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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-09
(45)【発行日】2024-04-17
(54)【発明の名称】表示装置及び表示装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/30 20060101AFI20240410BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20240410BHJP
【FI】
G09F9/30 348A
G09F9/00 366
G09F9/30 365
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020065785
(22)【出願日】2020-04-01
(65)【公開番号】P2021018415
(43)【公開日】2021-02-15
【審査請求日】2023-03-24
(31)【優先権主張番号】10-2019-0088190
(32)【優先日】2019-07-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】金 振 ▲ヨプ▼
(72)【発明者】
【氏名】金 得 鐘
(72)【発明者】
【氏名】宋 河 ▲ギョン▼
【審査官】西田 光宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-072764(JP,A)
【文献】特開2018-006749(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0358642(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0097047(US,A1)
【文献】特表2015-519588(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0076393(US,A1)
【文献】米国特許第05790212(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0365653(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F 1/13
G02F 1/137-1/141
G06F 3/03
G06F 3/041-3/047
G09F 9/00-9/46
H01L 21/336
H01L 21/447-21/449
H01L 21/60-21/607
H01L 29/786
H05K 7/12
H10K 50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース基板と、
前記ベース基板の表示領域に配置される発光素子と、
前記発光素子に電気的に連結される駆動素子と、
前記発光素子をカバーする封止層と、
前記封止層の上に配置されるタッチ感知部と、
前記ベース基板のボンディング領域に配置され、下部導電層、前記下部導電層の上に配置される中間導電層、及び前記中間導電層の上に配置される上部導電層を含む連結パッドと、
前記連結パッドの中間導電層の少なくとも側端面をカバーし、有機物質を含むクラッディング層と、
前記クラッディング層の上面をカバーし、無機物質を含み、前記上部導電層の下にまで延長されるパッシベーション層と、
前記連結パッドにボンディングされる駆動部と、を含
前記駆動素子は、
ゲート電極を含むゲート金属パターンと、
ドレイン電極または前記ドレイン電極と前記発光素子を連結する連結電極を含むソース金属パターンとを含み、
前記タッチ感知部は、感知導電パターンを含み、
前記タッチ感知部は、
下部タッチ絶縁層と、
前記下部タッチ絶縁層の上に配置される第1感知導電パターンと、
前記第1感知導電パターンをカバーする層間タッチ絶縁層と、
前記層間タッチ絶縁層の上に配置される第2感知導電パターンとを含み、
前記パッシベーション層は、前記パッシベーション層は、前記下部タッチ絶縁層及び/又は前記層間タッチ絶縁層と同一の層から形成される、表示装置。
【請求項2】
ベース基板と、
前記ベース基板の表示領域に配置される発光素子と、
前記発光素子に電気的に連結される駆動素子と、
前記発光素子をカバーする封止層と、
前記封止層の上に配置されるタッチ感知部と、
前記ベース基板のボンディング領域に配置され、下部導電層、前記下部導電層の上に配置される中間導電層、及び前記中間導電層の上に配置される上部導電層を含む連結パッドと、
前記連結パッドの中間導電層の少なくとも側端面をカバーし、有機物質を含むクラッディング層と、
前記クラッディング層の上面をカバーし、無機物質を含み、前記上部導電層の下にまで延長されるパッシベーション層と、
前記連結パッドにボンディングされる駆動部と、を含み
前記駆動素子は、
ゲート電極を含むゲート金属パターンと、
ドレイン電極または前記ドレイン電極と前記発光素子を連結する連結電極を含むソース金属パターンとを含み、
前記タッチ感知部は、感知導電パターンを含み、
前記下部導電層は前記ゲート金属パターンと同一の層から形成され、前記中間導電層は前記ソース金属パターンと同一の層から形成され、前記上部導電層は前記感知導電パターンと同一の層から形成され
前記ソース金属パターンは、前記ドレイン電極を含む第1ソース金属パターン及び前記連結電極を含む第2ソース金属パターンを含み、
前記中間導電層は、前記第1ソース金属パターンと同一の層から形成される第1中間導電層及び前記第2ソース金属パターンと同一の層から形成される第2中間導電層を含み、
前記クラッディング層が前記第2中間導電層の側端面の全体とともに、これに隣接した箇所のみをカバーし、
前記クラッディング層の上面は、前記第2中間導電層の上面よりも低い位置に位置し、
前記第2中間導電層の側端面の下端は、前記第1中間導電層の上面よりも低い位置に位置する、表示装置。
【請求項3】
前記連結パッドは、前記第2中間導電層と前記上部導電層との間に配置される第3中間導電層をさらに含むことを特徴とする、請求項に記載の表示装置。
【請求項4】
ベース基板と、
前記ベース基板の表示領域に配置される発光素子と、
前記発光素子に電気的に連結される駆動素子と、
前記発光素子をカバーする封止層と、
前記封止層の上に配置されるタッチ感知部と、
前記ベース基板のボンディング領域に配置され、下部導電層、前記下部導電層の上に配置される中間導電層、及び前記中間導電層の上に配置される上部導電層を含む連結パッドと、
前記連結パッドの中間導電層の少なくとも側端面をカバーし、有機物質を含むクラッディング層と、
前記クラッディング層の上面をカバーし、無機物質を含み、前記上部導電層の下にまで延長されるパッシベーション層と、
前記連結パッドにボンディングされる駆動部と、を含み
前記駆動素子は、
ゲート電極を含むゲート金属パターンと、
ドレイン電極または前記ドレイン電極と前記発光素子を連結する連結電極を含むソース金属パターンとを含み、
前記タッチ感知部は、感知導電パターンを含み、
前記タッチ感知部は、
下部タッチ絶縁層と、
前記下部タッチ絶縁層の上に配置される第1感知導電パターンと、
前記第1感知導電パターンをカバーする層間タッチ絶縁層と、
前記層間タッチ絶縁層の上に配置される第2感知導電パターンとを含み、
前記上部導電層は前記第2感知導電パターンと同一の層から形成されることを特徴とする表示装置。
【請求項5】
前記パッシベーション層は、前記下部タッチ絶縁層及び/又は前記層間タッチ絶縁層と同一の層から形成されることを特徴とする、請求項に記載の表示装置。
【請求項6】
ベース基板と、
前記ベース基板の表示領域に配置される発光素子と、
前記発光素子に電気的に連結される駆動素子と、
前記発光素子をカバーする封止層と、
前記封止層の上に配置されるタッチ感知部と、
前記ベース基板のボンディング領域に配置され、下部導電層、前記下部導電層の上に配置される中間導電層、及び前記中間導電層の上に配置される上部導電層を含む連結パッドと、
前記連結パッドの中間導電層の少なくとも側端面をカバーし、有機物質を含むクラッディング層と、
前記クラッディング層の上面をカバーし、無機物質を含み、前記上部導電層の下にまで延長されるパッシベーション層と、
前記連結パッドにボンディングされる駆動部と、を含み
前記駆動素子は、
ゲート電極を含むゲート金属パターンと、
ドレイン電極または前記ドレイン電極と前記発光素子を連結する連結電極を含むソース金属パターンとを含み、
前記タッチ感知部は、感知導電パターンを含み、
前記クラッディング層は前記ソース金属パターンをカバーする有機絶縁層と同一の層から形成され、前記有機絶縁層より小さな厚さを有する表示装置。
【請求項7】
前記クラッディング層の厚さは1μm以下であることを特徴とする、請求項に記載の表示装置。
【請求項8】
前記中間導電層は、アルミニウム層を含む積層構造を有することを特徴とする、請求項1または6に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置に関し、より詳しくは、表示装置及び表示装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
有機発光表示装置は自体発光可能な表示装置であって、バックライトのような別途の光源を必要とせず、厚さの減少が容易であり、フレキシブル表示装置を具現することに適切で、その使用が増加している。
【0003】
有機発光表示装置は、発光素子アレイ及び前記発光素子に駆動信号などを提供するための駆動部を含む。前記駆動部の駆動回路は駆動チップに実装され、前記駆動チップは前記有機発光表示装置の基板上に電気的かつ機械的に接続されうる。
【0004】
前記駆動チップは熱圧着などのボンディングの工程により前記基板に電気的かつ機械的に接続されうるが、ボンディングの工程中に、またはボンディングの工程の後に、ボンディング不良が発生することがあり、これは表示装置の信頼性を低下させることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】米国特許出願公開US2018/0040672A
【文献】特開2019-066850(KR10-2019-0037380A)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の一目的は、信頼性が改善された表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記表示装置の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した本発明の目的を達成するために、本発明の例示的な実施形態に従う表示装置は、ベース基板;前記ベース基板の表示領域に配置される発光素子;前記発光素子に電気的に連結される駆動素子;前記発光素子をカバーする封止層;前記封止層の上に配置されるタッチ感知部;前記ベース基板のボンディング領域に配置され、下部導電層、前記下部導電層の上に配置される中間導電層、及び前記中間導電層の上に配置される上部導電層を含む連結パッド;前記連結パッドの中間導電層の少なくとも側端面をカバーし、有機物質を含むクラッディング層;前記クラッディング層の上面をカバーし、無機物質を含み、前記上部導電層の下にまで延長されるパッシベーション層;及び前記連結パッドにボンディングされる駆動部を含む。
【0008】
一実施形態によれば、前記駆動素子は、ゲート電極を含むゲート金属パターン、及びドレイン電極または前記ドレイン電極と前記発光素子を連結する連結電極を含むソース金属パターンを含む。前記タッチ感知部は、感知導電パターンを含む。
【0009】
一実施形態によれば、前記下部導電層は前記ゲート金属パターンと同一の層から形成され、前記中間導電層は前記ソース金属パターンと同一の層から形成され、前記上部導電層は前記感知導電パターンと同一の層から形成される。
【0010】
一実施形態によれば、前記ソース金属パターンは、前記ドレイン電極を含む第1ソース金属パターン及び前記連結電極を含む第2ソース金属パターンを含む。前記中間導電層は、前記第1ソース金属パターンと同一の層から形成される第1中間導電層及び前記第2ソース金属パターンと同一な層から形成される第2中間導電層を含む。
【0011】
一実施形態によれば、前記連結パッドは、前記第2中間導電層と前記上部導電層との間に配置される第3中間導電層をさらに含む。
【0012】
一実施形態によれば、前記タッチ感知部は、下部タッチ絶縁層、前記下部タッチ絶縁層の上に配置される第1感知導電パターン、前記第1感知導電パターンをカバーする層間タッチ絶縁層及び前記層間タッチ絶縁層の上に配置される第2感知導電パターンを含む。前記上部導電層は前記第2感知導電パターンと同一の層から形成される。
【0013】
一実施形態によれば、前記パッシベーション層は、前記下部タッチ絶縁層及び/又は前記層間タッチ絶縁層と同一の層から形成される。
【0014】
一実施形態によれば、前記クラッディング層は前記ソース金属パターンをカバーする有機絶縁層と同一な層から形成され、前記有機絶縁層より小さな厚さを有する。
【0015】
一実施形態によれば、前記クラッディング層の厚さは1μm以下である。
【0016】
一実施形態によれば、既中間導電層はアルミニウム層を含む多層構造を有する。
【0017】
一実施形態によれば、前記発光素子の第1電極は銀を含む。
【0018】
一実施形態によれば、前記連結パッドは、前記上部導電層に接触する導電性ボンディング部材を通じて前記駆動部に電気的に連結される。
【0019】
本発明の一実施形態に従う表示装置は、ベース基板;前記ベース基板の表示領域に配置される画素アレイ;前記ベース基板のボンディング領域に配置され、下部導電層、前記下部導電層の上に配置される中間導電層、及び前記中間導電層の上に配置される上部導電層を含む連結パッド;前記連結パッドの中間導電層の少なくとも側端面をカバーし、有機物質を含むクラッディング層;前記クラッディング層の上面をカバーし、無機物質を含み、前記上部導電層の下にまで延長されるパッシベーション層;及び前記連結パッドにボンディングされる駆動部を含む。
【0020】
本発明の一実施形態に従う表示装置の製造方法において、表示装置は、ベース基板、前記ベース基板の表示領域に配置される発光素子、前記発光素子に電気的に連結される駆動素子及び前記ベース基板のボンディング領域に配置される連結パッドを含む。前記連結パッドを形成するステップは、下部導電層を形成するステップ;前記下部導電層と電気的に接触する中間導電層を形成するステップ;前記中間導電層の側端面をカバーするクラッディング層を形成するステップ;前記クラッディング層の上面をカバーするパッシベーション層を形成するステップ;及び前記中間導電層と電気的に接触する上部導電層を形成するステップを含む。
【発明の効果】
【0021】
本発明の例示的な実施形態によれば、表示装置のボンディング領域で、アルミニウムを含む導電層の露出を防止するクラッディング層を形成することによって、金属イオンの還元によるパーティクルの析出を防止することができる。また、有機物質を含む前記クラッディング層の厚さを減少させ、無機層でパッシベーションすることによって、ボンディング不良を防止し、表示装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の一実施形態に従う表示装置の平面図である。
図2図1のA領域を拡大図示した平面図である。
図3】本発明の一実施形態に従う表示装置の表示領域を図示した断面図である。
図4】本発明の一実施形態に従う表示装置の感知電極を図示した平面図である。
図5】本発明の一実施形態に従う表示装置のボンディング領域を図示した断面図である。
図6図5のB領域を拡大図示した断面図である。
図7】本発明の一実施形態に従う表示装置の製造方法を図示した断面図(1)である。ゲート金属パターンを形成した際の表示領域を示す。
図8】本発明の一実施形態に従う表示装置の製造方法を図示した断面図(2)である。ゲート金属パターンを形成した際のボンディング領域を示す。
図9】本発明の一実施形態に従う表示装置の製造方法を図示した断面図(3)である。ソース・ドレイン電極を形成した際の表示領域を示す。
図10】本発明の一実施形態に従う表示装置の製造方法を図示した断面図(4)である。ソース・ドレイン電極を形成した際のボンディング領域を示す。
図11】本発明の一実施形態に従う表示装置の製造方法を図示した断面図(5)である。連結電極及び上下の平坦化膜を形成した際の表示領域を示す。
図12】本発明の一実施形態に従う表示装置の製造方法を図示した断面図(6)である。連結電極及び上下の平坦化膜を形成した際のボンディング領域を示す。
図13】本発明の一実施形態に従う表示装置の製造方法を図示した断面図(7)である。画素電極(第1電極)を形成した際の表示領域を示す。
図14】本発明の一実施形態に従う表示装置の製造方法を図示した断面図(8)である。素電極(第1電極)を形成した際のボンディング領域を示す
図15】本発明の一実施形態に従う表示装置の製造方法を図示した断面図(9)である。タッチパネルのブリッジパターン及び層間絶縁層を形成した際の表示領域を示す。
図16】本発明の一実施形態に従う表示装置の製造方法を図示した断面図(10)である。タッチパネルのブリッジパターン及び層間絶縁層を形成した際のボンディング領域を示す。
図17】本発明の他の一実施形態に従う表示装置の断面図である。
図18】本発明のさらに他の一実施形態に従う表示装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付した図面を参照して、本発明の例示的な実施形態に従う表示装置及び表示装置の製造方法に対して詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態に従って製造される表示装置の平面図である。図2は、図1のA領域を拡大図示した平面図である。
【0025】
図1を参照すると、表示装置は表示領域DA及び非表示領域PAを含む。
【0026】
前記表示領域DAにはイメージを表示するために光を放出する画素PXのアレイが配置されうる。各画素PXは、発光素子及び前記発光素子を駆動するための駆動素子を含むことができる。例えば、前記表示装置は有機発光表示装置でありえ、前記発光素子は有機発光ダイオードでありうる。一実施形態によれば、前記表示装置は前記有機発光ダイオードを保護するための封止層及び前記封止層の上に配置されるタッチ感知部をさらに含む。
【0027】
前記非表示領域PAは、前記表示領域DAを囲む周辺領域PA1及び駆動部DCがボンディングされるボンディング領域PA2を含むことができる。
【0028】
前記駆動部DCは、前記表示領域DAの画素アレイにデータ信号などの駆動信号を提供することができる。一実施形態によれば、前記駆動部DCは集積回路を含む駆動チップでありうる。前記駆動部DCから提供された駆動信号は伝達ラインTLを介して、前記表示領域DAの画素アレイに提供されうる。例えば、前記伝達ラインTLは第1方向(D1)に沿って延長されうる。
【0029】
例えば、前記表示装置は曲げられるか折り畳まれた形状を有することができる。例えば、前記周辺領域PA1と、前記ボンディング領域PA2との間の領域が、曲率を有するベンディング領域PA3を形成することによって、前記ボンディング領域PA2が前記表示領域DAの下方に配置されうる。
【0030】
前記ボンディング領域PA2には、前記駆動部DCと連結される連結パッドが配置される。例えば、前記連結パッドは、前記第1方向(D1)に垂直な第2方向(D2)に沿ってジグザグ形状に配列できる。例えば、前記ボンディング領域PA2で、第1連結パッドCP1は第1伝達ラインTL1と連結されて、第1行中に配列され、第2連結パッドCP2は第2伝達ラインTL2と連結されて、第2行中に配列されるのでありうる。
【0031】
前記連結パッドCP1、CP2は、複数の導電層を含む多層構造を有することができる。例えば、前記連結パッドCP1、CP2は、前記駆動素子のゲート金属パターン、ソース金属パターン、及び前記タッチ感知部の感知導電パターンと同一の層から形成された導電層の組合せを含むことができる。本出願で、“同一の層から形成された”とは、複数の構成要素が同一の物質を含むか、または同一の層に配置されることを意味しうる。
【0032】
図3は、本発明の一実施形態に従う表示装置の表示領域を図示した断面図である。図4は、本発明の一実施形態に従う表示装置の感知電極を図示した平面図である。
【0033】
図3を参照すると、表示領域DAで、ベース基板110の上にバッファ層120が配置されうる。前記バッファ層120の上には、アクティブパターンAPが配置されうる。前記アクティブパターンAPの上にはゲート電極GEが配置されうる。前記アクティブパターンAPと前記ゲート電極GEとの間には、第1絶縁層130が配置されうる。前記第1絶縁層130は、第1ゲート絶縁層と称されうる。
【0034】
前記ゲート電極GEの上には、ゲート配線パターンGPが配置されうる。前記ゲート配線パターンGP中には、キャパシタの電極、駆動信号を伝達するための信号配線などを形成することができる。前記ゲート電極GEと、前記ゲート配線パターンGPとの間には、第2絶縁層140が配置されうる。前記第2絶縁層140は第2ゲート絶縁層と称されうる。前記ゲート配線パターンGPの上には第3絶縁層150が配置されうる。前記第3絶縁層150は層間絶縁層と称されうる。
【0035】
前記ソース電極GE及び前記ドレイン電極DEは前記第3絶縁層150の上に配置されることができ、下部の絶縁層を貫通して前記アクティブパターンAPと電気的に接触することができる。前記ソース電極GE及び前記ドレイン電極DEを含む第1ソース金属パターンの上に第4絶縁層160が配置できる。一実施形態によれば、前記第4絶縁層160は無機絶縁層162、及び前記無機絶縁層162の上に配置される有機絶縁層164を含むことができる。前記第4絶縁層160は第1ビア絶縁層と称されることができる。
【0036】
前記第4絶縁層160の上には連結電極CEを含む第2ソース金属パターンが配置できる。前記連結電極CEは前記ドレイン電極DEと電気的に接触することができる。前記第2ソース金属パターンは、有機発光ダイオードに提供される電流の電圧降下を補償するためのメッシュ電源ラインをさらに含むことができる。前記第2ソース金属パターンの上には第5絶縁層170が配置できる。前記第5絶縁層170は第2ビア絶縁層と称されうる。
【0037】
前記第5絶縁層170の上には有機発光ダイオード210が配置される。例えば、前記有機発光ダイオード210の第1電極212が前記第5絶縁層170の上に配置されうる。前記第1電極212は前記連結電極CEと電気的に接触することができる。他の実施形態において、前記連結電極CEが省略される場合、前記第1電極212は前記ドレイン電極DEと直接電気的に接触することができる。
【0038】
前記第1電極212の上には有機発光層214が配置されうる。例えば、前記有機発光層214は画素定義層180の開口部内に配置されうる。前記有機発光層214の上には、第2電極216が配置されうる。
【0039】
前記有機発光ダイオード210の上には封止層220が配置される。前記封止層220は、有機薄膜と無機薄膜の積層構造を含むことができる。例えば、図3に図示したように、第1無機薄膜222、前記第1無機薄膜222の上に配置された有機薄膜224、及び前記有機薄膜の上に配置された第2無機薄膜226を含むことができる。しかしながら、本発明の実施形態はこれに限定されず、前記封止層220は、2層以上の有機薄膜と3層以上の無機薄膜を含む構造を有することもできる。
【0040】
前記封止層220の上にはタッチ感知部が配置されうる。例えば、前記タッチ感知部は、静電容量方式により外部入力を感知することによって、外部入力の座標情報を得ることができる。
【0041】
例えば、前記タッチ感知部は、下部タッチ絶縁層310、第1感知導電パターン、層間タッチ絶縁層330、第2感知導電パターン、及び保護層350を含むことができる。
【0042】
前記第1感知導電パターンは、前記下部タッチ絶縁層310の上に配置され、ブリッジパターン320を含むことができる。前記第1感知導電パターンの上には前記層間タッチ絶縁層330が配置されうるのであり、前記層間タッチ絶縁層330の上には第2感知導電パターンが配置されうる。前記保護層350は前記第2感知導電パターンをカバーすることができる。
【0043】
図3及び図4を参照すると、前記第2感知導電パターンは、第1感知電極及び第2感知電極を含むことができる。前記第1感知電極及び前記第2感知電極は電気的に絶縁される。例えば、前記第1感知電極は第1方向に沿って配列される電極パターンアレイを含むことができ、前記第2感知電極は前記第1方向に垂直な第2方向に沿って延長される電極パターンアレイを含むことができる。
【0044】
例えば、前記第1感知電極は、互いに離隔した第1電極パターン342a及び第2電極パターン342bを含むことができる。前記第1電極パターン342a及び前記第2電極パターン342bは、前記層間タッチ絶縁層330に形成されたビアホールを介して、前記ブリッジパターン320と電気的に接触することができる。したがって、前記第1電極パターン342aと前記第2電極パターン342bとを互いに電気的に連結できる。
【0045】
前記第2感知電極は、複数の電極パターン343及び前記電極パターン343と、同一の層に配置され、かつ連続して延びるようにして、これら電極パターンを連結する連結部344を含むことができる。
【0046】
本発明の実施形態は図3及び図4に図示した構造に限定されず、知られた多様な構造を有することができる。例えば、他の実施形態において、前記下部タッチ絶縁層310が省略できる。また、前記第1感知電極における互いに隣接する電極パターンは、複数のブリッジパターンにより連結することもできる。また、前記第1感知電極と前記第2感知電極とは互いに異なる層に配置されるようにして、前記第1感知電極についても、ブリッジパターン無しに、連続的な構造を有することができる。
【0047】
図5は、本発明の一実施形態に従う表示装置のボンディング領域を図示した断面図である。図6は、図5のB領域を拡大図示した断面図である。
【0048】
図5を参照すると、ボンディング領域PA2のベース基板110の上には連結パッドCP1、CP2が配置される。一実施形態によれば、連結パッドCP1、CP2は、各々、下部導電層CP1a、CP2a、第1中間導電層CP1b、CP2b、第2中間導電層CP1c、CP2c、及び上部導電層CP1d、CP2dを含む。
【0049】
一実施形態によれば、第1連結パッドCP1の下部導電層CP1aは、表示領域の第1ゲート金属パターンと同一の層から形成されうる。例えば、前記下部導電層CP1aは、第1絶縁層130と第2絶縁層140との間に配置されうる。第2連結パッドCP2の下部導電層CP2aは、表示領域の第2ゲート金属パターンと同一の層から形成されうる。例えば、下部導電層CP2aは、前記第2絶縁層140と第3絶縁層150との間に配置されうる。
【0050】
前記連結パッドCP1、CP2の第1中間導電層CP1b、CP2bは、表示領域の第1ソース金属パターンと同一の層から形成されうる。例えば、前記第1中間導電層CP1b、CP2bは、前記第3絶縁層150と第4絶縁層との間に配置できる。前記第4絶縁層は、有機絶縁層を含まずに無機絶縁層162を含むことができる。
【0051】
前記連結パッドCP1、CP2の第2中間導電層CP1c、CP2cは、表示領域の第2ソース金属パターンと同一の層から形成されうる。例えば、前記第2中間導電層CP1c、CP2cは、前記第4絶縁層160の上に配置されうる。
【0052】
前記連結パッドCP1、CP2の上部導電層CP1d、CP2dはタッチ感知部の感知導電パターンと同一の層から形成されうる。例えば、前記上部導電層CP1d、CP2dは第2感知導電パターンと同一の層から形成されうる。
【0053】
前記ボンディング領域PA2には、前記第2中間導電層CP1c、CP2cの少なくとも一部をカバーするクラッディング層172が形成される。一実施形態によれば、前記クラッディング層172は、前記第5絶縁層170と同一の層から形成されうるのであり、有機物質を含むことができる。一実施形態によれば、前記クラッディング層172は、前記第2中間導電層CP1c、CP2cの少なくとも側端面をカバーする。
【0054】
前記クラッディング層172の上には、無機物質を含むパッシベーション層が配置されうる。例えば、前記パッシベーション層は、前記タッチ感知部の下部タッチ絶縁層310及び/又は上部タッチ絶縁層330と同一の層から形成されうる。前記パッシベーション層は、前記上部導電層CP1d、CP2dにより覆われる領域のうち、中央のコンタクトホールを形成すべき箇所を除く領域の、全体または大部分にわたって延長されうる。
【0055】
前記ボンディング領域PA2には駆動チップDCが電気的かつ機械的に接続される。一実施形態によれば、前記駆動チップDCと、前記連結パッドCP1、CP2とは、導電性ボンディング部材BP1、BP2により連結されうる。例えば、前記導電性ボンディング部材BP1、BP2は金属バンプでありうる。前記導電性ボンディング部材BP1、BP2は、前記連結パッドCP1、CP2と、前記駆動チップDCの連結端子CT1、CT2とに電気的に連結されて、前記駆動チップDCから駆動信号を前記連結パッドCP1、CP2に伝達することができる。他の実施形態において、前記導電性ボンディング部材は導電ボールなどを含む異方性導電フィルムでありうる。
【0056】
図6を参照すると、第2中間導電層CP1c、CP2cは、上部層UL、中間層ML、及び下部層LLを含むことができる。一実施形態によれば、前記上部層UL及び下部層LLは、イオン化傾向が相対的に小さい金属、例えばチタニウムを含み、前記中間層MLはイオン化傾向が相対的に大きい金属、例えばアルミニウムを含むことができる。
【0057】
前記クラッディング層172は、前記第2中間導電層CP1c、CP2cの少なくとも側端面をカバーする。したがって、前記上部層ULの上面の少なくとも一部は、前記クラッディング層172によりカバーされずに露出しうるのであり、前記中間層MLは露出しない。
【0058】
一実施形態によれば、前記クラッディング層172の厚さ(T2)は前記第5絶縁層170の厚さ(T1)より小さいのでありうる。したがって、前記クラッディング層172の上面の高さは、前記上部導電層CP1d、CP2dの上面の高さより、好ましくは前記第2中間導電層CP1c、CP2cの上面の高さより低いのでありうる。例えば、前記クラッディング層172の厚さ(T2)は、1μm以下であり得るのであり、前記第2中間導電層CP1c、CP2cの厚さより大きいのでありうる。
【0059】
図7乃至図16は、本発明の一実施形態に従う表示装置の製造方法を図示した断面図である。
【0060】
図7を参照すると、表示領域DAで、ベース基板110の上にバッファ層120を形成する。
【0061】
例えば、前記ベース基板110は、ガラス、クォーツ、シリコン、高分子物質などを含むことができる。一実施形態によれば、前記ベース基板110は、高分子物質を含むフレキシブル基板でありうる。例えば、前記高分子物質は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、ポリイミドなどを含むことができる。
【0062】
前記バッファ層120は、前記ベース基板110の下方からの、異物、水分、または外気の侵入を減少または遮断することができ、前記ベース基板110の上面を平坦化することができる。例えば、前記バッファ層120は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン炭化物などの無機物質またはこれらの組合せを含むことができる。
【0063】
次に、前記バッファ層120の上にアクティブパターンAPを形成する。
【0064】
例えば、前記アクティブパターンAPは、非晶質シリコン、多結晶シリコン、酸化物半導体などの半導体物質を含むことができる。例えば、前記アクティブパターンAPが多結晶シリコンを含む場合、前記アクティブパターンAPの少なくとも一部は、n型不純物またはp型不純物などの不純物でドーピングできる。
【0065】
他の実施形態において、アクティブパターンは金属酸化物半導体を含むことができる。例えば、アクティブパターンは、インジウム(In)、亜鉛(Zn)、ガリウム(Ga)、スズ(Sn)、チタニウム(Ti)、アルミニウム(Al)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、マグネシウム(Mg)などを含有する、2成分系化合物(ABx)、3成分系化合物(ABxCy)、4成分系化合物(ABxCyDz)などを含むことができる。例えば、第2アクティブパターンAP2は、亜鉛酸化物(ZnOx)、ガリウム酸化物(GaOx)、チタニウム酸化物(TiOx)、スズ酸化物(SnOx)、インジウム酸化物(InOx)、インジウム-ガリウム酸化物(IGO)、インジウム-亜鉛酸化物(IZO)、インジウム-スズ酸化物(ITO)、ガリウム-亜鉛酸化物(GZO)、亜鉛-マグネシウム酸化物(ZMO)、亜鉛-スズ酸化物(ZTO)、亜鉛-ジルコニウム酸化物(ZnZrxOy)、インジウム-ガリウム-亜鉛酸化物(IGZO)、インジウム-亜鉛-スズ酸化物(IZTO)、インジウム-ガリウム-ハフニウム酸化物(IGHO)、スズ-アルミニウム-亜鉛酸化物(TAZO)、及びインジウム-ガリウム-スズ酸化物(IGTO)などを含むことができる。
【0066】
前記アクティブパターンAPの上には第1絶縁層130を形成する。前記第1絶縁層130の上には、ゲート電極GEを含む第1ゲート金属パターンを形成する。前記ゲート電極GEは、前記アクティブパターンAPと重なり合う。前記第1ゲート金属パターンをカバーする第2絶縁層140を形成する。次に、前記第2絶縁層140の上に、ゲート配線パターンGPを含む第2ゲート金属パターンを形成する。
【0067】
例えば、前記第1絶縁層130及び第2絶縁層140は、各々、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン炭化物、またはこれらの組合せを含むことができ、アルミニウム酸化物、タンタル酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物、チタニウム酸化物などの絶縁性金属酸化物を含むことができる。例えば、前記第1絶縁層130及び前記第2絶縁層140は、いずれも、シリコン窒化物またはシリコン酸化物による単一層または積層の構造を有することができる。
【0068】
例えば、前記第1ゲート金属パターン及び前記第2ゲート金属パターンは、いずれも、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、マグネシウム(Mg)、クロム(Cr)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、またはこれらの合金を含むことができ、単一層または互いに異なる金属層を含む積層の構造を有することができる。
【0069】
図8を参照すると、ボンディング領域PA2には連結パッドの下部導電層が形成される。
【0070】
一実施形態によれば、第1連結パッドの下部導電層CP1aは第1ゲート金属パターンと同一の層から形成され、第2連結パッドの下部導電層CP2aは第2ゲート金属パターンと同一の層から形成るのでありうる。したがって、前記第1連結パッドの下部導電層CP1aは第2絶縁層140と第1絶縁層130との間に配置されうるのであり、前記第2連結パッドの下部導電層CP2aは前記第2絶縁層140の上に配置されうる。
【0071】
また、図2に図示された伝達ラインTL1、TL2は、前記第1ゲート金属パターンまたは前記第2ゲート金属パターンと同一の層から形成されうるのであり、対応する下部導電層CP1a、CP2aに、連続するようにして連結されうる。前記伝達ラインTL1、TL2の少なくとも一部は、前記第1ゲート金属パターンまたは前記第2ゲート金属パターンとは異なる層、例えば、第1ソース金属パターンまたは第2ソース金属パターンと同一の層から形成されることもありうる。
【0072】
図9を参照すると、前記表示領域DAにて、前記第2ゲート金属パターンをカバーする第3絶縁層150を形成する。次に、前記第3絶縁層150の上に配置される第1ソース金属パターンを形成する。前記第1ソース金属パターンは前記アクティブパターンAPと電気的に接触するソース電極SE及びドレイン電極DEを含む。例えば、前記ソース電極SE及び前記ドレイン電極DEは、いずれも、前記第3絶縁層150、前記第2絶縁層140、及び前記第1絶縁層130を貫通して、前記アクティブパターンAPと電気的に接触することができる。
【0073】
図10を参照すると、前記ボンディング領域PA2には前記連結パッドの第1中間導電層が形成される。
【0074】
一実施形態によれば、前記第1連結パッドの第1中間導電層CP1b及び前記第2連結パッドの第1中間導電層CP2bは、前記第1ソース金属パターンと同一の層から形成されうる。したがって、前記第1連結パッドの第1中間導電層CP1b及び前記第2連結パッドの第1中間導電層CP2bは、前記第3絶縁層150の上に配置されうる。
【0075】
例えば、前記第1連結パッドの第1中間導電層CP1bは、前記第3絶縁層150を貫通して下部導電層CP1aと電気的に接触し、前記第2連結パッドの第1中間導電層CP2bは、前記第3絶縁層150及び前記第2絶縁層140を貫通して、下部導電層CP2aと電気的に接触するのでありうる。
【0076】
図11を参照すると、前記第1ソース金属パターンをカバーする第4絶縁層160を形成する。一実施形態によれば、前記第4絶縁層160は、前記第1ソース金属パターンと接触する無機絶縁層162、及び、前記無機絶縁層162の上に配置される有機絶縁層164を含むことができる。他の実施形態において、前記第4絶縁層160は、無機絶縁層162を含まずに一層または複数層の有機絶縁層164を含むこともできる。
【0077】
次に、前記第4絶縁層160の上に配置される第2ソース金属パターンを形成する。前記第2ソース金属パターンは、前記ドレイン電極DEと電気的に接触する連結電極CEを含む。例えば、前記連結電極CEは、前記第4絶縁層160を貫通して、前記ドレイン電極DEと電気的に接触することができる。前記第2ソース金属パターンは、有機発光ダイオードに提供される電流の電圧降下を補償するためのメッシュ電源ラインをさらに含むことができる。
【0078】
次に、前記第2ソース金属パターンをカバーする第5絶縁層170を形成する。前記第5絶縁層170は、前記連結電極CEの上面の少なくとも一部を露出する開口部を有することができる。
【0079】
例えば、前記第1ソース金属パターン及び前記第2ソース金属パターンは、いずれも、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、マグネシウム(Mg)、クロム(Cr)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、チタニウム(Ti)、タンタル(Ta)、またはこれらの合金を含むことができ、単一層、または互いに異なる金属層を含む積層の構造を有することができる。一実施形態によれば、前記ソース金属パターンは、少なくともアルミニウムを含むことができる。例えば、前記第1ソース金属パターン及び前記第2ソース金属パターンは、各々、チタニウム/アルミニウムの2層構造またはチタニウム/アルミニウム/チタニウムの3層構造を有することができる。
【0080】
例えば、前記第3絶縁層150及び第4絶縁層160の無機絶縁層162は、いずれも、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン炭化物、またはこれらの組合せを含むことができ、アルミニウム酸化物、タンタル酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物、チタニウム酸化物などの絶縁性金属酸化物を含むこともできる。例えば、前記第3絶縁層150及び第4絶縁層160の無機絶縁層162は、いずれも、シリコン窒化物またはシリコン酸化物の単一層または積層の構造を有することができる。
【0081】
例えば、前記第4絶縁層160の有機絶縁層164及び第5絶縁層170は、いずれも、ポリアミド、ポリイミド、アクリル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン(BCB)などを含むことができる。
【0082】
図12を参照すると、前記ボンディング領域PA2には、前記連結パッドの第2中間導電層が形成される。
【0083】
一実施形態によれば、前記第1中間導電層CP1b、CP2bの上に形成される第4絶縁層は、無機絶縁層162を含み、有機絶縁層164を含まないのでありうる。例えば、前記表示領域DAにおける前記有機絶縁層164をパターニングする工程にて、前記ボンディング領域PA2にて有機絶縁層164が全面的に除去されるのでありうる。
【0084】
連結パッドの第2中間導電層CP1c、CP2cは、前記無機絶縁層162の上に形成されうるのであり、前記無機絶縁層162を貫通して、前記第1中間導電層CP1b、CP2bと電気的に接触することができる。一実施形態によれば、前記第2中間導電層CP1c、CP2cは、前記連結電極CEと同一の層から形成されうる。
【0085】
前記ボンディング領域PA2には、前記第2中間導電層CP1c、CP2cの少なくとも一部をカバーするクラッディング層172が形成される。一実施形態によれば、前記クラッディング層172は、前記第5絶縁層170と同一の層から形成されうる。
【0086】
例えば、フォトレジスト組成物を塗布した後、ハーフトーンマスクなどを用いて、前記第5絶縁層170に対応する領域と、前記クラッディング層172に対応する領域とに、互いに異なる露光量で光を照射することによって、互いに厚さが異なる、第5絶縁層170とクラッディング層172とを同一の工程で形成することができる。
【0087】
図13及び図14を参照すると、前記第5絶縁層170及び前記クラッディング層172の上に下部電極層211を形成し、前記下部電極層211をパターニングして、前記表示領域DAに発光ダイオードの第1電極212を形成する。この際、前記ボンディング領域PA2にて、前記下部電極層211は全面的に除去される。
【0088】
一実施形態によれば、下部電極層211は銀(Ag)を含むことができる。例えば、前記下部電極層211は、インジウムスズ酸化物、インジウム亜鉛酸化物、亜鉛スズ酸化物、インジウム酸化物、亜鉛酸化物、スズ酸化物などを含む金属酸化物層と、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、マグネシウム(Mg)、クロム(Cr)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、チタニウム(Ti)などを含む金属層を含む積層構造を有することができる。
【0089】
前記下部電極層211が銀(Ag)を含む場合、前記下部電極層をエッチングする工程にて、銀イオンが、エッチング液により溶解されて出て来る。前記銀イオンを含むエッチング液が、イオン化傾向の高いアルミニウムと接触する場合、ガルバニック反応により還元されて、銀パーティクルが析出しうる。前記銀パーティクルは、前記第1電極212に転写(transferring or depositing)されるか、ストリップ装備(photoresist stripping apparatus)などを汚染させるか、または、タッチセンシング電極のショートなどを発生させることによって、表示装置の信頼性が低下するのでありうる。
【0090】
本発明の実施形態によれば、クラッディング層172が連結パッドのアルミニウム層をカバーすることによって、銀パーティクルの析出に起因する上記のような問題の発生を防止することができる。したがって、表示装置及び製造工程の信頼性が改善されうる。
【0091】
図15を参照すると、前記表示領域DAにて、前記第1電極212を露出させる画素区画層180を形成する。前記画素区画層180は、前記第1電極212の少なくとも一部を露出する開口部を有することができる。例えば、前記画素区画層180は、前記第5絶縁層170などと類似の有機物質を含むことができる。
【0092】
前記第1電極212の上には、有機発光層214を形成する。例えば、前記有機発光層214は、前記画素区画層180の開口部内に配置されうる。しかしながら、本発明の実施形態はこれに限定されず、前記有機発光層214は前記画素区画層180の上面の上にまで延長されるか、または前記表示領域DA上で、複数の画素に亘って連続して延長されることもありうる。
【0093】
前記有機発光層214は、少なくとも発光層を含み、正孔注入層(hole injection layer:HIL)、正孔輸送層(hole transporting layer:HTL)、電子輸送層(electron transporting layer:ETL)、及び電子注入層(electron injection layer:EIL)のうち、少なくとも1つをさらに含むことができる。例えば、前記有機発光層214は、低分子有機化合物または高分子有機化合物を含むことができる。
【0094】
一実施形態において、前記有機発光層214は、赤色、緑色、または青色の光を発光することができる。他の実施形態において、前記有機発光層214が白色を発光する場合、前記有機発光層214は、赤色発光層、緑色発光層、青色発光層を含む積層構造を含みうるか、または、赤色、緑色、及び青色の発光物質の混合層を含みうる。
【0095】
前記有機発光層214の上には、第2電極216が形成される。前記第2電極216は、前記表示領域DA上にて、複数の画素に亘って連続して延長されうる。
【0096】
一実施形態によれば、前記第2電極216はカソードとして作動することができる。例えば、前記第2電極216は、発光タイプによって透過電極として形成されるか、または反射電極として形成されうる。例えば、前記第2電極216が透明電極として形成される場合、リチウム(Li)、カルシウム(Ca)、リチウム弗化物(LiF)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、インジウムスズ酸化物、インジウム亜鉛酸化物、亜鉛スズ酸化物、インジウム酸化物、亜鉛酸化物、スズ酸化物、または、これらの組合せを含むことができる。
【0097】
前記第2電極216の上には、封止層220が配置されうる。例えば、前記封止層220は、第1無機薄膜222と、前記第1無機薄膜222の上に配置された有機薄膜224と、前記有機薄膜の上に配置された第2無機薄膜226とを含むことができる。
【0098】
例えば、前記有機薄膜224は、ポリアクリレートなどの高分子硬化物を含むことができる。例えば、前記高分子硬化物は、モノマーの架橋反応により形成されうる。例えば、前記無機薄膜222、226は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン炭化物、アルミニウム酸化物、タンタリウム酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物、チタニウム酸化物などを含むことができる。
【0099】
前記ボンディング領域PA2にて、前記画素区画層180、前記有機発光層214、前記第2電極216、及び前記封止層220は、形成されないか、または形成された後に除去されるのでありうる。
【0100】
一実施形態によれば、前記封止層220の上には、タッチ感知部が形成されうる。
【0101】
例えば、前記封止層220の上には、下部タッチ絶縁層310が形成されうる。前記下部タッチ絶縁層310の上には、第1感知導電パターンが形成される。前記第1感知導電パターンは、ブリッジパターン320を含むことができる。前記第1感知導電パターンの上には、層間タッチ絶縁層330が形成されうる。前記層間タッチ絶縁層330には、前記ブリッジパターン320を露出させるビアホールが形成されうる。
【0102】
図16を参照すると、前記ボンディング領域PA2にて、前記第2中間導電層CP1c、CP2c及び前記クラッディング層172の上に、パッシベーション層が形成される。例えば、前記パッシベーション層は、前記下部タッチ絶縁層310と同一の層から形成される下部パッシベーション層と、前記層間タッチ絶縁層330と同一の層から形成される上部パッシベーション層とを含むことができる。前記パッシベーション層は、前記第2中間導電層CP1c、CP2cを露出させるビアホールを有する。
【0103】
次に、図3及び図5に図示したように、前記表示領域DAに第2感知導電パターンを形成し、前記ボンディング領域PA2に連結パッドCP1、CP2の上部導電層CP1d、CP2dを形成する。前記上部導電層CP1d、CP2dは、前記パッシベーション層を貫通して前記第2中間導電層CP1c、CP2cと電気的に接触することができる。
【0104】
前記パッシベーション層をなす、前記下部タッチ絶縁層310及び前記層間タッチ絶縁層330は、いずれも、無機絶縁物質を含むことができる。例えば、前記下部タッチ絶縁層310及び前記層間タッチ絶縁層330は、いずれも、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン炭化物、またはこれらの組合せを含むことができ、アルミニウム酸化物、タンタル酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物、チタニウム酸化物などの絶縁性金属酸化物を含むこともできる。一実施形態によれば、前記下部タッチ絶縁層310及び前記層間タッチ絶縁層330は、各々、シリコンナイトライド(silicon nitride)を含むことができる。
【0105】
前記第1感知導電パターン及び前記第2感知導電パターンは、導電性物質を含む。例えば、前記第1感知導電パターン及び前記第2感知導電パターンは、いずれも、金属、金属酸化物、導電性高分子、グラフェン、カーボンナノチューブなどを含むことができる。例えば、前記金属は、モリブデン、銀、チタニウム、銅、アルミニウム、またはこれらの合金を含むことができる。例えば、前記金属を含むパターンは、連続的な薄膜またはナノワイヤーの形態にて提供されうる。例えば、前記金属酸化物は、インジウムスズ酸化物、インジウム亜鉛酸化物、亜鉛スズ酸化物、インジウム酸化物、亜鉛酸化物、スズ酸化物、またはこれらの組合せを含むことができる。前記第1感知導電パターン及び前記第2感知導電パターンは、単一層構造、または、互いに異なる物質の層を含む積層構造を有することができる。
【0106】
次に、駆動部DCを前記ボンディング領域PA2に電気的かつ機械的に接続させる。一実施形態によれば、前記駆動部DCは、熱圧着、超音波ウェルディングなどにより前記ボンディング領域PA2にボンディングされうるのであり、また、導電性ボンディング部材BP1、BP2を通じて前記連結パッドCP1、CP2と電気的に連結されうる。
【0107】
本発明の実施形態によれば、ボンディング領域PA2にて、有機物質を含むクラッディング層172が露出しない。したがって、外部環境、特に、高温/高湿の環境により前記クラッディング層172が吸湿膨脹することを減少/防止することができる。したがって、ボンディング部材と連結パッドとの界面の分離などといった連結不良を防止することができる。
【0108】
また、前記クラッディング層172の高さを減少させることによって、前記クラッディング層172が上部に突出することを防止することができる。したがって、前記クラッディング層172の膨脹による影響を減少させ、連結パッドとボンディング部材との接触面積を増加させることができる。
【0109】
図17及び図18は、本発明の実施形態に従う表示装置の断面図である。
【0110】
図17を参照すると、連結パッドCP1、CP2は、いずれも、下部導電層CP1a、CP2a、第1中間導電層CP1b、CP2b、第2中間導電層CP1c、CP2c、第3中間導電層CP1e、CP2e、及び上部導電層CP1d、CP2dを含む。
【0111】
一実施形態によれば、第1連結パッドCP1の下部導電層CP1aは、表示領域の第1ゲート金属パターンと同一の層から形成されうる。例えば、前記下部導電層CP1aは第1絶縁層130と第2絶縁層140との間に配置されうる。第2連結パッドCP2の下部導電層CP2aは、表示領域の第2ゲート金属パターンと同一の層から形成されうる。例えば、下部導電層CP2aは前記第2絶縁層140と第3絶縁層150との間に配置されうる。
【0112】
前記連結パッドCP1、CP2の第1中間導電層CP1b、CP2bは、表示領域の第1ソース金属パターンと同一の層から形成されうる。例えば、前記第1中間導電層CP1b、CP2bは前記第3絶縁層150と第4絶縁層との間に配置できる。前記第4絶縁層は、無機絶縁層162を含みうる。
【0113】
前記連結パッドCP1、CP2の第2中間導電層CP1c、CP2cは、表示領域の第2ソース金属パターンと同一の層から形成されうる。例えば、前記第2中間導電層CP1c、CP2cは前記第4絶縁層の上に配置されうる。
【0114】
前記連結パッドCP1、CP2の第3中間導電層CP1e、CP2eは、タッチ感知部の感知導電パターンと同一の層から形成されうる。例えば、前記第3中間導電層CP1e、CP2eは第1感知導電パターンと同一な層から形成されうる。
【0115】
前記連結パッドCP1、CP2の上部導電層CP1d、CP2dは、タッチ感知部の感知導電パターンと同一の層から形成されうる。例えば、前記上部導電層CP1d、CP2dは第2感知導電パターンと同一の層から形成されうる。
【0116】
前記ボンディング領域PA2には、前記第2中間導電層CP1c、CP2cの少なくとも一部をカバーするクラッディング層172が形成される。一実施形態によれば、前記クラッディング層172は、前記第5絶縁層170と同一の層から形成されうるのであり、有機物質を含むことができる。一実施形態によれば、前記クラッディング層172は前記第2中間導電層CP1c、CP2cの少なくとも側端面をカバーする。
【0117】
前記クラッディング層172の上には無機物質を含むパッシベーション層が配置されうる。例えば、前記パッシベーション層は、前記タッチ感知部の下部タッチ絶縁層310及び/又は上部タッチ絶縁層330と同一の層から形成されうる。前記パッシベーション層は、前記上部導電層CP1d、CP2dの下にまで、すなわち、これら導電層によって覆われる領域中にまで延長されうる。
【0118】
一実施形態によれば、前記第3中間導電層CP1e、CP2eは、前記下部タッチ絶縁層310と同一の層から形成された下部パッシベーション層と、前記上部タッチ絶縁層330と同一の層から形成された上部パッシベーション層との間に配置されうる。
【0119】
図18を参照すると、連結パッドCP1、CP2は、いずれも、下部導電層CP1a、CP2a、中間導電層CP1b、CP2b、及び上部導電層CP1d、CP2dを含む。
【0120】
一実施形態によれば、第1連結パッドCP1の下部導電層CP1aは、表示領域の第1ゲート金属パターンと同一の層から形成できる。例えば、前記下部導電層CP1aは、第1絶縁層130と第2絶縁層140との間に配置されうる。第2連結パッドCP2の下部導電層CP2aは、表示領域の第2ゲート金属パターンと同一の層から形成されうる。例えば、下部導電層CP2aは、前記第2絶縁層140と第3絶縁層150との間に配置されうる。
【0121】
前記連結パッドCP1、CP2の中間導電層CP1b、CP2bは、表示領域の第1ソース金属パターンまたは第2ソース金属パターンと同一の層から形成されうる。
【0122】
前記連結パッドCP1、CP2の上部導電層CP1d、CP2dは、タッチ感知部の感知導電パターンと同一の層から形成されうる。例えば、前記上部導電層CP1d、CP2dは、第2感知導電パターンと同一の層から形成されうる。
【0123】
前記ボンディング領域PA2には、前記中間導電層CP1b、CP2bの少なくとも一部をカバーするクラッディング層172が形成される。一実施形態によれば、前記クラッディング層172は有機物質を含むことができる。一実施形態によれば、前記クラッディング層172は前記中間導電層CP1b、CP2bの少なくとも側端面をカバーする。
【0124】
前記クラッディング層172の上には、無機物質を含むパッシベーション層が配置されうる。例えば、前記パッシベーション層は、前記タッチ感知部の下部タッチ絶縁層310及び/又は上部タッチ絶縁層330と同一の層から形成されうる。前記パッシベーション層は、前記上部導電層CP1d、CP2dの下に延長されうる。
【0125】
図17乃至図18に図示したように、本発明の実施形態は多様な構成の連結パッドを有することができる。しかしながら、本発明の実施形態は、これに限定されず、該当技術分野で通常の知識を有する者が本発明の技術的思想を用いて導出することができる多様な構成を有することができる。
【0126】
例えば、表示装置のタッチ感知部が下部タッチ絶縁層を含まない場合、パッシベーション層は単一層の構造を有することができる。
【0127】
例えば、上部導電層は、例示された静電容量方式のタッチ感知部を形成するための導電層に限定されず、多様な方式のタッチ感知部またはセンサー部を形成するための導電層を用いて形成できる。
【0128】
例えば、前記クラッディング層は第2ビア絶縁層から形成されることに限定されず、第1ビア絶縁層から形成されるか、または別途の工程により形成されるのでありうる。
【0129】
例えば、隣接する第1連結パッド及び第2連結パッドの下部導電層は互いに同一の層から形成されうる。
【0130】
前述したところでは、本発明の例示的な実施形態を参照して説明したが、該当技術分野で通常の知識を有する者であれば、下記の特許請求範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解することができる。
【産業上の利用可能性】
【0131】
本発明は、ボンディング領域を有する多様な表示装置及びその製造方法に適用できる。前記表示装置は、車両用、船舶用、及び航空機用ディスプレイ装置、携帯用通信装置、展示用または情報伝達用ディスプレイ装置、医療用ディスプレイ装置などの多様なディスプレイ機器に適用可能である。
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