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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-08
(45)【発行日】2024-04-16
(54)【発明の名称】表示方法及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04817 20220101AFI20240409BHJP
   G06F 3/0485 20220101ALI20240409BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20240409BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20240409BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20240409BHJP
   H04M 1/724 20210101ALI20240409BHJP
【FI】
G06F3/04817
G06F3/0485
G06F3/041 640
G09G5/00 510G
G09G5/00 550C
G09G5/38 100
H04M1/724
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022555975
(86)(22)【出願日】2021-03-30
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-10
(86)【国際出願番号】 CN2021083911
(87)【国際公開番号】W WO2021197315
(87)【国際公開日】2021-10-07
【審査請求日】2022-10-26
(31)【優先権主張番号】202010260738.7
(32)【優先日】2020-04-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108833
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100162156
【弁理士】
【氏名又は名称】村雨 圭介
(72)【発明者】
【氏名】李 磊
【審査官】岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-084790(JP,A)
【文献】特開2009-123208(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0234951(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0349971(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0374452(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第109597551(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/041-3/04895
G09G 5/00-5/42
H04M 1/00
H04M 1/24-1/82
H04M 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを備えた電子機器に応用される表示方法であって、
第1入力を受け付けるステップと、
前記第1入力に応えて、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示するステップと、
前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するステップとを含み、
前記電子機器は第1スクリーンと第2スクリーンを備え、
前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示する前記ステップは、
前記第2スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、前記第1スクリーンに候補アイテムを表示し、且つ前記候補アイテムの前記第1スクリーンでの表示位置を前記第2スクリーンの伸び長さ又は縮み長さに伴って変化させるステップを含み、
前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示する前記ステップは、
前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが前記第1スクリーンの目標領域と少なくとも部分的に重なった場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するステップを含む、表示方法。
【請求項2】
前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示する前記ステップの前に、
目標識別子を表示するステップを含み、
前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示する前記ステップは、
前記目標識別子が前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なった場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
目標識別子を表示する前記ステップは、
前記第1入力に応えて、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示する前に、前記スクリーンの第1位置に目標識別子を表示するステップを含み、
前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示する前記ステップは、
前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示し、且つ前記スクリーンの第2位置に前記目標識別子を表示するステップを含み、
前記第1位置と前記第2位置が異なる、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記スクリーンを伸びるように制御し、候補アイテムを表示する前記ステップは、
前記スクリーンを伸びるように制御するステップと、
前記スクリーンの伸び長さが第1事前設定値よりも小さい場合に、第1候補アイテムを表示するステップと、
前記スクリーンの伸び長さが第1事前設定値よりも大きい場合に、第2候補アイテムを表示するステップと、を含み、
前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示する前記ステップは、
前記スクリーンの長さが変わらない時間長が第2事前設定値よりも大きい場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するステップを含み、前記目標候補アイテムは前記第2候補アイテムにおいて前記第1候補アイテムに比べて増加した候補アイテムである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを備えた電子機器であって、
第1入力を受け付けるように構成される受付モジュールと、
前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示する応答モジュールと、
前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するように構成される第1表示モジュールとを備え、
前記電子機器は第1スクリーンと第2スクリーンを備え、
前記応答モジュールは、更に、前記第2スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、前記第1スクリーンに候補アイテムを表示し、且つ前記候補アイテムの前記第1スクリーンでの表示位置を前記第2スクリーンの伸び長さ又は縮み長さに伴って変化させるように構成され、
前記第1表示モジュールは、更に、前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが前記第1スクリーンの目標領域と重なった場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するように構成される、電子機器。
【請求項6】
目標識別子を表示するように構成される第2表示モジュールを更に備え、
前記第1表示モジュールは、更に、前記目標識別子が前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なった場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するように構成される、請求項に記載の電子機器。
【請求項7】
前記第2表示モジュールは、更に、前記第1入力に応えて、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示する前に、前記スクリーンの第1位置に目標識別子を表示するように構成され、
前記応答モジュールは、更に、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示し、且つ前記スクリーンの第2位置に前記目標識別子を表示するように構成され、
前記第1位置と前記第2位置が異なる、請求項に記載の電子機器。
【請求項8】
前記応答モジュールは、更に、
前記スクリーンを伸びるように制御するステップと、
前記スクリーンの伸び長さが第1事前設定値よりも小さい場合に、第1候補アイテムを表示するステップと、
前記スクリーンの伸び長さが第1事前設定値よりも大きい場合に、第2候補アイテムを表示するステップとを実行するように構成され、
前記第1表示モジュールは、更に、前記スクリーンの長さが変わらない時間長が第2事前設定値よりも大きい場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するように構成され、前記目標候補アイテムは前記第2候補アイテムにおいて前記第1候補アイテムに比べて増加した候補アイテムである、請求項に記載の電子機器。
【請求項9】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムと、を備える電子機器であって、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサにより実行されると、請求項1-のいずれか一項に記載の表示方法のステップを実現する、電子機器。
【請求項10】
コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1-のいずれか一項に記載の表示方法のステップを実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
少なくとも1つのプロセッサにより実行されて、請求項1-のいずれか一項に記載の表示方法を実現する、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、2020年4月3日に中国で出願された出願番号がNo.202010260738.7の中国特許の優先権を主張し、その全内容は引用をもって本願に組み込まれている。
【技術分野】
【0002】
本発明は、通信技術分野に関し、特に、表示方法及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
科学技術の発展進歩に伴い、電子機器の普及が進んできており、電子機器に具備する機能が多様になってきている。例えば、通信機能、写真撮影機能、動画撮影機能等は電子機器に必須の機能となっている。ユーザはホーム画面にアクセスするには電子機器のロックを解除する必要があり、電子機器のスクリーンに各種のアプリケーションのアイコンが表示可能であり、あるアイコンを操作すると、対応するアプリケーションを開くことができる。
【0004】
従来技術において、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器については、電子機器のスクリーン全体を広めた後に、スクリーンにおける内容に応じて操作するようにする必要がある。例えば、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器はロックを解除された後に、待受画面を表示するが、従来のロック解除方式としては、ユーザの設置したパスワード、ジェスチャーに基づいて或いはユーザの指紋情報を用いてロック解除を完成するものであり、ロック解除方式は単調で面白くない。一方、ユーザはあるアプリケーション画面にアクセスしようとすると、スクリーンを広めてロック解除を完成してからホーム画面にアクセスし、続いて対応するアイコンをタップしてアイコンに対応するアプリケーションにアクセスするようにする必要がある。操作が煩雑で、ユーザ体験がよくない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例は、従来から長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器を使用する時に操作が煩雑で、ユーザ体験がよくないという問題を解決するために、方法及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的問題を解決するために、本発明は下記のように実現する。
【0007】
第1の側面において、本発明の実施例は、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを備えた電子機器に応用される表示方法を提供する。該方法は、第1入力を受け付けるステップと、前記第1入力に応えて、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示するステップと、前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するステップと、を含む。
【0008】
第2の側面において、本発明の実施例は、電子機器を提供する。該電子機器は、受付モジュール、応答モジュール及び第1表示モジュールを備える。受付モジュールは、第1入力を受け付けるように構成され、応答モジュールは、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示し、第1表示モジュールは、前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するように構成される。
【0009】
第3の側面において、本発明の実施例は、プロセッサと、メモリと、該メモリに記憶され且つ該プロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備える電子機器であって、該コンピュータプログラムが該プロセッサにより実行されると、第1側面で提供された表示方法のステップを実現する電子機器を提供する。
【0010】
第4の側面において、本発明の実施例は、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、第1側面で提供された表示方法のステップを実現するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の実施例では、電子機器は、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを備え、第1入力を受け付け、前記第1入力に応えて、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示し、前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示することができる。該技術手段によれば、目標候補アイテムがロック解除に用いられる場合に、目標候補アイテムと事前設定候補アイテムを取得する時に、ロック解除が完成され、これによって、スクリーン伸縮過程でロック解除を可能とし、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器のロック解除にかかる時間を減少し、ロック解除の興味性を増加することを実現する。一方、目標候補アイテムがアプリケーション又はショートカット機能入口を指示することに用いられる場合に、目標候補アイテムを取得すると、目標候補アイテムに対応するアプリケーション画面又はショートカット機能画面を開くことができ、これによって、第1スクリーンが伸びる過程でアプリケーション画面にアクセスする機能を達成可能とし、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器においてアプリケーションを起動することにかかる時間を減少し、興味性を増加し、ユーザ体験を向上させることを実現する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本発明の実施例の技術的解決手段をより明確に説明するために、以下において、本発明の実施例の記述に使用必要な図面を簡単に説明する。当然ながら、以下の説明における図面は本発明の実施例の一部に過ぎず、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面から他の図面に想到し得る。
図1】本発明の実施例により提供された可能なAndroidオペレーティングシステムのアーキテクチャ模式図である。
図2】本発明の実施例により提供された表示方法のフローチャートである。
図3】本発明の実施例により提供された表示方法に応用される画面の第1模式図である。
図4】本発明の実施例により提供された表示方法に応用される画面の第2模式図である。
図5】本発明の実施例により提供された表示方法に応用される画面の第3模式図である。
図6】本発明の実施例により提供された表示方法に応用される画面の第4模式図である。
図7】本発明の実施例により提供された表示方法に応用される画面の第5模式図である。
図8】本発明の実施例により提供された表示方法に応用される画面の第6模式図である。
図9】本発明の実施例により提供された電子機器の第1構成模式図である。
図10】本発明の実施例により提供された電子機器の第2構成模式図である。
図11】本発明の実施例により提供された電子機器の第3構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下において、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明する。当然ながら、説明される実施例は本発明の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく得られた他の全ての実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属するものとする。
【0014】
本明細書における技術用語の「及び/又は」は、関連対象の関連関係を記述するためのものであり、3つの関係が存在可能であることを示し、例えば「A及び/又はB」は、Aのみが存在すること、AとBが同時に存在すること、及びBのみが存在することの3つの場合を示してもよい。本明細書における符号の「/」は、関連する対象物の間の「又は」の関係を示し、例えば、「A/B」は、A又はBを示す。
【0015】
本発明の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の技術用語は、対象の特定の順序を記述するものではなく、異なる対象を区別するためのものである。例えば、第1領域、第2領域等は、領域の特定の順序を記述するものではなく、異なる領域を区別するためのものである。
【0016】
本発明の実施例において、「例示的」又は「例えば」等の用語は例、例証又は説明とすることを示すためのものである。本発明の実施例において「例示的」又は「例えば」と説明されるいなかる実施例又は設計案も、他の実施例又は設計案より好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。厳密に言えば、「例示的」又は「例えば」等の用語は具体的な形態で関連概念を示す目的で使用される。
【0017】
本発明の実施例の説明では、特に断らない限り、「複数」の意味は2つ又は2つ以上ということであり、例えば、複数の要素とは、2つ又は2つ以上の要素を意味する。
【0018】
本発明の実施例は、表示方法及び電子機器を提供し、電子機器は、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを備え、第1入力を受け付け、前記第1入力に応えて、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示し、前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示することができる。該技術手段によれば、目標候補アイテムがロック解除に用いられる場合に、目標候補アイテムを取得し、目標候補アイテムが事前設定候補アイテムとマッチングすると、ロック解除が完成され、これによって、スクリーン伸縮過程でロック解除を可能とし、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器のロック解除にかかる時間を減少し、ロック解除の興味性を増加することを実現する。一方、目標候補アイテムがアプリケーション又はショートカット機能入口を指示することに用いられる場合に、目標候補アイテムを取得すると、目標候補アイテムに対応するアプリケーション画面又はショートカット機能画面を開くことができ、これによって、第1スクリーンが伸びる過程でアプリケーション画面にアクセスする機能を達成可能とし、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器においてアプリケーションを起動することにかかる時間を減少し、興味性を増加し、ユーザ体験を向上させることを実現する。
【0019】
本発明の実施例における電子機器は、オペレーティングシステムを有する電子機器であってもよい。該オペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本発明の実施例では具体的に限定しない。
【0020】
Androidオペレーティングシステムを例にして、本発明の実施例によって提供される表示方法が適用されるソフトウェア環境を説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施例によって提供されるAndroidオペレーティングシステムのアーキテクチャ模式図である。図1において、Androidオペレーティングシステムのアーキテクチャは4つの層を含み、それぞれアプリケーション層、アプリケーションフレームワーク層、システム実行ライブラリ層及びカーネル層(具体的に、Linux(登録商標)カーネル層であってもよい)である。
【0022】
アプリケーション層は、Androidオペレーティングシステム内の各アプリケーション(システムアプリケーションと第三者アプリケーションを含む)を含む。
【0023】
アプリケーションフレームワーク層は、アプリケーションのフレームワークであり、開発者は、アプリケーションフレームワークの開発原則を遵守するうえで、アプリケーションフレームワーク層に基づいて幾つかのアプリケーションを開発することができる。
【0024】
システム実行ライブラリ層は、ライブラリ(システムライブラリとも呼ばれる)とAndroidオペレーティングシステム実行環境を含む。ライブラリは主として、Androidオペレーティングシステムに必要な各種リソースを提供するものである。Androidオペレーティングシステム実行環境は、Androidオペレーティングシステムにソフトウェア環境を提供するためのものである。
【0025】
カーネル層は、Androidオペレーティングシステムのオペレーティングシステム層であり、Androidオペレーティングシステムのソフトウェア階層の最下位層である。カーネル層は、Linux(登録商標)カーネルをもとに、Androidオペレーティングシステムにコアシステムサービスとハードウェア関連のドライバプログラムを提供する。
【0026】
Androidオペレーティングシステムを例にし、本発明の実施例において、開発者は、上述した図1に示すAndroidオペレーティングシステムのシステムアーキテクチャをもとに、本発明の実施例によって提供される表示方法を実現するソフトウェアプログラムを開発することができ、それによって、該表示方法は、図1に示すようなAndroidオペレーティングシステムのもとで実行可能となる。つまり、プロセッサ又は電子機器は、Androidオペレーティングシステムにおいて該ソフトウェアプログラムを実行することで本発明の実施例によって提供される表示方法を実現することができる。
【0027】
本発明の実施例における電子機器は、携帯型の端末機器であっても、又は非携帯型の端末機器であってもよい。例示的に、携帯型の端末機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、携帯情報端末、車載端末機器、ウェアラブル機器、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、ネットブック又はパーソナルディジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)等であってもよく、非携帯型の端末機器は、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビジョン(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク端末等であってもよく、本発明の実施例では具体的に限定しない。
【0028】
従来技術において、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器については、電子機器のスクリーン全体を広めた後に、スクリーンにおける内容に応じて操作するようにする必要がある。例えば、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器はロックを解除された後に、待受画面を表示するが、従来のロック解除方式としては、ユーザの設置したパスワード、ジェスチャーに基づいて或いはユーザの指紋情報を用いてロック解除を完成するものであり、ロック解除方式は単調で面白くない。一方、ユーザはあるアプリケーション画面にアクセスしようとすると、スクリーンを広めてロック解除を完成してからホーム画面にアクセスし、続いて対応するアイコンをタップしてアイコンに対応するアプリケーションにアクセスするようにする必要がある。操作が煩雑で、ユーザ体験がよくない。
【0029】
従って、本発明の実施例は、ユーザが長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器を使用する時に、電子機器のスクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、スクリーンに候補アイテム(候補アイテムは数字又は文字に対応してロック解除に用いられるものであってもよいし、アプリケーションアイコンに対応してアプリケーション画面を便利に開くことに用いられるものであってもよい)を表示し、候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした時に、前記目標候補アイテムに対応する画面を表示することで、スクリーンを広めしながらロックを解除したり、アプリケーション画面を開いたりすることができ、ユーザによる操作ステップを省き、ユーザ体験を向上させることができる表示方法を提供する。
【0030】
本発明の実施例をより明らかにするために、以下、本発明により提供された表示方法の2種のユースケースを示す。
【0031】
第1種の可能なユースケースにおいては、ユーザは電子機器を使用する時に、速やかにロックを解除できることを期待する。ユーザはマッチングするための候補アイテムを予め設定してもよく、該候補アイテムの数量は1つ又は複数であってもよく、該候補アイテムの内容は、数字、符号等であってもよい(例えば、マッチングするための候補アイテムとして1、2、正方形、写真1を設定する)。電子機器は、第1入力を受け付け、スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、スクリーンに候補アイテムを表示し、説明必要であるように,スクリーンに表示される候補アイテムは事前設定候補アイテムの内容及び非事前設定候補アイテムの内容を含み、候補アイテムの順序が限定されなく、候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした(例えば、ユーザの目標候補アイテムへの入力を受け付けた)場合に、該目標候補アイテムを選択し、事前設定候補アイテムが複数である場合に、ユーザは目標候補アイテムを選択した後に、継続的に第2目標候補アイテムを選択することができ(例えば、ユーザが1回目に選択した目標候補アイテムが1であり、ユーザが継続的に目標候補アイテム2を選択できる)、ユーザの選択した1つ又は複数の目標候補アイテムが事前設定候補アイテムとマッチングすると、ロック解除が完成され、ロック解除後の目標画面が表示される。
【0032】
第2種の可能なユースケースにおいては、ユーザは電子機器を使用する時に、アプリケーション画面又はショートカット機能画面に速やかにアクセスできることを期待する。電子機器は、第1入力を受け付け、スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、スクリーンに候補アイテムを表示し、候補アイテムはアプリケーションアイコン、ショートカット機能アイコン又はアプリケーション画面に対応する他の識別子であってもよく、説明必要であるように、スクリーンに表示される候補アイテムはユーザが予め設定した内容であってもよいし、電子機器がユーザの使用状況、使用記録により決定したものであってもよいし、電子機器のホーム画面の全内容であってもよく、候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした(例えば、ユーザの目標候補アイテムへの入力を受信した)場合に、該目標候補アイテム(例えば、アプリケーションアイコン1)を選択し、電子機器はアプリケーションアイコン1に対応するアプリケーションの表示画面を表示する。
【0033】
以下、実行主体が電子機器であることを例として、本発明の実施例により提供された制御方法を例示的に説明する。
【0034】
図2に示すように、本発明の実施例は、表示方法を提供する。該方法は、下記のステップS101~S103を含んでもよい。
【0035】
ステップS101では、電子機器が第1入力を受け付ける。
【0036】
選択的に、上記第1入力は、スクリーンを伸びたり、縮んだりさせる入力であってもよく、例えば、ユーザが手を用いてスクリーンの縁を持って引っ張ったり、押し付けたりして、スクリーンを伸びたり、縮んだりさせてもよい。
【0037】
選択的に、上記第1入力は、スクリーンへのタッチ入力であってもよく、電子機器はタッチ入力を受信すると、スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、例えば、電子機器はユーザのスワイプ入力を受信すると、スクリーンを伸びるように制御し、ユーザのタップ入力を受信すると、スクリーンを縮むように制御してもよい。
【0038】
選択的に、上記第1入力は、電子機器の他の部分への入力であってもよく、例えば、電子機器は、左へ振る入力を検出すると、スクリーンを伸びるように制御し、右へ振る入力を検出すると、スクリーンを縮むように制御し、スクリーンを上へひっくり返す入力を検出すると、スクリーンを伸びるように制御し、スクリーンを下へひっくり返す入力を検出すると、スクリーンを縮むように制御してもよい。
【0039】
選択的に、上記第1入力は、更に電子機器による通知メッセージの受信、着信等であってもよく、具体的な入力方式に対応する電子機器の制御操作は本実施例で限定されない。
【0040】
ステップS102では、前記第1入力に応えて、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示する。
【0041】
本発明の実施例では、上記候補アイテムは伸びたスクリーン領域に表示されてもよいし、予め設定されたスクリーン領域に表示されてもよい。
【0042】
本発明の実施例では、上記の候補アイテムは、例えば、漢字、数字、符号等の文字であってもよいし、画像、パターン等であってもよく、上記候補アイテムはアプリケーションアイコン、フォルダアイコン、ショートカット機能アイコン等であってもよい。
【0043】
例を挙げて説明すると、スクリーンの長さ又は幅が収縮可能な電子機器が伸縮スクリーンを備えた携帯電話を例として、図3に示すように、携帯電話の第1スクリーンを伸びるように制御し、携帯電話の第2スクリーンに数字である候補アイテムを表示し、例えば、目標数字への入力が受け付けられ、目標数字が予め設定された数字とマッチングすると、ロック解除後の画面、例えばスクリーンのホーム画面が表示される。
【0044】
選択的に、携帯電話の第1スクリーンを制御して伸び出した後に、携帯電話の第2スクリーンに三角形、正方形、長方形、三角形と正方形を組み合せたパターン等のようなパターンである候補アイテムを表示し、例えば、目標パターンへの入力が受け付けられ、目標パターンが予め設定されたパターンとマッチングすると、ロック解除後の画面が表示されてもよい。
【0045】
選択的に、携帯電話の第1スクリーンを制御して伸び出した後に、携帯電話の第2スクリーンに1、2、3、三角形、正方形、4、5・・・のようなパターンと数字の組合である候補アイテムを表示し、例えば、目標対象(目標パターン又は目標数字)への入力が受け付けられ、目標数字が予め設定された数字とマッチングすると、ロック解除後の画面が表示されてもよい。
【0046】
一例では、長さ又は幅が収縮可能なスクリーンを備えた電子機器は、フレキシブルスクリーンを備える携帯電話であってもよく、図4に示すように、携帯電話のスクリーンを伸びるように制御し、候補アイテムを表示することは、スクリーンの伸し出した領域に候補アイテムを表示し、又はスクリーンの伸し出た一部の領域に候補アイテムを表示するようになってもよく、候補アイテムは画像であってもよく、例えば、目標画像への入力が受け付けられ、目標画像が予め設定された画像とマッチングすると、ロック解除後の画面が表示される。
【0047】
選択的に、候補アイテムが画像である場合に、例えば、目標画像への入力が受け付けられると、アルバムにおける目標画像に対応するページ又はシステムにおける目標画像に対応する他のページを表示できてもよい。
【0048】
選択的に、画像は、ユーザが予め設定した画像であってもよいし、システムがネットワークから取得した画像であってもよいし、システムが携帯電話のアルバムから取得した画像であってもよく、画像の出所は本実施例で限定されない。
【0049】
一例では、候補アイテムがアプリケーションアイコンであり、例えば、目標アイコンへの入力が受け付けられると、目標アイコンに対応するアプリケーション画面が表示され、目標アイコンがアプリケーションストアであれば、アプリケーションストアのホーム画面又はアプリケーションストアのサブページが表示される。
【0050】
選択的に、候補アイテムがショートカット機能アイコンであり、例えば、目標ショートカット機能アイコンへの入力が受け付けられると、目標ショートカット機能アイコンに対応するショートカット機能画面が表示され、目標ショートカット機能アイコンが支払いアイコンであれば、支払いホーム画面が表示されてもよい。
【0051】
選択的に、候補アイテムは数字、パターン、アプリケーションアイコン、ショートカット機能アイコン等の少なくとも1種であってもよく、目標対象(目標数字、目標パターン、目標アプリケーションアイコン、目標ショートカット機能アイコン等)への入力が受け付けられると、目標対象に対応する表示画面が表示されてもよい。
【0052】
一例では、第2スクリーンに表示される候補アイテムの数量は第1スクリーンの伸び長さに関連付けられてもよく、例えば、第1スクリーンが伸びる時に、候補アイテムを更新表示し、候補アイテムの数量を増加する。
【0053】
本発明の実施例では、上記の候補アイテムの具体的な内容としてはユーザが必要に応じて自ら設定できる。例えば、スクリーンを広めながらロック解除を実現しようとする場合に、候補アイテムは数字、符号、パターン等であってもよく、スクリーンを広めながら、アプリケーション画面を速やかに開くことを実現しようとする場合に、候補アイテムはアプリケーションアイコン、ショートカット機能アイコン、画像等であってもよい。
【0054】
ステップS103では、前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示する。
【0055】
本発明の実施例では、上記目標画面は目標候補アイテムに関連付けられ、即ち、電子機器はユーザの選択した目標候補アイテムに応じて目標候補アイテムに対応する目標画面を表示する。理解できるように、上記目標画面は必ず一定の画面であるというわけではなく、即ち同一の候補アイテムに対応するものとして、場合によっては、表示する目標画面は異なる画面であってもよい。
【0056】
例えば、ロックを解除する場合に、候補アイテムとしてパターンを設定し、予め設定されたパターンが正方形であり、正方形への入力が受け付けられると、ロック解除後の目標画面が表示され、ここで、目標画面は、電子機器のホーム画面であってもよいし、電子機器がロックされる前に表示したアプリケーション画面であってもよい。
【0057】
更に例えば、アプリケーションを起動する場合に、候補アイテムとしてアプリケーションアイコンを設定し、目標アプリケーションアイコンへの入力が受け付けられると、目標アプリケーションアイコンに対応する目標画面が表示され、ここで、目標画面は、目標アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションのホーム画面であってもよいし、目標アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションのバックバッファページであってもよい。
【0058】
更に例えば、ショートカット機能を起動する場合に、候補アイテムとしてショートカット機能アイコンを設定し、目標ショートカット機能アイコンへの入力が受け付けられると、目標ショートカット機能アイコンに対応する目標画面が表示され、ここで、目標画面は、ショートカット機能ホーム画面であってもよいし、ショートカット機能に対応する目標ウィンドウ画面であってもよく、目標ショートカット機能アイコンが支払いアイコンであれ、ウィンドウ画面はスキャン画面、支払いコード画面等を含む。電子機器は履歴記録又は最近の使用状況に応じて目標ウィンドウ画面を決定できる。
【0059】
上記事前設定条件は、候補アイテムへの入力を受け付けたことであってもよく、これによって目標候補アイテムを決定し、目標候補アイテムに対応する目標画面を表示する。また、目標候補アイテムが事前設定条件を満した後に、目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するようになってもよい。
【0060】
例として、図3に示すように、電子機器は例えばユーザがスクリーンの縁を引っ張ってスクリーンを伸し出すユーザの第1入力を受け付け、該入力に応えて、電子機器はスクリーンを伸びるように制御し、スクリーンの伸し出し領域に数字、即ち候補アイテムを表示する。上記の候補アイテムへの入力の受け付けについては、図3に示すように、電子機器がユーザの数字へのタップ入力を受け付けると、例えば、ユーザが数字3をタップすると、予め設定された数字が3である場合に、電子機器のロック解除が実現され、ロック解除後のホーム画面が表示されるようになってもよい。従って、電子機器はスクリーンを広めながらロックを解除することを実現できる。
【0061】
選択的に、ロックを解除する場合に、目標候補アイテム(ここで、第1候補アイテムであると考えられる)を選択した後に、ユーザの入力を受け付け続けて、目標候補アイテム(ここで、第2候補アイテムであると考えられる)を選択し続けることができ、第1候補アイテムと第2候補アイテムの組合が予め設定された候補アイテムとマッチングすると、ロック解除後の画面が表示されてもよい。ロック解除の場合に、設定される候補アイテムの数量は、本実施例で限定されない。
【0062】
選択的に、図3に示すように、目標候補アイテムを選択した後に、スクリーンの事前設定領域に目標候補アイテムを表示して、選択された内容をユーザに通知してもよい。
【0063】
選択的に、目標候補アイテムを選択した後に、スクリーンの事前設定領域に目標候補アイテムを表示し、また、ユーザのプライバシを保護するように所定時間が経過した後目標候補アイテムを非表示してもよく、非表示方式としては、表示を解消してもよいし、第2形式で表示してもよい。
【0064】
選択的に、ロックを解除する場合に、設定される候補アイテム数量が2よりも少なくない時に、目標候補アイテムが選択された後に、ユーザの入力を受け付けて選択された目標候補アイテムを削除してもよく、これによって、ユーザが誤って選択した後再入力できてもよい。
【0065】
例として、電子機器がユーザの第1入力を受け付けると、例えばスクリーンの縁を引っ張ってスクリーンを伸し出すと、該入力に応えて、電子機器がスクリーンを伸びるように制御し、スクリーンの伸し出した領域に数字である候補アイテムを表示し、且つ目標識別子を表示する。上記目標候補アイテムが事前設定条件を満たしたことは、図5に示すように、電子機器がユーザの目標識別子へのドラッグ入力を受け付けた後に、目標識別子が目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なった場合に目標画面を表示するようになってもよく、例えば、電子機器が数字である候補アイテムを表示し、ユーザが目標識別子をドラッグし、目標識別子が数字3と少なくとも部分的に重なった場合に、数字3が選択されると考えられ、予め設定された数字が3である場合に、電子機器においてロック解除が実現され、ロック解除後の画面が表示される。
【0066】
例として、電子機器がユーザの第1入力を受け付ける前に、電子機器がスクリーンの第1位置に目標識別子を表示し、電子機器がユーザの第1入力を受け付けると、該入力に応えて、電子機器がスクリーンを伸びるように制御し、スクリーンにアプリケーションアイコンである候補アイテムを表示し、且つ第2位置に目標識別子を表示し、上記目標候補アイテムが事前設定条件を満たしたことは、目標識別子が目標アプリケーションアイコンと部分的に重なった場合に、目標アプリケーションアイコンに対応する表示画面を表示するようになってもよく、例えば、電子機器がスクリーンの縁で目標識別子を表示し、電子機器が、ユーザがタッチパネルにおいてスクリーンを伸し出すように指示するコントロールをタップする入力を受け付けると、スクリーンを伸びるように制御し、スクリーンの伸し出し領域にアプリケーションアイコンを表示し、また、目標識別子が第2位置まで移動し、目標識別子が目標アプリケーションアイコンと部分的に重なった場合に、目標アプリケーションアイコンに対応する表示画面が表示される。
【0067】
選択的に、上記の目標識別子が目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なることは、目標識別子の所在する第1領域が目標候補アイテムの所在する第2領域と少なくとも部分的に重なるようになってもよい。
【0068】
本発明の実施例では、電子機器は、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを備え、第1入力を受け付け、前記第1入力に応えて、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示し、前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示することができる。該技術手段によれば、目標候補アイテムがロック解除に用いられる場合に、目標候補アイテムと事前設定候補アイテムを取得する時に、ロック解除が完成され、これによって、スクリーン伸縮過程でロック解除を可能とし、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器のロック解除にかかる時間を減少し、ロック解除の興味性を増加することを実現する。一方、目標候補アイテムがアプリケーション又はショートカット機能入口を指示することに用いられる場合に、目標候補アイテムを取得すると、目標候補アイテムに対応するアプリケーション画面又はショートカット機能画面を開くことができ、これによって、第1スクリーンが伸びる過程でアプリケーション画面にアクセスする機能を達成可能とし、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器においてアプリケーションを起動することにかかる時間を減少し、興味性を増加し、ユーザ体験を向上させることを実現する。
【0069】
例として、上記のステップS103の前に、該方法は、目標識別子を表示するステップS104を含んでもよい。
【0070】
目標識別子はパターン、コントロール、マスク、選択枠等であってもよく、目標識別子の具体的な形式は本実施例で限定されない。
【0071】
上記の目標識別子の表示については、電子機器が第1入力を受け付ける前に目標識別子を表示してもよいし、電子機器が第1入力を受け付けた後目標識別子を表示してもよい。
【0072】
第1種の実現可能形態において、例として、電子機器が伸縮スクリーンを備える電子機器であり、その中で、第2スクリーンが伸縮スクリーンであり、電子機器が第1入力を受け付ける前に、第2スクリーンに目標識別子を表示する。電子機器が第1入力を受け付けると、第2スクリーンを伸びるように制御し、第2スクリーンに候補アイテムを表示する。目標識別子への入力を受け付けて、目標識別子により目標候補アイテムを選択して、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示することができる。
【0073】
選択的に、上記の目標識別子による目標候補アイテムの選択については、目標識別子をタップしてから、候補アイテムをタップして目標候補アイテムを決定してもよいし、目標識別子への入力を受け付け、目標識別子を移動させ、目標識別子が候補アイテムと少なくとも部分的に重なった場合に、目標候補アイテムを決定するようにしてもよい。目標識別子による目標候補アイテムの選択方式は、本実施例で限定されない。
【0074】
第2種の実現可能形態において、例として、電子機器が巻き取れるスクリーンを備える電子機器であり、第1入力を受け付けると、スクリーンを伸びるように制御し、スクリーンの伸し出し領域に候補アイテムを表示し、且つ目標識別子を表示する。目標識別子への入力を受け付けて、目標識別子により目標候補アイテムを選択して、目標候補アイテムに対応する目標画面を表示することができる。
【0075】
説明必要であるように、電子機器が第1入力を受け付けると、目標識別子と候補アイテムを同時に表示してもよいし、目標識別子を表示してから候補アイテムを表示してもよいし、候補アイテムを表示してから目標識別子を表示してもよく、電子機器が第1入力を受け付けると目標識別子と候補アイテムを表示する順序は、本発明の実施例で限定されない。
【0076】
例として、上記のステップS103は具体的には、前記目標識別子が前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なった場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するステップS103aを含んでもよい。
【0077】
説明必要であるように、上記の目標識別子が目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なることは、目標識別子の所在する一部の領域が前記目標候補アイテムの所在する目標領域と少なくとも部分的に重なるようになってもよく、本発明の実施例で限定されない。
【0078】
例として、上記の電子機器がスクリーンに候補アイテムと目標識別子を表示する場合に、ユーザの目標識別子への入力を受け付けて、目標識別子を移動させて、目標識別子が候補アイテムのうちの目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なった場合に、前記目標候補アイテムに対応する画面を表示するようにしてもよい。
【0079】
例として、図6に示すように、上記の電子機器がスクリーンに候補アイテムと目標識別子を表示し、ユーザの候補アイテムのうちの目標候補アイテムへの入力を受け付けて、候補アイテムのうちの目標候補アイテムを移動させ、目標識別子が候補アイテムのうちの目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なった場合に、前記目標候補アイテムに対応する画面を表示することができる。
【0080】
選択的に、目標識別子と目標候補アイテムの重なり面積の閾値を設置することができ、前記目標識別子と前記目標候補アイテムの重なり面積が予めに設定された値よりも大きくなると、目標候補アイテムに対応する目標画面が表示されてもよい。例えば、前記目標識別子が前記目標候補アイテムと完全に重なった条件下で、目標候補アイテムに対応する目標画面が表示されるように設定してもよい。
【0081】
本発明の実施例により提供された表示方法において、目標識別子が増設され、目標識別子が目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なった場合に、目標候補アイテムに対応する目標画面が表示される。本発明の実施例の方法によれば、目標識別子が目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なることを満たした場合のみに、目標候補アイテムに対応する目標画面が表示可能であり、ユーザが使用過程で誤って操作する可能性を低減して、ユーザ体験を向上させた。
【0082】
例として、上記のステップS104は具体的には、上記のステップS102の前のステップである下記のステップS104aを含んでもよい。
【0083】
ステップS104aでは、前記スクリーンの第1位置に目標識別子を表示する。
【0084】
本発明の実施例では、上記第1位置は、ユーザが予め設定した位置であってもよいし、電子機器システムがランダムに選択した位置であってもよい。
【0085】
例として、上記電子機器は第1スクリーンと第2スクリーンを備え、その中で、第2スクリーンが伸縮可能なスクリーンである。前記スクリーンの第1位置に目標識別子を表示することは、第1スクリーンの中心領域に目標識別子を表示するようになってもよいし、システムがランダムに選択した領域、例えばスクリーンの縁領域に目標識別子を表示するようになってもよい。
【0086】
例として、上記のステップS102は具体的には、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示し、且つ前記スクリーンの第2位置に前記目標識別子を表示するステップS102aを含んでもよく、その中で、前記第1位置と前記第2位置が異なる。
【0087】
本発明の実施例では、上記第2位置はスクリーンが伸びたり、縮んだりすることに関連する。
【0088】
例として、上記第2位置はスクリーンが伸びたり、縮んだりする長さに関連する。電子機器が第1入力を受け付け、スクリーンを伸びるように制御し、スクリーンの伸び長さが第1長さであれば、第2位置はスクリーンの伸び方向に沿って第1位置まで第1長さ離れた位置であってもよい。スクリーンの伸び方向と反対の方向に沿って第1位置まで第1長さ離れた位置であってもよい。
【0089】
選択的に、第2位置と第1位置の距離はスクリーンの伸び長さに対して所定の割合関係を有してもよく、例えば所定の割合が2:1であり、このようにスクリーンの伸び長さが第1長さである場合に、第2位置はスクリーンの伸び方向に沿って、第1位置まで2倍の第1長さ離れた位置であってもよい。
【0090】
第2位置とスクリーンが伸びたり、縮んだりする長さとの対応関係は、本実施例で限定されない。
【0091】
例えば、図7に基づき、第1スクリーンと第2スクリーンを備える電子機器を例とし、その中で、第2スクリーンが伸縮可能である。第1スクリーンにおける縁領域に目標識別子を表示し、電子機器がユーザの第1入力を受け付け、第2スクリーンを5cm伸びるように制御し、アプリケーションアイコンを表示し、且つ縁領域まで5cm離れた位置(図における第2位置)に目標識別子を表示し、この時に目標識別子が目標アプリケーションアイコンと部分的に重なり、電子機器に目標アプリケーションアイコンに対応するアプリケーション画面が表示される。
【0092】
例として、上記第2位置はスクリーンが伸びたり、縮んだりするために用いられる時間に関連する。予め設定された移動速度がvであり、電子機器が第1入力を受け付け、スクリーンを伸びるように制御し、例えば、スクリーンが第1事前設定長さ伸びるために用いられる時間がtであれば、第2位置はスクリーンの伸び方向に沿って第1位置までt*v離れた位置であってもよい。
【0093】
選択的に、第2位置と第1位置の距離を計算する時に、スクリーンが第2事前設定長さ伸びる平均速度v2を選択してもよく、このように第2位置はスクリーン伸び方向に沿って第1位置までt*v2離れた位置であってもよい。
【0094】
第2位置とスクリーンが伸びたり、縮んだりする時間との対応関係は、本実施例で限定されない。
【0095】
例えば、第1スクリーンと第2スクリーンを備える電子機器を例とし、その中で、第2スクリーンが伸縮可能である。第1スクリーンにおける縁領域に目標識別子を表示し、電子機器がユーザの第1入力を受け付け、第2スクリーンを伸びるように制御し、アプリケーションアイコンを表示し、その中で第1事前設定長さが5cmであり、予め設定された速度が1cm/sであり、第2スクリーンが5cm伸びるために用いられる時間が2sであり、このように縁領域まで2cm離れた位置に目標識別子を表示し、この時に目標識別子が目標アプリケーションアイコンと部分的に重なり、電子機器が目標アプリケーションアイコンに対応するアプリケーション画面が表示される。
【0096】
本発明の実施例により提供された表示方法によれば、スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御する過程で、目標識別子の位置を変更し、目標識別子が目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なった場合に、目標候補アイテムに対応する表示画面が表示される。本発明の実施例の方法によれば、ユーザが目標識別子の位置を手動で変更することではなく、スクリーンが伸びたり、縮んだりすることによって、目標識別子の位置の変更をトリガし、目標画面を開く操作ステップを少なくして、ユーザに便利に使用させる。
【0097】
例として、上記のステップS102は具体的には、前記スクリーンを伸びるように制御し、第1候補アイテムを表示し、前記スクリーンの伸び長さが第1事前設定値よりも大きい場合に、第2候補アイテムを表示するステップS102bを含んでもよい。
【0098】
本実施例では、第1候補アイテムと第2候補アイテムが異なり、その中で、第1候補アイテムと第2候補アイテムが部分的に異なってもよいし、全内容が異なってもよく、これは本実施例で限定されない。
【0099】
例として、第1候補アイテムと第2候補アイテムの内容が部分的に異なり、即ち、スクリーン伸び長さが第1事前設定値よりも大きくなると、候補アイテムの内容が部分的に更新される。例えば、スクリーンを制御して伸び出すと、第1候補アイテムが表示され、候補アイテム内容がアイコン1、アイコン2、アイコン3、アイコン4であり、第1事前設定値が3cmであり、スクリーンの伸び長さが3cmよりも大きくなると、第2候補アイテムが表示され、候補アイテムの内容がアイコン2、アイコン3、アイコン4、アイコン5である。
【0100】
例として、第1候補アイテムと第2候補アイテムの内容が完全に異なり、即ち、スクリーン伸び長さが第2事前設定値よりも大きくなると、候補アイテムの内容が全部更新される。例えば、スクリーンを制御して伸び出すと、第1候補アイテムが表示され、候補アイテム内容がアイコン1、アイコン2、アイコン3、アイコン4であり、第1事前設定値が3cmであり、スクリーンの伸び長さが3cmよりも大きくなると、第2候補アイテムが表示され、候補アイテムの内容がアイコン5、アイコン6、アイコン7である。
【0101】
例として、上記のステップS103は具体的には、前記スクリーンの長さが変わらない時間長が第2事前設定値よりも大きい場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するステップS103bを含んでもよく、前記目標候補アイテムは前記第2候補アイテムにおいて前記第1候補アイテムに比べて増加した候補アイテムである。
【0102】
本実施例では、前記スクリーンの長さが変わらない時間長は、即ち第1入力を受け付けない時間長であり、前記第2候補アイテムにおいて前記第1候補アイテムに比べて増加した候補アイテムは、1つであってもよいし、複数であってもよい。
【0103】
例として、第2候補アイテムにおいて前記第1候補アイテムに比べて増加した候補アイテムが1つであれば、増加した候補アイテムが目標候補アイテムとなり、このようにスクリーンの長さが変わらない時間長が第2事前設定値よりも大きくなると、目標候補アイテムに対応する画面が表示される。
【0104】
例として、ロックを解除する場合に、増加した候補アイテムが複数であれば、複数の候補アイテムを予め設定された候補アイテムと比較し、予め設定された候補アイテムとマッチングすると、ロック解除後の画面が表示される。
【0105】
選択的に、複数の候補アイテムに順序を付けなく、即ち候補アイテムの内容が予め設定された候補アイテムに対応すればロック解除が実現できる。例えば、第2事前設定値が2sであり、予め設定された候補アイテムが7、3、5、1である。電子機器が第1入力を受け付けて表示した第1候補アイテムが2、4、6であり、電子機器のスクリーンが変わらない時間長が2sよりも大きくなった場合に表示した第2候補アイテム内容が1、2、3、4、5、6、7であるため、第2候補アイテムにおいて第1候補アイテムに比べて増加した内容が1、3、5、7であり、この時に増加した候補アイテムが予め設定された候補アイテムに対して対応関係を有するので、電子機器のロック解除が成功したとし、ロック解除後の画面が表示される。
【0106】
選択的に、第2候補アイテムにおいて第1候補アイテムに比べて複数の候補アイテムが増加した場合に、候補アイテムの順序は予め設定された方向により決定してもよく、例えば、第2事前設定値が2sであり、予め設定された候補アイテムが7、3、5、1であり、予め設定された方向がスクリーンの伸び方向である。電子機器が第1入力を受け付けて表示した第1候補アイテムが2、4、6であり、電子機器のスクリーンが変わらない時間長が2sよりも大きくなった場合に、スクリーンの伸び方向に沿って表示した第2候補アイテムの内容が1、2、3、4、5、6、7であるため、第2候補アイテムにおいて第1候補アイテムに比べて増加した内容が1、3、5、7であり、この時に増加した候補アイテムが予め設定された候補アイテムとマッチングしないので、電子機器のロック解除が失敗したとする。
【0107】
例として、アプリケーション画面を開く場合に、増加した候補アイテムが複数であれば、複数の画面に分割して目標候補アイテムに対応する目標画面を表示する。
【0108】
例えば、第2候補アイテムにおいて第1候補アイテムに比べて複数の候補アイテムが増加した場合に、第2事前設定値が2sである。電子機器が第1入力を受け付けて表示した第1候補アイテムがアイコン1、アイコン2であり、電子機器のスクリーンが変わらない時間長が2sよりも大きくなった場合に表示した第2候補アイテム内容がアイコン3、アイコン4であるため、第2候補アイテムにおいて第1候補アイテムに対して増加した内容がアイコン3、アイコン4であり、この時にスクリーンを2部分に分割してアイコン3とアイコン4に対応する目標アプリケーション画面をそれぞれ表示する。
【0109】
本実施例では、電子機器のスクリーンが所定条件を満たした場合に、候補アイテムの内容を更新でき、これによってスクリーンに表示されている候補アイテムにはユーザに必要とされる候補アイテムが含まれない時に、ユーザに必要とされる候補アイテムが表示されるまで、候補アイテムを更新表示でき、ユーザ体験を向上させる。
【0110】
例として、電子機器は第1スクリーンと第2スクリーンを備え、上記のステップS102は具体的には、前記第2スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、前記第1スクリーンに前記第1スクリーンを移動する候補アイテムを表示するステップS102cを含んでもよく、前記候補アイテムの移動距離が前記第2スクリーンの伸び長さ又は縮み長さに関連する。
【0111】
本実施例では、第2スクリーンは伸縮可能なスクリーンであり、説明必要であるように、本実施例では第1スクリーンと第2スクリーンはいずれも剛性スクリーンであってもよいし、フレキシブルスクリーンであってもよいし、1つがフレキシブルスクリーン、もう1つが剛性スクリーンであってもよく、これは本実施例で限定されない。
【0112】
本実施例では、第2スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、第1スクリーンに候補アイテムを表示し且つ候補アイテムを第1スクリーンを移動させてもよいし、先に第1スクリーンに候補アイテムを表示し、第2スクリーンを制御して伸びたり、縮んだりさせてから、候補アイテムを移動させてもよいし、第1入力を受け付けてから、第2スクリーンを制御して伸びたり、縮んだりさせ、候補アイテムを表示しながら候補アイテムを移動させてもよく、第2スクリーンの伸縮及び候補アイテムの表示の順序は、本実施例で限定されない。
【0113】
本実施例では、第2スクリーンが伸縮可能であり、その中で、前記候補アイテムの移動距離が前記第2スクリーンの伸び長さ又は縮み長さに関連することは、第2スクリーンが伸びる場合に、候補アイテムがスクリーンの伸び方向に沿って移動し、第2スクリーンが縮む場合に、候補アイテムがスクリーンの縮み方向に沿って移動するようになってもよいし、第2スクリーンが伸びる場合に、候補アイテムがスクリーンの伸び方向と反対の方向に沿って移動し、第2スクリーンが縮む場合に、候補アイテムがスクリーンの縮み方向と反対の方向に沿って移動するようになってもよく、候補アイテムの移動方向は、本実施例で限定されない。
【0114】
本実施例では、前記候補アイテムの移動距離が前記第2スクリーンの伸び長さ又は縮み長さに関連することは、候補アイテムの移動距離が第2スクリーンの伸び長さ又は縮み長さに等しいようになってもよく、候補アイテムの移動距離が第2スクリーンの伸び長さ又は縮み長さに対して所定割合を有するようになってもよい。
【0115】
例えば、電子機器が第1入力を受け付けて第2スクリーンを伸びるように制御し、第1スクリーンが縁に候補アイテムを表示し、第2スクリーンの伸び長さ3cmを取得すると、候補アイテムを第2スクリーンの伸び方向に沿って3cm移動させる。
【0116】
選択的に、電子機器が第1入力を受け付けて第2スクリーンを伸びるように制御し、第1スクリーンに候補アイテムを表示し且つ候補アイテムを移動させ、その中で第2スクリーンの伸び速度が候補アイテムの移動速度と同じである。
【0117】
例えば、所定割合を2:1に設定し、電子機器が第1入力を受け付けて第2スクリーンを伸びるように制御し、第1スクリーンが縁に候補アイテムを表示し、第2スクリーンの伸び長さ3cmを取得すると、候補アイテムを第2スクリーンの伸び方向に沿って1.5cm移動させる。
【0118】
選択的に、所定割合を2:1に設定し、電子機器が第1入力を受け付けて第2スクリーンを伸びるように制御し、第1スクリーンに候補アイテムを表示し且つ候補アイテムを移動させてよく、その中で第2スクリーンの伸び速度が2cm/sであれば、候補アイテムの移動速度が1cm/sである。
【0119】
例として、電子機器は第1スクリーンと第2スクリーンを備え、上記のステップS103は具体的には、前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが前記第1スクリーンの目標領域と少なくとも部分的に重なった場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するステップS103cを含んでもよい。
【0120】
本実施例では、目標領域は、予め設定された領域であってもよいし、候補アイテム表示後、ユーザのスクリーンへのタッチ入力によって決定された領域であってもよい。目標領域の形状は正方形、円形等、いかなる形状であってもよく、目標領域の大きさはユーザの要求に応じて定められてもよい。
【0121】
例として、図8に示すように、予め設定された領域は第1スクリーンにある円形領域である。電子機器が第1入力を受け付け、第2スクリーンを伸びるように制御し、第1スクリーンに候補アイテムを表示し、且つ候補アイテムを第2スクリーンの伸び方向に沿って移動させ、第1スクリーンの中心の円形領域が目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なった場合に、目標候補アイテムに対応する画面が表示される。
【0122】
選択的に、目標候補アイテムと目標領域の重なり面積が予め設定された値よりも大きくなると、目標候補アイテムに対応する表示画面を表示するように設定してもよい。
【0123】
選択的に、予め設定された領域が複数の候補アイテムと少なくとも部分的に重なってもよく、即ち、複数の目標候補アイテムを有する。例えば、ロックを解除する場合に、予め設定された候補アイテムが1、2、3であり、電子機器が第1入力を受け付け、第2スクリーンを伸びるように制御し、第1スクリーンに数字1、2、3、4、5、6である候補アイテムを表示し、且つ候補アイテムを第2スクリーンの伸び方向に沿って移動させ、第1スクリーンの中心の円形領域が1、2、3と少なくとも部分的に重なった場合に、目標候補アイテムが1、2、3であり、目標候補アイテム1、2、3が予め設定された候補アイテムとマッチングするので、電子機器のロック解除後の画面が表示される。
【0124】
選択的に、複数の目標候補アイテムが予め設定された領域と少なくとも部分的に重なった場合に、予め設定された規則により目標候補アイテムの順序を決定してもよい。
【0125】
例えば、アプリケーション画面を開く場合に、電子機器が第1入力を受け付け、第2スクリーンを伸びるように制御し、第1スクリーンにアイコン1、アイコン2、アイコン3、アイコン4である候補アイテムを表示し、且つ候補アイテムを第2スクリーンの伸び方向に沿って移動させ、第1スクリーンの中心の円形領域がアイコン1、アイコン2と少なくとも部分的に重なった場合に、目標候補アイテムがアイコン1とアイコン2であり、このように電子機器において複数の画面に分割してアイコン1とアイコン2に対応する表示画面を表示する。
【0126】
本実施例では、電子機器は第1スクリーンと第2スクリーンを備え、その中で、第2スクリーンが伸縮可能なスクリーンであり、第2スクリーンが伸びたり、縮んだりすることで候補アイテムが移動でき、目標領域が目標候補アイテムとマッチングすると、目標候補アイテムに対応する表示画面が表示され、本実施例により提供された方法によれば、複数の目標候補アイテムを選択して、ユーザのユースケースを増加することができ、迅速にロックを解除したり、複数のアプリケーションを起動したりして、ユーザ体験を向上させることが実現できる。
【0127】
本発明の実施例において、上記各図面に示す制御方法についてはいずれも本発明の実施例における一つの図面を例として例示的に説明したことを説明する必要がある。具体的に実現する時に、上記各図面に示す制御方法は更に上記実施例に示す他の参照可能な任意の図面に基づいて実現可能であり、ここで詳細な説明は省略する。
【0128】
図9に示すように、本発明の実施例は、電子機器900を提供する。該電子機器は、受付モジュール901、応答モジュール902及び第1表示モジュール903を備えてもよい。受付モジュール901は、第1入力を受け付けることに用いられる。応答モジュール902は、受付モジュール901の受け付けた第1入力に応えて、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示することに用いられる。第1表示モジュール903は、前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示することに用いられる。
【0129】
選択的に、図9図10に示すように、本発明の実施例により提供された電子機器は、更に第2表示モジュール904を備えてもよい。第2表示モジュール904は、目標識別子を表示することに用いられる。第1表示モジュール903は、更に前記目標識別子が前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なった場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示することに用いられる。
【0130】
選択的に、第2表示モジュール904は、具体的には、第1入力を受け付ける前に、前記スクリーンの第1位置に目標識別子を表示することに用いられる。第1表示モジュール903は、更に前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテムを表示し、且つ前記スクリーンの第2位置に前記目標識別子を表示することに用いられる。
【0131】
ここで、前記第1位置と前記第2位置とは異なる。
【0132】
選択的に、第1表示モジュール903は、更に、前記スクリーンを伸びるように制御し、第1候補アイテムを表示するように構成される。その中で、前記スクリーンの伸び長さが第1事前設定値よりも大きい場合に、第1表示モジュール903は、更に、第2候補アイテムを表示するように構成され、前記第2表示モジュール904は、更に、前記スクリーンの長さが変わらない時間長が第2事前設定値よりも大きい場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するように構成され、前記目標候補アイテムは前記第2候補アイテムにおいて前記第1候補アイテムに比べて増加した候補アイテムである。
【0133】
選択的に、前記電子機器は更に第1スクリーンと第2スクリーンを備え、前記第1表示モジュール903は、更に、前記第2スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、前記第1スクリーンに前記第1スクリーンを移動する候補アイテムを表示するように構成され、前記候補アイテムの移動距離が前記第2スクリーンの伸び長さ又は縮み長さに関連する。前記第2表示モジュール904は、更に、前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが前記第1スクリーンの目標領域と少なくとも部分的に重なった場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するように構成される。
【0134】
本発明の実施例により提供された電子機器は上記方法実施例で電子機器が実現する各工程を実現でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明は省略する。
【0135】
本発明の実施例は、電子機器を提供し、目標候補アイテムがロック解除に用いられる場合に、目標候補アイテムを取得し、目標候補アイテムが事前設定候補アイテムとマッチングすると、ロック解除が完成され、これによって、スクリーン伸縮過程でロック解除を可能とし、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器のロック解除にかかる時間を減少し、ロック解除の興味性を増加することを実現する。一方、目標候補アイテムがアプリケーション又はショートカット機能入口を指示することに用いられる場合に、目標候補アイテムを取得すると、目標候補アイテムに対応するアプリケーション画面又はショートカット機能画面を開くことができ、これによって、第1スクリーンが伸びる過程でアプリケーション画面にアクセスする機能を達成可能とし、長さ又は幅が伸縮可能なスクリーンを配置した電子機器においてアプリケーションを起動することにかかる時間を減少し、興味性を増加し、ユーザ体験を向上させることを実現する。
【0136】
図11は本発明の各実施例を実現する電子機器のハードウェア構成の模式図である。図11に示すように、該電子機器200は、高周波ユニット201、ネットワークモジュール202、オーディオ出力ユニット203、入力ユニット204、センサ205、表示ユニット206、ユーザ入力ユニット207、インタフェースユニット208、メモリ209、プロセッサ210、及び電源211等の部材を含むが、それらに限定されない。当業者であれば、図11に示す電子機器の構造は電子機器を限定するものではなく、電子機器は図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよいことが理解可能である。本発明の実施例において、電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、携帯情報端末、車載電子機器、ウェアラブル機器、及び歩数計等を含むが、それらに限定されない。
【0137】
その中で、プロセッサ210は、第1入力を受け付け、第1入力に応えて、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御するように構成され、更に、候補アイテムを表示するように表示ユニット206を制御するように構成される。前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが事前設定条件を満たした場合に、プロセッサ210は、更に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するように表示ユニット206を制御するように構成される。
【0138】
プロセッサ210は、更に、目標識別子を表示するように表示ユニット206を制御するように構成され、前記目標識別子が前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムと少なくとも部分的に重なった場合に、プロセッサ210は、更に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するように表示ユニット206を制御するように構成される。
【0139】
プロセッサ210は、更に、前記第1入力に応えて、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、候補アイテム表示前に、前記スクリーンの第1位置に目標識別子を表示するように表示ユニット206を制御するように構成され、プロセッサ210は、更に、前記スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、且つ候補アイテムを表示し、前記スクリーンの第2位置に前記目標識別子を表示するように表示ユニット206を制御するように構成され、前記第1位置と前記第2位置が異なる
【0140】
プロセッサ210は、更に、前記スクリーンを伸びるように制御し、また、前記スクリーンの伸び長さが第1事前設定値よりも小さい場合に、第1候補アイテムを表示し、前記スクリーンの伸び長さが第1事前設定値よりも大きい場合に、第2候補アイテムを表示するように表示ユニット206を制御するように構成され、更に、前記スクリーンの長さが変わらない時間長が第2事前設定値よりも大きい場合に、プロセッサ210は、更に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するように表示ユニット206を制御するように構成され、前記目標候補アイテムは前記第2候補アイテムにおいて前記第1候補アイテムに比べて増加した候補アイテムである。
【0141】
第1スクリーンと第2スクリーンを備えた電子機器では、プロセッサ210は、更に、前記第2スクリーンを伸びたり、縮んだりするように制御し、また、前記第1スクリーンに前記第1スクリーンを移動する候補アイテムを表示するように制御するように構成され、前記候補アイテムの移動距離が前記第2スクリーンの伸び長さ又は縮み長さに関連する。
【0142】
プロセッサ210は、更に、前記候補アイテムのうちの目標候補アイテムが前記第1スクリーンの目標領域と重なった場合に、前記目標候補アイテムに対応する目標画面を表示するように表示ユニット206を制御するように構成される。
【0143】
本発明の実施例は、電子機器を提供し、目標候補アイテムがロック解除に用いられる場合に、目標候補アイテムを取得し、目標候補アイテムが事前設定候補アイテムとマッチングすると、ロック解除が完成され、これによって、スクリーン伸縮過程でロック解除を完成可能とし、伸縮可能なフレキシブルスクリーンを備えた電子機器のロック解除にかかる時間を減少し、ロック解除の興味性を増加することを実現する。一方、目標候補アイテムがアプリケーション又はショートカット機能入口を指示することに用いられる場合に、目標候補アイテムを取得すると、目標候補アイテムに対応するアプリケーション画面又はショートカット機能画面を開くことができ、これによって、第1スクリーンが伸びる過程でアプリケーション画面にアクセスする機能を達成可能とし、フレキシブルスクリーンを備えた電子機器においてアプリケーションにアクセスすることにかかる時間を減少し、興味性を増加し、ユーザ体験を向上させることを実現する。
【0144】
なお、本発明の実施例において、高周波ユニット201は、情報の受送信又は通話プロセスでの信号の受送信に用いることができることを理解すべきであり、具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後に、プロセッサ210で処理し、また、アップリンクのデータを基地局に送信する。通常、高周波ユニット201は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。また、高周波ユニット201は、無線通信システムを介してネットワーク及び他の機器と通信することもできる。
【0145】
電子機器はネットワークモジュール202によって、例えば、電子メールの受送信、ウェブページの閲覧及びストリーミングメディアへのアクセスなどを助けるように、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0146】
オーディオ出力ユニット203は、高周波ユニット201又はネットワークモジュール202が受信した又はメモリ209に記憶されているオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。且つ、オーディオ出力ユニット203は、電子機器200が実行する特定の機能に関するオーディオ出力(例えば、コール信号受信音、メッセージ受信音等)を提供することもできる。オーディオ出力ユニット203は、スピーカ、ブザー及び受話器等を含む。
【0147】
入力ユニット204は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット204は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)2041、及びマイクロホン2042を含んでもよい。処理された画像フレームは、表示ユニット206に表示することができる。グラフィックスプロセッシングユニット2041で処理された画像フレームは、メモリ209(又は他の記憶媒体)に記憶するか、又は高周波ユニット201もしくはネットワークモジュール202によって送信することができる。マイクロホン2042は、音声を受信することができ、且つこのような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話通話モードで、高周波ユニット201によって移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換して出力することができる。
【0148】
電子機器200は光センサ、運動センサ及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ205をさらに含む。具体的には、光センサは、環境光の明暗に応じて表示パネル2061の輝度を調整することができる環境光センサと、電子機器200が耳元に移動された時、表示パネル2061及び/又はバックライトを消すことができる近接センサと、を含む。運動センサの1つとして、加速度センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時に、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器の姿勢(例えば、画面の横縦の切り替え、関連するゲーム、磁力計姿勢校正)の認識、振動認識関連機能(例えば、歩数計、タップ)等に用いることができる。センサ205は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサ等をさらに含んでもよく、ここでは説明を省略する。
【0149】
表示ユニット206は、ユーザが入力した情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット206は表示パネル2061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)等の形態で表示パネル2061を構成することができる。
【0150】
ユーザ入力ユニット207は、入力される数字又は文字情報の受信、及び電子機器でのユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力の生成に用いることができる。具体的には、ユーザ入力ユニット207は、タッチパネル2071及び他の入力機器2072を含む。タッチパネル2071はタッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザのタッチ操作(例えば、ユーザが指、スタイラス等、あらゆる適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル2071上又はタッチパネル2071付近で行う操作)を検出可能である。タッチパネル2071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、タッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してプロセッサ210に送信し、そして、プロセッサ210から送信された命令を受信して実行する。また、タッチパネル2071は、抵抗式、容量式、赤外線及び表面弾性波等の様々な形態で実現することができる。タッチパネル2071に加え、ユーザ入力ユニット207は他の入力機器2072をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器2072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0151】
さらに、タッチパネル2071は、表示パネル2061を被覆してもよく、タッチパネル2071はその上又は付近でのタッチ操作を検出すると、それをプロセッサ210に伝送してタッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ210は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル2061で対応する視覚出力を提供する。図11において、タッチパネル2071と表示パネル2061は、2つの独立した部材として電子機器の入力と出力機能を実現するが、何らかの実施例では、電子機器の入力と出力機能を実現するように、タッチパネル2071と表示パネル2061を統合してもよく、ここでは具体的に限定しない。
【0152】
インタフェースユニット208は、外部装置と電子機器200を接続するインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、認識モジュールを備える装置を接続するためのポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポート等を含んでもよい。インタフェースユニット208は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力等)を受信し、受信された入力を電子機器200内の1つ又は複数の部材に伝送するか、又は電子機器200と外部装置の間でデータを伝送するために用いることができる。
【0153】
メモリ209は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ209は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能なプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳等)等を記憶可能なデータ記憶領域と、を主に含んでもよい。また、メモリ209は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイスをさらに含んでもよい。
【0154】
プロセッサ210は、電子機器の制御センタであり、様々なインタフェース及び回線により電子機器全体の各部分を接続するものであり、メモリ209内に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させ又は実行し、及びメモリ209内に記憶されているデータを呼び出すことで、電子機器の様々な機能及びデータ処理を実行し、それにより、電子機器を全体的に監視する。プロセッサ210は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、選択可能に、プロセッサ210に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ210に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0155】
電子機器200は各部材に給電する電源211(例えば、電池)をさらに含んでもよく、選択可能に、電源211は、電源管理システムによってプロセッサ210に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現することができる。
【0156】
なお、電子機器200はいくつかの示されていない機能モジュールを含み、ここで詳細な説明を省略する。
【0157】
選択的に、本発明の実施例は、更に、図11に示すプロセッサ210と、メモリ209と、メモリ209に記憶され且つプロセッサ210において実行可能なコンピュータプログラムとを備える電子機器であって、該コンピュータプログラムがプロセッサ210により実行されると、上記方法実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できる電子機器を提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細を省略する。
【0158】
本発明の実施例は、更に、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、上記方法実施例の各工程を実現し、且つ同様な技術効果を達成できるコンピュータ可読記憶媒体を提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細を省略する。その中、コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0159】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0160】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本発明の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、電子機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0161】
以上、図面を参照しながら本発明の実施例を説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本発明の示唆をもとに、当業者が本発明の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本発明の保護範囲に属するものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11