(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-08
(45)【発行日】2024-04-16
(54)【発明の名称】管理装置、管理システム及び管理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240409BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2022556863
(86)(22)【出願日】2020-10-20
(86)【国際出願番号】 JP2020039415
(87)【国際公開番号】W WO2022085081
(87)【国際公開日】2022-04-28
【審査請求日】2023-04-12
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110928
【氏名又は名称】速水 進治
(72)【発明者】
【氏名】内村 淳
(72)【発明者】
【氏名】菅ヶ谷 啓希
【審査官】鹿野 博嗣
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-250497(JP,A)
【文献】特開2008-136538(JP,A)
【文献】特開2011-039907(JP,A)
【文献】特開2009-172274(JP,A)
【文献】特開2014-048752(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0050813(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段と、を備え、
前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記異常は、前記複数の電子棚札のうち、2以上の電子棚札から、前記第1の商品識別情報が登録されている旨の返信データを受信したことである
管理装置。
【請求項2】
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段と、
前記第1の商品識別情報と、詳細情報とが関連付けられた商品管理情報を記憶する商品記憶手段と、を備え、
前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記返信データは、前記第1の商品識別情報に対応する商品に関する詳細情報を含み、
前記異常は、前記返信データに含まれる詳細情報が、前記商品管理情報において前記第1の商品識別情報に関連付けられた詳細情報と一致しない情報を含むことである
管理装置。
【請求項3】
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段と、
他の装置に出力する出力手段と、を備え、
前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記問合せ手段は、前記複数の電子棚札のそれぞれに対して、さらに前記第1の商品識別情報とは異なる少なくとも一つの前記商品識別情報の問合せを行い、
前記出力手段は、いずれかの前記商品識別情報について前記異常があった場合に、当該異常に関連す
る商品を示すエラー情報を出力する
管理装置。
【請求項4】
商品が各々に対応付けられる複数の電子棚札と、当該複数の電子棚札を管理する管理装置とを備える管理システムであって、
前記管理装置は、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段とを含み、
前記複数の電子棚札の各々は、
対応付けられる商品の商品識別情報を格納するための棚札商品記憶手段と、
前記問合せ情報を受信した場合に、返信データを送信する棚札通信手段とを含み、
前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記異常は、前記複数の電子棚札のうち、2以上の電子棚札から、前記第1の商品識別情報が登録されている旨の返信データを受信したことである
管理システム。
【請求項5】
商品が各々に対応付けられる複数の電子棚札と、当該複数の電子棚札を管理する管理装置とを備える管理システムであって、
前記管理装置は、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段と、
前記第1の商品識別情報と、詳細情報とが関連付けられた商品管理情報を記憶する商品記憶手段とを含み、
前記複数の電子棚札の各々は、
対応付けられる商品の商品識別情報を格納するための棚札商品記憶手段と、
前記問合せ情報を受信した場合に、返信データを送信する棚札通信手段とを含み、
前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記返信データは、前記第1の商品識別情報に対応する商品に関する詳細情報を含み、
前記異常は、前記返信データに含まれる詳細情報が、前記商品管理情報において前記第1の商品識別情報に関連付けられた詳細情報と一致しない情報を含むことである
管理システム。
【請求項6】
商品が各々に対応付けられる複数の電子棚札と、当該複数の電子棚札を管理する管理装置とを備える管理システムであって、
前記管理装置は、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段と、
他の装置に出力する出力手段とを含み、
前記複数の電子棚札の各々は、
対応付けられる商品の商品識別情報を格納するための棚札商品記憶手段と、
前記問合せ情報を受信した場合に、返信データを送信する棚札通信手段とを含み、
前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記問合せ手段は、前記複数の電子棚札のそれぞれに対して、さらに前記第1の商品識別情報とは異なる少なくとも一つの前記商品識別情報の問合せを行い、
前記出力手段は、いずれかの前記商品識別情報について前記異常があった場合に、当該異常に関連する前記商品を示すエラー情報を出力する
管理システム。
【請求項7】
コンピュータが、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信することと、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行うことと、を含み、
前記ユーザに報知するための制御では、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記異常は、前記複数の電子棚札のうち、2以上の電子棚札から、前記第1の商品識別情報が登録されている旨の返信データを受信したことである
管理方法。
【請求項8】
コンピュータが、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信することと、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行うことと、を含み、
前記ユーザに報知するための制御では、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記返信データは、前記第1の商品識別情報に対応する商品に関する詳細情報を含み、
前記異常は、前記返信データに含まれる詳細情報が、前記第1の商品識別情報と前記詳細情報とが関連付けられた商品管理情報において前記第1の商品識別情報に関連付けられた詳細情報と一致しない情報を含むことである
管理方法。
【請求項9】
コンピュータが、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信することと、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行うことと、
他の装置に出力することと、を含み、
前記ユーザに報知するための制御では、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記問合せ情報を送信することでは、前記複数の電子棚札のそれぞれに対して、さらに前記第1の商品識別情報とは異なる少なくとも一つの前記商品識別情報の問合せを行い、
前記出力ことでは、いずれかの前記商品識別情報について前記異常があった場合に、当該異常に関連す
る商品を示すエラー情報を出力する
管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理装置、管理システム及び管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどの店舗では、電子棚札が一般的に利用されつつある。電子棚札は、商品棚などに陳列された商品に対応付けて配置され、対応付けられた商品の商品情報を表示する。
【0003】
例えば特許文献1には、店舗で取り扱われる複数の商品の情報を一元管理するESLサーバ10によって、電子棚札(ESL)40に表示させる商品情報を変更させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、店舗では一般的に、複数の電子棚札が設置されることが多く、取り扱われる商品やその陳列方法も種々である。そのため、商品情報が電子棚札に誤って登録されるおそれがある。
【0006】
誤登録の有無は、店舗店員などのユーザによって電子棚札に表示された商品情報を目視で確認されることが想定されるが、その手間は大きい。
【0007】
特に店舗で設置される電子棚札の数が多いほど、電子棚札に商品情報を誤って登録するおそれも、その確認の手間も、大きくなると考えられる。
【0008】
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、その目的の1つは、電子棚札に商品情報が正しく登録されているか否かを確認するときのユーザの手間を軽減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る管理装置は、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段と、を備え、
前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記異常は、前記複数の電子棚札のうち、2以上の電子棚札から、前記第1の商品識別情報が登録されている旨の返信データを受信したことである。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る管理装置は、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段と、
前記第1の商品識別情報と、詳細情報とが関連付けられた商品管理情報を記憶する商品記憶手段と、を備え、
前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記返信データは、前記第1の商品識別情報に対応する商品に関する詳細情報を含み、
前記異常は、前記返信データに含まれる詳細情報が、前記商品管理情報において前記商品識別情報に関連付けられた詳細情報と一致しない情報を含むことである。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る管理装置は、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段と、
他の装置に出力する出力手段と、を備え、
前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記問合せ手段は、前記複数の電子棚札のそれぞれに対して、さらに前記第1の商品識別情報とは異なる少なくとも一つの前記商品識別情報の問合せを行い、
前記出力手段は、いずれかの前記商品識別情報について前記異常があった場合に、当該異常に関連する商品を示すエラー情報を出力する。
【0010】
本発明の第4の観点に係る管理システムは、
商品が各々に対応付けられる複数の電子棚札と、当該複数の電子棚札を管理する管理装置とを備え、
前記管理装置は、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御部とを含み、
前記複数の電子棚札の各々は、
対応付けられる商品の商品識別情報を格納するための棚札商品記憶手段と、
前記問合せ情報を受信した場合に、返信データを送信する棚札通信手段とを含み、
前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記異常は、前記複数の電子棚札のうち、2以上の電子棚札から、前記第1の商品識別情報が登録されている旨の返信データを受信したことである。
本発明の第5の観点に係る管理システムは、
商品が各々に対応付けられる複数の電子棚札と、当該複数の電子棚札を管理する管理装置とを備える管理システムであって、
前記管理装置は、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段と、
前記第1の商品識別情報と、詳細情報とが関連付けられた商品管理情報を記憶する商品記憶手段とを含み、
前記複数の電子棚札の各々は、
対応付けられる商品の商品識別情報を格納するための棚札商品記憶手段と、
前記問合せ情報を受信した場合に、返信データを送信する棚札通信手段とを含み、
前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記返信データは、前記第1の商品識別情報に対応する商品に関する詳細情報を含み、
前記異常は、前記返信データに含まれる詳細情報が、前記商品管理情報において前記第1の商品識別情報に関連付けられた詳細情報と一致しない情報を含むことである
本発明の第6の観点に係る管理システムは、
商品が各々に対応付けられる複数の電子棚札と、当該複数の電子棚札を管理する管理装置とを備える管理システムであって、
前記管理装置は、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段と、
他の装置に出力する出力手段とを含み、
前記複数の電子棚札の各々は、
対応付けられる商品の商品識別情報を格納するための棚札商品記憶手段と、
前記問合せ情報を受信した場合に、返信データを送信する棚札通信手段とを含み、
前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記問合せ手段は、前記複数の電子棚札のそれぞれに対して、さらに前記第1の商品識別情報とは異なる少なくとも一つの前記商品識別情報の問合せを行い、
前記出力手段は、いずれかの前記商品識別情報について前記異常があった場合に、当該異常に関連する前記商品を示すエラー情報を出力する。
【0011】
本発明の第7の観点に係る管理方法は、
コンピュータが、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信することと、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行うことと、を含み、
前記ユーザに報知するための制御では、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記異常は、前記複数の電子棚札のうち、2以上の電子棚札から、前記第1の商品識別情報が登録されている旨の返信データを受信したことである。
本発明の第8の観点に係る管理方法は、
コンピュータが、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信することと、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行うことと、を含み、
前記ユーザに報知するための制御では、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記返信データは、前記第1の商品識別情報に対応する商品に関する詳細情報を含み、
前記異常は、前記返信データに含まれる詳細情報が、前記第1の商品識別情報と前記詳細情報とが関連付けられた商品管理情報において前記第1の商品識別情報に関連付けられた詳細情報と一致しない情報を含むことである。
本発明の第9の観点に係る管理方法は、
コンピュータが、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信することと、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行うことと、
他の装置に出力することと、を含み、
前記ユーザに報知するための制御では、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行い、
前記問合せ情報を送信することでは、前記複数の電子棚札のそれぞれに対して、さらに前記第1の商品識別情報とは異なる少なくとも一つの前記商品識別情報の問合せを行い、
前記出力ことでは、いずれかの前記商品識別情報について前記異常があった場合に、当該異常に関連する商品を示すエラー情報を出力する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、電子棚札に商品情報が正しく登録されているか否かを確認するときのユーザの手間を軽減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の一実施の形態に係る管理システムの構成を示す図である。
【
図2】本実施の形態に係る電子棚札の機能的な構成を示す図である。
【
図3】本実施の形態に係る管理装置の機能的な構成を示す図である。
【
図4】本実施の形態に係る管理装置の物理的な構成を示す図である。
【
図5】本実施の形態に係る電子棚札の物理的な構成を示す図である。
【
図6】本実施の形態に係る端末装置の物理的な構成を示す図である。
【
図7】本発明の一実施の形態に係る登録方法の一例を示すフローチャートである。
【
図8】棚札IDが未設定の状態の商品管理情報の一例を示す図である。
【
図9】商品と棚札とが正しく対応付けられた場合の商品管理情報の一例を示す図である。
【
図10A】商品と棚札とが正しく対応付けられた場合の第1の棚札に登録された棚札商品情報の一例を示す図である。
【
図10B】商品と棚札とが正しく対応付けられた場合の第2の棚札に登録された棚札商品情報の一例を示す図である。
【
図10C】商品と棚札とが正しく対応付けられた場合の第3の棚札に登録された棚札商品情報の一例を示す図である。
【
図10D】商品と棚札とが正しく対応付けられた場合の第4の棚札に登録された棚札商品情報の一例を示す図である。
【
図11A】本発明の一実施の形態に係る管理方法の一例を示すフローチャートである。
【
図11B】本発明の一実施の形態に係る管理方法の一例を示すフローチャートである。
【
図12】誤って対応付けられた商品と棚札とを含む場合の商品管理情報の一例を示す図である。
【
図13A】
図12に示す商品管理情報が管理装置に格納された場合に、第1の棚札に登録された棚札商品情報の一例を示す図である。
【
図13B】
図12に示す商品管理情報が管理装置に格納された場合に、第2の棚札に登録された棚札商品情報の一例を示す図である。
【
図13C】
図12に示す商品管理情報が管理装置に格納された場合に、第3の棚札に登録された棚札商品情報の一例を示す図である。
【
図13D】
図12に示す商品管理情報が管理装置に格納された場合に、第4の棚札に登録された棚札商品情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0016】
<棚札管理システム100の構成>
本発明の一実施の形態に係る管理システム100は、
図1に示すように、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどの店舗における第1~第4の商品101a~101dと第1~第4の電子棚札102a~102dとを管理するためのシステムである。
【0017】
管理システム100は、第1~第4の商品101a~101dのそれぞれに対応付けられる第1~第4の電子棚札102a~102dと、第1~第4の電子棚札102a~102dを管理する管理装置103と、端末装置104と、を備える。
【0018】
管理装置103と第1~第4の電子棚札102a~102dとの各々は、例えばBluetoothなどの無線通信によって互いに情報を送受信する。また、管理装置103と端末装置104とは、有線、無線又はこれらを組み合わせたネットワークを介して互いに情報を送受信する。なお、管理装置103と第1~第4の電子棚札102a~102dとは、有線通信によって又は無線と有線とを組み合わせた通信によって、互いに情報を送受信してもよい。
【0019】
以下において、第1~第4の商品101a~101dのそれぞれを単に商品101a~101dとも表記し、またこれらを特に区別しない場合、単に「商品101」とも表記する。また、第1~第4の電子棚札102a~102dのそれぞれを単に電子棚札102a~102dとも表記し、またこれらを特に区別しない場合、単に「電子棚札102」とも表記する。
【0020】
なお、店舗にて扱われる商品101a~101dの数は、4つに限られず複数であればよく、商品101a~101dのそれぞれに対応付けられる電子棚札102a~102dの数も複数であればよい。
【0021】
<電子棚札102の機能的構成>
電子棚札102は、それぞれに対応付けられた商品101の商品情報が登録されて、商品101が陳列される什器に取り付けられる。什器への取り付けでは一般的に、電子棚札102は、対応する商品101の近傍に配置される。そして、電子棚札102は、登録された商品101の商品情報の一部又は全部を表示する。
【0022】
電子棚札102の各々は、機能的に、
図2に示すように、棚札登録部105と、棚札商品記憶部106と、棚札表示部107と、棚札表示制御部108と、棚札通信部109とを含む。
【0023】
棚札登録部105は、自身を含む電子棚札102に対応付けられた商品の商品ID(identifier)を登録する。
【0024】
商品IDは、商品を識別するための商品識別情報であり、例えば商品101の商品名によって特定される商品種別ごとに異なる。
【0025】
棚札商品記憶部106は、棚札商品情報110を格納するための記憶部である。
【0026】
棚札商品情報110は、棚札商品情報110が格納された電子棚札102に対応付けられる商品101に関する情報である商品情報である。棚札商品情報110は、棚札登録部105によって棚札商品記憶部106に格納される。
【0027】
本実施の形態に係る棚札商品情報110は、棚札商品情報110が格納された電子棚札102に対応付けられる商品101の商品情報として、当該商品101の商品ID及び詳細情報を含む。
【0028】
詳細情報は、商品IDに対応する商品の商品情報のうち、商品IDを除いた情報である。棚札商品情報110に含まれる詳細情報は、電子棚札102に対応付けられる商品101の商品名及び価格である(例えば、
図10A参照)。
【0029】
棚札表示部107は、予め定められた商品情報などを表示する。
【0030】
棚札表示制御部108は、棚札表示部107を制御する。棚札表示制御部108は、例えば、棚札商品記憶部106に格納された棚札商品情報110のうち、予め定められた情報を棚札表示部107に表示させる。
【0031】
本実施の形態では、棚札表示制御部108は、予め定められた商品情報として、商品の商品名と価格を表示させる。
【0032】
棚札通信部109は、登録された商品101に関する問合せ(問合せ情報)を管理装置103から受信した場合に、返信データを生成して送信する。
【0033】
詳細には、棚札通信部109は、問合せを受信すると、当該棚札通信部109を含む電子棚札102に格納された棚札商品情報110を参照する。棚札通信部109は、問合せが棚札商品情報110に含まれる商品ID(すなわち、当該電子棚札102に対応付けられた商品)に係る問合せである場合に、返信データを生成して、管理装置103へ送信する。
【0034】
本実施の形態に係る返信データは、棚札商品情報110に含まれる詳細情報を含む。
【0035】
<管理装置103の機能的構成>
管理装置103は、商品101a~101dと電子棚札102a~102dとを管理する。管理装置103は、専用の装置であってもよいが、店舗に設置されるPOS(Point Of Sales)端末を管理する装置などであってもよい。
【0036】
管理装置103は、機能的に、
図3に示すように、読取部111と、管理登録部112と、商品記憶部113と、問合せ部114と、返信受信部115と、登録確認部116と、報知制御部117と、出力部118と、表示設定部119と、を含む。
【0037】
読取部111は、商品101及び電子棚札102に設けられるコードを読み取る機器であって、例えばスキャナなどである。
【0038】
コードは、バーコード、2次元コードなどである。商品101に設けられるコードは、商品IDを含む。電子棚札102に設けられるコードは、棚札IDを含む。
【0039】
棚札IDは、電子棚札102の各々を識別するための情報(すなわち、棚札識別情報)である。棚札IDには例えば、電子棚札102のシリアル番号、電子棚札102に対して店舗にて個別に付与されるIDなどのいずれかが採用されるとよい。
【0040】
管理登録部112は、読取部111がコードを読み取ることによって得られる読み取り情報に基づいて、商品101に対応付けて電子棚札102を登録する。
【0041】
商品記憶部113は、店舗における商品101を管理するための商品管理情報120を格納するための記憶部である。
【0042】
商品管理情報120は、商品101の各々について、商品情報と、商品101に対応付けられた電子棚札102の棚札IDとが関連付けられた情報である。
【0043】
本実施の形態に係る商品管理情報120は、商品情報として、商品IDと詳細情報とを含み、詳細情報は、商品名と価格とを含む(例えば、
図9参照)。商品管理情報120は、管理登録部112によって商品記憶部113に格納される。
【0044】
問合せ部114は、複数の電子棚札102に対して商品IDを含む問合せ情報を送信する。
【0045】
詳細には、問合せ部114は、商品101のいずれかの商品ID(第1の商品識別情報)を含む問合せ情報を、複数の電子棚札102のそれぞれに対して送信する。さらに、問合せ部114は、第1の商品識別情報とは異なる少なくとも1つの商品101の商品ID(商品識別情報)を含む問合せ情報を、複数の電子棚札102のそれぞれに対して送信する。
【0046】
本実施の形態では、問合せ部114は、複数の電子棚札102のすべてに対して、商品101a~101dの各々の商品IDを含む問合せ情報を送信する。
【0047】
返信受信部115は、問合せ部114によって送信された問合せ情報に対する応答として、電子棚札102からの返信データを受信する。
【0048】
登録確認部116は、返信受信部115によって受信された複数の電子棚札102からの返信データに基づいて、商品管理情報120に格納された商品101と電子棚札102との対応付けに誤りがないか否かを確認する。
【0049】
報知制御部117は、返信受信部115によって受信された複数の電子棚札102からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う。
【0050】
本実施の形態では、報知制御部117は、登録確認部116での確認の結果に基づいて、ユーザに報知するための制御を行う。
【0051】
詳細には、報知制御部117は、問合せに対する複数の電子棚札102からの返信データを受信する。報知制御部117は、受信した返信データに基づいて、返信データに異常があるか否かを判定し、返信データに異常がある場合に、ユーザに警告を発するための制御を行う。
【0052】
異常の例としては、以下の3つのケースを挙げることができる。
【0053】
異常の第1ケースは、複数の電子棚札102から、ある商品101の商品IDが登録されている旨の返信データを受信しないことである。
【0054】
異常の第2ケースは、複数の電子棚札102から、ある商品101の商品IDが登録されている旨の返信データを受信したことである。
【0055】
異常の第3ケースは、返信データに含まれる詳細情報が、商品管理情報120において商品IDに関連付けられた詳細情報と一致しない情報を含むことである。このような異常は、例えば、無線通信で電子棚札102の棚札商品情報110を更新したときの通信エラーなどによって生じることがある。
【0056】
ここで、警告とは、異常がある場合の報知である。
【0057】
本実施の形態では、報知制御部117は、報知のための報知情報を電子棚札102へ送信することによって、電子棚札102に報知をさせる。報知は、例えば電子棚札102の棚札表示部107の表示によって行われる。
【0058】
正常な場合(すなわち、異常がない場合)の報知が行われる場合には、正常な場合の報知と異常がある場合の報知とで、表示の色を変更するなど、異なる態様で報知されるとよい。また、第1ケースから第3ケースなどの異なる態様の異常がある場合、異常の態様に応じて、異なる態様で報知されるとよい。
【0059】
出力部118は、端末装置104へ通信によって情報を出力する。
【0060】
詳細には、出力部118は、いずれかの商品IDに関する問合せに対する返信データついて異常があった場合に、当該異常に関連する商品101を示すエラー情報を出力する。
【0061】
表示設定部119は、電子棚札102の各々での表示に関する設定を行う。
【0062】
詳細には、表示設定部119は、いずれかの商品IDに関する問合せに対する返信データついて異常があった場合に、当該異常に関連する電子棚札102へ、表示を禁止する制御信号を送信する。これにより、表示設定部119は、異常に関連する電子棚札102での表示を禁止する。
【0063】
<端末装置104の機能的構成>
図1を参照する。
端末装置104は、ユーザが利用する端末装置であり、例えばタブレット端末、スマートフォン、POS端末などである。端末装置104は、出力部118からのエラー情報を受信すると、エラー情報を表示する。
【0064】
これまで、管理システム100の機能的な構成について主に説明した。ここから、管理システム100に含まれる管理装置103、電子棚札102、端末装置104の物理的な構成例について図を参照して説明する。
【0065】
<管理装置103の物理的な構成例>
管理装置103は、物理的には例えば、汎用的なパーソナルコンピュータ、POS管理装置などであって、
図4に例示するように、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、ユーザインタフェース1050、ネットワークインタフェース1060、入出力インタフェース1070を含む。
【0066】
バス1010は、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、ユーザインタフェース1050、ネットワークインタフェース1060及び入出力インタフェース1070が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1020などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
【0067】
プロセッサ1020は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などで実現されるプロセッサである。
【0068】
メモリ1030は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。
【0069】
ストレージデバイス1040は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又はROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1040は、管理装置103の各機能を実現するためのプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1020がこれら各プログラムモジュールをメモリ1030上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能部が実現される。
【0070】
通信インタフェース1050は、被操作機器101と通信するためのインタフェースである。
【0071】
ユーザインタフェース1050は、ユーザが入出力を行うための機器或いは装置であり、入力機器として例えば、キーボード、マウス、タッチセンサなどを含み、出力機器として例えば、液晶パネルなどを含む。液晶パネルは、表示装置の一例である。
【0072】
ネットワークインタフェース1060は、管理装置103が通信によって情報を送受信するためのインタフェースである。
【0073】
入出力インタフェース1070は、読取部111としてのスキャナなど他の機器と情報を送受信するためのインタフェースである。
【0074】
<電子棚札102の物理的な構成例>
電子棚札102は、物理的には例えば
図5に示すように、バス1110、プロセッサ1120、メモリ1130、ストレージデバイス1140、ネットワークインタフェース1150、表示デバイス1160を含む。
【0075】
バス1110は、プロセッサ1120、メモリ1130、ストレージデバイス1140、ネットワークインタフェース1150及び表示デバイス1160が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1120などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
【0076】
プロセッサ1120は、CPUやGPUなどで実現されるプロセッサである。メモリ1130は、RAMなどで実現される主記憶装置である。
【0077】
ストレージデバイス1140は、SSD、メモリカード、又はROMなどで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1140は、電子棚札102の各機能を実現するためのプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1120がこれら各プログラムモジュールをメモリ1130上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能部が実現される。
【0078】
ネットワークインタフェース1150は、電子棚札102が通信によって情報を送受信するためのインタフェースである。
【0079】
表示デバイス1160は、液晶パネルなど、情報を表示するためのデバイスである。
【0080】
<端末装置104の物理的な構成例>
端末装置104は、物理的には例えば、タブレット端末、スマートフォン、POS端末などであり、
図6に例示するように、バス1210、プロセッサ1220、メモリ1230、ストレージデバイス1240、ネットワークインタフェース1250、
ユーザインタフェース1260を含む。
【0081】
バス1210は、プロセッサ1220、メモリ1230、ストレージデバイス1240、ネットワークインタフェース1250及び表示デバイス1260が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1220などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
【0082】
プロセッサ1220は、CPUやGPUなどで実現されるプロセッサである。メモリ1230は、RAMなどで実現される主記憶装置である。
【0083】
ストレージデバイス1240は、SSD、メモリカード、又はROMなどで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1240は、端末装置104の各機能を実現するためのプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1220がこれら各プログラムモジュールをメモリ1230上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能部が実現される。
【0084】
ネットワークインタフェース1250は、端末装置104が通信によって情報を送受信するためのインタフェースである。
【0085】
ユーザインタフェース1250は、ユーザが入出力を行うための機器或いは装置であり、入力機器として例えば、キーボード、マウス、タッチセンサなどを含み、出力機器として例えば、液晶パネルなどを含む。
【0086】
これまで、管理システム100の機能的・物理的な構成について説明した。ここから、管理システム100における動作として、登録方法及び管理方法のそれぞれについて、図を参照して説明する。
【0087】
<登録方法>
登録方法は、複数の電子棚札102と複数の商品101とを対応付けて登録するための方法であり、フローチャートの一例を
図7に示す。登録方法は、管理装置103にて予め定められたプログラムを起動し、電子棚札102の電源を投入した状態で開始される。登録方法は、例えば、管理装置103が設置される店舗のバックヤードなどで行われる。
【0088】
ここでは、登録方法を実行する前の初期状態として、商品記憶部113の商品管理情報120aには、
図8に示すように、商品101の各々について、棚札ID以外の商品情報が登録されているが、棚札IDが設定されていない例により説明する。また、初期状態では、すべての電子棚札102の棚札商品記憶部106に、棚札商品情報が設定されていないものとする。
【0089】
なお、商品管理情報120aの棚札ID及び棚札商品情報の一方又は両方が既に登録されており、以下に説明する登録方法によって、それらが更新されてもよい。
【0090】
管理登録部112は、商品IDを取得する(ステップS101)。
【0091】
詳細には、ユーザが例えば、商品101に設けられたコードに読取部111をかざすことによって、コードを読み取る。これによって得られる読取情報が、読取部111から管理登録部112へ送信され、管理登録部112は、受信した読取情報に基づいて、商品IDを取得する。
【0092】
管理登録部112は、棚札IDを取得する(ステップS102)。
【0093】
詳細には、ユーザが例えば、電子棚札102に設けられたコードに読取部111をかざすことによって、コードを読み取る。これによって得られる読取情報が、読取部111から管理登録部112へ送信され、管理登録部112は、受信した読取情報に基づいて、棚札IDを取得する。
【0094】
なお、商品ID及び棚札IDの一方又は両方は、読取部111によらず、例えばキーボードなどへユーザが手入力することによって管理登録部112に取得されてもよい。
【0095】
管理登録部112は、ステップS101及びS102のそれぞれで取得した商品ID及び棚札IDを商品管理情報120aに設定する(ステップS103)。
【0096】
詳細には、ステップS102で取得した棚札IDを、ステップS101で取得した商品IDに関連付けて商品管理情報120aに設定する。
【0097】
管理登録部112は、電子棚札102へ商品情報を送信する(ステップS104)。
【0098】
詳細には、管理登録部112は、ステップS102で取得した棚札IDに対応する電子棚札102へ、ステップS101で取得した商品IDに商品管理情報120aにおいて関連付けられた商品情報を送信する。このとき、送信される商品情報は、商品IDに関連付けて商品管理情報120aに含まれる商品識別情報、商品名及び価格である。
【0099】
なお、ステップS104にて送信される商品情報は、商品IDに関連付けて商品管理情報120aに含まれる商品情報のうち、少なくとも商品識別情報を含めばよく、例えば、当該商品情報のすべて、或いは、当該商品情報のうちの予め定められた一部でよい。
【0100】
管理登録部112は、電子棚札102へ商品情報を送信する(ステップS104)。これにより、管理装置103は、1つの商品101に関する登録方法を終了する。
【0101】
棚札登録部105は、ステップS104にて送信された商品情報を受信する(ステップS105)。
【0102】
棚札登録部105は、ステップS105にて受信した商品情報を棚札商品記憶部106に格納することによって、商品情報を登録する(ステップS106)。これにより、電子棚札102は、1つの商品101に関する登録方法を終了する。
【0103】
このような
登録方法が、商品101aと電子棚札102aの組、商品101bと電子棚札102bの組、商品101cと電子棚札102cの組、商品101dと電子棚札102dの組、の各組合せについて繰り返して正しく行われると、
図9に示す商品管理情報120bが商品記憶部113に格納される。
【0104】
また、電子棚札102a~102dのそれぞれには、
図10A~10Dに示す棚札商品情報110a_1~110d_1が登録される。
【0105】
詳細には、
図10Aに示す棚札商品情報110a_1は、本実施の形態において第1の電子棚札102aに第1の商品101aが正しく対応付けて登録された場合に、棚札商品記憶部106に格納される棚札商品情報である。
図10Bに示す棚札商品情報110b_1は、本実施の形態において第2の電子棚札102bに第2の商品101bが正しく対応付けて正しく登録された場合に、棚札商品記憶部106に格納される棚札商品情報である。
【0106】
図10Cに示す棚札商品情報110c_1は、本実施の形態において第3の電子棚札102cに第3の商品101cが正しく対応付けて正しく登録された場合に、棚札商品記憶部106に格納される棚札商品情報である。
図10Dに示す棚札商品情報110d_1は、本実施の形態において第4の電子棚札102dに第4の商品101dが正しく対応付けて正しく登録された場合に、棚札商品記憶部106に格納される棚札商品情報である。
【0107】
<管理方法>
管理方法は、複数の電子棚札102と複数の商品101との登録を管理するための方法であり、フローチャートの一例を
図11A及び11Bに示す。管理方法は、管理装置103にて予め定められたプログラムを起動し、電子棚札102の電源を投入した状態で開始される。管理方法は、例えば、上述した登録方法に続けて、管理装置103が設置される店舗のバックヤードなどで行われる。
【0108】
図9及び
図10A~10Dでは、正しく登録された商品管理情報120b及び棚札商品情報110a_1~110d_1の例を示した。しかし、実際には、人為的なミスなどによって、誤った商品管理情報120或いは棚札商品情報110が登録されることがある。
【0109】
図12は、誤りを含む商品管理情報120cの一例である。また、
図13A~13Dは、商品管理情報120cが管理装置103に格納された場合の棚札商品情報110a_2~110d_2の一例を示す。
図12及び13A~13Dの各々では、誤りに対応する個所を分かり易くするため、誤りに下線を付している。
【0110】
詳細には、
図12に示す商品管理情報120cでは、商品ID「002」の商品に関連付けられる棚札IDが、正しくは「ESL2」であるべきところ(
図9参照)、実際には登録されていない例を示す。
【0111】
また、
図13Aは、第1の電子棚札102aに登録された棚札商品情報110a_2の例であり、棚札商品情報110a_2の内容は正しい。
図13Bは、第2の電子棚札102bに登録された棚札商品情報110b_2の例であり、棚札商品情報110b_2では、商品ID「003」の商品情報が誤って登録されている。
【0112】
図13Cは、第3の電子棚札102cに登録された棚札商品情報110c_2の例であり、棚札商品情報110c_2の内容は正しい。
図13Dは、第4の電子棚札102dに登録された棚札商品情報110d_2の例であり、棚札商品情報110d_2では、商品ID「004」は正しく登録されているが、商品ID「004」に対応する商品の価格が誤って登録されている。
【0113】
管理方法は、このような誤り(異常)を容易に確認するための管理方法であり、以下で
図11A及び11Bを参照して説明する。
【0114】
図11Aを参照する。
問合せ部114は、商品IDを取得する(ステップS201)。
【0115】
詳細には、上述したステップS101と同様に、ユーザが例えば、商品101に設けられたコードに読取部111をかざすことによって得られる読取情報が、読取部111から問合せ部114へ送信される。問合せ部114は、受信した読取情報に基づいて、商品IDを取得する。
【0116】
問合せ部114は、電子棚札102の各々へ、ステップS201にて取得した商品IDを含む問合せ情報を送信する(ステップS202)。
【0117】
詳細には、問合せ部114は、第1の商品識別情報としての共通の電子IDを含む問合せ情報を電子棚札102へ送信する。これにより、問合せ情報は、例えば管理装置103から予め定められた範囲にある電子棚札102の各々の棚札通信部109によって受信される。
【0118】
棚札通信部109は、自身を含む電子棚札102に登録された棚札商品情報110を参照し、ステップS201で取得した商品IDが含まれるか否かを判定する。
【0119】
商品IDが棚札商品情報110に含まれる場合、棚札通信部109は、棚札商品情報110に含まれる商品情報を含む返信データを管理装置103へ送信する。商品IDが棚札商品情報110に含まれない場合、棚札通信部109は、返信データを送信しない。これにより、管理装置103は、ステップS202にて送信した問合せ情報に含まれる商品IDが登録された電子棚札102から、返信データを受信することになる。
【0120】
返信受信部115は、電子棚札102からの返信データの受信を行う(ステップS203)。
【0121】
返信受信部115は、ステップS202を実行してからの経過時間を計測することにより、ステップS202を実行してから予め定められた待機時間が経過したか否かを判定する(ステップS204)。待機時間が経過していない場合(ステップS204;NO)、返信受信部115は、ステップS203の処理を継続する。これにより、待機時間が経過するまで、返信データの受信が継続されることになる。
【0122】
待機時間が経過した場合(ステップS204;YES)、登録確認部116は、ステップS203で受信した返信データがあるか否かを判定する(ステップS205)。
【0123】
返信データがある場合(ステップS205;YES)、
図11Bに示すように、登録確認部116は、ステップS
203で受信した返信データが1つであるか否かを判定する(ステップS206)。
【0124】
返信データが1つである場合(ステップS206;YES)、登録確認部116は、ステップS203で受信した返信データに含まれる商品の詳細情報が、商品管理情報120bと一致するか否かを判定する(ステップS207)。
【0125】
詳細には、ステップS207において登録確認部116は、ステップS203で受信した返信データに含まれる詳細情報と、ステップS201にて送信した商品IDに商品管理情報120bにおいて関連付けられた詳細情報とを比較する。そして、登録確認部116は、当該比較の結果に基づいて、一致するか否かを判定する。
【0126】
商品の詳細情報が一致すると判定された場合(ステップS207;YES)、報知制御部117は、正常の報知をさせるための制御を行う(ステップS208)。
【0127】
正常の報知とは、ステップS201にて送信した商品IDに対応する商品について、誤りなく登録されていることをユーザに知らせるための報知である。
【0128】
詳細には例えば、報知制御部117は、ステップS208において、電子棚札102に、正常の報知として予め定められた態様の報知をさせる。この報知の態様は、例えば、ステップS203にて受信した返信データの送信元である電子棚札102に、棚札表示部107を青色で予め定められた時間点滅させるなどである。
【0129】
なお、ステップS208は行われなくてもよい。
【0130】
問合せ部114は、ユーザからの所定の操作に基づく終了指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS209)。終了指示を受け付けたと判定した場合(ステップS209;YES)、問合せ部114は、管理方法を終了する。終了指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS209;
NO)、問合せ部114は、
図11Aに示すステップS201を再び実行する。
【0131】
返信データがない場合(ステップS205;NO)、ステップS202にて送信した問合せ情報に含まれる商品IDが登録された電子棚札102が存在しないことになる。すなわち、当該登録IDに対応する商品を、電子棚札102に登録できていない。
【0132】
そのため、返信データがないと判定された場合(ステップS205;NO)、報知制御部117は、異常の報知1をさせるための制御を行う(ステップS210)。
【0133】
異常の報知1とは、ステップS201にて送信した商品IDに対応する商品について、登録された電子棚札102がないことをユーザに知らせるための報知である。
【0134】
詳細には例えば、報知制御部117は、ステップS210において、電子棚札102に、異常の報知1として予め定められた態様での報知をさせる。この報知の態様は、例えば、すべての電子棚札102の棚札表示部107を赤色で予め定められた時間点滅させるなどである。
【0135】
問合せ部114は、例えば異常の報知1のための予め定められた時間が経過すると、ステップS209の判定処理を実行する。
【0136】
返信データが1つでない場合(ステップS206;NO)、ステップS202にて送信した問合せ情報に含まれる商品IDが登録された電子棚札102が、複数存在することになる。すなわち、本実施の形態では商品と電子棚札102とが1対1で対応付けられるべきところ、1つの商品が複数の電子棚札102に登録されている。
【0137】
そのため、返信データが1つでないと判定された場合(ステップS206;NO)、報知制御部117は、異常の報知2をさせるための制御を行う(ステップS211)。
【0138】
異常の報知2とは、ステップS201にて送信した商品IDに対応する商品について、複数の電子棚札102が登録されていることをユーザに知らせるための報知である。
【0139】
詳細には例えば、報知制御部117は、ステップS211において、電子棚札102に、異常の報知2として予め定められた態様での報知をさせる。この報知の態様は、例えば、ステップS203にて受信した返信データの送信元である複数の電子棚札102のすべてに、棚札表示部107を赤色で予め定められた時間点滅させるなどである。
【0140】
問合せ部114は、例えば異常の報知2のための予め定められた時間が経過すると、ステップS209の判定処理を実行する。
【0141】
商品の詳細情報が一致しない場合(ステップS207;NO)、ステップS202にて送信した問合せ情報に含まれる商品IDに対応する商品の詳細情報が、電子棚札102に誤って登録されていることになる。
【0142】
そのため、商品の詳細情報が一致しないと判定された場合(ステップS207;NO)、報知制御部117は、異常の報知3をさせるための制御を行う(ステップS212)。
【0143】
異常の報知3とは、ステップS201にて送信した商品IDに対応する商品について、対応付けられた電子棚札102に誤った詳細情報が登録されていることをユーザに知らせるための報知である。
【0144】
詳細には例えば、報知制御部117は、ステップS212において、電子棚札102に、異常の報知3として予め定められた態様での報知をさせる。この報知の態様は、例えば、ステップS203にて受信した返信データの送信元である電子棚札102に、棚札表示部107を赤色で予め定められた時間点滅させるなどである。
【0145】
問合せ部114は、例えば異常の報知3のための予め定められた時間が経過すると、ステップS209の判定処理を実行する。
【0146】
なお、正常の報知及び異常の報知1~3の報知の態様は、ここで例示したものに限られず、例えば、点滅の色や時間間隔が異なっていてもよい。また、本実施の形態では、電子棚札102によって報知が行われる例を説明したが、管理装置103の表示部への表示などによって報知が行われてもよい。
【0147】
上述した
図12に示す商品管理情報120cが管理装置103格納され、
図13A~13Dの棚札商品情報110a_2~110d_2が第1~第4の電子棚札102a~102dのそれぞれに登録されているとする。
【0148】
まず、ステップS201にて、商品ID「001」である第1の商品101aについて商品IDの読み取られたとする。この場合、
図13A~Dを参照すると分かるように、第1の商品101aについて、電子棚札ID「ESL1」である第1の電子棚札102aに正しく登録されている。そのため、ステップS203にて受信した返信データに基づいて、ステップS205~S206のそれぞれにおいて、返信データがあり、その返信データが1つであり、商品の詳細情報が一致する、と判定される。その結果、ステップS208にて、正常の報知がなされる。
【0149】
これにより、ユーザは、第1の商品101aが第1の電子棚札102aに正しく対応付けて登録されていることが分かる。
【0150】
続けて、ステップS201にて、商品ID「002」である第2の商品101bについて商品IDが読み取られたとする。この場合、
図13A~Dを参照すると分かるように、第2の商品101bには、電子棚札102が1つも対応付けられていないので、返信受信部115は、ステップS203にて返信データを受信しない。そのため、ステップS205において、返信データがないと判定されて(ステップS205;NO)、ステップS210にて異常の報知1が行われる。
【0151】
これにより、ユーザは、第2の商品101bについて、電子棚札102a~102dのいずれにも登録されていない異常があることが分かる。
【0152】
続けて、ステップS201にて、商品ID「003」である第3の商品101cについて商品IDが読み取られたとする。この場合、
図13A~Dを参照すると分かるように、第3の商品101cには、複数の電子棚札102b及び電子棚札102cに対応付けられているので、返信受信部115は、ステップS203にて複数の返信データを受信する。そのため、ステップS206において、返信データが1つではないと判定されて(ステップS206;NO)、ステップS211にて異常の報知2が行われる。
【0153】
これにより、ユーザは、第3の商品101cについて、複数の電子棚札102b,102cに登録された異常があることが分かる。
【0154】
続けて、ステップS201にて、商品ID「004」である第4の商品101dについて商品IDが読み取られたとする。この場合、
図13A~Dを参照すると分かるように、第4の商品101dは、第4の電子棚札101dに登録されている。しかし、第4の電子棚札101dの棚札商品情報110d_2に含まれる価格が、商品管理情報112cにて商品ID「004」に関連付けられた価格と異なっている。
【0155】
そのため、ステップS207において、商品の詳細情報が一致しないと判定されて(ステップS207;NO)、ステップS212にて異常の報知3が行われる。
【0156】
これにより、ユーザは、第4の商品101dについて、第4の電子棚札102dに、誤った詳細情報が登録された異常があることが分かる。
【0157】
ここで説明した商品101a~101dに関する一連の処理では、異常に関連する商品101は、商品101b~101dの3つである。そのため、出力部118は、商品101b~101dを含むエラー情報を生成して、端末装置104へ出力する。これにより、エラー情報が端末装置104に表示されるので、ユーザは、異常に関連する商品が商品101b~101dであることを容易に認識することができる。
【0158】
また、ここで説明した商品101a~101dに関する一連の処理では、電子棚札102b~102dからの返信データに異常がある。そのため、表示設定部119は、電子棚札102b~102dの各々へ、表示を禁止する制御信号を送信する。これにより、表示設定部119は、異常に関連する電子棚札102での表示を禁止する。
【0159】
本実施の形態によれば、複数の電子棚札102に対して、ある商品の商品識別情報を含む問合せ情報を送信し、問合せに対する複数の電子棚札102からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う。これにより、ある商品が複数の電子棚札102に正しく登録されているか否かを、複数の電子棚札102からの返信データに基づいて、自動で確認することができる。従って、電子棚札102に商品情報が正しく登録されているか否かを確認するときのユーザの手間を軽減することが可能になる。
【0160】
これまで、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
【0161】
例えば、棚札商品情報110は、商品情報として、少なくとも商品識別情報を含めばよい。棚札商品情報110に含まれる詳細情報は、後述する商品管理情報120に含まれる詳細情報のすべてであってもよく、詳細情報のうちの予め定められた一部の情報であってもよい。
【0162】
例えば、電子棚札102がLED(発光ダイオード)などの発光部、ブザーなどを鳴らすスピーカ、振動させる振動部を有する場合には、報知は、発光部の点灯や点滅、ブザー、振動などによって行われてもよい。
【0163】
例えば、出力部118の出力先は、端末装置104に限られず、管理装置103が備える液晶パネルなどの表示装置など、他の装置であってもよい。
【0164】
さらに、上述の説明で用いた流れを示す図では、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、これらの工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。これらの工程の順番は、内容的に支障のない範囲で変更されてもよい。また、上述の一実施の形態及び変形例は、内容が相反しない範囲で組み合わされてもよい。
【0165】
上記の実施の形態の一手段または全手段は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
【0166】
1.複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段と、を備える
管理装置。
【0167】
2.前記報知制御手段は、前記返信データに異常がある場合に、前記ユーザに警告を発するための制御を行う
付記1に記載の管理装置。
【0168】
3.前記異常は、前記複数の電子棚札から、前記第1の商品識別情報が登録されている旨の返信データを受信したことである
付記2に記載の管理装置。
【0169】
4.前記異常は、前記複数の電子棚札から、前記第1の商品識別情報が登録されている旨の返信データを受信しないことである
付記2に記載の管理装置。
【0170】
5.前記第1の商品識別情報と、詳細情報とが関連付けられた商品管理情報を記憶する商品記憶手段をさらに備え、
前記返信データは、前記第1の商品識別情報に対応する商品に関する詳細情報を含み、
前記異常は、前記返信データに含まれる詳細情報が、前記商品管理情報において前記商品識別情報に関連付けられた詳細情報と一致しない情報を含むことである
付記2に記載の管理装置。
【0171】
6.他の装置に出力する出力手段をさらに備え、
前記問合せ手段は、前記複数の電子棚札のそれぞれに対して、さらに前記第1の商品識別情報とは異なる少なくとも一つの前記商品識別情報の問合せを行い、
前記出力手段は、いずれかの前記商品識別情報について前記異常があった場合に、当該異常に関連する前記商品を示すエラー情報を出力する
付記2に記載の管理装置。
【0172】
7.前記電子棚札での表示に関する設定を行う表示設定手段をさらに備え、
前記表示設定手段は、前記異常に関連する前記電子棚札での前記表示を禁止する
付記2に記載の管理装置。
【0173】
8.商品が各々に対応付けられる複数の電子棚札と、当該複数の電子棚札を管理する管理装置とを備える管理システムであって、
前記管理装置は、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信する問合せ手段と
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行う報知制御手段とを含み、
前記複数の電子棚札の各々は、
対応付けられる商品の商品識別情報を格納するための棚札商品記憶手段と、
前記問合せ情報を受信した場合に、返信データを送信する棚札通信手段とを含む
管理システム。
【0174】
9.複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信することと、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行うことと、を含む
管理方法。
【0175】
10.コンピュータに、
複数の電子棚札に対して第1の商品識別情報を含む問合せ情報を送信することと、
前記問合せ情報に対する前記複数の電子棚札からの返信データに基づいて、ユーザに報知するための制御を行うことと、を実行させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0176】
100 管理システム
101,101a~101d 商品
102,102a~102d 電子棚札
103 管理装置
104 端末装置
105 棚札登録部
106 棚札商品記憶部
107 棚札表示部
108 棚札表示制御部
109 棚札通信部
110 棚札商品情報
111 読取部
112 管理登録部
113 商品記憶部
114 問合せ部
115 返信受信部
116 登録確認部
117 報知制御部
118 出力部
119 表示設定部
120 商品管理情報