(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-09
(45)【発行日】2024-04-17
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0282 20230101AFI20240410BHJP
【FI】
G06Q30/0282
(21)【出願番号】P 2023195464
(22)【出願日】2023-11-16
【審査請求日】2023-11-28
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521473181
【氏名又は名称】株式会社BRIDGEBOOKS
(74)【代理人】
【識別番号】100194467
【氏名又は名称】杉浦 健文
(72)【発明者】
【氏名】橋本 和磨
【審査官】藤原 拓也
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-194795(JP,A)
【文献】国際公開第2013/001854(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが使用するユーザ端末から評価対象に対する評価値の入力を受け付ける評価受付部と、
前記評価受付部が受け付けた評価値が所定値以上の場合に、前記評価対象に関する情報を提供する情報提供装置に前記評価値を投稿する投稿制御部と、
を備え
、
前記投稿制御部は、
前記評価受付部が受け付けた評価値が所定値未満の場合に、前記情報提供装置に前記評価値を投稿しない、
情報処理システム。
【請求項2】
前記評価受付部は、前記ユーザ端末から前記評価対象に対する評価文の入力をさらに受け付けて、
前記投稿制御部は、
前記評価受付部が受け付けた評価値が所定値以上の場合に、前記評価値及び前記評価文を前記情報提供装置に投稿する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記評価受付部は、前記ユーザ端末から前記評価文の生成を要求する入力をさらに受け付けて、
前記評価受付部が前記入力を受け付けた場合に、評価文の生成を指示するプロンプトを文章生成AIに入力し、前記文章生成AIによって生成された文章を取得し、取得した文章を前記ユーザ端末に出力する文章出力部、
をさらに備える請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記評価受付部は、前記ユーザ端末から前記評価対象の評価に関するキーワードの選択をさらに受け付けて、
前記文章出力部は、
前記評価受付部が前記入力を受け付けた場合に、選択されたキーワードが含まれる評価文の生成を指示するプロンプトを文章生成AIに入力し、前記文章生成AIによって生成された文章を取得し、取得した文章を前記ユーザ端末に出力する、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記評価対象を管理するクライアントによって使用されるクライアント端末から前記評価対象の評価に関するキーワードの設定を受け付ける設定受付部、
をさらに備え、
前記設定受付部は、前記キーワードの候補を前記クライアント端末に出力することで、前記クライアント端末から前記キーワードの設定を受け付ける、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記評価受付部は、前記情報提供装置が投稿を受け付ける投稿受付ウェブページとは異なる評価入力ウェブページを前記ユーザ端末に出力することで、前記ユーザ端末から前記評価値の入力を受け付ける、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記評価受付部が受け付けた評価値を前記ユーザの名義で前記情報提供装置に投稿する許可を取得する許可取得部、
をさらに備え、
前記投稿制御部は、
前記評価受付部が受け付けた評価値が所定値以上の場合に、前記許可取得部が取得した許可に基づき、前記評価値を前記ユーザの名義で前記情報提供装置に投稿する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記評価対象に対する評価値を入力可能な評価入力ウェブページのURL情報を出力するURL情報出力部、
をさらに備え、
前記評価受付部は、前記URL情報出力部が出力したURL情報にアクセスしたユーザ端末から前記評価値の入力を受け付ける、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記評価受付部が受け付けた評価値を少なくとも含む評価情報と前記情報提供装置に投稿済み又は未投稿を少なくとも含むステータス情報とを記憶する記憶部と、
前記評価対象を管理するクライアントによって使用されるクライアント端末から前記記憶部が記憶した評価情報及びステータス情報の閲覧を要求する入力を受け付けて、前記入力を受け付けた場合に、前記評価情報及び前記ステータス情報を前記クライアント端末に出力する投稿管理部と、
をさらに備える請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記情報提供装置に投稿された評価値を削除する許可を取得する許可取得部と、
前記情報提供装置に投稿された評価値を削除する要求を、前記評価対象を管理するクライアントによって使用されるクライアント端末から受け付けた場合に、前記許可取得部が取得した許可に基づいて、前記評価値を削除する投稿管理部と、
をさらに備える請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記投稿制御部は、
前記評価受付部が受け付けた評価値が所定値未満の場合に、前記情報提供装置に前記評価値を送信しない、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記投稿制御部は、
前記評価受付部が受け付けた評価値が所定値未満の場合に、前記評価対象に関する情報を提供する外部ウェブサイトに公開しない、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記投稿制御部は、
前記評価受付部が受け付けた評価値が所定値以上の場合に、前記情報提供装置に前記評価値を投稿することを支援する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記投稿制御部は、
前記評価受付部が受け付けた評価値が所定値以上の場合に、前記評価値を貼り付け可能に記憶する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項15】
前記投稿制御部は、
前記評価受付部が受け付けた評価値が所定値以上の場合に、前記情報提供装置が投稿を受け付ける投稿受付ウェブページに移動する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項16】
前記評価受付部は、前記情報提供装置が投稿を受け付ける投稿受付ウェブページとは異なる評価入力ウェブページを前記ユーザ端末に出力することで、前記ユーザ端末から前記評価値の入力を受け付けて、
前記評価入力ウェブページには、前記評価値を貼り付け可能に記憶すると共に前記投稿受付ウェブページに移動可能な投稿支援ボタンが表示される、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項17】
前記情報提供装置に投稿する評価値の基準値の設定を受け付ける設定受付部、
をさらに備え、
前記設定受付部は、複数の評価対象が管理される場合に、評価対象ごとに基準値を設定する個別設定、又は複数の評価対象の基準値をまとめて設定する一括設定を受け付ける、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項18】
プログラムであって、
コンピュータを、請求項1乃至請求項17の何れか1項に記載の情報処理システムの各部として機能させるためのプログラム。
【請求項19】
情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
請求項1乃至請求項17の何れか1項に記載の情報処理システムの前記各部が実行する各処理を備える、
情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の店舗の評価情報を集計し、集計した結果を所定の座標空間に表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、店舗等の施設、商品、又はサービス等を利用したユーザから良質な口コミ等の評価情報を投稿してもらうことは、SEO(Search Engine Optimization)対策、MEO(Map Engine Optimization)対策において重要である。そのため、ユーザからの投稿を容易に制御できることが望まれている。しかし、特許文献1の技術的思想を参酌しても、ユーザからの投稿を容易に制御することはできない。
【0005】
そこで、本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザからの投稿を容易に制御することができる情報処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、情報処理システムであって、ユーザが使用するユーザ端末から評価対象に対する評価値の入力を受け付ける評価受付部と、前記評価受付部が受け付けた評価値が所定値以上の場合に、前記評価対象に関する情報を提供する情報提供装置に前記評価値を投稿する投稿制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る情報処理システムによれば、ユーザからの投稿を容易に制御することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】情報処理システム1の全体構成を示す図である。
【
図2】情報処理装置100のハードウェア構成を示す図である。
【
図3】ユーザ端末200のハードウェア構成を示す図である。
【
図4】クライアント端末300のハードウェア構成を示す図である。
【
図5】文章生成装置400のハードウェア構成を示す図である。
【
図6】情報提供装置500のハードウェア構成を示す図である。
【
図7】情報処理装置100の制御部110の機能構成の一例を示す図である。
【
図8】情報処理装置100によって実行される情報処理の一例を示すフロー図である。
【
図9】情報提供装置500が投稿を受け付ける投稿受付ウェブページW100の一例を示す図である。
【
図10】評価情報の入力を受け付ける評価入力ウェブページW200の一例を示す図である。
【
図11】評価情報の入力を受け付ける評価入力ウェブページW200の一例を示す図である。
【
図12】評価情報の設定を受け付ける設定受付ウェブページW300の一例を示す図である。
【
図13】評価入力ウェブページW200にアクセス可能なURL情報を出力する設定を受け付ける設定受付ウェブページW300の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.ハードウェア構成
第1節では、本実施形態に係る情報処理システム1のハードウェア構成について説明する。
【0014】
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の全体構成の例を示した図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、情報処理装置100と、ユーザ端末200と、クライアント端末300と、文章生成装置400と、情報提供装置500とを備え、これらがネットワークNWを通じて接続されている。これらの構成要素についてさらに説明する。ここで、情報処理システム1に例示されるシステムとは、1つまたはそれ以上の装置または構成要素からなるものである。したがって、例えば情報処理装置100単体であっても情報処理システム1の一例となりうる。また、このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、例えば、ユーザ端末の数、クライアント端末の数、及び情報提供装置の数が
図1のように限定されることはない。
【0015】
1-1.情報処理装置100
図2は、情報処理装置100のハードウェア構成を示す図である。
図2に示すように、情報処理装置100は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、を備え、これらの構成要素が情報処理装置100の内部において通信バス160を介して電気的に接続されている。各構成要素についてさらに説明する。
【0016】
制御部110は、情報処理装置100に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部110は、例えば、不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部110は、記憶部120に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置100に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部120に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部110によって具体的に実現されることで、制御部110に含まれる各機能部として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部110は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部110を有するように実施してもよい。またそれらの組み合わせであってもよい。
【0017】
記憶部120は、情報処理装置100の情報処理に必要な様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部110によって実行される情報処理装置100に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組み合わせであってもよい。
【0018】
通信部130は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、5G/LTE/3G等のモバイル通信、BLUETOOTH(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。すなわち、通信部130は、ユーザ端末200、クライアント端末、文章生成装置400、及び情報提供装置500と、ネットワークNWを介して種々の情報を通信する。
【0019】
1-2.ユーザ端末200
ユーザ端末200は、評価対象(以下、「評価対象TG」と表記。)を評価するユーザ(以下、「ユーザUS」と表記。)によって使用される端末装置である。ユーザ端末200は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。ユーザ端末200の例としては、スマートフォン、携帯電話、PC(personal computer)、ノート型PC、タブレット型PC、などがある。ユーザ端末200は、一般的な端末装置に、例えばアプリケーションをインストールすることにより、本実施形態のユーザ端末200として実現してもよい。
【0020】
図3は、ユーザ端末200のハードウェア構成を示す図である。
図3に示すように、ユーザ端末200は、制御部210と、記憶部220と、通信部230と、入力部240と、出力部250とを備え、これらの構成要素がユーザ端末200の内部において通信バス260を介して電気的に接続されている。制御部210、記憶部220及び通信部230の説明は、情報処理装置100における制御部110、記憶部120及び通信部130の説明と略同様のため省略する。
【0021】
入力部240は、ユーザ端末200に種々の情報を入力するためのものであり、マウス、キーボード、ポインティングデバイス、タッチディスプレイ等から入力される信号を受け付ける。入力部240への操作入力は、命令信号として、通信バス260を介して制御部210に転送される。そして、制御部210は、必要に応じて所定の制御や演算を実行しうる。
【0022】
出力部250は、テキスト、画像(静止画又は動画を含む)を表示させるものであり、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、又はタッチディスプレイ等の表示デバイスに表示する情報を生成する。
【0023】
1-3.クライアント端末300
クライアント端末300は、評価対象TGを管理するクライアント(以下、「クライアントCL」と表記。)によって使用される端末装置である。クライアント端末300の説明は、ユーザ端末200の説明と略同様のため省略する。
【0024】
図4は、クライアント端末300のハードウェア構成を示す図である。
図4に示すように、クライアント端末300は、制御部310と、記憶部320と、通信部330と、入力部340と、出力部350とを備え、これらの構成要素がクライアント端末300の内部において通信バス360を介して電気的に接続されている。制御部310、記憶部320、通信部330、入力部340、出力部350の説明は、ユーザ端末200における制御部210、記憶部220、通信部230、入力部240、出力部250の説明と略同様のため省略する。
【0025】
1-4.文章生成装置400
文章生成装置400は、文章生成AIによる文章生成サービスを提供する装置であり、例えば、API(Application Programming Interface)サーバ、又はWebサーバ等である。
【0026】
図5は、文章生成装置400のハードウェア構成を示す図である。
図5に示すように、文章生成装置400は、制御部410と、記憶部420と、通信部430と、を備え、これらの構成要素が文章生成装置400の内部において通信バス460を介して電気的に接続されている。制御部410、記憶部420及び通信部430の説明は、情報処理装置100における制御部110、記憶部120及び通信部130の説明と略同様のため省略する。
【0027】
1-5.情報提供装置500
情報提供装置500は、評価対象TGに関する情報を提供する装置であり、例えば、API(Application Programming Interface)サーバ、又はWebサーバ等である。
【0028】
図6は、情報提供装置500のハードウェア構成を示す図である。
図6に示すように、情報提供装置500は、制御部510と、記憶部520と、通信部530と、を備え、これらの構成要素が情報提供装置500の内部において通信バス560を介して電気的に接続されている。制御部510、記憶部520及び通信部530の説明は、情報処理装置100における制御部110、記憶部120及び通信部130の説明と略同様のため省略する。
【0029】
2.機能構成
第2節では、本実施形態の機能構成について説明する。前述の通り、記憶部120に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部110によって具体的に実現されることで、制御部110に含まれる各機能部として実行されうる。
【0030】
図7は、情報処理装置100(制御部110)によって実現される機能を示すブロック図である。具体的には、情報処理装置100(制御部110)は、評価受付部111と、文章出力部112と、設定受付部113と、投稿制御部114と、許可取得部115と、URL情報出力部116と、投稿管理部117と、を備える。
【0031】
(評価受付部111)
評価受付部111は、種々の評価情報を受け付け可能に構成される。
例えば、評価受付部111は、ユーザUSが使用するユーザ端末200から評価対象TGに対する評価値(以下、「評価値VA」と表記。)の入力を受け付け可能に構成される。
さらに、例えば、評価受付部111は、ユーザUSが使用するユーザ端末200から評価対象TGに対する評価値VA及び評価文(以下、「評価文VS」と表記。)の入力を受け付け可能に構成される。
さらに、例えば、評価受付部111は、ユーザ端末200から評価文VSの生成を要求する入力を受け付け可能に構成される。
さらに、例えば、評価受付部111は、ユーザ端末200から評価対象TGの評価に関するキーワード(以下、「キーワードKW」と表記。)の選択、及び選択されたキーワードKWを含む評価文VSの生成を要求する入力を受け付け可能に構成される。
さらに、例えば、評価受付部111は、情報提供装置500が投稿を受け付けるウェブページ(以下、「投稿受付ウェブページW100」と表記。)とは異なるウェブページ(以下、「評価入力ウェブページW200」と表記。)をユーザ端末200に出力することで、ユーザ端末200から評価値VA又は/及び評価文VSの入力を受け付け可能に構成される。
さらに、例えば、評価受付部111は、後述するURL情報出力部116が出力したURL情報(以下、「URL情報AD」と表記。)にアクセスしたユーザ端末200から評価値VA又は/及び評価文VSの入力を受け付け可能に構成される。
【0032】
ここで、「ユーザUS」には、評価対象TGを評価するあらゆるユーザ(エンドユーザ)が含まれる。
また、「評価対象TG」には、あらゆる有形又は無形の評価対象が含まれ、例えば、施設、商品、サービス、雰囲気、食事、又はその他評価対象が含まれる。
【0033】
ここで、「施設」には、あらゆる用途の施設が含まれ、例えば、教育文化施設、福祉医療施設、産業施設、行政施設、住宅、又はその他の施設が含まれる。教育文化施設には、文化施設、体育施設、教育施設、又は宗教施設が含まれ、例えば、劇場、会議場、研修施設、図書館、美術館、博物館、資料館、植物園、水族館、展示場施設、運動施設、公園施設、幼稚園、学校、大学、神社、寺院、又は教会等が含まれる。福祉医療施設には、福祉施設、又は医療施設が含まれ、例えば、児童福祉施設、老人福祉施設、障害者福祉施設、病院、又は保健所等が含まれる。産業施設には、事務施設、試験・研究施設、宿泊施設、商業施設、情報通信施設、交通施設、又は流通施設等が含まれ、例えば、事務所、研究所、ホテル、百貨店、デパート、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ショッピングセンター、市場、店舗、美容サロン、旅行代理店、ショールーム、飲食店、レストラン、食堂、喫茶店、酒場、料理店、割烹料亭、遊技場、娯楽施設、道の駅、公衆浴場、塾、駅舎、バスターミナル、駐車場、駐輪場、サービスエリア、空港施設、橋、葬祭場、又はセレモニーホール等が含まれる。行政施設には、庁舎、保安防災施設、又は環境保全施設等が含まれ、例えば、役所、警察署、消防署、又は郵便局等が含まれる。住宅には、個人住宅、集合住宅、寄宿舎、又は寮が含まれ、例えば、一戸建住宅、低層長屋・共同住宅、中層住宅、高層住宅、マンション、超高層住宅、又はタワーマンション等が含まれる。
【0034】
また、「商品」には、あらゆるカテゴリーの商品が含まれ、例えば、教材、スポーツ用品、本、美術品、演劇、映画、動植物、医薬品、医療用品、介護用品、事務用品、試薬、研究機器、衣料品、化粧品、食料品、生活用品、育児用品、家具、家電、ゲーム、自動車、飲食物、旅行、不動産、金融商品、又はその他商品等が含まれる。
また、「サービス」には、あらゆるカテゴリーのサービスが含まれ、例えば、教育文化サービス、医療福祉サービス、宿泊サービス、交通サービス、情報通信サービス、流通サービス、美容サービス、飲食物の提供サービス、冠婚葬祭サービス、娯楽サービス、配送サービス、保険・金融・不動産の取引サービス、又はその他サービス等が含まれる。
【0035】
また、「雰囲気」には、あらゆるハード面又はソフト面の印象が含まれ、例えば、施設の内装若しくは外観、接客、環境、清潔感、清掃状態又はその他印象が含まれる。
また、「食事」には、あらゆる食事の要素が含まれ、例えば、味、匂い、盛り付け、量、提供スピード、メニュー数、又はその他要素が含まれる。
また、「その他評価対象」には、例えば、価格、満足度、立地、アクセス、時間、又は利便性等が含まれるが、これらに限定されないことは言うまでもない。
【0036】
「評価値VA」には、あらゆる評価尺度の値が含まれ、例えば、名義尺度、順序尺度、間隔尺度、又は比率尺度の値が含まれる。さらに、例えば、「評価値VA」には、高評価(いいね!等)若しくは低評価の選択値、点数、得点、n段階評価(nは正の整数)の星数若しくはその他マークの数、数値評定法における選択値、Face Scale法における表情選択値、VAS(Visual Analogue Scale)法における数直線の長さ、又はSD(Semantic Differential)法における選択値、等が含まれる。
【0037】
「評価文VS」には、評価対象TGの評価に関するあらゆる肯定的、否定的、又は中立的な文章が含まれ、例えば、口コミ、コメント、感想、意見、要望、提案、メッセージ、コラム、エッセイ、日記、記事、説明文、又は解説文等が含まれる。
【0038】
「キーワードKW」には、評価対象TGの評価に関するあらゆる単語やフレーズが含まれ、例えば、評価対象TGの施設、商品、サービス、雰囲気、食事、又はその他評価対象に関するキーワードが含まれる。ここで、「商品又はサービスに関するキーワードKW」には、例えば、具体的な商品名、又はサービス名等のキーワードが含まれる。また、「雰囲気に関するキーワードKW」には、例えば、「内装がオシャレ」、「接客が良い」、「清潔感がある」等のキーワードが含まれる。また、「食事に関するキーワードKW」には、例えば、「料理が美味しい」、「盛り付けがキレイ」、「メニュー数が豊富」、等のキーワードが含まれる。また、「その他評価対象に関するキーワードKW」には、「価格が安い」、「コストパフォーマンスが良い」、「立地が良い」等のキーワードが含まれる。
【0039】
また、「評価値VAの入力」には、あらゆる入力形式が含まれ、例えば、ユーザUSが評価値VAを手動で入力すること、又はユーザUSが評価値VAを選択すること、が含まれる。
また、「評価文VSの入力」には、ユーザUSが手動で評価文VSを入力すること、又は文章生成AIによって生成された文章を評価文VSとして自動入力すること、が含まれる。
また、「異なる」には、少なくともウェブページのURL(Uniform Resource Locator)が異なることが含まれる。
また、「受け付け」には、ユーザ端末200から受信すること、又は記憶部120に記憶すること等が含まれる。
【0040】
(文章出力部112)
文章出力部112は、種々の情報を出力可能に構成される。例えば、文章出力部112は、評価受付部111がユーザ端末200から評価文VSの生成を要求する入力を受け付けた場合に、評価文VSの生成を指示するプロンプト(以下、「プロンプトPT」と表記。)を文章生成AIに入力し、文章生成AIによって生成された文章を取得し、取得した文章をユーザ端末200に出力可能に構成される。
さらに、例えば、文章出力部112は、評価受付部111がユーザ端末200から評価文VSの生成を要求する入力を受け付けた場合に、ユーザUSによって選択されたキーワードKWが含まれる評価文VSの生成を指示するプロンプトPTを文章生成AIに入力し、文章生成AIによって生成された文章を取得し、取得した文章をユーザ端末200に出力可能に構成される。
【0041】
ここで、「プロンプトPT」には、評価文VSの生成を指示するあらゆる単語又は文章が含まれる。さらに、「プロンプトPT」には、ユーザUSによって選択された1又は2以上のキーワードKWが含まれる評価文VSの生成を指示するあらゆる単語又は文章が含まれる。なお、「プロンプトPT」には、評価文VSの文字数、言語、文章表現(尊敬語、謙譲語、丁寧語、口語等)、方言、表記(ひらがな、カタカナ、漢字等)、年代、又は性別等を指示する単語又は文章が含まれてもよい。
【0042】
また、「文章生成AI」には、プロンプトPTを入力として文章を生成するAI(Artificial Intelligence)が含まれ、例えば、ChatGPT、Bard、Notion AI、Catchy、Jasper、ELYZA Pencil、SAKUBUN、Magic Write、AIのべりすと、PlayAI、YouChat、Chatsonic、Socratic、Transcope、Rytr、Bing、Cohesive、Perplexity、Writesonic、Forefront Chat、HuggingChat、Azure Open AI Service、LLaMA、ChatPro、UnionGAI、Metareal AI、HyperCLOVA、その他文章生成AI、又はこれらを利用したプログラム、サービス、若しくはソフトウェアが含まれる。
【0043】
また、「文章生成AI」のモデルには、あらゆる言語モデル又は大規模言語モデル(Large Language Models:LLM)等が含まれ、例えば、GPT(Generative Pretrained Transformer)-1、GPT-2、GPT-3、GPT-3.5、GPT-4、T5(Text-to-Text Transfer Transformer)、ELMo(Embeddings from Language Models)、BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)、LaMDA(Large language Model Meta AI)、PaLM(Pathways Language Model)、PaLM2、NEMO LLM、Claude、Alpaca 7B、Vicuna 13B、OpenFlamingo、Transformer、又はこれらを改変、改良、転移学習、若しくは追加学習した言語モデル又は大規模言語モデル等が含まれる。
【0044】
また、「取得」には、文章生成装置400から受信すること、記憶部120に記憶すること、又はその両方が含まれる。
また、「出力」には、ユーザ端末200に送信すること、ユーザ端末200の出力部250に表示すること、又はその両方が含まれる。
なお、ユーザ端末200に出力された文章は、ユーザUSによって修正、追記、削除、置換、変換等の編集を受け付け可能に構成されてよい。
【0045】
(設定受付部113)
設定受付部113は、種々の設定を受け付け可能に構成される。
例えば、設定受付部113は、種々の評価情報の設定を受け付け可能に構成される。
例えば、設定受付部113は、情報提供装置500に投稿する評価値VAの基準値(以下、「基準値ST」と表記。)の設定を受け付け可能に構成される。
さらに、例えば、設定受付部113は、評価対象TGを管理するクライアントCLによって使用されるクライアント端末300から評価対象TGの評価に関するキーワードKWの設定を受け付け可能に構成される。
さらに、例えば、設定受付部113は、評価対象TGの評価に関するキーワードKWの候補をクライアント端末300に出力することで、クライアント端末300からキーワードKWの設定を受け付け可能に構成される。
【0046】
ここで、「基準値ST」には、名義尺度、順序尺度、間隔尺度、又は比率尺度等のあらゆる評価尺度の値が設定されてよく、例えば、高評価(いいね!等)若しくは低評価の選択値、点数、得点、n段階評価(nは正の整数)の星数若しくはその他マークの数、数値評定法における選択値、Face Scale法における表情選択値、VAS(Visual Analogue Scale)法における数直線の長さ、又はSD(Semantic Differential)法における選択値、等が設定されてよい。
【0047】
また、「基準値STの設定」には、基準値STを入力すること、又は基準値STを選択すること等が含まれる。また、クライアント端末300が複数の評価対象TGを管理する場合に、評価対象TGごとに基準値STを設定する個別設定、又は複数の評価対象TGの基準値STをまとめて設定する一括設定等が含まれる。
【0048】
また、「キーワードKWの設定」には、キーワードKWをクライアント端末300に入力すること、又はクライアント端末300に出力されたキーワードKWの候補の中からキーワードKWを選択すること等が含まれる。
【0049】
また、「キーワードKWの候補」には、SEO対策又はMEO対策に有効なキーワードKWが格納された所定のデータベースから抽出されたキーワードKWの候補、又はキーワードKWを選定する外部サービスから取得したキーワードKWの候補等が含まれる。なお、キーワードKWを選定する外部サービスには、例えば、Googleキーワードプランナー、ラッコキーワード、RURI-CO、Google Trends、Ubersuggest、Neo Inspiration、Ahrefs、SEM RUSH、kwfinder、SERPStat、Yahoo!リアルタイム検索、又はKeywordTool等のキーワード選定サービスが含まれる。
【0050】
また、例えば、設定受付部113は、後述するURL情報出力部116がURL情報ADを出力する設定を受け付け可能に構成される。
ここで、「URL情報ADを出力する設定」には、URL情報ADをユーザ端末200に送信する設定が含まれ、例えば、宛先、本文、送信日時、又はURL情報ADの追加、等の設定が含まれる。
【0051】
また、「受け付け」には、評価情報の設定及びURL情報ADを出力する設定を受け付けるウェブページ(以下、「設定受付ウェブページW300」と表記。)への入力を受け付けること、クライアント端末300から受信すること、又は記憶部120に記憶すること等が含まれる。
【0052】
(投稿制御部114)
投稿制御部114は、種々の投稿を制御可能に構成される。
例えば、投稿制御部114は、評価受付部111が受け付けた評価値VAが基準値ST以上の場合に、評価対象TGに関する情報を提供する情報提供装置500に評価値VA又は/及び評価文VSを投稿可能に構成される。
さらに、例えば、投稿制御部114は、評価値VAが基準値ST未満の場合に、情報提供装置500に評価値VA/及び評価文VSを投稿不可能に構成される。
さらに、例えば、投稿制御部114は、評価受付部111が受け付けた評価値VAが基準値ST以上の場合に、後述する許可取得部115が取得した許可に基づき、評価値VA又は/及び評価文VSをユーザUSの名義で情報提供装置500に投稿し、評価値VAが基準値ST未満の場合に、評価値VA又は/及び評価文VSを情報提供装置500に投稿不可能に構成される。
【0053】
ここで、「情報提供装置500」には、評価対象TGに関する情報を提供するあらゆる装置が含まれ、例えば、評価対象TGに関する情報を提供する外部ウェブサイト(以下、「外部ウェブサイトWS」と表記。)を運営する事業者によって管理される装置が含まれる。
【0054】
さらに、ここで、「外部ウェブサイトWS」には、口コミ等の評価情報を投稿可能なあらゆる情報提供サイトが含まれ、例えば、地図情報提供サイト、飲食店情報提供サイト、美容サロン情報提供サイト、旅行情報提供サイト、インターネットショッピングサイト、価格情報提供サイト、化粧品情報提供サイト、行政情報提供サイト、地域情報提供サイト、店舗情報提供サイト、不動産情報提供サイト、結婚式場情報提供サイト、又はその他情報提供サイトが含まれる。さらに、例えば、「外部ウェブサイトWS」には、Googleマップ、食べログ、ぐるなび、ホットペッパー、Retty、一休.com、EPARK、ヘアログ、フォートラベル、じゃらんnet、トリップアドバイザー、楽天トラベル、るるぶトラベル、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、価格.com、Expedia、Booking.com、アットコスメ、LIPS、ガルモニ、コスメニスト、VOCE、生活ガイド.com、町コミ!、エキテン、スマイティ、マンションノート、マンションコミュニティ、住みログ、ウエディングパーク、みんなのウェディング、ゼクシィ、Hanayume、又はその他ウェブサイトが含まれる。
【0055】
また、「評価対象TGに関する情報」には、評価対象TGに関するあらゆる情報が含まれ、例えば、評価対象TGの名称、所在地、営業時間、ホームページのURL、連絡先、画像、評価値VSの平均値、評価値VSの分布、評価文VSの投稿数、各ユーザUSの評価値VS、各ユーザUSの評価文VS、投稿日時、投稿画像、又はその他情報が含まれる。
また、「提供」には、外部ウェブサイトWSに公開すること、ユーザ端末200に送信すること、又はユーザ端末200の出力部250に表示すること、等が含まれる。
【0056】
また、「投稿」には、情報提供装置500に投稿すること、又は情報提供装置500に投稿することを支援すること、が含まれる。
「情報提供装置500に投稿」には、情報提供装置500に送信すること、又は外部ウェブサイトWSに公開すること、等が含まれる。
なお、投稿先の情報提供装置500及び公開先の外部ウェブサイトWSは、1つに限られず、複数の情報提供装置500に投稿、又は複数の外部ウェブサイトWSに公開されてよい。
【0057】
「情報提供装置500に投稿することを支援」には、評価受付部111が受け付けた評価値VA又は/及び評価文VSを貼り付け(ペースト)可能に一時的に記憶する(コピーする)こと、又は情報提供装置500が投稿を受け付ける外部ウェブサイトWSの投稿受付ウェブページW100に移動すること、等が含まれる。
【0058】
また、「ユーザUSの名義で」には、ユーザUSから投稿されたことが認識されるあらゆる表示態様が含まれ、例えば、ユーザUSのアカウントから投稿すること、ユーザUSのアカウント名を表示すること、又はユーザUSから所定の認証又は/及び認可を取得して投稿すること等が含まれる。
【0059】
なお、投稿制御部114は、評価受付部111が受け付けた評価値VAが基準値ST「より上」の場合に、評価対象TGに関する情報を提供する情報提供装置500に評価値VA又は/及び評価文VSを投稿し、評価値VAが基準値ST「以下」の場合に、情報提供装置500に評価値VA/及び評価文VSを投稿しない構成にしてよいことは言うまでもない。
【0060】
(許可取得部115)
許可取得部115は、種々の許可を取得可能に構成される。例えば、許可取得部115は、評価受付部111が受け付けた評価値VA又は/及び評価文VSをユーザUSの名義で情報提供装置500に投稿する許可を取得可能に構成される。さらに、例えば、許可取得部115は、情報提供装置500に投稿された評価値VA又は/及び評価文VSを削除する許可を取得可能に構成される。
【0061】
ここで、「許可を取得」には、所定の認証規格により認証(authentication)又は/及び認可(authorization)を取得することが含まれる。
さらに、「認証規格」には、あらゆる認証規格が含まれ、例えば、OAuth(Open Authorization)、XAuth、SAML(Security Assertion Markup Language)、OpenID Connect、FIDO(Fast Identity Online)、又はこれらを改変、改良、若しくはセキュリティ強化等した認証規格が含まれる。
【0062】
(URL情報出力部116)
URL情報出力部116は、種々のURL情報を出力可能に構成される。例えば、URL情報出力部116は、評価対象TGに対する評価値VA又は/及び評価文VSを入力可能な評価入力ウェブページW200のURL情報ADを出力可能に構成される。
【0063】
ここで、「URL情報AD」には、評価入力ウェブページW200にアクセス可能なURL若しくはハイパーリンク、又は評価入力ウェブページW200にアクセス可能なURL若しくはハイパーリンクを変換したコード(以下、「コードQR」と表記。)が含まれる。
【0064】
さらに、ここで、「コードQR」には、評価入力ウェブページW200にアクセス可能なURL若しくはハイパーリンクを、リーダ機能を有する装置で読み取り可能に表現したものをいい、例えば、1次元コード、2次元コード、又はその他コードが含まれる。1次元コードには、バーコードが含まれ、例えば、JAN/EAN/UPC、ITF、CODE39、NW-7(CODABAR)、CODE128、又はその他バーコードが含まれる。2次元コードには、スタック式2次元コード、又はマトリクス式2次元コードが含まれ、例えば、QRコード(登録商標)、PDF417、Data Matrix、Maxi Code、Aztec Code、EAN/UCCコンポジット、又はその他2次元コードが含まれる。
【0065】
また、「URL情報ADを出力」には、URL情報ADを所定の情報伝達媒体(以下、「情報伝達媒体ME」)にてユーザ端末200に送信すること、又はURL情報ADを所定の情報伝達媒体MEに表示すること、等が含まれる。
【0066】
ここで、「情報伝達媒体ME」には、URL情報ADを出力可能なあらゆる情報伝達媒体が含まれ、例えば、SMS(Short Message Service)、メール、チャット、SNS(Social networking service)等のダイレクトメッセージ、紙媒体、又はその他媒体が含まれる。また、紙媒体には、チラシ、パンフレット、雑誌、レシート、領収書、チケット、切符、本のしおり等のあらゆる紙媒体が含まれる。
【0067】
(投稿管理部117)
投稿管理部117は、種々の投稿を管理可能に構成される。例えば、投稿管理部117は、評価対象TGを管理するクライアントCLによって使用されるクライアント端末300から記憶部120が記憶した評価情報(以下、「評価情報VK」と表記。)及びステータス情報(以下、「ステータス情報SE」と表記。)の閲覧を要求する入力を受け付けて、前記入力を受け付けた場合に、評価情報VK及びステータス情報SEをクライアント端末300に出力可能に構成される。
さらに、例えば、投稿管理部117は、情報提供装置500に投稿された評価値VA又は/及び評価文VSを削除する要求を、評価対象TGを管理するクライアントCLによって使用されるクライアント端末300から受け付けた場合に、許可取得部115が取得した許可に基づいて、評価値VA又は/及び評価文VSを削除可能に構成される。
【0068】
ここで、「評価情報VK」には、評価対象TGの評価に関するあらゆる情報が含まれ、例えば、評価値VA、評価文VS、ユーザUSの基本情報、投稿日時、投稿画像、又はその他情報が含まれる。
また、「ステータス情報SE」には、評価情報VKの投稿状態に関するあらゆる情報が含まれ、例えば、投稿済み、未投稿、未承認、エラー、又はその他状態が含まれる。
【0069】
ここで、記憶部120は、評価受付部111が受け付けた評価値VA又は/及び評価文VSを少なくとも含む評価情報VKと情報提供装置500に投稿済み又は未投稿を少なくとも含むステータス情報SEとを記憶可能に構成される。すなわち、記憶部120は、情報提供装置500に投稿済みの評価情報VK、及び情報提供装置500に未投稿の評価情報VKの両方を記憶可能に構成される。これにより、評価対象TGを管理するクライアントCLは、情報提供装置500に投稿された高評価の評価情報VKのみならず、情報提供装置500に投稿されなかった低評価の評価情報VKも閲覧可能になるため、評価対象TGの改善等に役立てることができる。
【0070】
また、「出力」には、クライアント端末300に送信すること、クライアント端末300の出力部350に表示すること、又はクライアント端末300が評価情報VK及びステータス情報SEを含むファイルをダウンロード可能にすること、等が含まれる。
【0071】
また、「削除」には、投稿された評価値VA又は/及び評価文VSを削除すること、又は投稿された評価値VA又は/及び評価文VSを非表示にすること、等が含まれる。
【0072】
3.情報処理
第3節では、上記のように構成された情報処理システム1の動作の流れについて説明する。
図8は、本実施形態に係る情報処理システム1における情報処理の一例を示すフロー図である。
【0073】
ステップS101において、クライアント端末300の制御部310は、評価情報の設定を情報処理装置100に送信する。ステップS101は、次の4段階の情報処理から構成される。(1)出力部350は、設定受付ウェブページW300を表示する。(2)入力部340は、評価情報の設定及びURL情報ADを出力する設定を受け付ける。(3)入力部340は、入力された評価情報の設定及びURL情報ADを出力する設定を、通信バス360を介して制御部310に転送させる。(4)制御部310は、通信部330を介して、評価情報の設定及びURL情報ADを出力する設定を情報処理装置100に送信する。
【0074】
ステップS102において、情報処理装置100の設定受付部113は、評価情報の設定を受け付ける。ステップS102は、次の3段階の情報処理から構成される。(1)通信部130は、評価情報の設定及びURL情報ADを出力する設定を受信する。(2)通信部130は、評価情報の設定及びURL情報ADを、通信バス160を介して設定受付部113に転送する。(3)設定受付部113は、受信された評価情報の設定及びURL情報ADを出力する設定を記憶部120に記憶する。
【0075】
ステップS103において、情報処理装置100のURL情報出力部116は、評価情報の入力を受け付ける評価入力ウェブページW200のURL情報ADを出力する。ステップS103は、次の(1)又は(2)の情報処理から構成される。(1)URL情報出力部116は、通信部130を介して、URL情報ADを情報伝達媒体MEにてユーザ端末200に送信する。(2)URL情報出力部116は、URL情報ADを所定の情報伝達媒体MEに表示する。
【0076】
ステップS104において、ユーザ端末200の制御部210は、URL情報ADにアクセスする。ステップS104は、次の(1)又は(2)の情報処理から構成される。(1)制御部210は、情報処理装置100から受信したURL情報ADにアクセスする。(2)制御部210は、情報伝達媒体MEに表示されたURL情報ADを読み取ることで、URL情報ADにアクセスする。
【0077】
ステップS105において、情報処理装置100の評価受付部111は、評価情報の入力を受け付ける。ステップS105は、次の3段階の情報処理から構成される。(1)評価受付部111は、通信部230を介して、URL情報ADにアクセスしたユーザ端末200に、評価対象TGに対する評価値VA又は/及び評価文VSを入力可能な評価入力ウェブページW200を送信する。(2)通信部230は、評価入力ウェブページW200を受信する。(3)制御部210は、受信した評価入力ウェブページW200を出力部250に表示する。
【0078】
ステップS106において、ユーザ端末200の制御部210は、入力部240が評価文VSの生成を要求する入力を受け付けた場合に、評価文VSを生成する要求を情報処理装置100に送信する。
【0079】
ステップS107において、情報処理装置100の文章出力部112は、評価文VSの生成を指示するプロンプトPTを文章生成装置400に送信する。ステップS107は、次の4段階の情報処理から構成される。(1)通信部130は、評価文VSを生成する要求を受信する。(2)通信部130は、評価文VSを生成する要求を、通信バス360を介して文章出力部112に転送する。(3)文章出力部112は、評価文VSの生成を指示するプロンプトPTを生成する。(4)文章出力部112は、通信部130を介して、生成したプロンプトPTを文章生成装置400に送信する。
【0080】
ステップS108において、文章生成装置400の制御部410は、文章生成AIによって生成された文章を情報処理装置100に送信する。ステップS108は、次の7段階の情報処理から構成される。(1)文章生成装置400の通信部430は、プロンプトPTを受信する。(2)通信部430は、通信バス460を介してプロンプトPTを制御部410に転送する。(3)制御部410は、受信したプロンプトPTを文章生成AIに入力する。(4)制御部410は、文章生成AIによって生成された文章を、通信部430を介して、情報処理装置100に送信する。(5)情報処理装置100の通信部130は、文章生成AIによって生成された文章を受信する。(6)通信部130は、文章生成AIによって生成された文章を、通信バス160を介して文章出力部112に転送する。(7)文章出力部112は、文章生成AIによって生成された文章を取得する。
【0081】
ステップS109において、情報処理装置100の文章出力部112は、文章生成装置400から取得した文章をユーザ端末200に出力する。ステップS108は、次の4段階の情報処理から構成される。(1)文章出力部112は、通信部130を介して、文章生成装置400から取得した文章をユーザ端末200に送信する。(2)ユーザ端末200の通信部230は、情報処理装置100から文章を受信する。(3)通信部230は、受信した文章を、通信バス260を介して出力部250に転送する。(4)出力部250は、転送された文章を評価文VSとして評価入力ウェブページW200に表示する。
【0082】
ステップS110において、ユーザ端末200の制御部210は、評価入力ウェブページW200に入力された評価情報を情報処理装置100に送信する。ステップS110は、次の4段階の情報処理から構成される。(1)入力部240は、評価情報を送信する決定を受け付ける。(2)制御部210は、通信部230を介して、評価入力ウェブページW200に入力された評価値VA又は/及び評価文VSを情報処理装置100に送信する。(3)情報処理装置100の評価受付部111は、ユーザ端末200から評価値VA又は/及び評価文VSを受け付ける。(4)評価受付部111は、ユーザ端末200から受け付けた評価値VA又は/及び評価文VSを記憶部120に記憶させる。
【0083】
ステップS111において、情報処理装置100の投稿制御部114は、評価受付部111が受け付けた評価値VAが基準値ST以上か否かを判定する。評価値VAが基準値ST以上の場合には、ステップS112に遷移し、評価値VAが基準値ST未満の場合には、処理を終了する。
【0084】
ステップS112において、情報処理装置100の投稿制御部114は、情報提供装置500に評価情報を投稿する。ステップS112は、次の4段階の情報処理から構成される。(1)投稿制御部114は、通信部130を介して、情報提供装置500に評価値VA又は/及び評価文VSを送信する。(2)情報提供装置500の通信部530は、評価値VA又は/及び評価文VSを受信する。(3)通信部530は、評価値VA又は/及び評価文VSを、通信バス560を介して制御部510に転送する。(4)制御部510は、評価値VA又は/及び評価文VSを記憶部530に記憶させる。
【0085】
ステップS113において、情報提供装置500の制御部510は、投稿された評価情報を出力する。ステップS113は、次の情報処理から構成される。制御部510は、投稿された評価値VA又は/及び評価文VSを外部ウェブサイトWSに公開する。
【0086】
4.ウェブページの表示例
第4節では、投稿受付ウェブページW100、評価入力ウェブページW200、及び設定受付ウェブページW300の表示例について説明する。
【0087】
(投稿受付ウェブページW100)
図9は、情報提供装置500が投稿を受け付ける投稿受付ウェブページW100の一例を示す図である。
図9に示すように、投稿受付ウェブページW100には、名称W101、ユーザ情報W102、評価値選択領域W103、評価文入力領域W104,及び投稿ボタンW105が表示される。
【0088】
名称W101には、評価対象TGの名称が表示される。ユーザ情報W102には、評価対象TGを評価するユーザUSのアカウント名が表示される。評価値選択領域W103には、ユーザUSによって選択された評価値VAが表示される。評価文入力領域W104には、ユーザUSによって入力された評価文VSが表示される。投稿ボタンW105は、評価値選択領域W103において選択された評価値VA、及び評価文入力領域W104に入力された評価文VSを情報提供装置500に投稿可能に配置される。
【0089】
(評価入力ウェブページW200)
図10は、情報処理装置100の評価受付部111が評価情報の入力を受け付ける評価入力ウェブページW200の一例を示す図である。
図10に示すように、評価入力ウェブページW200には、画像W201、名称W202、紹介文W203、評価値選択領域W204、キーワード選択領域W205、評価文生成要求ボタンW206、評価文入力領域W207、及び登録ボタンW208が表示される。
【0090】
画像W201には、評価対象TGの施設、商品、サービス、雰囲気、食事、又はその他特徴を表す画像が表示される。名称W202には、評価対象TGの名称が表示される。紹介文W203には、評価対象TGを説明する紹介文が表示される。評価値選択領域W204には、ユーザUSによって選択された評価値VAが表示される。キーワード選択領域W205には、評価対象TGの評価に関するキーワードKWが選択可能に表示されると共に、ユーザUSによって選択されたキーワードKWが強調表示される。評価文生成要求ボタンW206は、ユーザUSによって選択されたキーワードKWを含む評価文VSを生成する要求を出力可能に配置される。評価文入力領域W207には、ユーザUSによって入力された評価文VS、又は文章生成AIによって生成された評価文VSが表示される。登録ボタンW208は、評価値選択領域W204において選択された評価値VA及び評価文入力領域W207に入力された評価文VSを記憶部120に記憶すると共に、評価値VAが基準値ST以上の場合に、投稿制御部114により評価値VA及び評価文VSを情報提供装置500に投稿又は投稿を支援可能に配置される。
【0091】
図11は、登録ボタンW208がユーザUSによって操作された後の評価入力ウェブページW200の一例を示す図である。
図11に示すように、評価入力ウェブページW200には、投稿支援ボタンW209がさらに表示される。
【0092】
投稿支援ボタンW209は、評価値選択領域W204において選択された評価値VA及び評価文入力領域W207に入力された評価文VSを貼り付け(ペースト)可能に一時的に記憶する(コピーする)と共に、外部ウェブサイトWSの投稿受付ウェブページW100に移動可能に配置される。
【0093】
(設定受付ウェブページW300)
図12は、評価情報の設定を受け付ける設定受付ウェブページW300の一例を示す図である。
図12に示すように、設定受付ウェブページW300には、評価対象選択領域W310、及び評価情報設定領域W320が表示される。
【0094】
評価対象選択領域W310には、評価情報及びURL情報の出力を設定する評価対象TGが選択可能に表示される。これにより、クライアント端末300が複数の評価対象TGを管理する場合に、評価対象毎に評価情報及びURL情報の出力を設定することができる。
【0095】
評価情報設定領域W320には、画像設定領域W321、名称設定領域W322、紹介文設定領域W323、基準値設定領域W324、キーワード設定領域W325、キーワード表示領域W326、キーワード入力領域W327、キーワード選択領域W328(不図示)、及びプレビュー表示領域W329が表示される。
【0096】
画像設定領域W321では、評価入力ウェブページW200に表示される画像W201が設定される。名称設定領域W322では、評価入力ウェブページW200に表示される名称W202が設定される。紹介文設定領域W323では、評価入力ウェブページW200に表示される紹介文W203が設定される。基準値設定領域W324では、情報提供装置500に投稿する評価値VAの基準値STが設定される。キーワード設定領域W325では、評価入力ウェブページW200のキーワード選択領域W205に選択可能に表示されるキーワードKWが設定される。キーワード表示領域W326では、設定中のキーワードKWが表示される。キーワード入力領域W327では、設定するキーワードKWが入力される。キーワード選択領域W328では、設定するキーワードKWの候補が選択可能に表示される。プレビュー表示領域W329では、評価入力ウェブページW200のプレビュー画面が表示される。
【0097】
図13は、評価入力ウェブページW200にアクセス可能なURL情報ADを出力する設定を受け付ける設定受付ウェブページW300の一例を示す図である。
図13に示すように、設定受付ウェブページW300には、URL情報出力設定領域W330がさらに表表示される。なお、評価情報設定領域W320及びURL情報出力設定領域W330は、切り替え可能なタブ形式で表示される。
【0098】
URL情報出力設定領域W330には、宛先設定領域W331、本文設定領域W332、URL情報追加ボタンW333、送信日程設定領域W334、送信時間設定領域W335、確認ボタンW336、及び送信履歴表示領域W337が表示される。
【0099】
宛先設定領域W331では、URL情報ADを情報伝達媒体MEの一態様であるSMSにて1又は2以上のユーザ端末200に送信する宛先が設定される。本文設定領域W332では、URL情報ADをSMSにて1又は2以上のユーザ端末200に送信する本文が設定される。URL情報追加ボタンW333は、本文設定領域W332で設定される本文にURL情報ADを追加可能に配置される。送信日程設定領域W334では、URL情報ADをSMSにて1又は2以上のユーザ端末200に送信する日程が設定される。送信時間設定領域W335では、URL情報ADをSMSにて1又は2以上のユーザ端末200に送信する時間が設定される。確認ボタンW336は、宛先設定領域W331、本文設定領域W332、送信日程設定領域W334、及び送信時間設定領域W335で設定された各種内容を確認可能に配置される。送信履歴表示領域W337では、URL情報ADの送信履歴が表示される。送信履歴表示領域W337に表示される送信履歴には、送信日時、宛先、本文、及び送信の成否を含むステータス情報が含まれる。
【0100】
5.作用効果
第5節では、本実施形態の作用効果について説明する。
【0101】
本実施形態に係る情報処理システム1は、ユーザUSが使用するユーザ端末200から評価対象TGに対する評価値VAの入力を受け付ける評価受付部111と、評価受付部111が受け付けた評価値VAが所定値(基準値ST)以上の場合に、評価対象TGに関する情報を提供する情報提供装置500に評価値VAを投稿する投稿制御部114と、を備える。これにより、評価値VAによって情報提供装置500への評価値VAの投稿が制御されるため、評価対象TGを管理するクライアントCLはユーザUSからの評価値VAの投稿を容易に制御することができる。
【0102】
本実施形態に係る情報処理システム1において、投稿制御部114は、評価受付部111が受け付けた評価値VAが所定値(基準値ST)未満の場合に、情報提供装置500に評価値VAを投稿しない。これにより、評価値VAによって情報提供装置500への評価値VAの投稿がさらに制御されるため、評価対象TGを管理するクライアントCLはユーザUSからの評価値VAの投稿をさらに容易に制御することができる。
【0103】
本実施形態に係る情報処理システム1において、評価受付部111は、ユーザ端末200から評価対象TGに対する評価文VSの入力をさらに受け付けて、投稿制御部114は、評価受付部111が受け付けた評価値VAが所定値(基準値ST)以上の場合に、評価値VA及び評価文VSを情報提供装置500に投稿する。これにより、評価値VAによって情報提供装置500への評価値VA及び評価文VSの投稿が制御されるため、評価対象TGを管理するクライアントCLはユーザUSからの評価値VA及び評価文VSの投稿を容易に制御することができる。
【0104】
本実施形態に係る情報処理システム1において、評価受付部111は、ユーザ端末200から評価文VSの生成を要求する入力をさらに受け付けて、評価受付部111が評価文VSの生成を要求する入力を受け付けた場合に、評価文VSの生成を指示するプロンプトPTを文章生成AIに入力し、文章生成AIによって生成された文章を取得し、取得した文章をユーザ端末200に出力する文章出力部112、をさらに備える。これにより、評価文VSがユーザ端末200に自動出力されるため、評価対象TGを管理するクライアントCLはユーザUSによる評価文VSの投稿の負担を低減させることができる。
【0105】
本実施形態に係る情報処理システム1において、評価受付部111は、ユーザ端末200から評価対象TGの評価に関するキーワードKWの選択をさらに受け付けて、文章出力部112は、評価受付部111が評価文VSの生成を要求する入力を受け付けた場合に、選択されたキーワードKWが含まれる評価文VSの生成を指示するプロンプトPTを文章生成AIに入力し、文章生成AIによって生成された文章を取得し、取得した文章をユーザ端末200に出力する。これにより、選択されたキーワードKWを含む評価文VSがユーザ端末200に自動出力されるため、評価対象TGを管理するクライアントCLはユーザUSによる選択されたキーワードKWを含む評価文VSの投稿の負担を低減させることができる。
【0106】
本実施形態に係る情報処理システム1は、評価対象TGを管理するクライアントCLによって使用されるクライアント端末300から評価対象TGの評価に関するキーワードKWの設定を受け付ける設定受付部113、をさらに備え、設定受付部113は、キーワードKWの候補をクライアント端末300に出力することで、クライアント端末300からキーワードKWの設定を受け付ける。これにより、クライアント端末300が設定したキーワードKWを含む評価文VSがユーザUSによって投稿されるため、評価対象TGを管理するクライアントCLは所望のキーワードKWを含む投稿を増やすことができる。
【0107】
本実施形態に係る情報処理システム1において、評価受付部111は、情報提供装置500が投稿を受け付けるウェブページ(投稿受付ウェブページW100)とは異なるウェブページ(評価入力ウェブページW200)をユーザ端末200に出力することで、ユーザ端末200から評価値VAの入力を受け付ける。これにより、情報提供装置500が投稿を受け付けるウェブページとは異なるウェブページに評価値VAが入力されるため、評価対象TGを管理するクライアントCLはユーザUSからの評価値VAの投稿をさらに容易に制御することができる。
【0108】
本実施形態に係る情報処理システム1は、評価受付部111が受け付けた評価値VAをユーザUSの名義で情報提供装置500に投稿する許可を取得する許可取得部115、をさらに備え、投稿制御部114は、評価受付部111が受け付けた評価値VAが所定値(基準値ST)以上の場合に、許可取得部115が取得した許可に基づき、評価値VAをユーザUSの名義で情報提供装置500に投稿する。これにより、評価対象TGを管理するクライアントCLはユーザUS名義の評価値VAの投稿を容易に制御することができる。
【0109】
本実施形態に係る情報処理システム1は、評価対象TGに対する評価値VAを入力可能なウェブページ(評価入力ウェブページ200)のURL情報ADを出力するURL情報出力部116、をさらに備え、評価受付部111は、URL情報出力部116が出力したURL情報ADにアクセスしたユーザ端末200から評価値VAの入力を受け付ける。これにより、ユーザUSは容易に評価入力ウェブページ200にアクセスできるため、評価対象TGを管理するクライアントCLはユーザUSによる評価値VAの投稿の負担をさらに低減させることができる。
【0110】
本実施形態に係る情報処理システム1は、評価受付部111が受け付けた評価値VAを少なくとも含む評価情報VKと情報提供装置500に投稿済み又は未投稿を少なくとも含むステータス情報SEとを記憶する記憶部120と、評価対象TGを管理するクライアントCLによって使用されるクライアント端末300から記憶部120が記憶した評価情報VK及びステータス情報SEの閲覧を要求する入力を受け付けて、評価情報VK及びステータス情報SEの閲覧を要求する入力を受け付けた場合に、評価情報VK及びステータス情報SEをクライアント端末300に出力する投稿管理部117と、をさらに備える。これにより、評価対象TGを管理するクライアントCLは、情報提供装置500に投稿された高評価の評価情報VKのみならず、情報提供装置500に投稿されなかった低評価の評価情報VKも閲覧可能になるため、評価対象TGの改善等に役立てることができる。
【0111】
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報提供装置500に投稿された評価値VAを削除する許可を取得する許可取得部115と、情報提供装置500に投稿された評価値VAを削除する要求を、評価対象TGを管理するクライアントCLによって使用されるクライアント端末300から受け付けた場合に、許可取得部115が取得した許可に基づいて、評価値VAを削除する投稿管理部117と、をさらに備える。これにより、情報提供装置500に既に投稿された評価値VAを削除することができるため、評価対象TGを管理するクライアントCLはユーザUSからの評価値VAの投稿をさらに容易に制御することができる
【0112】
6.その他
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0113】
本発明の実施形態の態様は、プログラムであってもよい。このプログラムは、情報処理システム1の各部としてコンピュータを機能させる。
【0114】
本発明の実施形態の態様は、情報処理システム1が実行する情報処理方法であってもよい。この情報処理方法は、情報処理システム1の各部が実行する各処理を備える。
【0115】
変形例として、各制御部は、各種データおよび各種情報について記憶部に書き出し処理(記憶処理)および読み出し処理をしているが、これに限られず、例えば、制御部内のレジスタやキャッシュメモリ等を使用して、各フローの情報処理を実行してもよい。
【符号の説明】
【0116】
1 情報処理システム
100 情報処理装置
110 制御部
111 評価受付部
112 文章出力部
113 設定受付部
114 投稿制御部
115 許可取得部
116 URL情報出力部
117 投稿管理部
120 記憶部
130 通信部
160 通信バス
200 ユーザ端末
210 制御部
220 記憶部
230 通信部
240 入力部
250 出力部
260 通信バス
300 クライアント端末
310 制御部
320 記憶部
330 通信部
340 入力部
350 出力部
360 通信バス
400 文章生成装置
410 制御部
420 記憶部
430 通信部
460 通信バス
500 情報提供装置
510 制御部
520 記憶部
530 通信部
560 通信バス
【要約】
【課題】ユーザからの投稿を容易に制御することができる情報処理システムを提供する。
【解決手段】
情報処理システムは、ユーザが使用するユーザ端末から評価対象に対する評価値の入力を受け付ける評価受付部と、前記評価受付部が受け付けた評価値が所定値以上の場合に、前記評価対象に関する情報を提供する情報提供装置に前記評価値を投稿する投稿制御部と、を備える。
【選択図】
図1