(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-08
(45)【発行日】2024-04-16
(54)【発明の名称】商品販売配送システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20240409BHJP
B65G 61/00 20060101ALI20240409BHJP
【FI】
G06Q30/0601
G06Q30/0601 340
B65G61/00 550
(21)【出願番号】P 2019115449
(22)【出願日】2019-06-21
【審査請求日】2022-03-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000235543
【氏名又は名称】飛島建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108442
【氏名又は名称】小林 義孝
(72)【発明者】
【氏名】科部 元浩
(72)【発明者】
【氏名】竹川 昌仁
【審査官】石坂 博明
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-087185(JP,A)
【文献】特開2012-064072(JP,A)
【文献】特許第6528870(JP,B1)
【文献】特開2012-071912(JP,A)
【文献】特開2004-164420(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
B65G 61/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットを利用して各種複数の商品を販売しつつ、販売した前記商品を配送する商品販売配送システムにおいて、
前記商品販売配送システムが、前記商品の販売に不向きな各販売不向きエリアに撤去可能に設置されて各種複数の商品の各種商品情報を示す商品情報画像をディスプレイに出力する出力装置と、前記商品を購入する複数の購入者が所持する各種複数の携帯通信端末と、それら販売不向きエリアに撤去可能に設置されて前記出力装置に接続され、配送された商品を収容する第1~第n収容ロッカーを備えた宅配ボックスと、前記商品を販売する販売者の販売者通信端末と、管理サーバとから形成され、
前記出力装置が、前記商品情報画像と該商品情報画像の商品を特定するとともに該商品の価格及び該商品を収容する宅配ボックスを特定する商品特定バーコードとを含む各種複数の商品データを出力する商品データ第1出力手段と、
前記購入者が前記携帯通信端末に出力された携帯端末特定バーコードを前記出力装置に読み取らせることで該出力装置のディスプレイに出力された商品を購入した場合、前記宅配ボックスの第1~第n収容ロッカーのうちの前記購入した購入商品を収容する収容ロッカーを決定する収容ロッカー決定手段と、前記収容ロッカー決定手段によって決定した収容ロッカーを特定する収容ロッカー特定情報をバーコードリーダ/ライタを利用して前記商品特定バーコードに付加する収容ロッカー特定情報付加手段とを有し、
前記携帯通信端末が、前記収容ロッカー特定情報付加手段によって収容ロッカー特定情報が付加された前記商品特定バーコードを読み取ると、読み取った商品特定バーコードが示す前記購入商品の商品データ、前記購入商品を配送する宅配ボックス、前記購入商品を収容する収容ロッカーを示す収容ロッカー特定情報を前記管理サーバに送信する購入確定情報送信手段を有し、
前記管理サーバが、前記購入確定情報送信手段によって前記携帯通信端末から送信された商品データが示す前記購入商品を、前記特定された宅配ボックスの前記収容ロッカー特定情報によって特定された収容ロッカーへ配送する配送指示を前記販売者通信端末に送信する配送指示送信手段を有することを特徴とする商品販売配送システム。
【請求項2】
前記出力装置が、前記購入商品の前記宅配ボックスへの配送状況を前記
販売者通信端末から受信する配送状況第1受信手段と、前記携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品の前記宅配ボックスへの配送状況を出力する配送状況第1出力手段と、特定した携帯通信端末に前記購入商品の前記宅配ボックスへの配送状況を送信する配送状況第1送信手段とを含み、
配送状況表示画面をコントロールパネルに出力する前記宅配ボックスが、前記購入商品の前記宅配ボックスへの配送状況を前記出力装置から受信する配送状況第2受信手段と、前記携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品の前記宅配ボックスへの配送状況を出力する配送状況第2出力手段と、特定した携帯通信端末に前記購入商品の前記宅配ボックスへの配送状況を送信する配送状況第2送信手段とを含む請求項1に記載の商品販売配送システム。
【請求項3】
前記出力装置が、前記収容ロッカー決定手段によって決定した収容ロッカー
の前記収容ロッカー特定情報を前記宅配ボックスに送信する収容ロッカー第1送信手段を含み、前記出力装置と前記宅配ボックスとのうちの少なくとも一方が、前記携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品を収容する収容ロッカー
の前記収容ロッカー特定情報を出力する収容ロッカー出力手段と、特定した携帯通信端末に前記購入商品を収容する収容ロッカー
の前記収容ロッカー特定情報を送信する収容ロッカー第2送信手段とを含む請求項2に記載の商品販売配送システム。
【請求項4】
前記出力装置と前記宅配ボックスとのうちの少なくとも一方が、前記宅配ボックスの収容ロッカーに購入商品が収納された後、前記携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品の配送完了日時を出力する配送完了日時出力手段と、前記特定した携帯通信端末に前記購入商品の配送完了日時を送信する配送完了日時送信手段とを含む請求項2又は請求項3に記載の商品販売配送システム。
【請求項5】
前記出力装置が、前記携帯通信端末によって購入された購入商品の商品データを前記宅配ボックスに送信する商品データ第1送信手段を含み、前記出力装置と前記宅配ボックスとのうちの少なくとも一方が、前記携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品の商品データをその携帯通信端末に送信する商品データ第2送信手段とを含む請求項2ないし請求項4いずれかに記載の商品販売配送システム。
【請求項6】
前記出力装置と前記宅配ボックスとのうちの少なくとも一方が、前記携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品を収容した前記収容ロッカーを解錠するロッカー解錠手段を含む請求項2ないし請求項5いずれかに記載の商品販売配送システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネットを利用して各種複数の商品を販売しつつ、販売した商品を配送する商品販売配送システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザーから商品の発注操作を受け付ける発注受付デバイスと、商品の発注処理を実行する販売処理装置とを有し、発注受付デバイスが、ユーザーによる商品の発注操作を受け付ける操作受付部と、操作受付部が発注操作を受け付けた場合、発注受付デバイスのデバイス識別情報を通信ネットワークを介して販売処理装置に送信するデバイス送信部とを備え、販売処理装置が、デバイス識別情報に関連づけられた商品を特定する商品情報と、商品の販売益を取得する業者を特定する業者情報とを関連づけて記憶する装置記憶部と、デバイス送信部からデバイス識別情報を受信する装置受信部と、装置記憶部を参照しつつ装置受信部が受信したデバイス識別情報に関連づけられた商品情報を取得し、商品情報をデバイス識別情報に関連づけられた業者情報に対応する業者に提供する販売処理部とを備えた商品販売システムが開示されている(特許文献1参照)。この商品販売システムは、商品をユーザーに直接販売した業者以外の業者にも商品の販売益を配分することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
商品の販売環境が整っていないにもかかわらず各種複数の商品に対する購入のニーズがあるとともに商品の購入意欲が高い購入者が集まる土木建築現場や橋脚工事現場、トンネル工事現場、除染工事現場、イベント仮設会場、展示仮設会場等の所定期間のみ活動する商品の販売に不向きな各販売不向きエリアが各地に存在するとともに、通常の活動において商品の販売を行うことがない医療機関の施設や研究機関の施設、研究集会、研究発表会等の商品の販売に不向きな各販売不向きエリアが各地に存在する。
【0005】
販売不向きエリアでは、購入希望者が所望の商品を何時でも自由に購入することができず、所定の作業や活動に必要な商品を迅速に手に入れることができないのみならず、販売者が商品を届ける場所がなく、購入した商品を受け取る手立てがない。また、そのような販売不向きエリアにおいて商品を購入する場合、販売不向きエリアに販売者が各種複数の現物の商品を持ち込み、購入者に現金取引にて商品を販売する場合があるが、購入者がキャッシュレスにて商品を購入することができない。前記特許文献1に開示の商品販売システムは、商品をユーザーに直接販売した業者以外の業者にも商品の販売益を配分することはできるが、販売不向きエリアにおいて購入者に商品をキャッシュレスで円滑に購入させることはできない。
【0006】
本発明の目的は、商品の販売環境が整っていないにもかかわらず各種複数の商品に対する購入ニーズがあるとともに商品の購入意欲が高い購入者が集まる商品の販売に不向きな各販売不向きエリアにおいて、購入者が各種複数の商品を何時でも自由に購入することができ、購入者が所定の作業や活動に必要な商品を迅速に手に入れることができるとともに、購入した商品を購入者が確実に受け取ることができる商品販売配送システムを提供することにある。本発明の他の目的は、各販売不向きエリアにおいて購入者がキャッシュレスで各種複数の商品を購入することができ、購入後に商品の代金を決済することができる商品販売配送システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための本発明の前提は、インターネットを利用して各種複数の商品を販売しつつ、販売した商品を配送する商品販売配送システムである。
【0008】
前記前提における本発明の商品販売配送システムの特徴は、商品販売配送システムが、商品の販売に不向きな各販売不向きエリアに撤去可能に設置されて各種複数の商品の各種商品情報を示す商品情報画像をディスプレイに出力する出力装置と、商品を購入する複数の購入者が所持する各種複数の携帯通信端末と、それら販売不向きエリアに撤去可能に設置されて出力装置に接続され、配送された商品を収容する第1~第n収容ロッカーを備えた宅配ボックスと、商品を販売する販売者の販売者通信端末と、管理サーバとから形成され、出力装置が、商品情報画像と商品情報画像の商品を特定するとともに商品の価格及び商品を収容する宅配ボックスを特定する商品特定バーコードとを含む各種複数の商品データを出力する商品データ第1出力手段と、購入者が携帯通信端末に出力された携帯端末特定バーコードを出力装置に読み取らせることで出力装置のディスプレイに出力された商品を購入した場合、宅配ボックスの第1~第n収容ロッカーのうちの購入した購入商品を収容する収容ロッカーを決定する収容ロッカー決定手段と、収容ロッカー決定手段によって決定した収容ロッカーを特定する収容ロッカー特定情報をバーコードリーダ/ライタを利用して商品特定バーコードに付加する収容ロッカー特定情報付加手段とを有し、携帯通信端末が、収容ロッカー特定情報付加手段によって収容ロッカー特定情報が付加された商品特定バーコードを読み取ると、読み取った商品特定バーコードが示す購入商品の商品データ、購入商品を配送する宅配ボックス、購入商品を収容する収容ロッカーを示す収容ロッカー特定情報を管理サーバに送信する購入確定情報送信手段を有し、管理サーバが、購入確定情報送信手段によって携帯通信端末から送信された商品データが示す購入商品を、特定された宅配ボックスの収容ロッカー特定情報によって特定された収容ロッカーへ配送する配送指示を販売者通信端末に送信する配送指示送信手段を有することにある。
【0009】
本発明に係る商品販売配送システムの一例としては、出力装置が、購入商品の宅配ボックスへの配送状況を販売者通信端末から受信する配送状況第1受信手段と、携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品の宅配ボックスへの配送状況を出力する配送状況第1出力手段と、特定した携帯通信端末に購入商品の宅配ボックスへの配送状況を送信する配送状況第1送信手段とを含み、配送状況表示画面をコントロールパネルに出力する宅配ボックスが、購入商品の宅配ボックスへの配送状況を出力装置から受信する配送状況第2受信手段と、携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品の宅配ボックスへの配送状況を出力する配送状況第2出力手段と、特定した携帯通信端末に購入商品の宅配ボックスへの配送状況を送信する配送状況第2送信手段とを含む。
【0010】
本発明に係る商品販売配送システムの他の一例としては、出力装置が、収容ロッカー決定手段によって決定した収容ロッカーの収容ロッカー特定情報を宅配ボックスに送信する収容ロッカー第1送信手段を含み、出力装置と宅配ボックスとのうちの少なくとも一方が、携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品を収容する収容ロッカーの収容ロッカー特定情報を出力する収容ロッカー出力手段と、特定した携帯通信端末に購入商品を収容する収容ロッカーの収容ロッカー特定情報を送信する収容ロッカー第2送信手段とを含む。
【0011】
本発明に係る商品販売配送システムの他の一例としては、出力装置と宅配ボックスとのうちの少なくとも一方が、宅配ボックスの収容ロッカーに購入商品が収納された後、携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品の配送完了日時を出力する配送完了日時出力手段と、特定した携帯通信端末に購入商品の配送完了日時を送信する配送完了日時送信手段とを含む。
【0012】
本発明に係る商品販売配送システムの他の一例としては、出力装置が、携帯通信端末によって購入された購入商品の商品データを宅配ボックスに送信する商品データ第1送信手段を含み、出力装置と宅配ボックスとのうちの少なくとも一方が、携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品の商品データをその携帯通信端末に送信する商品データ第2送信手段とを含む。
【0013】
本発明に係る商品販売配送システムの他の一例としては、出力装置と宅配ボックスとのうちの少なくとも一方が、携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品を収容した収容ロッカーを解錠するロッカー解錠手段を含む。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る商品販売配送システムによれば、商品の販売に不向きな各販売不向きエリアに撤去可能に設置された出力装置が各種複数の商品の各種商品情報を示す商品情報画像を出力(表示)し、購入者が携帯通信端末を利用して出力装置に出力(表示)された各種商品情報の中から所定の商品を購入するから、商品の販売環境が整っておらず商品の販売に不向きであるにもかかわらず各種複数の商品に対する購入ニーズがあるとともに商品の購入意欲が高い購入者が集まる各販売不向きエリアに出力装置を設置し、その出力装置と購入者が所持する携帯通信端末とを利用して販売不向きエリアにおいて購入者が各種複数の商品から所望の商品を何時でも自由に購入することができる。商品販売配送システムは、購入者が所定の商品を購入した場合、購入商品の宅配ボックスへの配送指示が配送者に送信され、商品の販売者の配送担当者や販売者が委託する宅配業者等の配送者が購入商品を指定された宅配ボックスに配送するから、購入商品の盗難を防ぎつつ販売不向きエリアに設置された宅配ボックスを利用して購入した商品を購入者が確実に受け取ることができ、所定の作業や活動に必要な商品を販売不向きエリアにおいて購入者が迅速に入手することができるとともに、購入者が販売不向きエリアにおいて所定の作業や活動を滞りなく円滑に遂行することができる。商品販売配送システムは、例えば、購入商品の代金が購入者の口座から引き落とされ、又は、携帯通信端末にチャージされた電子マネーによって購入商品の代金が支払われるから、販売不向きエリアにおいて購入者がキャッシュレスで各種複数の商品を購入することができ、販売不向きエリアにおいて販売された購入商品の販売者への代金の未払いを防ぐことができる。
【0015】
出力装置が商品情報画像と商品情報画像の商品を特定するとともに商品の価格及び商品を収容する宅配ボックスを特定する商品特定バーコードとを含む各種複数の商品データを出力し、購入者が携帯通信端末によって商品特定バーコードを読み取って商品特定バーコードが特定する商品を購入し、商品特定バーコードが示す宅配ボックスへの購入商品の配送指示が配送者に送信される商品販売配送システムは、商品の販売に不向きな各販売不向きエリアに撤去可能に設置された出力装置が商品情報画像と商品情報画像の商品を特定するとともに商品の価格及び商品を収容する宅配ボックスを特定する商品特定バーコードとを含む各種複数の商品データを出力(表示)し、購入者が携帯通信端末を利用して商品特定バーコードを読み取って商品特定バーコードが特定する商品を購入するから、商品の販売環境が整っておらず商品の販売に不向きであるにもかかわらず各種複数の商品に対する購入ニーズがあるとともに商品の購入意欲が高い購入者が集まる各販売不向きエリアに出力装置を設置し、その出力装置と購入者が所持する携帯通信端末とを利用して販売不向きエリアにおいて購入者が各種複数の商品から所望の商品を何時でも自由に購入することができる。商品販売配送システムは、購入者が第1バーコードによって特定された商品を購入した場合、購入商品の宅配ボックスへの配送指示が配送者に送信され、商品の販売者の配送担当者や販売者が委託する宅配業者等の配送者が購入商品を指定された宅配ボックスに配送するから、購入商品の盗難を防ぎつつ販売不向きエリアに設置された宅配ボックスを利用して購入した商品を購入者が確実に受け取ることができ、所定の作業や活動に必要な商品を販売不向きエリアにおいて購入者が迅速に入手することができるとともに、購入者が販売不向きエリアにおいて所定の作業や活動を滞りなく円滑に遂行することができる。商品販売配送システムは、例えば、購入商品の代金が購入者の口座から引き落とされ、又は、携帯通信端末にチャージされた電子マネーによって購入商品の代金が支払われるから、販売不向きエリアにおいて購入者がキャッシュレスで各種複数の商品を購入することができ、販売不向きエリアにおいて販売された購入商品の販売者への代金の未払いを防ぐことができる。
【0016】
出力装置が購入商品の宅配ボックスへの配送状況を配送者から受信し、携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品の宅配ボックスへの配送状況を出力するともに、特定した携帯通信端末に購入商品の宅配ボックスへの配送状況を送信し、宅配ボックスが購入商品の宅配ボックスへの配送状況を出力装置から受信し、携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品の宅配ボックスへの配送状況を出力するとともに、特定した携帯通信端末に購入商品の宅配ボックスへの配送状況を送信する商品販売配送システムは、購入商品の宅配ボックスへの配送状況が出力装置や宅配ボックスに出力(表示)され、購入商品の宅配ボックスへの配送状況が出力装置や宅配ボックスから携帯通信端末に送信されるから、出力装置や宅配ボックス、携帯通信端末によって購入商品配送前や購入商品配送準備、購入商品配送中等の購入商品の配送状況を知ることができ、購入商品の宅配ボックスへの大凡の配送時期を知ることができる。商品販売配送システムは、商品の販売者の配送担当者や販売者が委託する宅配業者等の配送者によって購入商品が指定された宅配ボックスに配送されるから、購入商品の盗難を防ぎつつ販売不向きエリアに設置された宅配ボックスを利用して購入した商品を購入者が確実に受け取ることができ、所定の作業や活動に必要な商品を販売不向きエリアにおいて購入者が確実に入手することができる。
【0017】
出力装置が携帯通信端末によって所定の商品が購入された場合、宅配ボックスの第1~第n収容ロッカーのうちの購入商品を収容する収容ロッカーを決定し、決定した収容ロッカーへの購入商品の配送指示を配送者に送信する商品販売配送システムは、購入商品を収容する収容ロッカーが出力装置によって決定され、決定された収容ロッカーに購入商品が収容されるから、購入商品の盗難を防ぎつつ販売不向きエリアに設置された宅配ボックスを利用して購入した商品を購入者が確実に受け取ることができるとともに、所定の作業や活動に必要な商品を販売不向きエリアにおいて購入者が確実に入手することができる。
【0018】
出力装置が決定した収容ロッカーを特定する収容ロッカー特定情報を商品特定バーコードに付加し、収容ロッカー特定情報が付加された商品特定バーコードを利用し、商品特定バーコードに付加された収容ロッカー特定情報によって特定された収容ロッカーへの購入商品の配送指示を配送者に送信する商品販売配送システムは、商品特定バーコードを利用して特定の収容ロッカーへの購入商品の配送指示を配送者に送信するから、決定された収容ロッカーに購入商品が確実に収容され、購入商品の盗難を防ぎつつ販売不向きエリアに設置された宅配ボックスを利用して購入した商品を購入者が確実に受け取ることができるとともに、所定の作業や活動に必要な商品を販売不向きエリアにおいて購入者が確実に入手することができる。
【0019】
出力装置が決定した収容ロッカーを宅配ボックスに送信し、出力装置と宅配ボックスとのうちの少なくとも一方が携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品を収容する収容ロッカーを出力し、特定した携帯通信端末に購入商品を収容する収容ロッカーを送信する商品販売配送システムは、購入商品を収容する宅配ボックスの収容ロッカーが出力装置や宅配ボックスに出力(表示)され、購入商品を収容する宅配ボックスの収容ロッカーが出力装置や宅配ボックスから送信されるから、出力装置や宅配ボックス、携帯通信端末によって購入商品が収容される宅配ボックスの収容ロッカーを知ることができ、購入商品の盗難を防ぎつつ販売不向きエリアに設置された宅配ボックスを利用して購入した商品を購入者が確実に受け取ることができるとともに、所定の作業や活動に必要な商品を販売不向きエリアにおいて購入者が確実に入手することができる。
【0020】
出力装置と宅配ボックスとのうちの少なくとも一方が宅配ボックスの収容ロッカーに購入商品が収納された後、携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品の配送完了日時を出力し、特定した携帯通信端末に購入商品の配送完了日時を送信する商品販売配送システムは、購入商品の配送完了日時が出力装置や宅配ボックスに出力(表示)され、購入商品の配送完了日時が出力装置や宅配ボックスから携帯通信端末に送信されるから、出力装置や宅配ボックス、携帯通信端末によって購入商品が宅配ボックスの収容ロッカーに収容されたことを知ることができ、購入商品の盗難を防ぎつつ販売不向きエリアに設置された宅配ボックスを利用して購入した商品を購入者が確実に受け取ることができるとともに、所定の作業や活動に必要な商品を販売不向きエリアにおいて購入者が確実に入手することができる。
【0021】
出力装置が携帯通信端末によって購入された購入商品の商品データを宅配ボックスに送信し、出力装置と宅配ボックスとのうちの少なくとも一方が携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品の商品データをその携帯通信端末に送信する商品販売配送システムは、携帯通信端末によって購入された購入商品の各種複数の商品データが出力装置や宅配ボックスに出力(表示)され、携帯通信端末によって購入された購入商品の各種複数の商品データが出力装置や宅配ボックスから携帯通信端末に送信されるから、出力装置や宅配ボックス、携帯通信端末によって購入商品の各種複数の商品データを知ることができ、購入した商品の各種データを出力装置や宅配ボックス、携帯通信端末を利用して再確認することができる。
【0022】
出力装置と宅配ボックスとのうちの少なくとも一方が携帯通信端末を特定しつつ特定した携帯通信端末によって購入された購入商品を収容した収容ロッカーを解錠する商品販売配送システムは、出力装置や宅配ボックスが特定した携帯通信端末によって購入された購入商品を収容した収容ロッカーを解錠するから、販売不向きエリアに設置された宅配ボックスを利用して購入した商品を購入者が確実に受け取ることができ、所定の作業や所定の活動に必要な商品を販売不向きエリアにおいて購入者が確実に入手することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】一例として示す商品販売配送システムの構成図。
【
図3】デジタルサイネージ及び宅配ボックスが設置された土木建築現場や工事現場の仮2設ハウスや作業員休憩所の一例を示す図。
【
図4】デジタルサイネージのタッチディスプレイに表示されたメニュー画面の一例を示す図。
【
図5】デジタルサイネージのタッチディスプレイに表示された登録画面の一例を示す図。
【
図6】デジタルサイネージのタッチディスプレイに表示された商品選択画面の一例を示す図。
【
図7】デジタルサイネージのタッチディスプレイに表示された購入画面の一例を示す図。
【
図8】デジタルサイネージのタッチディスプレイに表示されたQRコード(登録商標)読み取り画面の一例を示す図。
【
図9】デジタルサイネージのタッチディスプレイに表示された配送状況表示画面の一例を示す図。
【
図10】宅配ボックスのコントロールパネルに表示されたホーム画面の一例を示す図。
【
図11】宅配ボックスのコントロールパネルに表示されたQRコード読み取り画面の一例を示す図。
【
図12】宅配ボックスのコントロールパネルに表示された配送状況表示画面の一例を示す図。
【
図13】デジタルサイネージのタッチディスプレイに表示された商品データ表示画面の一例を示す図。
【
図14】宅配ボックスのコントロールパネルに表示された商品データ表示画面の一例を示す図。
【
図15】デジタルサイネージのタッチディスプレイに表示された明細表示画面の一例を示す図。
【
図16】宅配ボックスのコントロールパネルに表示された明細表示画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
一例として示す商品販売配送システム10の構成図である
図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る商品販売システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、
図2は、一例として示す宅配ボックス12の斜視図である。
図1では、1台のデジタルサイネージ11や1台のスマートフォン13(携帯通信端末)、1台のタブレット14(携帯通信端末)を図示しているが、実際の商品販売配送システム10では、インターネット17(ネットワーク)に接続可能な複数台のデジタルサイネージ11や複数台のスマートフォン13、複数台のタブレット14が存在する。なお、2台以上の宅配ボックス12が設置されていてもよい。また、販売者サーバ(販売者通信端末)として、弁当の販売者の1台の販売者サーバ15aと、土木建築器具や土木建築材料、工事器具、工事材料の販売者の1台の販売者サーバ15bを図示し、1台の管理サーバ16を図示しているが、実際の商品販売システム10では、複数台の販売者サーバ及び複数台の管理者サーバが存在する。販売者には、商品の店舗販売業者、商品の通信販売業者、商品のネット販売業者等がある。
【0025】
商品販売配送システム10は、インターネット17上に存在するWebサイトを利用し、商品の販売に不向きな各地の各販売不向きエリアに各種複数の商品の購入場所を設定しつつ、それら購入場所において各種複数の商品を販売するとともに、それら購入場所に商品を配送する。購入場所として土木建築現場18の仮設ハウス20又は作業員休憩所21、工事現場19の仮設ハウス20又は作業員休憩所21を例示し、購入者として各種の作業員を例示するとともに、商品として各種複数の弁当、土木建築現場18で使用する各種複数の土木建築器具、土木建築現場18で使用する各種複数の土木建築材料、工事現場19で使用する各種複数の工事器具、工事現場19で使用する各種複数の工事材料を例示して商品販売配送システム10を説明する。
【0026】
なお、商品の販売に不向きな各地の各販売不向きエリアの商品の購入場所は、図示のそれらに限定されず、各販売不向きエリアの商品の購入場所には、購入者が集まるイベント仮設会場、展示仮設会場、医療機関の施設、研究機関の施設、研究集会、研究発表会等のあらゆる販売不向きエリアの購入場所が含まれる。また、購入者は作業員に限定されず、商品を購入可能なあらゆる購入者が含まれる。さらに、商品に特に制限はなく、有償又は無償で商取引される現存のあらゆる商品や将来売り出されるあらゆる商品が含まれる。
【0027】
土木建築現場18には、集合住宅(マンション)やビル(オフィスビル)、工場、橋梁、ダム、空港等のあらゆる人工の建造物を建設する現場が含まれる。工事現場19には、道路工事やトンネル工事、除染工事等のあらゆる工事の現場が含まれる。作業員には、土木建築現場18及び工事現場19で働く建築作業員(鉄筋工、型枠工、左官工、大工、解体工等)や工事作業員、土木作業員、除染作業員等のあらゆる作業員が含まれる。
【0028】
商品販売配送システム10は、ネットワーク対応のデジタルサイネージ11(出力装置)と、ネットワーク対応の宅配ボックス12と、スマートフォン13(携帯通信端末)又はタブレット14(携帯通信端末)と、販売者サーバ15a,15b(販売者通信端末)及び管理者サーバ16とから形成されている。出力装置には、デジタルサイネージ11の他に、ネットワーク対応の各種ディスプレイを利用することもできる。デジタルサイネージ11及び宅配ボックス12は、土木建築現場18の土木建築期間に使用される仮設ハウス20(各販売不向きエリアの購入場所及び受取場所)や作業員休憩所21(各販売不向きエリアの購入場所び受取場所)に設置されるとともに、工事現場19の工事期間に使用される仮設ハウス20(各販売不向きエリアの購入場所及び受取場所)や作業員休憩所21(各販売不向きエリアの購入場所び受取場所)に設置される。
【0029】
土木建築現場18や工事現場19の仮設ハウス20及び作業員休憩所21は、建造物の建設前に土木建築現場18に設置(仮設)され、工事現場19の工事前にその工事現場に設置(仮設)される。デジタルサイネージ11及び宅配ボックス12は、土木建築現場18や工事現場19の仮設ハウス20や作業員休憩所21の設置と略同時期に仮設ハウス20の内部や作業員休憩所21の内部に設置される。土木建築現場18の仮設ハウス20や作業員休憩所21は、土木建築現場18の土木建築期間の終了(建築物の完成)によって解体され、土木建築現場18から撤去され、工事現場19の仮設ハウス20や作業員休憩所21は、工事現場19の工事期間の終了(工事の完成)によって解体され、工事現場19から撤去される。
【0030】
デジタルサイネージ11及び宅配ボックス12は、土木建築現場18の仮設ハウス20や作業員休憩所21の解体(土木建築現場18の建築期間の終了)と略同時期に仮設ハウス20や作業員休憩所21から撤去され、工事現場19の仮設ハウス20や作業員休憩所21の解体(工事現場の工事期間の終了)と略同時期に仮設ハウス20や作業員休憩所21から撤去される。土木建築現場18や工事現場19の仮設ハウス20や作業員休憩所21から撤去されたデジタルサイネージ11及び宅配ボックス12は、次の土木建築現場18(新たな土木建築現場18)の土木建築期間に使用される仮設ハウス20又は作業員休憩所21に設置され、次の工事現場19(新たな工事現場19)の工事期間に使用される仮設ハウス20や作業員休憩所21に設置される。
【0031】
デジタルサイネージ11は、文字や動画、静止画を表示するタッチディスプレイ22(表示装置)と、タッチディスプレイ22に表示する文字や動画、静止画の各データを制御するコントロール装置(制御装置)と、公衆回線等で販売者サーバ15a,15b(広告配信元)から各種データを受信するデジタル通信装置と、各種データを保存するストレージと、バーコードリーダ/ライタとから形成されている。デジタルサイネージ11の表示装置としてタッチディスプレイ22を図示しているが、表示装置としてスタンドアロンやマルチディスプレイ、5Kサイネージ、6Kサイネージ、映像プロジェクタ、LEDディスプレイを使用することができ、今後開発されるあらゆる表示装置を使用することができる。
【0032】
デジタルサイネージ11のコントロール装置は、中央処理部(CPU又はMPU)とメモリ(メインメモリ及びキャッシュメモリ)とを有して独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作する物理的なコンピュータであり、映像表示制御部、通信制御部、大容量記憶領域を備えている。デジタルサイネージ11は、デジタル通信装置を介してインターネット17上に存在する所定のWebサイトに接続可能であり、Webサイトから各種複数の商品データを受信する。
【0033】
デジタルサイネージ11のコントロール装置の大容量記憶領域には、デジタルサイネージ11のURL、デジタルサイネージ11を特定するデジタルサイネージ特定情報(デジタルサイネージ特定識別子)、デジタルサイネージ個別情報(設置場所情報)、宅配ボックス12を特定する宅配ボックス特定情報(宅配ボックス特定識別子)、宅配ボックス12の第1~第25収容ロッカー24a~24yを特定する収容ロッカー特定情報(収容ロッカー特定識別子)が格納されている。更に、WebサイトのURL、販売者サーバ15a,15bのURL及びメールアドレス、販売者サーバ15a,15bの販売者サーバ特定情報(販売者サーバ特定識別子)、管理サーバ16のURL及びメールアドレス、管理サーバ16の管理サーバ特定情報(管理サーバ特定識別子)が格納(記憶)されている。デジタルサイネージ11のコントロール装置は、バーコードリーダ/ライタを利用して後記する商品特定QRコード23や携帯端末特定QRコード26を生成し、商品特定QRコード23に所定の収容ロッカーを特定する収容ロッカー特定情報を付加(追加)する。
【0034】
デジタルサイネージ特定情報には、デジタルサイネージ11の固体識別番号を利用することができる他、デジタルサイネージ11がそれを識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子をデジタルサイネージ特定情報にすることもできる。デジタルサイネージ個別情報(設置場所情報)には、デジタルサイネージ11や宅配ボックス12が設置された土木建築現場18や工事現場19の住所や電話番号、FAX番号がある。宅配ボックス特定情報には、宅配ボックス12の固体識別番号を利用することができる他、デジタルサイネージ11が宅配ボックス12を識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子を宅配ボックス特定情報にすることもできる。
【0035】
商品データには、各種複数の弁当の各種複数の商品情報を示す弁当情報画像(商品情報画像)と、弁当情報画像の弁当(商品)を特定するとともに弁当の価格及び弁当を収容する宅配ボックス12(宅配ボックス12の画像、宅配ボックス12の名称、宅配ボックス12の設置住所)を示す商品特定QRコード(登録商標)23(二次元バーコード)(第1バーコード)とを含む商品データがある。弁当の各種複数の商品情報には、弁当の画像の他、弁当名や弁当の価格、弁当の原材料、おかず、レシピ、調理方法、調理時間等の弁当に関するあらゆるデータが含まれる。
【0036】
商品データには、各種複数の土木建築器具の各種複数の商品情報を示す土木建築器具情報画像(商品情報画像)と、土木建築器具情報画像の土木建築器具(商品)を特定するとともに土木建築器具の価格及び土木建築器具を収容する宅配ボックス12(宅配ボックス12の画像、宅配ボックス12の名称、宅配ボックス12の設置住所)を示す商品特定QRコード23(二次元バーコード)(第1バーコード)とを含む商品データがある。土木建築器具の各種複数の商品情報には、土木建築器具の画像の他、土木建築器具の名称や土木建築器具の価格、土木建築器具の材質、土木建築器具の使用方法等の土木建築器具に関するあらゆるデータが含まれる。
【0037】
商品データには、各種複数の土木建築材料の各種複数の商品情報を示す土木建築材料情報画像(商品情報画像)と、土木建築材料情報画像の土木建築材料(商品)を特定するとともに土木建築材料の価格及び土木建築材料を収容する宅配ボックス12(宅配ボックス12の画像、宅配ボックス12の名称、宅配ボックス12の設置住所)を示す商品特定QRコード23(二次元バーコード)(第1バーコード)とを含む商品データがある。土木建築材料の各種複数の商品情報には、土木建築材料の画像の他、土木建築材料の名称や土木建築材料の価格、土木建築材料の材質、土木建築材料の使用方法等の土木建築材料に関するあらゆるデータが含まれる。
【0038】
商品データには、各種複数の工事器具の各種複数の商品情報(工事器具名、工事器具価格、工事器具の使用方法等)を示す工事器具情報画像(商品情報画像)と、工事器具情報画像の工事器具(商品)を特定するとともに工事器具の価格及び工事器具を収容する宅配ボックス12(宅配ボックス12の画像、宅配ボックス12の名称、宅配ボックス12の設置住所)を示す商品特定QRコード23(二次元バーコード)(第1バーコード)とを含む商品データがある。工事器具の各種複数の商品情報には、工事器具の画像の他、工事器具の名称、工事器具の価格、工事器具の材質、工事器具の使用方法等の工事器具に関するあらゆるデータが含まれる。
【0039】
商品データには、各種複数の工事材料の各種複数の商品情報(工事材料名、工事材料価格、工事材料の利用方法等)を示す工事材料情報画像(商品情報画像)と、工事材料情報画像の工事材料を特定するとともに工事材料の価格及び工事材料を収容する宅配ボックス12(宅配ボックス12の画像、宅配ボックス12の名称、宅配ボックス12の設置住所)を示す商品特定QRコード23(二次元バーコード)(第1バーコード)とを含む商品データがある。工事材料の各種複数の商品情報には、工事材料の画像の他、工事材料の名称、工事材料の価格、工事材料の材質、工事材料の使用方法等の工事材料に関するあらゆるデータが含まれる。
【0040】
二次元バーコードとしてQRコードが使用されているが、QRコードの他の二次元バーコード(SPコードやベリコード、マキシコード、CPコード、DataMatrix、Code1、AztecCode、Super Code、Ultra Code等)を使用することもできる。また、バーコードとしてJANコードやEANコード、UPCコード、ITFコード、CODE39、NW-7、CODE128等の一次元バーコードを使用することができ、また、今後開発されるあらゆるバーコードを使用することができる。
【0041】
宅配ボックス12は、縦方向と横方向とへ並ぶ複数の第1~第25収容ロッカー24a~24y(第1~第n収容ロッカー)と、収容ロッカー24a~24yへの荷物(宅配便)の収納時(預け入れ時)や収容ロッカー24a~24yからの荷物の取り出し時(受け取り時)に操作するコントロールパネル25(液晶タッチパネル、ICタグ(ICチップ)リーダ又はバーコードリーダ)とを有し、宅配便によって配送された荷物(商品)を収容しつつ収容された荷物(商品)を収受する。宅配便には、荷物を車両によって配送する通常の宅配便の他、幹線輸送に航空機を利用する航空宅配便、保冷設備を有して保冷が必要な荷物を配送するクール宅配便、国際航空小口輸送である国際宅配便が含まれる。
【0042】
宅配ボックス12には、中央処理部(CPU又はMPU)とメモリ(メインメモリ及びキャッシュメモリ)とを有して独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作する物理的なコントローラー(コンピュータ)(図示せず)と非常用電源(バッテリー)(図示せず)とが内蔵され、大容量記憶領域が実装されている。宅配ボックス12(コントローラー)は、インターフェイスを介してデジタルサイネージ11(コントロール装置)に接続されている。コントロールパネル25(液晶タッチパネル、ICタグ(ICチップ)リーダ又はバーコードリーダ)は、コントローラーに接続されている。なお、収容ロッカー24a~24yの数について特に制限はなく、任意の数の収容ロッカー(第1~第n収容ロッカー)を設置することができる。
【0043】
宅配ボックス12の記憶領域には、販売者又は宅配業者を特定する配送者番号(配送者識別子)が格納(記憶)されているとともに、配送者データが配送者番号(依頼者識別子)に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。配送者番号(配送者識別子)は、配送者(販売者、宅配業者)を特定する番号であり、ユニークな番号が使用される。配送者データには、配送者の名称、配送者の住所や連絡先、配送者のメールアドレスやURL等がある。
【0044】
デジタルサイネージ11(コントロール装置)は、インターネット17を介して管理会社(管理法人)の管理サーバ16に接続されている。デジタルサイネージ11は、インターネット17を利用して各種情報を管理サーバ16に送信することができるとともに、インターネット17を利用して各種情報を管理サーバ16から受信することができる。デジタルサイネージ11は、販売者サーバ15a,15bのURLを使用して販売者サーバ15a,15bにアクセスかつログインすることができ、インターネット17を利用して各種情報を販売者サーバ15a,15bに送信することができるとともに、インターネット17を利用して各種情報を販売者サーバ15a,15bから受信することができる。宅配ボックス12は、電気式であって遠隔監視・遠隔操作機能を備えたオンライン方式であり、センサによって扉の開閉や荷物の状態がチェックされ、管理会社(管理サーバ16)の遠隔監視の下、24時間体制でセキュリティーが確保されている。
【0045】
スマートフォン13(携帯通信端末)やタブレット14(携帯通信端末)は、土木建築現場18や工事現場19で働く作業者(購入者)が所持している。なお、携帯通信端末には携帯情報端末(PDA)も含まれ、さらに、今後開発されるインターネット17に接続可能なあらゆる携帯通信端末が含まれる。商品販売配送システム10において利用されるスマートフォン13は、それぞれ機種が異なるとともにそれらを提供するキャリア(メーカー)が異なる。商品販売配送システム10において利用されるタブレット14は、それぞれ機種が異なるとともにそれらを提供するメーカーが異なる。
【0046】
スマートフォン13やタブレット14は、中央処理部(CPU又はMPU)とメモリ(メインメモリ及びキャッシュメモリ)とを有して独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作する物理的なコンピュータを内蔵し、大容量記憶領域(大容量ハードディスク等)を実装している。スマートフォン13やタブレット14は、それらのメモリに格納されたウェブブラウザを利用してインターネット17に接続可能であり、インターネット17を利用して不特定多数の他のサーバ(物理サーバや仮想サーバ)にアクセスかつログインすることができるとともに、インターネット17において各種検索エンジンを利用することができる。スマートフォン13やタブレット14は、デジタル撮影機能(デジタルカメラ機能)を有する。
【0047】
スマートフォン13やタブレット14の記憶領域には、それらを特定する携帯通信端末特定情報、それらを使用する権限を有する作業者(購入者)の個人情報、販売者サーバ15a,15b及び管理サーバ16のURLが格納されている。スマートフォン13やタブレット14は、販売者サーバ15a,15bや管理サーバ16のURLを使用して販売者サーバ15a,15bや管理サーバ16にアクセスかつログインすることができ、インターネット17を利用して各種情報を販売者サーバ15a,15bや管理サーバ16に送信することができるとともに、インターネット17を利用して各種情報を販売者サーバ15a,15bや管理サーバ16から受信することができる。
【0048】
携帯通信端末特定情報には、スマートフォン13やタブレット14のメールアドレス、Cookie情報、固体識別番号等を利用することができる他、スマートフォン13やタブレット14がそれらを識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子を携帯通信端末特定情報にすることもできる。個人情報には、ID番号やパスワード、作業者の氏名、作業者の住所、作業者の電話番号、作業者のFAX番号、年齢、性別、メールアドレス等がある。なお、このシステム10を利用する作業者は、購入した商品の金額を自己の口座から引き落とす販売者の販売会社(販売法人)又はシステム管理者の管理会社(管理法人)と事前に決済契約を締結している。
【0049】
販売者サーバ15a,15b(販売者通信端末)及び管理サーバ16は、中央処理部(CPU又はMPU)とメモリ(メインメモリ及びキャッシュメモリ)とを有して独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作する物理的なコンピュータであり、大容量記憶領域(大容量ハードディスク等)を実装している。販売者サーバ15a,15b及び管理サーバ16は、販売者や管理者が契約するデータセンター(クラウドを含む)に設置されている。なお、販売者サーバ15a,15b及び管理サーバ16が販売者及び管理者の事業所に設置される場合もある。販売者は、デジタルサイネージ11を利用して土木建築現場18や工事現場19の仮設ハウス20や作業員休憩所21において作業者に弁当(商品)を販売するとともに、土木建築器具や土木建築材料、工事器具、工事材料を販売する。販売者又は管理者は、作業者(購入者)が購入した商品の代金を作業者の口座から引き落とす。
【0050】
販売者サーバ15a,15b及び管理サーバ16は、DNSサーバ機能、データベースサーバ機能、Webサーバ機能、メールサーバ機能、ドキュメントサーバ機能の各種サーバ機能を有し、インターネット17に接続された各種複数のDNSサーバ等を経由しつつ、インターネット17を利用してアクセス制限がない他のあらゆるサーバにアクセスかつログインすることができるとともに、インターネット17において各種検索エンジンを利用することができる。販売者サーバ15a,15b及び管理サーバ16には、図示はしていないが、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。
【0051】
販売者サーバ15a,15bの記憶領域には、販売者サーバ15a,15bの販売者サーバ特定情報(販売者サーバ特定識別子)、WebサイトのURL、スマートフォン13やタブレット14のURL及びメールアドレス、スマートフォン13やタブレット14の携帯通信端末特定情報、デジタルサイネージ11のURL、デジタルサイネージ11を特定するデジタルサイネージ特定情報(デジタルサイネージ特定識別子)、デジタルサイネージ個別情報、販売者個別情報が格納(記憶)されている。
【0052】
管理サーバ16の記憶領域には、管理サーバ16の管理サーバ特定情報(管理サーバ特定識別子)、WebサイトのURL、スマートフォン13やタブレット14のURL及びメールアドレス、スマートフォン13やタブレット14の携帯通信端末特定情報、デジタルサイネージ11のURL、デジタルサイネージ11を特定するデジタルサイネージ特定情報(デジタルサイネージ特定識別子)、デジタルサイネージ個別情報、管理者個別情報が格納(記憶)されている。販売者個別情報や管理者個別情報には、販売者サーバ15a,15bや管理サーバ16のID番号やパスワード、販売者や管理者の名称(法人名、代表者名等)、販売者や管理者の住所、販売者や管理者の電話番号、販売者や管理者のFAX番号、販売者が販売する各種複数の商品データ等がある。
【0053】
図3は、デジタルサイネージ11及び宅配ボックス12が設置された土木建築現場18や工事現場19の仮設ハウス20や作業員休憩所21の一例を示す図である。
図3に示すように、デジタルサイネージ11及び宅配ボックス12が土木建築現場18や工事現場19の仮設ハウス20や作業員休憩所21(各販売不向きエリアの購入場所び受取場所)に設置されると、デジタルサイネージ11のコントロール装置は、デジタル通信装置を利用してインターネット17に接続し、販売者サーバ15a,15bのURLを使用して販売者サーバ15a,15bにアクセスかつログインする。販売者サーバ15a,15bにログインしたデジタルサイネージ11のコントロール装置は、デジタルサイネージ11のURL、デジタルサイネージ特定情報(デジタルサイネージ特定識別子)、デジタルサイネージ個別情報(購入場所情報)、宅配ボックス特定情報、収容ロッカー特定情報を販売者サーバ15a,15bに送信する(設置場所情報送信手段)。
【0054】
設置場所情報送信手段によって送信されたデジタルサイネージ11のURLやデジタルサイネージ特定情報、デジタルサイネージ個別情報、宅配ボックス特定情報、収容ロッカー特定情報は、販売者サーバ15a,15bの大容量記憶領域に格納(記憶)される(デジタルサイネージデータ・宅配ボックス記憶手段)。販売者サーバ15a,15bは、デジタルサイネージ11からデジタルサイネージ11のURLやデジタルサイネージ特定情報、デジタルサイネージ個別情報、宅配ボックス特定情報、収容ロッカー特定情報が送信された後、デジタルサイネージ11のURLを使用してデジタルサイネージ11にアクセスかつログインし、デジタルサイネージ11にWebサイトのURL、販売者サーバ15a,15bのURL及びメールアドレス、販売者サーバ15a,15bの販売者サーバ特定情報(販売者サーバ特定識別子)を送信する。販売者サーバ15a,15bから送信された販売者サーバ15a,15bのURL及びメールアドレス、販売者サーバ特定情報は、デジタルサイネージ11のコントロール装置の記憶領域に格納(記憶)される(販売者サーバデータ記憶手段)。
【0055】
販売者サーバ15aは、インターネット17に接続し、WebサイトのURLを使用してインターネット17上に存在するWebサイトにアクセスかつログインした後、各種複数の弁当の各種複数の商品情報を示す弁当情報画像(商品情報画像)と、弁当情報画像の弁当(商品)を特定するとともに弁当の価格及び弁当を収容する宅配ボックス12(宅配ボックス12の画像、宅配ボックス12の名称、宅配ボックス12の設置住所)を示す商品特定QRコード23(二次元バーコード)(第1バーコード)とを含む商品データをWebサイトに登録する(商品データ登録手段)。販売者サーバ15aは、弁当の内容が改変(追加、変更、削除)された場合、改変された各種複数の弁当の各種複数の商品情報を示す弁当情報画像(商品情報画像)と、改変された弁当情報画像の弁当を特定するとともに弁当の価格及び弁当を収容する宅配ボックス12を示す商品特定QRコード23(第1バーコード)とを含む商品データをWebサイトにおいて更新する(商品データ更新手段)。
【0056】
販売者サーバ15bは、各種複数の土木建築器具(商品)の各種複数の商品情報を示す土木建築器具情報画像(商品情報画像)と、土木建築器具情報画像の土木建築器具を特定するとともに土木建築器具の価格及び土木建築器具を収容する宅配ボックス12(宅配ボックス12の画像、宅配ボックス12の名称、宅配ボックス12の設置住所)を示す商品特定QRコード23(二次元バーコード)(第1バーコード)とを含む商品データをWebサイトに登録する(商品データ登録手段)。販売者サーバ15bは、土木建築器具の内容が改変(追加、変更、削除)された場合、改変された各種複数の土木建築器具の各種複数の商品情報を示す土木建築器具情報画像(商品情報画像)と、改変された土木建築器具情報画像の土木建築器具を特定するとともに土木建築器具の価格及び土木建築器具を収容する宅配ボックス12を示す商品特定QRコード23(第1バーコード)とを含む商品データをWebサイトにおいて更新する(商品データ更新手段)。
【0057】
販売者サーバ15bは、各種複数の土木建築材料(商品)の各種複数の商品情報を示す土木建築材料情報画像(商品情報画像)と、土木建築材料情報画像の土木建築材料を特定するとともに土木建築材料の価格及び土木建築材料を収容する宅配ボックス12(宅配ボックス12の画像、宅配ボックス12の名称、宅配ボックス12の設置住所)を示す商品特定QRコード23(二次元バーコード)(第1バーコード)とを含む商品データをWebサイトに登録する(商品データ登録手段)。販売者サーバ15bは、土木建築材料の内容が改変(追加、変更、削除)された場合、改変された各種複数の土木建築材料の各種複数の商品情報を示す土木建築材料情報画像(商品情報画像)と、改変された土木建築材料情報画像の土木建築材料を特定するとともに土木建築材料の価格及び土木建築材料を収容する宅配ボックス12を示す商品特定QRコード23(第1バーコード)とを含む商品データを含む商品データをWebサイトにおいて更新する(商品データ更新手段)。
【0058】
販売者サーバ15bは、各種複数の工事器具(商品)の各種複数の商品情報(工事器具名、工事器具価格、工事器具の使用方法等)を示す工事器具情報画像(商品情報画像)と、工事器具情報画像の工事器具を特定するとともに工事器具の価格及び工事器具を収容する宅配ボックス12(宅配ボックス12の画像、宅配ボックス12の名称、宅配ボックス12の設置住所)を示す商品特定QRコード23(二次元バーコード)(第1バーコード)とを含む商品データをWebサイトに登録する(商品データ登録手段)。販売者サーバ15bは、工事器具の内容が改変(追加、変更、削除)された場合、改変された各種複数の工事器具の各種複数の商品情報(工事器具名、工事器具価格、工事器具の使用方法等)を示す工事器具情報画像(商品情報画像)と、改変された工事器具情報画像の工事器具を特定するとともに工事器具の価格及び工事器具を収容する宅配ボックス12を示す商品特定QRコード23(第1バーコード)とを含む商品データをWebサイトにおいて更新する(商品データ更新手段)。
【0059】
販売者サーバ15bは、各種複数の工事材料(商品)の各種複数の商品情報(工事材料名、工事材料価格、工事材料の利用方法等)を示す工事材料情報画像(商品情報画像)と、工事材料情報画像の工事材料を特定するとともに工事材料の価格及び工事材料を収容する宅配ボックス12(宅配ボックス12の画像、宅配ボックス12の名称、宅配ボックス12の設置住所)を示す商品特定QRコード23(二次元バーコード)(第1バーコード)とを含む商品データをWebサイトに登録する(商品データ登録手段)。販売者サーバ15bは、工事材料の内容が改変(追加、変更、削除)された場合、改変された各種複数の工事材料の各種複数の商品情報(工事材料名、工事材料価格、工事材料の利用方法等)を示す工事材料情報画像(商品情報画像)と、改変された工事材料情報画像の工事材料を特定するとともに工事材料の価格及び工事材料を収容する宅配ボックス12を示す商品特定QRコード23(第1バーコード)とを含む商品データをWebサイトにおいて更新する(商品データ更新手段)。
【0060】
デジタルサイネージ11のコントロール装置は、デジタル通信装置を利用してインターネット17に接続し、WebサイトのURLを使用してインターネット17上に存在するWebサイトにアクセスかつログインした後、Webサイトに登録された弁当の商品データ、Webサイトに登録された土木建築器具の商品データ、Webサイトに登録された土木建築材料の商品データ、Webサイトに登録された工事器具の商品データ、Webサイトに登録された工事材料の商品データをWebサイトから受信する(商品データ受信手段)。デジタルサイネージ11のコントロール装置は、Webサイトから受信した弁当に関する商品データや土木建築器具に関する商品データ、土木建築材料に関する商品データ、工事器具に関する商品データ、工事材料に関する商品データを記憶領域に格納(記憶)する(商品データ記憶手段)。
【0061】
商品販売配送システム10は、販売者サーバ15a,15b(販売者通信端末)が各種複数の商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の商品データをWebサイトに登録するとともに、販売者サーバ15a,15bが各種複数の商品の商品データをWebサイトにおいて更新するから、デジタルサイネージ11が登録された各種複数の商品の商品データや更新された各種複数の商品の商品データをWebサイトから受信することができ、デジタルサイネージ11を利用して仮設ハウス20(各販売不向きエリア)や作業員休憩所21(販売不向きエリア)において販売者が各種複数の商品を販売することができる。
【0062】
図4は、デジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22(表示装置)に表示されたメニュー画面の一例を示す図であり、
図5は、デジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示された登録画面の一例を示す図である。
図6は、デジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示された商品選択画面の一例を示す図であり、
図7は、デジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示された購入画面の一例を示す図である。以下、作業者が所持するスマートフォン13による弁当(商品)の購入手順を説明する。
【0063】
各種複数の商品データや宣伝データを記憶したデジタルサイネージ11を起動させると、
図4に示すメニュー画面がデジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示される。メニュー画面には、弁当購入ボタン4a、土木建築器具購入ボタン4b、土木建築材料購入ボタン4c、工事器具購入ボタン4d、工事材料購入ボタン4e、配送状況ボタン4f、商品データボタン4g、商品受取ボタン4h、明細表示ボタン4i、初回購入ボタン4jが表示される。デジタルサイネージを利用して商品を初めて購入する場合、初回購入ボタン4jをタップ(クリック)する。
【0064】
初回購入ボタン4jをタップすると、デジタルサイネージ11のコントロール装置は、バーコードリーダ/ライタを利用して作業者(購入者)が所持するスマートフォン13(携帯通信端末)を特定するために使用する携帯端末特定QRコード26(二次元バーコード)(第2バーコード)を生成し、
図5に示す登録画面をタッチディスプレイ22に表示する。登録画面には、生成した携帯端末特定QRコード26を表示したQRコード表示エリア5a、特定用QRコードの読み取りメッセージを表示したメッセージ表示エリア5b、読み取り完了ボタン5cが表示される。作業者は、タッチディスプレイ22のQRコード表示エリア5aに表示された携帯端末特定QRコード26をスマートフォン13に読み取らせる(撮影する)。携帯端末特定QRコード26をスマートフォン13に読み取らせると、デジタルサイネージ11及び宅配ボックス12の管理会社のホームページへのアクセスボタンとホームページへのアクセスメッセージとがスマートフォン13のタッチパネルに表示される。
【0065】
作業者は、アクセスボタンをタップして管理会社の管理サーバ16へアクセスし、管理会社のホームページにおいてこのシステム10を実施するのに必要なアプリケーションをダウンロードする。作業者は、販売会社の販売者サーバ15a,15b又は管理会社の管理サーバ16に各種情報(携帯通信端末特定情報及び作業者の個人情報(クレジットカード情報、銀行口座情報を含む))を登録する。なお、デジタルサイネージ11が携帯端末特定QRコード26を生成することなく、初回購入ボタン4jをタップした後、スマートフォン13の携帯通信端末特定情報がデジタルサイネージ11に格納(記憶)され、又は、デジタルサイネージ11がスマートフォン13を認定する携帯通信端末認定情報(携帯通信端末認定識別子)を生成し、その携帯通信端末認定情報がスマートフォン13に格納(記憶)されてもよい。スマートフォン13に携帯端末特定QRコード26を読み取らせた後、又は、スマートフォン13の携帯通信端末特定情報がデジタルサイネージ11に格納された後、あるいは、携帯通信端末認定情報(携帯端末特定識別子)がスマートフォン13に格納(記憶)された後、読み取り完了ボタンをタップすると、
図4のメニュー画面がデジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示される。
【0066】
作業者(購入者)が弁当(商品)を購入する場合、デジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示された弁当購入ボタン4aをタップ(クリック)する。弁当購入ボタン4aをタップすると、デジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22には、
図6に示す商品選択画面(弁当選択画面)が表示される。商品選択画面には、各種複数の弁当(商品)の静止画を表示した複数の商品(弁当)画像表示エリア6a、スクロールボタン6bが表示される(商品データ第1出力手段)。スクロールボタン6bをタップすると、次ページの商品選択画面(弁当選択画面)が表示される。
【0067】
それら弁当(商品)画像表示エリア6aから所定の弁当(商品)をタップ(選択)すると、
図7に示す購入画面がデジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示される。購入画面には、選択した弁当(商品)の静止画及び商品特定QRコード23を表示した商品(弁当)画像表示エリア7a(商品データ第1出力手段)、選択した弁当(商品)の詳細説明を表示した商品(弁当)情報表示エリア7b(商品情報出力手段)、スマートフォン13のタッチパネルに表示された携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を入力する(読み取らせる)QRコード入力エリア7c、購入確定ボタン7d、キャンセルボタン7e、初回購入ボタン7fが表示される。
図4のメニュー画面において初回購入の手続きをし忘れた場合、初回購入ボタン7fをタップし、初回購入の手続きを行う。
【0068】
商品(弁当)画像表示エリア7aには、選択した弁当(商品)の弁当情報画像(商品情報画像)、選択した弁当情報画像の弁当(商品)を特定するとともに弁当(商品)の価格及び弁当(商品)を収容する宅配ボックス12(宅配ボックス12の画像、宅配ボックス12の名称、宅配ボックス12の設置住所)を示す商品特定QRコード23(第1バーコード)が表示される。キャンセルボタン7eをタップすると、
図4のメニュー画面に戻る。
【0069】
購入画面に表示された商品(弁当)画像表示エリア7aの弁当(商品)を購入する場合、作業者は、スマートフォン13のタッチパネルに携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を表示させ、タッチパネルに表示させた携帯端末特定QRコード26をQRコード入力エリア7cにかざし、携帯端末特定QRコード26をデジタルサイネージ11に入力する(読み取らせる)。又は、スマートフォン13から携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報をデジタルサイネージ11に送信する。携帯端末特定QRコード26又は携帯通信端末特定情報あるいは携帯通信端末認定情報をデジタルサイネージ11に入力すると、QRコード入力済みメッセージや携帯通信端末特定情報入力済みメッセージ、携帯通信端末認定情報入力済みメッセージと購入確定ボタン7dのタップメッセージとが購入画面に表示される。作業者は、メッセージにしたがって購入確定ボタン7dをタップする。
【0070】
購入確定ボタン7dをタップすると、デジタルサイネージ11のコントロール装置は、購入された弁当(購入商品)を収容する宅配ボックス12の収容ロッカー24a~24y(第1収容ロッカー24a~第25収容ロッカー24yのうちのいずれか)を決定し(収容ロッカー決定手段)、バーコードリーダ/ライタを利用し、決定した収容ロッカー24a~24yの収容ロッカー特定情報(収容ロッカー識別子)を商品(弁当)画像表示エリア7aに表示された商品特定QRコードに付加(追加)するとともに(収容ロッカー特定情報付加手段)、弁当情報画像に表示された商品特定QRコード23の読み取り指示メッセージ(図示せず)を購入画面に表示する。
【0071】
作業者は、スマートフォン13のデジタル撮影機能を利用し、QRコード読み取り指示メッセージにしたがって商品(弁当)画像表示エリア7aに表示された商品特定QRコード23をスマートフォン13に入力する(読み込む)。商品特定QRコード23を読み込むと、図示はしていないが、スマートフォン13のタッチパネルにQRコード読み取り確認ボタンが表示される。なお、弁当の購入をキャンセルする場合は、スマートフォン13の戻るボタンをタップする。作業者がQRコード読み取り確認ボタンをタップすると、購入受付メッセージ、購入した弁当(商品)画像、弁当(商品)金額、決済ボタンがスマートフォン13のタッチパネルに表示される。
【0072】
作業者がスマートフォン13の決済ボタンをタップすると、弁当(商品)の購入が完了するとともに(商品購入手段)、読み込んだ商品特定QRコード23が示す商品データ(弁当の弁当情報画像と弁当情報画像の弁当の価格及び弁当の購入場所)を含む弁当(購入商品)の購入確定情報、弁当(商品)を配送する宅配ボックス12(宅配ボックス12の画像、宅配ボックス12の名称、宅配ボックス12の設置住所)の収容ロッカー24a~24y(第1収容ロッカー24a~第25収容ロッカー24yのうちのいずれかのロッカー)の収容ロッカー特定番号、携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)又は携帯通信端末特定情報あるいは携帯通信端末認定情報がインターネット17を介して管理会社の管理サーバ16(決済者サーバ)に送信される(購入確定情報送信手段)。
【0073】
デジタルサイネージ11のコントロール装置は、弁当(商品)の購入が完了した場合、携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を記憶領域に格納(記憶)するとともに、宅配ボックス12の決定した収容ロッカー24a~24yの収容ロッカー特定番号(収容ロッカー識別子)及び弁当(購入商品)の商品データを携帯端末特定QRコード26に関連付けた状態で記憶領域に格納(記憶)する。又は、商品データを携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報に関連付けた状態で記憶領域に格納(記憶)する。
【0074】
デジタルサイネージ11のコントロール装置は、携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)、決定した収容ロッカー24a~24yの収容ロッカー特定番号(収容ロッカー識別子)、弁当(購入商品)の商品データを宅配ボックス12のコントローラーに送信する(バーコード送信手段、収容ロッカー第1送信手段、商品データ第1送信手段)。又は、携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報、決定した収容ロッカー24a~24yの収容ロッカー特定番号(収容ロッカー識別子)、弁当(購入商品)の商品データを宅配ボックス12のコントローラーに送信する(携帯通信端末情報送信手段、収容ロッカー第1送信手段、商品データ第1送信手段)。
【0075】
宅配ボックス12のコントローラーは、デジタルサイネージ11のコントロール装置から受信した携帯端末特定QRコード26を記憶領域に格納(記憶)するとともに、収容ロッカー特定番号及び商品データを携帯端末特定QRコード26に関連付けた状態で記憶領域に格納(記憶)する。又は、デジタルサイネージ11のコントロール装置から受信した携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報を記憶領域に格納(記憶)するとともに、収容ロッカー特定番号及び商品データを携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報に関連付けた状態で記憶領域に格納(記憶)する。
【0076】
管理会社の管理サーバ16は、スマートフォン13から商品データを含む弁当(購入商品)の購入確定情報を受信すると、商品データや購入した弁当(購入商品)の配送依頼(宅配ボックス12及び収容ロッカー24a~24yを含む)、作業者の個人情報(作業者氏名)をインターネット17を介して販売者サーバ15a(販売者通信端末)に送信する(商品配送送信手段(配送指示送信手段))。管理会社又は販売会社は、作業者が購入した弁当(商品)の代金を作業者の口座から引き落とす(代金決済手段)。弁当(商品)の代金は、弁当(商品)を購入した都度引き落とされる場合、又は、月末に一括して引き落とされる等、作業者が自由に決めることができる。作業者は、弁当(商品)の代金をスマートフォン13(携帯通信端末)にチャージされた電子マネーによって支払うこともできる。この場合、弁当(商品)の購入時にその弁当(商品)の代金が電子マネーによって直ちに支払われる(代金決済手段)。
【0077】
管理サーバ16又は販売者サーバ15a(販売者通信端末)は、購入商品の決済が完了した後、購入商品の決済明細書をデジタルサイネージ11及びスマートフォン13に送信する(決済明細書送信手段)。デジタルサイネージ11のコントロール装置は、管理サーバ16又は販売者サーバ15aから購入商品の決済明細書を受信するとともに(決済明細書受信手段)、受信した決済明細書を宅配ボックス12に送信する(決済明細書送信手段)。商品販売配送システム10は、購入商品の代金が購入者の口座から引き落とされ、又は、スマートフォン13(携帯通信端末)にチャージされた電子マネーによって購入商品の代金が支払われるから、仮設ハウス20(各販売不向きエリア)や作業員休憩所21(販売不向きエリア)において作業者(購入者)がキャッシュレスで各種複数の商品を購入することができ、販売不向きエリアにおいて販売された購入商品の販売者への代金の未払いを防ぐことができる。
【0078】
販売者サーバ15a(販売者通信端末)は、商品配送送信手段(配送指示送信手段)によって管理サーバ16(決済者サーバ)から送信された弁当(購入商品)の配送指示(配送場所(宅配ボックス12及び収容ロッカー24a~24y)、配送日時、購入者氏名を含む)をディスプレイ(表示装置)やプリンタから出力する。販売者は、配送指示にしたがって配送日時に弁当(商品)を土木建築現場18や工事現場19の仮設ハウス20や作業員休憩所21に設置された宅配ボックス12に配送する。
【0079】
作業者(購入者)が土木建築器具(商品)を購入する場合、
図4のメニュー画面の土木建築器具購入ボタン4bをタップ(クリック)し、
図5~
図7に基づいて説明した弁当の購入手順と同様の手順で土木建築器具を購入し、作業者(購入者)が土木建築材料(商品)を購入する場合、
図4のメニュー画面の土木建築材料購入ボタン4cをタップ(クリック)し、
図5~
図7に基づいて説明した弁当の購入手順と同様の手順で土木建築材料を購入する。作業者(購入者)が工事器具(商品)を購入する場合、
図4のメニュー画面の工事器具購入ボタン4dをタップ(クリック)し、
図5~
図7に基づいて説明した弁当の購入手順と同様の手順で工事器具を購入し、作業者(購入者)が工事材料(商品)を購入する場合、
図4のメニュー画面の工事材料購入ボタン4eをタップ(クリック)し、
図5~
図7に基づいて説明した弁当の購入手順と同様の手順で工事材料を購入する。
【0080】
販売者サーバ15a,15b(販売者通信端末)が管理会社の管理サーバ16(決済者サーバ)から弁当や土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料(購入商品)の配送依頼を受信した場合、販売者は、それら購入商品の配送手続きを進める。販売者サーバ15a,15bは、作業者が購入した購入商品の宅配ボックス12への配送状況をインターネット17を介してデジタルサイネージ11及びスマートフォン13に送信し(配送状況送信手段)、デジタルサイネージ11は、販売者サーバ15a,15bから送信された購入商品の宅配ボックス12への配送状況を受信する(配送状況第1受信手段)。デジタルサイネージ11は、販売者サーバ15a,15bから送信された購入商品の宅配ボックス12への配送状況を宅配ボックス12のコントローラーに送信する(配送状況送信手段)。宅配ボックス12のコントローラーは、デジタルサイネージ11から送信された購入商品の宅配ボックス12への配送状況を受信する(配送状況第2受信手段)。
【0081】
図8は、デジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22(表示装置)に表示されたQRコード読み取り画面の一例を示す図であり、
図9は、デジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示された配送状況表示画面の一例を示す図である。
図10は、宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示されたホーム画面の一例を示す図であり、
図11は、宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示されたQRコード読み取り画面の一例を示す図である。
図12は、宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示された配送状況表示画面の一例を示す図である。なお、宅配ボックス12のコントロールパネル25のホーム画面には、荷物収納ボタン10a、荷物受取ボタン10b、配送状況ボタン10c、明細表示ボタン10dを表示した
図10のホーム画面(初期画面)が表示されている。また、携帯通信端末特定情報又を利用してスマートフォン13を特定し、又は、携帯通信端末認定情報を利用してスマートフォン13を認定する場合は、タッチディスプレイ22やコントロールパネル25に
図8や
図11のQRコード読み取り画面は表示されない。
【0082】
デジタルサイネージ11において作業者が購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の配送状況を確認するには、
図4のメニュー画面の配送状況ボタン4fをタップする。配送状況ボタン4fをタップすると、
図8に示すQRコード入力画面がデジタルサイネージ11のタッチディスプレイ12に出力(表示)される。QRコード入力画面には、スマートフォン13のタッチパネルに表示された携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を入力するQRコード入力エリア、入力完了ボタンが表示される。携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報を利用する場合は、タッチディスプレイ12に携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報の送信メッセージが出力(表示)される。
【0083】
作業者(購入者)は、スマートフォン13のタッチパネルに特定用QRコード25(第2バーコード)を表示させ、タッチパネルに表示された携帯端末特定QRコード26をQRコード入力エリア8aにかざし、携帯端末特定QRコード26をデジタルサイネージ11に入力する(読み取らせる)。携帯端末特定QRコード26をデジタルサイネージ11に入力すると、QRコード入力画面に入力済みメッセージと入力完了ボタンのタップメッセージとが表示される。作業者は、メッセージにしたがって入力完了ボタンをタップする。携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報を利用する場合、作業者(購入者)は、スマートフォン13のタッチパネルに表示された送信ボタンをタップする。
【0084】
入力完了ボタンまたは送信ボタンをタップすると、デジタルサイネージ11のコントロール装置は、携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を読み取ったスマートフォン13(携帯通信端末)又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13によって購入された購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の宅配ボックス12への配送状況を示す
図9の配送状況表示画面をタッチディスプレイ22に表示(出力)する(配送状況第1出力手段)。更に、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13にそのスマートフォン13によって購入された購入商品の宅配ボックス12への配送状況を送信する(配送状況第1送信手段)。
【0085】
タッチディスプレイ22に表示された配送状況表示画面には、購入商品の静止画(
図9では弁当静止画)を表示した商品画像表示エリア9a、配送状況を表示した配送状況表示エリア9b、配送完了日時表示エリア9c、収容ロッカー表示エリア9d、商品データボタン9e、明細表示ボタン9f、確認ボタン9gが表示される。配送状況表示エリア9bに表示された配送状況には、例えば、商品配送前、商品配送準備、商品配送中等がある。作業者(購入者)の所持するスマートフォン13には、
図9と同様の配送状況表示画面が表示される。なお、購入商品が宅配ボックス12に収容させる前は、配送完了日時表示エリア9c及び収容ロッカー表示エリア9dはブランクになる。
【0086】
宅配ボックス12において作業者が購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の配送状況を確認するには、宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示されたホーム画面の配送状況ボタン10cをタップする。配送状況ボタン10cをタップすると、
図11に示すQRコード読み取り画面が宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示(出力)される。QRコード読み取り画面には、スマートフォン13のタッチパネルに表示された携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を入力するQRコード入力エリア11a、入力完了ボタン11bが表示される。携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報を利用する場合は、タッチディスプレイ12に携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報の送信メッセージが出力(表示)される。
【0087】
作業者(購入者)は、スマートフォン13のタッチパネルに携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を表示させ、タッチパネルに表示された携帯端末特定QRコード26をQRコード入力エリア11aにかざし、携帯端末特定QRコード26を宅配ボックス12に入力する(読み込ませる)。携帯端末特定QRコード26を宅配ボックス12に入力すると、QRコード入力画面に入力済みメッセージと入力完了ボタンのタップメッセージとが表示される。作業者は、メッセージにしたがって入力完了ボタンをタップする。携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報を利用する場合、作業者(購入者)は、スマートフォン13のタッチパネルに表示された送信ボタンをタップする。
【0088】
入力完了ボタン又は送信ボタンをタップすると、宅配ボックス12のコントローラーは、携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を読み取ったスマートフォン13(携帯通信端末)又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13によって購入された購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の宅配ボックス12への配送状況を示す
図12の配送状況表示画面をコントロールパネル25に表示(出力)する(配送状況第2出力手段)。更に、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13にそのスマートフォン13によって購入された購入商品の宅配ボックス12への配送状況を送信する(配送状況第2送信手段)。
【0089】
コントロールパネル25の配送状況表示画面には、購入商品の静止画(
図12では弁当静止画)を表示した弁当画像表示エリア12a、配送状況を表示した配送状況表示エリア12b、配送完了日時表示エリア12c、収容ロッカー表示エリア12d、商品データボタン12e、明細表示ボタン12f、確認ボタン12gが表示される。配送状況表示エリア12bに表示された配送状況には、例えば、商品配送前、商品配送準備、商品配送中等がある。作業者(購入者)の所持するスマートフォン13には、
図12と同様の配送状況表示画面が表示される。なお、購入商品が宅配ボックス12に収容させる前は、配送完了日時表示エリア12c及び収容ロッカー表示エリア12dはブランクになる。
【0090】
商品販売配送システム10は、購入商品の宅配ボックス12への配送状況がデジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22や宅配ボックス12のコントロールパネル25、スマートフォン13(携帯通信端末)に出力(表示)されるから、デジタルサイネージ11や宅配ボックス12、スマートフォン13によって購入商品配送前や購入商品配送準備、購入商品配送中等の購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の配送状況を知ることができ、購入商品の宅配ボックス12への大凡の配送時期を知ることができる。
【0091】
購入された購入商品は、販売者の配送担当者又は販売者が委託する宅配業者によって指定された宅配ボックス12の指定された宅配ロッカー24a~24yに配送される。販売者の配送担当者や宅配業者の配送担当者が配送依頼を受けた購入商品(宅配便)を指定された宅配ボックス12の指定された宅配ロッカー24a~24yに預け入れる場合、宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示された荷物収納ボタン10aをタップ(クリック)する。荷物収納ボタン10aをタップすると、データ入力画面(図示せず)がコントロールパネル25に表示される。データ入力画面には、データ読み取りエリア(ICタグ(ICチップ)リーダ又はバーコードリーダ)、データ入力完了ボタン、キャンセルボタンが表示される。キャンセルボタンをタップ(クリック)すると、
図10のホーム画面に戻る(以下のキャンセルボタンも同様)。
【0092】
配送担当者は、ICタグ(ICチップ)が設置されたICカード(カード)を所持し、そのICカードを利用して所定のデータを宅配ボックス12のコントローラーに入力する。ICカード(カード)のICタグ(ICチップ)には、荷物(購入商品)を特定する商品データ、携帯端末特定QRコード26又は携帯通信端末特定情報あるいは携帯通信端末認定情報が事前に格納されている。商品データには、配送者を特定する配送者番号(配送者識別子)、荷物(商品)を特定する荷物番号(荷物識別子)、荷物(商品)の金額がある。配送担当者は、荷物の配送毎にICカード(カード)のICタグ(ICチップ)に格納されたデータ(商品データ、特定用QRコード)をICタグ(ICチップ)リーダ/ライタによって更新する(書き換える)。
【0093】
配送担当者は、宅配ボックス12のコントロールパネル25のデータ読み取りエリア(ICタグ(ICチップ)リーダ)にICカードをかざし、ICカードに格納されたデータをICタグ(ICチップ)リーダに読み取らせることで、携帯端末特定QRコード26又は携帯通信端末特定情報あるいは携帯通信端末認定情報、商品データを宅配ボックス12のコントローラーに入力する。また、荷物(商品)を包装した包装箱や包装紙には、1次元バーコードや二次元バーコードが表示される場合がある。それらバーコードは、携帯端末特定QRコード26又は携帯通信端末特定情報あるいは携帯通信端末認定情報、荷物(購入商品)を特定する商品データを表す。配送担当者は、バーコードを宅配ボックス12のコントローラーのデータ読み取りエリア(バーコードリーダ)に読み取らせることで、携帯端末特定QRコード26又は携帯通信端末特定情報あるいは携帯通信端末認定情報、商品データを宅配ボックス12のコントローラーに入力する。
【0094】
配送担当者は、データを宅配ボックス12のコントローラーに入力した後、データ入力完了ボタンをタップする。データ入力完了ボタンをタップすると、宅配ボックス12のコントローラーは、入力された商品データ(商品番号や商品名、購入者名等)及び確認ボタンをデータ入力画面に表示する。配送担当者がデータ入力画面の確認ボタンをタップすると、宅配ボックス12のコントローラーは、荷物(商品)を収容する収容ロッカー24a~24yの番号を表示した収容ロッカー番号表示エリア、ロック解除ボタンをデータ入力画面に表示する。配送担当者がロック解除ボタンをタップすると、宅配ボックス12のコントローラーは、収容ロッカー番号表示エリアに表示された収容ロッカー24a~24yの施錠を解除する。配送担当者は、施錠が解除された収容ロッカー24a~24yの開閉扉を開け、荷物(商品)をその収容ロッカー24a~24yに入れた後、開閉扉を閉める。配送担当者が開閉扉を閉めると、宅配ボックス12のコントローラーは、その収容ロッカー24a~24yを施錠する。
【0095】
宅配ボックス12のコントローラーは、商品を収容した収容ロッカー24a~24yを施錠した後、商品データ及び購入商品の配送完了日時を携帯端末特定QRコード26又は携帯通信端末特定情報あるいは携帯通信端末認定情報に関連付けた状態で記憶領域に格納(記憶)するとともに、入力された携帯端末特定QRコード26又は携帯通信端末特定情報あるいは携帯通信端末認定情報、商品を収容した収容ロッカー24a~24yの収容ロッカー特定番号、購入商品の配送完了日時をデジタルサイネージ11のコントロール装置に送信する。デジタルサイネージ11のコントロール装置は、宅配ボックス12のコントローラーから受信した携帯端末特定QRコード26又は携帯通信端末特定情報あるいは携帯通信端末認定情報、収容ロッカー特定番号、配送完了日時を記憶領域に格納(記憶)する。
【0096】
なお、購入商品が収容ロッカー24a~24yに収容された後、既述の手順でデジタルサイネージ11において作業者が購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の配送状況を確認すると、デジタルサイネージ11のコントロール装置は、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13によって購入された購入商品の配送完了日時を
図9の配送状況表示画面の配送完了日時表示エリア9cに出力(表示)する(配送完了日時出力手段)。
【0097】
デジタルサイネージ11のコントロール装置は、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13によって購入された購入商品を収容した収容ロッカー24a~24yの収容ロッカー特定番号を
図9の配送状況表示画面の収容ロッカー表示エリア9dに出力(表示)する(収容ロッカー出力手段)。
【0098】
デジタルサイネージ11のコントロール装置は、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13にそのスマートフォン13によって購入された購入商品の配送完了日時及び購入商品を収容した収容ロッカー24a~24yの収容ロッカー特定番号を送信する(配送完了日時送信手段、収容ロッカー第2送信手段)。
【0099】
また、購入商品が収容ロッカー24a~24yに収容された後、既述の手順で宅配ボックス12において作業者が購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の配送状況を確認すると、宅配ボックス12のコントローラー、デジタルサイネージ11のコントロール装置は、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13によって購入された購入商品の配送完了日時を
図12の配送状況表示画面の配送完了日時表示エリア12cに出力(表示)する(配送完了日時出力手段)。
【0100】
宅配ボックス12のコントローラー、デジタルサイネージ11のコントロール装置は、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13によって購入された購入商品を収容した収容ロッカー24a~24yの収容ロッカー特定番号を
図12の配送状況表示画面の収容ロッカー表示エリア12dに出力(表示)する(収容ロッカー出力手段)。
【0101】
宅配ボックス12のコントローラー、デジタルサイネージ11のコントロール装置は、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13にそのスマートフォン13によって購入された購入商品の配送完了日時及び購入商品を収容した収容ロッカー24a~24yの収容ロッカー特定番号を送信する(配送完了日時送信手段、収容ロッカー第2送信手段)。
【0102】
商品販売配送システム10は、購入商品の配送完了日時がデジタルサイネージ11や宅配ボックス12に出力(表示)され、購入商品の配送完了日時がデジタルサイネージ11や宅配ボックス12からスマートフォン13(携帯通信端末)やタブレット14(携帯通信端末)に送信されるから、デジタルサイネージ11や宅配ボックス12、スマートフォン13、タブレット14によって購入商品が宅配ボックス12の収容ロッカー24a~24yに収容されたことを知ることができる。
【0103】
商品販売配送システム10は、購入商品を収容する宅配ボックス12の収容ロッカー24a~24yがデジタルサイネージ11や宅配ボックス12に出力(表示)され、購入商品を収容する宅配ボックス12の収容ロッカー24a~24yがデジタルサイネージ11や宅配ボックス12からスマートフォン13(携帯通信端末)やタブレット14(携帯通信端末)に送信されるから、デジタルサイネージ11や宅配ボックス12、スマートフォン13、タブレット14によって購入商品が収容される宅配ボックス12の収容ロッカー24a~24yを知ることができ、収容ロッカーを24a~24y利用して作業者(購入者)が購入商品を確実に収受することができる。
【0104】
図13は、デジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示された商品データ表示画面の一例を示す図であり、
図14は、宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示された商品データ表示画面の一例を示す図である。デジタルサイネージ11において作業者(購入者)が購入した購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の商品データを確認するには、タッチディスプレイ22に表示された
図4のメニュー画面の商品データボタン4gをタップし、又は、タッチディスプレイ22に表示された
図9の配送状況表示画面の商品データボタン9eをタップする。商品データボタン4g又は商品データボタン9eをタップすると、
図8と同様のQRコード入力画面がデジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示(出力)される。
【0105】
作業者(購入者)は、スマートフォン13のタッチパネルに携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を表示させ、タッチパネルに表示された携帯端末特定QRコード26をQRコード入力エリアにかざし、携帯端末特定QRコード26をデジタルサイネージ11に入力する(読み取らせる)。又は、スマートフォン13から携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報をデジタルサイネージ11に送信する。
【0106】
携帯端末特定QRコード26を入力して入力完了ボタンをタップし、又は携帯通信端末特定情報あるいは携帯通信端末認定情報をデジタルサイネージ11に送信すると、デジタルサイネージ11のコントロール装置は、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13によって購入された購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の商品データを示す
図13の商品データ表示画面をタッチディスプレイ22に表示(出力)する(商品データ第2出力手段)。
【0107】
デジタルサイネージ11のコントロール装置は、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13にそのスマートフォン13によって購入された購入商品の商品データを送信する(商品データ第2送信手段)。
【0108】
タッチディスプレイ22に表示された商品データ表示画面には、購入商品の静止画(
図12では弁当静止画)を表示した商品画像表示エリア13a、商品(弁当)の価格を表示した商品価格表示エリア13b、商品販売者(弁当販売者)を表示した商品販売者表示エリア13c、商品詳細(弁当詳細)を表示した商品詳細表示エリア13d、他の商品(他の弁当)を紹介(宣伝)する商品紹介エリア13e、閉じるボタン13fが表示される。閉じるボタン13fをタップすると、
図4のメニュー画面がタッチディスプレイ22に表示される(以下の閉じるボタンも同様)。作業者(購入者)の所持するスマートフォン13には、
図13と同様の商品データ表示画面が表示される。
【0109】
宅配ボックス12において作業者が購入した購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の商品データを確認するには、宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示された
図12の配送状況表示画面の商品データボタン12eをタップする。商品データボタン12eをタップすると、宅配ボックス12のコントローラーは、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13によって購入された購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の商品データを示す
図14の商品データ表示画面をコントロールパネル25に表示(出力)する(商品データ第2出力手段)。
【0110】
宅配ボックス12のコントローラーは、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13にそのスマートフォン13によって購入された購入商品の商品データを送信する(商品データ第2送信手段)。
【0111】
コントロールパネル25に表示された商品データ表示画面には、購入商品の静止画(
図14では弁当静止画)を表示した商品画像表示エリア14a、商品(弁当)の価格を表示した商品価格表示エリア14b、商品販売者(弁当販売者)を表示した商品販売者表示エリア14c、商品詳細(弁当詳細)を表示した商品詳細表示エリア14d、他の商品(他の弁当)を紹介(宣伝)する商品紹介エリア14e、閉じるボタン14fが表示される。閉じるボタン14fをタップすると、
図10のホーム画面がコントロールパネル25に表示される(以下の閉じるボタンも同様)。作業者(購入者)の所持するスマートフォン13には、
図14と同様の商品データ表示画面が表示される。なお、弁当のみならず、他の商品(土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の各種の商品紹介(宣伝)データがデジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22や宅配ボックス12のコントロールパネル25、スマートフォン13のタッチパネルに表示される。
【0112】
商品販売配送システム10は、作業者(購入者)の所持するスマートフォン13(携帯通信端末)によって購入された購入商品の各種複数の商品データがデジタルサイネージ11や宅配ボックス12に出力(表示)され、スマートフォン13によって購入された購入商品の各種複数の商品データがデジタルサイネージ11や宅配ボックス12からスマートフォン13に送信されるから、デジタルサイネージ11や宅配ボックス12、スマートフォン13によって購入商品の各種複数の商品データを知ることができ、購入した商品の各種データをデジタルサイネージ11や宅配ボックス12、スマートフォン13を利用して再確認することができる。
【0113】
作業者(購入者)が宅配ボックス12の収容ロッカー24a~24yに収容された購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)を受け取るには、デジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示された
図4のメニュー画面の商品受取ボタン4hをタップし、又は、宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示された
図10のホーム画面の荷物受取ボタン10bをタップする。商品受取ボタン4h又は荷物受取ボタン10bをタップすると、
図8と同様のQRコード読み取り画面がデジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示(出力)され、
図11と同様のQRコード読み取り画面が宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示される。
【0114】
作業者(購入者)は、スマートフォン13のタッチパネルに携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を表示させ、タッチディスプレイ22やコントロールパネル25に表示された携帯端末特定QRコード26をQRコード入読み取りエリア8a,11aにかざし、携帯端末特定QRコード26をデジタルサイネージ11又は宅配ボックス12に入力する(読み込ませる)。携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報を利用する場合、作業者(購入者)は、スマートフォン13のタッチパネルに表示された送信ボタンをタップする。
【0115】
携帯端末特定QRコード26を入力して入力完了ボタンをタップし、又は、携帯通信端末特定情報あるいは携帯通信端末認定情報をデジタルサイネージ11に送信すると、デジタルサイネージ11のコントロール装置又は宅配ボックス12のコントローラーは、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13によって購入された購入商品を収容した収容ロッカー24a~24yを解錠するためのロッカー解除画面(図示せず)をタッチディスプレイ22やコントロールパネル25に表示する。
【0116】
ロッカー解除画面には、購入商品を収容した収容ロッカー24a~24yの番号を表示した収容ロッカー番号表示エリア、ロック解除ボタンが表示される。作業者がロック解除ボタンをタップすると、デジタルサイネージ11のコントロール装置又は宅配ボックス12のコントローラーは、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13によって購入された購入商品を収容した収容ロッカー24a~24yの施錠を解除(解錠)する(ロッカー解錠手段)。作業者は、購入商品を収容した収容ロッカー24a~24yの開閉扉を開け、収容ロッカー24a~24yから購入商品を取り出した後(収受した後)、収容ロッカー24a~24yの開閉扉を閉める。デジタルサイネージ11のコントロール装置又は宅配ボックス12のコントローラーは、閉められた開閉扉を施錠(ロック)する(ロッカー施錠手段)。
【0117】
商品販売配送システム10は、デジタルサイネージ11(出力装置)が各種複数の商品の各種情報を示す商品情報画像と商品情報画像の商品を特定するとともに商品の価格及び商品を収容する宅配ボックス12を特定する商品特定QRコード23(第1バーコード)とを含む各種複数の商品データを出力(表示)し、購入者が所持するスマートフォン13(携帯通信端末)やタブレット14(携帯通信端末)を特定するために使用する携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を生成し、デジタルサイネージ11から取得した携帯端末特定QRコード26をスマートフォン13やタブレット14がデジタルサイネージ11に読み取らせつつ商品特定QRコード23を読み取って商品特定QRコード23が特定する商品を購入するから、商品の販売環境が整っておらず商品の販売に不向きであるにもかかわらず各種複数の商品に対する購入ニーズがあるとともに商品の購入意欲が高い購入者が集まる仮設ハウス20(各販売不向きエリアの購入場所及び受取場所)や作業員休憩所21(各販売不向きエリアの購入場所及び受取場所)にデジタルサイネージ11を設置し、そのデジタルサイネージ11と購入者が所持するスマートフォン13やタブレット14とを利用して各販売不向きエリアにおいて購入者が各種複数の商品から所望の商品を何時でも自由に購入することができる。
【0118】
商品販売配送システム10は、デジタルサイネージ11(出力装置)が各種複数の商品の各種情報を示す商品情報画像と商品情報画像の商品を特定するとともに商品の価格及び商品を収容する宅配ボックス12を特定する商品特定QRコード23(第1バーコード)とを含む各種複数の商品データを出力(表示)し、購入者が所持するスマートフォン13(携帯通信端末)やタブレット14(携帯通信端末)を特定する携帯通信端末特定情報やスマートフォン13やタブレット14を認定する携帯通信端末認定情報を送信しつつ商品特定QRコード23を読み取って商品特定QRコード23が特定する商品を購入するから、商品の販売環境が整っておらず商品の販売に不向きであるにもかかわらず各種複数の商品に対する購入ニーズがあるとともに商品の購入意欲が高い購入者が集まる仮設ハウス20(各販売不向きエリアの購入場所及び受取場所)や作業員休憩所21(各販売不向きエリアの購入場所及び受取場所)にデジタルサイネージ11を設置し、そのデジタルサイネージ11と購入者が所持するスマートフォン13やタブレット14とを利用して各販売不向きエリアにおいて購入者が各種複数の商品から所望の商品を何時でも自由に購入することができる。
【0119】
商品販売配送システム10は、作業者(購入者)が商品特定QRコード23(第1バーコード)によって特定された商品を購入した場合、購入商品の宅配ボックス12への配送指示が配送者に送信され、商品の販売者の配送担当者や販売者が委託する宅配業者等の配送者が購入商品を指定された宅配ボックス12の指定された収容ボックス24a~24yに配送するから、購入商品の盗難を防ぎつつ仮設ハウス20(各販売不向きエリア)や作業員休憩所21(販売不向きエリア)に設置された宅配ボックス12を利用して購入した商品を作業者が確実に受け取ることができ、所定の作業や活動に必要な商品を販売不向きエリアにおいて購入者が確実に入手することができる。
【0120】
商品販売配送システム10は、所定の作業や活動に必要な商品を仮設ハウス20(各販売不向きエリア)や作業員休憩所21(販売不向きエリア)において作業者が迅速に入手することができるとともに、作業者が仮設ハウス20(各販売不向きエリア)や作業員休憩所21(販売不向きエリア)において所定の作業や活動を滞りなく円滑に遂行することができる。
【0121】
図15は、デジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示された明細表示画面の一例を示す図であり、
図16は、宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示された明細表示画面の一例を示す図である。デジタルサイネージ11において作業者が購入した購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の明細を確認するには、タッチディスプレイ22に表示された
図4のメニュー画面の明細表示ボタン4iをタップし、又は、タッチディスプレイ22に表示された
図9の配送状況表示画面の明細表示ボタン9fをタップする。明細表示ボタン4i又は明細表示ボタン9fをタップすると、
図8と同様のQRコード入力画面がデジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に表示(出力)される。
【0122】
作業者(購入者)は、スマートフォン13のタッチパネルに携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を表示させ、タッチパネルに表示された携帯端末特定QRコード26をQRコード入力エリア8aにかざし、携帯端末特定QRコード26をデジタルサイネージ11に入力する(読み込ませる)。携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報を利用する場合、作業者(購入者)は、スマートフォン13のタッチパネルに表示された送信ボタンをタップする。
【0123】
携帯端末特定QRコード26をデジタルサイネージ11に入力して入力完了ボタンをタップし、又は、送信ボタンをタップすると、デジタルサイネージ11のコントロール装置は、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13によって購入された購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の決済明細書を示す
図15の明細表示画面をタッチディスプレイ22に表示(出力)する(決済明細書第1出力手段)。
【0124】
デジタルサイネージ11のコントロール装置は、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13にそのスマートフォン13によって購入された購入商品の決済明細書を送信する(決済明細書第1送信手段)。
【0125】
タッチディスプレイ22に表示された明細表示画面には、購入した購入商品の静止画(
図15では月単位で購入した弁当静止画)を表示した商品画像表示エリア15a、それら商品(弁当)の価格を表示した商品価格表示エリア15b、商品販売者(弁当販売者)を表示した商品販売者表示エリア15c、各決済日を表示した決済日表示エリア15d、決済金額合計を表示した決済金額合計表示エリア15e、それら商品(弁当)の詳細(弁当詳細)を表示した商品詳細表示エリア15f、閉じるボタン15gが表示される。作業者(購入者)の所持するスマートフォン13には、
図15と同様の明細表示画面が表示される。
【0126】
商品販売配送システム10は、購入商品の決済明細書がデジタルサイネージ11のタッチディスプレイ22に出力(表示)され、購入商品の決済明細書がデジタルサイネージ11からスマートフォン13(携帯通信端末)やタブレット14(携帯通信端末)に送信されるから、デジタルサイネージ11やスマートフォン13、タブレット14によって購入商品の商品名や商品価格、引き落とし日等の利用明細を知ることができ、購入した商品の利用明細をデジタルサイネージ11やスマートフォン13、タブレット14を利用して再確認することができる。
【0127】
宅配ボックス12において作業者が購入した購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の明細を確認するには、宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示された
図10のホーム画面の明細表示ボタン10dをタップし、又は、
図12の配送状況表示画面の明細表示ボタン12fをタップする。明細表示ボタン10d又は明細表示ボタン12fをタップすると、
図11と同様のQRコード入力画面が宅配ボックス12のコントロールパネル25に表示(出力)される。
【0128】
作業者(購入者)は、スマートフォン13のタッチパネルに携帯端末特定QRコード26(第2バーコード)を表示させ、タッチパネルに表示された携帯端末特定QRコード26をQRコード入力エリア11aにかざし、携帯端末特定QRコード26を宅配ボックス12に入力する(読み込ませる)。携帯通信端末特定情報又は携帯通信端末認定情報を利用する場合、作業者(購入者)は、スマートフォン13のタッチパネルに表示された送信ボタンをタップする。
【0129】
携帯端末特定QRコード26をデジタルサイネージ11に入力して入力完了ボタンをタップし、又は、送信ボタンをタップすると、宅配ボックス12のコントローラーは、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13によって購入された購入商品(弁当、土木建築器具、土木建築材料、工事器具、工事材料)の決済明細書を示す
図16の明細表示画面をタッチディスプレイ25に表示(出力)する(決済明細書第2出力手段)。
【0130】
宅配ボックス12のコントローラーは、携帯端末特定QRコード26を読み取ったスマートフォン13又は携帯通信端末特定情報によって特定したスマートフォン13あるいは携帯通信端末認定情報によって認定したスマートフォン13にそのスマートフォン13によって購入された購入商品の決済明細書を送信する(決済明細書第2送信手段)。
【0131】
コントロールパネル25に表示された明細表示画面には、購入商品の静止画(
図16では月単位で購入した弁当静止画)を表示した商品画像表示エリア16a、それら商品(弁当)の価格を表示した商品価格表示エリア16b、商品販売者(弁当販売者)を表示した商品販売者表示エリア16c、各決済日を表示した決済日表示エリア16d、決済金額合計を表示した決済金額合計表示エリア16e、それら商品(弁当)の詳細(弁当詳細)を表示した商品詳細表示エリア16f、閉じるボタン16gが表示される。作業者(購入者)の所持するスマートフォン13には、
図16と同様の明細表示画面が表示される。
【0132】
商品販売配送システム10は、購入商品の決済明細書が宅配ボックス12のコントロールパネル25に出力(表示)され、購入商品の決済明細書が宅配ボックス12からスマートフォン13(携帯通信端末)やタブレット14(携帯通信端末)に送信されるから、宅配ボックス12やスマートフォン13、タブレット14によって購入商品の商品名や商品価格、引き落とし日等の利用明細を知ることができ、購入した商品の利用明細を宅配ボックス12やスマートフォン13、タブレット14を利用して再確認することができる。
【符号の説明】
【0133】
10 商品販売配送システム
11 デジタルサイネージ
12 宅配ボックス
13 スマートフォン
14 タブレット
15a 販売者サーバ(販売者端末装置)
15b 販売者サーバ(販売者端末装置)
16 管理サーバ
17 インターネット
18 土木建築現場
19 工事現場
20 仮設ハウス
21 作業員休憩所
22 タッチディスプレイ
23 商品特定QRコード(第1バーコード)
24a~24y 第1~第24収容ロッカー(第1~第n収容ロッカー)
25 コントロールパネル
26 特定用QRコード(第2バーコード)