
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8